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■--交星族番外編
++ ぷにくん (オリカ王子)…119回          

公式第2章まで時間があるので、いくつか番外編をここで投下します。良ければお楽しみください。では、次のレスから交星族番外編投下。
(221.240.121.243).. 2006年03月09日 23:56   No.137001

++ ぷにくん (オリカ王子)…116回       
番外その1 ー戦闘シュミレーション大会ー

これは、マスリクロン打倒後に行われた、模擬戦闘の大会の記録です。

隊員A「なあ、噂ではボーンマスターが何か企んでいるらしいから、いっちょハデにやってみないか?ファルスト殿」
ファルスト「ほうほう、それはズバリ、どういう事だい?」
隊員A「ズバリ、模擬戦闘をして敵襲に備えてはどうかと提案しているのさ!」
ファルスト「なーるほど。そりゃいいや。早速みんなを集めてやるか、模擬戦闘!」
というわけで、交星族一同が未開の地(第1章の地図でいうと南東の大陸)で大規模な模擬戦闘が行われる事になったのでした。

さて、この模擬戦闘は相手にやられるとアウトとなり、記録員がしっかりとアウトになった者を記録するのです。では、大規模な模擬戦闘(通称ビッグ・シュミレーション)の様子をいくつかにわけて紹介しましょう。

        ーその1−
こちらは戦闘区域の上空。ここでは激しい(?)空中戦が繰り広げられていました。どうやら、コウガやレンガ達が話を聞きつけて乱入しているようです。
コウガ「へっへー、見てろよ。俺がこの模擬戦闘の主役だあ!」
コウガはかなりの戦績を挙げていました。そこへやってきたのは・・・。
サザビー「アレックス殿が一目置く実力とやら、見せてもらおうか!」
そう、「赤い彗星」ことサザビー。彼はコウガの実力を高く評価し、タイマン勝負を挑もうとしていたのです。ところが。
サザビー「だ、誰かー!止めてくれー!!」
コウガ「うわああああ!?」
隊員A「さ、さすが三倍のスピード。ついていけん・・・」
とばしすぎたせいか、ストップがきかずどっかへ行ってしまうサザビーでした・・・。そこへ、今度はシラヌイが現れました。
シラヌイ「スピードなら俺の方が上。止まらぬ動きをよーく見てみろ!見えるならな!」
シラヌイがかなりのスピードでコウガへ迫るも、華麗な旋回でかわし、背中のユニットに強烈な一撃をくらわせる!
「うおおおおお!?お、落ちるううう!?」
ところが、そこへサザビーが戻ってきました。猛烈なラッシュをかけるも、次第に追いつめられていきました。
コウガ「覚悟!!」
シラヌイ「危ない!」
シラヌイがサザビーをかばおうとするも、2人揃ってコウガの必殺技をくらうのでした。
記録員A「はい、サザビーとシラヌイ、コウガによりアウト、と」

(125.170.143.23).. 2006年03月07日 10:28   No.137002
++ ぷにくん (オリカ王子)…117回       
       ーその2−
一方、こちらは大陸の北側。ここでは「プロト」(要するに隊員)達がある人物と戦闘中です。
プロヴィデンス「ふふ、模擬戦闘の主役の座は私のものだ!」
プロトA「かかれー!」
いくつもの光線がプロヴィデンスに襲いかかりますが、あまり効果が無いようです。
プロヴィデンス「たった1人相手になんという様だ!私は機獣界の天帝なのだ、くらえ!!」
背中の遠隔攻撃装備「ドラグーン」を展開し、一斉砲撃!これでプロト達の大半はアウト。ちなみに、プロトの1人が爆発直前に「どうせ私はヤラレ役」と書かれた看板を持っていたそうですが、何かのアピールか自虐ネタ?
プロヴィデンス「どうだ、番外編の主役は私だ!ふはははは」
その時、地面が割れて・・・
ナイト「プロヴィデンス殿!助太刀しますよ!」
プロヴィデンス「馬鹿者!地面の下から出てくる奴があるか!格好の的だぞ!?」
ナイト「え?わあああああ!」(逃亡)
もちろん、プロヴィデンスにも飛び火。
プロヴィデンス「しまった、ツッコミをいれてる場合じゃなかった!あ、熱い熱あちあ〜れー!」
爆発後、何故かアフロに(笑)。
プロトB「なんで?・・・うぉ!?」
カオス「な〜にが主役だ!おいらのミサイルの威力、見せてやるぜい!」
突如カオスが乱入してきたのです。
カオス「ふう、頭が重い。そんじゃ。」
ところが、頭のミサイルバイザーが重かった為か俯いた状態に!
カオス「・・・え?あらあ!?」
その後、カオスの足下で無数のミサイルが大爆発を起こした事は言うまでもありません(笑)
記録員B「はい、ナイトは逃亡で試合放棄と見なし、失格。プロヴィデンスはプロト達の集中砲火によりアウト、カオスは自爆により失格、と。ナイト殿は何しに来たんだか・・・」
まったくですね!(笑)

