【必読※迷惑書き込みの対処方法をまとめました。】

石原莞爾関係の掲示板

Name
Email
ホームページ
Title    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Backcolor
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用


[ 2621 - 2640 件を表示 ]
<< 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 >>

■--たかだか汚染水も防げない原発
++ 鎌田さとし (幼稚園生)…2回          

−演説
 |  原発は【反命】、生命の声で訴える−1人でラッパを吹いている人
 |  4月12日官邸前抗議行動(第50回)の報告
 └──── (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア 金子やよい)

○ 午後5時ぐみ坂から見る空は未だ明るく、微かに赤みを帯びた日がビルに差している。4月に入り日がのびた。風もひんやりと心地よい。午後6時、官邸前でコールが始る「原発反対」「再稼働反対」「子供を守れ」、なかでも「海を守れ」の声が高く聞こえたのは、私だけでは無いだろう。だが、破綻を来した福島第一原発の高濃度汚染水の問題は、原発事故収束がいかに困難であるかを示す一端でしかない。
 今日のスピーチの最初は、鎌田慧さん「たかだか水も防げない、使用済み核燃料はどうするんですか」「安部首相早く脱原発を宣言して国民を安心させて下さい」淡々とした中に決意と意志に満ちた言葉に私は勇気づけられる。
○ 抗議行動中盤、国会議事堂正門に行こうと歩いていると、一人、並木の下ラッパを吹いている人がいる。黄色いブブゼラだ、サッカーの応援で大勢が吹いているのを見た事は有るが、たった一人が吹き鳴らす音色は、力強い中にすこし哀しい色が混ざっているように感じる。北区の職場から毎週ここにいらしているこの男性は「原発は理論的に無理だ早いうちに無くなるだろうと思っていた、それがこんなに続くとは思っていなかった。24、5年前水戸で働いていた時、原電の社員と仕事で会う事があった、その度になんて暗い顔してるんだろう、彼らはどんな悪いことをしているのかと思った。
 事故の時高校生だった息子は、俺は死ぬのかと思ったとあの時を振り返り言った。今、松戸の自宅も線量が高い、でもまだ住み続けている、それを思うと、避難の難しさに福島の事が思いやられる。抗議行動には去年4月から来ている、ブブゼラは7月から、音が大きいのでコールやスピーチの邪魔にならないようにここで吹いている。ブブゼラは牛の声、牛は自分達にも重なる。食用にされる牛でも無駄に殺されていいはずがない。原発は【反命】そんな想いで吹いている」と語られた。
.. 2013年04月16日 13:48   No.528001

++ 多辺田 政弘 (幼稚園生)…2回       
明治公園での逮捕(3月9日)−私の経験について「今後のため」報告
 |  します  脱原発運動の今後に少しでも役立てば・・(連載その2)
 
二、四谷警察署での取り調べ
 四谷警察署に警察の車で護送されてからの流れは、ほぼマニュアル通りだったと思われますので、細かいことは省きます。とにかく、手錠と腰縄に拘束され、「人間扱い」はしないというシステムで貫かれていました。
 まず、所内の部屋の一部を仕切っただけの粗末な取調室に入れられ、持ち物を押収され、身体検査を受けた。それから、取り調べ担当官=警部補(自ら「奥迫=オクサコ」と名乗っていました)がやって来て、マニュアルの流れに沿って、
まず、弁護士を付ける権利のあることを述べた。しかし、初めから捕まることを想定して弁護士を決めてデモに参加する人はそうおりません。ふと頭に浮かんだのは逮捕時の混乱の中に駆けつけてくれた女性の弁護士さんの顔だったのですが、名前も所属も分らないので、「まだ決まっていない」と記録された。
 それから、「自分に不利になることや話したくないことはその旨を言えば良い」と、これもマニュアル通りに伝えられた。私は、意図的に「公務執行妨害」をした訳ではなかったので、反抗的な態度を取らなければ不起訴になることは間違い
ないだろうと思っていましたので、「完黙」などという方法は取らずに、(関連して他人に迷惑を掛るようにならないことは慎重に心掛けましたが)、自分のことについての質問には素直に簡潔に応えました。―とにかく、このような過剰な
逮捕は絶対「不起訴」にしなければ、と心に決めていましたから。
 取り調べは、身上(経歴)や「逮捕時の状況と自分の弁明」などが時系列的に淡々と尋問されました。取り調べをしながら調書をパソコン(ワープロ)で作し、途中何度も打ち上がった部分をプリントアウトして被疑者(私)に記載事項を見せて確認する、という作業を繰り返しました。始まったのは午後4時過ぎからで、途中、《病院への往復(診察と常薬を取りに)=後述》、と《夕食》、を挟んで、夜の十一時過ぎまで続けられた。この間、トイレと水を何度も要求しました。これには素直に応じてくれました。因みに、この取り調べ官は、四十代後半ぐらいで、私の受けた印象では、普通に気さくな感じで、「意地の悪い人」(悪意のある人)には見えなかった。
 取り調べを始める前に、病気や薬のことを聞かれた。三年前の心臓のバイパスの手術後から投与さしているワーファリン(毎朝食事)と、二十年近く続けている糖尿病のインシュリン注射(朝・夕二回)があることを告げた。共に東京女子医大に通院していることを告げると、取り調べを中断して、夕食前に署の車で東京女子医大病院の緊急外来の病棟に連れて行き、簡単な診察と薬を貰うという措置が取られました。事前に警察のほうから電話で予約をしていたらしく、スムーズに手続きは進んだ。診察は時間外だったので、別病棟(「緊急外来」)から入り、若い宿直医が対応していた。土曜日の緊急対応だったせいで、薬は二日分しか処方されなかった。もし、月曜日に地検から起訴が申し渡された場合には、拘留が長引くので、もう一度月曜日に病院に行く必要があった。この間の往復、病院内での行動も含めて、公衆の面前でも、すべて手錠・腰紐を付けられたままであった。しかし、手荒い扱いと言う訳でもなかった。

.. 2013年04月16日 14:01   No.528002
++ 多辺田 政弘 (幼稚園生)…3回       
 「取り調べ」に対して、私は三つの簡単な心得を自分なりに作りました。そしてそれを守りました。一つは、事実の記録を曲げさせないこと。二つ目は、論争をしないこと。例えば、「不当逮捕」であるなどの価値判断(主張)の分かれる
言葉を使わないこと。三つ目は、自分のドジも率直に認めること。―逮捕されてしまった以上は、「不起訴」が目標(焦点)であると考えたからであります。なぜなら、《この程度では「公務執行妨害罪」は成立しない》という結果をちゃんと残すことこそが、この時点での「私の闘い」であると考えたからです。
 取り調べ官やまわりの世話係の警官に無駄に突っかかったりせず、紳士的に対応するようにした。相手も感情を持った人間であるのだから、不快感は判断を左右させることもあるだろうから。調書の内容の確認は納得のいくものにする。自
分が述べた部分の記述のところで納得のいかない表現がある時には、「そうは言わなかったと思います」と率直に納得できる形に訂正してもらう。また、「そこまで細かく聞く必要はありますか」と微細な質には疑問を投げかけ簡潔にしてもらう。若いエネルギーの有り余っているときと違って、「年寄りの半病人」(私のことです)には、「完全黙秘」をしたり、無駄なエネルギーを浪費して「論争」を楽しむ余裕は残念ながら残って無かったのです。それに、自分で蒔いた種は自分で刈り取るほかはない。隔離された警察署の中では「たった一人の反乱」なのだから。(続く)

.. 2013年04月16日 14:12   No.528003

■--原子力規制委員会を傍聴して
++ 柳田 真 (課長)…160回          

=福島トラブルに無力な規制庁
 |  放射能汚染水の漏れと最近のトラブル(8つ)への対応―お粗末
 |  重要施設の5年ゆう予問題は、議題に明示せずという卑劣なやり方
 └────  (たんぽぽ舎)

               
(1)4月10日「5年ゆう予問題の重大局面の委員会」と聞き、傍聴を申し込んだ(たんぽぽ舎の友人らも10人弱。全体で40名ほど)。 六本木ファーストビル1階
で傍聴登録証と身分証明の提示を求められ、その後、13階の部屋へ。広い部屋でまだ十分傍聴者の余裕あり。配布された資料は約200頁。議題は1−6の6点。
そのうちの1と6の要点を報告します。
(2)第1議題は「東京電力福島第1発電所における地下貯水槽からの漏えい及び、最近の事故、トラブルをふまえた対応について。
資料1(A4版8頁)と資料2(3頁)が出されたが、その中身はほとんど経過報告のみで、注目した規制庁の今後の対応の項は、わずかな字数で、かつ抽象的なもの。重大問題なのに、規制委のやる気が伝わってこないしろものだった。その文章を参考までに示す。皆さん、これで納得しますか? (この文章へヤジ多し、1日400トンの汚染水だぞ、他)今後の対応
 ○原子力規制委員会から指示を受けた東京電力の対応について、今後、特定
  原子力施設監視・評価検討会等において確認していく。
 ○3月18日の停電事故以降、福島第1原子力発電所において事故・トラブル等が頻発していることを受け、原子力規制委員会/原子力規制庁の対応の強化策を検討する。「東電の8つのトラブル」についての方針は次のようなもの(2点のみ)。「対応の強化」というが、具体策は不明。これにもヤジが飛んだ、「具体的に何をやるのか?」。
 ○設備の信頼性向上や廃炉に向けた作業体制の充実強化のため、事業者に対して継続的な改善を求めるとともに、それらを確実なものとする原子力規制委員会/原子力規制庁としての対応の強化。
 ○今後も発生しうる事故・トラブルに対して、現地検査官の対応や情報発信についての原子力規制委員会/原子力規制庁としての対応の強化。

(3)「重要施設の5年ゆう予」問題は、議題として提示されたかどうかも私にはよくわからない扱いであった。パブリックコメントにかける(4月11日<予定>から
わずか30日間)というもの。これに対して「5年ゆう予の理由を説明してくれ」、「なぜ重要施設が5年ゆう予か」、「地震、津波は待っててくれないぞ」など多くのヤジが飛んだ。

 しかも私たちに配られた資料はその部分が黒くて読めないもので、これに対して抗議の声があちこちで上がった(あんたたちはいつも真っ黒だね)。これらの声に答えず、議事終了として田中委員長らは退席してしまった。(会議終了後、規制庁職員が謝って読めるコピーを配布してくれた)。

(4)12時頃から規制庁、規制委員会への抗議行動が1階の道路わきで、(40名ほど)行われた。緊急署名も提出された(緊急署名は今後も継続)。「5年ゆう予
撤回!」「再稼働反対!」「規制庁解体」のコールが響いた。
.. 2013年04月11日 09:04   No.525001

++ 柳田真 (大学生)…74回       
福島第一原発汚染水問題でしゅう態さらした規制委
 |  地下貯水槽の使用中止に反対した更田豊志委員、
 |  原子力ムラ出身の面目やくじょ。経産大臣すら中止と言ってるのに
 └──── (たんぽぽ舎)

1.東京電力福島第一原発の地下貯水槽で、高レベルの放射性汚染水がもれている問題で、東京電力広瀬直己社長は、10日記者会見し、「社会に与えた影響が最も深刻な事故と受け止めている」と話した。(4月11日毎日新聞朝刊)

2.同じ日(10日)午前開かれた規制委員会(第2回)で、−柳田らも傍聴−規制委の対応は後手で、お粗末で、具体性がなく、原子力ムラようごのものだった。配付資料から抜粋紹介する。「…4月8日、更田委員が東京電力相澤副社長と面談
し、イ.これまでの推定にとらわれず原因究明をしっかりおこなうこと、ロ.モニタリングや漏えい水の拡散評価等を適切に行うこと、ハ.職員の負担軽減のため体制強化を検討すること等を要請。」
 柳田−「要請」とは何ごとだ、もっと協力に指示すべきなのに。アリバイだ。

3.規制委の更田豊志委員は、8日午後の記者会見で、地下貯水槽の使用中止は「現実的でない」と強調したばかり。翌日に新たな水もれが発覚し、貯水槽が使えなくなる後見の悪さも残した。(4月10日茨城新聞)

4.茂木経産大臣ですら、「地下貯水槽の使用中止→地上のタンクへ移せ」と明言している時機に、原発の安全を担うはずの規制委員会−規制庁がお粗末なつくりの地下貯水槽のようご発言をしている事実は、規制庁のしゅう態=本質をあら
わしたもの、といえよう。

5.原子力規制庁の森本英香次長は、9日の会見で対応の遅れを認めざるを得なかった。「原子力規制委員会は安全の観点からチェックする役割を担っており、反省すべき点がある」と。(4月10日茨城新聞)
 規制委は東電に貯水槽が使えない場合の移送先の検討などを指示したが具体性は乏しいまま。危機的な場面でも事業者まかせの対応は旧保安院時代のままであることを印象づけた。国会事故調(黒川清委員長)が、旧・経産省原子力保安院や内閣府原子力安全委員会についても「電気事業者のとりこになっている」と批判した・そのまま。改善されていない。

6.福島県民に新たな不安が拡がっている。これらの声に“敏感”に答えよう。
我々も方針を立て、行動しよう。10日の傍聴の後の抗議集会では、規制委への怒りの声と規制庁解体のコールも参加者から出た。
 必要なのは、汚染水トラブルへの根本対策と福島第一原発を廃炉にする具体策を示すことだ。再稼働のための規制庁はいらない、廃炉庁に改組せよ、と要求したい。
 規制委批判を相手の土俵内で闘うのでなく、もっと根本的にとらえて、組み立て直そう。

7.4月18日(木)緊急学習会のご案内
『福島第一原発での放射能汚染水のダダもれ・またも 海へ?東京電力の無責任、規制委員会のだらしなさ、怒る漁民』
−原因はどこに?私の提案する対策いくつか−

日 時:4月18日(木)18:30開場、19:00から21:15まで
講 師:後藤政志(元原発技術者)、山崎久隆(たんぽぽ舎)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
資料代:800円

.. 2013年04月12日 09:05   No.525002
++ 岡野純一 (幼稚園生)…1回       
神戸の金曜行動は神戸関電ビルをオキュパイしていた
 |  38回続いている、参加者は60〜100名。
 └──── (原発さよなら千葉 会員)

 報告が遅れてしまいましたが、3月15日の和歌山に続き、翌週22日に神戸の関電前抗議行動に初めて参加してきました。
 関西電力神戸支店は三宮駅から南へ真っ直ぐ下った旧外国人居留地の一角にあります。神戸関電ビルは阪神大震災で被災した後に建て替えられ、当時は神戸市内一番の高層ビルであり、ライトアップされた姿は「神戸復興のシンボル」と見る向きもあります。
 神戸関電ビルの通用門の前で数十人がギターとドラムを先頭にコールをしています。道路を隔てるわけでもなく、ガードマンが制止するわけでもなく、神戸関電ビルの真ん前を文字通りオキュパイしています。IWJのカメラも見えます。
 「責任者」の腕章をしている若い男性に声をかけると、この日で38回を数え最盛期に200名を超え、現在は60〜100名との事。
この日はあいにくの小雨のなか80名でした。
 よく見ると「責任者」の腕章は何人もいて運営スタッフの意味のようです。
初めて参加された方や2〜3回目という方も何人もいらっしゃいました。
私も経産省前テントへの仮処分のことなど発言させていただきました。
先ほど話を聞いた男性が「確かに全国的な結びつきはまだまだ弱いですね」とおっしゃっていました。

主催団体のブログはこちらです。
原発ゼロ!核兵器ゼロ!ZEROこねっと こちら

.. 2013年04月12日 10:44   No.525003
++ 村上達也 (幼稚園生)…3回       
.【「小国寡民」で、いいじゃないか】
 │ 地方自立の根本理念は「小さくともキラリと光る」、
 │ 低成長時代の地方の自立は、自らの力量で切り開く。
 └────(東海村村長のことば)

「我がまちはこういう所だ」と、始めるべきと思うが福島原発事故の後のこの時期、原子力発祥の地と言われ村内に原発を抱えた者としてどうもその気になれない。不粋な話だが、いきなり原発問題から入らせてもらう。

 古里を追われている福島県民は十六万人、また福島、郡山市などの放射能高汚染地区に住み続けているのが数十万人、こういう犠牲者を生んだあの福島原発事故の原因究明は本当になされたか。その結果、原子力政策、エネルギー政策は変わったか、体制や仕組みはどうなったか、これら国民的、国家的課題は事故勃発から二年近く経とうとするが、方向性が何も見えない。国会は政争に
明け暮れ何事も決定できない政治状況も一因、でもそれが根本とは思えない。
 原因はこの国の真髄に、我々日本社会の精神構造、意識構造にあるのではないか。我々日本人は「和」を特別重視するが、実はそれは言葉を換えれば仲間意識、利害を共有する利益共同体内だけのことでないか。集団内では「長いものには巻かれろ」と俗化して「和」は力を発現する。「原子力ムラ」なる言葉が事故後盛んに使われてたが、言いえて妙だ。この「原子力ムラ」、原子力共
同体は事故後早くは批判の俎上に乗せられたが、時の経過と共に勢力を復活し、あれだけの事故を起しておきながらも改革を拒んでいる。
 「原子力ムラ」とは何ぞや。一言で政官業学マスコミが一体となった強力な利益共同体、そして権力集団化としている。比肩できるものは戦前の軍部、これは原子力開発が「国策」として推進されてきた当然の帰結。この「ムラ」の中には原発立地自治体も組込まれている。

.. 2013年04月13日 12:17   No.525004
++ 村上達也 (幼稚園生)…4回       
 損害賠償額は五兆円、除染費用は二〇兆円とも言われている。その金は誰が負担するか、言うまでもなく国民だ。かかる事故を起しておいて原発復権を策する自体、傲慢である。先の大戦は自己中心的驕慢な陸大出のエリート軍人達が仲間内の世界で全て判断、決定し国を滅ぼした。今も「この国はエリートが滅ぼす国」なのだ。「原子力ムラ」のエリートも同じだ。目先の金に惑い戦前
と同じ轍を踏むまい、所詮原発マネー依存での繁栄は「一炊の夢」に如かず。

 一直線の発展など歴史にあった例はなく、栄枯盛衰は世の常、東日本大震災(天災)と福島原発事故(人災)で知らしめられた。実は二〇年も前から日本は大きな転換点に立っていた。日本の経済力は一九九四年に世界のGDPの十八、八%も占めたが、今や八、四%にまで落ち、今後更に減少していくのは避けられない。しかしこの国は成長発展の夢を追い求め転換期の二〇年を失い国家財政を破綻に追い込んでしまった。一方少子化(人口減)の中で高齢者の絶対数は急増を続けてる。三万七千人の我が村も過去一〇年で高齢者が3千人以上増えた。これらはこの国の置かれた状況の一面だが、言えることは経済成長の言葉が出たら、冷めた目で対し、自らも住民の行政需要に財政規模の拡大で応える成長前提の図式は捨てようということ。行政も住民も意識転換が求められている。
 村にはニュートリノ研究、ハドロン研究などを行う世界最先端の原子核研究施設、大強度陽子加速器(J−PARC)というものが数年前にできた。原発は労せずして巨額の金をくれるが、この施設からは電源交付金などは勿論、税金も入らない。しかし社会的価値や文化的価値は絶大、世界中の優れた研究者が村にやってくる。この価値をまちづくりに活かせるか否かは私たち住民の力
量にある。こういう時代だから挑戦し甲斐がある。

 低成長時代の地方の自立は外側の力を願ってもだめ。外部依存でなく自らの力量で切り開く他ない。危険を冒して原発マネーに依存し時代の変化に不適応となる愚は避けねばならない。そう言えば地方自立の根本理念は「小さくともキラリと光る」であった。「小国寡民」、それでいい。いわんや広域連合、道州制などもっての外だ

.. 2013年04月13日 12:46   No.525005
++ 東京新聞 (社長)…317回       
大飯原発、新基準案に不適合
 │  防潮堤や作業拠点 規制委、停止判断避ける
 └────(4月11日 より)

 7月に施行される原発の新しい規制基準案を、原子力規制委員会が10日、示した。想定できる最大級の津波を防ぐ防潮堤や、地震や放射能に耐える作業拠点の整備など数多くの設備が要求されるが、唯一稼働中の関西電力大飯原発(福井県おおい町)は、新基準の施行段階ではその多くを満たしていない。規制委はどう判断するのか。(中略)
・・・・・作業拠点が完成するのは2015年度中で、関電はそれまでは、代わりの施設として3、4号機の中央制御室の横にある会議室をあてるとしている。
 しかし、中央制御室は原子炉に近い。(中略)関電は既存の防潮堤を数メートルかさ上げして新基準に対応する考えだが、想定すべき最大級の津波の規模を検討するのはこれからだ。
 テロや過酷事故の際に通常の制御室とは別に、独立して原子炉を制御・冷却できる「第2制御室」の要求については、5年以内に整備すればよいと猶予期間が設けられた。(中略)
 田中氏は「大飯は対策が進んでいる」「(津波よりも)原発の敷地が高い」など予断を持った発言を繰り返す。
 新規制委が自ら決めた新基準。初めて判断を迫られる大飯原発で、例外扱いがまかり通れば、規制委への信頼が大きくゆらぐのは間違いない。

.. 2013年04月13日 13:17   No.525006
++ 東京新聞 (社長)…320回       
食への不安 なくしたい
 │  市民の放射能測定所倍増  全国90カ所 データベース準備
 └────(4月10日より抜粋)
※「食への不安 なくしたい」:この記事には、たんぽぽ舎の共同代表の鈴木千津子さんも取材を受け、20年以上にわたる経験をベースにコメントを伝えています。

○ 東京電力福島第1原発の事故から2年が過ぎた今も、市民団体による放射能測定所が全国的に増えている。東京都国分寺市の市民団体が世話人を務める全国ネットワークが把握しているだけでも、1年間で倍以上に。国や自治体が公表する
空間放射線量や食品中の放射性セシウムの濃度とは別に、「自分で確かめたい」と考える市民の動きは止まらない。
 2011年10月に発足した市民測定所の情報交換グループ「全国市民放射能測定所ネットワーク」(国分寺市)のリストに、北海道から沖縄まで90カ所の測定所が並ぶ。原発事故から約1年後の12年3月11日にあった測定所は、事故前から活動していた4カ所を含め、40カ所ほどだった。
 「放射能をきっかけに原発や食品の問題を学ぼうとする市民が増えている。原発事故のあった11年に福島県内を中心に次々と開所し、12年から全国的に広がった」
 ネットワーク世話人の石丸偉丈さん(40)が話す。測定所の3分の2以上は、実際に放射能汚染のあった東北や関東地方に集中。(中略)
○ チェルノブイリ原発事故から3年後の1989年から測定を続ける千代田区の市民団体「たんぽぽ舎」の共同代表、鈴木千津子さん(66)は、「食品から検出されるセシウム濃度は低くなっている。でも、降り積もったセシウムを消し去るこ
とはできない。汚染に関心を持ち続けてほしい」と話した。

.. 2013年04月15日 09:08   No.525007
++ 多辺田 政弘 (幼稚園生)…1回       
明治公園での逮捕(3月9日)−私の経験について「今後のため」報告し
ま    す。脱原発運動の今後に少しでも役立てば・・・(連載その1)
 └────   (編集部)著者の了解を得て公開します。今後の不当弾圧に役立つので。
      なお、長文なので6−7回に分けて掲載します。
(原文は縦書きなので和数字の日付けは算用数字に直して掲載)

一.逮捕までの経緯
2013年3月9日に明治公園で行われた「3・9 さよなら原発集会」には、私は妻と一緒に参加しました。途中で弟とも待ち合わせて一緒に会場に向かいました。私たちは「脱原発」の主張にかねてから賛同しておりましたので、一昨年の3・
11フクシマ原発事故以来、「脱原発」の集会やデモには何度か参加したことがありました。
ところで、私は六十六歳(3・9当日)で三年前に心臓バイパス手術(糖尿病の合併症による狭心症・心筋梗塞のため)を受け、その際左足の静脈の一本を冠動脈パイパスに使ったため、左足側の腰痛や歩き辛さが「後遺症」として若干残りました。集会当日に家を出た時は、「今日のデモはどうしようかな」と迷っていました。しかし、集会で演壇に立たれた大江健三郎さんが、あのご高齢にも拘らずスニーカーを履いて今日はデモ・コースを最後まで歩かれる積りで来られた、との紹介が集会司会者からあったので、私も今日はデモ・コースを完歩しようと決めました。
少し予定時間より押していた集会が終わって、用意された二つのデモ・コースの出発口に隊列が並び始めました。私たちは(集会演壇に向かって左手出口から出発する)「一般市民グループ」の参加する「Aコース」の隊列に加わることにしました。出発前にお手洗いを済ませようと考え、演壇左側の上段後方の広場に設けられていた仮設トイレで用を済ませてから、Aコースの先頭の方を探しました。
Aコースの隊列は、既に前のほうからびっしりと詰まって並んで、後ろの方には特定の団体の旗を立てた隊列が続いていました。私たち(妻と弟も一緒に)は市民グループのいくつかの旗の見えるAコースの先頭集団を見つけ、出発直前だったので遅れまいと急いでその隊列の横まで行き、隊列の横から(出発口に向かって左側の芝生の囲みを横切って)加わろうと小走りに駆けて行きました。
 時間は3時半近くでしたが、まだデモは出発前でした。私の記憶では、前回(昨年だったと記憶していますが)の明治公園からのデモ出発時には、警察によるデモ規制は公園を出たところから始まったように思っていました。今回は会場(公園)出口の手前から警官が二メートル前後の間隔で並んでいました。
 その間隔のある規制警官の列の間を急いで擦り抜けようとしてところ、規制警官が「ここはダメ」と手を広げてようとしたような感じでした。デモの隊列は目前でしたので、私はもう少しでデモ隊の列に駆けこめると思いました。目指す隊
列まであと一、二メートルだったので、近寄った警官の間をすり抜けられるだろうと安直に考えました。しかし、背の高い若い警官のほうが、六十六歳の「足の衰えた」年寄りの私より、運動神経も体力も遥かに上でした。後で冷静に考えて
見れば、周囲の状況判断を出来ずに直線的に行動を取ったことになります。

.. 2013年04月15日 09:24   No.525008
++ 多辺田 政弘 (幼稚園生)…1回       
警官の制止を聞かずに、ただ目的に向かって走りぬけようとした「呆け掛かっ
た老人」(私のことですが)を、大男の若い警官が条件反射的に一瞬にして年寄
りの手を捕まえ捻り倒しながら「カクホ!」と叫んだように記憶しております。
その瞬間、それを見ていたデモ隊の数人が私を助け出そうと駆けより私の右手や
身体を引っ張り、一方、警官たちがバラバラッと駆け寄り、逃すまいと私の上に
圧し掛かってきました。重量級の警官たちが何人も圧し掛かってきた訳ですから、
「潰されるて死ぬんじゃないか」という恐怖が過ぎりました。地面に押しつぶさ
れた私の頭の上でデモ隊の何人かと警官たちが私の身柄の奪い合いを、まるで
「綱引き」のように始めたのです。間もなく左手に手錠が掛かり、その手錠は左
手首を締め上げ初め、それが痛いのなんの、「どちらも、引っ張り合うのはもう
止めてくれ」と息絶え絶えのなかで思いました。
手錠が掛かった瞬間に、私は取りあえず警察に行かなければならないだろう、
そうすると少なくとも数日の留置・拘留は覚悟しなければならないだろうと観念
しました。そう諦めて、覚悟した瞬間に、「どうせ捕まったなら一通り警察や留
置場や検察庁とやらをこの目で見てやろう」という好奇心が不思議に湧いて来ま
した。
この逮捕の瞬間に就いて、後に、四谷署での取調べのときと東京地検での検事
取り調べの中で分ったことですが、私を捕まえた若い警官は「被疑者が手を前に
伸ばして突き倒したので公務執行妨害で逮捕した」と報告していたようなのです。
私には「警官を突き飛ばそうという考え」も「突き飛ばしたという記憶」も全く
ありませんでした。「手を前に伸ばして」というのは、二人の警官の間を擦り抜
けてデモ隊のほうに走り寄ろうとした状況から、そういう形になっていたかもし
れない、とは思いましたが、それは警官に手を上げたという意味では全くなかっ
たことは間違いありません。私の脳裏の残像をもとにその瞬間を再現してみれば、
若い警官が制止を聴かずに自分の身体の横にぶつかってきた男に、カッとなって
反射的に、腕を捕まえ捻り倒した、ということだったのです。ただそれだけだっ
たのです。多分、若い警官がもう少し冷静だったら、飛び込んできた「ボケ老人」
を制止して後方に回ってデモに加わるように促せばよかっただっけの話ではなか
ったかと、後の取り調べの時に思いました。また、現場の警察官が冷静さを欠い
ていたのは、初めから警察側に「とにかく抑え込め」という空気(あるいは指示)
があったからではないでしょうか。
 そういう状況を客観的に振り返ってみれば、確かに私の迂闊さ(不注意)もあ
ったのですが、「(不必要な場所での)過剰規制」と「(若い警官の感情的)過
剰な逮捕」つまり「逮捕権の乱用」が引き起こした偶発的事件だった、と見るの
が最も妥当な見方なのではないか、と思います。またもう一歩踏み込んで、あの
時のデモ出発前の公園出口手前の規制は「デモへの参加妨害」という警察側の
「越権行為」だったのではないか、と考えることもできるでしょう。しかし、私
はそのことを取り調べの中では敢えて争うことはしませんでした。(但し、もし
起訴になれば、デモ出発前の出口での「不要な過剰警備」は、法廷での「重要な
争点」の一つになるだろうとは考えましたが)

