【必読※迷惑書き込みの対処方法をまとめました。】

石原莞爾関係の掲示板

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■--テント日誌6月20日(金)
++ I・K (小学校低学年)…6回          

   希望の牧場の吉沢さんが牛とともに登場した
   経産省前テントひろば1014日 商業用原発停止275日
 
○3時ごろテントに着いたらいつもと雰囲気が違う。テント前に希望の牧場の車が止まり、カメラを抱えた人がうろうろしていた。農林省前から吉沢さんの怒りのスピーチが轟く。福島から被曝牛を連れて来たと言う。牛は日比谷公園に置いて来たので見られなかったが…
 彼が移動した後、今度は桜チャンネル部隊がたくさんの日の丸を掲げて農林省前に現れわめき始めた。テントからは何を言っているのか判別出来なかったが、何でも水産省が尖閣漁業活動を阻止したことへの抗議だった様だ。
 そして吉沢さんがテント前に戻ってきて車の屋根から経産省と聴衆に向けて長時間にわたって福島の様子や被曝牛のことなど切々と叫んだ。そして原発の再稼働は絶対するべきでないと。テント前はカメラマンと聴衆でごった返す。
そして桜チャンネルがテントに来るとでも思ったのか、公安、機動隊がたくさん現れて物々しい感じだった。
 いつもならテント前にテーブルを出して来訪者にそなえる時間なのにそれも出来ない。そんな時街宣車が通る。すわ!来襲?と身構えたら違う派で「脱原発がんばれ!俺たちも原発反対!」と叫んで行った。原発は皆の問題だと改めて思う。
○そんなざわざわした中、柏から来た人、初めて来た人などとの会話が弾む。
柏、松戸などホットスポットが多いこと、東海第2原発も再稼働しようとしているが反対しないといけないことなどなど。
 5時きっかりに桜チャンネルの抗議は終わりテントに寄らず引き上げていった。安心していつもの準備に掛かる。若いSさんが作業を手伝ってくれて助かった。吉沢さんは赤いオブジェの牛を引いて国会前に向かう。夜になって福島の方等も訪れて賑やかな一日でした。夜にわか雨との予報が外れてよかった
.. 2014年06月24日 09:30   No.753001

++ I・K (小学校低学年)…7回       
テント日誌6月22日(日)
 |  梅雨の谷間の涼しく爽やかなテント
 |  経産省前テントひろば1016日 商業用原発停止277日
 
○夜中から降り続く雨でちょっと涼しく、数日続いた暑さから逃れられホッと一息。当番のMさんやKさんが現れて泊まり開けの人たちが安心して帰られた。
 暫らくして休日に時々座ってくださる群馬の人が今日は車で来たのでと水の入ったダンボールを抱えてやってきた。嬉しいカンパだ。彼は九州玄海町町長選挙のことを心配していた。
 なぜなら立候補予定者が二人とも原発推進でしかも交付金をどう使うかが争点になっていると。7月29日告示で8月3日投票だとか、原発反対の人を立てなくては駄目だろうと言う。おっしゃるとおりだけれど、私たちに何が出来るだろう!
○相変わらずテントは臨時交番状態で道を聞かれることが多い。最近は虎ノ門ヒルズはどっちですかと良く聞かれる。珍し物好きがいるのでしょうね。
 昼過ぎ雨が小降りになったので傘をさして座っていると、警官が来て右翼の街宣が大挙してくるのでテントの中に入っているようにと指示された。仕方なくテントで鹿児島に行ったKさんから交流会の話など聞いてじっとしていたが、なかなかやって来ない。第2テントで函館市大間原発裁判の報告会打ち合わせをしていると大音響が聞こえてきた。何台くらい来たのか判らないが、短時間で通り過ぎテントに実害はなく良かった。
 夕方雨が上がり薄日が差してきた頃、Hさん、Sさんが来たので私とTさんはテントを去った。

.. 2014年06月25日 09:35   No.753002

■--再稼働判断
++ 東京新聞 (社長)…590回          

 自治体を軽視 防災計画、審査に「含まず」

  政府は二十一日、原発の再稼働に向けて原子力規制委員会が進めている安全審査と、原発から三十キロ圏内の地方自治体が原発事故に備えて定める地域 防災計画は無関係とする答弁書を決定した。安倍晋三首相は規制委が安全と判断した原発から順次再稼働する方針で、地元の自治体を軽視する姿勢が浮き彫りに なった。
 民主党の菅直人元首相の質問主意書に対する答弁書。衆院事務局によると、首相経験者が質問主意書を提出するのは初めて。答弁書は安全審査と地域防災計画の関係に関し「(安全審査のための)新規制基準には防災計画にかかる事項は含まれていない」と説明している。
 安倍首相は「世界最高水準の規制基準で安全性が確認された原発は再稼働する」と方針を示している。答弁書によれば、「安全性」に自治体の防災計画は含まれないことになる。
 地元自治体が防災計画をつくろうとした結果、住民の安全な避難や近い将来の帰還が困難と判断した場合でも、規制委の安全審査を通れば再稼働できる かどうかとの菅氏の質問に対しては、答弁書は「防災計画は都道府県および市町村において作成等がなされる」「政府は同計画の作成の支援等を行っている」 と、事実上「ゼロ回答」だった。
 菅氏は取材に「首相の言葉は『安全性』に住民の安全も含まれていると国民をミスリード(誤った方向へ誘導)している。それが答弁書で明確になった」と話した。 (2月22日より)
.. 2014年02月24日 15:02   No.695001

++ 冨塚元夫 (中学生)…49回       
いよいよ被告・東電を法廷に引きずり出す日が近づいています
 |  ―公判は短時間で終わりましたが重要な前進でした
 |  6月19日東電株主代表訴訟第11回口頭弁論を傍聴して
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ 前回4月17日第10回口頭弁論において、原告から出された主張に対し、被告側から反論が書面で出されました。原告の主張は「歴代東電株主は想定を超える地震・津波の可能性制を十分知っていながら必要な対策を何も取らなかった!」というものです。
 被告の反論は、「地震・津波の予見可能性は具体性を欠くもので、具体的対策をとる義務はなかった」というものです。
 それに対し、河合弁護士は「地震・津波の予見に正確な年月日の予想などあるはずがなく、被告の主張が正しければ、永久に研究だけ継続すればよいことになる。どの程度の具体性があれば、対策をとるというのかはっきり述べよ」と反論した。これに対し次回被告側からの返答があるはずです。
○ さらに原告は、先日の大飯原発差止め判決は原告の主張を裏付ける内容であるので、証拠として要約を提出しました。それに対し裁判長から判決全文を提出するよう要求がありました。「原発事故はいったん起これば膨大な被害が予想されるものゆえ、国民の生命にかかわる人格権を守るために、それに見合った対策が求められる」という判決はこの裁判にも通用するものです。
○ 次回第11回口頭弁論は、7月31日(木)です。是非傍聴してください。

.. 2014年06月24日 08:58   No.695002

■--全原発廃炉を目指して
++ 渡辺善恵 (幼稚園生)…1回          

一歩一歩、力強く
 |  川内原発現地には行けなくても ハガキ作戦を展開
 |  6月13日(金)第105回首相官邸前抗議
 └──── (たんぽぽ舎会員)

 梅雨空から太陽が顔を出し、暑い一日となりました。定番となった、反原発金曜行動も全国各地で、その輪が広がっている。
 ここ首相官邸前、国会前も川内原発再稼働阻止、再稼働絶対反対の抗議の為にかけつけて来る会社帰りの人、学生、主婦、一般の人々が、心を一つに、怒りの声を上げる。
「再稼働反対」「安倍晋三は、原発やめろ!」の連呼である。
 ある人は、日音協の反原発のメロディーに勇気をもらい、癒され、明日も一人でも多くの人に反原発の灯りをともそうと心に誓う。
○ 又、川内原発現地には行けなくても、九州電力社長、薩摩川内市長、鹿児島県知事に直接声を届けられるハガキ作戦を展開、最大の火山リスクを持つ川内原発は日本を滅ぼす、為政者、経済界、役人は再稼働に真っしぐら、このままでは福島の二の舞は、火を見るよりも明らかである、一代限りの繁栄、そのツケを回される若者達、何気ない普通の暮らしが、一瞬にして奪われる。失って初めて、その大きさに気づく、この福島の悲劇を二度と繰り返してはならない。
 知恵有るものは知恵を、財力有るものは財を、健康な人は労力を、時間のあるものは時を、筆に自信の有る者はペンをとって、反原発の山の頂上を目指し、今日も、明日も、一歩一歩、力強く確かな歩みで、登り続けようではありませんか。
.. 2014年06月17日 08:39   No.748001

++ 橘 優子 (小学校中学年)…12回       
薩摩川内に立った「原発反対」の大看板、遠征参加者を元気づけてくれました。
 |  県庁前集会の横断幕の前でハイハイする赤ちゃん(11カ月)もー「この子の未来がかかっている!」
 └──── (ストップ原発&再処理意見広告の会)

6月13日から始まった鹿児島県議会で、再稼働の容認をしないで!と迫る勢いで120人が東日本から遥か空海を超えて鹿児島に飛んだ3日間の「川内原発動かすな!東日本決起集会実行委員会(東日本実行委員会)」の遠征に参加、最終日14日の早朝に鹿児島県庁の近くのホテルをバスで発ち、薩摩川内市に入り、原発の前で、再稼働反対の記者会見と集会を行って、その往復の路上で、巨大看板をしっかりと見て参りました。
「ストップ原発&再処理意見広告の会」に寄せられたお金を、全国の原発立地の運動のための看板カンパに10万円ずつお渡しした成果です。
5/30発行の「週刊金曜日」993号で、鎌田慧さんの川内現地ルポで写真入りで紹介されていますが、私たちの仲間の「原発反対」看板に対抗して、推進派が同様の大きさ・デザインをぱくった看板を作った話がバスの中で柳田さんから紹介されて、 車内が大いに湧きました。
 この話題で弾みがついて、川内原発前での闘争は一段と盛り上がり、私も友人を誘ってドンパン節にまで参加!

◇とにかく、毎日早朝からのハードなスケジュールで、友人を数人誘っている身としても緊張もし、南国の日差しに消耗も激しい行程でした。
 それでも、私よりお年を召していらっしゃる方々が、激しいスケジュールを承知で多数参加、 のぼり旗は担ぐ、横断幕をひろげ持つ、声を、力を振り絞って、再稼働するな!と、渾身の訴え。
 平日の行動なのに、休みを取って参加した若者もいれば、11か月の赤ちゃんを抱いて参加した若いカップルも。初日の夕方、空港から直行して県庁前の広場に横断幕や旗や寄せ書き等めいっぱい拡げての記者会見の場で横断幕の前でハイハイするこの赤ちゃん、「この子の未来がかかっている!」と凛々しいお母さんと共に、どれだけ仲間を奮い立たせてくれたことでしょう。
◇ちなみに、東京新聞では、13日の県庁前行動が 全国から参加者が700名、ですが、鹿児島の朝日も毎日も全体で1000名の報道。天気に恵まれ、熱気あふれる、充実した展開で、13日の夕方、地元のTVのニュースでは、県庁前の行動・県議会傍聴の様子・知事への署名提出行動、更には九電前でのデモに至るまで、10分間近くその熱気を伝え、その後で、伊藤知事の「10キロ以上の避難計画なんて、できる訳がないので、作らない。国に頼むしかない。」などと言う、無責任な会見の様子が写されて、これには推進派はWパンチの体。
◇街を仲間たちと移動していても、地元の人に「お疲れ様」とねぎらいのお声をかけてもらったり、天文館という繁華街での情宣活動ではビラの受け取りも良く、仲間のマイクアピールに聞き入る方、ビラを受け取って話し込んで行く方多数。私もマイクをとって、「どうかどうか、この明るく賑わう街を、私の故郷、福島の街のような悲惨な状況にしないために、再稼働反対の声をあげて下さい!!」と訴えてきました。
 老舗デパート山形屋のギャラリーでは、「3.11東日本報道写真展」が開かれていて、住民の意識も盛り上がってきているという手応えを感じました。

.. 2014年06月19日 08:04   No.748002
++ 井上 啓 (小学校低学年)…7回       
石原発言−石原環境大臣の「最後は金目でしょ!」発言を
  褒めてあげましょう
 
 石原環境大臣の「最後は金目でしょ!」発言を褒めてあげましょう。
 自民党の体質は1954年の最初の原子力予算づくりから一貫として「金目」が決めると信じていることを正直に発言したのですから。
 取消を求めることはありません。
 原子力に推進がとことん「金目」によって進められてきたことが事実なのですから。
 福島県知事以下、危険な地域とわかっていながら、もっともらしい除染でいかにも「安全」が確保されるかのように県民を誤魔化し、東電を守り、原子力利用を進めようとする人々の根性が、はっきり見えてきたことを、さすが環境大臣と褒めてあげたい。

.. 2014年06月19日 09:12   No.748003
++ 木村雅英 (中学生)…35回       
年間20mSvで帰還を押し付ける原子力規制委員会を批判する
 |  とんでもない数値だ。法律は年1mSvだ
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その7
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○原子力規制委員会は「科学的・技術的」で無く、政治的な提言をいくつも出している。
ここでは20mSv帰還を紹介する。
 「帰還に向けた安全・安心対策に関する基本的考え方(線量水準に応じた防護措置の具体化のために)」(平成25年11月20日、原子力規制委員会)だ。
 この中で「我が国では、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告等を踏まえ、空間線量率から推定される年間積算線量(20ミリシーベルト)以下の地域になることが確実であることを避難指示解除の要件の一つとして定めている。」、但し「長期目標として、帰還後に個人が受ける追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるよう目指すこと」と追記して。
 この「基本的考え方」は2013年9月に開始した「帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム」最後4回目の11月11日の検討会合を終えた後に出された。検討チームの春日文子委員が「表現が他人事のような印象を与える」と指摘しているように何ともおかしな表現であるが、年間20mSvを明記した「基本的考え方」を決定することが重要だったのだ。
○この20mSvは、日本の法律に照らしても、とんでもない数値だ。法律で定められた一般市民の被曝限度は「年1ミリシーベルト」であり、放射能マークが掲示され一般市民の立ち入りが禁止されている放射線管理区域は「年5.2ミリシーベルト」であり、原子力発電所等の労働者がガンや白血病で亡くなった場合の労災認定基準は年5ミリシーベルトから(累計5.2ミリシーベルトで認定された事例あり)であり、放射線業務従事者の基準(5年間で100ミリシーベルト)と同レベルであるからだ。
○また、チェルノブイリ事故から5年後の1991年、ソ連崩壊後のロシア・ウクライナ・ベラルーシで決められた「移住の義務=年5ミリシーベルト」、「移住の権利=年1ミリシーベルト」に比べても、あまりに危険な年間20mSvである。
○なお、この年11月10日の毎日新聞報道〜この検討チームが実施を決めた住民への聞き取り調査を、田中俊一委員長が撤回、代わりに自治体の首長から聴取するよう指示し、提言案に「避難住民の意見は反映されない見通しになった」〜に対して、原子力規制委員会が毎日新聞記者の記者会見参加を拒否したことも忘れてはならない。官公庁が誤報を理由にメディアの会見取材を

.. 2014年06月19日 09:23   No.748004
++ 永野 勇 (幼稚園生)…1回       
.「原発禁止世界大会(仮称)」が必要でしょう−私の提案−
 |  広島、長崎、ビキニ、福島と4度の被爆体験を持つ日本から
 |  世界に向けて発信すべき
 └──── (「原発さよなら千葉」)

○ 今、日本をはじめ世界各国で原発反対の取組がなされています。
 そして、そのような取組をされている方々は、国内だけでなく、この地球上の原発を止めることを願っていると思います。なぜならば国内だけで原発を止めても、この地球上の原発を止めない限り本当の安全・安心を達成出来ないからです。例えば、韓国や中国の原発が大事故を起こせば、九州をはじめ日本各地への影響は甚大となります。
○ 世界中の原発の状況は、現在稼働中のものは、30か国で429基 (約3.9億kw) です。これ自体を「狂気の地球」と表現している方がおりますが、今後の増設中・計画中、とりわけ日本に近い中国は、凄まじいです。(詳細については、日本原子力産業協会の資料を参照して下さい)
 このような危険な原発をこの地球上からなくすには、まず「新増設は認めない」という世界規模での取組が不可欠だろうと思います。
 新増設がなければ、ほとんどの原発製造が事業として成り立たず、 結果として原発を止める大きな一歩となるからです。
 核兵器のない平和で公正な世界を目指している「原水爆禁止世界大会」と同じように、年一回の「原発禁止世界大会(仮称)」の取組を真剣に考え、実行する時にきていると思います。
 広島、長崎、ビキニ、福島と4度の被爆体験を持つ日本から世界に向けて発信すべきでしょう。

○参考:「日本原子力産業協会の資料によれば、2013年1月1日 現在の状況」は次の通りです
 現在運転中の原発は、30か国で429基(約3.9億kw)
 建設中は、76基(約7800万kw)
 計画中は、97基(約1.1億kw)
 トータルでは、41か国で602基(約5.78億kw) となります。
 また、@niftyニュー スによれば、中国については、つぎのような情報もあります。
 現在、中国では13基の原子炉(約1080万kw)が稼働中だが、中国国務院はすでに32基の新規建設を承認し(内28基は建設中)建設承認の前期作業に入った原発は38基ある。建設・計画中だけで計70基で、2020年までに現在の7倍の約7000万kwと、日本を上回る規模になるが、中国政府は2050年までに230基(約3.24億kw)まで増やし世界最大の原発大国となる計画である。世界的にも例のないスピードで建設を進めている。

☆事故情報編集部より:原水爆禁止世界大会は、毎年、広島・長崎の原爆投下日=8月6日と9日より前の日程で8月上旬に開催されている。

.. 2014年06月20日 08:11   No.748005
++ 岩井 哲 (幼稚園生)…4回       
第102回!鹿児島市天文館街宣!6/20(金)18時から19時に参加を!
 |  川内原発再稼働阻止・南大隅町最終処分場反対の定例抗議行動に
 |  起ち上がろう!
 |  今この時、道行く多くの県民にアピールしないで、一体いつアピール出来る?
 └──── (かごしま反原発連合有志)

○明日の18時から19時の金曜行動は、天文館街宣です。
 今回は、通常のパターンに戻りますが、天文館を<リレートーク・チラシ配り・署名運動・シール投票・抗議ハガキ販売・資金カンパなど>の熱気溢れる「地元パワー」で賑わしましょう! (中略)
○私たちは、先般の第90回金曜行動から、天文館に於ける「再稼働阻止・連続街宣行動」を、<共同街宣行動>として展開し始めました。
 「かごしま反原連」としては、通常、第1金曜(この日だけは、県庁前抗議行動のあと、集会用具の片付けの後、近場で「相談会」が慣例)を除く、第2・第3・第4・(第5)金曜日を、天文館街宣に充てて行きたい。
多くのみなさまが、旗・横断幕・プラカード・チラシ・楽器・出来れば「シール投票板」などの各種ツールを持ち寄り、それぞれの思いを胸に、ご参加頂きたいと存じます。
今この時、道行く多くの県民にアピールしないで、一体いつアピール出来るというのでしょうか?お互い全力を挙げて、市民のみなさまに対する広汎な情宣活動に努めましょう!そのため、17時45分〜18時前までに、献血センター前にお集まり下さい。どうか、よろしくお願いいたします。

.. 2014年06月20日 08:26   No.748006
++ 広瀬 隆 (小学校高学年)…21回       
国会記者会館屋上取材拒否裁判〜次回6月30日
 |  アワープラネットTV白石さんのメッセージ
 
 全国のみなさま 広瀬隆です
秘密保護法に直接関わる重要な裁判が進行中です。
白石草(はじめ)さんから、下記のご連絡をいただきました。
飛び上がってしまうようなおそろしい話です。

 私(白石草)は今、国と記者クラブを相手取り、裁判を起こしています。
2012年に「正しい報道ヘリの会」のプロジェクトを開始したとき、民間ヘリからだと中継が出来ないことを知り、とても残念だったため官邸横にある国会記者会館から中継することを思いつきました。
 ところが、国会記者会館の管理人(元共同通信記者)からクラブメディアと新しいネットメディアは「身分が違う」と言われ、建物から排除されました。
 裁判は、その時に撮影できなかったことへの賠償を求めています。
次回6月30日に私の意見陳述があります。
これまで、あまりPRしてこなかったのですが、弁護団がこういう裁判は世論が大切で傍聴者が多いことが重要だというのです、この場所は、メディアと政治の癒着の象徴ですので、ぜひ多くの人に来ていただきたいと思いメールを差し上げました。
◎傍聴にお越しいただきたいのは以下の日程です
    2014年6月30日(月)15時半〜
    東京地方裁判所民事第6部法廷(地裁の721号室)


 白石さんが書いたこのサイトの裁判資料を読むと、驚きます。たまげます。傍聴に来られない地方の人も、すべての日本人が、このサイトを一読しておく必要があります。
 これは、「日本政府とマスメディアの癒着」を証拠立てる、戦後の暗黒世界の話です。
 日本のテレビと新聞が、なぜ敢然と安倍政権打倒に立ち上がらないのか、それが裏から読める、という話だ。報道界は社会の木鐸だって?
 いい加減にしろ! 恥を知れ。

.. 2014年06月23日 07:56   No.748007
++ 川辺俊一 (幼稚園生)…1回       
習志野市議会のとんでもない状況
 |  「原発を再稼働してという市議会意見書」を出すようにという陳情を委員会で採択
 └────   (習志野市・習志野市民フォーラム事務局代表)

 今回、習志野市議会に一市民より電力量料金(電気代)が高騰(約4割増)して生活維持が大変です。「安全が確認された原子力発電所を一刻も早く再稼働する」よう、市として国に対し、意見書を提出してください」等というとんでもない陳情が出されました。この陳情がなんと本日(19日)の常任委員会で4:2で可決されてしましました。賛同した議員は保守系会派2派と公明党に属する議員と一人会派の4人です。
 習志野市議会は30人の構成でこの賛同した議員の所属する3会派は合計で15人、一人会派を含めると27日の本会議では軽く過半数を超え採択され国に「速やかな再稼働」を求める意見書が出されてしまいます。
 「原発再稼働反対」の地方議会の意見書の採択は多数ありますが「再稼働推進」の意見書の採択はほとんど聞いたことがありません。
 本会議決議まで日にちはありませんが「原発さよなら千葉」様でもこの問題を拡散していただくと同時に習志野市議会の各議員に要請を集中していただきたくお願いいたします。

.. 2014年06月23日 08:33   No.748008
++ 岩下 (幼稚園生)…2回       
大飯原発の再稼働を差し止めた、福井判決
 |  一斉に反発する「原子力ムラ」の正体は?
 └──── (せんだい原発,再稼働反対!「川内の家」ニュース11号)

 5月21日、大飯原発の再稼働を差し止める判決が、福井地方裁判所で下されました。それに対し、推進派の「原子力ムラ」は、一斉に反発しています。
○倫理感のかけらもない、財界の反発
まず経団連、日本商工会議所、経済同友会が「エネルギー問題に関する緊急提言」を発表。それは、(1)エネルギーコストが上がっている、(2)安全な原発は再稼働、(3)再生可能エネルギーへの補助をやめろ、というもので、世論を逆なでする内容です。
原子力国民会議(財界と有識者の団体)も福岡で、経済発展に原発は不可欠だと主張しました。経済発展すなわち企業の儲け。「原子力ムラ」が判決に大慌てし、本音をむき出しした、と言えるでしょう
○規制委員会も「要援護者は避難するな」
 原子力規制委員会も28日、判決に応じるように、要介護者の切り捨てと言える方針を打ち出しました。原発5Km圏内では、「要援護者については、無理な避難を行わず、屋内退避を行う」、というのです。30Km圏内でも「屋内退避を中心に行う」、としています。
 この間、「避難は無理」、「避難計画は空論」という批判が高まっています。規制委のこの「新説」は、県や市の苦境を救うため。避難が無理なら、「避難するな」と言っているのです。
○屋内避難を名目に、要援護者を放置
 薩摩川内市内の廃校になった寄田小では、体育館の舞台を改造して要援護者を収容する施設が出来ました。103平米に52人収容とのことですが、これでは雑魚寝。介護者用のスペースもありません。
放射能の流入を防ぐ空調用の燃料(950リットル)は、4日後に切れます。その時、高い放射能が続く環境のもと、誰が救出に来るというのでしょうか?

.. 2014年06月23日 08:54   No.748009
++ 柳田真 (大学院生)…121回       
.「短信」を作りました(第1回)
 └────(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

▲目的 この頃、メールマガジンの記事が多い。載せきれない。そこで1項目100から140文字位で(ツイッター並みで)、メルマガでは洩れるニュースや記事を収録したいという目的で「短信」欄を新設。随時掲載。投稿も歓迎です。

▲おしどりマコ・ケンさんの話が好評。
 6月19日(木)スペースたんぽぽで盛況に開催。原発事故に関する国際会議が3月ドイツで開かれ、そこへ招かれたお二人の見聞報告。政治に敏感なドイツの若者。よく勉強し、不正に怒りをもち、かつ、実力行動で立ち上がっているさまがユニークに報告され、笑わせつつ聞かせた内容。(後日、報告文を掲載します。)

▲東電がヒタ隠す広野火力発電所の高線量放射能汚染−スクープ内部文書を独占入手(週刊朝日6月27日号)
 東電福島第一原発から21キロ先の広野火力発電所の一部がなぜ高濃度汚染されたか?東電はなぜヒタ隠しか。
その秘密に迫る。(近日号のメルマガで要旨を紹介します。)

▲九州電力川内原発の再稼働阻止をめざして、7月と8月と9月の3回(三波)、北海道から九州まで全国で行動を行おうと九州での全国相談会で話し合った。
 それに基づき、東京は7月9日(水)昼、規制庁前で川内原発優先審査やめろ、福島の汚染水対策に全力で取り組め、の行動を起こす。
 −再稼働阻止全国ネットワークの主催。

▲一人で参加する自発的な人が少なくない。−金曜行動の特色。
 毎週金曜日の官邸前抗議行動に参加して思うことは、組織に属さず、一人で自発的に参加している男・女がかなりの数で居る−ということだ。自主的参加であり、かなりの人が自分で作ったプラカードや鳴り物を持参してきている。また、自分で作ったビラを配布している人も珍しくない。労働組合などの集団行動になれてきた自分自身にとってはこういう自発的個人の大量発生は珍しくうつる。日本の民主主義も捨てたものでない!

.. 2014年06月24日 08:41   No.748010

■--海洋放水トリチウム濃度上昇
++ 東京新聞 (社長)…699回          

 地下水バイパス暗雲
  東電「問題ない」策打たず

 東京電力福島第一原発で、地下水が建屋に流れ込んで汚染水になる前にくみ上げ、海に放出する「地下水バイパス」をめぐり、放出している水に含まれる放射性物質のトリチウム濃度がじりじり上がり続けている。昨年夏に三百トン超の高濃度処理水が漏れたタンク群近くの井戸水が、全体の濃度を押し上げている。東電はこの事実に気づきながら、対策を取ろうとしない。
  (後略) (6月19日より抜粋)
.. 2014年06月20日 10:17   No.750001

++ 茨城新聞 (大学院生)…118回       
規制委 防火・耐震が焦点 東海第2、安全審査開始

 原子力規制委員会は17日、日本原子力発電(原電)東海第2原発(東海村白方)が再稼働の前提となる新規制基準に適合しているかどうか確認する初の審査会合を開いた。古い原発で使われている燃えやすい電気ケーブルの防火対策と、耐震設計の目安となる基準地震動関連に質問が集中した。

 評価食い違い、長期化も

 17日の東海第2原発の安全審査初会合で、原子力規制庁と原電は新基準に基づく安全対策をめぐり、「これで適合と言われても納得できない」(規制庁)、「現状では問題ないと考えている」(原電)と評価に食い違いが目立ち、審査は長期化する可能性が高まってきた。(後略)(6月18日より抜粋)

.. 2014年06月20日 10:27   No.750002
++ 東京新聞 (社長)…700回       
◆「福島 生きものの記録」2作目 日比谷で完成上映会

 東京電力福島第一原発事故による放射性物質が生態系に与える影響を追うドキュメンタリー映画「福島 生きものの記録」の2作目が完成し、20〜22日の3日間、千代田区立日比谷図書文化館で完成上映会が開かれる。岩崎雅典監督(73)は「被ばくの影響を見ていくのは当初から長期戦になると考えていた。できる限り続けていきたい」と話す。(中略)
 完成上映会は20日14:30、21日14:00と17:30、22日14:00の計4回。
 問合せは、群像舎=TEL 03-3267-3997へ  (6月19日より抜粋)

.. 2014年06月20日 10:33   No.750003
++ 東京新聞 (社長)…701回       
チェルノブイリとフクシマ 原発事故に衛星の目
  東大とウクライナ あす打ち上げ

 日本とウクライナが共同プロジェクトとして日本時間二十日未明、超小型衛星二基をウクライナ製ロケット「ドニエプル」に搭載し、ロシア・ウラル地方のヤースヌイ基地から打ち上げる。衛星は東京電力福島第一原発と、一九八六年のウクライナ・チェルノブイリ原発における事故による周辺地域の環境変化を同時に観測する。
 超小型衛星は東京大が、ロケットはロシアとウクライナが出資した企業コスモトラス(本社モスクワ)が運用。東大によると、衛星は一基当たり三億円以下の低コストで開発した。プロジェクトは今後、低予算での宇宙開発を可能にする「重要な一歩」となる。(後略)(6月19日夕刊より抜粋)

.. 2014年06月20日 10:38   No.750004
++ 東京新聞 (社長)…702回       
核のごみ埋設研究施設公開 地下水難敵 排水に追われ
  北海道 地下350m「何万年保管」疑念

 原発から発生する高レベル放射性廃棄物の埋設処分技術を研究する幌延深地層研究センター(北海道幌延町)で今夏、発熱機能をもたせた模擬廃棄物を使う試験が始まるのを前に、日本原子力研究開発機構(原子力機構)は19日、現場を報道陣に公開した。エレベーターで降りること4分あまり、ようやく地下350mの調査坑道に到着した。
 すぐ実感したのが地下水の多さだ。コンクリート床のあちこちに水たまりが見えた。坑道の壁はコンクリートで覆われているが、脇の排水溝には常に水が流れていた。事業主体の原子力機構によると、毎日約120トンの水がわき出るため、ポンプでくみ上げて排水する作業が欠かせない。(中略)
 穴は直径2.4m、深さ4.2mもあり、数字から感じるより実物を見た方がずっと大きく感じた。たった1本の廃棄物を埋めるだけでこの大きさ。
 すでに発電で出た核のごみは何とかする必要があるが、何万年も安全に保管できる場所が日本にあるのだろうか。現場を見て、あらためて最終処分の難しさを実感した。(6月20日より抜粋)

.. 2014年06月23日 08:03   No.750005
++ 福島民友 (幼稚園生)…1回       
除染目安 引き上げ検討 0.23マイクロシーベルトの2倍程度 環境省と市町村

 除染後の目標値とする年間追加被ばく線量「1ミリシーベルト」を達成するため、政府が目安としている空間線量「毎時0.23マイクロシーベルト」について、環境省と県内の一部市町村が、約2倍の毎時0.4から0.6マイクロシーベルト程度への引き上げを事務レベルで検討していることが6日、分かった。
 政府は0.23マイクロシーベルトの根拠として、長期的な放射線防護の目標とする1ミリシーベルトを1時間あたりの放射線量に換算し、自然界の放射線量を加えて算出している。
 一部の市町村からは、除染を実施しても0.23マイクロシーベルトを上回る地域が多いことから「除染による達成は困難」として、環境省により現実的な数値に見直すよう求める声も上がっている。
 福島、郡山、相馬、伊達の4市と環境省は今月、空間線量について協議する場を設ける方針で、除染の進展や放射性物質の自然減などを踏まえ、意見を交わすとみられる。(6月7日より)

.. 2014年06月23日 08:21   No.750006
++ 東京新聞 (社長)…703回       
故郷 カネに換えられぬ
   福島農家ら、環境省前に牛連れ抗議
東京電力福島第一原発事故に伴う除染土の中間貯蔵施設建設に絡み、石原伸晃環境相が「最後は金目でしょ」と発言した問題で、福島県浪江町の農家らが20日、被ばくした牛をトラックに載せ、東京・霞ヶ関の環境省などで抗議行動をした。農林水産省前では牛を路上に下ろそうとしたため、機動隊が出動するなど一時騒然とした。
 抗議したのは浪江町で「希望の牧場・ふくしま」を運営する吉沢正巳代表(60)ら約20人。吉沢さんは「原発事故は金で解決できるという認識そのものが、原発の恐ろしさや事故の重要性を理解していないことの表れだ」と主張。被災者が納得するまで発言の真意を説明し、責任をとることを求めた。また、事故後、牧場の牛に白い斑点症状が発生しているとして、放射性物質との関連を調べるよう求める要望書を提出した。     (後略)          (6月21日より抜粋)

