【必読※迷惑書き込みの対処方法をまとめました。】

石原莞爾関係の掲示板

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■--ビオトープについて
++ 大ちゃん (幼稚園生)…1回          

私は29年4ヶ月公務員として働いてどうしても我慢できず脱藩した浪士だが、誇りは捨てていないつもりです。
ビオトープは実は農学部出身の私にとって馴染み深いもので小規模のものは自ら設計したこともあります。
今までの色々な記述を読んで私なりに理解した所では、それなりの活動を伴うものと見ました。
ついては一度お会いいたしたく面会を望むものです。
12月9日午前新宿に着きます。
恐らく11日までの滞在となり直ぐ帰省しますが、その後また直ぐ東京に舞い戻ります。
20日まで東京に滞在予定です。
もしよろしければ、ご一報ください。
携帯電話の番号をメッセにてご連絡します。
ご返答お待ちしております。
.. 2007年12月07日 04:08   No.114001

++ タク (部長)…189回       
大ちゃん、こんにちは(〃⌒ー⌒〃)ノ
石原莞爾平和思想研究会の会長も最高顧問も農業のプロです。
会のメンバーはどれだけ出席するかわかりませんが、小沢一郎を囲んだ忘年会は地元のものです。
集まる場所と待ち合わせ場所の地図とか入っているので、封書でお送りしているのですが、9日に新宿では郵送は間に合わないかな?
当日、我孫子についた時に電話ください。
時間に遅れるとバスは出発してしまいますのでご注意を・・・・
場所はクリアビューホテルです。


.. 2007年12月07日 07:37   No.114002

■--忘年会
++ タク (部長)…187回          

★忘年会のお知らせ★

12月16日 日曜日 18時30分〜20時30分まで
場所 野田市のホテル
会費 3500円
主な出席者 民主党小沢一郎党首 太田和美衆議院議員

参加されたい方は詳細をお知らせしますので一報ください。(〃⌒ー⌒〃)ノ
.. 2007年12月04日 06:14   No.113001


■--(無題)
++ 森生文乃 (幼稚園生)…4回          

ご無沙汰しております
お元気ですか
ウィルスが流行っているそうなのでお互い気をつけましょうね。
(岡田晴恵さんの一連の本を読んでびっくりでした
もう読まれました?)

ところで友人が青森でイベントやるべく単身宣伝活動に行くのですが手弁当のボランティアで頑張るので応援したいと思うのです。
どなたか青森に知り合いがいらしたらご紹介いただけないでしょうか?
エチオピアの野生の森で収穫された最高のコーヒーをエチオピア支援の形でNPOが最高の技術で開発したコーヒーがあるのですがそれを試飲していただく機会を作りにいくのです。
で、出来るだけ多くの方にその機会をご案内させていただきたいと思っています。

どなたかいらしたらぜひよろしくお願い致します

ではまた


p。s。
うがいなどでウィルス対策をして,この冬乗り切りましょうね
温かくしてお体を大切に
.. 2007年11月23日 07:12   No.111001


■--お久し振りです
++ 渡辺望 (幼稚園生)…4回          

ご無沙汰しております。お元気でしょうか。
「人形町サロン」というネット言論雑誌に私の原稿が今日からこちらに掲載されています。
よかったらご一読くだされば幸いに思います(^^ゞ
「倶楽部ジパング」「うさねこ研究室」

管理人 渡辺望 拝

.. 2007年11月08日 18:37   No.109001

++ 伝六 (大学生)…70回       
「こちら」の文章、拝見しました。長文ですね。というか、ネット上では比較的短文ばかり読んでいるものですから。時流の思想に対するすぐれた批評が含まれているように思いました。
.. 2007年11月10日 11:36   No.109002
++ タク (部長)…186回       
確かに長文を読むのには大変なところがあるし、コメントは絞り込めないので難しい(笑)
.. 2007年11月16日 06:28   No.109003

■--日本の核武装
++ たんぽぽ舎 (小学校中学年)…11回          

中川一郎自民党総務会長、麻生太郎外相、中曽根康弘元首相などの「日本核武装を論議しよう=日本も核兵器を持ちたい」発言以降、この問題が憲法改正(9条改悪)と並ぶ保守勢力の2大目標(本音)ゆえ、本屋さんの店頭には右派系の「日本核武装すべし」の本がいくつもならんでいます。
 極右政治家=安倍首相の登場以来、教育の憲法といわれた教育基本法の改悪、憲法改悪への大きな一歩(改憲手続きの国民投票法案)…など、まさに悪法のラッシュです。
.. 2007年06月03日 07:01   No.83001

++ タク (平社員)…131回       
日本の政治家の中には「暫くすると米国が衰退する」と思っている方がいます。だがこの発言は、自国を危機にさらすことなので、はっきり言いません。核武装議論に象徴される、日本独自の防衛力の保持についての議論を始めた方がよい、というのが中曽根・麻生・中川の発言の真意だと思えるのです。

中川昭一氏の演説で「米国が日本に原爆を落としたのは犯罪だ」と述べました。日米同盟があるというのに、中川氏が何故、米国が怒り出しそうな発言をしたのかと言えば、米国が衰退して日本が核の傘の中にいられなくなる状況下で、核武装を頭に描いていたのかも知れません。その発言には、日本人の心の根底にある反米感情を揺り動かし、米国従属の呪縛を取り去ろうとしていたのではないでしょうか。

.. 2007年06月03日 07:52   No.83002
++ 鎌仲 ひとみ (幼稚園生)…1回       
六ヶ所村再処理工場が今年本格稼動すれば毎年8トン近くのプルトニウムを生産し、使い道がない。100年後に高速増殖炉の燃料にするという。
 今からプルトニウムを大量生産してどうしようというのだろう?
 核武装、などと言われても言い訳ができないだろうに。加えて原子力産業から出る廃棄物である劣化ウランが兵器になっている事も、無視できない。平和利用は足元から崩れている。
 平和利用を主張したいなら劣化ウラン弾の禁止を自ら提唱し、潔白を証明してほしい。で、なければプルトニウムの大量生産が疑われてもしょうがない。
 自衛隊を軍隊にしようとすることも疑惑を増加させている一因だ。
 核武装する気がないなら行動で示さねばだめだろう。
 しかし、その姿勢は一切ない、そこが問題なのだ。

.. 2007年06月19日 05:57   No.83003
++ 横原 由紀夫 (幼稚園生)…1回       
87年9月にNYで第1回核被害者世界大会が開催された際、私は実行委員会事務局の構成員として参加しました。その際、分散会の中で仏の運動家から"日本は被害しか発言しないが、日本は今や「準核兵器保有国」ではないか"と、日本の核政策を批判されました。海外の運動家からすれば、日本の採っている核政策(原子力利用政策)は核兵器保有政策と映るのは当然なのです。
 昨今、マスコミを通して過剰に煽り立てられる朝鮮民主主義人民共和国や中国に対する脅威論の中で、被爆二世からも(未だ少数ではあるが)核武装容認論すら出ているのが実情です。原子力利用政策は、常に、核兵器製造と表裏一体をなしているとの認識を市民が持たねばならないと考えます。
 「核開発に反対する会」結成は、まさに時宜を得ている運動です。多くの市民が抱いているエネルギー政策に対する幻想を現実に引き戻すためにも、重要かつ緊急な活動だと確信しています。
 「会」の活動が、核開発に反対する大きなそして強い流れを作り出すことに期待し、私もその流れを作り出すことに加担することを喜びとします。
(広島県原水禁元事務局長)

.. 2007年06月19日 09:55   No.83004
++ マサ (小学校低学年)…7回       
東西冷戦の最中、超軍事大国同士の戦争の抑止となったのは何でしょう?それは核兵器そのものだった訳ですよね。では、安保条約が無くなり、中国、北朝鮮が核ミサイルの照準を日本に向け(現に今でも向けてますが)いつでも核攻撃が出来る状況となった場合、どう対処します?安全保障面からの代案を聞かせてください。国際世論が許さないというかも知れませんが、いっくら国連で制裁決議をした所でそれは事後の話ですから、その時にはもう日本は焦土になってますよ。
将来石油燃料が無くなった場合、或は、非常時において制海権を奪われ石油の安定供給が難しくなった場合、同等の電力を石油無しでも数十年保てる、原子力に代わる電力供給源は何でしょうか?対策をお聞かせ下さい。今現在の発電の生産比率を見ると、水力や風力ではとてもカバーしきれないと思いますが。
そもそも、何故、日本が核兵器を所有すると、即戦争を起こすように考えているかが解らない。日本は資源が乏しく交易によって収入の大半を得ている国です。即ち、平和、安定こそが日本のある意味での財源となっている訳で、わざわざ何で戦争起こさなきゃならないのですか?核兵器でどこかの国を攻撃でもしようとしているのですか?その確実な情報を基にしているのならば教えて下さい。
先の大戦で日本は戦争の悲惨さを嫌という程味わいました。今の日本国民が政府が戦争を起こそうとする時、諸手を上げて賛成し、一挙に軍事国家の道を歩むと考えているのですかね?だとすれば国民に対する侮辱以外何者でもありません。「朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)が仮に原爆を保有しているとしても、せいぜい長崎原爆数発でしかないことを思えば、核開発に関する限り日本の方が遥かに悪い。」などどよほど北朝鮮が好きなんでしょうが、実際核兵器を持って、外交の脅しに使い、日本国民を拉致している国と、核開発をしているだけの国のどちらが悪いかいろんな人に聞いたらどう答えるでしょうか?長崎原爆数個分なら持っても良い訳ですか、五十歩百歩という孟子の話を知っていますか?あんまり馬鹿馬鹿しい事言うと笑われますよ。長崎の人に失礼です。そのせいぜい長崎原爆一発で、どれほどの人達が命を失い、今も苦しんでいると思ってんですか。無神経な物言いは謹んでもらいたいですね。
どこぞの時代遅れの共産党員の決まり文句みたいな主張ですが、反対するのはかまわない、現に、原発の不祥事が多発した事から、見直さなければならない点がいくつもある。
では、原子力発電を停止した場合の安全保障、経済、国民生活、将来のエネルギー政策、それらを包括的に考えた代案を示さなければ、子供の戯言と一緒です。代案のない意見は意見じゃないですよ。
「包丁は人を殺せる武器に転用できるから、料理に使うとしてもけしからん、一切使用禁止だ。」と言ってる様なもんです。
政治も外交も経済も、理想だけじゃ動きません。現実との擦り合わせが必要なんですよ。

.. 2007年06月22日 10:51   No.83006
++ 福井・若狭・明通寺(住職)中嶌哲演 (幼稚園生)…1回       
「もんじゅ」建設は核武装への道

1982年7月2日の「もんじゅ」阻止敦賀一万人行動へ向けて、若狭の私たち市民グループは、以下のように訴えました。

    ●「もんじゅ」建設は核武装への道!
    ●原発拒否こそ"もんじゅの知恵"
    ●青い海のこして若狭も都会も共存共栄

 戦後50年目の1995年12月8日、「もんじゅ」はナトリウム噴出火災大事故を起こしました。
 奇しくも12月8日とは、ヒロシマ・ナガサキ・敗戦へと日本を大破局へ引導した真珠湾攻撃の日であるとともに、生きとし生けるものの平和と共生への道を釈迦が開悟された記念日でもある−−ということを私は幾度も言及して参りました。

2007年6月24日の、「核開発に反対する会」の結成が、願わくはブッダの悲願にかない、平和憲法の具現化にもつながらんことを、至心に祈念し期待してやみません。
                    合掌

.. 2007年06月23日 06:59   No.83007
++ タク (平社員)…142回       
中川氏は、経産大臣だったときに、東シナ海油田の開発を強く進めている、中国共産党を仮想敵国にして日米同盟を強化する戦略でした。しかし、現在の中川氏は米国に頼らない日本が核兵器を所持するかどうか議論して、米国を非難する発言をしています。そこには米国は安倍首相に「靖国神社を参拝するな」と圧力をかけて中国に近づこうとしている背景があるのです。

日本は核武装するべきだと話では核を数発撃ち込まれても戦争を続けられるのは国土の広い国だと思います。それは米国や中国・ロシアのような国です。国土が狭くて人口が密集している日本は、核を打ち込まれたらひとたまりもありません。だが米国が衰退して日本から米軍が撤退した後の世界の状況を予測すれば、今後は、北朝鮮・中国・ロシアなどの国が、日本の領空海に入り込んでくる事でしょう。その状況を打破する為には核武装するかどうかは、考えていく必要があるのだと思います。

昨今、中国海軍の原子力潜水艦による領海侵入により日本領海が脅かされています。我が国の軍事力と日本政府の弱腰を見切り、バカにしているように思えます。毅然とした態度で謝罪要求しなければ沖縄上陸の危険性を意味するのです。沖縄に駐留する米軍がいなければ、中国共産党は、もっと過激な軍事行動を、行っていたに違いありませんが、だからといって、米軍基地を沖縄県民に押し付け続けて日本政府が沖縄を防衛しないのかと思うのです。

さらに北朝鮮は、日本全土を射程に収めるノドンミサイル約200発を日本に向けて配備しています。アメリカが軍事行動にとれば、米軍基地を抱える日本が北朝鮮の直接の攻撃対象になることは間違えないでしょう。そうなれば、原子力発電所や重要施設を狙ったテロリストの攻撃もありえます。逆に、ネオコンのアメリカが、北朝鮮を攻撃してしまえば、いずれの場合も日本にとっては最悪のシナリオなのです。こうした事態を避け、北朝鮮問題を平和的に解決するためには、日米同盟関係を強化しておかねばならないと考えたのは外務省です。外務省にとって、イラク戦争も支持する以外の選択肢はなかったのですね。現在の日米同盟と言うのは日本国民を守るために各国の無辜の民を犠牲にするほど不安定ということなのです。

.. 2007年07月01日 17:32   No.83008
++ 鎌仲ひとみ (幼稚園生)…1回       
 イラクで起きている事、劣化ウラン弾による被曝、医療不足、混迷を深める国内の状況、これらすべてになんらかの責任が私たち日本人にもあると思います。そこでは命が無駄に、無慈悲に、不条理に奪われているのです。そこにこそ、私たちの責任があるのです。
劣化ウラン弾の使用禁止、医療支援、開かれたメディアを実現する努力を私たちがしていかなければ何も変える事ができないのではないでしょうか? 

