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よく言われる事ですけれど、日本の競馬の払い戻し率は75%、裏返せば控除率(いわゆるテラ銭)が約25%ですから、そもそも100円の馬券を買った瞬間、25円を天引きされているようなものです。従って、75%の回収率をマークすれば、実質的にはトントンと言えるかもしれません。ましてや回収率80%ともなれば、馬券師としては勝っているに等しい? たとえばラスベガスのカジノでは、種目にもよりますが、控除率は1%とか2%しかないそうです。それじゃあ胴元の儲けが少ないか――客が勝ちやすいか――というと、賭けの回数がケタ違いに多い。競馬は一日に一場12レースですが、カジノのゲームは24時間営業で、しかも1時間に楽に百回とか回転します。従って、結局は、カジノはたとえ薄利でも積もり積もって必ず莫大な儲けを得るわけですね。 いずれにしても、控除率があり、しかも不特定多数が一回勝負でなく賭けるという枠では、胴元の有利が揺らぐことはない。だからこそ、お国は他が儲けては困る(笑)から、公営以外のギャンブルを禁じるのでありましょう。
.. 2008年09月10日 22:37 No.578004
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