【必読※迷惑書き込みの対処方法をまとめました。】

多足の掲示板

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■--っつーことで地方分権スレ。
++ 多足          

イージス艦事故→報道の姿勢→官僚答弁→国家体制→経済システムときて地方分権、といった感じでしょうか。こういう風に話が移って行くの大好きだなあ。

さて、地方分権。
中学時代、『食べ過ぎで滅び行く文明』って本を読みまして、そこにあった「佐渡島を独立国家にしてみる」って話が大好きでして。日本全体の自給率とか考える上で、では地方自治体の様子はどうなのか? 自給自足やってける地方はあるのか? というのを調べた記憶があります。あの頃は単純に農作物生産とか工業とかしか見てなかったんで、税収や大型事業に関してはなんとも。
でまあ、この頃より「地方自治」とか「地方分権」ってのが好きなんですよ。道州制はこのイメージに合うものなのか、ちょっと違うのか、調べる必要がありますね。
地方に産業の中心を分散させ、インフラを整備しある程度その地方で地方特色を考え発展させる、という発想は要約するとやっぱあの列島改造論でしょーか(笑)
地方分権は進んで欲しいのですが、右に習え的な単調な事業の繰り返しではなく、先見性と冷静な分析力、玉虫色ではない協議などなど、日本人にかなり欠けてるんじゃないかって性質が必要になるでしょう。こりゃ難しい。現実問題としては今のままではより強固な中央集権になる可能性が高そうです。「形骸化した地方分権と、実態としての中央集権」。ホントこんな感じになりそう。それこそ大きな外圧、異変でも無いとムリだろうなあ。
.. 2008年03月28日 13:02   No.279001

++ HINAKA       
HINAKAです。

多足様

地方分権ですが、ある意味日本の高度経済成長以降の、懸案であると同時にパンドラの箱だと思います。
田中元首相の「日本列島改装論」は、彼の考えを下敷きに専門家グループがまとめたようですが(その辺の真偽不明、裏付け無し)彼が逮捕されてから、その頃はあちこちにあった古本屋で、歴史の教科書のように分厚い本が、1冊たぶんその頃金額で100円位で売られていたので、当時小学生の分際で購入した覚えがあります。
しかしさすがは「論文」、小学生に面白いハズもなく、後書きだけ読んで投げ出した覚えがあります。
その後書きに、この論文が土木学会?の何たら賞やら、何とか大学の学位論文として認められたなどと、羅列されていたことだけよく覚えています。もちろん、土建業界に多大な貢献をする論文なのだから、その辺の大手企業のトップ達が後押しをすれば、学会賞の1つや2つ簡単なような気もします……。

ただ、日本という国土の中で、地方に産業を分散させて、それを交通網で網羅するという発想は、地方の独立独歩を考えると、どうしても行き着く結論のようです。
しかもこれを、これほど見事にまとめ上げ、しかも首相という立場の人が、実際に実行しようとしたことは、後にも先にも戦後の日本国政府では、これきりだったようです(出典不明朗な記憶)。
残念ながら、この田中政策は結果として、利権と汚職の温床となり、後々まで残る日本政治や官僚機構の禍根を作るだけの結果になり、悪魔の論文扱いされています。ですが、たぶんこれほどしっかりした現実性のある地方分権論は、未だに無いのだと思います。

〈続く〉

.. 2008年03月30日 01:05   No.279002
++ HINAKA       
〈続き〉

「道州制」は問題が山のようにありますので、何から手を付けて良いのか判りませんが、基本的にアメリカの州というのは、とりあえず明治時代の訳語の結果で現実的には、旧ソビエトの「連邦」や「英連邦(ユナイテッド・キングダム)」のように、それぞれは独自の法や税制を持つ、準独立国か完全な独立国と同等です。
この小さい島国に、独立国を幾つ作るつもりか知りませんが、それでなくても地方格差に悲鳴を上げている状態(今回のガソリン税問題で、どれだけ地方自治体がオタオタしているかを見ても、歴然でしょう)で、それぞれの地方に「課税権と立法権を分けてやるから、勝手にやんな!」というのは、無茶の極みです。
そもそも、面積と均一化した人口密度から考えても、日本はアメリカの州1つ分にも足らないくらいの小国です。そして、世界的にも最も交通網の進んだ(小さいけど、山有り谷有り川有りの複雑な地形なので、事実上はかなり困難だったハズです)国です。更に最近は、携帯電話に代表されるIT産業絡みも含めて、情報網の整備も充実しています。
つまり移動時間、情報の伝達時間は、世界で最も速い国と言えるでしょう。連邦制は、広大な土地に、考えを同じくする国が寄り集まって、一個の強大な国家を形成し、例えば軍隊などの膨大な予算と人出の掛かる事業を、その巨大国家単位で行うということです。
つまり、逆に言えば小さな地域のことに囚われる余裕のない広さ(移動時間的情報伝達的に、手間も暇も掛かる)を持つところが、小さい国の良さと、強国の良さを併せ持てるところが、ある種のメリットです。
西ドイツ時代のドイツだって、日本よりも遙かに広くて、人口密度は低かったのですから……。

結論を言えば、今までは地域格差などの問題を丸残ししたまま、勝手にしろと投げ出すようなものです。
だって、地域ごとの税収に差があるからこその、悪名高いバラ撒き行政だった訳で、税収が高く人口密度も高い、都市部を抱える地域はともかく、過疎地域はどうするのか?
それを、何とかしようとしたのが、列島改造論だった訳です……。

現状での地方分権は、机上の空論以下だと思います。

今回は、以上です。



.. 2008年03月30日 01:42   No.279003
++ 多足       
列島改造論は言葉の響き的にもかなりセンセーショナルなものですが、発想は間違ってないとは思えるんですよ。しかし実施段階で日本人の悪い癖が出てしまって今に至ってる感じ。目の前に見える利権にはすぐに飛びつくけど、先々の話になるとピンとこなくて次の段階に移れない、というのが典型的な日本の組織(行政に限らず)だと思うのです。道路を作れば、その時に土建屋が儲かる。しかし、インフラの整備ってのは、整備された先に産業を誘致してナンボのモンですが、イマイチそこんとこを考えずにいつまでたっても道路を作り続けてる。それじゃ何時までたっても地方の発展は望めないってなもんです。
現状、中央の権限が強過ぎて、地方自治体のトップも中央からどれだけ金貰えるかが勝負って状態、結局財政を人質に取られてるから日和見的な意見しか言えないわけで。参勤交代のころと変わってないかも。
地方が東京の顔色伺うばかりでなく、もっと自尊心を持てるようにならないと地方分権は成り立たない。でも、自尊心持つ為には中央に頼らない基礎体力が必要。むう、卵が先か、鶏が先かって話だな。

余談その1。
学会賞ってのは、その学会の利権に沿った内容の論文に与えられるものですから、HINAKAさん指摘予想のように、多大な貢献をする論文だから賞の一つや二つは簡単でしょう(笑)

余談その2。
ちょっと調べてみたら1990年当時の西ドイツの面積は248,717ku、東西ドイツ合わせて357,021ku。日本は377,835ku。結構日本、広いです。っつーかヨーロッパって地図では広く見えるけども、それは投影法の都合であって案外狭いです。たしか西ヨーロッパ各国の合計よりインドの方が広かったハズ。これも印象操作って説もありますが、さすがにそれは言いすぎかなあ。
しかし、日本の場合山岳面積がやたら広いし、離島も多い。よってこの数字、額面どおりには取れないのは事実でして、有効面積から人口密度出したら凄いことになりそうですね…

.. 2008年03月31日 08:18   No.279004
++ HINAKA       
HINAKAです。

多足様

あらら、まぁまぁ……失礼しました!
ずいぶん前に見た世界地図で、いわゆる「同縮尺の日本」というのが、西ドイツのある大西洋に描かれていたような気がします。その時、それなりに西ドイツが日本より大きく感じたのですが……。日本を広げると、結構広いのかも知れません。

確かに、西ヨーロッパ各国は面積的に、小さいですよネ。
国力は、国土面積に比例しないと言うことの、良い例でしょうか?あれほど小さな、オランダ(植民地時代、その支配地は広大でしたが……)とベルギーそしてルクセンブルグ。いわゆるこの小さな3小国の連合、『ベネルクス共同体』が現在のEUの原型、ECC(ヨーロッパ経済共同体)そして、EC(ヨーロッパ共同体)へと成長したのですから、文字通りヨーロッパ連合生みの親であるのですが、大国(まだ西だったと思いますが)ドイツ、フランス、イギリスが乗り気になって、出しゃばって来ると、静かに後ろに控えました。まさしくこの対応力が、外交力であり安定した経済力の、原動力に思えます。
そして、当然他の各国も特に大国同士が因縁やら、国内のしがらみやらで動くに動けなくなった時、スッとどこからともなく出て来て、それぞれに折り合いを付けて、糸口が見付かりまた大国同士が前に出ると、アッサリと後ろに下がる。
しかし、だからと言って各国がこの3国を甘く見ることはなく、その実力や存在感、何より自国の利益のみならず、全体を広く見通し先を読む先見性には、一目二目も置いています。
それだけに、多くの世界組織の本部や中心が、これらの国に集まるのだと言います。国の力は大きさでは無いことの、証明のような気がします。

話が脱線しましたが、なぜ西ドイツを引き合いに出したかというと、統一ドイツはその大きさから当然ながら、西ドイツ時代ですらあの国は「連邦共和国」だったんですよネ。
故に、各地域は独自の法と税制を持つ、たぶん日本語では「州」と呼ばれていたと思います。日本よりも小さな国で(済みません、間違ってました!)、少なくとも他の交通機関はいざ知らず、道路網の整備と車両の多さでは、立派な自動車大国であることは、今さら言うまでもないことです。
にもかかわらず、地方政府が成り立ち、独自の政治が政策が行われている……もちろん、古くからの小国同士の分裂と併合の挙げ句の大同団結という、歴史的な下敷きが有ればこそでしょうが……。

〈続く〉

.. 2008年04月01日 05:09   No.279005
++ HINAKA       
〈続き〉

でもそれを言うなら、日本にも「江戸時代の幕藩体制」という、ある種中世としては、理想的な封建国家つまり連邦を築き上げた訳です。
江戸時代の「藩」は、内政自治権を持つ完全な独立国であり、連邦政府が「幕府」だった訳です。
もちろんこれを可能にしたのは、周囲を海に囲まれた地理的な条件と、それ故に可能であった他国との交流を断つ、「鎖国」政策があったればこそ!で、しょうが。
その歴史を持つこの国が、中央政府から自立した地方政府を維持運営できない……のは、なぜか?
「廃藩置県」からわずか、150年程度でなぜこれほどまでに、徹底した集権国家になってしまったのか?
法律上は、今の地方自治体だって、かなり大きな権限を持っているんですけど……結局は、自前の税収で運営できるのは東京都だけで、後は中央からの地方交付税頼り。
あぁ〜、また日本は共産主義的支配下にあるという、像が浮かんでくるぅーッ。旧ソ連も現中国も、中央政府と地方(各国)政府という図式は、同じですからネ。ただ、支配体型が、一党独裁の、完全なピラミッド構造ですから……地方政府の自立性なんて、有名無実でしょうけど。

そもそも、精神論めいたことを持ち出すのは、日頃の主義に反するのですが、要は自治体に属する市民、企業、あらゆる団体、そして地方政府自体の全てに、我が街や我らが市や県という地域での、自主・自立・自由への気概が、感じられないのです。
つまり、基本的民主主義の根幹ですよネ。日本という国と言うより、そこに住む自分も含めて日本人に、自由市民としての意気込みが感じられない。

結局は、そこに行き着くような気がします。
「地方自治は民主主義の学校」と、確か中学の公民の教科書には、謳われていたような気がします。

また、長くなりました。
済みません、これで失礼致します。

.. 2008年04月01日 05:18   No.279006
++ 多足       
地図上での見た目の面積って結構判断しづらいですからねえ(苦笑)
ドイツの場合、各地に城砦都市があることからも古くからの地方豪族が多かった、って歴史があるんでしょうね。フランスもそうなのかな? 国民性ってのも大きなファクターでしょうが、古くから各地に産業拠点があり、それを結ぶインフラがナチス時代のアウトバーンでかなり整備された、ってのが意味深そうです。
では日本は? 戦中の日本は農業国だし、欧米と単純に比べることは出来そうに無いですよね。で、戦後復興で先に道作って、その利権で味しめたってのが不味かったかなあ。

さてさて、ベネルクス三国の件しかり、ドイツのアウトバーンしかり、日本の幕藩体制しかりなんですが… 巧くいった背景に潜むものを注視しなければなりません。つまり、誰が誰から何をどれだけ搾り取った結果として巧くいったのか、という話。藩、という行政機関がその地の産業からいかほど搾取した結果の運営だったのか。アウトバーン建設などに伴う景気回復の資金は何処から出たのか? 小さな国土ながらも大量の冨を持っていたヤツらは、その冨を一体何処から持ってきたのか?
これらを無視して結果のみ追って評価し、その手法に追従すれば、確実に巨大な格差を生み出すことになるでしょうねえ。

中央集権は、地方にとってある意味楽なんですよね。中央から金がまわってくる間は。重大な決断を自らがする必要が無く、指示通りにテケトーにやってればよろしい。しかしその資金が無くなれば、当然各自の創意工夫が必要になってくる。今の地方自治の不甲斐なさは、甘やかされてきたツケであり、現実が見えてなかった結果でしょう。当然、そのように育てた中央にも、そのように育った地方にも責任があり、HINAKAさん指摘の「意気込み」が極めて重要であるわけです。

…むう、なんか言いたかったことが中途半端にしか出せなかったな。

.. 2008年04月01日 08:45   No.279007
++ つかじ       
今回の意見は一県民としての意見です。

>地方分権・道州制。
まず、疑問。その「意気込み」とやらは「皆(国民・県民)」が持たなきゃ駄目かね?

