|
私は以前から最近の競馬のレベルはSS直子全盛の時代から比べるとかなり低下してるんじゃないかと思っています。 最近は古馬のG1も見てて野球の二軍試合を観てるような印象を受けます。
JC一つ取っても、その例が伺えると思います。 昔のJCは2走前くらいに条件戦で勝ち負けしてるくらいの馬が勝てるような軽い格のレースではなかったと思うし。G1歴戦の馬がG1においてそういう馬に負けるようなことも少なかったと思います。 去年のJC、今年の天皇賞を見ても勝ち馬がタマモクロス等のように急激に成長して強くなったというよりは、単純に騎手の好騎乗、又は展開に助けられて勝ったイメージが強いです。
ではJC、天皇賞とは違う、2000以下のスピード競馬ならレベルは高いのかと言えば、それも違うと思います。 名勝負と名高い去年の天皇賞秋にしたって、確かにダイワスカーレット、ウオッカ等は歴代の名牝と遜色ない素晴らしい競馬をしてますが、だからと言ってレベルは非常に高いかと言われればそれも違うと思います。 巷ではレコード決着等を評価してる向きもありますが、それは勝ち馬やダイワ、スカイだけでなく、カンパニーやエアシェイディ等の7歳馬だってそれに近いタイムを出してるわけだし、近年の高速馬場を考えれば特筆するほどの強さの強調になるとは思えません。 むしろ成長力等を考えたとしても、産駒が2世代目にも入ってるキングカメハメハと同じ世代の馬で決してそれらのレベルに近かったとは思えないカンパニーやエアシェイディくらいの馬がこの年になっても、いつまでもG1で上位争いできてることが今の競馬のレベルの低さを示してると思います。
あまり思いたくもありませんが、ウオッカ、ダイワスカーレットなどの牝馬がこれほどまでにG1(又はJPN1)取りたい放題の状況も、彼女らの強さはもちろんあると思いますが、それ以上に周りにG1級の強い馬が少ないという恵まれた環境にも原因があると思います。
最近又ウオッカの評価が最高騰してきてますが、それはたいした面子もいないヴィクトリアマイル、安田記念を楽勝しただけの話で、その前のドバイでの惜しくもない敗北を見ても、ウオッカは歴代の海外で実績を残した名馬には遠く及ばないレベルの馬だと思っています。 しかしその程度の馬が歴代最多のジーワン記録に王手をかけてしまいました。 これは日本競馬のレベルの低下と言わずして何と言えましょうか?
山野先生にこの件に関してのご意見を是非とも伺いたいのですが
(それと一応ウオッカにはボロクソ言ってる感じの文になってしまいましたが、私はウオッカは好きであり、その強さも認めています。そこはウオッカファンの方々悪しからずお願いします)
.. 2009年07月30日 20:12 No.760001
|