【必読※迷惑書き込みの対処方法をまとめました。】

石原莞爾関係の掲示板

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■--孟子の民主主義
++ 伝 (小学校高学年)…24回          

孟子の思想は民主主義と言ってもよいと思う。今の民主主義とちがうのは君主の役割を重んずることである。こんな話がある。
「王様のご家来のなかに遠く楚の国にゆくので、「留守中なにぶんよろしく頼むといって、自分の妻子の世話を(十分にお金をそえて)親しい友達に頼んでいった者が仮にあるとします。ところが帰ってきて見れば、その妻子をさっぱり世話しないので、飢えかつ凍えていたなら、この友達をどうなさいます。」王はいわれた。「もちろん、そんな者は見捨てて用いない。」孟子は更に言われた。「では(裁判の長官である)士師が無能で、自分の部下の士を取りしまれず、刑罰が乱れたとしたら、どうなさいます。」王はこたえられた。「もちろん、そんな者はやめさせてしまう。」孟子はここぞとばかり言われた。「では、一国の君主として、国内がよく治まらないときには、どうなさいます。」王はハタと返事に困り(聞こえないふりをして)おそばの家来と別な話をしてごまかしてしまわれた。」(岩波文庫「孟子」小林勝人訳)
国君は天の託を受けて万民を養っているのだから、万民をうえ凍えさせるのは友人の妻子をうえ凍えさせるよりひどい、天の命を奉じて万民を治めるのだから、これをじょう乱せしめるのは、士師が士を治めることができないよりひどいとかんがえねばならないと。孟子は上になるほど高い責任を要求している。しかし、今は人情を忘れ、職分を思わない風潮が瀰漫している。
.. 2007年03月14日 21:39   No.56001


■--国民主権の由来
++ 伝六 (中学生)…42回          

日本国憲法の国民主権というのは連合国が決めたといってよい。では戦前はどうであったか。君主主権であったかというと、主権というものを定義しなければならない。それはめんどうだから、学問的厳密さはおいて、戦前は君主主権ということにしておこう。宮沢俊義(としよしという字は正確に記憶していない)によればポツダム宣言を受諾した時点で、国民主権になったという。これは理論的にはおかしいが、理論はしばらくおいて、事実として連合国が国民主権にすることを決めたのである。すると連合国の戦争目的の一つは君主主権を国民主権にすることであったのであろうか。もしそれなら君主主権であったがために戦争がおこったということになる。それなら天皇制に戦争の原因があったとすることはまちがいではないことになる。天皇制がなければ、戦争はおこらなかったのだと。しかしことはそれほど単純ではない。だいたい国民主権と言ったって、国民の意思がふたつにわかれたときは、国民の半分には主権がないのか。君主主権と言ったって独裁者でないかぎり、君主の意思のとおりにことは動かない。立憲国では国民主権であろうと君主主権であろうと、政治の実際において形態的にそうかわったものではない。
.. 2007年03月04日 11:17   No.55001

++ 伝 (小学校高学年)…21回       
或る詩人は「天皇あやうし、この一語がわたしを動かした」というようなことを戦後語った。当時はそうだったが、あの戦争の性質はそういうものではなかったという文脈だったように思う。私の記憶ちがいがあるかもしれないが、当時、国民の意識にそういうことがあったかもしれない。今の八十歳以上の人は深刻な価値観の社会的変動を経験したようである。私はある人から、その苦しみを聞いた。昨日の是は今日の非なのである。戦前も戦後も己の価値観にたてこもった人には、その種の苦しみはあるまい。また、すべて世の中にあわせる人もその苦しみはあるまい。しかし、国民の精神史の問題として、信念が崩れたことについて苦しんだ人には、その内容を書き残してほしいと思う。
.. 2007年03月04日 17:28   No.55004
++ タク (大学生)…76回       
日本の社会は不透明だといいますが、その不透明さを作り出してしまっているのは日本の長年の社会風土であり、また他ならぬ日本の国民です。
本来、民主主義とは国民が国に対して責任を持ち国民が国を運営していくべきものです。しかし、日本人の多くは国が何かをしてくれるのを待つばかりです。
国が国民に何かを施す発想は社会主義でしかありません。
国家運営の主体は国民ではなく議員や官僚が握り国民の民意が反映されずに国を動かし、天下りや賄賂などいい様にされているのです。
これでは、日本が国民主権の真の民主主義国家にはなれません。
連合国の国民主権にするといいながらの民主主義にまんまとはまって国民が何も言えない世の中になってしまいました。

.. 2007年03月06日 19:12   No.55005
++ 六 (小学校中学年)…12回       
アメリカの憲法には国民主権とは、たしか書いていないのですね。アメリカでは、実権をにぎっているのは、WASPと昔聞いたことがありますが、建前としては全部peopleだから、people主権と言ったって何も言ったことにならないから、そんなことは言わないのでしょう。だいぶ前にきいた話ですが、国民主権というのは、フランス革命の時に言われたらしいのです。君主に主権があるのでなしに、国民に主権があると。フランスでは朕は国家なりと言って、人民を圧迫したから、人民がたまらなくなって、革命を起こした。フランス革命については調べていないけれど、かなりひどいことが行われた。ラヴォアジエという百年二百年に一人のような科学者が、政府サイドの職業だったかで死刑にされた。アンペールという科学者の父も死刑にされた。そんなことを科学史の本で読みました。国王なんてのはロクでもないからいらないとなったわけでしょう。イギリスでは国王がつづいているから、国民主権か君主主権かが、意味をもつわけだけれど、慣習法にまかせて、たぶん主権がどちらにあるかは問題にしていないでしょう。日本における主権問題は、国民主権というなら、それは国民と政府または官に対して、国民に主権があるということであって、君主には主権がないといことではないと考える。日本では君民一致の上で発動するのが、主権であるべきである。その意味で国民主権ということばは廃止するべきである。したがって、おかみの言うことにはさからえないということではない。おかみさんのいうことにさからえない人は別にかまいませんよ。(笑)
.. 2007年03月06日 21:20   No.55006
++ おかけん (幼稚園生)…1回       
このスレッドにお薦めの本として、紹介させていただきます。
「日本の憲法」-すめらみことのしろしめす国-
森 清著  ISBN4-88656-262-0 展転社刊
宮沢俊義教授の「八月革命説」についても痛烈な批判をされております。

.. 2007年03月07日 00:31   No.55007
++ 伝六 (中学生)…43回       
ポツダム宣言を受諾するにあたって、大日本帝国政府は、ポ宣言の条件中には「天皇の国家統治の大権を変更するの要求を包含し居らざることの了解の下に帝国政府は右宣言を受諾す。帝国政府は右の了解に誤りなく貴国政府がその旨明確なる意思を速かに表明せられんことを切望す」という電文を送った。連合国は結局天皇の国家統治の大権を変更する要求の有無については、ハッキリ答えず、「日本の政府の究極(終局)の形体は、ポツダム宣言の条項にしたがい自由に表明された日本国民の意思によって定められるべきである」という答えであった。現在の日本国憲法は自由に表明された日本国民の意思によって定められるという趣旨で制定されたものである。形式はそうだが、終戦後の国民は、とにかく生きるためにしなければならぬことがあって、憲法の考察どころの状態ではなかった。そして憲法はGHQの草案にだいたい沿ってきめられた。当時の日本政府は国民主権という言葉をさけようとした。それでは何故主権在民ということが憲法にはいったか。部分的引用では、あまりわからないのだが、ケーディスが金森国務相に話した言葉を引用しておく。
「ポツダム宣言において「日本の政体は自由に表明せられた国民の意思によって決まるべき」ことが規定され、天皇を除去せよとの要求を斥ける唯一の方法は国民が何時でも欲するならば天皇を除去し得る道を拓いて置くことである。
「天皇を除去し得る」ということを憲法の条文に明記すると天皇の威(一字不明)を害するから勿論好ましくない。又貴大臣が議会に於いて「天皇を除去し得ず」と答弁されたのもその意味に於いて正しい方向をとられたものと思ふ。併しそれだけに天皇を除去し得る基礎はあくまで憲法になければならない。それは国民の意思が主権であるということである。」
こういう話がおこなわれていることは、まったく国民は知らなかったわけです。天皇のありかたは日本の文化伝統に根ざしたものです。それを他国がどうこういうのは、大体において悪意であると言わねばならない。それでなければ日本の文化伝統に全く盲目であるということである。このことは世界各国にむかって公表して、国民主権の語を削除するとよい。今の世界各国は天皇を元首と認めているのだから、文句はでないと思う。文句を言う国があったら、人類にむかってその非を論明してやろう。しかし、論明だけではだめだ。日本人が日本精神を体現しないと。

.. 2007年03月07日 21:53   No.55008
++ おかけん (幼稚園生)…2回       
同意です。

皇室と国民は支配者と被支配者の関係にあらず。
皇室と国民は常に共にある。それが日本であります。

.. 2007年03月08日 00:28   No.55009
++ 伝 (小学校高学年)…23回       
戦前の勅語を読むと、あたかも天皇が政府に命令しているがごとく書いてある。しかし、実際に天皇が御自ら命令されることはなかったのである。孫引きだが、戦後、陛下は藤田侍従長に次のように話されたと伝えられている。「明治憲法の本質は責任内閣の制度であって自分は決して内閣の権限を犯さないということを本旨としていた。東条内閣は、内閣の責任において開戦と決定して自分の裁可を求めて来たから、明治憲法の精神に従って自分としては不本意であったがこれを裁可した。・・・」。話が単純すぎる気がするが、いつわりはないと思う。ある人が、「またしても責任無い閣」と批判したが、戦前は責任内閣ということであったようだ。それは責任内閣であるにもかかわらず、責任を放棄することを批判したのだ。戦後、現在の無責任体制の元凶は天皇が戦争の責任をとらなかったことにあるというようなことを言う者があった。これは問題のあるところをまちがえている。今は行政に対する無責任内閣と言ってよい。ある人から聞いたのだが、歴代の大蔵大臣は東大法学部が多いそうだ。経済の専門家でないのに大蔵大臣はおかしいのではないかと。そう言われればそうだ、しかし、大臣は官僚にまかせきりで、いわば目くらばんを押していればよいのだろう。官僚には責任がないから、国の借金?が
八百兆円?になっても、誰も責任がないのである。国民主権?だから、国民がバカ殿様というわけだろうか。ちがう、かなりの国民は生活が苦しいから、バカ殿様のくらしは国民の一部だ。国民は政治的に成長しなければならない。

