【必読※迷惑書き込みの対処方法をまとめました。】

石原莞爾関係の掲示板

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■--問題の本質を見えなくする「電気が足りない」
++ 安藤 多恵子 (幼稚園生)…2回          

「停電は起きない」

 「停電を起こすかどうか」は電力側の問題である。東京電力では今月の22・23 日に6000万kW を超えたが、東京電力が停電を起こす気なら何の手当てもせず「供給義務」を放棄することになるのだから、色々な手立てをするのは当然のことである。
 
 2003 年に東京電力の事故隠しによって全原発17 基止まった時には、原発なしで6000 万kw を確保していて、33℃〜36℃に対しての見通しはたっていた。その時とは単純に比較できないが、(2003 年は用意できたが、今年は突発的であったと)今年の見通しは、地震前の供給力は、7 月6576 万kW・8 月6527 万kW と高い見通しであった。地震後柏崎刈羽原発が止まり、追加の対策を講じて7・8 月は6254 万kW を確保していたのだから停電は起きない。

 過去最大電力を記録した2001 年と比較してみると下図のようになる。ちなみに夏の需要の最大の部分を占めるのは業務部門のオフィスビル等の冷房である。
 2001 年と2007 年の気温を7 月4 日から8 月24 日までで比べてみると、30℃以上が2001年は12 日・2007 年は13 日で、33℃以上は2001 年13 日・2007 年は12 日、35℃以上はどちらも6日である。単純には比べられないが、同じ位の暑さの中で、2001 年は夏場に6000万kW を超えたのは8 日であったが、今年は今のところ2 日である。

 これはあきらかに2003 年の「原発は全部止まることがある」を経験して、企業を始めとして、あらゆる所で省エネ、節電等が浸透したことも考えられる。

 ただ近年の原油の値上がりにより、企業等産業部門では自家発電を使用するよりは、安い電気を買ったほうが得だという企業の論理で、今年は節電があまりきいていないと思われ、」その分需要を押し上げていると思われる。
.. 2007年08月29日 18:04   No.106001

++ 安藤 多恵子 (幼稚園生)…3回       
「電気が足りない」となぜなるのか?

 ベース電源を原発に頼る結果である。2003 年にも東京電力の原発1 7 基全部(定検を含む)止まったし、今回も原発7 基(同)止まって起きている問題である。
 「電気が足りない」コールは「電気をたくさん使って」と同根である。電気の需要が減ると原発は止められないからと、オール電化やIH クッキングヒーター等でもっと電気を使えと売り込み、原発が止まると電気が足りないから使用を控えて節電を呼びかける。

 火力や水力と違って不具合が起きたときの影響が大きい原発をベース電源にする限り、東京電力管内でのこのような馬鹿騒ぎはこれからも起こり得る。賢い消費者としては、湯水のごとく電気を使うのではなく、節電するのは経済効果もあるので結構だが、電気が止まったら大変とか、どうし様と慌てる必要はない。

「メディアの取り上げ方」の問題

 メディアの取り上げ方には、2003年の時から指摘しているが、電力が原発に頼っているからこのような問題が起るのだという視点や、ピークをどうカットすればよいのかという策がとられてきていない問題であるという視点がなく、ただ、下図のような、「大変だ。足りなくなる」という記事が大きく出てくるのはいただけない。「原発が止まると電気が足りなくなる」というミスリードをすることになる。

 日本で実施された例がない「一定の地域を順番に停電」などまだ起るはずもなく、注意喚起にしては人々を脅しているような感じがする。東京電力があらゆる対策をとり、足りない電気を全力でかき集めて、それでもなお足りないといった見通しに立った上ならまだしも、このような記事を連日見せられテレビ等で取り上げられるのはおかしい。夏場の電気需要対策等を含めた根本的なエネルギー全体の政策を考えることなどやるべきことがある。

.. 2007年08月30日 06:19   No.106002
++ たんぽぽ舎 (小学校中学年)…17回       
柏崎刈羽原発の運転再開はありえない

 七月十六日に起きた新潟県中越沖地震から一ヵ月半、この間、経産省や東電は柏崎刈羽原発の重要な事故情報を小出し、後出ししている。姑息にも「参院選で自民党惨敗」の大見出しにぶつけ
て、コソコソと「3号機の揺れ二千ガル超 想定の二.五倍」を発表したりした。原発作業員九人の地震による負傷を発表したのは十一日後だった。
 地震が起こったとき、運転中の原発は安全に停止したと、あたかも何も問題がなかったかのように報道されていたが、実は現場では原子炉を冷やしきるまでの二十時間余、大騒ぎだったとの職員の証言が報じられたのは、ほとぼりがさめた頃の一ヵ月後だった。変圧器火災の消火活動がおざなりになったのは、それどころではない状況だったということらしい。
 明らかに情報が操作されている。マスメディアを通し、柏崎刈羽原発は再稼動するという前提を社会に刷り込もうとしている。
また、原発が止まると電気が足りなくなると、人々を脅すかのような大宣伝。これまで原発は事故隠し、データ改ざんなどウソで固められていたし、国もそれを許してきたわけで、彼らがマスコ
ミに流す情報は全く信用できない。私たちには正しい情報が必要だ。
 地震後、早速「地震と原発 連続学習会」(たんぽぽ舎)が開催されたので参加した(これまで4回)。毎回参加者が増え、人々の関心が高まっていることが窺えた。講師は各分野の専門家。
地震列島日本の原子力政策というものが、いかに無謀で亡国の方針であることか。学習を通してはっきりしたことは、少なくとも以下の二点は誰も否定しようがないということだ。

1.柏崎刈羽原発の敷地地盤が、新しい耐震設計審査指針の求める「建物・構築物は十分な支持性能をもつ地盤に設置されなければならない」を満たしていないことは、今回の地震で実証されたので、そもそも現敷地は原発立地には不適格である。

2.設計時に想定した基準地震動S2をはるかに超える地震動におそわれたことで、建物・構造物が塑性変形(永久ひずみ)をきたしたことは確実で、元の強度は失われている(もろくなっている)ので、たとえ壊れていないように見えても、材料工学的に再使用は無理だ。

そして、この二点からだけでも運転再開はありえないとの結論が容易に導き出される。すなわち、危険箇所に立地している傷だらけの柏崎刈羽原発は廃炉にするしかない。極めて当り前のことだ。

中越沖地震は日本の原発に対する大自然からの警鐘と受けとめ、取り返しのつかない事態になる前に早急に脱原発を実現するよう世論を高めていく必要がある。

.. 2007年09月11日 08:05   No.106003
++ 山崎久隆 (小学校中学年)…15回       
柏崎刈羽原発は廃炉しか道無し その理由

「原発」は、科学を悪用して作られたものである。本来の「科学的手法」とは、これほど相容れない存在はないだろう。そのことがもっとも劇的に、場合によっては悲劇的に証明されるのは、原発が地震に襲われたときだと思う。
 
 志賀原発訴訟において私は、様々な工学的安全設備が地震の時に正常に動くか疑問であることを証言した。そのことは直接は「原告勝訴」の判決理由にはならなかったが、金沢地裁の志賀原発訴訟の差止理由はやはり地震だった。
 
 2007年7月16日午前10時13分に発生した「2007年新潟県中越沖地震(柏崎刈羽震災)」において、世界最大の原発である東京電力柏崎刈羽原子力発電所が被災した。地震直後から7基ある原発のうち3号機の建屋外側にある変圧器から火災が発生し、立ち上る黒煙と蒸気はテレビを通じて世界中に伝えられた。チェルノブイリ原発事故の再現かと、世界中が震撼した。これが後に海外から日本への渡航中止や観光中止などの風評被害を引き起こすことになる。
 
 地震当時、東電は「放射性物質の漏えいはない」と発表していた。それがあったからか、参議院議員選挙で九州にいた安倍晋三首相(当時)が急遽柏崎刈羽原発に自衛隊のヘリで乗り付けた。安全をアピールするつもりだったのだろうが、
首相が東京に戻った後に放射性物質が漏れていたことが明らかになり逆効果となった。
 
 幸いにして放射性物質の放出・漏えいは起きたが「大規模」ではなかったため、直ちに環境や健康に影響を与えなかったが、出たことは事実である。そしてこれもまた国内観光客の激減や海産物が売れなくなるなどの「風評被害」を拡大することになった。海水浴のシーズンであったが、その後シーズン終了までの観光客は平年の100分の1に落ち込み、少なくても7割以上が原発を理由にしたという。県により試算されている風評被害は推定数百億円ともいわれ、新潟県は東京電力に請求することも検討中であるという(9月10日現在)。
 
 2002年以降続いた「東電事故隠し」「情報隠蔽」の体質は、この地震においても繰り返し見られたことで、地元住民のみならず柏崎市や刈羽村、そして新潟県当局からも信頼を失い、強く批判をされることになった。もはや東電は自治体に対してさえ「運転再開」という言葉を口に出すことはままならぬ状況となったのだ。

 いったい何が起きたのだろうか。

.. 2007年09月24日 10:43   No.106004
++ 澤山保太郎 (幼稚園生)…2回       
小泉改革の地方切り捨て、格差拡大の疲弊にあえぐ「地方」の怒りと抗議の声を聴きましょう。
札束をどんなに積まれても、良心を売らない人々がいることに気がつきましょう。
原発とその廃棄物は霞ヶ関に集約するしかない時が来るでしょう。

.. 2007年09月29日 16:37   No.106005

■--対英封鎖論
++ 伝六 (高校生)…67回          

石原莞爾全集第4巻のアレキサンデル・フォン・ペエツ著「対英封鎖論」を読みはじめた。あんまり活字が小さいので、積ん読になっていたが、読みはじめると、なかなかおもしろい。ナポレオンの対英戦争を経済的側面から見た本らしい。呑気な日本国の主権者の日本人に読むことをすすめたい。読みおわったら、感想を書きます。
.. 2007年08月17日 21:26   No.102001

++ タク (課長)…162回       
フランスの植民地と言えば、ルイ15世の18世紀からナポレオン戦争の19世紀初頭までの英国との百年戦争で、フランスはインド・カナダでの植民地を失いました。ナポレオンは欧州大陸での覇権確立を優先して、北米の広大なルイジアナにあるルイ王の植民地をアメリカ合衆国に売却してしまいました。英国艦隊に制海権を奪われている状況では、やむを得ない処置だったのかも知れません。第二次世界大戦にドイツに占領されていたフランスは、ド・ゴールの代表する亡命政権が認められて、国連安全保障理事会常任理事国になっています。

.. 2007年08月21日 08:05   No.102002
++ 伝六 (高校生)…68回       
まだ半分も読んでいない。なるほどヨーロッパは戦争の本場だと思う。イギリス海軍は200年前は海賊をやっていたのだ。中立国の船をつかまえて積荷をとりあげて戦利品とするのだから、立派な海賊だ。海軍が圧倒的に強かったから、海上ではイギリスがルールブックだ。それで海賊ありだから、今から考えるとひどいものだ。国際正義は進歩したが、そういう時代の延長線上にあることは認識しなければならない。
.. 2007年09月04日 22:00   No.102003
++ タク (課長)…167回       
フランスはゲルマン民族の集団に敗れてしまいました。フランク王国が3分割されて以来、実に初めての出来事でした。何百年もの間にフランスの軍隊が何度もドイツ諸国に攻めこまれていたのですが、初めてフランスに勝ったドイツはプロシア国王を皇帝にドイツ帝国を結成するのです。以後、日本政府は見本を新ドイツ帝国に切り換えます。陸軍は、医学・哲学・音楽・工学の留学生は国費でドイツ式になって行くのです。海軍の見本は7つの海を支配する海賊英国ですが(笑)

