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■--小説イナリカ
++ クール(管理人) (ソニックストリーム)…493回          

ここに小説書くことにしました
第二話 理想郷ーまほろばー
 ついにやった! イナリカの兵士の一人を殺した!
マロニーだったけ? あの馬面男
はっきり言ってキモかったな……
「にしても……敵来ないな」
「そんなに簡単には来ないだろ。敵さんにも作戦ってのがあるのさ」
「作戦ねぇ」
 んなことしなくて突っ込んで来いっての。だから弱いやつは嫌いだ。
「そういやぁ、ガイ。ここって他に誰がいるんだ?」
「ん? ここか? それは……」
「ははぁ。君か悪魔は!」
「は?」
 そこに立っていたのはかなり地味な青髪の少女だった。
「私の名前はレクリス。宜しくね!」
「…………地味だな」
.. 2006年12月20日 17:17   No.52001

++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…509回       
「地味っていうなぁぁぁぁ!」
 ドゴッ!
「いってぇ!!」
 おもいっきり頭を殴られた。しかもグーで。まぁ、剣で斬られなかったからよかったけど…。
「なんだよ! いきなり!」
「アンタが地味って言ったからでしょう!」
「地味じゃんかよぉ!」
「なんですってぇぇぇぇぇ! 死ねぇ! タイダルウェイブ!」
「はい?」
 たいだるうええぶ? 何だ? それ? 聞いたことないぞ。奥義ってわけでもなさそうだし。
「ヌマリ! 危ないぞ!!」
「へ?」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「はれ? って・・・ウォォォォォォ!?」
 なんたることだろうか! いきなり大波が俺を襲ってきた!
「ななななな、何だコレ!?」

.. 2006年12月22日 16:44   No.52002
++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…515回       
「タイダルウエェイブさ。ここでは奥義以外に魔術も使えるんだ」
「んなことのんきに言ってないで助けろ! ガイ!」
「それはできねぇなぁ。お前がレクリスを怒らしたんだ。自分でどうにかしな」
「はぁ!?」
 ふざけるなよ! 俺はお前らに協力してやってんだぞ!なんで、助けてくれねぇんだ!?
「そんな魔術くらいどうにかしないとイナリカの国王なんて殺せねぇぞ」

.. 2006年12月22日 17:03   No.52003
++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…525回       
「チッ! しかたねぇなぁ! はぁぁぁぁぁぁ!
 喰らえ! 亜り…」
 ザッパ〜ン
 波にのまれた…最悪だ。
 で、気がつくと俺はベッドの上に寝かされていた。
「んあ? ここは?」
「気がついたみたいね」
「その声は……」

.. 2006年12月23日 22:11   No.52004
++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…533回       
 そこにはさっきの化け物女が立っていた
「なによ?」
 まだ怒っているらしい。おもいっきり睨まれた。
「なにそんなに怒ってんだよ?」

.. 2006年12月25日 17:18   No.52005
++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…534回       
「あんたが地味って言ったからでしょう?」
「本当のことじゃん……」
「何か言った?」
「い、いや。別に何も言ってねえよ」
「ふぅん……」
 なんて恐ろしい女だ。マジ恐い。
 それにしても……ずいぶん荒れた所だな。
 窓から見える景色はただの荒地。なにもありゃしない。俺のいたとこは森だの池だの団地だの店だのいろいろあったのに……。そんなとこでも田舎のほうなのに……。なんなんだ? ここは。
「ここってさぁ…町とかないの?」
 気がつくと俺はレクリスに聞いていた。
「ん? 町? ……一応あるよ。イナリカに支配されちゃってるけど」
「……またイナリカか。第一イナリカって国はなんのためにこんなことやってるんだ?」
「さぁね。やりたいからやってるんじゃないの?」
 なんつーてきとうな答え。まぁ…実際俺もそんなことはどうだってよかった。理由なんか知るか! 俺は絶対にイナリカを潰すんだ! そう心に決めたんだからな。
「さて…そろそろ帰るか。敵も来ないみたいだしな」
「え……帰っちゃうの?」
「んあ? ああ、そりゃあな」
「………」
 以外だ。こんな女がメチャクチャ寂しそうな顔してやがる。なんなんだよ? さっきまで怒ってたくせに! 帰りにくいじゃないか……。