.. 2007年03月08日 21:24   No.55010
++ 六 (小学校中学年)…13回       
事業があると上下ができる。決定は上でやる。民主主義であっても、上下はできる。日本の社会では下の希望や感情に上はこたえるようにする。外国人の観察者はそのことに驚くと小泉八雲がそのようなことを書いてあった。今でもそうだろう。もっともワンマン社長なるものはちがうかもしれない。もしそうなら、かえってそれは日本的でない。しかし、過去の日本に、個人として、自己のためと同時に他人のために、考えかつ行動する自由は一般的になかったと考えられる。今は、はきちがえた自由はあるが、清新な自由はあまりないように思う。
.. 2007年03月10日 22:18   No.55011
++ 伝六 (中学生)…44回       
おかけんさん。賛意の表明ありがとうございます。くりかえせば、国民主権ということは、官対民で民に主権があるという意味ならば、勿論いいことである。しかし、天皇と政治は全然無関係にして共和制を理想とするという意味で国民主権というのなら、これは日本のレゾンデートルを否定するものと考える。まぎらわしいからハッキリさせる意味で、国民主権とか主権在民ということは憲法より削除すべきであるというのが私の考えです。しかし誤解しないでもらいたいのは、天皇の意思が直接、政治に関与または、トップダウン式のシステムにするということとは全然ちがうということです。いい比喩ではないけれど、人間には意識と無意識があって、政治的決定は意識である。天皇の大御心は無意識である。そういう政治をこれから、構築していかなければならないと考えます。
.. 2007年03月11日 16:52   No.55012
++ タク (大学生)…77回       
石原莞爾は、鳥海山麓の飽海郡遊佐町西山開拓地に私の父を含め同志の方々と移り住みました。そこへアメリカ軍将校が日本では珍しいチョコレートなどを持ってよくやってきたそうです。石原莞爾は笑いながら言う。「君たちは見舞いと称して、本当はマッカーサー司令官の命令で、監視しているのだろう」将校はそれを否定した。「いいえ。監視なんてとんでもない。本当にお見舞いです」石原莞爾がざっくばらんに、ユーモアを交えて意表のつく話をするものだから、将校らはすっかり石原莞爾に好感を持ち、何でも質問をするようになりました。

将校は米軍内情報とも言えるもので石原莞爾の回答を求めました。「ゼネラルは、今でも中国にいる岡村寧次大将と連携して、東亜連盟運動(現・石原莞爾平和思想研究会)を復活させようといているという噂があります。事実ですか」そのころ岡村大将は中国に残り、国民政府の要請で軍事顧問のような立場にありました。

石原莞爾の回答は、「大体岡村は帝国主義者、侵略主義者だが、私は平和主義者だ。連携などできるわけがないだろう。ただ東亜連盟同志会が、占領軍司令部の命令で解放させられたことに対しては、常に不満に思っている。しかし安心してくれ。陛下(昭和天皇)の命令で『ポツダム宣言』で米、英、中に無条件降伏を受託したのだから、抗議すべきことは堂々と抗議はするが、陰でこそこそやるようなことはしない」
と言っています。

.. 2007年03月11日 16:52   No.55013
++ 伝六 (中学生)…45回       
仁徳天皇は「天の君を立つるは民の為なり、故に君は民を以て本とす」と言われた。天というのは東洋的だが、西洋的には神と言ってもよいだろう。天は民を愛育する意図を持っている。その天意を地上において行使するのが君であるというような思想であろう。仁徳天皇は言うだけでなく実行された。このような天皇には国民は感謝こそすれ、くだらない注文をつける必要はまったくないのである。天皇と国民との関係において、国民一般が天皇から害されたということは日本の歴史においてないのである。これは事実である。現実問題は事実をもととして考えなければならない。
.. 2007年03月13日 20:15   No.55014

■--イラン制裁と日本
++ 山崎久隆 (小学校低学年)…8回          

2005年12月23日、国連安保理で一つの決議が満場一致で採択された。
 イランの核開発を制裁を持って阻止しようという決議である。イランにはウラン濃縮の全面停止が求められ、応じなければ制裁を科すことになる。また、核関連技術や資材の移送禁止、個人や企業の海外資産凍結などが行われる。
 一見すれば「核武装に走る国に対し、正当なる国際社会からの制裁措置」と思われるかもしれない。
 仮に、イラン(あるいは北朝鮮を含めても良いが)だけが核武装を目指す国で、それを阻止するために行われるというのであれば意味があろうし、支持できるかもしれない。しかし世界はもっと複雑だ。

世界の核武装国

 日本としては、つい最近、米国と原子力協定を結んだインドはどうするのであろうか。イスラエルは、パキスタンは、いやもっと前に核武装5カ国に誰か制裁を科しただろうか。何もしていなくて、北朝鮮とイランだけを制裁?
 核拡散防止条約において核武装の権利を持っているなどと思う人がいるかもしれないが、核武装5カ国(同時に安保理常任理事国でもある)これらの国に条約
上義務づけられているのは、核軍縮交渉の実行とそれに基づく誠実な核軍縮の取り組み(条約第6条)であって、決して核武装の権利を持っているわけではない。
ましてや他国が核武装をしようとする手助けなど、断じて行ってはならないことになっている。
 つまり、イランを制裁するのであればイランが核武装可能になるまで強力をした国は制裁されるべきである。パーレビ体制時代つまり1950年代のイラン原子力開発を支援したのは米英仏などであることを忘れてはならない。
.. 2007年02月01日 09:19   No.48001

++ 山崎久隆 (小学校低学年)…9回       
イランの濃縮工場と日本の濃縮工場

 イランがナタンズにウラン濃縮工場を建設中だという。しかしその正体はいったい何かといえば、伝えられる限りでも、最大でも3000台のウラン濃縮用遠心分
離機と、それをくみ上げた「カスケード」と呼ばれる分離装置である。それも、後何年か先に出来るかどうかという装置だ。
 日本には六ヶ所村に、日本原燃のウラン濃縮工場が稼働中である。元々欠陥があるため、1500トンSWU(分離作業単位)という能力を持つはずだったのが、300トンSWUに止まっている。
 その日本原燃は、ウラン濃縮プラントの生産能力を、現在の300トンSWUから元々の計画通り1500トンSWUにするため、2007年度中にも新しい設計により開発中の新型遠心分離機の性能を確認する最終試験「カスケード試験」を開始するという。
 1500トンSWUという能力は、たとえば96%核兵器級濃縮ウランを年間7230キロ製造できる能力である。
 日本原燃は、1ラインの製造能力を150トンSWUとして設備を作ったが、これで約723キロの核兵器級ウランが製造可能である。そのカスケードは推定4200台の
遠心分離機で構成されている。
 ところでイランの「3000台」とはおよそその四分の三で、推定100トンSWUの能力があり、1年間に核兵器級ウランを482キロ作る能力に相当する。
 しかしこれは「順調に稼動するとしたら」の話である。
 日本原燃は、1992年に最初の1ラインを稼動させたが、2000年にはウラニウムの付着などのトラブルにより停止、その後も停止続きで、現在生産ライン7系統
のうち、動いているのは2系統だけ、生産能力は300トンSWUまで落ちた。それでも約8000台以上のカスケードにより、まだイランより遙かに多い1446キログラムの核兵器級濃縮ウラン生産能力があるのである。
 非核武装国で最大のウラン濃縮工場を作り、今も拡張をしようとしている日本。
民生用で建設されたとはいえ、原理は同じだ。
 日本は「核武装を決断する」だけで、核兵器開発に転用できる装置をいくつも抱えた国であることを、再認識すべきなのだ。


.. 2007年02月01日 11:15   No.48002
++ 山崎久隆 (小学校中学年)…10回       
イスラエル軍には前科あり=過去、イラクの原子炉を爆撃し破壊した

サンデータイムズが報道

 本当にこんなことが起きるのだろうか。イランの核施設に対しイスラエル軍が核兵器を使用するのだという。
 その計画の存在を報じたのは、1986年にモルデハイ・バヌヌ氏のイスラエル核武装というショッキングな内部告発を掲載したサンデー・タイムズ紙だ。
 当時の報道は、今となれば現実そのものであったことを思うと、このスクープ記事もあながち「荒唐無稽」と切り捨てるわけにはいかない。
 なにより、イスラエル軍には過去、イラクの原子炉を爆撃し、破壊するという前科がある。この「バビロン作戦」は、イラン・イラク戦争のさなかに、それに
まぎれるように強行された。
 しかしこのときは核兵器ではなく、通常爆弾が使われた。
 今度は核攻撃だという「サンデー・タイムス」の記事を紹介する。

.. 2007年02月02日 08:13   No.48003
++ タク (高校生)…67回       
アメリカ軍特殊部隊がイランの国内に入り、放射能測定機を使用して核開発が行われている施設を探しています。外交交渉でのイランの出方次第では、核施設にミサイル攻撃を行うといいます。アメリカ軍がイランを攻撃する際には、核兵器を使用すると指摘している関係者がいてイランの核開発は中部のナタンズという場所の深い地下にあると言われており、通常のミサイルでは破壊出来ないので、破壊力の大きな小型核兵器を使う予定だと言います。

ブッシュ大統領は就任当時から、核兵器の実戦使用を考えていて、この延長線上にイランへの核攻撃があるというユダヤ系の記者の記事を目にしました。ブッシュ大統領は、世界が反対しても単独でイラクを攻撃したのだから、イランに対する攻撃も世界が反対しても行うという事が予想できます。だが、アメリカ軍内では、イランを攻撃することに反対する意見が強いようです。

米国がイランを攻撃する時期は、サンデータイムスの記事では、ブッシュ大統領の任期満了までに攻撃が行われると掲載されています。イランも負けずにと新型の魚雷やミサイルの発射実験をして、ウラン濃縮に成功したと発表しています。新型魚雷は、世界の一般的に装備されている魚雷より速度が3倍も速く出ると発表し、自国の新兵器の性能を自慢しているアハマディネジャド政権は、イランを攻撃しようとしている米国の強硬派に攻撃して貰いたいような発言をしているのです。

.. 2007年02月17日 17:16   No.48004
++ 望月 彰 (幼稚園生)…2回       
マンハッタン計画
 第二次世界大戦中の1942年、アメリカの原爆開発プロジェクト=マンハッタン計画で、動員した労働者たちの被曝制限値として250mSvという値が決められた。この値はあくまでも被曝管理コストの面からはじき出された基準値だったが、これが現在も変わらず日本の被曝制限値の算定の根拠にされている。

.. 2007年03月12日 06:16   No.48005

■--やれやれ
++ 伝 (小学校中学年)…18回          

ニュースを聞いていたら、君ヶ代の伴奏を拒否した音楽教諭が訓戒処分をうけて、思想良心の自由を侵されたとかいう理由で訴えていたのが、最高裁判所で、それにはあたらないということになったとか。こんなことで最高裁までいく世の中かと思った。しかし命令の前に説得が必要である。説得がむつかしければ、なにもいやな者に伴奏させるには及ばない。小学校ならピアノのひける女の先生は何人もいる筈だ。いやいやひいてもらうより、よろこんでやる人に伴奏してもらうのが少々腕がおちても心がこもっているほうがよい。何誰もひきたがらない?そんな学校を義務教育にするな。
.. 2007年02月27日 20:13   No.54001

++ タク (高校生)…69回       
過去、「日の丸・君が代」あっという間に決まってしまったのには驚きました。
良いのか悪いのかは賛成か反対かは別にして思想は個人の自由だと思うのですで、百年まえの時代にタイムスリップするのではないのかと思っちゃいました(笑)
この時は、小泉首相は、女性と若い方の国民の支持得ていましたからね。
法制は、有事関連法が発動され、自衛隊が力を持つようになります。
まぁ〜自衛隊が関東軍のように暴走するとは思えませんが・・・自衛隊を海外へ派遣することまでやっているわけですから再び戦争に荷担し、滅亡の道を歩むことも考えられます。
このままでは、今の幼い子供もやがては、そのまた子供も戦場に駆り出されることになるのは遠い先のことではないような気がします。

