|
コウガ氏がこないことに思い当たる事があるので今回は私だけでいってしまいますね。テーマを変更して、これまでの交星族編を大雑把に振り返るという話でいきます。
第1部 ここは、神界の最下層部。『死皇帝』の異名を持つアザガーストが、ここで歴史を見ていた。紅蓮龍騎にまつわるものが中心である。しかし、何を思ったか、交星族の始まりから振り返ることにしたようだ。 「・・・交星族序章、神器戦乱・・・」
アザガーストが呟いた『神器戦乱』とは、この物語の発端ともいえるかもしれない一番最初の戦乱である。今のトラルーの存在が本物か偽物かうやむやになってはいるものの、この戦乱があったからこそ今の交星族があるといっても過言ではない事だけは確かである。 全てを切り裂くとまでいわれるスターセイバー、そのスターセイバーすらも防ぎきるコスモテクター、様々な物質を消し去るアストロブラスター、そしてそれらを身に纏うレジェンドマスター。彼の存在がこの戦乱の最大の要因である。戦いは本物のレジェンドマスターが勝利した。後ほど、トラルーは心を入れ替えて初代交星族リーダーになり、長い間一族を引っ張ることになる。 さて、それでは本物のレジェンドマスターとその仲間であるネオ・クリストフェルドはどうしているのか気になっている者もいるだろう。彼らは戦争終結後、トラルーがリーダーになるまで交星族をまとめ、この戦乱を民の記憶から消さない為とその後の戦争を早期終結させる為に三大神器の量産を試みた。その結果、なんとかそれぞれ1つずつ制作することができたものの、量産までには至らなかった。 三大神器に秘められた真価は今も尚凄まじい力であると評価されており、その真価を量産することはいかなる科学者や技術者でも不可能だったのだ。結局、レジェンドマスターは三大神器の量産を断念。唯一開発できたレプリカには、それぞれスレッジ・ゲシュマイディッヒ・バリアントと名付けた。そして、それらには『トリプルL』という総称を与えられた後交星族の技術者達の手に渡り、幾年もの時を経てトラルーに委ねられた。 この神器戦乱から早くも1500年もの時が流れ、1200年前にレジェンドマスターとネオ・クリストフェルドはこの世を去った。彼らはトラルーらのような永遠の命を持って生まれた精霊や機獣ではなく、純粋な人間だったのであった。それでも300年以上生きるというのは通常ではあり得ない話。彼らもまた交星族の一員であったことが長寿の理由なのだろう。現在、『トリプルL』は交星地域の最下層部にある地底湖の中で眠っている。そして本物の三大神器はその地底湖の底の扉から行ける地底神殿の最奥部にまつられている。これらが目覚める時、世界は再び神懸かり的な力を目撃することになるだろう・・・。
(124.98.255.228).. 2006年08月18日 07:25 No.162007
|