.. 2006年12月25日 18:08   No.52006
++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…537回       
「まぁ……なんだ…せっかく来たんだしもうちょっとだけ居てやるよ」
「ほ、本当に!?」
「ああ。本当さ」
 一気にレクリスの顔が輝いた。
 俺といてそんなに楽しいのだろうか?
 まぁ、まだ全然見物していなかったしこの建物の中でも案内してもらうか。
「じゃあさ、この建物の中案内してくれよ」
「了解!」
 案外すんなりと引き受けてくれた。以外だ。本当に以外だ。もっと…なんていうのかな………ワガママっぽそうな雰囲気なのにな。まぁ、ワガママよりこっちの方がましだけど。
「それじゃあ、まずは一階から案内するね!」
 メチャクチャ張り切ってやがる。
 ん? 案内? そういえばフランもそんなこと言ってたな……。
 あの時は断ったけど……悪かったかな? てか今の状況フランに見られたらやばくね? フランは断ったのにレクリスには頼んだって……まるで差別じゃねぇか!
 しかし、そんなこと気にしても何も始まらない。ここは行くしかないんだ!

.. 2006年12月26日 23:09   No.52007
++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…540回       
「で、あそこがトレーニングルーム」
 レクリスが嬉しそうに案内をしてくれている。
 トレーニングルームかぁ……山西が喜びそうなとこだな……なんて考えたりしている俺。
「ん? あそこは何だ?」
 のんきに聞く俺。
 なんつーか…戦争中とは思えないな。
「ん? あ、あれはねぇ……グミ配給施設だよ」
「グミ配給施設ぅ? なんでグミ?」
「この世界ではねぇ、グミは貴重な物なんだよ! 傷ついた者を癒す能力があるの」
「なんかさぁ…ここってゲームの世界みたいだな。マジで」
 グミかぁ……俺の世界ではただのお菓子なのにな。なんかホント……ありえねぇことばっか。
 そもそもここは俺のいた世界では何処なんだ? 福岡? 佐賀? 長崎? 熊本? それとも東京? って……わかるわけないか、荒れ果ててるし。俺の世界の面影なんて一つとしてないしな。
「ん?」
 窓から景色を眺めているとふとあることに気づいた。
「あれ……しもだじゃねぇか……」

.. 2006年12月27日 17:54   No.52008
++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…541回       
「しもだぁ? なにそれ」
「俺の世界にあった酒屋・・・だったけ? ま、そんなことはどうでもよくて! あれ、俺の住んでたとこにもあったんだよ!」
「ええ! 本当に?」
「ああ! マジで!」
 よく見るとその周りもどことなくしもだの周りと雰囲気が似ている。
 と、いうことは。ここは未来の飯塚?
 こんなとこが? こんな荒れ果てた土地が? 俺の未来? はぁ………なんか夢壊されたかんじだ…………マジかよ…ここが俺の未来…ん? 未来? と、いうことは…ここには未来の俺がいる? マジで? 未来の俺とのご対面? そんなことありえるのか? てか、もしかしたら未来の俺はもう殺されてるのかもしれないしな。それはそれで嫌だけど。
「未来の俺ってここにいるのかな?」
 おそるおそる聞いてみる。
 ああ、真実を知るときの恐さってやつかな?
 しかし、答えは全く予想していないものだった。