.. 2007年02月28日 06:09   No.54002
++ 六 (小学校中学年)…11回       
新聞でみたら、訓戒ではなく懲戒でしたね。それで怒って裁判ですかね。こういう具体的なことは当事者が迷惑するかもしれないから書きにくい気がしますね。私が小学校のころは君が代を歌っていたというたしかな記憶があります。「こけのむすまで」を「むうすうまーあーでー」と歌って「むうすう」とは何のことだろう、どういう意味だろうと思って歌った記憶があります。国歌斉唱一同起立の声とともに、意味もわからず、式の歌として形式的に歌っていたですね。ピアノ伴奏も何か形式的な感じで、音楽的に感銘した記憶はありませんね。中学になると歌ったのか歌わなかったのか記憶にありません。高校ではたしかに歌わなかったと思う。歌の解釈については一度も聞いたことがありません。ついでに言うと「蛍の光」も「いつしか年もすぎのとを」の「過ぎのと」をと?ってなんだろうと思っていました。大人になって文学にくわしい人に聞いたのですが、
  いつしか年も過ぎ
        杉 の戸をあけてぞ今朝は別れ行く
ということで、すぎは過ぎと杉の掛詞なのですね。いつしか年も過ぎて、学舎の杉の戸をあけて新しい旅立ちにわかれゆくという意味だというのです。こどもにわからんと思って説明しなかったのか先生自身も知らなかったのかどっちかしらないけれど、意味も教えたほうがいい。

.. 2007年02月28日 21:29   No.54003
++ タク (大学生)…71回       
自・公・保の連立政権は、1999年に国旗・国歌法を成立させました。その年の12月、デトロイト総領事館の恒例行事となっている天皇誕生日レセプションで、今までは国歌を流したり国旗を飾ったりすることは、在外公館長の判断に任されていたのですが、この年は国旗・国歌法が成立したばかりということもあり、「国旗の掲揚と国歌の演奏を行うべし」という訓令が本省から届いたそうです。

その時に何人かの米国人から、「君が代」の「君」とは誰のことなのかと尋ねられたエピソードがあります。その解釈は政治的にデリケートな問題でもあるので、外務職員は本省にその解釈を確認すると返事が返ってこないので、総領事館にある文化・広報資料から関係資料を調べ、国歌の歌詞の意味を調べてみると、そこには「君」とは天皇陛下を指す言葉で、「君が代」の歌詞には、その御世が末永く続くようにという願いがこめられている、と説明されていた。

暫くして本省から連絡が入り「外務省の広報資料は、外部に委託して作成したものであり政府の見解ではない、しかも国旗・国歌法が成立する前に作成されたものなので、もはや正確ではない、現在新しい広報資料を作り直しているので古い広報資料は回収したい」と言ってきたそうです。何故そのような連絡をしてきたのか。「君が代」の意味を「天皇の治世の代」と認めると、国家の制定に反対する人を勢いづかせることになると、政治家から外務省に横槍が入ったのだという話が伝わってきたそうです。

.. 2007年03月01日 14:19   No.54004
++ 伝六 (中学生)…41回       
ますます、やれやれですね。もとの歌はどうだったかしらないけれど、日本人は君とは天皇だとたいていの人は思っているでしょう。「君」の意味をあやふやにしておいて、国歌として成立させてしまった。伴奏をことわった音楽教師は君とは天皇のことだと考えて伴奏をことわったのでしょう。理屈からいえば、公立学校の教育公務員は、現憲法でも天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴なのだから、天皇君臨をたたえる歌を拒否したいのなら、公立学校をやめて、君が代を歌わない私立学校に就職すべきだとなりますが、これは理屈です。だいたい天皇陛下は常に国民の幸福を念じている存在なのです。われわれは自分や家族の幸福を念じるけれど、どうかすると、他人はけとばしてでもというのが多い。道義的に高い者、己を捨てて世のため人のために考え行動する人が高い地位にいることが人間社会の幸福なのです。ところがなかなかそうでない。ところが天皇陛下は世のため人の為が職分??になっている方なのです。りくつボケした人間にはそれが見えないのです。天皇が自分より道義的に低いかのごとく考えているばか者がいます。あやまれるかなあやまれるかな、しかし先入主が強いから、すこし書いたくらいでは、わかるところまでいかないでしょう。
.. 2007年03月01日 23:10   No.54005
++ タク (大学生)…73回       
外国人にはどう説明したらよいのかと、外務担当者が本省の公式見解を確かめたいと思い早速照会すると本省から以下の答えが返ってくる。
「現在のところまだ解釈が統一されていないので答えられない。天皇誕生日のレセプションまでには間に合わないので、聞かれれば個人的な意見として適当に答えてよい」との事。
解釈のできない歌詞を国家として法制化する政府の無責任さもさることながら、解釈を統一しないまま、天皇誕生日のレセプションにおいて演奏せよと訓令を出してくる外務省もどうなっているのだろう。それから暫く経って作成された外務省の広報資料には、意味不明な次のような主旨の解説が掲載されています。

「政府の解釈は、1999年の小渕恵三首相の国会答弁で述べられている。君とは主権者である国民の意思に由来する、日本国及び国民の統合の象徴として天皇の事であり、君が代とは全体としてそのような日本国の状態を意味する。この国家の歌詞はそのような日本の平和と繁栄の状態が、末永く続くことを祈念する意味であると解釈するのが適当である」何だか意味不明です。(笑)

.. 2007年03月04日 08:07   No.54006

■--日中戦争
++ 増田都子 (幼稚園生)…1回          

「NHKスペシャル (アンコール放送) 日中戦争 〜なぜ戦争は拡大したのか〜初公開の「蒋介石日記」浮かび上がる国際戦略」については、「決定的に欠けているもの=歴史の偽造」、それは「軍部の独走」と、いうことです。軍部だけで「独走はできなかった」のが事実です! 大元帥・昭和天皇の「追認」無しに軍部だけが独走することはできなかった!? のであり、この「事実」無しに、「 日中戦争 〜なぜ戦争は拡大したのか」の真実を理解することはできないのです。
具体的にいえば、1931年9月18日の柳条湖事件は、確かに現地の関東軍が「独走」し、朝鮮軍司令官林せん(「金」篇に「先」という漢字)十郎は天皇の許可可なく「独断越境」し関東軍と協力して満州を占領しました。軍隊の移動については大 元帥・昭和天皇の大権事項であり、許可なく移動させることは陸軍刑法では、最高刑 が死刑である重罪です。この時はまだ存命中だった最後の元老・西園寺公望は、昭和天皇に林を重罰に処するよう、進言しましたが、昭和天皇は、これを退けたばかりか、関東軍に嘉賞の勅語を与え、後には林を内閣総理大臣に任命します。

南京占領の時も、同じです。大元帥として、南京大虐殺の情報が彼の耳に入っていなかったはずはない(これについては、客観的証拠は隠滅されているようですが)のに、占領軍に、やはり嘉賞の勅語を与えています。この嘉賞の勅語ほど、「軍部の独走」を後押ししたものはないでしょう。「軍部の独走」は昭和天皇の「承認」無しにはできなかったのです! 「軍部が独走」したとすれば、その責任の最大部分は、唯一、「軍部の独走」を抑える権限を持っていた昭和天皇にあります。

太平洋戦争については、確か何回も(5回だったかな?)の御前会議を持ち、「軍部の独走」どころか、大元帥・昭和天皇の指令の下、周到な会議(にしては、会議内容は杜撰そのものではありましたが)と準備の下に始められたものであることは、現在、ちょっと、まともな歴史学者の本を読めば歴然としています!

「軍部の独走」という神話が大々的に報道され続ける限り、「侵略と植民地支配」 についての「歴史の偽造」は作り続けられ、「日本人」は「歴史の真実」から目隠しをされ続けるでしょう。それが「侵略と植民地支配の真実」を中学校の社会科の授業できちんと教える私を「公務員不適格」として免職しなければならなかった理由です!

さて、NHKが、「軍部の独走を後押しした昭和天皇の戦争責任」について、真正面から取り上げられる日は来るのでしょうか?
.. 2007年02月12日 19:17   No.50001

++ 葉山 (幼稚園生)…1回       
久々にホームページを見たら、明らかに左翼クズレの元教師っぽいのが、中共のプロパガンダみたいな、浅はかで不勉強な書き込み。あんまり馬鹿馬鹿しかったので、初めて書き込みをして、けちょんけちょんにしてやろうと思いましたが、誰かがどうせ何か書くだろうと思い止めました。(-.-)なんなんでしょう?まあ、思想は人それぞれだから良いのですが。
石研もいい加減若い世代が色々なことを行動的に進めていくようにしなければ、先は見えてしまいます。若い世代、といっても誰がいるかよくわかりませんが、若い世代を集めた会派でも作りたいですね。西野さんも是非、巻き込んで。(笑)お父様がいなくなられ、同志の方達も去られ、なかなか大変でしょうが、僕もできる限り応援しますし、何かあれば助太刀いたしますので、頑張って下さい。o(^-^)oまあ僕に言われてもって感じですよね。(-_-)ところで結局役員会はどうなったのですか?

.. 2007年02月16日 10:05   No.50002
++ タク (高校生)…65回       
増田都子先生の講演、お誘いいただいた件ですが、とても興味があるので是非、参加したいと思うのですが、3月2日、有楽町のよみうりホールで社会保険講演会が終わったその足で、名古屋へ出張します。
午前中に社員教育を行う予定になっているので間に合わないかも知れません。間に合うようでしたら顔を出したいと思います。

「NHKスペシャル (アンコール放送) 日中戦争〜なぜ戦争は拡大したのかは、見ていないのですが、「蒋介石日記」は関心があります。
我が家には蒋介石に当てた手紙の原文があります。

日中戦争の私自身の思いを少し書かせて頂きま
す。アジアは白人の植民地支配で中国に手を出し、ベトナムやラオスと次々に支配されました。アジアで植民地でなかったのは日本と同盟国のタイ王国だけです。
この時を生きていた日本人が抱いた切迫感はよくわかるのでないでしょうか。
日本国が白人支配をくい止めなければアジアの民が奴隷にされてしまうという論理から満州合衆国を建設しようと石原莞爾は立ち上がり満蒙問題の解決には石原莞爾の描いた満州事変を行ったのです。

満州国は決して植民地国家ではなく、欧米の帝国主義支配を排してアジアに理想国家を建設する運動の場でありました。満州国建設は一種のユートピア実現の試みで建国育成は、歴史上前例のないトライアルです。侵略、植民地化万能の歴史的時代にあって、満州の地に民族協和する理想国家を作ろうとしたことは、日本民族の誇りです。
しかし、日本が満州国だけを大切にしていれば、中国側に不満が残ったとしても、いずれ国際的にも認められるようになり、日中戦争の悲劇はなかったと思うのです。

だが、関東軍は石原莞爾の反対を押し切って軍事力を背景に、万里の長城を越えて中国本土に対する圧力を加えた。中国の忍耐力は限界に達し、反日運動は全国的に広がり、戦争の危機が迫ってきた。その局面を打開する為に行われた日中外交交渉が、日本側の強硬態度と関東軍の暴走により失敗した後、中国側は綏遠事変、西安事件を契機として抗日民族統一運動の体制を固めていきました。