.. 2007年11月02日 06:03   No.83009
++ タク (部長)…184回       
劣化ウラン弾は、分類上、核兵器とは呼ばれていないそうです。米国はこの事を悪用し、放射能による身体、環境への毒性を隠しています。放出される放射能量が 半分になるまでの時間は、地球という星の一生の時間に匹敵するという。悪影響があるにもかかわらず、非核兵器という名目で、廃物の再利用だとし、これを大量に製造、湾岸地域で大量に乱用したため、湾岸地域の子供には、白血病や小児癌の発症率とても高く、満足に治療も受けていないのです。米当局は未だに全く持って安全だと主張しているのです。

結局、大量破壊兵器に大量殺人化学兵器は、何も見つからなかった。アメリカの情報網は素晴らしく、日本もその恩恵を授かっています。イラクが大量破壊兵器を持っているという確固たる証拠というのは世界最高の情報機関の間違いというのは考えにくいことで、嘘をついて戦争を仕掛けたのでしょう。追随した日本は最初からわかっていたのでしょうか。謎です。アメリカの戦争理由は、戦争が進むに連れ、どんどん変わって行きました。

いつの間にか大量破壊兵器の阻止ではなく独裁者の排除となり、結果的にアメリカの目的は達成されたが、被害者は、無辜のイラク国民である。独裁者は排除されたが、それに至るまでに多くの人民が犠牲になったわけです。アメリカは第二次世界大戦後初めて公にして先制攻撃という手段をイラクに行った。イラクがアメリカに何かいけないことでもしたのかな?ブッシュ大統領は、イラクに大量破壊兵器があるかもしれない、その兵器がテロリストに渡り、アメリカを攻撃するかもしれないとイラクに先制攻撃を行った。こんな形で、先制攻撃をしていいのであれば、どこの国に対してだって気に入らない指導者に武力行使が可能になるわけです。ブッシュ大統領は、大量破壊兵器の解除ではなく、フセイン政権の転覆を狙っていたのです。そして日本も米国に追随してアジアでの信頼もなくしてしまったのです。

.. 2007年11月03日 08:32   No.83010

■--終戦
++ ACT (幼稚園生)…1回          

終戦の年の2月、私の父は軍に徴兵されました。

そして翌月、旧満州(中国東北部)の虎林(こりん)市の虎頭鎮に築かれていた虎頭(ことう)要塞というところに赴任しました。

虎頭要塞は、対ソ戦略のためにシベリア鉄道が見渡せる高地に築かれていました。

私の父が配属された部隊の任務は、その要塞にあった軍馬や弾薬そして分解した大砲などを、本土決戦のため内地(日本国内)に移動させることでした。

(同じ部隊の歩兵の戦友で、満州に残る事になり、後にシベリアに抑留され命を落とされた方もおられたようです・・・。)

部隊は、列車で満州、朝鮮を南下し、釜山(ぷさん)から船で京都の舞鶴に着きました。

(父の乗った船は幸い無事でしたが、先に出た船は敵の潜水艦の魚雷にやられたそうです・・・。)

そして、高知の海岸付近に塹壕(ざんごう)を掘って、敵の上陸を待ち構えているうちに8月15日の終戦となりました。

(敵の爆撃機は、父たちなど無視するかのように頭上を通り過ぎ、しばらくするとラジオから空襲警報が放送され、遠くの町に炎が上がっていたそうです・・・。))

父は、乾パン、米一升(1.4kg)、金20円をもらって除隊し、8月22日に実家に無事帰還しました。

(徒歩で実家に帰る人の中には、軍馬をもらって、実家の農耕に使った人もいたようです・・・。)

*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:

しかし、実家に帰った父は、満州の虎頭(ことう)要塞の守備隊が、その10倍以上のソ連軍を相手に、第二次大戦最後の激戦を続けていたことなどその時は知る由もありませんでした。

終戦の3月、虎頭要塞の守備隊は解散になり、保守管理のための小人数を残すのみでした。

ところが、7月に約1400名の守備隊が再配置されました。

その理由は、要塞の秘密兵器ともいうべき41cm榴弾砲が、あまりの巨砲のため分解して移動できず、要塞に残っていたからです。

この巨砲は、アムール川の支流ウスリー江に合流するイマン川に架かる鉄橋を射程圏内に収め、シベリア鉄道=スターリン街道遮断を目的に極秘に設置されていました。

父も一般の兵隊も、そのような秘密兵器がこの要塞にあることなど当時誰も知りませんでした。

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*

『しかもそれは、大量の異民族の血のいけにえのもとに建設されたのであった。
ソ連の参戦によってそこには凄絶な死闘がくりひろげられたが、十倍以上の大兵力をもつソ連軍の猛攻の前に
さしも要害を誇った大要塞も抹殺され、守備隊は全滅した。
驚くべきことに、その全滅は、「終戦」後の8月26日であった。
太平洋戦争は真珠湾に幕をあけたが、その最後の幕が降ろされたのは、実に、知られざるこの虎頭要塞だったのである。』
岡崎哲夫著 「秘録 北満永久要塞―関東軍の最後―」より
.. 2007年08月17日 21:13   No.101001

++ タク (課長)…161回       
石原莞爾は満州国を守るべくソ連の国力を調べるため、ウラジオストックからモスクワ入りしました。途中、シベリアを注意深く観察しながらモスクワ入りしました。モスクワでは、エゴロフ参謀総長が、一介の大佐にすぎない石原莞爾を招待しました。石原莞爾としては、敵の事情を探る意味から、この招待に応じ国賓なみの待遇を受けていました。エゴロフは当時の外務大臣は松岡洋右で石原莞爾は外務省事務官の肩書きにすぎないのにソ連の参謀総長が「日ソ不可侵条約」を申し出たのです。

石原莞爾は「私個人としては、日本とソ連とは争うべきものでないから大賛成である。しかし私には文句がある。君らは日本に対して共産主義の宣伝をするが、日本の国体を理解しているのか。宣伝をはじめる前に相手のことを十分に研究せねばならない。日本国体は世界に類のないもので、日本国民は天皇を戴くことに無上の喜びを感じ、日本国民の幸福は凡てここに立脚しているし、将来は世界の人々にもこの幸福をわかつべきものと信じている。この日本の国体を理解しないで、他国に対すると同じように軽々しく宣伝することは罪悪である。日本に共産主義の宣伝をする前に、まず日本を徹底的に勉強する義務がある。ソ連の優秀な青年をなるべく日本に送れ。私は微力ながら日本的に訓練して十分に日本を理解させてあげよう」

結局、日ソ不可侵条約締結されましたが、ソ連がドイツに攻められているとき日本は背後をつかずに条約を守った。このときドイツと日本がソ連を挟み撃ちにしていればソ連は崩壊していたでしょう。だが、その恩も忘れソ連は条約を破り虫の息の日本に襲い掛かり満州国は崩壊してしまい日本国の領土も占領してシベリア抑留で大勢の日本人が死にました。歴史的に見ても、日本固有の領土として、北方領土は、樺太千島交換条約により、樺太全島における日本の権利と引き替えに、ウルップ島からシュムシュ島までの諸島が、ロシアから日本に譲与されたのに、この状態なのですね。

.. 2007年08月18日 07:23   No.101002
++ 伝 (高校生)…59回       
終戦の時、樺太の真岡では、二十日朝ソ連軍が艦砲射撃をくりかえした後、上陸を開始。第一大隊は早速軍使13名を派遣して停戦交渉にのぞむが、ソ連軍は将校以下十名の軍使を射殺し、避難する住民に対しても攻撃を加え、戦闘が開始されたという記録があります。札幌の第五方面軍参謀長は、二十三日電報を河辺参謀次長あてに打っています。「北部樺太方面の防衛平静なるも真岡方面の敵は頗る惨虐にして、住民を惨殺し避難民を機関短銃を以て猛射し、・・・同方面第一線部隊は若干の対抗手段を執りたるが如きを以て当方に於いては現地部隊に対し国家保全の大局に立ち万事を諦め完全なる無抵抗主義に徹すべき旨指導したり」。
南樺太全部隊の武装解除が終了したのは8月28日であり、日ソ戦闘開始から日本軍の死亡者は千島を含み約ニ千五百名、在住邦人の犠牲者は、真岡約一千名、恵須取約百九十名、豊原約百名、塔路約百七十名といわれます。
虎頭要塞のことは、はじめて知りました。岡崎哲夫の本は絶版のようなので、ネットで「虎頭要塞」という本が出ているのを知り、そのような本の出版は有意義なことだと思い、積ん読でいいと思って、注文しました。今日届きましたが、少し見てたいへん真面目な本であるのをうれしく思いました。

.. 2007年08月22日 22:05   No.101003
++ タク (課長)…163回       
新京にもソ連軍が雪崩れ込んで来ました。満州国政府のなくなった、その間をうめるべき暫定的な行政機関として、東北暫時治安維持会が結成されました。会長は満州国総理だった張景恵です。ところが、治安維持会の委員は全員、ソ連軍司令部によばれ、その解散を命ぜられてしまったのです。ソ連軍は中央政府をつくらず、その権限はソ連軍自信で握ってしまい、新京など地方機関は、ソ連軍が任命してやらせたのです。

終戦とともに自殺するものが、多数あり、大杉栄のところで有名な甘粕正彦大尉(当時・満映社長)も自殺してしまいました。徹底抗戦をとなえていた人たちは、日が経つに連れ、みな落ちついてしまい、通化で事件を起こした程度でした。ソ連軍が侵攻してくると同時に、一般市民は引き揚げろといってもなかなか組織的にいかないが、関東軍の家族は命令ひとつで動くからといって、一番先に引き揚げてしまいました。その次に満鉄の家族が、汽車を自由にできる利点を使い、一、二等寝台を連ねて、サッと引き揚げていきました。一般の慰留民はほっておいて、軍官の家族だけが引き揚げるとは何事であろうか。

なかでも開拓団の人々は悲惨でした。開拓団は、ソ連との国境近くに入植させられていたのに、見殺しにされてしまったのです。満州では、男は全部、軍隊にとられてしまっていたので、あとには年寄りと女子供だけです。それを引き揚げさせるならともかく、黙って知らん顔をしていたのです。関東軍は前線から引いてしまう、ソ連軍は攻めてくる、その間に入って、ソ連軍の追撃、現住民の迫害、動揺と不安の中を開拓団の苦労はいかばかりであったろうか。「華麗なる家族」を書いた山崎豊子さんの「大地の子」という作品を読んでいただければ、この悲惨の状態がどんなものなの少しはわかることでしょう。