.. 2006年12月27日 22:01   No.52009
++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…542回       
「いないよ。てか、知らないの?」
「へ? 何が?」
「ああ、知らないんだ…」
 なんだなんだ? 俺の知らないこと? そりゃぁいっぱいあるけど……でもなんか違う。雰囲気でなんとなくだがわかる。
「何なんだよ?」
「えっとね……驚かないでね」
「ああ」
「実はね…ヌマリは……ここの世界の人間なんだ」
「…………」
 はい? 状況がよくわからない。
 え? 俺がこの世界の人間だって?
「いや…ありえないだろ」
「そう思うでしょ? でもね、貴方はこの世界の人間なの。この世界で生まれこの世界で育つはずだったのよ」
「育つはずだった?」
「うん。本当はね。でもね…ある日悲劇は起こったんだ」
「悲劇………それって」
 まさか…あれか? あの夢で見た…俺の父さんと悠二がイナリカの国王に殺されるっていう。
「そうだよ。貴方が今考えてるように貴方の父と貴方たちはイナリカの国王に襲われた。そこで、貴方たちは殺されそうになった。だけど、貴方の父のおかげで貴方と貴方の兄だけ助かった。で、貴方は今生きてるってわけ」
「じゃあ…父さんと母さんは…この世界の人間?」
「そういうことになるわね」

.. 2006年12月27日 22:13   No.52010
++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…543回       
「そっか…俺はこの世界の人間なのか」
「残念?」
「いや…なんつーか、不思議な気持ちだな」
「ふーん。不思議ねぇ」
 俺がこの世界の人間なんて、そんな記憶ないから今でも信じられねぇな。
「じゃ、もうそろそろ帰るよ」
「うん。またね」
「おう!」

.. 2006年12月28日 17:13   No.52011
++ クール(管理人) (緋凰絶炎衝)…549回       
 気がつくと俺はベッドの上で寝ていた。
「はぁ、寝ちまった。勉強しなくちゃいけねぇのにな。まぁ、あんなことがあったんだし疲れるのはあたりまえか……」
 まだ晩飯はできていないらしい。
 台所でご飯をつくっている音が聞こえる。
「ああ、気分悪い……」

.. 2006年12月28日 18:02   No.52012
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…551回       
 ごろごろしていると下から声が。
「ヌマちゃん、ご飯だよー」
 ああ、もうこんな時間か。
 いつのまにかに三十分もたってたんだな。
「ああ、今行くよ」
 俺はベッドから起き上がった。
「さて、下に下りるか」

.. 2006年12月29日 22:42   No.52013
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…552回       
「あ、ヌマちゃん。もう食べてるよ」
「ああ、ちょっと考え事してた…」
「ほぉ、お前がなぁ。何かあったのか?」
「ん? いや、たいしたことじゃないよ」
「そうか」
 兄貴には絶対に言えないよな、イナリカのことなんて。巻き込みたくないし。
「美味いな、この魚」
「でしょでしょ! 上手くできたなぁって自分でも思ってたんだ!」
「ああ。マジで美味いよ」
「へへ♪」

.. 2006年12月30日 22:22   No.52014
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…554回       
 平和だ……あんな世界が存在するなんて嘘のようだな。
「ごちそうさま」
「あれ? もう食べたの? おかわりは?」
「いや、今日はいいよ」
「……二階に上がっちゃた」
「何かあったのかな?」
「…………………」
 俺はベランダに出た。
 心地よい風が吹く。
 気持ちの良い夜だ。
 空には半分の月がある。
「いい夜だな」

.. 2006年12月31日 14:07   No.52015
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…555回       
「そうだね」
 いきなり後ろから声がした。
「な! 誰だ?」
 振り返る。そこには真っ白な少女が立っていた。
「な………」
 綺麗だ。月の光に照らされて美しく見える。
「てっ! そんなこと考えてる場合じゃない! お前誰だ? なんで俺の部屋にいる?」
「さぁ? なんでだろ?」
 はぁ? 何言ってんだ? コイツ。
「さぁ、なんでだろ? てなぁ、お前自分のことだろ?」
「ウン。でも、わからない」
「は?」
 まさかこれって……記憶喪失ってやつか?