一般人てのは普通「日々飯・水道高熱・医療(その他諸々)」があれば、ある程度「他見がどうなろうと関係あるの?」って疑問がまず沸くと思います。要は「現状維持」?
そして、少なくても僕は群馬県が好きなので、「もし」無くなって他と一緒の「何々州」と言われたら結構悲しい。

そもそも、その遅れている地域ってのは見てみると、地方交付税を貰っても有効に使っていない事が多いのでは?道路したり箱物したり。
結局何が言いたいかと言うと、「その地域の人間が政治を見てなかったからでは?」と言う疑問も沸くのですよ。
(念の為に言いますが、これは政治家の無能もあると思いますし、本当に何を基準に交付税の分配率や特定財源が使われるのかは不明ですしね。)

で、僕も今回の道州制の導入って最近聞いたばかりで「何のメリットが?・どう変わる?」の意見が大半です。ですので、政治家が何でいきなりこんな事言い出すのか理解不能状態です。
また、合併の時みたいな混乱がどうせ起きますな。アレ新しい住所覚えるの面倒だよなぁ。

>幕藩体制・参勤交代
幕藩体制が成功と言われてますが、これだって中央の言う事聞かないと謀反と採られるし、結局は生かさず殺さずの生殺しでは?と思ってます。
また、これのお陰で参勤交代などがあり、今のシステムと同じく「移動がメンドいから街道整備・中央に集まるから文化交流・人が集まるからか金が落ちる」。日本人全く進歩無いね。

すいません、今回余り効いた事言えないばかりか、疑問ばっかりですね。

.. 2008年04月02日 05:45   No.279008
++ 多足       
そうですね、「意気込み」は行政だけでどーこうなるものではありません。住民、事業所、商工会とか教育委員会とか、ホント各個ができることを考えなければ動かせないです。
箱物行政は土建屋を儲からせるためだけに行われているし、下手すりゃその土建屋もその地方の業者でなく中央のでかい会社だったりするから地方の利は何も無く、維持費で損するだけってのもしばしばなようです。議会がそんなのにGOサイン出してしまうのを見逃し続けるのは、住民が無関心であるツケです。
「選挙なんてどーせ関係無い」って考えが失敗の始まりですから。現状維持、というのは既得権益を守りたい連中の思いのままですからねー。
で、道州制。なんか日本での道州制議論はまだまだ流行追っかけるノリだけでやってる感は否めませんね。地方交付金にぶらさがってる現状では、進めるだけ無駄無駄でしょう。

ちょっと話がそれてしまいますが、今話題のガソリン暫定税率の件も、ずっと続いていたのは現状維持の皮をかぶった無関心の結果ですからね。考えるいい機会にはなってるでしょう。

.. 2008年04月03日 10:45   No.279009
++ 某神戸の人       
 あー、このスレの冒頭に出てる、佐渡島の話し、なんか記憶にあるわw
 クラス全員で、読まされた本だっけ?

 大分出遅れた感があるが、まぁ、道州制って、この掲示板的にたとえて言うと・・・

 軍制的に、軍と師団だけでは状況にあわせた効果的で弾力的な運用ができないんで、その間に、師団を複数合わせた軍団という単位を作りましょうか。

ってな感じだからねぇ。
 具体的な例だと・・・

 市道とかの生活道路ならばともかく、県と県をまたぐ高速道路とかの建設になると、今まで国が音頭を取ってきたけどそうじゃなくって、その県を包括する上位広域自治体をつくった上で、その広域自治体自身が身の丈にあった上で作る場所とかを考えたほうが効率的な行政がおこなえるでしょ?

てな議論だと、わたしゃ、理解してます。

>要は「現状維持」?
 今の日本の問題は、その現状維持ができなくなってるのが問題で。小泉改革で、地方交付税額減ったから。

 つうても、地方交付税も「税」であるっつう認識があんまり一般の人にないんだよなぁw
あれ、地方交付税総額=所得税と酒税の32%+法人税の35・8%+たばこ税の25%+消費税の29・5%つう計算式で算定されるんであって、地方交付税増やせっていうのは、所得税とか消費税とか増やせっていうことなのにw

.. 2008年04月06日 08:18   No.279010
++ 多足       
軍制。
いやまてその例えはこの掲示板常連でも2〜3人しか解らんって(爆)
具体例は解りやすいんだが。
個人的には県の中で、市町村単位ので専門職集まってなにか事業を効率的に行うって手法(PFI事業がそれかな?)が戦闘団的で好みだったり。でも師団が金に余裕ないから行政だけでは戦闘団の編成ができない。そこで地元民間企業の能力を、というのがPFIかな。つまり民兵を交えた戦闘団?
…ゴメン、やっぱこの例え方ムリがある(笑)

地域ごとの知事連絡会をもっと実行組織的にし、声そろえて「お金ちょーだい」って言うんじゃなく、各地方の能力と責任でなんとかしろってのは悪くないと思うのだが…
力の強い中央は、力の弱い地方が自立するのを支援しないといけないと思うし、地方は中央からの支援にぶら下がってたらダメなのは当たり前。行政に自覚が重要だよね。
で、税の認識の弱い一般の方々も、自分らの税が何に使われるかに注目せねばならない、これも自覚の話。「選挙? どーせオレが投票せんでも結果は変わらんよ」って姿勢がどれだけ悪いかがよくわかるよなあ。

.. 2008年04月07日 08:32   No.279011
++ つかじ       
>軍団制
うわーこれで「あ〜なるほどなぁ」と思っちゃった自分は負けかな?(笑)

>広域自治体自身
うーむ。でも問題なのが大体同じ地域ってのは、同じような問題抱えている場所が多いですからね。例えて言うなら「体中に巣食ったがん細胞を一箇所に集めて、大きながんになる」って感じに成らなければ良いのですが。

>中央
にしたって「地方に回す金が無い」と言い張る事はあっても、「銀行を甘やかす金はある」みたいですからね(笑)

いっその事、全国都道府県の知事を集めて、戦って貰う・勝ったら優遇処置って感じでどないしょ?それなら県民も見てくれるよきっと(笑)

.. 2008年04月09日 08:24   No.279012
++ 多足       
同じ地域で抱える同じような問題を、一気にまとめて解決ってのが目指すところなのでは?
しかしこれって優秀な指導力がないと難しいですよねえ。

銀行を甘やかす。
かなりふざけた話に思えますよねー、これって。銀行がそんなに大切か! って話ですが、やっぱ大切なんでしょうねえ。ほっといて潰れたら経済的に大問題。その方が被害でかくなるから先手を打って税金投入。理屈は解る。しかし納得はできない。やっぱその過程での説明不足っぷりが嫌なんだよなあ。

知事対決。
それを国家間でやったらプーチンロシアが最強とはよく言われる話(笑)

.. 2008年04月10日 10:47   No.279013
++ つかじ       
>一気にまとめて解決
自分的にですよ、コレって大規模なハコ物・道路建設が一気に助長される様な気がするのですけど(汗)
最近の地方問題はやっぱり、病院関連と過疎・少子化(要は人口減少)による学校・交通機関の閉鎖しょうかね?

>病院
「何かあったら来て下さい」と言われはするけど、実際に「行って見る」と。「こんな程度で来やがって」的な事って結構あるよね〜。

特にお年寄りの場合病院が「寄り合い場」になってる事が問題だよね。病院行っても、こっちも病人なのにマジ座れないし(汗)
あれキツイんだよ本当に!順番待ちなのかと思えば、只話す為に病院に居るんだから(怒)

>知事対決
あ・まずい。コレにすると「なんちゃって議員(レスラー・芸能人)」が増える。
日本のタレント議員だと「西川きよし」さん位の活動家じゃないと駄目!!

.. 2008年04月16日 07:29   No.279014
++ 多足       
一気にまとめて解決=ハコ物・道路という発想はもうダメダメでしょう。どちらも建設時のことしか考えていないんで。何かを作るうえで運用時のことをシミュレーションする訳ですが、これを土木関係に任せたらろくな事が無いのはこの40年で証明済み。でも未だに声のでかいヤツの意見が通るシステムだから、やっぱり声のでかい道路族が幅効かす。そうならないようにバカを抑えることの出来る優秀な指導力が必要ということです。
いやー、道路族はありとあらゆる場面で民意を誘導しようとしますからね。前の日曜日に東京の地下建造物特集をやってましたが、アレだって結局道路特定財源必要でっせってオチだったし。

病院。
お年寄りの溜り場になりやすい、というのと同時に、他の溜り場が廃止されていってるという現実もありますからね… 最後の砦なのかもしれませんが… 医療も金が無いからなあ。

知事対決。
地方税を自分が住んでるトコロ以外に納税できるようにするって話がありますよね? あれがまさにこの話なんですよ。宮崎県知事みたいに知名度の高い人がテレビでどんどん宣伝することで地方税を獲得するようになるでしょう。となると、実際の行政手腕よりも知名度の方が重要になってしまい、知事選挙がなんかヘンになりそうですねー。
しっかりと行政運営が出来る副官がいればそれでも良いのかもしれませんが… 副官は民意で選ばれるわけでは無いんで、やっぱ問題でしょうね。

.. 2008年04月17日 10:12   No.279015

■--XP・Proをお薦めする理由。
++ HINAKA          

HINAKAです。

つかじさん・神戸の人様

どうも、そもそもの本題から外れそうなことと、単純にレス板が長くなったので、こちらで勝手にスレッドを立てます。

PCを購入する場合の、個人的原則です。
・何に使うか、使用目的をハッキリさせておく。
できれば、どんなソフトをどの様な周辺機を使って、どのように使うかまでを具体的に決めておく。
(つかじさんの場合、この点はクリアですね)
・予算を明確に!
基本的に貧乏人ですから、なるべく安くが原則!
・予算の範囲内で、できる限りの高性能化高機能化を図る。
どんなに高級機にしたところで、OSが変わってしまえばほぼ御破算ですし、現在のソフトの変化は容量をどんどん必要とします。ですから現在の段階で、出来るところまでやっておけば、後で文句は言っても後悔はしないという理屈です。
OSにしても同じ事で、ホームよりはプロの方が、高機能高性能だというだけの理由です。

XP・Proにする理由。
聞くところによると、ホームはプロの発表時そのシステムの大きさから、必要とするメイン・メモリの大きさと価格の高さに批判が集中したらしいのです。結果として、様々な機能や特に必要の無いシステムを削除した廉価版がホームだということです。もっとも後に、その価格差はほとんど無くなりましたが……。
そしていつもの通り、発売直後はプロもホームも不安定で批判続出、何のことはない後にSP2が追加される始末です。特にホームは、基本的にプロからのダウン・サイジングだったことから、「ホームですので」という言い訳が多かったようで、ホームはダメだという烙印が押されたようなのです。
ヴィスタも、現状では相当クレームが出ているようです。逆にXPは安定し、今やホームもプロも関係なく、安心して使えるようです。
まァ、OS特にMSのOSとはそういうものなので、基本的には、まず信用できないと思っています。MSもそれがわかっているから、当たり前のようにアップ・デートをする訳だと思います。単に、ウィルス対策だけではない!という事は明白です。

特に今回、つかじさんはシミュレーションや、ネットゲームを中心にお考えのようです。
良くは知りませんが、そうなると先のことも考えて、メイン・メモリやグラフィック・メモリ。HDDの大容量化と、グラフィック・ボードの高速化(グラフィック・メモリの増設と同義かも知れません)などは必須と、考えたまでです。
とにかくこれは、後に個人的に増設する能力のない無能者の発言ですので、考慮に値しないかも知れません(購入時に同時に増設するば、店で増設作業をして貰える上に、色々サービスが期待できます)。
とにかく「予算内で、考え得る最高で最良の選択を!」が、後で後悔しない原則と心得ています。
個人的には、決して安くない買い物ですので、とにかく安易な妥協は禁物!だと思いますが、ただの貧乏人の戯言ですので、余りお気になさらずに詳しい方の御意見をよくお聞きになって、悔いの無いお買い物をして下さい。

それでは、また。



では、また。

.. 2008年04月05日 02:46   No.284001

++ 某神戸の人       
 下のスレでHINAKA氏の提示した、HPのやつが正しいなら、私だとお奨めしないなぁ…。

 グラフィックボードの8600GTSは、たしか、評判が悪かったはず(8600GTSは、1世代前の7900GSにベンチマークテストでまける部分が多くて、のきなみ評価が低かった)。
 9600GTが評判がいいんで、今買うんならそっちでしょう。

 あと、CPUのAthlon6000+も高消費電力=熱いんで、評価がよくない。(ひょっとしたら、生産プロセスが、65nmに移行して改善されたという可能性もあるけど)

 つうか、全体的に、人気なくて安くなったパーツを買い叩いて組みました感が非常に漂っています。

 同じ九十九なら、あと2万円出して、こっちを買ったほうがいいと思うなぁ・・・。
ttp://www.excomputer.jp/aero/B30J-6850E.html

.. 2008年04月06日 05:24   No.284002
++ 某神戸の人       
 J4501でググッたら、下のページが出てきたけど、これだともっと「やめとけ」という感じが・・・w
こちら

 どれだけのスペースが取れるかという問題があるけど、19インチワイドは、ちょっとサイズ的にお奨めできないです。

 CPUの4200+は、悪くはないCPUだけれども、悪くないというだけでよくもない。8300GSは、OEM専用なんであんまり情報はないけど動揺みたい。(ただし、両者とも、コストパフォーマンス的にはよい)

 全般的に、性能を落として安くしようとした感じかなぁ・・・?

 つかじさんがやろうとしているネットゲームがどの程度、マシンパワーをするのかというのと、地デジを画質を落とさずにパソコンで録画したいかという点で、おすすめぐあいの評価が分かれます。

 まぁ、Vistaだから違うと思うけど、念のため。

.. 2008年04月05日 20:40   No.284003
++ 多足       
っつーか今気がついたんだが、経済のこと語ってたタマダ ナナシ氏がPCの話になって某神戸の人に変わってる(笑)

それはさておき。
なんか振り返ってみても、自分今のPC買う時にあんまし考えずに買ってたなあ、と感じる次第。あの時考えてたのは、それまで使ってた機能(っつーかソフト?)が引き続き使えるか、それが最重要、つまり「何をするために買うか」ですねえ。
で、OSに関してはVista出たばっかりの時期で、「好き好んでデバッカーになる気は無え」って考えからXPを探しました。何事も極初期型は信用できんのです、個人的に。

.. 2008年04月07日 08:11   No.284004
++ 多足       
あ、打ち間違えた「タマダ」じゃねえ「イマダ」だ。
.. 2008年04月07日 08:14   No.284005
++ つかじ       
スレ分け・並びに相変わらずのご指摘に感謝です。ですが、ちょっと怪しい方向に行っているのでちょっとだけ修正させて下さい。

え〜っとまず。前回のレス分からです。
>HINAKAさんへ。
毎回感謝です。
ですが、「メーカーのモニタ」とカキコありますが、コレは本体の名前でそれにモニター付(17?19辺り)が付いている、の意味です。ですのでモニターの名では無いです。

>フレッツ
はいそれにするつもりですが、まさかここまでカキコして頂けるとは思ってなかったので、説明受けてきましたが、ココでは書きませんでした。

>配送料
多分何か会員とかの対象では?あくまでも店員さんに相談しての今回のカキコですので。

>ネトゲー
え〜何時の間にやら僕が「ネトゲー希望」となってしまっておりますが。そのネトゲーが所謂「FFとかリ・ネージュ」とかの事ですよね?
今の所その類は興味ありません。時間もお金もないし。

>高速化・HDD増量
上記に伴い、「今は普通のゲーム」で十分です。
何回もカキコするようですが、僕が望んでいるゲームは「コーエー系とか大人向け」ですので(笑)

<某神戸の人さんへ
まずは、ご意見感謝します。

>ワード・エクセル
に関しては、僕が欲しいと思っているだけなのでそう固くお考えに成られずに(汗)
それに、両方結構便利ですし。覚えて置いて損は無いかなぁ〜と。

で、それを踏まえての質問なのですが、ホームとか言うのが上記が入っていない物なのですよね?
説明では、入っているから「プロ」だと伺ってます。

>「Hearts of Iron」
ソレってつまりは、直接開戦しなかった国でも、殴り込めたりとかするのですかね?
でも全国ってのが凄いですね(驚)

一旦切って今回のレスを付けます。

.. 2008年04月09日 05:29   No.284006
++ つかじ       
では続きです。
後、前回では舌足らずだったので追記しときます。

基本的にこのPCは薦められただけなので、何が良くて何が駄目なのか、全く不明です。
で、何故コレなのかと言うと「モニタ付き」だったからです。で、地デジなのも「そうなっていた」からなので、「有れば良いもの?」なのでしょうか?

