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題名にもこだわりを持ってます(笑 というわけで、月光神羅の始まりです!! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「うおぉ!流星光剣っ!!」 空まで響くような声に続くように何かが割れるような音も響いてきた。 そんな大きな声を出していたのは誰か?流星族の王、セイガだ。 「あ〜らセイガ、また剣の修行?」 木からひょっこりと顔を出した少女、セイナはセイガにそう尋ねた。 「そりゃそうさ。そうでもしないと腕が鈍っちまうからな。」 そう言うとセイナは「ふぅん。」と言いその場に座った。 「そういえば、最近空が暗いね・・・。」 セイナはそう呟いた。聞こえにくいような声で・・・しかしセイガはそれが聞こえたようで、「そうだな」とやはり小さな声で呟いた。 さて、とセイガが言い、剣を振ろうとしたその時、ポケットに入っていたレシーバーが鳴った。 「あら?依頼かしら・・・?」 セイナがそういって、セイガのポケットからレシーバーを出した。 依頼と言うのは、最近暗黒雲のような物のせいで原生モンスターが凶暴化、田畑を荒らしているので何とかして欲しい。と言う老住民の頼みを代わりにやる。というものだ。 「ああ。場所は・・・此処から近くか。」 レシーバーには依頼人の家の場所が書いてあるため、すぐ出動できる様にしてある。 セイガは腰についている鞘に剣を収めると、木を伝ってその家に向かった。 ☆ 「何だよこれ・・・・」 セイガが呟くのも当たり前だ。 原生モンスターの仕業で、畑の半分以上が荒らされていた。 モンスターは今もまだ田畑を荒らし続けている。それを見て、セイガは剣を構え、空へ掲げ、魔術を放った。 「スターフラッシュ!!」 スターフラッシュは魔術の中でも最初級のもので、誰でも使うことができるものだが、敵にダメージを与えるというよりも、敵の目線をこちらに向けると言う術である。 セイガの放った光に反応し、モンスターが振り向く。その目は邪悪な力を持ったかのように赤かった。 「こっちだ!!」 セイガは走り出し、敵を広場まで引き寄せることにした。
(220.213.108.253).. 2007年02月05日 18:36 No.177001
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