.. 2007年09月05日 08:24   No.102004
++ 伝 (高校生)…61回       
印象ののこった箇所。
「イギリスは海において、フランスは陸において、それぞれ暴力国であって、大陸の民族や国家を思いのままに弄んだ。一七九二年から一八一五年までの戦争中に、国際法はほとんど無に帰したのである。
 イギリスとロシアのクリミア戦争当時には、鯨と熊の争闘という比喩が語られたものであるが、革命戦争には鮫と虎の争闘図の方がもっと恰好である。何故というならば、イギリスとフランスという敵対者が、互いに暴行をもって争って、いずれも自己の得意によって暴力を行使した。虎が海上に躍り出ようとすれば波に溺れる。しかし、同じような破滅は、海からあがりさえすれば、忽ち鮫をも襲うのである。イギリス人の大陸上陸企図は同盟者なしに企てられると、必ず失敗に終わった。」
「虎と鮫が、戦争の経過につれて覇権を分け合った。一切の国家が欲すると否とにかかわらず、混沌にひきこまれた。中立性は全然問題にならないで、期待も静観も全く役立たなかった。小国に禍あれ、弱国に禍あれ、中立国に禍あれーこれが二三ヶ年の戦争期の本来の合言葉であった。」
これが二百年前だ。それから百年して第一次欧州大戦があった。さすがに惨害がひどかったので、平和への希望が大きくなったようだ。第二次欧州大戦(第二次世界大戦)では、チャーチル等は戦争をなくするための戦争などと言っている。そうほんとに思っていたかもしれないが、どこかウソがある。
時代は進歩したと言っても、どうかすると変態の逆もどりがあるかもしれない。弱小国に禍あれというような行動をしないのが、本来の日本だが、それには国民の自覚と努力が必要だ。

.. 2007年09月14日 21:34   No.102005
++ タク (課長)…168回       
1854年、アメリカが他に先駆けて日本を国際社会に引き入れることができたのは、イギリスとフランスがロシアの地中海進出を阻止するために、クリミア戦争でトルコ帝国を支援するのに忙殺されていたからです。英仏両国にしてみれば、ロシアの地中海進出は、極東に展開する自分たちの帝国と勢力圏にいたる独占ルートを脅かすものでした。地中海で阻止されたロシアは、太平洋への出口となる港を求めて、北東アジアへの進出を図ったのです。ロシアはイギリスが中国から力で引き出した譲歩を利用して、日本と朝鮮北部に隣接する沿海州とウラジオストクを確保しました。そして、地理的には日本列島の一部である樺太と千島列島に入り込んだのです。

1859年、ロシアは日本に樺太の領有を認めるよう要求したが、日本はこれを拒否し、代わりにロシアが先取した領土の購入を提案しました。1875年、最終的に取引が成立し、これによってロシアは千島列島の領有権をあきらめ、一方、日本は樺太を放棄しました。しかし、樺太が日本本土のすぐ北にあり、狭い日本海をはさんですぐそこがロシア本土という状態は、日本にとっては脅威だったのです。

またイギリスも面白くなく、ロシアが極東で支配的地位を占めることを望まなかった。日本も韓国も中国の関係において、戦略的には防御壁の役割を果たす位置にあったが、日本は小さすぎました。そこでイギリスはすぐ指導計画を立て、ロシアに対抗するため、1893年の青木・キンバリー条約で始まる日英同盟は、1921年にアメリカの圧力で解消されるまで、イギリスの極東政策の基盤となったのです。小国日本を「大国」として台頭させた大きな力はこのイギリスとの同盟だったのですね。

.. 2007年09月15日 06:45   No.102006
++ 六 (中学生)…35回       
印象にのこった箇所。
「ナポレオンが自己の偉大なる計画について、ドイツ人に言及したすべては、事実の前に南国的な法螺と一八一五年のフランス人に対する小さな復讐と見えてくるに相違ない。彼はドイツ人を原料として尊重した。またおそらくは、彼の没落ののちに、フランス人の不信と引きくらべて見て、ドイツ人の誠実性の価値が高まったのでもあろう。だが現実においてはドイツ人を仮借なく利用して、消費したのである。そしてまた、自己の将来を自身の洞察と精力よりも、他人のそれに期待する民族は、すべて、そうした運命に陥るだろう。」
正確な訳をこころがけているようにみうけられるが、それだけに、真意をつかみにくい箇所もある。最後の箇所は次のように解釈した。自分の国の将来への洞察とそれにもとづく努力をしないで漫然とすごしている民族は、すべて利用され消費されるというような運命におちいるであろうというように。寒心した。今の国際環境はどうだろうと思うのである。

.. 2007年09月17日 22:14   No.102007
++ タク (課長)…169回       
19世紀に入る頃から、ゲルマン人の「文化」が盛んになります(まだドイツという統一国家はない)。ゲーテらの文芸、カントらの哲学です。そこへ細菌学や医学などゲルマン人の発明発見が相次ぎ、新興のプロシア王国はナポレオンにやっつけられた後、近代化に努力して軍事力を発揮、オーストリー帝国軍を野戦で破り、ついに19世紀後半にフランス帝国との全面戦争に勝利して、ゲルマン人諸国を統一、ドイツ帝国を結成したのです。それが1871(明治4)年で、日本の新政府は手本をフランスからドイツに切り替えるのですね。
.. 2007年09月19日 08:03   No.102008
++ 伝 (高校生)…63回       
「ナポレオンの軍隊」の章でペエツはこんなことを書いている。「放逸な道徳も、ナポレオンの軍隊に一種特別の余味を与えるものであった。破廉恥な軍勢の前に、妻も娘も一人として安全なものがなかった」。これには驚いた。ペエツはうそを書く人ではないようだから、ヨーロッパの人はそういう経験をしているのだ。ソ連軍もずいぶんひどかったが、先輩?がいたわけだ。従軍慰安婦?のことでも、あまり潔癖なことを言うと、翻訳のしかたによっては、ありえないウソを言っていると思うのではないかと思う。まあ世界のふつうの軍隊のいままでの行状からして、日本の軍隊を悪くいうのは、銭のためか、謀略の一種かどちらかだろう。
.. 2007年09月24日 20:28   No.102009
++ タク (課長)…173回       
日本人の心理の中でドイツは拡大して行き、フランスは収縮して行くように見えるのです。ところが、「陸軍兵制はフランス式とする」と法律で決められたのが1870年の明治3年の普仏戦争中でナポレオン3世が捕虜になった1ヶ月後です。プロシアの兵制も18世紀までに、フランス王国の制度に学んでいます。そのプロシアの軍人が18世紀半ば、ロシア帝国に軍隊の組織を教えたのです。今日に至るロシアの兵語の6割以上がフランス語そのままかフランス語の語尾をロシア語化したものなのです。ドイツ語がないという事はドイツの兵語もフランス語が基礎だという事です。

.. 2007年09月27日 12:55   No.102010

■--淡海水発電
++ 伝 (高校生)…64回          

河の水が海にそそぐとき、淡水と海水の化学ポテンシャルエネルギーで発電ができることは、ずっと前からいわれているが、送電する状態もでもっていくのはむつかしい。しかし、その電気で海水を分解して水素をつくるのなら、実用化できるのではないかという一世代前のアイデアがあった。今は原子力発電に目がむいているから、たぶん、そういう研究はやっていないだろう。しかし、地震の多い日本で右へならえで原子力発電所をつくる必要はないわけで、淡海水発電に限らず日本の自然環境の特性を生かした発電方法を考えてもらいたい。必要は発明の母である。
.. 2007年09月26日 21:47   No.107001

++ タク (課長)…172回       
水素分をより多く含むのも利点でもあります。水素は燃えても水になるだけで無害だからです。海底や地中のメタン・ハイドレート(氷にくるまれたメタン)を含め確認埋蔵量も充分にあり、21世紀の前半はこれなしには人類は生存不可能だと言います。

しかし、弱点があります。軽いガスなので、すぐ放散し爆発の危険性がある事と大気中に放出されたガスの温室効果です。これは二酸化炭素より分子当たり21倍強(IPPCの評価)。したがって、採掘・輸送・使用に当たって、充分管理された高度かつ大規模な技術が必要です。現実的には当面、石炭・石油・天然ガスが各長所を生かしつつ共存しなければならないでしょうね。

.. 2007年09月27日 08:16   No.107002

■--核兵器の問題
++ 伝六 (高校生)…60回          

昔?核兵器は戦争の抑止力になるという考えを展開した人がいた。今や、核兵器は抑止力にならない。アメリカが先制攻撃に核兵器を使用することがありうると言っている。アメリカは日本に原子爆弾を投下したことを反省していないから、憎悪する相手に原子爆弾で攻撃する発想があることは考えられる。しかし、原子爆弾の投下によって、被爆した人がどのような目にあったかを、目をそらさずに見つめよ。パワーポリティクスの目玉に核兵器を使うのはあやまりである。しかし、狂気にとらえられたどこかの国の指導者が核のボタンをおさないという保証はない。核兵器が存在する間は核ミサイルをうちおとす研究をはじめるべきである。レーザー光線でミサイルをうちおとす研究をアメリカイスラエルでやっているそうだから、規模を大きくすれば、数十キロ先の核弾頭ミサイルをうちおとすことができるのでないか。防衛兵器を研究するのだ。核廃絶までは、そういう研究が必要だ。
.. 2007年06月23日 20:44   No.87001

++ タク (平社員)…138回       
どうしても書き込めない???