で、困ったのが「ネトゲ先行」で話が行ってしまったので、このまま皆さんお勧めので良いのかもちょっとこちらでは判断が付けません。
本当にすいません、ド素人で。色々調べてはいるのですが何分、専門用語から調べないと駄目なので時間掛かっちゃって。

な・の・でご両人の意見を入れると、どうやら見直しした方が良さそうですね?統合すると。

・「高速・HD増量」
回線
>光にすれば早い、で解決?
HD
>ともかくデカイのにしとけ?
(具体的にどんなのが良いのでしょうか?お店にあるなら聞いてみたい)

・「グラフィックボード」
9600GT
>これにした方が良いのですね?
(説明ではどれ選んでも同じ変わらないと言われた(汗))

>ではこのお勧めPCで且つ、オフィスに換装すれば、OKですか?
もし、件のネトゲがしたくなったら、増設すれば十分ですかね。
それとも、別ページにあった「ゲームモデル」にした方が早いのでしょうか?
と言いますか、CPUも重用に成るのかな?

>尚且つ、キー・マウス・モニター・スピーカー別と言うことなので、モニターはスピーカー付きなのが良いので、問題なのが大きさでしょうか?

でそこで、疑問なのが。ファイル解凍ソフト・メディアプレイヤー・リアルプレイヤーも別売りですか?

何だかまた質問攻めの様になってしまいました。
もし、呆れずにご指導頂ければ幸いです。

.. 2008年04月09日 06:39   No.284007
++ HINAKA       
HINAKAです。

つかじさん

「呆れる」なんてとんでも無い!
こちらこそ、貧しい知識と理解で勝手にお話を進めた感があり、却ってややこしくした様で、何だか申し訳なく思います。

詳しいことは、某神戸の方にお任せするとして、OSをXPとするなら、Proの方をお薦めはします。
それから、グラフィック・ボードはもちろんですが、ゲーム用(それもどんなゲームか)か事務用かお絵かき用かという用途別でも、CPUですら色々と向き不向きがある様です。通信は、「光」にすればほぼ問題ないと思います。
プリ・インストール・ソフトですが、メディアプレイヤーやリアルプレイヤーは、公式に無料配布されていますので、少し慣れてからそれらをダウンロードすれば問題無いと思います。また、解凍ソフトも、フリーソフトがソフト配給サイトの、「窓の杜」等から容易に手に入れることができます。

ただ個人的に、現在は用途が限られているとはいえ、今後どの様に使い道が発展するか分からない状態では、できる限りスペックを上げておくべきだと思っています。
メモリにしてもHDDにしても、少なくて困ることはあっても、多くて困ることは無いと思います。後から増設するよりは、スペックの高いマシンにするか、購入時に増設しておく方が、何かと便利だと思います。

HDDの容量は、今や1テラバイトが標準だという意見もありますが、これはもう予算との兼ね合いでしょう。
大容量のHDDの場合、パーテションを分けて(ディスクを分割して)システム・ファイル用とデーター・ファイル用という感じに分けて使えば、何かあった時にデーター・ファイルは無事ということがあります。HDDの場合、当然ですがシステム・ファイルに対するアクセスの方が、データー・ファイルに対するそれの比ではない事から、システム・ファイルの方に異常が起こる可能性が高いためです。

基本的に個人的な考えは、以上の通りなので、何をどの様にという具体的なことは、より詳しく御存じの方にお聞きになった方が、宜しいかと思います。
要は、多足様の言われるように「自分の納得の行く、気に入ったモノを!」という原則が、正しいと思います。

今回は、以上です。


.. 2008年04月09日 07:55   No.284008
++ つかじ       
>できる限りスペックを上げて
例えるなら、ニューガンダムでファースト時代を戦う感じですか?(違)

>メモリにしてもHDD
紹介して頂いた物は8Gとなってましたね。
これって少ない方なのでしょうかね?
まぁ見て頂いて分かる通り、素人が行き成り増設とかしても、静電気で駄目にする位なら最初からデカイのを装備した方が良いのかなぁ?
(CPUって奴も増やさないと駄目?)

>大容量のHDDの場合(以下略)
え〜これは二つ装備すると言う事なのでしょうか?(中と外みたいに)

>システム・ファイル用とデーター・ファイル用
システムがOSとか解凍ソフトとかで、データが自分で保存した奴とかですか?

ちなみに信長の野望のスペックが。
必要環境 推奨環境

本体
CPU
PentiumIII 1GHz以上 Pentium4 1.7GHz以上

システムソフトウェア
Windows Vista/XP/2000 日本語版  

メモリ 256MB以上 512MB以上

ハードディスク
200MB以上の空き容量 (パワーアップキット)
3GB以上の空き容量 (withパワーアップキット)

ドライブ CD-ROMドライブ  

ディスプレイ
1024×768ピクセル、HighColor表示可能なディスプレイ  

VRAM
32MB以上のVRAM、DirectX9.0c以上に対応した3Dアクセラレータチップを搭載したもの。

64MB以上のVRAM、DirectX9.0c以上に対応した3Dアクセラレータチップを搭載したもの。

サウンドカード
16ビットステレオ44KHzのWAVE形式が再生可能なサウンドボード

って奴なんですが、紹介された奴は多分大丈夫だと思うのですが。

.. 2008年04月09日 09:52   No.284009
++ はっしー       
当方が買い替えに付き処分を検討している、5年物のデスクトップでも充分可能なスペッコに驚き。
.. 2008年04月09日 11:50   No.284010
++ HINAKA       
HINAKAです。

つかじさん

こちらの考え方は、その通りで間違いないと思います。
とにかくゲーム中心だと液晶モニターの場合、特にアクション(動画)部分に、色々特徴があるようなので、詳しい方とよく相談された方がいいと思います。ちなみに、私は多足様と同じブラウン管派ですが、多足様と違って必要があってそれにしたのではなく、価格の問題で……まだ、同じくらいのスペックだと、液晶の方が高いのです。
そうしたら、動画特にアニメをTVよりも通信で見る人や、アクション・ゲームをやる人から、「お前にしては、賢い選択だ!」と褒められてしまいました。ですが、ブラウン管モニターはデカくて重いッ!

それはさて置き、システム・ディスクとデーター・ディスクを分けるのは、物理的に2台のHDDを使うの理想的です。
ですが、なかなかそうも行かないので、1台のHDDを2つに分けて使用するのが、パーテションで分けるという方法です。NECのPCは、製造時からそうなっていますが、そうでない場合はたぶん「パーテション分けの作業」というのが、お店で有料かお買い上げ時のサービスで、行っているハズです。

基本的に、CPUは1つですがつかじさんが選ばれた機種のように、お店の組み上げタイプだと色々選べるので、とにかく遅いよりは速い方が良いだろうということです。
ちなみに最新式のメーカー機種では、ツインCPUとか言って、2個のCPUを使っているモノもありますが、まだ一般的ではありません。
何であれCPUも種類によって、得手不得手があるようですので、詳しい方に良く聞いて下さい。
メイン・メモリと、グラフィック・メモリは用途が全く違いますが、HDDと同様に少ないよりは大きい方が、遅いよりは速い方が良いと言うことです。

現状、つかじさんが必要としている「信長の野望」というゲームをする分には、今の選択でも問題は無いと思います。
ただ先々のことを考えた場合、予算の許す範囲で用途に応じて、速くて容量の多いモノを選んだ方が、無難と考えます。

最後に、確かに某神戸の方が仰っている機種のスペックには、惹かれるモノがあります。
この場合、後の問題はモニターですネ。

というところで、またスレッドを分けた方が良いかも知れません……。
とりあえず、今回は以上です。


.. 2008年04月10日 02:05   No.284011
++ 多足       
パーテーション分けかあ…
今のPC、それをせずに始動してしまって今に至ってるのが最大の悩みなんだよなあ…
やっといた方が良いのは承知してるんですが、やり方とかよく解ってないってのと、パーテーション分けするソフトってのがあると聞いて探しに行ったら近所には売ってなかったってのがあって、その後ほったらかしなんだよなあ。手を打った方が良いですよねえ。むう。
で、信長の野望ですが、はっしーさん指摘の通り、古めのPCでも十分動くと思います。自分よくやる大戦略もそうだし。ただ、そのシリーズが続く上で、たとえば急にゲーム画面が3Dになったりオンラインでアップデート可能みたいになったりすることもあるんで、その時の変化に対応できるかどうか、となるとよりスペックの高いものを検討した方が良い、というのも事実ですからね。
より単純に考えるなら、「諦めが肝心」ってことになるかもしれません(爆)
アレだ、「古本屋で自分の持ってる本を探してはいけない法則」だ(なんだしょりゃ)。

.. 2008年04月10日 10:38   No.284012
++ つかじ       
回線工事が良く分からなかったので、検索したらこんな便利なのがあった。

>フレッツ
tp://web116.jp/shop/netki/pn100hds/pn100hds_00.html

まぁ要はインターネットと動画とかが出来れば、これで良いんですけどね。電話とか弄ると親が五月蝿そうだし。


.. 2008年04月16日 10:28   No.284013
++ つかじ       
モニター忘れてた。
17インチワイドモニター。
iiyama【ProLite E1702WS】
平均2万円ちょい。

tp://shop.trendy.nikkeibp.co.jp/item_info/10002881720801.html

>フリージアネット
tp://www.freesia-net.co.jp/monitor/html/17inchwide.htm

でした。

.. 2008年04月16日 11:11   No.284014
++ 多足       
動画は見だしたらキリが無いですぞ〜(苦笑)
そりゃもう、夏と冬に東京に行く度に氷利やZTA氏に3時間は見せられる(笑)
あ、PC関係はなんかHINAKAさんがスレ立てたんでそっちで。

.. 2008年04月17日 09:58   No.284015

■--また鬱っぽい話になりますが
++ つかじ          

日曜日深夜、日テレで「南京虐殺」に関してのドキュメンタリーが放送されました。

以前から僕や多足さんは「何かは有ったであろう」とは言って来ましたが、こう具体的に何があったと映像で見せられると正直「鬱」になりました。
(朝まで生テレビもあったけど、ここまで具体的じゃなかったし、結局曖昧だった)

問題となったのは、当時の兵士の日記。
コレがまた淡々とした書き方で、リアルです。

複数の部隊が捕虜2万から3万人を2・3日に分けて、一箇所に集め機関銃にて銃撃後銃剣で刺し回り、重油を撒いて遺体を焼いたそうです。(うげ〜)

その翌日から川へ死体を流す作業をしたそうです。
死臭が漂い「一生忘れない匂い」だと語ってました。

何故その場所(長江)かというと、「南京には外国人がいるから、現場を見られてはいけない」「死体の処理」が選ばれたそうです。信じられない程愚かとしか言い様の無い処置が行われたようです。

まぁ流石に現地で実際戦った兵士が記した日記ですから、大げさな表現・嘘があるとは思えないけど、これからも調査が必要な事件なのは確かですね。

念の為に言って置きますが、本当にこの記述が正しいと言えはしませんが、限りなく近い事が行われた可能性がないとも言えないのが現状です。

南京事件が無かったと言う人のその根拠となるのは。
その外国人と言うのが、当時殆どがアメリカ人で構成された「国際委員会(南京中立地帯化にする為の人達、結局目論見は大失敗)」の数人が嘘・大げさな証言をした事。

また、蒋介石自身が「大量虐殺」の事実を全く知らなかった事、当時の中国人は日本軍より自国軍を迷惑がっていた事等が挙げられます。

ただ個人的意見を述べさせて頂ければ、「有っても可笑しくは無いな」と思いはします。
だからと言って、良く調べもしない国や人が非難するのは迷惑の極み。
.. 2008年04月09日 07:59   No.285001

++ 多足       
この番組は翌日のメールで知って新聞見返して気がついたという有様でした(爆) NHKまだしも、民放のこういうのはあんましチェックしてないからなあ…
以前NHKでやってたのだと、日本軍の現地の小隊長だかなんかが残した記録の話でしたね。
つかじさんの話だと番組は「その段階」についてかなり詳しく述べてるようですが、「そこに至る過程」がどれだけ述べられたのかが気になります。NHKのは、上海事変以前からの過程がかなり語られてたんで。

ホントに、「良く調べもしない国や人が非難するのは迷惑の極み」と感じますね。で、日本人も良く調べんうちにその「迷惑の極み」な外国人の意見を鵜呑みにしたり、頭から否定したり両極端な結論出すからタチが悪い。もっと考えを持って欲しいです。というか、考えを持つための知識を幅広く吸収しようとして欲しいです。

.. 2008年04月10日 11:49   No.285002
++ つかじ       
とても良い解説をしているHP発見。

「南京事件の真実」
tp://www.nextftp.com/tarari/index.htm

まさにTVでやっていた通りの一般兵の証言と一致します。TVは、この「魚雷営」(1・2日目の場所)と言う場所まで行き検討していましたが、残念ながら現地は近代化が進んで面影はありませんでした。
3日目に合ったとされるのが「大湾子」。

同じく証言プラス日記の記述に共通してあったのは。「捕虜を河岸に連れて行き、機関銃で射殺した」です。日記には詳しいイラスト付で、明らかに十字砲火できる銃座が配置され。さらに歩兵が配置されていました。
このHPでは、3番めの記事が「ソレ」を良く表しているでしょうか。

「銃座」ですよ?多足さんなら機関銃を撃つのがどれだけ面倒臭いかご存知ですよね?
それが「銃座」で配置と言うことは、明らかに射殺準備が出来ていたとの証拠でしょう。
また、被害者達の総数も証言と大体合っています。

TVを見た時は、捕虜がどうして途中で騒ぎ逃げなかったか不思議でしたが、この理由(対岸へ開放するなら河岸へ船を付ける)なら納得。
人間の心理で言えば「開放されるなら、多少の我慢はできる」筈です。
でも、多分河岸で銃座が合った時から「アレ・おかしいぞ?」と捕虜達は大いに感じた事でしょう。その真ん中に自分達を置いたのだから。

何にしても、この3人の証言の酷さに呆れるとしか言い様の無い内容です。ここまでして自分達のやった事を隠し通したいのかと。

でも、否定派が出てしまう要因を作っている中国共産党や排日組織もいい加減にするべきでしょう。事実って奴は客観的に調べ・結論付ける行為であって。国威の為に在るんじゃない!だから否定派に揚げ足取られるんだよ。

.. 2008年04月16日 06:34   No.285003
++ 多足       
南京事件に関しては、現場の話をしだすとキリが無いんですよ。ご指摘のページ、かなり細かく解説してありますね。しかしこれも堂々巡りなんですよねー。

現場の証言、物証が出る
   ↓
否定派が重箱の隅を突く
   ↓
否定派の意見を検証する

いやもう、これの繰り返しには正直辟易してるんですよ。だから現場に取材に行くとか、兵士の証言を検討するとかにも自分、正直無関心になってます。もしその検証が「南京」だけにとどまる程度のものならば。

南京事件を冷静に振り返るならば、その30年は前から細かく振り返る必要も出てくるだろうし、より短期的には満州事変あたりから上海事変への流れ等等極めて詳しく見る必要があるでしょう。しかしそれは正直視聴者には受けない。ならショッキングな証言を集めた南京の話だけに区切って番組作った方が楽。その程度でしょう。

南京事件に関しては、この掲示板でも何度か触れましたが、理論的に考えれば考えるほど日本軍が何か仕出かした、と感じてます。「真実」なんて言葉を使うと逆に胡散臭くなってしまうようにも感じてます。

.. 2008年04月17日 09:52   No.285004

■--ここ数週間はあんまし映画観てない
++ 多足          

先々週の日曜だったっけ? 洋画劇場で『フライトプラン』ってのをやってましたね。で、録画してほったらかしにしてたんで観たのは一昨日、一週間放置でした。んで、まあ観てみたんですが…
なんかねー、採点が減点方式にしかならん。100点でスタートしてエンディングの瞬間にはマイナス8600点くらいになりました。
不意の事故で夫を亡くした主人公が娘つれて飛行機乗ったら娘が機内で行方不明、って流れ。なんやかんやあって、機長とか保安官とかに「娘も死んでるのに、そのショックで幻影見てたんじゃねーの?」的なこと言われるようになって… でも実際娘は生きてます、飛行機にも乗ってます、犯人は主人公をダシに多額の身代金を取ろうとシテマシター、という感じ。
内容的にはそんなに悪くはなかったんですよ。が、しかしですね、話の途中で主人公が「あんたが犯人でしょ!! 娘を返して」って詰め寄った相手。アラブ系の男性なんですが… 実際、事件には全く無関係の人。911以降アラブ系への先入観が酷いって話。で、映画のラストで疑いの晴れた主人公に無言で荷物渡すアラブ系。主人公、無言で受け取って去って終了。ちょっと待て。なんか言えよ!! いかにも「そら見ろ、私が正しかったでしょー?」みたいな主人公の態度が最悪。もう、オレの怒りは爆発寸前って感じでございました、観てて。ああ、後味最悪だ!


