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9/18「民をだまし大地と海を汚した東電と国の責任を問う」 | 井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第30回口頭弁論報告 | 次回公判は2025年2月5日(水)、判決公判は、2025年7月30日(水) └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎)
◎ 9月18日(水)9時30分に東京地裁正門前にて傍聴前小集会に参加 し、10時過ぎに103号法廷に入りました。 前3回と同様原告席には井戸川さんが一人だけで座っておりました。 傍聴席は徐々に増えて80人くらいになりました。 被告席には東電・国側弁護士が10人位いました。 前回は井戸川さんが30分の陳述を認めてもらい、第36-2, 37-1,2, 38,39準備書面の骨子を説明しました。 被告が提出した準備書面等の主張に全面的に反論するもので、井戸川 さんの提出予定書面はほぼ終了です。
◎ 本日は午前中の原告側証人尋問と、午後の本人尋問でした。 原告側の証人の井上さんは事故当時は社会福祉協議会の事務局長で、 2011年4月から2013年3月まで埼玉県加須市の双葉町仮役場で副町長を 務めました。 主尋問は井戸川さんの質問で40分、反対尋問は国と東電それぞれ15分 でした。
◎ 井戸川さんの質問に対する井上証人の返答の主なものは下記のとお りです。 「 原子力災害訓練で行われたような国からの避難指示はなく3月12 日に町の避難指示放送があったので、利用者・職員と川俣町に避難し た。要介護者53人を2階から車いすを抱えておろした。 重度の要介護者は双葉高校のグランドに運びヘリコプターに乗せた。 何の事故情報・放射能情報もなかったので、職員も利用者もみな放射 能を浴びた。3月13日川俣町で検査官の指示でスクリーニング検査した。 指示により顔・手を何度も洗ったが放射能は落ちなかった(針が降り 切れて測定できなかった) 後日、髪の毛、体毛が薄くなった。髪の毛は戻ったが、体毛は戻らな い。体がだるく、いらいらし、できものが出来たり、目が悪くなった。 皮膚科や内科に通院したが、東電からお詫びの言葉は無かった。 今後の健康悪化を心配している。賠償してほしい。酷い被ばくをした 上に、友を失い故郷を失った。 6月17日の最高裁判決を聞いた時は信じられなかった。 」
.. 2024年09月28日 08:30 No.3101008
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