.. 2013年04月15日 09:52   No.525009
++ 多辺田 政弘 (幼稚園生)…2回       
さて、話は逮捕時に戻りますが、一瞬にして起こったその揉み合いの風景の中で、はっきり憶えていることが一つあります。女性の弁護士さんが「私は弁護士の何某です」と叫びながらもみ合いの塊に近づいてきてくれたことです。それは私の中に何やら「希望(望みの綱)」のようなものとして頭の隅に響きました。
後に(釈放後に)、その渦中にいた私の妻や弟から聞いて分かったことですが、彼女は横浜の岡部法律事務所の岡部玲子弁護士でした。妻の話では、私がもみくちゃにされている時、デモの人に向かって岡部先生は「離れなさい!」と言って
くれたそうです。メチャ無茶な押し合いへしあいが止んで、警官にやっと助け起こされたのは、多分その直後だったのではないかと私の記憶の中で符号しました。因みに、これも後でわかったことですが、その現場に散乱して残っていた物(サ
ングラスや本や帽子など)を拾って預かってくれたのも岡部弁護士でした。釈放後、その回収物の中に、鞄に入れておいた私の二冊の本もあったことを問い合わせて下さり、送付して下さったのも岡部弁護士でした。
 また、これも釈放後に知ったことですが、この混乱の中で傍にいた妻(六十八歳)が、取り押さえに掛かっていた警官たちに「この人は体調が悪いので止めて下さい」と必死で叫んで助けを求めていたら、その周りにいた警官(特定はでき
ないが)にキツイ肘鉄を胸部に食らったそうです。まだその打たれたところは痛むようです。とにかく年寄りにも見境なく暴力をふるったようです。――「人間に配慮を欠いた」社会と政治を見事に反映しているように思えてなりません。

.. 2013年04月15日 10:55   No.525010

■--汚染水移送先も漏水か
++ 朝日新聞 (大学院生)…114回          


 東京電力福島第1原発にある地下貯水槽から放射能汚染水が漏れた問題で、原子力規制庁は9日、これまで漏れが確認されていなかった別の貯水槽からも水漏れしている可能性が高いと発表した。
 規制庁によると、最初に汚染水漏れを起こした2号貯水槽から、汚染水を移送している1号貯水槽。遮水シート間のサンプリング調査の結果、漏れを示す塩素濃度が高まっている。
 同様の構造の貯水槽は福島第1原発内に計7カ所あるが、これまでに、2号貯水槽と3号貯水槽からの漏れが確認されている。
                     (4月9日 より)

.. 2013年04月11日 10:02   No.526001


■--25自治体、大手に随意契約で売電 新電力の参入進まず
++ 朝日新聞 (大学院生)…110回          


 発電事業を進める全国の自治体で、水力発電所を持つ26の都道府県・市のうち、25自治体は2013年度も地元の大手電力会社に随意契約で電気を売ることが分かった。原発事故後、大手以外からの電力の購入先として人気が高まる新規参入の電力会社(新電力)は、入札で買えずにいる。
 政府は電力の自由化を進める方針だが、すでに自由化された分野でも変革の動きは鈍い。(後略) (4/1より抜粋)
.. 2013年04月05日 10:05   No.520001

++ 朝日新聞 (大学院生)…111回       
<危うい40年廃炉> 特別点検すれば最長20年延長
 先行きがはっきりしない原発の40年制限、「例外」増える恐れ
 (東京新聞 4月4日 一面から)

 原発の運転期間を原則40年に制限する制度(40年廃炉)に関し、原子力規制員会が3日、例外的に最大20年間の延長を認める場合の基準を明らかにした。原子炉や建屋の健全性を、これまでより詳しく調べる「特別点検」を電力会社に義務づけるという。ただ、老朽化で原子炉がどのくらいもろくなるかなど重要な基準が固まっていない問題もあり、運用しだいでは制度が形骸化する恐れも
ある。(後略)

解説「原発の40年廃炉」:
 2012年1月末、当時の民主党政権が原発への規制強化の目玉として、原発の運転期間を40年とすることを表明した。細野豪志原発事故担当相(当時)は「もともと原発の想定運転期間は40年」と述べたが、電力業界から「科学的根拠が不明」など強い反発を受け、最大20年間延長できる例外規定も設けた。
 12年6月に原子炉等規制法が改正された。今年7月までに延長認可の基準をつくることになっている。

 ★関連情報:
  塩谷喜雄・著『「原発事故報告書」の真実とウソ』182頁より
 現在の電力供給システムでは、老朽原発をできるだけ長く稼働させれば、儲けが大きくなる仕組みになっている。廃炉には膨大な費用がかかる。
 廃炉を先延ばしにするだけで、相対的な利益はふくらむ。電力会社にとっては老朽原発の稼働は、やめるにやめられない禁断の蜜なのである。


◆「口止め拒否で解雇」 作業員、労基署に申告 除染手当問題
 (4月4日 朝刊より)

.. 2013年04月06日 15:41   No.520002
++ 東京新聞 (社長)…310回       
水位低下と放射性物質検出 東電 予兆問題視せず 福島第1
別貯水池も汚染水漏出

 東京電力福島第1原発の地下貯水池から、高濃度汚染水を処理した水が漏れた事故で、東電は先月20日ごろには、貯水池の水位がじりじり下がり、池の遮水シートの近くで微量の放射性部物質も計測しながら、水漏れの予兆を見逃していた
ことが分かった。
早期に水漏れを疑って対応していれば、漏出量は最小限にとどめられた可能性が高い。東電の危機管理のありかたが問われる。(中略)
 2つの小さな異変を「水漏れの予兆」と疑うべきだが、東電は逆に、水漏れを否定する方向で調査を進めていた。(中略)
 一方、東電は水漏れがあった貯水池の東側に隣接する別の貯水池でも、処理水が漏れていると明らかにした。

貯蔵危機 やっと認識

 高濃度汚染水を処理した後の水をためる、東京電力福島第1原発の地下貯水池で、水漏れの可能性が相次いでいる。(中略)
 水漏れ問題が起き、貯水池が使えなくなる可能性が浮上。地上タンクに換算すると60基近くの残り容量が一気に失われる恐れもある。(中略)
 東電はもっと急ピッチで汚染水発生を減らす手だてを講じる必要がある。
 (4月8日より抜粋)

.. 2013年04月09日 10:48   No.520003
++ 東京新聞 (社長)…311回       
原子力報道 チェック甘く 元記者、戦後から検証
  推進側発表うのみを反省

 福島原発事故は、これまでの原子力報道の失敗の結果だ。元新聞記者で、科学部長などを務めた柴田鉄治さん(78)が、戦後から福島事故まで原子力をめぐる報道を検証し、本にまとめた。そこで挙げた5つの失敗とは。
 メディアは原発推進側の発表に沿って報道することに慣れ、原子力ムラにも、原子力行政にも、チェック機能を果たすことができなかった」 
 柴田さんは自省を込めて、こう振り返る。(中略)
5つの失敗とは何か。被爆国ながら原子力の「軍事利用は悪、平和利用は善」と位置付け「核ゴミの処理技術はない負の面を知っていたが、精神論を掲げて負けた太平洋戦争の反動で、科学技術への信仰があった。自分も原爆のエネルギーが
平和利用できたら、すばらしいと思っていた」
 第2に、原発に反対する住民運動が70年代に起きてもメデイアが推進側を支持した。(中略)
 第3に79年のスリーマイル島や86年のチェルノブイリの事故で流れが変わり、報道は原発批判を強めたが、ムラの意識を変えることができなかった。(中略)
 第4は原子力行政を厳しく批判できなかったことだ。作業員2人が死亡した東海村のJCO臨界事故を契機に、2001年に原子力安全・保安院が新設されたが、原発を推進する経産省の傘下に。「規制役と推進役が一体となることはおかしい
のに、ほかの省庁再編に目が奪われていた」。
 第5は福島事故の報道だ。「多くは、国の発表による戦中の大本営発表と同じだった。住民はまだ原発近くにいるのに、危険だと現場に入らなかった。何が福島で起きているか分からなかった」
 こうした分析をまとめたのが「原子力報道」(東京電機大学出版局)だ。柴田さんは「失敗を将来に生かすために、自らの報道を常に検証していく作業を繰り返すべきだ」と訴えた。(後略) (4月8日より抜粋)

.. 2013年04月10日 07:01   No.520004
++ 日刊ゲンダイ (小学校中学年)…10回       
東電の大ウソ証明 やっぱり原発汚染水ダダ漏れ続いていた

 やっぱりだ。福島第1原発の汚染水をめぐる東電の発表が、大ウソだったことが改めて分かった。
 「汚染水の海洋流出は止まった」と発表しているが、東京海洋大の研究グループによると、その後の1年間で16兆1000ベクレルのセシウム汚染水が原発の専用港にタレ流された可能性があるという。事故前の排出限度の73倍の数値だ。これま
で、海水の放射性セシウム濃度がほとんど変わらないことに疑問の声が上がっていたが、案の定、汚染水はダダ漏れだったわけである。(中略)
 先月、原発港内のアイナメから1キロ当たり51万ベクレルの放射性セシウムが
検出されたが、きのう(15日)はさらに、同74万ベクレルもの汚染アイナメが見つかった。これは基準値の7400倍で、過去最高だ。
神田教授によると、今回はじき出した試算からも、これほど高濃度に汚染魚が出てくることは考えられないという。(後略)(3月18日より抜粋)

.. 2013年04月10日 07:08   No.520005
++ 朝日新聞 (大学院生)…112回       
経産省敷地の「脱原発」テント 明け渡し求め国が提訴 東京地裁

 東京・霞が関の経済産業省前でテントを張って脱原発を訴えるグループの代表2人に対し、国が土地明け渡しを求めて東京地裁に提訴したことが分かった。
 提訴は3月29日付。訴えによると、グループは2011年9月11日、同省北側の敷地内にテントを設置。椅子や机、発電機を持ち込んで原発再稼働などに反対する活動を始めた。(中略)
 この裁判のほかに、同省は今年3月までの使用料相当額として約1100万円の損害金の支払いを代表らに求めている。(後略)(4月8日夕刊より抜粋)

.. 2013年04月10日 07:50   No.520006
++ 朝日新聞 (大学院生)…113回       
脱原発テントを国が提訴 避難者「なくさないで」

 東京・霞が関の経済産業省前にある「脱原発」テントの撤去を求め、国が市民団体代表らの提訴に踏み切った。団体の関係者からは「必ず守る」との声が上がっている。
 「脱原発の声を集約するテントの重要さを訴えたい。」被告の1人でグループ代表の渕上太郎さん(70)は全面的に争う考えだ。8日でテントの設置は575日になった。設置直後のような大勢の訪問は減ったが、各地から激励が届く。この日も静岡県の60代男性が孫を連れ、自作のイチゴを持ってきたという。
 都内で避難生活を続ける福島県双葉町の亀屋幸子さん(68)は週1度,ここを訪ねる。「ふるさとを奪われた私たちの声が発信できる唯一の場所。ぜったいになくしてほしくない。」
 6日には双葉町長を2月まで務めた井戸川克隆さん(66)も訪問。在任中、原発事故への国の責任を追及してきた。「国有地は国民のもの。本来の国民の意見がどういうものか、国は耳を傾けてほしい」と話す。(後略)
                  (4月9日朝刊より抜粋)

.. 2013年04月10日 08:01   No.520007
++ 東京新聞 (社長)…312回       
危機管理に不信感 全漁連が抗議文

 全国漁業協同組合連合会(全漁連)は8日、東京電力福島第一原発構内の地下貯水池から汚染水が漏れた問題を受け、東電に対し「設備の脆弱性と危機管理に対する意識の低さに強い不信感を持たざるを得ない」などとする抗議文を渡した。

 抗議文では漏出事故が繰り返されていることを批判し、「汚染水の厳重な保管と管理に総力をあげて取り組むこと」を強く求めた。
 8日午前、東電の内藤義博副社長が都内の全漁連の事務所を謝罪に訪れた際に、全漁連幹部が手渡した。(4月9日より)

.. 2013年04月10日 08:29   No.520008
++ 東京新聞 (社長)…313回       
汚染水計画破綻 貯水池 構造上の欠陥 福島第1
 1日400トン増量 タンクも限界
 
  東京電力福島第1原発の地下貯水池で相次いでいる汚染水漏れ事故で9日、3件目の水漏れが起きた。池に構造的な欠陥があるのは明らかで、東電の汚染水貯蔵計画は破綻した。東電は池の汚染水を数少ない地上の空きタンクに移す検討をし始めたが、しのげるのはわずかな期間で、毎日発生する汚染水の処理にも影響が出てくるのは必至だ。
  同日昼、すでに水漏れが確認されている貯水池(2番)から、放射性ストロンチウムなどが残る塩水を移送していた池(1番)の遮水シートの中で濃い塩分を検出。2、3番の池に続き、水漏れしていることが確定的となった。
  東電はこれまで、満水近くなった貯水池の上部から水漏れが起きたと推測。
 水位を8割ほどに抑えれば、貯水池は問題なく使用できると説明してきた。
 しかし、今回の水漏れは水位が半分ほどの場所で起きており、貯水池の水漏れは構造上の欠陥である可能性が高まった。(後略)
                     (4月10日 より抜粋)

.. 2013年04月11日 09:31   No.520009
++ 東京新聞 (社長)…314回       
規制委 危機感薄く
 破綻した汚染水処理 「移送先なし」 「漏れ少ない」
 地下貯水池 容認のまま 海に流出の恐れ
 
  東京電力福島第1原発の地下貯水池で9日、3カ所目の水漏れが確実となり、貯水池は汚染水を長期間貯蔵できるようなものではないことが明白になった。
 放射性セシウムはおおむね除去されているとはいえ、有害な放射性ストロンチウムなどが含まれ、地中に漏れた汚染水が海を汚さないか、地元の不安は強い。
 しかし、監視役の原子力規制委員会の危機感は薄く、貯水池の継続使用を認める考えだ。大丈夫なのか。(後略)
                     (4月10日より抜粋)


.. 2013年04月11日 09:49   No.520010

■--平和維持にも原発いらない
++ 中村亮嗣 (幼稚園生)…1回          

ひとこと: (青森県むつ市)

 以前、伊方原発ニュースの中での記憶で、
「もし戦争になったら、敵はわが国の弱いところの原を狙いますよ。
 もし私が敵の立場であれば、原発を狙いますけどね」
に対して、「私は今後、戦争は起こらないと思います」
とのやり取りがありました。

 我が国の軍備をいくら増強しても、数カ所の原子力施設をいっせいに攻撃されたらどんな防衛戦術をとっても防ぎようがありません。
 例えば「北朝鮮」をいちおう敵国と見立てて、一挙に山の中に隠されている砲台を壊滅させようとしても、つぶすことは不可能であり、逆にわが国でむき出しになっている数カ所の原子力施設をめがけて通常ロケットを使って、いっせいにつぶすことは不可能ではないと思います。
 「窮鼠猫をかむ」のたとえ通り、どんな戦術を用いても、ベトナム戦争を思い出して、あんなちっぽけな国でつぎつぎとヨーロッパ系の軍、そして大国米軍すら引き上げざるを得なかったことを思い出します。
 かつて、天皇は「平和憲法を守り」、とあいさつしました。軍隊のない国が27カ国もあることを知り、軍隊のない国に誇りをもって、平和を世界に広めていかなければならなくなってきたのです。
                 (週刊 新社会第819号[3月26日]より)
.. 2013年04月06日 15:17   No.522001

++ 山崎久隆 (社長)…289回       
基本的能力に欠ける東電の事故対応−又も福島第一原発3号機を
 |  冷却している電源が落ちた
 |  私の提案=こうすれば、ヒバクせずに作業できるやり方・他の提案
 └──── (たんぽぽ舎)

○ 4月5日午後2時半頃、またしても福島第一原発3号機の使用済燃料プールを冷却している電源系統が落ちた。
 3月18日に発生した1、3、4号機の使用済燃料プール冷却システムの停電の衝撃がまだ続く中で、その復旧作業の一貫で起きたという。3号機のプールの温度は15度程度で、保安規定の上限値68度に達するには2週間ほど掛かると
か、停電は5日中に復旧するとしているが、問題はそんなところにあるのではない。
 福島第一原発の破壊は、まず地震により常用電源設備が破壊されたことから始まる。
 非常用ディーゼル発電機や海水冷却ポンプの破壊は津波によるものとしても、それ以外の津波に襲われることがなかった、標高の高い常用電源設備が全滅したことが、決定的な要因だ。
 例えば福島第二原発でも東海第二原発でも、女川原発でも常用電源設備の最低1回線は生き残ったため最悪の事態を回避できた。
 今回のように浸水により設備が破壊される場合、非常用ディーゼル発電機はほぼ機能しないとみて良い。
 もともと非常用ディーゼル発電機であっても海が最終ヒートシンク(熱の捨て場所)である以上、海水冷却ポンプの破壊は発電機そのものがどんなに健全でも、機能を失うことは紛れもない事実だからだ。
 唯一残るのは空冷式発電機であるが、これもメタクラ(高圧分配電盤)が水没すれば同じこと、他に電力を遅れなくなる。
 冷却を維持することと電力供給を維持することはほぼ同義である。その観点から見れば、福島第一はいまもって全くひどい設備だ。
 3号機の冷却装置に電源を送っていた装置に対し、ネズミなどの侵入を防止するために金網を取り付ける際に電源が落ちたという発表があった。まあ何が起きても驚かないが、そもそもまだ多重化されていないことに恐怖を感じる。
○ 電源設備は、仮設であろうと本設であろうと、多重性と強靱性が必要なことくらいは、現場でもわかりきっている。しかしそれが出来ないほどに被曝線量が
高く環境も悪い。それは十分想像が付くから、電源設備の復旧チームはいくつかのチームに分けて行えばいい。
 汚染のない、どこか遠い広い場所で、電源設備のユニット(もちろん完全密封型のメタクラだ)を構築し、現場ではコネクタの接続だけで系統回路を構成できるようにすればいい。これならば現場で困難な作業は必要ない。ましてユニットに金網をかぶせて動物の侵入防止などといった作業をする必要など一切なくなるはずだ。
 電源装置類をコンテナ状態で現場に運び、据え付けるだけならば、ほとんど被曝をしなくても作業が出来るだろう。
 他にも本設として構築すべき他の構造物もたくさんある。
○ 長くなったので項目だけを挙げるならば、「ビニールホース」「ポリプロピレン」で引き回されている冷却パイプをステンレス鋼に交換することや、石を積めた金網で仮設されている防潮堤を、沖合を埋め立てて頑丈な耐波防潮堤を作る
など、とっくにしていなければならない課題が、依然として実施されていない。
 地下水問題も、建屋外部にドレンピットを掘って流入を止める作業は真っ先に取り組むべきことだったが、周辺に今も残る汚染瓦礫が邪魔をしてほとんど何も出来ていない。これらも専属チームを作って、その対応に特化した作業をすべきなのだ。

.. 2013年04月09日 10:16   No.522002
++ 福島老朽原発を考える会 (幼稚園生)…1回       
原発新規制基準の「5年猶予」と大飯原発特別扱いの
 |  撤回を求める緊急署名 地震や津波は待ってはくれない
 |  こちら
 |  一次締め切り:4月10日(水)朝6時
 └──── 本署名の問い合わせ先/署名集約先:
       
みなさまへ <拡散希望!> 緊急署名のお願い

 ご承知のように、原子力規制委員会は、再稼働に便宜を図り、新規制基準で要求する安全設備のうち、時間がかかる設備に5年の猶予を与えようとしています。
 これを、パブコメも無視し、検討チームにもかけずに、委員長私案という独善的なやり方で強引に突破しようとしています。同時に、大飯原発については、新規制基準ができてもすぐには適用せず、定検までの運転を許そうとしています。
 福島原発事故が収束しておらず、汚染水一つとっても非常に深刻な状況にあります。原因究明は東電の妨害行為もあって進んでいません。そんな中で再稼働の準備が、規制当局によって着々と進められるという異常な状況にあります。この動きに待ったをかけるためにも、緊急署名にぜひご協力ください!

<今すぐクリック!>
署名フォーム→→→https://fs222.formasp.jp/k282/form1/
携帯はこちらから→https://pro.form-mailer.jp/fms/2ca3de1841079

第一次締め切り分(10日朝6時まで)は、規制委の会合で5年猶予問題が話し合われる10日に提出します。<10日は、規制委員会の傍聴の後、署名提出、記者会見、抗議行動を行う予定です>

.. 2013年04月09日 10:28   No.522003
++ 槌田 敦 (小学校低学年)…6回       
4/10【たんぽぽ舎学習会・エントロピー入門】(第4回)
 |  「膨張」を「成長」と勘違いする現代経済学(3章)
  
 エントロピー増大という困難を避ける方法とは、物質循環により余分のエントを捨てることで、これによりエント水準は維持される。
 現代は、失業と貧困にあふれている。貧困者は需要から排除され、失業者は供給から排除され、社会の物質循環は壊されている。エント水準は維持されていない。
 自由貿易が諸悪の根源である。自由貿易で売り込めば儲かるという期待だが、売り込まれて損をすることを忘れている。自由貿易の結果の廃業と失業。失業の結果の貧困。そして貧困は世界を砂漠化する。
 2%成長のアベノミックス、まぜこぜ政策への期待。しかし、自由貿易をそのまにして目標達成は無理。問題は、海外からの低価格商品の過剰供給であって、通貨の縮小(デフレ)での物価下落ではない。したがって、金融政策ては解決でき
ない
 売手と買手共に余剰が残る市場原理へ戻す。関税こそ最良の取引税。関税収入による貧困や失業のない豊かな物質循環社会を目指す。これによりエント水準は維持され、豊かな環境が再現できる。
 政権党に騙されることに気づく必要がある。民主党内閣を作って喜んだことが大失敗だった。良い内閣を作ろうと思うな、また裏切られる。悪い政策を潰し、悪い内閣を倒す以上の政治を望むな。

※槌田ゼミPart2 エントロピー入門第4回
 日 時:4月10日(水)19:00から21:00
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 参加費:800円

.. 2013年04月09日 10:38   No.522004
++ 中村泰子 (小学校低学年)…9回       
書評「みんなで学ぶ放射線副読本―科学的・倫理的態度と論理を
 |  理解する」福島大学放射線副読本研究会(監修)
 |  後藤忍(編著)、合同出版、2013年3月、1200円+税
 └──── (たんぽぽ舎・応援する人)

 昨年インターネット上に公開され話題になった福島大学放射線副読本研究会「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本」が装いを新たに単行本となった。
 オールカラーで美しく、用語解説、コラム、補足説明、巻末資料なども行き届いている。何より解説が簡潔で大変わかりやすい。序文にあるように「中学生でも、先生の指導のもとで理解ができる」ことをめざして書かれているからであろう。2012年度から新学習指導要領に従って30年ぶりに中学理科で義務教育として放射線教育が実施されており、そこで教科書おび文科省から配布された放射線副読本(新副読本)が使われている現状に対して、本書はいま本当に学ぶべきことは何かを提示している。
 偏った教育や広報によって国民の公正な判断力が低下することを、本書は「減思力」と表現する。事故前と後の国の旧・新副読本の内容から、学校教育を利用して巧妙に原発推進へと誘導する国の変わらぬ姿勢がうかがえる。私たちは自ら
「減思力」を防ぎ、判断力、批判力を磨く必要があると痛感させられた。
 国の「減思力」政策は原子力教育だけにとどまらない。安倍政権が掲げる「教育再生」とは教育を国策の刷り込みに利用するということであり、原発推進と同様の手法を使っていることがみえてくる。ぜひご一読を。

.. 2013年04月09日 11:01   No.522005
++ 山崎久隆 (社長)…291回       
東京電力・またも「想定外の」漏えい事件
 |  半月以上も気づかないおそまつぶり
 |  地面に素掘りした穴に、産廃処分場で使うような防水シートを
 |  貼っただけの東電のひどさ
 └──── (たんぽぽ舎)

○ 日経新聞によると、地下貯水槽からの漏えいは、少なくても水位低下が起きていた3月10日頃からだった可能性があるという。それを4月5日まで「漏えいを確認できなかった」というのであるが、にわかには信じがたい。貯水槽に水位計を付けているのは、水位の変化で漏えいや侵入を見つけるためであろう。であれば監視装置があるはずで、水位の変化を警報するシステムになっているはずだ。要は「警報が出ても漏えいかどうかは判断できなかった」または「漏えいしていても水の性質上大した問題が無いと誤解していた」かだろう。
 漏えいしたものと同様の簡易防水シートで造った貯水槽は全部で7箇所もある。
この事件を聞いてすぐに東電の膨大な量の資料を見直してみると、確かに3月28日付「滞留水の貯蔵状況」と名付けられた図面にローマ数字の1から7として「地下貯水槽」という表記があるが、示されているのはこれだけで貯蔵量も貯蔵
されている水の性質なども何ら記載が無い。
 細かい数字などが既述されているのは、既にこれまでも問題になって久しい「貯蔵タンク」の容量などである。量が示されているのは主に原発の地下に滞留する水の量や濃縮廃液貯蔵槽などの量だ。漏えいした地下貯水槽はいわば「眼中にない」あつかいである。その理由は、この施設は昨年11月に「汚染水処理の切り札」として新設され、現時点では一部運用している状態だかららしい。

○ 地面に素掘りした穴に、産廃処分場で使うような防水シートを貼っただけ。大量の水は当然ながら産廃処分ではありえない、シートには高い水圧が常時掛かり、頻発する地震により液面が大きく動き、そのたびにシートは水の動きに引きずられてしわだらけになるだろう。数ヶ月程度の「やむなく使う」ような緊急性の高い場合ならばいざ知らず、2年も経って使うような構造ではない。
 マスコミの目が地上に並ぶタンクに向けられている間に、とんでもないしろものが地下に建設されていた。
 いざ漏えいが見つかっても、移送するだけに一週間もかかり、その間漏れっぱなしなのだから始末に負えない。
 それにしても水中ポンプを急遽何十台も使えば、1日程度で移送が出来るだろうに。敷地内の漏れだから、たいしたことが無いといった発想のままであろうことが容易に推察される。
 それだけで福島の人々にとっては耐えがたい苦痛を引き起こすことを、そろそろ真剣に感じて欲しい。

.. 2013年04月10日 06:50   No.522006
++ 斎藤なぎさ (小学校中学年)…10回       
4/5金曜官邸前抗議行動(49回)に参加して
 |  初参加者が多く活気があった
 |  広島、長崎を体験したのになぜ原発があるのか
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 抗議行動への初参加者はおおむね2割と言われているが、今回も様々な参加者がいて活気があった。テント広場から官邸前に向かう時、初参加という青年と一緒になる。所定の場所に着くと隣には初参加の若い女性たち。さらに彼女たちの
仲間が合流。最近見かけなかった常連さんも今日はいる。
 たんぽぽ舎の顧問弁護士・内田雅敏さんも高校の同級生数名と共に参加。いつも自転車で颯爽と抗議する、たんぽぽ舎の野村さんは初めて参加する先輩、吉野山さん(看板業)を案内。観光バスからは多くの乗客がこちらに手を振っている。
ドイツから参加した女性は官邸前で「さよなら原発」とスピーチとコールする。
 官邸前スピーチは、原発の新規制基準対策に5年の猶予期間を設けるとした原
子力規制委員会への批判や、原子力規制庁審議官を更迭された名雪哲夫が山形大教授になった人事に対する批判が相次いだ。たんぽぽ舎の山田さんは、がれきの焼却処理に反対するお母さんたちを富山市長が刑事告訴したことを批判した。ま
た「安倍さんは原子力のイロハが分かっていない」と批判する女性は「広島、長崎を体験したのになぜ原発があるのかと、日本に来た人に尋ねられるが、安倍さんに尋ねてほしい」と訴えた。それを受け吉野山さんは大きく首肯して、広島原
爆ドームの前にたたずむ少年を描いた絵を一層高く掲げた。核と原発は同根である。
 次回、4月12日(第50回)金曜官邸前抗議行動にご参加ください。