で、その日曜の夜には『日本沈没』やってましたね。
期待せずに観たんですが、捻りも無ければ意外性もない、さらに言うならこれといった落ち度も無い、典型的なディザスター・パニックにまとまってましたね。思ってたより良かったです。トンデモ理論で大災害が発生し、それをトンデモ理論で解決、その過程での大被害と人間ドラマ。基本に忠実ですね。個人的には結構好きです。
でもあんだけの大災害で被害出るのが日本「だけ」ってのがどーも。あの大津波とか、絶対環太平洋全域で大損害だろ。まあ『日本沈没』なんだからそれでも良いんですけど。

…しかしテーマ性って面では『日本以外全部沈没』の方が優れてた気がするなあ(笑)
.. 2008年04月15日 08:32   No.287001


■--まだ書類は届いてないけど
++ 多足          

どうやら例大祭に受かったようです。
一安心。これで今やってる原稿が宙に浮かずに済む。いや、落ちてても完成させる気ではいたんですが、やっぱモチベーションが全然違いますからねー。

ちなみに予定では新刊の妹紅・橙本(タイトル未定)と、既刊のウドンゲ・永琳本『哀 戦士』、これに加えて委託品として轟雷くんが作るなんかのフィギュア、他なんか本があるかもしれません。あ、あとレミリア合同誌かな。
そんな感じ。

ちなみに原稿進行状況。全28ページ予定で、20ページ下終了、8ページペン入れ。ゲスト原稿2ページ確保。表紙、まったく手付かず。これがマズイ。
.. 2008年04月11日 11:13   No.286001

++ はっしー       
当選おめでとうございます☆
神主様への地元酒持参の参拝はお忘れなく(・ω・ノ)ノ
>ゲスト原稿
果たして、あれを原稿と呼んでいいのだろうか(汗)
>フィギア
最近、当方フィギアを作りたい衝動に駆られる当方。5頭身位のアイコンポーズのレミリアとか。

.. 2008年04月11日 13:51   No.286002
++ 轟雷       
公式HPにてリストあがってましたー
今回「えっ?この人が落選?」
みたいなことがあったので
その分も勝手に頑張ります。ガングホー!!

.. 2008年04月11日 22:18   No.286003
++ 多足       
未だ書類は届いてないんでちょっと不安なんだけどね(苦笑)
まあ、4月中旬発送みたいなこと書いてたと思うんで、「遅れている」って言う状況でもなく。
フィギュアのリクエストは轟雷くんにしまくろう! 

.. 2008年04月14日 09:39   No.286004

■--映画「靖国」について
++ つかじ          

え〜本当なら多足さんと個人的メルに留め様かと思ったのですが。余りに新聞で報道されていたので他の方がどう思うのか気になったのでカキコにします。

さて驚きなのがこの映画、中国人監督とか。
でも、ちょいキャプ絵みるとまたぞろ過激な物が写ってるし、ワザと選んでいるのかな?
もし、日本人が靖国を本当に鎮魂の場所として扱いたいのなら、こう言うイベントめいた感じにするから非難されるのでは?

個人的には靖国・歴史問題は「まずは知る事・知って貰う事」から始めないと何時もの非難に終わる。

前に台湾人女性の知人が要る・その人が靖国行ったとカキコしましたが。やはり海外の人から見れば「悪い事したと言うのに、どうしてその戦争指導者と一緒なの?」と疑問は沸くみたい。僕も沸いてます。
(ちなみに卒業して、郷に帰りました。)

あの意味の分からん考えの宮司と関与した官僚の行動をどうしてもっと深く調べないのだろう?
.. 2008年04月02日 07:19   No.281001

++ 多足       
今朝の新聞によると大阪で上映する所があるそうですよ。頑張って欲しいものです。
『硫黄島からの手紙』のレビューで触れたように、日本における表現の制限ってのがかなりはっきり現れた今回の事例、簡単には終わらせて終わらせてほしくないですね。
で、映画の内容は…
当然ながら見てないんでなんとも言えませんが、非常に興味深いです。なんせ自分も靖国神社には行ったことがありません。報道では目立った極端な部分ばっかりが流されるため、本当の意味で終戦記念日に靖国で何が起こっているのか、自分は知らないわけです。どうあんんだろう、実際は。

っつーかやっぱり日本人は歴史認識がぬる過ぎます。ネット上とかで韓国の歴史観を馬鹿にする様をよく見るし、後輩が実際そんな話してるのを聞いたこともあります。
が、しかし日本人はそんな韓国人を笑えるほどに近代史を知ってるのか?? べつに第二次大戦時にフィンランド、ルーマニア、ハンガリーがどうだったかとか知っとけとは言わん。が、しかしやっぱ日本がオランダやオーストラリアと交戦したってことぐらい知っといてほしいのだが。いや、この具体例に他意は無いですが(苦笑)

とある後輩に、NHKがこれ以上無いほどに巧みに20世紀を解説した番組『映像の世紀』シリーズを見せようとしたことがあるのですが、「見てて面白いものじゃ無かったんでパス」とのステキ回答が返ってきたり。ああ、もう、こんなもんか。自分の生きている世界に興味が持てないんだろーか。

.. 2008年04月03日 11:08   No.281002
++ HINAKA       
HINAKAです。

映画『靖国・YASUKUNI』に関して。

知っていることは、これが完全なドキュメンタリー映画だということです。
この在日10年以上の中国人監督は、世界的にも認められている、かなりの実力派監督らしいのですが、ドキュメント系は苦手なので、個人的にはよく知りません。

とにかく、10年間ひたすら8月15日に靖国神社で何が起こり行われたのたのかを、ナレーションも交えず淡々と綴っただけの、それだけに力のある作品だそうです。
8月15日とはいえ、たかが1日限りでも、それを10年間毎年撮影し続けたと言うことだけで、こちらは脱帽するしかないと思います。この作品は、たぶん何んのメッセージも、テーマも、要求もないと思います。あるのは、ただ観客に向かっての問い掛け「貴方はこれを見て、靖国神社というものを、どう感じどう思いましたか?」だけだと、思います。
感じるのは、答えを出すのは、観客自身。観客、恐らくは多くの日本人の観客に、「靖国神社・8月15日」というものを考えて欲しいという、ただそれだけの映画だと推察します。

腹立たしいのは、この部分に対する普段は映画なんか見ることもないような議員達の、「事前試写要求」と、内容も知らないような右翼街宣車による、上映予定映画館への脅迫行為です。
そして何より一番怖いのは、その結果「お客様の安全を考えて」と、上映中止を決めた全国の映画館です。映画にしろ演劇にしろ、興業作品は見られてナンボです。それをどう判断するかは、見た人やあるいは見に行かないことで、態度を示した人々によって下されるものと思います。
なのに、その見る機会を外部圧力よって奪うと言うことは、善し悪しの判断をさせないと言うことと同義だと思います。

とにかくこの国のサービス業は、売り上げのためには不正も平気ですが、外部圧力に対する弱さは、ハンパではありません。
近くは、日教組の全国集会を、直前になってキャンセルしたホテル(後で、お詫び会見をしていましたが)。最近まで続いた(現在も裏取引がある言われている)総会屋との癒着。
その他上げればキリがありませんが、問題の表面化を嫌い、事なかれ主義を押し通すのは、日本社会全体の問題ではあります。問題ではありますが、とにかくサービス業にはそれが顕著で、本当に弱者(失業者や身体障害者に対する態度など)には強気なクセに、強者の外圧には容易に屈する。この卑屈な態度は、最終的には自分達の首を絞める結果になると言うことを、文字通り歴史から何も学び取っていない!ということなのでしょう。

多足様の仰る歴史教育の甘さは、いわゆる先進国で過去から現代へと教える国は、日本だけという現実にも反映していると思います。
それが、現代史を時間切れの名の下に切り捨てる事に対する認識の甘さ。大学の入試問題でも、第二次世界大戦までは、ほとんど出題されません。
それが、最終的には強者に卑屈になった結果が、どうなったかを教わらぬまま、今まさに自分達の首を真綿で絞めているのだという認識を、持たない事なかれ主義の温床になっている。

そういう意味でも、多足様の仰る「問題は教育にあり」は間違いないと思います。

今回は、この上映拒否に含む多く問題、例えばいわゆる「靖国問題」や「歴史教育の問題(古代史から始めているクセに、最新の考古学的発見による事実を、まるで反映せずにいるとか)」等々には、触れていません。
それはまた、機会があればということで……今回は、以上です。


.. 2008年04月05日 03:50   No.281003
++ 多足       
昨日の「サンデープロジェクト」で概要説明を見ましたが… まあ、あの番組の相変わらずの議論打ち切りッぷりは置いといて(苦笑)、あれほどのドキュメンタリー作品が埋もれてしまうのは勿体無いなんてモンじゃないですね。
当HPの映画レビューでも何度か触れたことがあるのですが、日本における表現の自由は、結構怪しいと思ってます。いくつかのタブーがあり、その中に戦争認識ってのが含まれてしまってる。そこに触れる作品を、中国人監督が製作した。日本映画界はそれでいいのかと。腑抜けの集まりかよと。『硫黄島からの手紙』でも強く思ったことですね。外国人にこれほどのもの作られてしまった。日本映画界はそれを黙って見過ごすのかと。

あと思ったことは、聞きかじりの知識で、確たる信念も無く、面白おかしく囃したてるだけで無責任で視野の狭いネット右翼が大嫌いです。

.. 2008年04月07日 08:46   No.281004

■--PCの相談
++ つかじ          

自分が自前PCを持っていないのはご承知の方も要ると思いますが。正直、何処のどんなのを購入すれば良いのかも分らないのです。

一様、九十九電気等の安くて手軽なのでも良いのですが。NECとかの大手国産メーカーとどうちがうのかとかも分りません。

目的としては「メール・インターネットサーフィン・ゲーム(主にシミュレーション系)」

できればノートなんですが。聞く所によるとノートだと信長系のゲムって相性悪いと聞くし。正直置き場所ないあらノートで無いとキツイのですよね。
OSはXPで何かお勧め商品などありますか?
(もしかして本体だけ買って、OSは後で自分でとか?)
.. 2008年03月19日 10:00   No.272001

++ HINAKA       
HINAKAです。

つかじ様(何かイヤだと、仰いますが「君」や「さん」とは馴れ馴れし過ぎる気がします。「氏」は余りにも第三者的なので、この場合適切には思えませんし……呼び捨ては、有り得ません。もし御希望があれば、その敬称を使いますが?)

ノート型PCの選択だそうですが、OSをXPとすると少なくとも、御近所の大型電気店や量販店では、既に扱っていないと思います。
親切な店で、「XPインストール版が欲しい」と言って、受け入れてくれるお店があればいいのですが……。

現在ほとんどのメーカーが、DELLのようなネット直営販売を行っています。
この販売の欠点は、実物が見えない!という点に尽きますが、それは同じ型のものがある(微妙に形式は異なりますが)お店で、見るという方法しかないと思います。
そしてこのネットと直営販売は、ほとんどがかなり自由にOSはもちろん、仕様の変更を受け付けています。DELLなどは、それがウリのようなモノです。
ですから、最初から山のように必要のないプレインストールされたソフトが邪魔であれば、自分の欲しいソフトだけ(が、特にノート型で可能かどうかは、微妙ですが……)にしてもらうこともできます。
もしくは、OSと基本ソフトのみで、後は自分でインストールするという手もあります。この辺は、実に親切にフリーダイヤルで案内してくれるので、とりあえず当たりを付けて電話してみるのが良いかと思います。
とにかく、これは個人的な考えではありますが、色やスタイル(キーボードの配置なども含む)が気に入る製品を選ぶべきだと思います。性能と値段だけで選ぶと、とにかく毎日顔を合わせるものですから、色が好みじゃないだけで、イヤになる可能性があります。

その辺の応用の自由さは、確かにDELLが一歩抜きん出ている感がありますが、いかんせんアメリカのメーカーなので、製品の配達とか故障などのメンテに時間が掛かるのは、如何ともし難いものだあります。

後は、個人的に私もXP利用者ですが、既にマイクロソフトが、サポートの中止を決めているので、基本的にはどこでもVistaを勧められると思います。
使いたいソフトのためにXPをお選びになるのなら、その辺を良く考えておく必要があると思います。

付け足しになりますが、ネット購入は店頭販売以上に、後のメーカー・サポートが充実しています。
店頭販売の場合は、お店のサポートが充実している……ハズです。

他の方の御意見も御参考に、自分の気に入ったものを、納得の行く価格で、手に入れられたら最上と思います。

それでは、今回はこれで失礼致します。


.. 2008年03月20日 00:35   No.272002
++ 多足       
あー、ノーパソは持ってないなあ。あると仕事面で便利かなーとは思ってるんですが、私用ではノートのことは全然考えてないです。場所の問題なら、液晶モニターにすればノートでなくてもあんまし場所取らずに済みますよ。自分の場合CG着色の都合上、まだ液晶モニターは信用できてないんでブラウン管型ですけども。
ちなみに自分はウチのPCはパソコン専門店で組んであるヤツをテキトーに買いました。Vita出たばっかの時期だったんで、XP探すの苦労しました(笑)
専門店が無いと、サポート面とか考えると結構難しいですよね… 家電量販店では買いたく無いし。HINAKAさんの意見の方が具体性あって参考になるのでは?