(125.170.143.23).. 2006年03月07日 10:48   No.137003
++ ぷにくん (オリカ王子)…118回       
       ーその3−
さて、こちらは大陸南側の森林地帯。ここであの人が。
レイダー「暗闇に僕とガイアとブリッツか、目立たないな。いくぞ!」
レイダー・ガイア・ブリッツの3人チーム。彼らは「黒い三連星」と呼ばれ、ライバル達から恐れられているとか。そんな彼らの前にある3人が立ちはだかりました。それは、カラミティ・アビスそしてグレストでした。みんな青系のカラーリングです。そこで妙な対抗心を燃やす人が。
レイダー「ムッ、兄貴達目立ってやがる!このままではマズイ、そうだ!」
突如バーチャル空間が出現。
レイダー「じゃじゃーん、これなら僕らも目立つだろー!」
グレスト「甘いな、ピンクでも青は目立つんだぜ」
ブリッツ「(ていうか、何故ピンク・・・?)」
レイダー「ぬかせ!トリプルアタックを受けてみろ!おりゃーーーー!」
明らかにジェッ○○○リームアタックのパクリだけど、グレスト他その場にいた者からツッコミはありませんでした。それはさておき、一番手はブリッツ、グレストが攻撃態勢に。でも一列だからカラミティとアビスの出る幕は無い・・・?
カラミティ「多分、俺達の出番は無いだろうな」
アビス「ですね」
二番手のガイアは銃を構えるのですが・・・。
どぐしゃっ!
ブリッツ「僕を踏み台にしたあ!!(涙)」
ガイア「ご、ごめん」
ブリッツの痛みむなしく砲撃はかわされ、レイダーがミョルニルを構えて大きくジャンプ!
グレスト「お前にはドロップキックだ!」
ぐしゃっ!
レイダー「ぬあああああ」
ガイア「い、痛そう・・・ってうわ!?」
カラミティが足をのばして寝そべっており、ガイアは運悪くつまずいてしまったのです。しかも転倒した後ブリッジの体勢に・・・。
グレスト「そうら、後ろをとったぞ!」
レイダーの腰を連続で蹴り、着地。そして戦況はというと・・・。
ブリッツ「ぬ、抜けないいい!!」
レイダー「こ、腰があ・・・」
ガイア「ブリッジー」(???)
んでもって、グレスト・カラミティ・アビスが彼らを包囲し、ゲームセット。
記録員C「はい、レイダー・ガイア・ブリッツのチームはグレストによる攻撃とカラミティ・アビスを含めての包囲によりアウト、と」
さしずめレイダー達は「黒い三連星」ではなくて「黒い三連敗」といったところですね!

(125.170.143.23).. 2006年03月07日 11:17   No.137004
++ ぷにくん (オリカ王子)…119回       
        ーその4ー
こちらは未開の地に作られた模擬戦闘用の基地。ここでは宿命(?)のライバル対決が。
クロマド「フォビドゥン、我の助手になれ。ミヤビ殿も喜ぶ!・・・多分」
フォビドゥン「な、何を言ってるんだ・・・、うわあああああ!ミヤビさんのスパルタ教育はまっぴらごめんだよぉ!」
クロマド「フォビドゥン、ミヤビ殿を侮辱したなぁ、許せん!くらえ追尾捕縛光線!!」
勢いは・・・、あまり良くないです。しかも。
フォビドゥン「なんの!」
ジャンプしてかわすまでは良かったのですが、高く飛びすぎて天井にぶつかったのです。そして、追尾光線はというと・・・。
クロマド「ああ、来るな!」
フォビドゥン「いてて・・・ん?」
クロマド「ああ、何だ、くっ、苦しい!・・・そうだ、鎧から抜け出せばいいんだ!」
ちゅどーん!
フォビドゥン「待てー!」
クロマド「しつこい奴め!」
フォビドゥンがライフルを連射するも、かすった程度でした。クロマドも応戦します。
クロマド「ちいっ!」
フォビドゥン「しまった!!」
ライフルを破壊し、今度は何故か頭突きで来ました。フォビドゥンはすかさず、
フォビドゥン「待ってました!それぇ!!」
カキィーン!!
バットでクロマドを打ったのです。しかも、見事に要塞へ飛んでいき・・・。
クロマド「ぬわああああーーーーーーーーー!」
ゴン!ドーン、パラパラパラ・・・
クロマドが要塞の一角に激突すると、それはもう見事な花火が上がったのでした。
記録員D「はい、クロマドはフォビドゥンによって要塞ごと爆発したのでアウト、と」
何故花火が上がったのかは、永久の謎です。

(125.170.143.23).. 2006年03月07日 21:27   No.137005
++ マイン (オリカ初心者)…1回       
       ーその5−
最後にプチエピソードを。
模擬戦闘区域とは関係ない場所にたたずむ1人の精霊。
パラス「まったく、見てられん!番外編主役は、このパラスなり!!」
そう言うと、背中のミサイルを連射!しかし、そこには彼以外誰もいないのですが・・・?
「コウガ殿、いつでも相手になってやるぞ、フフフフフフ・・・」
追尾ミサイルは当然パラスの下へ・・・。
チュドーン、チュドチュドーン!
「うっそーーーーぉ!?」
関係ない場所で自滅、これほど意味のない散り様もありませんね!

番外編その1   ー完ー

(125.170.143.23).. 2006年03月08日 09:41   No.137006
++ マイン (オリカ初心者)…2回       
番外編その2 ー交星族伝説(嘘)ー

これは、交星族のある学園の学園祭で行われた演劇の内容です。それでは、どうぞ。

     ーその1・プロローグー
むか〜しむかし、機獣達は巨大な帝国を築いていたといいます。その帝国は力に物を言わせ、周辺の国々の平和を脅かしていました。そして帝国はとある国のお姫様をさらってしまったのです。
これは、お姫様を救う為に立ち上がった3人の勇者の物語・・・。