.. 2013年04月10日 06:56   No.522007
++ 木村雅英 (小学校低学年)…8回       
地震列島日本に原発はなじまない 活断層だけを警戒していても不十分
 |  基準地震動が小さすぎる 世界の地震の2割以上が日本でおきる
 |  ―島村英紀(地震学者)の学習・討論会から―
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク事務局)

 4月3日(水)の夜、約50人が地震学者島村英紀さんのお話を聞き、日本列島に原発を置くことが如何に危険であるかを知った。その一部を紹介する。(「再稼働阻止全国ネットワーク」主催)

○東北地方太平洋沖地震は海溝型地震

 3.11福島原発事故を起こした地震は海溝型で、4つのプレートがぶつかりあう日本列島周辺は海溝型地震が起こりやすい。海溝型地震は起きる場所も起きるメカニズムもかなり分かってきている。関東大震災の原因となった関東地震、2003
年9月の十勝沖地震が海溝型で、近い将来の発生が指摘されている駿河トラフにおける東海地震、東南海・南海沖の南海トラフ、根室沖の千島海溝などでも発生する。

○内陸直下型地震が大震災を起こす

 1995年の阪神・淡路大震災を生んだ兵庫県南部地震は内陸直下型地震で、メカニズムが多様な上、日本のどこを襲っても不思議ではない。そのうえ直下型ゆえマグニチュードが7程度でも大震災を起こすことがある。

○活断層だけを警戒していても不十分

 大飯、敦賀、東通、…と活断層についての調査がなされているが、活断層が「地震を起こした地震断層が地表に顔を出しているもの」であるから、活断層調査だけでは不十分である。現に、近年に起きた日本の大地震はすべて活断層として政府がマークしていなかったところで起きた。2000年の鳥取県西部地震、2004年の新潟県中越地震、2005年の福岡県西方沖地震、同じく2005年の首都圏を直下型地震として襲った千葉県北西部の地震、2007年の能登半島地震、2008年の岩手
・宮城内陸地震などである。
活断層が再び地震を起こす可能性があり調査することは大事だが、日本には分かっているだけで2000の活断層があり、調査しきれない。また、地滑りでも危険である。

○基準地震動が余りに低すぎる

 原発の設計の基準では、地震動の基準の加速度を想定してきたが、これらの基準加速度をはるかに超える実測値が日本各地で記録されている。たとえば2004年に起きた新潟県中越地震では2516ガル、2008年の岩手・宮城内陸地震では岩手県一関市厳美町祭畤で4022ガルを記録した。また新潟県の柏崎刈羽原発が2007年の中越沖地震で停止してしまったときは、構内にある地震計が記録した加速度は1500ガルにも達していた。
 すなわち、面積ではまわりの海を入れても世界の0.6%しかない日本で、マグニチュード6以上の世界の大地震の2割以上が起きるという日本では、原発はなじまない。数万年以上の管理が求められる原発や核廃棄物を考えれば、日本では原発を動かすべきではない。

.. 2013年04月10日 07:29   No.522008
++ 柳田真 (大学生)…73回       
規制委のお粗末さとテントひろばへの攻撃
 |  福島第一原発汚染水の対応に後手、
 |  それなのにテントひろばへは明け渡しと1100万円攻勢
 |  4月12日(金)テントを守る集会に参加しよう
 └──── (たんぽぽ舎)

1.東京電力福島第一原発の汚染水で東京電力はあいかわらずひどい。地下貯水槽の脆弱な作り、後手後手の対応、スピード感まるでない対応などなど。漁師たち(全漁連)が怒って抗議文を東京電力へ出すのは当たり前だ。
 同時に規制委員会の対応も「苦しい釈明」ばかりで、規制委員会への信頼が大きく揺らいでいる。

 茨城新聞(4月9日号)は次のように報じている。
○「計画や施工段階で入念にチェックすることが望ましいが、(汚染水への)対応が遅れれば、かえってリスクが高まる。バランスの問題だ」8日に東電幹部を呼んで漏洩への対応を指示した後、規制委の更田豊志委員は記者会見で苦しい釈明を強いられた。
○規制委は第一原発を「特定原子力施設」に指定し、検討チームを設けて事故収束や廃炉作業の妥当性を議論しているが、トラブルが多発。停電による燃料プールの冷却停止や汚染水の漏えい問題では、事後に東電に再発防止策の徹底を指示するしかない苦しい規制当局の姿も目立った。「収束作業の危険性を東電が解析し(規制委が)評価するのでは、昔と何も変わらない“規制の虜(とりこ)”だ」。

2.規制委員会・東電がこういうお粗末な実状の中で、つまり、福島第一原発事故は「なんら収束していない」ことが誰の目にも明らかになっている中で、しかし、その福島第一原発事故後の国民の声を届けてきた「経産省前テントひろば」へは、「土地を明け渡せ」と「1100万円請求」の2つの攻撃が経産省から来ている。

3.「経産省前テントひろば」は、この攻勢に対して、4月12日(金)17時から18時に反撃の集会を経産省正門前で開きます。ぜひみんなで参加しよう。
なお、同日は、反原発首都圏連合主催の首相官邸前抗議行動=第50回も開催されます。
たんぽぽ舎は、「テントを守る」集会参加の後、金曜官邸前行動に参加します。

.. 2013年04月10日 12:21   No.522009
++ 木村雅英 (小学校低学年)…9回       
地震列島日本に原発はなじまない 活断層だけを警戒していても不十分
 |  基準地震動が小さすぎる 世界の地震の2割以上が日本でおきる
 |  ―島村英紀(地震学者)の学習・討論会から―
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク事務局)

 4月3日(水)の夜、約50人が地震学者島村英紀さんのお話を聞き、日本列島に原発を置くことが如何に危険であるかを知った。その一部を紹介する。(「再稼働阻止全国ネットワーク」主催)

○東北地方太平洋沖地震は海溝型地震

 3.11福島原発事故を起こした地震は海溝型で、4つのプレートがぶつかりあう日本列島周辺は海溝型地震が起こりやすい。海溝型地震は起きる場所も起きるメカニズムもかなり分かってきている。関東大震災の原因となった関東地震、2003
年9月の十勝沖地震が海溝型で、近い将来の発生が指摘されている駿河トラフにおける東海地震、東南海・南海沖の南海トラフ、根室沖の千島海溝などでも発生する。

○内陸直下型地震が大震災を起こす

 1995年の阪神・淡路大震災を生んだ兵庫県南部地震は内陸直下型地震で、メカニズムが多様な上、日本のどこを襲っても不思議ではない。そのうえ直下型ゆえマグニチュードが7程度でも大震災を起こすことがある。

○活断層だけを警戒していても不十分

 大飯、敦賀、東通、…と活断層についての調査がなされているが、活断層が「地震を起こした地震断層が地表に顔を出しているもの」であるから、活断層調査だけでは不十分である。現に、近年に起きた日本の大地震はすべて活断層として政府がマークしていなかったところで起きた。2000年の鳥取県西部地震、2004年の新潟県中越地震、2005年の福岡県西方沖地震、同じく2005年の首都圏を直下型地震として襲った千葉県北西部の地震、2007年の能登半島地震、2008年の岩手・宮城内陸地震などである。
活断層が再び地震を起こす可能性があり調査することは大事だが、日本には分かっているだけで2000の活断層があり、調査しきれない。また、地滑りでも危険である。

○基準地震動が余りに低すぎる

 原発の設計の基準では、地震動の基準の加速度を想定してきたが、これらの基準加速度をはるかに超える実測値が日本各地で記録されている。たとえば2004年に起きた新潟県中越地震では2516ガル、2008年の岩手・宮城内陸地震では岩手県一関市厳美町祭畤で4022ガルを記録した。また新潟県の柏崎刈羽原発が2007年の中越沖地震で停止してしまったときは、構内にある地震計が記録した加速度は1500ガルにも達していた。
 すなわち、面積ではまわりの海を入れても世界の0.6%しかない日本で、マグニチュード6以上の世界の大地震の2割以上が起きるという日本では、原発はなじまない。数万年以上の管理が求められる原発や核廃棄物を考えれば、日本では原発を動かすべきではない。

.. 2013年04月10日 12:27   No.522010

■--.「無主物の責任」は内部被ばくにも関係
++ 渡辺マリ (幼稚園生)…1回          

   1月28日、前田基行さん(朝日新聞記者)の講演会がありました
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 主題は「無主物の責任」。前田基行記者の個人的見解、という注釈つきですが、この「無主物」という考え方は、内部被ばくにも関係してくるのではないかという
事です。
 (東電の犯罪的体質が原因で拡散された)放射性物質は「無主物」である、ゆえに東電の所有物ではない、従って福島の人たち、そして私たちの身体に取り込まれた放射性物質に東電の責任はない!?
 二本松市のゴルフ倶楽部の訴えに対して東電は、まさにその強弁を主張したわけで、しかしこの除染の問題から内部被ばくにまで考えが及ぶとは…。
 実に興味深いお話でした。
 講演後、懇親会で楽しい時間を過ごしました。
 次回の「2月20日(水)19時より」は『手抜き除染をスクープした青木美希記者』が来て下さいます。もちろん、懇親会あり!です。参加歓迎!

.. 2013年02月01日 09:57   No.491001

++ 合田寅彦 (小学校低学年)…6回       
1月26日(土)「線量計に細工が!」の
 |  文章について、お詫びします
 └──── (茨城)

  [線量計に細工!」の文を投稿して以降、私の文章に対してたくさんの方々から厳しいご批判をいただきました。この文章は、放射線量を毎日のように測定している友人の行為(機器の解体と判断)を傍らにいた私が一人称のかたちで書いたものです。
 機器について無知とはいえ書いた責任は免れません。
 反原発を戦っておられるすべての皆様、私を信用してポンとキーを叩いてしまわれた柳田真さんはじめたんぽぽ舎の皆様、そして地域で共に闘ってる「東海第二原発を廃炉にする石岡市民の会」の友人たちに対して、信頼を失うほどの多大のご迷惑をおかけしてしまいました。
 自分の無知に恥じ入るとともに、この場をお借りして心よりお詫び申し上げます。
 石岡市役所にも近隣自治体や住民から多くの問い合わせがあったようです。市所有の線量計については、解体したと疑わしいものすべてを機器メーカーに出し、その校正費用は投稿した私が自分の責任において支払うことにいたしました。

.. 2013年02月19日 08:51   No.491002
++ 乱鬼龍 (幼稚園生)…4回       
除染除染と除染神話の嘘と罪
 │ 足尾鉱毒時恵権の教訓=毒塚は証言する
 └────(川柳作家)

 私の生まれ育ったところは、群馬県邑楽(おうら)郡というところで、今から百余年前の日本の公害の原点といわれる「足尾鉱毒事件」被害の地元でした。
 1970年、宇井純さんらの「公害言論」、そして、翌71年から鉱毒地一帯を巡る「渡良瀬川公害シンポジウム(第1回は、群馬県館林市で開催)などを通じて学んできた者として、今日の福島県等における「除染」を巡っての問題は、実に憂いべきものがある。
 足尾鉱毒事件では、汚染された土の表土を削って土盛りした山を「毒塚」と呼んだが、今日の福島の現状はまさに「毒塚」の山であり、いくら除染、除染と声高に主張したところで、その「毒」は全く消え去ることはないということは、まったく、自明のことである。

 かつての鉱毒事件ですら、今もその鉱毒は消え去ったわけではないというのに、除染すればなんとかなるとか、帰郷できるなどというキャンペーンをはる等ということは、今まで「原発は安全でクリーン!」という嘘を並べてきた原発推進勢力の嘘と同様に、近い将来、確実に、それが全くの嘘であったということが明らかになる日が、必ずや来るであろう。
 そのときになって「実は除染という考えは、まったく間違いでした」と、誰が、どのような面を下げて言い訳をするのだろうか。その時になってはあまりにも遅い、遅すぎるのだ。
 そんな事も判らない、あるいは判ったうえで「除染利権」という「現生利益」のために、魂までも売り渡してしまったような連中のすべてを許してはおけない。

 もう、3・11から2年も経とうとしている。急がねばならないことを、急いでやらなければならない、と思う(2013年2月21日・記)

.. 2013年02月23日 08:18   No.491003
++ 柳田真 (高校生)…68回       
サクラと環境原発調査は継続します―今年は昨年と一部変わります―
 │  報告集(第10集)は出さずに、代わりにホームページで公表します。
 └──── サクラ調査ネットワーク

【サクラ調査―異変桜見つかる―環境悪化・原発放射能か】は2004年から始まりました。
 今年で10年目になります。全国の原発現地の皆さんの協力で9年余続きました。
それは第1集−9集の調査報告集にまとめられました。2007年の中越沖地震では原発放射能がサクラに大きな打撃を与えたこと、モニタリングポストは全く役に立たず・・であったことなどが事実で実証されました。
 福島原発事故の放射能で、今後ますます動物・植物への悪影響が心配されます。
 そのため、体制は不十分ですが全国調査を継続します。ご協力をどうぞよろしく。
 なお、昨年サクラ調査にご協力いただいた全国41地点の皆さんには、このメールと同じ案内文と共に調査要綱・調査票の三点セットを2月28日郵送で送りました。
                  (たんぽぽ舎)

.. 2013年03月10日 20:04   No.491004
++ 山田昌郎 (幼稚園生)…1回       
全国のサクラ調査協力者の皆様へ

拝啓 早春の候 如何お過ごしでしょうか
私は一昨年からサクラ調査のデータ整理をお手伝いさせていただいております山田昌郎と申します.
 今年は柳田さんが,再稼働阻止全国ネットワークの活動などで超多忙のため,例年実施しておりました小石川植物園での説明会や,調査・報告集(第10集)の発行が困難な見込みとなっております.しかしながら昨年まで9回にわたって実施されたサクラ調査の結果は,貴重なデータとして蓄積されており,今後も粘り強く調査を継続することでさらに意義を増すと予想されます.
つきましては皆様には昨年までと同様に今年もぜひ調査を実施していただき,結果をたんぽぽ舎宛てにお送りください.お送りいただいたデータは,昨年までの結果に追加させていただき,いずれはたんぽぽ舎のホームページ上で公開できればと考えております.(集計した数字を発表)
調査要綱と調査票を同封いたしますので,どうぞよろしくお願いいたします.

敬具
〒101-0061東京都千代田区三崎町2-6-2
           ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎内
               サクラ調査ネットワーク
            tel:03-3238-9035 fax:03-3238-0797
              Eメール:sakura@tanpoposya.net
            サクラ調査データ整理担当ボランティア

.. 2013年03月10日 20:38   No.491005
++ 柳田 真 (課長)…156回       
茨城に続こう!
 │    「再稼働同意は30キロ圏自治体にあり」発言
 └──── (たんぽぽ舎)

茨城県の橋本知事が「良い発言」をしている。私も賛同する。それは、原発再稼働の条件である「地元自治体の同意は30キロ圏内の市町村だ」と述べたことだ。
しかもその根拠ものっている(昨年10月の国のUPZにあり、と)
 格段に優れている.福井県知事は昨年6月の大飯再稼働の時、大飯町と福井県の2つに限定し、すぐ隣の小浜市などの同意要求、大阪・滋賀の要求を断った。放射能被害は飯舘村のように40km−50kmへ及ぶというのに。
 全国の自治体、とくに30キロ圏自治体は、茨城に続こう。どんどん電力会社に要求し、原発再稼働の同意条件を勝ち取ろう。石川県羽咋市での市民の苦闘と成果も学んで、茨城に続こう。

.. 2013年03月10日 21:33   No.491006
++ 武笠紀子 (幼稚園生)…1回       
.「放射能からこどもを守ろう関東ネット」は、こどもの健康調査を
 |  求める署名活動を始めました
 |  千葉県東葛、茨城県南部、埼玉県東部の3つの放射能汚染地区の
 |  お母さんたちのグループ(35団体)
 └──── (松戸市)

 関東地方の放射能ホットスポット(汚染地帯)といわれる、千葉県東葛地域と茨城県南部地域と埼玉県東部地域で、放射能からこどもを守る活動しているお母さんたちのグループ(35団体)が集まって「放射能からこども守る関東ネット」
をつくり、子どもたちの健康調査を求める活動を始めました。
 「原発事故子ども・被災者支援法」は昨年、超党派で議員立法されました。今年始めには、この支援法を推進するため議員連盟も結成され90名を超える議員が加入しています。
 関東ネットでは、この支援法の基本方針について復興庁(環境省・文科省)との交渉や議員へのロビー活動、自治体の市長や議会への陳情・請願を行ってきました。そして、この3月から衆議院議長と参議院議長への請願署名を集め始めました。
 すでに、こどもの健康に心配される事例も出ています。ある市の学校検診データに変化がみつかりました。毎年、全国の小学校・中学校の一年生に心電図検査が実施されます。この心電図検査に、今までにない変化が見られ再検査になる生
徒が急に増えていたのです。市は放射能の影響ではないと主張しますが、その影響ではないとも決められません。
 実は、放射能の影響を心配しているお母さんたちは、個人で子どもの甲状せんエコー検査や血液検査、尿検査等を受けています。しかし、治療ではないため健康保健が使えず全額自己負担です。こどもが複数いたり、定期的に検査を受けた
りすると多額の検査費用が必要になります。所得の低い世帯には負担が大きく、保護者の所得によってこどもの健康が左右される事態が生まれてしまいます。
また、保護者が放射能に無知であったり無関心であったりして、こどもの健康調査に格差ができるのも問題です。放射能汚染地帯に住む全ての子どもたちに必要な健康調査が行われるように、国や自治体に求めていきます。
 千葉県東葛9市はそろって復興庁に「支援法」の地域指定を求める要望書(9市長連名)をもっていきました。また、茨城県・千葉県内のいくつかの議会は、国に地域指定を求める意見を提出しました。
 署名については「放射能からこどもを守る関東ネット」で検索していただくとホームページが出てきます。HPから署名用紙もダウンロードできますので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。またネット署名(こちらは内閣総理大臣宛ての署名)も集めていますのでこちらの方にもご協力よろしくお願いいたします。
 関東ネットは「放射能からこどもを守る全国ネット」にも加入していますが、今後も福島県のお母さんたちや同じように放射能汚染地帯になってしまった東北や関東北部の地域のお母さんたちとも連携した取り組みができるよう活動を進めたいと思っています。


.. 2013年04月01日 14:14   No.491007
++ 富永 (幼稚園生)…1回       
今月23日、福島県民集会での武藤類子さんの閉会の挨拶
 └────(東京・杉並在住)
・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・
 私たちは、これ以上バラバラにされない。
 私たちはこれ以上生きる権利を奪われない。
 私たちはつないだ手を離さない。
 今日は本当に皆さんありがとうございました。
・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・

 集会参加の皆さん。今日は本当にありがとうございました。
 共に過ごした一日はとても意義深いものだったと思います。
 私たちは今、雪のうさぎが山肌からあらわれ始めた美しい吾妻の山の麓にありますが、・・美しい春の訪れを心から喜ぶことができません。見えない、聞こえない。におわない放射能をこの気持ちの良い早春の日々にも忘れることはできないのです。
 事故から二年。いまだに一時間1000万ベクレルの放射能を放出する原子炉。いつ止まるかもわからない燃料プールの冷却装置、これからが心配される子どもたちへの放射能による健康被害。環境アセスもないまま作られようとしている廃棄物小型焼却実験場。振出しに戻ってしまった子ども被災者支援法。進まない正当な賠償。新らたなる放射能安全神話と莫大な復興予算による砂上
の楼閣の様な復興策の数々。
 さらなる困難の中で私たちの疲れはピークに達しています、しかし、この2年、生き延びるために、暮らしを立て直すために、つながりを取り戻すために、人々による必死の努力がありました。その一人一人の切なる努力が命と未来のために、つながり、結実していくことを願わずにはいられません。
 立場や考え方の違いが攻撃や対立に向かうのではなく、それぞれの気持ちを聞きあい、苦悩を分かち合いながら、共に冷静な目でこれからの道をみつけてきましょう。
 私たちは見極めなければなりません。命をないがしろにするもの、生きる尊厳をうばうもの、私たちを引き裂くものは、何なのか、時に自分自身にそれを問うことを恐れずに、ひるまず、まっすぐ向かっていきましょう。原発は入らない!放射能からあらゆる命を守ろうと、声を上げ続けていきましょう。
 東北は長く中央から虐げられた歴史がありましたが、一方で厳しくも豊かな自然に育まれた自由さが、人々の心に息づいていると私は思っています。疲れたときは休みながら、今のこの困難から、たくさんのことを学んでいきましょう。
 そして今日、皆さんと一緒に忘れずに心に留めておきたいことがあります。
 私たちは、これ以上バラバラにされない。
 私たちはこれ以上生きる権利を奪われない。
 私たちはつないだ手を離さない。
 今日は本当に皆さんありがとうございました。


.. 2013年04月02日 13:02   No.491008
++ 冨塚元夫 (小学校高学年)…27回       
多数の福島の子供に甲状腺がんが見つかったことをなかったことのように扱う記事
 |  環境省の甲状腺検査の記事について−読むにたえない内容、大事なデータ無視
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 3月30日付けの朝日新聞と東京新聞に、環境省が福島県以外の3市で行った甲状腺検査結果の記事があります。3市とは長崎市、甲府市、弘前市ですが、福島県では小さなしこりやのう胞が見つかった割合が41.2%に対し、長崎市では42.5%、甲府市では69.4%、弘前市では57.6%だった。同等か福島のほうがやや低いというもの。
 朝日新聞の見出しは、「子ども甲状腺調査『福島と大差なし』、3県、環境省結論」です。この記事では、この間問題になっている、多数の福島の子供に甲状腺がんが見つかったことをなかったことのように扱っています。
 なぜこのようにおかしな記事になったか、明らかです。甲状腺検査では、小さなしこりやのう胞(A2判定)よりも大きなしこりやのう胞(B判定)と再検査(精密検査)が問題です。
 福島県の23年度の調査結果ではB判定が186人でそのうち85人に細胞診断が行われ、10人が癌と判断されました(うち3人は手術終了)。
 福島県の24年度の調査結果では548人がB判定ですが、細胞診断の結果は発表されていません。この発表が待たれています。
 3月30日の記事ではこのような大事なデータと問題の所在が無視されており、読むに堪えない内容です。


.. 2013年04月02日 14:34   No.491009
++ 山崎久隆 (社長)…290回       
福島第一原発事故による低線量被曝について
 |  生物への放射能の影響を調べる研究者たち
 |  東洋経済・岡田記者の貴重な報告記事
 └──── (たんぽぽ舎)

 東洋経済が、たいへん重要な報道をしている。
   こちら
 これは東洋経済岡田広行記者の貴重な記事が掲載されているURLである。

○ リード部を紹介する。

 『福島市や全村民が避難を余儀なくされている福島県飯舘村など、福島第一原原子力発電所からの放射性物質で汚染された地域で、動物や植物に異常が多く見られることが研究者による調査で明らかになった。
 3月30日に東京大学内で開催された「原発災害と生物・人・地域社会」(主催:飯舘村放射能エコロジー研究会)で、東大や琉球大学などの研究者が、ほ乳類や鳥類、昆虫、植物から見つかった異常について報告した。
 原発事故による生物への影響についての研究報告は国内でもきわめて少ないうえ、4人もの研究者が一般市民向けに報告したケースはおそらく初めてだ。』

 この記事では、原著論文の掲載場所をURLで紹介している。つまり、記事の元になった報告論文のひとつを直接読みに行けるのだ。
 それは「ヤマトシジミにおける福島原発事故の生物学的影響」(檜山 充樹、野原 千代、金城 聖良、平良 渉、大瀧 丈二(琉球大学理学部 海洋自然科学科)儀間 真一、棚原 朗(琉球大学 機器分析支援センター)である。
 下記のネイチャージャパンのURLで読むことが出来る。なお、この論文は英文であり、日本語訳は琉球大学の大瀧丈二准教授(琉球大学理学部生物系)「大瀧研究室」のサイトにある。
ネイチャージャパンのサイト
こちら
日本語訳
こちら

○ 他にもシンポでは、青森と福島のニホンザルを比較した、日本獣医生命科学大学の羽山伸一教授による「福島県の野生二ホンザルにおける放射性セシウムの被ばく状況と健康影響」と題した講演では、白血球や赤血球の減少、特に白血球の大きな減少が見られた。
 「本日の講演内容がにわかに人間の健康への研究に役に立つかはわからない。
ただし、現在の福島市内のサルの被曝状況は、チェルノブイリの子どもたちとほぼ同じ水準。チェルノブイリの子どもたちに見られる現象がニホンザルにも起こったことが明らかにできればと考えている」と語っている。
○ このシンポを詳細に紹介した新聞はなかった。他にも取り上げたメディアはあるかもしれないが、東洋経済ほどちゃんと取り上げた記事は多分、ないだろう。
 そもそも、このような生態系への放射能の影響を調査研究する人々を紹介するメディアも少ない。本当のことを知りたくない、知られたくない。もう復興に向かっているのだから「寝た子を起こすな」。今の主要メディアの記者に、こんな
心理が働いているとすれば、恐ろしいことだ。
 この記事を書いた岡田記者を応援しよう。

.. 2013年04月09日 10:54   No.491010

■--わかりやすい放射能の話
++ 矢嶋理恵 (幼稚園生)…3回          

4/4講座「わかりやすい放射能の話・2.ICRP解説を中心として」
 |  講師:原田裕史さん
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 先の講座「わかりやすい放射能の話」(2/28)では、放射線の被害評価をしている機関のお話がありました。
評価が厳しい順にECRR→BEIR→ICRP→WHO→UNSCEAR→IAEAとなっており、よく聞くIAEAは原発推進に立った緩い基準となっています。
 この中で、ICRP(国際放射線防護委員会)は放射線防護の国際的な勧告を出しており、日本の法律の基礎ともなっています。非常に使いでがあるということでした。
 ICRPの基準は原則として人工放射線に関するもので、正当化、最適化、予防原則、アララの原則を含んでいます。
・正当化=不当な被ばくはNG、医療被曝と今回の被ばくは全く違う。
・最適化=害より益のほうが大きくあるべき。
・予防原則=実際の被害が出たら負け。
・アララの原則=合理的に達成可能な限り、被ばく量は低く。
 これらの原則を含んだICRPの勧告から改めて放射能の基準値を考え、いまの日本の実態と重ね合わせて、放射能の基準値について考え直すきっかけとなればと思います。

講師の原田さんはとてもわかりやすくお話ししてくださいます。
ぜひ聞きに来てください。
 また、お話の間に質問があれば遠慮なく手を挙げて聞いてください。
活発な議論の中に新しい発見があると考えています。
どうぞお気軽にご参加くださいませ。

わかりやすい放射能の話 その2「ICRP徹底解析 なぜICRPにこだわるか」
日 時:4月4日(木)18:30開場 19:00より
お 話:原田裕史さん(たんぽぽ舎)
場 所:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円

.. 2013年04月02日 14:42   No.518001

++ 山崎久隆 (社長)…287回       
アレバ社製MOXが仏から輸送間近
 |  世界に危険をまき散らす日本の原発
 └──── (たんぽぽ舎)

 NHKなどが一斉に「MOX燃料がフランスから日本へ」と報じている。関西電力高浜原発3号機の取替用MOX燃料(ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料)である。
3月5日にはMOX燃料を製造しているアレバ社が、3月21日には関西電力が高浜3号のMOX燃料輸送を、それぞれプレス発表した。
 もっとも、グリーンピースは既に3月上旬に、フランスからの詳細なレポートを送っている。アレバ社からシェルブール港へのトレーラによる輸送準備に、テロ対策訓練など、フランスでは3月から輸送準備作業が行われていた。これを受
けて日本では「何処の電力会社のMOXか」と話題になっていた。しかしこの段階では関電もどこもMOXの輸送を認めようとはしなかった。
 シェルブール港で積み込まれるMOX燃料は、高浜原発3号機の取替用の燃料だが、この燃料はもともと2011年に運ばれる計画だった。福島原発震災の影響で輸送計画は凍結された。事故対応に手一杯で、輸送の警備などに対応できないとの政府の意向が働いたとされている。であれば、いまだって十二分に手一杯ではないのか。いつからMOX輸送の対応が出来る余裕が生じたのだろう。福島にとっては二重に、蔑ろにされた気分である。