.. 2007年06月27日 19:15   No.87002
++ タク (平社員)…139回       
力による抑止力を全く否定する訳ではありませんが、国際政治を支配しているのは、軍事力の行使効果が絶対値の高さで決まってくることは今の世界を見れば一目瞭然ですね。これが、パワーポリティクス、国際政治の力学です。弱い軍事力しかなければ、国際政治の世界では低い地位にしか見られないという事だと石原都知事も言う。本来は軍隊など持たずに平和な世界にするのが、大切な事だが、その影響から逃れる事などは、今の世界ではありえない。攻めるなら攻めてみろ、徹底的に防いで国を守ってみせるぞという意志、防衛力を国際的に明示することが、真の抑止力にもなるという。世界が一つならば軍事力に金をかけずに飢える人も減るだろうに。世界のいかなる国も単独では生きていけません。

話は変わりますが、昨日、墨田区長と一緒でした。話は安倍総理が一週間、選挙を先延ばししたので墨田花火大会が危ういのです。この話は、本日の読売新聞朝刊にまとまっていました。


.. 2007年06月27日 19:21   No.87003
++ 伝 (高校生)…53回       
久間防衛大臣というのは、どういう人かしらないが、原爆投下はしょうがないとかいったとか報道されている。どうも歴史家もあまり、ほんとうのことを言わないので、知っている人は知っているのだが、書いておこう。日本はポツダム宣言のでる前にソ連を通じて和平の申し入れをしていた。無条件降伏はできないが、その他は妥協するという条件だ。ソ連は当然(ヤルタの密約がある)とりつがない。日本がこういうことを言ってきているということはチャーチルを通じてトルーマンに伝えた。日本の動きを知っていて、ポツダム宣言を出した。日本ではソ連に仲介をたのだことが、頭にあったのか、鈴木貫太郎首相はポツダム宣言は黙殺するというようなことを新聞記者だかに話した。すると連合国は黙殺を拒否したとうけとめた。(久間発言はアメリカでは日本の防衛大臣がアメリカの原爆投下を肯定しというように新聞でかいているらしい。発言は慎重でないといけない)。もっとも鈴木首相の発言にかかわらず、原爆は投下され、ソ連は参戦してきたであろう。日本の降伏は時間の問題であったのだが、トルーマンの判断で原爆を投下した。ひとつはアメリカ兵の血をこれ以上流すことがないために、十数万の市民を焼き殺した。ソ連に対する力の誇示とかも言われているが、ソ連に日本を攻めさせたのはトルーマンである。ヤルタの密約はあったが、ルーズベルトは死んでしまっていたのだから、日ソ不可侵条約の有効期間だから、ソ連の参戦は支持できないと言えた筈だ。トルーマンの決断については、歴史的評価をあやまらないようにしないといけない。原爆投下は、その後の冷戦、またそれ以降の核兵器競争の出発点となり、人類の生存の危機の時代を将来した愚行である。核保有国は全滅の淵に近づく前に悟るべきである。
.. 2007年07月01日 21:40   No.87004
++ タク (平社員)…143回       
ソ連が仲介とする和平工作というのは非常に微妙で、日本の敗戦が濃くなってきて急に出たものではなく、戦争が始まって間もなくすでに始めていたのです。日本の当時の政府首脳たちは、実に不可思議なぐらいソ連に対する親近感を持っていて、ソ連とは日ソ不可侵条約を結んでいるのでソ連を仲介とする和平というのが可也早くから考えられています。この中心人物が木戸幸一で、これに反対するのが皇道派の流れをくむ人達です。つまり、近衛文麿以下、小畑敏四郎、石原莞爾、吉田茂です。こういう人たちはソ連を仲介とする和平には反対であるということをはっきりと言っています。

とにかく木戸幸一を中心としたソ連に仲介を依頼する工作が、昭和19年(1944)ぐらいから始まっているわけです。そういう工作の一端がこの6人の戦争指導会議に持ち込まれています。そこで、鈴木内閣の戦争指導会議の6人は、いざというときにはソ連を仲介とする和平工作をやるということを6人だけの秘密の条件として決めている訳です。

.. 2007年07月02日 06:17   No.87005
++ 六 (中学生)…30回       
核兵器の使用ということについては、シビリアンコントロールというのは意味をなさない。原爆の製造をアインシュタインの力をかりて大統領に進言したシラードは原爆投下に反対する請願を67人の核科学者とともに、大統領に送った。ただし絶対反対というのではなしに、やむをえないときは「大統領自身によって原爆を使用すべきかどうかを決定すること」とのべている。グローブズ将軍のような男をのぞいては、武官は原爆投下に反対の意見だったらしい。結局原爆投下を決定したのは大統領だが、独断であったわけではない。誰がそれに賛成する意見であったかは、時間があれば調べてみたい。大統領付参謀長のウィリアム・D・レーヒ提督は「この新兵器に「爆弾」という言葉を使うのは間違いだ。これは爆弾ではない。爆発物ではない。恐ろしい放射能によって多数の人間を殺す毒物であり、爆発力によるより、放射能による死者のほうが多くなる」と回顧録に記しているという。また、「わたし個人の感想をいうなら、アメリカは原爆をはじめて使ったことで、暗黒時代の野蛮人並の倫理基準を取り入れたことになる。わたしは戦争をこのようなやり方で戦うように教えられてこなかったし、女性や子供を殺害することで戦争に勝てるわけではない。」。現代は戦争に関しては史上最悪の倫理基準の時代である。相手が核兵器を使用しないということが信じられなくなっている。のみならず、アメリカは先制攻撃に核兵器を使用することがありうると言っているし、中国の熊や虎もぶっそうなことを言っている。
.. 2007年07月20日 21:35   No.87006
++ タク (課長)…152回       
石原莞爾は「東條が権力を振るったと言っても、マッカーサーの権力の足下にも及ばない。東條は東亜連盟を解散させることができなかったが、マッカーサーは簡単に解放させたではないか。私が参謀総長に親任させられていたら、今頃はニューヨークに石原司令部を置いて、マッカーサーを顎で使っていたろう。」

「アメリカの無差別爆撃や原子爆弾の使用は、全く非人道的な暴虐行為であり、国際法を完全に侵犯したものだ。私が総理大臣だったらアメリカに対して賠償を要求する。もう完全に参っていた日本に原爆をくらわせたのは、アメリカが日本を原爆の実験台にしたのではないか。ソ連が不可侵条約を一方的に破って戦争を仕掛けたうえ、何十万の捕虜を連れて行って酷使したことは、非人道の極みである。これを見たマルクスが地下で泣いているだろう。」

「今度の裁判なるものは、馬鹿げた猿芝居だ。ルーズベルトは死んだから仕方ないが、トルーマン、スターリン、チャーチルを集め日本からは及ばずながら私が出て、堂々と論戦したらよかろう。それが本当の戦争裁判だ。」
以上のような証言が出張法廷の概要であったようだが、その夜は酒田の街に集った外人記者達が喜んで騒いでいたと。「敗戦後初めて堂々と自己主張した日本人が居た。」と。

.. 2007年07月21日 15:44   No.87007
++ わたし (幼稚園生)…1回       
??
.. 2007年09月01日 21:10   No.87008
++ 伝 (高校生)…60回       
日本にミサイルを向けて発射台をつくっている国があるのだから、それに対する防衛は考えねばならない。下策だが、核ミサイルを空中で爆発させてしまえばよい。電磁パルスによる被害がでても、国土上で爆発するよりはましだ。弾道ミサイルというから、たぶん軌道は放物線に近いだろうから、頂点に達したら爆発させる。問題は電磁波を用いて爆発をおこさせることができるかということだが、そんなことは素人が考えてもしかたがないので、専門家に考えてもらいたい。前にワイアレス送電の話をきいたことがある。結局実現しなかったが、できないときまったわけではないだろう。そういうことができるなら、レーザー光線で弾道ミサイルを破壊することもできるだろう。人間の智恵と力でできるかぎりの防衛策を考える。神風?をたのむのはその後である。
.. 2007年09月02日 12:10   No.87009
++ タク (課長)…166回       
現在、米空軍はレーザービームで標的を合わせて爆撃を行っています。

どこの国もそうだが、核問題は厳重な国家機密で、米議会が国防総省の小型核開発の提案にどう対応したか明らかではない。
しかし、議会の予算の編成作業や核実験再開に道を開いたことなどを考えると、議会はブッシュ政権の提案どおり小型核兵器開発は実施段階に入ったと見るべきでしょう。
国家安全保障戦略報告書はミサイル防衛について「ならず者国家やテロリストが大量破壊兵器で米国や同盟国を攻撃するのを阻止するため、ミサイル防衛を開発する」と記述しています。
小型核兵器や先制攻撃重視の攻撃戦略と並んで、ミサイル防衛が地球規模の防衛システムとして新戦略の柱の1つになることを示しているのです。
将来は同盟国及びその周辺に迎撃ミサイルやレーザー発射の基地、支援の艦船、航空機を配備するほか、敵のミサイル発射を探知する情報収集網を地球上から宇宙にまで設置し、地球規模の防衛システム構築を目指すという。

.. 2007年09月03日 08:22   No.87010

■--武
++ 伝六 (高校生)…65回          

武ということは、邪に対する徹底強硬を意味する。字の形は正にホコをかけたもので、漢字字典で昔の書をみるとそのような構成を彷彿させる字が多い。現代では武器を持って進むことを意味すると解釈されているが、それは字を足とホコの合成とみたものである。現代人の意識している武力というのはそういう武である。日本本来の武はそういうことではない。邪を砕破する力がなければ、邪ははびこるばかりである。今の平和主義は善人に弱くなれと言っているようなところがある。そうでなくても悪は強く善は弱いという傾向があるのに。だからといってすぐ武器をもちだすというのではない。正義を保障する最後の力が必要である。刀というのは抜いたら最後である。抜いた以上は斬る。(相手がつよければ斬られる)。抜かないのが理想である。内に武の心が必要である。近代の武器というのは破壊力である。いかに残虐に殺すかということで科学技術をもちいる。その方向での発展の極、核兵器が出現した。こんなものを使って争うのは正気の沙汰ではないのだが、世界の大国がほとんどもっているから、もつほうがまともというようなことにもなってきた。そのくせ核不拡散という。そんなに悪いものなら、自分達も持つのをやめたらいいのだが、やめられない。国連も平和愛好国の看板をおろすとよい。しかし、核兵器をもって、平和を口にすることが悪い冗談のようには思われていない。核兵器をもった国に囲まれている日本は危地にある。だからといって人類を絶滅させる恐れのある兵器はもつべきではないと考える。しかし難問ではある。
.. 2007年07月14日 17:53   No.94001

++ タク (課長)…164回       
戦後初の防衛大臣である久間章生は、1940年12月4日に、長崎県南島原市で生まれました。長崎の人間ならば原爆の辛さがどんなものだかわかってもいいものだと思います。長崎原爆資料館には、南京事件の写真が飾られており、アメリカの原爆投下がさも正当な行為だったかのような印象を与えています。日本がアメリカに攻撃されたということはどこにも書いていないのです。出来てしまった原水爆破出来ない昔に戻れないのですが、劣化ウランの恐怖を世界に流布しなくてはならない。米国の攻撃を率先して支持してきた日本に住む国民のひとりとして、唯一の被爆国である日本に住む人間として原爆の恐ろしさを訴え、世界で二度と核兵器が使えない仕組みをつくらなければ、恒久平和はやってきません。被爆国であるがゆえに出来る役割です。正しい歴史の認識と教訓の上に立って、主張すべき事を主張する態度と勇気がなりよりも必要だと思います。