ー帝国とはまた別な国の王宮にてー
国王「勇者達よ、よくぞ来てくれた。実は大事な知らせがあってな。姫が、姫がさらわれてしまったぁ」
カラミティ・フォビドゥン・レイダー
「ええ〜〜!?」
一体何をイメージしたのか、
フォ「皿ぁ〜!」
カラ・レイ「割れたぁ〜!」
すかさず国王のツッコミ。
国王「誰が皿を割ったんじゃ、さらわれたんじゃ、誘拐じゃ、ゆ・う・か・い。姫が誘拐されてしまったんじゃ!あのサザビーに!!」
カラ・フォ・レイ「ええ〜!?」
カラ「サザビー!」
フォ「サザビー!?」
レイ「サザビーだって!?」
そして出たボケはというと・・・。
フォ「こんな奴に、ですか!?」
国王「それはサザエじゃろうがぁーー!!」
言うやいなやガシャポンのマシンのような物を3人の勇者の前に叩きつけました。
カラ「何ですか?これは」
国王「これはこの国に伝わる伝説の箱じゃ。中には秘密の玉が3つ入っておる。更にその中に守り神が入っておるのじゃ。その守り神はこの国の本当の危機にしか使えぬとされておる。そして今がその時じゃ、姫がさらわれ国が闇に包まれてしまったぁ。このまま姫が戻らなければ我が国は永久に闇の中、二度と日の光を拝めなくなってしまうのじゃ。3人の勇者達よ、この秘密の箱を持ってサザビーを倒してほしい」
フォ「しかし、サザビーといえば神万山(しんばんざん)に眠っているという、あの魔王サザビーでは」
国王「そうじゃ、あのサザビーが目覚めたぁ!!数々の魔物を従え、更に「大」までつけて「大魔王」にパワーアップしとるのじゃあ」
カラ・フォ・レイ「帰らせていただきます」
しかし、国王の呼び止めの声が。
国王「待てぃ!いいのかなーそんな事言ってぇ」
そして国王の横にはいつの間にか処刑台が設置されていて・・・?
国王「わしはこの国の王様じゃぞ、言う事聞かない奴は、ていっ!」
処刑台のギロチンのロープから手を離すと、設置されていた大根(何故大根?)が見事に真っ二つになり、それを見た勇者達は、
カラ・フォ・レイ「な、何としても、姫を救い出しましょう!!」(汗)
国王「よく言ってくれた、頼むぞ勇者達」
そして道中、
レイ「全く、ひでー王様だぜ」
フォ「神万山に行くには、いくつもの関門を突破しないといけないらしいよ」
こうして、国王の脅しもあるとはいえ勇者達の姫救出の旅が始まるのでした・・・。

(125.170.143.23).. 2006年03月08日 21:23   No.137007
++ マイン (オリカ初心者)…3回       
だ、誰ですか!?こんなハッキングみたいな真似をするのは!!元ネタが分かったなら、かさんみたいに普通のレスで指摘すればいいじゃないですか!!勝手に書き替えるとは、許せないですね!
(125.170.143.23).. 2006年03月09日 17:04   No.137008
++ マイン (オリカ初心者)…4回       
気を取り直して、番外編続き。

   ー最初の関門:ギュウキの荒野ー
勇者達はギュウキが大量に生き残っているという荒野に着きました。早速お出迎えが。
ギュウキA「ゴフッゴフ!お前ら帰れ・・・」
レイ「出やがったな」
フォ「僕に任せて!」
フォビドゥンが一歩前に出ました。
ギュ:B「ゴフッゴフ、怪我しない内に帰れ!」
フォ「君達、ヤラレ役だなぁ!」
ギュ:C「ゴ、ゴフッ!!いきなり鋭い攻撃」
フォ「パワーアップする方法を知りたくないかな〜」
ギュ:B「し、知りたい・・・」
フォ「簡単だ、パワーアップするには今から言う事をすればいいのさ!」
ギュ:全員「教えてー、教えてくれー」
そしてまずフォビドゥンが取り出したのは、
フォ「見たまえ!かの有名な飛天王アレックスの炎帝の剣だ!みんなコレを持つのだぁ!」
ギュ:全「ゴフゴフ、パワーアップ、ゴフゴフ」
フォ「あとは翼を赤くすればいい!翼を染めるワインだぁーー!!」
ワインを飲み干したギュウキ達は、見事に全員酔いつぶれてしまうのでした。
カラ「ところで、炎帝の剣ってそんなにいっぱいあったのか?」
フォ「んなわけないでしょ!全部ただのレプリカだよ。第一、そんなたいそうな代物を僕が持ってるわけないでしょが!ギュウキが知能の低い魔物だって事を利用した作戦なのさ」
レイ「ああ、ナルホド」
フォ「そして、もうすぐ生ゴミ処理屋が・・・」
メガホンによるアナウンスが聞こえてきました。
ブリッツ「あ〜、生ゴミ〜。生ゴミは〜ありませんか〜?」
フォ「はーい、ここにたくさん生ゴミがありますよー!早く回収してくださーい!」
酔いつぶれたギュウキ達を回収した生ゴミ処理屋は、勇者達にあるものを渡しました。
ブリ「ギュウキ8匹、ではこれをどうぞ。百円玉一枚で、秘密の箱から一つ、秘密の玉を呼び出せるからね〜」
そう言うと、処理屋は去っていきました。

ちなみに、ギュウキはゲスト出演なんだとか。

(125.170.143.23).. 2006年03月09日 18:03   No.137009
++ マイン (オリカ修行にGO!)…5回       
     ー第二の関門:金鉱の谷ー
勇者達は、珍しい金属を採取できるという事で有名な谷に来ました。
レイ「ここが次の関門か?いたって静かだが」
カラ「こういう所に限って関門だったりする。気をつけろよ」
そう言った矢先でした。
シラヌイ「フハハハハ、金色の隼参上!」
どうやらシラヌイこそが第二の関門のようです。
レイ「こ、こいつは噂に聞く金色の隼ってうぉ」
シラヌイがミョルニルを遠くへ飛ばしてしまったのです。
レイ「し、しまった、僕はあれが無いと・・・」
カラ「ゲゲ!こうなったら守り神様だ、フォビドゥン!箱を!レイダー、気持ちは分かるがもう少しだけ頑張れ!」
秘密の箱に百円玉を入れると、中からガシャポンのような玉が出てきました。そしてその中から、守り神の1人であるグラップが出てきました。
シラ「ハハハ、俺を止める事はできないのさ!」
グラップ「止めてやろぉう!!」
肩のロングランチャーから例の『横断歩道を渡る時に使う棒』が出てきました。もちろん、『止まれ』の文字もしっかり書いてあります。
シラ「マ、マズイ。ブレーキィ〜〜〜〜!」
しかし、止まりそうにありません。
シラ「うわああああぁぁぁぁ〜〜〜!!!」
ドッカーン!
シラ「し、しまった」
レイ「おわぁぁぁーーー!」
カラ・フォ「レイダーぁぁ!」
レイダーはシラヌイに跳ね飛ばされ、見事に星になってしまったのです。もちろん、言葉責めが。
カラ「やいコラてめぇ!」
フォ「どういうつもりだ!?スピード違反で、横断歩道を渡ってる人を跳ねたんだぞ!」
シラ「す、すまん」
フォ「すまんで済むもんか、この人殺し」
シラ「えぇっ!?」
フォ「人殺し、人殺し、人殺しぃ〜人殺しぃ」
シラヌイは罪悪感を抱きました。
シラ「俺はなんて事をしちまったんだ、俺なんか真だ方がいいんだ、おりゃ、おりゃおりゃおりゃってあぁ〜〜〜!!変なところやっちまった!」
そしてまたもやブリッツ登場。今度は警察みたいな仕事のようです。
ブリ「犯罪者〜犯罪者〜」
ブリッツがシラヌイを檻に入れると、カラミティはグラップに頼み事をしました。
カラ「お願いがあります、星になってしまったレイダーを呼び戻したいのです」
グラ「おやすいご用さ!」
ロングランチャーを空のレイダーの星に向けるとフックのついたワイヤーが勢いよく飛び出しました。数秒後、見事レイダーが引っかかって戻ってきました。
グラ「あ、鉄球も引っ張ってこねぇとな。ちょっと待ってな。・・・オリャアアアア!!」
ミョルニルも見事に引っかけてくると、レイダーに渡しました。
グラ「頑張れよ、勇者達」
カラ・フォ・レイ「ありがとうございます、守り神様!」
グラ「じゃあな、アバヨ!って、うぉわ!!」
落石の下敷きになりつつも、必死で去ってゆくグラップなのでした・・・。