ようやく日本は反省して、蒋介石率いる国民党と通じ合い政策転換も行われたのだが、真相は不明の盧溝橋での関東軍に向けての一発の銃弾は日本政府の不拡大方針が、上海事変を誘発して首都南京占領となり、ついに本格的な日中戦争に陥ってしったのです。
その間に戦争回避のチャンスがあり、日本の軍部の中では石原莞爾が努力した。
とくに盧溝橋事件直後から上海事変までの段階では、和平の可能性はなお強かったのだが、中国共産党が中国国民党を後押しして抗日気勢は高揚し、有力な和平案も試みられたが、タイミングの悪さもあり実を結ばなかったのです。

.. 2007年02月16日 18:29   No.50003
++ タク (高校生)…66回       
上海占領後も、南京攻略のとき日本政府が講和を行わなかったのは大失策だと思います。戦勝に酔いしれ、ドイツの調停工作も積極的に利用しようとせず、それが日本側の高圧的な態度によって失敗した後、交渉相手の存在を無視するという日本政府の政策により、長期戦に移行して、ついに泥沼化していったのです。日中戦争は長年に渡る日本の大陸政策と中国ナショナリズムとの総決算であったが、その対立は、戦争によってしか解決できなかったというわけではない。日中戦争を行わないという信念のもとに、さまざまな和平努力も行われていたのも歴史の真実です。

戦争を避けられない難しい要因のひとつは日本という国家の性格です。功名が欲しがる軍人の行動を制御する難しい状態になってしまった事です。このことは2・26事件によって象徴されています。
軍からの心理的圧迫によって萎縮させられ、外交・内政両面における軍部の発言力が強化され、その独走、横暴がまかり通ることとなり、それは現状打破を求める国民感情と結びついていたのです。

さらに、日本は中国と戦っても決して負けることはなく、服従させることができる。
中国と戦争しても決して国を滅ぼすようなことはないという思い上がった考え方が、国民全体に広がっていたということです。
日清戦争後、顕著となった日本の対中優越感、中国蔑視の観念は中国民族を理解することをせず、抗戦能力を過小評価して中国に武力行使し、侵略をおしすすめてしまったのです。

中国からみれば、満州事変以降の日本の帝国主義は、中国のナショナリズムをまったく無視するものでしょう。したがって中国国民の対日不信感、反日感情は、地域、階級、身分、職業を問わず、限界に達していたのであり、もはや安易な妥協を許さず、抗日意識は戦場での士気をあげてしまいました。
中国を容易に武力で制圧できるという先入観が、日中戦争を避けることを困難にした大きな理由なのです。

ただこの点は、この戦争の泥沼から抜け出すべく米国に期待して日米交渉に入り、その決裂の結果、ついに戦争へ突入した、日米戦争とは異なるところです。日米開戦の経緯については検討しなければならないが、ただ日米戦争の方が日中戦争より回避することが容易であったのだと思うのです。

昭和天皇の戦争責任の件はここでは書きません。
ちなみに私の祖父は昭和天皇と長期間、戦艦で旅行しています。

.. 2007年02月16日 18:57   No.50004

■--独言
++ 伝六 (中学生)…40回          

上古の歴史から、天皇を利用して己の勢力の拡大をはかるということがあったようだ。天皇を利用するのは反逆よりたちが悪いと思う。話はかわるが、軍人勅諭というのがある。これは明治天皇が軍人におくだしになったものだが、その中に上官の命は朕の命と心得よというのがあったと記憶する。軍人というのは身を命の危険にさらすわけだから、現代の我々には想像できないものがあるだろう。それで、こんなことを言ってもはなはだ無益な気がするが、上官としては、天皇陛下が決してお下しにならないような命令をしてはいけないということが、当然のこととして含まれているのだ。しかるに、反抗しようとする部下に貴様天皇陛下の命令が聞けないというのかというような勅諭をはきちがえたようなことがなかったであろうか。下の者もまた上官の命には絶対服従というような単純なとらえ方をしていた傾向があったのではなかろうか。理屈から言えばあなたの命令は天皇陛下の命令になっていないから、したがわないということが言える筈である。しかしこれは単なる理屈である。実際においては誤った判断で従わないということが多くなるであろう。また実際下克上?の風潮も軍にあったという。
.. 2007年02月14日 21:52   No.51001


■--各位
++ 事務局 (幼稚園生)…1回          

宝島社より「石原莞爾 満州国を作った男 昭和期最大の天才軍人!」(B5版128頁、税込み1200円)
が2月6日(火)に上梓されます。
単行本ではなく「ムック」なので、ほぼ全頁に亘って写真やイラストが掲載されています。
本日(5日)宝島社から見本誌が送られて来ましたのでお知らせします。

一瞥してみて感じたことは、石原莞爾のアウトラインとその時代背景を知るには値段的にもとても「手ごろ」であり、データーベース的に見て非常に有益(特に感心を持ち始めた人にとって)かと思いました。

うれしいことに、「石原莞爾平和思想研究会」の名称が2箇所出ています。
一つは、「写真資料提供&取材協力」者として、もう一つは「石原莞爾と満洲を知る9冊」と題した頁(p119)に
「究極の全集」として「石原莞爾全集」が写真入りで紹介されており、その「問合せ先」としてです。
以下その紹介文を転記します。
「値段は高いが、本格的に石原莞爾を研究する場合には貴重な全集になる。全8巻箱入り。全著書を複製したもので、仮名遣いも原著のままである。問い合わせは『石原莞爾平和思想研究会』(電話03−3923−1937)へ」 です。
残りの8冊には、「石原莞爾 生涯とその時代」(阿部博行著、法政大学出版局)、「地ひらく」(福田和也著、文藝文庫)、「ジパング」(かわぐちかいじ著、講談社)、「国が燃える」(本宮ひろ志著、集英社)といった、ポピュラーなものが紹介されています。
後半の2冊は漫画ですが、石原莞爾を肯定的に描いています。
逆に批判的に書いてある「石原莞爾 その虚構」(佐高 信著、講談社文庫)も掲載されています。
あと、河野さんが中心となってまとめ、「あとがき」を書いた「人類後歴への出発」(石原莞爾著、展転社)も紹介されています。

石原莞爾平和思想研究会
.. 2007年02月06日 06:14   No.49001


■--高木清寿の話
++ 伝六 (中学生)…39回          

石原莞爾全集第一巻に高木清寿の「世界最終戦論 戦争史大観 国防論について」という一文があり、そのなかで、石原莞爾の予備役編入について、次のような話を伝えている。
「当時陸軍大臣は東条英機中将、人事局長は野田謙吉少将であった。野田人事局長は多くの将校たちの人事移動手続き書類を、侍従武官長蓮沼蕃大将の手を通じて天皇に奉呈して御裁可をあおいだ。天皇は鉛筆を手にされて一人一人の名の上にチェックされ、静かにお目を通されていく中に石原莞爾の名にお目がとまった。トタンに鉛筆を止められて、侍従武官長に向かって「これはこれでよいのかな」と下問された。武官長は当然に奉答に窮した。それで野田少将に天皇の御言葉を伝えた。これは再考慮して取りやめよとの御内意である。野田少将は書類を陸軍省にもち帰って東条陸相に、天皇のお言葉を伝えたが、東条は満面苦り切った顔で「かまわない、やれ!」と舌打ちして、強引に再び書類を天皇に奉呈して、石原を予備役にしてしまったのである。(南部襄吉中将談)
伝うるがごとくならば、「かまわない、やれ!」はひどい。石原憎しで、例外的だったかもしれないが、天皇にいつも忠誠だったわけではないようである。戦後の政治家はもっとひどい場合があったのではないかと思う。
.. 2007年01月30日 21:48   No.47001


■--核大国化する日本 ― 平和利用と核武装論
++ 鈴木真奈美 (幼稚園生)…1回          

 2003年頃から核武装論が台頭し始めたが、推進側に原子力・核技術や国際政治・安全保障の専門家の声は聞かれない。感情的、非現実的な理論だ。1950年代頃から、アジアの周辺諸国の情勢変化をにらんだ米国による日本核武装シナリオが謳われていたが、日本では否定的だった。02年の拉致表面化やウラン濃縮疑惑から北朝鮮対策としての核武装論が公言を憚らないようになったが、外交の専門家は米国が日本の核武装を支持しているかのような論調を「日本を弄んでいる」と批判的に見ている。米国の真の狙いは、中国の核抑止力を引き出すことにあると思われるからだ。しかも実際には、日本は中国にとって脅威ではない。
 仮に日本が核武装するならNPT(核拡散防止条約)を脱退しなければならないが、現状では制裁の対象となり得る一方的な脱退となる。核武装の方法としては、米国からの供与と自前での製造と2通りあるが、いずれもNPT違反。原料ウラン供給国には事前同意権及び返還請求権があり、貿易立国でIAEA(国際原子力機関)査察の最重要国でもある日本にとって、そもそも自前での核武装は現実問題としてほぼ不可能だ。実は国際条約を違反する是非を問う非現実的な議論であるにもかかわらず、核武装論議が促されるのは、このところの国家主義的な動き(防衛庁→省、新・教育基本法、共謀罪等の法制化など)と無関係とは思えない。
 核(原子力)を巡っては、「準国産」エネルギー、科学技術の推進、外交カード(核兵器製造の潜在能力の保持)と、各省庁の政策が絡んでおり、将来的には「核燃料の供給国に」という国の思惑がある。そのため、核燃料サイクル政策が堅持されているが、それは”潜在能力”を保持したいからでもあり、それゆえ再処理と高速増殖炉を商業目的で維持する必要があるのではないか。
.. 2007年01月21日 08:57   No.46001

++ 槌田敦 (幼稚園生)…1回       
核開発に反対する会
 「『非核三原則』に騙されるな」

 高速炉では、炉心に原子炉級プルトニウムを入れて高速中性子を発生させ、これを周りの天然ウランの”ブランケット”に当てて、同位体純度98%の兵器級プルトニウム239が得られる。つまりプルトニウム濃縮用の軍用原子炉だ。
 「核開発に反対する物理研究者の会」の質問に対する旧動燃の回答(94年11月)によると、常陽(ブランケット)では純度99.3%、もんじゅ(同)では同97.5%のプルトニウムが得られる計算になるが、これらは通常の兵器級
プルトニウム純度96%を上回るものだ。その量は常陽で22kg、もんじゅ62kgで、計84kg。原爆を造るのに兵器級プルトニウムが1発当たり約2.5kg必要とすると、日本はすでに30発分以上の兵器級プルトニウムを所有していることになるが、これらの事は一切報道されず、論じられてもこなかった。
 東海村の再処理工場の付属施設として認可された「RETF」は、常陽ともんじゅのブランケット燃料を再処理して兵器級プルトニウムを抽出するためのもの。
施設の心臓部は、大きさ10cm程度の小型遠心抽出器だが、このような小さな器具を用いるのは、兵器級プルトニウムの臨界条件が厳しいためだ。この装置は米国エネルギー省から購入したもの。つまり、米国は日本の核武装を容認しているということになる。アジアの核の問題は”属国”日本にやらせたい、というのが米国の本音ではないか。
 RETFの建設は現在中断されているが、非核三原則の内の「造らず」という原則は半分以上が破られている。(今、守られているのは)実は、「持たず」(1)「造らず」(0.5)「持ち込ませず」(0.5)の「非核一半半原則」。
今後は「造らず」原則に注意を喚起したい。

.. 2007年01月21日 13:24   No.46002
++ 井上澄夫 (幼稚園生)…1回       
市民の意見30の会・東京
 「反核とは 〜 非武装、不戦の実現を目指して」

