原発推進法の下 2024年再稼働ラッシュを全国の力で止めよう | 東海第二原発 防潮堤施工不良の隠ぺいが発覚! | 2024年7月7−8日第8回『福島を忘れない全国シンポジウム・ | 現地視察』開催 | 「原発やめようニュース」No46の紹介 └──── 反原発自治体議員・市民連盟 A4判4頁の「原発やめようニュース」No46が、12月に発行されました。 見出しなどを紹介します。 ◎原発推進法の下 2024年再稼働ラッシュを全国の力で止めよう ・再稼働を急ぐあまり安全対策がなおざりに ・使用済み核燃料の行き場がないことが判明 ・第8回『福島を忘れない全国シンポジウム7月7−8日開催 ◎東海第二原発 防潮堤施工不良の隠ぺいが発覚! ・東海第二防潮堤工事の施工不良が発覚 ・施工不良を隠したまま村議会で請願審議 ・規制委と茨城県が施工不良の隠ぺいを容認 ◎柏崎刈羽原発をめぐる闘いの現状 … 新潟市議会議員 中山均 (10.22集会に寄せられたメッセージから引用) ◎「使用済み核燃料の行き場はないぞ!」 10.22全国集会 10.21討論集会報告 12・3関西電力包囲1万人集会の成功を 連盟関西ブロック 橋田秀美 ・10.22全国集会in大阪に500名参加 ・10.21全国集会前夜討論集会in京都 ◎11月1日日本原電に東海第二の再稼働中止、 東京電力に汚染水放出やめろと申し入れ ◎県民投票に5万290人のYes!!あの鹿児島で! 鹿児島市議会議員 野口英一郎 ◎来年7月7−8日第8回『福島を忘れない全国シンポジウム・ 現地視察』開催 ※「反原発自治体議員・市民連盟」 お問い合わせ TEL FAX 03-5963-0311
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.. 2023年12月07日 06:36 No.2915001
++ 柳田 真 (社長)…850回
東京に一番近い原発に重大な工事不良・欠陥の内部告発 | 東海第二原発 防潮堤の欠陥を隠す会社…東海村議会に説明せず | JR御茶ノ水駅2ヵ所で、リレートーク、ビラ配布、横断幕 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表) ◎東京に一番近い原発である東海第二原発(110万kw、福島と同じふっと う水型)。 来年(2024年)9月の再稼働(予定)に反対して、第10波一斉行動が各地 で取り組まれています。その一環でたんぽぽ舎も、12月10日(日)15時(実 際には5分早く開始できた)より16時15分の1時間20分の行動を、JR御 茶ノ水駅お茶の水橋口と聖橋口の2ヵ所で12名の参加でおこないました。 (第1波一斉行動は、2021年9月。3ヵ月に1回の実施) 準備したのは2種類のビラ。1つは新しい「防潮堤欠陥工事」ビラと 原電本店・東電本店抗議行動案内ビラのセット、プラス「女の子」ビラ。 大型ハンドマイク2台、横断幕6枚、のぼり旗4本、署名板2枚、 カンパ箱2つ等々を用意しました。 ◎東海第二原発防潮堤の重大な欠陥を具体的に指摘した新しいビラ(カ ラーA4判両面)を武器にして、リレートークで訴えました。 日曜日の午後で人通りは多くありませんでしたが、通行人の反応はマ アマアでした。スピーカーの声はよくひびきました。ほとんどの通行人 に届いたと思います。数百人×2ヵ所=1000人以上。ビラの受け取りも 多くはありませんでしたが合計で145組(防潮堤ビラ120組、「女の子」 ビラ25組)配布できました。 カンパ箱には、2人の方が「気持ちだけ」とワンコインを入れてくれ ました。2人ほどの方から「がんばって下さい」と激励の言葉をいただ きました。(そうだ、私たちも共感するビラを人から受け取ったとき、 今後は、ひと声かけるべきだと感じました) ◎足の治療中にもかかわらず参加してくれた千葉市のたんぽぽ舎の会員( 昔からの)の方が1時間ほどで「すみません」と言いつつ、早退されたの で、集合写真には参加できませんでした。(千代田区からの参加者も1人 早退されました)
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.. 2023年12月12日 04:53 No.2915002