.. 2007年08月30日 16:13   No.94002
++ 六 (中学生)…33回       
正当防衛ということまで、否定するのは人間の道徳ではないと思う。ただ正当防衛は過剰防衛になりがちかもしれない。ここで問題は核兵器をもつことが、核兵器をもつ相手に対する正当防衛の準備となるかという問題である。自分が核兵器をもつことで、相手が自分を核攻撃することを思いとどまらせるために核兵器をもつということは理屈の上では、一理ある。今のところ世界唯一の核兵器を戦争で使用した国のアメリカが、核兵器の使用はあやまりであったと認めていない。そこへいくと世界で唯一の核兵器攻撃をうけた日本が、核廃絶をいちおう国是としているのはりっぱなものだ。しかし、一部政治家は口にはださないが、やがて核武装できる準備をしたのだとか、証拠は調べていないが、言われている。原爆(水爆)を使うというほどに狂った指導者は、「われとともにほろぶべし」というようなことで、原爆(水爆)をもった国をも攻撃するかもしれない。日本は核兵器をもたずに正義の主張をするべきである。相手が人間なら、そのような国を核攻撃することはない。しかし人間がこわれてしまっていたら、そういう人間が支配していればどうなるかということで、その対策はかんがえねばならない。
.. 2007年08月30日 22:27   No.94003
++ 六 (中学生)…34回       
正当防衛ということまで、否定するのは人間の道徳ではないと思う。ただ正当防衛は過剰防衛になりがちかもしれない。ここで問題は核兵器をもつことが、核兵器をもつ相手に対する正当防衛の準備となるかという問題である。自分が核兵器をもつことで、相手が自分を核攻撃することを思いとどまらせるために核兵器をもつということは理屈の上では、一理ある。今のところ世界唯一の核兵器を戦争で使用した国のアメリカが、核兵器の使用はあやまりであったと認めていない。そこへいくと世界で唯一の核兵器攻撃をうけた日本が、核廃絶をいちおう国是としているのはりっぱなものだ。しかし、一部政治家は口にはださないが、やがて核武装できる準備をしたのだとか、証拠は調べていないが、言われている。原爆(水爆)を使うというほどに狂った指導者は、「われとともにほろぶべし」というようなことで、原爆(水爆)をもった国をも攻撃するかもしれない。日本は核兵器をもたずに正義の主張をするべきである。相手が人間なら、そのような国を核攻撃することはない。しかし人間がこわれてしまっていたら、そういう人間が支配していればどうなるかということで、その対策はかんがえねばならない。
.. 2007年08月30日 22:34   No.94004
++ タク (課長)…165回       
過剰防衛と言えば、日米開戦時の真珠湾攻撃に象徴されるように、アメリカは伝統的に、戦争を画策する時は必ず先に相手に手を出させ、アメリカは正当防衛のために立ち上がるという「正義の戦争」の理屈をとりたがるのです。イラクとの戦争も、湾岸戦争時は、クウェート侵攻によって先にイラクが手を出したため、正義の戦争の体裁をとりました。ブッシュ政権が、国防総省を牛耳るようになると、秘密予算が拡大し、911事件でテロ戦争が始まるとともに、国防総省では、ブラックワールドを使った秘密部隊が主力となり、表の部署は副次的な役割に、表と裏が交替する状態となった。裏部隊を牛耳るネオコンの人々は、CIAや、国防総省内にある表部隊の諜報機関であるDIAの言うことも聞かず、独自の諜報作戦に走り出しているのです。
.. 2007年08月31日 07:06   No.94005

■--アメリカ政治家の威力−天皇を上廻る
++ 樋口篤三 (幼稚園生)…2回          

ところが昨年アメリカ政治家が、小泉首相の靖国参拝と併せて、遊就館の対米戦解説を問題とした。アメリカが29年大恐慌克服の過程の一環として、石油などの経済封鎖で日本を戦争に追い込んだ云々というものである。

 この動きに岡崎久彦(元駐タイ大使等、小泉、安倍の外交ブレーン)は即座に反応した。岡崎(1930−)は、外交軍事戦略と情報戦略の第一人者といわれ、小泉首相が人の意見を聞くのは、内政経済竹中平蔵と外交の彼しかいない、と加藤紘一元幹事長はなげいていた。岡崎外交の最大の特徴は、世界一国家のアメリカとの固き同盟論で、戦前の日英同盟、戦後の日米同盟によって日本は栄えた。
その反対が大東亜戦争で国が亡びた。この経験則に学んで日米同盟至上を鉄則とせよというのである。

 彼が米国の反応をみて、靖国史観が、この日米同盟を危うくしかねないと「産経新聞」に投書。その記事がどういう経路と人(有力政治家、財界人など)をへたのか、靖国神社が一変して、すぐに解説を書き替えた。その執筆者がなんとその親米一辺倒の岡崎であった。このイキサツを彼はこの初夏に記者会見でのべた
のである。どういう訳かとりあげないマスコミが多かったが。

 昭和天皇が(現天皇も)A級戦犯合祀のために参拝をやめ、そのいきさつが日経新聞に詳細にのっても、小泉首相も靖国神社もなに一つ動かなかった。だが米国政治家(知日派)が一言いうや、パッと動き、すぐに改作までする。靖国神社にとっては、天皇のいうことや行動より、アメリカ政治家の方が「格上」なので
ある。

 小泉政治いらいとくに日本の右傾化はいちじるしいが、その先導者の国家主義者や民族主義派がこの靖国のアメリカ一辺倒に一言もないのはどういうことなのか。「英霊」たちもさぞかし驚き、あきれているであろう。

 安倍晋三らの”新保守本流派”の中心イデオローグの中西輝正の本の題の通りに「国まさに亡びなんとす」。政治も道徳も地におち、まさに大危機であることを、今回の靖国劇場は示した。(岡崎の改訂文は見ていないのでふれられなかった。)
.. 2007年08月20日 08:27   No.104001


■--定例会
++ 事務長 (幼稚園生)…1回          

各 位

猛暑お見舞い申し上げます。
毎日のように「熱中症」で死者が出る猛暑。
「物質文明の(目先の)便利さと経済的な効率だけを追求してきた地上最強にして最凶(=最悪)の生命体:
人類に対するグレートサムシング(地球生命の創造主)からついに仕掛けられた“最終戦争”か?」
と思いたくなるほどの猛暑が続く日々ですが、皆様ご無事でお過ごしでしょうか?

ところで、7月に流会になりました定例会を下記の日時、場所にて行います。

日時:9月22日(土)午後2時(受付は1時半より)〜4時
場所:市ヶ谷・私学会館2F「フォッセ」(「山崎」の名前で予約しています)
会費:1000円(お代り可。但しソフトドリンクのみ)
議題:「会報」については島田編集長から説明があると思いますが、事務局としましては、「全集」の売上げと「寄付」の低調により、再び経済的に苦しくなってきたことの現状説明とその対応策を協議したいと思っております。
 また、「青年部会」のその後の進捗具合についてもご報告があればと存じます。

備考:出欠に係わらず、その旨の回答を出来るだけ早目にお願いします。


石原莞爾平和思想研究会 事務長
.. 2007年08月19日 08:07   No.103001


■--都市解体と核の脅威
++ MANSYUKOKU (幼稚園生)…1回          

核の脅威を真に解決するのは、「都市解体、農耕一体、簡素生活」の文明を構築するしかあるまい。皆、現状においては、絵空事と思っているかもしれない。しかし、石原莞爾が提唱してから、半世紀以上もたっているのだ。いくらでもそのチャンスがあったのに、具現できずに時間と資源を無駄にしてきたのである。真剣に科学技術的裏付けを考えなかったつけを今払わされている。その科学的発想は、いまの科学教育からは生まれないであろう。真の信仰を潜在意識として活用しない限り、創造的なインスピレーションは生まれないであろう。この点、石原莞爾や宮沢賢治の信仰生活に学ぶべきであろう。
.. 2007年08月13日 00:30   No.100001

++ タク (課長)…160回       
石原莞爾は、日本再建策として、都市解体・農工一体・簡素生活を挙げました。都市を解体することによって、都市の弊害(資源の浪費、環境の悪化、慢性病の蔓延、道義の退廃、文化の偏在、農村の荒廃)を解消し、国民皆農(国民がみな兼業農家となる)を実現して、農工業を融合発展させ、簡素生活を実現し、五感を支える直感を蘇生し、人類の新時代を切り開こうというのです。石原莞爾はのちに、五族協和の理想の国をつくろうとしていた。「簡素生活」「農工一体」「都市解体」をスローガンとし、恒久平和を願ったのですね。

.. 2007年08月13日 06:19   No.100002

■--年次改革要望書
++ 伝 (高校生)…58回          

よく知らないが「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書」が2001年から毎年出されているようである。これはかどをたてて言えば対日××ヶ条要求ということになる。あくまで要望なのだが、日本国政府が要望どおりにすれば結果的に要求と同じことだ。国民の多くは、こういうものが出されていることを知っていないし、知ったとしても大半の人はめんどうくさくって読んでいないだろう。要望書におけるアメリカの思し召しやいかん。どうも、アメリカの都合をのべるから、その通りにして日本のことは、困らないように自分で考えてくれと言っているようにも感じられる。アメリカの言うとおりにしていると、共倒れになるおそれがないか。
.. 2007年08月07日 22:19   No.99001

++ タク (課長)…158回       
米国に何度も郵政民営化の改革を突きつけられた日本国の喫緊の課題のひとつをクリアしたい小泉さんは郵政民営化に賛成か、反対かデメリットを公表せずに解散総選挙を行ったのですね。小泉さん自身の作り出す独特の説明は、女性や若者を魅了しました。小泉さん自身が納得し、それ以外の説得を受け付けないからこそ、議論も噛み合わないのです。小泉さんはこれまでにないほどの不思議な政治家でした。

何をやるにも若者と女性の支持を得られるのですが、それが、国民にとっては不利益になっているのです。小泉さんの答弁の雰囲気では、何となく良さそうと思わせながら、その実体が見えませんでした。自衛隊の派遣の時でも反対するときも賛成するときも180度考えを転向しても若者と女性は小泉さんを支持しました。形が定まっていないものに具体的に解説を加えながら、熱弁を奮い納得させます。ここに論理矛盾をつく余地があるのだが、小泉さんの不思議な雰囲気に摘まれ、何時の間にか小泉パフォーマンスで終わってしまうのです。

感性を引き付ける魅力ある人間なのでしょうね。まさに小泉マジックです。郵政民営化は、小泉マジックの世界で展開されていると言っても過言ではありません。何となく、民営化は必要ですが、その理由やデメリットは自らの口で丁寧に系統だって話すことはありません。事実、郵政には一円の税金もかけていないし、民営化された場合、政府は400億の赤字が出る事も解っているのです。国民の大事な800億もお金が外資に流れていくのです。

.. 2007年08月09日 08:16   No.99002
++ 六 (中学生)…32回       
今の日本の郵政民営化は、前門の虎後門の狼の状態と思われます。前門に虎を防いで後門に狼をすすめるという中国の言葉です。経済でいうと、借金800兆円にしてしまった勢力?が前門の虎です。後門の狼というのはカジノ経済の立役者の外資の勢力?です。この想像はあたらずといえども遠からずだろうと思っています。
.. 2007年08月10日 22:18   No.99003
++ タク (課長)…159回       
何と言っても、経済の足を引っ張っている大きな要因は、政府部門の肥大化です。国と地方の借金は合わせて800兆円です。これを削減する為に、政府をスリム化して無駄遣いをしないようにしなければいけません。そこで行財政改革が必要になってきます。同時に、無駄遣いが財政投融資。これは郵便貯金や簡易保険などがもとになっているお金でこれを使って、採算を無視した特殊法人経営の赤字を埋めたり、無駄な高速道路をつくったりしているのです。100万円を使用したら100万円以上の付加価格を出すようにしなければ経済は発展しないのですが、100万円を投資しても1円にもならないのでは、大赤字です。これに投資をする財政投融資を何とかしなければならないのです。