 今日、「反核」の問題のあり方が変わってきている。反戦・反核は、単に核の軍事的・平和的利用にかかわる事柄に留まらず、日常的・個人的レベルにまで広がっている問題。ポロニウムによる殺人、東海村での事故(ご近所の核)など、どの領域に属するのかが曖昧な核の問題が常態化しつつあることを認識するべき。
 NPT体制はもはや崩れ始めている。米・印原子力協定のように、”米国にとって好ましい国はNPT体制外でも核兵器保有が認められる”といったダブル・
スタンダードのケースが増加すれば、非核兵器国がNPTに留まる理由はなくなり、「国家の威信」を高めるための核保有の誘惑にとらわれる国は増える。
 日本は安保条約によって米国の「核の傘」に守られてきており、これまでの反核運動は米国の核に”依存”しながら行ってきたと言える。本来は、反核・反戦・反安保を一体の課題とするべきだ。
 米国に依存するだけでなく、自衛力を高めるべきとする核武装論議が”解禁”されたが、武装派は「有事」勃発の危機を煽り、核武装するための政治的環境を整えようとしている(周辺事態法等)。私たちは、憲法9条があっても日本の軍国化が強行されているという現実を踏まえて、9条を守るといった防衛的な姿勢でなく、非武装・不戦の9条を実現するという攻撃的姿勢で論じるべき。自衛隊は解体して災害救援隊に再編し、日米安保条約は平和友好条約に変えるというような平和構想が必要。同時に、日・米・中・ロ各国におけるあらゆる軍事同盟を解体することが、東アジアから核を無くすために必要なことだ。

.. 2007年01月22日 10:23   No.46003
++ 山崎久隆 (小学校低学年)…7回       
 (ロシアの国家的関与が疑われている)リトビネンコ氏殺害に使われたとされるポロニウム210は、天然ウラン238が何度も崩壊(=放射性元素が放射能
を出して他の元素に変化する現象)を繰り返す過程で出来る放射性物質の一つだが、これを作るには恐らく46億円と(人一人殺すには大袈裟な費用が)かかる
というので、事件の真相は分からない。ただ、核物質の密輸が背後にある問題と言える。(闇で拡散している核の問題に関連して)中央アジアに埋蔵するエネル
ギー源を米国・日本・ロシア・中国で取り合う構図がある中、同盟国には自由に核を持ち込ませろというのが米国の考えだ。従って、日本にも既に核は持ち込ま
れているが、”密約”リークに政府はさほど抵抗しない。横須賀の原子力潜水艦にも積んでいると考えられるが、過去にも空母は入港したことがあるならと、国
民には歴史に慣れてもらえるからだ。そのような(隠されている)嘘を暴き、沖縄にまだ埋まっていると思われる劣化ウラン弾の問題なども叩き出さなければな
らない。
 今の憲法は”このままが良い”でなく、どう生かすかが大事だ。原子力の技術者側から全く声が挙がらないのも問題。核武装論は恐らく10年単位で続くだろ
うから、一つずつ実例を挙げ、優先順位を付けて運動していく必要がある。

.. 2007年01月22日 13:15   No.46004

■--平和
++ 伝六 (中学生)…35回          

現在の平和は核(核兵器)をコア(核)とする軍事力のバランスの上になりたっている。平和とは脅威と脅威のバランスが均衡している状態のことであると或る人は言う。均衡が破れると危ないという疑心暗鬼の状態でどの国もいるのだ。いつまで、こんなことを続けなければいけないのか。覇道の世はいつまでもこうだ。軍事力かしからざれば金力かだ。そのどちらかで支配しようとする。王道の世への道筋をどう設計するか。覇道にどう対抗するか。むつかしい。
.. 2007年01月13日 22:11   No.43001

++ タク (高校生)…62回       
国際政治を支配しているのは、軍事力の行使効果が絶対値の高さで決まってくることは今の世界を見れば一目瞭然ですね。これが、パワー・ポリティクス、国際政治の力学なのです。弱い軍事力しかなければ、国際政治の世界では低い地位にしか見られないという事です。本来は軍隊など持たずに平和な世界にするのが、大切な事だが、その影響から逃れる事などは、今の世界ではありえない。攻めるなら攻めてみろ、徹底的に防いで国を守ってみせるぞという意志、防衛力を国際的に明示することが、真の抑止力にもなるのですね。世界が一つならば軍事力に金をかけずに餓死する人も減るだろうに。世界のいかなる国も単独では生きていけなくなっているのも確かだと思います。

.. 2007年01月14日 18:24   No.43002
++ 伝 (小学校中学年)…16回       
戦争と平和は対極にある。戦争を肯定する考え方としては、孫引きですが、
「戦争とは他の手段をもってする政治の継続にほかならぬ」(クラウゼヴィッツ)
「戦争及び政治は共に国民生存のために行わるるものであってあって、なかんずく戦争は国民生存意志の最高表現である。従って政治は戦争指導に奉仕すべきものである」(ルーデンドルフ)
ドイツ人に限らずヨーロッパでは戦争をこんなふうに考えていました。今はどうかしりません。
戦争のない世界を願った石原莞爾の戦争の定義は
「国家と国家との間は相協力を図るとともに、また不断に相争っている。この国家と国家の争いには、その国家の有するあらゆる力を使用するのは当然である。平時の争い、すなわち外交交渉においても武力を背景として行われるものであって、武力は隠然たる最も有力な力である。この国家間の争いの徹底が戦争である。戦争の特質は、武力を直接に使用することである。すなわち戦争を定義するならば、戦争とは武力をも直接使用する国家間の闘争というべきである」
国家間の闘争は、ときに戦争に劣らず悪質なものにもなります。(競争と闘争とは区別すべきものと考えます)そしてテロとの戦争という言葉があるように、現代以降は国家間でない闘争も戦争と言われるかもしれないと考えます。

.. 2007年01月16日 17:45   No.43003
++ タク (高校生)…63回       
20世紀の始めにおいて世界は既に一体となり、その中に大小様々の多くの国家が存在しました。それらの国家のうち強力ないくつかのものが「列強」と呼ばれたが、その列強が世界の広大な地域に勢力を拡大し、そこに対立、抗争を行なって悲惨な戦争を繰り返したのですね。しかしその間人類の科学技術の進歩は著しく、それが戦争の武器の上にも革命的な変化をもたらしました。核兵器が出現して、第2次世界大戦の末期、広島、長崎に投下され日本の敗戦を決定し、且つ日本は世界唯一の原爆の被爆国となったのです。この核兵器はやがてソ連も開発するところになり、将来の世界大戦が核戦争となり人類の絶滅をもたらすことは明らかになりました。そのような意味で核戦争は戦争を防止する抑止力としての働きをするものとなっているので、今日の平和は恐怖の均衡の上に成り立っています。

だが、戦争が不可能になったということは国家間の利害の対立を戦争に依らずに調整する途を求めることになり、また対外戦争の誘因となる恐れのある国内の問題の早期解決を図ることにもなるのです。そのような行為は国内の社会問題への認識と対処の方法を高めることになりそこに革命によらない平和的な社会改革の途を拓けたのです。

.. 2007年01月17日 08:12   No.43004

■--同憂の士
++ 河野  (幼稚園生)…2回          

 伝六さんの同憂の士の中に私も入れてください。「ローマは一日にしてならず」一挙に理想社会を求めても無理です。志ある者が微少な力を合わせるしかありません。
 
 石原莞爾の師・田中智学はかつて
「天下は悪に亡びずして、愚に亡ぶ」
と断言しました。今の日本は正に「愚」に亡びようとしています。「愚」から「賢」に移るということは、一人の人間が自分の頭で考え、自主的な判断をするということです。付和雷同しない、ということです。
          
.. 2007年01月14日 18:27   No.44001

++ 伝六 (中学生)…37回       
>伝六さんの同憂の士の中に私もいれてください
おそれいります。迂生にそうおっしゃっていただいて、たいへんうれしいです。

.. 2007年01月16日 17:20   No.44002

■--明けましておめでう
++ 河野  (幼稚園生)…1回          

 何回か私の名前を登場させて頂きまして有り難う。 なにしろ85歳のパソコン音痴の老人です。宜しくお願いします。
 今のところ、メールの受信は出来るが、発信はPCの具合が悪く返信しか出来ないのです。ご免なさい。
 タクさんどうか遠慮せずに一度電話を下さい。
 瀬戸内寂聴さんが「私の84年の生涯の中で今年は最悪の年でした」と述懐していましたが、全く同感です。

 親殺し子殺し、兄弟殺し、虐め自殺、年間3万人の自殺者、格差社会の正当化、憲法改正(悪)論、権力者の汚職、拝金主義の横行等々、日本には道徳、道義というものがなくなったのでしょうか。このままで良いのでしょうか。
.. 2007年01月13日 17:52   No.42001

++ タク (高校生)…61回       
本年もご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。
本日は、本会とは関係がありませんが、市議会選挙の飯塚誠と市長選挙のあつみ省一の出陣式へ出席します。
選挙区の方は22日の決戦の時は、よろしくお願いいたします。

温かいお言葉有難うございます。今度、電話させていただきます。新しいメルアドも表記されていますね。

確かに段々酷い世の中になっていると感じます。社会問題といえば自殺者(虐め)などを含み過去最高です。外交も行き詰まり、北朝鮮は日本など相手にしていません。北方領土の返還は困難、隣国の中国の尖閣諸島や韓国の竹島問題は政府や外務省が毅然とした態度をとらない為に険悪な有様です。社会は荒み始め児童虐待などを含む虐め問題は、被害が増加する一方で日本人は危機感がなくなってしまったのであろうか。だが我々は日本国で生きて行かなくてはなりません。人生に生きがいを求められず、家族を殺してしまうような人は情緒の不安定さを痛感します。知能が高く、学校の成績がよく、挫折するような状況に遭わずに、大人になった子供が社会に出て挫折した時は耐えられず自殺わしたり家族を殺したりと、情緒の発達が遅れていると思うのです。まずは家族愛などを教え込むことが大切だと思います。


.. 2007年01月14日 08:02   No.42002
++ 伝六 (中学生)…36回       
ご無沙汰しています。「最悪の年」ということ、「霜をふんで堅氷いたる」(たしか易経)で、悪いことがあったら、もっと悪いことがあることを警戒しなければならないという意味だと思いますが、これ以上悪いことは想像できないというところまできていますが、放置しておけば、もっと悪くなることもあるのかもしれません。同憂の士を求めて活動しようと考えています。
.. 2007年01月14日 15:31   No.42003