.. 2007年08月24日 08:12   No.101004
++ 伝 (高校生)…62回       
「大量の異民族の血のいけにえのもとに建設された」という言葉では、どういうことかわからないが、その事実は中国人等の捕虜を建設の作業員として使ったことらしい。ソ連が日本人をつかまえて、過酷な労働をさせたようなことを、この要塞では小規模でやったのであろうと思われる。そこで、虎頭要塞が、悲劇的運命をたどったのも、それらの人々ののろいがかかっていなかったといえようかというような感想を虎頭要塞の生き残りの著者が書いているのである。
.. 2007年09月22日 12:24   No.101005
++ タク (課長)…170回       
侵攻してきたソ連兵の掠奪は酷かったと言います。鉄砲を持っては家に入ってきて、みな奪っていく。道を歩いていても、時計が欲しくてしようがないらしく、かたっぱしから盗んでいく。戦争中というせいもあってか、ソ連兵の生活程度は、ずいぶん低い。そして、日本はブルジョア国家である、資本主義国家である、と宣伝教育されているので、やって来たソ連兵は、ブルジョアのものをとりあげるのは、当然の事だと考えていた。ブルジョアからプロレタリアートがものをとるのは、かえって良いことくらいに思っていたのです。家へ逮捕に来た時は、家宅捜索を徹底的にやり、物盗り的捜索です。写真機、ミシン、電気蓄音機という種類のものは、全部、逮捕にきた奴が持っていってしまう。さらに強姦なども多かったので、娘は頭を剃って坊主になり、地下室へ隠れて、気の毒だったと言います。


.. 2007年09月23日 11:07   No.101006
++ 六 (中学生)…36回       
日本人が中国人を殺したなどというと、すぐ政治的に利用される。事実虎頭要塞のあとには、どれくらい政治的かわからないが、日本人の残虐を示す展示場ができているらしい。
しかし、事実(もはや断片的事実であろうが)は認識しておいたほうがいいから、岡崎哲夫の著書から引用する。
「虎頭の地下要塞は、その規模において、世界的な未曾有のもので、戦争の必要と近代技術とが結合してつくりあげた巨大な逸品であり、当時の金で数億と、また労力十数万とを投入して構築された秘密施設」であって、「労力は主として中国軍の捕虜を使役し、日本人技術者がこれを監督したが、この死の労働ののろいが要塞にまつわっていなかったとは断言できないであろう。彼らはいつも目かくしされて地下に入り、受持ちの一廊下、一室の工事に従った。」という。工事のあと、口封じのために、殺されたことが、伝聞か、事実か一部か全部か、しれないような書き方をしてある。あるいは私の読み方が悪いのかもしれない。戦争というものが、すでに残虐なものだから、人間がどういう心理になるかは、想像がつかない。あんまり一般的な話題にしないほうがいいかもしれないが、書いてみた。

.. 2007年09月25日 19:54   No.101007
++ タク (課長)…171回       
「中国青年報」では、中国人の日本のイメージを調査した結果を「日本」と聞いて連想されるものは「南京大虐殺」が83.9%、「日本人は残虐」が56.1%だった。
中国の一般の青少年は、もともと日本人について知る機会は非常に少ない。
一種の白紙状態のところに徹底したマインド・コントロールをほどこしているというのが、現代の反日教育の実態なのです。
この調査からプロパガンダの素晴らしい成果がわかったことでしょう。
これでは、中国人と日本人が仲良くできるわけがないのです。

「虐殺」は中国人にとって、事実であり、絶対に否定してはいけないもので、殺害された人数についてはさまざまに言われています。
過去、「百万人以上」とされていたが、これでは、揚げ足を取られかねないので、その後、中国共産党の党史部と文宣部は「30万人以上」であることを「決定」し、今日ではそれに対する異説は許されなくなっているのです。
数字が確定したので、あとは「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館」など、歴史博物館の展示内容と宣伝技術をいかに強化するのが、残された課題なのです。

.. 2007年09月27日 06:20   No.101008
++ 伝 (高校生)…65回       
樺太では、白旗をかかげる日本の軍使をソ連軍は撃ち殺した。虎頭要塞では、降伏をすすめにきたソ連軍使?を日本軍は斬り殺した。ソ連軍使?としたのは、正式な軍使ではなく、日本人と朝鮮人で、日本人は開拓村の村長だったかなんだったか、そういう人だった。説得しているうちに感情を害したかどうかしらないが、斬り殺してしまった。使者を殺すなどというのは、まったく野蛮なことである。昔、北条時宗は蒙古の使者の首をはねたが、これについてはほめる人が多くて、本居宣長の歌をもじって「しきしまの大和心を人とはば蒙古の使い斬りし時宗」というような歌さえあるときく。使者の首をきったからといって相手を怒らせるだけで、何にもならない。こんなことはほめないようにしないと、虎頭の司令官のような者をうみだしてしまうのでないかと思う。詳細はわからないが、司令官が降伏をうけいれていれば、部下は悲惨な死をまぬがれたのである。自分は己の美学から死をえらぶのもよろしかろうが、人の命をあづかっている者が、考えが足りないのは困る。
.. 2007年09月29日 20:27   No.101009
++ タク (課長)…174回       
ソ連の降伏勧告のとき、満州ではこのようなことがありました。「日本は戦争に負けて、降伏することになっても、私の部下将兵は健在である。私の命令のない限り、勝手に武器を捨てたり、任務を放棄するような者は一人もいないから、満州の民および在留邦人は、決して騒ぐ必要はない。私は上司の命令と、国際法規に従って行動するが、わが部下および満州民と邦人の生命は、私の生命を賭けても保護する覚悟であるから、駐蒙軍の指導を信頼し、その指示に従って行動されるよう切望する」と放送し、直ちに司令部に帰ると、隷下部隊に対して、「別命のあるまで、以前従来の任務を続行すべきこと。もし命令によらず勝手にその任務を放棄したり、その守備陣地を離れたり、または武装解除の要求を受諾した者は、軍律に従って厳重に処断する」ことを伝え、とくに丸一陣地守備隊に対しては、「その理由の如何を問わず、陣地に侵入するソ軍は断乎これを撃退せよ。それによって起こる責任は、一切挙げて司令官が負う」と重ねて命令した。この事がありシベリアに連行された方はここでは皆無でした。

.. 2007年09月30日 09:02   No.101010
++ 六 (中学生)…37回       
そういう素晴らしい人がいたのですか。調べてみると、8月16日の停戦の大命は「停戦交渉成立に至る間敵の来攻にあたりては止むを得ざる自衛の為の戦闘行動は之を妨げず。」とあったのですね。関東軍司令官はソ連軍の極東軍司令官に即日戦闘停止の申し入れをしたようです。それで各地でまだ戦っているのに、関東軍司令官はさっさと降伏してしまうという形になったのだと推測します。これは自分の身が心配だったのだと批判されてもしかたがないでしょう。敗戦というような時に高い地位にあるのは、その人にとっては災難でしょうが、運命とあきらめて最善をつくすようにしなければならない。りっぱにふるまえば歴史に名がのこる。もっとも名をのこすほどの行動をするには日頃から準備していなければできるものではない。
.. 2007年09月30日 18:23   No.101011
++ タク (課長)…175回       
昭和20年8月15日正午以後、大命を承っては謹んでこれに従うという行動の結果が、自らはシベリアに抑留され、残された140万の慰留民は、血の涙を流す歴史にない惨劇を作り出したことはまぎれもない厳粛な事実です。だが、その時以後、ソ連軍に対し師団以上の規模で勝つことのない限定された本格的戦闘に応じた例が3つあり、その決定をした指揮官とその「大義なき戦い」の戦闘に一命を捧げた同胞将兵に対し、当時の在外居留民がいまだに深い敬意を表しています。

その3つの「大儀なき戦い」とは、1.北千島占守島、幌筵島守備 第91師団(堤不夾貴中将)2.樺太駐屯 第88師団(峯木十一郎中将)3.内蒙古張家口の駐蒙軍(根本 博中将)・・・実兵力独立混成第二旅団だけ。占守島は、日魯漁業の関係者を、全員北海道に引き上げさせた上、満州から移駐した戦車1ヶ連隊(85両)も参加した上での、対等の戦いだったといいます。これに引き替え、樺太では30数万、張家口では4万人の一般同胞を抱え、樺太では戦闘の間に約10万人、張家口ではその全員が退避引揚げることができました。

その大儀なき戦いの犠牲者は、占守島で700名、樺太全土でほぼそれと同数、張家口で70名、そして駐蒙軍は、大阪出身の召集兵を主とした混成部隊で、装備も悪く張口家周辺の鉄道と鉱山の警備が主任務で、到底精鋭などと云える内容ではなかったそうです。その上、多少とも軍隊らしい師団は、上海付近の応援に赴いており、僅か2500名位の治安維持のための混成旅団が、南進して来たソ連外蒙軍と白兵戦を行っています。「自分たちの背後にいる同胞を守らなくてはならぬ」という使命感が、圧倒的優勢なソ蒙軍に対する弱兵の抵抗となったので、樺太と張家口における8月15日以後の戦闘こそは、「大義なき正義」専守防衛の戦いでした。

.. 2007年10月01日 06:25   No.101012
++ 六 (中学生)…38回       
「戦争終結につき陸海軍人に賜はりたる勅語」の日付は8月17日になっていて、「・・・・・汝等軍人、克(よ)く朕が意を体し、強固なる団結を堅持し、出処進退を厳明にし、千辛万苦に克ち、忍び難きを忍びて、国家永年の礎を遺さむことを期せよ」とあります。軍が一切の武力行使の停止を命じた期限は8月25日でした。その数日前には関東軍司令官も参謀長も軟禁状態ですから、あとから見れば、あまり感心しない。その場にいれば、なかなかそんなにうまくはいかないのはわかっていても、どちらかといえば反面教師でないかと思っています。こういう時は直観がものをいいます。平常の熟慮がなければだめですが。私はいまのところ、口だけですが。
.. 2007年10月01日 21:05   No.101013
++ 六 (中学生)…39回       
出処進退ではなしに、出処進止でした。なお勅語の漢字は原文通りではありません。
.. 2007年10月01日 21:23   No.101014
++ タク (課長)…176回       
勿論、あの広い満州の各地で、終戦後関東軍将兵による抵抗が行われたことは、その他で終戦を迎えた在満同胞はよく知っています。しかし、軍隊という組織は、最高責任者がハッキリとした考えを示し、隷下の部隊がそれに副う行動をしてこそ、その1人1人の行動に意識があります。それが、指揮統制はとれず、情報命令も伝わらないまま、多くの武装集団が、南をさして落ち延びる途中、食糧調達のための部隊を襲い、またその反撃を受けるという行動をくれ返したのでは意味がありません。

だからそこの人たちは、秋風吹きしきる中を、ソ連軍に命ぜられて降伏を勧告する役の、丸腰の日本将校に「戦争は8月15日に終わった」と教えられると、全員が気抜けして、待っていた武器を投げ捨ててアッサリと降伏しました。しかしそういう心境におかれた将兵こそ哀れであり、個人の力で歴史の歯車を回すことはできないけれど、考えれば考える程無念という外はありません。

.. 2007年10月02日 21:23   No.101015
++ 伝 (高校生)…66回       
今の人はほとんど、知らない話だけど、日本がポツダム宣言を受諾して降伏するとき、国体の護持ということが問題になった。阿南陸軍大臣は国体の護持の保証がないかぎり、死中に活を求めて徹底抗戦すべきと主張した。聖断の下ったその夜だったかに阿南大将は切腹して自殺した。「一死大罪を謝したてまつる」という言葉をのこして。まだ、よく調べていないけれど、少し前にポツダム宣言受諾の動向を聞いた将校?たちのクーデター計画があって、どうもかつがれそうだとか言っていたとかいう。そういうことを止めるという関係もあったかもしれない。また無条件降伏などということは陸軍の辞書になかったかもしれない。しかしながら、あとから考えると、腹を切るなら9月2日にしたほうが筋が通る。承詔必謹で整然と降伏したというが、相手が紳士ならそれでよいが、もし無茶をやるなら一泡ふかせるという態度も必要だったのでないか。停戦を控えて陸軍大臣が死んでしまっては困るではないか。関東軍司令官も英気のある人ならよかったが、陸軍大臣はよけい有終の美を考えなくてはいけない立ち場だろう。負けることを考えていなかった軍人だから、要求するのは無理であり、異常事態で超人的ふるまいをするのは、至難であるのはわかるが、8月15日以後には無念なことが多い。
.. 2007年10月10日 21:44   No.101016
++ タク (課長)…177回       
昭和20年8月14日午前10時 海津参謀総長、豊田軍令部長、阿南陸軍大臣が死中活を求める抗戦を主張し、ポツダム宣言受託に反対の意見を言上した後の天皇陛下のご発言である。「自分はどのようになろうとも国民を助けたい。この上戦争を続けては全く焦土となり、万民にこれ以上の苦悩をなめさすことは忍び難い。日本が無くなってしまう結果に比べ、少しでも種子が残りさえすれば、また復興という光明も考えられる。私は明治大帝が涙をのんで思いきられた三国干渉当時のご苦衷を偲び、この際絶えがたきを耐え、忍び難きを忍び、一致協力将来の回復に立ち向かいたいと思う。今日まで戦場にあって非命に斃れた者、またその遺族を思うときは、悲嘆に耐えぬ次第である。