.. 2007年08月11日 07:42   No.99004

■--戦争学
++ 伝 (高校生)…57回          

「戦争学概論」という本を図書館でかりてきて、ぱらぱらと見た。政治家には戦争学は必要だろう。戦争が現実におこなわれているからである。現実を見ないで政治はできない。しかし生兵法は大疵のもとともいうから、誰から、どのように学ぶかも考えないといけない。中国の民衆には王道の考え方が根柢にあるかもしれないが、中国共産党は覇権主義らしい。アメリカもレトリックを除けば、覇権主義だ。日本はうまくたちまわるのは、たぶん両国よりは下だろうから、至誠一貫でいけばよい。
.. 2007年08月03日 21:24   No.98001

++ タク (課長)…157回       
この状況が進むとアメリカ・イギリスが世界への支配力を誇示できるのであろうか。アメリカ・イギリスの海洋国家とロシア・中国の大陸国家。冷戦時代は地政学的な戦略は、アメリカやイギリスの戦略が主流でありましたが、ブッシュ大統領によるイラクへの侵略戦争という米国単独覇権主義のやり過ぎにより、英米中心の体制が自滅していったように思えます。侵略戦争に加担している日本国の行く末はどうなるのであろうか。

日本国政府は、英米中心主義に最後まで飼い犬になるつもりで、世界の多極化を出来る限り阻止する方針で、ロシア・中国・北朝鮮までも繋がる鉄道の計画には冷淡でした。だが、6カ国会議で米国が北朝鮮に譲歩すると、拉致問題だけを理由にして北朝鮮へ圧力をかけている日本に対する近隣諸国の冷たい視線が強くなりました。安倍総理はブッシュ大統領に会いに行きましたが、従軍慰安婦の問題を切り出され苦しい状態に追い込まれてしまいました。米国にも見放されているのだから、日本は、米国にばかり頼らない外交を歩み始めなければならないと思うのです。

.. 2007年08月04日 08:00   No.98002

■--素朴な疑問
++ 六 (中学生)…31回          

中国への米の輸出を始めた(再開)が、米の値段は庶民が食べる米の20倍だという。これでは、中国では日本米はぜいたく品だ。米は日本人の主食だし、中国でも主食に近いだろう。それが、こんなに差があるというのは、日本米が美味、優良ということのみに原因があるのではない。日本農家のたすけになるかしらんが、現在のような状況で米を輸出するのは、どこか納得できないものがある。また、前にバリ島に行ったとき、米の値段を聞いて日本とくらべて安いのに驚いた。もっとも、それくらい安くないと、所得も少ないのだ。しかし、生活の質は所得ではかれないものも多い。
.. 2007年08月02日 21:21   No.97001

++ タク (課長)…156回       
日本人はダイエット中のために主食のご飯を減らす努力をしていますが、ご飯は腹もちがいいし、食べ過ぎを防いでくれます。さらに体内の脂肪を燃焼させるにはある程度の炭水化物が不可欠です。特に、玄米や胚芽米は白米よりも栄養素を豊富に含み腹もちが良いです。

ご飯は日本人にとって最適の主食であり、食生活の土台です。ご飯を必要以上に控えると体に必要な栄養素が不足し、それを補給しようとして異常な食欲が湧いてしまいます。お腹も早くすくので、菓子類などに手を伸ばす結果にもなりがちなのです。

しかし、最近は中国と聞くと危ない食べ物と連想してしまいます。

.. 2007年08月03日 08:05   No.97002

■--中学生の経済学
++ 伝 (高校生)…52回          

経済学を勉強しようと思うのだが、あまり学問的にやっている時間がないし、専門家になるわけでもないから、要領よくやりたいと思っているが、中学生が考えるようなところから、考えていくのも一つの方法だろう。今日本国の政府が発行したお金が1000兆円だと仮定する。流通している商品は同じで政府が、十年間にさらに1000兆円の紙幣を増刷して、市場?に出したとする。すると物価は二倍になる。しかし所得も二倍になっている。こういう形の変動はよくない変動だろう。
.. 2007年06月26日 22:16   No.88001

++ 六 (小学校高学年)…29回       
アメリカの対外債務は2005年8月現在で七兆八千五百億ドルという。そのときの増え方のペースだと現在では九兆ドルにせまっているのでないかと思う。日本は世界最大の債権国だというから、その相当部分が日本に対する債務だろう。ところが日本は八百兆円の借金があるという。それは大部分政府が国民に対して借金しているのだ。日本は国家破産に近づいているというが、世界最大の債権国が国家破産するというのだから、おかしな構造といわざるを得ない。この構造は日本だけで変えることができないから、やっかいだ。素人が心配しても具体案がでるわけではないが、大体の認識は気がついた国民はしておかねばならない。
.. 2007年07月16日 21:36   No.88002
++ タク (課長)…151回       
当時のアメリカ政府にはお金がなく、財政難の状態だった。クリントン政権が4年間でためた財政黒字を、ブッシュ政権は就任以来の2年間で全部食いつぶしてしまったのです。アメリカ連邦政府の国債発行残高は6兆4000億ドルで、アメリカのGDPと同額だったのです。国債発行の増加は財政赤字を増やし、長期的に経済の足を引っ張り続けるので、ブッシュ大統領と同じ共和党が多数派を占めていた米議会でさえ、発行上限の引き上げには反対意見が多かった。ちなみに、国債発行残高は、GDP額の60%程度なら健全財政であるとされています。我々の日本国はGDPの120%で、かつてアメリカは日本の財政赤字を批判していたのです(笑)

.. 2007年07月17日 08:02   No.88003
++ 伝 (高校生)…56回       
1994年クリントン大統領のとき、それまで、1ドル5,72人民元だったのを、1ドル8,72人民元にしたという。ドルペッグ制?とか言ってだいたい人民元をドルに連動させた。これが、2005年まで続いたらしい。
たとえば、1個200円のりんごが中国では1人民元で買えたとする。交換レートはいま1元16円くらいだから、輸送料がどれくらいかかるかしれないが、50円で売ったって、いいもうけだろう。たとえば日本で20000円の自転車を中国でうろうとすると、1250人民元以下では売れない。そんな値段を口にしたら、日本人は馬鹿じゃないかと言われるだろう。たぶん300人民元以下で、あるいはもっとずっと安く買えるだろう。いろんな品物を比較するとよいが、今の時点で経済を共通のものにするのがよいか悪いかしらないが、円と人民元の交換レートは不自然に操作されている感じがする。だんだんかわっていくだろう。中学生の経済学では、そう考えられる。

.. 2007年07月23日 21:26   No.88004
++ タク (課長)…154回       
我が国は外交や経済も日本優位という幻想は捨去ったほうが賢明ですね。現実には、中国は、人民元は米国の基軸通貨ドルを驚かすぐらいの力をつけていますし、防衛上でも米軍が中国を牽制していると幻想することも楽観的な考えだと思います。アメリカに忠実な我が国に、自由に利用出来る米軍基地を置き、その維持管理費を日本が負担してくれるという好都合なシチュエーションは、アメリカの利益を確保しているのだからと考えるのは甘いかも知れません。

.. 2007年07月24日 08:27   No.88005

■--(無題)
++ 木下靖夫 (幼稚園生)…1回          

石原莞爾平和思想研究会さま

私こと、石原平和研会員の木下靖夫と申します。次のことニ付きましてお尋ねします。
毎年8月14日か15日ごろに国柱会で行われます「石原莞爾追悼忌」の今年の具体的日程が決まりましたらお知らせください。私も今年は参列したいと目下検討中でございます。(最終的参列の確定は8月に入らないとわかりませんが。)
.. 2007年07月22日 17:49   No.95001

++ タク (課長)…153回       
こんにちは
今年も8月15日の午前中から夕方まで行う予定となっております。
ご検討くださるようお願い申し上げます。

.. 2007年07月23日 08:33   No.95002

■--大本営発表
++ 伝六 (高校生)…63回          

戦時中、戦争のニュースは大本営発表ということで報道する。勝った勝ったというのだけれど、実は負けているのだ。まけていることを国民はしらされていなかった。さすがに昭和十九年あたりには国民も大本営発表に不審の目をむけるようになったらしい。真実を知っているのは戦場で戦っている兵士と軍の上層部だけで、政治家も知らない者がおおかった。こんな話もある。鈴木貫太郎大将が、連合艦隊司令長官の古賀大将がなくなったことをきいて、いつなくなったのかと聞いたら、海軍大臣の嶋田大将は、軍の機密事項だから教えられないと言ったという。鈴木貫太郎は俺は海軍大将だぞ、嶋田はけしからんやつだと怒ったとかいうが、それはもっともだろう。ごく仲間うちだけで、秘密にして、知っておくべき人にも、真実を告げない。国民は健忘症か。親方日の丸がだめなことは、大本営発表でわかっているではないか。しかし、そういうことを許したのは結局国民に智恵と勇気がなかったのだ。今の国民も過去の経験に学ぶことがないと同じことをくりかえすだろう。
.. 2007年07月11日 21:35   No.93001

++ タク (平社員)…147回       
戦時中の政府や大本営発表に踊らされた苦い経験を思い出すとこでしょうね。真実が覆い隠され反対意見は圧力で押さえ込まれ、イラク報道の大部分でも、米国が関連した通信社などのニュースソースデータでした。そこには無辜の民の苦痛の叫びは聞こえてこない。だが、昨今はインターネットが普及して国民の正しい判断その大役を演じているのですね。
BSE問題がブッシュ大統領の圧力により、米国産牛肉に限り安全のための全頭検査はなくなりました。吉野家牛丼に群がる若者を放送して世論操作している。多くの情報を開示して戴きたい。この日本国では宣伝は独占でも多様化しても、いずれも両刃の剣なのです。

.. 2007年07月12日 08:28   No.93002
++ 伝 (高校生)…55回       
日本の政策は、親方アメリカのごとくに思えます。親ガメこけたら皆こけたで、アメリカがこけたら日本が一番にこけるのではないか。もっとも親ガメというたとえは適当でない。外務省をやめたある人が本を書いて、その本のなかで、たしか日本が攻撃されたときに、アメリカははたして日本をまもってくれるのかと考えることはアメリカに対して失礼だから、そういうことは考えないというのが外務省だという意味のことを書いてあった。それやこれや考えると愛国心がいちばん必要なのは政治家官僚だろう。しかし官僚も国民だから、結局国民の愛国心かな。愛国心の中身についての議論は別問題として。
.. 2007年07月12日 22:13   No.93003
++ 伝六 (高校生)…64回       
三十年ほど前に買った小野田寛郎の「わがルバン島の三十年戦争」を開いて、部分的に読んだ。大半の本は整理したのだが、のこっているところをみると、何かとっておきたいと感じたのかもしれない。小野田氏は終戦後も「東亜共栄連邦」とアメリカが戦いつづけていると信じていたらしい。ラジオでニュースも聞いていたが、謀略のニュースだと考えることが多かったようだ。発見者の鈴木紀夫青年とのやりとりは真剣そのものだけに、漫画になりそうなおかしさがある。何かというと謀略を疑うのだから。しかし、一方我々は世界の情勢をどれだけ正確に認識しているといえるだろうかと考えさせられた。小野田さんは自然塾などを開いて今なお活動されている。
.. 2007年07月13日 20:54   No.93004
++ タク (平社員)…148回       
アメリカが日本の基地を日本の国民の血税で移動させるという話もまとまってきています。本来なら、その削減に奔走すべき立場の外務省が、一所懸命に在日アメリカ軍の必要性を説いているのです。これはもはや、アメリカのポチでしょう。