.. 2008年03月24日 09:05   No.272003
++ つかじ       
ご意見感謝です。コッチ方面は只ペチペチとキー打っている位の人間ですんで。

>HINAKAさん・多足さんへ。
ではお言葉に甘えてこれからは「御館様」と呼んで下さい。(笑、ウソです)
普通に「さん」で良いでしょう。

アドバイスにあったDEELも「あ〜そう言えば」ですね。
でも、実際の相談やHPでの検討はしてません。何故かと言うと他の方からも、意見を聞いてみたかったからですが、大体同じ回答でした。

やはり、シミュ系や大人向けはノートとは相性余り良く無い様です。理由としてはメーカーや機種毎の個性が強いから、だそうで。

>OSの理由
VISUTAが別段、僕に今必要とは思わなかったのと。欲しいゲム郡がXP対応だったからです。それに素人的にOSってサポート必要な事があるのですか?故障とかかな?
コアな方はOS毎にPC持ってるらしいですね。

>予算
こっち方面に強い知り合いにも相談したら。「大体モニター入れて12万〜15万以内」との事。
と言う訳で、コミケ行けないかもね〜。
こう言うのってローン組んで買えるのかな?
でも、断られたら即金だろうし・・・。

>ぶっちゃけ
デスクの場合。片付けてスペース作る事から始めないと、正直これ以上は物置けない。

現状はこう言う事なのでまだ、アドバイスが在りましたら皆さん宜しくお願いします。

.. 2008年03月26日 05:24   No.272004
++ 多足       
高い買い物ですからね、PCは。慎重に、様々な意見を取り入れてください。ローンに関してはよく聞きますね。PCの購入でローン組むことは可能かと。自分の場合は余計に払うのが嫌だったんで、数ヶ月溜め込んでから一気に払える体勢にして買いに行きましたが。遠征を何度か我慢する、という風に考えればなんとかなりませんか?
.. 2008年03月26日 09:43   No.272005
++ つかじ       
28日金曜日に秋葉遠征していました。
目的はPC購入の為のリサーチとコミック購入でしたが、結局十の位のお金しか残らなかった。

で、リサーチ店は「九十九電気」。
見積もり作って貰った結果。
本体「地デジ対応emacine j4501(モニタ付)」
エアロストリームB30A-68KOXって奴?
約99800円。

officeモデルインスト版2万円

ボード・鼠等で約3千円。
配送費1050円
約13〜15万円。(ブロードバンド加入で最大3万円引)だ、そうです。
ただ、そのプロバイダーの内容と工事費用とかの見積もりは貰わなかったので、まぁ大体こんな感じの値段でしょうか?

でも心配なのが、やっぱり親の説得。
電話線と同じ穴に通すとか言われても、どんな通し方なのか?によっては反対されちゃうしな。
それに、デスク型だと置き場所作った挙句に机買わなきゃだし・・・。はぁ〜前途多難だよ。
もしかして机も良いの悪いの有るんですかね?

.. 2008年04月02日 06:01   No.272006
++ HINAKA       
HINAKAです。

つかじさん

済みません、PCのメーカーがどうしても分から無かったのですが、九十九電気のオリジナルPCに、エアロストリーム・シリーズというのがあります。
その中に「B30A−6840X」というタイプがありました。
****://www.excomputer.jp/aero/B30A-6840X.html
念のため、「http」を省略しましたが、上記URLに基本スペックが載っております。残念ながら、「地デジ対応emacine j4501」というモニターは、メーカーが不明の為見付かりませんでしたが、本体の方はこれで良いのでしょうか?
御確認いただいて、これであればそれに伴うお話が、若干はできると思います。

ただ一般論として、この手のタイプであれば店頭でのスペック・アップが可能で、値段は変わりますが、サポートなど体制はそのまま利用できるハズです。
ですから、可能な限りのメモリとHDDの容量アップは、お薦めです。またもし新たにネット・サーバーを通して、新たにネット接続するのであれば、是非「光通信」にすべきです。
フレッツ光(盛んに宣伝している、NTTのネット・サービス)であれば、電話番号も変わることなく、外見上は今までと全く同じように、電話とネット利用が平気で同時に出来るようになります(他の業者もそうですが、NTTが一番分かりやすいだろうと思いまして)。
さらに九十九電気であれば、無料の配送サービスやPCのセッテイングと、ネット接続のサービス等もあると思いますので、よく確かめた方が良いと思います。ちなみに、つかじさんが仰る「配送料」は謎です。長期補償費と言うことなら、納得行くのですが……。
お店やコール・センター等への電話相談等も丁寧なハズですので、購入前に疑問点はとことん解明すべきだと思います。

とにかく余計なお世話とは思いますが、個人PCの購入時には、できるだけ高性能にバージョン・アップしておくことと、外付けHDDなどのオプションも、早めに(可能ならば同時に)購入することをお勧めします。特に、ネットゲーム等が中心になるのなら、グラフィック・ボードの高速化や内蔵HDDの増量は必須のように思います。この辺も、お店の「親切な人」に、詳しく御確認されることが出来れば一番なのですが……。
更に、もしOSのXPがホーム・エディションならば、プロフェッショナルにすることも、お薦めしておきます。

ちなみにこの製品は、九十九電気のネット・ショップでも扱っており、それを見ると標準セットから、かなりのバージョン・アップが可能と思えます。

全くの勘違いやお節介であれば、お詫びします。
とにかく、自分が気に入った上で、納得できる価格と言うことが大切ですので、くれぐれも「値段が安いから」とか「後で増設すればいいか」などと思わずに、利用目的と自分の趣味を優先されることが、大切だと思います。

本当に、失礼致しました。



.. 2008年04月03日 05:20   No.272007
++ 多足       
う〜む、結局「自分が何をやりたいか」で必要とされるスペックが決まるわけで。自分の場合その昔Piaキャロ3がまともに動作しないからってことでPCを新規購入… と言ってもツレのお下がりですが(爆)
今のPCに替えるきっかけは何だったかな? あ、でかいデータの解凍が前のだと出来なかったんだ。思い出した。
まあそんな感じで、何するかによって必要スペックってのは決まってくるわけで。だから「できるだけでかいHDD容量」とかにはあまり賛成できないかなー、と。いや正直よくわかってないんですけどね!

.. 2008年04月03日 10:55   No.272008
++ 某神戸の人       
 どうかんがえても、つかじさんの利用目的だとオフィスは、イランでしょ。仕事先が、どうしてもワードファイルでよこせとか、無茶な要求を出しているのならばともかくw

 どうしても、オフィスっぽいのが欲しかったら、ソースネクストのスタースイートでいいんじゃないのかなぁ?

 OSもXPホームでいいと思う。ゲームするだけなら、プロフェッショナルに変える意味はなかったようなきがする…。経験的には、ホームで困ったことはないです(OSに関しては、よく知らないけどw。一応、ノートのほうはプロフェッショナル)

 あと、PCのWWUのシュミレーションでは、「Hearts of Iron」が、マジお勧め。第2次世界大戦を世界100カ国以上の立場から、再現できるという超力作。
 オランダとなってドイツ軍に踏み潰されるとか、ルーマニアとなってソ連に踏み潰されるとか、フィリピンとなって日本に踏み潰されるとか、お好みのマゾプレイが楽しめますw

 マゾプレイが嫌いというならば、エクアドルとなって何をするでもなく世界大戦を眺めているとかという放置プレイも可能www

 4Gamersでやってた、リプレイへのリンクおいときます。
こちら

.. 2008年04月04日 20:33   No.272009
++ 多足       
>Hearts of Iron
これまた熱いゲームが出てきたなあ(笑)
たしかいろんなWWUのリプレイをまとめた本も出てたよ。軽く流し読みしてみたけど、ゲームやってない身としては実感が沸かなかったのは事実(そりゃそーだ)

.. 2008年04月07日 08:00   No.272010

■--現代の資本主義は犯罪だから必ず罰を受けます。
++ 葛城ミサト          

現代の資本主義は犯罪だから必ず罰を受けます。
.. 2008年04月04日 14:36   No.283001

++ 多足       
罰ですか。神罰的な人智を超えたものならいざ知らず、現実的に法的な罰は、ステキ官僚システムのおかげさまで責任者うやむやなんで、誰も罰らしい罰を受けない、で、結局シワ寄せが弱者に来るっていう最悪具合ですね。
む? こういう話では無いかな?

.. 2008年04月07日 07:55   No.283002

■--基本的には、全て「感想」です。
++ HINAKA          

HINAKAです。

多足様、皆様。

余りに、スレッドが長くなってしまったので、口火を切った者として、別スレを立てます。

実は雑記帳を使うことを始め、色々と今までの皆様の御意見に対する、自分の考えを説明しようとしたのですが、どうもこの考え自体が致命的に間違っている気がします。

まず基本的に、自分の説明の仕方が「始めに結論を出して、それに対する自分の囓り掛けや片言の知識を組み合わせて、正当性を主張するというのはまったくその通りです。ですから、それが間違っているという時点で、こちらとしては考えを述べる術を失うのです。
正直ここで、ある種思考停止が起こりました。そこで、ではいったいなぜこんなにも、皆様が激しく意見を述べられるのか?そのほとんどの考えに、反対した覚えは無いので、非常に困惑する訳です。
ただ、あくまでも自分の考えはこうだということの、補足説明と相手の仰っていることの、自分の中での理解の確認を行ってはいます。
その点、レーダーの1件で多足様の説明と、自分の理解のズレを認識することに時間が掛かったのは、仰る通りです。

さて、そこで本題ですが、レーダーの件も含めて今回の流れの中で、個人的に「意見」も「主張」もしていません。
ある事象に対して、単に「感想」を述べたに過ぎません。ただそれだけでは不充分と思っているのと、性格的な問題でその裏付け的な、説明は行っています。これを「根拠」と、考えていただいて結構です。

例えば、「自衛隊の立場が微妙」というのは、自分も含めてかなり一般的な感情と、受けとめています。
これは「警察」や「消防」に対するモノとは、明らかに違うと思います。まァ、どこの国でも軍人は色眼鏡見られる存在のようですが……少なくともこの国の自衛隊は、既にその名称からも、存在の扱いそのものが微妙だと思います。

〈続く〉

.. 2008年03月27日 00:24   No.278001

++ HINAKA       
〈続き〉

個人的な、自衛隊論は別にします。
多足様を始め皆様が、この「自衛隊の在り方が微妙」という認識に付いて、ただならぬ思いを抱いていらっしゃることはわかりますが、あくまでも一般論としての見解です。

さて、共産主義者でもない私が「日本は共産主義国家だ!」と言うのは、もちろん皮肉です。
その根拠というか、個人的な見方の説明が、色々あった訳です。まァ、特に戦前は軍部が台頭したこともあって、あちゃこちゃの「自由主義国家」から「日本は、全体主義的だ!共産主義的だ!」と、揶揄されたのは歴史的な事実だと思います。

で、多足様。
これは知識ですが、明らかに「全体主義」は「ファシズム」の日本語訳です。
もちろんその内容としては、多足様の仰る通りなのですが、対義語が「自由主義」であることも、語彙的には間違いありません。その上で、あえて民族的的な差別弾圧を正当化している場合は「ナチズム」となりますが、日本語では同じ「全体主義」で括っています。

ななし様が仰るまで、経済体制としての保護主義と自由競争という言葉を、恥ずかしながら忘れ果てていました。

最後に、つかじさんが仰った「何が言いたいのか?」という点に関し言えば、「日本は体制的にも、国民性的にも共産主義的ではないか?」という感想だけです。
ただ多足様が仰る「全体主義的」も魅力かな?ということです。そもそも、現実の共産主義は全体主義への1本道ですから、何も否定する必要は無い訳です。もっとも、では「全体主義的な経済体制とは?」という疑問が出たので、そう述べたのです。恐らくは、保護主義統制経済という、限りなく共産主義経済的な形になると思います。
何しろ全体主義は、非自由主義で多足様の言われた通り、個人の自由や権利はもちろん。場合によっては、財産までも、国家という体制に支配されるものですから。
まァ、この辺から全国家体制は全体主義に成らざるを得ない。という、展開になってこれもあながち間違えでは無い、ような気もするのですが……。

でも、「主義・主張」と「感想」の違いが、難しいと言えば言えますネ。

そんなことで、今回は以上です。


.. 2008年03月27日 00:29   No.278002
++ 多足       
はあ… なんか、ため息が出ますが。
全体主義、という言葉を最初に自分が持ち出した段階でのHINAKAさんの回答で、日本が恐怖政治になったこと無い云々、で、これを指して「恐ろしいことに事実です」って断言してましたよね。その態度に対するリアクションなんですよ、自分が国家云々から体制どうこうまで話持ってったのは。感想ですか、そうですか。あんな断言的なものが。そうですか(毒)。
全体主義=ファシストかどうかに関しても、はっきりと前提付けて説明したつもりだったんですが。全体の目的のために、個の利を切り捨てる、という条件を設け、さらに加えて排他性どうこうに触れてファシズムと切り離して話したかったのに、この期に及んで日本語訳がどーこ言われたら、今までの説明が全て無駄だった感すら出てくるんですけども。
ああ、もう、まるで2chみたいだ。

.. 2008年03月27日 12:03   No.278003
++ HINAKA       
HINAKAです。

多足様

申し訳ありません。
この話をすると、「議論が全て無効になる」と言う感想を持たれることが、必至だとは思ったのです。ただどこかで、この行き違いというか、考え方や捉え方の違いに関して明言しておかないと、ひたすら話がズレてしまう……それも、色々と考えを説明してくれている相手の方に対して!という、危惧が大きくなったので、非難罵倒を承知で、敢えてハッキリさせました。

こうしないと、自分がほとんど絶対に意見(敢えて「感想」としました。というのは、「意見」は相手の考えを聞いて変わるかも知れませんが、「感想」は感情的感覚的印象的なモノですから、よほどのことがない限り変わらないと思います。もしコロコロ変わることがあれば、その方が信用できません)を変えない理由の説明には、ならないと思ったからです。

一番困ったことは、「感想」ですから別に信念、思想、理想が、何等かの個人的な論理があって得た結論ではないので、強く主張できないという、致命的な欠陥があることです。
逆に言えば、白旗を揚げることは簡単ですが、それは自分の「感想」が変わるものではないということの表明ではなく、討論打ち切りの表明に過ぎないと思っています。

実を言いますと、基本的によほど、その人が好きな事象や、こだわって研究している事柄以外に関する、個人的な発言は相手の方がどう思われているかに関係なく、個人的には「感想」だと、受けとめています。
ですから多足様が、「全体主義を単にファシズムと捉えるのは、問題がある」仰ったことも、これは多足様のファシズムという言葉の持つイメージなんだと、捉えた訳です。
でもそれを言ってしまうと、話が続かないというか、恐らく多足様のそれこそイメージを損ねてしまうと思っていますので、「基本的には、全体主義の日本語訳」だという自分の知識、もしくはある意味での事実を、明言した後にその全体主義という言葉の持つイメージについての、こちらの感想を述べた次第です。