(125.170.143.23).. 2006年03月10日 20:24   No.137010
++ マイン (オリカ修行にGO!)…6回       
修正。
真だ→死んだ
変換ミスも、ここまでくるとヤバイですよね。

(125.170.143.23).. 2006年03月10日 20:36   No.137011
++ マイン (オリカ修行にGO!)…7回       
   ー第三の関門:ガイアの氷原ー
勇者達が次に訪れたのは、神万山への近道であるというさむ〜い氷原でした。当然、地面はツルツルのスケートリンク状態です。早速転んだ人が。
カラ「いってぇ!そういや、ここは氷の上だぁ」
フォ「何やってんだよ、兄さん。しっかりしてよまったく」
そこへ謎の声が。
???「ほほほほほほ・・・」
レイ「誰だ!?」
???「ライトお願い」
ライトによって映し出されたのは、第三の関門のボス、ガイアでした。
ガイア「お下手ちゃんね、スケートはこうするのよぉ。ジャンプ、そして決めのスピーンっ!ふふふ、どう?いいもんでしょう。・・・って!!」
いつの間にか加わった観客(?)含め、全員彼女とは反対の方向を向いています。その理由はというと・・・。
カラ「いいよ〜アルマちゃ〜ん!」
フォ「とってもステキだよぉ〜!」
そう、全員アルマの方を向いていたのです。そしてライバル心全開のガイアは、
ガイ「もう、あの小娘のどぉ〜こがいいのよぉ!くやし〜!もう許さないわ!!」
そう言って突撃するも、カラミティとフォビドゥンの前には穴が。そして2人が避けると、当然穴の中へドボーン。その後、氷付けになったガイアが浮かび上がり、何故かかき氷にして食べる事になりました・・・。
アルマ「あ、これみんなのかき氷代です」
フォ「ありがとうございま〜す!」
見事200円ゲットです。
レイ「へへ、儲かったな!」
もはやこの金額には巨大かき氷機の設備費ぐらいしか含まれていないわけですが、守り神様を呼び出すには充分でした。

・・・え、何故ここでアルマが出てくるのかですって?それは、このお話の最後で明かされます。

(125.170.143.23).. 2006年03月12日 15:33   No.137012
++ マイン (オリカ修行にGO!)…8回       
   ー第四の関門:カオスの雷雲ー
さて、勇者達は神万山目前まで来ました。でも、怪しげな雷雲が・・・。そこに第4のボスが隠れていました。
カオス「おいらはカオス。・・・ぶっとべー!」
強烈な雷を落としてきました。勇者達は守り神様で対抗しようとするのですが・・・。
カオ「やらせるかぁーー!!」
ビッシャーン!
カラ「ああ、守り神様!!」
出てきたのは、黒こげのアビスでした。
アビス「アビス、出番終わり」
カオ「はっはっは、情けない奴」
レイ「くそぉ、これで最後だ」
カオ「無駄だ無駄だぁー!!」
またもや雷を落とすも、今度は二つの何かが出てきました。どうやら雷を受けなかったようです。
そして合体するのですが・・・。
ラミティー「あ、あれ、なんだか翼が絡まって、ヤバイ!!」
カラミティとレイダーが思わずずっこけてしまいました。
カオ「笑っちゃうぜ、愚か者めがぁー!!」
ラミ「おっと、鏡ぃ!!」
激しい閃光がほとばしった後、雷雲の中にはボロボロのカオスがいました。
カオ「や、やる、な・・・」
カオスのバイザーがバラバラになっていき、難関突破かと思われたのですが。
カラ・レイ「やった!・・・あれ?」
カオ「ま、まだバイザーをやられただけだ!ゲホゲホ。ゆくぞ!」
まだ雷を出そうとしますが、そこへラミティーが近寄り・・・。
ラミ「鏡ぃ!」
見事に小型雷も跳ね返し、さらにカオスに迫るラミティー。とどめは・・・。
ラミ「うははははははは、あ、それぇ!!」
絡まっていた翼をびっくり箱のギミックでムリヤリ展開すると、イキナリの事で驚いたカオスが落っこちていきました。そしてその転落先はというと、最後の関門のボスの傍なのでした・・・。