北朝鮮による拉致被害者の救済問題への外務省のこれまでの取り組みも、「不作為の犯罪」と言うべきです。北朝鮮との関係を正常化する問題を担当する、特命大使のポストが置かれたのは1990年です。以来この大使の重要な使命の1つは、拉致被害者の救済であったはずです。しかし歴代のこのポストの大使は、ほとんど開かれることのない北朝鮮との交渉をひたすら待つだけで、百何万円の月給をもらい続けてきたのです。何年ぶりかで再開された交渉に臨んだT大使は、交渉の前日まで出勤せず、交渉の直前に担当官からレクチャーを受けただけで交渉に臨んだのです。これはもう、拉致被害者加家族に対する裏切り行為以外の何者でもないのでは。

北朝鮮は、日本全土を射程に収めるノドンミサイル約200発を日本に向けて配備しています。アメリカが軍事行動にとれば、米軍基地を抱える日本が北朝鮮の直接の攻撃対象になることは間違えないでしょう。そうなれば、原子力発電所や重要施設を狙ったテロリストの攻撃もありえます。逆に、ネオコンのアメリカが、北朝鮮を攻撃してしまえば、いずれの場合も日本にとっては最悪のシナリオなのです。

.. 2007年07月14日 09:37   No.93005
++ タク (平社員)…149回       
また、その2年前の昭和47年にはグアム島で、日本兵の横井庄一氏が見つかりましたね。彼らは戦争の終結ががわからず、上官が任務終了を伝えて軍刀を返却したのをみて何とも表現できない不思議な気持ちで胸を打たれてしまいました。

フィリピンといえば、ルソン島での「バターン死の後進」は歴史の教科書に登場する有名な出来事ですが、真実は違います。アメリカ・フィリピン軍が降伏したとき、日本軍は降参した捕虜7万余人を、炎天下の中、十分な水も食糧も与えずに、収容所まで徒歩で移動させ多くの死者がでた。アメリカはこれを国際法違反の残虐な「死の後進」と非難して、日本兵を死刑にしたのです。

この移送で多くの死者が発生したのは、日本軍が計画的な行為や怠慢によるものだとアメリカは指摘しましたが実はそうではなかったのです。捕虜をバターン半島にそのまま放置していたら食糧も不足しており、マラリヤが多発していたから、捕虜を移送したのは適切な措置だったのです。マラリヤを治療する薬は少なく、日本兵自体にも多数のマラリヤ患者が発生していたのです。日本軍は徒歩移動が当たり前ですが、アメリカ・フィリピン軍では車両移動が当たり前だったため、徒歩行進によって受けた苦痛は日本側にはわからないことでした。また、日本軍から支給される味噌汁や牛蒡を木の根っこだと食べない捕虜もおり、栄養失調で倒れる原因となったと言います。最善と信じて行なわれた行為が悲惨な結果をもたらしてしまったのも事実なのです。

.. 2007年07月14日 10:04   No.93006
++ そのまんま西 (幼稚園生)…4回       
お久しぶりです。
「バターン死の行進」はおっしゃるとおり恣意的制裁の典型例ですね。
こんなウソが教科書に掲載されていることが間違いであることに国民や政府が早々に気付くべきです。

私は本間雅晴中将を思い起します。
良識派かつ純粋過ぎる本間将軍はバターン戦の後に予備役となった訳です、「死の行進」をもって戦犯として起訴され処刑されました。
マッカーサーの復讐劇といわれてます。
その処刑は幸い(?)にも軍服・銃殺でしたが、刑の執行日時はマニラ戦を号令した同日時です。
やはり、復讐なのですが<軍服・銃殺>での刑の執行は石原将軍と満州時代に一悶着のあった、今村均大将(本間中将とは軍部内で無二の親友)の働き掛けがあったことに疑いは無いと思います。

それにしても本間将軍の奥様である富士子夫人の裁判の証言には毎度のことですが、こみ上げて来る感動と苦痛を感じます。

私も日本男児として女房からの評価は、かくありたいと思います。
無理っぽいですが、頑張ります。

.. 2007年07月14日 15:15   No.93007
++ タク (課長)…150回       
1942年、フィリピン・ルソン島のバターン半島に立て篭もっていたアメリカ・フィリピン軍が降伏したとき、日本軍は降参した捕虜7万余人を、炎天下の中、十分な水も食糧も与えずに、収容所まで徒歩で移動させ多くの死者がでました。アメリカはこれを国際法違反の残虐な「死の後進」と非難して、戦後、日本の最高指揮官だった第十四軍司令官本間雅晴中将、輸送作戦を指揮した河根良賢少称、平野庫太郎大佐を死刑に処したのです。

捕虜の移送は50キロ徒歩で列車が走っているサンフェルナンドに向かい、そこからカパスというところまで40キロの距離を列車で移動して、オドンネル収容所まで13キロをまた徒歩で向かうというものです。この間、栄養失調、マラリヤ、赤痢などによる衰弱、炎天下の長期間歩行による疲労などが原因で、アメリカ兵では約600人、フィリピン兵では約10000人が死亡しました。また、収容所でもアメリカ兵約1600人、フィリピン兵役16000人の死者が発生しました。

フィリピン占領後も、治安の乱れや交通の混乱などにより、食糧輸送はうまくいかずにその結果、肉、野菜、水の不足は深刻な問題で、栄養面で大きな影響を及ぼしたが、行進中は日本兵も捕虜と同じ食事をしていたのです。

ただ、日本軍の捕虜に対する扱いは過酷なものだったのは確かだと思います。待遇を要求する捕虜に、「捕虜のくせに生意気だ」、栄養失調、病気のために行進に遅れる者達にも、「怠けるな」と殴打したという証言があります。だが、このような行為も、命令により組織的に行なわれたものではなく戦争に於いて、最善と信じて行なわれた行為が悲惨な結果をもたらしてしまったのも事実なのです。

.. 2007年07月15日 07:49   No.93008

■--国防
++ 伝 (高校生)…54回          

国防とは石原莞爾の定義では国策の防衛である。国民を防衛することは、あたりまえのことで、そのあたりまえのことが、おろそかになっていたから拉致問題がでてきた。今防衛省があるが、自衛隊はおそらくアメリカの指揮下で戦うために存在しているのであろう。アメリカの安全保障戦略の下で戦うというのは、しっかりしないと、アメリカの国策の防衛をおこなうことになりかねないのではないかと危惧する。アメリカが人類全体の幸福のために戦うなら、アメリカの指揮下に入るもよい。しかし、アメリカのエゴイズムで戦うなら、その指揮下に入るべきでない。国民はぼんやりしていられない。
.. 2007年07月03日 22:00   No.90001

++ タク (平社員)…144回       
石原莞爾の右翼ぎらいは、荒木大将の「竹槍三十万本」式な神がかった精神主義に反対して、あくまで科学の力を尊重していた性格がそうさせたのかも知れません。石原莞爾は盧溝橋事件が突発すると、すぐ不拡大方針を主張して、あくまで事件の拡大防止に努力しました。中国における小競り合いよりもこれから着手しようとしている国防計画の方が大切であったのです。

石原莞爾は、軍部の中国に対する恫喝を笑っていました。「弱い犬ほど大きな声でほえるよ。強い犬は黙っている。」石原莞爾は国防計画第一主義であり、それ故に満州国第一主義でもあったのですね。

.. 2007年07月04日 18:24   No.90002
++ 六 (小学校高学年)…27回       
石原莞爾の世界最終戦争論は、日蓮聖人の「前代未聞の大闘じょう一閻浮提におこるべし」のことばが、みちびきとなって、独得の戦争史の研究から得た結論らしい。ひとたび大戦争を経過しなければ、恒久平和に人類は到達しえないということは真に悲しむべき運命であるとの心情をもって、最終戦争に勝利をおさめる準備をおこなった。石原莞爾の師の田中智学は、戦争は三段階をへて絶対平和の時代に至ると考えた。未来には、まず国際戦争で国家と国家が戦争する。次には人種戦争となり、最後に思想戦争となる。思想戦争は洋の東西によらず、人種によらず、思想上世界を二分して戦争がおこると考えていたらしい。戦争と平和については、観念的認識でなく、現実の正確な認識が先ずなくてはならない。次に人類の将来に対する展望をもって行動することが必要である。人間の世界に永久に戦争はなくならないというような、お先真っ暗な考えで戦争学をやってはいけないと考える。
.. 2007年07月08日 10:15   No.90003
++ タク (平社員)…145回       
「世界最終戦争論」には天才的なひらめきを感じさせるところがあるのは事実ですが、科学的根拠があるわけでなく、戦略的発想と宗教的ドグマから得たようなものでした。最終戦争という発想は、石原莞爾が1923年の関東大震災の知らせをベルリンで聞いたとき、「此度ノ地震ハ地涌ノ大菩薩、再ビ世ニ出現シ給ウベキ兆ナリ、ソノ御出現ノ地ハ東京。・・・世界大戦争ハイヨイヨ二、三十年年後ニ切迫シタルヲ示ス」との啓示を得たことにあるともいわれている。(『石原莞爾選集』第三巻、石原莞爾平和思想研究会顧問・仁科悟郎教授解説)。石原莞爾は日蓮宗の宗教グループ国柱会に属していたから、その中には多くの石原信者がいたことは事実で、現在も国柱会の行事に参加すると私の目からも明らかですね。

.. 2007年07月09日 08:17   No.90004

■--常温核融合実験
++ 伝六 (高校生)…62回          

水野氏の常温核融合の本をみると、アメリカ中心の新研究プロジェクトをたちあげる動きもあるそうだ。二年前の本だから、すでにたちあげているかもしれない。近代では科学技術すぐ軍事的応用がかんがえられるから、日本では人類の福祉につながる研究をしてもらいたい。といっても世界では、常温核融合の研究者はすでに一時代を築いた高齢の研究者の割合が比較的多いという。企業でも研究しているらしいが、研究成果には金がかかっているから、発表しないなんてのもあるかもしれない。どうも海のものとも山のものともしれないという域ではなくなっているらしいので、実験的研究に力をいれてほしいものだ。
.. 2007年07月06日 21:14   No.91001