.. 2014年06月23日 10:34   No.750007
++ 東京新聞 (社長)…704回       
「最後は金目」本音出た
○東京都中野区の役者 鯨エマさん(41) 原発に絶対の安全はない。一刻も早くなくすべきだ。再稼働はあり得ない。一つ許したら、次々再稼働される。事故のことが忘れられてきている。声を上げ続け、安倍政権の暴走を止めなくてはならない。
○東京都江戸川区のアルバイト 古谷(こや)善純さん(47) 石原伸晃(のぶてる)環境相が中間貯蔵施設建設をめぐり「最後は金目(かねめ)」と発言したのを聞き本音が出たと思った。何もしなければ再稼働もどんどん進められていく。福島の人とも連携し行動していきたい。
(6月21日【金曜日の声 官邸前】より抜粋)

.. 2014年06月23日 10:59   No.750008
++ 東京新聞 (社長)…705回       
放出水 濃度じわり上昇
  東京電力福島第一原発では14から20日、建屋に流れ込む前の地下水を海に放出する「地下水バイパス」で、放出する水のトリチウム濃度がじりじり上昇していることが判明した。12本ある井戸の水を混ぜてから放出するが、昨年夏に処理水漏れが起きたタンク群に近い3本が汚染の9割を占める。汚染度の高い井戸のくみ上げを止めれば全体の濃度は大幅に下がるが、東電は静観している。 (後略)
            (6月21日より抜粋)

.. 2014年06月23日 11:06   No.750009
++ 朝日新聞 (社長)…312回       
◆「燃える氷」メタンハイドレード
   山形・島根沖でも有望
          (6月20日見出し)

.. 2014年06月23日 11:13   No.750010

■--ヨウ素剤 遅れる配布
++ 朝日新聞 (社長)…306回          

  住民説明や副作用、悩む自治体
  全国初、ようやく鹿児島で
      (6月17日 見出し)
.. 2014年06月19日 08:49   No.749001

++ 東京新聞 (社長)…695回       
◆「金目発言」環境相が謝罪 撤回は否定

 石原伸晃環境相は十七日午前の閣議後の記者会見で、東京電力福島第一原発事故で発生した除染廃棄物を保管する国の中間貯蔵施設建設に向けた被災地との交渉に関連し「最後は金目(かねめ)でしょ」と発言したことについて、「誤解を招いたことは心からおわび申し上げたい」と釈明した。しかし、発言撤回については「撤回するとかの話ではない。何を聞かれたから言ったとか正確に覚えていない」と否定した。(中略)
 福島県の佐藤雄平知事は十七日、石原伸晃環境相の発言について「県民のふるさとを思う気持ちを全く顧みない発言だ。避難している人や県民にとって、どんなに厳しい状況か分かっているのか」とあらためて批判した。
  (6月17日夕刊より抜粋)

.. 2014年06月19日 09:37   No.749002
++ 朝日新聞 (社長)…307回       
石原氏「不快な思いおわび」撤回は否定
  中間貯蔵施設の建設「最後は金目」発言
  福島知事「県民の気持ち顧みない言葉」  (6月17日夕刊より見出しのみ)

.. 2014年06月19日 09:50   No.749003
++ 朝日新聞 (社長)…308回       
ヨウ素剤遅れる配布 住民説明や副作用、悩む自治体
  全国初、ようやく鹿児島で (6月17日より見出しのみ)


.. 2014年06月19日 10:00   No.749004
++ 朝日新聞 (社長)…309回       
原発避難 病院9割計画なし 再稼働審査先行の30キロ圏52市町村
  弱者対応進まず (6月18日より見出しのみ)

.. 2014年06月19日 10:05   No.749005
++ 朝日新聞 (社長)…310回       
避難計画 現場に丸投げ 経路・手段「矛盾だらけ」
  責任負わぬ国 再稼働推進  (6月18日より見出しのみ)

.. 2014年06月19日 10:19   No.749006
++ 東京新聞 (社長)…696回       
中国の原発建設加速 大地震頻発内陸部でも再開へ
  住民不安「当然リスクある」

 中国で設計寿命が長い国産・第3世代原発が年内に初めて着工される見通しになった。中国政府は東京電力福島第一原発の事故を受け、すべての原発建設を凍結したが、2012年10月に「安全対策は十分」として第2世代の建設再開に踏み切っていた。背景には深刻な大気汚染への対策や電力不足の解消があるが、大地震がたびたび発生する内陸での建設再開の動きに、地元住民は不安を募らせている。
 (後略) (6月17日より抜粋)

.. 2014年06月19日 10:31   No.749007
++ 朝日新聞 (社長)…311回       
原発避難、情報乏しいまま決断 当時の責任者「福山調書」入手
  自治体任せの計画無責任  (6月17日見出しより)

.. 2014年06月19日 10:42   No.749008
++ 東京新聞 (社長)…697回       
◆「金目」発言を撤回 石原環境相 辞任否定、福島で謝罪へ

 石原伸晃環境相は十九日の参院環境委員会で、東京電力福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設建設をめぐる「最後は金目」発言について、「品位を欠いた発言で誤解を招いた。おわびして撤回する」と述べた。国会閉会後に福島県を訪れ、直接謝罪する考えを示した。
 野党議員からの辞任要求に対しては「職責を全うしたい」と述べ、辞任の考えがないことを明らかにした。
 石原氏は委員会で発言の趣旨について「用地補償や生活再建、地域振興など、地元の要望に応えるためにはしっかり予算を確保するのが大事という意味だった」とあらためて釈明した。
 福島県選出の増子輝彦氏(民主)は「県民の心を踏みにじる発言。中間貯蔵施設について理解を得る上で大きな影響がある」と指摘。「すぐに辞任すべきだ」と迫った。これに対し、石原氏は「金で解決できるとは言っていない。あらぬ誤解については謝罪する」とかわし、辞任する考えがないことを強調した。
 (後略)(6月19日夕刊より抜粋)


.. 2014年06月20日 09:19   No.749009
++ 東京新聞 (社長)…698回       
◆「仮設回って謝罪を」 環境相「金目発言」 被災住民憤り

 東京電力福島第一原発事故の中間貯蔵施設建設について、石原伸晃環境相が「最後は金目でしょ」との発言を撤回し、福島県で謝罪する考えを示した。だが、施設の建設候補地とされている福島県大熊、双葉両町の町民の憤りは収まっておらず「住民に直接謝罪を」などの声が相次いだ。
 「謝りに来るなら、知事や町長だけでなく、仮設住宅を回って住民に謝ってほしい」。大熊町から約100km離れた会津若松市に避難している吉田恵美子さん(64)は訴えた。(後略) (6月19日夕刊より抜粋)

.. 2014年06月20日 10:09   No.749010

■--改正電事法成立
++ 東京新聞 (社長)…687回          

家庭も電力選ぶ 大手独占に幕 

 電力の小売り事業を二〇一六年をめどに全面自由化する改正電気事業法が、十一日午前の参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。大手電力会社の地域独占体制を撤廃し、家庭や商店などの小口利用者も自由に電気事業者を選べるようにする。電力市場の競争を促し、電気料金の引き下げにつながることが期待されている。
 二〇〇〇年から段階的に進められてきた電力小売りの自由化では、電力需要の六割を占める企業や自治体など大口利用者(契約電力五十キロワット以上)向けで既に参入規制がなくなっている。
 全面自由化では、大手電力が現在独占する七兆五千億円規模(顧客数八千四百二十万件)の小売市場を新たに開放。異業種からの新規参入や、地域の垣根を越えた大手電力の事業展開が加速しそうだ。家庭や商店も料金水準やサービス内容を見比べて、契約する電力会社を切り替えられる。 (後略)
  (6月11日夕刊より抜粋)
.. 2014年06月12日 08:16   No.747001

++ 東京新聞 (社長)…688回       
戦争と原発 福島69年の苦悩 21日から都内で映画公開 全国上映へ
太平洋戦争中、原爆の材料にするウラン採掘が福島県石川町で行われた事実に着目した映画「あいときぼうのまち」が21日から、東京都内で上映される。関係者は「福島第一原発事故は突然起きたのではない。長い負の歴史の積み重ねがあった」と訴える。
 ストーリーは、(1)ウランが採掘されていた1945年(2)同原発の建設計画をめぐって同県双葉町の住民が二分した66年(3)津波に襲われ、原発事故が起きた2011年─の3つの時代を舞台に展開する。4世代にわたる一つの家族を軸に、福島の住民たちの葛藤や怒り、希望などを描く。(中略)
計画は結局、理研の研究施設が空襲で焼失するなどして頓挫した。ウランをほとんど採れなかっただけでなく、そもそも当時の日本の科学技術では原爆を製造できなかったとされる。 (中略)
 同県二本松市出身で、父親が仕事で同原発に出入りしていたという菅乃広監督(48)は「ウラン採掘と原発政策は似ている部分が多い。どちらも詳しい情報を住民に知らせず、国が好きなように進めてきた。約70年前から原子力政策に翻弄(ほんろう)され続けた福島の住民たちの姿を知ってほしい」と話している。
(6月11日より抜粋)


.. 2014年06月13日 08:26   No.747002
++ 朝日新聞 (社長)…304回       
◆規制委の独立 危ぶむ声  新委員に田中知氏ら 衆院承認 
    原発推進派は期待感
(6月11日見出し)


.. 2014年06月13日 08:39   No.747003
++ 朝日新聞 (社長)…305回       
放射線量 低減に限界  帰還困難区域 環境省モデル除染
       (6月11日見出し)

.. 2014年06月13日 09:06   No.747004
++ 東京新聞 (社長)…689回       
福島第一の1週間 2号機水位 わずか30センチ

 東京電力福島第一原発では7から13日、2号機の格納容器に温度計や水位計を入れ、底にたまっている冷却水の水位を実測したところ、わずか30センチと判明した。溶けた核燃料の多くは水に漬かっておらず、空冷に近い状態とみられるが、東電は水温や空気温などから十分に冷えているとみている。
 建屋に流れ込む前の地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」では、基準超えの放射性トリチウムを検出した井戸からのくみ上げを再開。ほかの井戸の水と混ぜて濃度を薄めるという。
 原発から1キロほど南側で9日に採取した海水では、セシウム濃度が1リットル当たり6・7ベクレルと水としては高い値を計測。東電は、近くに河口があり、汚れた砂やちりが海に流れ込んだとみている。
  (【福島第一原発の現状】4炉の図は−省略)(6月14日より抜粋)

.. 2014年06月16日 08:40   No.747005
++ 東京新聞 (社長)…690回       
30の都道府県で36グループ活動

 2012年3月、東京・永田町の首相官邸前で始まった「金曜デモ」は全国に広がり、多くは現在も続いている。
 官邸前デモを呼び掛けている「首都圏反原発連合」のホームページ(HP)に登録しているのは、北海道から鹿児島県まで30都道府県の36グループ。原発が立地する13道県では半数超の7道県でデモが行われている。
 登録せず活動しているグループもあり、実際にはより多くの地域で行われているようだ。
 官邸前、鹿児島とともに名古屋も百回を超えた。関西電力東海支社(名古屋市東区)前に、最も多い時には千人近くが集まり、今も百人前後が参加する。市民グループ「ナゴヤaction!原発ゼロ」の藤原葉月さんは「いま集まっている人たちは長期戦を覚悟している。仮に川内原発が再稼働しても、原発反対の声は上げ続けたい」と話す。 (6月14日より)

.. 2014年06月16日 08:46   No.747006
++ 東京新聞 (社長)…691回       
金曜日の声 官邸前

○神奈川県大和市の会社員 出崎知一さん(40)父母の実家が山口県の上関原発計画地と石川県の志賀原発のそば。原発に悪い印象はなかったが、「3・11」の後は「日本の未来に少しでも貢献できれば」との思いでデモに参加している。
○埼玉県越谷市の無職 井田正信さん(70)地元の駅周辺でも毎月第3金曜にデモがあり、毎回顔を出している。今日は知人が川内(せんだい)原発の再稼働反対を訴える鹿児島の集会に参加した。各地の運動がまとまれば、政権の暴走を止められるのでは。 (6月14日より抜粋)


.. 2014年06月16日 08:52   No.747007
++ 東京新聞 (社長)…692回       
本音のコラム 避難計画は不可能   鎌田 慧
 一カ月半ぶりに、川内原発(鹿児島県)正門前にたった。門は固く閉ざされ、鉄製の車止めがいくつもおかれている。フェンスの上に、大蛇のように大きく巻かれた有刺鉄線が伸びていて、いくつかの監視カメラがこちらをにらんでいる。
 警官隊がでているのは、鹿児島市内をはじめ、全国から市民が抗議にきたからだ。鹿児島県は安倍政権がゴリ押しする、原発再稼動「突破口」の汚名に甘んじている。県知事や薩摩川内市の市長が危険を顧みることなく、「早くやってくれ」と要望しているのだ。
 各地に原発が建設されたのは、そこが物理的に一番安全だからではなく「政治的条件」に恵まれていたからだ。カネの魔力には負けない反対が強ければ、電力会社は建設を諦めてきた。再稼動の条件もまた同じである。
 門の脇に座っている私たちの目の前を、黒牛を積んだ大型トラックや農耕用の小型トラックが通り抜けていく。ここは農業国なのだ。高いフェンスや有刺鉄線や監視カメラや警官隊は、門の内側にいる世界で一番危険な猛獣が暴れるのに備えているようでもある。
 伊藤祐一郎知事は、「30キロ圏までの要援護者の避難計画は現実的ではなく不可能だ」と発言している。「10キロまでで十分だ」。それ以外の老人や病人は見捨てる。そうまでして原発を稼働させたい。カネのためである。(ルポライター)
(6月17日より)

.. 2014年06月19日 08:12   No.747008
++ 東京新聞 (社長)…693回       
不安に思う誰もに健診を 前双葉町長が制度実現訴え
 東京電力福島第一原発事故による健康調査の必要性を訴える市民団体が十四日、大阪市浪速区で集会を開き、福島県双葉町の井戸川克隆前町長が講演で「不安に思う誰もが健康診断が受けられる制度を、自分たちの手でつくらなければならない」と主張した。
 市民団体は、国や東電の責任による無料の健診制度の実現を目指している。井戸川前町長は、健康被害に関する発言が漫画「美味しんぼ」で取り上げられたことについて「風評被害をまき散らしたと言われるが、よく言ってくれたとの声もある」と述べた。
 団体は制度の実現に向け、百万人分の署名を集めることを目標に活動している。
(6月15日 より) 


.. 2014年06月19日 08:25   No.747009
++ 東京新聞 (社長)…694回       
フクシマの甲状腺がんを追う 「詳細検討ない」のに「因果関係なし」とは

 「検討委員会では『いま見つかる甲状腺がんは福島原発事故の影響と考えにくい』が一致した見解」。福島県の県民健康調査の実施主体である県立医科大はそう発表してきた。ところが、検討委員内部の専門部会長が「因果関係は詳しく検討していない」と異議をとなえた。最近の会合では、県医大の拙速な判断に対し、委員から批判が噴出している。結論ありきのように映った従来の流れは変わるのか。
 
 ◇デスクメモ
 フクシマの真相はまだやみの中だ。初期被ばくもそうだが、吉田調書もまたしかり。解釈改憲で「国民の安全」を連呼する政権は、自衛官の命にすらほぼ言及しない。なのに国民の安全と直結する原発では、非公開の約束がどうの程度で調書の公開を拒む。要は自らの利益優先、ただのご都合主義ではないか。(牧)
(6月15日 より抜粋)


.. 2014年06月19日 08:42   No.747010

■--これからの日本を考えるのにまず福島が前提になる
++ 鈴木 匡 (幼稚園生)…1回          

   「美味しんぼ」は原子力の闇に真実の一灯を投じた
 └────  たむら市民ネット 代表世話人 

 『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に掲載中の漫画「美味しんぼ」の「福島の真実」篇に、多方面からの抗議が寄せられています。その最中、私は福島県内の障がいを持つ人の自立生活支援として現在、「京都・関西自立生活視察研修プログラム」を行っている京都市の研修受け入れ団体との交流を行っていました。その中で、京都の研修受入れ先の一人から、次の質問がされました。
 「美味しんぼの鼻血については、どう思われますか?」それに対して、福島県の20代半ばの男性は、こう答えました。
 「鼻血については、事実だと思いますが、そのことから新たな風評被害が発生して、福島の商品が売れないなども事実だと思うんです」。
 一国の首相、関係大臣までもが、この騒動の火消しに躍起になる心理は、正に彼が答えた内容に等しいことと思います。鼻血だけではなく、さまざまな症状が出ていることは事実だし、福島とその周辺の県からのさまざまな商品等の販売が落ち込み、経済活動が滞る恐れもあり、さらに被災地の復興が遅れることも事実だと、首相、閣僚等多くの政財界人が主張しています。
 一方では、福島県下18歳以下(約36万人)の甲状腺がんは、50人に達し、なおかつ、甲状腺がんの疑いがあるとされた子どもは39人、合わせると、実に89人になった、と福島県立医科大学(県民健康調査検討委員会・5月19日)により発表されましたが、医大側は、「将来にがん化するところを現在、最新の検査を行っていることから、予見しているのであり、放射能由来ではない」との従来の見解を押し通しています。

◇原発は真実を覆わないと成り立たない
 甲状腺がんは、チェルノブイリ原発事故(1986年)後にICRP(国際放射線防護委員会)等が放射能由来であることを唯一認めた健康被害ですが、医大は、それすら関連付けることを頑なに拒む、という態度です。この態度を前提にすると、たかが「鼻血」であっても、到底容認できるものではありません。そして、それはこの「美味しんぼ」を非難する人の共通の態度ではないでしょうか。

さらに言えば、事故後東電幹部、自民党議員曰く「放射線により死んだ人はいない」とは、今後とも放射線(能)による死人を出さない政治姿勢から、言論統制、報道規制等さまざまな黙殺を謀ることは必須でしょう。真実を覆うことでしか成り立たない原子力発電・原子力産業の闇構造が、またあらわになりました。
 他方、事故前から法律で定められていた、公衆追加被ばく線量限度、年間1_Svを、20倍に引き上げて対応している日本政府の姿勢は、予防原則に基づかない無責任な姿であり、隣国の沈没客船に同じく、「安全のために、その場を動かないように」と客に指示した船長ら乗組員らは、救命作業を全く行わずに、命乞いを行った態度と大差ないものになると思います。
 「美味しんぼ」の作者は、主人公らを通して次のようなメッセージを伝えています(作品から引用)。
「真実を語るしかない」「福島の未来は日本の未来だ。これからの日本を考えるのにまず、福島が前提になる」「特に子供たちの行く末を考えてほしい。福島の復興は、土地の復興ではなく、人間の復興だと思うからだ」。
.. 2014年06月11日 08:16   No.746001

++ 岩下 (幼稚園生)…1回       
再稼働して、原発事故が起こったら?
 |  要援護者の避難を丸投げする薩摩川内市・鹿児島県の手抜き
 └──── (14-6/6「川内の家」ニュース10号)

 川内原発はいま止まっていますが、再稼働すると事故の危険が格段に高まります。
そのとき住民が、安全に逃げられるか否かが最大の問題。特に「要援護」の方々には切実でしょう。ところがどこの自治体も、「要援護者」の避難計画はまともに出来ていません。
●自治会に「丸投げ」する薩摩川内市
 ある自治会長は、「(1人で何人もの)高齢者を避難場所まで連れていけるのか疑問」、と不安そうです。それに対し薩摩川内市の担当課長は、「地域の中で助け合ってもらわないとしょうがない」、と言うだけ(『毎日』6/5)。これでは「丸投げ」です。
 昨年10月の原子力防災訓練で、「要援護者」の避難が計画されました。ところが実際は自分で歩き、ストレッチャーに乗れる方。
 寝たきりや車いす生活の方は対象外でした。1人に対し数人の介護者が必要な実態を無視しています。福島で避難の渋滞のなか、50人もの要介護者や老人が亡くなった教訓は、どこへいったのでしょう。
●県は避難のシミュレーションを「手抜き」
 鹿児島県は、避難のシミュレーションで13通りしか評価せず、「手抜き」が明らかです。市町村ごとの避難時間も不明。30キロ県外への最長の避難時間は29時間としていますが、道路や橋の陥没など、想定がかなり甘い。民間機関では、43時間という予測もあります(環境経済研究所)。
 県や市は、再稼働に「前のめり」となる一方、住民の生命・健康・財産を軽視しています。これこそ、大飯原発の再稼働を禁じた福井地方裁判所の判決が、強く批判したことでした。
 市や県が、「自分の身は自分で守れ」と言うのなら、「川内原発の再稼働をやめろ」、という声をあげることが一番です。

.. 2014年06月11日 09:30   No.746002
++ 柳田真 (大学院生)…120回       
九州電力川内原発の再稼働阻止へ全国から続々と…6月13日(金)
 |  東京120人、関西大型バス、全国の原発現地から参加
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

○トップバッターといわれる九州電力川内原発の再稼働阻止に向けて、今、全国各地でたくさんの行動が取り組まれています。
 「再稼働阻止全国ネットワーク」も、「経産省前テントひろば」その他の団体と共に「東日本実行委員会」を作り、カンパ集めと、5・29明大での集会等をやりぬき、6月12(木)・13(金)・14(土)川内現地へ向かいます。
○現在、東京では約120人が飛行機で、又、関西では大型バス1台ほか乗用車等で、北海道、静岡、四国伊方原発反対の人々など、200名に近づく人数です。
 これは、2013年12月1日の四国電力伊方原発反対行動(全体で8000人)で再稼働阻止全国ネットワーク関係の全国結集400人に次ぐ、多数の人々です。
○川内原発は、日本でもっとも危険な原発の一つです。かごしま反原発連合有志(岩井哲氏)のビラは次のように訴えています。『たくさんの活断層が川内原発近くにあります。日本最大級の活断層である中央構造線もあります。しかも九州島は火山島です。火山の爆発は大変危険なので川内原発は再稼働できません。又、九州島は弱い地盤の上にあり、断層だらけなのです。活断層があろうがなかろうが、マグマの活動が盛んな九州島は危なくて仕方ないのです。』
○川内原発再稼働阻止のために全力をそそごう
 6月28日(土)は、東京・明治公園13:00〜で「川内原発を再稼働させるな」首都圏大行進もおこなわれます。
 原発大国への復帰をなんとしても阻止しよう!
 みんなが力をあわせて!

.. 2014年06月12日 07:54   No.746003
++ 金田善裕 (幼稚園生)…1回       
米国NRCの公聴会に参加してみた
 |  テーマはニューヨーク州のインディアン・ポイント原発の存続
 |  米国の原発の中で最も地震に対してもろい原発10のうちの一つ
 |  避難路の渋滞が確実
 └──── (作家、ニューヨーク市ブルックリン在住)

○ 6月4日水曜日に米国NRCの公聴会に参加してきた。公聴会のテーマはニューヨーク州のインディアン・ポイント原発の存続だ。老朽化したインディアン・ポイント原発は過去いろいろな小さな事故、問題を起こしてきた。1号炉は74年に緊急時の冷却システムの不備を指摘されて廃炉となっている。2号炉は2013年に40年を迎えたが電力会社の、反原発運動と地裁判決、ニューヨーク州知事の脱原発への移行を無視して現在も稼働中だ。稼働中の3号炉は2015年に40年を迎える。
 今年5月、米国NRCはインディアン・ポイント原発を米国の原発の中でもっとも地震に対してもろい原子力発電所10のうちの一つと発表している。もともと40年の稼働許可しかなかったのだが、電力会社が20年の延長申請を米国NRCにしているので両炉とも稼働している状態だ。
○ 公聴会での発言から目立ったものをピックアップする。避難路の渋滞が確実に予想されること、避難用バスとバス停が用意されているのだが、そのバス停の存在を知らない住民が多いこと、使用済み核燃料が1500トンあるとされているが、その危険性などなどである。特に印象に残ったのは460人の高齢者施設がある地域に避難計画がまったく届いていないと訴える施設管理者の発言と、原発近くの中学校で甲状腺ガン等のガンが多発していることを訴える教師の発言だった。生徒ばかりではなく教師自身もガンになる人が多いという。電力会社系の各労働組合、団体は20年の延長を望むという声が多く、反原発派からクリーン・エネルギー、廃炉事業などいくつも選択肢はあるという声が会場からあがっていた。
○ 対する米国NRCの答は原発は安全であり、避難、使用済み核燃料についても適切に対処しているという紋切り型の答で、約1ケ月前にNRC自身が発表した地震に対するもろさなどは先進的な技術によってどうにかなるだろうという楽観的なものだった。
 これを書くにあたって、インディアン・ポイント原発について少し調べたのだが、2011年の時点でNRCのグレゴリー・ヤツコはインディアン・ポイントは安全だとニューヨーク・タイムズ紙の取材に語っている。日本での避難路の確保されていない原発の再稼働はアメリカでは許されないという発言などは、まったくの嘘のようにも読める発言だ。
○ ニューヨーク在住の人間として考えると、このミクロ=市民のレベルでの原発に対する疑問、不安、問題が共通なら、それに対するマクロ=政府・業界の答もまったく同じである。まるで裏マニュアルがあるようだった。

.. 2014年06月12日 08:03   No.746004
++ 渡辺秀之 (中学生)…34回       
「脱原発社会を創る30人の提言」
 └────(たんぽぽ舎ボランティア)

出版社:コモンズ 2011年7月発売 本体価格1500円+税
    こちら
著者:池沢夏樹・坂本竜一・池上彰・日比野克彦・小出裕章・後藤政志・
 崎山比早子・飯田哲也・田中優・大島堅一・篠原孝・保坂展人・吉原毅・
 上野千鶴子・宇都宮健児・星寛治・菅野正寿・明峯哲夫・秋山豊寛・
 高橋巌・渥美京子・藤田和芳・上田紀行・纐纈あや・大石芳野・仙川環・
 鈴木耕・斎藤貴男・瀬川至朗・中村尚司

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 東京電力福島原発事故から3年3ヵ月が過ぎようとしているが、現在も約14万人もの原発事故被害者が、将来を見通せない不安定、不自由な避難生活を余儀なくされている。
 本書は、原発事故4か月後に発行されており、私は興味を持って読んだ記憶がある。

抄録:「脱原発社会とは、近代文明のあり方を問い直し、次世代のいのちを思いやること−。作家、音楽家、ジャーナリスト、政治家など、各界のトップランナー30人が、これからの脱原発社会をどのように創っていくのかを提言する。」

 東電福島原発事故から3年3ヵ月が過ぎ、脱原発社会とは程遠い、現在の自民党政府の原子力エネルギー依存政策が閣議決定されたことを受け、私は、本書を再度読みました。私たちがこれまでできなかったこと、これからやらなければならないことを、もう一度考え直すには、好適な書と思われます。
以下に、特に注目した著者の文章を紹介します。(敬称略)

1)池澤夏樹
・原子力は原理的に安全ではないのだ。原子炉の中でエネルギーを発生させ、そのエネルギーは取り出すが、同時に生じる放射性物質は外に出さない。この原理に無理がある。その無理は、我々の生活や生物たちの営み、大気循環、地殻変動まで含めて、地球上の現象が原子のレベルでの質量とエネルギーのやり取りに由来するのに対して、原子力はその一つ下のレベルの原子核と素粒子に関わるものだというところからくるのだろう。

2)上野千鶴子
・東日本大地震は、未曽有の天災だった。洗い流された人々の暮らしの痕跡、瓦礫の山、茫然自失と悲嘆。だが、それよりももっと、気を滅入らせるものがあった。福島の原発事故が人災だったことである。
 「脱原発社会」をいかにつくるか、という問いの背後には、「原発推進社会」はいかにしてつくられたか、という問いがある。この問いを検証することなしに、代替エネルギーのビジョンをいくら語っても無駄だろう。なぜなら、原発推進にも脱原発にも、集団や社会の合意形成が関わっているからである。

3)高橋巌
・東電福島原発事故における、最低限度の住民保護の放棄は、「先進国」を自称しえない愚行かつ大罪であり、日本政府は「未必の故意による殺人行為」の下手人といっても過言ではありません。すべての農産物、水産物、林産物、すべての人々の健康被害や生活と事業に対する補償は、東電と政府に行わせなくてはなりません。日本が法治国家というのであれば、その国家的犯罪の全容が明らかにされ、責任ある者は全員裁かれるべきです。

.. 2014年06月16日 08:09   No.746005
++ 坂東喜久恵 (小学校中学年)…11回       
.「金曜デモ」の全国への広がりは30都道府県36グループ
 |  「川内原発再稼働反対鹿児島行動」(6月13日)が大きく報道(東京新聞)
 |  みんなの作った横断幕もしっかり写真に!
 └──── (たんぽぽ舎)

 6月13日(金)、鹿児島県庁前での県議会初日に合わせた川内原発再稼働反対現地行動の記事が、東京新聞29面に大きく報道されている。
 「川内原発動かすな!東日本決起集会実行委員会(事務局:経産省前テントひろば、再稼働阻止全国ネットワーク、たんぽぽ舎)が呼びかけ首都圏からも120名以上の人たちが駆けつけた。
 東京新聞の写真には、たんぽぽ舎に集まってみんなで力を合わせて作った横断幕が、きれいにしっかり写っており、「川内原発再稼働反対」を訴えている。(鹿児島県庁前の行動参加者は最終的に1000人を超えました。)
 この13日をはさみ、現地でしっかり応援行動を頑張っています。
 詳細の報告は後日。

◆川内再稼働反対 鹿児島に700人 金曜デモ全国連携

 東京から約千キロ離れた鹿児島県でも、首相官邸前と同じように原発再稼働に反対する「金曜デモ」が続いている。お膝元の九州電力川内原発(薩摩川内市)は最も早く再稼働が認められる可能性がある。いつもは十数人のこぢんまりした集まりだが、13日は全国に呼び掛けたところ、東京や大阪、福島などから700人(主催者発表)が集まった。官邸前で100回を超えた「金曜日の声」は、全国に広がり横のつながりも生まれている。
 「再稼働やめろ」「川内原発動かすな」。午前9時、鹿児島県庁前に色とりどりののぼりやプラカードが掲げられた。「川内原発は火山の噴火、活断層などで危険」「県の避難計画は不十分」。マイクを握った人々が口々に訴える。いつもの金曜デモは夕方だが、この日は県議会初日に合わせ、朝から始まった。
 101回目を迎えたデモ。普段のデモの中心となっている「かごしま反原発連合有志」代表の岩井哲さん(67)は「官邸前に倣って始めた。毎週金曜日にデモをすると全国と歩調がそろうし、続けることで運動にリズム感が出る」と話す。 (中略)
川内原発がある薩摩川内市から駆けつけた鳥原良子さん(65)も五、六人の仲間と地元で金曜デモをしている。「しがらみで声を上げられない市民が多い。私たちが街頭に立っていれば、声を掛けるなどして、反対の意思表示ができる」
この日はルポライターの鎌田慧さんの姿も。参加者らは県庁前で声を上げた後、近くにある九州電力の支店へ行進。市内の繁華街でも再稼働反対を訴えた。
 東京の経済産業省前にある脱原発テントの中心メンバー、淵上太郎さん(71)も参加した。「金曜デモに行けば、いつでも誰でも原発反対の意思を示せる。官邸前も人は減ったが、今でも初参加の人を見かける。続けていくことが大切だ」  (6月14日東京新聞より

.. 2014年06月16日 08:20   No.746006
++ 小坂洋右 (幼稚園生)…1回       
本の紹介 ルポ『原発はやめられる―ドイツと日本』
 |  (寿郎社)
 └──── 

☆ルポ『原発はやめられる―ドイツと日本』
        (小坂洋右 著/寿郎社 本体価格1,700円)
 読み応えのある本です。帯書きの文と目次(序章〜第10章)を紹介します。

【帯書きの文】
 この地震国で原発に対する100パーセントの安全対策は不可能だ。地震・津波以外にも想定されうる数多くのリスクがある。それでも原発を持ち続けるのか―福島第一原発事故後、その議論はされてもしかるべきだった。いや、今でも日本で議論されなくてはならない最重要課題は「地震国の日本で、これからも原発を使い続けるかどうか」という命題であるはずだ。ドイツに倣えば、「人類は社会的、倫理的、生態学的に原発を許容できるのか」という問いにもなろう。だが、そうした根源的な問題を日本政府は議論してこなかった。原発事故から2年経っても本質的な問題を避けたまま、今日に至っている。では同じく原発事故を起こした27年前の旧ソ連はどうだったのか(本文第10章より)
 序 章  1992年、ベラルーシで
 第1章  倫理委員会で決めたドイツの脱原発
 第2章  社会学者を訪ねてドイツへ
 第3章  科学文明のリスク―チェルノブイリの教訓
 第4章  福島第一原発事故という人災事故
 第5章  モラルが崩壊する時
 第6章  未来のつけ
 第7章  ドイツエネルギー転換の現場
 第8章  熱い住民運動、中立の専門家
 第9章  福島―コミュニティの分断と生命圏の痛み
 第10章  日本の進むべき道
 終 章  前福島県知事・佐藤栄佐久さんとの対話

※寿郎社は北海道の出版社です。「スペースたんぽぽ」でも取り扱っております。「スペースたんぽぽ」で講座受講の際などに展示本をご覧ください。

.. 2014年06月16日 08:28   No.746007
++ 柳田 真 (中学生)…30回       
川内原発の再稼働阻止めざして多くの活動
 |  3日間、多彩な行動をやりぬいて充実した気分
 └──── (たんぽぽ舎)

○6月12日(木)から14日(土)の3日間、九州鹿児島県での川内原発の再稼働阻止の行動−多彩な行動−が成功履におこなわれた。疲れたが、“行って、闘って、良かった”内容でした。その3日間の要旨の報告。
○12日(木)午後、東京を中心に120名が飛行機で出発。鹿児島県庁前で、東日本実行委員会の主催で記者会見と集会を開く。地元や全国の参加者も含めて200名弱。実行委員会を代表して渕上さん(経産省前テントひろば)が「“川内原発の再稼働を阻止する”東日本の人々の固い決意を示しに来た」と発言。地元や全国各地の“川内原発再稼働阻止”への発言が続きました。
○13日(金)、鹿児島県議会の開催日、県内90団体のよびかけで早朝から県庁前に集まり、議会傍聴と伊藤知事と県議会各会派あての要請書提出行動をおこなった(1000名)。
 福島県大熊町から避難している木幡ますみさんが福島の惨状を訴え、鹿児島をそうさせてはならないと訴えた。集会後、九州電力へのデモをおこない、流れ解散。
○午後3時からは、再稼働阻止全国ネットワークと鹿児島反原発連合による「川内原発再稼働阻止をめざす全国相談会」が開かれた。地元と全国から115名が参加し、基調素材提起(柳田)と全国からの発言、広瀬隆さん、鎌田慧さんからも助言と発言があった。
○午後4時から6時、天文舘で一大情宣活動。東日本実行委と現地から80名が参加し、2種類のビラ(東日本実行委作成と鹿児島反原発連合有志作成)4000枚余が足りなくなるほど。受け取りも良く、川内原発反対の潮目が良い方向へ変わってきていることをビラ配布参加者が実感した行動でした。(3・16鹿児島1万人集会でも潮目の変化を実感)
○夕方は、交流・懇親会。130名が参加し、全国各地と現地と東日本実行委のメンバーの3グループが互いに交流・こんしん。たんぽぽ舎有志の「ドンパン節」も好評。
○14日(土)は、川内原発ゲート前抗議。川内原発ゲート前で220名が参加し記者会見と抗議集会・抗議文提出。ものものしい警備でPR館は臨時休館、ゲート前は半分以上使えぬ状況。記者会見では9人が発言。集会では原発現地を中心に10人余が発言。抗議文申し入れは、地元や阻止ネットなど数団体。
○3日間、忙しい中にも充実した行動でした。交流会での最後のコールを紹介します。
 九州電力、またやってくるぞ  もっとおおぜいでくるぞ
川内原発を止めるぞ! 止めるぞ! 止めるぞ!