.. 2006年12月31日 14:14   No.52016
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…556回       
「お前まさか、記憶がないとか?」
「うん。そうみたい。気が付いたらここにいた」
「ちょっとまて! 気が付いたらてなぁ、ここは二階だぞ? なんでこんなとこにいるんだよ?」
「さぁ? わからない」
 ああああああ! なんなんだ? この展開は?なんで俺の部屋で? なんで?

.. 2006年12月31日 14:18   No.52017
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…557回       
「まぁ、いい。そんなこと考えても答えは出てくるわけないしな。」
「そだね」
 なんか調子くるうなぁ。なんつーか。まぁ、よくわからないけど。
「で、お前どうするんだ? 家とかあるのか?」
「さぁ?」
「は? じゃぁどうすんだよ? お前どこで寝たりするんだ?」
「…………」
 なんだ? 俺のことじっと見つめやがって。これってまさか。
「俺の部屋、とか言うなよ」
「そのとうり!」
「はぁぁぁぁぁぁ? まてよ! 一緒に寝る気か?」
「うん♪」
「オイオイオイオイオイ! そりゃマズイだろ!」 

.. 2006年12月31日 14:33   No.52018
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…558回       
「何が?」
「いやいや! 一緒に寝るってのは…ちょっとはためらうだろ? 普通」
「全然」

.. 2006年12月31日 14:34   No.52019
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…559回       
「おいおい…ちょっとはためらおうぜ」
「ためらったりなんかしないよ、だって一緒に寝たいもん」
 ハイ? 何言ってんの? コイツ。
 一緒に寝たい? ハァ?

.. 2006年12月31日 14:36   No.52020
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…560回       
「本気で言ってるのか?」
「うん」
 オイオイオイ。なんで真面目に答えてんだよ。

.. 2006年12月31日 14:39   No.52021
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…561回       
「俺は…別にいいけどさ。俺の家族に見つかったら誤解されるぞ」
「誤解?」
「ああ。つまりだな、俺とお前が付き合ってるとか」
「私と、貴方が?」
「ああ、そうなるな。たぶん」

.. 2006年12月31日 14:50   No.52022
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…562回       
「いいね、それ」
「はぁ?」
 何回もしつこいけど何言ってんだ? コイツ。
「おいおい」
「いいじゃん! それ。付き合ってるってことで居候させてもらうってことで!」
「ああ、そういうことか。たしかにいいな。それ」

.. 2006年12月31日 14:52   No.52023
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…563回       
「決まりだね!」
「というわけで、新しい家族の……えっと、名前は?」
「さぁ?」
「そっか、記憶ないんだったな」
「へぇ、ヌマちゃんに彼女なんていたんだぁ」
 なんだ? 白夜の様子がおかしい。
 てか、なんか恐い!

.. 2006年12月31日 14:55   No.52024
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…564回       
「それより名前を決めてやらないと!」
「そうだなぁ、ゼロとか」
「どんな名前だよ。白夜はなんかないか?」
「さぁね」
「う……」
 なんなんだよ? 全く。わけわからねえ。

.. 2006年12月31日 15:02   No.52025
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…565回       
「ああ、名前はまた今度でいいや。今は…そうだなぁ、真っ白だからハクってことで。いいか?」
「ハク……うん!」
「また今度ちゃんと決めてやるからよ」
「えらく仲がいいんだね? ヌマちゃん」
 う! 出た。マジ恐い! なんなんだよ! コイツは!
「そ、そりゃあ俺の彼女だからな」
「へぇ、彼女ねぇ」
「な、なんだよ?」
「いいや。別にぃ」

.. 2006年12月31日 15:11   No.52026
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…566回       
 白夜はそう言うと台所のほうに消えた。
「なんなんだ?」
「いやぁ、伽厨はモテモテだなぁ」
「はぁ?」
「ははは。まぁ、そのうち気付くさ」
「はぁ」
 そんな下らない会話をしているとハクがなにか言いたそうにしていた。
「どした?」
「えっと…貴方の名前は?」
 ああ、そういやぁ教えてなかったな。
 でもここでこんな会話したらおかしいし、二階で話すか。
「じゃぁ、俺達もう寝るよ」
「おう。おやすみぃ」
「おやすみなさい」