(125.170.143.23).. 2006年03月13日 20:04   No.137013
++ マイン (オリカ修行にGO!)…9回       
  ー最後の関門:神万山の鍵を持つ番人ー
さて、見事(?)カオスを守り神様のおかげで倒した勇者達は、神万山の牢屋の鍵を持つ番人と対峙しました。
プロヴィデンス「ハハハ、あの神万山の牢屋を開ける鍵が欲しくば私を倒す事だ!」
カラ「くそ、こんなところで負けられるか!」
カラ・レイ「守り神様!!」
ラミティーの方を見やる2人。そこには、
ラミ「戻れな〜い」(泣)
翼を元に戻せず、動けなくなっていました。
プロ「愚か者め、それでは私は倒せぬぞ」
レイ「それなら〜、滅殺!!」
レイダーが容赦無くミョルニルを飛ばしました。しかし、ミョルニルはプロヴィデンスのレーザーソードで真っ二つにされました。
レイ「嘘!?」
プロ「ハハハ、今度はこちらの番だ!」
そう言うと、背中の「ドラグーン」を展開し勇者達を襲いました。
カラ「くそ、これじゃ反撃できない!」
プロ「どうした、勇者達!これで終わりか!?」
そこへ、なんと鎌がプロヴィデンスに襲いかかりました。鎌といえば・・・。
フォ「僕に任せてよ!こんな兵器!」
そう言うと、フォビドゥンが鎌で次々とドラグーンを破壊し始めました。あるものは鎌で、あるものはフォビドゥンのシールドによって弾かれた自らのビームで破壊されました。気がつくと、周囲に点在していたドラグーンは一機残らず破壊されていました。
プロ「お、おのれぇ・・・。だが、慌てる事はない。何故なら、鍵は私の体内にあるからだ!」
カラ・フォ・レイ「何ぃ!?」
レイ「このっ、出せ!」
カラ「大事な鍵を食べやがって!!」
フォ「それなら、方法はただ一つ!」
プロ「・・・何をする気だ・・・?」
フォ「決まってるでしょ、お前を解剖して鍵を取り出すのさ!!さぁ、覚悟はいいね!?」
プロ「や、やめろぉぉぉぉぉぉ!!」
プロヴィデンスはフォビドゥンの鎌で綺麗に解剖され、勇者達はなんとか鍵を手に入れました。

いよいよ、次回は大魔王との決戦です!

(125.170.143.23).. 2006年03月14日 16:58   No.137014
++ マイン (第1個目の修行)…10回       
    ー神万山:サザビーとの決戦ー
さて、遂に神万山の牢屋の鍵を手に入れた勇者達は、カオスをむりやり引き連れて空へ飛び立ちました。
カオ「お、重いよ、何でおいらが」
カラ「文句言うんじゃない!」
そして牢屋の前ではサザビーが勇者達を待ちかまえておりました。
カラ「出たな、魔王サザビー!」
サザビー「フフフ、魔王ではない、大魔王だ」
フォ「そこをどくんだ魔王サザビー!」
サザ「違ーう!魔王ではない、大、魔王!!大体そんな鍵を持ってきても無意味だ。何故ならこの扉に鍵穴は無いのだからな」
カラ「何ぃ!?」
レイ「くそー、やるな。魔王サザビー」
サザ「頭悪いのかお前らは!!大魔王だってば、だ・い・ま・おムグッ!!」
カラミティは強引な手段を使いました。
カラ「鍵穴が無いなら、お前になってもらうまでだ。魔王サザビー!」
何故か見事牢屋は開きました。
サザ「指図だ」
何が指図なのかさっぱり分かりませんが、とにかく勇者達は牢屋へと入りました。そこには、やはりお姫様がいたわけですが・・・。
ミヤビ「おっそーい!何してたのよまったく!!待ちくたびれたわよ、もう!・・・って、あれ?何で誰もいないのよー!!」
いつの間にか勇者達は牢屋から脱出していたのでした。
カラ「国王には申し訳ないが、ミヤビさんのスパルタ花婿養成指導はカンベンしてほしいから置いていこう」
フォ「そうだね、かつて幼馴染みS氏が彼女のスパルタ指導で半殺し状態になったとまで噂されているぐらいだしね」
レイ「そこまで衰弱したくねーし。ていうか下手すると半殺しにされかねないから絶対に付き合いたくねぇな」

とまぁ、こんな具合で大魔王サザビーは惨めな敗北を味わい、事件は解決したのでした。・・・おやおや?そういえば、誰か忘れているような?

サザ「わはひふぉほのままにひていふひはー!?わはひは大魔王だほー!!(訳:私をこのままにしていく気かー!?私は大魔王だぞー!!)」

・・・勇者達はすっかり彼の事を忘れ去っていたようですね!ご愁傷様です。

     交星族伝説(嘘)ー完ー

(125.170.143.23).. 2006年03月15日 21:43   No.137015
++ マイン (第1個目の修行)…11回       
さて、少しマジものでもやりますか。尤も、結局パクリネタ多数なんですがね。

   ー宇宙戦争記録・共和国対帝国+αー

     〜第一部・惑星防衛隊〜
実は、交星族もまた戦乱を起こした時期があったのだ。平和を愛する共和国と戦乱による繁栄を狙う帝国の二大勢力が戦争という形でぶつかり合ったのだ。帝国はその高い技術に物を言わせ、様々な軍事兵器で共和国へ一方的に攻撃を仕掛けた。慌てて応戦する形になった共和国軍は次々と敗れ去っていったのだった。しかしながら、粘り強い抵抗を受け、帝国軍は未だにとどめを刺す事ができなかった。その為、戦乱は混迷を極め、血みどろの戦いとなっていた。