.. 2014年06月17日 07:53   No.746008
++ 冨塚元夫 (中学生)…48回       
なぜ最も危険な川内原発が再稼働第一候補なのだ?
 |  鹿児島県定例県議会初日に傍聴し伊藤知事の冒頭説明を聞きました
 |  事故が起きたら福島第一の場合八割ないし九割が海に落ちた放射能が
 |  川内原発の場合は九州、四国、西日本から日本全体に飛んで行く
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 6月13日(金)は、定例県議会の初日で伊藤鹿児島県知事の冒頭演説を聴くために多くの人が朝早くから傍聴券を求めて並びました。実行委員会から東京組の傍聴者は20人にしてほしいという話しがあり諦めかけましたが、運よく傍聴できました。
 知事の提案説明は所信表明演説のようなもので、国の経済から始めて、県の経済一般や農業、漁業、医療、介護、防災などなどと続いて原発も簡単に言及されました。集会実行委員会は事故時の住民の避難計画について、県の計画の杜撰さを指摘し、質問に答えるよう要望していました。しかし知事は質問に全く答えず、傍聴者は肩すかしくらいました。 議会はたった35分で終わりました。傍聴者はフラストレーションがたまりましたが、退場する時、「川内原発再稼働は絶対しないで下さい」と口々に叫びました。議場では静粛にするよう、県職員から何度も注意を受けてはいました。
 多くの人が伊藤知事の提案説明を聴くため県議会を傍聴した理由は、知事に抗議するためです。原子力規制委員会が川内原発を再稼働の第一候補に選んだのは、安全対策が最も進んでいるからではありません。免震重要棟は建設中です。フィルター付きベントは建設が始まっていません。両設備を備えていた東電福島第一で過酷事故を止められなかったのです。川内原発は全く欠陥だらけです。また九州電力の地震評価・対策は極めて不十分です。昨年政府の地震調査委員会が厳しく批判しました。火山灰・火砕流の評価対策もでたらめです。多くの学者に批判されています。
 ただ県知事がなぜか九州電力の経営を心配して、再稼働に前のめりであるために再稼働しやすいという理由のためです。事故が起きたら、福島第一の場合八割ないし九割が海に落ちた放射能が、川内原発の場合は九州、四国、西日本から日本全体に飛んで行くのです。川内原発の再稼働は絶対に認められません。

.. 2014年06月17日 07:58   No.746009
++ 吉田照勝 (幼稚園生)…2回       
川内原発再稼働阻止 鹿児島・川内現地行動に参加して
 |  川内原発に近づくと有刺鉄線が張り巡らせてある
 |  また監視カメラが威圧している
 └──── (たんぽぽ舎会員)

 鹿児島県庁は、パルテノンを思わせるほど威厳のある建物、プロメテウスの火を守る宮殿のようである。1,000名の声と幾多ののぼり旗が、県庁に向けて川内原発再稼働反対を訴えた。川内原発は、茶畑や田植えを終えた水田、水を張ったままの田んぼはキラキラと輝き、海、河川、自然の息吹、大地の営みを感じる山間にある。
 川内原発に近づくと、山肌をうねるような真新しいフェンスが続く、その上に円筒状の有刺鉄線が張り巡らせてある。また監視カメラが威圧している。一部には敷地内が見えないように、鉄板を建て、築山を高くしている工事現場も見られた、何をそんなに守っているのだろうか。
 日本の原発はすべて海に面している、原発からの大気は拡散し、7度上昇した温排水は大量に海に流れ続けるのだ。環境破壊は放射性物質だけではない。5月に浜岡原発のPR館を見学した。排水温は、7度の上昇だけで、海水環境・魚、海草生物には変化ないことを特に強調していた。元鹿児島大学理学部助教、橋爪健郎氏によると、気温の3倍程度の影響を海の生物にあたえる。つまり、海水温1度上昇は、気温の3倍程度上昇に匹敵する。その比率で考えると、7度上昇は21度上昇に相当する。魚にすれば火傷をする温度変化である。
 今年の4月12日のTBS報道特集で川内原発が止まってから、海草ひじきが岩に生えてきて元の海になってきている、原発のなかった海が戻ってきていると報道があった。原発からの排水は、生きた海水が死んだお湯になって海に流し出ていると漁業関係者のコメントだった。
 川内原発PR館は土曜日だというのに急に休館。毎週土曜日は休み?と警備員に聞くと、「今日は休みです」感情のない声が返ってきた。
 原発ゲート前で、福島原発事故被災者の木田さんの発言は、福島の実情、放射性物質に汚染された山、川、田んぼ、空の悲惨さを、感性豊かな方言で、人の心で訴えていた。警備員、警察官の無機質な声とはあまりにも対照的である。豊かな大地と母なる海を汚染し、雑草の生い茂る田畑、汚染水の漂う不毛の海にしてはいけない。
 電力会社だけの地球ではない。生命の大地を守るために全ての原発を再稼働させてはいけないと再認識した。

.. 2014年06月17日 08:28   No.746010

■--桜島、噴煙4500メートル 昭和火口
++ 茨城新聞 (大学院生)…115回          


 6日午後1時10分ごろ、鹿児島市の桜島・昭和火口(標高約800メートル)で爆発的噴火があり、先月10日に続き噴煙が火口から高さ4500メートルまで上昇した。
 鹿児島地方気象台によると、噴火は今年145回目で、噴煙は鹿児島県鹿屋市の方向に流れた。気象台と鹿屋署によると、噴石による被害は確認されていない。
 昭和火口では昨年8月18日、爆発的噴火で噴煙が高さ5000メートルに達し、2006年6月の活動再開による観測開始以降、最高を記録した。
(6月7日より)
.. 2014年06月10日 13:21   No.745001

++ 茨城新聞 (大学院生)…116回       
汚染雨水漏れ3.4トン 福島第1 東電が流出量推計

 東京電力福島第1原子力発電所で放射性物質を含む雨水を保管するタンクから水が漏れた問題で、東電は6日、漏れた水が周辺の土壌に流出していたと発表した。流出量は推計で最大約3.4トンとしている。
 東電が雨水保管タンク周辺の土壌を調べたところ、タンクを囲むせきの排水弁から幅約5メートルで、長さ約40メートルにわたり汚染が確認された。2月末の時点ではタンクに異常がなく、東電は3月以降、微量の漏洩が続いていたとみている。せきの排水弁は開いたままになっていた。(後略)
 (6月7日より)

.. 2014年06月10日 13:27   No.745002
++ 東京新聞 (社長)…683回       
除染廃棄物の一時保管場所 福島5万ヵ所超す

 福島県内で、東京電力福島第一原発事故に伴う除染で出た汚染廃棄物を一時的に置く「現場保管」の場所が今年3月末時点で53057カ所となり、昨年12月末時点の47433カ所から約5600カ所増えたことが6日、県のまとめで分かった。
 (後略)(6月7日より抜粋)

.. 2014年06月10日 13:39   No.745003
++ 東京新聞 (社長)…684回       
福島事故後 未使用640キロ プルトニウム報告漏れ
IAEAに政府 不透明さ問題視

 各国が国際原子力機関(IAEA)に毎年行っているプルトニウム保有量報告で、日本が二〇一二年以降、原子炉に入れたが東京電力福島第一原発事故の影響で使われなかった燃料内のプルトニウム六百四十キロを含めていないことが七日、分かった。核爆弾約八十発分に相当。大量の核物質を持つ日本には国際社会の厳しい視線が注がれており、報告漏れは疑念を招きかねない。(後略)
  (6月8日より抜粋)

.. 2014年06月10日 13:46   No.745004
++ 東京新聞 (社長)…685回       
リニアの建設は相当な環境負荷 アセス意見書

 石原伸晃環境相は5日、JR東海が作成したリニア中央新幹線の環境影響評価(アセスメント)への意見書を国土交通省に提出した。「事業の大きさから相当な環境負荷が生じる」と指摘、地下水への影響回避や建設残土の適切な管理を要請したが、長期間の追加調査や抜本的な見直しは求めなかった。JR東海は秋にも着工を目指しており、スケジュールへの影響は小さいとみられる。(後略)
  (6月6日より抜粋)

.. 2014年06月10日 13:54   No.745005
++ 人民新聞 (小学校低学年)…9回       
小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)インタビュー(2)
 |  福島を忘却させるための情報隠し
| 自民党政権の福島を忘れさせよう作戦
 └────   No.1517 より
※5月22日発信【TMM:No2176】の続きです。

◇事故原発で働く外国人労働者
 原発がどうなっているのかを示すデータの発表が、どんどん少なくなっています。私自身も、情報が得にくくなって、手探りで現状を把握せざるを得なくなっています。
 汚染水問題にしても、私は2011年の事故当初から地下水が汚染され海に流れ出ていることを指摘してきましたが、東電と政府は2013年末になってようやくその事実を認め、その後も漏水事故が断片的に報道されるだけです。
 これらは、自民党政権の福島を忘れさせようという作戦展開の結果です。これまで以上に意識して情報を集め、発信しなければならない私たちの責任は、重くなっています。
 なかでも、福島の子どもたちの甲状腺検査結果を、本人にも知らせないという情報統制は、目にあまります。福島の人は、復興をめざす人も含めてみんな不安を抱えています。国に捨てられてしまったのだから、福島に踏みとどまるしかないという苦しい選択の中で、生活をしているわけです。不安の中で生活しているからこそ、地域の汚染状況、子どもたちの健康状態について全ての情報を開示・提供することは、必要不可欠だと思います。
 被曝に関して今最も隠されていることは、たぶん外国人労働者の存在だと思います。事故原発の現場でどれほどの外国人労働者が働いているのか、断片的な情報しか漏れてきません。
 今年2月にタンクから約100dの高濃度汚染水があふれ出るという漏水事故がありましたが、ポンプを担当する労働者とタンクを監視する労働者の言葉が通じなかったのが、主な原因のようです。十分な意思疎通のできない人々が、現場で被曝しながら働いているのです。外国人労働者が事故原発で働いているとすれば、重大な問題です。人民新聞でも取材して事実を掘り起こして欲しいと思います。

.. 2014年06月11日 08:10   No.745006
++ 人民新聞 (小学校中学年)…10回       
◇原発の現状
 事故原発について最大の課題は、熔け落ちた核燃料をどうやって取り出すか、です。メルトダウンした核燃料がどこにどんな状態であるか、もわからないまま、とにかく冷やすために、3年以上水をかけ続けています。当然の結果として、汚染水が増え続け、東電は、タンクに貯めようとしています。
 でも、敷地全体が猛烈な汚染環境なので、時間と手間をかけてしっかりしたタンクを作る余裕がないのです。現場労働者の被曝線量が蓄積されるので、鋼板をもってきて、パッキンを挟んでボルトで締めるという簡易型タンクを、短時間で作業し終えるしかないのです。タンクへの配管作業もできないので、ホースでつなぐという現状です。
 結果、汚染水が漏れ出るという事故が容易に発生するのです。原発敷地面積は限られているので、タンクの増設もいずれ行き詰まります。近い将来、タンクに貯めた汚染水を海に流さざるを得なくなるでしょう。
 さらに言えば、原発建屋・縦坑・トレンチ・ピットという構造物は、全てコンクリート製なので、地震による破損箇所から、汚染水が日常的に流れ出ているはずです。毎日600トンの地下水が原発敷地の地下を流れているので、これが汚染水と混ざって海に流れ出ています。
 どうすればいいのか?ですが、もう、水による冷却を諦めるべき時期だと思います。そもそも使用済核燃料は、ガラス固化体にして、地下300メートルの固い岩盤を掘って保管するという計画を進めてきました。使用済核燃料は、「地下水と接触させない」ことが最も肝心な条件だからです。
 緊急事態で他に方法がなかったとはいえ、水による冷却は、やってはいけないことを意図的にやり続けているのです。3年も経ったのですから、崩壊熱は随分減っていますし、別な方法を模索すべきです。
 私は、1年ほど前から(1)金属による冷却、(2)液体窒素を使う冷却、(3)空冷方式などを提案してきました。水による冷却は、遠からず破綻します。別の冷却方法を大急ぎで模索すべきです。

◇4号機の使用済核燃料の取り出し
 メルトダウンした1〜3号機から大気中に吹き出したセシウム137は、日本政府発表では、広島原爆168発分だとされています。ところが、4号機の使用済核燃料プールの中には、広島原爆に換算すれば約14000発分のセシウム137が保管されているのです。これが環境中に放出されれば、日本はおろか北半球全体が深刻な汚染を免れません。
 4号機の原発建屋は、水素爆発で最上階は吹き飛び、核燃料プールが埋め込まれている階の壁が壊れてしまい、燃料プールは宙吊りのような状態でかろうじて建っているのです。少しでも危険性の少ない場所に移動させることは、何としてもやり遂げねばならない重要作業です。
 ただし、建屋の爆発で燃料を移動させるための交換機、キャスクを吊り上げるためのクレーンも全て破壊され、使用できなくなりました。このため東京電力は、リスクを承知で建屋最上階を完全に撤去し、新たに巨大な建屋を建設してクレーンを設置し、燃料交換機を取り付けて、昨年11月にようやく取り出し作業を始めました。
 今後、キャスクを釣り落としたり、燃料棒が引っ掛かって抜けなくなったりというさまざまなリスクはありますし、労働者の被曝も伴うのですが、一刻も早くやり遂げねばならない絶対必要作業です。私は東電が大嫌いですが、この件に関して東電は、よくやっていると評価できますし、エールを送りたいとも思います。

.. 2014年06月11日 08:24   No.745007
++ 茨城新聞 (大学院生)…117回       
汚染水封じ込め不透明 福島第一で凍土壁着工
   見切り発車、批判の声

  福島第一原発の汚染水問題で、国と東京電力が抜本的な対策と位置付ける「凍土遮水壁」の工事が2日に始まった。前例のない大規模な工事で、計画通りに完成し十分な効果が出るか不透明だ。安全性への懸念から原子力規制委員会が全体の工事を認可していない中の"見切り発車"には批判の声も出ている。
 「安全管理全体が完全にできていない中で工事が始まった事に不安を持っている」。 着工後初となる6日の規制委の検討会で、委員から厳しい指摘が相次いだ。   (中略)
 大手ゼネコン鹿島が請け負い、国が約320億円の設置費用を支出する。 (中略)
 規制委が着工を容認したのは、地下の障害物が少ない建屋山側の一部のみ。地下配管などが多い区画は廃炉作業への影響の有無などを確認する必要があるとして今後も検証が続く予定だ。(中略)

汚染水から大半の放射性物質を取り除く東芝製のALPSもトラブルが続発。本格稼働の予定だった4月以降も試運転が続き、稼働と中断を繰り返している。   (後略)
           (6月8日 より抜粋)


.. 2014年06月11日 09:39   No.745008
++ 朝日新聞 (社長)…303回       
核ごみ処分機構 トップ更迭
   政府調整 候補地選び加速へ
        (6月8日 見出し)

.. 2014年06月11日 09:47   No.745009
++ 東京新聞 (社長)…686回       
原発事故の避難世帯 4割「精神的不調で通院」 茨城大調査
  「住環境や賠償、具体策を」

 東京電力福島第一原発事故後、福島県から茨城県内に避難している世帯の四割に、精神的不調を訴えて通院している人がいることが茨城大(水戸市)の調査(速報値)で分かった。アンケートを集計した原口弥生准教授(環境社会学)は「震災から三年が過ぎても事態が好転したわけではない。避難者を孤立させてはいけない」と指摘し、周囲のサポートが大切だと説く。
 茨城大は今年二〜三月、避難者がいる約四十の市町村を通じて茨城県内千四百八十世帯に質問票を送り、約三割の四百五十二世帯の回答を得た。
 (後略) (6月10日より抜粋)

.. 2014年06月12日 08:11   No.745010

■--庁舎 広がる新電力
++ 朝日新聞 (社長)…299回          

 都道府県の契約、1年で1.5倍
  入札方式 際立つ安さ    (6月4日見出しより)

.. 2014年06月05日 10:58   No.744001

++ 朝日新聞 (社長)…300回       
◆原発事故 過失問う被災者 原告3000人 福島地裁で審理本格化
      (6月4日見出しより)


.. 2014年06月05日 11:07   No.744002
++ 杉原浩司 (幼稚園生)…3回       
◆「原発審査に火山学者が異論」
          (5月30日テレビ朝日「報道ステーション」)

○ 鹿児島市吉野町、眼前に桜島。井村隆介・鹿児島大准教授が案内。錦江湾の海底は直系20kmの巨大な窪地。カルデラ噴火の跡。「火砕流は数百度、完全に想像を超える噴火が起こる」。姶良(あいら)カルデラは今も活動中。
 井村隆介さんが案内して川内原発から2.8km地点へ。「シラス」と呼ばれる、固いがさらさらした白っぽい土が火砕流の跡。3万年前に姶良カルデラから出た。九州電力は当初、「火砕流の痕跡は川内原発にはない」としていたが、3月19日、火砕流が原発に及ぶ可能性を認めた。
 規制委の火山影響評価ガイドでは「(運用期間中の原発に)火砕流到達の可能性がある場合、"立地不適"」とされている。九電が原発敷地内に火砕流が及ぶ可能性を認めた以上、立地不適となると思われたが「運用期間中に噴火する可能性は低い」との九電の主張を規制委が追認してしまった。
 井村隆介さんは「新規制基準では、地震の影響は十数万年レベルで検証しているのに、火山では数万年レベルのことすら考慮されていないのはおかしい」と。
○ 報道ステーションによる火山学者へのアンケート結果(34人が回答)。
「川内原発の運転に影響がない、とした規制委の判断は妥当か?」
→ Yes:5人、No:21人、その他:8人。
「巨大カルデラの噴火の前兆を捉えることは可能か?」
→ Yes:9人、No:17人、その他:8人。
 石原和弘・日本火山学会原子力問題対応委員長「(規制委が)非常に楽天的なのに驚いた。50年100年先にどんな状況になるか見当がつかない。火山の場合、噴火により前兆やプロセス、噴火様式が変わる。海底にあるカルデラ火山の観測はほとんどなされていない」。
 藤井敏嗣・火山噴火予知連絡会会長「稼働期間内に噴火があるかどうかの判断すら難しいのに、それがいかにもできるように書いてあるのがまずおかしい。今(火山噴火の)中長期の予知はできない。噴火は規則正しく起きるのではない。過去を調べて統計的に噴火を予測する手法は確立していない」。
○ テレビ朝日の記者が会見で質問。「藤井火山噴火予知連会長は『姶良カルデラが運用期間中に破局的噴火を起こさないと断言できない。モニタリングでは破局的噴火かどうか兆候は判断できない』と答えているが?」。田中俊一規制委員長「最近の研究ではカルデラ噴火の場合、数十年前頃からマグマが大量に蓄積する。当然、地殻変動とかが検知できる」。
 規制委による火山影響評価ガイド作成の際に意見を聞かれた中田節也・東大地震研教授「大きな噴火でも予兆が出ることは間違いないが、数年前にわかるかと言われるとまず"不可能"だろう。モニタリングさえすれば何でも分かるという感じでガイドがまとめられたのは不本意」。
 記者の質問に田中委員長は「現時点で火山影響評価ガイドを見直す考えはない」としたが、規制委は巨大カルデラ噴火に関して新たな基準作成のための調査を開始している。しかし、姶良カルデラは過去のデータが少ないなどの理由で調査の対象外!  (概要まとめ)

.. 2014年06月05日 11:18   No.744003
++ 毎日新聞 (大学院生)…107回       
米原子力艦の事故対策急げ 「原発と同じ物」前提に

 米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されている原子力空母「ジョージ・ワシントン」(GW)の原子力災害に備え、周辺自治体が防災計画策定に乗り出したことを3月29日朝刊で報じた。国は東日本大震災後、原発の災害対策を強化したが、海に浮かぶ原発と言われるGWのような原子力艦の対策には着手しなかった。事故が放射性物質の拡散に直結するという意味では、原発は「同じ物」だ。対策を区別する国の姿勢に疑問を感じる。
【原災法と災対法判断に二重基準】
 1999年のJCO東海事業所(茨城県東海村)の臨界事故を機に、原発事故の応急対策を定めた原子力災害対策特別措置法(原災法)が成立した。だが、対象は原発を中心とした地上の原子力施設に限られ、横須賀や佐世保(長崎県)、ホワイトビーチ(沖縄県)の米軍基地に寄港する原子力空母や原子力潜水艦は含まれなかった。
 このため、基地を抱える自治体が国に原子力艦災害の対策を要請。2004年8月、災害対策基本法(災対法)に基づく「原子力艦の原子力災害対マニュアル」がまとまった。基地境界の放射線量が1時間当たり100マイクロシーベルト以上という緊急事態が起きた場合は、空母停泊地から半径1キロ以内を避難、1〜3キロを屋内退避とする内容だった。
 これが、原発は原災法、原子力艦は災対法で対応するという二重基準を生んだ。
 震災後、国の原子力規制委員会は原災法に基づく「原子力災害対策指針」を改正し、半径5キロ圏内の「予防防護措置区域」と半径30キロ圏内の「緊急防護措置区域」を設定。緊急事態の判断基準を毎時5マイクロシーベルトとしたが、「災対法は内閣府の所管」という理由で原子力艦のマニュアルは見直さなかった。横須賀市は緊急事態の判断基準の食い違いを解消するよう国に要望したが、岸信夫副外相は今年1月、市に対し「議論になお一定の時間が必要」と当面は現行マニュアルで対応する方針を伝えた。
【自治体独自の防災計画策定も】
 年十数回、主に原子力潜水艦が寄港する佐世保市では、震災前に停泊地から半径10キロを「原子力災害対策重点区域」に指定。当時の原子力災害対策指針に基づく「防災対策重点地域」(原発から半径8〜10キロ圏内)を被害範囲と想定した対策だ。横須賀基地の対岸の千葉県富津、木更津、南房総の3市も今年3月、地域防災計画に原子力艦事故の想定を追加。原子力艦事故への自治体の危機感は高まっている。(中略)
 日本は安全保障にも寄与するはずの米軍の原子力艦が、住民生活を脅かすなら、本末転倒でしかない。「想定外」という米国の説明をうのみにせず、災害に備えて二重基準は廃止すべきだ。それこそが震災を経験した日本が取るべき姿勢ではないだろうか。
    (5月13【記者の目】より抜粋―酒井雅浩 川崎支局)


.. 2014年06月05日 11:31   No.744004
++ 柳田 真 (小学校高学年)…29回       
◆【紹介】海と放射能。三陸の世界的漁場は?
  6/1THE BIG ISSUE日本版240号特集から

 ホームレスの支援を目的の一つとしているTHE BIG ISSUEの6月1日発売240号(定価350円のうち180円が販売者の収入になります。)が特集として「海と放射能。三陸の世界的漁場は?」を組んでいる。
 全10ページ。読み応えあり。主な目次を紹介します。

【海と放射能。三陸の世界的漁場は?】
○543回の核実験など、72年間の海の放射能汚染。今、世界三大漁場の一つ、三陸・常磐の海をおびやかす六ヶ所再処理工場とは?
   湯浅一郎さん(市民による平和のシンクタンク、ピースデポ代表)
○福島基準の11万倍の放射能を垂れ流す欠陥技術。すでに存在意義をなくしている六ヶ所再処理工場。 永田文夫さん(元高校化学教師)
○アワビ60トン、深みにマグロ、ブリが回遊。リアス海岸の豊かな恵み
   伊藤隆一さん(岩手県重茂漁協組合長)
○海を守るのは誰?立ちはだかる震災と原発、食料基地構想、TPP、
 そして六ヶ所再処理工場 「三陸・常磐の漁業の今とこれから」
   濱田武士さん(東京海洋大学准教授)

.. 2014年06月09日 08:21   No.744005
++ 東京新聞 (社長)…681回       
前倒し決定から3年 ドイツ脱原発 課題超え不動

 東京電力福島第一原発事故を受けドイツが「脱原発」の期限を二〇二二年中へと前倒ししてから六日で三年。ウクライナ危機が過渡期の電源として重要な天然ガスの供給に不安を投げかけ、電気料金の上昇など課題も多いが、原発の代わりとなる再生可能エネルギーの伸びは順調だ。長年の議論を踏まえた国民合意である脱原発に揺るぎはない。(後略)(6月5日より抜粋)

.. 2014年06月09日 08:45   No.744006
++ 朝日新聞 (社長)…301回       
自公が規制委人事案に同意へ 田中知氏、全野党が反対方針
              (6月6日より見出しのみ)

.. 2014年06月09日 09:45   No.744007
++ 朝日新聞 (社長)…302回       
調書公開 11人中10人容認 原発事故 聴取受けた民主元閣僚ら
              (6月6日より見出しのみ)

.. 2014年06月09日 09:55   No.744008
++ 東京新聞 (社長)…682回       
脱原発の象徴 全国から集い1000日 「ふるさと蹂躙」怒りの詩

  東京・霞が関の経済産業省前で原発反対を訴える市民らのテントが六日、設置から千日目を迎えた。初日は東京電力福島第一原発事故から半年後の二〇一一年九月十一日。脱原発の象徴となり、再稼働を目指す国からは撤去を求める訴訟が起こされている。梅雨空の下、この日も原発ゼロを望む多くの人が集まった。
(中略)
  経産省側は一三年三月、広場の明け渡しと損害賠償約千百万円を求める訴えを起こし、現在も東京地裁で係争中。原発の再稼働を求める政治団体の街宣にさらされることもある。
 メンバーの淵上太郎さん(71)は「国民の大半は脱原発を望んでいる。政府が再稼働しないと決断すれば、すぐ撤去するのに」と憤る。
 ルポライター鎌田慧さんは「原発推進の中心になっている経産省の前で原発反対の意思を目に見える形で示したことに意味がある」と評価。作家の落合恵子さんは「原発、集団的自衛権での国の動きをみると、怒りが込み上げる。テントがあり、そこに服従しない仲間がいることが、気持ちの支えになる」と話している。
 (6月7日より抜粋)

.. 2014年06月09日 11:30   No.744009

■--6/1東京電力本店合同抗議行動
++ 柳田真 (大学院生)…116回          

(9回)にぎやかに!ドンパン踊りも
 |  川内原発再稼働反対!国会正門前1万人
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.6月1日(日)は、東京電力本店合同抗議行動(9回目)と川内原発再稼働やめろ首相官邸前・国会正門前★大抗議の2つの集会にみんなと参加し、18時すぎには、九州鹿児島から上京された川内原発反対活動家と交流会を持った。忙しくて疲れたが、充実した一日だった。
2.東京電力本店合同抗議行動は9回目。賛同団体もだんだんと増えて88団体(当日もう1団体・89番目の賛同団体あり)。
 東電前は新しいノボリ旗何本かも含めて17本のノボリ旗がひるがえり、220人が参加、コールとアピールと日音協の音楽とドンパン節があり、にぎやかだった。
 カンパは6万2千円強(半分を反原連へ)
 上京した鹿児島反原発連合の大きなノボリ旗と、その副代表松元さんもあいさつ。
3.13時45分に解散し、そのまま国会・官邸の方へ220人がでかけた。ほとんどのグループがノボリ旗をかかげて。
 14時から17時の首都圏反原発連合の首相官邸前・国会正門前★大抗議に合流。
当日は、1万人が参加した。
 原発立地自治体議員10人ほど、各地の活動家10人ほどの半分は、再稼働阻止全国ネットワークでいっしょに活動している人々。川内原発の再稼働を許さないの発言が多くを占めた。私も再稼働阻止全国ネットワークの代表として、再稼働阻止の闘いはこの3カ月から6カ月が正念場。2つの方針として、イ.原発現地(九州川内)へ応援に行こう、カンパで支えよう。ロ.再稼働推進機関となっている原子力規制委員会をもっと攻めよう、の2点を訴えた。
4.たんぽぽ舎は、2200枚のビラを配布し、運動の盛り上げの一翼を担った。終了後に、経産省前テントひろば近くの居酒屋で鹿児島の人を囲んで、いろいろ話がはずんだ。
.. 2014年06月03日 08:19   No.740001

++ 木村雅英 (中学生)…33回       
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その5
 |  避難させずに屋内退避を押付けるための「試算」−非科学的・非現
 |  実的・おかしな数字 放射能ヒバクをたくさん受けてしまう
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○原子力規制委員会は非「科学的・技術的」でかつ政治的な提言をいくつも出している。5月28日に新たに加わった政治的提言が「緊急時の被ばく線量及び防護措置の効果の試算」だ。
原発の各関係自治体では避難について未解決問題が山積している中で、田中委員長が指示して規制庁が数か月間苦心の計算を重ねてつくりだしたものがこの「試算」。
「100テラベクレルのセシウム137が環境中に放出されるような仮想的な事故を想定」し、「予防的防護措置」として木造家屋屋内退避とコンクリート構造物屋内退避をならべ、屋内退避で被爆線量が低減するグラフを見せて、「UPZでは、放射性物質の放出前に、予防的に屋内退避を中心に行うことが合理的」と結論。
 「本試算ではこれ以上の規模の事故が起こらないことを意味しているものではない」とわざわざ書き添えてあるとおり、これは多くの前提条件の上での試算結果。放出量はイチエフの百分の一、放出は炉停止12時間後に5時間、放出高さは50m、大気中拡散計算はOSCAARで、気象条件は年間からサンプリング、などなど非現実的で信用できないし、被ばく量の絶対値に意味を持たない。にもかかわらず、被ばく量結果をIAEA判断基準(実効線量100mSv/週、ヨウ素50mSv/週)と比較して、効果ありを演出している(非科学的!)。
○何よりも怪しげなのが、「屋内退避」の「遮へい効果」と「密閉効果」。例えば、木造家屋の放射性プルームからのγ線の低減はIAEAでも10%なのに、防護措置低減を25%と計算している。木造家屋が多い原発立地地域で重要な仮定だ。
また、イチエフ事故においてこのように2日間の自宅待機を住民に強いた場合にどうなったかを示さないのもおかしい。
さすがに、後ろめたさを感じたのか、定例会議での各委員の発言も言い訳がましい(速記録参照)。
○それでも、この試算結果を独り歩きせて屋内退避推奨に使われるであろう。先の5月29日の院内交渉集会で規制庁防災課担当が「屋内退避」を何度も強調していた。
規制委は、沢山の現実性がない前提をおいてもっともらしいグラフを見せて、5km〜30km圏の住民に屋内退避を押付けようとしている。非「科学的・技術的」で政治的だ。

.. 2014年06月04日 13:44   No.740002
++ 坂東喜久恵 (小学校中学年)…10回       
速報・6/4福島原発告訴団「人間の鎖」&集会
 |  検察審査会へ500人が「東電を起訴に」と要請
 └──── (たんぽぽ舎)

 6月4日、昼12時から、検察審査会が入る東京地裁前に強い日差しにもめげず続々集合。福島からのバス2台も到着し、参加者は約500名に。
 東電への糾弾と、審査会には厳正に審査し「起訴相当」の結論を出すように11人の審査員に要請。
 広瀬隆さんもマイクを取り、検察の姿勢を糾弾し、起訴するよう求めました。
最後に裁判所前でみんなで手をつなぎ、東電の責任を追及。
要請団を送り出しました。
 その後、14時からの集会へ向け移動。 (集会の報告は後ほど)

