8人の乗員の内6人はレーガンの飛行甲板上で勤務し、もう一人は艦の除染の専門家として作業にあたり、さらに一人は航空機の発着と保守点検業務を行うために甲板上で勤務していた。 訴状では「大きな物理的苦痛と精神的な苦痛」を受けたとして、物質の排出のためのキレート治療、骨髄移植などの治療を必要とし、命を縮める結果となったとしている。これは過失、詐欺、欺瞞的な事業慣習の東電、そして他の法令違反であると非難している。 具体的症状は「絶え間ない偏頭痛」「集中力の欠如」「体重減少」「消化器系統の潰瘍や直腸からの出血」などがあるとガーナーは言った。 東京電力ワシントン事務所はコメントの要求に対しては金曜日午後には応答しなかった。 海軍によると災害から2日経った後に、大気中に低レベルの放射能汚染物質を検出したことで、福島原発の近くを地震救援ミッションで飛行した17名の航空機乗務員をレーガンから移動させた。 「低レベルの放射能は石鹸と水で洗浄することにより簡単に影響を受けた乗務員から除去することができた。」米太平洋艦隊は、この事件に関するステートメントを発表している。「彼らはその後の調査で、それ以上の汚染は検出されなかった」 ステートメントでは「人員がさらされた放射線の最大潜在的放射線量は「自然の線源(例えば岩、土と太陽)からの背景放射の、およそ1ヵ月曝露したことで受ける放射線被曝より少ない」と記載されていた。 金曜日の午後や夕方に海軍に電話をしても応答は無かった。 ガーナーは、米国政府が、その海域に入っても安全であったということを東電と日本政府からの情報に依存していると主張する。そして海軍は、損害賠償請求に対する責任を彼らに負わせようとしているからだと。 <訳注> プレブル (USS Preble, DDG-88) は、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦。アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の38番艦。艦名はエドワード・プレブル代将に因む。 その名を持つ艦としては6隻目。米空母随伴艦として日本にもこれまでに来たことがある。ヘリコプターSH60シーホーク2機搭載のミサイル駆逐艦。 チャンセラーズビル (USS Chancellorsville, CG-62) は、アメリカ海軍のミサイル巡洋艦。タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の16番艦。艦名は南北戦争におけるチャンセラーズヴィルの戦いに因む。南北戦争で南部連邦軍が勝利を収めた戦いに因んで命名された数少ない艦である。ヨコスカを事実上の母港とするシャイロー及び、日本にも来るカウペンスと同型艦のミサイル巡洋艦で、空母打撃部隊の直掩艦として建造された。 ※トモダチ作戦の米兵 東電に94億円賠償請求 【ロサンゼルス共同】 東日本大震災後、三陸沖に派遣された米原子力空母ロナルド・レーガンの乗員8人が27日までに、東京電力福島第一原発事故の影響が正確に伝えられなかったため、被ばくして健康被害を受けたなどとして、同社を相手に損害賠償を求める 訴えを米連邦地裁に起こした。請求額は計約94億円に上る。米メディアが伝えた。 東京電力は「訴状が届いておらず、コメントは控えたい」としている。 (2012.12.28毎日新聞より)
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.. 2013年01月09日 08:29 No.481010