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最近のご家庭には工作道具がない。仮にあっても、電動工具だったりして、危なっかしくて子どもには触らせることができない。強力すぎて子どもの力では制御できないの。 で、事実上、木工細工はできなくなってしまっている。学校で彫刻等を使わせるだけでも、「怪我したらどうしてくれるんですか!?」という親がいる時代。クラスに40人もいれば、確率的に1人や2人は怪我するに決まってる。そんなことくらい我慢できないのか。 まあ、仕方ない。 最近の家庭にはミシンがない。これは電動工具と逆で、まともに縫い物をしようと思ったら、手縫いでちまちまやっていたのでは埒が明かない。ボタンをつけるための針と糸だけでは困るの。 で、事実上、縫い物もできなくなっている。あーあ。体操服に穴が開いたら新しいのを買う時代だそうですからね。つぎはぎで穴をふさいだりすると、貧乏くさいといっていじめられるかもしれないのだそうな。お宅のような考えで教育している家のお子さんがいじめるんじゃないの? まあ、仕方ない。 とまあ、こうしていろいろ見ていきますとね、図書館で工作関連の本なんか借り手きても、「うちじゃできないよなー」ばっかりなんですね。そもそも親が何もできない人なんだから、どうしようもない。 強いていえば、紙粘土工作は悪くない。でも馬鹿な親がいて、木・紙・麻糸などで芯を作ることを知らないんだね。いきなり粘土をこねて恐竜なんか作ってしまう。それじゃあ固まるまでに形が崩れちゃうでしょ、っていうんだけど、気付かないんだなあ。そして最重要の問題は、粘土の内部がいつまでも乾かないこと。学校に提出する頃には大きなひび割れができてしまって崩壊寸前。あーあ。 もっとひどい話。学校から返却された工作を母親がポイと捨ててしまった。「だってゴミじゃない」そりゃそうかもしれないけどさ。当然、工作には全然協力的じゃない。ラッカー系塗料でぺたぺたダンボールに着色していたら、「私を殺す気!?」と怒鳴り込んできたり。窓を開けて通気をよくしたって、そりゃ少しはシンナーのにおいがするのは仕方ないじゃない、ねえ。
(59.157.33.45).. 2007年08月23日 16:03 No.437001
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