.. 2014年06月05日 10:04   No.740003
++ 柳田真 (大学院生)…117回       
東京電力本店合同抗議の賛同団体が90になる
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

85)原発知っちょる会
86)今、憲法を考える会
87)あるこう会
88)千葉学校労働者合同組合
89)あさか・九条の会
90)怒っているぞ!障害者きりすて!全国ネットワーク

今後も、賛同団体100を第1次目標として、ご協力をお願いします。

.. 2014年06月05日 10:10   No.740004
++ たんぽぽ舎 (社長)…784回       
原発事故基礎講座 第3回
 │ 安全確保のためのDBA思想の破綻
 │ 〜事故があっても技術改良しない原子力はもはや科学技術ではない〜
 └────(講座スタッフ)

原発事故基礎講座 第3回   講師 槌田 敦さん

 日時 6月26日(木)18:30開場、19:00開会
 場所 「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費 800円
             (DBA : Design Base Accident 設計基準事故)
<第3回の紹介>

 世界の物理学者は戦後原子炉の軍事利用に協力する一方その商業利用を
 提起した。原子力の安全は科学技術で確保できるとした。

 ウィンズケール原発事故の反省・・・ところがイギリスの軍事原子炉で金属
 ウラン燃料の火災が発生した。このことにより原子炉には酸化ウランを用い、
 事故の際原子炉を冷却するECSS(緊急炉心冷却系)を設置し放射能を格納
 容器で包むことになった。

 DBA(Design Base Accident 設計基準事故)思想・・・このECSSと格納
 容器による事故対策をDBA(Design Base Accident 設計基準事故)と
 いう。しかし、起こりえないはずの苛酷事故が福島で発生した。
 安全確保のためのECCSも格納容器も機能せずDBA思想の失敗だった。
 規制委員会はこの苛酷事故に技術改良を提案しないDBA思想は失敗を
 超えて破綻へ

.. 2014年06月06日 08:00   No.740005
++ 山崎久隆 (社長)…420回       
地震、断層に関する重要な指摘、
 │ 原子力規制委員会の島崎邦彦(委員長代理)による
 │ 2008年当時の論文から『震源断層より短い活断層の長期期予測』
 └────(たんぽぽ舎)

原子力規制委員会の島崎邦彦(委員長代理)による2008年当時[*]の論文を
紹介したいと思います。

『震源断層より短い活断層の長期期予測』 島崎邦彦(東京大学地震研究所)
こちら

 川内地点を想定して読み直すと、とんでもないことがわかります。市来断層
系も甑断層系も、今の想定を遙かに上回る被害をもたらす可能性があると思い
ます。
 特に五反田川断層を重力異常図と地形図とで補足した地震調査研究推進本部
のデータは重要で、これを他の断層系でも行えば、甑断層系と中央構造線の間
がつながっていくのではないかとさえ思います。

 論文は岩手・宮城内陸地震の、想定外の大きな地震が知られていない断層か
ら起きたことにより衝撃を受けたことから、従来の考え方を変えなければなら
ないとの発想で記述されています。
 震源の特定できない地震でマグニチュード7.1、短い断層の地震は上限値
:マグニチュード7.4を想定すべきとの結論に達しているのですから、こと
は重大です。その他にも多くの重要な指摘がある論文なので、広めたいと思い
ます。
 -----
 [*]2008年当時、島崎氏は東京大学地震研究所に所属。

.. 2014年06月06日 08:22   No.740006
++ 冨塚元夫 (中学生)…47回       
東京検察審査会は被害者の声を聴け!」
 │ 昨日(6月4日)福島原発告訴団 「人間の鎖」&集会に参加しました
 └────(たんぽぽ舎ボランティア)

昨日、午後1時から日比谷コンベンションホールで開かれた福島原発告訴団 
「人間の鎖」&集会に参加しました。

集会は3人の弁護士の報告、湯浅一郎さんの講演「海の汚染について」と、被害者の声(福島から他県に避難しているかた)という構成でした。初めの報告者海渡雄一弁護士は、第5検察審査会に提出した上申書の説明をしました。

重要な点の一つは福島原発事故を不起訴処分にした検察を論理的に厳しく批判した元検察官、古川元晴さんの論文が「世界」に発表されたこと。二つ目は大飯原発差し止め判決の衝撃についてです。両方とも、告訴団の主張を強くサポートするものであり、検察審査会がこの二つをよく理解すれば起訴処分になるものです。

湯浅一郎さんの「海の汚染について」は、汚染された福島の海は世界3大漁場に数えられる重要な地球の資源であること、海が4つのルートから汚染されていること、等ユニークな内容でした。河合弘之弁護士は大飯原発差止訴訟の判決文を素晴らしさを強調し、この内容を理解し広めることが原発再稼働阻止に結び付くと言いました。

.. 2014年06月06日 08:40   No.740007
++ 山崎久隆 (社長)…421回       
政府事故調査委員会の調書公開請求へ
 |  吉田昌郎所長(故人)ら772人分の調書の公開を求める
 |  「不作為による情報の隠蔽(いんぺい)」やめよ
 └──── (たんぽぽ舎)

○ 東京電力福島第一原発事故を調査した政府事故調査・検証委員会が聴取した吉田昌郎所長(故人)ら772人分の調書の公開を求め、東電株主代表訴 訟の原告らが国を相手取り、東京地裁に行政訴訟を起こす方針を固めた。近く調書が保管されている内閣官房に開示を請求し、非開示決定が出ればただちに提訴する。
 政府事故調は2011年5月に設置。吉田氏ら計772人を聴取したが、誰を聴取したのかさえ明らかにしていない。吉田氏らの調書や関連資料は現在、内閣官房に保管されている。
○ 政府事故調は非公開で聴取した調書について「必要な範囲で開示する」としていたが、これまで公開されていない。菅義偉官房長官は「ヒアリングは非公開を前提に任意の協力を頂いて行ったもので吉田氏を含め公表しない」としている。
 原告代理人になる海渡雄一弁護士は「吉田調書の報道によれば、東電の指揮命令系統は崩壊していたといわざるをえない。吉田調書だけでなく、関係者の調書は事故原因の解明と責任の追及に欠かせない。政府は個人情報の処理など開示のルールを定め、原則としてすべて公開すべきだ」と指摘。歴代内閣が公開しなかったのは「不作為による情報の隠蔽(いんぺい)」と批判する。
こちら

○ いうまでも無いことだが、政府事故調査委員会の収集した証拠はヒアリング調書を含めて全て国民の財産であり、それを「知る権利」は国民にある。
 しかも事故調査が中途半端に打ち切られたも同然で、福島の教訓どころか真の原因さえつかめていない。これで再稼働など論じるのも見当外れである。航空機事故では欠陥が疑われる航空機の飛行は、原因究明と再発防止がされるまで停止される。
○ 福島第一原発事故は、まさに「運転停止命令」を出されたも同然の事態である。事故を起こした原発だけでなく、全原発の安全性が揺らいでいるというのに、その真相を知る努力もしない規制庁や推進側に再稼働を検討する資格は無い。
 まず、訴訟の前に内閣府情報公開窓口に「情報公開請求」を6月5日に行うことになっている。その後記者会見が開かれ、具体的な請求内容と今後の方針が語られる。

.. 2014年06月09日 07:57   No.740008
++ 柳田真 (大学院生)…119回       
川内原発再稼働申請みとめるな!不正な人事認めない!
 |  「反原連はじめて」の規制委員会抗議行動行わる
 |  コール中心 100人弱の参加 たんぽぽ舎関係者も20人
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

 6月4日(水)夕方、首都圏反原発連合初めての規制委員会抗議行動が六本木一丁目の規制庁の入っているビルの前で行われた。目的は川内原発再稼働申請を認めるな、不正な人事は認めない、など。
 急な呼びかけでもあり、周知活動が不十分な中で、100人程が参加。たんぽぽ舎も6月1日(日)国会前の最後の告知で初めて知ったので、そこでたんぽぽ舎メルマガ6000人に周知しつつ、4日当日はメンバーを昼間の福島原発告訴団参加メンバーと夜の規制委員会抗議参加メンバーに分かれて参加した。(再稼働阻止全国ネットワークの人も含めて20人弱)
 集会は、再稼働阻止全国ネットワーク(これまで9回実施)とやり方がかなり違い、90分の大半がコール、発言は1分発言が数人であった。コール中心のため、私たちの主催の時のスピーチよりもずっと音声が大きく響いたようで、途中で周辺住民に配慮して「マイクの音量を減らす」、または「マイクなし」でコールした。「そういう意味では、この規制委員会の入っているビルは、抗議対象の役所としては"立地不適"と言えそう。」とSさんの言葉。
 6月13日(金)の「川内原発止めよう行動」に向けて、女性たちが中心で作った「布の横断幕」が出来上がったばかりなので、そのお披露目も兼ねて持参。新しい白い布に「川内原発再稼働反対!命と大地を放射能から守れ!」と書かれた内容でとても目立った。ほかに従来からの横断幕2枚と、新しいプラカード「再稼働のための規制委新人事断固反対」も持参し、訴えた。ノボリ旗は2本で、再稼働阻止全国ネットワークと原発やめようたんぽぽ舎の2つ。
 終了後の食事会では「反原連も今後はもっと規制委行動をやってほしい」「コール中心だけだと単調で飽きる」「規制委批判の中味と質をもっと深めたい」等々の意見が出た。

.. 2014年06月09日 08:03   No.740009
++ たんぽぽ舎 (社長)…785回       
3・11以降の台湾における脱原発運動の展開と課題
 |  ―市民の国際的な連帯に向けて―
 |  6/12(木)陳 威志さんのお話
 |  市民による国際連帯運動の拡がりを
 |  ―核の廃絶を目指して 全9回シリーズ第二弾―
 └──── (スペースたんぽぽ講座会議)

日 時:6月12日(木)19時から21時(開場19時30分)
講 師:陳 威志(たん うぃち)さん
プロフィール:一橋大学社会学研究科博士課程に在籍
場 所:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

○6/12シリーズ第二弾の概要
 3.11以降、台湾の脱原発運動は、空前の高揚期を迎えた。
 もちろん福島原発事故は大きな契機だが、3.11以前からの社会変革の力の源泉自体は、台湾の特殊な歴史的文脈の中に存在していたのだ。
 400年もの植民地支配の経験をもつ台湾では、いかに民意を政治に反映させるものかが積年の課題だった。
 3.11によって原発の是非をめぐる反対の世論は初めて60%を突破し、それまでの政党間の対立に組み込まれていた状況を乗り越えられたようにもみえる。
 個人の細分化、脱政党化が進んでいるにもかかわらず、著名人や若者といった新しい担い手たちが再びデモ・集会の現場に現れた。
 いったい台湾では何が起きているのか、大規模集会を過度評価せず、日本との共通の問題を見出し、新たに浮上した運動のレパートリー、担い手などの議論を行いながら、連帯のあり方を模索できればと期待する。

主 催:たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)
協 賛:No Nukes Asia Action Japan(NNAA)
参加費:800円(学生400円)

○6/24第三弾の予告
 日時:6月24日(火)19時から21時
 講師:李 大洙さん(アジア平和市民ネットワーク事務局長)
 講演題目:韓国の反原発運動の歴史と現状

.. 2014年06月09日 08:12   No.740010

■--川内反対 官邸前集会
++ 東京新聞 (社長)…677回          

「再稼働ラッシュ引き金阻止」

 「再稼働ラッシュの引き金になるのを阻止する」として、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する市民団体や文化人らが一日、国会周辺や首相官邸前などで集会を開いた。参加した人々は、関西電力大飯原発の再稼働を認めなかった先月二十一日の福井地裁判決に言及。「裁判官の良心宣言。私たちの市民運動が作ったもの」(ルポライターの鎌田慧さん)などと称賛し、川内原発再稼働を「絶対止めよう」と訴えた。 
 川内原発をめぐっては、運転差し止め請求訴訟が鹿児島地裁で審理中。原子力規制委員会の優先審査によって判決前に再稼働する恐れがあるとして、原告団は先月三十日、再稼働の差し止めを求める仮処分を同地裁に求めている。
 集会には菅直人元首相ら国会議員らも出席。主催の首都圏反原発連合によると、一万人が参加した。
 ロック評論家の山川健一さんは、大学の教え子である福島県出身の女子学生に「私は子どもを産んでいいのか」と相談を受けたと明かし「福島の悲劇をなかったことにして、どうして原発再稼働ができるのか」と指摘した。(後略)
 (6月2日朝刊より抜粋)
.. 2014年06月03日 08:51   No.742001

++ 茨城新聞 (大学院生)…112回       
東電再建計画に影 汚染水対策難航 ALPS故障続き

 東京電力福島第一原発の汚染水対策が難航し、同社の総合特別事業計画(再建計画)に遅れが生じる可能性が出てきた。主要な行程の一つである放射性物質を取り除く「他核種除去設備(ALPS)」は故障続き続きで、本格稼働のめどは立っていない。このままの状態が続けば、再建計画の見直しに追い込まれることも考えられる。
 汚染水対策はALPSのほか、汚染される前の地下水をくみあげて海に流す地下水バイパス、土壌を凍らせて壁を作り地下水の流入を防ぐ凍土遮水壁の三つが柱。再建計画では、ALPSによる汚染水の浄化を2015年3月までに終えるとしている。
 敷地内のタンクにはALPSでの処理を待つ高濃度汚染水が約35万7千トンあり、容量(約37万5千トン)に迫っている。(後略)(5月31日より抜粋)

.. 2014年06月03日 08:57   No.742002
++ 茨城新聞 (大学院生)…113回       
海での拡散ルート予測 放射性物質
  日本海洋学会 海洋版SPEEDI開発

 日本海洋学会は、原発事故で放射性物質が漏れた場合、海洋での拡散ルートを予測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」のいわば海洋版で、東京電力福島第一(福島県)、中部電力浜岡(静岡県)、四国電力伊方(愛媛県)の3原発を対象に、来年3月までに予測手法をまとめる。(中略)
 升本さんによると、福島事故と同じ量の放射性物質が海に放出されたと仮定、海水温や塩分濃度、潮流など実際の観測データを利用し、沿岸から500km程度までの範囲で最長数カ月間の動きを試算する。
 結果は、3原発の地元自治体や漁協への提供を検討している。
 (6月2日より抜粋)

.. 2014年06月03日 09:54   No.742003
++ 茨城新聞 (大学院生)…114回       
原爆、2世白血病 父被爆時と出生日近いほどリスク増
  広島大研究

 広島原爆で被爆した親を持つ「被爆2世」のうち、父親が被曝し、出生日が被爆時に近い人ほど白血病の発症リスクが高まる傾向があることが、広島大の鎌田七男名誉教授(血液内科)らの研究で分かった。長崎市で1日開かれた原子爆弾後障害研究会で発表した。鎌田氏は「遺伝的影響がないとは言い切れない」と話す。
 (中略)
 鎌田氏によると、1946年6月から1961年6月の15年間に生まれ、白血病を患った広島県在住の被爆2世で、兄弟姉妹に2世が1人以上いる54人を調査。両親の被曝の有無、本人の出生日や出生の順番などを基に、兄弟姉妹と比べて解析した。その結果、父親が爆心地から2キロ以内で被爆したか3日以内に入市被爆し、被爆時に近い時期に生まれた子どもほど発症リスクが高くなることが判明した。
 (6月2日より抜粋)

.. 2014年06月03日 10:03   No.742004
++ 東京新聞 (社長)…678回       
福島の原告「国も無責任」 原発事故で民事訴訟
  津波予見 認否のらりくらり 「裁判所すら軽く見る」

 福島原発事故への国と東京電力の責任を追及する民事裁判が、福島地裁で続いている。先月20日の口頭弁論では、原告の福島県民の「事故の一因となった津波を予見していたのではないか」という主張に、国は「資料が見当たらない」と認否を避け、裁判所から根拠を求められても「示す必要性がない」と渋った。原告は「事故への責任を自覚していない」と憤っている。
 原告「資料がないとは信じ難い。どんな調査で結論づけたのか」。国「答える必要性があるのか」。原告「結論にいたる過程を示して」。国「結論は変わらないし、今の時点では必要ないと考える」。5月20日、福島地裁の法廷で繰り返されたやりとりだ。(中略)
 今回、国が認否を避けたのは、原告の「国は事故前に、電力会社らに対して津波想定を2倍に厳しくするよう指示していた」という主張に対してだ。
 (後略)(6月2日「こちら特報部」より抜粋)

.. 2014年06月03日 10:14   No.742005
++ 朝日新聞 (社長)…296回       
迷走する原発賠償 覆された指針 東電、独断で打ち切り
  原賠審は「休眠状態」  (6月2日見出しのみ)


.. 2014年06月03日 10:41   No.742006
++ 朝日新聞 (社長)…297回       
・凍土壁 前例なき着工 ・福島原発 汚染水増やさぬ対策
・効果未知数 伴うリスク
  (6月3日  見出し)


.. 2014年06月04日 14:08   No.742007
++ 東京新聞 (社長)…679回       
凍土壁 総延長1.5キロ―福島第一、前例ない規模に

 東京電力が2日に本格着手した、福島第一原発の凍土遮水壁の建設工事は、1〜4号機の建屋をぐるり囲う総延長1.5キロの、前例のない規模の工事となる。
 凍土壁は、建屋を囲むように1550本の管を地下深くまで打ち込み、そこに超低温の冷却液を循環させ、土壌を凍らせて地下水の動きを封じる計画。
 地下水が建屋に流入して汚染水を増やさないようにし、仮に建屋から汚染水が漏れても壁で食い止める効果が期待される。
 2日は1号機北西側の敷地で工事が始まった。山側の掘削工事の準備や冷却装置の設置に取り掛かり、来年3月の凍結開始を目指す。東電は凍土壁を2021年まで維持し、その間に建屋の止水処理を終えたいとしている。事業費320億円は国が負担し、工事は東電と鹿島が行う。
(6月3日より)

.. 2014年06月04日 14:22   No.742008
++ 東京新聞 (社長)…680回       
脱原発へ「人格権」 命を優先、司法の流れ 【大飯差し止め判決の影響】

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを命じた福井地裁の判決で根拠とされたのが、個人の生命や平穏な生活を保障する憲法上の人格権である。原告側は「画期的」と快哉を叫んだが、実は、北陸電力志賀原発2号機(石川県志賀町)の運転差し止めを認めた2006年の金沢地裁判決が最優先したのも人格権だった。脱原発を実現するためには、再稼働による人格権の侵害を堂々と訴えていく必要がある。【大飯差し止め判決の影響】
 「ひとことで言えば、司法の矜持を示した判決だ。われわれに続く第二の判決が、3.11後にとうとう出てきた」
 06年の金沢地裁判決で裁判長を務めた井戸謙一弁護士は、大飯原発の運転差し止めを言い渡した樋口英明裁判長に賛辞を送る。
 今回の福井地裁判決までは、金沢地裁判決が原発の運転差し止めを認めた唯一のケースだった。福井地裁判決の原点である。原発が安全基準に適合するか否かではなく、人格権の侵害が起きる具体的危険の有無を判断する―。これが金沢地裁判決と福井地裁判決の大きな共通点となっている。
(6月3日 ―こちら特報部より抜粋)  

.. 2014年06月04日 14:30   No.742009
++ 朝日新聞 (社長)…298回       
吉田調書の閲覧 自民PTも不可 政府が要求を拒否
               (6月4日見出しより)


.. 2014年06月05日 10:50   No.742010

■--福島県に抗議する緊急記者会見
++ ふくしま集団疎開裁判の会 (幼稚園生)…1回          

福島県に抗議する緊急記者会見を開きます
 │政府の過ちを最終的にただせるのは私たち市民だけです
 │私たちと一緒につながりましょう。みなさまのご参加をお待ちしています
 

【福島県に抗議する緊急記者会見】
 「週刊ビッグコミックスピリッツ」の「美味しんぼ」の表現に対し、福島県
 が表明した抗議文『週刊ビッグコミックスピリッツ「美味しんぼ」に関する
 本県の対応について』に対し、抗議を福島県に申し入れました。
 これに伴い緊急記者会見を開催します。

 日時 5月21日 18時開場 18時30分開始 (19時45分 終了予定)
 場所 参議院議員会館 B103室
 (ロビーで受付、通行証を配布します)
 参加者 山本太郎議員、井戸謙一氏(ふくしま集団疎開裁判弁護団)
  ノーム・チョムスキー氏(メッセージ)、キャサリン・ハムネット氏
  (メッセージ)、アナンド・グローバー氏(メッセージ)
 主催 ふくしま集団疎開裁判の会

.. 2014年05月19日 08:54   No.734001

++ 小出裕章 (小学校中学年)…15回       
放射線管理区域(4万Bq/平方m)に数百万人が、普通に暮らす−
 |  という違法状態を直視すべき
 |  「美味しんぼ」へのバッシング
 |  科学的とは、全ゆる可能性を検証する態度
 └──── (京大原子炉実験所) (上・2回連載)

───────────────────────────────
※人民新聞編集部から
 東京の一部も3〜6万Bq/平方mの汚染地区に含まれる。放射線管理区域に指定されるべき汚染度だ。
 原発事故から3年、政府は避難指示区域の解除を始めた。4月1日、福島県田村市都路地区の解除を皮切りに、他の6市町村も今後2年間で解除を検討し、計約3万人が帰還するかどうかの判断を迫られる。
 一方、福島での鼻血の出血を含む健康被害について描いたコミック「美味しんぼ」が激しいバッシングを受けている。被曝と健康被害の関連があらためて議論になる中、関東の被曝状況と健康被害について、小出裕章さんに聞いた。
 小出さんは、日本が違法状態にあることをまず認識すべきだ、と力説した。
2回連載とする。《文責・山田(人民新聞編集部)》
───────────────────────────────

編集部…『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に連載されている「美味しんぼ」が論争の種になっています。
小出…つい先日、編集部から問い合わせがあり、私の見解を伝えました。
 猛烈なバッシングを受けているのは、「福島で鼻血が多発している」という井戸川・元双葉町々長の証言を描いた部分です。批判者たちは、「被曝と鼻血に因果関係はなく、極めて非科学的」「風評被害を煽るものだ」と批判しています。
 事故後の福島の被曝線量と鼻血の因果関係は、現段階では立証されていません。 ただし、「立証されていない」ことと「因果関係はない」こととは、イコールではありません。科学とは、丹念に事実を調べ、論理を組み立てていくことです。 従来わからなかったことが、研究の蓄積によってわかるようになることが、科学の本質です。「わからない=ない」という論理自体が、科学的ではないと思います。
 被曝によってどんな症状が出るか?という研究において、最大のデータベースは、ABCC(米軍・原爆傷害調査委員会)による広島・長崎の調査です。しかしこの調査は、1950年に開始されたものです。つまり、原爆投下後5年間のデータは、空白なのです。原爆投下・敗戦という大混乱の中で、どれだけの人が鼻血を出したか?のデータは、記録されていません。
 つまり、被曝と病状の因果関係を立証するための「研究データがない」というのが現状です。症状を訴える人がいるなら、被曝と因果関係がないか調べるという態度こそが大切で、最初から「因果関係がない」と言ってはいけないと思います。
 今の私には、被曝と鼻血との因果関係を立証する力はありません。しかし、被曝によって人体にはあらゆる病状が起こりうると思っていますので、あらゆる可能性を排除しないで、調査するのが、科学的な態度です。

.. 2014年05月23日 08:04   No.734002
++ 小出裕章 (小学校中学年)…16回       
汚染地域ではあらゆる病状が起こりうる

編集部…東京を含む関東地域の被曝程度は?
小出…日本が法治国家だというなら、東京都の一部を含む広大な地域が、放射線管理区域に指定されるべき汚染地である、という現実を直視しないといけません。
 放射性物質を取り扱うことができる場所は、日本の法律によって特定の場所に限定されています。それが放射線管理区域です。一般の人が立ち入ってはいけない場所であり、私だってここに入れば、水を飲んでも食事をしてもダメです。管理区域から外に出る時には、汚染検査をしなければならないのですが、その基準値が4万Bq/平方mです。私の体のどこかに4万Bq/平方mを超える部分があれば、除染しないかぎり外へは出られないのです。
 管理区域から4万Bq/平方m以上の汚染物=実験着などを持ち出すことも、禁止されています。人間の住むところに4万Bq/平方m以上の汚染物があってはならないというのが、日本の法律です。私はこれを守り、汚染物を外に出さないように細心の注意を払ってきたつもりです。
 ところが、原発事故で4万Bq/平方mを超える汚染が、広大な地域に広がってしまいました。東京の一部も6万Bq/平方mを超えています。
 地図上の4の地域は、60万Bq/平方mを超えている地域です。強制避難区域に指定され、10万人以上の人々が故郷を奪われました。濃いグレー3の地区は、10万Bq/平方m以上、次に濃いグレー2は、6〜10万Bq/平方mの地域です。最も薄いグレー1は、3〜6万Bq/平方mで、この地図は、政府発表のセシウムによる大地の線量図です。
 私のような人間しか入っていけない上に水すら飲んではいけない場所に、一般の数百万人が普通に生活をしている、という異常な状態であることを、はっきり認識してほしいと思います。このことが被曝の議論から抜け落ちていることが、まず不思議です。
 

.. 2014年05月23日 08:19   No.734003
++ 小出裕章 (小学校中学年)…17回       
緊急時だからということで、なし崩しに放置されていますが、現在の日本は、違法状態が続いていることを、まず確認すべきだと思います。
 健康被害については、そういう汚染地の中ですから、さまざまな病状が出ると思います。どんな症状が出るかといえば、疫学調査もデータも不足しているので言い辛いのですが、必ず出るとされているのが、ガンと白血病です。どんな低線量被曝でもガンと白血病は発病する、というのが現在の科学の到達点です。
 ただし、ガンと白血病は、被曝をしなくても発症する病気なので、その因果関係を立証するのは、たいへん困難です。そのためには、綿密な疫学調査計画を立てて調査し続けることが必要です。ところがこの国の政府は、被害を隠そうとしていますから、綿密な疫学調査は行われないのではないかと危惧しています。

「避難指示解除」は到底許されない

編集部…避難指示区域の解除と帰還方針について。
小出…放射線管理区域の中でも作業者が容易に触れることができる表面は、40万Bq/平方mを超えてはいけない、と定められています。つまり、放射線管理区域の中でも、40万Bq/平方mを超える物体があってはならないのです。
 ですから、60万Bq/平方mを超える地域というのは、私にとって想像もできない場所です。さすがにこの地域は帰還困難地域ですが、そのすぐ外側の59万Bq/平方mの汚染地域住民には、帰還しなさいと言っているのです。住民には、赤ちゃんも子どもも含まれてしまいます。
 そもそも放射線管理区域(4万Bq/平方m)は、18才未満の者が立ち入ってはいけない地域なのです。こんな場所に子どもを含めて帰すなどということは、到底ありえない施策です。
 表面汚染=60万Bq/平方mの基準は、年間被曝量に換算すると、概ね20ミリSv/年となります。これは、放射線業務従事者という特殊な仕事をする人だけに許した基準です。それを一般の人、赤ん坊や子どもにも許すという政策なのです。
 民主党政権時代に、「20ミリSv/年までは我慢させる」という方針が打ち出された際、内閣府参与だった小佐古敏荘さんが、涙の辞任会見をしました。彼は私の論争相手で、あちこちで「被曝なんて怖くない」と言い歩いていた人です。
 その小佐古さんが「自分の孫をそんな目にあわせるのは絶対いやです」と泣きながら訴えるくらいの被曝量なのです。放射能を取り扱う人間にとっても高い基準だし、子どもには決して許してはいけない基準です。そんなところに子どもたちを帰すなど、到底あり得ない政策です。
 原発に反対する人たちの中にも、「美味しんぼ」での鼻血の記載を非難する人たちがいますが、些末なことに目を奪われず、現在進行している犯罪行為そのものに向き合ってほしいと願います。〔(下)に続く〕
 (5月15日人民新聞通巻1515号より。編集部の了承を得ています)

.. 2014年05月23日 08:54   No.734004
++ 槌田敦 (中学生)…32回       
.(解説付き) 鼻血は、ベータ線被曝の結果
 |  ベータ線は鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させ
 |  粘膜が破られて鼻血となる
 |  広島と長崎の被曝者は鼻血で苦しんだ
 └──── (元理化学研究所研究員)

 ☆『事故情報編集部より』
  槌田敦さんより5月20日発信の【TMM:No2174】★1の文章について、
  3点の変更が加わった文章=解説追加 表題変更 誤字訂正の文が
  届きましたので掲載致します。

○ 美味しんぼの連載記事「福島の真実」(週刊ビッグコミックスピリッツ誌)が大問題になっている。石原環境大臣が「不快だ」といい、安倍首相が「根拠のない風評」としたことで政治問題となった。政府の介入は、発行元小学館を震えあがらせ、詫び状を書かせた。
 放射能と鼻血の問題は、原爆症に始まる。広島で被曝治療をしてきた肥田医師は「福島の真実24」で述べていられるが、広島と長崎の被曝者は鼻血で苦しんだ。しかし、占領軍はその因果関係の発表を許さなかった。そして、この方針を引き継ぐ日米合作の放射線影響研究所も、原爆と鼻血の因果関係をタブー視し、原因不明とする。
 この流れをくんで、放射線防護学の御用学者たちは、1シーベルト以上被曝すると血液中の血小板が減り、鼻血が出やすくなるが、それ以下では鼻血は出ないと主張する。
 福島原発事故で多数の鼻血患者が出たのは事実である。しかし、被曝線量が少ないので、御用学者にはこの事実を説明できない。そこで彼らは自ら説明できないことにいらだって、事実そのものを「科学的にありえない」と否定することになる。
○ 事実を説明しなければ科学者として失格である。ところで、これら失格御用学者のいう被曝とは、ガンマ線被曝であって、その範囲ならば彼らの言う通りかも知れない。しかし、矢ケ崎琉球大学名誉教授も「福島の真実24」で述べていられるが、物理学者ならば放射線にベータ線(電子線)があることに注目する。
 セシウムなどを含む土埃が風で運ばれてこれを吸い込むと、鼻腔に沈着しベータ線を放出する。ベータ線は飛行距離が短く、鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させることになり、粘膜が破られて鼻血となる。
 この症状は、日光による紫外線被曝と似ている。まず、皮膚が日焼け状態となり赤くなり、次にただれる。粘膜ならば破れて鼻血になる。この症状には個人差があり、赤くなっても回復することがある。

.. 2014年05月23日 09:36   No.734005
++ 槌田敦 (中学生)…33回       
 その場合は、耐性ができて次の被曝があっても赤くはならず、黒ずむだけである。その人は幸福であって、その後は鼻血はない。現在の福島県民の多くはこの状態にあると思われる。しかし、この事実にはふたつの重要な問題がある。
 ひとつは、この耐性のない子供や福島を訪問する県外の者の危険である。外出するときは、セシウムを含む土埃を吸わないように、四季を問わず花粉マスクが必要である。そして子供のいる家庭の居間、学習室、寝室には、空気清浄器が必須であろう。その費用は東電に請求する。ホテル滞在の場合は空気清浄器の有無を確かめるとよい。
○ もうひとつは、鼻にはいったセシウムは肺に流れ込み、血液で全身に配られ、内部被曝の原因となる。福島の人達は、食事だけ被曝管理しても無駄であることを理解する必要がある。これは風評被害ではない。土壌の高汚染地域という事実の問題である。
 最後に、福島と鼻血について、武田中部大学教授のショート論評(5月10日)を全面的に支持する。小学館は美味しんぼ連載最終打ち切りの「福島の真実24」(5月19日発売)で、武田教授に詳細な論評をなぜ求めなかったのか、おおいに疑問である。

○【解説】 ガンマ線は、原子核が崩壊するとき放出する電磁波(光)である。X線と同じで透過力が高く、被曝してもほとんどはそのまま通過する。一方、ベータ線は電子線であって、物質中の電子を弾き飛ばして止まるので透過力は低く、身体の表面だけを激しく攻撃し、皮膚被曝の原因となる。

.. 2014年05月23日 09:50   No.734006
++ 山崎久隆 (社長)…419回       
東電福島第一原発・地下水バイパス計画の強行に抗議・中止を求める
 |  海の汚染の拡大をくい止めたい
 |  汚染があっても薄めれば排出できる仕組み(悪質)
 └──── (たんぽぽ舎)