■--日米同盟?
++ 伝六 (中学生)…34回          

いつのまにやら、官房長官が日米同盟という言葉をつかっている。もっともアメリカのほうでは、前から日米同盟と言っている。現憲法の下では、日本はいかなる国とも軍事同盟を結ぶことはできない。しかし、2001年6月30日日米首脳会談で、小泉首相はアメリカのミサイル防衛構想に理解を表明、日本、台湾、アメリカによるアジア戦域ミサイル防衛構想の実現に日本の責任が生じたらしい。同年7月16日、中ロ善隣友好協力条約が結ばれた。中ロ両国が互いに核兵器による先制攻撃を放棄するとともに、いずれかの国に侵略の脅威が発生した場合に、直ちに二国間で協議することを定めているそうだ。また、ロシアは「台湾を中国の領土の一部である」と認めると同時に、中国はロシアの国家統一に関する政策を支持することが明記されているという。この中ロに北朝鮮が加わるわけで、去年には核実験をしたのは、一つには、中ロ北朝鮮間の地位の向上?のためではなかろうか。それで、形の上では、アメリカ、台湾、日本と、中国、ロシア、北朝鮮の軍事的対抗がある。これはミサイル防衛の観点から見たからだが、韓国はアメリカにとっては、血を流してまで、(アメリカのために)まもる価値?はないのではなかろうか。あくまで戦略上の話である。戦争でもうけようという死の商人の動きもからんでくるであろう。平和を実現するためには、戦争を知る必要があるのではないか。かなり危険水域にさしかかっているのではないだろうか。少なくとも杞憂ではないであろう。
.. 2007年01月06日 11:19   No.41001

++ タク (高校生)…60回       
台湾の人たちは、中国の一部になることを嫌がっています。だが、中国が台湾を自分の領土だと主張しているので、台湾は「国」として認めて貰えません。そして日本政府も台湾の人たちの意思を無視して、台湾を「国」として認めていないのですね。

日本国は、昭和47年までは、日本は台湾を「中華民国」として認めていました。ところが、日本が現在の中国(中華人民共和国)と国交を樹立するときに、台湾(中華民国)との国交を断絶したのです。その背景には中国が、「もし中国と国交を結びたいのなら、台湾とは手を切れ」と言ってきたのです。中国は、中華人民共和国こそが唯一の中国であり、台湾はその中国の一部にすぎないという立場をとっているからなのですね。

台湾は何も悪いことをしていないのに、一方的に日本は台湾と手を切りました。台湾には多くの日本人が住んでいました。日本国が半世紀の間、統治していた国です。だが、日本で反対する人は少数で、一気に押し流されてしまったのです。当時、自民党の国会議員の中には、台湾を切りすてた形での日中国交樹立に反対した31人の方々がいました。それが「青嵐会」で、その中には、石原慎太郎現東京都知事や森元首相、中川一郎氏がいたのですよね。

.. 2007年01月06日 11:56   No.41002

■--アインシュタインの予言?
++ 伝六 (小学校高学年)…28回          

アインシュタインの予言なる文章が巷間に流布していて、中澤英雄氏が、アインシュタインの言葉でないと主張している。そのことは結構なのだけれど、アインシュタインの言葉のもとは田中智学著「日本とは如何なる国ぞ」のなかの、シュタインの言葉で、それをいつか、誰かがアインシュタインの言葉として紹介したのだと推定する、ここまではいいのだけれど、そのシュタインの言葉なるものは、田中智学の捏造であると主張している。田中智学の創作と言っているようだが、田中智学は、歴史小説の中で、シュタインの言葉を書いたのでなく、事実として紹介したのだから、それがウソなら、ウソつきということになる。アインシュタインの言葉はいつ、どこで、誰に対して、ということを示している引用はないそうなので、そういう点からもあやしいと言える。シュタインの言葉は、海江田子爵と丸山作楽がシュタインのもとを訪れたとき、シュタインから日本の歴史をきかれたので、丸山作楽が得意になって話したところ、シュタインが驚いて語ったところで、海江田子爵は帰朝すると高崎正風に話をしたか、あるいは、高崎正風のいるところで、明治天皇にお話した。高崎正風の知人に田中智学の門人某がいたので、正風は、その門人にこの話を田中智学先生に伝えてくれということで、田中智学に伝わった話である。シュタインがドイツ語で話したのを通訳が海江田等に伝え、それを海江田子が話したのを高崎正風がきき、それを田中智学の門人某に伝え、門人某の話を田中智学がきいたのだから、内容とするところはシュタインの言葉の趣旨であって、伝言ゲームのようなおかしなことにはなっていないと信じられる。シュタインの言葉の田中智学捏造説に対する反論は永久平和誌に寄稿した。ここでは、捏造ではないという結論だけを書かせてもらいます。
.. 2006年11月21日 20:35   No.34001

++ タク (高校生)…57回       
機関紙読みました。
伝六さんはお偉い方だったのですね(〃⌒ー⌒〃)ノ

.. 2006年12月29日 14:44   No.34002
++ タク (高校生)…58回       
そういえば、河野先生から電話があり、「伝六とは誰なんだ」と聞いてきたことがありました。

「石原莞爾平和思想研究会の会員の方ですよ」と言ったのですが(笑)

.. 2007年01月04日 08:12   No.34003
++ 伝六 (中学生)…33回       
そうですか。ネット上では、あたかもしらない人のような調子でレスをかきましたから。すぐ、河野先生にeメールしたのですが、うまく送れなくて、そのままになってしまいました。
.. 2007年01月04日 22:03   No.34004
++ タク (高校生)…59回       
河野先生には「石原莞爾平和思想研究会の会員の方ですよ」と言ったら安心しているようでした。

武田先生や河野先生・仁科先生などの年賀はがきには気合が入っていました。
「電話をよこしなさい」と最後に書いてあったのですが、電話したら新年早々怒られそうなので新年会まで動きません(笑)

本日は地元の新年会です。100人以上が集まります。雨なのでゲームの景品の搬入が大変です。

.. 2007年01月06日 11:44   No.34005

■--石原莞爾の人格
++ 伝 (小学校中学年)…15回          

高木清寿が、石原将軍の同期生の人々の言葉として、伝えるところによると、
「石原の親切ほど徹底したものはなかった」
「石原ほど自己を責め、身をつつしむこと厳正であり、他人に寛容であった人を見たことがない」
「石原に会って、演習や勤務状況などを問われる時ほどこわかったことはない。師団長や連隊長はこわくなかったが、石原に問われる時は全く不思議にこわかった。石原は吾々の十数倍の努力と実行は必ずしている男であった」
これは、おそらく、そういう人であったのだろうと思う。会ったことがないから、直接会ったら、どう感じるかしらないが。
.. 2007年01月03日 10:48   No.40001


■--六ヶ所村からあなたへ
++ 菊川慶子 (幼稚園生)…1回          

 古代からの歴史を誇る青森六ヶ所村は、人の情けのあつい土地柄でした。厳しくおおらかな自然の中で育まれた郷土への愛は、親から子、子から孫へと受け継がれてきたのです1986年、核燃料サイクル施設が六ヶ所村に誘致されてから、この素朴な風土も踏みにじられてしまいました。
 いま、六ヶ所村には、日本全国の原子力発電所から毎月、使用済み核燃料や低レベル廃棄物が運び込まれています。フランスから返還されるガラス固化体の高レベル廃棄物もたまり続けています。都会で使う原子力発電所で作られた電気の最後の姿です。
 なぜこの村が都会の犠牲にならなければならないのでしょう。2006年3月31日、六ヶ所再処理工場が本格試験を始めました。少しずつ放射能にむしばまれていく六ヶ所村で、私たちは「核燃に頼らない村づくり」を呼びかけ、ささやかな地場産業として、毎年「チューリップまつり」を開いています。
 なつかしいふるさと、緑豊かな大地と無垢の海、そして未来に続く子供たちを守るために、どうぞ皆さまのご支援をお願い致します。                   
.. 2006年11月26日 07:58   No.35001

++ たんぽぽ舎 (小学校低学年)…8回       
         12/16(土)18:00〜21:30
☆☆★日本核武装の疑惑を追う講演・討論会にご参加ください★☆☆

        会場の道案内と文献の紹介

1.日 時:12月16日(土)18:00〜21:30

  会 場:神田公園区民館への道順―

      JR神田駅北口下車 歩いて5分
      たんぽぽ舎の黄色のノボリ旗を持ったスタッフが
      JR神田駅北口に立ちます(17:40〜18:20まで)。
      富士そば店あり、その左側路地はいる、
      広い通り(神田警察通り)に出る。そこを左へ曲がる、
      そのまま歩いていくと右側に
      「グランドセントラルホテル」があります(茶色の建物)、
      その裏側に神田公園区民館=出張所があります。

  ※会場への道順についての問い合わせは、たんぽぽ舎まで
   お電話下さい。たんぽぽ舎:03-3238-9035


2.日本核武装関係の文献紹介・続き

 イ.鈴木真奈美著『核大国化する日本−平和利用と核武装論−』
  主な目次

  第一章 日本は「非核兵器国」を選択した
  第二章 「核燃料サイクル」のキーワード
  第三章 「核拡散」のキーワード
  第四章 核兵器保有国の増殖
  第五章 プルトニウム大国・日本

 ロ.核議論浮上―日本は原爆を作れるのか
   読売ウィークリー2006.12.10

 ハ.中朝軍事同盟は過去のもの
   読売ウィークリー2006.12.10

 ニ.雑誌「世界」1月号 吉田康彦
   〔日本は望んでも核武装できない、
         北朝鮮「核危機」解決のシナリオ〕

.. 2006年12月15日 08:17   No.35002
++ たんぽぽ舎 (小学校低学年)…9回       
12月16日(土)日本核武装疑惑を追う講演・討論会(第2回)が開かれました。
 多彩な人々70人弱が参加し盛況でした。内容は4人の密度の濃い問題提起者(各人資料)と会場発言7人で、時間不足になる熱心な討論でした。
 第3回は2007年2月4日(日)13:00〜17:00
 会 場:全水道会館(JR水道橋駅東口下車2分)、
 問題提起者:藤田祐幸氏(慶応大)、槌田敦氏ほか

4人の問題提起
 鈴木真奈美さん(平凡社新書「核大国化する日本」の著者)7頁のレジメをもとに1時間余の熱弁。「長年の疑問、再処理から撤退しようとしないのはなぜ」ほかを述べた。

 槌田敦さん(核開発を憂慮する会準)
 鈴木真奈美著書への補足と題し、12頁のレジメ。「非核三原則」にだまされるな!実は持たず(1)、作らず(0.5)、持ち込ませず(0.5)、つまり「一半半原則」だった。

 井上澄夫さん(市民の意見30の会・東京)
 運動論を中心に2頁のメモ。「日本核武装論議の解禁」で問われていることは、日本が核武装すると断言することでも、核武装はあり得ないといい切ることでもない。突きつけられているのは、核武装を求める勢力がずっと存在していて、虎視眈々と機をうかがっているという事実である。

 山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
 政府与党の「核武装」発言のあとを追いつつ、話題のポロニウムの解説と日本核武装について語った(資料6の10頁)。

会場発言 松丸さん、柳田さん、竹村さんなど7人から意見・質問が出されました。

今後、暫時、総論から各論を深める段階へ。多くの論点が出されたので。
 第3回は2月4日(日)13:00〜17:00
     藤田祐幸氏(慶応大)、槌田敦氏、他

.. 2006年12月26日 08:00   No.35003
++ 坂東喜久恵 (幼稚園生)…1回       
    ☆☆★ 六ヶ所村から爽やかな風 ★☆☆
        菊川慶子さんを囲んで