++ 木原壯林 (社長)…260回
報告とお礼 | 12.3「とめよう!原発依存社会への暴走1万人集会− | うごかすな老朽原発」に1600人 | 「使用済み核燃料の行き場はないぞ!」「老朽原発うごかすな!」 | 「放射能汚染水を流すな!」 └──── 木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会) ◎ 5月末から半年以上をかけて準備した「12.3とめよう!原発依存社 会への暴走1万人集会−うごかすな老朽原発」(大阪市内うつぼ公園) には、1万人の結集を期待したものの、ご参加は1600人にとどまりました。 参加者数については、やや無念ですが、希望も沢山ありました。 まず、福井から近年には珍しく約70人の参加があり、名古屋から27 人、首都圏などの全国から合計約150人が参加され、20の核施設立地から のメッセージも頂きました。 ◎ 運動の全国的広がりは、特筆すべきものであり、全国的な反原発運 動の爆発につながる種火になったと言えます。 また、いろいろな制約を乗り越えて、原発を課題にした一点共闘も生 まれたことは、幅広い政党の代表の参加やメッセージの寄稿、様々な労 働団体、市民運動団体の連帯挨拶などから、また、集会会場に多数・多 様な団体の旗、幟が林立していたことからも見て取れます。 ただし、これらの団体の内、組織的な結集を呼び掛けて下さったとこ ろは、一部にとどまりました。 「老朽原発うごかすな!実行委員会」のような市民団体が、行動を呼 びかけることのメリット(利点)とリミット(限界)を物語っています。 この課題をどう乗り越えるのか、乗り越えられないのかが今度の課題 です。 ◎ 課題は山積ながらも、12.3「1万人集会」では、いま多くの人々の 共感を得ている3つの課題 「使用済み核燃料の行き場はないぞ!」 「老朽原発うごかすな!」 「放射能汚染水を流すな!」 を前面に押し立てて、民意を無視して「原発依存社会」に向かって暴走 する岸田政権とその尖兵・関西電力の無謀を糾弾し、原発全廃の大きな うねりの端緒を開くことができました。 12.3集会に、ご支援、ご参加を頂きました皆さん、ありがとうござい ました。 なお、臨場感あふれる集会の模様や発言内容は「STOP原子力 ★関電包囲行動」の「たぬき御膳」さんに配信いただいています。
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.. 2023年12月15日 04:59 No.2915003
++ 柳田真 (部長)…208回
東海村・村議会へ訴えました | 12月14日議会事務局へFaxしました | 防潮堤工事で不良・不具合。まわりの人はとても心配です。 | 「慎重な議論を望みます。「拙速な結論の強行」はさけて− | 村議会のみなさまへおねがい └──── 柳田真(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会世話人・ たんぽぽ舎共同代表) 防潮堤工事で不良・不具合。まわりの人はとても心配です。 「慎重な議論を望みます。「拙速な結論の強行」はさけて− 村議会のみなさまへおねがい 1.千葉市若葉区に40年余居住する柳田真と申します。 知人が東海村に住んでいます。時折話します。 私は東海第二原発の再稼働の動きに関心を持っています。12年前の 東電福島原発の事故−放射能もれの事故を心配し、かなり老朽化した 東海第二原発が心配です。 2.大事な防潮堤工事で不良事故が見つかりました。 原電の発表ではなく、工事従事者からの内部告発という異常さです。 4〜6ヶ月後の発表は隠ぺいを疑わせます。みんな心配しています。 3.実は、原電は関西(福井県内)での原発建設で規制委員会から きびしく問われています。(同封12月4日東京新聞参照※)。あるイミ 信用できない会社と思われています。事実、原電本社(東京)も規制 委員会から、1度ならず疑われ本社が調べられています.そういうマイ ナスイメージの事実があり、その上で今回の防潮堤の不良工事です。 原電は正直に全体像をわかりやすく報告していると思えません。 4.こう言う事実があるとき、又、東海村の避難計画が不十分なとき、 村議会が急いで、対立する片方の意見を採用するのは賢明ではありません。 不良工事の全体像をつかんだあとで、じっくり議論して、慎重に決めて 下さい。拙速を避けて下さい。 “民主主義の学校”−村議会と村議の皆さんの良識を信じています。 多くの人がこの件に注目し、注視しています。 2023年12月14日 柳田真 ※◆ 敦賀原発2号機審査また停滞 原電 主張にほころび