.. 2006年12月31日 15:16   No.52027
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…567回       
「もう寝るの? まだ眠くないよ。それよりさっきの質問の答えは?」
「ああ、それを言うために二階に上がってんだよ」
「なんで? いちいち二階に上がる必要ないじゃん」
「お前なぁ…付き合ってるってことはお互いの名前くらい普通は知ってるだろ?」
「はぁ」
「で、俺がハクの名前を知らないのはしかたがないことだけど、ハクが俺の名前を知らないってのはおかしいだろ?」
「そう言われてみればそうだね」

.. 2006年12月31日 15:21   No.52028
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…568回       
「だから、誰もいない二階に上がってるってわけだよ」
「ほぉ」
 まったく、こいつはよくわからないやつだな。
 それにしても、綺麗だな。
 白髪か。
 いいな。
 俺は、灰色だ。
 にしても、不思議だな。なんか。
 ハクと一緒にいると何かが起こりそうだ。
 なにかが。
 俺に必要なものが手に入りそうな。
 そんな、感じがする。

.. 2006年12月31日 15:24   No.52029
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…569回       
「で、名前は?」
「ああ、そうだったな。俺の名前は沼里伽厨。ぬまり きゃずだ」
「ぬまりきゃず…変な名前」
「うるさいな! カッコイイ名前だろ?」
「そうかな?」
「そうだよ!」
 俺達は下らないことを話していた。
 半分の月がとても綺麗な夜だった。

.. 2006年12月31日 15:27   No.52030
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…570回       
 で、次の日の朝。
 今日は終業式だ。
 ついに夏休みってわけだ!
「よし! 行くか! 白夜」
「うん」
 あいかわらず白夜は怒ってるようだ。
 マジ恐い。なんでそんなに怒ってんだよ。
「おいおい、まだ怒ってるのかよ?」
「怒ってないもん」
「怒ってるって」
「怒ってない!」
「いや、怒ってるだろ?」
「怒ってない!」
「いやいや、絶対怒ってるって」
「怒ってないって言ってるでしょ!」
 絶対怒ってるな。こりゃ。

.. 2006年12月31日 15:32   No.52031
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…571回       
「やあやあ、おはようございます」
「おう、おはよう。保志」
「ついに明日から休みですねぇ」
「そだな。保志は何か予定とかあるのか?」
「そうですね、今年は受験生ですからねぇ。勉強をしないといけないですし。まぁ、今のところは予定はありませんね」
「そっか。勉強かぁ、やる気ねぇなぁ」
「そうだな! やっぱ夏休みっつたら筋トレだろ!」
「げ、山西」

.. 2006年12月31日 15:36   No.52032
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…572回       
「げ、てなんだよ? 殺すよ?」
「……犯罪者発見」
「よし! 逮捕だ!」
「お、白壌に葦村じゃないか。おはよう」
「……おはようございます」
「おはよう!」
「おいおい。俺には挨拶しねぇのか?」
「ああ、山西いたのか。おはよう」
「マジ殺してぇ」

.. 2006年12月31日 15:41   No.52033
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…574回       
 で、教室。
「もうすぐ通知表が返ってきますね」
「う、最悪だな」
「そうでもありませんよ」
「お前はな」
 ああ、最悪だ。そんなものかえってこなくていいっての!
「いいよなぁ。頭イイやつは」

.. 2006年12月31日 16:44   No.52034
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…575回       
「あなたの頭が悪いだけですよ」
「うぜぇ」
 まぁ、俺は頭良くないけどよぉ。
 普通な方だと思うんだけどな。
 ウン。普通なほうだ! 絶対!
「お、先生が来ましたよ」

