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原発はなくても何の支障もない 1月26日(金)に京都の金曜行動で配布されたビラの本文(下) └──── (若狭の原発を考える会)
(上)は、1/31【TMM:No3278】に掲載。 (中)は、2/6【TMM:No3282】に掲載。
【3】原発は農山漁村の魅力を失わせる
今、若者、ファミリー世代の農山漁村への移住希望が増え、30代女性の多くが 「農山漁村での子育て」を志向しているといわれている。実際、都市から農山漁 村への移住者は、2009年から2014年の5年間で4倍に増加したと報告されている。 20〜30代が中心で、女性の割合が上昇している。Iターンが多いが、これがUター ンを刺激している。移住者は、いわゆる6次産業[農業、漁業(1次産業)+産 物の加工(2次産業)+産地直送販売(3次産業)]を生業(なりわい)とする 場合が多い。日本の食糧消費額74兆円であるが国内食用農水産物生産額は9兆円に 過ぎず(現在自給率12%)、差の65兆円が6次産業の経済規模である。1%の移住 者がいれば、地域が維持される。 上記のように、農山漁村の魅力は再発見されつつあるが、原発に依存する市町 村がその対象とされ難い。
【4】原発はなくても大丈夫
1.多量エネルギーは本当に必要か?
人類が1日当りに使用するエネルギーの量は、火も使わず、動物に近い生活を していた時代(数10万年前)には約2000キロカロリー(kcal)であった。 ところが、現在は日本で160,000 kcal、米国で280,000 kcalである。こんなに 多量のエネルギーを浪費しても良いものであろうか? 人口1人当たりのエネルギー消費量は、日本では原発が商業運転を始めた 1965年からの10年間で約4倍に増加し、韓国でも20年遅れて同様な増加を見せ、 中国では現在、増加の途上にある。人類史上、10年間でエネルギー使用量が4倍 にも急増したことはない。この事態に、人類は、文化的、精神的に、また、地球 環境との共存の視点から、真に対応できているのであろうか?
.. 2018年02月09日 10:01 No.1330001
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