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.. 2023年12月17日 07:42 No.2915004
++ 柳田真 (部長)…209回
地質データの不適切な書き換えで中断していた日本原子力発電(原電)敦賀原 発2号機(福井県)について、原子力規制委員会は新規制基準に適合するかどうか の審査を再開したが、またも滞り始めた。原電の説明が科学的根拠に乏しく、肝 心の断層を巡る議論では自らの主張にほころびが出る事態に陥った。 審査の一つ目の焦点は、原子炉建屋近くにある「K断層」が活断層かどうか。新 規制基準は、約12万〜13万年前の後期更新世以降の活動を否定できない断層を、 活断層と定義。活動時期がキーポイントになる。 この点を議論した11月10日の規制委の会合で、原電が矛盾した説明を展開し、 規制委事務局の担当者を困惑させた。 (後略) (12月4日東京新聞「核心」より抜粋) ※詳細は (本文は同じです) 12月4日メールマガジンで紹介済み https://www.tokyo-np.co.jp/article/293775 Webの題は「何が言いたいのか分からない」敦賀原発2号機の再開審査で規制 委を呆れさせた、原電の支離滅裂な説明
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.. 2023年12月17日 07:52 No.2915005
++ 山崎久隆 (社長)…1602回
稼働中原発は8基…大飯3、4、高浜1、2、 | 伊方3、川内1、2、玄海4(大飯、高浜は関西電力、 | 伊方は四国電力、川内、玄海は九州電力) | 関西電力は日本で最も古い高浜1号に続き2号を再稼働させた | 2023年12月18日現在の原発稼働状況 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表) 電力会社 号 機 状 態 運転開始日 停止日 出力(万kW) 関西電力 美浜3 定検中 2023.10.25 82.6 大飯3 運転中 2022.12.18 118 大飯4 運転中 2023.10.27 118 高浜1 運転中 2023.07.29 82.6 高浜2 運転中 2023.09.16 82.6 高浜3 定検中 2023.09.18 87 高浜4 定検中 2023.12.16 87 四国電力 伊方3 運転中 2023.05.24 89 九州電力 玄海3 定検中 2023.11.10 118 玄海4 運転中 2023.02.07 118 川内1 運転中 2023.04.26 89 川内2 運転中 2023.08.15 89 合 計 12基 運転中8基 停止中4基 786.2/1160.8 *高浜4号が定検入り。 *運転開始日は営業運転開始の日なので原子炉起動の日とは 一月程度違いがある。 *運転可能な12基の原発のうち稼働中は8基(67%)、 その出力は1160.8万kWに対して786.2万kW(68%)。
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.. 2023年12月19日 17:22 No.2915006
++ 佐藤大介 (小学校中学年)…18回
