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「リレー小説参加作品『決意』」 作者$紅
「・・・・・」 はっきり言おう、全く眠れない。 いままでの事を振り返ればいろんな事をやってきたので、疲れがかなり溜まり眠くなるはずなのだが…。 「・・・・・」 なにせ隣に長門がいるのだ。緊張して寝られるわけがない。 「寝られないの?」 どうすれば寝られるか考えていると、突然長門が話しかけてきた。 「ああ……」 「そう……」 会話が続かないが別に気まずい沈黙ではない。 「なあ長門、俺は明日何をすればいいと思う?」 このままだと寝られないので明日のことを聞いてみた。 「あなたは明日、私と一緒に学校に行き、涼宮ハルヒを観察するといい」 そう長門は淡々と言った。まあそれが妥当だろうな……まてよ? 「それじゃあ学校に俺が二人いることになるがどうするんだ?」 素朴な疑問を言ってみた。だが長門は、 「大丈夫、あなたには不可視遮音フィールドを展開させる」 当然のように言った。不可視遮音フィールド?どこぞの伝説の傭兵が使ってた、なんとか迷彩の高性能版みたいな感じか? 「そこであなたは自分のやりたいことをすればいい」 最後は自分が頼りってことか、でも…もし失敗したらどうなるんだ? 「失敗したらあなたが体験した通りに事件が起こる」 やはり明日何とかしないと元の日常に戻らないんだな。 「わかった、サンキュー長門俺そろそろ寝るよ、おやすみ」 そして俺はさっきまでの眠気のなさが嘘のように眠りに落ちた。
「…………おやすみ」
(☆★☆ムーラに続く☆★☆)
.. 2009年12月18日 04:56 No.589001
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