また戦傷を負い戦災を蒙り、家業を失いたる者の生活に至りては、私の深く心配するところである。この際私としてなすべきことがあれば何でもいとわない。国民によびかけることがよければ私はいつでもマイクの前に立つ。一般国民には、今まで何も知らせずにいたのであるから、突然この決定を聞く場合、動揺も甚だしかろう。陸海軍将兵は、さらに動揺も大きいであろう。この気持ちをなだめることは、相当困難なことであろうが、どうか私の気持ちをよく理解して、陸海軍大臣共に努力し、よく治まるようにしてもらいたい。必要あらば、自分が親しく説きさとしても構わない。この際詔書を出す必要もあろうから、政府は早速起案してもらいたい。以上が私の考えである」と。

また、阿南氏は自殺する直前、「もう一度石原莞爾に会いたいなあ」と夫人が語っています。山形県鶴岡の石原莞爾の家には、阿南氏の死を弔う弔旗が立っていた。彼は軍人の政治干与を禁じ、もう1度、皇軍を粛正にするつもりであったらしいが、あまりにも遅すぎたのです。

.. 2007年10月11日 07:01   No.101017

■--問題の本質を見えなくする「電気が足りない」
++ 安藤 多恵子 (幼稚園生)…2回          

「停電は起きない」

 「停電を起こすかどうか」は電力側の問題である。東京電力では今月の22・23 日に6000万kW を超えたが、東京電力が停電を起こす気なら何の手当てもせず「供給義務」を放棄することになるのだから、色々な手立てをするのは当然のことである。
 
 2003 年に東京電力の事故隠しによって全原発17 基止まった時には、原発なしで6000 万kw を確保していて、33℃〜36℃に対しての見通しはたっていた。その時とは単純に比較できないが、(2003 年は用意できたが、今年は突発的であったと)今年の見通しは、地震前の供給力は、7 月6576 万kW・8 月6527 万kW と高い見通しであった。地震後柏崎刈羽原発が止まり、追加の対策を講じて7・8 月は6254 万kW を確保していたのだから停電は起きない。

 過去最大電力を記録した2001 年と比較してみると下図のようになる。ちなみに夏の需要の最大の部分を占めるのは業務部門のオフィスビル等の冷房である。
 2001 年と2007 年の気温を7 月4 日から8 月24 日までで比べてみると、30℃以上が2001年は12 日・2007 年は13 日で、33℃以上は2001 年13 日・2007 年は12 日、35℃以上はどちらも6日である。単純には比べられないが、同じ位の暑さの中で、2001 年は夏場に6000万kW を超えたのは8 日であったが、今年は今のところ2 日である。

 これはあきらかに2003 年の「原発は全部止まることがある」を経験して、企業を始めとして、あらゆる所で省エネ、節電等が浸透したことも考えられる。

 ただ近年の原油の値上がりにより、企業等産業部門では自家発電を使用するよりは、安い電気を買ったほうが得だという企業の論理で、今年は節電があまりきいていないと思われ、」その分需要を押し上げていると思われる。
.. 2007年08月29日 18:04   No.106001

++ 安藤 多恵子 (幼稚園生)…3回       
「電気が足りない」となぜなるのか?

 ベース電源を原発に頼る結果である。2003 年にも東京電力の原発1 7 基全部(定検を含む)止まったし、今回も原発7 基(同)止まって起きている問題である。
 「電気が足りない」コールは「電気をたくさん使って」と同根である。電気の需要が減ると原発は止められないからと、オール電化やIH クッキングヒーター等でもっと電気を使えと売り込み、原発が止まると電気が足りないから使用を控えて節電を呼びかける。

 火力や水力と違って不具合が起きたときの影響が大きい原発をベース電源にする限り、東京電力管内でのこのような馬鹿騒ぎはこれからも起こり得る。賢い消費者としては、湯水のごとく電気を使うのではなく、節電するのは経済効果もあるので結構だが、電気が止まったら大変とか、どうし様と慌てる必要はない。

「メディアの取り上げ方」の問題

 メディアの取り上げ方には、2003年の時から指摘しているが、電力が原発に頼っているからこのような問題が起るのだという視点や、ピークをどうカットすればよいのかという策がとられてきていない問題であるという視点がなく、ただ、下図のような、「大変だ。足りなくなる」という記事が大きく出てくるのはいただけない。「原発が止まると電気が足りなくなる」というミスリードをすることになる。

 日本で実施された例がない「一定の地域を順番に停電」などまだ起るはずもなく、注意喚起にしては人々を脅しているような感じがする。東京電力があらゆる対策をとり、足りない電気を全力でかき集めて、それでもなお足りないといった見通しに立った上ならまだしも、このような記事を連日見せられテレビ等で取り上げられるのはおかしい。夏場の電気需要対策等を含めた根本的なエネルギー全体の政策を考えることなどやるべきことがある。

.. 2007年08月30日 06:19   No.106002
++ たんぽぽ舎 (小学校中学年)…17回       
柏崎刈羽原発の運転再開はありえない

 七月十六日に起きた新潟県中越沖地震から一ヵ月半、この間、経産省や東電は柏崎刈羽原発の重要な事故情報を小出し、後出ししている。姑息にも「参院選で自民党惨敗」の大見出しにぶつけ
て、コソコソと「3号機の揺れ二千ガル超 想定の二.五倍」を発表したりした。原発作業員九人の地震による負傷を発表したのは十一日後だった。
 地震が起こったとき、運転中の原発は安全に停止したと、あたかも何も問題がなかったかのように報道されていたが、実は現場では原子炉を冷やしきるまでの二十時間余、大騒ぎだったとの職員の証言が報じられたのは、ほとぼりがさめた頃の一ヵ月後だった。変圧器火災の消火活動がおざなりになったのは、それどころではない状況だったということらしい。
 明らかに情報が操作されている。マスメディアを通し、柏崎刈羽原発は再稼動するという前提を社会に刷り込もうとしている。
また、原発が止まると電気が足りなくなると、人々を脅すかのような大宣伝。これまで原発は事故隠し、データ改ざんなどウソで固められていたし、国もそれを許してきたわけで、彼らがマスコ
ミに流す情報は全く信用できない。私たちには正しい情報が必要だ。
 地震後、早速「地震と原発 連続学習会」(たんぽぽ舎)が開催されたので参加した(これまで4回)。毎回参加者が増え、人々の関心が高まっていることが窺えた。講師は各分野の専門家。
地震列島日本の原子力政策というものが、いかに無謀で亡国の方針であることか。学習を通してはっきりしたことは、少なくとも以下の二点は誰も否定しようがないということだ。

1.柏崎刈羽原発の敷地地盤が、新しい耐震設計審査指針の求める「建物・構築物は十分な支持性能をもつ地盤に設置されなければならない」を満たしていないことは、今回の地震で実証されたので、そもそも現敷地は原発立地には不適格である。

2.設計時に想定した基準地震動S2をはるかに超える地震動におそわれたことで、建物・構造物が塑性変形(永久ひずみ)をきたしたことは確実で、元の強度は失われている(もろくなっている)ので、たとえ壊れていないように見えても、材料工学的に再使用は無理だ。

そして、この二点からだけでも運転再開はありえないとの結論が容易に導き出される。すなわち、危険箇所に立地している傷だらけの柏崎刈羽原発は廃炉にするしかない。極めて当り前のことだ。

中越沖地震は日本の原発に対する大自然からの警鐘と受けとめ、取り返しのつかない事態になる前に早急に脱原発を実現するよう世論を高めていく必要がある。

.. 2007年09月11日 08:05   No.106003
++ 山崎久隆 (小学校中学年)…15回       
柏崎刈羽原発は廃炉しか道無し その理由

「原発」は、科学を悪用して作られたものである。本来の「科学的手法」とは、これほど相容れない存在はないだろう。そのことがもっとも劇的に、場合によっては悲劇的に証明されるのは、原発が地震に襲われたときだと思う。
 
 志賀原発訴訟において私は、様々な工学的安全設備が地震の時に正常に動くか疑問であることを証言した。そのことは直接は「原告勝訴」の判決理由にはならなかったが、金沢地裁の志賀原発訴訟の差止理由はやはり地震だった。
 
 2007年7月16日午前10時13分に発生した「2007年新潟県中越沖地震(柏崎刈羽震災)」において、世界最大の原発である東京電力柏崎刈羽原子力発電所が被災した。地震直後から7基ある原発のうち3号機の建屋外側にある変圧器から火災が発生し、立ち上る黒煙と蒸気はテレビを通じて世界中に伝えられた。チェルノブイリ原発事故の再現かと、世界中が震撼した。これが後に海外から日本への渡航中止や観光中止などの風評被害を引き起こすことになる。
 
 地震当時、東電は「放射性物質の漏えいはない」と発表していた。それがあったからか、参議院議員選挙で九州にいた安倍晋三首相(当時)が急遽柏崎刈羽原発に自衛隊のヘリで乗り付けた。安全をアピールするつもりだったのだろうが、
首相が東京に戻った後に放射性物質が漏れていたことが明らかになり逆効果となった。
 
 幸いにして放射性物質の放出・漏えいは起きたが「大規模」ではなかったため、直ちに環境や健康に影響を与えなかったが、出たことは事実である。そしてこれもまた国内観光客の激減や海産物が売れなくなるなどの「風評被害」を拡大することになった。海水浴のシーズンであったが、その後シーズン終了までの観光客は平年の100分の1に落ち込み、少なくても7割以上が原発を理由にしたという。県により試算されている風評被害は推定数百億円ともいわれ、新潟県は東京電力に請求することも検討中であるという(9月10日現在)。
 
 2002年以降続いた「東電事故隠し」「情報隠蔽」の体質は、この地震においても繰り返し見られたことで、地元住民のみならず柏崎市や刈羽村、そして新潟県当局からも信頼を失い、強く批判をされることになった。もはや東電は自治体に対してさえ「運転再開」という言葉を口に出すことはままならぬ状況となったのだ。

 いったい何が起きたのだろうか。

.. 2007年09月24日 10:43   No.106004
++ 澤山保太郎 (幼稚園生)…2回       
小泉改革の地方切り捨て、格差拡大の疲弊にあえぐ「地方」の怒りと抗議の声を聴きましょう。
札束をどんなに積まれても、良心を売らない人々がいることに気がつきましょう。
原発とその廃棄物は霞ヶ関に集約するしかない時が来るでしょう。

.. 2007年09月29日 16:37   No.106005

■--対英封鎖論
++ 伝六 (高校生)…67回          

石原莞爾全集第4巻のアレキサンデル・フォン・ペエツ著「対英封鎖論」を読みはじめた。あんまり活字が小さいので、積ん読になっていたが、読みはじめると、なかなかおもしろい。ナポレオンの対英戦争を経済的側面から見た本らしい。呑気な日本国の主権者の日本人に読むことをすすめたい。読みおわったら、感想を書きます。
.. 2007年08月17日 21:26   No.102001

++ タク (課長)…162回       
フランスの植民地と言えば、ルイ15世の18世紀からナポレオン戦争の19世紀初頭までの英国との百年戦争で、フランスはインド・カナダでの植民地を失いました。ナポレオンは欧州大陸での覇権確立を優先して、北米の広大なルイジアナにあるルイ王の植民地をアメリカ合衆国に売却してしまいました。英国艦隊に制海権を奪われている状況では、やむを得ない処置だったのかも知れません。第二次世界大戦にドイツに占領されていたフランスは、ド・ゴールの代表する亡命政権が認められて、国連安全保障理事会常任理事国になっています。

.. 2007年08月21日 08:05   No.102002
++ 伝六 (高校生)…68回       
まだ半分も読んでいない。なるほどヨーロッパは戦争の本場だと思う。イギリス海軍は200年前は海賊をやっていたのだ。中立国の船をつかまえて積荷をとりあげて戦利品とするのだから、立派な海賊だ。海軍が圧倒的に強かったから、海上ではイギリスがルールブックだ。それで海賊ありだから、今から考えるとひどいものだ。国際正義は進歩したが、そういう時代の延長線上にあることは認識しなければならない。
.. 2007年09月04日 22:00   No.102003
++ タク (課長)…167回       
フランスはゲルマン民族の集団に敗れてしまいました。フランク王国が3分割されて以来、実に初めての出来事でした。何百年もの間にフランスの軍隊が何度もドイツ諸国に攻めこまれていたのですが、初めてフランスに勝ったドイツはプロシア国王を皇帝にドイツ帝国を結成するのです。以後、日本政府は見本を新ドイツ帝国に切り換えます。陸軍は、医学・哲学・音楽・工学の留学生は国費でドイツ式になって行くのです。海軍の見本は7つの海を支配する海賊英国ですが(笑)