〈続く〉


.. 2008年03月27日 20:39   No.278004
++ HINAKA       
〈続き〉

多くの方が、「意見や主義・主張」だと思ってらっしゃる事を、「考え方って、要は感想だよネ」というと、大概大反発を招きます。
ですから、まァ余り公にはしないのですが、知識や理論及び価値観(経験)から来る、論理的結論としての意見や主義・主張などが、そう簡単にホイホイ出て来るモノではないと、個人的には認識しています。あくまでも個人的な認識ですから、一般的な事実とは、異なるのかも知れません。

まさにこの「考え方=感想」論こそ、まさしく個人的な主義・主張であることは、疑いありません。
「頑固」とは、何を言われようがこの「感想」を、変えない人を指す言葉だと思っています。しかし、「意固地」あるいは「意地っ張り」とは違い、他人の意見や考え(つまり「感想」ですが)を否定する人とは異なる、とも思っています。

自己欺瞞かも知れませんが、他人の意見や考えが、自分のそれとは違っている場合、それを明言し自分の意見や考えを述べることは、当然でしょう。ただそれで相手が、自分の意見や考えに同調してくれなくても、実害(心理的苦痛も含む)がない限りは、よほど変な考え方でない限りは、「なるほど、そういう考え(感想)もあるのか!」と、納得してしまうでしょう。

知識や事実に対する誤認や誤解は、修正して当然ですが、抽象的な考えや理論(論理ではありません)が、早々変わるとは思っていません。
誰も皆、色々な考えがあって、色々な理論を持ち、色々な判断をし行動する事を認めているのが、文字通り自由主義だと思っています。そしてそれを見て、どんな感想を抱こうと、これもまた自由であると……これは間違いなく、自分の信念ですネ。

全く長い演説ですが、「考え方=感想」という理論を、論理的に述べようとすると、こうなる訳です。
もちろん、これでも突っ込み所が満載なのは、文字数制限のせいばかりではありません。ですが、ここではこれで、ある程度御理解いただけるのではないか思っています。

以上、お気に障ったら、お許し下さい。


.. 2008年03月27日 20:46   No.278005
++ 多足       
ま…………
いやいや、オブラートに大穴が開きそうになった(爆)

振り返ってみましょう。最初のレーダーの話。イージス艦のレーダーが漁船を捉えるか否か? に関して、HINAKAさんは当初の「知識」から不思議に感じた。それが感想でしょ? 魚雷艇とか大丈夫なのかね? って具合で。
それに対し、その「知識」ってのが報道等から受ける印象からくるものであり、結果として事実と異なる知識であった、その為、その「知識」が間違いですよーというのがこちら側が示してる話。
つまり、HINAKAさんが「感想」を抱くバックボーンが怪しいですよという指摘をしてるわけで、こちらとしては感覚的感情的印象的な「感想」を、改めて考え直してさあその結果どうよ? というのを聞きたいわけだ。
理論と感情がぶつかってるのではなく、理論的に考えた結果どのような感情を抱くか、という話。

ファシズム云々に関しては、ある事象(今回の場合国家の体制の話)を説明する上で、必要な単語が「全体主義」だったわけで、実際その説明をしましたよね? 一般的に使われている、本来の意味と異なった印象を与える単語としての「全体主義(=ファシズム)」と切り離して説明しないと面倒だから、何度も説明し切り離そうとしてるのに、いつまでたってもその前提を「ある意味での事実」とやらを持ち出して繋げ直してこられると、こっちがスタートできないのですよホント。

.. 2008年03月28日 08:08   No.278006
++ HINAKA       
HINAKAです。

多足様

この件について、多足様の各個撃破の説明はお見事です!
なるほどネ。こちらの結果としての感想がどうこう言う前に、その元となった直感的な知識・経験が問題ではないか?と言うことですネ!?

確かにレーダーの件では、こちらはイージス艦の無謬性を信じていた訳だから、本来そう思わせたのは何か?
艦の在り方と、レーダーの性能問題が、共通理解されたところで、そちらに問題が移った訳ですネ。あるいは、移って欲しかったと……ところが、こちらがいつまでもその点に関してウロウロしていた訳だから、それは頭にも来ます。確かに……御免なさい!
〈今さらこの件だけをほじくり返しても、というお考えもあるでしょうが、「イージス艦のレーダーは万能!」と謳ったのはそういう知識のある報道機関ではなく、報道機関を通じてそう信じ込ませたかったところだと思います。確かに、そうなると問題が起こったからと言って、「いや、イージス艦のレーダーとはいえ、万能ではありませんよ!そんなの、艦の性質上当然でしょう?」とは、当事者として言い難いでしょうネ……〉
そこで、そー言う感想を抱いている相手に向けての、当事者の説明の仕方の問題と、事故に対する姿勢の問題が出て来た訳です。
これも当初の事実確認と発表の姿勢、これには明らかに問題があったと思いますが、それはその後の最高責任者である大臣の答弁で、片が付いて居るんじゃないか?という、御意見(これは文字通りの、意見だと思います)になった。ところがこれもまた、最初の印象に囚われている当方としては、その後大臣の答弁などは問題じゃ無いという態度を取り続けたので、何も分かっていない野党と同じ!という事になった訳ですネ。
うーん、納得!

〈続く〉


.. 2008年03月28日 09:44   No.278007
++ HINAKA       
〈続き〉

そして、「全体主義」については通常に使われている「全体主義=ファシズム」という考えとは、自分は違った意味で使うんだよ!と、仰っている多足様に、こちらがいつまでも基本的な「全体主義」に囚われているから、話が前に進まなかったと……。
確かに、その前置きは何度も記されていましたが、言葉として本来意味での「全体主義」が基本にあると囚われている方にとしては、どうしてもそこから抜け切れませんでした。結果として、これもまた堂々巡りを繰り返してしまったことに、全く気が付きませんでした。
申し訳ない、こちらの読み取り不足です!!

大体そもそも、こちらの「日本共産主義国家論」が〈通常の共産主義という考え方ではなく、敢えて言えば日本版共産主義とでも言うべきもので、本来の共産主義の考えとは懸け離れていることも多い〉という点を抜きにして、いきなり「共産主義」という言葉を持ち出したのは、完全に勇み足でした!
この点は、重々反省しています。

その上で、多足様が仰る地方分散型国家というのは、あの田中角栄が唱えて一大ブームと、現在に至る様々な問題の根元、「日本列島改造論」に近いのではないかという、印象を受けました。
よく言われることですが、「田中首相の列島改造論は、間違ってはいなかった。ただ結果として、利権と汚職が日本人の談合体質(和をもって尊しと為す、事なかれ主義)と相まって、違った方向へ暴走してしまった」という考えは、そんなにおかしくないと思っています。

さて、「道州制」がどの程度のモノかは知りませんが、この小さな島国で大きな地方自治権を与えた、連邦国家が成立するか否か?
江戸時代の幕藩体制は、世界史的に見ても見事に成功した地方自治制(封建制)でしたので、その現代化も可能か!?という気がしますが、一度中央集権の味をしめた国家官僚が、地方官僚や政治家の特権化に納得しますかねェ〜。

それでも、これは既にこちらも同じ考えを示した通り、税制面におけるより徹底した地方分権化か、より強力な中央への権力集中(これも、「全体主義」と呼べるでしょう)化のどちらかしかないと思います。
そして、どちらもイバラの道で、結局は頓挫する可能性が高いと思います。結果として、アメリカか中国に、吸収合併されるのかなと……余り考えたくない、未来図ですけど。

こんなところで、今回は以上です。
もしまた勘違いがありましたら、容赦なく御指摘下さい。もっとも、その気なられればと言うことですが……。


.. 2008年03月28日 10:41   No.278008
++ 多足       
おおっとレスが早い!
まあそれはさておき。
ご理解いただき幸いであります。
なんかこのスレッド自体結構アレなんで、新たに地方分権スレ立ち上げましょう。

.. 2008年03月28日 12:45   No.278009

■--全体主義と、共産主義について。
++ HINAKA          

HINAKAです。

多足様

レーダーに関しては、通常航行時はイージス艦も貨物船も、大して変わりないという認識で良いのですネ?
そうなって来ると、自衛艦というある種微妙で特殊立場の船だという乗組員自身の、自覚の問題?ということになりますか……。

ところで多足様の日本全体主義体制というお話ですが、一応全体主義をファシズムと解釈しますと、日本はいわゆる恐怖政治的、警察権力国家であったことはないので……恐ろしいことに、事実です。日本は戦前戦中の暗黒時代ですら「民主的かつ、自発的に民間人が国家体制と軍部に、迎合した」のです。これってやはり、国民性?みたいなモノでしょうか……。

共産主義と全体主義は、不思議なことにそれを信奉する人々にとっては、不倶戴天の敵らしいのです。
ソ連崩壊の時、民衆が弾圧に動いた一部軍部の車両や兵士に向かい、しきりに「ファッショ!ナチズム!ゲシュタポ!!」と叫んでいたことが、印象的です。

もちろん全体主義を具現したナチス・ドイツのコミュニズム嫌いは、有名です。
ところが、歴史の皮肉はその党首たるヒトラーに、大嫌いなコミュニストの筆頭だった、当時のスターリンとの密約無くして、ポーランド侵攻はなし得ませんでした。

全体主義には、武力による体制と秩序維持が、不可欠です。
この場合、敢えて専制や独裁である必要はないのですが、必然的に人か組織の専制独裁になるようです。そして、共産主義はその原点には官僚主導も独裁も含んでいなかったのに、結果として国家体制としては、全体主義への最短距離となってしまいました。
これは現在、未だ共産主義の旗を掲げる、中国・北朝鮮・キューバなどを見ると、明らかです。原因は、ほとんどが軍事革命だったからなのですが……。

ところが日本は、明治維新という軍事革命を経て、天皇中心の専制独裁国家になるかと思いきや、明治政府中心の集団指導的疑似民主国家(貴族制とか身分制、による階級支配とは言えるのですが、その上層部の構成員達が、軍事革命の功労者であった下層階級出身者だったことが、フランスやイギリスの無血革命とは、大きく違ってしまったことです)基本的には、当時の先進国の資本主義から富国強兵策を実行することが、最重要事項だったので、思想的主義主張は後回しにされたという、世界史的にもまか不思議な国家体制と、なってしまったようです。

とにかく金を稼ぐことが、新政府の愁眉の急だった訳で、そのためには全てが後回しでした。
この辺の思想的背景から、階級制度や身分制度を打破して、新体制を作るという革命政府とは、根本的に違うものでした。結果として、概念としての社会主義や共産主義は唯一無二の国家体制(国体)としての天皇中心主義を否定するものとして、弾圧されましたが、極論すればその精神を唱えずに、経済政策だけ導入してしまうことには、何の抵抗もなかったらしいのです。

だって現代に至るまでこの国が執る、国家主導の公共事業頼みの経済政策って、共産主義国家の常套手段ではありませんか!
時代は違いますが、第2大戦前、世界恐慌の荒波を受けたアメリカのルーズベルト大統領が、有名なニュー・ディール政策を発案した時、時のアメリカ大陪審は「これは憲法違反である」という判断を、次々下したのは有名な話です。つまりこの政策は紛れもなく、社会主義・共産主義的発想だということです。

あぁ〜、また長くなり過ぎました!ここらで、今回は失礼致します。

.. 2008年03月16日 04:40   No.271001

++ 多足       
ああ、まずいな。こういう話になった以上、長文は避けれそうに無いな。もう、レスは何度かに分けるしかなさそうだ。ってことで覚悟してもらおうか!(?)

えー、まずレーダーに関する話。事故った時のイージス艦のレーダーが一般船舶と変わらんってのは、その認識でOKです。ただ、「自衛艦というある種微妙で特殊立場の船だという乗組員自身の、自覚の問題」という表現にはひっかかります。自覚が重要なのは軍用艦艇に限った話ではなく、明石海峡での事故の件でもわかるように、全ての艦艇、また、艦艇に限らずあらゆるシステムを扱う上で重要な話なんで、自衛艦を特別視するのは間違いです。こうやって今、誰でも閲覧できる掲示板に書き込んでいることにも自覚が必要、という点では変わりはありません。あと余談ながら、明石海峡の事故の報道が、ほんの数日で終わってることも、日本のメディアや国民の興味の方向というものを考える上で非常に印象的な事態です。

さて、話を当スレッドの本題に戻しましょう。自分が日本を全体主義的だと感じる理由を順を追って説明しましょうか。
まず全体主義という言葉の意味するところ。一般の印象としては「全体主義=ファシズム」、よって「悪い体制」という感じでしょうか。では本来「全体主義」とは? 自分の理解では、全体主義とは、組織全体(この場合国家)の利益のために、個の利益が多少損なわれても構わないという発想。つまり、「お国の為」、「国体」というお題目を掲げて、個人の財産・権利を没収、もしくは供与するようしむける体制のこと、と考えています。これは、国家というか組織というものにとって、全くもって完璧に理想的な状態です。全ての国家の理想は全体主義です。
では、国家とは? 人の集まりの最大単位の一つですね。より言うならば、権益の単位です。ある権益、例えばある地域の利権を守る為、その地域の人間を取りまとめて、その権益のため組織化されたものが国家。
で、その国家という組織を運用するのが「体制」。体制ってのは、個の集まりを代表する者たちの集まり。その代表を選ぶ方法は、まず物理的に強い者が代表となる、というもの。軍部のクーデターが解り易いですが、軍部に反発した民間人の集まりによる革命も、「物理的に強い者の代表」という点では変わりません。
で、別の段階で選ばれる代表ってのが投票や推薦によるもの。これを「民主主義」と言えば聞こえが良くなりますが、その実態は怪しいモノです。「民主主義」という名前を冠した半島の北側の国では、「国民の支持を得て」現在の独裁体制が築かれています。
選挙の投票所に政権側の兵士が銃持って立ってれば、「民主的に」政権側が選ばれるでしょう。日本も似たようなものです。アメリカも。要は、生活という人質をとって与党に投票させるわけです。
つまり国家を運営する代表、というものは選挙で選ばれようがクーデターだろうが革命だろうが、「個人の主張の代表」ではなく、「ある権益の代表」なわけです。

