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3・11以後、ほとんど発電しない日本原電へ | 「基本料金」1兆円支払いは電力会社の詐欺行為 | 電気を1kwも発電しない会社が黒字? | 東海第二原発も再稼働はほとんど不可能(その1、2回の連載) └──── (脱原発大分ネットワーク)
目次?? 1.電気を1kwも発電しない会社が黒字? 2.日本原電とはどんな会社か 3.東海第二原発も再稼働はほとんど不可能 以下は、(その2)に掲載 4.「基本料金」は発電して初めて発生するもの 5.東電は債務超過の日本原電を精算へ 6.発電した時と同額以上の基本料金を払う?
1.電気を1kwも発電しない会社が黒字?
日本原電は原発専門の発電会社です。この会社は2011年3月11日の東 日本大震災で、自社所有の東海第二原発はかろうじて大事故を免れ ました。 もう1つの敦賀原発2号機は、その年5月7日に放射能漏れ事故で 止まり、2つの原発は今日まで電気は1ワットも発電していませんが、 8年間もの間ほとんど黒字を出して、約千人の社員には高額の給与と ボーナスも出しているのです。
その原資は東電や関電などによる電力供給契約の「基本料金」という 名目で全体で1千億円から1500億円のお金がつぎ込まれているのです。 5月24日の朝日新聞によると「2011年以降総額9,885億円になった」 という記事がありました。 こんな債務超過の会社を国の税金で支えられている国営企業の東電が 毎年数百億円もの「基本料金」という名で、東海第二原発の再稼働への 対策費用3千億円の債務保証まで行うことは東電株主への背任行為では ないかと疑われるのです。
2.日本原電とはどんな会社か
日本原子力発電(株)略称:原電とは東電などの電力会社が出資して 作った原発専門の発電会社です。東海第一原発は1998年に運転停止して 廃炉作業中です。残る東海第二原発110万kwは2011年3月11日の東日本 大震災で被災て今日まで止まっています。
福井県敦賀市にある敦賀第一原発(35.7万kw)は2015年に廃炉が決ま り、敦賀原発2号機(116万kw)は2011年5月に放射能漏れ事故で止 まったままです。 ところが敦賀原発2号機建屋の真下に活断層があることが判明した ため、廃炉の可能性が大なのです。
.. 2019年06月16日 05:53 No.1681002
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