安全基準さえ出来ないままに

 MOX燃料輸送は単純に比較をしても、ウラン燃料輸送よりも遙かに危険度が大きい。輸送を含む原子力防災指針や核燃料サイクルを含む原子力安全基準は、つい最近「案」が出来た段階であり、それをパブリックコメントにかけたら何千
もの意見が集まる結果となった。その審議さえもしない(出来ない)状態であり、これに対しても多くの批判が集まっている。
 原子力規制庁は7月までに基準を作ることにしているが、めどは立っていない。
それにもかかわらず核燃料輸送の中でも最大級に危険なMOXの海上輸送をすること自体が、事故を教訓とせず、国際社会を裏切る行為である。このうえ輸送中の事故が発生し沿岸国に被害が及べば、もはや日本は世界から非難されるだけでは済まず、賠償請求や制裁発動にもつながるであろう。そのようなリスクを冒す価値がMOX輸送のどこにあるというのか。
 高浜原発は再稼働の見通しもない。安全基準が決まっていない現状では、動かす法的根拠さえないからだ。関電が「MOX装荷時期は未定」とするのは当然なのだが、使う宛てすら無いMOX燃料を使用済燃料プールに置いておくだけで、原発の事故リスクは高くなる。無意味に高くなる。
 使用済燃料プールの危険性は、福島第一原発の事故で明らかになった「新しい問題」である。それまでは認識されたことがなかった。何しろ「全電源喪失」「水素爆発」「域内高線量」「大津波警報により作業不能」などは一切想定外なのだから当然である。この場合、燃料プールにある燃料の属性だけがリスクの「基礎的大きさ」を決める。それに掛け合わされる「変数」は電源喪失などの事故のシナリオである。つまりMOX燃料があるだけで、その分確実にリスクは高くなる。


.. 2013年04月03日 10:04   No.518002
++ 山崎久隆 (社長)…288回       
「関電経営破綻」はどうなった

 MOX燃料の製造コストは、一般のウラン燃料の数倍から十数倍程度に達する。(ウラン燃料価格の高低差が大きいのでこういう表現になる)
 それが分かっていながら、「プルサーマルは国際的にプルトニウムをため込まないとした国際公約を守るために行う」と言われていた。すなわち「国策」である。
 国策のために電力会社の経営を過度に圧迫してきたわけだから、ここにきて関電などプルサーマルを続ける電力会社の大幅な赤字計上には、このプルサーマル計画が大きな影を落としているのは間違いない事実だ。
 であれば関電などは「経営が苦しい中でのプルサーマル計画続行は理屈に合わない」として、中止しなければならない。しかし電力会社から、そんな言葉は一向に出てこない。いったいどうしたわけだろう。
 もちろん、造ってしまったMOX燃料は「使わなければ無駄」になるだけだ。
しかし使うために運ぶ費用だって莫大なものであり、少しでも節約すべき時に、なんで緊急性の全くないこのようなことをしているのか、説明する責任がある。
 謎を解くためには、関電などの経営が本当に「逼迫」しているのかを検証する必要があろう。実際には巨額の内部留保などで、当面問題は生じない可能性がある。そうでなければ、こんな無駄金を投じられないだろう。莫大な赤字で経営破
綻するなどは、これだけでウソだと言わざるを得ない。従って値上げ申請も全て却下すべきである。

.. 2013年04月03日 10:33   No.518003
++ 冨塚元夫 (小学校高学年)…28回       
地球温暖化の真実第3回スペースたんぽぽ学習会
 |  『原発温排水が日本海表面を温めるメカニズム』
 |  CO2より桁違いに温室効果の大きいH2O!
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

日 時:4月17日(水)19.00より (開場18:30)
講 師:平松健男さん−平松技術アドバイザー事務所代表
場 所:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円

 講師は、第2回学習会以降に、色々と検討した結果、原発の温排水が少ないエネルギにも関わらず、日本海の表面温度を異常に上昇させていることを突き止めるとともに、その理由を解明することができました。
 従って、第3回は、この新たな事実を中心とし、温室効果に関する物理的な意味についても、学習いたします。
 原発の温排水は、海の表面に注がれ、高温のため比重が軽く、上下の攪拌がされにくいことになります。
 一方、太陽光の場合は、光は10m以上の深さまで浸透し、エネルギーは深さ方向に満遍なく行き渡ることになります。
 そのため、原発温排水の場合は、少量のエネルギーで海面温度を上昇させることができますが、太陽光の場合は、海面温度を同程度に上昇させるには、多量(温排水の10倍程度)のエネルギが必要となります。
 従って、原発の温排水は、日本海の表面温度を効率よく上昇させることができます。つまり、温暖化を促進することになります。
 第3回は、以上のほかに、温室効果ガスについて、物理的に分かり易い説明があります。是非ご参加ください。

.. 2013年04月03日 10:46   No.518004
++ 金子 (小学校中学年)…14回       
多彩で多様な人々が「原発いらないの思い」でつながる空間=官邸前
 |  日立市から、横浜から、杉並から、八王子から、川崎から、
 |  佐倉市から、国立から、仕事帰りの30代男性から
 └──── (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)

私たちは、ここに集まり抗議の声を上げ続ける。3月29日官邸前抗議行動にて

 桜の花弁がちらほら舞う官邸前までの坂は、抗議行動が始まる18時には下まで人で埋まり、警官が「前に詰めて下さい」と声をからす。
 この日も様々な人達が抗議に訪れている。
 日立市からこられた70代女性は、「3.11前は、倫理的に原発は許せないと思っていたが、今は被曝の恐ろしさを肌身に感じる、断水の中、若いお母さんが水を求め並んだ事で、多くの被曝をした事が、悲しく悔しい、また、茨城は、農業、漁業に大きなダメージを受けているのに、谷間に落ち込んだように語られていない」と話された。
 横浜の60代女性は、「ここには、30回位来ています。2011年5月に孫が生まれました、この孫の事が心配、放射能がどんな影響を及ぼすか分からないのに、国はきちんと測定しようとしないし、基準値にも納得できない。孫の為、ここに来て声を上げずにはいられない」。
 杉並からいらした40代男性は、「5月から来ています。3.11前は、原発については、なんか危ないとは分かっていたけど何もしていなかった、その事が今は悔やまれる、これからも声を上げてゆきたい」。
 八王子から1ヶ月に一度位来ている学生の方は、「3.11前は、JCOの事故の事も知らなかった。ここに来る様になって、原発以外にもいろいろな問題の有る事を知った。自分は、美術系の学校なので、表現の自由に関わるACTAにいま関心
がある。この問題も自分に関わることとして考えてゆきたい」。
 川崎からインターネットを見て初めて来て見たという男性は、「チェルノブイリを見て、原発のリスクは知っていた。3.11以後小出さんの本を読んだりして、改めてその危険性を再認識した。今日初めて来て、思ったより人数が少ない事が意外だった」。
 千葉県佐倉市からご夫婦でいらした77才男性は、「今日で4回目位、3.11前は、安全神話を完全に信じ、新時代のエネルギー、アトムに代表される夢のエネルギーと信じていた、だが、廃棄物の問題、廃炉の問題、答えの出ていないことばか
り、誰かこの事に答えて欲しい」。
 仕事帰りの30代男性「今日は、様子を見に来た。原発の危険性は、3.11前からチェルノブイリを見て知っていた。原発は、抗議によるというより、経済構造が変わらないと無くならないと思う。こうやって声を上げる事が無意味とは言わな
いが、実際に変えてゆくのは、経済構造の変革だと思う」。
 国立からいらした女性は「3.11前、テレビもない生活で、正直、原発の存在を意識した事もなかった。3.11以後、身近な人の中に、原発に長い間反対し行動していた人達がいるのを知って、自分もいろいろ勉強した。放射能は、臭いも色も無く、影響の確定も難しい、この毒を振りまいた者にとってこれ以上都合の良い毒物はない」と、話して下さった。
 何時もながら、この場は多種多様の人が、原発いらないという思いで繋がる空間だ。

☆第49回金曜首相官邸前抗議行動は、4月5日(金)18:00から20:00
 たんぽぽ舎もいつものように参加します。

.. 2013年04月05日 08:25   No.518005
++ 奥内知子 (幼稚園生)…1回       
川内博史前衆議院議員が語る、「東電ビデオ、真っ黒事件」
 |  4/1たんぽぽ舎にて 主催:再稼働阻止全国ネットワーク
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 冒頭、現在「原発ビジネス」チームは総力を挙げてこのまま国民を騙し続けようとしているという話だった。そして私たちはもう騙され続けてはならず、それには自分達で真実を探しだし、掴みとり、そこで得た情報を周りの人々に知らせていかなければならない、そういった情報の公開、そこで生まれる議論こそが民主主義の根幹であるということだった。最近、私は「民主主義」がとても気になる。

 川内氏は3月13日、昨年来からの計画であった東電福島第一原発の視察に入った。その様子を東電はビデオに収める約束だった。ビデオが正常に映っているのを確認してから建屋に入ったにもかかわらず、視察後「ビデオは真っ黒でした」
と告げられる。仕方なく3月28日、5ミリシーベルト/hという高線量の中、氏は再び視察に入る。ビデオ撮影は成功。
 2度にわたる東電視察、そしてこれまでの東電や政府に対する徹底的な追及の結果、氏は福島原発過酷事故の原因は東電が主張する「津波」による全電源喪失だけではなく、津波到達以前の「地震の衝撃」による配管の損傷によるものが大きいと主張した。

 事故の本当の原因を結論づけるためには、今後更に詳しいデーターを集めてこの「地震原因説」を確立しなければならないのだと解った。今回の講演会ではとても貴重な情報が得られた。配布された資料(A4判32頁)も力強いものばかり。
元気が出た講演会でした。

.. 2013年04月05日 08:33   No.518006
++ 工藤わかめ (小学校低学年)…7回       
わかめが自信をもってお勧めします!
 |  必読の書「日本人はどんな大地震を経験してきたのか」
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

「日本人はどんな大地震を経験してきたのか」―地震考古学入門
 寒川旭著 平凡社新書 800円

 「地震といかにつきあっていくか。これは日本に暮らすすべての人の課題です。
『日本書紀』の昔やそれ以前からの地震を知ること、貞観地震と東日本大震災と結びつける知識を得ることは、未来に起こるであろう災害に備える力を私たちやその子どもたちが得ることに他なりません。」
 いかに凄まじい経験を私たちの祖先がしてきたか、そして生き抜いてきたか。この本には過去日本人が経験してきた地震の歴史がわかりやすく書かれています。
歴史上の出来事が書かれているので、文系の人でも読みやすいです。

 第1章 地震はどうして起きるのか
 第2章 地震によるさまざまな災害
 第3章 繰り返す海溝型巨大地震
 第4章 活断層地震に襲われた人々
 終 章 地震の過去・現在・未来

 関連して、「地震考古学」(中公新書)寒川旭著、「歴史の中の大地動乱」
(岩波新書)保立道久著もお勧めします。

☆たんぽぽ舎では、毎月一回「地震がよくわかる会」(研究会)を開催しています。
 1995年の阪神大震災以来、つづいています。生越忠さん(地質学者)、島村英紀さん(地震学者)の助言を受けています。新参加者歓迎です。
 お問い合わせは、たんぽぽ舎へ。

.. 2013年04月05日 09:05   No.518007
++ さとみ (幼稚園生)…1回       
官邸まえ抗議行動を映像で追い続けて1年、
│   UPLAN(ユープラン)さんのメッセージに共感し、その活動に感謝。
└─── (たんぽぽ舎ボランティア)

「3・11」後、福島の姿と、数え切れないほどの市民活動を撮り続けている人がいる。たんぽぽ舎開催の学習会でも時々お世話になっているユープランさん。
彼が、官邸前抗議行動から一年の節目に書いたメッセージを紹介したいと思う。
(3月29日の官邸前抗議の映像とメッセージ全文はYoutubeサイトで見ることができます  こちら

○<2013年3月29日 警察官のみなさまへ UPLAN>

官邸前抗議行動を開始してから1年目の今日まで、多くの報道人が現場の映像をネットで全世界の人びとに配信してきました.これらの記録はアーカイブとして残り、10年後、20年後の人びとの眼にも触れることになります.私自身はジャー
ナリストではなく歴史?に係わる研究をしてきた人間なので、自分の映像を歴史資料として後世の歴史研究者のために残したいと考えています.戦時中の日本人が、カミカゼが吹いて神国日本がアメリカに勝つと信じていたことを今の私たちが理解できないように、未来の研究者は、なぜ2013年の時点で日本人がこのような状態で原発を廃絶せずにいるのか、その愚かな選択の理由が恐らく全く理解できずにいるでしょうから、そのことを考えるための材料として私の映像資料を未来に提供したいと願っています.

警察官の皆さんのお子たち、あるいはお孫さんたちもその映像で、アップでとらえた皆さまがたの制服姿を発見するかもしれません.お父さんは、おじいちゃんはあの時あそこで何をしていたの?と問われて、胸を張って答えることができるでしょうか?

今日の集会では郡山に住む女性から、同じ町内に住む24歳の女性が急逝し、また3ヶ月の白血病闘病ののち中学生のこどもが亡くなったという報告がありました.これがこの1年の結果です.

官邸前で福島の母たちやその支援者たちは「普通の暮らしをさせて下さい」「家族を奪わないでください」そして「こどもを殺さないでください」とあたりまえのことを訴えているに過ぎません.「たすけて」と泣く幼児と「子どもを殺さないで」と叫ぶ母がいたとき、その母子を取り締まり、手助けしようとする人々を逮捕するのが誇り高くあるべきあなたがた警察官なのでしょうか.身を楯にして加害者を守ることは警察官の仕事なのでしょうか?
(中略)
上官の命令だったと言い逃れることは、あなたがたには許されないのです.どうかあなたがたご自身の人生を大切に、仕事を誇れるような生きざまを選んでください.そうするべきなのです.なぜならあなたがた一人ひとりも父として子としてまた夫として、愛するひとにとっての大切な存在であるからです.-----
このメッセージを紹介すると同時に自らも振り返って、重みが増していく年月を想い、ときに反省し、まだ闘いが続くという事、でもあきらめてはいけないという事をあらためて心に刻んだ一日だった。

.. 2013年04月05日 09:38   No.518008
++ 金子 (小学校中学年)…15回       
未だ変わらぬ東電の体質に怒りの叫びが止まらない−3/22デモ報告
 └──── とめよう原発! 神奈川・東電デモ実行委員会 金子やよい

 3月18日19時頃、福島第一原発で、燃料プール等重要施設九つが一斉に停止した、その後の発表で、トラックの上に仮設置されていた配電盤にネズミが接触、ショートし電源ダウン、29時間もかかってやっと全ての設備を動かす事ができたなどとは、どれほど危機感なくこの2年を過ごして来たかがよくわかる。加えて、呆れ果てた事に、この事故を「事象」などと言いまたもや国民をけむに巻こうとする。
 東電の隠蔽・責任転嫁体質は、全く変わっていない。この日のリレートーク・デモコールでは、この東電の体質を厳しく追及し、道行く人々に訴えた。
 第18弾デモの参加者は高校生を含む31人。初参加の女性が力強いスピーチとコールでデモを盛り上げてくれた。

 次回、第19弾デモは4月26日(金)
 桜木町駅前広場:リレートーク 18時 デモ出発 19時 (約1時間)
            お問い合わせ  09065403771 まで

.. 2013年04月05日 09:48   No.518009
++ 木村雅英 (小学校低学年)…7回       
4/1開催、前衆議院議員・川内博史さんの講演会から
 └────( 再稼働阻止全国ネットワーク)

フクイチ1号機の非常用復水器(IC)に損傷があったのではないか?
フクイチ1号機の爆発は5階でなく4階ではないか?
東電も関電も真実を伝えない!

 「再稼働阻止全国ネットワーク」が4月1日(月)夜にスペースたんぽぽで開催した講演会に記者を含め50人以上が参た。川内博史さんが「脱原発に向けて真実を語る」と題して、フクイチ視察の生々しい報告をして東電・関電の体質を糾弾した。
 「事実をしっかり知る」ために3月13日と28日の2回も5mSvを超える放射能を浴びながらフクイチ1号炉を視察した川内さんは、13日のビデオ撮影をした東電社員に写っていることをモニターなどで何度も確認してあったのに結果が真っ暗であったこととともに、爆発は発表された5階でなく4階で起こった可能性大であり、B系の水位が東電発表(85%)と異なって100%
であったことなどから、フクイチ1号機の非常用復水器(IC)は地震で配管損傷があった疑いが一層強くなったと驚きの報告。
 また、入手した保安院や電力会社の資料を参照しながら、東電が事故直後の警報記録などを印字できなかったことに関して、アラームタイパーの補助記憶が無いのは、全国の発電所で福島第一発電のみであり、電子的記録が残っていないのは不可解であることを明らかにした。
 さらに、関西電力の昨年夏前の電力需給見通しでは、水力発電供給力を約1割小さく評価して電力不足を強調していた、電力需要予測で3.11後の「国民」の節電への意識変化を盛り込まないで過大評価していた、従って本当は昨年7月に大飯を再稼働しなくても電気は足りた、原発が無くても電力は足りていると断言できると語った。
 32ページに及ぶ資料を参照しながら、ホワイトボードに図を描きながら、熱く語った川内博史さんの講演は再稼働阻止全国ネットワークのHPから観られます。是非ご覧願います。
 こちら
なお、4月5日(金)夜10時から、ニコニコ動画とUstreamで、福島第一原発1号原子炉建屋撮影ビデオを川内博史さんの解説付きで放送されます。
東電以外の第三者が撮影した唯一の原子炉建屋の内部映像に注目しましょう。

.. 2013年04月06日 15:05   No.518010

■--官邸デモ1年 声上げ続ける
++ 東京新聞 (社長)…301回          

 「3・11前に戻さない」

 毎週金曜日の夜に、首相官邸前で脱原発を訴える抗議行動が始まって1年。手書きのプラカードを手にする子どもの姿もあった。
 29日夜で2年目に突入した東京・永田町の抗議活動。この日、初めて参加した人たちも少なくなく、国会議事堂前辺りまで長い人の列ができた。春休みで子どもと一緒に地方から参加した人もいた。「震災や東京電力福島第一原発事故が起きた3・11以前の日本に戻させない」「あきらめない人はたくさんいる」。決意を胸に再稼働や原発反対を訴えた。(中略)
 この日の参加者は主催者発表で6千人。前の週に比べ2倍の人が参加した。
 抗議活動は、原発事故後、最初の原発再稼働となる関西電力大飯原発の再稼働に反対し、市民グループ「首都圏反原発連合」が短文投稿サイト・ツイッターな
どで呼び掛け、1年前に始まった。以来、毎週、抗議活動が続けられている。
 大飯原発の再稼働が決まった昨年6月16日以降、参加者が急増。同7月29日の国会大包囲には主催者発表で約20万人(警察発表1万2千5百人)が国会周辺を埋め尽くした。その後、徐々に参加者が減ったが、政権交代を機に増えてきているという。                   (3/30より抜粋)
.. 2013年04月02日 14:54   No.519001

++ 東京新聞 (社長)…302回       
原子力学会 「安全性 慢心あった」 原発事故で中間報告

 原子力の研究者やメーカー技術者でつくる日本原子力学会は27日、東京電力福島第一原発事故に関する中間報告書を公表した。(中略)
 アンケート調査では「原発の安全性に対する慢心や技術に関する過信があった」などと反省の弁が並んだ。(中略)
 「チェルノブイリ原発事故などから教訓を学ぶ姿勢が希薄で、海外の事故は別世界の出来事のように取り扱われた」「原発の安全性に問題があると思われては困るとの理由で、安全にかかわる研究を歓迎しない雰囲気が電力会社にあった」などの指摘が出た。
 学会が抱えていた問題点として、「安全性への言及は自己の足元を崩すような認識があった」「原発反対派が指摘する問題点を科学的に議論する姿勢に欠けていた」などの回答が寄せられた。(後略)     (3/27より抜粋)

.. 2013年04月02日 14:59   No.519002
++ 東京新聞 (社長)…303回       
九電、公聴会8割動員 05年佐賀 原子力大綱策定で

 国の原子力利用の基本方針となる原子力政策大綱策定に向け、原子力委員会が2005年8月に佐賀市で公聴会を開いた際、150人に動員を掛けていたことが28日、九電への取材で分かった。参加者の8割に当たる。発言者21人のうち11人が九電社員(うち1人はOB)だった。
 11年6月には玄海原発(佐賀県玄海町)再稼働をめぐる県民説明番組で「やらせメール」が発覚しており、地元の意見形成をゆがめる手法があらためて浮き彫りになった。九電は「真摯に反省している。企業活動の透明化、組織風土の改善、再発防止に全社で取り組む」と謝罪している(後略)。 

(註) やらせメール問題:九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働に向け、九電が2011年6月国主催の説明番組に賛成意見を投稿するよう子会社などに呼び掛けていたことが発覚した。九電第三者委員会は番組直前の古川康・佐賀県知事による九電幹部への発言が問題の発端と認定。12年春、当時の九電社長、会長が辞任した。また国内初のプルサーマル導入をめぐる05年の佐賀県主催の公開討論会でも、九電が動員や原発推進の「仕込み質問」をしたことが判明した。
         (3/28より抜粋)

.. 2013年04月02日 15:11   No.519003
++ 東京新聞 (社長)…304回       
浪江・小高原発の計画撤回 福島第一事故後では初 東北電発表

 東北電力は27日、浪江・小高原発(福島県浪江町、南相馬市)の新設計画を撤回すると発表した。予定地が東京電力福島第一原発事故後に警戒区域となったことに加え、地元の理解を得られず、建設は不可能と判断したとみられる。
 原発新設計画の撤回は、他の電力事業者を含め、原発事故後初めて。東北電としては2003年に地元の反対などを理由に断念した巻原発(新潟県)に次いで2例目となる。
 浪江・小高原発は出力82万5000キロワットで、予定地は浪江町と南相馬市小高区の計約150ヘクタール。用地は東日本大震災の津波で浸水し、原発事故後に全域が警戒区域となった。(中略)
 東北電は、震災後に運転停止が続く女川原発1〜3号機(宮城県女川町、石巻市)を16年度以降、東通原発1号機(青森県東通村)を15年7月に再稼働させる計画。(後略)

(註) 浪江・小高原発:東北電力が福島県浪江町と南相馬市小高区にまたがって建設を予定していた原発。青森県の東通原発2号機の増設とともに、東北電が長年、実現を目指してきた。1968年に計画を公表し、用地取得に着手。沸騰水型軽
水炉(BWR)で、出力は82万5000キロワットとする予定だった。計画地は東京電力福島第1原発から北へ約10キロの地点。        (3/28より抜粋)

.. 2013年04月02日 15:18   No.519004
++ 東京新聞 (社長)…305回       
福島事故を調査 専門家と検討会 原子力規制委設置

 東京電力福島第一原発の事故を調べるため、原子力規制委員会は27日、規制委と外部専門家らによる検討会を設置した。1号機の非常用冷却装置が地震で壊れたかなど、専門家によって見解が異なる問題を中心に調査する。
 政府、国会、民間など各事故調が原因を調べたが、被ばくなどの問題で現場を見ることができないなど、調査は不十分に終わった。
 事故調ごとに結論が食い違う部分もあり、規制委は検討会で調べることにした。
              (3/27より)

.. 2013年04月02日 15:24   No.519005
++ 東京新聞 (社長)…306回       
原発160キロ内の火山影響調査 火砕流の恐れで廃炉も 規制委チーム

 原子力規制委員会の専門家チームは28日、火山活動がどう原発に影響するか電力会社に調査を求める方針を決めた。半径160キロ以内に火山がある原発が対象で、火砕流や溶岩流で被害を受ける可能性があれば、原発は運転できなくなる。(中略)
 このうち、火砕流と溶岩流が原発に到達する可能性が否定できなければ、対策の取りようがないため、「立地不適」となり、原発は廃炉を迫られることになる。
 また「立地不適」にならないケースでは、噴火の兆候がないか監視することを求め、噴火した場合に火山灰や土石流などで原発が受ける影響を検討する。(中略)
 従来の国の指針では火山の影響評価は義務づけられていなかった。関東以北や九州の原発の周囲には活火山が多く、国内に50基ある原発の大半が調査を迫られることになる。(3/29より抜粋)

.. 2013年04月03日 12:06   No.519006
++ 東京新聞 (社長)…307回       
◆「原因天災ではない」 東電が福島事故最終報告

 東京電力は29日、福島第一原発の事故を「原因を天災と片付けてはならず、防ぐべき事故を防げなかった」と総括し、原子力部門の改革に向けた報告書をまとめた。柏崎刈羽原発の再稼働に向けた布石にする方針だが、改革をチェックする外部識者の「原子力改革監視委員会」は、事故公表の遅さなど依然として甘い認識を問題視しており、今後も監視を続ける。
 事故の総括では、事故の背景として、原発の危険性を明らかにして対策をとると、訴訟を起こされたり、コストが増えるといったマイナス面ばかり懸念し、安全への認識が甘かったと指摘。2001年の米中枢同時テロ後に米国が原発に命じた対策など海外事例を生かしていれば震災の影響を緩和できた可能性があったが、東電は「重要性に気付かなかった」という。
 昨年6月の社内報告書では、同社の取り組みを「できる限りのことは尽くしていた」と評価したが、今回の報告書は「自己弁護に終始した」と非を認めた。対策として、社内外、国内外の約20人で原子力部門から独立した「原子力安全監視室」をつくり、原子力部門を常に監視する態勢をつくるなどする。
 (3/30)


.. 2013年04月03日 12:27   No.519007
++ 朝日新聞 (大学院生)…109回       
教えて! 電気料金 ピーク時の節電、制度次第?

電力をたくさん使うピーク時の対策が大切だと指摘されています。
・「電力会社と(企業などの)大口利用者の契約では、夏のピーク時にどんなに電力を使っても、決められた価格で発電することになっている。だから、企業の節電が進まず、電力会社はあり余る発電能力を抱えてきた」
どれだけの発電能力が余っていたのでしょう?
・「日本の発電量の3分の1を占めていた原発が止まっても、電力は足りている。
節電や火力発電が増強されたことを考えても、2割くらいは余っていたのではないか。原発が止まった今は、ピーク時に発電の余力がなくなり、需給が逼迫することが問題だ」(後略) (3/27より抜粋)

.. 2013年04月03日 12:32   No.519008
++ 東京新聞 (社長)…308回       
長引く避難 福島の犠牲者 対象全員が原発関連死

 東日本大震災から1年以上経過した後で震災関連死した福島県の35人は、全員が原発避難者であることが29日、復興庁の調査で分かった。先行きの見えない長期の避難生活での死だった。自殺者も1人いた。報告書の中で、医療関係者は「天災と人災では影響の尾の引き方が違う」とし、人災の側面が強い原発事故で人々がストレスなどにさいなまれる特異性を指摘した。
 震災や事故後の避難中などに亡くなった震災関連死の認定数は、宮城、岩手、福島の被災三県で2554人で、半数以上の1337人を福島が占める。
 本紙の調べでは福島の震災関連死者のうち、少なくとも789人は原発避難者だった(いずれも3月10日までの集計)。-後略- (3/30より抜粋)

.. 2013年04月05日 08:39   No.519009
++ 東京新聞 (社長)…309回       
生活必需品 値上げの春

 食料など生活に欠かせない商品の価格が、4月から幅広く値上がりする。
大幅な金融緩和を目指す安倍政権の経済運営方針で円安が進み、原油など多くの製品の原材料の輸入価格が上がっているため。しかし、働く人々の賃上げは追いついておらず、当面は物価上昇だけが負担としのしかかる。-後略-
(3/30より抜粋)


.. 2013年04月05日 08:53   No.519010

■--テントからの緊急のお知らせ
++ テント (幼稚園生)…1回          

.【テントからの緊急のお知らせ】
| テント撤去の動きに反対。原発こそ撤去せよ
 └────  
◆3・22(金) 大抗議集会 17時より(1時間ー1時間半) テントひろば

 今回の仮処分決定によって、国によるテント撤去への動きが具体的に始まった。
そのことに対して強い抗議の意志を表すとともに、これからの闘い、なすべきことの提起、呼びかけをしたいと思います。
 テントは、福島原発事故の責任を問い、脱原発を望む全ての人々の意志の表現です。今、テントを支えるこの意志を目に見える形で示していくことが必要とな
っています。
    是非、ご参集下さい。

◆ 今回の仮処分決定について            20130314(淵上記)
3月14日朝7時30分頃、ものものしい警戒態勢(執行官、経産省の警備、公安、制服警官など総勢50名ほど)のもと、テントに仮処分決定の公示書を東京地裁執
行官らが持ってきた。テント側の「本人がいないのだから受け取れない」という対応に対して、執行官側は、対象になっている両名には、同文書を自宅に郵送するということ、文書を手渡すのではなく公示するのだということ。予め経産省(?)が用意した大仰な台をテント正面の真ん中付近に据えて公示書の掲示を行った。
今、記念すべき公示書が立派に立っている。この公示書によれば、これを損壊したら、刑罰に処せられるとも書いてある.