その戦争の真っ只中でラミティーやカラミティ達が故郷であり戦場であるスターロン星に戻ってきた。戦争が起こってるなど全く知らずに。もちろん彼らは故郷の惨劇を目の当たりにして絶句したのだった。そしてラミティーは誓った。かつて封印した巨大要塞を起動させ、意味の無い争いに終止符を打つと。ラミティー達は、共和国・帝国の両軍の上層部も知らない秘密のエリアへ来た。そこには何も無い。しかし、ラミティーの号令で全ての者が驚愕する事となる。
「カモフラージュ解除、全システムをチェックせよ」
そう言うと、なんと巨大な要塞のようなものが姿を現した。
「全システム、異常なし!」
「よし、オービットベース全システム起動!」
全てのシステムが起動すると、灰色の装甲が金色の輝きを放ち始めた。この巨大要塞「オービットベース」は、かつて皇魔族襲撃時の惑星防衛戦で活躍したものであり、本体と4隻の巡洋艦で構成されている。4隻の内2隻は、本来戦闘が得意というわけではないもののそれなりの砲撃能力は備わっている。
「これより現時刻をもって、全巡洋艦を発進させる!イザナギ、カナヤゴ、スサノオ、アマテラスは戦闘配備を済ませておくように!さらに、レジスタンスの諸君の戦艦としてクサナギを配備、発進準備!時間は無いから早急に作業を進めるようにね!!」
ラミティーの全体指令で、第三の勢力である「プラネットファイター」は動き出したのであった。

(125.170.143.23).. 2006年03月17日 16:52   No.137016
++ ちげ (オリカ初心者)…1回       
すごいですね〜ww
やっぱすごい!!新羅はすごい!!
ぷにくんさんへ〜
まじですごいです!!

(220.41.236.41).. 2006年03月18日 18:50   No.137017
++ ちげ (オリカ初心者)…2回       
すごいですね〜ww
やっぱすごい!!新羅はすごい!!
ぷにくんさんへ〜
まじですごいです!!

(220.41.236.41).. 2006年03月18日 18:50   No.137018
++ ちげ (オリカ初心者)…3回       
すごいですね〜ww
やっぱすごい!!新羅はすごい!!
ぷにくんさんへ〜
まじですごいです!!

(220.41.236.41).. 2006年03月18日 18:50   No.137019
++ マイン (第1個目の修行)…12回       
まずはレス返し。

ちげさん>
お褒めの言葉ありがとうございます。
あ、神羅の字、間違ってますよ。
後、3回褒めてくださるのは嬉しいのですが、回数稼ぎのレスは削除されるので止めた方がいいです。では今後よろしくお願いしますねー。

(125.170.143.23).. 2006年03月18日 20:24   No.137020
++ マイン (第1個目の修行)…13回       
     〜第2部:三つ巴の戦場〜
さて、プラネットファイターが動き出したのと時を同じく、帝国軍はある秘密兵器を実戦投入しようとしていた。その兵器のコンテナには特徴的なマークがペイントされている。
「これで共和国のゴキブリ共を一掃できるぜ!」
「ああ、俺達帝国の大勝利さ!核爆弾を使えばなぁ!」
そう、帝国が実戦投入しようとしていたのは核爆弾だったのだ。もちろん核ミサイルもとっくに開発済みだ。これは共和国もプラネットファイターもまだ知らない事だった。

そして共和国の宇宙要塞の一つを巡って戦闘が発生した。帝国は特攻隊を編成し、共和国防衛隊に風穴を開けようと必死になっていた。共和国もそれに強烈な集中砲火を浴びせる。が、それでも特攻隊を防ぎきれない。やがて、遂に運命の攻撃が放たれた。無数の核ミサイルだ。それにある共和国兵士が気づいた。
「ん?あれは?」
「か、核だ!帝国が核を撃ってきたぞ!」
慌てる共和国兵士達。そこへリーダーの怒声が響く。
「お前ら、落ち着け!全て撃ち落とせばいい話だろう!全て破壊しろ、いいな!!」
共和国軍のリーダー、スターの命令で核ミサイルの迎撃を開始した共和国軍だったが、帝国軍の精鋭部隊に蹴散らされるのだった。そして、共和国軍の努力も虚しく要塞は核の餌食となり、共和国前線部隊は壊滅した。

一方、発進したプラネットファイター艦隊の旗艦であるスサノオにブリッツが戻ってきた。隠密参謀として活躍する事となったブリッツには、最前線への偵察任務が与えられていたのだ。
「ラミティーさん、結果は帝国の圧勝でしたよ」
「ほう、勝因は?」
「言わせてもらうと、あれはもう度が過ぎています。帝国が圧勝した理由は簡単、核です。核ミサイルを撃ち込んだのです!」
ブリッツの報告を聞いた瞬間、場にいた者全員が震え上がった。当然だ。本来、核兵器は禁じられたものなのだ。かつてエネルギー資源の一つとして応用方法を検討されたが、その秘められた危険性を配慮して使用どころか精製すらも禁じられた禁断の兵器。それが核なのだ。つまり、帝国は触れてはならない領域に触れてしまったのだ。
「帝国め・・・。禁断のテクノロジーを使った罪は重いぞ・・・、許されない行為だという事を失念したようだ。これで共和国も黙ってはいまい」
フォビドゥンが不安をラミティーに訴えた。
「共和国も・・・、核、使うかな・・・」
「かもね。もしくは、それ以上の威力を持つ破壊兵器で復讐するかもしれない」
そして、艦隊は次の戦場となりうるエリア目前まで来た。ラミティーが指令を出す。
「総員、戦闘用意!今回の目的は、核を全て破壊する事だ!できる限り共和国と帝国の連中は無視するように!戦力差は明らかだからね!!」
今ここに、プラネットファイターという第3の勢力が戦場に姿を現そうとしていた。

