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心霊探偵 続き 「お前、どこだった?」光希の後ろから、健が顔をのぞかせた。そして、目で光希の名前を探し当てると、げっ、と声をもらした。 「あ〜・・・よりにもよって・・・」 「なにが?」 光希は怪訝そうに尋ねた。 「なにがって・・・。あ〜・・・お前オカルト信じないもんな」健は、前髪をかきあげて続けた。 「あの4人、変な噂が流れてるんだよ」 「変な噂?」 光希は聞き返した。健は眉をひそめ、こくりと頷いた。 「放課後に訳の解らないことを言ってたり、時々何もないところをじっと見てたり、4人だけでヒソヒソ話してたり・・・。それに、烏羽と水無月の家は、寺や神社だからさ・・・」 健があまりにもっともらしく言うので、光希はげんなりとため息をついた。 「お前、それ信じてんの?」 「え?あ、いや、信じてはないけど・・・あんまり見た奴が多いから・・・」 「どうせ、噂だろ?」 しどろもどろという健を軽くあしらうと、光希は自分の席についた。健は何も言わない。昔から、光希がオカルト関係の噂を信じないことを、彼はよく知っていた。
.. 2010年03月28日 14:36 No.2631001
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