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■--ご機嫌NOVEL祭 ☆編集長は私なんだからねっ!☆10
++ ムーラ (キョンの妹)…43回          

「リレー小説参加作品『もうひとつの世界』」作者♡ムーラ

 俺とハルヒの周りを覆(おお)った白い影が消えて無くなった直後、俺はなんと、あのいつもの文芸部室にいた。しかし、さっきまで横にいたハルヒは何故か居なくなっていた。
 どうなってんだ? 俺はなんでここにいるんだ? ハルヒは何処にいったんだ? 俺にはもうそれだけしか考える知能が無かった。
 すると、文芸部室の古ぼけたドアがギィーと不気味な音と共に開いた。
「ハルヒっ!?」
 しかし、ハルヒだと思った俺の目にとんでもない奴らが飛び込んできた。俺は咄嗟(とっさ)に目を擦り、そして自分の目を疑った。こいつらが古泉が言っていた「ハルヒに自分の力を自覚させようとしている誰か」なのか?
 俺は震える自分の口から、決死の一言を呟(つぶや)いた。
「…なんで、そこにいるんだ? …俺。」
そう。そこには紛れも無く、俺と姿のそっくりな、もう一人の「俺」が立っていた。そして、もう一人の「俺」の周りにはハルヒ、そして長門と朝比奈さん、古泉までもがいた。
 しかし、明らかにそいつらの様子は可笑(おか)しかった。もう一人の「俺」は勿論(もちろん)のこと、その周りにいる「長門」もいつもの長門では無い。少し、微笑んでいるように見える。「朝比奈さん」も俺を蔑む(さげすむ)様な目つきで見ている。そして、「古泉」もあのいつもの気持ちの悪いニヤケスマイルでは無く…なんて、こいつはいつもと同じスマイルだ…。しかし、言葉に言い表すことが出来ないが、こいつも普段の古泉では無い。
 無論(むろん)、「ハルヒ」でさえもまるで、俺を冷笑(れいしょう)しているかの様な微笑みでこっちを見ていた。
「お前らは一体、何なんだっ! 本物のハルヒは何処に行った! …答えろ。」
 俺が必死の形相(ぎょうそう)で奴らを睨むと、古泉らしき「古泉」が一歩、前に出てやっと口を開いた。
「あなたは、今、自分が何処にいるかお分かりですか?」
 この「古泉」も俺をイライラとさせる、上から目線のものの言い方だ…。
「分らない…。そんなことよりも、お前らは何モンだ?」
 すると、「古泉」はまずそこからでしたねと言うような微笑みと共に答えた。
「僕達は…もうひとつのSOS団、とでも言っておきましょうか。」
「もうひとつのSOS団だと…?」
.. 2009年10月08日 13:47   No.518001

++ ムーラ (キョンの妹)…44回       
「そうです。つまり、ここはあなたが住む世界と対等に並ぶ、もうひとつの世界。現実にあなたが暮らしている世界の目線から言えば、裏側の世界ということになりますね。決して、閉鎖空間ではありません。現実の世界と全く、同様の姿を持った世界です。
 勿論、住んでいる人物、起こっている出来事も全て、現実の世界と同じです。また、僕達、裏側の世界に住む人間は現実の世界でのあなた達の行動と同じ行動をしなければならないんです。つまり、裏側の世界に住む僕達の自由は奪われてしまっているのですよ。
 まぁ、裏側の世界の中でも、その事に気が付いているのは僕達、もうひとつの『SOS団』だけですがね。勿論、僕の所属する『機関』や情報統合思念体の皆さんも気付いていますが。
 しかし、今日の出来事は別格でした…いや、勿論、僕達も心霊写真を撮ろうと試みましたよ。しかし、心霊写真を撮りにあなた達があの場所へ行ったことが、僕達の束縛(そくばく)を何らかの影響で解放(かいほう)し、僕達の行動を自由にさせてくれたんですよ。更に、裏側の世界に住む、僕達の本来の人格、考え方も覚醒(かくせい)したのです。そして、今、あなた達の住む現実の世界と裏側の世界は対等では無くなり、それぞれが自由な行動を始めてしまっているのです。
 例えば、涼宮さんに自分の力を自覚させようとするか、させまいとするか…とか。」
クスクスと微笑みながら、「古泉」は長ったらしい説明を終えた。
 …しかし、今の俺には1ミリも笑えん。しかも、やはり、こいつは古泉では無い。古泉の説明は嫌になる程、聞かされてきたが、説明の最後に脅(おど)しの様なことを言う奴では無い。いつも、一緒に居るのだから、俺にだってそのくらいは分かる。
 そして、俺はもう答えが分かっている気がしたが、一応、往年(おうねん)の質問として聞いてみることにした。
「じゃあ、こんな世界がなんで…出来てしまったんだ?」
 すると、「古泉」は俺が予想だにもしない答えを返してきた。