.. 2007年09月05日 08:24   No.102004
++ 伝 (高校生)…61回       
印象ののこった箇所。
「イギリスは海において、フランスは陸において、それぞれ暴力国であって、大陸の民族や国家を思いのままに弄んだ。一七九二年から一八一五年までの戦争中に、国際法はほとんど無に帰したのである。
 イギリスとロシアのクリミア戦争当時には、鯨と熊の争闘という比喩が語られたものであるが、革命戦争には鮫と虎の争闘図の方がもっと恰好である。何故というならば、イギリスとフランスという敵対者が、互いに暴行をもって争って、いずれも自己の得意によって暴力を行使した。虎が海上に躍り出ようとすれば波に溺れる。しかし、同じような破滅は、海からあがりさえすれば、忽ち鮫をも襲うのである。イギリス人の大陸上陸企図は同盟者なしに企てられると、必ず失敗に終わった。」
「虎と鮫が、戦争の経過につれて覇権を分け合った。一切の国家が欲すると否とにかかわらず、混沌にひきこまれた。中立性は全然問題にならないで、期待も静観も全く役立たなかった。小国に禍あれ、弱国に禍あれ、中立国に禍あれーこれが二三ヶ年の戦争期の本来の合言葉であった。」
これが二百年前だ。それから百年して第一次欧州大戦があった。さすがに惨害がひどかったので、平和への希望が大きくなったようだ。第二次欧州大戦(第二次世界大戦)では、チャーチル等は戦争をなくするための戦争などと言っている。そうほんとに思っていたかもしれないが、どこかウソがある。
時代は進歩したと言っても、どうかすると変態の逆もどりがあるかもしれない。弱小国に禍あれというような行動をしないのが、本来の日本だが、それには国民の自覚と努力が必要だ。

.. 2007年09月14日 21:34   No.102005
++ タク (課長)…168回       
1854年、アメリカが他に先駆けて日本を国際社会に引き入れることができたのは、イギリスとフランスがロシアの地中海進出を阻止するために、クリミア戦争でトルコ帝国を支援するのに忙殺されていたからです。英仏両国にしてみれば、ロシアの地中海進出は、極東に展開する自分たちの帝国と勢力圏にいたる独占ルートを脅かすものでした。地中海で阻止されたロシアは、太平洋への出口となる港を求めて、北東アジアへの進出を図ったのです。ロシアはイギリスが中国から力で引き出した譲歩を利用して、日本と朝鮮北部に隣接する沿海州とウラジオストクを確保しました。そして、地理的には日本列島の一部である樺太と千島列島に入り込んだのです。

1859年、ロシアは日本に樺太の領有を認めるよう要求したが、日本はこれを拒否し、代わりにロシアが先取した領土の購入を提案しました。1875年、最終的に取引が成立し、これによってロシアは千島列島の領有権をあきらめ、一方、日本は樺太を放棄しました。しかし、樺太が日本本土のすぐ北にあり、狭い日本海をはさんですぐそこがロシア本土という状態は、日本にとっては脅威だったのです。

またイギリスも面白くなく、ロシアが極東で支配的地位を占めることを望まなかった。日本も韓国も中国の関係において、戦略的には防御壁の役割を果たす位置にあったが、日本は小さすぎました。そこでイギリスはすぐ指導計画を立て、ロシアに対抗するため、1893年の青木・キンバリー条約で始まる日英同盟は、1921年にアメリカの圧力で解消されるまで、イギリスの極東政策の基盤となったのです。小国日本を「大国」として台頭させた大きな力はこのイギリスとの同盟だったのですね。

.. 2007年09月15日 06:45   No.102006
++ 六 (中学生)…35回       
印象にのこった箇所。
「ナポレオンが自己の偉大なる計画について、ドイツ人に言及したすべては、事実の前に南国的な法螺と一八一五年のフランス人に対する小さな復讐と見えてくるに相違ない。彼はドイツ人を原料として尊重した。またおそらくは、彼の没落ののちに、フランス人の不信と引きくらべて見て、ドイツ人の誠実性の価値が高まったのでもあろう。だが現実においてはドイツ人を仮借なく利用して、消費したのである。そしてまた、自己の将来を自身の洞察と精力よりも、他人のそれに期待する民族は、すべて、そうした運命に陥るだろう。」
正確な訳をこころがけているようにみうけられるが、それだけに、真意をつかみにくい箇所もある。最後の箇所は次のように解釈した。自分の国の将来への洞察とそれにもとづく努力をしないで漫然とすごしている民族は、すべて利用され消費されるというような運命におちいるであろうというように。寒心した。今の国際環境はどうだろうと思うのである。

.. 2007年09月17日 22:14   No.102007
++ タク (課長)…169回       
19世紀に入る頃から、ゲルマン人の「文化」が盛んになります(まだドイツという統一国家はない)。ゲーテらの文芸、カントらの哲学です。そこへ細菌学や医学などゲルマン人の発明発見が相次ぎ、新興のプロシア王国はナポレオンにやっつけられた後、近代化に努力して軍事力を発揮、オーストリー帝国軍を野戦で破り、ついに19世紀後半にフランス帝国との全面戦争に勝利して、ゲルマン人諸国を統一、ドイツ帝国を結成したのです。それが1871(明治4)年で、日本の新政府は手本をフランスからドイツに切り替えるのですね。
.. 2007年09月19日 08:03   No.102008
++ 伝 (高校生)…63回       
「ナポレオンの軍隊」の章でペエツはこんなことを書いている。「放逸な道徳も、ナポレオンの軍隊に一種特別の余味を与えるものであった。破廉恥な軍勢の前に、妻も娘も一人として安全なものがなかった」。これには驚いた。ペエツはうそを書く人ではないようだから、ヨーロッパの人はそういう経験をしているのだ。ソ連軍もずいぶんひどかったが、先輩?がいたわけだ。従軍慰安婦?のことでも、あまり潔癖なことを言うと、翻訳のしかたによっては、ありえないウソを言っていると思うのではないかと思う。まあ世界のふつうの軍隊のいままでの行状からして、日本の軍隊を悪くいうのは、銭のためか、謀略の一種かどちらかだろう。
.. 2007年09月24日 20:28   No.102009
++ タク (課長)…173回       
日本人の心理の中でドイツは拡大して行き、フランスは収縮して行くように見えるのです。ところが、「陸軍兵制はフランス式とする」と法律で決められたのが1870年の明治3年の普仏戦争中でナポレオン3世が捕虜になった1ヶ月後です。プロシアの兵制も18世紀までに、フランス王国の制度に学んでいます。そのプロシアの軍人が18世紀半ば、ロシア帝国に軍隊の組織を教えたのです。今日に至るロシアの兵語の6割以上がフランス語そのままかフランス語の語尾をロシア語化したものなのです。ドイツ語がないという事はドイツの兵語もフランス語が基礎だという事です。

.. 2007年09月27日 12:55   No.102010

■--淡海水発電
++ 伝 (高校生)…64回          

河の水が海にそそぐとき、淡水と海水の化学ポテンシャルエネルギーで発電ができることは、ずっと前からいわれているが、送電する状態もでもっていくのはむつかしい。しかし、その電気で海水を分解して水素をつくるのなら、実用化できるのではないかという一世代前のアイデアがあった。今は原子力発電に目がむいているから、たぶん、そういう研究はやっていないだろう。しかし、地震の多い日本で右へならえで原子力発電所をつくる必要はないわけで、淡海水発電に限らず日本の自然環境の特性を生かした発電方法を考えてもらいたい。必要は発明の母である。
.. 2007年09月26日 21:47   No.107001

++ タク (課長)…172回       
水素分をより多く含むのも利点でもあります。水素は燃えても水になるだけで無害だからです。海底や地中のメタン・ハイドレート(氷にくるまれたメタン)を含め確認埋蔵量も充分にあり、21世紀の前半はこれなしには人類は生存不可能だと言います。

しかし、弱点があります。軽いガスなので、すぐ放散し爆発の危険性がある事と大気中に放出されたガスの温室効果です。これは二酸化炭素より分子当たり21倍強(IPPCの評価)。したがって、採掘・輸送・使用に当たって、充分管理された高度かつ大規模な技術が必要です。現実的には当面、石炭・石油・天然ガスが各長所を生かしつつ共存しなければならないでしょうね。

.. 2007年09月27日 08:16   No.107002

■--核兵器の問題
++ 伝六 (高校生)…60回          

昔?核兵器は戦争の抑止力になるという考えを展開した人がいた。今や、核兵器は抑止力にならない。アメリカが先制攻撃に核兵器を使用することがありうると言っている。アメリカは日本に原子爆弾を投下したことを反省していないから、憎悪する相手に原子爆弾で攻撃する発想があることは考えられる。しかし、原子爆弾の投下によって、被爆した人がどのような目にあったかを、目をそらさずに見つめよ。パワーポリティクスの目玉に核兵器を使うのはあやまりである。しかし、狂気にとらえられたどこかの国の指導者が核のボタンをおさないという保証はない。核兵器が存在する間は核ミサイルをうちおとす研究をはじめるべきである。レーザー光線でミサイルをうちおとす研究をアメリカイスラエルでやっているそうだから、規模を大きくすれば、数十キロ先の核弾頭ミサイルをうちおとすことができるのでないか。防衛兵器を研究するのだ。核廃絶までは、そういう研究が必要だ。
.. 2007年06月23日 20:44   No.87001

++ タク (平社員)…138回       
どうしても書き込めない???

.. 2007年06月27日 19:15   No.87002
++ タク (平社員)…139回       
力による抑止力を全く否定する訳ではありませんが、国際政治を支配しているのは、軍事力の行使効果が絶対値の高さで決まってくることは今の世界を見れば一目瞭然ですね。これが、パワーポリティクス、国際政治の力学です。弱い軍事力しかなければ、国際政治の世界では低い地位にしか見られないという事だと石原都知事も言う。本来は軍隊など持たずに平和な世界にするのが、大切な事だが、その影響から逃れる事などは、今の世界ではありえない。攻めるなら攻めてみろ、徹底的に防いで国を守ってみせるぞという意志、防衛力を国際的に明示することが、真の抑止力にもなるという。世界が一つならば軍事力に金をかけずに飢える人も減るだろうに。世界のいかなる国も単独では生きていけません。

話は変わりますが、昨日、墨田区長と一緒でした。話は安倍総理が一週間、選挙を先延ばししたので墨田花火大会が危ういのです。この話は、本日の読売新聞朝刊にまとまっていました。


.. 2007年06月27日 19:21   No.87003
++ 伝 (高校生)…53回       
久間防衛大臣というのは、どういう人かしらないが、原爆投下はしょうがないとかいったとか報道されている。どうも歴史家もあまり、ほんとうのことを言わないので、知っている人は知っているのだが、書いておこう。日本はポツダム宣言のでる前にソ連を通じて和平の申し入れをしていた。無条件降伏はできないが、その他は妥協するという条件だ。ソ連は当然(ヤルタの密約がある)とりつがない。日本がこういうことを言ってきているということはチャーチルを通じてトルーマンに伝えた。日本の動きを知っていて、ポツダム宣言を出した。日本ではソ連に仲介をたのだことが、頭にあったのか、鈴木貫太郎首相はポツダム宣言は黙殺するというようなことを新聞記者だかに話した。すると連合国は黙殺を拒否したとうけとめた。(久間発言はアメリカでは日本の防衛大臣がアメリカの原爆投下を肯定しというように新聞でかいているらしい。発言は慎重でないといけない)。もっとも鈴木首相の発言にかかわらず、原爆は投下され、ソ連は参戦してきたであろう。日本の降伏は時間の問題であったのだが、トルーマンの判断で原爆を投下した。ひとつはアメリカ兵の血をこれ以上流すことがないために、十数万の市民を焼き殺した。ソ連に対する力の誇示とかも言われているが、ソ連に日本を攻めさせたのはトルーマンである。ヤルタの密約はあったが、ルーズベルトは死んでしまっていたのだから、日ソ不可侵条約の有効期間だから、ソ連の参戦は支持できないと言えた筈だ。トルーマンの決断については、歴史的評価をあやまらないようにしないといけない。原爆投下は、その後の冷戦、またそれ以降の核兵器競争の出発点となり、人類の生存の危機の時代を将来した愚行である。核保有国は全滅の淵に近づく前に悟るべきである。
.. 2007年07月01日 21:40   No.87004
++ タク (平社員)…143回       
ソ連が仲介とする和平工作というのは非常に微妙で、日本の敗戦が濃くなってきて急に出たものではなく、戦争が始まって間もなくすでに始めていたのです。日本の当時の政府首脳たちは、実に不可思議なぐらいソ連に対する親近感を持っていて、ソ連とは日ソ不可侵条約を結んでいるのでソ連を仲介とする和平というのが可也早くから考えられています。この中心人物が木戸幸一で、これに反対するのが皇道派の流れをくむ人達です。つまり、近衛文麿以下、小畑敏四郎、石原莞爾、吉田茂です。こういう人たちはソ連を仲介とする和平には反対であるということをはっきりと言っています。