 歴史的な大飯原発差し止め判決の5月21日にぶつけるかのように、東京電力は福島第一原発で地下水を海に投棄する「地下水バイパス計画」を始動した。
 私たちはこれに強く抗議し、直ちに中止することを求める。
 地下水バイパス計画とは、原発敷地内に流入する地下水を上流側の海抜約30メートル地点に設置した12本の井戸でくみ上げ、海に流すというもので、東電によれば現在日量400トン流れ込んでいる地下水を最大100トンほど減らせるとしている。
 しかし、これが成立するための大前提は、地下水に放射性物質が含まれないことと、放射性物質の混入を厳重に監視し、未然に防止できることが保障されることである。
 しかし、東電のずさんな汚染水管理により、くみ上げ井戸の上流に1リットル当たり2.4億ベクレルものストロンチウムを中心とした放射能を含む汚染水を、土壌に何百トン(わかっている限りで300トン規模)もしみこませてしまい、いずれは土中から汚染地下水となってくみ上げ井戸から海に流れる経路を作ってしまった。
 そのうえ監視体制は12本の井戸からくみ上げた地下水は一系統のタンクに貯水され、放出される段階で一部を検査するというものの、その体制は脆弱であり、今までの東電のチェック体制では容易に突破されると考えるほうが自然である。
 まとめられてしまった地下水に汚染が見つかっても、どの井戸からの水が何に汚染されているかをつかむのは困難であり、さらに汚染されたからといって基準値(セシウム134が1ベクレル/リットル以下同じ、セシウム137が1、全ベータが5、トリチウムが1500)を下回るならば放出されてしまう。つまり汚染があっても薄めれば排出できることになる。
 全量検査ではないし、ストロンチウムなど測定が難しい核種は測定さえしないといった態度に、東電の姿勢が見て取れる。
 さらに地下水バイパスが有効に機能して、地下水の量を減らせる(少なくても東電の主張程度に減らせる)保証もない。
 最悪の場合はまったく減らないこともありえる。
 減ったかどうかも、地下水の流速を考えれば数ヶ月たたなければ評価もできない可能性さえある。
 地下水バイパスをめぐっては、多くの福島県をはじめとした市民の反対がある。同意したとされる福島、茨城の漁協も「苦渋の判断」とした。被害者に苦渋の判断を強制する加害者とはいったい何なのか。そのことを私たち東電管内の電力消費者は考えなければならない。

.. 2014年05月26日 08:02   No.734007
++ 渡辺寿子 (小学校中学年)…10回       
大事故、避難困難、大量被ばく承知で再稼働?
 |  集団的自衛権行使容認より原発廃炉が日本を守る
 └──── (原発いらない・ちば、たんぽぽ舎会員)

○ 避難計画実効性疑問

 超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」は4月22日の会合で、原発で重大事故が起きた際、住民の脱出に時間がかかることや、避難者を受け入れる自治体の計画が殆ど策定されていない実態に「避難計画の実効性がない」と指摘しました。避難計画は原発から30km圏内の市町村がつくることになっていますが、3月末現在対象の135市町村のうち71でしか作成していません。   
 避難者の受け入れ計画も殆どできていません。多くの住民を長期間受け入れるための施設や予算をどう確保するのか、避難計画と受け入れ計画がセットでなければ実効性を持ちません。
 参加議員は「自治体任せでなく、国として対応すべきだ」と指摘しましたが、内閣府の担当者は「受け入れ計画の実態は把握していないし、把握する予定もない」といいます。国は避難計画はわれ関せずと自治体に丸投げして、再稼働に前のめりです。

○ 避難困難、大量被ばく

 川内市長は原発再稼働に同意するつもりといいながら、まともな避難計画をたてていません。実際避難は困難です。
川内原発現地に常駐しているIさんが発行している「川内の家」ニュースから避難に関し以下紹介します。
 川内川沿いの県道3号線は事故時大渋滞は必至です。車に乗っても車の「放射線防護係数」はゼロとされています(アメリカの環境保護庁の「指針」)。つまり何時間もの渋滞時間中、100%の放射能を浴び続けるということです。しかも住民全体が車を持ち、運転できるとは限りません。高江地区のある住民は、徒歩で避難すると高江インターから橋を渡ることになるが、高速道路だから橋には歩道がないといっています。車でも徒歩でも避難は「放射能地獄」です。(火山噴火となれば火砕流や降灰で事態はさらに悲惨なことになる)Iさんは市長に「再稼働して本当に安全か」と質問しましょうといっています。

.. 2014年05月26日 08:08   No.734008
++ 渡辺寿子 (小学校中学年)…11回       
○ 現実的でない避難計画

 福岡、佐賀、長崎三県が九電玄海原発で重大事故が起きた場合の住民避難シミュレーションを発表しました。それによると30km圏内の約27万人を圏外に逃がすのに標準で約25時間、観光ピーク時は約42時間かかるとされましたが、これでも大渋滞を予想していない甘い想定です。
 5km圏内の住民を先に30km圏外に避難させ、その後30km圏内の住民が逃げる「二段階避難」を想定していますが、周辺住民がそんな指示に従わず、一斉に避難してしまう可能性が高いのです。災害で主要道路が通行止めになれば、渋滞はさらに拡大するはず。西日本新聞はこれで本当に住民が被ばくせずに避難できるのか、不安が拭えないとしています。

○ アメリカNRC前委員長のヤツコ氏は、アメリカでは事故に備えて綿密な実効性のある避難計画の策定と訓練がなければ原発を動かすことは許可されないといいました。ところが日本では避難計画策定は自治体の仕事とされ、規制委の規制基準には含まれていず、避難計画の整備が再稼働の法的必要条件にはなっていないのです。泉田知事は規制委基準は住民を守らない、世界標準にも達していないといっています。綿密な避難計画があっても原発は安全ではありませんが、政府や電力会社が原発がどうしても必要で、再稼働するというのであれば、真面目に可能な限りの避難計画をつくるのが最低限の義務でしょう。再稼働の資格ゼロです。

○ 安倍政権は国民の生命、財産、国の安全を守ると称して憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使容認を強行しつつあります。原発大事故が再び起きれば日本消滅です。再稼働を止めて、原発すべてを廃止することこそが国民の生命、財産、国土を守るのだと広く知らしめていきましょう。(2014年5月初め)

.. 2014年05月26日 08:18   No.734009
++ 石垣敏夫 (小学校低学年)…6回       
増え続ける放射能ゴミの保管場所
 |  みなさんはどう思いますか
 └──── (さいたま市)

 6月2日のニュース23で放映されましたが、「福島県で増え続ける放射能汚染ゴミ保管場所問題」住民説明会での一福島県民のご意見、「東京で保管すべきだ」は的を射ています。
 東電:フクシマ原発の電力を使用していたのは首都圏ですから。
 再稼働に反対しない舛添都知事らは検討すべきでしょう。
 私は東電が再稼働申請を止めるまで、東電のすべての敷地に保管させるべき、と思っていますが。

.. 2014年06月05日 10:18   No.734010

■--東海第2 再稼働反対の議連
++ 茨城新聞 (大学院生)…111回          

 超党派37人で発足

 県議会と県内18市町村議会の脱原発を訴える議員計37人が、超党派の「東海第2原発の再稼働に反対する県自治体議員連盟」(東海第2反対議連)を立ち上げ27日、水戸市内のホテルで発足総会を開いた。国に安全審査を申請した日本原子力発電(原電)東海第2原発(東海村白方)の再稼動阻止と廃炉を目指し、結束して活動していく。
 総会には、細谷典男(無所属)、大内久美子(共産)の両県議や水戸、ひたちなか、つくば、牛久、下妻各市などの議員が参加。代表に相沢一正東海村議を選出した。
 同議連は、東海第2の再稼働へ向けた動きの節目を捉え、原電や首長ら関係機関に抗議の申し入れを随時行うほか、報道機関を通し声明を発表して県民に訴え掛け、運動の輪を広げる狙い。(中略)
 総会の冒頭、呼び掛け人を代表してあいさつに立った相沢村議は「再稼働へ向けた動きは急速だが、逆の動きも出てきている。再稼働を認めないよう結束して行動し、住民と手を取り合って運動を進めたい」と述べた。(中略)
 同議連の立ち上げは、作家の広瀬隆氏による呼び掛けで今年3月、国に原発の安全性を問う公開質問状を出した「原発立地自治体住民連合」の取り組みに賛同する議員を中心に進められていた。(5月28日より抜粋)
.. 2014年05月29日 09:19   No.739001

++ 中川敦詞 (小学校低学年)…5回       
.「鼻血」はベータ線被ばくの結果  槌田 敦
 |  5/27(火)福島原発事故基礎講座の特別講義
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ 先日来、美味しんぼ連載記事「福島の真実」(週刊ビックコミックススピリッツ誌)が大問題になっている。今回の講座は内容を急きょ変更し、この放射能と鼻血の問題について槌田敦先生が講義してくださいました。
 放射能と鼻血の問題は、広島・長崎の原爆被ばく者にも起きていたが米占領軍により因果関係の発表を許されなかった。この流れを汲み放射線防護学の御用学者たちは1ミリシーベルト以上被ばくすると鼻血が出やすくなるがそれ以下では鼻血は出ないと主張する。(まちがっている)
 福島原発事故では多数の鼻血患者が出たことは真実である。御用学者のいう被ばくはガンマ線被ばくのみであるが、物理学者ならばベータ線(電子線)被ばくであることに注目する。
 セシウムを含む土ほこりが風で運ばれてこれを吸い込むと鼻腔に沈着し、ベータ線を放出し鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被ばくさせ、鼻血に至る。(土ほこりが原因)
○ 安斎育郎さんよりコメントをいただきました。
 「槌田さんの見解への疑問」が寄せられましたが、それについて槌田さんがテイネイに答えました。
○この問題は当講座で、今後も触れていく予定です。
 次回の第3回は、6月26日(木)18:30開場 19:00開会 参加費800円
テーマ:安全性確保のためのDBA(Design Basis Accident=設計基準事故)思想の破綻
 を予定しております。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
○なお、当日の動画は、次のアドレスを参照してください。
  こちら

.. 2014年05月31日 07:36   No.739002
++ デーリー東北 (小学校中学年)…11回       
規制委人事で厳格な基準適用せず 環境副大臣が答弁

  井上信治環境副大臣は28日の参院原子力問題特別委員会で、国会同意人事である原子力規制委員会の委員について、政府が民主党政権時代の2012年に定めた厳格な人選基準は適用せずに候補者を選んだことを明らかにした。
 井上氏は基準が「当時の内閣として作成、活用された」と強調。「今回は法で定められた要件に照らした。(基準の)趣旨も念頭に置いて幅広く情報収集しており、候補者としての適切性を確認している」と述べた。
 政府が提示した委員候補2人のうち、東京大大学院の田中知教授は、東京電力の関連団体の東電記念財団から11年度に報酬50万円以上を受け取っていたが、特別委で原子力規制庁の幹部は「財団は電力事業者に相当しない」と答弁した。
 民主党政権は12年7月、直近3年間に同一の原子力関連の会社や団体から年間50万円以上の報酬などを受けた人物を除外する基準を設けた。
 28日の民主党の会合では「(田中氏は)原子力を推進してきた中心人物。信じ難い人事だ」「基準を踏襲していたら、アウトの人選だ」と人事案に批判が相次いだ。(5月29日Online Serviceより)

.. 2014年05月31日 07:46   No.739003
++ 東京新聞 (社長)…673回       
規制委の「中立」基準適用せず 田中氏「アウト」なのに…
  「民主党政権より後退」

  原子力規制委員会の委員に田中知(さとる)東京大大学院教授を充てる政府の人事案に対し、2012年に定めた人選基準の「欠格要件」に当たるという批判が高まっている。政府は、基準から外れても違法ではないとするが、「中立公正」を目的とした人選基準をほごにしてよいのか。(後略)
 (5月30日より抜粋)

.. 2014年05月31日 08:10   No.739004
++ 朝日新聞 (社長)…295回       
規制委員就任に疑問の声 政権交代で人事ルール変わる?
  元原子力業界団体理事の田中氏  (5月30日見出しのみ)

.. 2014年05月31日 08:25   No.739005
++ 東京新聞 (社長)…674回       
30キロ圏外へ最長29時間 川内原発避難推計
  一斉脱出想定せず 規制委が優先審査中

  鹿児島県は二十九日、九州電力川内(せんだい)原発(薩摩川内市)で重大事故が起き、住民が自家用車で避難する際の推計時間を公表した。半径三十キロ圏の住民約二十一万人の九割が圏外に出るまでに、最長で二十八時間四十五分、最短で九時間十五分かかると見込んだ。南九州自動車道が使えない場合が最長で、幹線道路の渋滞地点で交通誘導が実施されれば最短になる。
   (5月30日朝刊より抜粋)

.. 2014年05月31日 08:31   No.739006
++ 毎日新聞 (大学院生)…106回       
◆「九州電力」川内原発の補正書、5月中の再提出断念

  九州電力は27日、川内原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働に向けた原子炉設置変更許可申請の補正書について、5月中の再提出を断念したことを明らかにした。原子力規制委員会から補正書の不備を指摘されたため、九電は当初、5月末までに再提出する方針を示していた。再稼働には工事認可など別の認可補正書の提出も必要で、再提出作業が遅れれば、今夏の再稼働が難しくなる可能性がある。 同原発は規制委が優先的に審査を進めており、九電は4月末に原子炉設置変更の補正申請を提出。しかし、規制委は42項目の不備を指摘して再提出を求めている。(5月27日より)

.. 2014年05月31日 08:57   No.739007
++ 共同通信 (幼稚園生)…3回       
九電、補正書の再提出は6月に 川内原発審査で記載漏れ

  九電幹部は27日の審査会合終了後「再々提出はしたくないので丁寧に作業している」と釈明。6月のいつごろに提出するかは明らかにしなかった。
  (5月27日より)


.. 2014年05月31日 09:04   No.739008
++ 東京新聞 (社長)…675回       
規制委人事 撤回要求  原発ゼロの会「田中氏は欠格」

 自民党四人を含む超党派国会議員66人でつくる「原発ゼロの会」は30日、原子力規制委員会の委員に田中知(さとる)東京大大学院教授を充てる政府の人事案について、委員になる資格がない「欠格要件」に当たるとして撤回を求める談話を出した。
 2012年の規制委発足の際、民主党政権は規制委設置法の欠格条項と別に人選基準を定め、国会に示した。談話は、人選基準による欠格要件に、日本原子力産業協会の勤務歴が挙げられているのに対し、田中氏が同協会の理事を務めていたと指摘。田中氏が東京電力の関連団体「東電記念財団」から報酬を得ていたことも、基準に抵触する疑いがあるとしている。
 政府が民主党政権の人選基準は踏襲していないと説明しているのに対しては、当時の政府答弁書が国会審議を踏まえて基準をつくった経緯を明記していると指摘。「答弁書の立場を継承しないのであれば、人事案(の国会)提示前に説明責任を果たすべきだ」と求めている。
(5月31日 より)


.. 2014年06月02日 08:12   No.739009
++ 東京新聞 (社長)…676回       
政権は市民の声聞け (金曜日の声 5/30官邸前)

 神奈川県藤沢市の無職 川越君代さん(75) 初めて参加した。原発の問題はじっくり議論しなければいけないのに、安倍政権は再稼働や輸出をどんどん進めようとする。使用済み核燃料の問題とか、考えていないのかしらと不思議になる。
 東久留米市の看護師 中村芳江さん(52) 仕事の都合がつかず、デモには久々に来たけれど、毎週きちんと続いているのがありがたい。とにかく原発はやめて。最近の原子力規制委員会の人事など、どこにも国民の声が反映されないのが悔しい。
(5月31日 より抜粋)

.. 2014年06月02日 08:20   No.739010

■--金曜行動には「鳴り物」と「光り物」が必需品
++ 小山芳樹 (小学校低学年)…5回          

 5/23金曜官邸前行動(第103回)に参加して
 (たんぽぽ舎ボランティア)

○ 久しぶりの金曜行動参加。この日もメールマガジン「地震と原発事故情報」の発信担当のため原稿を整理していたので、「経産省前テントひろば」に到着したのは、17時25分頃でした。「事故情報」の発信は、金曜行動終了後、たんぽぽ舎に戻ってからにする。
 この日の私の担当場所は、「財務省上」交差点の一角、先輩スタッフに連れられて移動する。コーナーにシートを広げ(通行の邪魔にならないよう)、6月に行く「九州川内原発再稼働反対」の激励を書く大きめの紙を置く。金曜行動参加者に一言書いてもらえるようマジックインキなども用意する。シートの上にいくつか発光ダイオードの「光り物」を置く。
○ もう1つ、このコーナーの目玉は、7種類になった「ハガキ」運動。川内原発再稼働反対や、「経産省前テントひろば」を守ろう、泉田新潟県知事を応援しようなどの内容。
 「ハガキ」は、電力会社や経産省、立地の自治体などに宛て、個人の意見を直接、届けることができ集会などに参加できない方でも関われる取り組みなので数多くの方がハガキを出しているとのこと。
○ 国会正門前や、官邸前など他のコーナーも見学・参加する時間をもらった。新聞に載った金曜行動の写真は、この場所・この角度で撮影したのかと確認できた。
 それにしても、参加者一人一人の創意工夫による「鳴り物」や「光り物」には、ほんとに感心させられる。次回は、自分でも何か「光り物」を工夫しようという意欲をかき立てられる。
 「財務省上」交差点のもう一つの一角では、ドラムと管楽器の伴奏付きのナマ「ドンパン節」を体験できました。感激!
.. 2014年05月27日 08:29   No.738001

++ 柳田真 (大学院生)…113回       
再稼働は日本を滅ぼす・連載17
| 原発「安全審査」ではない。「適合審査」だ。
 | NHKなどまちがい(報道)を訂正せよ
| 国民世論を再稼働にもっていきたい狙い
 └────  (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.朝のNHKテレビ(5月21日)を見て、腹が立った。原発の「安全審査」は…とまちがった報道をしているから。私が自宅でとっている新聞(毎日新聞)も原発報道は「まし」だが、それでも「安全審査」の単語を使っている。まちがいだ。原発の「適合審査」がより正確な表現だ。悪名高い原子力ムラ(原子力利権共有帝国)出身の田中規制委員長も「適合性審査」といっている。当事者がそう言っているのになぜまちがった「安全審査」という報道をするのか。早く訂正せよ。
2.思うにこれは、原発の再稼働を急ぐ安倍自公政権の意をくんで、国民世論を原発再稼働へもっていきたいがため−であろう。
 私の記憶では、東京新聞が最初にまちがいを規制委員会へ質問−確認し、それ以降東京新聞等は「適合審査」を使い始めたと思う。
 規制委員会も、テレビ・新聞報道各社にすぐに訂正を申し入れるべきだ。「同じ穴のムジナ」といわれないためにも。
3.私たちも規制委員会と報道各社へ働きかけよう。あなたもどうぞ。

.. 2014年05月28日 08:26   No.738002
++ 中嶋 多恵子 (幼稚園生)…1回       
福井地裁で画期的な判決
|   生存を基礎とする人格権が公法、司法を問わず、すべての法分野において、最高の価値
 |  関電が控訴したので裁判は続きます。高裁が安易な判断をしないように、国民的大運動が必要と思 います。
 └──── (福井から原発を止める裁判の会&サヨナラ原発福井ネットワーク)

○ 5月21日(水)午後3時、福井地裁の樋口英明裁判長が「・・大飯発電所3号機及び4号機の原子炉を運転してはならない」と言い渡しました。
「勝訴」を知った瞬間です。100席ほどの傍聴席からは拍手が湧き「よっしゃ!」という声も聞こえました。私も思わず拍手しており涙が出てきました。私の前の最前列に座っていた「福井から原発を止める裁判の会」の事務局の仲間も肩を震わせていました。
○裁判所の外では、傍聴席の抽選にもれた人達が待っていました。主文が読まれると、弁護団の若い弁護士と裁判の会のメンバーが、垂れ幕(「差し止め認める」と「司法は生きていた」)を持って法廷から駈けだしました。主文が読み上げられた後、裁判所から判決要旨が弁護団に渡されました。その判決要旨を増刷りするために私は退廷したので、画期的な素晴らしい判決であることを知ったのは、記者会見場で弁護団による説明を聞いた時でした。
○私が特に感激したところは「生存を基礎とする人格権が公法、司法を問わず、すべての法分野において、最高の価値をもつ・・」・・・「人格権は憲法上の権利であり(13条、25条)又人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法制下においてはこれを超える価値を他に見出すことができない」、「原子力発電所の稼働は法的には電気を生み出すための一手段たる経済活動の自由(憲法22条1項)に属するものであって、憲法上は人格権の中核部分よりも劣位に置かれるものである」です。個人の生命が最優先されるものだと初めに示し、原発は単に電気を作る一手段でしかない、命に対して原発は「劣位」なのだとハッキリ判断したことに感動しました。
○さらに最後の部分、「原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下して生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている」と、「(原発がCO2排出に寄与すると電力会社が述べることが)原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって、福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害、環境汚染である・・」は圧巻です。魂が揺さぶられる思いです。

.. 2014年05月28日 08:33   No.738003
++ 中嶋 多恵子 (幼稚園生)…2回       
憲法に則り、安心してその土地で暮らし続けられる事が何より優先されるとの判断です。ここまで一般人が読んでも理解できる判決文を書いてくれた裁判官はいたでしょうか? 勝訴集会の中で、河合弁護士は、「判決の時に泣いたのは初めてだ。今回の判決文は150%、原発裁判のバイブルになる」とおっしゃっいました。
○私は数年前に東京から福井へ転居してきました。福井に来て最初の1年間は驚きと感動の連続でした。野菜や魚介類の新鮮さと水の美味さ。また、秋には白い花を咲かせるソバ畑や、黄金色に光り輝く初夏の麦畑に見とれ、夏の稲穂の緑の絨毯に癒され、カエルの大合唱に驚きました。そこには日本伝来の瑞穂の国があり、海と山がありました。日本の伝統的な食文化を育んだ四季の移り変わりを見ながら、大地や海・山がいかに人間の生活と密接に関わっているかを実感しました。福井に来て初めて、様々な生物がいる大地と共にしか人間は生きていけないことに気づかされたのです。
 その様なことを感じていた折りに、3.11事故が起こりました。その年7月に福井の人達と脱原発の運動を始め、翌年には「裁判の会」の立ち上げに関わり始め、今日に至ります。3.11後に始まった金曜行動のパレードでは、マイクを持った時には「再稼働反対」と共に、「福井の大地を守ろう、海を守ろう、山を守ろう」と言ってきました。
今回の福井地裁判決でも、人が生きていく為には安全に住み続けられる国土が有ることが国富だと述べているところに強く共感します。福島の人達の犠牲を無駄にしない判断をしてくれたことがとても嬉しいです。
○5月23日の金曜パレードでは、裁判所前で「樋口裁判長ありがとうございます」とマイクで叫びました。会の名称「福井から原発を止める裁判の会」のとおり、日本の原発を止める足がかりとなる素晴らしい内容の判決が、原発銀座と言われる福井で出たことを嬉しく思います。
○当日、県外から福井地裁に駈けつけて下さった方々に、この場を借りて感謝申し上げます。有難う御座いました。
なお、関電が控訴したので裁判は続きます。高裁が安易な判断をしないように、国民的大運動が必要と思います。

.. 2014年05月28日 08:43   No.738004
++ 広瀬 隆 (中学生)…40回       
原子力規制委人事を原発推進者(田中知)へ変更
   安倍自民党が本音=旧体制へ逆戻り
 
 原子力規制委員会の委員の田中知が候補というのは、由々しき問題です。
向こう側の反撃が予想通り原子力規制委員会の人事という形で始まりました。
原子力規制委員に田中知(さとる)だと・・・おそろしいことになりそうです。
 あの人物は、1996年2月29日に再処理工場安全性チェック検討会「主査」として安全の結論を提出した男だ。つまり阪神大震災直後に、科学技術庁と組んで、国内で最も危険な六ヶ所再処理工場のゴーサインを出した重大な犯罪者です。
 そして福島第一原発事故のあと、2011年9月12日に設立された原子力損害賠償支援機構の運営委員をつとめ、電力会社の走狗として立ち働いてきた人間です。2013年11月5日にその原子力損害賠償支援機構の運営委員会「委員長代理」に再任されて、福島県民の救済を遅らせ、被曝を助長してきた親分です。
 それが、新聞のどこにも書かれていません。

.. 2014年05月29日 08:30   No.738005
++ 木村雅英 (中学生)…31回       
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! 連載その4
 |  拡散シミュレーションによるUPZ30kmは
 |  「科学的・技術的」でなく政治的押しつけだ
 |  沢山の現実性のない前提をおいて30kmを我々に押しつけた
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 原子力規制委員長は「科学的・技術的」判断をし、政治的判断をしないと何度も言っているが、規制委は実は非「科学的・技術的」でかつ政治的な提言を出して、「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全…」を脅かしている。その一つが緊急時防護措置準備区域UPZ30kmである。
 40kmも離れた飯館村への高濃度汚染、3.11直後に米国政府が80km圏外避難を指示、近藤駿一前原子力委員長の「福島第一原子力発電所の不測事態シナリオの素描」で250kmに及ぶとしこれを福井地裁が採用、各地からの風船飛ばしの結果等を見れば、UPZ30kmがあまりに狭すぎることは明らか。
 30kmとする為に規制庁が使ったのが拡散シミュレーション。2012年秋の規制委発足後間もない時期に間違ったシミュレーション結果を何度も発表したことはご記憶でしょう。何度も間違った結果を出して何度も報道させて30kmを民衆に刷り込んだのかも知れない。が、この拡散シミュレーションが曲者。
 シミュレーションは、現在のシミュレーション技術やコンピュータ能力からいくつもの前提条件を定めるが、今回使われた拡散シミュレーションモデルは、定常で、地形を考慮しない2次元モデルで、年平均評価である。すなわち、ガウスプルームモデルで、「定常で一様な風向・風速のもとで、拡散方程式を解いて濃度を求めるもの」を「年間を通じた気象条件」を参照して計算している。
 事故が起こった時にどれだけ離れた距離にまで放射性物質が到達するかを評価するのに、定常モデルで分かる訳が無い。当然飯館村への高濃度汚染は再現できなかったであろう。おまけに、毎時の風向・風速データを使うのに、基準時刻の風向は基準方向にしたまま風速データのみを各時間の値を使って評価している(規制庁防災課談)。実際には起こっていない風を使って計算している訳だ。また、米国で開発されたMACCS2コードを使っているが、起伏の激しい山国日本で地形を全く考慮していないことも欠陥だ。更に、評価基準の実効線量100mSvも高すぎる。
 規制委は、沢山の現実性のない前提をおいて、もっともらしい濃度分布図を見せて、30kmを我々に押しつけた。非「科学的・技術的」で政治的だ。

※5/29(木)原子力規制委と院内交渉! 参加歓迎!
 川内原発再稼働阻止、規制委の姿勢と再稼働審査を問う!
日時:5月29日(木)14時より17時
場所:参議院議員会館 B108会議室
主催:再稼働阻止全国ネットワーク

.. 2014年05月29日 08:40   No.738006
++ 柳田真 (大学院生)…114回       
東電福島第一原発1号機の非常用電源喪失の謎
 |  その本当の原因は地震か?津波か?
 |  伊東良徳さんのお話(元国会事故調協力調査委員)
 └──── (たんぽぽ舎)

1.5月28日(水)「スペースたんぽぽ」で、弁護士(元国会事故調協力調査委員)伊東良徳さんの講演会があった。東電福島第一原発1号機の非常用電源喪失の謎−その本当の原因は地震か?津波か?−であった。
 A4判13頁の資料(写真版)に基づいて、とても説得力のある話であった。
2.伊東講師の結論は、(3年間いい続けてきたことだが…と前置きして)「津波ではありえない」であった。この結論は、しかし3年間無視され続けたが、5月21日福井地裁の画期的な大飯原発判決で、引用されたりもして、再び注目を浴びたりもした。
3.講師のレジメから引用する。
  ◎2 なぜ津波到達時刻の評価が重要か?
   ・福島第一原発1号機の全交流電源喪失(Station Blackout=SBO)
    時刻は15:37
・津波の1号機敷地遡上時刻がそれより後ならば、1号機のSBOの
    原因は津波ではあり得ない
   ・1号機のSBOの原因が津波でなければ、耐震設計や老朽化、単一
    故障指針等の再検討が必要となり、現在の規制基準の正当性が失わ
    れることになり、再稼働の安全性を検討する大前提が変わってくる
4.◎43 東京電力からの批判について
   ・東京電力は写真5と6の津波が写真7と8の南防波堤南側に写って
    いないことを論拠に伊東の主張を批判している
   ・写真5と6の津波の「その後の行方」について確たる説明ができな
    いことが伊東の主張の、おそらく唯一の、弱点であることは認める
   ・しかし、伊東が写真5と6の津波の「行方」が十分説明できないだ
    けなのに対して、東京電力は写真5と6の津波の「存在」も
    「行方」も説明できない
   ・伊東は、この問題解明のために国会事故調として写真撮影者のヒア
    リングを度々求めたが、東京電力は頑なに拒否し続け、そのために
    この問題を解明できなかった
   ・少なくとも東京電力に、この問題を批判する資格はない
5.◎74 結論
   ・1号機敷地への津波遡上は、写真16の30秒後かそれ以上後と考えら
    れるので、15時38分以降となる
  →1号機のSBO時刻は15時37分よりも後である!
6.ここから柳田の意見・感想
 東電福島第一原発1号機の非常用電源の喪失が「津波でない」となれば、おおぐくりで考えれば「原因は地震」となるしかない。「地震が原因」となると、日本中の原発(50基)はすべて、地震対策をやらねばならない。そうしなければ再稼働できない。ただでさえも津波対策で防潮堤など何百億円もの対策費が必要になった(浜岡原発では2000億円も必要)が、これに地震対策費用数百億円が必要になる。電力会社はイヤだ。ぜひ津波だけの原因にしよう。ガンガン頑張って、「地震が原因としない」ようにしよう−と原子力ムラの総力を挙げて努力した。これが故に、2011年3・11以降3年も経過したのにいまだ、事故原因が不明なのだ。
 これが結果として、電力会社を助ける=得する。地震対策費○○○億円が浮くから。かくして原子力ムラ(原子力利権共有帝国)は栄える。彼らは原因不明のままの方が良いのだ。

.. 2014年05月30日 08:07   No.738007
++ 柳田真 (大学院生)…115回       
5月29日(木)の2つの集会など報告
 |  規制委交渉、川内原発動かすな集会
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

◎5月29日(木)は、2つの集会とメルマガの原稿と翌日の金曜行動の準備(ビラ2,000枚の用意、その他)など、合わせて4つも重なりとても忙しかった。
その簡潔なメモ的報告です。
◎1.川内原発反対東日本集会「川内原発再稼働はなんとしても止めよう!」開かる―217人参加、カンパ17万円強
 5月29日(木)東京明大リバティホールにて、川内原発動かすな!東日本決起集会が開かれた。217人が参加。会場内カンパ(鹿児島川内行動寄付カンパ)は17万2,000円でした。
1.開会挨拶 細井
2.鎌田慧さん(経産省前テントひろば応援団)
3.佐々木慶子さん(原発いらない福島の女たち)
4.木幡ますみさん(大熊町町民)
5.水戸喜世子さん(大飯原発差止原告団)
6.向原祥隆さん(反原発・鹿児島ネットワーク)
7.行動提起(淵上太郎・柳田真)
8番目に鹿児島川内行動参加者6人から決意表明がされ終了。
◎2.川内(せんだい)原発の横断幕が進行中
 6月13日(金)から14日(土)の九州電力川内(せんだい)原発再稼働阻止行動に向けて、たんぽぽ舎で地道な準備が着々と進んでいる。その一つが横断幕作りとゼッケン作り。ボランティアが何人も集まり、「書く文字の中味」を討論。大きな布を買って来て、みんなで筆を使って文字を描き中。ゼッケンの用意も進んでいる。
◎3.原子力規制委を75人が追及
 広瀬隆さん、山崎久隆さん、向原祥隆さんも参加。
 5月29日(木)午後、国会の参議院会議室で、原子力規制委員会(規制庁)を追及する交渉が75人の参加で開かれた。主催は再稼働阻止全国ネットワーク。広瀬隆さん(作家)、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)、向原祥隆さん(反原発鹿児島ネットワーク)も参加。1時間の前段集会と2時間の追及交渉を行った。内容は14頁の資料に基き、質問と規制庁の回答。主な中味は次の五点。
 ※詳細はIWJ(岩上安身さんのIndependent Web Journal)のユーストリームを参照。
・「新規制基準」について
・川内原発審査の地震リスクについて
・川内原発審査の火山リスクについて
・川内原発審査の地質について
・川内原発の原子力防災・避難について
◎4.東京電力本店合同抗議賛同団体88になる! 100に近づく
 原発大災害(現在も継続中)の元凶=東京電力本店への合同抗議の賛同団体がじりじりと増加して88になった。新たな賛同団体は次の通り。
 ・84)アソシエーション よそものネット(フランス)
 ・85)原発知っちょる会
 ・86)今、憲法を考える会
 ・87)あるこう会
 ・88)千葉学校労働者合同組合
この調子なら、100団体に到達できるのもそんなに遠くはないと思われる。