※ なお、内容についての詳細は、長文のため、後日別途配信します。
.. 2013年03月18日 11:10   No.512001

++ M/O (大学生)…90回       
テント日誌 3/13日
| 経産省前テントひろば 550日目 日を重ねることの速さに驚きながら
└────
原発保持方針が復興作業を妨げた.テントへ米国の放射能の現状報告届く

 ○3月9日・10日・11日・12日と『3・11』の2周年を迎えての集会や行動が各地であった。3月9日には明治公園での集会とデモがあった。東京では3月10日は日比谷野外音楽堂での集会から霞ヶ関一帯や国会に向けたデモが途
中から寒さを増した中で行われていた。3月11日にはテント前ひろばのキャンドルナイト、東電前行動などがあった。3月12日には国会正門前の集会があった。
久々に行動に参加した人も多かったと思われる。それぞれにいろいろの感想を持ったと思われるが、私は東日本大震災から早二年となること、その時間の速さには驚くばかりだった。復興はなかなか進まず、まして原発事故は収束の見通しも
立ってはいない。メディアは特集記事を組んでいた。それなりに胸に迫る記事もあったが、復興のビジョンとか構想は遠のいていくだけのようにも思えた。多分、その一つに原発事故《原発震災》があることが考えられる。今度の東日本大震災
がこれまでの震災や自然災害と大きく違うのはやはり原発事故がそこに介在していることである。そして、政府や官僚、あるいは電力業界が原発再稼働→原発保持にあることが復興作業の妨げになっているのではないか。これは機会あるごとに指摘してきたことだが、これが見えないところで復興作業を遅らせているのだと思う。既得権益にしがみつく面々との奥深いところでの闘いが続いているのである。
 ○この間、テント前ひろばは「福島月間」を提起してきたが、あらためて思うことが私たちにも福島の現状がどうなっているのかあまり分かっていないのではいうことだ。被曝と闘う人たちのことが何よりも優先課題と誰もがいうけれど、それが具体的にどうあるのかこちらからは見えていないところがあるのではないか。それだけ福島の現状が困難なところにあるという事だと思うが、私はそこのところで自己に向けた問いに答の出ぬまま状態である。テントに泊りながら朝まで話し込だが実感したのもそのことだ。メディアの報道にはヒントになることもあるが教えられることもあるが、私たちは福島の現状に対して独自のアンテナを延す作業を続けるべきであろう。この間の「福島月間」の提起をこの期間後も継続すべきと思う。3月23日(土)、24日(日)に福島で開かれる集会にテント前ひろばはバスで出掛ける。福島の現状を知り、学ぶということは強調し過ぎることのないことでありこれを胸に刻んで今後も何らかの形で「福島月間」のようなものを継続して欲しい。

.. 2013年03月18日 12:00   No.512002
++ M/O (大学生)…91回       
 ○テントにはいろいろものが送られてくる。果物やお菓子と食べ物から暖房器具まであり感謝している。なかなかお礼を申し上げる機会もないのが残念だ。また、手紙類もテントには届いている。アメリカでのピース・ウォークに参加した
女性からアメリカでの放射能汚染の現状についての報告が届いていた。アメリカの中部地方のウラン採掘場での放射能汚染の現状、それを全米に訴えている原住民の活動などだが、飛行機の待ち時間に書いたとあった。アメリカでも政府筋や
権力側はこうした情報を隠して表に出ることを防いでいるとあったがいずこも同じであると思った。中部地方の荒れ地に追い込められていた原住民の居住地がウラン採掘場の近くにあり、そこでの放射能汚染が放置されたままであり、政府は
その危険性を原住民に伝えてはいない。多くの国民も知らされていない。3月11日にアメリカ政府の原子力規制委員会(NRC)がメリーランドに建設予定の原発の建設許可申請を却下したというニュースをネットで知っていたので驚きだ
った。原発の被害や放射能汚染を隠したがるのは政府や権力に共通することなのだろうが、調査し知ることの大事さを実感する。テントも送られてくる情報などもなるべく伝えたいが情報を寄せてくれることをお願いしたい。(M/O)
 追記 裁判所が3月14日の早朝に経産省前テントの譲渡を禁ずる仮処分の通
告にきたとある。今後の動きを注目していて欲しい。

.. 2013年03月18日 12:06   No.512003
++ 淵上太郎 (小学校低学年)…5回       
3月14日仮処分公示について (声明書に変えて)
 |       (経産省前テントひろば)
 └────

 もとよりこのテントの存在は、国・経産省の原発推進に対する抗議の意志表明そのものであり、原発問題に関する国民的討議の場として「使用させよ」と正式に要求してきたものであって、また不許可に対しての再審査の申請中でもあります。

 その相手先(国・経産省)が、裁判所に一方的に仮処分を申請し、それを裁判所が認めたわけですが、片方の当事者である私たちには事実上秘密(敢えてお知らせには及ばないということかも知れませんが)にして事態が進行したということです。

  国は2月18日に仮処分の申請(申立)を行いましたが、そんなことはテントは全く知らないでいたのです。どのような仮処分が何時、誰によって出されたかについては、当人たちが敢えて公表しないかぎり第3者或いは係争相手が知るよしもない、という ことになっているらしいです。

 その申請に対して3月6日に東京地裁の決定が出され、執行官によって14日に公示されたということです。
 国・経産省は、テントが経産省の管轄にある敷地に立てられていることに対して「不法占拠である」 と言っていますが、私たちは全くそのようには思ってはいません。

 なぜなら、福島の原発事故は史上まれに見る大事故でであったのですが、何よりもこのことに関する責任を問い、抗議をするということでテントが立てられたのです。のみならず、この事故の深刻さ、被害の甚大さからみて原発について根本的な議論を国民的に行うことが極めて重要であることから、その国民的討議の場として「経産省が管理する国有地の一角を使用したい」という申請をしていました。もちろん法的にこの土地が国有地であることは承知しておりましたが、この福島の大事故の重要性・緊急性からみて、またわが国の民主主義の実現という意味からしても、経産省前テントはどうしても必要なものであると判断したのでした。

 もちろん、かような私たちの見解や意見は、全ての人々を納得させるものであると申し上げるつもりはありません。右翼の方もおりますし、法律大好き(それ以外は嫌い)という方もおられますし、これほど極端ではなくとも「国法に違反するのはいかがか」と問う方もおられることは承知しておりま す。

 けれども改めて、福島第一原発の事故の深厚さを思い浮かべて頂きたいと思うのです。

.. 2013年03月21日 09:43   No.512004
++ 淵上太郎 (小学校低学年)…6回       
 原発立地の多くの人々は、国の政策で安全であると言うならやむを得ない、過疎と財政難に悩まされている地方自治体としては少々の危険の疑いには目をつぶろうということで、原発を容認してきたのです。国・経産省、電力事業者そして原子力村と言われる人々は挙げて「原発は安全である」ということを唱和してきたのです。しかし安全ではなかった訳で、その事実上の虚偽につて、またその
後も続く隠蔽体質や無責任さについて、国民の多くは不信を持ち、怒りを爆発させつつあるのです。国が嘘をつくという事態はまさに異常な事態と言うべきでしょう。

 つまり国や電力事業者が一蓮托生で自らの利益のために圧倒的に大きな力をもって有無を言わせず原発を強行推進してきたということです。国民一人一人のは分断されつつ、あまりに無力でした。

 しかし福島第一の事故を契機に人々は声を挙げ行動すること、そして原発問題で連携して進むべきことを学んできたのです。

 その大きな流れの中に「経産省前テントひろば」はあるのです。原発事故、それも容易に収束しが たい事故を目の当たりにして、このテントは脱原発の1つの象徴ですが、同時に脱原発から生まれ、霞ヶ関に根っこをはやしつつある緊急避難的な民主主義の実践の場でもあります。人々はテントに集まりいろいろと発言をし行動の拠点として利用し、人々の交歓の場となっています。民主主義は代議制議会への投票行動だけでよいはずはないのです。

 まるで反省をしないかに見える国や経産省はこのようなテントを抱え込んでしまい、自らの政治的・ 道義的責任を棚にあげて、テントの排除だけを願っているようです。そのための「明渡請求訴訟」であり、そのための今回の仮処分です。
仮処分では「債務者に上記物件の使用を許した」とありますが、 明渡請求訴訟がどのように展開して、裁判所がどのような結論を出すのかは、今後の問題です。手早く進行するかも知れないし、意外と悠長な進行になるかも知れません。

 いずれにしても、こうした動きを受けて、堂々と闘いたいと思います。この闘いは脱原発と民主主義をかけた、全国・全世界ののあらゆる人々の闘いだと確信できるものです。
 共に闘いましょう!

  2013年3月15日(金曜日)

経産省前テントひろば  淵 上 太 郎


.. 2013年03月21日 09:50   No.512005
++ 淵上太郎 (小学校低学年)…7回       
仮処分に対する「記者会見」と「集会」のお知らせ
 |               経産省前テントひろば
 └────
【テントひろばからのお知らせ】

仮処分に対する「記者会見」と「集会」のお知らせ

 福島原発事故後2年余り経ちましたが、フクイチは未だ収束していません、そればかりか毎日貯まる400トンの汚染水を太平洋に放出しようとしています。また、多くの人々がふるさとも生活も仕事も奪われてしまい、15万人以上の人が避難し、十分な賠償もされず、今も高線量の中での生活を余儀なくされ、さらに多くの労働者に除染や廃炉のための被曝労働を強いています。
誰が事故の責任をとったでしょうか? 安倍政権は、半世紀以上も原発を推進してきた自民党政権の責任をとらずに、新安全基準(新稼働推進基準)を原子力規制委員会に作成させ、この夏から多くの原発の再稼働を企んでいます。

経産省テントひろばを開設して1年半、このような状況の中で、福島をはじめ脱原発を訴える全国のさらに世界の人々が訪れる文字通りの脱原発ひろばに危機が来ました。債権者として「国」がテントひろばに「占有移転禁止仮処分」を訴え、東京地裁がこれを認め、3月14日にテントひろばに仮処分を通告してきたのです。次に土地の明け渡し請求訴訟を準備していると思われます。

そこで、私たちは顧問弁護士の出席をお願いして、次の様に緊急の記者会見と集会を開催します。
メディア関係の皆さまには両方への取材および報道をお願いしたく、全国のテントの支援者の皆さまには集会への参加をお願いしたく、ご案内申し上げます。
 
経産省前テントひろば
 
○ 記者会見 
日時 2013年3月21日(木)13時〜14時
場所 経産省テントひろば前(雨天等の場合はテント内)
〒100−0013 東京都千代田区霞が関1−3−1
出席者 淵上太郎、正清太一、原発いらない福島の女たちから、弁護士、他
問合せ 経産省前テントひろば(070−6473−1947)
淵上太郎(090−3919−0604)

○ 抗議集会
日時 2013年3月22日(金)17時〜18時半
場所 経産省テントひろば前
出席者 淵上太郎、正清太一、原発いらない福島の女たちから、弁護士、他著名


問合せ 経産省前テントひろば(070−6473−1947)
(090−3919−0604)


.. 2013年03月21日 10:03   No.512006
++ Toku-san (小学校高学年)…29回       
テント日誌3/24日(日)経産省前テントひろば561日目
 |  〜桜が満開となったこの日、日比谷野音では「原発被災者と
 |  支援者の集い」が行われ、テントへは有難く無い訪問者が〜
 

 この日の東京は、花曇り。前日までとは違い少し肌寒く感じるくらいの陽気である。天気予報では、夜には一部で雨が降るという。先週の金曜日の夜に規制庁の抗議へ行った際に赤坂一丁目〜六本木一丁目に続く桜並木は、満開を迎えており、多くの人達が、写真を撮影していたが、満開の桜の見ごろも今日までのようだ。

 14時からの「原発被災者と支援者の集い」のデモに間に合うように新橋へ向かっていると、テントのスタッフのTさんから連絡が入った。右翼団体の街宣車がテントへやって来て、拡声器を使って、テントへ罵声を浴びせて行ったという事だった。日比谷野音に行く前にテントに寄って確認したところ、以前テントに来た事がある全国組織の右翼団体の街宣車が7台くらいテントへやってきて、内2台が歩道に乗り上げ、テントの前まで車をつけたということだった。完全に道交法違反。それだけでなく、たいへん危険な行為である。警察は断固同じ様な行為を許さないで欲しい。

 デモの出発時間が迫って来たので、テントにいらした方に後をお願いし、トラメガとジャンべ(アフリカの太鼓)を持って、日比谷野音に向かった。途中、集会に参加されて、テントへ向かう方とすれ違ったのだが、デモは中止になって、
代わりに参加者との質疑応答が行われる事になったという事だった。デモに不慣れな方達が多いと思って、盛り上げるために準備してきたので、ちょっと残念。野音の中に入ると、ちょうど、集会は休憩中だったが、参加者の方は、会場の前半分くらいにいらっしゃる程度、わざわざ福島から被災者の方が大型バスが2台でいらしたにも関わらず、東京側で参加した支援者の数が少ないのは非常に残念である。
 休憩が終わってからも福島からいらした様々な立場から被災者の方達の話が続いた。「まだ、事故が終息していない中、安易に戻そうという政府の対応は無責任だ。政治家が住めばいい。」「保証金をもらって酒を飲んだり、パチンコばかりしていると言うが、仮設に引きこもって鬱になるくらいなら、酒を飲んだり、パチンコをしたりした方がいい。」

.. 2013年04月01日 21:51   No.512007
++ Toku-san (中学生)…30回       
 原発事故により、被害を受け、生活の糧、生きがいを奪われた方の切実な声である。集会が終わり、野音で一緒になったAさんと一緒に野音の裏に停めてあった福島の方達が乗ったバスをお見送りした。わざわざ東京まで訴えにいらして、集会後どこにも寄らず、バスでトンボ帰りである。見送りの人数はその場にいた数人程度しかいなかったが、もっと多くの人数で見送り、勇気づけてあげたかった。6月に原発被災者の方が参加される集会とデモが開催されるという事なので、テントとして、全面的にバックアップ出来ればと思う。

 見送りを済ませ、西幸門から外に出て、日比谷公園を後にテントの方へ向かおうとしたところ、テントと反対側の東電方面から、デモ隊のシュプレヒコールが聞こえて来た。よく見ると、内幸町の交差点の先に日章旗をたくさん掲げたデモ隊の姿が見えた。そう言えば、この日は、日比谷公園をゴールとした右系の「日教組」を批判するデモが予定されていた。急いで、テントへ戻ると、テントのスタッフの方にも状況が伝わっていて、テントの外に出していたパイプ椅子を片付けられていた。本当に歓迎出来ないお客さんが多い一日だ。テントに来ていないスタッフの方に状況を連絡し、デモ後に集会が行われている日比谷公園の中幸門まで引き返してみた。集会は、その場で解散したようで、まとまってテントへ来る可能性は低そうだったので、テントへ戻ると、デモに参加たと思われるテントによく来る男性が来て、いつもの通りトラメガを使って罵声を浴びせ、帰って行ったという事だった。その後、暫く警戒体制をひいていたが、テントへ嫌がらせに訪れる可能性が少なかくなったので、宿泊当番の準備をするために一度帰宅する事にした。日比谷野音で開催されるに参加した後、当番まで時間があるので、
千鳥ヶ淵の通り抜けに行ってみようと思っていたが、残念ながら、行けなくなってしまった。泊まり番の時に時間を作って、外務省前の桜並木と日比谷公園の桜を見に行こうと思う。

.. 2013年04月01日 21:57   No.512008
++ M/O (大学生)…92回       
テント日誌3月27日(水)−経産省前テントひろば564日目
 |  金曜官邸前抗議行動のあとに、夜桜をみる会ひらく
 |  3月福島月間を終えて−今、私たちは「時の風化」との闘いに
 |  原発事故は「収束」していない−収束させたい人がいるのみだ、
 |  原発事故を過去のことにしたい力に抗して持久戦を
 

○ 桜が一気に開花し、心の準備も整わないうちに花見かよ、と思っていたが、一転して寒い日が続く。まだ、散らずにある外務省前の桜を見ながら、そんなことをぼやいていたら、週末まで桜は持つからいいのだとKさんが笑顔で言った。
金曜日の官邸前抗議行動のあとに、日比谷公園あたりで花見をやろうということらしい。この行動は午後の8時くらいまでだからその後の夜桜見物というところか。 官邸前抗議行動の後にどこかで一杯というかわりに今回は桜の下でやればよい。誰が提唱したのか楽しみだ。そういえば『夜桜お七』という演歌もある。
美空ひばりの歌かと思っていたのだが、坂本冬実の歌だがお七と言う言葉がそれを連想させたらしい。車屋さんという彼女の歌の文句がそれを誘ったのか。それはどうでもいいがこの歌は女性の自己主張を歌ったものとあるから今の状況と無縁ではあるまい。誰か花見の席で歌ってみてもらいたい。

○ テント前ひろばが提起していた「福島月間」は3月23日(土)・24日(日)の福島での集会参加で終わった。多くの課題を残したという思いが強い。テントに泊まりながら結構議論もした。これを反芻しながら、今後のことを考えて行きたい
が、やはり、私たちは今、「時の風化」との闘いを強いられているのだという実感がする。『3・11』から2周年と言ったってたかが2年じゃないか、という思いがする一方で2年というのが速いスピードで物事を忘却させもする。これには現在が次々に生起する事件で、我々が物事を考えている間にもう次のことがやってきているという状態があるからだ。どんなに大きな事柄や事件もそれを対象化し得ないうちに、ということは身体化し内化しえないうちに次のことを考えることを要求されているのだ。歴史的な時間の流れがこんな風にあるから、じっくり物事を対象化して行くことが難しいのだ。でも、他方で、社会や世界はそんなに変わってはいないということを思い起こすこともある。

○ 古い歴史のことが昨今のことのように思うこともあるのだ。ちっとも変わってはいないという感慨をもたらすのだ。歴史的な時間の流れを速くしている、そのように思わせているのは多分に在のジャーナリズムの働きがあるのかもしれないが、我々は時にじっくりと考え、こうした時間の流れに抗することも必要である。事件などにこだわりしつこく考え続けることは大事なのだ。世間の動きからは孤立する、新しい動きについていけないで、どうしてこんなことにこだわるのかという心境にさせられるかもしれないが、時の動きに抗して頑固に考え続ける必要がある。それが、ある意味で歴史につながって行く道でもあるのだ。一見すると、孤立しているようにみえても、それが全体につながっているのである。
ジャーナリズムの作り出す時の流れという空虚に抗して自分の流れとして時間を形成すること、それが「時の風化」に抗する道だし、その時に世界は変わった光景に見えるかもしれない。でもそれこそが、自分にとつてだけではなく、他者にとっても真なる世界なのだ。今はそうして世界を自己のうちに生成することが困難な時代であるにしても。

.. 2013年04月03日 09:23   No.512009
++ M/O (大学生)…93回       
○ 『3・11』から2周年というがこの2年間に多くの物事が突き出され私たちに対象的になることを突き付けた。それは対象的になること、考えを及ぼすことが難しいことを現出させたことである。考えて見れば「原発事故が収束」していないことはその象徴であるといえよう。この事実や現実から実に多くのことが突き出されている。それは原発のことから、日本の社会のことなどである。ある新聞で「原発事故は収束したのではなく、収束させたい人がいるのだ」と書いてあったが本当にそうだと思う。これは原発事故を考えたくないということであり、突き出されていることに目を覆いたいということだろう。「時」は人間の傷をいやし、包摂していく作用もある。時の流れには人間の救いとなるところもある。
そこに依存するのが日本的な自然思想のである。それにはいい所でもあるが怖い所でもある。これが権力的な力としてでてくることに私たちは警戒し、時に抗わなければならない。そこが大事なのだ。その意味では「福島月間」として提起さ
れたことは終ったのではなく、続けられるべきことである。

○ 毎週金曜日の官邸前抗議行動について新聞は参加者が減ってきていると報じている。参加の人は増えたり減ったりするだろう。それはたいしたことではない。
そんなことはちょっとした契機でいくらでも変わる。「時の風化」が参加者たちにもたらす、孤立感的な心境が問題なのだ。原発問題を過去のことにしたい、なるべく現在の問題から遠ざけたいと言う有形無形の力がここに働いているのである。権力というのは日本的な自然思想も含めて包括的にあるのであり、それに意志的に抗することは無意識的なものも含めてやってくる孤立感と抗うことだ。それがなかなか難しいことだ。自己の内に内ザ化したものしか、孤立感と闘えないが、それはまた、孤独な自己問答しか支えられない。参加者の一人ひとりがこれを深めることで、それでこそ他者とつながっている局面に脱原発の闘いは入ったのである。持久戦というのはそんなことだ。

.. 2013年04月03日 09:36   No.512010

■--凛美ニッポン
++ 島田守康 (中学生)…31回          

先月の産経新聞に、中国・内モンゴル自治区出身の静岡大学教授・楊海英氏(48歳)が北京市内の古本屋で見つけた地図の話が載っていました。中国でもっとも権威ある国営の「地図出版社」が公刊した『世界地図集』という豪華本に、「尖閣諸島(表記では魚釣島・尖閣群島)」が日本領土であることを示すものであることを紹介しています。

発行年は1958年(昭和33年)で、台湾まで「中華人民共和国」にすり替えられているわけですが、しかし、海洋の境界線は台湾と与那国島の中間に引かれ、だれがどう見ても、「尖閣諸島」がわが国の領土であることは明々白々です。しかも、中国が主張し続けている「釣魚島」の表現はどこにも見当たらないのです。

こうした厳然たる事実をひた隠すために、中国政府は今、過去の地図の回収運動を強力に押し進めて、大規模な「焚書坑儒」を実行しているわけですが、ウソで塗り固めた化けの皮は、いずれ引き剥がされる運命にあります。

昨年の10月、中国の楊潔篪・外相は、恥知らずにも国連の場で「日本が尖閣諸島を盗んだ」と強弁しましたが、それに反論した玄葉光一郎・外相が公表したものと、今回楊海英・静岡大学教授が公開した地図は全く同じもので、発行年は楊教授のほうが外務省が所持するものより2年ほど早いものです。

昨年の10月には、中国西安の公園に設置されている阿倍仲麻呂の石碑が何者かにペンキで汚される事件が起きました。こうした破廉恥な「文化破壊活動」が頻発しても、中国政府はテンとして恥じていません。「厚顔無恥に付けるクスリ無し」の状態ですが、因果の「苦い良薬」は必ず飲まされるに違いありません。

(^-^)M・S
.. 2013年03月17日 09:24   No.511001

++ 島田守康 (中学生)…32回       
読者のお一人から、先月、石原莞爾将軍に関する本が出ていることを知らされました。書名は山本又著 『二・二六事件 蹶起将校 最後の手記』(文藝春秋社、定価1500円+税)です。

山本 又(また)とは、昭和11年(1936年)の2・26事件で決起した青年将校(少尉)の一人で、20代〜30代が多かった中、彼は最年長の42歳。実際には東京・府中の中学体育教師だったので民間人でしたが、「首謀者」の磯部浅一(あさいち、31歳)・元陸軍主計官と同志的関係を結び、当日に決起したわけです。

事件収束(逮捕)直前の2月29日、彼は一人山王ホテルを抜け出し、暗殺した重臣らを供養するため日蓮宗の総本山・身延山に逃避し、3月4日に自首して裁判を受けるわけですが、その途次、安藤輝三・大尉から「2・26日本革命史を書き残してくれ」と頼まれ、獄中で手記を綴るのでした。手記は収監直後の3月から、昭和15年(1940年)の「紀元2600年」の特赦によって禁固10年から5年で釈放されるまで約5年ほど続きました。

それが5年ほど前に遺族の物置から発見され、今年、原文と共に現代語訳された形で77年ぶりに日の目を見たというわけです。2・26事件の関係記録はほとんど出し尽くしているので、これが新資料発掘の「最後」と言うわけです。

さて、今回の手記で注目すべき事実が語られています。それは何と、陸軍大臣官邸を占拠した彼らは、殺人リストNO2の「見当たり次第、殺害すべき者」の軍人筆頭に石原莞爾大佐を挙げ、続いて根本 博中佐、武藤 章中佐、片倉 衷(ただし)少佐、(鉛筆書きで辻 政信大尉)の5名を指名していたことです。まさに、山本 又少尉は、その殺害任務を負っていたわけで、このうち片倉 衷少佐が磯部浅一によって頭をピストルで撃たれて重傷を負ったことは、よく知られています。

事件当日(26日午前)、石原莞爾大佐(参謀本部作戦課長、47歳)がやってきた場面は、こう記されています。

「陸相官邸の表門で、村中、磯部、竹嶌、山本は頑張って特定人物が到着するのを待っていた。
 歩哨線の前に、マントを着て悠々と闊歩してくる一人の将校がいた。私が手を挙げて歩哨線で止めさせた。その将校もまた手を挙げた。私が近づいて誰何(すいか)した。
『どなたでしょうか』
『石原大佐』とマントの将校は答える。
私は思った。うん、これが石原大佐か。見当たり次第、殺害すべき人物だ。石原大佐が言う。
『このままではみっともない。君らの言うことを聞く』
大佐はまだ原隊よりの補給も、陸軍大臣の告示のことも知らないのか。しかも大佐は陸軍部内で第一の知能大戦略家である。法華経の信仰も極めて深い。私は考えた。この人を殺すべきではない。君たちの言うことを聞く、と言う。よし、この人もまた味方としよう。
陸相官邸に大佐を案内した。」

「表門に来る途中、竹嶌中尉が石原大佐を見て、厳粛な敬礼をした。大佐は満洲事変の時、中佐参謀として大いなる活動をされた人であった。竹嶌中尉もまたそこに従軍したので、よく知っていた。二人で邸内に案内した。村中、磯部、香田と会う。石原大佐が言った。『負けた』。大佐もまた国家革新を主張する大重鎮であり、大先覚者である。ただし、我らとその信念で異なるところがある。大佐は玄関の白雪が鮮血に染まっているのに驚いて訊いた。
『誰をやったんだ、誰をやったんだ』
山本が『片倉少佐』と答えると、驚いて黙ってしまった。」

そして、この山本 又少尉が、軍の指揮官・安藤輝三大尉(31歳)に伝達に行った時のことが記されています。

.. 2013年03月18日 12:25   No.511002
++ 島田守康 (中学生)…33回       
「『石原さんが来ましたか』と大尉が言う。
『来ました』と私が答えると、大尉がこう語った。
『石原さんが来たので、陸相官邸には行ってはいけないと言うと、大佐は自分の首をたたいて、“これか?”とうなづき、一笑して立ち去りました』
石原大佐は「見当たり次第、殺害すべき人」だ。自分の首をたたいたというのは、これを察知していたのだ。しかも悠々と単独で陸相官邸に来たのだ。常人ではとてもできまい。大佐は『知』の人であるとともに、『胆』の人でもあるのか。維新の道の上では、敵側の人ではあるが、殺すには忍びなかったと私が言うと、安藤大尉もまた、『それは良かったです』と答えた。」

次第に形勢逆転の様子(2月28日午前)が、憲兵司令部でのやり取りから読み取れます。

「満井中佐と石原大佐に面会を申し込んだ。やがて石原大佐が来た。
『大佐殿は法華経へのご信心がまことに深いと承ります。ありがたいことであります。つきましては、今朝からしきりと大勅渙発と討伐の情報二つが飛んでいます。どっちが本当なのですか。どうか大勅渙発の奏請に努力なさって下さい。大佐殿は、このことについて非常に努力なさっておられると承ります』
と私が言うと、石原大佐は、
『いや微力で、錦旗に手向かえば、討伐する』
と多くは語らず、早々に立ち去ってしまった。形勢は読めた。」

2月28日午後、討伐が明白となった後の警備司令部での様子は、次のように描かれています。

「石原大佐、満井中佐は扉の外にいた。
磯部が言った。
『大勅案はと゜うなりました。討伐するんですか』
満井中佐は泣きながら、こう言った。
『後は良くする、後は良くなる』
石原大佐もまた泣いていた。
磯部は討伐が決定したと判断したものの、態度は揺るがず、平常と変わりなかった。
石原大佐は言った。
『磯部は偉いやつだ』
簡単なやり取りをして辞去した。」

