この論文は名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科の村瀬香准 教授が中心となり、同大学大学院医学研究科心臓血管外科学教室との 共同研究による論文として、アメリカ心臓協会の専門誌「 Journal of the American Heart Association 」に掲載された。(中略) 日本胸部外科学会は福島原発事故以前から日本全国における先天性心 疾患に関するほぼ全ての手術データを収集しており、事故後もそのデー タ収集は継続されている。このデータを用いて解析をおこなったとこ ろ、乳児(1歳未満児)に対する複雑心奇形の手術件数は、福島原発事故 後に14.2%有意に増加していた。(後略) (2019.6.28 1238号「つなぶちようじ」より抜粋)