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松前漬け(まつまえづけ)は、北海道の郷土料理である。 「松前」の名前のとおり、松前藩(現在の松前郡松前町周辺)の郷土料理が発祥である。 元来は数の子が豊富にとれて余っていたのでそれにスルメと昆布をあわせ、塩で漬け込んだものであったが、後に数の子がとれる数が減り、希少品となったため、スルメ、昆布を主体にした物が主流となり、スルメと昆布のみを漬け込んだものも増えていった。味付けも、味覚の好みの変化もあって醤油や醤油を主体に配合した調味液によるものへと移っていった。 乾燥したままのスルメと昆布の表面を濡れ布巾で拭いてから、はさみで細切りにし、数の子は小さく切っておく。人参、生姜はスルメ・昆布よりも細い千切りにする。このように下ごしらえした材料に、酒・醤油・みりんを煮立ててから冷ました調味汁をかけ、唐辛子(なんばん)をあわせて混ぜ合わせ、1週間冷所に保存して作る。 ただし、地元周辺のスーパーで売られている本場の松前漬けには人参・生姜・唐辛子などは入っていない。
.. 2016年05月23日 16:21 No.4672001
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