実際の討伐命令は28日の午前5時過ぎに発令されたことが今日知られていますが、山本少尉は他の箇所で、「幕僚の多くが討伐を云々しているのを、石原大佐が大いに鎮撫したと聞いた。本当の討伐ではないのだ」と書いており、事実、29日、「皇軍相撃つことなく解決しましたので、結局、兵を原隊に帰すことに一決し、それから兵を全部外に出して整列叉銃(さじゅう)し、当時、石原莞爾の代理と称する参謀中佐が来ましたので、その方に全部処置を一任することになり、将校も一同屋外に出ました」(供述調書)と、事件の収束まで石原大佐が関わっていたことを明かしています。


.. 2013年03月18日 12:40   No.511003
++ 島田守康 (中学生)…34回       
この収拾案については、解説を書いた保阪正康氏は、橋本欣五郎大佐が石原大佐に面談を求め、大赦を条件に反乱軍を降伏させる「維新政府詔書案」を提示し、石原大佐も賛同し、行動したものの、結局、首班の首相を誰にするかで折り合いがつかなかったことを紹介しています。

保阪氏の解説で、もう一つ明らかとなったのは、この山本 又少尉は、田中智学の「国柱会」の入信者であったことです。噂では聞いていた石原大佐との初対面が事件当日であったということ、それに安藤輝三大尉も法華信者だったことを考え併せると、「生か死か」の極限状況で目に見えぬ「法護」があったとしか言いようがありません。

それと同時に、それは石原将軍の「清冽な人格と温かさ」の人間性の賜物、との評価もあります。今は故人となってしまった会員の方の一文を下記に掲げます。故人からの転載許可を得ていないので、あえて匿名とさせて頂きますが、もう一人の歩哨少尉の貴重な懐古談です。

なお、出所後、敗戦を迎えた山本少尉は、ひとり山小屋にこもり、昭和27年(1952年)、57歳でその生涯を閉じています。手記には予言めいた内容の的中記述があり、それは今後本書を読まれる方の楽しみに残しておきます。

ともあれ、2・26事件で石原将軍の様子を伝えてくれた山本 又少尉には、大いなる感謝です。

(^-^)M・S

.. 2013年03月18日 12:47   No.511004
++ 島田守康 (中学生)…35回       
前回メールに読者のお一人から、下記のような感想を頂きました。当時の閉そく状態の中で、「昭和維新」を標榜する国家革新運動は多くの賛同があったものと思います。石原莞爾大佐(参謀本部作戦課長)自身も、「心の奥底では共鳴していた」わけで、討伐が決定した際には涙を流していたことで、それは窺い知れます。

派閥には無関係だった石原大佐ですが、前年に起きた永田鉄山・軍務局長を斬殺した「皇道派」相沢三郎・中佐の特別弁護人を申し出るなど、大きく言えば対ソ戦など「皇道派」の範疇に入る石原大佐が、翌年、作戦部長(少将)に昇格し、同年(昭和12年、1937年)の7月7日に起きた藘溝橋事件時には「皇道派」の後ろ盾がなく、新「統制派」の支配によって孤立し、中枢部から追い出されるという悲劇を被ることになります。

社会人になってから、この2・26事件を知るにつけ、安藤輝三大尉など決起青年将校に感情移入した私は、最終的に討伐に向かった石原莞爾を「悪人」と決めつけ、それが長くこびり付いていたわけですが、安藤徳次郎氏(昭和63年・1988年9月10日の「石原莞爾生誕百年祭」の実行委員長)との出会いによって、それが「善人」へと180度の転換するキッカケとなったわけです。

私と同じように安藤氏(平成14年に93歳で逝去)の感化を受けたのは、民主党の国会議員・松原 仁氏(56歳、前国家公安委員長)らもおり、こうした生前の石原将軍の真姿を知る方々の石原将軍を後世に伝える熱意が、われわれ後輩世代の「誤ったイメージ」を変えさせたわけです。

なお、山本 又著『二・二六事件 蹶起将校 最後の手記』には、先月、産経新聞で紹介された「秩父宮は決起した青年将校に対して極めて同情的なお立場だった」という説に反する内容が明かされています。決起将校の一人が秩父宮に会って受けた令旨は、「一、初めはよろしい 二、後が悪い 三、なぜ青年将校は大命に抗うのか 四、首脳者は自決したらどうか 五、部隊は後退させたらどうか」の五つで、一と二を山本ら決起将校は当日の行動と思い誤っていたことを、解説の保阪正康氏は、戦後、この令旨を受けた将校の取材から明らかにしています。

しかし、中橋基明という中尉が、決起趣旨を直接、陛下に上奏するため宮中奥深くに乗り込み、「もし、陛下が決起の趣旨を受け入れなければ、その時は、陛下を弑(しい)し奉り、自決する手筈だった」ということは事実だったでしょう。そうなれば、「秩父宮が摂政となり、当時まだ3歳だった今上陛下に代わって、事実上、親政が行なわれただろう」ことも充分、あり得ます。

「歴史に“もし(If)”は無い」と言われますが、考えたくなる「秘話」であることは違いありません。

もう一つ、山本著で印象的だったのは、「革命は血なくしては成らず」としながら、自分達の失敗は後藤文夫・内大臣や元老・西園寺公望ら重臣、また軍首脳すべてを討ち漏らしたことにあるとして、これを後世の強い教訓として訴えていることです。この手記では、「至誠の行動」に関係者の多くが涙を流したことが記されています。

※添付最後の写真は、平成元年(1989年)に制作された『226』(松竹富士)の宣伝ポスターです。24年を経た今、再び観たくなりました。
  ▼映画『226』の動画 こちら

(^-^)M・S

.. 2013年03月20日 09:10   No.511005
++ 島田守康 (中学生)…36回       
先日、大学の大先輩・渡邉光治(みつじ、89歳)氏から「私の戦争体験」と題するコピーが送られてきました。この渡邉先輩については、昨年6月の「燦然ニッポン」で二回にわたりご紹介しましたが、今回は初めての情報に接しました。

というのは、渡邉氏との「接点」はお兄様が石原将軍がおられた京都第16師団の通信隊長(竹司少佐、24歳、レイテ島で戦死)だったわけですが、ご自身の戦争体験については最後の勤務地が台湾の北端・基隆(キールン)だったということぐらいで、私は何も知りませんでした。

何しろ、大酒豪の渡邉氏と同席した会合ではみんなと楽しくワイワイの席なので、お互いの身の上話を聞く機会は全く無に等しかったわけです。ところが今回送られてきた原稿は、まさしく全滅が濃厚なフィリピン戦線下でのご自身の「奇跡的な生還」が書かれていました。

原稿によると、大正12年(1923年)生まれの渡邉氏は、昭和18年(1943年)の学徒動員により早稲田大学商学部から愛知県の豊橋陸軍予備士官学校に配属され、翌年9月29日からはフィリピン戦線の補給のために商船に乗ることを命じられます。仲間195名とともに博多湾から一路南下、台湾の南端・高雄に到着するも、早くも米軍の爆撃に遭い、しばらく停泊の身に。11月1日に出航したものの翌日には初めての魚雷攻撃を受け、辛くも逃げおおせて11月12日にマニラ湾に接岸。毎日続く空襲下、地上で待つほかなかったと言います(士官候補生トップらが死傷)。11月17日、南方軍総司令部はレイテ戦の苦境からマニラを去ってサイゴンに移動、渡邉氏は「これは我々がマニラに到着した5日後のことで、あたかも捨て子の如く残されてしまったのである」と述べています。

そして11月23日には「ここに居ても何の役にも立たない」のと「有為の士官候補生をこのまま死なせては皇国のためにもったいない」との理由から、内地に帰る商船への乗船を命じられ、帰途も潜水艦攻撃を受けて、これまた辛うじて12月31日に高雄に戻れたわけです。

.. 2013年03月21日 13:04   No.511006
++ 島田守康 (中学生)…37回       
高雄への北上中、先頭を走っていた駆逐艦や船団を組んでいた商船も攻撃を受けて轟沈、「あの高射砲隊長以下の実力、船長の高度の操舵術も勿論であるが、とにもかくにも我々は助かったのである。強運というか、一ヶ月半の間にこの地獄航路を我々は往復したのである」と渡邉氏は述懐しています。

しかし高雄での休息も束の間、開けて翌年1月23日、突如、「シンガポールに向かう船に乗船せよ」と命じられて乗船、ところが20隻の船団の中で、渡邉氏の載った船だけが故障のため出港停止となり、出航した19隻はその後空襲を受けて大半が戻らなかったとのこと。「この時にも、我々は不思議に運が良かったのである」と述べています。

高雄に取り残された渡邉氏らは、終戦までの半年ほどを「新鋭見習士官」として台湾各所で台湾軍の教育に当たり、配属された基隆(キールン)の陸軍要塞地では野砲で「台湾決戦」に備えたものの、ご承知のように米軍は台湾の頭上を飛び越えて沖縄に向かったわけです。

兵役簿によれば、正式な陸軍少尉の任官は終戦後の8月20付、同日予備役編入で、引き続き臨時召集され、翌年の2月〜4月に日本兵の大半は無事帰還できたとのこと。文面の最後は、「かえりみれば我々は、……よくぞその都度、正に紙一重の差で危機を乗り越えてきたものであると痛感する次第である。そこには『運命』としかいいようのない、何ものかを感じざるを得ないのである。この貴重な命をいつまでも大切にして生きてゆきたいと念じてこの記録を終わる」と締めくくられています。

「一旦、戦端を切れば皆殺し」という戦争の過酷さ、特に敗戦の状況の凄まじさの一端が、渡邉氏の体験でも伺われます。後世への伝承は、今日もなお渡邉氏の毎日手紙を書く「筆まめ」な性格によって成し遂げられたものです。体力も気力も未だ満々の渡邉氏の姿が、私の鏡です。

※比島戦没者は陸軍36万9000人、海軍10万人、軍属4万人、合計51万7000人。レイテ戦では先遣部隊の京都第16師団の1万3000人を含め日本将兵約8万人が犠牲となり、米軍の戦死者はわずか3500名。
※写真の渡邉光治氏は、右から2人目の手を挙げている人(昨年6月の銘酒を呑む親睦会「アサヒ会」にて)。

(^-^)M・S

.. 2013年03月21日 13:10   No.511007
++ 島田守康 (中学生)…38回       
本日の日本財団・笹川陽平会長のブログに興味深い内容がありました。

中国の「反日テレビ」で毎日放映されている日本兵の累計が、何と約7億人にのぼったいうことです。今後も続いて歯止めがかからなければ、まさしく「天文学的数字」になることは間違いありません。

これほどまでに執拗に中国国内で反日運動を展開しなければならない理由として、氏はズバリ「中国共産党は邪悪な日本軍を殲滅した。今日の中国の発展があるのは偉大な中国共産党のお陰であると、党の功績を言い続ける必要があるから」と指摘しています。

しかし、「日・中戦争は蒋介石率いる中華民国との戦争であり、中国共産党は戦争末期に山東省やその他の地域で戦っただけ」で、「蒋介石・中華民国を認めない中国共産党は、日・中戦争の勝利をどうしても中国共産党の大活躍による勝利としなければ、党としてのレイゾンデートル(存在意義)を人民に問われる事になってしまうわけ」で、ゆえに歴史偽造の宣伝を強行せざるを得ない必要性があるわけです。

強がりのカラ威張り――、それは語気強く居丈高に会見する報道官の姿によく現われていますが、ご承知のように「反日テレビ」を毎日繰り返す反面、文化大革命や天安門事件、それに今までの政府の失政事には、すべて頬被りです。大規模に行なわれた「反日デモ」も、その実相を知る中国人はほんのわずかで、しかし、「反日でなければ中国人にあらず」の雰囲気だけは市街に蔓延しています。

そんな「反日」イメージで来日した中国人の殆どが一様に語るのが、「日本人は親切。平和的で軍国主義は感じられない」という驚きの声です。かつて、そんな人物の一人に取材したことがあります。楊 興新(ヤン・シンシン、57歳)という胡弓の奏者で、今から17年前、彼のことは当時関わっていた同人誌『流砂』に載せました。タイトルは「胡弓を通じて、日中友好の懸け橋に 病身の妻・房子さんの愛に支えられ、胡弓を熱演 中国人ソリスト・楊 興新さん」。

中朝国境に近い丹東市生まれの彼は、日本語も英語も喋れたインテリの父親が文革で「反革命分子」として逮捕され、彼自身も地方へ下放されてしまいます。帰宅後、小さい頃に覚えた胡弓で国家大賞など数々の栄冠を勝ち取ったものの、一家のゴタゴタも重なり「満洲国」の母国・日本行きを決意します。そして来日直後から「軍国主義とお金第一主義の恐い日本人」から「勤勉で芸術を愛する日本人」のイメージに180度転換、親切に接してくれた日本女性との出会いもあって結婚、永住することになったものです。

その間の経緯は省略するとして、ともかく彼が今日、元気に活躍され、事業的にも大成功を収めていることは喜ばしい限りです。当時は埼玉県の三郷市に住んでいましたが、今はどこに住まわれているのか、また病魔に倒れていた奥様はどうなされたのか興味は尽きませんが、ともかく彼の一流の演奏を聴いてみて下さい。

.. 2013年04月01日 15:25   No.511008
++ 島田守康 (中学生)…39回       
楊 興新氏のHP こちら

最近は観光客の誘致から、「並みの中国人」が大挙来日していて、昨年、私などは車内のPrimaryシートに座ってご老人の迷惑も顧みず大声で携帯中の中国人女性を注意したことがありますが、「ハエたたき」の頻度は年々高まるばかりです。

なお、笹川氏が日中友好を語る時に、江沢民の言葉「歴史を鑑として未来に進もう」の前に「2000年の」を付け加えることに賛成です。かつて、同人誌の一人が大連の有力者と会った時、その中国人は「2000頁の日中史の大事典を開いて、日中が不幸だったのは、たったの4頁しかない」と語ったことを私は印象深く聞いたことがあります。これを聞いて、私は「さすが大人の居る中国だ」と感心したものですが、今では「小人ばかりの中国」に違和感を覚えています。

もう、いいかげん、意味不明な「戦略的互恵関係」などという言葉は、破棄すべきものと思います。

(^-^)M・S

.. 2013年04月01日 15:32   No.511009
++ 島田守康 (中学生)…40回       
またまた前回もシリーズ名を誤まってしまいました。前回は酒も飲んでいないのに……。

先月は、またしても石原莞爾将軍の本が出ました。著者は作家の早瀬利之氏(72歳)で、今度のタイトルは『石原莞爾 マッカーサーが一番恐れた日本人』(双葉新書、定価800円+税)です。

早瀬氏の原稿は、わが石研の機関誌『永久平和』に時々載せていますが、氏は現在も月刊『丸』(潮書房)に「参謀本部作戦部長 石原莞爾『国家百年の計』」と題して長期連載しています。

かつての単行本には『石原莞爾国家改造計画―秘められた「満州備忘ノート」の全貌 』(光人社NF文庫、定価870円)、『石原莞爾 満州合衆国―国家百年の夢を描いた将軍の真実』(光人社、定価1995円)などがあります。

今回まとめられた内容は、戦後の昭和22年(1947年)5月4日と5日の両日行なわれた極東国際軍事裁判「酒田出張尋問」の記録で、その時の法廷記録がそのまま載っています。

この時の石原将軍の証言内容を理解するには、この本の袖に載っている宣伝文句で充分かと思います。
「朝日新聞の記者は、東京裁判も傍聴していて、元首相や大臣、大将たちの卑屈な答弁にむなしさを覚えていた。だが、酒田法廷での石原莞爾の答弁に、ある時は失笑し、ある時は一緒になって哄笑するなど、『日本軍人ここにあり』の救いさえ覚え、証人席の石原の所に駆け寄って言った。『この二日間、将軍の言葉を聴いて、私は日本人として初めて胸が清々としました』」と。

発言の一例を挙げれば、「作戦よろしきを得れば、日本は必ずしも敗北するものではなかった」「無辜の民を原爆で無差別殺戮したトルーマンこそ第一級の戦犯だ」などなど、数え上げればキリがありません。まさしく、表紙の帯にある「現代日本にこの男在れば……」と思わしめる発言で、国際断罪の真っただ中に立たされても自己の主張を堂々と、そして時にはユーモアを交えて語れることは、よほどの胆力の持ち主で無ければ出来ない所業です。

「知られざる」石原莞爾の真姿を知れば、それこそ矜持を失ってしまった戦後日本人の多くに見直しを迫るでしょうし、早瀬氏の観点となっている「国家百年の計」の大事さも自ずと理解されるはずです。この著書に関しては来月発行の『永久平和』124号で山崎八九生・事務長が新刊紹介の予定ですが、氏と同じ行政書士の友人が読後感を送ってくれましたので、以下にご紹介させて頂きます。率直で鋭い読後感と思います。

なお、タイトルにあるマッカーサーと石原将軍との関係ですが、敗戦ニッポンの占領軍総司令官としてやってきたマッカーサーに対する獅子吼はもちろん、昭和5年(1930年)にアメリカの総参謀長だったマッカーサーが米軍をハワイに進出させたことが石原将軍の「日米開戦必至」の結論に至らしめたことや、昭和7年(1932年)10月のソ連総参謀長エゴロフとの会見でソ連軍の猛スピードの拡張を実感し、「日満重要産業五カ年計画」や、満洲国参謀副長就任時に「対ソ戦」防備に腐心したことが、「備忘ノート」(石原将軍の日記メモ)によってよく伺えます。米・ソ・中の実態把握と、ニッポン国安泰の「国防国策」の同時にらみの戦略確立の重要性が、今日いささかも変わっていないのは、ご承知のとおりです。

※裁判時の写真4点は、アメリカ公文書館に保管されていたもの。

(^-^)M・S

.. 2013年04月02日 14:22   No.511010

■--各地で「さよなら原発」「福島を忘れるな」の声
++ 人民新聞 (幼稚園生)…1回          

全国各地の3月反原発行動〜福岡(九州)から函館(北海道)まで
 

◇福岡市…2000人
「さよなら原発! 3・10福岡集会」(博多区・冷泉公園)。集会後、二つのグループに分かれ、九電本店と警固公園(福岡市中央区)に向かって行進。
 小倉北区城内の勝山公園では、山本太郎さんや作家の広瀬隆さんらによる対談イベント。北九州市が石巻市の震災がれきを受け入れ、焼却処分をおこなっていることにも反発の声を上げた。
◇大分市…600人
 さよなら原発集会と脱原発大行進(若草公園)。村山富市元首相は「原発再稼働にどんな意味があるのか。原発反対の声をまん延させていけば(国も)無視できない」と呼びかけた。
 集会後、市中心部約2キロを1時間かけてデモ行進。九州電力大分支社前では、「原発いらない!」グループ・大分のメンバーらが原発反対を訴えるプラカード
を持って抗議した。
◇佐賀市
 「忘れないで3・11」(佐賀県庁前)。玄海原発の運転差し止めなどを訴える「玄海原発プルサーマル裁判の会」が開催し、座り込みやリレートークなど。
◇鹿児島市…2500人
 「3・10さよなら原発! かごしまパレード」。デモ隊は、「川内原発1・2号機の再稼働と、3号機の増設中止を」などと訴えた。パレードはサウンドカーが登場し、トラクターデモも行われた。
◇長崎市…600人
 「さようなら原発1000万人アクション・ナガサキ」。集会後、JR長崎駅までパレードした。
◇久留米市…140人
 「さよなら原発! くるめ実行委員会」(両替町公園)。避難住民スピーチなど。集会後、西鉄久留米駅まで約2キロをパレード。
◇松山市(愛媛)…400人
 再稼働が取りざたされる伊方原発(愛媛県伊方町)の廃炉などを訴える市民らが、市内の公園で集会。同県庁前では「伊方原発再稼働反対」とシュプレヒコー
ルを上げた。
◇高松市(香川)…30人
 「脱原発アクションin香川」。四国電力本店前で、同社の担当者に伊方原発の廃炉・再稼働をしない・廃炉処理、放射性廃棄物保管に必要な研究者の人材育成などを求めた要請書を手渡した。
◇鳥取市…100人
 「つながろうフクシマ! さよなら原発鳥取集会」。市民団体「エネルギーの未来を考える会」の手塚智子共同代表が、脱原発に踏み切ったドイツのエネルギ
ー政策について講演。島根原発3号機が稼働準備を進めていることに触れ、「中国地方は12年1月から原発ゼロ。電力不足は稼働理由でない」と話した。
.. 2013年04月01日 14:57   No.516001

++ 人民新聞 (幼稚園生)…2回       
◇広島市…1500人「つながろうフクシマ! さようなら原発ヒロシマ大集会」。広島県被団協理
事長の坪井直さんは、「(放射線被害など)いろいろな問題で(広島と)共通する福島のために、原発はさよならであります」と呼びかけた。その後、繁華街を
行進した。
◇松江市(島根)…20人
 松江市朝日町のJR松江駅前でリレートーク。島根原発(松江市)3号機の建設反対も訴えた。
◇福井市…1000人
 「3・11メモリアルアクション 原発のない新しい福井へ」。その後、参加者は「大飯原発を止めよう」などとデモ行進。
◇姫路市…300人
 「原発ゼロ・復興と希望の集会」。原発事故の刑事責任を問う「福島原発告訴団」団長の武藤類子さんが講演。原発停止が「復興の始まり」と語った。
◇和歌山市
 和歌山城西の丸広場では「福島を忘れない! 原発ゼロ和歌山3・10フェスティバル」。ステージでは大声コンテストがあり、「原発はいらないぞ」「福島を
忘れない」などと叫んだ。同市勤労者総合センターでは、小出裕章・京都大原子炉実験所助教が講演した。
◇伊勢市・津市(三重)…50人
 「3・11 命ありがとうフェスタ実行委員会」と「原発卒業えじゃないか実行委員会」が、脱原発パレードとライブなどを行い、原発反対を訴えた。
◇高崎市(群馬)…1000人
 高崎城址公園で集会。「フクシマを忘れるな」などと訴え、JR高崎駅前までデモ行進した。
◇岐阜市…500人
 「さよなら原発パレード・ぎふ」。
◇宇都宮市…250人
 「原発ゼロ大行動inとちぎ・まちなかパレード」。
◇甲府市(山梨)…300人
 「さよなら原発まつり」。茨城県から甲府市に避難した女性が演説。涙ながら
に「子どもこそ日本の将来。私の5歳の娘が大人になったとき、安心して子育てをしてほしい。福島を自分の問題として考えましょう」と力説した。
◇青森市…1300人
 「さようなら原発・核燃3・11青森集会」。県内の原子力施設の再稼働や工事再開の中止を求めた。鎌田慧さんも駆けつけ、「原発は地域を汚して人間の命を
奪う許せない問題。青森を原発に依存しない平和な地域になるよう要求していきたい」と声を張り上げた。
 集会後、約2キロ行進。手をつないで県庁を取り囲んだ。
◇函館市…450人
 「つながろうフクシマ 大間原発を止めよう市民大集会」。
 大雪の中、約450人が参加。Jパワー(電源開発)大間原発(青森県大間町)の建設中止を訴えた。
◇旭川市…400人
 泊原発は周辺に活断層が指摘され、地震や津波の影響が懸念されるとして、再稼働反対などを訴えた。

※3月15日より。人民新聞社編集部の「了解}を得て掲載。


.. 2013年04月01日 15:02   No.516002
++ 東京新聞 (社長)…295回       
再稼働 現場見てないから 「原発回帰」に反発、福島県議長(自民党)

 安倍政権の原発回帰方針を受けて自民党が先月15日に、原発がある道県の議会議長を党本部に招いて開いた調査会で、福島県の斎藤健治議長(69)は「事故を収束させず、再稼働ありきなら一緒に議論できない」と主張、途中退席した。
 斎藤氏は本紙のインタビューに「福島のすさまじい現場を見たら、再稼働なんて口にできないはずだ」と述べた。

○ 震災前日まで増設主張

▽ エネルギー戦略を議論した党調査会では出席者が相次ぎ原発の再稼働を求めたが、どんな思いで途中退席したのか。
 ・「福島第1原発はいまだに鉄骨むき出しで、3号機なんか、高線量で近づくこともできない。原発はひとたび事故が起きれば、収束まで何十年かかるか分からないというのに一部の道県からは『今冬は寒く、電力需給が逼迫した。原発再稼働の道筋を示して』などの意見が出た。再稼働ありきの話し合いにはとてもついていけない」
▽ 自分たちの地域の原発でもいつ同様の事故が起きるか分からないのに、他道県の議長や国会議員から前向きな意見が出るのはなぜだろう。
 「被害に遭った者とそうでない者の差だ。頭では危険だと分かっていても、実際に現場に来て被害のすさまじさを見てないから、再稼働しようということになる」
▽ 議長自身、震災までは原発推進派だったが。
・「震災前日まで、県連幹事長として県議会で『福島第1原発の7,8号機を早く増設しろ』と知事にけしかけていた。原発は巨大公共事業をやるようなもので、2つ造れば9000億円規模。地元から陳情を受け、われわれも追認した。しかし、
震災後は脱原発に転じた。党県連内でも『原発には世話になってきた。時期尚早ではないか』と抵抗があったが、県内の原発10基の廃炉宣言をした」

○ 地獄の光景に反省 廃炉宣言 (前略)

▽ 脱原発に180度転換したのはなぜ。
・「震災直後、福島第1のある大熊町など周辺地域に何度も足を運んだ。何十頭もの乳牛が餌も与えられず、牛舎につながれたまま死んでおり、腐乱していた。
地獄のようだった。街中には野生化した牛や、豚とイノシシが交配して生まれたイノブタが歩いている。とんでもないことを推進してきたと素直に反省せざるを得なかった。(3月21日より抜粋)

.. 2013年04月01日 15:16   No.516003
++ 東京新聞 (社長)…297回       
自主避難 もうできない? 国の家賃補助申請 打ち切り
 1世帯6万円が自己負担に

 福島原発事故による放射能汚染から逃れるために、いまから自主避難を望んでいる人たちが困惑している。国は自主避難者たちに家賃補助をしてきたが、その新規申請の受け付けが閉じられてしまったからだ。代替策と位置付けられ、前政権時代に成立した「原発事故子ども・被災者支援法」の運用は政権交代で事実上、棚上げされている。被災者の「避難する権利」が奪われた形だ。(後略)

◇デスクメモ:自主避難を「勝手に逃げた」と曲解する人がいる。避難するか否かは、国や電力会社が決めることではない。まして「ただちに影響はない」なんて言われた日には逃げて当然だろう。東電は賠償を減らしたい。国はゼネコンへ
「名ばかり除染」でカネをまく。避難者たちがたたかれる汚れた背景がある。
              (3月25日、こちら特報部より抜粋)


.. 2013年04月01日 16:05   No.516004
++ 東京新聞 (社長)…298回       
活断層 あわや見逃し 敦賀原発 怪しいずれ 原電口つぐむ
(3月23日より抜粋)
-前略-1,2号機の東約二百メートルには大きな活断層「浦底断層」がある。山肌が削られ、地層があらわになった七階建てビル相当の広大な斜面が広がる。地層を調べるための試掘溝もあちこちに掘られている。 -中略-
実はその三日ほど前、原電開発計画室幹部の神谷昌伸(46)は現地からある報告を受けていた。「何か複雑な地層のずれが見つかった」
浦底断層の西側に掘られた試掘溝で見つかったずれは、後に敦賀原発の運命を左右することになる。
 原電は、島崎が下見をした際、ずれの存在を知らせなかった。現地調査の前日、規制委を通じて専門家チームに配られた資料にもずれのことは記されていなかった。 -中略-
 調査当日、あらためて配られた資料に、ずれの線が書き加えられ、小さく「せん断面」と記されていた。専門家がずれの近くに差しかかっても、原電は自ら説明しようとはしなかった。
資料を手に一つ一つ地層の状況を確認していった専門家は、ずれを見逃さず、「これは何ですか」と原電にただしたが、担当者は「分かりません。われわれはまだ(なぜこのずれができたのか)解釈ができていません」と言うのみだった。
 -中略--
原電の意図がどうであれ、十二月十日、専門家チームは、このずれは2号機直下に延び、浦底断層を連動して動く活断層だと全員一致で判断した。委員長の田中俊一(68)は「再稼働の審査はできない」と、事実上の廃炉勧告を出した。 
この後、原電はなりふり構わぬ猛反撃を開始する。-後略-

.. 2013年04月01日 20:29   No.516005
++ 東京新聞 (社長)…299回       
◆「原発新基準対策5年猶予撤回を」 市民団体、規制委に要望