(125.170.143.23).. 2006年03月18日 21:01   No.137021
++ マイン (第1個目の修行)…14回       
共和国と帝国が再び戦闘を開始した。そこへプラネットファイター(以降PF)の艦隊も姿を現した。もちろん、標的は核である。二度と同じ惨劇を繰り返す事が無いよう、全て撃ち落とすのだ。しかし、共和国や帝国と争うつもりはない。戦力差がありすぎるし、そもそも同じ星の仲間を傷つけたくない。核を破壊すると同時に、両軍に停戦勧告をするのだ。ラミティーがマイクを掴む。
「共和国、帝国の両軍に告ぐ!直ちに戦闘を停止し、帝国は核を全て放棄せよ!これはラミティーからのお願いである!」
共和国は戦闘を放棄しようとしたが、帝国は違った。戦闘停止どころか、PF艦隊に宣戦布告してきたのだ。
「ラミティー殿、まさか帰っておられたとはな!だが、戦闘を止めるわけにはいかない。争いにより更なる発展を遂げる、それは貴方が証明しているではないか!争いによってその姿を手に入れた貴方にそのような事を言われても、聞き入れるわけにはいかないな!邪魔するなら叩き潰してくれる!」
その言葉を合図に、帝国軍の一部がPF艦隊に襲いかかってきた。
「やはり、やるしかないのか!指令変更、艦隊に迫る両軍の部隊を撃墜せよ!ただし、逃亡した場合は深追いしないように。いつ核が撃たれるか分からないからね!」
そう言うと、PF部隊は攻撃を開始した。だが、やはり戦力差を埋められる程のめざましい戦果は挙げられず、次第に追い込まれていく。そこで、ブリッツがラミティーにある提案をした。
「このままでは消耗戦、こちらが不利です。そこで、全ての巡洋艦の火線を帝国の船一隻に集中しましょう。中央の船なら、周囲の集中砲火に晒される危険性こそあるものの、逆に突破できれば追撃される危険性は低い筈です!!」
「なるほど、ピンポイント攻撃で強行突破か。どうやらそれが最善の策のようだ。よし、やってみよう。イザナギはミラー粒子砲、カナヤゴとアマテラスはゴッドフリート、そしてスサノオはリフレクタービームの発射準備!戦闘部隊は、それぞれの船へ着艦せよ!」
そして戦闘部隊が全員着艦すると、巡洋艦四隻の一斉砲撃が始まった。輝く欠片の放出を合図に。
「スサノオ、エフェルミラー放出後すぐにリフレクタービームを発射、他の船も主砲発射だ!」
スサノオの上の装甲が開くと、輝く欠片・エフェルミラーが放出され、一つの巨大な鏡になった。
「リフレクタービーム、及び各主砲発射ぁー!」
スサノオの内部の砲塔が上へ火を噴くと同時に他の三隻もそれぞれの主砲を発射した。鏡に反射されたリフレクタービームは確実に帝国軍旗艦に向かっていき、命中した。直撃すれば跡形もなく消し飛ぶ程の出力である為、まともな迎撃などできるわけもなかった。イザナギのミラー粒子砲塔やカナヤゴ・アマテラスのゴッドフリートもあって帝国艦隊は致命的なダメージを受け、PF艦隊は見事戦闘区域から退避する事に成功した。

(125.170.143.23).. 2006年03月18日 21:40   No.137022
++ マイン (第1個目の修行)…15回       
     〜第3部:滅びの閃光〜
帝国軍に核を撃たれ、スターは怒りに震えながら部下にある指令を出していた。
「諸君、前々回の戦闘で帝国は核を撃ってきた。これは許されぬ行為である!そして我々上層部は野蛮な帝国を完全に叩き潰すべく、アレを使う事を誓った!」
「スター様、アレとは一体?」
「ふふふ、聞いて驚くな。アレとはズバリ、ジェネシスだ!核に対抗するには、ジェネシスしかないのさ!!」
ジェネシスとは一体何なのか。共和国兵士すらも知らないまま、ジェネシスの実戦投入の時間は刻一刻と迫っていた。
そして翌日、帝国軍が共和国の最終防衛ラインであるストルエーラ要塞へ進撃を開始。もちろん、核ミサイルを搭載した兵士を収容した戦艦も含まれている。この時はまだ帝国は知らなかった。共和国が核兵器の数倍の威力を誇る超絶兵器を作り上げ、さらに今回の戦闘で実戦投入されるなどとは、帝国軍人の誰1人として知る術は無かった。

両軍の戦闘開始の報告を受け、PF艦隊も戦場へ赴いていた。参戦の頃合いを見極めるのは、総司令官のキャリアを持つラミティーですら困難を極めていた。帝国はPF艦隊にも攻撃する姿勢を見せている為、核ミサイル迎撃だけの為に参戦するのはためらわれたのだ。ところが、ラミティーが躊躇している間に戦闘は終わった。突如帝国軍に襲いかかった滅びの閃光によって。始まりは、帝国がストルエーラ要塞に向けて核を放った事だ。共和国参謀として戦線に姿を見せていたグラップが迎撃体勢をとる。
「チッ、核を撃ってきやがったな。・・・ん?総員退避命令?ジェネシスだと!?スターめ、とうとう使う決心をしやがったか!!」
「帝国め、やはり核を撃ってきたな。フン、それにビビっているのも終わりだ。今度は帝国が震え上がる番だ!ジェネシス、発射ー!!」
スターの指令でカモフラージュを解除して、突如姿を見せたジェネシス。その特殊ミラーの先端から、とてつもない出力の光線が放たれた。ストルエーラ要塞に迫る核ミサイルを全て消滅させ、更に帝国主力部隊に深刻なダメージを与えた。光線の中心付近にいた4500が大破、もしくは消滅。以下、中破6000、小破及び兵器の機能不全が3000。帝国主力部隊の総数は15000であった為、全滅と言っても過言ではない損害だった。ジェネシスには電波妨害作用もある為、PF艦隊の通信機能も麻痺寸前の状態だった。カラミティがラミティーと辛うじて通信していた。
「ラミティー、この電波障害じゃどうしようもない。ここは撤退するしかないぞ!?」
「そうだね、カラミティ。総員、大至急戦線離脱だ!技術局のマーズと通信し、あの光線の特性などを調べる!」
共和国がジェネシス周辺の守りを固める中、帝国とPF艦隊は戦線から離脱していくのであった。