.. 2008年03月17日 11:23   No.271002
++ 多足       
さて、国家という権益の塊を運営する方法について。そこで出てくるのが共産主義や資本主義。共産主義の理想とするトコロは、権益を各個人に平等に配布する、というもの。これを成し遂げた国家はおそらく世界史上皆無なのではないでしょうか。いや、皆無は言い過ぎか。権益を構成する個人が少ない場合、これは可能です。しかし構成する「個」が多くなると分け前が減り、また、個人がいくら頑張っても「平等」である以上、サボってる個人と同じ分け前になり、これは人間という生物には納得できない状態になります。分けることのできる権益が多い間は良いんだけども。結局、ソビエトは帝政ロシアの権益を使い潰して時間切れを迎えたわけでして。中国は言うにおよばず、「富裕層」とか「貧困層」とかいう言葉が出てる段階ですでに共産主義の理念に反するものです。
共産主義、社会主義を維持するには強力な統制が必要であり、結果として武力による弾圧という形になり易いです。そうならないよう、個と個を調停しながら権益の配分というものを進めてたのが自主管理型社会主義のユーゴスラビア。これも個の調停を出来ていた指導者の死によって崩壊しましたが。
んで、資本主義。これはわかりやすく権益を奪い合うモノです。当然勝ち負けによる格差が生じるため、負け組の不満を国家が調停しなければなりません。
さて、共産主義にしろ資本主義にしろ、どこかで歪が生じ、それを解消するために国家が動かないといけませんよね。しかし権益の代表である国家というものは、基本的に権益の味方でしかなく、個人の味方には成り得ません。ではどうするか? 何か大義名分を立て、国民の不満を逸らす方法を考えるわけです。そこで解り易いのが「みんなのため」という言葉。道路工事の際の強制執行による立ち退きが一番わかり易いんじゃないでしょうか。ある幹線道路を拡張したい。そのために用地を買収するわけですが、金の問題じゃ無く立ち退きを拒否する人もいます。その場合、その人の家の手前まで道を拡張し、その人の土地がある部分だけ道は以前のまま、そしてまたその土地を過ぎれば道が広くなる。と、なると、道を利用している人達のほとんどが「あの家が邪魔」と感じるようになりますよね? これがつまり「個人の財産・権利を没収、もしくは供与するようしむける」ということ。多少の金は払っても、個人の主張は全体の権益というお題目の前ではかき消されてしまいます。「全体主義」と言えませんか?
これは公共事業全般に言えることです。っつーか「公共事業」って言葉そのものが非常に全体主義的な響きを感じますけど(笑) 公共事業によって得られた利益、その恩恵を最も享受できるのは国家という権益を支える企業であり、個人はそのおこぼれを拾うだけですから。あからさまにやると反発を買う。だから、なにか大義名分を立てて権益を守り育てる。今の日本はホントこんな感じでしょう。

.. 2008年03月17日 12:15   No.271003
++ 多足       
全体主義というものは、権益を運営する側にとっては非常に好都合です。なんせお題目掲げることでいくらでも個からの搾取が出来ますから。
「自由と民主主義」を掲げるアメリカも、全体主義国家的な側面が強いです。911以降の動きが解り易いですね。アメリカの場合、民意の誘導というものが非常に巧妙になっています。映画は特にそれが顕著ですね。映画業界が政府の意向を反映して民意を誘導するというのは20世紀初頭からず〜〜〜〜〜〜っと続いてます。ベトナム戦争以降、さらに巧妙になったかなあ。
また、アメリカが「自由と民主主義」をお題目に、「自らの権益に有利な市場」を求めているだけってのはHINAKAさんなら十分ご理解いただけると思います。別にその国の政府がどんだけ住民を弾圧しようが、世襲制の腐った体制であろうが、アメリカの企業が進出できればそれで良いだけですから。「民主主義」という言葉は大義名分として使われるのみであり、「資本主義」を誤魔化す為の「自由主義」などと言う言葉には反吐が出ます。
さて、次に「ファシズム」という言葉について。非常に悪い印象を持たれていますが、ムッソリーニもヒトラーもフランコも、民衆の支持を得て政権に就いています。フランコは知らんけど、ヒトラーは合法的な「民主的な」選挙で政権に就き、ムッソリーニも選挙に勝って登場し、国民の支持を得たローマ進軍によって大きくなってますから。国民はそれをもろ手を挙げて歓迎し、踊り、現実から目を背けたまま破滅していっただけです。HINAKAさんの言う通り、日本も同じです。その過程において、国民の熱狂をコントロール出来ず走り続け、結果外圧によってようやく目を覚ます(覚ました…かな?)あたり、いかにも「日本的」ですが(苦笑)
単純に、ファシズムという言葉が今悪い印象与えるのは「負け組み」だから、というだけの話です。特にロシアの場合、国土を戦場にし数千万の犠牲者出してますから、武力による鎮圧を指して「ファシスト!」という文句が出るのはごく自然なものでして。治安組織による住民の鎮圧は、別にファシズムの必須条件ではありません。結果論です。あと印象論です。失礼ながら、どーもHINAKAさんの発言は要所要所に印象論が強く出過ぎるきらいがありまして。そのへんがつかじさんとかに突っ込まれる所以かな、と(苦笑)
国家にとって、理想的な状態である全体主義を維持するには、戦時中の挙国一致体制のようなあからさまなものだと長続きしないんで、巧妙に隠す必要があります。アメリカはそれが巧い。日本はあまり巧くないけど、国民性のお陰で維持できてる。ロシアは強力な指導者を好む国民性で巧くいってる。中国はなんか破綻しそう。
ま、そんな感じ。

.. 2008年03月17日 13:18   No.271004
++ HINAKA       
HINAKAです。

多足様

間違っても、多足様の揚げ足を取ろうとかとか、そう言うんじゃないんで、単なる形式論です。

実は前述の共産主義の違いと、全体主義の違い、を書き込んだ後、ハテ?と、引っ掛かったのです。でまァ、経緯は省きますが、慌てて(と言っても現在の体調では、ノロノロですが……)調べ回った結果、重要なポイントをやはり落としていました。

基本的に全体主義がファシズムという考えは間違ってはいないけれども、いわゆる狭義で、(軍事)独裁制つまり、つまり力を持って全体を統一する場合に限るという条件付きだた訳です。
でもって、ややこしいのは、本来共産主義というのは、経済政策の革命的転換として、提出された考えで、基本的には政治体制の変更まで含んでいるものでは、なかった!

広い意味では、独裁も全員一致以外の民主制も、政治体制としては全体主義だと考える、多足様の意見が完全正しい!ということです。
民主主義も少数意見の尊重、即ち多数決と言う時点で、全体のために個や少数の犠牲を、表明しています。そして、その体制を維持するために権力(軍事・警察)を使えば、立派な全体主義国家です。

中央集権的な近世国家の体制は、広い意味では全て、全体主義と呼んでいいそうです。
問題の共産主義は、これも多足様の言われる通り、まず経済体制の問題であり、その特徴は「富の再分配、収入による階級格差の廃止」が目的でした。基本的には、金持ちが貧民に施すのではなく、貧民階級の収入を底上げし、事実上階級格差を無くそうというのが、その目的です。

で、この間の共産主義の解釈の問題や、社会体制に取り込む際の軋轢などは、全部すっ飛ばして個人的な見解を述べさせていただくと。
明治維新後の日本は、その模範を当時の近代西洋諸国に求めた結果、必然的に中間層の底上げという、経済政策を採らざるを得なくなってしまった。富国強兵策というのは、もちろん資本家をより肥え太らせる結果になりましたが、同時に中間層の収入や教育水準の向上という、低収入層の底上げにも、反映しました。

この辺の経済政策を指して、戦前から日本が共産主義国家であるという指摘は、特に階級差別の激しい先進国からよく成されました。
そして戦後の日本の経済政策もまた、名前と目的は違えでもやり方は同じです。いわゆる高度経済成長、それを裏付ける「所得倍増計画」を、共産的と称しても何の問題も起きないでしょう。

かくして日本の、見えない共産主義経済は成功し、総中流時代が訪れ、日本は繁栄を謳歌した訳です。
錯覚ではあったのですが、総中流意識は収入による階級制度が無いという、幻想を生みました。ですが、その夢はもろくも崩れ去り、確固たる格差社会が誕生した訳です。

もはやここまでうまく、経済の共産制を成功させて来た方法は効果が無く、新しい方法を模索しなくてはならないのですが、その方法が見付からないという状態です。
つまり明治以降、実に経済的には巧みに、一時軍部の独走により、混乱はしましたが日本を支えて来た共産主義的経済政策は、今崩壊しようとしていると思います。
政治体型としての全体主義の枠組みは、日本の場合容易に崩れそうにはありませんし、近代国家は皆そうでしょう。

方法は、より全体主義的に強固になるか、緩めて地方分権的に経済政策も分散するかですが……どちらも、地獄という感は否めません。

一種の、修正意見ですが、いかがでしょうか?


.. 2008年03月17日 20:02   No.271005
++ 多足       
なんかこういう書き方すると目上から見下ろして評価してるみたいでアレなんですが(苦笑)、大変よく纏まったご意見になったかと。
あとは「全体主義」という言葉と「ファシズム」を使い分けた方がよろしいかと。「体制を維持するために権力(軍事・警察)を使えば」ファシズム呼ばわりされやすいですよね。まあしかしこれは「ファシズム」をもう少し掘り下げて考えればよろしいかと。ファシズムの大きな特徴はその排他性でして、主に民族意識からくるものです。が、しかしこの民族意識だって所詮は利権云々でしかないわけで。それはともかく、民族的に排他的になれば当然異民族の排斥、さらに進めば民族浄化って話になってしまうわけで、その過程で必然的に軍、官憲が力を振るう、ということ。つまり、これって直接的には経済体制の話とは違ってきますよね。
全体主義的な国家運営を行う上で、不満のはけ口を排他性に求めたのがファシズム、と考えるといいのかも。

さて、日本の中間層の成長に関して。これを「共産主義的だ」とケチつけるのは、要するに資本家が自分らの権益削られたくないから、というだけの話でしょう。
企業の収益が減ってきた場合、資本家がまず考えるのは人件費の削減。これってつまり、資本家は現状の利益を維持したい、でもそれだと企業が成り立たない、じゃあ低層にしわ寄せをしよう、という考え方で、人類の歴史上のほとんどの時期がこれにあたります。資産家は決して冨を手放そうとはしないの。
ところが、例えば西欧から昔の、HINAKAさん指摘の時期の日本を見れば、資産家と一緒に中間層が育った、つまり中間層にも利益がまわった(そりゃ差は大きいけど)。となると、自分らの国の中間層がそれ見て「ウチの中間層も上げろや」と言いかねない。そしたら資本家の利益が減る。そこで論理のすり替えをして、「このアカの手先め!」みたいな(笑)非難をするわけです。
なので、「共産主義的経済体制」という表現は、いささか資本家による論理のすり替えの影響が出てるかな? と感じてしまうのです、ハイ。

で、日本の現状打開。一度リセットする意味でニューディール政策も悪くないかな、と感じてたり(笑)
実際、儲かってる中央から厳しい地方に権益を分配しないと、格差の拡大は進む一方だと思いますが。


.. 2008年03月18日 11:50   No.271006
++ はっしー       
ここで、雑記帳の出番と思うのは、当方だけでしょうか?
もしくは、映画のレビューのように姉妹?登場!
眼鏡さん・・・多足様
妹(?)・・・HINAKA様
で。

.. 2008年03月18日 14:52   No.271007
++ イマダ ナナシ       
 うーん、(1)マルクス経済学に基づいた共産主義型の公共事業と、(2)ケインズ経済学に基づいたニューディール型の公共事業に関して、基礎概念に対する見過ごせない誤解が何点かあったので、専門家(まじ)として横レス。

 結論からいうと、両者はまったくの別物です。マルクス経済学は市場をまったく信頼していないけど、ケインズ経済学のほうは市場を基本的には信頼している。このせいで、労働者の賃金の受け取りに関する理論の差がでてきて、そこから出される処方箋(公共事業)の差が現れてくるのですよ。

(1)マルクス経済学
 マルクス経済学をいろいろとはしょって述べれば、商品の価値はそれを作るのに必要な労働量の価値と等しい。労働価値説というやつである。商品の価値と投下された労働力が等しいのであるから、商品の販売による収入はすべて賃金へと転化され、資本家が利潤などというものを受け取る余地はない。

 で、あるのに、資本化は利潤を受け取っている。なぜ、資本家は利潤を受け取れるのか?
 その理由は、労働者が本来受け取れるはずの賃金を受け取れていないからである。そう、搾取というやつだ。
つまり、マルクス経済学によれば、資本家の利潤は労働者の一方的犠牲によって生み出されている。そして、マルクス経済学によれば、利潤(=搾取のゆるぎない証拠)は、市場における労働者の不利な状況によりもたらされる。
 というのは、頼るべき資産を持たない労働者は、自己の労働以外に何も市場で売るものをもたない。そのような、何ももたない労働者は、当然、労働を売ること(資本家の下で働くこと)によってしか生計を立てられない。もし、労働を売ることができなければ(失業すれば)生きていけない。
 そこで、資本家は労働者の足元を見、本来の取り分以下の賃金で労働者に労働を買い取る契約を提示する。労働者は、生きていくために仕方がなく、その賃金を受け入れざるを得ない。市場による自由な取引は、労働者に自己の取り分以下の賃金での契約を半強制する。(マルクス経済学──というよりも、ケインズ以前の経済学──の世界では、失業者は存在しない。なぜなら、労働者は失業したとたんに、飢えて死んでしまうからw)

 では、労働者が本来どおりの賃金を受け取るためには、どうすればよいか?
 答えは簡単だ。市場を否定し、世界から豚どもを駆逐すればよい。
 だが、ここで、問題が発生する。自分が一人で必要なものをすべて生産する自給自足経済よりも、社会的分業をおこない、各々が自分の専門とするものを生産する方が物質的には豊かである。市場におのおのが自己の専門的生産物を持ち込むことによって、社会的分業システムはなりたってきた。
 だが、市場を否定するということは、市場による財の分配システムを否定するということである。市場に変わる分配システムを考案しなければならない。
どうすればよいか?
 豚どもの代わりに、すべてを労働者が管理すればよいのだ。

 すべての生産の果実をいったん中央に集め、それを各労働者に平等に分配するという国家システムを作り上げれば、労働者は自分の労働の果実をすべて受け取ることができる。もちろん、その国家システムは、労働者自身が運営しなければならない。(で、まぁ、それができるのは前衛政党である共産党だけw)

 というわけで、マルクス経済学的というか、共産主義的な経済社会では、すべての経済部門が国家セクターの下に置かれる。民間企業などは存在せず、公企業しか存在しない。いってみれば、公共事業しかない世界になる。

.. 2008年03月18日 20:23   No.271008
++ イマダ ナナシ       
(2)ケインズ経済学
 ケインズ経済学では、市場における自由な取引の結果、労働者は自己の労働の成果をきちんと受け取っている。企業(資本家ではない)の利潤は、労働者の搾取が原因ではない。このへんは、ケインズが否定しようとした(現在も主流の)新古典派経済学も変わりない。(今の経済学では、資本家と労働者とう区分は存在しない。いまだに、資本家と労働者がどうのこうのとか書いてある経済学のテキストは、マルクス経済学の残党が書いた、胡散臭いテキストw)

 ケインズ経済学が問題とするのは、なぜ、失業が存在するかのメカニズムの解明である。

 そのメカニズムのキーとなるのが消費関数である。消費者の消費は、所得に影響される部分と所得に影響されない基礎部分から成り立っている。ケインズ経済学では、失業の原因を、経済全体の所得に影響されない基礎消費部分が低いためであると考える。

 失業を取り除くためには、どうすればよいか?
 公共事業をおこない、基礎消費を増やせばよいのである。不況期には、国債の発行をおこない、公共事業で基礎消費を増加する。不況期に発生した財政赤字は、好況期に緊縮的な財政を行い、補填すればよい。
 公共事業の内容は、何でもよいといえばなんでもよいのだが、できればインフラ整備に回したほうがよい。なぜならば、社会全体の生産性が増すからである。完全雇用、物価一定を想定した場合、生産性の高い方が国民所得(≒GDP)が高くなるからだ。(わが国の財政法では、財政赤字を補填する赤字国債の発行は禁止されている。だが、赤字国債の例外として、公共工事に関わる建設国債の発行が認められている。これは、上記の理由からである。)

