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欧米では早くから2才馬をデビューさせている。日本では早くて夏。日本の3才馬が欧米に比べ成長が遅れているのでは、という一部の指摘に答え、JRAでは昨年から2才馬のデビューを早め、来年から2才馬の重賞を増やして2才戦を充実させようという目論み。 ところが日本というのは、湿気の多い夏という独特の風土がある。欧米にそのまま倣っていいものだろうか。今まで早くデビューする馬というのは仕上がり早の血統馬が多く、素質馬が集まらぬうちに賞金を稼ごうという馬達たちである。とくに小倉、新潟。 クラシックをねらうという素質馬は、秋デビューが常識。こうして重賞が増えてしまうと、肝心のダービーの時点になって遅れて来た素質馬は賞金不足で出られなくなるのではないかと懸念される。2才戦の重賞増加により、関係者(調教師、馬主)の意識は変わるのだろうか。 今まで、2才で活躍した馬は、クラシックの時期になると、どこにもいないというのが大部分。小倉、新潟、しかり。
.. 2013年10月29日 09:18 No.1206001
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