 原子力規制委員会が原発の新規制基準導入に向け、一部の対策に5年の猶予期間を設ける基本方針を示したことに対し、「原子力規制を監視する市民の会」が26日、撤回を求める要請書を規制委事務局に提出した。
 要請書では「安全のためには何でもするのが規制委の出発点だったはずが、安全よりも電力会社の都合を優先した」と批判。「地震も津波もテロも猶予期間を待ってくれない」と指摘した。
 井野博満東京大名誉教授は同日、都内での会見で「猶予する理由の明確な説明がない。できることは全てする姿勢が大切だ」と強調。元原発設計技術者の後藤政志氏も「猶予期間に事故が起こらない前提に立っている。事故があれば最悪の
事態になりかねない」と訴えた。(後略)  (3月27日より抜粋)

.. 2013年04月01日 21:37   No.516006
++ 朝日新聞 (大学院生)…107回       
損保 地震保険、大幅値上げへ

 地震保険料が来年7月から大幅に値上げされそうだ。損害保険各社でつくる団体が最大30パーセントの値上げを発表した。東日本大震災で保険金支払いがかさみ、財源不足になったため。地震の危険度に応じた地域区分も見直す。
 (3月27日より)

.. 2013年04月01日 21:46   No.516007
++ 東京新聞 (社長)…300回       
◆「安全基準」やめ「規制基準」に 読者指摘で原子力規制委
(3月28日より)

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は二十七日、検討が進む新しい原発の規制基準の呼び方を、従来の「安全基準」から「規制基準」に改めることを明らかにした。
 本紙は二月、匿名の男性読者から「規制基準とすべきだ。基準さえ満たせば原発が安全だという誤解を生む」との指摘を受け、用語を規制基準に改善。
記者会見で読者の指摘を伝えると、田中氏は「それは傾聴に値する」と答えていた。
 同日の規制委会合で配られた資料も、新基準を「規制基準」と明記していた。
会見で呼称変更の理由を問われ、田中氏は「基準を守っていれば安全というわけではない。私たちがやることは規制を課すことで、その結果として安全が担保できればいい」と話した。


.. 2013年04月02日 13:17   No.516008
++ 週刊フライデー (幼稚園生)…4回       
関東4県独自調査:
 放射線量「那須、我孫子、松戸 他」公式測定値はウソだらけ
(4月5日号より)

 3月18日、福島第一原発は停電により冷却装置が一時停止し、再び危険な状態に陥った。未曽有の事故から2年が経過。一部報道では原発から放出される放射線量は事故当初に比べ減少しているとされるが、実はまったく落ち着いていない。
 本誌は独自調査で、放射線量を測定する国のモニタリングポスト(以下、ポスト)が、福島市で実際の半分ほどの数値しか示していないことを明らかにした(3月8・15日号)。今回、新たに3月16日と17日の両日、栃木、群馬、茨城、千葉の関東4県で放射線量を測定。すると、さらに驚くべき事実が分かった。
国の数値より最大で10倍以上高い場所があるうえ、ポストから数メートル離れただけで、放射線量が一気に上昇することが判明。多くのホットスポットから、高濃度の放射線が放出されているのである。(中略)
 子供たちは、こうしたホットスポットの存在を知らずに大量被曝していることになる。2歳児を連れて小学校近くを歩いていた母親が、心配そうな表情で語る。「放射線量は気になりますが線量計を持っていないので、国の数値を信じるしかありません。13マイクロシーベルト(注)なんて、そんな高い数値が出ているんですか? でも、どうしたらよいのか‥」(後略)
 *****
 北関東&千葉:23カ所「本当の放射線量」 表より抜粋
 (単位:マイクロシーベルト毎時)
 ・群馬県(長野原) :国の測定値[0.07] 本紙測定値[1.13]
 ・群馬県(川場村) :国の測定値[0.07] 本紙測定値[0.32]
 ・栃木県(那須町) :国の測定値[0.17] 本紙測定値[1.35]
 ・茨城県(取手市) :国の測定値[0.13] 本紙測定値[0.25]
 *****
(編集部・注)13マイクロシーベルトを測定したのは、群馬県内小学校の側溝
 付近です。

★★署名にご協力ください★★
『放射能被ばくから子どもを守るための対策を求める請願書』
 一次締め切り2013年4月30日、最終締め切り5月末日
 (呼びかけ:放射能からこどもを守ろう関東ネット)
 (詳細はホームページをご覧ください こちら )
 (署名用紙はたんぽぽ舎でも扱っています)

.. 2013年04月02日 13:38   No.516009
++ 朝日新聞 (大学院生)…108回       
3月28日  社説:原発防災計画 福島の経験をくみ取れ

 原発の事故に備え、立地地域や周辺自治体がつくる防災計画が遅れている。
 大きな地震や津波がまたいつ起こるかわからない。備えは大切だ。ただ、拙速では意味がない。福島の経験を十分にくみ取り、実効性のある対策を講じる必要がある。
 防災計画を備えておくべき重点区域は、国の指針改定で従来の半径8〜10キロ圏から30キロ圏へ広がった。対象の自治体は21道府県136市町村に及ぶ。
 このうち、当初の期限だった3月18日までに計画をまとめたのは13県57市町村。3割は4月以降にずれ込みそうだ。
 策定が進まない原因のひとつは、計画のもとになる原子力規制委員会の作業の遅れだ。(中略)むろん防災計画は、いざ重大な事故が起きてしまった際に、きちんと実行できなければ意味がない。
 たとえば、放射線量が高い地域から住民を避難させるバスをどう手配するのか。県外から支援してもらう場合、運転手の確保や被曝回避に誰が責任をもつのかといった細部が大切だ。
 自治体側は、実践的な訓練を重ねたりして、問題点を洗い出しながら改定を重ねていくことが求められる。
 とはいえ、新しく対象地域に指定された自治体をはじめ、ノウハウがない地域も多い。福島県の被災自治体の経験を共有する場を設けてはどうだろう。
 事前の計画と実際の避難とでどんな違いが生じたのか。県外避難や広域連携にはどのような課題があるのか。(中略)最大の防災対策が、できるだけ原発を減らしていくことであるのは、言うまでもない。

.. 2013年04月02日 13:56   No.516010

■--ドイツの状況を日本語で伝え
++ 今居美月 (幼稚園生)…1回          

ウェブサイト「みどりの1kWh」のご紹介
 |  日本で活動する人たちの役に立ちたい
 └──── (ドイツ、ベルリン在住)

 福島の原発事故を受けてドイツでは脱原発を求める声が高まり、政府も2022年に完全に脱原発するとの方針を打ち出しました。福島の事故を受け、「ドイツの状況の詳細を日本語で伝えることで、日本で脱原発に向けて活動する人たちの役に立てるのではないか」と考え、2011年夏に立ち上げたのが、ウェブサイト「みどりの1kWh」です。こちら
 執筆者はベルリン在住の8人の日本人女性。環境学を学ぶ20代の大学院生から70代の現役ジャーナリストまで多彩なメンバーです。10代の頃にドイツに渡り、その後何十年もドイツで暮らしている人もいますし、4人がドイツでチェルノブイリ原発事故を経験しています。
 基本的に日曜日に新記事をアップデートし、そのために月2回記事検討会議をしています。
「ドイツの脱原発運動の歴史」「ドイツの再エネ政策と政治の動き」「原発を使う電力会社から再エネ電力会社への切り換え体験談」など、ベルリンで暮らす私たちならではの切り口で、ドイツから脱原発・エネルギー転換情報を、みどりの風に乗せてお届けします。
 「日本の動き、これでいいのかな……?」と思ったとき、脱原発政策で先を行くドイツから学べることも多いのではないでしょうか。私たちのサイト、ぜひお読みになってください!
.. 2013年04月01日 15:10   No.517001

++ 渡辺秀之 (幼稚園生)…4回       
.「原発被害者と支援者の集い」に参加して〜
 |  原発被害者生活保障法をつくれ
 |  被害者と支援者が初めて一同につどった珍しい集会
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 3月24日(日)、日比谷公園・野外大音楽堂に於いて、原発被害者の会(略称)+原発被災者義援の会(共催)の「原発被害者と支援者の集い〜応援している人がたくさんいるということを、見せていきましょう」が開催されました。
 東京電力福島第一原発事故から2年が過ぎました。今なお、16万人以上の被災者の方々が避難生活を余儀なくされ、今後の生活の見通しも明確でない、不安定な状態に置かれています。
 本集会には、福島現地から約100人の被災者の方々、及び約300人の支援者の計400人が集いました。
以下に、アピールされた方々及びその内容を簡単に紹介します。

1)吉野正芳さん:衆議院議員(自民党、福島選出)
・一向に進まない復興に政治家として責任を感じている。放射線量を下げただけでは、ふるさとには戻れない。生活するための収入の保障、インフラ整備、コミュニティの再構築等、被災者の立場に立った施策を目指す。

2)吉田栄光さん:福島県議会議員(自民党)
・東京電力福島第一原発事故から2年が過ぎ、事故が風化しようとしている。今月の18日に起きた1号機、3号機、4号機、そして共用プール停電事故に対し、東京電力のみならず福島県当局が2年前の大事故の教訓を学ばず、旧態依然と、その場しのぎの無責任な対応しか出来ないことを露呈した。私たちのふるさとを、事故以前の姿に取り戻すことが必要です。

3)矢内世夫さん:富岡町出身、原発被害者義援の会代表
・原発被害者義援の会は、震災前の生活レベルを取り戻すこと、及び放射能の健康被害にはしきい値が無いので年間1mSvにこだわることを柱に活動している。
「原発被害者生活保障法」の制定を求める運動。悲観的にならずに、前向きに生きましょう。私たち支援者は、あなたたちに付いて行きます。

4)桑原豊さん:環境実態調査者、浪江町にて農業を営む
・自分の育てた農産物には、自信と誇りを持っていた。悔しくてしょうがない。
放射性物質について理解しないと、自分自身の命は守れない。

.. 2013年04月01日 15:37   No.517002
++ 渡辺秀之 (小学校低学年)…5回       
5)満田夏花さん:FoE JAPAN
・福島県健康管理調査結果で甲状腺がん発生が3名、疑いが7名。「原発事故子ども・被災者支援法」の未実施の憂うる状況。私たちは、常にあなたたちと共にあります。

6)福島県浜通り地区の6名の被災者の発言が続いた。先祖伝来の土地、家族、仕事、生きがい、老後の安寧、地縁、血縁で結ばれたコミュニティ、恵まれた自然等のふるさとを一瞬にして奪われた悔しさ、念、怒りが、アピールされました。
その中で、特に驚いたことは、「仮設病」と呼ばれる健康被害が発生しているとの報告でした。
仮設住宅で余儀なく避難生活をしている高齢者が、頭痛、めまい等の症状を訴えているが、内科医、耳鼻科医に診察を受けても原因不明で、「仮設病」と扱われているとのこと。また、高齢者の死亡が、仮設住宅17世帯中、5世帯であったこ
と。原発事故のため長期間に亘る過酷な避難生活が、過大なストレスを引き起し、健康や命を脅かしている現実などです。

7)柳田真さん:たんぽぽ舎
・本集会は、とてもよい内容の集会でした。被災者の皆さんの生の声と支援者の声がこだましました。今後、福島事故を風化させないため、そして原発再稼働を阻止するためには、福島の被災者の方々の経験されている事故の悲惨さ、避難生
活の苦しさなどの生の声を挙げてもらうことが、大きな力となります。福島から学び、被災者を支援するため、私たちの声、恵、力を出して行きましょう。
次の集会の時、支援者としてたんぽぽ舎も協力させていただきます。
私たちは、”福島”を、忘れない。

.. 2013年04月01日 15:43   No.517003
++ 人民新聞 (幼稚園生)…3回       
武藤類子さんは「関西2万人行動」で
 |  福島の現状を訴えた (文責・編集部)
 |  福島は、雪解けとともに、雪で遮蔽されていた放射線が徐々に
 |  上昇しています。春先の強い風に放射性物質が舞う季節  〔上〕
 └──── 

 福島は、雪解けとともに、雪で遮蔽されていた放射線が徐々に上昇しています。
春先の強い風に放射性物質が舞う季節でもあります。2重生活が立ちゆかなくなり、避難先から福島へ戻る人も多くいます。
 爆発した4つの原子炉からは、今も毎日2億4千万Bqの放射性物質が空気中に放出されています。海に出た放射能の量は、誰にもわかりません。福島原発専用港で捕獲されたアイナメから、51万Bqのセシウムが検出されました。
 原子炉を冷却する水は、濾過されて大きなタンクに溜められますが、あと2年でタンクは満杯になるそうです。東京電力は、ストロンチウムを濾過した後、水で希釈して海に流そうとしています。
 4号機の燃料プールは、もし大きな余震で崩れ落ちたら北半球が大惨事になるかも知れないのですが、今年11月に、ようやく取り出し作業が始まります。しかし、地上50m以上の高所作業の安全性は確保されているのか。作業員の被曝はどれぐらいなのか。誰もが不安に思っています。
 原発内で被曝しながら働く作業員の6割以上は福島県民で、事故で職を失った人々も多く含まれています。危険手当のピンハネなど待遇の劣悪さが問題となっています。 また、被曝を伴う除染作業が、十分な防護策もないままに低賃金で強いられています。最近、16歳の少年が除染作業員に混じっていたこともわかりました。莫大な税金が投入される除染は、効果が期待できないばかりか、除染によって出た放射性のゴミは、袋詰にされてあちこちに積み上げられています。

 最近、18歳未満の子どもたちの甲状腺検査(2011年度)の結果が、ようやく公表されました。約3万8千人の内、「悪性」と診断された子どもが10人いました。うち3名がガンと確定されました。福島県立医大副学長の山下俊一氏らは、この結果について「エコーなど医療機器の発達により発見が進んでいる」との見解を発表。科学検査室などの検査結果でも、「嚢庖や結石の出現率は同じか、むしろ他県の方が多い」と発表し、「原発事故との関連がない」と結論づけています。
 でも、そんなに簡単に結論づけていいのでしょうか? 健康被害の実情は、「まだ解らない」のが現実でしょう。
  私たちは、子どもたちの健康被害を心から心配しています。昨年6月に「子ども被災者支援法」が成立しました。被害者救済の方向性と内容が問われる重要な法律ですが、具体的な中身は全く決まっていません。この法律が被害者救済法としてしっかり機能することを、切に望んでいます。皆さんも、子ども被災者支援法への関心を持っていただきたいと思います。
 福島の中では、8000Bq以上の稲わら・牧草などの農林関係の廃棄物の焼却実験炉が密かに作られようとしていたり、除染で伐採された木材を使った木質バイオマス発電所が作られようとしています。
 放射性物質を焼却する安全性は一体どうなのか? 奇跡的に残っている、比較的線量が低く安全な地にこのような施設が建てられることに、大きな疑問を感じています。(以下、〔下〕に続く)
※3月15日より。人民新聞社編集部の「了解}を得て掲載。

.. 2013年04月01日 15:50   No.517004
++ 東京新聞 (社長)…296回       
◆「避難生活 議員もしてみて」 原発被災者 日比谷で苦境訴え

 福島第1原発事故で避難している被災者と支援団体が24日、東京都千代田区の日比谷公園で「原発被害者と支援者の集い」を開いた。福島県内や首都圏で避難生活を送っている約400人が集まり、先の見えない苦しさや十分な生活保障を訴えた。
 原発事故の被災者が首都圏で大規模に集まる機会は初めて。事故から2年たち、風化を防ごうと原発被害者の会(豊口雄幸会長)と原発被災者義援の会(矢内世夫代表)が呼び掛けた。
 浪江町から埼玉県内に避難している真塩佐知子さん(56)は「表向きは落ち着いたように見えるが、避難生活が長くなるほど負担が増すばかり。いくら除染をしても数年で帰るのは怖いし、何より事故の収束が見えない」と指摘。
 大熊町からいわき市に避難している青山和人さん(61)は「国会議員は2,3カ月でいいから私たちと生活してみてほしい。何を一番に優先すべきか分かるはず」と強調。原発再稼働の動きには「経済優先の尻馬に乗ると必ず福島の二の舞いになる」と懸念を示した。
 事故直後から被災者の支援活動を続ける矢内代表は、東電による賠償は人生の再設計には不十分だとし、「国が責任を取り、今の法律でも生活困窮者が救われる形にしてほしい」と訴えた。(3月25日より抜粋)

.. 2013年04月01日 15:57   No.517005
++ 山崎久隆 (社長)…286回       
三重水素・トリチウムを海洋投棄しようと考えている東電と
 |  それを事実上容認する規制庁?
 └────          (たんぽぽ舎)

 水の場合、1リットルは1000ミリリットルです。言い換えるなら1立法センチメートルの千倍が1kgです。
 トリチウムの排出規制値については、経産省告示(実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則の規定に基づく線量限度等を定める告示)に定められた基準は6万ベクレル/リットルです。ところが今の東電福島第一原発の汚染水には東電によれば1300ベクレル/1ミリリットル含まれているそうです。これは言い換えるならば130万ベクレル/リットルであり、告示の約22倍の濃度です。
これでわかるとおり、このまま排出など出来ません。しかし逆に言えば22倍以上に希釈すれば排出できるということに「法律上は」なってしまいます。
 今後予想される「重大事件」としては、汚染水から多核種除去装置(ALPS)を経て、トリチウム以外はほとんど取り除かれた「ということにして」この汚染水を、例えば敷地内のドレンピットからくみ上げられるセシウムの濃度が「1ベ
クレル/ミリリットル」以下の「汚染されていない地下水」と22対1の割合で混ぜて放出する恐れが出てきました。
 薄めようと何をしようと汚染は汚染なので、環境影響を免れることは困難です。
薄めて流すということは汚染を拡大させることに等しいのです。
 福島県の漁民は、なんとかセシウムなどの影響を受けないで漁業が再開できるよう、調査漁業等を通じて取り組んでいるというのに、加害者である東電はさらに大きな汚染物質を排出しようとしているのです。
 【トリチウム】三重水素 水素原子核は通常は陽子一個のみだが、中性子が一つくっつくと重さが約二倍になり「重水」と呼ばれる。二つくっつくと重さが約三倍になるので「三重水素」すなわちトリチウムと呼ばれる。いずれも放射性同位元素でトリチウムの半減期は12.3年、ベータ線を出して陽子二個の「ヘリウム3」に変化する。
 六ヶ所再処理工場ではこれを年間1.8京ベクレルまで放出する計画である。
 宇宙放射線により大気圏上層で自然に造られているため、環境放射性物質とし
てはカリウム40に次いで被曝量が多く、年間0.3ミリシーベルト程度はトリチウムの影響であると考えられている。しかし天然自然にあるからといってそれに人間が追加放出すれば当然ながら被曝量は増える。「合理的に実行可能な限り
低く被曝量を管理する」ことが、放射線被曝規制の基本的考え方であるから、全く不合理に出現した福島トリチウムの被曝を「引き受けなければならない合理的理由」などは、およそ存在しない。しかも水となって半減期12.3年で地球上何処にでも動き回るトリチウムの性質上、福島で放出しても地球被曝になるから、世界中に被曝の影響を拡散することになる。再処理工場からのトリチウムと同様、理不尽としか言いようがないであろう。

.. 2013年04月01日 18:48   No.517006
++ 人民新聞 (幼稚園生)…4回       
武藤類子さんは「関西2万人行動」で福島の現状を訴えた
 |  IAEA福島常駐による新たなる原発・放射能安全神話の流布に
 |  私たち一人一人が手から手と横に拡がる活動が必要 〔下〕
 └──── 
 昨年12月、郡山市においてIAEAと日本政府の共催で、加盟国100カ国以上が参加する国際閣僚会議が行われました。その中では、大半の国がIAEAの基準の下に新しい「安全な原発」を推進していくそうです。「被災地福島県は安全」と宣伝され、原子力産業の巻き返しを印象づけたこの国際会議に、非常な違和感と不安を覚えました。
 そして福島県は、190億円という莫大な予算を投じて、県内2カ所に「環境創造センター」を設立しました。除染・廃棄物処理、さらには放射線に対する教育、広報についての研究をすると謳っています。
 また、IAEAが福島県に常駐するといわれています。チェルノブイリ原発事故後、WHOと協定を結んで、チェルノブイリ原発事故の健康被害の実態情報を外に出させず、研究をさせない役割をしてきたIAEAが福島に来ることに対して、とても危機感を感じています。
 そして一番の問題は、意図的に、あるいは無意識に行われる人々の分断です。
賠償範囲の線引き、新たなる放射能安全神話の流布、等々の中で人々は、さらに引き裂かれ、または互いを気遣ってものが言えなくなる状況があります。私たちが抱える問題は複雑化し、細分化されています。
 私たちの怒りと悲しみは消えることはありませんが、この2年間、ただ怒りに身を任せてきたわけではありません。調べ、学び、自分を顧み、助け合い、声をあげてきました。怒りの表現はさまざまですが、困難を極める中で、私たちは今、
冷静さと明晰さを併せ持つ怒りが必要だと思います。
 たきびの火は、最初に薪の表面を燃やす炎はとても深い赤で、炎は激しく動きまわります。やがて燠ができると、静かなトロトロとした炎になり、明るい朱色になります。そして、最も高熱を発する時には、光の玉を描くように白い炎とな
ります。深く美しい成熟した火をそこに見ます。
 怒りもまた、成熟したものは、新しい世界に向け、何かを変えていこうとする深く美しい怒りとなるのではないでしょうか。生きる尊厳を奪う者、そして命をないがしろにする者に、私たちは真っ直ぐにその怒りを向けていきましょう。も
しかしたら、それを自分自身の中にも見つけざるを得ないことがあるかもしれません。
 最後に、嬉しいニュースをひとつお伝えします。昨年始めた、福島原発事故の責任を糺す告訴運動が、第1次で1300人余り、全国第2次告訴で14000人を越え、今年1月から始めた「厳正な捜査と起訴を求める緊急署名」は、わず
か2カ月で10万筆を突破しました。
 1人の手から10人の手に、そしてさらに10人の手に、つながりがどんどんと横に拡がる実感があります。一人ひとりが自分を磨きつつ手をつなぎ、共に歩んでまいりましょう。
※3月15日より。人民新聞社編集部の「了解」を得て掲載。

.. 2013年04月01日 19:39   No.517007
++ 星川 まり (幼稚園生)…1回       
東電の責任追及求める
 └────    パート 星川 まり57(東京都府中市)

 私は福島第一原発事故により被害を受けた市民たちが東京電力の刑事責任を問うて、検察庁へ捜査・起訴を要請している「福島原発告訴団」に加わっている東京在住者です。
 東電が国会事故調査委員会に虚偽情報を伝え、福島原発の現地調査を断念させていたことが判明しました。事故原因究明に結びつく現地調査の早急な再開を望みます。東電の情報隠蔽で対策が立ち遅れ、甚大な健康被害が拡大しています。
このまま東電の放射能汚染被害を免責する前例をつくれば、今後も原発・核関連施設が無責任に事故を起こす可能性が高くなります。また、年間一ミリシーベルト以下の環境で子どもたちが成長できるよう対処するのも当然の責任と考えます。
 東電の強制捜査に入り、事故原因の究明を行って刑事責任を問うように、検察の心ある真摯な対応をお願いいたします。

.. 2013年04月01日 19:57   No.517008
++ 柳田 真 (課長)…159回       
.「安全基準」はまちがった表現、「規制基準」が正確な表現
 |  「安全」宣伝にごまかされない 言葉にもっと敏感になろう
 └──── (たんぽぽ舎)

○3月28日の東京新聞報道。「安全基準」やめて、「規制基準」に−読者の指摘で原子力規制委(田中委員長)
○もともと原子力規制委員会−原子力規制庁の発足の時に、名称について、原子力ムラ(実は原子力利権共有帝国)は、安全庁−安全委員会の単語を使いたかった。
持てる権力を使って色々働きかけたと思われるが、本来の趣旨に反するので、最後は規制庁−原子力規制委員会という名称に決まった。この経緯からいけば、原子力規制委(田中委員長)がこの間「安全基準」という単語を使っていた、又はほ
っといたということ自体がおかしい。

○国民のパブコメが3000件あろうと5000件あろうとムシする規制委。それが匿名の男性読者の指摘で田中委員長がすぐ、27日「安全基準」をやめて、「規制基準」に変えるといった。この急変の理由は何だろうか?柳田が推測するに、「安全基
準」と言って、近い将来に原発事故が発生したら(残念ながら、その可能性あり)、
規制委が責められる。故に自分の保身も含めて「規制基準」と変えたのではないかと思う。「安全基準」よりは「規制基準」の方がより正確な単語で、それはそれでいいのだが…。

○なお、私たちは、この2ヶ月ほど安全基準でなく、規制基準という単語をなるべく使用してきた。今後、電力会社、規制委、政府の使う単語にもっと敏感にありたい。反原発運動の前進のために。

.. 2013年04月01日 21:25   No.517009
++ 工藤わかめ (小学校低学年)…6回       
岩手県盛岡市の脱原発デモに参加して
 │ 原発がない県、でも放射能被害。3月31日(日)にはサウンドデモ。
 └────(たんぽぽ舎ボランティア)

 3月22日(金)、盛岡市で行われた脱原発盛岡金曜デモに参加した。このデモは昨年7月から、首相官邸前抗議行動に呼応する形で始められ、今回で33回目を迎えた。そもそも、「岩手でデモなんて?」と半信半疑。保守王国岩手ではちょっとしたことでも目立つし、やりにくい。脱原発デモができるなど思ってもいなかった。しかし、ネットでみるとデモをやっているではない
か!岩手出身である工藤わかめは実家に帰る途中寄ってみることにした。

6時15分、集合地である、盛岡市の県庁前にある内丸緑地に行った。次から次へと人が集まってくる。参加者98人。持ってきたビラもすぐなくなった。
参加者は実に様々だ。年配の人、子ども連れ、仕事帰りに見えるサラリーマン風の人たち。6時30分、ドラム隊のドラムに合わせて出発。それぞれ持参のプラカードなどを掲げ、シュプレヒコールをしながら、内丸付近を一周して30分程で終了した。

 岩手県内に原発は一基もない。しかし、3.11の福島第一原発事故では放射能が岩手県南を襲った。岩手が誇る名勝平泉、全国ブランドの前沢牛、江刺金札米等は県南に集中している。原発がない県での放射能被害。放射能は県境を越えた。正に「全国どこでも原発現地」が現実となった。
 岩手の冬は厳しい。しかし厳寒盛岡で脱原発デモは続けられた。そして漸く春めいてきた盛岡で、3月31日、日曜日、サウンドデモが計画されている。原発がなくならない限り、原発ゼロを訴える人たちの声はこの岩手から消えないだろう。


.. 2013年04月02日 12:34   No.517010

■--(無題)
++ 青山晴江 (小学校低学年)…7回          

福島で、友情つながりの心温かな市民デモと集会
 │ 3・11郡山レポート
 └────(たんぽぽ舎ボランティア)

 満席のバスが郡山駅前に着いたのは昼前だった。ビッグアイの展望台から山々と市内が一望でき、昨年1万6千人が熱い思いで集まった開成山公園も見えた。「3・11」は誰にとっても特別な日。人間の尊厳をふたたび問う日だ。
ある会議で「それではフクシマを見捨てるというのですか?」という悲痛な声を聞いたとき、本気でバスツアーを組んで3・11は郡山を歩こうと思った。
少人数でもひとりずつの想いが伝わる、手作りのデモと集会を、と。チラシも手書き。見出しは「二年目の3・11 スリー・ノン(3NON)の女たち 
WALK in 郡山」。三つの「NON」は各自の自由な意思表示。例えば、風船やプ
ラカードにNO原発、NO WAR、NONバイオレンス、NONセクショナリズムなど。
近藤さんや現地の女たち、たんぽぽ舎の協力で準備や情報の拡散が進んだ。

 初めてのデモ申請をしにひとりで郡山警察署に行った。部屋は[相談室]という札が出ている取調室のような雰囲気の所だったが、応対は丁寧で、東京からでは大変でしょうと1回の訪問で済むようにしてくれた。警察で働く人の中にも原発や放射能に対してまともな認識を持ち、家族を避難させてばらばらに暮らし、未来を憂う人もいるのだと知った。
 その反面、市役所の一室でおこなった記者会見で、福島テレビの若い記者は「個人の意見ですが」と前置きし、チラシに書いてある「郡山市はまだ高線量の所もあり..の言葉は要らない」と言った。もう線量は低くなっているし、自分も子どもを連れて歩いていると。
 しかしその日に私が見たさくら通りのモニタリングポストは0.346マイクロSv/hだった。実際にはもっと高いと言われているし、事故前は0.03マイクロSv/h程度だったのだ。子どもたちの被曝はどれほどか。