 というわけで、ケインズ的、ニューディール的な公共事業は、理論的には所得の再分配思想無しにおこなわれるものである。現在の公共事業に、所得再分配機能がないわけではないが、それは、担税能力により税負担が決定されるという応能原則に基づいた累進課税制度のためである。もし、まったく所得に関係ないフラットな税制制度をおこなったとしても、ケインズ的な公共事業は成り立つ。

 ケインズ的世界観における所得再分配をあえていうとするならば、それは、現在と将来との間でおこなわれる再分配である。つまり、現在における直接的再分配を内容とする共産主義的な考え方とはまったくちがうのである。


 つーわけで、久方ぶりのレスをしてみた。
 (途中、言葉遣いが論文的なのは、仕様ですw)

.. 2008年03月18日 20:20   No.271010
++ HINAKA       
HINAKAです。

多足様。

えっと、基本的にこの問題は「日本は成功した共産主義国家だ!」という個人的な意見に対して、多足様が「全体主義なら分かるんですけど」と返されたことが始まりです。
で、なぜ自分が「日本は共産主義国家」だと言う意見を述べたのかという理由を、まァ専門的ではないにしても、おおよその枠組みで説明しました。

ですが、肝心なことは「共産主義も全体主義と言えるのではないか?」というか、そもそも近代国家の枠組み全てが、全体主義的であるという多足様の意見に異論無しという事でした。

まァ、狭義の意味では「全体主義とはファシズムの事」という点があるということは、確認させていただきましたが……。
その上で補完として、共産主義経済と近代日本の経済体制の類似点と思えるものを、上げておきました。ただここで致命的な、見落としがありました。

共産主義経済の原点には、全産業の公有化と私有財産を認めないという点が重要であり、それに対する言及が抜けていました。
実は、戦前戦後を通じて、日本の経済政策は資本主義でありながら、巧みにこの私有事業の国営化と私有財産の税という名の搾取を、続けている実績があります。
そもそも日本の市場経済が、国際的に認められたの近年のことで、極論すれば日本市場は長く国際的には、認められる水準に達していなかった(多分に、差別的な点もありますが、インサイダー取り引き等に見られる法の不整備など)。

これらの点がスッポリ抜けていたことは、自説の説明としては不充分であったと思います。

その上で、専門的な見解に対する、根本的な疑問なのですが、「全体主義の経済体制って、どんなものなの?」という素朴な問題が残ってています。
というか、近代国家の政治体制がすべからく全体主義的というのであれば、そもそもの経済問題の発端が意味を失うということに、今さらながら気が付きました。

ということで、議論のキッカケを作った当事者としては、実に不本意な結論しでしかない気がしますが、いかがでしょうか?

.. 2008年03月19日 04:29   No.271011
++ つかじ       
今回は正直「難しいので手が出せない・日本の事を何だかんだ言っても好きである」って理由で敢えて主義主張の意見はだしません。
まぁ一服の休憩と思って下さい。

何々主義だろうと、何国家であろうと。
「パンが無ぇならケーキ食え!」とポロっとKY発言しちゃったら国家崩壊の引き金とか。
どんなに豪華な大理石の豪邸を建て様が、引き連られてパーンと撃たれりゃそれで御仕舞い。

でも、結局は人間が変わるだけで急には何もかも変わらんよ〜。

地方云々に関しては。正直格差が広がったのは例のライオンの「地方への財源移譲」が大きな引き金だったかな?そのフォローとして、地方交付税のあり方を議論が十分じゃなかったのが致命的だったね。

まぁ何にしても「国家が何やろうと文句言うだけ」の国民なのだから平和だよねぇ〜。
だからと言って暴動を起こせって訳ではない。

.. 2008年03月19日 06:20   No.271012
++ イマダ ナナシ       
 うーん・・・。多足氏と似た様な感想だけれども、HINAKA氏は、はじめに結論を用意しておいて、それを証明しようと、聞きかじりの知識と印象論に基づいて断言した前提条件で、議論をおこなってるというように感じるんですよね・・・。

 HINAKA氏の「日本は成功した共産主義国家」であるという主張の証明の仕方も、どうも、

(1)共産主義は、全体主義に含まれる一概念である。
(2)日本は、全体主義国家である。
(3)全体主義の中に共産主義は含まれているので、日本は共産主義国家である。

 という、かなり無茶な論理で展開されてるし。
 たとえてみれば、

(A)女は、人間にふくまれる。
(B)男は、人間である。
(C)人間に女は含まれているので、女は男である。

 というかんじに無理な結論ですよ。




 で、「全体主義の経済体制って、どんなもの?」ということですが、「近代国家の政治体制がすべからく全体主義」というあたりで前提(あるいは、結論)についていけない疑問です。
 
 経済制度の構築は技術論的な側面があります。今、経済制度に対する古典的な対立軸を持ち出して、

 α)市場の自由に任しておいたほうが、保護のぬるま湯に浸かっているよりも、競争の結果、産業は成長する。したがって、一国全体の利益が増す=自由放任主義
 β)競争にさらさず、国家の保護により産業を育成したほうが、市場の自由に任していたよりも速やかに産業が成長する。つまり、自由放任主義より、一国全体の利益は増す。=保護主義

という、2者の経済体制を考えて見ましょう。
 どちらが正しいかはおいといて、共に、最終的には、全体の利益となるという結論を用意してます。で、あるから、保護主義も自由放任主義も、全体主義と呼ぶことは(適切な呼び方ではないが)できなくはない。できなくはないけれども、じゃあ、どちらも同じ経済体制かというと、そうではない。経済体制としては、まったくの別物なわけです。



 どうも、HINAKA氏と多足氏の意見を総合しちゃうと、あらゆる経済体制は、全体主義的なものであるから同一であるという誤った結論が出てしまう危惧があるので、突っ込んだわけです。

.. 2008年03月19日 15:27   No.271013
++ 多足       
登場を期待していたナナシ氏の出現により、話が専門的になってきていい感じであると同時に、用語面で少々問題も出てきたかな?
HINAKAさんの言う「全体主義とはファシズムの事」には賛同しかねるのです。自分の言う全体主義ってのはあくまでも「全体(国)の利益のためには個の利益は後回し」っていう考え方。これは国家にとって非常に都合が良い、指導者側から見れば理想的、というだけの話で、決して「近代国家の政治体制がすべからく全体主義」と思ってるわけでは… 無いとは言い切れない。しかしそれはあくまでも「統治の方法、結果」として、権益を中央が独占する、独占したい、という話でして、経済活動のシステム自体を指しての話ではないんですよ。自由市場体制だろうが、労働にのみ価値を見出すシステムだろうが、共産主義的な冨の配布だろうが、どんなシステムでも、結果的に一部の統治者・支配階級が安定して冨を得るようになってる、という話。支配階級に都合が良いように法律を整備し、被搾取側の不満をそらす方法を考え、印象操作を行う、というのが自分の考え。つまりこれって本来の意味での全体主義とも少々異なる、単なる独占欲の話です。それを行使する手段としての国家運営を指して「全体主義的」と言ってる。われながら極論だとは思いますが(苦笑)
この状況を打破する上で、「ニューディール」ってのを持ち出したわけでして、これは説明不足でしたね、すみません。ニューディ−ルって言葉に、再配分って意味合いがあるって話をどこぞで聞いてたその印象でポロっと書いてしまった感があり反省しております。
つまり何が言いたかったかというと、日本の場合都市部が儲かり地方が廃れる、という状況。ならば、都市部で儲かってる利益を一旦全国的に再配分してスタートし直した方が良いのでは? という話。これって地方交付金云々の話になってしまいますが、それよりももっと極端な、非現実的な話です。権益を平均化し、一旦全国に配分する。そっからまた競争なりなんなりすればよろしいっていうことです。基礎工業力や地方の産業特性、人口になどによりまた差は出てくるでしょうが、それは自然の状態に戻るようなものです。物価の高い都市部で頑張って儲けたのに、それが各地に持ってかれるのが嫌なら、物価の安い地方に行けばいいじゃねーかというだけのこと。その影響で倒産する企業や職を失う労働者のことを全然考えてない暴論でございます。しかし、その辺はもっと詳しく検討するとして、やってみる価値はあるんじゃないかと思うんですよ。
日本人に「日本の中心(地理的な話でなく)はどこか?」と聞けば皆東京と答えるでしょうが、アメリカならワシントンかニューヨークか、それとも??? と意見が分かれるんじゃないでしょうか。日本は東京に産業、行政すべてが集中し過ぎてる。それが非常に不安なのです。

.. 2008年03月24日 08:41   No.271014
++ 多足       
付記。ながらも結構重要な話なんでHINAKAさん、しっかり読んでください。失礼ながらちょっとキツ目です、スンマセン。
話の本筋以前に問題なのが、ナナシ氏が指摘するHINAKAさんの姿勢なわけです。つまり「はじめに結論を用意しておいて、それを証明しようと、聞きかじりの知識と印象論に基づいて断言した前提条件で、議論をおこなってる」という点。これがつかじさんが感じる不満の正体なんじゃないかと。自分も少なからず、いや、かなりそう感じてます。議論の中で年下の人間三人にこう思われる節が結構ある、ということを重く受け止めて欲しいのです、文章書きの人なんだし。
馬鹿マスコミがよく、専門家を連れてきて発言させ、マスコミにとって都合の良い部分だけ切り取ってマスコミ側の意見を補強する、ということが非常に多いです。それに近いんですよ。イージス艦のレーダーの話で、自分が何度も何度も訂正を求めたのは、HINAKAさんが考えてることを補強する意見として自分の見解が利用されるのが嫌だったからです。いや、レーダーの件に関しては疑問に答える、という形式だったから問題ないんですが、自衛隊の態度云々ではかなり酷かったんで。
議論ってのは、論理と論理をぶつけて双方の理を突き詰め、互いの理の長所短所から、理論的に納得できる落とし処を探ってこそ意味があるわけでして、ボールのぶつけ合いでは無いと考えてます。ボール投げあい、受け止めてくうちにボールの形が変わっていくってのが最も理想的かな、と。自分自身その理想形には程遠い自覚はあります。ボール投げても返ってこないって人が多い中、ちゃんと返してくれるHINAKAさんは大歓迎なんですよ。しばしば違うボールが返ってきますが(笑) しかし、ナナシ氏が指摘した違和感に関して、ちょっと振り返って考えていただけたら、と思ってます。
スンマセン、偉そうで(苦笑)

.. 2008年03月24日 08:58   No.271015
++ つかじ       
>HINAKAさんへ
え〜っとまずは質問。
この議論の結論てどうつけるのでしょうか?
ちょっと終わりが見えない。

また、HINAKAさんが共産党をご支持するのは良いのですが。仮にも日本は民主国家。
背景は何であれ、「日本は共産主義だ」と結論付けて言うのは御免被りたい。
僕は共産党が大嫌いです。日本の国防を軽んじて来た癖に、都合の良い時だけ顎で使う姿勢に納得が行かないからです。同様の理由で民主党も嫌い。

そもそも、日本は共産主義と冷戦構造に組み込まれていたし、共産主義者共に酷い目に合わされても来た。(僕の身内はシベリア抑留者)
やはり、例え構造が「そう見えようと」「共産だと断言」されるのは良く思えません。

また、イマダさんが指摘された点は非常に的を得た物と思います。それが前回の僕のレスの答えとさせて頂きます。ある意味これで問題は解決へと向かって行くと願っています。

>多足さんへ
先にカキコされてある、「地方への分配」「日本の中心は東京」の意見に賛同です。
この分配に関してはつい最近でも「東京・大阪」両知事のコメントがありましたね。でも、必要な事でもあると思います。実際、東京と地方では生活レベルが違い過ぎます。特に物価!これは致命的かと思われます。
(ちなみに地元駐車場、5百円24時間)

また「中心」では、軍事的にも狙われ易い環境ですね。一発で終わり。ジャブローも目立ち過ぎる拠点だから狙われたしね!
今の所の候補としては「那須」「岐阜」ですかね?

.. 2008年03月26日 06:57   No.271016
++ 多足       
う〜む、結論かあ。
「日本が共産主義国家か否か?」がスタートであるならば、賛成1、反対3って感じになってるんで、その反対意見3に対して賛成意見1の方が納得できるかどうか、というのが結論… と見るのもちと短絡的、というか二者択一ってのはあまり好きじゃない。
ちなみに、日本が共産主義か否かを論ずる上で、個人的には民主主義かどーかは関係ないと考えてます。共産党政権は基本的に一党独裁で党内で決まった偉いサンが権力振るい続けてますが、政治概念としての共産主義ってのは、別に民主主義に反するものでもないというのが自分の考えです。民主的な選挙で選ばれた役員による共産主義も、理論的には可能なんだと思ってますが、それが現実として無いってのは… 共産主義のシステム的にやっぱ何か大きな矛盾があるってことかなあ?

地方云々に関しては… いっそのこと地方分権スレでも立ち上げますか?(笑)

.. 2008年03月26日 09:32   No.271017
++ つかじ       
>多足さんへ
なる程、今回はちょっと僕の勇み足もあった感がありますかな?

ちょっと個人色だしちゃったか。だとしたらスマソですね。でも、やはり日本を赤とされるのは嫌だな。
ちなみに「某とっつぁん」は熱狂的な共産党支持者だそうで(汗)

所で「台湾」国民党が取りましたね。まぁ殆ど自滅に近い陳政権の後では辛過ぎましたね。
個人的には台湾の軍事がどうなるかが不安。
米国がどうでるのかが注目ですね。

前にもカキコしましたが、台湾は「若者は台湾を重視しつつも、中国との争いはごめん」。
「お歳よりは、台湾は台湾と認めつつも中国の懐かしさは消えない。でも中国は怖い」との事。
まぁどっちにしろ、もう「台湾」と言う地域自体は何らかの形で「独立」か「自治州」で決まりでしょう。「合併」となると流石に米国・欧州が黙っていない。この辺りは武器供与や中国海軍の進出限界点の拡大・政治バランスで一悶着あるでしょう!!って言うか約10年程前にも前にも合ったしね〜。

.. 2008年03月26日 10:35   No.271018
++ 多足       
台湾も韓国も、あとアメリカはどうなるか? とにかく、政権交代が現実的に起こりうる政治体系は羨ましいですねえ。日本は… 野党に腐れ野党根性が染み付き過ぎてるからなあ。
ハァ… 民主党にはがっかりだよ。

で、台湾。
現状維持、というのがホント現実的なんですが、それだと長期的戦略といえるかどうか。いつまでも、今の情勢が続くわけではないから、統一なり独立なり自治州なり、目標を決めとかないと厄介ですね。
個人的になって欲しい状態ってのは中国共産党の支配力低下による大陸での分裂、それに伴った台湾の独立なんですが、世界的な影響が凄いことになりそうだ(笑)

.. 2008年03月27日 11:53   No.271019

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