 12月4日(月)六ヶ所村から菊川さんが東京にこられたのを機に、六ヶ所村での生活と運動についてお話を聞こうと、「お茶会形式で」参加を呼びかけました。
 運動での知り合いや、映画「六ヶ所村ラプソディー」を見て、ぜひ会いたいという人など多様な人たちが集まりました。参加者が多かったので、丸く囲むことはできませんでしたが、おもたせや持ち寄ったお菓子も豊富で、紅茶とともに食べながらお話を聞きました。
 地元にしっかり根を下ろして、無理をせず(本人の弁)核燃に頼らない生活を住みながら模索していると、柔らかに語ってくれました。若い男の子(関東から)2名が(HPは「The エコ暮らし 〜ふたりでできるもん〜」)住み着いてがんばっていたり、弘前大の学生がチューリップ畑や植栽の手伝いに来てくれたり、近所の人がいろいろ指導してくれたりと輪が広がっているようで、爽やかな話がいっぱいでした。参加者との話もおおいに弾みました。手伝いも兼ね、訪問したいという人もいっぱいいました。「六ヶ所ツアー」もいいですね。
 来年6月には、「アースデイ六ヶ所」も企画中とのこと。       

.. 2006年12月28日 08:23   No.35004

■--東亜連盟
++ 伝六 (中学生)…30回          

東亜連盟についての、石原莞爾の言葉を紹介する。
「満洲はたしかに日本人と支那人との共同の植民地である。共同の植民地であるから、是が独立になることはよいのであるが、しかしそれがためにはどうしても本国の了解を得なければならぬ。日支両国が、ほんとうに心から了解する方針でなければ、賛成はできない。というのが三千万在満漢民族の心の中で動かすことのできない感情であった。その結果、日支両国の当時満洲に於ける知識人、といっても非常に程度がひくい訳であるが、そういう連中が集まって考えたのが東亜連盟という問題である。
東亜連盟とはどういうことかと言えば、差し当たり日支両民族の共同の経営地である満洲国の独立を認めて、日満支三国提携の原則を次のように定める。その方針は
一 国防の共同
 国防は白人に対して共同して東亜の天地を守る
二 経済一体
 経済は本当の共存光栄を目的として極力共通にして行 こう。経済の一体化を図って行こう
三 政治の独立
 しかし日満支三国はおのおのその国の特徴において政 治は独立し、内政の干渉はお互いにやらないことにし よう。
こういう条件である。そして王道の精神に基いて全く精神的に提携して行こう。それならばわれわれも賛成ができる。それならばわれわれも心から満州国に全力を尽くそう。こういう風に三千万の支那人の知識階級は私共に共鳴して呉れた次第である。」
知識人といっても程度が低いというのには微笑するが、決して人間として程度が低いというのではない。今の程度の高い知識人にどれほどの誠実があるだろうか。もちろん白人に対して東亜の天地を守るということは、今や過去の問題となっていると私は思う。残滓はあるかもしれないが。
.. 2006年12月15日 22:27   No.38001

++ タク (高校生)…54回       
さらに石原莞爾はこういうことを言っています。「しからば、この最終戦争の起こる時期、1、アジア諸民族の団結。すなわち東亜連盟の結成を成就し終わったときにこの戦争をやろう」ということです。言い方を換えれば、東亜連盟という石原莞爾の理想とするアジア民族の統一体ができないうちは、この最終戦争をやってはいけないということです。2、アメリカが完全に西洋の中心たる地位を占めたとき。3、決戦用兵機が飛躍的に発達し、特に飛行機は無着陸にて容易に世界を一周し得ること。航空機を使う空軍の組織がそこまでできないうちは戦争をやるな」ということになります。

しかも、石原莞爾はもっと具体的に、昭和15年(1940)の時点から30年内外にこの戦争は起こるであろうと言っていたのです。そして、これが人類最大の戦争になると言っている。ただ、その最大最終の戦争の前は、アメリカがヨーロッパを支配しているという世界圏ができていて、それに対してアジアの独立とアジアの解放を守る東亜連盟を母体とするアジア勢力圏ができている。そして、この両者の間で最終戦争をやる。その体制が整わないうちは戦争などやるな。これが石原莞爾の基本構想だったのですが、現実は日本陸軍の暴走は止められず欧米諸国のシナリオにまんまとはまってしまったのが残念でなりません。

.. 2006年12月18日 18:59   No.38002
++ 伝六 (中学生)…31回       
昭和十五年から、三十年内外で最終戦争がおこるのは占いにすぎないと、最終戦争論の質疑応答で答えていますね。そのように推測した根拠は、石原戦争史学における決戦戦争と持久戦争の交代の周期がだんだん短くなっているので、現在の持久戦争の期間は五十年内外であろうと推測したことを言っています。また三十年が延長して、七十年になっても百年になっても困らないけれど、推測よりも早く決戦戦争がおこってしまうと、困ったことになるとも、言っていたと思います。戦争終滅前に最後の決戦戦争(最終戦争)がおこるというのは石原莞爾の戦争史の研究から得た確信でした。それは人類史の問題と連関して考えられました。
.. 2006年12月20日 21:17   No.38003
++ タク (高校生)…55回       
石原莞爾の考え方の基本は世界最終戦争です。この世界最終戦論について第一次世界大戦は、ヨーロッパ諸民族でやっている戦争なので、世界大戦と称することはできないでしょう。そして、この戦争の後、西洋文明の中心はアメリカに移りました。次いで来たるべき決勝戦争は、日米を中心とするものにして、これこそが本当の世界大戦になるであろう。こういう大戦争が起きたときには、いままでの我が陸軍のやり方とは全く違った、空軍をもってする決勝戦争になるであろう。そして、人類の闘争力の最大限をここで持ち帰るような、人類の最後の大戦争に広がるであろう。そして、この大戦争によって、世界はやっと統一せられ、絶対平和の第一歩に入るべし。これが石原莞爾の考えた世界最終戦論で、基本的な考え方になっているわけです。決勝戦の前に始まっちゃいましたが・・・・

.. 2006年12月20日 21:25   No.38004
++ 伝六 (中学生)…32回       
持久戦争の時代にアメリカと戦争ということになってしまったわけですね。御承知のように、「近き将来に最終戦争の来ることは私の確信である。最終戦争が主として東亜と米洲との間に行はれるであらうといふことは私の想像である。最終戦争が三十年内外に起こるであらうといふことは占ひに過ぎない」(「最終戦争論に関する質疑応答)。想像であるということは、ちがうこともあることを予想しているわけです。しかし最終戦争のほうは、確信がまちがっていたということは、言っていません。しかし終戦後は最終戦争が起こらないように行動すべきであると言っているように解釈されます。そして兵器の進歩は、もし戦争がおこれば、石原の考え方が正しいとすれば決戦戦争の時代になってきている感があります。(兵器のみについて言えば)。批判するにせよ肯定するにせよ、石原莞爾の思想は現代に検討されなければならないと思います。
.. 2006年12月22日 21:19   No.38005
++ タク (高校生)…56回       
日本は緒戦に勝利した酔いも冷めて、戦局の不利は17年の後期から明瞭となって、軍の中央部は動揺し始めた。
その時の革命家としての石原莞爾の才能は益々冴えてきた。
石原莞爾はこれから、英国はソ連の不当な要求と将来に対する異常な発展の不安から、ドイツと和平して独ソを徹底的に戦わせて両国を消耗させる方針をとり、ドイツ敗戦後、米英は全力を挙げて日本に迫って日本を屈服せしめる方針をとるに違いないと予想した。

そのためには迅速に支那事変を処理して、中国と協力して、英国に操縦されるソ連と和解して持久戦争の基礎を確立して、機を見て米英と妥協する方針をとり、弱り出したドイツを完全に日本の意図に追随せしめて、戦争目的を英帝国崩壊に切替させる必要があるとし、そのためには駐ソ、駐独大使を更迭して、有能の士を派遣すべしと18年4月石原莞爾は政府に献策したが、政府は取り上げなかったのです。

.. 2006年12月24日 10:06   No.38006

■--卓見?おもしろいアイデア?
++ 伝 (小学校中学年)…14回          

世界最終戦論の質疑応答の箇所で、石原莞爾は清水芳太郎の空想を紹介しています。「成層圏の上には地上から発散する水素が充満している。その水素に酸素を加えると、これがすばらしい動力資源になる。従って飛行機でそこまで上昇し、その水素を吸い込んでこれを動力とすれば、どこまでも飛べる。そして降りる時には、その水素を吸い込んで来て、次に飛び上がる時にこれを使用する。このようにして世界をぐるぐる飛び回ることは極めて容易である。」なるほど、水素はいちばん軽い元素だから、大気の上層には水素が主成分の層があることが考えられます。といっても、地球物理学だか、地球科学だかを勉強したことがないから、いい加減ですが、可能性は零でないように思います。どれだけの量があるかが問題で、少ないということがわかればただの空想です。しかし、当時そういうことを空想する人は、天才と言っておいてもよいとおもいます。天才といっても、一世紀に一人でるかでないかのような人ばかりが天才ではない。
.. 2006年12月19日 20:20   No.39001


■--石原莞爾と核兵器
++ 伝六 (小学校高学年)…29回          

石原莞爾は戦争史の研究から、最終戦争を確信し、王道対覇道で最終戦争が行われるものとし、最終戦争に勝つ準備をしないといけないという考えのもとに行動したと理解される。石原莞爾は行動の人だから、行動のうちに方法をみつけるというようなことも言っている。最終戦争の時の兵器は一夜にして一つの都市をふきとばすくらいの爆弾ができるというようなことも言っている。ただ最終戦争は空軍の戦闘になると予想した。戦法でいうと「体」の戦法である。敗戦前の石原なら原子爆弾を日本がもつことをどう考えたかはわからない。敗戦後の石原については明瞭である。核兵器はもたない。軍事同盟もしないという方向を考えた。核兵器は人類絶滅兵器である。王道の国の持つべき兵器ではない。それは体験してはじめてわかったことでないだろうか。しかし世界の大国はまだわからないでいる。
.. 2006年12月12日 22:26   No.37001

++ タク (高校生)…53回       
一種の終末論的発想ですね。前途の見通しの暗い戦時体制化にあった当時の日本国民には、明るい希望を与えたと言います。石原莞爾は1940年9月「人類の前史終わらんとす」という講演をまとめた『世界最終論』を刊行、80版を重ねました。ここではロケットや核兵器を予想したような、「自由に成層圏にも行動し得るすばらしい航空機」や、「一挙に敵に懺滅的打撃を与える決戦兵器」の出現を予言しているのですね。ただし1930年代の日本にはこのような世界最終戦争を遂行する力はなく、「東洋ノ選手権ヲ獲得スルタメニハ速ニ我勢力圏ヲ」満蒙地区に伸ばす必要があり、ここに石原莞爾にとって満州事変の根本的必然性があったのだと思います。

.. 2006年12月14日 08:20   No.37002

■--科学と世論
++ 六 (小学校低学年)…9回          

高速増殖炉は欧米では、撤退しつつあるようなのに、日本では運転を再開する計画だという。国民の科学常識はまだ、高くないから、いわば、科学に威嚇されたようなところがある。高速増殖炉に「もんじゅ」という名をつけたが、どういうつもりでつけたかよく知らないが、文殊の知恵とは関係ない。高度の技術の知恵が必要だろうが、文殊菩薩の名をつけたって、菩薩とは何の関係もない。利権?を無視して議論しても、現実問題は解決しないが、人類の福祉第一、利権は第二か第三かで考えてもらいたい。科学者は科学の政治家や、マッドサイエンチストにならないでほしい。政治家はもっと勉強して(失礼?)科学技術への洞察力をもってほしい。
.. 2006年12月01日 21:45   No.36001