(125.170.143.23).. 2006年03月20日 20:52   No.137023
++ マイン (第1個目の修行)…16回       
     〜第4部:平和の為に〜
ジェネシスの砲撃の影響で撤退したPF艦隊は、技術局のマーズと通信していた。
マー「あの時発射されたのは、強力なガンマ線だ。メカニズムは、核爆発で生じたエネルギーを直接固形電波化して放射する、といったところだ。要するにあれは、巨大なガンマ線レーザー砲ってわけさ」
ラミ「やっぱり核がらみ・・・、というより核よりヤバイものを作っていたとは・・・。こりゃ後で共和国も処分を検討しなくては」
フォ「それよりも、もうどちらも一発も撃たせてはいけないんだろう?だったら、さっさと核とジェネシスを破壊しないと」
ラミ「ああ、もちろんそうするさ。総員、至急戦闘配備!ジェネシス破壊及び核封じを同時進行する!」
マー「ジェネシスにも一つだけ欠点がある。連射がきかないという事だ。あまりにもガンマ線の出力が高すぎて、一射ごとにミラーを交換しなくてはならないのだろう。ミラーの交換にかかる時間は、恐らく一回につき1〜2時間といったところだろう」
ラミ「分かった。分析ありがとうマーズ。時間が無い、短期決戦でいくぞ!」
ラミティーの指令で、再び戦場へと進行するPF艦隊。もちろん帝国も部隊の再編成を終えて、ジェネシス撃破の為戦場へ向かう。上層部ではサテラとプロヴィデンスが会話をしていた。
サテ「あんな野蛮なものを作る暇を与えたのはあんた達帝国なんだからな、無理でも破壊してもらうぞ・・・」
プロ「まぁそんなにカリカリするな、集中力が途切れるぞ」
ジェネシスの第2射までの時間は、残り1時間半といったところか。決戦の時が刻一刻と迫っているのであった。

(60.39.152.83).. 2006年03月22日 20:25   No.137024
++ マイン (第1個目の修行)…17回       
      〜第5部:終止符〜
共和国はジェネシスの第2射で全てが終わると思っていた。スターに笑みが浮かぶ。
「ふふ、第2射で帝国の馬鹿共を一掃してやるとも。今度こそ終わりだ!・・・俺達共和国の勝利でなぁ!!」
そこへジェネシスへ向けて帝国艦隊、そしてPF艦隊が戦線に姿を現した。
「ちぃっ、第2射までどれくらいだ!?」
「あと30分程です」
「ええい、急がせろ!こんなところで邪魔されてたまるかぁぁぁぁ!!」
遂に始まった。最後となりうる戦いが。各艦隊の主砲が火を噴き、兵士達がしのぎを削る。3つの軍の中で最も高い機動性を誇るPF艦隊がジェネシスに向けて進行してくる。スターは焦った。
「く、くそ!早くしろ、ミラー交換はまだか!」
「はっ、間もなく完了です!」
「ようし、まとめて消し飛ばせ!発射!!」
再びジェネシス内部で強力な核爆発が起こり、第2射が放たれようとしていた。
「強力なガンマ線を探知!」
「総員、射線上より全速離脱!!」
その機動性でなんとかジェネシスを避けたPF艦隊。帝国艦隊も第1射の時よりは被害は少なかったものの、それでも受けたダメージは深刻であることに変わりはなかった。
「ぬぬぬぬ・・・、ヤバイ、総員ジェネシスより退避せよ!共和国最後の要塞アストレーラの自爆と連動させて第3射を行う!!この際暴発してもかまわん!!とにかく早急に第3射をぉぉ!!」
スターがアストレーラ要塞の自爆とジェネシスの発射を連動させるコードを打ち込むと、兵士達と共にジェネシス内部から逃走するのだった。一方ジェネシスを目前にしているPF艦隊のラミティーの下へブリッツが戻ってきた。
「ラ、ラミティーさん、大変です!」
「どうした、騒々しい!」
「先ほどジェネシス内部に潜入していたところ、スターさんがアストレーラ要塞の自爆とジェネシス発射を連動させるプログラムを起動させたみたいなんです!しかも暴発覚悟のミラー交換無しの発射ですから、効果範囲が計算できませんよ!」
「くっ。かくなる上は帝国の核を利用せざるをえないな」
「そう言うと思って、前の戦闘の時に一つ奪取しておきましたよ。本来は証拠品として使おうかと思ったんですけど、今はそんな場合じゃないですよね」
「そうだ。ブリッツ、再びジェネシス内部に潜入し、その核爆弾を中枢にセットしてくるんだ!時間が無い、急いでくれ!!」
ラミティーの指令で、核爆弾を持ったブリッツが再びジェネシス内部へと潜入した。だが、今度は指令室ではなくジェネシスの中枢、核エネルギー貯蔵庫へ行った。そこで核爆弾をセットし、爆発する前に脱出しようとしたその時、ブリッツは信じられない光景を目にした。それは、核のマークが大きくペイントされた巨大なタワーだった。恐らくあそこから強力なガンマ線を放射していたのだろう。しかし、爆破する今となっては、少なくとも自分達PF艦隊にとってはどうでもいい事だった為さほど気にはしなかった。
そして、アストレーラ要塞の自爆が刻一刻と迫っている中、ブリッツがPF艦隊旗艦であるスサノオに帰還した。
「爆弾設置、完了です。間もなく爆発するかと」
「ご苦労様。結局第3射は避けられなかったけども、これでジェネシスの驚異ともおさらば。核は全て廃棄しておいたから、これでこの醜い争いに終止符が打たれる。長かった・・・」

(60.39.152.83).. 2006年03月26日 20:18   No.137025
++ マイン (第1個目の修行)…18回       
ラミティーが言葉を終えると同時に、アストレーラ要塞の自爆とジェネシス暴発が起こった。アストレーラ要塞は粉々に砕け散り、ジェネシスの光線は共和国・帝国の両艦隊に壊滅的なダメージを与え、そしてジェネシスの本体は跡形もなく消滅したのだった。
その数日後、ラミティーを筆頭に惑星復興作業を開始。同時に共和国・帝国・PFの組織が解体され、「銀河防衛戦隊」として再び一つになった。
ひとまず、これで核を巡る三つ巴の戦いは終焉を迎えた。この戦闘を教訓として永久に核を放棄、さらにそれに関わるテクノロジー全ての抹消を約束する法律が作られ、交星族は再び平和を取り戻したのであった・・・。

宇宙戦争記録・共和国対帝国+α  ー完ー

(60.39.152.83).. 2006年03月26日 20:29   No.137026


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