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■--中央競馬と地方競馬を語る
++ しょう (殿堂馬)…362回          

JDDスレのほうで、なんかスレ違いになったようなので立てて見ました。

かつて地方は平成初期三強といわれたイナリワン・オグリキャップを出し、80年代までは南関東公営は中央に互す層の暑さがあり、東海公営もそれに近いレベルと詠われた時代もありました。

そして種牡馬を見て見ますとリーディングサイヤーになったチャイナロックは芝ダート兼用の中央・地方におけるマルチ種牡馬。そしてイナリワンやロジータを出したミルジョージが中央・地方合計でノーザンテーストを抑えてリーディングサイヤーを奪ってたのが約20年前。

これを最後に地方馬は芝の急速なスピード化の時代についていけなくなりました。

93年以降にリーディングサイヤーを保持し続けているHail to Reason系の大成功も一因でしょうが、やはり輸送ラインの進歩や中央競馬の整備が進んだことで、中央に馬を預け易い環境が出来たって可能性が一番高いんじゃないでしょうか。中央の整備が進めば、やはり芝の対応力のある種牡馬が活躍するのは当然ですから、必然とタイムも伸びるでしょう。

さらに当時の中央ダートは勝てば勝つほどハンデが重くなるという整備不良の状態。当然強いダート馬は南関東か東海に集中した経緯もあります。その中には芝ダート兼用のクロフネみたいなタイプの馬もいて、それが中央の芝で成功したのではないでしょうか。

あとアメリカのダートは未だにDr.FagerやSecretariatの古いレコードが残っています。ダートは技術の進歩によるタイムの躍進が遅いです。だからタイムだけで当時が低レベルかどうかは判断しにくい部分はあるかと思います。

結局何が言いたいのかというと、日本の競馬が芝中心なのは変わらないですが、ダートが地方より中央よりにシフトしたのが、大きく変化したところじゃないでしょうか。
.. 2009年07月13日 19:34   No.749001

++ よこやり (新馬)…1回       
しょうさんがおっしゃるのは、交流重賞制度が始まるちょっと前の頃ですよね。ダイコウガルダン、スイフトセイダイ、チャンピオンスターなどがいた時代ですよね。

当時は、中央と南関との賞金差が少なかったことから南関に名馬が集まったのでしょうか…。

でも、当時、3歳時のトーシンブリザードや5歳時のアジュディミツオーくらい強い馬がいたかというとやはりいないんですよね…。


ついでに言うと、当時においても中央のナリタハヤブサやカリブソングの方が地方勢に比して強い気もするんですが…。

.. 2009年07月13日 20:15   No.749002
++ モンクリ (殿堂馬)…422回       
もう中央のダートと地方のダートを同じダートとして見るのも違うんじゃないでしょうかね。
サンライズバッカスとボンネビルレコードの関係がまさにそんな感じで
昔だったらフェブラリー勝つような馬が地方の交流で、中央じゃまったく歯が立たないような馬に負けるはずもなかったのに、簡単に負ける。
反対に地方でどんなに強くても中央行けばスピードについていけなくて簡単に負ける。

昔はハシルショウグンとかでも芝のオールカマーでそこそこやれたり、ロッキタイガーみたいな南関でも中央でも通用するような馬はもいたし、
メイセイオペラ、トーシンブリザードみたいに地方でも中央でも強い馬もいた。
これって馬の能力以上にトラック、コースが地方、中央に大差がなかったからなんじゃないかと思うんですよね。

今って山野浩一先生も仰ってますが、中央が芝もダートも極端にスピード化したせいで、地方と中央が別のカテゴリみたいになってる気がします。

だから地方がもっと活性化すれば、地方グレード勝った馬ももっと評価されてもいいと思うんですよね。
私はボンネビルレコードやフリオーソには昔の日本競馬のよき名馬の風格を感じますよ。

.. 2009年07月13日 22:22   No.749003
++ シンザン (殿堂馬)…608回       
 サンデーサイレンスの導入によって、日本馬(中央)の血統レベルが急速にアップ。地方馬との格差がますます開いてしまったということでしょう。
 いかんせん賞金や待遇に差がありすぎる。地方競馬は民間に委託しないかぎり、現状は変えることは無理ですね。地方競馬民営化。
 それとアメリカもオールウェザー導入によって、スピード化が進むのではないでしょうか。
昨年のWCで欧州馬が席巻したように。
 ドバイWCも来年からAWです。

 

.. 2009年07月14日 11:35   No.749004
++ しょう (殿堂馬)…364回       
シンザンさんの言うとおり、輸入されたサンデーサイレンスが入ったことで異例の速度でレベルアップしていきました。その勢いはまさに日本版セントサイモンというべきもので、95年に2世代でリーディングサイアーを圧倒的な差をつけて奪うというものでした。ほぼ同期のリーディング3強を築いたトニービン、ブライアンズタイムも大種牡馬なんですが、これらを相手にして96年以降の存命中ははリーディング2位に獲得賞金を常に2〜3倍差をつけるというとんでもない代物でした。

ちなみに地方のリーディングサイヤーは00年までは混戦でしたが、01年以降はDanzig系のアジュディケーティングが首位を独走しています。競走馬時代はBCSで河内JKが騎乗し4着になったことのある馬で、引退後すぐに日本で種牡馬入り。その産駒は仕上がりが早く下級条件戦で堅実な成績を出す人気種牡馬。その性質ゆえ中央では重賞級の馬は少なくミデオンビットやタヤスケーポイントを出した程度ですが、地方ではその特性が最大限に生かされて、ハタノアドニスやアジュディミツオーを輩出した南関東における大種牡馬に位置づけられてます。今年も南関東牝馬2冠のネフェルメモリーを出しているので、今年も堅持しそうな勢いです。

.. 2009年07月17日 08:18   No.749005
++ しょう (殿堂馬)…365回       
>モンクリさん
地方と中央の質の差は90年代後半あたりから出てますね。ジェイドロバリーの牡馬代表産駒のオースミジェットやタイキシャーロックあたりは大井を苦手にしてました。

ただ現在のフリオーソ・アジュディミツオー・ボンビネルレコード辺りを見てますと、もう完全に別物になっちゃったかなって感じはしますね。芝が全く合わないのもあるんでしょうが、根本的にスピードが足りないのが中央で通用しない理由でしょう。中央のスピードが芝・ダートともに平均的に早くなりすぎたのも要因かも知れません。

あとバッカスは嵌ったときは強いという中団待機型ですから、相手関係無しに同じ順位になってしまうんじゃないかと思います。

>よこやりさん
トーシンブリザードは地方史を見ても最強馬に分類される馬ですからね。無敗で南関東四冠を達成し、故障前の力はあのクロフネに匹敵するとまで言われた馬。元々成長力のない血統とはいえ既に力の落ちていたフェブラリーで2着ですから、無事なら4歳夏までは少なくとも連勝が伸びていたでしょう。最近ではシーチャリオットなんかも故障がなければかなりの戦績を上げていたかと思います。

アジュディミツオーは地方史の名馬からすると、統一GT4連勝以外の戦績は並の一流馬どまりでしょうね。中央では全盛期でも通用せず、ほぼ南関東専門でしたから、持ち上げるほど強いかといわれると個人的には疑問です。地方重賞でJBC以上の強豪が集まる東京大賞典を連覇してますから、地元で強かったのは間違いないんですが。

.. 2009年07月17日 09:01   No.749006


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