.. 2014年05月31日 07:31   No.738008
++ 木村雅英 (中学生)…32回       
規制委員会は、再稼働第1・安全第2!
 |   新規制基準が世界一とは言っていない
 |   −川内原発再稼働阻止・院内交渉集会があぶり出した事実−
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○5月29日(木)の午後、再稼働阻止全国ネットワークが参議院議員会館内で原子力規制庁と院内交渉し、新規制基準・地震・火山・地質・避難について論じた。イチエフの汚染水対策や廃炉化に目をつぶって、優先審査する川内原発ばかりか12サイト18基の原発の再稼働審査に猛進する規制委・規制庁に一石を投じた。 今回は、反原発かごしまネットの向原祥隆さん、広瀬隆さん(作家)、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)、後藤政志さん(元原発技術者)にも参加していただいた。規制庁側の出席は6人。
○最初に、福井地裁の判決について見解を一人一人に尋ねたが、各担当は「コメントを差し控える」ばかり。
 地震リスクについて:地震による配管破断について岩波科学などの指摘は見ている、規制委のイチエフ事故分析検討会で論点整理して報告書を作成作業中。こちらから断層長さからマグニチュードを推定する回帰式の不適切を指摘、より保守的にと言いながら実は安全側に立たない姿勢を糾弾した。基準地震動については九電からの資料待ち、と620ガルで受け入れたことを隠す。まだ審査中というのでより厳しく審査するべきことを訴えた。
○火山リスクについて:火山噴火予知の難しさを指摘する専門家論文を確認して多くの指摘を認めながらも、モニタリングの専門家会議を待たずに審査書を出すことには曖昧な返事。
 新規制基準について:「安全」から「規制」基準に名前を変えたのは、合格すると安全と誤解されるから、新規制基準が世界一とは言っていない。20年も前からコアキャッチャー議論があったの指摘には、それを義務付けなかったのは新規制基準が性能要求だからと逃げる。
 防災・避難について:前日の規制委定例会議で確認された「緊急時の被ばく線量及び防護措置の効果の試算について」のUPZ圏の屋内退避を合理化する説明に対して、家屋の遮蔽効果を過大評価している、川内では木造が大半、作為的なグラフ、イチエフで検証したか、と追及。指針作成だけで逃げるのでなく、避難を確認するまで合格出すなと訴えた。他の多くの指摘への回答については時間切れで追及できず。
 以上、予定を越えた2時間の交渉で、再稼働が第1・安全は2の次、3の次、住民の避難は自分たちの仕事ではない、の規制委・規制庁の姿勢があぶり出された。
○なお、今回は定員50人の会議室に70名以上の参加があり、会場内で床に座る方が出たり資料不足が出たばかりか院内へ入場できなかった方々も発生し、ご迷惑をおかけしました。お詫びします。
 詳細は、IWJのアーカイブや再稼働阻止ネットワークの報告をご覧願います。

.. 2014年06月02日 07:53   No.738009
++ 金子やよい (小学校中学年)…18回       
5月30日第104回首相官邸前抗議
 |  暑い暑い、梅雨の前の真夏日、何故か決意表明 「ひとり、ひとりが大切なんだ」
 └────  (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)

 夏の暑さですね、バスも電車も冷房だけど、ここまで冷やさなくても〜と思える寒さの所も。でもこの冷房の電気、1ワットも核発電で作られて無いんだよねって、改めて「電気、ゼンゼン足りてるじゃん」って思うね。あの節電キャンペーン、何処行っちゃたんでしょうね。さすがに、同じ手には騙されないと思ったか、忘れるのを待っているのか、ま、これからのお手並み拝見、拝見。
 さて、6時、金曜官邸前抗議が始まります、今日は、6/1の抗議行動に備えて、国会前は無し、官邸前、希望のエリア、ウラ官邸はいつも通り、お知らせ兼ねて、国会前でビラを配っていると、石垣に腰掛けていた人が「今日、国会前無いんですか」と話しかけてきた、友達と待ち合わせてると言っていた。他にもチラホラ知らない人が。ネットとかやらない人はなかなか情報が取れないみたい、「官邸前ってどう行くんですか」って聞く人も。初めて金曜官邸前抗議に来た模様、来てみたらやって無かったは、ガッカリ(T_T)だよね。出来るだけ丁寧に道順を説明、国会前にまた来てくれるといいなぁ。と思いつつ後ろ姿をお見送り。国会前なくても、財務省上交差点から国会前までは、キャンドルや清志郎やブブゼラがある、それぞれ自分のスタイルを貫いてる人達、頼もしいね。京大の小出さんも言ってた「ひとり、ひとりが大切なんだ」って、私も自分のペースでこの活動続けていきまぁすp(^_^)q

.. 2014年06月02日 08:05   No.738010

■--テント日誌
++ 淵上太郎 (小学校低学年)…8回          

テント裁判第6回口頭弁論(4月23日)での淵上意見書
 |  4月23日(水)経産省前テントひろば956日目 商業用原発停止220日
 |  わが国憲法等で保障されている国民的諸権利を行使しているだけ
 |  東電福島原発大事故がなければ、そもそも存在しなかったもの
 └──── 
 「経産省前テントひろば」に対する国側の土地明渡請求裁判は今日第6回口頭弁論を迎えました。今回も多数の人が参加していただきました。被告とされている淵上太郎の意見書を正清さんに続いてお伝えしたい。傍聴記は順次掲載します。

☆意見書   
 本意見書は、本件と密接に関連する原発、特に九州電力川内原発の再稼働の問題について述べると同時に、新たに着任された裁判官殿に、被告がどのようなスタンスで本件に臨んでいるのか明らかにしようとするものであります。
1 本件は、国が所有管理する当該国有地について、被告がこれを不法に占拠しているので、これを直ちに明け渡し、今日までの占有に対して当該土地の路線価による損害賠償を求めるものとなっています。
 被告は、本件土地が国有地であるとしても、その有効利用という点では大いに争うところであります。その使用という点で、不法に占有して使用しているのではなく、国民の一人として、2011年3月の東電福島原発大事故に関連して、止むに止まれぬ政治的・具体的理由のもとで、当該土地にテントを設置するなどして、国民に訴え、国あるいは経済産業省に対して抗議をする、そのような場として使用しているに過ぎないと、考えている次第です。
 東電福島原発事故は、世界でもまれに見る大事故であり、3年が過ぎた今日でも事故は引き続いており、なおかつ東電はもとよりその監督官庁も、全く責任を取っていません。我が脱原発テントは2011年9月来、監督官庁である原発事故に最大の責任を負うべき経産省が管理する当該土地で、大事故の責任を問い、原発推進及びその再稼働に抗議する場、国民的議論の場として2年有余存在してきています。
 全国の人々がこのテントに集い、全世界の人々がこのテントに関心を寄せ、脱原発のかけがえのない物理的空間として存在してきたのであります。つい先頃には、チェルノブイリ原発事故の被害者(当時妊娠中で死産されたベラルーシの女性など)もこのテントを訪れており、いわゆる国際貢献にも重要な役割を果たしております。
.. 2014年04月28日 10:12   No.726001

++ 淵上太郎 (小学校低学年)…9回       
 私たちは、国有地にテントを設けて、無用な騒ぎを起こしているわけではありません。わが国憲法等で保障されている国民的諸権利を行使しているだけであり、東電福島原発大事故がなければ、そもそも存在しなかったものです。
2 さて原子力規制委員会に審査請求が出されている10 原発17 機の原発のうち、川内原発の1、2号機の適合性審査を優先して進めることが決定されています。優先的に審査をするということは、川内原発が一番先に再稼働に至る可能性が高い、ということでもあります。
 適合性審査は、昨年7月に施行された原子力新規制基準に、それぞれの原発が「適合しているか否か」の審査ですが、原子力規制委員会田中委員長は「最終的に審査の合格が出る方向に向かって進めることができるという判断だ」と言うように、一番早く適合性審査を終了し、合格となるということであります。
 だが原子力規制委員会の審査なるものは、自らがつくった「新規制基準」に適合しているか、否かを判断するのみです。そして「適合性審査に合格した」ことによって、原発の安全が保障されるものではない、ということを、規制委員会自身が認めているものです。 しかも、新規制基準は東電福島事故以後の「最低の基準」であって、それ以上のことは原発事業者が責任をもって更なる安全性を確保・追求すべきである、とされています。つまり万一の原発大事故にあっても、規制委員会は、規制基準に適合しているかどうかの判断をしただけで当該原発の安全性を保障したことはないと、主張することになるのです。
 他方、電力事業者は、規制委員会の指導に従い規制基準に適合しているとの審査結果を得たのであり、法的に何ら逸脱していない、と主張するのは火を見るより明らかです。
 国は、4月11日に閣議決定した「エネルギー計画」では、「原子力規制委員会により規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める」と公言するものですが、昨年12月に総合資源エネルギー調査会基本政策分科会が纏めた「エネルギー基本計画に対する意見」(前回陳述書別紙1)の
、「原子力規制委員会によって安全性が確認された原子力発電所について再稼動を進める」とあるものを若干修正しています。にもかかわらず、今日までの経過からすれば、政府は「規制基準に適合すると認められた場合=安全」という解釈をあちこちで言い張るでしょう。但し、厳密な意味では、政府としての正式な安全宣言のようなものは出さないはずです。
 政府は、安全性の担保はあくまでも、規制委員会にあるとする「逃げ」の体制です。安全性については、全く自信がないからです。そして次には、(安全だから)、再稼働させる、実際のところ、これだけが至上命令ですから、そのために「地元の」理解・協力を得るように、政府として努力する、ということになります。

.. 2014年04月28日 10:28   No.726002
++ 淵上太郎 (小学校中学年)…10回       
 政府は安全性に関する責任が明確になるような閣議決定などはやらず、野田内閣時代のような4大臣による決定なども行わない、ということになっています。こうした文脈から、再稼働しようというとりわけ川内原発の「安全性」については、誰が、どこの官庁が責任を負うのか全く不明瞭であります。まさか全てを鹿児島県など地方自治体に押しつけるわけでもありますまい。
 これでは、東電福島原発事故及びその経緯と全く変わることはありません。国を含めてどこの誰が責任を負うのか全く不明瞭なまま、原発の再稼働が行われるという、世にも不思議な事態が、今、進行しつつあるのです。
3 結局、原発の再稼働は、法的にも全くの無責任体制のもとにあり、安全性が真に確保されているか否かではないというところに、重要な問題があるのです。
 全ては政府=安倍内閣の責任であることは言をまたないのですが、このような無責任体制は絶対にゆるされるべきものではありません。
 わがテントは当初から「原発再稼働」に反対して設立されたものであります。そうした中で、再稼働を進めんとする経産省=国=原告がテント等の撤去・立ち退きを求める本訴訟は、本末転倒の問題外であります。
 原告は国として恥ずべき訴訟であったとして、自ら本訴訟を取り下げるべきだし、司法は本訴訟を直ちに棄却すべきであります。

.. 2014年04月28日 10:34   No.726003
++ たんぽぽ舎 (社長)…782回       
テント日誌 裁判傍聴記1  一傍聴人
 |   テント日誌 4月25日(金)特別版
 |   経産省前テントひろば958日目 商業用原発停止222日
 └──── 
■ 4月23日、200人近くの傍聴希望者の中、東京地裁民事37部103号法廷で満員の傍聴人の中公判が開始されました。今回の法廷から裁判官の一人に人事入れ替えがあった為に「被告人」正清、渕上の意見陳述から始まりました。正清氏は、「安倍政権は福島原発事故の解決が何もついていないにも関わらず、新エネルギー基本計画に於いて原発を日本のベースロード電源にするなど、何の反省も無い」と安倍政権を糾弾しました。 
■ 渕上氏は「福島原発の過酷事故にも関わらず、国、経産省、関連省庁、東電等、誰も事故責任を取ろうとしない中で、国民の抗議の権利として、事故責任の中核である経産省の未使用敷地の一部に脱原発テントを作り、福島の人々、全国の人々と共にテントを長期にわたり支えて来ている。」「原子力規制委員会は夏にも薩摩川内原発の規制基準適合審査を終ろうとしている。しかし安全審査ではないという。誰が再稼働原発の安全を宣言するのか。政府?県?市?誰も責任を取るつもりがない。」と無責任体制を批判しました。 
■ 次に河合弁護人から、福島原発事故に対し政府、東電の無責任体制の中で、続々と損害賠償の告発が行われている事が話されました。福島現地では高放射能地域にも関わらず「早期帰還、早く帰れ」だけが政府により圧力がかけられている。汚染水問題の一つも解決せず、事故の張本人が責任も取らず、テントの立ち退きばかりか、「損害金」の要求までする資格があるのか、と裁判の根本問題にせまり政府を糾弾しました。
■ テント裁判も、過去5回の法廷の中で、「被告人」、弁護人により福島原発事故の現状、福島被災者の現実。国、経産省及び原発関連行政庁の無責任さと犯罪性、東電の過酷事故が予測されたにも関わらず経済優先、安全軽視の原発現地政策の現実等が証拠書類と共に意見が述べられてきました。国は訴状に於いてテントの設立者はあくまで二人の被告人により作られたのであり、他の人たちは「補助にすぎない」との主張を続けていました。これに対して被告、弁護人は、今回の法廷より我々のテントが作られた経緯、第一テント、第二テント、第三テントを誰が立ち上げたのか。実際には数十人、数百人の人々によりテトトが作られ管理維持されてきたことが主張されます。裁判第二ラウンドのはじまりです。            
■ 一瀬弁護人はこのテントは「福島の市民の財産、健康、が侵されている事に抗議するために作られた」「福島事故後も原発推進政策を改めようとしない政府」「2011年の反原発の数千、数万の運動の高揚の中で多くの力により作られた」「被告人2人は第2、第3テントの設立には関係していない。」「第二テントは2011年10月27日より3日間の福島の女たちの座り込み行動より生まれた。3日間の記帳者は全国の支援者2371人である」と全国の原発反対の女性たちにより作られた事を準備書面と共に明らかにしました。すなわち第二テントは、「原発いらない女たちのテントひろば〜福島とともに」の全国の女性たちにより、所有、管理・運営されている事を主張しました。又第三テントの設立、管理及び使用形態も説明されました。2014年1月30日には、多くの人々が経産省に「国有財産使用許可申請書」を提出していた事も明かされました。   これにて次回法廷、7月16日の波乱に満ちた法廷を予測させながら閉廷致しました。 


.. 2014年04月30日 10:43   No.726004
++ たんぽぽ舎 (社長)…783回       
■ その後、午後4時より参議院議員会館講堂に於いて口頭弁論報告集会が200人の参加の元に開催されました。渕上太郎、正清太一の法廷報告とあいさつの後に、講堂利用に力を貸して頂いた福島みずほ参議院議員より挨拶を受けました。まず今日の「自衛隊員のいじめによる自殺問題裁判」に勝利した事の報告があり、「原発事故による避難計画は、自治体に丸投げであり無責任極まりない」と糾弾し、身体の動けない人は「自宅待機」という「見殺し」に近い政府方針を批判しました。
■ 続いて大口弁護人より法廷報告が行われました。「この裁判が始まった時、どこまで戦えるか不安であった。とにかく法律論だけでなく、裁判を広く、深く、大きくしたかった。」「いつも多くの傍聴人の力で支えられてきた。幸い多くの事が主張できた」と裁判の傾向を評価しました。「日本人は広島、長崎で被爆して放射能の恐ろしさを知り、放射能への恐れを知るべきである。テントはその役割をしてきたし、益々テントは大切である」とテントを守る意義を、弁護人の立場を超えて感動的に語りました。そして次の法廷の展望を語り、「こんな事なら裁判など起こすべきではなかった、と国、経産省に思わせる闘いにしよう。」と集会参加者に呼び掛けました。 
■ 続いて「原発ゼロをめざす、鹿児島県民の会」の村上さとし氏から薩摩川内原発再稼働阻止の為の展望と決意が語られました。村上さんの住む団地自治会での活動の経験から川内市民の多くは原発再稼働に反対であるが、地域のしがらみ、血縁者との関係で九州電力に遠慮しなくてはならない現実を紹介しました。「桜島、新萌岳の火山活動の件、活断層の事を考えれば原発の再稼働は認める事は出来ない。」「川内原発の再稼働をストップ出来れば全国の原発はストップできる」と決意を語りました。
■ 次に、「原発いらない福島の女たち」人見やよいさんからの福島報告が行なれました。「原発の被害は、だれも責任が取れない程の大きな被害である。東電のテレビ会議の様子を見てあぜんとした。パニックの連続であった。」「20ミリシーベルトを超えている所にも政府は帰れという」「ベラルーシでは:チエルノブイリ;という言葉を使うなと言われている。何年後かは福島もこのようになるのではないか。」「福島では小さな対立がたくさん起きている。放射能の問題とはこんな事にも及んでいる」「これからは脱原発を掲げる人に選挙で勝ってほしい。テント裁判にも是非勝ってほしい」と訴えました。
■ 最後に「伊方の家」のYさんからの現地活動報告があり、これからの行動の決意が語られました。最後に川内の村上さんの元気な歌で、報告集会も成功裏に終了しました。

※次回法廷は7月16日(水)、東京地裁103号法廷、13時地裁前行動より始まります。国との攻防戦が予測される次回法廷に多くの傍聴者が駆けつけてくれることを期待しています。

■5月7日(水)第8回東電本店合同抗議行動 18時30分−東電前
  呼びかけ団体/経産省テント前ひろば  78団体協賛
経産省前テントひろば(連絡先:090-3919-0604、070-6473-1947)

.. 2014年04月30日 10:52   No.726005
++ I・K (幼稚園生)…3回       
鹿児島県川内から(「川内の家」ニュース5号)
 |  テント日誌5月1日(木)
 |  経産省前テントひろば964日目 商業用原発停止228日
 

朝方まで降り続いた雨が上がって緑がいちだんと輝いて気持のよい朝
11時頃から第85回日比谷メーデーのデモ隊がテント前を通った

○ Kさん、Sさんが6月8日のチラシを懸命に配る。通り過ぎるデモ隊の中には「原発再稼働反対!」のシュプレヒコールをあげて下さったりして、テントがんばれ!の声もあって励まされた。
 デモの隊列から抜けてテントにカンパしてくださる人も居て感激!私たちも負けずにデモ隊に手を振って応援した。
 デモの通る合間に「制服向上委員会」のメンバーが寄ってくださり、男性スタッフは興奮気味、握手してもらったりして大喜びだった。メンバーも少し入れ替わってより若くなったようですね。またテント前で歌ってくれる日を楽しみにしています。
 デモが通り過ぎた後、サラリーマンらしき人が名も告げずにカンパしてくださったりして、今日は嬉しいことの連続でした。

○再稼働が画策される川内原発現地での行動を伝えるビラから
      14-5/2「川内の家」ニュース5号  連絡先:090-4759-2927岩下

せんだい原発,再稼働反対! 原発事故時、避難路は車のすれ違い不可能
川内市は住民の安全を守る気があるのか

 川内原発が事故を起こした時、ちゃんと避難できるかどうかは、住民の「命」の問題です。ところが川内市長は「原発再稼働に同意するつもり」と言う一方、まともな避難計画も立てていません。それどころか、実際に避難は困難という事例がたくさんあります。
○県道は大渋滞、山越え避難も無理
 地域で「川内の家ニュース」を配布中、城地区の女性が「何とかして欲しい」と訴えました。「川内川沿いの県道3号線は、事故時、大渋滞で逃げ切れない。山越えの市道を使うしかないが、道が崩れて車がすれ違いできない。市になんど言っても直してくれない」―と言うのです。実際に市道を走ってみると、アスファルト舗装は山側からの流水でえぐられ、反対側は崖です。軽自動車どうしでもすれ違い不能、避難が無理であることが判りました。川内市の住民を守る「本気度」が疑われても仕方がありません。
○渋滞中、車の中でも放射能は防げない
 それでは県道を避難する人はどうでしょうか?高江地区のインターから橋を通って車で北に逃げることになりますが、大渋滞は必至です。そのとき車の「放射線防護係数」はゼロとされています(アメリカ環境保護庁の「指針」)。
 つまり何時間もの渋滞中、100%の放射能を浴び続けるということです。
しかも住民全体が車を持っている、運転できる、とは限りません。高江地区の男性は、「徒歩で避難することになるが、高速道路だから橋には歩道がない」―と話していました。
○「ぶじ避難可能か」、と市長に問い合わせを
 車でも徒歩でも、避難は「放射能地獄」に変わりありません。避難後、何年にもわたる「避難生活」の大変さ―生活苦や一家離散などは、福島の例を見れば判ります。しかし安全に避難できるかどうかも疑わしい。市長に「再稼働して本当に安全か」、と質問しましょう。

○5月7日(水)第8回東電本店合同抗議行動 18時30分から東電本店前
 呼びかけ団体/経産省テント前ひろば たんぽぽ舎 76団体協賛


.. 2014年05月07日 15:04   No.726006
++ I・K (幼稚園生)…4回       
.「美味しんぼ読書コーナー」もあって
 |  テント日誌5月18日(日)
 |  経産省前テントひろば980日目 商業用原発停止245日
 └──── 

 朝テントに着いたらびっくり!テント前の椅子に「美味しんぼ読書コーナー」の表示があり、文庫版一冊と雑誌スピリッツが置かれていた。そして下のほうに"自由にお読みください!読んで応援!いいぞ漫画家! がんばれ出版社"との表示も!聞けば金曜日からあったとのこと、誰が置いてくれたのかな?
 新聞記事などで問題になっていることは知っていたが、読んだことがなかったので早速手にとって読んだ。
 福島の現実がわかりやすく書かれていて批判されるようなものではないと思う。現実を認めたくない人たちが大げさに騒いでいるのではないだろうか。
 ゆっくり読みたかったので帰りに近くの本屋によって文庫版の「美味しんぼ110号」を注文して来た。問題の鼻血の話などはまだ雑誌の方なのだけれどこの調子だと文庫化されるか心配だ。
 昼前にMさんがそうめんとてんぷら、色々な薬味とつゆを保冷バックに入れてを持ってきてくれた(乱さんのリクエスト!)とても美味しかった。
 ドイツの方が二人自転車で通りがかったので英語版の案内を差し上げたらカンパをして下さったので、脱原発扇子をお渡しした。日本には観光で来ていて東京は5日目、これから関西を回るそうだ。2ヶ月のホリディーとか羨ましい限りです。二人はテントと私の脱原発のプラカードを写して官邸のほうへ去っていった。
 その後テントのことは知っていたが、なかなか来られなくて、と小学生ぐらいの男の子を連れた女性が寄ってくださり、居合わせたヨーカンさんなどと色々話して矢張りカンパを置いて帰られた。
 次に若い女性「此処は何をしているのですか?」と聞いてきたのでテントの出来た経緯などを話してチラシをお渡しする。大先輩のSさんと暫らく話していかれた。
 2時からは月一回の川柳句会、今日のお題は「危険」と「意志」。
難しいのでパスしようと思ったけれど、何とかひねり出して参加する。

「危険」の秀句
1)心配だ 政府首脳が 危険思想
2)武器 原発 日本が一番危険物
3)解釈で 危険な道を 進む安倍(私の句)

特選  戦争を とめるブレーキ こわしてる

「意志」の秀句
1)意志強く 脱原発 やりつづけ
2)いま止めよ 戦争準備 着々と
3)安倍首相 退陣 みんなの意志ですぞ

特選  日本中 見えない意志に あやつられ

乱さんのお情けで私も一句だけ選ばれた。

 今日嬉しかったのは修学旅行の学生さんらしい人たちがバスの中から積極的に手を振ってくれたり、タクシーの中からVサインをしてくれる外国の方が居たことなどです。応援してくれる人がいると思うとテントにいる甲斐があります。
   (後略)

.. 2014年05月20日 11:44   No.726007
++ 岩本愼三郎 (幼稚園生)…2回       
多くの団体、個人200名が参加−にぎやかな抗議行動
 |  東電本店前の元気の出る「どんぱん節」、
 |  日音協の「ねがい」歌われる 5/7東電本店合同抗議報告
 └──── (テントひろば)

○ 遅まきながら5月7日の東電本店合同抗議について何か書こうとパソコンを立ち上げたら、福井地裁が、大飯3、4号機の運転差し止め訴訟で原告側勝利判決のメールが飛び込んできた。素晴らしいニュースだ。NHKも夜7時のトップでもかなり詳しく報じていた。安倍再稼働路線に当面かなりの打撃だろう。
○ 5・7東電前は、200名が参加してのにぎやかな抗議行動になった。福島のさらに厳しい現実や安倍の暴走を眼前に、生協関係者などの発言も、広瀬東電社長への申し入れも、最後の1分間スピーチもそれぞれ良かったが、私には今回一番印象に残ったのは歌だ。元気の出る「どんぱん節」は、4月のテント裁判報告集会で九州・川内から参加した方が初めて披瀝したもの。また日本音楽協議会の方の歌った「ねがい」は、広島の中高生らの平和を願う歌をもとに、伊方原発に反対する市民が作った替え歌だという。大衆運動が高まるところには必ず歌が生まれる。
○ それからもうひとつ、この日記憶に残ったのは「デンキ開ケテ世間暗夜となれり 大正二年 田中正造」と書いたノボリ。どういう人がこんなノボリをもって来たのか知らないし、聞かなかった。また正造がどういう機会にこんな言葉を書いたのかも知らない。ただ私たちは正造の闘いを今日に引き継いでいるのだということを改めて知らされた。
○ 「世間暗夜」をこの間うんざりするほど見せつけたのが、例の『美味しんぼ』騒動ではないか。私もテントで問題の漫画を見た。丹念な取材のうえに、福島の真実を暴いている。真実だからこそ、官房長官を先頭に政府高官が、福島県知事が雁首そろえて「遺憾」だという。世も末だ。福島から東京に母子避難し、実際子どもの鼻血を経験しているNさんを取り上げた新聞記事の「不安を口にすることさえいけないのか」という言葉が胸に刺さる。70年前の戦争で、日本の母親は不安や疑問など論外、息子を出征兵士として「万歳、万歳」と死地に送り出すことを強制されたが、今はその一歩手前に来ている。
○ 「差別を助長する」とか、「風評被害が広がる」とか言われているが、その通り、差別も、風評被害も厳然と存在する。問題はその元凶が誰だということだ。『美味しんぼ』を書いた漫画家なのか。冗談ではない。3・11事故を起こし、その後も事実を隠蔽し、責任逃れを続けている国と東電こそ元凶である。だが福島の厳しさは、そこが見えなくさせられ、「不安を口にする者」が敵視され、住民同士の対立が生まれていることだ。敵という言い方が不穏当なら、原因と責任の所在をはっきりさせなければならない。そのためにも、東京で東電本店に対する抗議行動を続けることの意義は大きい。
○ 福井地裁判決は、この「暗夜」に差し込んできた一条の光だ。次回の東電抗議は、首都圏反原連の行動に合わせて、6月1日午後1時から45分間。その後、官邸・国会行動に合流する。

.. 2014年05月26日 08:33   No.726008
++ I・K (小学校低学年)…5回       
テント日誌5月25日(日)
 |  経産省前テントひろば987日目 商業用原発停止252日
 |  テントの日常−道案内や雀さんへ餌をあげたり…
 └────

○ 晴れ時々曇りで午前中は過ごしやすかったが、午後になって蒸し暑くなって今年初めてテントで蚊に指された。3年目の夏これからそろそろ虫対策が必要になりそう。
 昼過ぎ自転車でやって来た方、美味しんぼ読書コーナーを見て、Kさんに美味しんぼはどうなの?と話しかけてきたので、彼女が鼻血のことなど、たんぽぽ舎のチラシにあった槌田先生の解説を示して説明したら…
 東海村のJCOの事故の時、あの近くに親類が住んでいたけど、東海村の住民は多かれ少なかれ原発関連の仕事をしているからなぁ…仕事がなくなっては困る人が多いんだろうね。他に産業もないし人口は減るばかり。市町村合併で小中学校は統合され、子どもたちはタクシーで通学。一台のタクシーに一学年が乗れてしまうくらい子どもの数も減ってしまった…。これには少女誘拐事件が影響したせいもあるとか色々話してしまいにはメール遠隔操作事件の犯人が近所に住んでいたとのことなどなど長々と話していかれた様だ。
○ 他には訪れる人もなく静かな日曜日、虎ノ門はどっちですか?近くにコンビにはありますか?などなど経産省前交番の様でもあったけれど…
 数は少なくなったが、足元までやって来て餌をねだるすずめさんたちに癒される。
 小雀は頬のあたりがまだ茶色のままと言うことを教えてもらって観察し、やっと少し見分けがつくようになった。毎日来てくださるSさん、そしてHさんも現れたので3時過ぎにテントを離れた。

.. 2014年05月27日 09:26   No.726009
++ K.M (小学校中学年)…19回       
テント日誌5月25日(日) 続き
 |  経産省前テントひろば987日目 商業用原発停止252日
 |  大飯原発訴訟判決をここ峠の茶屋からも広めたい
 |  豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり
 |  これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失だ
 └──── 

○ 昼に反原発自治体議員・市民連盟の総会を聴講した。鹿児島、枚方、東海村、静岡、松山などの市議、村議が、各地の反原発運動の状況を説明し、特に避難の問題が全く解決していないことを確認できた。また、大飯原発再稼働差止福井地裁判決により原発立地地域の反対運動が勢いを増してきたことが、各議員の言葉の端々ににじみ出ていた。愚かにも別用で遅刻して、上岡直見さんの記念講演を聞き逃したことがとても残念。
○ 夜のテントは静か。昼当番のKさんと話しこんだ。半世紀足らず前の仕事に共通部分が沢山あった。囲碁、将棋の高段位を持つKさん、囲碁・将棋に興じて座り込みに話題提供してほしい。
 夜中に仕事を終えて到着したSさん、何だか今とてもハッピーらしく、何を言っても上機嫌に話し続けて私の睡眠時間を奪う。
 「原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても、豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失だ」と述べ、「原告のうち、大飯原発から250km圏内の住民は、直接的に人格権が侵害される具体的な危険があると認められる」と結論づけた大飯原発訴訟判決は、普段私たちがテントひろばに座り込んで話していることを、憲法に基づいて格調高く分かり易く述べた名文だ。
 経産省や資源エネルギー庁や安倍政権に猛省を促したい。霞ヶ関のへそ、峠の茶屋からもこの判決を広めたい

.. 2014年05月30日 08:22   No.726010

■--米空母出港日時公表遅れ
++ 東京新聞 (社長)…668回          

「自治体の怠慢」 横須賀市民グループが申し入れ

○ 米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)が十九日、四千三百五十人の乗組員を乗せ、米海軍横須賀基地を出港した。試験航海とみられる。今回、横須賀市は事前に知らされた出港予定日時を、休日だったことを理由に休み明けまで公表しなかった。これに対し、同市で基地問題に携わる市民グループ「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」が、対応に問題があるとして申し入れをした。
 会は「原発再稼働が日本で大きな問題となる中で(空母の)原子炉が稼働する事案。公表遅れは住民の安全を考えるべき自治体の怠慢だ」と批判。市に文書回答を求めた。(中略)
○ 市基地対策課は「休日に知らされても公表の作業ができない」と説明。会の呉東(ごとう)正彦弁護士は「休日だから対応できないというのは、危機管理体制としておかしい。万が一の事故を想定し、情報公開と市民の問い合わせ先を示すべきだ」としている。
 GWは昨年十二月に帰港し、船体の整備を受けていた。
(5月20日神奈川版より)
.. 2014年05月26日 09:03   No.737001

++ 日刊ゲンダイ (中学生)…30回       
「子どもの鼻血は放射線に由来する」
    「放射線とがん」の第一人者が断言 3万人の患者を診た専門家が一刀両断 

 政府と一部メディアが大騒ぎした漫画「美味しんぼ」の花地描写に対する大バッシング。政府は「風評被害」と決め付け、鼻血と原発事故の因果関係の否定に躍起だが、好み方に真っ向から反論しているのが国立病院機構北海道がんセンター(札幌市)の西尾正道名誉院長(66)だ。(中略)
 昨年3月に定年退職するまでの40年間、放射線に良医として3万人のがん患者を診た。いわば、放射線とがんの関係を知り尽くした第一人者だ。(中略)「鼻血は花の局所にベラボーに放射性物質が当たったから。放射線に由来する」 (中略)
 指弾されるべきは御用学者
「そもそもICRPは原子力政策を推進する溜の物語を作成しているNPO団体。ICRPはシーベルト単位の被曝でなければ鼻血は出ないというが、その場合は(急性被曝にみられる)深刻な状況で、鼻血どころではなく、歯茎からも出血し、紫斑も出る」と説明。長崎・広島でみられた外部被曝による急性被曝の重い症状と、いまだに不明な部分が多い低線量被曝症状をごちゃ混ぜに論じる無意味さを強調した。その上で、被曝が及ぼす鼻血の可能性について、「事故で放出されたセシウムが、ちりなどに付着して人体に吸い込まれた際、鼻などの粘膜に付いて局所的に放射線を出すことになる.準内部被曝的な被曝となる」(中略)
 批判されるべきは、漫画の描写ではなく、国や、原発の安全神話を振りまいてきた御用学者たちだろう。「今の日本は法治国家ではない.科学も金儲けになっている」。西尾氏の指摘に国や自治体は真摯に耳を傾けるべきだ。
(5月26日号 より抜粋)

.. 2014年05月26日 11:06   No.737002
++ 日刊ゲンダイ (中学生)…31回       
死人を盾に快事拒否は許されない
「吉田調書」は国民の財産だ

 原発再稼働のごり押しを目指す政府にとって、よほどまずい内容が含まれているのだろう。菅官房長官が、いわゆる「吉田調書」について、"個人の希望"を理由に開示を拒否した。わざわざ吉田元所長が非開示を求めた「上申書」を首相官邸のホームページにアップし、政府の対応を正当化したのだ。(中略)
 吉田元所長の意向がどうであれ、事故時の生々しい様子は原発を抱える自治体や住民、国民にとって重要な情報だ。政府の責任で開示するのが当たり前だろう。(中略)
 安倍政権は、上申書の開示で幕引きできると思っているのか。そうだとすれば、国民もなめられたものである。
  (5月26日号 より抜粋)


.. 2014年05月26日 11:15   No.737003
++ 日刊ゲンダイ (中学生)…32回       
「流したのは誰だ!」安倍官邸が激怒!
     福島原発「吉田調書」の衝撃   「犯人」捜しが始まった

