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グスタフ・クリムトの代表作のひとつに「女の生の三段階」(1905年 油彩・キャンバス ローマ、国立近代美術館蔵)があります。 実は、このテーマはゴシック後期からルネサンスにかけて好んで取り上げられたテーマでありました。たとえば、ドイツ・マニエリスムの先駆的画家であったバルドゥングは、「人生の三段階」(油彩・板 マドリード、プラド美術館)という作品を1539年に制作しています。 (homeのリンク先に画像有) このクリムトの絵は、基本的な伝統は踏襲していますが、「死」を暗示する骸骨は描かれず、「段階」の表し方も異なっています(母子像+老女という構成)。 何にせよ、この有名作の裏側に、「人生の三段階」という伝統的なテーマがあったとは、面白いトリビアだと思って取り上げてみました。
.. 2010年08月09日 11:05 No.12001
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