.. 2006年12月31日 19:42   No.52035
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…576回       
「はぁ……」
 最悪だ。なんという成績。最低記録更新だ!
「終わった」
「おやおや。その様子じゃぁ最悪だったようですね」
「ああ、そうだよぉ。笑うなら笑えぇい」
「ははははははははは」
 マジで笑うなよ。
 全く、性格悪いヤツだ……はぁ、へこむな。マジで。
「白夜はどうだった?」
「ん? 私? いつもと変わらないよ♪」
 てことは、またいいってことかよ! ああ! いいなぁ! なんで俺はこんなに頭が悪いんだ?
「頭悪くても大丈夫♪ 私の気持ちは変わらないよ♪」

.. 2006年12月31日 19:52   No.52036
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…577回       
「は?」
 この声はまさか……まさか。
「やぁ! 暇だから遊びに来たよ♪ 伽厨」
 来てしまった! ハクが! 周りの皆俺の方を見てる! 最悪だぁ!
「おやおや。そうだったのですか」
「え、いや別にそんな」
「………嘘をついてはいけませんよ」
「は?」
「後ろ後ろ」

.. 2006年12月31日 19:55   No.52037
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…580回       
「は? 後ろ?」
 俺は後ろを向いてみた。
 視界に何かが…いや、視界を何かがさえぎった。
「んあ?」
「伽厨ー!」
 油断していた。ハクに抱きつかれた!
 これじゃあまさしくイチャイチャしてるようにしか見えない!
「おやおや」

.. 2006年12月31日 21:32   No.52038
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…582回       
「何笑ってんだよ!」
「いやぁ、青春ですねぇ」
 いちいちムカツクヤロウだ! 
「てか、何で来たんだよ?」
「だって、寂しかったんだもん」
 はぁ、寂しいのはわかるけどさ。なんで学校に来るかな? 皆にバレるじゃん。

.. 2006年12月31日 21:37   No.52039
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…584回       
 ああ、皆俺達のこと見てるよ。
 恥ずかしいな。
 ああ、いやだ。
 いますぐ教室を飛び出したい。

.. 2007年01月01日 00:07   No.52040
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…585回       
「ハク。帰るぞ」
「ウン♪」
「おやおや。もう帰るのですか?」
 保志がいやみったらしく言う。全く、ホント嫌な性格だなコイツ。でも、そこがいいとこなのかもしれないな。
「ああ、悪いか?」
「いえいえ、全然悪くはありませんが」
「そっか。じゃ、また今度」
「はい。夏祭りにでもお会いしましょう」

.. 2007年01月01日 00:18   No.52041
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…586回       
 はぁ、なんでこんなことになっちまったんだろ? ハクは本気で俺のことが好きなのか? ああ、なんかよくわからなくなってきた。俺は一体何をすればいいんだ? その答えはイナリカ大陸にあるのだが、ハクがいるから行けないんだよなぁ。さすがにハクを巻き込むってのは嫌だし。どうしたものか。
「ねぇ、伽厨。あれ何?」
「ん? あれ?」
「うん。あそこでフワフワと飛んでるもの」

.. 2007年01月01日 00:23   No.52042
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…587回       
 そこにいたのは一匹の蝶。
 ああ、綺麗だな。
 蝶なんていたんだな。
「あれはな、蝶っていうんだ」
「ちょう?」
「ああ、虫さ」
「あんなに綺麗なのが虫なの?」
「ああ、綺麗だけど虫なんだ」
 ホント綺麗だな。虫ってほとんど気持ち悪いイメージがあるからな。蝶は全然違うな。マジで。

.. 2007年01月01日 00:26   No.52043
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…588回       
「さて、そろそろ帰るか」
「ウン♪」

.. 2007年01月01日 00:27   No.52044
++ クール(管理人) (浄破滅焼闇)…594回       
 やっと家に帰り着いた。
 ハクのヤツ珍しいもの見たらすぐ追いかけていくからメチャクチャ大変だったぜ。
 ああ、学校出てからもう三時間も経ってるし。
 白夜、怒ってるんだろうな。
 ああ、恐いな。家に入りたくないな。
「どしたの? 伽厨? 入ろうよ」
「ん? そ、そうだな」