++ タク (中学生)…47回       
「現存の民需用プルトニウムの利用も停止し、消滅させる」次第に法的にその停止・消滅を決める国も出ていますが、それを世界に拡張するのは容易ではないですね。日本の実情を見れば明白です。「高速増殖炉開発を止め、再処理を止めろというのか」と猛反発する人が出てくるからです。少なくとも、増えつつあるアジアの原発からの使用済み燃料でさえ、すでに行き場がありません。未処理で貯蔵された使用済み核燃料は、500年以内にプルトニウム鉱山になり簡単にプルトニウムが取り出せるのです。

.. 2006年12月02日 08:14   No.36002
++ 伝 (小学校中学年)…13回       
原子力には、ずいぶん金をかけてきたのですね。50年くらい前には、夢のエネルギーなどと言って、悪夢のエネルギーともなる面については、ほとんど言われなかったようです。ネットでみると、政府としては、2050年頃から、商業ベースでこの技術を導入することを目ざすとなっています。来年のことを言うと鬼がわらう、四十年後のことをいうと鬼もあきれる。物理学でも二十一世紀には革命的理論がでるかもしれないのだから、核分裂のエネルギーは前世紀の遺物になっている可能性の方が高い。だいたい原子力政策は未来予測をまちがえてきたようだから、今後もまちがえていく可能性が高い。我々は未来を想像する。それはあたらないことがほとんどである。それでもわずかな可能性を信じて努力をするのだ。未来は過去の延長線上にあるが、それは直線ではない、また未来は過去の単なる延長線の上にあることは決してないということも歴史の事実である。まして変革期においてはなおのことである。
未来は核分裂のエネルギーの利用という展開にはおそらくなるまいと想像する。国策決定という重力の中にある科学者は、自由に思考できないだろうから、自由に思考する科学者の意見も聴いて、未来図を描くべきである。急激な変更は困る人がたくさんでてくるから、おもむろに政策を変更してもらいたい。私は二十一世紀エネルギーのほうにかける。夢がもしきえても悪夢にはならない。

.. 2006年12月03日 11:50   No.36003
++ タク (中学生)…48回       
仮にプルトニウム・天然ウランの全面使用禁止を目指しましょうと言っても簡単なことではなく、今後最低50年はかかる問題ですね。アメリカ国防総省諮問委員会は、これから最も警戒すべきは、「核を含む大量破壊兵器による国内におけるテロ集団による壊滅的な攻撃である」という報告を出しました。

ノーベルが問題提起して以来、科学技術は常に戦争を助長するような手段のみを提供し続けていたのではないでしょうか。科学技術が先導する積極的な方策を、今こそみんなで考え提供すべき時だと思います。プルトニウム問題の具体的な打開策として、一般に言われているのは、次のような手段があります。

「核兵器用の核物質を排除消滅させる」この論議はソ連崩壊後に始まりましたが、難問続出です。まず、核弾頭を全部廃棄するという国がない。その焼却消滅法も定かでありません。一部の人は既存の原発を利用して焼却しようというが、ウラン燃料炉で燃やすのであれば、プルトニウムはなくならないのですね。

.. 2006年12月03日 18:38   No.36004
++ 五無斉 (幼稚園生)…1回       
林子平は六無斉と言ったとか。林子平のむこうをはるつもりはないから、五無斉にしておきます。新エネルギーの問題があるけれども、エネルギーを浪費する産業の体質が問題です。原子力発電してクーラーをつかうというのは、まちがっている。機械工業は必要なものに限定して、あとは手工業をさかんにする。もったいない精神を発揮して、使い捨て製品をつくらないようにする。地球温暖化で二酸化炭素ばかり問題にするけれど、ちっと使うエネルギーの量を考えたらどうだ。この考えはたして未来もマイナーだろうか。
.. 2006年12月03日 21:17   No.36005
++ タク (中学生)…49回       
エネルギーの量を削減するということはとても大切な事だと思います。それと未来のエネルギーをたとえば地球に優しい水素エネルギーのインフラを整備して世界でそれを共有して使うというのはどうでしょうか。
エネルギーの供給を充分にと言うと、「無駄づかいをして地球を壊す」と真剣に批判されますが、ものは充分あれば無駄使いするものでしょうか。たとえば、充分ある空気を無駄使いしてはいません。電力が充分に得られる状況になったら、少なくともエネルギー不足で人が餓え、殺し合い、地球が砂漠化して行くよりは良いと思うのです。

.. 2006年12月04日 08:13   No.36006
++ 五無斉 (幼稚園生)…2回       
現在の科学の知見では、エネルギーの源泉は二つです。一つは太陽光エネルギーで、人類は生物によって蓄えられたそのエネルギーを最初木や草を燃やし、石炭を燃やすようになり、石油を燃やすよになり、それでタービンをまわして電気のエネルギーを得るようになりました。二十世紀後半から、太陽に起源をもたない原子力を一部利用するようになりました。もし核融合反応によるエネルギーの利用技術が完成すれば、エネルギーは事実上無限に得られます。エネルギーの源泉はだから、太陽光発電等の太陽エネルギーか、太陽エネルギーが時間的に蓄積された化石燃料によるか、原子力エネルギーかになります。水素はエネルギーのキャリアーで、何かのエネルギーで水を分解してつくるのでしょう。キャリアーが水素である場合のエネルギー技術を水素エネルギーと言っているのだと考えます。識者はこれからは水素エネルギーの時代だと言っていますが、私もそう感じます。今の発電は原子力発電にしても、熱を発生してその熱でタービンをまわして発電しているわけで、発電はいわば古典的やり方なわけです。熱核融合反応の利用に成功しても、あまり大量に熱を発生させたら、大自然の生態系を狂わせます。自然にはまだまだ人智の及ばない無数の現象があるでしょう。これからは、発熱を最小限にして、電気エネルギーを得る方法が研究されなければならない。現実の要請に密着した研究が必要だけれど、やはり真理の探究という姿勢で研究する科学者がいないといけない。電磁気学の基礎的研究をしたファラデーに、ある人が、それはどのような役にたちますかときいたら、あなたの問いは生まれたばかりの赤ん坊が将来何になりますかと聞くのと同じですと言ったとか。国家プロジェクトには、産業界とあまり密着しないものが必要である。
.. 2006年12月05日 21:53   No.36007
++ タク (高校生)…50回       
未来のエネルギーは水素だと思っていました。水素はどこにでも存在しているので、力のある国に独占される心配はなく、小型の燃料電池を一般家庭やお店、会社の事務所において発電したり、燃料電池車を普及させて駐車中に発電機として使用し、その電力を水素エネルギーとして共有すれば、エネルギーが得られるという仕組みです。人々が1つに繋がり水素エネルギーを共有して、世界中の誰もが水素エネルギーへアクセスでき、人や社会との繋がりに安心感を見いだし、人間を始めあらゆる生き物を含めて地球を1つの生物圏、運命共同体としての考え方なのです。だが、水素エネルギーに関しては言われたとおり、何かのエネルギーで水を分解してつくるということです。何で分解してつくるのかと言う事をお台場にある日本科学未来館でお聞きしたところによると「白銀」だと言っていた様な・・なのでそこのところがとても難しいのだと。
現在の日本に目を向けると、日本は化石燃料の大半を輸入に頼り、中東に依存しています。食糧自給率も低下が激しく、有事に対する備えも寂しい限りです。この期に及んで小手先の改革ではもう対処しきれない、社会を根本的に変えなくては、という危機感が広まっているからなのですね。そんな日本にとって、水素エネルギーの観点から過去を振り返り、現状を具体的に認識し、未来の展望を見極める、今、日本では、ものに豊かさを求め、資源を大量に消費し、国の借金も次世代にツケをまわす事で、成り立つ社会はおかしいという意識が高まり、環境保護の動きも強まってきているのだと思うのです。

.. 2006年12月06日 08:19   No.36008
++ 六 (小学校中学年)…10回       
三十年前の本に書いてあることですが、ウラン燃料はアメリカから買う。八年前に半額はらって、実物は八年後に手に入るようなことを書いてありました。なんか理由があるのかもしれないけれど、どうせアメリカの業者に有利なようにでしょう。えらいセコイんでないけ。これでは、鬼も笑えませんね。善意に解釈すれば、アメリカは気が長いんでしょうね。しかし、この調子だから日本の原子力政策もしらないうちにアメリカからだいぶコントロールされていないか疑います。己の利益のためには新エネルギーの開発など妨害してやれというのもいるでしょう。競争はいいけど、闘争は進歩を遅らせます。闘争をやりたい人は格闘技大会にでてください。(笑)
.. 2006年12月06日 21:37   No.36009
++ タク (高校生)…51回       
8年というのが謎ですね。謎でも日本国の中枢にアメリカの軍隊が駐留しているのですからすべてはアメリカの思うままアメリカの言いなりですからね。

そもそもプルトニウム239や241は、核分裂を起こす貴重なエネルギー源(中性子源)です。それをただ貯蔵放置したり無駄にしたりするのは、無能の極みだと言います。日本政府もプルトニウムの処理に困り、通常のウラン燃料と混ぜてウラン・プルトニウム混合固体酸化物(MOX)核燃料に加工して、軽水原発で燃やそうとしているのですが、手持ちの貴重な核分裂性物質を減らすだけだと言います。しかも、軽水原発では1回の燃焼でせいぜい半分しか燃やせないので、解体・再処理・再加工・燃焼を繰り返さなければならず、不経済だそうです。世界各国が、日本はプルトニウムで原爆を作ろうとしているのではないか、と疑っているから、MOXは非核武装の政治的ジェスチューとして必要なのかもしれませんが、MOXの推進は日本各地の原発にプルトニウムを分散させ、明らかに発電コストを高め、無駄な経費を増大させます。もっと有効に利用しつつ消滅させるべきだと言います。

.. 2006年12月07日 08:14   No.36010
++ 五無斉 (幼稚園生)…3回       
水素を水を分解してつくるということについては、すでに三十年前に大田時男という人が、熱帯の海に大きないかだをうかべて、太陽エネルギーで海水を分解して、水素をつくって海上輸送するという案をたてています。分解の技術そのものはその時にできていたのです。あとは、それによって、どういう影響がでるかということと、海上の海の使用が国際的にどういう問題があるかということで、政治的問題で、むしろそのほうがよりむつかしいかもしれません。「千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず」というから、今は太陽エネルギーで水素をつくろうという着眼をもった政治家等がいないだけではないのかと考えます。
.. 2006年12月08日 21:50   No.36011
++ タク (高校生)…52回       
何としてでも水素エネルギーを構築してインフラを整備するのは、日本国の役目だと思うのです。水素ガスは燃えれば水になるわけだから、まさにクリーンです。したがって、これがよく真の救世主のように宣伝され、「これからは水素だ、原発はもう要らない」と断言するような人がいます。しかし、水素ガスはお台場の日本科学未来館の先生方にご教授戴き調べてみると実は、現状では「化石燃料そのもの」なのです。地上や地中は酸素が支配している世界だから、水素は単独では存在できず、酸素と結合して安定な水や岩石や生物などの一部となっているので、我々が自然から直接水素を入手することは不可能なので、何らかの莫大なエネルギーを使用しての還元操作で得るしかないというのですね。

.. 2006年12月10日 09:05   No.36012

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