2023反核アジアフォーラム、盛況 | ・原発輸出に血眼の韓国は加害者 | ・老朽原発と核廃棄場のない釜山へ…など | 12/20発行「ノーニュークス・アジアフォーラム通信185号」 └──── 佐藤大介(ノーニュークス・アジアフォーラム) 通信185号もくじの紹介 ・各国の反原発運動に対する理解の幅を広げた国際交流 —2023反核アジアフォーラム、盛況— (ヨン・ソンロク) ・「今回のフォーラムは感動とインスピレーションの源」 (エミリー・ファハルド) ・「脱核を成し遂げよう」 (佐藤大介・小原つなき) ・原発輸出に血眼の韓国は加害者 (イ・ホンソク) ・核を越えて、平和のアジアのための青年活動家交流会 (コン・ヘウォン) ・老朽原発と核廃棄場のない釜山へ (ミン・ウンジュ) ・霊光ハンビッ1・2号機の寿命延長に反対する (小原つなき) ・2023 NNAF釜山声明 「アジアの人々が連帯して核汚染水の海洋 投棄に抗議し、核を超えて、生命と平和の世界へ」 ・2023 NNAF共同声明 「核を越えて、生命と平和のアジアへ!」 ・原発事故12年目の避難指示エリア〜抵抗する人びと(豊田直巳) ・「脱核アジア連帯30年」「韓国でNNAF第20回フォーラム」 ・33年、未だに終結しない、オンカラック研究炉建設計画 ・柏崎刈羽原発再稼働 もってのほか! (小木曽茂子) ・女川原発再稼働差止訴訟控訴審 (日野正美) ・上関町民を苦しめ続ける中国電力を許さない (渡田正弘) ・「原発のないふるさと」を語り継ぐことの大切さ (山中幸子) ・東海第二原発の再稼働を許さない11.18首都圏大集会 (小山芳樹) ・「12.3とめよう!原発依存社会への暴走 1万人集会」に全国から結集、 暴走止めよう!と誓った (橋田秀美) ノーニュークス・アジアフォーラム通信は、 年6回発行。購読料:年2000円。(185号 12月20日発行、B5判 32頁) 見本誌を無料で送ります。 連絡ください → sdaisuke@rice.ocn.ne.jp
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.. 2023年12月19日 17:28 No.2915007
++ 荒木福則 (中学生)…46回
東京エリアの需給逼迫は今後、ない | 柏崎刈羽原発6、7号機と東海第二原発を再稼働する | 必要は何もない (上) | 政府は両原発の再稼働をしたいがゆえに意図して「東京エリア」の | 「電力供給予備率」を、安全予備率ぎりぎりの3%にした └──── 荒木福則(神奈川県横浜市在住) ◎ 10月2日の朝日新聞の読者欄で、「これまで電力逼迫が原子力発電 が必要な理由に使われて来た。しかし、今夏がこんな猛暑でも大丈夫な ら、原子力の必要性はあるのだろうか疑問だ。本当のことを知りたい。」 という神奈川県70代男性の投稿を読んだ。 ◎ 政府の行う「電力需給見通し」において、10年に1回程度の厳気象 における最大電力需要の想定値を「厳気象H1需要」という。これで供 給力を除し「想定の電力供給予備率」(100%を超過した部分、以下「予 備率」という)を算定する。 この予備率が、需要の短期的変動(1時間以内)に備えて安全予備率3 %を下回らないよう、管理している。「厳気象H1需要」は夏季は「猛 暑H1需要」、冬季は「厳寒H1需要」という。 ◎ 今夏の予備率は、3月に、他の9電力エリアが十分、余裕がある中 で、「東京エリアのみが3.0%で安全予備率ぎりぎりなので予断を許さ ない。」として予備率4%を目指し(東京エリアの予備率1%は60万 kw)、追加供給力を公募した。 5月には、火力発電1機の応募と一部電源の補修期間の延長との相殺 で3.1%だった。今夏の「猛暑H1需要」は前年の「猛暑H1需要」に 比べ179万kwhもの過去、最大の上方修正が行>なわれていた。 「東京エリア」の夏季の最大需要の過去7年の実績は、2017年 5,380万kwh、2018年 5, 653万kwh、2019年 5,543万kwh、2020年 5,604 万kwh、2021年 5,665万kwh、 2022年 5,930万kwh、2023年 5,525万>kwh。 同じく「猛暑H1需要」は、2017年 5,550万kwh、 2018年 5,637万 kwh、2019年 5,671万kwh、2020年 5,653万kwh、2021年 5,660万kwh 、 2022年 5,752万kwh、2023年 5,931万kwh。