.. 2007年01月01日 18:35   No.52045
++ クール(管理人) (皇王天翔翼)…618回       
 おそるおそる家の中に入る。
 誰もいない? やけに静かだ。
「静かだね。白夜いないのかな?」
「さぁ? でも、静かすぎるな。何か変だぞ」
 まぁ、ここに突っ立てるわけにもいかないので家の中に入ることに。
「あれ?」
 リビングにいると思ったんだけどな。白夜のやつマジでいねぇ。
「おかしいな」

.. 2007年01月02日 21:54   No.52046
++ クール(管理人) (皇王天翔翼)…619回       
 なんでいないんだ? これはおかしいぞ。
「伽厨。なんか変なのがあるよ」
「ん? どれだ?」
「これ」
「これは!」
 なんと、そこに落ちていたのは人参! 人参? なんか、聞いたことが…あ、マロニーか。

.. 2007年01月02日 22:14   No.52047
++ クール(管理人) (皇王天翔翼)…620回       
「まさか、マロニーが?」
 て、そんなわけないか。この世界に来れるわけないしな。
「まさか、白夜起こって出ていっちゃったかな」
「ええ! それ、ヤバイじゃん!」
「そうなんだよな」
 さて、どうするべきか。

.. 2007年01月02日 22:27   No.52048
++ クール(管理人) (皇王天翔翼)…621回       
 探すにしてもどこにいるのか。
 白夜の行きそうな場所。どこだっけ?
「思い出の場所とかにいるんじゃない?」
「思い出ねぇ」
 なんかあったけ? えっと、思い出思い出。
「あ」
「なにかわかったの?」
「ああ、ちょっとな。ハク! お前はここで待っててくれ!」
「ええ? なんで?」
「誰かこの家に残ってないと!」
「うう……わかったよぉ」

.. 2007年01月02日 22:36   No.52049
++ クール(管理人) (皇王天翔翼)…622回       
「よし! じゃあ、行ってくる!」
「白夜ちゃんとつれて帰ってきてね!」
「ああ!」
 もしかしたら、あそこに。あそこにいるかもしれない。

.. 2007年01月02日 22:38   No.52050
++ クール(管理人) (皇王天翔翼)…623回       
「もうこんな時間か。遅いな、アイツ」
「ヌマちゃんならきっと来ないよ」
「はぁ?」
「ヌマちゃんは、私なんかよりハクのことが大事なんだから」
「ハクゥ? なんだよ! じゃあお前意味ないじゃん! どうしよっかなぁ。そうだ! 俺のお嫁さんにしよう!」
 馬面男は気持ちの悪い顔で言う。
「あんたのお嫁さん? 絶対にイヤだね!」

.. 2007年01月02日 22:42   No.52051
++ クール(管理人) (皇王天翔翼)…624回       
「んだとぉ? やっぱ殺そう」
「え?」
 馬面男の顔からビームが放たれた。
「キャッ!」
 ビームは白夜を通り抜けそこらへんの岩に当たる。岩は溶ける。
「さて、次はお前の番だ」
「え……」
 終わった。私はそう思った。死ぬんだ、私。こんなとこで、死んでしまうだ。

.. 2007年01月02日 22:51   No.52052
++ クール(管理人) (皇王天翔翼)…625回       
「まてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「え!」
「何ぃ?」
 そこには、ヌマちゃんが立っていた。
「ヌマちゃん」
「やっぱここにいたのか」
 なんで? 私のためなんかにここに?
「やっと来たな! 待っていたぞ!」
「ああ? お前は、マロニー?」
「その通りだ!」
 なんで、マロニーがここに? 殺したはずじゃあ?

.. 2007年01月02日 22:54   No.52053
++ クール(管理人) (皇王天翔翼)…626回       
「しかし! もう遅い! この女は殺す!」
「な!」

.. 2007年01月02日 22:56   No.52054


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