こんばんは。 Yahoo!競馬サイトによると、説明不要の名馬、Sea The Starsが凱旋門賞を最後に引退すると英BBC放送電子版が報じたそうです。 既定路線ですが、やはり現実のものとなると寂しいというか、一種の空しさすら感じてしまいます。 私は海外競馬事情には疎いのですが、欧州の競馬はいまやサラブレッドビジネスのショーと化してしまったのでしょうか。
彼の種牡馬としての価値は1億ポンドにもなるとか。それに傷を付けないためには古馬になってからの活躍やBCなどの外国遠征という「冒険」は無用、ということなのでしょう。そういう例はもう何度も見せ付けられて来ましたが、ことSea The Starsに関しては、20年ぶりの英二冠馬ということもあり、世界中の競馬ファンが胸を躍らせていたはずです。
こう突き詰めて考えると、Sea the Starsの早期引退は、ビジネスとしては正しいのかもしれません。古馬になってから、あるいは遠征先で文字通り「馬脚を現わす」よりは。逆に、極端な例ではサンエイサンキューのように、当座の資金繰りのためにパンクするまで酷使する、というビジネスもあるわけです。 そこに第三者のファンの介在する余地はないのでしょう。たとえビジネスでなくても、テンポイントのように逆にファンの存在が馬を壊してしまうことさえあります。日本の例を持ち出すのは不適切かも知れませんが…。