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.. 2023年12月20日 05:32 No.2915008
++ 荒木福則 (中学生)…47回
◎ 前年(2022年)の夏季の最大需要実績は5,930万kwhで、最高気温は 猛暑H1想定気温を下回ったにもかかわらず「猛暑H1需要」を178万 kwh、前年(2021年)の実績を265万kwhと大きく上回った。 この高い前年実績を1万kwhだけ乗せ、増加要因の説明も曖昧なまま、 今夏の「猛暑H1需要」に用いた。 そして、結果は、史上最も猛暑にかかわらず、最大需要は5,525万kwh で、想定の「猛暑H1需要」の5,931万kwhを406万kwh大きく下回った。 2018年から2021年の4年間の5,600万kwh前後の水準に戻った。節電要 請は出ていた。電力の余っている他の電力エリアからの電力融通は実施 しなかった。 ◎ 次に供給の方だが、3月の公募に応募し落札した火力発電1機は、 広野石油火力2号機60万kwだった。政府が、無くなったものとして隠し て来た東京エリアの石油火力の1機だ。 東京電力と中部電力の火力発電部門を統合したJERAの石油火力の 全て15機、1,005万kwは、2020年4月までに長期計画停止に入り、その 後、必要に応じ再稼働できるように維持管理は続けていたが、政府は全 て無くなったものとして、ここ数年の需給逼迫に際しても一機たりとも 再稼働させなかった。 その後、大井石油火力3機105万kwを2022年3月に、鹿島石油火力6機 440万kwを2023年3月に廃止し、広野石油火力4機320万kwと、中部電力 管内の渥美石油火力2機、140万kwだけになっていた。カーボンニュート ラルや、石油燃料の高価格があっても、需給上の必要を差し置いて石油 火力を排斥して良いわけがない。 ◎ 広野石油火力2号機を募集した方法は、東電パワーグリッドが実施 した「KW公募」だった。「KW公募」とは翌日、需給逼迫が見込まれ る場合のみ出力供出に備えておくというものだ。 この公募において非落札になった電源もあった。 隠していた広野石油火力2号機を突然、使ったのは、安全予備率ぎり ぎりの3%を公募後も変えないために、コントロールし易いので、背に 腹は代えられなかったのだろう。(下)に続く
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.. 2023年12月20日 05:42 No.2915009
++ 荒木福則 (中学生)…48回
東京エリアの電力需給逼迫は今後、ない | 柏崎刈羽原発6、7号機と東海第二原発を再稼働する | 必要は何もない (下) | 政府は両原発の再稼働の邪魔になる「東京エリア」の13機あった | 石油火力を1機を残し廃止した | 太陽光発電は必要な時に発電し電力需給への貢献は大きい └──── 荒木福則(神奈川県横浜市在住) ◎ そして、10月に、広野石油火力の残りの1号機(60万kw)、3号機 (100万kw)、4号機(100万kw) を廃止した。 この直前に、JERAの石油火力は全てなくなったと昨年6月に報道 させた朝日新聞に、「今夏は石油火力でカバーしたが、今後、高経年の 石油火力は問題はある。」と報道させていた。 廃止した広野石油火力の3号機、4号機の経年数は、稼働した2号 機(43年)より若い、それぞれ、34年、28年だ。 ◎ GX推進法を強引に通し、女川原発2号機とともにBWR原発再稼 働の最初の関門である、東京電力の柏崎刈羽原発6、7号機と東海第二 原発の再稼働を何としてでもしたい政府は、東京エリアの今夏の予備率 を、意図して安全予備率ぎりぎりの3%にした。 予備率算定の分母は高い前年実績を当て込み、分子の供給力は隠して いた広野石油火力2号機を帳尻合わせに公募した。 そして、石油火力が供給力として公然となったからには、今後、両原 発の再稼働の邪魔になる広野石油火力1号機と3号機、4号機、計260 万kw、予備率にして4.3%を容量市場の道をも閉ざし廃止した。 ◎ 「厳気象H1需要」や前年実績から実績が大きく下げたのは前年の 冬季(2023年1月)の実績5,179万kwhからだ。電気料金の値上げも あって、省エネと節電が構造的なものとして定着しつつある。 10月に発表された東京エリアの「今冬の需給見通し」は、「厳寒H1 需要」は5,473万kwhで、前年(2023年1月)の「厳寒H1需要」を30万 kwh、上方修正し、前年実績(2023年1月)を何と294万kwhも上回る。 広野石油火力2号機は稼働しない。予備率は4%以上となり、節電要 請は出さないということだ。 今後、電力需給逼迫は無い。