「政府事故調の『吉田調書』入手」「高濃度の放射性物質放出」「大量被曝の恐れ」――。朝日新聞の連日の“スクープ報道”に安倍官邸が激怒しているという。
(中略)
この報道に安倍官邸がカンカンなのだ。
「官邸ではいま、『一体誰が朝日の記者に吉田調書を流したのか』と“犯人捜し”が始まっています。菅官房長官は『(調書は絶対に)公開しない』と憤然としている。とくに安倍周辺は、原発は過酷事故が起きれば、電力会社さえもコントロール不能に陥る――という解説部分が気に入らないらしい。原発再稼働に突き進む安倍政権にとって、少しでも反原発につながる動きは許せないのでしょう」(官邸事情通)
原発はとても人間の手に負えるシロモノじゃない。「吉田調書」の生々しい証言はそれを物語っている。未曽有の大惨事にならなかったのは、たまたま「偶然」が重なっただけだ。
 だからこそ、福井地裁は21日、関電大飯原発3、4号機の運転差し止め判決を出したのだが、それでも菅官房長官は「(再稼働の方針は)変わらない」と突っぱねている。

■「機密保護法」施行後なら逮捕
 それにしても、つくづく思うのは、もし「特定秘密保護法」が施行されていれば、「吉田調書」は確実に“闇”に葬られていたということだ。
「菅官房長官は会見で『(吉田調書は)政府として情報公開制度に対する扱いは不開示としている』と明確に答えている。つまり、『特定秘密に当たる』ということです。年内がメドとされる秘密保護法が施行されていたら、吉田調書を入手した朝日の記者も、渡した役人も逮捕される事態になっていたでしょう」(司法ジャーナリスト)
(中略)
集団的自衛権を行使できないと国民の生命を守れない、と口にしている安倍首相は、国民が原発の被害に苦しんでも構わないと思っているのか。
(5月23日号 より抜粋)


.. 2014年05月26日 11:22   No.737004
++ 柳田真 (大学院生)…112回       
原発震災4年目の動物たち
汚染された「福島の森・川・海」の実状

 週刊金曜日5月16日号(991号)に東電福島原発事故について6つの文章が載っている。そのうち5つは「原発震災4年目の森・川・海」で、そこに住む動物たちの放射能ヒバクを次の通り述べている。
・ガイド1 汚染土を食らうシシたち―高汚染のイノシシ、とても食べられない。
・ガイド2 サルたちの血液が物語ること
・ガイド3 アユは川底から被曝する―汚染された清流の女王
・ガイド4 ユメカサゴの警告―色鮮やかな赤魚。本来はおめでたい日々の食卓の魚だが・・・
・避難エリアの生態系はいま
・6つ目は海鵜と地質学者の教えを無視した豊田元副社長
  東電福島原発事故の「全」外部電源喪失の謎―まさのあつこ
 海鵜(うみう)は海面から24〜25mの高さの穴にずっと住んでいる。地元漁師曰く、「何千年か何百年かの間に何回かの津波経験を彼ら海鵜(うみう)が知っているから、あのような高さの地点に巣を作っている。これを学ばなかったのが東電の豊田副社長らだ。という指摘。

.. 2014年05月26日 11:27   No.737005
++ 東京新聞 (社長)…669回       
原発比率1% 13年度発電構成比

 電気事業連合会が23日発表した2013年度の電源別の発電電力量構成比によると、電力10社(他社受電分を含む)合計の発電電力量9397億キロワット時のうち原子力は1・0%で、12年度の1・7%を下回り過去最低を更新した。(中略)
 一方、火力発電は過去最高だった12年度と同じ88・3%だった。太陽光や風力、地熱発電などは、0・6ポイント増の2・2%に拡大した。
(5月24日朝刊より抜粋)


.. 2014年05月27日 08:34   No.737006
++ 東京新聞 (社長)…670回       
判決「常識的で良かった」 小泉・細川両氏 エネ法人初会合

 小泉純一郎、細川護熙両元首相らが脱原発を目指して設立した一般社団法人「自然エネルギー推進会議」の会合が二十三日、都内で開かれた。小泉氏は会合後、関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた福井地裁判決について、記者団に「常識的で良かった」と評価した。(中略)
 細川氏は「司法からも原発の安全性を疑問視する意見が出た。当然、国や電力会社は尊重するべきだ」と話した。
 推進会議は、今後は二週間に一回のペースで会合と視察を行うことを決めた。小泉、細川両氏も参加する。
 細川氏をめぐっては、体調不良で推進会議の活動を休止するとの一部報道があったが、細川氏は記者団に「(体調は)大丈夫だ」と述べた。
  (5月24日朝刊より抜粋)

.. 2014年05月27日 08:41   No.737007
++ 山陰中央新報 (幼稚園生)…2回       
4市民団体合同脱原発5000人集会―7月20日松江で

 島根原発の稼働阻止を訴える島根県内の4つの市民団体が7月20日、松江市内で「ひろげよう!みどりのエネルギー〜さよなら島根原発!大集会」(仮称)を開く。原子力規制委員会による2号機の新規制基準の適合審査が進む中、県内の反原発集会では過去最大規模となる5千人の参加を目指す。
2月に「エネルギー自立地域推進基本条例」の制定を県に直接請求した島根原発・エネルギー問題県民連絡会をはじめ、署名活動に賛同した「平和フォーラムしまね」「さよなら島根原発ネットワーク」「原発ゼロめざす島根の会」の4者が合同で企画した。直接請求運動でも呼びかけた脱原発依存社会づくりへの機運を盛り上げるのが目的。
 松江市学園南1丁目のくにびきメッセで開催。各地で原発稼働反対を訴える作家の鎌田慧氏や、講談師の神田香織氏のスピーチのほか同市内でのデモ行進を予定している。詳細は11日に開く実行委員会で決め、趣旨に賛同する中国地方の反原発団体などにも参加を働き掛ける。
(5月9日より)

.. 2014年05月28日 09:01   No.737008
++ 東京新聞 (社長)…671回       
大飯判決 脱原発への一歩−金曜日の声

○埼玉県和光市の会社員 背黒文宏さん(48) 原発推進への抗議の意思表示なら自分にもできると思い、ほぼ毎週来ている。事故前、原発に関心を持たなかった自省もある。政府はデモの声、司法の判断を正面から受け止めるべきだ。
○東京都品川区の無職 杉中正子さん(68) 広島の原爆投下の翌日に隣県の山口県柳井市で生まれた。原爆の話を聞いて育ち核兵器を許してはいけないと思い続けてきた。核開発につながる原発も絶対だめだと声を上げ続けたい。
      
         (5月24日  金曜日の声より抜粋)

.. 2014年05月28日 09:09   No.737009
++ 東京新聞 (社長)…672回       
規制委人事も安倍カラー 慎重派・島崎委員、再任されず
  政府案 元原子力学会長を提示 推進側から献金

 政府は二十七日、原子力規制委員会委員に田中知(さとる)東大大学院教授と石渡(いしわたり)明東北大教授を新たに充てるなど、国会同意が必要な六機関十七人の人事案を衆参両院の議院運営委員会理事会にそれぞれ提示した。原子力規制委の島崎邦彦委員長代理と大島賢三委員は九月の任期満了に伴って退任することが固まった。(中略)
 人事案は近く衆参両院の本会議で採決され、承認される見通しだ。
 原子力規制委員会の新委員の候補として、政府は田中知氏と石渡明氏を国会に提示した。人事案には、原発直下の活断層を厳しく調べてきた島崎邦彦委員長代理を外し、原発推進側と関係の深い人物を入れようという自民党の思惑が色濃く反映されている。(中略)
 日本原子力学会の元会長の田中氏は、(中略)東京電力の奨学金団体の審査委員長を務め年間五十万円超の報酬を得た。原発メーカーの日立GEニュークリア・エナジーなどから「工学研究のため」として少なくとも二〇一一年度までの四年間、毎年計百十万円の寄付を受け続けていた。(中略)
 事故後の同年十一月、経済産業省の会合で「二〇三〇年以降も一定規模で原子力を維持することが適切」「放射性廃棄物の毒性は、高速増殖炉を使うことで減少できる」と語るなど、原発や核燃料サイクルを推進する意見が目立った。
 規制委は、政治や電力会社など原発推進側の論理から独立し、必要な規制をするために設立された。推進色が濃い上に、事故対策の専門家でもない田中氏が適任なのかどうか、議論を呼びそうだ。
 一方の石渡氏は地質学が専門で、日本地質学会の会長を今月二十四日に終えたばかり。規制委が「原子炉直下に活断層あり」と結論づけた日本原子力発電敦賀原発(福井県)の断層調査の結果を、第三者の立場でチェックする専門家会合の座長も務めた。大学時代から関西電力大飯原発(同)周辺の地質を研究し続けてきた。(中略)
 ただ、地震学の重鎮とは言えず、厳しい姿勢を貫けるかどうかは未知数だ。
 (5月28日朝刊より抜粋)

.. 2014年05月29日 09:06   No.737010

■--第102回首相官邸前抗議行動にて
++ 金子やよい (小学校中学年)…17回          

5月16日
 └──── (たんぽぽ舎金曜行動ボラン

◆金曜官邸前抗議ってどんな人が参加してるの?
 毎週やってる官邸前抗議行動、来てる人は、そこでどんな風に、抗議してるかは、知ってるよね。
 ホント色んなスタイルで、抗議の声を上げている、個性的なプラカードだったり、楽器、電飾、踊り有り、歌あり、でも、この場以外で、一人一人がどんな活動し、どんな人となりかは聞いてみたこと無いんじゃないかな、そこで、今回は財務省交差点名物武笠さんのコールをおっきなタイコで盛り上げてくれている「ねこいち」さんに、ゴーインにたのんで以下の原稿頂きました。
 「ねこいち」の名前から猫好きは、推察できましたが、主婦さんだとは。
いつもいいリズムで盛り上げてくれる「ねこいち」さんに感謝です。
また、「感謝の歌」を官邸前で聞けたらサイコーだろうなぁ。

.. 2014年05月21日 08:03   No.735001

++ ねこいち (幼稚園生)…1回       
◆金曜官邸行動でタイコを叩く (サンバ・ナ・ファ)
○はじめまして。たんぽぽ舎も参加している首都圏反原発連合主催の「金曜首相官邸前抗議」において、たんぽぽ舎の方たちのコールに合わせてタイコを叩いているねこいちです。
「ねこいち」とはまたアヤシイ名前ですが、ネコ科が一番好きというツイッターネーム由来のニックネームで、(多分)善良な一般市民であり、一主婦です。ちゃんとプラスチックゴミは洗ってからゴミにしているので、その点善良だと自負しています。
 ねこ(特に野生ネコ)を尊敬しているので、福島第一原発が爆発する以前は、西表島へ行って絶滅危惧種であるイリオモテヤマネコの保護に何らかの形で関わりたいという夢のような夢を持ったこともありました。
○しかし原発事故が起こって以降、一年位前から音楽家シトロン稲葉さんが主宰する「サンバ・ナ・フア」というグループに何故か紛れこんでいて、不思議ことにタイコを叩くようになりました。
 グループ名の「サンバ・ナ・フア」とは、ポルトガル語で「路上のサンバ」の意で、「あんな過酷な原発事故が現実に起きて、もう原発いらんでしょ。さらに再稼働、まして原発輸出なんてとんでもない」ということで、路上で音楽を通して脱原発を訴える活動をしています。
 具体的には、シトロン稲葉作詞作曲の脱原発の歌の演奏や、デモや金曜官邸前抗議の時にサンバのリズムでコールを応援したり、また主に東京新宿や吉祥寺あたりで演奏しながら脱原発に関するリーフレットを配る周知活動をしたりしています。
○私は東京電力と、それを庇護する政府に対して怒っています。安全神話をさんざん振りまき、三年前の事故以来福島第一原発から大量の放射性物質を今も振りまいているにも関わらず、その責任をとろうとしない。事故の収束より、自分たちが生き延びることばかり考えているからです。
 その怒りも一つの要因になって、ほぼ毎週金曜に首相官邸付近や月一回行われている東電本店前合同抗議に通っているわけですが、皆さまも様々な思いがあって活動されていることと思います。
○たんぽぽ舎さんをはじめとする何十年も反原発の活動をされてきた方たち、そしてたった三年前の実際の過酷事故が「風化」と言われるようになっても、地道に活動を今も続けていらっしゃる方たちに、シトロン稲葉が作詞作曲した新曲「感謝の歌」をもってこの拙い文を終わります。思わず体が動いてしまうような軽快な曲です。どんな曲なのか実際に聴いてみたいわ〜と思う方、近くなら演奏に伺えるかも!

☆「感謝の歌」

 今原発は一基も動いてない
 日本中で一基も動いてない
 去年の秋から動いてない
 それでもずっと電気は止まらない

 一年三年経っても
 六年九年経っても
 ずっと動かさずにいられるように
 知恵の限りを尽くしたり
 汗を流したりして
 暮らし守る人たち ありがとう

 新聞テレビ抱き込んで
 安全神話振りまいて
 夢の技術は悪夢もたらした
 後悔繰り返さぬように
 絶対繰り返さぬように
 声を上げる人たち ありがとう


.. 2014年05月21日 08:16   No.735002
++ 武田邦彦 (幼稚園生)…1回       
ショート論評−「鼻血」問題に見る日本人の魂の喪失
 |  第一に、軽度の被曝によって鼻血がでたのは事実であり小学校でも記録
 |  されている
 |  税金で研究している国立環境研究所などはいったい何をしているのか?
 └──── (中部大学)

 あるマンガに福島の被曝地帯で鼻血が多かったという内容があり、これに対して、こともあろうに大臣が「不快だ」と言い、地元が「差別」と言って、漫画の作者を非難した。まさに現代の社会「悪者が良い人をバッシングする」という典型例である。
○ まず第一に、軽度の被曝によって鼻血がでたのは事実であり、小学校でも記録されている。原発事故直後、子供も大人も鼻血で悩まされた。50歳の男性が今まで人生で一度も鼻血を出さなかったのが、大量の鼻血が突然出たのでびっくりした人など、枚挙にいとまがない。
 これは、重度の被曝で骨髄に損傷を受けて出血するのとは原因も現象も違う。それなのに、御用学者は事実を認めずに、インチキを言ってごまかそうとしている(専門家は軽度の被曝の鼻血と、重度の被曝の鼻血の差を知っているのに、知らないような説明をしている)。
○ 第二に、漫画に登場した「鼻血がでた」と言っている前町長は、「実際、鼻血が出る人の話を多く聞いている。私自身、毎日鼻血が出て、特に朝がひどい。発言の撤回はありえない」と言っている。またさらに石原伸晃環境相がマンガに不快感を示したことについて「なぜあの大臣が私の体についてうんぬんできるのか」と厳しい。
○ それよりも何よりも、福島原発事故が起こり、汚染状態も時々刻々と変化しているはずだし、森林の状態がどうなっているかも気がかりだ。田畑の汚染、セシウムの沈下速度、ストロンチウムの存在、セシウムの再飛散など、私たちが子供や自分自身の健康を守るためにどうしても必要なデータである。
 さらに農作物、加工品、魚貝類、乳製品などの汚染や、海で潮干狩りをしたり、海水浴をしたりする危険性、はるか遠くの海やハワイなどをどのぐらい汚染したか、どれをとっても大切なことだ。
 私は事故直後から、起こってしまったことは仕方がないが、原子力関係者は深く反省して、国民が必要なデータを力を合わせて発表していきたいと呼びかけたが、むしろ今回の鼻血のように、「隠す方向」=「野蛮な社会」へと進んでいる。税金で研究している国立環境研究所などはいったい何をしているのか?
○ もし、隠さなければならないほど原発や被曝が怖いなら、原発の再開などありうるはずもない。「風評」の専門家は「風評が起きるのはデータ不足から」と言っているが、風評を作り出しているのは、政府、環境省、自治体、そしてマスコミであり、国民は情報が提供されれば正しく冷静に判断するだろう。
 今回の鼻血の件も「悪人が善人をバッシングする」と言う現代日本の悪弊が表面化した一つの例になった。今、甲状腺がんは100倍とされ、思春期の子供の急性白血病が増加していること、二本松市の死亡者数が20%以上も増大していることなど、日本人として関心を持たざるを得ないことが起こっている。
私たちは何のために政府を雇い、国立研究機関にお金を出しているのか。データを出す必要がないというなら、なぜないのかについて誠意をもって説明してもらいたい。 (平成26年5月10日)

.. 2014年05月22日 08:00   No.735003
++ 清水 寛 (幼稚園生)…3回       
フクイチ事故は「原発は日本を滅ぼす」ことを教えている
 |  フクシマ事故は収束していない。しっかり現実を見て頂きたい
 └──── (たんぽぽ舎会員)

 国民の代表である国会議員の皆さん!地方議員の皆さん!マスコミの皆さん!
 電力会社の皆さん!電力会社に働く労働者の皆さん!国家公務員の皆さん!
 2011年3月11日のフクシマ事故は収束していない。しっかり現実を見て頂きたい。
 汚染水は漏れてコントロールできていない。コントロールできっこないのかも知れない。
 メルトダウンした燃料は放射能を出し続け安全ではない。基準値を20倍に引き上げなければならないほどの放射能が日本列島に放出されてしまった。
 食料も放射能汚染され、内部被ばくによる健康被害も今後、予想される。また、他の原発も危機一髪だったという恐ろしい話。これから先は、フクシマ、首都圏、汚染された地域で甲状腺ガンや白血病などの健康被害の多発も予想される。フクシマでは2月の「福島県県民健康管理調査」発表で小児甲状腺がん疑いが75人ということで、チェルノブイリの5年後に現れるに比べて早く、それだけ深刻なのかも知れない。
 安倍政権は再稼働と原発の輸出を進めている。再稼働を推し進めれば、第2,第3の事故が起きる可能性は大である。その時には日本が滅びてしまう。海外にも迷惑をかける。誰も責任の取りようがない。
 本当に日本を、家族を愛しているならば、二度とフクシマのような事故を起こさないことでないでしょうか。
 フクシマに事故に責任を持つならば、小泉元総理や細川元総理にならって、想定外の自然の驚異や人為ミスがある中で、もう一度、現在の原発が安全かどうか、子どもたちの未来のために何をなすべきか考え直してほしい。
 「放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす情報発信No21」より

.. 2014年05月22日 08:06   No.735004
++ 森田龍 (幼稚園生)…1回       
.「安倍政権による集団的自衛権憲法解釈変更は邪道」
 └──── (たんぽぽ舎講座受講者)

○安倍総理は、集団的自衛権の限定容認によって、1.日本国憲法が掲げる平和主義はこれからも守り抜いていく、2.抑止力が高まることによって、より戦争に巻き込まれることはなくなると考えると述べましたが、これは詭弁です。
○集団的自衛権は、憲法9条に反するものであって、行使可能にしたいのであれば主権者である国民の信を問うことが筋です。
○しかし、安倍政権は、憲法解釈の変更という姑息な手段で行おうとしており、許されるべきではありません。
○集団的自衛権限定容認論は、「歯止め」がないものです。
○9条解釈改憲が認められたら、あらゆる条項が私的諮問機関の報告書と閣議決定で解釈変更可能となる先例を作ることになります。
○安倍政権による集団的自衛権の憲法解釈の変更は、日本を「戦争する国」にするものであると同時に「法の支配」を揺るがすものであって、絶対に認めてはなりません。

.. 2014年05月22日 08:13   No.735005
++ 阿部功志 (幼稚園生)…1回       
日本原電の東海第2原発再稼働申請に抗議する−申請撤回せよ
 |  36年になる老朽原発 避難計画など立てようがない
 |  原子力規制委員会は再稼働を認めるな
 └──── 東海村 脱原発とうかい塾(代表 相沢一正)
           リリウムの会(世話人)

○ 日本原電は本日、多くの地域住民、茨城県民、国民の反対に耳をふさぎ、原子力規制委員会へ再稼働の申請をした。新基準に適合しているかどうかの審査を受けるための書類を提出したということだが、日本原電にとっては再稼働へ向けての第一歩に他ならない。
 日本原電ばかりではなく、福島第一原発事故後の事態を真摯に受け止めるならば、そして事故原因が不明のままその収束もままならない事情に鑑みれば、すでに審査の始まっている原発を含めすべての原発が再稼働を申請するなど、言語道断である。
○ 日本原電が東海村に設置する東海第2原発は、運転開始以来間もなく36年になる老朽原発であり、3.11の地震・津波の影響を直接に受けた被災原発である。地震で敷地地盤は0.2メートル沈み、東西に1.2メートルずれ、波高5.4メートルの津波を受けて、海水ポンプが水没し非常用ディーゼル発電機1基が使用不能になったのである。近くには日本原子力機構の原子炉、臨界実験施設が並び、東海再処理工場やプルトニウム燃料製造工場がある。大量の放射性廃棄物が集積されているなか、大変危険な高レベル放射性廃液やプルトニウム溶液、使用済み燃料が溜まっている。事故の連鎖が巨大な事故に発展する可能性が心配されているのである。さらには、周辺人口密度は高く、30キロ圏内住民は98万人を超え、首都東京まで110キロメートルと近接した位置にある。避難計画など立てようがない。
○ 日本原電の経営陣はこうした事態には目をつぶり、時代の要請する新しい経営への転換ではなくひたすら旧慣墨守、これまで来た道を進もうとしている。原発しか有しない会社であり、もともと期待された原発のリーディングカンパニーとしての位置はもはやなく、東電・関電等の下請け会社に過ぎなくなっている日本原電に、重大事故による様々な被害に対処し得る財務的な裏付けがあるとはとうてい認めがたい。事故以来発電事業からは全く収益のないにもかかわらず、電力会社からの基本料金に支えられて辛くも経営を維持している状態である。事故が起これば直接の放射能の被害を蒙らざるを得ない地域住民の立場からは、そのような経営の弱体な日本原電の再稼働を認めるわけにはいかないのである。
○ 改めて私たちは日本原電の再稼働申請に抗議するとともに、その一日も早い申請撤回を要求する。これ以後私たちは、東海第2原発の危険性をうまずたゆまずあらゆる手段で主張し、住民説明会を求め、他方では原子力規制委員会に、再稼働を認めることがないように強く訴え、再稼働が断念されるまで戦い続ける決意である。 2014年5月20日

.. 2014年05月23日 09:18   No.735006
++ 広瀬隆 (中学生)…33回       
福井地裁の樋口英明氏に激励の手紙を出そう・・・
 └──── 
全国のみなさま  広瀬隆です
 5月21日、福井地裁が、まことに哲学的かつ科学的な、反論しようのない原子力発電所の危険性を指摘した判決文を書いて、大飯 原発3・4号機の運転差し止めを関西電力に命じました。
 これは一電力会社である関西電力に対して命じられた判決ではありません。
 日本全土のすべての原発の運転差し止めを命じた内容です。
 この見事な判決文を書いた裁判長の樋口英明氏には、今後、電力会社と国家および週刊誌などのメディアを通じて、強大な圧力が、さまざまな形で、特に人事面などで加えられるはずです。しかしこの判決の内容がすべて事実に基づいているのですから、高裁でも最高裁でも、この事実を隠蔽することはできません。勝てます。
 日本のテレビと新聞は、この判決文に書かれた厳粛な事実を、これから自分たちの調査によって実証し、自らの言葉で国民に対して何度も説明し、理解させる義務があります。日本政府を追及する義務があります。だが、彼らは今後もそれをしないでしょう。彼らは、ジャーナリスト精神を持っていないからです。
運転差し止め判決が出たという、中身のないニュースしか報道しないのです。
 だから、私たち国民が、この事実を伝えあってゆかなければなりません。
 これを見過ごしては、樋口英明氏が守ろうとしてくれた私たちの生命の存在価値がありません。
 急いで、下記に激励の手紙を出そうではありませんか。みなさまの周囲の多くの人にも呼びかけてください。
 樋口英明氏 〒910-0019 福井県福井市春山1-1-1福井地方裁判所民事部
 手紙の封書の表書きには、「激励」、「判決に感動」、「全面的支持」など、みなさまの手紙の文意を示す一言を宛て名の横に書いたほうがよいと思います。はがきでもよいです。その手紙が裁判所に全国から山のように配達されれば、世の中の空気は変ります。私たち国民の良識が先手をとりましょう。
(後略)

.. 2014年05月26日 09:16   No.735007
++ 山田和明 (幼稚園生)…1回       
5月21日福井地裁を傍聴して
 |  これからの反原発運動の精神的支柱となる判決だ
 └──── (たんぽぽ舎会員)

○大飯原発3・4号機運転差し止めを命じた福井地裁の歴史的判決に立ち会うことができた事は大変幸運でした。
 この判決はこれからの反原発運動の文字通り精神的支柱となって私たちを励まし続けることとなると確信します。
 裁判長の一言一句が私の胸に響き、どれほど感動したか言葉に尽くせません。
 思い起こせば2006年に志賀原発2号機の運転差し止め以来実に8年振りの快挙です。
○この間、同種裁判ではことごとく住民の敗訴で23敗という悔しい結果を残してきました。
 裁判所は原発の危険性に踏み込もうとせず入口のところで「手続き上適法」として住民の声を退け、国や電力会社のなすがまま追認し、まさに司法の独立性を疑うような判決を下してきたわけです。
 それだけに今回「司法は生きている」という垂れ幕を掲げた弁護士たちの声は痛いほど私たちに届きました。またこれは福島の人たちの気持ちが乗り移ったような判決でもあります。
○事実避難者を代表してビンに入れた福島の土を握りしめて法廷で苦境を訴えた木田節子さんらの声が裁判官の心を動かしたに違いありません。
 同時にさまざまな角度から原発の危険を示した弁護士たちの努力・大衆行動の展開が実を結んだとも言えます。
 このことを22日の朝日や毎日を始めとする新聞各社は、一面・三面を使って大々的に報じました。その新鮮さ、影響の大きさは驚嘆に値します。
 これら一連のマスコミ報道で国民の意識変革や地殻変動が生まれればうれしい限りです。
○それでも安倍政権や原子力規制委員会は再稼働の方針に何ら変わることはないと主張してはばからないが、私たちは、この判決を大いなる武器として彼らと対決し、再稼働の変更を迫らねばならない。
 つまり、彼らが再稼働をすれば、判決に示された私たちの命や暮らしを優位においた人格権そのものを否定することになるからです。   
○さらに250キロ圏内(例えば福島からみれば東京を通り越して静岡まで達する距離、全国の原発をみると日本中沖縄を除いて住むところがない)の住民に原発運転で具体的危険があること、基準地震動を超えて地震が来ないという根拠がないこと、またそれに満たない地震でも重大な事故が生じうると指摘したことは重要です。
○これらの事柄は全国すべての原発に共通することで、私たちはそのことを6月13、14日の川内原発再稼働阻止行動でも強く訴えていきたいと思います。

.. 2014年05月26日 10:58   No.735008
++ 広瀬 隆 (中学生)…37回       
5/21福井地裁の判決文・全文掲載
   「日々雑感」サイトに
 
全国のみなさま
福井地裁の大飯原発運転差止請求事件判決(2014年5月21日)の全文15頁を、
下記、「日々雑感」サイトに掲載してあります。
ぜひとも、 全文をお読みください。
 *こちら


.. 2014年05月27日 08:07   No.735009
++ 広瀬 隆 (中学生)…38回       
福井地裁の樋口英明氏に激励の手紙を出そう・その2
 
あてさき
樋口英明氏 〒910-0019 福井県福井市春山1-1-1福井地方裁判所民事部

 判決文のなかで、特にすぐれていると私が感じた点を挙げておきますので、みなさまが手紙を書かれる時の参考になさってください。
 ○個人の生命、身体、精神および生活に関する利益は、各人の人格に本質的なものであって、その総体が人格権であるということができる。人格権は憲法上の権利であり(13条、25条)、また人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法制化において はこれを超える価値をほかに見出すことはできない。 ○福島原発事故においては……原子力委員会が福島第一原発から250キロメートル圏内に居住する住民に避難を勧告する可能性を 検討した(これは2011年3月11日から2週間後の3月25日に、原子力委員会 委員長・近藤駿介が250キロメートル圏内の住民避難の可能性について緊 急事態の警告書を出したことを指摘している)。この250キロメートルという数字は緊急時に想定された数字にしかすぎないが、だからといってこの数字が直ちに過大であると判断することはできないというべきである。
スライド6  ○スライド7 原子力発電所は地震による緊急停止後の冷却機能について外部からの交流電源によって水を循環させるという基本的なシステムをとっている。1260ガルを超える地震によってこのシステムは崩壊し、非常用設備ないし予備的手段による補完も ほぼ不可能となり、メルトダウンに結びつく。この規模の地震が起きた場合には打つべき有効な手段がほとんどないことは被告(電力会社)において自認しているところである。しかるに、我が国の地震学 会においてこのような規模の地震の発生を一度も予知できていないことは公知の事実である。
 ○我が国において記録された既往最大の震度は岩手宮城内陸地震における4022ガルであり、1260ガルという数値はこれをはるかに下回るものである。岩手宮城内陸地震は大飯(およびすべての原発立地地点)でも発生する可能性があるとされる内陸地殻内地震である。この既往最大という概念 自体が、有史以来世界最大というものではなく近時の我が国において最大というものにすぎない。(よって)1260ガルを超える地 震は大飯原発(およびすべての原発立地地点)に到来する危険がある。

.. 2014年05月27日 08:14   No.735010
++ 広瀬 隆 (中学生)…39回       
○福島原発事故の原因について国会事故調査委員会が地震の解析に力を注いできたが……その原因を将来確定できるという保証はない。(まして事故の渦中にあっては、複雑きわまりない防護システムを機能させようとしても、放射能放出を未然に防ぐこと自体が不可能である、という説明)。
 ○関西電力(およびすべての電力会社)は、基準地震動を超える地震が到来することはまず考えられないと主張する。しかし……現に、全国で20箇所にも満たない原発のうち4つの原発に5回にわたり想定した地震動を超える地震が平成17年(2005年)以後10年足らずの間に到来しているという事実を直視すべきは当然である。……これらの事例はいずれも地震という自然の前における人間の能力の限界を示すというしかない。
 ○この地震大国日本において、基準地震動を超える地震が大飯原発(およびすべての原発)に到来しないというのは根拠のない楽観的見通しにしかすぎない上、基準地震動に満たない地震によって も冷却機能喪失による重大な事故が生じ得るというのであれば、そこでの危険は、万が一の危険という領域をはるかに超える現実的で 切迫した危険と評価できる。このような施設のあり方は原子力発電所が有する本質的な危険性についてあまりにも楽観的といわざるを得ない。
 ○使用済み核燃料は本件原発(およびすべての原発)に おいては原子炉格納容器の外の建屋内の使用済み核燃料プールと呼ばれる水槽内に置かれており、その本数は1000本を超えるが、使用済み核燃料プールから放射性物質が漏れたときこれが原子力発電所敷地外部に放出されることを防御する原子炉圧力容器のような堅固な設 備は存在しない。(この危険性を実証したのが、福島原発事故における4号機の使用済み核燃料プールからの放射能大汚染の危機であった……という説明。)
 ○本件(およびすべての原発の)使用済み核燃料プールにおいては全交流電源喪失から3日を経ずして冠水状態が維持できなくなる。我が国の存続に関わるほどの被害を及ぼすにもかかわらず、そのようなもの が、堅固な設備によって閉じ込められていないままいわばむき出しに近い状態になっているのである。
 ○コストの問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが、たとえ本件原子力発電所の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとして も、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻 すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。

 福井地方裁判所民事部第2部 裁判長裁判官 樋口英明
                 裁判官 石田明彦
   裁判官 三宅由子


.. 2014年05月27日 08:19   No.735011

■--政府事故調の「吉田調書」入手
++ 朝日新聞 (社長)…292回          

   所長命令に違反 原発撤退
    福島第一所員の9割 震災4日後、福島第二へ
       (5月20日 見出し)
.. 2014年05月21日 08:28   No.736001

++ 朝日新聞 (社長)…293回       
葬られた命令違反  「吉田調書」から当時を再現
   公開を覚悟し証言   線量上昇せず 待機命令 
(5月20日 見出し)

.. 2014年05月21日 08:44   No.736002
++ 福井新聞 (幼稚園生)…4回       
大飯原発3、4号機の運転差し止め命じる 福井地裁が判決

 安全性が保証されないまま関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させたとして、福井県などの住民189人が関電に運転差し止めを求めた訴訟の判決言い渡しが21日、福井地裁であり、樋口英明裁判長は関電側に運転差し止めを命じた。
 全国の原発訴訟で住民側が勝訴したのは、高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の設置許可を無効とした2003年1月の名古屋高裁金沢支部判決と、北陸電力志賀原発2号機(石川県)の運転差し止めを命じた06年3月の金沢地裁判決(いずれも上級審で住民側の敗訴が確定)に続き3例目。
 大飯3、4号機は昨年9月に定期検査のため運転を停止。関電は再稼働に向け原子力規制委員会に審査を申請し、新規制基準に基づく審査が続いている。
 審理では、関電が想定した「基準地震動」(耐震設計の目安となる地震の揺れ)より大きい地震が発生する可能性や、外部電源が喪失するなど過酷事故に至ったときに放射能漏れが生じないかなどが争点となった。(後略)
 (5月21日ONLINEより抜粋)


