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題名「ラストイニング」※野球です。 ―――真昼の澄んだ空から照りつける太陽の下で 俺は、高校人生最後のイニングを終えようとしていた。――― 2005年8月23日、俺はいつものように監督の厳しい練習に明け暮れていた。「あっちいな・・・。」 そう呟いた時、「はい、これ。」と、誰かが、 スポーツドリンクを差し出した。 「すまねぇな・・・。」 こいつの名前は、葛木 良子、俺の幼馴染だ。 「たっくん、いつも練習頑張ってるからね。」 俺の名前は、高木 拓郎。修堂学院の3年生、 ピッチャーをやっている。 「てか、そのたっくんてのやめろって何回も言ってるだろ。」「だって、拓郎って堅苦しいんだもん。」こいつに言っても無駄のようだ。 「よし、全員集まれ!!」と奥の方から、監督の声がした。 「やべっ、行かなきゃ・・・。じゃあな。」 「うん。」・・・、これが、俺たちの最後の会話となった。 監督の話を聞いた後、部室に戻ると、急に雨が振り出した。「おいおい、明後日は最終決戦だぞ・・・、大丈夫か?」一人の部員が言った。 「まあ、大丈夫だろ。」となんとなく返した。 俺は、すぐに家に帰り、少し体を休めた。 そのあと、ご飯を食べようと、椅子に座ろうとした時、玄関がドン!!と開いた。 ドタドタと走ってくる音がした。 ガチャ、「拓郎!!」母が息を荒くしながらいった。 「どうしたんだよ・・・、そんなにあわてて。」 「良子ちゃんが、交通事故にあったって!!」 「・・・え?」頭が真っ白になった。 その後、俺は病院にに向かった。しかし、時はすでに遅かった。 俺が病室に入ったときには、もう・・・。 「おい、嘘だろ・・・、なんとか言えよ!!! なあ!!」 いくら声をかけても返事はなかった。 その時、神様のいたずらなのか、雨はやんだ。 俺は、こう思わずにはいれなかった。 (俺は、必ず優勝して、お前にトロフィーを 渡してやる!!) 俺は心にそう誓った。 ―――第1章完―――評価お願いします。 ALL>
.. 2010年03月24日 18:35 No.2596010
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