とにかく木戸幸一を中心としたソ連に仲介を依頼する工作が、昭和19年(1944)ぐらいから始まっているわけです。そういう工作の一端がこの6人の戦争指導会議に持ち込まれています。そこで、鈴木内閣の戦争指導会議の6人は、いざというときにはソ連を仲介とする和平工作をやるということを6人だけの秘密の条件として決めている訳です。

.. 2007年07月02日 06:17   No.87005
++ 六 (中学生)…30回       
核兵器の使用ということについては、シビリアンコントロールというのは意味をなさない。原爆の製造をアインシュタインの力をかりて大統領に進言したシラードは原爆投下に反対する請願を67人の核科学者とともに、大統領に送った。ただし絶対反対というのではなしに、やむをえないときは「大統領自身によって原爆を使用すべきかどうかを決定すること」とのべている。グローブズ将軍のような男をのぞいては、武官は原爆投下に反対の意見だったらしい。結局原爆投下を決定したのは大統領だが、独断であったわけではない。誰がそれに賛成する意見であったかは、時間があれば調べてみたい。大統領付参謀長のウィリアム・D・レーヒ提督は「この新兵器に「爆弾」という言葉を使うのは間違いだ。これは爆弾ではない。爆発物ではない。恐ろしい放射能によって多数の人間を殺す毒物であり、爆発力によるより、放射能による死者のほうが多くなる」と回顧録に記しているという。また、「わたし個人の感想をいうなら、アメリカは原爆をはじめて使ったことで、暗黒時代の野蛮人並の倫理基準を取り入れたことになる。わたしは戦争をこのようなやり方で戦うように教えられてこなかったし、女性や子供を殺害することで戦争に勝てるわけではない。」。現代は戦争に関しては史上最悪の倫理基準の時代である。相手が核兵器を使用しないということが信じられなくなっている。のみならず、アメリカは先制攻撃に核兵器を使用することがありうると言っているし、中国の熊や虎もぶっそうなことを言っている。
.. 2007年07月20日 21:35   No.87006
++ タク (課長)…152回       
石原莞爾は「東條が権力を振るったと言っても、マッカーサーの権力の足下にも及ばない。東條は東亜連盟を解散させることができなかったが、マッカーサーは簡単に解放させたではないか。私が参謀総長に親任させられていたら、今頃はニューヨークに石原司令部を置いて、マッカーサーを顎で使っていたろう。」

「アメリカの無差別爆撃や原子爆弾の使用は、全く非人道的な暴虐行為であり、国際法を完全に侵犯したものだ。私が総理大臣だったらアメリカに対して賠償を要求する。もう完全に参っていた日本に原爆をくらわせたのは、アメリカが日本を原爆の実験台にしたのではないか。ソ連が不可侵条約を一方的に破って戦争を仕掛けたうえ、何十万の捕虜を連れて行って酷使したことは、非人道の極みである。これを見たマルクスが地下で泣いているだろう。」

「今度の裁判なるものは、馬鹿げた猿芝居だ。ルーズベルトは死んだから仕方ないが、トルーマン、スターリン、チャーチルを集め日本からは及ばずながら私が出て、堂々と論戦したらよかろう。それが本当の戦争裁判だ。」
以上のような証言が出張法廷の概要であったようだが、その夜は酒田の街に集った外人記者達が喜んで騒いでいたと。「敗戦後初めて堂々と自己主張した日本人が居た。」と。

.. 2007年07月21日 15:44   No.87007
++ わたし (幼稚園生)…1回       
??
.. 2007年09月01日 21:10   No.87008
++ 伝 (高校生)…60回       
日本にミサイルを向けて発射台をつくっている国があるのだから、それに対する防衛は考えねばならない。下策だが、核ミサイルを空中で爆発させてしまえばよい。電磁パルスによる被害がでても、国土上で爆発するよりはましだ。弾道ミサイルというから、たぶん軌道は放物線に近いだろうから、頂点に達したら爆発させる。問題は電磁波を用いて爆発をおこさせることができるかということだが、そんなことは素人が考えてもしかたがないので、専門家に考えてもらいたい。前にワイアレス送電の話をきいたことがある。結局実現しなかったが、できないときまったわけではないだろう。そういうことができるなら、レーザー光線で弾道ミサイルを破壊することもできるだろう。人間の智恵と力でできるかぎりの防衛策を考える。神風?をたのむのはその後である。
.. 2007年09月02日 12:10   No.87009
++ タク (課長)…166回       
現在、米空軍はレーザービームで標的を合わせて爆撃を行っています。

どこの国もそうだが、核問題は厳重な国家機密で、米議会が国防総省の小型核開発の提案にどう対応したか明らかではない。
しかし、議会の予算の編成作業や核実験再開に道を開いたことなどを考えると、議会はブッシュ政権の提案どおり小型核兵器開発は実施段階に入ったと見るべきでしょう。
国家安全保障戦略報告書はミサイル防衛について「ならず者国家やテロリストが大量破壊兵器で米国や同盟国を攻撃するのを阻止するため、ミサイル防衛を開発する」と記述しています。
小型核兵器や先制攻撃重視の攻撃戦略と並んで、ミサイル防衛が地球規模の防衛システムとして新戦略の柱の1つになることを示しているのです。
将来は同盟国及びその周辺に迎撃ミサイルやレーザー発射の基地、支援の艦船、航空機を配備するほか、敵のミサイル発射を探知する情報収集網を地球上から宇宙にまで設置し、地球規模の防衛システム構築を目指すという。

.. 2007年09月03日 08:22   No.87010

■--武
++ 伝六 (高校生)…65回          

武ということは、邪に対する徹底強硬を意味する。字の形は正にホコをかけたもので、漢字字典で昔の書をみるとそのような構成を彷彿させる字が多い。現代では武器を持って進むことを意味すると解釈されているが、それは字を足とホコの合成とみたものである。現代人の意識している武力というのはそういう武である。日本本来の武はそういうことではない。邪を砕破する力がなければ、邪ははびこるばかりである。今の平和主義は善人に弱くなれと言っているようなところがある。そうでなくても悪は強く善は弱いという傾向があるのに。だからといってすぐ武器をもちだすというのではない。正義を保障する最後の力が必要である。刀というのは抜いたら最後である。抜いた以上は斬る。(相手がつよければ斬られる)。抜かないのが理想である。内に武の心が必要である。近代の武器というのは破壊力である。いかに残虐に殺すかということで科学技術をもちいる。その方向での発展の極、核兵器が出現した。こんなものを使って争うのは正気の沙汰ではないのだが、世界の大国がほとんどもっているから、もつほうがまともというようなことにもなってきた。そのくせ核不拡散という。そんなに悪いものなら、自分達も持つのをやめたらいいのだが、やめられない。国連も平和愛好国の看板をおろすとよい。しかし、核兵器をもって、平和を口にすることが悪い冗談のようには思われていない。核兵器をもった国に囲まれている日本は危地にある。だからといって人類を絶滅させる恐れのある兵器はもつべきではないと考える。しかし難問ではある。
.. 2007年07月14日 17:53   No.94001

++ タク (課長)…164回       
戦後初の防衛大臣である久間章生は、1940年12月4日に、長崎県南島原市で生まれました。長崎の人間ならば原爆の辛さがどんなものだかわかってもいいものだと思います。長崎原爆資料館には、南京事件の写真が飾られており、アメリカの原爆投下がさも正当な行為だったかのような印象を与えています。日本がアメリカに攻撃されたということはどこにも書いていないのです。出来てしまった原水爆破出来ない昔に戻れないのですが、劣化ウランの恐怖を世界に流布しなくてはならない。米国の攻撃を率先して支持してきた日本に住む国民のひとりとして、唯一の被爆国である日本に住む人間として原爆の恐ろしさを訴え、世界で二度と核兵器が使えない仕組みをつくらなければ、恒久平和はやってきません。被爆国であるがゆえに出来る役割です。正しい歴史の認識と教訓の上に立って、主張すべき事を主張する態度と勇気がなりよりも必要だと思います。

.. 2007年08月30日 16:13   No.94002
++ 六 (中学生)…33回       
正当防衛ということまで、否定するのは人間の道徳ではないと思う。ただ正当防衛は過剰防衛になりがちかもしれない。ここで問題は核兵器をもつことが、核兵器をもつ相手に対する正当防衛の準備となるかという問題である。自分が核兵器をもつことで、相手が自分を核攻撃することを思いとどまらせるために核兵器をもつということは理屈の上では、一理ある。今のところ世界唯一の核兵器を戦争で使用した国のアメリカが、核兵器の使用はあやまりであったと認めていない。そこへいくと世界で唯一の核兵器攻撃をうけた日本が、核廃絶をいちおう国是としているのはりっぱなものだ。しかし、一部政治家は口にはださないが、やがて核武装できる準備をしたのだとか、証拠は調べていないが、言われている。原爆(水爆)を使うというほどに狂った指導者は、「われとともにほろぶべし」というようなことで、原爆(水爆)をもった国をも攻撃するかもしれない。日本は核兵器をもたずに正義の主張をするべきである。相手が人間なら、そのような国を核攻撃することはない。しかし人間がこわれてしまっていたら、そういう人間が支配していればどうなるかということで、その対策はかんがえねばならない。
.. 2007年08月30日 22:27   No.94003
++ 六 (中学生)…34回       
正当防衛ということまで、否定するのは人間の道徳ではないと思う。ただ正当防衛は過剰防衛になりがちかもしれない。ここで問題は核兵器をもつことが、核兵器をもつ相手に対する正当防衛の準備となるかという問題である。自分が核兵器をもつことで、相手が自分を核攻撃することを思いとどまらせるために核兵器をもつということは理屈の上では、一理ある。今のところ世界唯一の核兵器を戦争で使用した国のアメリカが、核兵器の使用はあやまりであったと認めていない。そこへいくと世界で唯一の核兵器攻撃をうけた日本が、核廃絶をいちおう国是としているのはりっぱなものだ。しかし、一部政治家は口にはださないが、やがて核武装できる準備をしたのだとか、証拠は調べていないが、言われている。原爆(水爆)を使うというほどに狂った指導者は、「われとともにほろぶべし」というようなことで、原爆(水爆)をもった国をも攻撃するかもしれない。日本は核兵器をもたずに正義の主張をするべきである。相手が人間なら、そのような国を核攻撃することはない。しかし人間がこわれてしまっていたら、そういう人間が支配していればどうなるかということで、その対策はかんがえねばならない。
.. 2007年08月30日 22:34   No.94004
++ タク (課長)…165回       
過剰防衛と言えば、日米開戦時の真珠湾攻撃に象徴されるように、アメリカは伝統的に、戦争を画策する時は必ず先に相手に手を出させ、アメリカは正当防衛のために立ち上がるという「正義の戦争」の理屈をとりたがるのです。イラクとの戦争も、湾岸戦争時は、クウェート侵攻によって先にイラクが手を出したため、正義の戦争の体裁をとりました。ブッシュ政権が、国防総省を牛耳るようになると、秘密予算が拡大し、911事件でテロ戦争が始まるとともに、国防総省では、ブラックワールドを使った秘密部隊が主力となり、表の部署は副次的な役割に、表と裏が交替する状態となった。裏部隊を牛耳るネオコンの人々は、CIAや、国防総省内にある表部隊の諜報機関であるDIAの言うことも聞かず、独自の諜報作戦に走り出しているのです。
.. 2007年08月31日 07:06   No.94005

■--アメリカ政治家の威力−天皇を上廻る
++ 樋口篤三 (幼稚園生)…2回          

ところが昨年アメリカ政治家が、小泉首相の靖国参拝と併せて、遊就館の対米戦解説を問題とした。アメリカが29年大恐慌克服の過程の一環として、石油などの経済封鎖で日本を戦争に追い込んだ云々というものである。

