冠名の問題は以前からしばしば言われる点で、たしかに後年になると混乱を招きます。もちろん、思い入れが強ければ間違いようもないのでしょうけれど、個人的には、サクラ××オーというのも一杯いるので閉口します。 これは冠名もですが、9文字という限定も問題なのだという気がします。つまり、「マイネル」とつけば残りは5文字、「アドマイヤ」とつけば残りは4文字しかありません。結局、4文字か5文字の枠で馬名を考えているに等しくなります(もっと言うと、「マンジュデン」や「カラノテガミ」に至っては、実質3文字!)。この“9文字限定”、過去にここでも話題になった時、JRAに問い合わせてみましたけれども、いつ決まった規則か判らないようでした。 海外では、かなり長い馬名も見受けられます。冠名は少ないと言われますが、たとえば FAIRY KING PRAWN は良さげな馬名ながら、実は KING PRAWN(大海老!)は Mr & Mrs Lau Sak Hong の冠名で、他にELEGANT KING PRAWN とか SPECIAL KING PRAWN とかというような馬がいたそうです。 偉大なる馬名・シンザンも、マイネルシンザンとかアドマイヤシンザンとなったら月並みに聞こえるし、こうなると、所詮は馬主のセンスということかもしれませんね。