列島改造論は言葉の響き的にもかなりセンセーショナルなものですが、発想は間違ってないとは思えるんですよ。しかし実施段階で日本人の悪い癖が出てしまって今に至ってる感じ。目の前に見える利権にはすぐに飛びつくけど、先々の話になるとピンとこなくて次の段階に移れない、というのが典型的な日本の組織(行政に限らず)だと思うのです。道路を作れば、その時に土建屋が儲かる。しかし、インフラの整備ってのは、整備された先に産業を誘致してナンボのモンですが、イマイチそこんとこを考えずにいつまでたっても道路を作り続けてる。それじゃ何時までたっても地方の発展は望めないってなもんです。 現状、中央の権限が強過ぎて、地方自治体のトップも中央からどれだけ金貰えるかが勝負って状態、結局財政を人質に取られてるから日和見的な意見しか言えないわけで。参勤交代のころと変わってないかも。 地方が東京の顔色伺うばかりでなく、もっと自尊心を持てるようにならないと地方分権は成り立たない。でも、自尊心持つ為には中央に頼らない基礎体力が必要。むう、卵が先か、鶏が先かって話だな。 余談その1。 学会賞ってのは、その学会の利権に沿った内容の論文に与えられるものですから、HINAKAさん指摘予想のように、多大な貢献をする論文だから賞の一つや二つは簡単でしょう(笑) 余談その2。 ちょっと調べてみたら1990年当時の西ドイツの面積は248,717ku、東西ドイツ合わせて357,021ku。日本は377,835ku。結構日本、広いです。っつーかヨーロッパって地図では広く見えるけども、それは投影法の都合であって案外狭いです。たしか西ヨーロッパ各国の合計よりインドの方が広かったハズ。これも印象操作って説もありますが、さすがにそれは言いすぎかなあ。 しかし、日本の場合山岳面積がやたら広いし、離島も多い。よってこの数字、額面どおりには取れないのは事実でして、有効面積から人口密度出したら凄いことになりそうですね…
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.. 2008年03月31日 08:18 No.279004