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☆ 第2は費用(主として税金)をとても小さくみせる(報道する)ことだ。 たとえば、6,000億円といったり9,000億円といったり。これは共に間違いである。 もんじゅ=夢の高速増殖炉というならば、その前の常陽(原型炉もんじゅの一つ前の実験炉)も含めて、計算すべきだ。すると、2兆円になる。(内閣府の答弁) さらに、もんじゅの再処理施設の費用=RETFを入れると、2、6兆円になる。(山崎久隆さんの指摘) さらに、人件費が別枠なので、30余年の人件費も加えれば、3兆円に近づく。私たちは人件費について質問書を出したい。(六ヶ所再処理工場の費用が8,000億円から3倍の2,2兆円強にふくらんだ事実は記憶に新しい。)
☆ 第3は「兵器級プルトニウムを生産する」を隠して言わないことだ。どのメディアも共通している。 「もんじゅ」は、日本の全原発の中で、唯一、「原爆を造れる98%の最高級のプルトニウム」を造る特殊な原子炉だ。(普通の原発のプルトニウムは60%位。純度がずっと落ちる) このことはIAEAも知っていて、それ故国際的「査察」対象の原発であり、日本政府(文科省)は毎年IAEAへ「報告の義務」 がある原子炉なのである。 NHKのクローズアップ現代の報道は基本的にもんじゅ推進の基調で作られており「よいできばえでない」という評価が多いが、その中でかろうじて「核拡散を防ぐ」という観点からしてもんじゅは問題があるのではないか、式のコメントが1回だけ短くあった。 □3もんじゅ反対の諸行動をやり抜いた3年間 たんぽぽ舎は、この3年有余、核開発に反対する会(槌田敦代表)ともんじゅ再開反対及び廃炉署名実行委員会の中軸を担って全力でもんじゅ反対運動を盛り上げてきた。"現代日本の焦点"にピッタリあった行動方針で原発事故が心配なもんじゅ、日本核武装(準備)を許さないの照準=方針は「正確」であった。 たんぽぽ舎にとっては、9・30臨界事故追及の大衆運動(1−10回の集会・デモ)に続く、第2の大きな連続行動をみんなの力でやり抜いた。
□4 もんじゅ反対で共同の大衆行動をつくり出そう もんじゅ反対の大衆行動を共同でつくりだそう。チャンスを生かそう。 これまでの二桁の参加者をもう一ランク上げる(三桁に)、広く鋭くを目指して量と質の両方で知恵と工夫をよせあおう。意見を出し合おう。 提案の1つは、共同で数万枚の"もんじゅをやめよう"チラシを作って広く配布することだ。(メール配信やHPも当然)再処理工場反対の行動の時の共同チラシの先例もある。(私たちは5・1メーデーと5・3憲法集会で各2000枚、計4000枚のチラシを配った) 5〜6月は沖縄・日米安保50年で、多くの大衆集会がある。そこに廃止のビラを持ち込むチャンスだ。 2つはもんじゅ反対の東京圏での共同行動委員会をつくり出すことだ。 「推進側のもんじゅの3年間の計画」も射程に入れて、東京圏の個人、団体の力がよりよく発揮できる形の共同行動組織を目指したい。 その中で、連続講演会や、大衆集会、デモ、メディアへの意見広告、核燃料輸送への取組み、メディアへの働きかけ、署名、啓蒙パンフの発行など、共同してできることを相談・討論し行動方針を決めよう。
◎当面6月26日(土)の「もんじゅを廃止に」の講演会 (講師:小林圭二・槌田敦)に参加を 2010.5.19記
.. 2010年06月05日 18:59 No.216011
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