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「リレー参加作品『元の世界』」作者†ユリア
長門についていきながら階段を上り文芸部室へと向かった。 途中、静かすぎて気まずくなり俺は裏世界の長門に話しかけてみた。 「・・・・・・裏世界のお前はいつもルーズソックスをはいているのか?」
「そう」 こっちの長門とかわりばえしないいつもどおりのそっけない返事が返ってきた。 「ハルヒがみたら絶対なんか言いそうだな”」 「・・・・」 少し間をおいて長門から話しかけてきた。 「あとはこちらの長門有希が帰ってくるだけ。 そうすればすべてが元通りになり、朝倉涼子らとあったことがみんなリセットされる。」 「そうか・・・すべて元通りか・・・・・・」
そんなことを話してるうちに文芸部室に着いた。 このドアを開ければいつもどおりのハルヒがいて、いつもどおりの可愛い朝比奈さんと気持ち悪い古泉がいる・・・。 おれはこの数日間で裏世界へ行ったり時間旅行をしたり大変すぎてつかれたぜ。(ん?数日もたってないか・・・ 頭がおかしくなったか?俺。) だがそんなことハルヒは知らない・・・ ハルヒのためにハルヒの知らないトコでムダにがんばるなんて俺もどうかしてる。 でもまぁハルヒや他の奴らに世界をどうこうされちゃあ困るからな。 ガチャ… 長門がドアを開ける。 「あれ?有希遅かったじゃない。 なに?キョンも一緒なの!?まさか有希に変なことしてないでしょうね!!?」 「はは・・・何もしてねーよ。」 「ふーん。。。なんか怪しいわ・・・」 不審にも俺はハルヒの顔をみて喜んでしまった。 長門(裏)はいつもの特等席で本を読み始めた。 おれもいつもの席に座った。 「ボードゲームでもどうですか? 今日は将棋をもってきたんです。」 「いいだろう。負けたほうはジュースおごりなw」 「おやおや///」 ―古泉のいつものニヤケスマイル・・・― 「お茶どうぞ///今日は茉莉花茶(ジャスミンティー)にしたんです/////」 ―朝比奈さんのスーパーウルトラ スペシャルミルキーボイス・・・― 「あ~ヒマだわ!なんかおもしろいことないのかしら!? アレ?なんで有希ルーズソックスなんてはいてるの!!?これってもしかして奇怪現象! 早速調 査よ!! ねー有希、なんでなんで?///」 ―何かをみつけてオモシロそうに 笑うハルヒ・・・― 本当に戻ってきたんだな・・・ やっと実感がわいてきたぜ・・・ あとは長門が裏世界の修復をして帰ってくるだけか・・・。
その日は普通にSOS団:文芸部室で過ごした。 そして帰りに俺は長門(裏)を呼び止めた。 「おーい 長門!」 長門がふりむく。 「こっちの長門はいつ帰ってくるんだ??」 「正確な時間は分からない。 だが明日までには帰ってくると思う。」 「そうか・・・ 帰ってきたらお前は裏の世界にもどるんだよな・・・」 「そう」 ・・ 「そっか、じゃあ・・・ またな///」 「・・・///// また・・・。」 そのときの長門(裏)の表情はこっちの長門にはないなにかを秘めていたきがした。 思い込みかもしれないがな。 家に帰ってメシを食って風呂に入った俺はすぐベッドに横になった。 つかれたな・・・ そうえば前は長門と一緒に寝てなかなか眠れなかったんだっけ・・・ そんなことを考えてるうちに俺はねてしまったらしい。そうとう疲れがたまってたんだな。 早く寝た勢か朝はいつもより早く目が覚めたが、俺はいつもどおりしたくしてまだほとんど誰もいないであろう学校へ登校した。
.. 2010年01月24日 21:22 No.612001
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