    (☆★ちゅるやんに続く☆★)

.. 2009年10月08日 21:49   No.518002
++ ムーラ (キョンの妹)…44回       
提出が遅くなってすいません…。小説の文が長すぎてすいません…(一応、もりぞー編集長には許可をいただきましたww)。

これが自分の限界…ということで、かなりすんごい展開にしてしまいました…。
記念すべき、10回目!ということで張り切って執筆しました…どうか、暖かい目でご覧下さい…。

そして、次の番のちゅるやんさん、こんな下手な自分の小説をどうか、頑張って繋げてくださいっ!宜しくお願いします☆

.. 2009年10月08日 22:23   No.518003
++ ゴエモン&スネーク (キョンの妹)…31回       
ど〜も〜 
お疲れ様です!ムーラさん! 
 
また、新しい展開になりましたねww 
 
最近、ちょっと急すぎてコンランぎみですww 
  
次の方もガンバって下さい!では!!

.. 2009年10月08日 15:53   No.518005
++ 雑用係その1 (キョンの妹)…38回       
お疲れさま〜
「もう一つのSOS団」気になりますね〜
ちゅるやんさん次頑張ってください。

.. 2009年10月08日 19:12   No.518008
++ 紅 (朝倉 涼子)…78回       
ムーラさん、お疲れさまです
もうひとつのSOS団ですか・・・
この後の古泉はなにを言うのか楽しみです
次の人頑張ってください!

.. 2009年10月08日 21:31   No.518009
++ 千歳 (鶴屋さん)…63回       
巧いですね、ムーラさん。
新キャラを投入するという禁忌を犯した訳でないのに、新キャラ登場のような新鮮さ。言葉じりを上手くとらえましたね。自分にはそんな発想なかったです。  いやはや感服いたしました。
ではでは、次の方がんばって下さい!

.. 2009年10月08日 22:55   No.518010
++ てえる (シャミセン)…26回       
お疲れ様です。

いやぁすごい展開ですねぇ、自分は素人なので分かりませんが、とにかくすごいと思いました!
小泉は何を言うんでしょう?気になります。

次の方もがんばってください。
では長文お疲れ様でした。

.. 2009年10月08日 23:44   No.518011
++ にょろ〜ん (朝倉 涼子)…72回       
あれ?巨大カマドウマはどこに?
.. 2009年10月09日 17:00   No.518012
++ ちゅるやん (キョンの妹)…37回       
こんにちは!!親の目を盗んできました!!
ワルイ子ですね、私。
な、長い…!!すごいです!
私も長いのかけるかなぁ…。
さあ!自分の番がまわってきたぞ!
月曜ぐらいに書き込めると思います!
それでは!!!

.. 2009年10月09日 18:58   No.518013
++ もりぞー (朝比奈みくる)…173回       
ムーラさん、記念すべき十回目、お疲れ様でした!
編集の際に不手際をやらかしたことを・・・大変すまないと思っているっ・・・(J・バ●アー)

まさか・・・キョンがパラレルワールドに迷い込んでしまうとは・・・しかも、そこにはもう一つのSOS団がいる!これぞ、SFの王道ですねwまったく予想していませんでしたw
つじつま合わせもしっかりとやってくださったみたいで、頭が下がりますね。
時計の針は戻すことはできない・・・だが、進めることはできる・・・と誰かが言ってましたが、ムーラさんは事態を大きく進展させてくれました。十回目にふさわしい作品でしたね。後続の方もこの勢いにのってっけ―――★

>にょろ〜んさん
カマドウマの件は、紅さんのターンを読めば解りますよ〜。消失していたので不思議な呪文で復活させました〜ホロレチュチュパレロッ!

>ちゅるやんさん
悪い子いねがぁ〜〜(ノ ゜Д゜)ノ(ナマハゲ)。ハードルを上げられてしまいましたねw
受験の方はだいじょうぶですか?無理そうな場合は早く目に言ってくださると助かります。
それと投稿の際には、パスワードの設定をお忘れなく。パスワードは「2009」にしてください。

.. 2009年10月10日 04:56   No.518014
++ ムーラ (キョンの妹)…47回       
皆さん、ご意見、ご感想ありがとう御座います…。
こんなド下手な自分の小説に…感謝感激で御座います(泣)

やはり、一生懸命書いた、自分の作品が褒められると、嬉しいですよね。
今は、少し、ホっとした気分です♪
次のターンでも、頑張りますので宜しくお願いします。

P.S もりぞー編集長様
この度は、こちらこそ、長文でご迷惑をかけてしまって…大変すまないと思っていますっ…(J・バ●アー)
もりぞーさんの編集があったから、自分の小説に対して、皆様の暖かい評価がいただけたと思いますっ!ありがとう御座いました☆
これからも宜しくお願いします♪

.. 2009年10月11日 17:18   No.518015


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