■--軍備と政治
++ 伝六 (高校生)…61回          

孔子の弟子の子貢が政治のことをおたずねした。孔子は「食を足し、兵を足し、民之を信ず」といわれた。孔子の時代は軍備なしではすぐに亡ぼされてしまう恐れのある時代であった。子貢がどうしてもやむをえずに捨てるなら、この三つのなかでどれを先にしますか。」先生は「兵を去らん(軍備を捨てる)」といわれた。「どうしてもやむを得ずして捨てるなら、あとふたつのどちらを先にしますか。」曰く「食を去らん。古(いにしえ)より皆死あり、民信なくんば立たず」。「食」と「信」のいずれをとるかは、現代では「食」派が多いであろう。しかし、そんなことは考えたこともない人がほとんどだろう。軍備が必要か、同時にどのような軍備が有効かつ必要かを国民としても考えるべきである。
.. 2007年06月30日 21:01   No.89001

++ タク (平社員)…141回       
殺し合いをなくすには、人間同士の激しい論争を何倍にも強めるべきだと考えています。我々が「命」の次に求めているのは「自由」ではないでしょうか。人間の本心は、気ままに生きたいのだと思います。自由は底知れず深遠な命題です。孔子の「心の欲する所に従って矩を踰えず」という境地や、老子の「無為自然」には、その深遠な自由があります。しかし、現世の我々は、深遠な自由をつかみ人里離れて暮らす仙人にはなれませんが、文明を謳歌満喫しつつ自由に振舞いたいのです。その人たちの「平和」と「自由」を保障するのはエネルギーです。食物も、あらゆる意味での環境も、そして労働が関わる時間もみな、エネルギーに依存しています。自由な存在を許す地球を我々は望んでいるのではないでのでしょうか。
.. 2007年07月01日 17:19   No.89002

■--覇道国家
++ 伝 (中学生)…49回          

中国では江沢民の時だったか、蒙古の侵略を偉業として評価したらしい。岳飛、文天祥は英雄から除外されたという。岳飛については私はしらないが、文天祥は正気の歌等読んだことがある。今は日本でも知らない人が大半だろうが、維新の志士などは、「正気の歌」のことは詩にも歌っている。教育がこうでは、中共は近い将来武力侵攻をおこさないか心配である。心構えはしておいたほうがよい。
.. 2007年06月17日 19:02   No.86001

++ タク7 (幼稚園生)…1回       
中国共産党は自己保身のための反日教育を施しています。江沢民前主席を中心として人民解放軍幹部の自己保身のために、間違った歴史認識で徹底した「反日教育」を行っているのです。独裁者の保身や私利私欲のために、国民が知らずして、戦争を含む危機に陥ることを絶えず懸念します。情報が制約されている中国国民は可哀想です。中国指導者が行っている反日政策が、自己保身なのは明白であり、日中が友好になる60年を無駄に浪費したことは許せません。これは、日本国民はもとより、中国国民にとっても、大きな損失だと思うのです。近い将来武力侵攻がとても心配です。
.. 2007年06月18日 06:00   No.86002
++ 六 (小学校高学年)…26回       
尖閣列島あたりで石油が出るということがわかってから、中国は自分達の領土だと言い出した。ほしくなったら邪が非でも(ぜがひでも)自分のものとしようとするのは悪人の持ち前だが、国際間では軍事力のある国家はしばしば悪人のようなふるまいをする。中国は今は石油がほしいし、ますますほしくなるだろうから、指導者によっては、軍事的な行動にでる危険性があると考えるのが、ふつうでないだろうか。残念ながら、国家間の信義のレベルはまだ低いのである。2004年だかにアメリカ政府は尖閣列島は安保条約が適用されるというようなことを言ったが、それは2004年の見解で、安保条約そのものは、日本のどこかの領土が攻撃をうけても、アメリカ軍がまもるという約束をしていない。ブッシュ大統領は、日本に対する攻撃はアメリカに対する攻撃とみなすと言ったけれど、大統領がかわれば、またかわる。アメリカをねらうミサイルを日本はうちおとすことができるかというような議論をしている状態では、尖閣列島が占領されても、アメリカが動かなくても文句はいえまい。もっともアメリカは、はじめから日本をまもるときはアメリカのためにまもるので、義によってまもるのではないが。話はとぶが、石原莞爾は国防とは国策の防衛であると言った。今まではアメリカのいうとおりにするのが国策であった感がする。これからは日本自身の国策をもたねばならない。国策を破壊しようという者からは防衛しなければならない。世界平和のための国策である。
.. 2007年06月18日 21:38   No.86003
++ タク (平社員)…136回       
実際に尖閣諸島は無人島で開発したのは日本人です。しかも、大正9年に、中国の漁民が遭難をしてそれを日本人が助けたことに対する感謝状が中国から出されています。中国の感謝状にははっきりと、「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島内和洋島にて」と書かれているのです。

だが、中国は昔の古文書に出てくるものを主張の根拠としています。確かに尖閣諸島の名前は出てくるのですが、中国人がこれらの島に上陸したという記録は一度も出て来ないのです。また、台湾も領有の根拠としておる西太后の文章というのがあります。これは日本が尖閣諸島を領有する閣議決定をする明治28年の2年前につくられた文だとして、当時の清朝、つまり中国が尖閣諸島の領有意思をもっていたというものです。しかしこの西太后の文は偽者だと、当の中国の権威ある研究者・呉天頴が断定しているのです。(下條正男「知っていますか、日本の島々」自由国民社刊より)

さらに中国側は、「尖閣諸島は台湾に付属した地域である」と主張しています。台湾は中国の一部だと中国は主張しているから、その台湾に付属する地域はすなわち中国に属する、という理屈です。だがなぜ「台湾に附属する」としたのかというと、昭和33年、中国は自国の領海を、3カイリから12カイリに変更すると宣言したのだが、その宣言のなかに「尖閣諸島」の名は入っていなかったのです。台湾には入っていたので、それで「台湾に附属する」と言わないと、自分が言ったことの整合性がつかなかったのです。

中国がようやく尖閣諸島を「自分の国の領土だ」と明記したのは、なんと平成4年の領海法でのことです。結局「石油があるかもしれないぞ」ということになって、あわてて自分の領土だと言い出したのです。この点では、台湾は最近、随分と主張が合理性をもってきています。李登輝という、前の台湾の中華民国総統は、「尖閣諸島の領土は沖縄に所属しており、結局日本の領土である。中国がいくら領土権を主張しても証拠がない」(沖縄タイムス2002年9月24日朝刊)ということまで言っているのです。他国から助けてもらっていないで自国の領土ぐらい自分のものですと主張してくれよ腰抜け日本政府!!

.. 2007年06月19日 08:27   No.86004
++ 伝 (高校生)…50回       
昭和三十五年の安保条約改定では、十年を経過すると、どちらの国も条約を破棄の通告をしていいことを十条だかに入れてある。通告してから一年間の有効期間がある。アメリカは条約を破棄しても自国の安全保障上問題はない。ただ日本が負担していた費用の分が負担になる。日本の方は安全保障上現在では問題ができる。殺されても何されても非暴力不服従の精神的強さがあれば、戦力なしでいくのもひとつの選択だが、そんな強靭な精神を持っている人は例外的な人だ。アメリカが安保条約の破棄を通告してきた時のことを日本人は考えておくべきだと思う。
.. 2007年06月19日 22:04   No.86005
++ タク (平社員)…137回       
日本はアメリカに戦争に敗れてから、アメリカの作った憲法を押し付けられ戦争を放棄した。やはり、武器の力の差でねじ伏せられてしまっている。またイラク法ではむりやり自民党は法案を通そうとしている。感情論でいけばアメリカ側にも感情論があるわけで、日本政府は安全のためにはアメリカ政府に媚を売るしかないのでしょう。感情論のだけでは絶対に片のつかない問題である。
ガンジーのように非暴力を貫けば、国民が大虐殺されます。戦うことを選べば、自国の兵士や相手国の民間人がたくさん死にます。政府の決定権のある人は、選択肢が間違った結果を生む場合でも、選ばなければならないときがある。国の責任者は、国民を守る義務がある。侵略されても戦わないといっているのではないのです。自衛隊を派遣せずに、中立な立場で平和的解決を模索して欲しいと思うのです。

.. 2007年06月20日 06:06   No.86006
++ 伝 (高校生)…51回       
破棄というのは、ちょっと意味がちがうので、条文を引用しておきます。第十条「・・・この条約が十年間効力を存続した後は、いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約の終了を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行われた後一年で終了する。」条文が作成されてから、もう五十年近くなります。米ソ冷戦もおわったし、締約時と状況がかわっている。アメリカの軍事戦略では兵器等の進歩で日本の基地を必要としなくなっているという。軍事的機密事項以外は、これからどうしていこうとしているかを政府は国民にあきらかに知らせてもらいたい。
.. 2007年06月20日 20:14   No.86007
++ タク (平社員)…140回       
現在の日本は経済大国になりました。貿易収支の黒字では世界第一にもなりました。アメリカから憎悪の対象にもなりました。今日の黒字の礎は、25年におこった朝鮮戦争です。朝鮮戦争は「特需景気」として日本の経済界を潤しました。だが、それはアメリカ軍の基地として日本にドルが落ちただけなのか。

敗戦によって徹底的に打ちのめされた日本が今日のように立ち直り、「経済大国」に成長したのは世界の驚異であり、日本国民自身にとってもその原因がよくつかめていません。これまで出た評論を読んでも、一口でよくこれを説明し得たものはなかったように思えます。

現在の日本の経済繁栄は、昔のように原材料を外国から買って国内で製品化し(第二次生産)それを輸出するのではなく、電子工学関係のような先端技術のトランジスターからはじまり半導体にいたるまで、もともとはアメリカ生れのもの、それを日本が技術を導入して現在はアメリカを脅かすまでになったのです。

だが、いきなりそうなったのではなく、その中間に、朝鮮戦争で日本がアメリカ軍の「補給基地」であったことを考えれば、極めて自然にわかります。戦争は先端技術を駆使します。研究したものを実験に使用します。米軍の「補給基地」化した日本の電気関係の産業は、その修理、部品の下請け工場となり、米軍の機具や武器を思うままに研究することができたのです。ジープの修理から自動車工業が発達しました。電機工場の技術者のなかには敗戦前の陸海軍の技術士官もいたのです。

.. 2007年06月28日 07:31   No.86008

■--満州事変前史
++ 伝六 (高校生)…58回          

資料を紹介します。
昭和三年一月、満鉄社員の大羽時男が、奉天近郊の農村の村長の家に立ち寄った時のこと、
「正面の机の上に祭壇があって、・・・よく見ると、祭壇に貼ってあるのは乃木大将の肖像画である。大羽は不思議に思って、
「御主人、これは乃木大将ではありませんか」
「そうです。乃木大将は、今は神様です。(中略)初めは、村々に軍医を派遣し、病人を救ってくれました。軍医もまた、非常に親切でした。(中略)それから、道路と排水路をつくることを教えてくれました。今、その辺にある水田は、その時に出来ました。それよりも農民が一番喜んだのは、日本軍の軍紀が厳粛であったことです。兵隊は卵一つ鶏一つ、無料で奪る者がありません。元より婦女子に手を出す者なんか、ありません。神兵だと村人は崇めました。日本軍のお蔭で匪賊は寄り付きません。盗人も出ません。官吏も悪いことは出来ません。(中略)全く平和で安全な王道楽土でありました。私は、今でも神様だと信じております。ですから、こうして朝夕拝んでいるのです。」(山口重次「満洲建国と民族協和思想の原点」を勝岡寛次「抹殺された大東亜戦争」より孫引き)
.. 2007年06月10日 11:20   No.85001

