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9月1日に第5回目のポップス尺八カラオケクラブの発表会が終わり、尺八の演奏を指導することの難しさを あらためて痛感しています。
毎月、伊香保温泉石段街・ららん藤岡・各施設でのボランティア演奏会などで、演奏回数は確実に増えている のですが、内容の進歩が実践回数に比べて遅い。
今回の発表会もステージでの演奏を、お客様に見せるための工夫を事前に構成して行ったのですが、内容が ついてこない演奏が多いことにがっかり。
すべて自分の指導の仕方のミスと深く反省いたしました。
毎回教室でのレッスン時に、最初の音出しの時間に各人が単音で音出しをするのですが、それぞれがよく音が 出るようになっています。
尺八らしい音が出るようになっていますが、単音ではなく連続音になると、一つ一つ出ていた音が無くなってしまいます。だから、カラオケの伴奏が入ってくると吹いているだけの音で、音楽にするための音になってこなくなってしまうのです。
特に、歌謡曲を吹くときに一番必要な要素である、流れる旋律の中に音としての色気がついてこない、ただ一本調子の演奏になり味もなくなってしまうことです。
尺八は独特の楽器で、人それぞれの声と同じで特色の出せる楽器だと思います。
そのそれぞれの特色を出せるまでの技術を指導しているつもりですが・・・・・反省です。
発表会後の3日から始まったレッスンから、今までとは違う練習方法を取り入れて様子を見たいと思い、基礎音階の稽古用音源も、音を出すことと、出す音に特色(各人の個性色気)が練習できるように作り変えて使い始めました。
熱心に毎回通ってくれる生徒さんたちの技術と演奏内容が少しでも早く上達するように、指導する私もさらに勉強しなければと痛感しています。
ポップス尺八奏者として聞く人たちが楽しんでいただける人がたくさん誕生することを目標にもして、足元で稽古する生徒さんを鍛えていきたいと感じています。
尺八で大衆音楽を吹くことの難しさ、聞いてくれる人たちが喜んでくれる演奏をする難しさ、いまさらながら痛感しています。
自己満足な尺八練習ではなく、世の中でお役になる尺八の演奏を! と生徒さんたちにお話ししています。
来春の第6回の発表会を楽しみに生徒さんたちも、わたくし自身もさ
.. 2013年09月11日 16:13 No.112001
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