 この動きに岡崎久彦(元駐タイ大使等、小泉、安倍の外交ブレーン)は即座に反応した。岡崎(1930−)は、外交軍事戦略と情報戦略の第一人者といわれ、小泉首相が人の意見を聞くのは、内政経済竹中平蔵と外交の彼しかいない、と加藤紘一元幹事長はなげいていた。岡崎外交の最大の特徴は、世界一国家のアメリカとの固き同盟論で、戦前の日英同盟、戦後の日米同盟によって日本は栄えた。
その反対が大東亜戦争で国が亡びた。この経験則に学んで日米同盟至上を鉄則とせよというのである。

 彼が米国の反応をみて、靖国史観が、この日米同盟を危うくしかねないと「産経新聞」に投書。その記事がどういう経路と人(有力政治家、財界人など)をへたのか、靖国神社が一変して、すぐに解説を書き替えた。その執筆者がなんとその親米一辺倒の岡崎であった。このイキサツを彼はこの初夏に記者会見でのべた
のである。どういう訳かとりあげないマスコミが多かったが。

 昭和天皇が(現天皇も)A級戦犯合祀のために参拝をやめ、そのいきさつが日経新聞に詳細にのっても、小泉首相も靖国神社もなに一つ動かなかった。だが米国政治家(知日派)が一言いうや、パッと動き、すぐに改作までする。靖国神社にとっては、天皇のいうことや行動より、アメリカ政治家の方が「格上」なので
ある。

 小泉政治いらいとくに日本の右傾化はいちじるしいが、その先導者の国家主義者や民族主義派がこの靖国のアメリカ一辺倒に一言もないのはどういうことなのか。「英霊」たちもさぞかし驚き、あきれているであろう。

 安倍晋三らの”新保守本流派”の中心イデオローグの中西輝正の本の題の通りに「国まさに亡びなんとす」。政治も道徳も地におち、まさに大危機であることを、今回の靖国劇場は示した。(岡崎の改訂文は見ていないのでふれられなかった。)
.. 2007年08月20日 08:27   No.104001


■--定例会
++ 事務長 (幼稚園生)…1回          

各 位

猛暑お見舞い申し上げます。
毎日のように「熱中症」で死者が出る猛暑。
「物質文明の(目先の)便利さと経済的な効率だけを追求してきた地上最強にして最凶(=最悪)の生命体:
人類に対するグレートサムシング(地球生命の創造主)からついに仕掛けられた“最終戦争”か?」
と思いたくなるほどの猛暑が続く日々ですが、皆様ご無事でお過ごしでしょうか?

ところで、7月に流会になりました定例会を下記の日時、場所にて行います。

日時:9月22日(土)午後2時(受付は1時半より)〜4時
場所:市ヶ谷・私学会館2F「フォッセ」(「山崎」の名前で予約しています)
会費:1000円(お代り可。但しソフトドリンクのみ)
議題:「会報」については島田編集長から説明があると思いますが、事務局としましては、「全集」の売上げと「寄付」の低調により、再び経済的に苦しくなってきたことの現状説明とその対応策を協議したいと思っております。
 また、「青年部会」のその後の進捗具合についてもご報告があればと存じます。

備考:出欠に係わらず、その旨の回答を出来るだけ早目にお願いします。


石原莞爾平和思想研究会 事務長
.. 2007年08月19日 08:07   No.103001


■--都市解体と核の脅威
++ MANSYUKOKU (幼稚園生)…1回          

核の脅威を真に解決するのは、「都市解体、農耕一体、簡素生活」の文明を構築するしかあるまい。皆、現状においては、絵空事と思っているかもしれない。しかし、石原莞爾が提唱してから、半世紀以上もたっているのだ。いくらでもそのチャンスがあったのに、具現できずに時間と資源を無駄にしてきたのである。真剣に科学技術的裏付けを考えなかったつけを今払わされている。その科学的発想は、いまの科学教育からは生まれないであろう。真の信仰を潜在意識として活用しない限り、創造的なインスピレーションは生まれないであろう。この点、石原莞爾や宮沢賢治の信仰生活に学ぶべきであろう。
.. 2007年08月13日 00:30   No.100001

++ タク (課長)…160回       
石原莞爾は、日本再建策として、都市解体・農工一体・簡素生活を挙げました。都市を解体することによって、都市の弊害(資源の浪費、環境の悪化、慢性病の蔓延、道義の退廃、文化の偏在、農村の荒廃)を解消し、国民皆農(国民がみな兼業農家となる)を実現して、農工業を融合発展させ、簡素生活を実現し、五感を支える直感を蘇生し、人類の新時代を切り開こうというのです。石原莞爾はのちに、五族協和の理想の国をつくろうとしていた。「簡素生活」「農工一体」「都市解体」をスローガンとし、恒久平和を願ったのですね。

.. 2007年08月13日 06:19   No.100002

■--年次改革要望書
++ 伝 (高校生)…58回          

よく知らないが「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書」が2001年から毎年出されているようである。これはかどをたてて言えば対日××ヶ条要求ということになる。あくまで要望なのだが、日本国政府が要望どおりにすれば結果的に要求と同じことだ。国民の多くは、こういうものが出されていることを知っていないし、知ったとしても大半の人はめんどうくさくって読んでいないだろう。要望書におけるアメリカの思し召しやいかん。どうも、アメリカの都合をのべるから、その通りにして日本のことは、困らないように自分で考えてくれと言っているようにも感じられる。アメリカの言うとおりにしていると、共倒れになるおそれがないか。
.. 2007年08月07日 22:19   No.99001

++ タク (課長)…158回       
米国に何度も郵政民営化の改革を突きつけられた日本国の喫緊の課題のひとつをクリアしたい小泉さんは郵政民営化に賛成か、反対かデメリットを公表せずに解散総選挙を行ったのですね。小泉さん自身の作り出す独特の説明は、女性や若者を魅了しました。小泉さん自身が納得し、それ以外の説得を受け付けないからこそ、議論も噛み合わないのです。小泉さんはこれまでにないほどの不思議な政治家でした。

何をやるにも若者と女性の支持を得られるのですが、それが、国民にとっては不利益になっているのです。小泉さんの答弁の雰囲気では、何となく良さそうと思わせながら、その実体が見えませんでした。自衛隊の派遣の時でも反対するときも賛成するときも180度考えを転向しても若者と女性は小泉さんを支持しました。形が定まっていないものに具体的に解説を加えながら、熱弁を奮い納得させます。ここに論理矛盾をつく余地があるのだが、小泉さんの不思議な雰囲気に摘まれ、何時の間にか小泉パフォーマンスで終わってしまうのです。

感性を引き付ける魅力ある人間なのでしょうね。まさに小泉マジックです。郵政民営化は、小泉マジックの世界で展開されていると言っても過言ではありません。何となく、民営化は必要ですが、その理由やデメリットは自らの口で丁寧に系統だって話すことはありません。事実、郵政には一円の税金もかけていないし、民営化された場合、政府は400億の赤字が出る事も解っているのです。国民の大事な800億もお金が外資に流れていくのです。

.. 2007年08月09日 08:16   No.99002
++ 六 (中学生)…32回       
今の日本の郵政民営化は、前門の虎後門の狼の状態と思われます。前門に虎を防いで後門に狼をすすめるという中国の言葉です。経済でいうと、借金800兆円にしてしまった勢力?が前門の虎です。後門の狼というのはカジノ経済の立役者の外資の勢力?です。この想像はあたらずといえども遠からずだろうと思っています。
.. 2007年08月10日 22:18   No.99003
++ タク (課長)…159回       
何と言っても、経済の足を引っ張っている大きな要因は、政府部門の肥大化です。国と地方の借金は合わせて800兆円です。これを削減する為に、政府をスリム化して無駄遣いをしないようにしなければいけません。そこで行財政改革が必要になってきます。同時に、無駄遣いが財政投融資。これは郵便貯金や簡易保険などがもとになっているお金でこれを使って、採算を無視した特殊法人経営の赤字を埋めたり、無駄な高速道路をつくったりしているのです。100万円を使用したら100万円以上の付加価格を出すようにしなければ経済は発展しないのですが、100万円を投資しても1円にもならないのでは、大赤字です。これに投資をする財政投融資を何とかしなければならないのです。

.. 2007年08月11日 07:42   No.99004

■--戦争学
++ 伝 (高校生)…57回          

「戦争学概論」という本を図書館でかりてきて、ぱらぱらと見た。政治家には戦争学は必要だろう。戦争が現実におこなわれているからである。現実を見ないで政治はできない。しかし生兵法は大疵のもとともいうから、誰から、どのように学ぶかも考えないといけない。中国の民衆には王道の考え方が根柢にあるかもしれないが、中国共産党は覇権主義らしい。アメリカもレトリックを除けば、覇権主義だ。日本はうまくたちまわるのは、たぶん両国よりは下だろうから、至誠一貫でいけばよい。
.. 2007年08月03日 21:24   No.98001

++ タク (課長)…157回       
この状況が進むとアメリカ・イギリスが世界への支配力を誇示できるのであろうか。アメリカ・イギリスの海洋国家とロシア・中国の大陸国家。冷戦時代は地政学的な戦略は、アメリカやイギリスの戦略が主流でありましたが、ブッシュ大統領によるイラクへの侵略戦争という米国単独覇権主義のやり過ぎにより、英米中心の体制が自滅していったように思えます。侵略戦争に加担している日本国の行く末はどうなるのであろうか。

日本国政府は、英米中心主義に最後まで飼い犬になるつもりで、世界の多極化を出来る限り阻止する方針で、ロシア・中国・北朝鮮までも繋がる鉄道の計画には冷淡でした。だが、6カ国会議で米国が北朝鮮に譲歩すると、拉致問題だけを理由にして北朝鮮へ圧力をかけている日本に対する近隣諸国の冷たい視線が強くなりました。安倍総理はブッシュ大統領に会いに行きましたが、従軍慰安婦の問題を切り出され苦しい状態に追い込まれてしまいました。米国にも見放されているのだから、日本は、米国にばかり頼らない外交を歩み始めなければならないと思うのです。

.. 2007年08月04日 08:00   No.98002

■--素朴な疑問
++ 六 (中学生)…31回          

中国への米の輸出を始めた(再開)が、米の値段は庶民が食べる米の20倍だという。これでは、中国では日本米はぜいたく品だ。米は日本人の主食だし、中国でも主食に近いだろう。それが、こんなに差があるというのは、日本米が美味、優良ということのみに原因があるのではない。日本農家のたすけになるかしらんが、現在のような状況で米を輸出するのは、どこか納得できないものがある。また、前にバリ島に行ったとき、米の値段を聞いて日本とくらべて安いのに驚いた。もっとも、それくらい安くないと、所得も少ないのだ。しかし、生活の質は所得ではかれないものも多い。
.. 2007年08月02日 21:21   No.97001

++ タク (課長)…156回       
日本人はダイエット中のために主食のご飯を減らす努力をしていますが、ご飯は腹もちがいいし、食べ過ぎを防いでくれます。さらに体内の脂肪を燃焼させるにはある程度の炭水化物が不可欠です。特に、玄米や胚芽米は白米よりも栄養素を豊富に含み腹もちが良いです。

ご飯は日本人にとって最適の主食であり、食生活の土台です。ご飯を必要以上に控えると体に必要な栄養素が不足し、それを補給しようとして異常な食欲が湧いてしまいます。お腹も早くすくので、菓子類などに手を伸ばす結果にもなりがちなのです。

しかし、最近は中国と聞くと危ない食べ物と連想してしまいます。

.. 2007年08月03日 08:05   No.97002

■--中学生の経済学
++ 伝 (高校生)…52回          

経済学を勉強しようと思うのだが、あまり学問的にやっている時間がないし、専門家になるわけでもないから、要領よくやりたいと思っているが、中学生が考えるようなところから、考えていくのも一つの方法だろう。今日本国の政府が発行したお金が1000兆円だと仮定する。流通している商品は同じで政府が、十年間にさらに1000兆円の紙幣を増刷して、市場?に出したとする。すると物価は二倍になる。しかし所得も二倍になっている。こういう形の変動はよくない変動だろう。
.. 2007年06月26日 22:16   No.88001