++ タク (平社員)…134回       
石原莞爾が若かった頃、日露戦争の話を聞く為に乃木将軍の屋敷を訪ねました。その時、石原莞爾は誰の紹介状も持っていかなかった。時間があれば間違いなく会ってくれるという確信が、あったのです。門をくぐり、玄関で案内を乞うと、乃木大将本人が現れて気軽に屋敷に上げてくれました。その時の石原莞爾のエピソードとして、乃木大将に父親の年齢を尋ねられ思い出せないので咄嗟に「約60歳です」と答えて、叱られたと言います。

日露戦争での補給戦について質問すると、乃木将軍は地図を出して丁寧に教えてくれた。「乃木の戦下手」は、陸軍の内部では有名でした。何しろ西南戦争では軍旗を奪われています。その後の旅順攻略から、失敗ばかり続きましたから。

だが、乃木大将は多くの方から崇拝されていました。前線の砲火をくぐった下士官たちが、口汚く幕僚たちの判断ミスをなじる一方で、乃木大将に対しては、尊敬を向けていたのです。しかもその畏敬の念は、軍事的才能によるものではないのは確かでした。

.. 2007年06月11日 19:20   No.85002
++ 伝六 (高校生)…59回       
石原莞爾は乃木大将に会ったのですか。すると、二十二歳以前ですね。紹介なしで会いにいくのもすごいけど、紹介なしで会う乃木大将もえらいと思いますね。石原莞爾も若い時には親の年齢を答えられなかったのですかね。後年の彼からは想像できないですが、我々?なみですね。引用をつづけます。
「大羽が思索にふけっているのを気にして王老人が、「(中略)私は日本を信じておりますから、日本のために尽くします。ところが、私が親日だ漢奸だと言って、張作リン政府は私を二年間監獄に入れました。(中略)税は五倍に増した上に紙幣を濫発して大豆を農民からとりあげる。ロシア人よりもまだ性質が悪い。日本人がロシア人を追い払ったように、張作リンや胡子(フーズ)どもを追い払って、あの時のような王道楽土にしてくれないかと、乃木の神様にお祈りしています。」」
日露戦争以後は多くの心無い日本人が満洲に行ったようで、それが排日運動の一因となったようですが、日本が再び起って張を追い出し、満洲の地に王道楽土を建設してくれることを待望している人々があった。王道楽土建設の歴史的な流れが満洲の地にもあったのです。そして石原莞爾等は道をつくったけれど、後任は道に迷ってしまった。先人の努力と先人の失敗を鑑みて、王道楽土の建設に着手する時はいつになるか。

.. 2007年06月11日 21:30   No.85003
++ タク (平社員)…135回       
日本の国家が乃木大将を必要としていました。乃木大将の戦のような犠牲ナシに、近代日本が成立し得ないということを、幼年学校時代の石原莞爾は必要である、と理解していました。軍事的才能の欠如によるために、旅順要塞攻略では、無意味に大量の兵士を殺した、と云われているのです。

大事なことは、当時の日本人が乃木大将を許しただけでなく、尊敬して信仰し、このような指揮官が存在してくれたことを慶び、涙を流した、というのです。そして、その涙のために乃木大将は夫婦で殉死せざるをえなかったと思うのです。

乃木希典は、長州藩の革命グループの吉田松陰をめぐるサークルに生まれました。そのために乃木大将が、新政府で重要な役割を果たすことははじめから約束されていたのです。その役割が軍事であったことが必然であったのかも知れません。だが、決して才能に恵まれたとはいえない分野に生涯を捧げる事になった乃木大将は、自らもひたすらに精神的な存在へと育つしかなかったのですね。

対外的な影響を鑑みると、日露戦争は日本人のイメージを決定したところがあります。アメリカ人の従軍記者ウォシュバーンが、「乃木」という乃木希典の本を書いたり、農学者の新渡戸稲造が英文で「武士道」がイギリスでベストセラーになったり、このとき流布したサムライとしての日本人のイメージはかなり大きいと思います。

.. 2007年06月12日 06:19   No.85004

■--歴史認識
++ 伝六 (高校生)…56回          

2002年のブッシュドクトリンの序文は「20世紀の自由(リバティ)と全体主義(トータリタリアニズム)の大きな戦いは自由(フリーダム)の諸勢力にとっての決定的勝利でおわった・・・」という文ではじまっている。これはどちらかというと連合国にとっての美辞麗句である。第一、カイロ宣言では三大同盟国(米英支)は日本の侵略を罰するために戦争をしているのだと言っている。そして太平洋戦争に人種戦争の要素があったことは、なくなったイギリスの歴史家ソーンも言っている。歴史認識は事実をもとにしなければならない。事実を無視したり、捏造したりしてイデオロギー的に歪曲するのは罪悪である。
.. 2007年05月30日 21:30   No.82001

++ タク (大学院生)…128回       
昔は真のエリートと言う人が大勢いたと言います。文学、哲学、歴史、芸術、科学といった、教養を身につけてその教養を背景として、圧倒的な大局観や、総合判断力を持っていたのです。旧制中学や、志を同じにした思想団体は、こうした意味でのエリート養成機関でした。戦後日本国を統治したGHQの最大の課題は、真っ先に旧制中学や危ない石原莞爾率いる東亜連盟などを潰してしまったのです。

この措置は、ハーグ条約に違反するものです。大がかりな検閲によって言論の自由さえ封殺されました。洗脳のための教育を密かに実施していたアメリカにとって、これくらいは朝飯前だったのです。憲法や教育基本法の洗脳は同様に違反です。現在は旧制中学および思想団体を潰したアメリカの思惑通り、60年後の現在、基本教育では真の歴史認識を禁じられている中では真のエリートが日本からいなくなり、国家は弱体化しています。戦後の萎縮した歩みを打開し未来の子ども達が誇りを持てるような教育基本法改正は民意が反映される事を望みます。

.. 2007年05月31日 06:04   No.82002
++ 伝 (中学生)…47回       
私は教育基本法の改正にはあまり期待していません。高校の教師をやったことがありますが、現場のどこが教育基本法の精神かと思いましたね。あの条文は頭の中で考えた理想としか、その時は、思えなかった。理念としては「個人の価値をたっとび」というところが、戦前あまりに個人的なことが無視されていたらしいので、いいところかなと思うけれど、これが今度はあまりに公的なものを無視することになってきたから、愛郷心をいれようとかで、現場に、たいして影響はないと思われます。国家論が必要ですね。アメリカなどは、普通の国家でないという人があります。アメリカは、どこから、誰が入り込んで、何をしてもいい冒険家の天国という一面があり、一方、ベトナム戦争の時は、外国人の留学生にも突然召集令状がまいこんだそうです。一年アメリカに住めば召集されてしまうのだとか。「何をしてもいい権利を持つかわりに、とんだ義務を不意に背負わされるかもしれない」という感想をいう人がありますが、アメリカのある断面をあらわす言葉でしょう。こういう国家は人間の巣です。巣国です。悪い意味で言っているのでありません。日本のような国が国家であった。国の体(法)があるのです。とくに若いころには人はアメリカ的なものにあこがれる人も多いけれど、そのうち、アメリカ人がさびしくなって、巣国でなく、国家にしようということになるかもしれません。そのときの手本が日本であるようにしたいけれど、さてどうなることか。
.. 2007年06月02日 09:46   No.82003
++ タク (平社員)…130回       
苛めよる自殺や教育現場の混乱に教育実態の荒廃など教育制度の機能不全の多くの問題を抱えて、教育基本法の改正が現実問題の要求である事は国民の一致するところです。教育基本法改正には、苛めによる自殺や必修科目の単位不足と言う事件の連鎖が後押ししている事もあります。

教育基本法は「国家の将来を決する教育の憲法」という概念だという点を認識しておかなければなりません。この権威は主権者である国民の真実の歴史認識により成立させ、政府に権威を、曲げさせない為にも根源的な様々な原因究明を行う事を忘れてはいけません。

「やらせ」などの不正事件の解明と本質的な追求は、再発させないものです。実行犯と影で操っている黒幕の犯人に責任をとらせる事が権威の回復を図る上で大切な事だと思います。少なくとも、「やらせ」の問題は国民が納得する公正な処理を示す事があって始めて、教育基本法改正の権威の回復が図られ、その正当性を付す事が出来るのだと思うのです。

.. 2007年06月02日 19:13   No.82004
++ 伝 (中学生)…48回       
まとまりのないことをかきちらすと誤解されるだけかもしれないし、益がないかもしれないけれど、断片を引用しておきます。内村鑑三の「代表的日本人」に、「しかし、組織は徳の代用を為し得ないものだるといふことを、我々は一人残らず、而も断乎として、信じようではないか。然りそれ許りではない、徳の存在する(著者圏点をするの二字に付す)時には、組織は妨げにこそなれ、助けにはならないのである。「進歩した機構」は、盗人を縛る役にこそ立て、聖人の助けにはならない。」というようなことを書いています。私の言わんとすることと文脈がちがうし、また全部賛成するわけではありませんが、教育は人格的感化なくしてありえない。教育は人類の教師というべき人にまかせることができたら申し分なし。そういう人は常にはいない。話がそれたけれど、憲法というのは政治の話でよくつかわれるから、憲法に従属する教育基本法ならそれは政治教育の面でしょう。わたしのかんがえている教育はそうではありません。「僕が或る種の人間とその能力とを救いたいと思ったら、またその人間を形成する原理を救わなければならない。」(サンテグジュペリ「戦う操縦士」)。私自身にも形がつかめていなものの話をしているのだから、読む人はよけいわかりませんね。
.. 2007年06月02日 21:08   No.82005
++ タク (平社員)…133回       
日本人の道徳の高さについては、戦国の終わりから安土桃山時代にかけて我が国を訪れた宣教師をはじめとする人々が、異口同音に驚きの声を上げていたと言います。これは明治になっても同じで、明治初年に来日し、貝塚を発見したアメリカの生物学者モースは、日本人の優雅と温厚に感銘し、「なぜ日本人が我々を南蛮人と呼んだかが、段々判って来る」と書きました。モースはさらにこう書きます。「日本に数ヶ月も滞在していると、どんな外国人でも、自分の国では道徳的教訓として重荷となっている善徳や品性を、日本人が生まれながらに持っているということに気づく。最も貧しい人々でさえ持っている」と。

昭和の初め頃までに日本に長期滞在した外国人の多くは、同様のことを記しています。逆に、日本からアメリカへ行ったキリスト教の内村鑑三や新渡戸稲造は、故国の道徳の高さに打たれました。道徳の高さを測る尺度はありませんが、過去千年間の各国を何らかの方法で比較することができたら、おそらく日本人がダントツで一番だと思われます。この、日本人のDNAに染みついている道徳心が、戦後マインドコントロールされ、最近では市場経済によりはびこった金銭至上主義に、徹底的に痛めつけられています。諸外国に合わせず、高い道徳心という国柄を保つこと、そのために美しい情緒を取り戻し真の独立国になることが大事な事だと思うのです。

.. 2007年06月06日 08:06   No.82006

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