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.. 2023年12月21日 06:41 No.2915010
++ 荒木福則 (中学生)…49回
◎ 今後、電力需給逼迫は無いことを更に裏付けるために、太陽光発電 が今夏の「東京エリア」の供給に果たした役割を述べる。 予備率に算入する太陽光発電の想定の発電量(以下、「想定供給量」 という)は電力広域的運営推進機関が確率論的に計算した「火力等の安 定電源代替価値」から、エリア別、月別に毎時一定の係数を決め、設備 能力に乗じて算定している。 東京エリアの係数は年間平均が10%で、7月は23%だ。7月の「想定 供給量」は414万kwh(1,800万kwh×0.23)だった。 ◎ 最大電力需要の時、7月18日14時は800万kwh発電した。同日の太陽光 発電ピーク時(11時)の発電量は1,500万kwh(設備容量1,800万kwの約8 割)だった。 「想定供給量」を、最大需要時に386万kwh、太陽光発電ピーク時に 1,086万kwh、上回った。 太陽光発電の自家消費がピーク時に200万kwh有り、これが、供給量に も需要量にもカウントされず、節電になっている。 太陽光ピーク時の発電割合は、自家消費の節電分を含めて31%((1500 +200)÷(5,525+200))だった。 ◎ 太陽光発電の「想定供給量」を超える発電量は、揚水発電の汲み上 げ、火力発電の出力低下で需給対応した。 公募に落札した広野石油火力2号機は、その発電能力60万kw相当の、 太陽光発電の「想定供給量」を超える発電量を、燃料ミニマムで殆ど待 機するだけで供給力として生かした。 東京エリアの企業が持つ2,000万kwの自家発電を太陽光発電の調整に用 いる政府からの要請は無かった。 ◎ 414万kwhの「想定供給量」が天候が悪く、減少したり無くなった時 の逼迫の恐れに関しては、夏は、太陽光発電の出力が、曇天や雨天で伸 びない場合は、気温もそれほど上がらず電力需要も伸びない。 つまり、太陽光発電の出力と電力需要の間には強い「正の相関」があ り、夏季は「想定供給量」が減少しても逼迫の心配はない。 冬季においては、太陽光発電の出力と電力需要の間には負の相関が ある。
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.. 2023年12月21日 06:47 No.2915011
++ 荒木福則 (高校生)…50回
しかし、冬は夏の6割ぐらいしか発電しないことと、最大電力需要の 時は曇天や雨天であることを織り込み、冬の「想定供給量」の係数は 数%しかなく、想定供給量が減少して逼迫する心配は無い。 「今冬の需給見通し」における「想定供給量」は、僅かに1月は59 万kwh(1,800万kwの 3.3%)、2月は9万kwh(1,800万kwの 0.5%)だ。 ◎ 原発が夜も無駄に発電するのに対し、太陽光発電は電気の必要な時 に発電し、需給への貢献は大きい。 太陽光発電をフルに生かし抑制を減らすことが重要になる。 蓄電池の普及やデマンドレスポンスの他に、電気自動車には太陽光電 気を電力系統を介さず直接、給電することが肝要になる。 電気は十分足りている。原子力の必要性はない。他の9電力エリアだ けでなく、東京エリアも需給逼迫は今後、ない。 柏崎刈羽原発6、7号機と東海第二原発を再稼働する必要は何もない。
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.. 2023年12月21日 06:53 No.2915012