++ 六 (小学校高学年)…29回       
アメリカの対外債務は2005年8月現在で七兆八千五百億ドルという。そのときの増え方のペースだと現在では九兆ドルにせまっているのでないかと思う。日本は世界最大の債権国だというから、その相当部分が日本に対する債務だろう。ところが日本は八百兆円の借金があるという。それは大部分政府が国民に対して借金しているのだ。日本は国家破産に近づいているというが、世界最大の債権国が国家破産するというのだから、おかしな構造といわざるを得ない。この構造は日本だけで変えることができないから、やっかいだ。素人が心配しても具体案がでるわけではないが、大体の認識は気がついた国民はしておかねばならない。
.. 2007年07月16日 21:36   No.88002
++ タク (課長)…151回       
当時のアメリカ政府にはお金がなく、財政難の状態だった。クリントン政権が4年間でためた財政黒字を、ブッシュ政権は就任以来の2年間で全部食いつぶしてしまったのです。アメリカ連邦政府の国債発行残高は6兆4000億ドルで、アメリカのGDPと同額だったのです。国債発行の増加は財政赤字を増やし、長期的に経済の足を引っ張り続けるので、ブッシュ大統領と同じ共和党が多数派を占めていた米議会でさえ、発行上限の引き上げには反対意見が多かった。ちなみに、国債発行残高は、GDP額の60%程度なら健全財政であるとされています。我々の日本国はGDPの120%で、かつてアメリカは日本の財政赤字を批判していたのです(笑)

.. 2007年07月17日 08:02   No.88003
++ 伝 (高校生)…56回       
1994年クリントン大統領のとき、それまで、1ドル5,72人民元だったのを、1ドル8,72人民元にしたという。ドルペッグ制?とか言ってだいたい人民元をドルに連動させた。これが、2005年まで続いたらしい。
たとえば、1個200円のりんごが中国では1人民元で買えたとする。交換レートはいま1元16円くらいだから、輸送料がどれくらいかかるかしれないが、50円で売ったって、いいもうけだろう。たとえば日本で20000円の自転車を中国でうろうとすると、1250人民元以下では売れない。そんな値段を口にしたら、日本人は馬鹿じゃないかと言われるだろう。たぶん300人民元以下で、あるいはもっとずっと安く買えるだろう。いろんな品物を比較するとよいが、今の時点で経済を共通のものにするのがよいか悪いかしらないが、円と人民元の交換レートは不自然に操作されている感じがする。だんだんかわっていくだろう。中学生の経済学では、そう考えられる。

.. 2007年07月23日 21:26   No.88004
++ タク (課長)…154回       
我が国は外交や経済も日本優位という幻想は捨去ったほうが賢明ですね。現実には、中国は、人民元は米国の基軸通貨ドルを驚かすぐらいの力をつけていますし、防衛上でも米軍が中国を牽制していると幻想することも楽観的な考えだと思います。アメリカに忠実な我が国に、自由に利用出来る米軍基地を置き、その維持管理費を日本が負担してくれるという好都合なシチュエーションは、アメリカの利益を確保しているのだからと考えるのは甘いかも知れません。

.. 2007年07月24日 08:27   No.88005

■--(無題)
++ 木下靖夫 (幼稚園生)…1回          

石原莞爾平和思想研究会さま

私こと、石原平和研会員の木下靖夫と申します。次のことニ付きましてお尋ねします。
毎年8月14日か15日ごろに国柱会で行われます「石原莞爾追悼忌」の今年の具体的日程が決まりましたらお知らせください。私も今年は参列したいと目下検討中でございます。(最終的参列の確定は8月に入らないとわかりませんが。)
.. 2007年07月22日 17:49   No.95001

++ タク (課長)…153回       
こんにちは
今年も8月15日の午前中から夕方まで行う予定となっております。
ご検討くださるようお願い申し上げます。

.. 2007年07月23日 08:33   No.95002

■--大本営発表
++ 伝六 (高校生)…63回          

戦時中、戦争のニュースは大本営発表ということで報道する。勝った勝ったというのだけれど、実は負けているのだ。まけていることを国民はしらされていなかった。さすがに昭和十九年あたりには国民も大本営発表に不審の目をむけるようになったらしい。真実を知っているのは戦場で戦っている兵士と軍の上層部だけで、政治家も知らない者がおおかった。こんな話もある。鈴木貫太郎大将が、連合艦隊司令長官の古賀大将がなくなったことをきいて、いつなくなったのかと聞いたら、海軍大臣の嶋田大将は、軍の機密事項だから教えられないと言ったという。鈴木貫太郎は俺は海軍大将だぞ、嶋田はけしからんやつだと怒ったとかいうが、それはもっともだろう。ごく仲間うちだけで、秘密にして、知っておくべき人にも、真実を告げない。国民は健忘症か。親方日の丸がだめなことは、大本営発表でわかっているではないか。しかし、そういうことを許したのは結局国民に智恵と勇気がなかったのだ。今の国民も過去の経験に学ぶことがないと同じことをくりかえすだろう。
.. 2007年07月11日 21:35   No.93001

++ タク (平社員)…147回       
戦時中の政府や大本営発表に踊らされた苦い経験を思い出すとこでしょうね。真実が覆い隠され反対意見は圧力で押さえ込まれ、イラク報道の大部分でも、米国が関連した通信社などのニュースソースデータでした。そこには無辜の民の苦痛の叫びは聞こえてこない。だが、昨今はインターネットが普及して国民の正しい判断その大役を演じているのですね。
BSE問題がブッシュ大統領の圧力により、米国産牛肉に限り安全のための全頭検査はなくなりました。吉野家牛丼に群がる若者を放送して世論操作している。多くの情報を開示して戴きたい。この日本国では宣伝は独占でも多様化しても、いずれも両刃の剣なのです。

.. 2007年07月12日 08:28   No.93002
++ 伝 (高校生)…55回       
日本の政策は、親方アメリカのごとくに思えます。親ガメこけたら皆こけたで、アメリカがこけたら日本が一番にこけるのではないか。もっとも親ガメというたとえは適当でない。外務省をやめたある人が本を書いて、その本のなかで、たしか日本が攻撃されたときに、アメリカははたして日本をまもってくれるのかと考えることはアメリカに対して失礼だから、そういうことは考えないというのが外務省だという意味のことを書いてあった。それやこれや考えると愛国心がいちばん必要なのは政治家官僚だろう。しかし官僚も国民だから、結局国民の愛国心かな。愛国心の中身についての議論は別問題として。
.. 2007年07月12日 22:13   No.93003
++ 伝六 (高校生)…64回       
三十年ほど前に買った小野田寛郎の「わがルバン島の三十年戦争」を開いて、部分的に読んだ。大半の本は整理したのだが、のこっているところをみると、何かとっておきたいと感じたのかもしれない。小野田氏は終戦後も「東亜共栄連邦」とアメリカが戦いつづけていると信じていたらしい。ラジオでニュースも聞いていたが、謀略のニュースだと考えることが多かったようだ。発見者の鈴木紀夫青年とのやりとりは真剣そのものだけに、漫画になりそうなおかしさがある。何かというと謀略を疑うのだから。しかし、一方我々は世界の情勢をどれだけ正確に認識しているといえるだろうかと考えさせられた。小野田さんは自然塾などを開いて今なお活動されている。
.. 2007年07月13日 20:54   No.93004
++ タク (平社員)…148回       
アメリカが日本の基地を日本の国民の血税で移動させるという話もまとまってきています。本来なら、その削減に奔走すべき立場の外務省が、一所懸命に在日アメリカ軍の必要性を説いているのです。これはもはや、アメリカのポチでしょう。

北朝鮮による拉致被害者の救済問題への外務省のこれまでの取り組みも、「不作為の犯罪」と言うべきです。北朝鮮との関係を正常化する問題を担当する、特命大使のポストが置かれたのは1990年です。以来この大使の重要な使命の1つは、拉致被害者の救済であったはずです。しかし歴代のこのポストの大使は、ほとんど開かれることのない北朝鮮との交渉をひたすら待つだけで、百何万円の月給をもらい続けてきたのです。何年ぶりかで再開された交渉に臨んだT大使は、交渉の前日まで出勤せず、交渉の直前に担当官からレクチャーを受けただけで交渉に臨んだのです。これはもう、拉致被害者加家族に対する裏切り行為以外の何者でもないのでは。

北朝鮮は、日本全土を射程に収めるノドンミサイル約200発を日本に向けて配備しています。アメリカが軍事行動にとれば、米軍基地を抱える日本が北朝鮮の直接の攻撃対象になることは間違えないでしょう。そうなれば、原子力発電所や重要施設を狙ったテロリストの攻撃もありえます。逆に、ネオコンのアメリカが、北朝鮮を攻撃してしまえば、いずれの場合も日本にとっては最悪のシナリオなのです。

.. 2007年07月14日 09:37   No.93005
++ タク (平社員)…149回       
また、その2年前の昭和47年にはグアム島で、日本兵の横井庄一氏が見つかりましたね。彼らは戦争の終結ががわからず、上官が任務終了を伝えて軍刀を返却したのをみて何とも表現できない不思議な気持ちで胸を打たれてしまいました。

フィリピンといえば、ルソン島での「バターン死の後進」は歴史の教科書に登場する有名な出来事ですが、真実は違います。アメリカ・フィリピン軍が降伏したとき、日本軍は降参した捕虜7万余人を、炎天下の中、十分な水も食糧も与えずに、収容所まで徒歩で移動させ多くの死者がでた。アメリカはこれを国際法違反の残虐な「死の後進」と非難して、日本兵を死刑にしたのです。

この移送で多くの死者が発生したのは、日本軍が計画的な行為や怠慢によるものだとアメリカは指摘しましたが実はそうではなかったのです。捕虜をバターン半島にそのまま放置していたら食糧も不足しており、マラリヤが多発していたから、捕虜を移送したのは適切な措置だったのです。マラリヤを治療する薬は少なく、日本兵自体にも多数のマラリヤ患者が発生していたのです。日本軍は徒歩移動が当たり前ですが、アメリカ・フィリピン軍では車両移動が当たり前だったため、徒歩行進によって受けた苦痛は日本側にはわからないことでした。また、日本軍から支給される味噌汁や牛蒡を木の根っこだと食べない捕虜もおり、栄養失調で倒れる原因となったと言います。最善と信じて行なわれた行為が悲惨な結果をもたらしてしまったのも事実なのです。

.. 2007年07月14日 10:04   No.93006
++ そのまんま西 (幼稚園生)…4回       
お久しぶりです。
「バターン死の行進」はおっしゃるとおり恣意的制裁の典型例ですね。
こんなウソが教科書に掲載されていることが間違いであることに国民や政府が早々に気付くべきです。

私は本間雅晴中将を思い起します。
良識派かつ純粋過ぎる本間将軍はバターン戦の後に予備役となった訳です、「死の行進」をもって戦犯として起訴され処刑されました。
マッカーサーの復讐劇といわれてます。
その処刑は幸い(?)にも軍服・銃殺でしたが、刑の執行日時はマニラ戦を号令した同日時です。
やはり、復讐なのですが<軍服・銃殺>での刑の執行は石原将軍と満州時代に一悶着のあった、今村均大将(本間中将とは軍部内で無二の親友)の働き掛けがあったことに疑いは無いと思います。

それにしても本間将軍の奥様である富士子夫人の裁判の証言には毎度のことですが、こみ上げて来る感動と苦痛を感じます。

私も日本男児として女房からの評価は、かくありたいと思います。
無理っぽいですが、頑張ります。

.. 2007年07月14日 15:15   No.93007
++ タク (課長)…150回       
1942年、フィリピン・ルソン島のバターン半島に立て篭もっていたアメリカ・フィリピン軍が降伏したとき、日本軍は降参した捕虜7万余人を、炎天下の中、十分な水も食糧も与えずに、収容所まで徒歩で移動させ多くの死者がでました。アメリカはこれを国際法違反の残虐な「死の後進」と非難して、戦後、日本の最高指揮官だった第十四軍司令官本間雅晴中将、輸送作戦を指揮した河根良賢少称、平野庫太郎大佐を死刑に処したのです。

捕虜の移送は50キロ徒歩で列車が走っているサンフェルナンドに向かい、そこからカパスというところまで40キロの距離を列車で移動して、オドンネル収容所まで13キロをまた徒歩で向かうというものです。この間、栄養失調、マラリヤ、赤痢などによる衰弱、炎天下の長期間歩行による疲労などが原因で、アメリカ兵では約600人、フィリピン兵では約10000人が死亡しました。また、収容所でもアメリカ兵約1600人、フィリピン兵役16000人の死者が発生しました。

フィリピン占領後も、治安の乱れや交通の混乱などにより、食糧輸送はうまくいかずにその結果、肉、野菜、水の不足は深刻な問題で、栄養面で大きな影響を及ぼしたが、行進中は日本兵も捕虜と同じ食事をしていたのです。

ただ、日本軍の捕虜に対する扱いは過酷なものだったのは確かだと思います。待遇を要求する捕虜に、「捕虜のくせに生意気だ」、栄養失調、病気のために行進に遅れる者達にも、「怠けるな」と殴打したという証言があります。だが、このような行為も、命令により組織的に行なわれたものではなく戦争に於いて、最善と信じて行なわれた行為が悲惨な結果をもたらしてしまったのも事実なのです。

.. 2007年07月15日 07:49   No.93008

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