.. 2014年05月22日 08:23   No.736003
++ 東京新聞 (社長)…663回       
避難計画難航のまま 原電、東海第二の適合審査申請
  周辺首長 再稼働に慎重

 半径三十キロ圏内に全国の原発で最多の百万人近くが居住している首都圏唯一の原発、茨城県東海村の東海第二原発の再稼働に向け、事業者の日本原子力発電(原電)は二十日、新規制基準の適合審査を原子力規制委員会に申請した。
 (後略) (5月20日夕刊より抜粋)

.. 2014年05月22日 08:36   No.736004
++ 東京新聞 (社長)…664回       
福島第一 海に地下水 初放出 560トン、
  濃度目標値以下 トリチウム濃度は上昇傾向

 東京電力は二十一日午前、福島第一原発の汚染水の発生量を減らすため、タービン建屋地下などに流入する手前でくみ上げた地下水約五百六十トンを初めて海に放出した。今後、週一回ほどのペースで放出を続け、削減効果を見極める。
(中略)
 地下水くみ上げ用井戸の一部では、昨年の汚染水漏れの影響でトリチウム濃度が上昇傾向にある。放射性物質濃度が同社の基準値に達すれば放出できなくなるため、今後の安定運用には不安が残る。(後略)
 (5月21日夕刊より抜粋)


.. 2014年05月22日 08:42   No.736005
++ 東京新聞 (社長)…665回       
大飯差し止め判決 原発頼みに警鐘 電力各社、転換迫られる

 関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止め訴訟で再稼働を認めない判決が出たことで、電力各社は原発頼みの経営戦略を見直さざるを得ない状況に追い込まれる可能性がある。原発の早期再稼働を目指す電力業界に司法の壁が立ちはだかった形だ。再稼働を進める安倍政権のエネルギー政策にも影響を与えそうだ。
 (後略)(5月22日朝刊より抜粋)


.. 2014年05月23日 10:17   No.736006
++ 東京新聞 (社長)…666回       
原電 発電せず大増益 14年3月期 各社基本料でカバー

 原発専業の日本原子力発電が二十一日発表した二〇一四年三月期連結決算は、売上高が前期比17・5%減の千二百五十八億円、経常利益は八・五倍の八十七億円と、減収大幅増益になった。保有原発がすべて停止しており、販売電力量は前期に続きゼロだったが、受電契約を結ぶ大手電力が「基本料金」の支払いを継続したため一定の売上高を確保した。(後略)(5月22日朝刊より抜粋)

.. 2014年05月23日 10:26   No.736007
++ 東京新聞 (社長)…667回       
東海第二「動かすな」

 東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働に向け、日本原子力発電(原電)が原子力規制委員会に適合審査を申請した20日、原電茨城総合事務所が入居する水戸市のビル前に市民十数人が駆け付け「再稼働反対」を連呼した。東京都千代田区の原電本店前にも約20人が集まり、首都圏唯一の原発で原発で事故が起きれば都内にも被害が及ぶ恐れがあることから「人ごとではない。私たちの問題だ」などと訴えた。(5月21日朝刊より)


.. 2014年05月23日 11:59   No.736008
++ 朝日新聞 (社長)…294回       
吉田氏、非常冷却で誤対応 「私の反省点。思い込みがあった」
  震災当日 東電本店の助言なし (5月23日見出しのみ)

.. 2014年05月26日 08:46   No.736009
++ 茨城新聞 (大学院生)…110回       
再稼働反対で超党派議連 27日発足 県内市町村議ら30人

 東海第2原発の再稼働に反対する県議や市町村議で構成する超党派の議員連盟が27日、発足する。約30人の県内の議員が参加する見通し。今後、参加メンバーを増やし、再稼働阻止の輪を広げるとする。当初、細谷典男県議や相沢一正東海村議、玉造順一水戸市議らが参加を予定している。(中略)
 議員連盟の活動は、東海第二原発の一日も早い廃炉の実現を目的とする。議員同士の連携を深め、情報交換や議論を重ね、それぞれの所属議会で、議論をリードしていきたいとする。市町村長らへの理解も促す。(中略)
 事務局の玉造氏は「超党派の議員連盟発足は全国的にも初めてではないか。原発立地自治体の議員として住民の生命を守るために活動していきたい」と話した。
  (5月21日より抜粋)

.. 2014年05月26日 08:57   No.736010

■--政府は大事故が起こり得ることを知りながら
++ 広瀬 隆 (小学校中学年)…19回          

今回の答弁書は初回より一層ひどくなって、政府は何も答えない
 │  「政府は大事故が起こり得ることを知りながら、再稼働する」という回答になった
 │  遅くなりましたが、原発立地自治体住民連合からの中間報告です。
 
○先月、4月30日に「原発再稼働に関する再質問主意書」に対する日本政府の再度の答弁書を受け取ったが、今回の答弁書は初回より一層ひどくなって、政府は何も答えない、という態度に出てきた。それもそのはず、われわれが「政府は、原発事故は百パーセント発生しないということを原発立地自治体の住民に保証するのか、それとも、保証できないまま原子力発電所を再稼働するつもりなのか」と、YESかNOの形で尋ねたのだから、答えられるはずがない。無回答、つまり「政府は大事故が起こり得ることを知りながら、再稼働する」という回答になったのだ。
○耐震性はどうかといえば、再稼働トップと報じられる鹿児島県の川内原発についても、「日本政府は川内原発および審査中の原発の耐震性について、答えられる数値を持っていない」と回答したのだ。
○さらに、高レベル放射性廃棄物の最終処分場がない現状で、再稼働すれば、高温の使用済み核燃料の危険性にさらされるので、最終処分場の確保の日程を尋ねた質問には、「最終処分場の確保ができないまま再稼働する」と回答する内容であった。安倍晋三本人は、たびたび「火力発電の燃料費増加が負担になっている」と公言し、国民を原発再稼働に向けて恫喝してきた。そこで、1ワットの電気も生んでいない原発出費額と、火力燃料費増加額を比較し、いずれが国民に高額負担かと、小学生でも答えられる質問を尋ねたが、「答えられない」という。なんと、根拠のないデマだった、と白状したのである。
○恥も外聞もないとはこのことだが、現在、この「無回答答弁」に対して、原発立地自治体住民連合の議員さんの怒りの声を集めています。それを、こちらから報道界に知らせ、報道界が立ち上がって日本国民に報道することが、一番重要なことです。
連休が入ったので遅れましたが、この怒りの声がまとまってから、再度報告させていただきます。
.. 2014年05月12日 11:48   No.732001

++ 相沢一正 (幼稚園生)…3回       
いま私たちは大事な岐路にたつ、原点に立ち戻って考えよう
 │  ベント装置を設備しなければならないような原発は有害であり不必要
 └──── (茨城県東海村・村議会議員)

○原子力規制委員会の審査とは何か
 福島原発事故がもたらしている事態から本質的なことをわきにおいて、原発を重要なベースロード電源と位置づけ将来にわたって維持し、「もんじゅ」の延命を図ることで従来の核燃料サイクル政策も事実上続ける、国の「エネルギー基本計画」が決定された。3.11の後に、この原発事故は文明論的な転換の契機として受け止めなければならないと、脱原発が熱く語られ続けられて3年過ぎた今の現実だ。日本という国はこんな国だったのか。
 一方、原発再稼働に道を開く原子力規制委員会の審査が進む。そのなかで明らかにされてきていることは、規制基準をクリアしても原発事故は起こるということだ。その対策として閉じ込めていた放射能を放出する、ということが当然のこととして語られている。そして事故が起こった後の「被曝なしの避難計画」作成という無理難題を自治体に押し付け、規制委員会は一切関知しないという。つまり、規制委員会の審査は事故が起こることを前提にし、事故が起こった場合には住民の被曝は当たり前とし、福島原発事故が明らかにしたように「故郷に帰れない」という事実も暗黙に前提しているということである。そのような審査がどれだけの意味を持ちうるのだろうか。
○私たちに「約束」していた安全とは何か
ベント設備とはありていに言えば放射能を人為的に放出することではないか。そんな安全思想を認められるか
 改めて原点に戻りたい。いくらフィルターを着けると言ってもベント設備を設けようとする国や電力会社の安全思想そのものを問う必要がある。ベント設備とはありていに言えば放射能を人為的に放出することではないか。そんな安全思想を認められるか。原発は五重の壁を作って放射能を外には絶対出さない、その壁の最後の砦が格納容器だと彼らは言って緻密な設計をしてきたはずだ。事もあろうにその格納容器に穴をあけると言うのだ。放射能を閉じ込めるという機能を否定して放射能を放出することで安全を保つという全く正反対の安全思想がここにはある。これは、福島原発事故によって原子炉の過酷事故を仮想ではなく「必ず起こる」ものとして考えないわけにはいかなくなったからである。
 ベントするということは住民に大量被ばくを強要するということに他ならない。ベント装置を設備するという事は住民の大量被ばくを前提とするということだ。 大量被ばくを認めてまで何で原発を動かさなければならないのか。ベント装置の設備問題は放射能の「閉じ込め」を「解放する」という、安全思想の大転換であるし、大量の住民被曝を前提とするのだから、そもそも原発を認めるべきか、認めないかの国民的議論をしなければならない。再稼働の条件だなどという矮小化された問題ではない。公平にいってそのように言いうると思うが、私たちは勿論、大量被ばくを容認してまで原発を許すようなアホではない。ベント装置を設備しなければならないような原発は有害であり不必要なのだ。福島事故がそのように考える合理性を与えているのである。
(あいざわ一正ニュース31号・2014年4月号より)

.. 2014年05月13日 08:12   No.732002
++ 金子やよい (小学校中学年)…16回       
5月9日第101回首相官邸前抗議
 │  思い切ってスピーチしてみました。
 └──── (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア )
 
 すごい雨だったらしい。雷も鳴ったとか。私はバスで熟睡中だったので、何も知らず、「路面が濡れてるなぁ」ぐらいで、官邸前は、爽やかないい天気、多分これは晴れ男Yさんの、パワーだろうな。などと思いつつ、今日も抗議行動が始まり、徐々に人も集まってきました。コールの合間のスピーチ、ここ官邸前では1分に制限されてるけど、1分って話したい人には、短いのだろうけど、私みたいな話がまとめられない人間にとっては、長い様な気もするし、何話したらいいか分からないけど、とりあえず挑戦してみました。「スピーチする方いませんか」の声に、思い切って手を上げ、マイクを渡されたけど、「安倍晋三さぁん、あなたは、大メディアとか、国営放送」あれ?あの某有料テレビ局は国営じゃなかったな、と、思い直し「国営みたいなテレビ局で、原発の報道させなくしてますよねぇ」おっと、こんな言い切っていいんだろうか、など上がりっぱなしで、要するに、メディアをいくら操っても、真実は浸透していくと言いたかったけど、あんまり上がりすぎて、何話したか、よく覚えていないという体たらくです。情けない…。途中こんなボロボロの話しでも

.. 2014年05月13日 08:23   No.732003
++ 野村昌平 (小学校低学年)…5回       
キンカン(金曜日 官邸前抗議行動)のお便り
 │  警備車輌移動―その四(4月25日 今回も警備車輌が邪魔をしている、腕章の係員からの申し入
 |  れで3台の車輌が何処かに移動する、以後5月2,9日「希望のエリア」に車輌の駐車なし)
 └──── (江戸川区)

・5月9日―官邸前の茱萸(ぐみ)坂で「道交法を守れ、自転車は横断歩道を渡りなさい」、と2人の機動隊員に自転車の走行を止められる。
○経過:議事堂の周りは坂道があって私には自転車の走行に息切れがするので車道の中央分離帯の切れ目を利用してUターンを毎度繰り返してきた、走行中を強引に止められるのは今回が初めてだ。腕章の係員が2人、自転車の同行者、よく分からない人が数名、抗議行動の人が集ってワアー、ワアーとなったがまともな話し合いとはならず走行を再開、今度は横断歩道をUターンして制止位置にきたら抗議行動の人が拍手をしている、私のことだと気付くのにチョット間があった。
 この後、国会前でも1人の機動隊員に声を掛けられた、「・・・危険ですから・・・、見てみぬふりは税金泥棒といわれますからね・・・」 機動隊員にもいろいろな人がいます。
○これから:様子を見ながら中央分離帯の切れ目走行を続けます。制止されたら、「切れ目の目的は、制止は道交法の何条に相当するのか、私たちの抗議行動を如何おもっているのか、遊び半分で自転車走行をしているのではない」ことをグダ、グダと話したいと思っています。機動隊員は日替わりで交代しますから2度と会うことはないでしょう。


.. 2014年05月13日 08:51   No.732004
++ 木村雅英 (小学校高学年)…29回       
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その2
 |  「原子力規制委員会設置法」と衆参両院付帯決議を守れ
 |  推進側の論理に影響されずに
 |  「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全」をせよ!
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○ 2012年夏、毎週のように十万以上の人が首相官邸前に集まり、大飯原発ゲート前阻止行動が行われ、一方、パブコメや全国の公聴会を受けて、野田政権が2030年原発ゼロの「革新的エネルギー・環境戦略」を決定した、この年の6月に成立した「原子力規制委員会設置法」には、脱原発世論を受けて衆議院12、参議院28の決議文が付加された。 こちら
 設置法の目的は「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全…に資する」ことである。今の東電福島第一原発(以下イチエフ)の状況を考えれば、この目的に照らしても、今規制委がなすべきことはイチエフの放射能汚染水対策と廃炉化に専念することである。
 更に、衆議院付帯決議1にあるように「原子力規制行政に当たっては、推進側の論理に影響されることなく、国民の安全の確保を第一として行う」べきである」。参議院付帯決議5「独立性、中立性の確保」をするべきである。
○ にもかかわらず、規制委は電力会社と癒着し推進側の論理に強く影響されている。
 例えば、規制委発足後半年も経たないのに規制庁トップ名雪審議官が日本原電と秘密会合をして報告書案を事前に手渡し、おまけに訓告処分としながらノーリターンルールに反して文科省に戻し山形大教授に天下りさせた。
 例えば、田中委員長は広瀬東電社長や自民党議員とは何度も面談しながら、住民の安全を重んじる新潟県泉田知事とは全く会わない。
 また、大胆な仮定を置きながらモデル検証もしない拡散シミュレーションによりUPZ30kmを押し付けた。これは、イチエフ事故では40km近くも離れた飯館村にまでプルーム(放射能雲のかたまり)が到達したことに反し、米国が80km圏外に出るように指示したことと矛盾する。
 これらは、規制委が「推進側の論理」に影響されている証拠だ。とても、「国民の安全の確保を第一として」規制行政しているとは言えない。
○ 付帯決議にも拘わらず委員長を含め3人は「原子力ムラ」から。国会承認が5カ月も遅れた現原子力規制委員会は、設置法の目的と衆参両院の付帯決議を無視して、川内原発をはじめとする既存原発の再稼働にまい進している。

☆《事故情報編集部より》
 5月14日の全国統一行動は、原発現地と東京の全国14カ所でおこなわれた。
 伊方…14名、東京…62名、青森6名、他は続報。


.. 2014年05月15日 08:29   No.732005
++ 山田純一 (幼稚園生)…1回       
5/14全国一斉、原子力規制委、各原子力規制事務所申し入れ行動の報告
 |  泊、青森、福島、横須賀、浜岡、柏崎刈羽、東海大洗、志賀、敦賀、
 |  島根、伊方、玄海、川内の13箇所の規制事務所に同時に抗議、申し入れ行動
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○ 5月14日(水)、六本木の原子力規制委員会に対し12時より、再稼働阻止ネットワークを中心にして、市民62人が規制委員会申し入れ行動を行いました。
 安倍政権は原発を、「主要なベースロード電源」と位置付け、全国の原発再稼働をもくろみ「エネルギー基本計画」を策定しました。
 安倍政権は規制委員会の規制基準を「世界一厳しい規制基準」「安全な規制基準」と繰り返し発言し、多くのマスコミもその言動を繰り返し報道しています。 しかし規制委員会の山下俊一は政府の規制委員会への責任押し付けに対して、「安全の為の基準ではない」と「規制基準」と「安全性」との関係を否定しました。
 福島原発過酷事故の原因さえ明らかにされないまま、誰の責任に於いて原発の再稼働がされるのでしょうか。福島原発事故の責任はどこに行ったのでしょうか!
 今、規制委員会は、薩摩川内原発の再稼働を八月、九月の第一の再稼働目標にしています。しかし川内原発は細部の施設審査以前に桜島等の火山活動、多くの活断層の中の原発であり、「原発立地」としても不適格原発なのです。
○ 14日、規制委員会抗議行動と共に全国22箇所の原子力規制事務所の内、泊、青森、福島、横須賀、浜岡、柏崎刈羽、東海大洗、志賀、敦賀、島根、伊方、玄海、川内の13箇所の規制事務所に同時に抗議、申し入れ行動をしました。
 このような行動は初めての試みであり、「再稼働阻止全国ネットワーク」の大きな成果と言えるでしょう。
○ 東京では規制委員会に対して、川内現地の、かごしま反原発連合有志、福島原発事故緊急会議、再稼働阻止全国ネットワーク、青森の大間原発に反対するグループ、敦賀原発等の福井県原発に反対するグループの各申し入れ書を読み上げ、担当広報官に手渡しました。その後、台湾現地で原発に反対する運動の報告を水戸喜世子さんから受け、6.13鹿児島県庁包囲行動を次の目標として、抗議のシュプレヒコールと共に抗議行動を終了しました。

.. 2014年05月16日 08:06   No.732006
++ 東日本決起集会実行委員会 事務局 (幼稚園生)…1回       
来月13日(金)
 │ 川内原発再稼働阻止・鹿児島応援ツアー 参加者募集(100名)
 └────(川内原発動かすな!)

6月13日の鹿児島県議会包囲行動を中心とする、川内原発再稼働反対の現地
行動は次のような行程です。出発は12日(木)、帰着は14日(日)です。

・往路 6月12日(木)12時、成田空港集合
 (14時30分発、ジェットスター鹿児島空港行きに搭乗)
・6月13日(金)朝、県議会(県庁)包囲行動、その他様々な活動を企画し、
 多くのかたが参加できるようにする予定(川内原発現地視察も検討中)。
・復路 6月14日(土)13時、鹿児島空港集合
 (14時45分発、ジェットスター成田空港行きに搭乗、16:35 成田着 解散)

◇参加費用:1万円(往復航空券と2泊3日(12日・13日)の宿泊費)
 次の申し込み方法で参加されるかたの特別料金です。事前に、参加者本人の
 氏名・年齢・連絡先が必要です。キャンセル、変更は極めて限られたものに
 なりますので、あらかじめご了解下さい。
◇食事、空港までの移動費用、現地での移動費用等は自己負担でお願いします。
◇申込期限 5月23日(金)まで。人気ツアーのため、早めに申込みを!
 申し込み詳細
 こちら
◇問合せ 川内原発動かすな!東日本決起集会実行委員会 事務局
 saikadososi@gmail.com 電話 070-6472-1947、090-3919-0604

※実行委員会の構成団体の担当者は、申込書と参加料金を実行委員会会計に
 渡してください。 領収書は紛失しませんよう。出発当日、成田空港で確認
 出来るようにしておいてください。

*参考:鹿児島空港→鹿児島市内1250円(リムジン、片道)、東京駅→成田
 空港900円(格安リムジン、片道。要予約)


.. 2014年05月19日 08:19   No.732007
++ 堀内美鈴 (小学校中学年)…15回       
今週(5月14日)の伊方原子力規制事務所への申し入れ報告
 │ 二度と、どこにも悲惨な原発事故が起こらないよう、
 │ これからも力を合わせて原発を止め続け、廃炉にしましょう!
 └────( 伊方原発現地から)

5月14日、伊方原子力規制事務所へ申し入れを行いました。参加者は5団体と
個人あわせて14名。−八幡浜・原発から子どもを守る女の会、伊方原発反対八
西連絡協議会、原発さよなら四国ネットワーク、伊方原発50q圏内住民有志の
会、再稼働阻止全国ネットワーク「伊方の家」。

規制事務所の会議室を訪ね、野中所長と鶴園副所長に対し、5団体からの申し
入れ書等を読みあげ、柏崎刈羽、広島、ほか個人からの申入書とあわせて提出
しました。その後、所長、副所長と質疑応答をした際、参加者から、
 1.提出された申し入れ書を原子力規制委員会の各委員に届けること
 2.伊方原子力規制事務所所長あての申入れに対し文書での回答を求めました。

1.については伊方原子力規制事務所に連絡して確認したところ、本庁から
「受け取りました」と連絡を受けたとのことです。2.についてはまだ連絡を
待っているところです。回答がありましたらお知らせいたします。

当日、全国各地で申し入れに参加された皆さま、お疲れさまでした。
皆さまのことを思い浮かべながら、伊方でも申し入れました。

.. 2014年05月19日 08:33   No.732008
++ 清水 寛 (幼稚園生)…2回       
フクイチ事故は「原発は日本を滅ぼす」ことを教えている
 |  「美味しんぼ」(漫画)の鼻血を出す場面を「風評」と批判する
 |  福島県知事はおかしい
 └──── (たんぽぽ舎会員)

  県民を放射能汚染地域に戻して健康被害がでた場合に責任が取れるのか。取れはしない。被害がでないように安全な場所に避難させ、そこで生活できるように支援することが知事の役割ではないでしょうか。
 チェルノブイリでは5年ぐらいを経過して、小児甲状腺ガンが多発していることが明らかになった。
 3・11のフクシマ原発事故において放射能が日本列島にまき散らされ、フクシマ原発周辺の放射能汚染はチェルノブイリの事故での重汚染地域よりも濃度が高い値も出ているようである。チェルノブイリでも鼻血の事例があり、放射能の影響かも知れない鼻血は「風評」ではなく、「実際にあったこと」である。知事が被害を小さく見せて、基準値を引き上げた汚染地へ県民を戻そうとしているが、県民の安全を重視していたら、そのようなことはできないはずである。
 そのようなことをするとしたら県民に無責任な知事である。
  「放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす情報発信No21」より

.. 2014年05月20日 11:23   No.732009
++ 槌田敦 (中学生)…31回       
鼻血は、ベータ線被曝の結果
 |  ベータ線は、鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させ、粘膜が破られて鼻血となる。
 |  広島と長崎の被曝者は鼻血で苦しんだ。
 └──── (元理化学研究所研究員)
 
○美味しんぼの連載記事「福島の真実」(週刊ビッグコミックスピリッツ誌)が大問題になっている。石原環境大臣が「不快だ」といい、安倍首相が「根拠のない風評」としたことで政治問題となった。政府の介入は、発行元小学館を震えあがらせ、詫び状を書かせた。
 放射能と鼻血の問題は、原爆症に始まる。広島で被曝治療をしてきた肥田医師は、「福島の真実24」で述べていられるが、広島と長崎の被曝者は鼻血で苦しんだ。しかし、占領軍は、その因果関係の発表を許されなかった。そして、この方針を引き継ぐ日米合作の放射線影響研究所も、原爆と鼻血の因果関係をタブー視し、原因不明とする。
 この流れをくんで、放射線防護学の御用学者たちは、1シーベルト以上被曝すると血液中の血小板が減り、鼻血が出やすくなるが、それ以下では鼻血は出ないと主張する。
 福島原発事故で多数の鼻血患者が出たのは事実である。しかし、被曝線量が少ないので、御用学者にはこの事実を説明できない。そこで彼らは自ら説明できないことにいらだって、事実そのものを「科学的にありえない」と否定することになる。
○事実を説明しなければ科学者として失格である。ところで、これら失格御用学者のいう被曝とは、ガンマ線被曝であって、その範囲ならば彼らの言う通りかも知れない。しかし、矢ケ崎琉球大学名誉教授も「福島の真実24」で述べていられるが、物理学者ならば放射線にベータ線(電子線)があることに注目する。
 セシウム原子などを含む土埃が風で運ばれてこれを吸い込むと、鼻腔に沈着しベータ線を放出する。ベータ線は飛行距離が短く、鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させることになり、粘膜が破られて鼻血となる。
 この症状は、日光による紫外線被曝と似ている。まず、皮膚が日焼け状態となり赤くなり、次にただれる。粘膜ならば破れて鼻血になる。この症状には個人差があり、赤くなっても回復することがある。
 その場合は、耐性ができて次の被曝があっても赤くはならず、黒ずむだけである。その人は幸福であって、その後は鼻血はない。現在の福島県民の多くはこの状態にあると思われる。しかし、この事実にはふたつの重要な問題がある。
○ひとつは、この耐性のない子供や福島を訪問する県外の者の危険である。外出するときは、セシウムを含む土埃を吸わないように、四季を問わず花粉マスクが必要である。そして子供のいる家庭の居間、学習室、寝室には、空気清浄器が必須であろう。その費用は東電に請求する。ホテル滞在の場合は空気清浄器の有無を確かめるとよい。
 もうひとつは、鼻にはいったセシウムは肺に流れ込み、血液で全身に配られ、内部被曝の原因となる。福島の人達は、食事だけ被曝管理しても無駄であることを理解する必要がある。これは風評被害ではない。土壌の高汚染地域という事実の問題である。
 最後に、福島と鼻血について、武田中部大学教授のショート論評(5月10日)を全面的に支持する。小学館は美味しんぼ連載最終打ち切りの「福島の真実24」(5月19日発売)で、武田教授に詳細な論評をなぜ求めなかったのか、おおいに疑問である。


.. 2014年05月21日 07:55   No.732010

■--節電目標見送りへ
++ 朝日新聞 (社長)…288回          

 政府方針 今夏、自主対策促す
               (5月14日より見出しのみ)

.. 2014年05月16日 10:10   No.733001

++ デーリー東北新聞 (幼稚園生)…1回       
電力、値上げで大口顧客流出進む 13年度1万4400件

 原発を保有する電力会社9社と契約を打ち切った企業や自治体が2013年度1万4400件に上ることが13日、分かった。12年度より約7割増加しており、電気料金の値上げで顧客の流出が加速している。
 大部分が特定規模電気事業者(新電力)に契約を切り替えたもようだ。国が進める電力改革で、16年には家庭向け市場も全面自由化される計画。顧客流出がさらに進めば、電力会社の経営に大きな打撃となる。
 各社によると、13年度に契約解除が最も多かったのは東京電力で約8450件。12年度から約2割増えた。自由化対象の3・8%に当たる数だ。14年度に入っても4月1日だけで約1300件の打ち切りがあった。最大市場の首都圏での競争激化に加え、原発事故による東電離れもある。
 東京都は新電力との契約を昨年10月時点で半年前の10倍の約300施設まで増やした。都立高校が中心で、都の担当者は「東電から供給を受けるより年間2億円近くコストが削減できる」と話す。
 東電以外では、関西電力が12年度比49倍の2987件、九州電力も約7倍の1095件と流出件数が大幅に増えた。両社とも13年4月に抜本値上げをしたことが影響したとみられる。
 13年度中に値上げしなかった中部電力は流出件数が半減し、約500件だった。ただ企業向けを値上げしたことし4月1日は当日だけで約300件の契約解除があり、今後も増える可能性がある。
 原子力規制委員会は九電川内原発を優先審査中で、夏にも終了が見込まれるが、再稼働の見通しは立っていない。その他の原発は審査自体になお相当時間がかかることが想定される。各社とも値下げは当面難しく、顧客流出を食い止める手だてが見当たらない状況だ。(5月15日より)

.. 2014年05月16日 10:25   No.733002
++ 朝日新聞 (社長)…289回       
川内原発再稼働 今夏中は困難に  九電書類 追加ずれこむ
 (5月15日 見出しより)


.. 2014年05月19日 09:08   No.733003
++ 茨城新聞 (大学院生)…109回       
東海村など11市町村 東海第2の審査申請容認
 原電に伝達 「再稼働直結せず」(5月16日 より抜粋)

 東海第二原発(東海村白方)の再稼働へ向けた国への安全審査申請をめぐり、東海村や水戸市など立地・周辺11市町村長は15日、日本原子力発電(原電)に対し、申請を容認する意向を伝えた。首長側は「申請は再稼働に直結しない」ことを強調した上で、東海第二に保管されている使用済み核燃料の安全確保を図る観点から申請を認めた。原電は近く、原子力規制委員会に審査を申請する
方針。
 申請を認めたのは原子力所在地域首長懇談会(座長・山田修東海村長)と県央地域首長懇話会(座長・高橋靖水戸市長)を構成する11市町村の首長。
(後略)

.. 2014年05月19日 09:15   No.733004
++ 毎日新聞 (大学院生)…105回       
高浜原発:優先審査へ…規制委、関電の地震想定を了承

 原子力規制委員会は16日の審査会合で、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)で、関電が引き上げた耐震設計の基になる地震の最大の揺れ「基準地震動」を了承した。最大の課題をクリアしたことで、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)に次ぎ、再稼働に向け審査を優先的に進める原発に選ばれる見通しになった。(中略)
 ただし、早期の再稼働を目指す川内原発とは異なり、高浜原発は地震想定の引き上げに伴う大幅な耐震補強が必要になる。審査が進んでも年内の再稼働は困難な状況だ。
 関電は4月末、高浜原発と大飯原発3、4号機(福井県)で、想定する震源の深さを従来の3.3キロよりも浅い3キロに変更。基準地震動を高浜原発で550ガル(ガルは加速度の単位)から700ガル、大飯原発で759ガルから856ガルに引き上げた。(中略)
 会合後、関電の大石富彦執行役員は「大きな一歩」と評価したが、「耐震計算だけで数ヶ月かかる」と述べ、早期の再稼働が難しいとの認識を示した。(5月16日より抜粋)

.. 2014年05月19日 10:23   No.733005
++ 東京新聞 (社長)…660回       
汚染水 外洋流出続く 首相の「完全ブロック」破綻
  セシウム137事故前の倍で推移 福島第一沖30キロ記録分析

 東京電力福島第一原発から漏れた汚染水が、沖合の海にまで拡散し続けている可能性の高いことが、原子力規制委員会が公開している海水データの分析から分かった。安倍晋三首相は昨年九月、国際社会に向かって「汚染の影響は専用港内で完全にブロックされている」と強調したが、現実には放射性セシウムはブロックされず、海を汚し続けている。(中略)
 福島沖の濃度を調べてきた東京海洋大の神田穣太(じょうた)教授は「低下しないのは、福島第一から外洋への継続的なセシウムの供給があるということ」と指摘する。(中略)
 神田教授は「溶けた核燃料の状態がよく分からない現状で、沖への汚染がどう変わるか分からない。海への汚染が続いていることを前提に、不測の事態が起きないように監視していく必要がある」と話している。
                    (5月17日より抜粋)


.. 2014年05月19日 10:32   No.733006
++ 東京新聞 (社長)…661回       
◆「再稼働ノー」特養の叫び 高齢者180人 逃げられない
「避難せず」苦渋の同意書

 茨城県東海村にある特別養護老人ホームが「原発事故が起こっても、入所者を避難させない」との同意を、家族から取り付けている。首都圏唯一の原発、日本原子力発電(原電)の東海第二原発のお膝元。東日本大震災を経験し、「高齢の入所者全員を、無事に避難させることは不可能」と思い知ったからだ。特養ホームを運営する女性経営者は、再稼働を止めるのが本筋だと、たった一人で「反対」の声を上げ始めた。
 「東海第二原発再稼働断固反対! 利用者・スタッフ避難できません!」。東海村にある特養ホームの玄関口に、大きな張り紙がある。
 高齢者百八十人が入所する「常陸東海園」。東海第二原発からわずか三キロ。周りには、系列の保育園やDV被害の母子の生活支援施設もある。(中略)
 「原発の一番近くで三十七年、福祉の仕事をしてきた。私一人の声でも十分、大きいはずだ」と伏屋さん。「行政は、逃げられない人がいることを前提に、原発再稼働の是非を考えてほしい。私たちは、命を預けている」。突き付ける問いは重い。(5月17日より抜粋)


.. 2014年05月19日 10:59   No.733007
++ 東京新聞 (社長)…662回       
今夏も節電要請 数値掲げず 政府 原発ゼロでも供給確保

 政府は十六日、今夏の電力需給対策を関係閣僚会議で決めた。今夏は昨年に続き数値目標を設けず、沖縄電力を除く九電力管内に節電協力を要請する。政府の節電要請は二〇一一年以降、夏冬併せて七回目。稼働する原発がゼロでも、他電力などからの融通で、特に逼(ひっ)迫している関西、九州の両電力会社でも八月の供給力の余力を示す予備率が最低限必要とされる「3%」を確保できる見通しとなった。
 地域別では東京電力管内では融通後の予備率が5・5%、東北電力管内が7・5%となるなど東日本は比較的余裕がある状況だが、西日本は関西、九州だけでなく中部電力も3・5%にとどまる。菅義偉官房長官は会見で「特に中部および西日本の皆様には、節電・省エネ対策へのご協力をお願いしたい」と呼び掛けた。(5月17日より)

.. 2014年05月19日 11:21   No.733008
++ 朝日新聞 (社長)…290回       
美味しんぼ 苦い後味 編集部見解 「表現のあり方見直す」
  発売前 環境省にゲラ 編集部、被曝の影響質問
  「被爆で鼻血」両論併記 「表現に国介入」不安も
            (5月18日見出しより)


.. 2014年05月20日 12:04   No.733009
++ 朝日新聞 (社長)…291回       
凍土壁 6月着工微妙 福島第一 規制委、安全性に疑問
            (5月17日見出し)


.. 2014年05月20日 12:32   No.733010

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