.. 2013年03月23日 09:01   No.515001

++ 青山晴江 (小学校低学年)…8回       
 当日のデモはそれぞれに気合十分な市民たち150人程が駅前から市の目抜き通りのさくら通りを行進。女性が多いがサポート精神の男たちも参加。「こどもたちを避難させて」「福島を忘れない」「ふるさとは原発を許さない」等の横断幕。3NONをマジックで書いた色とりどりの風船。ニューヨーク帰りのMASAさんがサックスを吹き、李政美(イヂョンミ)さんが歌う会津磐梯山で
かんしょ踊りをしながらゆっくり進む。後ろにはチャングやドラム。町ゆく人が頭を下げてくれたり、バスの中から小さく手を振る人。車からじっと見ている人たち。
 郡山の黒田さんがハンドマイクで声をあげる。「みなさん! 郡山の皆さん!
皆さんが何もしなかったら子どもたちはどうなるのですか?」・・・このふり絞るような言葉が心から離れない。白い防護服の森園さんが「ゆっくり進みましょう、郡山でのデモはめったにないから、時間いっぱいやりましょう」と言った。ゆっくりと歌いながら進む私たちをビルの上から見つめている人びと。
互いの思いがつながりますように、どうか声を上げてください、と思わずにはいられない。
 交流会では、「グリーナムの女たち」の上映、MASAさんと李政美さんの心に響くコンサート、郡山市議・駒崎さんの福島報告、リレートークでは福島のか
たとバスツアーの参加者などが発言。『阿武隈共和国独立宣言』の著者・村雲司さんは小説の中と同じように、2年目の3・11にバスに乗り込み、「独立宣言」を読み上げた。最後のキャンドルナイトでは、アメリカや霞が関のテントひろばとスカイプ中継で繋がった。

 小さくても少人数でもと始めたことだが、友情つながりの市民ひとりひとりの自由な参加で、豊かな心温かいデモ・集会となった。参加してくれた全ての方に、また参加できなくても協力いただき心寄せてくれた全ての方に、感謝の気持ちでいっぱいです。
「3・11はフクシマの現地に立ちたい」この特別な思いをいつも心に持ち続けて、これからも福島の痛みを共有し、共に行動をしていきたい。


.. 2013年03月23日 09:23   No.515002
++ 冨塚元夫 (小学校高学年)…26回       
学習会:地球温暖化の真実 第二回(3月6日開催)
 │ IPCCのCO2地球温暖化説の間違い 参加報告
 └────( たんぽぽ舎ボランティア)

 IPCC[気候変動に関する政府間パネル]の二酸化炭素温暖化説に真っ向反対する内容については、今まで諸説がありますが、いずれもIPCCの主張(スーパーコンピュータを使用して地球システムをシミュレーション計算し、その結果が実測値と合致している)を論破するには到っていない現状があります。ただ、シミュレーション計算の詳細内容が不明確で、完全に論破することは困難
です。従って、温度実測値など、周辺の事実を並べ立てて論破していくことになります。

 二酸化炭素素温暖化説を論破する理屈として以下のような詳細な説明がありました。
1)二酸化炭素濃度は同じなのに、北半球が南半球より格段に温暖化していること、更には、北極に近いほど温暖化が激しいこと→人為的発熱が、温暖化の真因であり温室効果ガス(水蒸気が主体)との相乗効果で温暖化している
2)太平洋に較べて日本海の温暖化が顕著な理由は、重回帰分析の結果から、原発の温排水であったと判断できること。日本海の原発温排水が、日本海沿岸を2〜3度ほど温めていた(第一回で説明したことのおさらい)
3)空気を温めたエネルギは、大気循環により、早急に大気全体に分散され、エネルギは容易に高空にも達し、宇宙に還すことができるが、海洋を暖めたエネルギは、そのエネルギの大半が遠赤外線として、大気を透過し、宇宙に放出しなければなりません。海洋を暖めた場合は、温度上昇が小さく、電磁波放出エネルギが小さくなる。また、海洋を暖めたエネルギは、水蒸気を主体とする温室効果ガスに捕まり、宇宙に返す量が制限されます。そのため、海洋を暖める原発温排水は、温暖化の根源であると結論されます。

CO2(二酸化炭素)よりもH2O(水蒸気)のほうが温室効果ガスとして数倍、影響が大きいことをIPCCは無視しています。

※次回(第3回)は、「温室効果ガスとは何か、水蒸気はなぜ効果が大きいか」をテーマに学習する予定です。是非ご参加ください。
 4月17日(水)19時から、会場:「スペースたんぽぽ」
 (事前申込み不要、直接会場へお越しください)


.. 2013年03月23日 09:35   No.515003
++ 渡辺秀之 (幼稚園生)…3回       
脱原発は火力で可能−脱原発と再生エネルギーは別物
 |  「脱原発社会をいかに創るか」学習会(3/14)に参加して 
 |    ※次回(5月)は上関原発と漁業権・・・海は誰のものか
 └────            (たんぽぽ舎ボランティア)

・「脱原発の経済学」の著者・熊本一規(明治学院大学)教授の2回目の学習会
「脱原発社会をいかに創るか」が、3月14日(木)に開催されました。於:スペースたんぽぽ
 東京電力福島第一原発事故から、2年が経ちました。3月11日付け東京新聞社説は、「風化が始まったというのだろうか。政府は時計の針を逆回りさせたいらしい。・・・
中略・・・二度目の春、福島や東北だけでなく、私たちみんなが持続可能な未来に向けて、もう一歩、踏み出そう。そのためにも福島の今を正視し、決して忘れないでいよう。」との主張です。
 本学習会は、「持続可能な未来に向けて」私たちの生き方を問い直す、貴重な機会となりました。
講演内容は、「原発は地域を破壊する」、「脱原発社会をいかに創るか」を中心テーマに、原発立地現場での攻防体験を基に、易しく、丁寧に解説されました。
その中で、脱原発と再生可能エネルギー普及は、現時点の再生可能エネルギーコストを考慮すれば、それほど容易ではなく、火力発電を繋ぎとし、徐々に再生可能エネルギー比率を高めていくのが現実的であるとの考えを話されました。また、原発の再稼動をどのように阻止するかについても、具体的に、かつ説得力のある方策を話され、私たちの今後の再稼動阻止運動に対する大きな示唆となりました。
 休憩後、約30分間、活発な質疑応答も交わされ、有意義な学習会となりました。
閉会後、熊本教授を囲んでの交流・懇親会が行われ、10数名の参加有志と共に、夜更けまで議論は続きました。
 なお、安倍首相地元の山口県上関原発の動静が注目されている中、今後の反原発運動の理論構築・理論武装に役立てるため、「上関原発と漁業権」、「海はだれのものか」(仮題)のテーマで、熊本教授の第3回目の学習会を、5月に開催することを予定しています。詳細は決まり次第ご案内いたしますので、奮ってご参加ください。

.. 2013年04月01日 13:10   No.515004
++ 山本勇祐 (小学校低学年)…9回       
東京電力停電事故で緊急抗議行動−首都圏反原発連合400名
| 東京電力恥を知れ!!!   3月21日 東電本社前  
└────   (たんぽぽ舎・NODUネット)

 3月18日東京電力福島第一原発の停電事故に対する緊急抗議行動が首都圏反原発連合の呼びかけで行われた。直前の呼びかけにもかかわらず約400名の怒りのコールが、18時〜20時まで続いた。
この行動にたんぽぽ舎の仲間と参加した。その概略の報告

○ あまりにもお粗末!
 東京電力の発表によれば、配電盤にネズミが入り込んでショートしたためということらしい。本当にこれが原因であれば、何故、復旧に29時間もかかったのか?
停電事故で最初に点検するのは配電盤だということぐらいは素人でもわかる。本当にそうだったのか?東京電力のこれまでの隠ぺい体質の数々を考えると、もっと他に深刻な原因があった?  と誰でも考えるのではないか。今後のことが心配だ。
○ 2年も過ぎてまだ仮設配電盤?
 使用済み燃料を冷却するプールという重要な施設の電源が、2年前に車の荷台に設置した仮設配電盤経由であったことが先ず信じられないことだ。しかも、バックアップ体制がなかったという。
 東京電力は3・11の史上最悪の過酷事故から何も学んでいないことになる。事故を起こした4基の原発の廃炉までには、まだ40年もかかる。
 このまま東京電力に任せておいてよいのか。規制委員会、経産省はしっかり監督してほしいものだ。
 この日、最も多かったコールは、”東京電力恥を知れ!!”だった。
 今後も、市民が東京電力の責任を追及し、監視、抗議を続けよう。

.. 2013年04月01日 13:22   No.515005
++ 柳田 真 (課長)…158回       
東電は電気屋なのにいつも「真っ暗」、「真っ黒」
| 経産省テントでも、ネズミ対策している。東電はしていないの?
 └────             (たんぽぽ舎)

(1) 毎週金曜日の午後。官邸行動でまく2000枚ビラの作業(折り、帳合い)で、男女10人余がたんぽぽ舎で作業しつつ雑談。面白い会話が飛ぶ。その一端を紹介します。
Yさん:東電は電気屋(灯りや)なのに、いつも「真っ暗」事件を起こす。
みんな:なるほど、その通り(賛同の声)
 ★真っ暗事件は東電が福島原発1号機で国会事故調の調査団(田中三彦氏)へ「原発内は真っ暗」(実は灯りはついていた)と虚偽説明した事件。その後、川内博史前衆院議員の調査の時は、今度は「ビデオが真っ黒」。よほど隠したい秘密
(実は地震で原発が壊れたとか)がある感じ。
(2) 3月21日の経産省テントで司会の木村さんの発言
 経産省から立ち退きを迫られているテントでもネズミが出るので、ネズミ対策をちゃんとしている。(食べ物をカンに入れたり、柵を整備したり…)。東電は福島原発でネズミ対策もしていないのかね? 驚きだ。これで世界一の水準の原発
か?(本当にネズミが原因かね? 別の何か重大なことを東電は隠しているのではないかなーとの声あり)
(3) なお、たんぽぽ舎は4月1日(月)19:00−と20日(土)13:30−に「真っ暗」「真っ黒」事件の解明、分析の講演会を行います。参加歓迎。
4月1日(月)は 川内博史前衆議院議員、4月20日(土)は木村記者と山崎久隆さん

.. 2013年04月01日 13:44   No.515006
++ 再稼働阻止全国ネットワーク (小学校低学年)…5回       
東電「真っ暗」事件に続いて今度はビデオが「真っ黒」事件
 | 講演会「脱原発に向けて真実を語る」 4月1日
 └──── 

  福島原発事故で「津波が来る前、地震の第一撃で1〜4号機はどれほど壊れたのか」? 東電も経産省も「地震による破壊」は一切なかったことにしているのではないか?
 そんな疑問を多くの「国民」が抱いている中、川内博史さんが3月13日に総選挙前からの東電との約束だった福島第一原発1号原子炉建屋4階の非常用復水器回りを視察し、「真っ黒ビデオ問題」が発覚、東電の事故隠しが一層疑わしくなってきた。規制委員会が「地震によるIC配管破断」を頬かむりして新安全基準
(実は「新稼働推進基準」)を作ろうとしている中、視察の経緯の詳細を聞き、脱原発への道を探る。ぜひご来場を!

 講演:前衆議院議員 川内博史さん
 日時:2013年4月1日(月)19時−21時
 場所:スペースたんぽぽ
 参加費:800円
 主催:再稼働阻止全国ネットワーク

.. 2013年04月01日 13:53   No.515007
++ 鍋谷郁太郎 (幼稚園生)…1回       
官邸前抗議行動・初参加記
 |  シュプレフコールを叫んでいるうちに「非常にいい心地に」
 |  右も左も関係なく、「脱原発」という1つの共鳴点の金曜官邸前行動
 |  を高く評価します
 └──── (神奈川県在住)

 3月22日の官邸前抗議行動に初めて参加しました。再稼働が現実味を帯びてきている今、頭だけで脱原発や再稼働反対を考えていても意味がないあるいは間接的原発肯定になると思い、官邸前抗議行動参加を決めました。
 右も左もわからない中、官邸に近い場所で、自民党と安部首相を扱きおろしたプラカードを可能な限り高く掲げて、シュプレフコールをただひたすら叫んでいました。しかし、「再稼働反対」、「故郷を守れ」、「原発廃炉」等を繰り返し
叫んでいるうちに非常にいい気分になってきて、2時間はあっと言う間に過ぎてしまいました。
 私は喋ることで生業を立てているものですが、皆と同時に同じ言葉を叫ぶことは一瞬にして感情共同体を作ることになり、非常に心地いいものでした。何千人もの人々の脱原発の想いを言霊に載せて、官邸にぶつけていくことがやがては大いに意味があることを、この日に強く実感しました。シュプレヒコールは大事だ。
 官邸前抗議行動は、噂に聞いていた通り、右も左も関係なく単に「脱原発」という1つの共鳴点だけで動いており、それがここまで運動を継続出来た最大の理由であることも理解できました。参加者数が減っていることは否めないことも事実です。しかし、間接民主主義が機能停止に近い状態に陥っているこの国で、官邸前抗議行動はこれからも脱原発が現実のものとなるまで継続していかねばならいものであり、それを否定することは民主主義を否定することでしょう。
 これからも、時間が許すかぎり、金曜日は茱萸(グミ)坂に集まり、脱原発を体力と気力続く限り叫んでいくつもりです。

.. 2013年04月01日 14:20   No.515008
++ 中川敦詞 (幼稚園生)…1回       
物理学者集団の社会的責任を問う−物理学会へ3つの要望
 |  3/23槌田ゼミ報告・徹底解析福島原発事故第11回
 └──── (4F講座ボランティア)

◎内容 原子力は当初軍事利用として開発されたが、条件を付けて商用利用となった。
 当初科学技術で安全確保が出来ると思われたがそれを超える問題が出始めた。
その対策に費用が増大し、「原子力は安い」ということはうそになった。
さらに人間の過誤により事故に発展し、費用増大に耐えられず福島事故へと繋がった。その上、放射能の後始末など問題は累積していく。
これまでの経緯から生ずる責任は原子力を推進した物理学者集団にある。
まず、福島県民に謝罪し廃止を提案しなくてはならない。

物理学会理事会へは次のことを要望する
1、深刻な災害を引き起こしたことについての反省と謝罪を表明する。
2、福島原発事故の詳細を研究するグループを結成し、その研究結果を発表する。
3、物理学会誌を、福島原発事故に関する会員の意見交換の場として開放し、上記研究グループの研究に寄与する。
という内容で19人の参加者があり熱心な質問が多く寄せられました。


.. 2013年04月01日 14:25   No.515009
++ 東京新聞 (社長)…294回       
.「再稼働認めない」 福島の脱原発集会に7000人
 └──── 

 福島市で23日、脱原発を求める集会があり、主催者発表では福島県内外から約7000人が集まった。参加したルポライターの鎌田慧さんは「東京電力福島第1原発事故は生活を破壊した。もう過ちを繰り返したくない。再稼働は認めない」と
訴えた。
 集会では農業や林業など各界の代表者が厳しい現状を報告。今月高校を卒業し、県内の大学に進学する同県南相馬市の高野桜さん(18)も壇上に上がった。避難の都合で家族が山形県と福島県に分かれて暮らす状況を話し、「至る所にモニタリ
ングポストがあったり、家族がばらばらだったりするのが当たり前になっているのはおかしい」と怒りをぶつけた。(後略)(3月24日より)

※会場の体育館一杯の人々の大きな写真付きの記事でした。


.. 2013年04月01日 14:50   No.515010

■--スクープレポート 遺伝子障害率が上昇
++ 週刊フライデー (幼稚園生)…2回          

    アメリカから突きつけられた「放射能後遺症」の恐怖

 2013年3月11日。東日本大震災から2年が経ったこの日、日本のテレビ・新聞報道は、「あの悲しみを忘れない」「復興に向けて」といった感傷的な報道で溢れた。一時、あれほど語られた「放射能の健康被害」については、まるで忘れられてしまったかのように静かだ。しかし、海外ではいまも多角的な研究が続けられている。そして彼らは、こう警鐘を鳴らす。「福島原発事故から2年。日本はこれから本当の悲劇を迎えるのではないか」とー。
 3月11日、ニューヨーク。福島原発から約1万キロメートル離れたこの地で、「福島原発事故が医学・環境に及ぼした影響」と題されたシンポジウムが開催された。主宰したのは、ヘレン・カルディコット財団と、1985年にノーベル平和賞を受賞している「社会的責任を果たす医師団」。彼らの呼びかけで世界中から放射能研究の権威が集結し、数百人の聴衆を前に、福島第1原発事故の影響に関する詳しい報告が行われた。本誌はこのシンポジウムに参加した専門家たちの取材を行ったが、彼らの口からは新たに判明した福島原発の「不都合な真実」が次々と出てきたのである。

 なぜ鈍感でいられるのか

 まず、原発のエンジニアで、アメリカの原子力委員会にも提言を行っているアーニー・ガンダーセン氏が明かす。
 「福島だけでなく東京の汚染が予想以上に深刻に進んでいる、ということが分かっています。昨年、私は東京中心部の土壌のセシウムを測定しましたが、1キロ平方メートルあたり7000ベクレルが検出されました。これは、アメリカにおける放射性廃棄物の基準値に相当する量です。つまり、東京中に放射性廃棄物がばらまかれているも同然なのです。(中略)
 「2012年11月に日本の沖合のセシウム137の汚染状況を調べたのですが、海底には94テラベクレルが、海水では15テラベクレルが検出されました。また、2012年末の時点でも、海水は1平方メートルあたり1000ベクレル以上汚染されていて、汚染濃度はまったく低下していません。これらはチェルノブイリ事故後の汚染よりもはるかに高い数値です。海流の流れによってセシウムはより広域に広がっているので、太平洋の汚染が進んでいる。現時点で18パーセント以上の魚が制限値以上の数値を検出している。なぜ日本の人々がこのことに鈍感でいられるのかが分からない」(中略)
 今回のシンポジウムで最も耳を傾けなければならないのが、サウスカロライナ大学で生物科学の研究を行っている、ティモシー・ムソー博士の調査結果だ。ムソー博士は福島の現地調査を行い、野生生物に奇形や個体数の減少といった明白な"変化"が表れていることを明らかにした。「私はチェルノブイリと福島の両方で、事故後の野生生物の状況を調査しました。野生生物は最も放射能の影響を受けやすいからです。福島県内の400カ所で調査を行いましたが、放射線量の高い地域では鳥類の数が著しく減少しています。放射能の影響がチェルノブイリの2倍にも達しているところもありました。チョウの減少や奇形も顕著です。また、鳥の個体を調査すると、奇形が見られたり、斑点ができているものが多く見られ
た。明らかに放射能の影響で、遺伝子障害の率が増加しているのです」

.. 2013年03月22日 09:31   No.514001

++ 週刊フライデー (幼稚園生)…3回       
 神頼みの国・ニッポン

 ムソー博士は様々な調査結果から、長期の低線量被曝によって、遺伝子に損傷が生じることを証明している。今回、福島の野生生物に個体減少、欠損・障害が見られたことを受け、博士はこう警告するのだ。
 「昆虫や鳥に出た影響は、人体にも起こりうるのです」
 福島を含め、日本はこれから人類が経験したことのない苦しみを経験することになるのではないか、とムソー博士は不安を抱く。(後略)
           (3月29日号より抜粋)


.. 2013年03月22日 09:39   No.514002
++ 朝日新聞 (大学院生)…103回       
大飯、7月停止求めず 新基準、9月以降適用 原子力規制委方針

 国内で唯一稼働中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県)について、原子力規制委員会は19日、現在策定中の新安全基準が施行される7月には、審査のために停止を求めないとする方針を決めた。定期検査に入るために9月に停止した後、
国が新安全基準に適合しているかを審査する。関電は電力需給が逼迫する今夏も運転できる見通しが出てきた。(中略)  (3月19日より抜粋)

.. 2013年03月22日 10:20   No.514003
++ 朝日新聞 (大学院生)…104回       
◆「審査で停止」の例回避  大飯原発、新基準先送り
  電力業界「再稼働に道筋」

 関西電力の幹部は、原子力規制委員会の判断に喜びを隠さない。「いろいろと要望をしてきたが、こんなに早くそのとおりになるとは思わなかった。(中略)
電事連関係者は7月の参院選後に照準を合わせ、攻勢の時機を探る。
 「自民党も参院選までは大胆に動けないだろうが、大飯がOKなら他の原発の再稼働にも道筋がついたも同然だ」

 地元は…安全な状態で稼働を/信頼崩れる

 (前略) 厳しい意見も相次いだ。原発推進派が多数を占める福井県敦賀市議会で脱原発を訴えてきた今大地晴美市議(62)は「命より経済優先の論理。規制委に対する国民の信頼が崩れる一歩だ」。同県美浜町で反原発を訴えてきた元町議の
松下照幸さん(64)も「これでは電力業界ともたれ合っていた旧原子力安全・保安院となんら変わらない」と規制委の方針を批判した。
                   (3月20日より抜粋)


.. 2013年03月22日 10:28   No.514004
++ 朝日新聞 (大学院生)…105回       
被害想定 最悪220兆円 M9.1南海トラフ巨大地震
  GDPの4割超す 有識者会議

 太平洋沖に延びる南海トラフでの巨大地震対策を検討する国の有識者会議は18日、マグニチュード(M)9.1の地震が起きると、最悪クラスで220兆3000億円の経済被害が出るとの想定を発表した。国内総生産(GDP)の42パーセント、東日
本大震災の10倍を超える規模。今回の公表で死傷者数などを含む被害想定が出そろったことになり、国は防災対策の基本方針を盛り込む大綱の策定を急ぐ。
 (註) 死者は32万人 南海トラフ
 静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く約4000メートルの海底のくぼみ(トラフ)。海側の岩板が陸側の岩板の下に沈み込む境界にあり、1600年代以降だけでもマグニチュード(M)7〜8級の地震が繰り返し起きている。東日本大震災後、国は巨大地震発生時の被害想定の見直しに着手。最悪クラスでM9.1、20メートル以上の津波が8都県(都は島しょ部)に押し寄せ、32万3000人の死者が出るとした想定を昨年8月にまとめた。(3月19日より抜粋)


.. 2013年03月22日 12:07   No.514005
++ 茨城新聞 (小学校高学年)…29回       
冬の節電、政府想定超え  最大電力需要3〜8パーセント減
(3月22日 より)

 政府が今冬に節電を要請した沖縄電力を除く9電力管内で、昨年12月から3月15日までに記録した最大電力需要が、2010年度の冬と比べて3.6〜8.7%減ったことが21日、経済産業省の集計で分かった。いずれの地域でも政府が当初想定した節電分を上回る減少率となっており、家庭や企業の対策が一段と進んでいることが裏付けられた。
 政府は(中略)冬の節電実績が予想以上だったため、計画停電の準備要請や厳しい数値目標の設定などは見送る可能性がある。(後略)


.. 2013年03月23日 09:41   No.514006
++ 毎日新聞 (中学生)…30回       
プルトニウム利用計画:電事連が作成断念
(3月22日 より)

 日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で13年度に取り出す予定の核分裂性プルトニウム約0.6トンの使い道を示す利用計画について、電気事業連合会が、国の原子力委員会が定めた提出期限の今月中の作成を断念したことが21日、関係者への取材で分かった。国内の原発再稼働の見通しが不透明で、原発でプルトニウムを燃やす「プルサーマル」の実施にめどが立た
ないためとみられる。(後略) (共同)


.. 2013年03月23日 09:50   No.514007
++ 東京新聞 (社長)…292回       
規制委ふらつく厳格基準  
 原発の危険性を小さくするための新しい規制基準をめぐり、原子力規制委員会の対応に不可解な点が多くなってきた。発足当初は、電力需給などには一切配慮せず、原発の安全性能がどれくらいなのか、科学的な判断だけをする、と高らかに宣言してきた。しかし、最近は需給の状況を気にする発言が目立つ。このままでは、安全を置き去りにしたかつての甘い規制機関に逆戻りしかねない。
◇変節  「(基準違反だからと)例えばポンと20基止めたら世の中どうなっちゃうのか」
19日の定例記者会見で、規制委の田中俊一委員長からこんな発言が飛び出した。
 いろんな角度から質問すると、言いたいのは、電力需給などの事情もあり、7月に新たな規制基準ができたからといって、急ブレーキをかけるのはどうかーということらしい。
 しかし、田中氏は昨年9月に規制委が発足した当初から、こうした「事情」は一切斟酌しないと繰り返し強調。「地元や政治家の意向をくめば、旧原子力安全
・保安院と同じ」と、かつての規制機関とは違うことも強調してきた。
 同10月には、規制委の5人の委員の間で、「電力需給とか社会経済的なことにかかわらず、科学的、技術的見地から規制を行う」と意思統一までした。活断層調査をやり直し、厳しい規制基準の検討も進め、原発推進派からは「やり過ぎ」批判も出ていたほどだ。
 だが、原発推進の自民党へ政権が交代し、内閣支持率が高まるにつれ、日本原子力発電敦賀原発(福井県)の活断層調査で、電力側への配慮を他の委員に求めるなど、変節を疑わせることが増えてきた。(中略)
科学的判断後回し 保安院時代に逆戻りも
◇同類 (前略) 「不適合があっても『安全』と判断するなら、新基準の意味がない」と本紙記者がただすと、田中氏は「なかなか辛辣な質問。悩ましいことになるかもしれない」と答えた。
      (3月23日 より抜粋)


.. 2013年04月01日 14:00   No.514008
++ 朝日新聞 (大学院生)…106回       
「脱原発」テント撤去姿勢に抗議
   経産省前に300人

 東京・霞が関の経済産業省前で、テントを張って「脱原発」を訴えてきたグループが22日夕、同省がテントの撤去を求めて提訴する動きを見せていることに抗議する集会を開いた。
 テント前の歩道には約300人が集まり、「原発事故の反省なしに『でていけ』というのはおかしい」「先に原発の撤去を」などと訴えた。作家の落合恵子さんも「どんな逆風が吹いても,私たちの志は消すことはできない」と呼びかけた。
(3月23日 より)

.. 2013年04月01日 14:07   No.514009
++ 東京新聞 (社長)…293回       
◆「脱原発テント守る」 国の退去要求に市民団体が訴え

 脱原発を訴える市民団体が東京・霞が関の経済産業省の敷地に設置したテントについて、国が立ち退きを求めて提訴する方針を示したことを受け、団体のメンバーらが21日、テント前で記者会見を開き「脱原発運動のシンボル。絶対守りま
す」と抵抗していく姿勢を示した。
 設立メンバーの淵上太郎さん(70)は「テントは原発問題で国民が意見を述べ、行動する場。自らの意志で撤退するつもりはない」と強調した。
 福島市から東京都練馬区に娘2人と自主避難中の二瓶和子さん(36)は「テントがあったからこそ首都圏に自主避難しているお母さんとつながれた。私にとっては第2のふるさと」と必要性を訴えた。同席した長谷川直彦弁護士は「国民の正当な抵抗権の表れだ。国による権利の乱用として争っていく」と話した。
 (3月22日より)

.. 2013年04月01日 14:31   No.514010

■--東京電力はどこまで嘘つきなのか
++ 伊東良徳 (幼稚園生)…1回          

今度はビデオが真っ暗 
 |  川内博史前衆議院議員の福島第一原発1号機原子炉建屋4階の
 |  ビデオ撮影真っ暗事件
 └──── (弁護士)

 2013年3月13日、川内博史前衆議院議員が福島第一原発1号機の原子炉建屋4階に調査に入りました。その調査には東京電力から3名が同行し、東京電力側でビデオを撮影し、当初はその撮影したビデオのファイルは公開される手はずだったのですが、翌14日になり、東京電力からビデオは暗くて何も映っていないので公開しないと川内前議員に連絡があるという事件が発生しました。
 この件については、基本的には伝聞にはなりますが、川内前議員とお話しした経緯があるので、その当事者として事実を記録に残しておきたいと思います。

○川内前議員の調査の経緯と川内前議員から聞いたお話

 この調査は民主党の議員・前議員が福島第一原発に赴いて行ったもので、川内前議員が1号機原子炉建屋4階、他の議員・前議員は4号機の使用済み燃料プールに行くということでした。当初は田中三彦さんにも声がかかり一緒に行く可能性があるということで東京電力側にも予告したということですが、田中三彦さんは国会に再調査を要請している段階でもあり然るべき態勢で入りたい、一度入ってしまうともう入れたということで拒否される可能性があるということから民主党の調査団には同行しないということになりました。
 そういう経緯もあり、私たちは、調査終了後に川内前議員と打ち合わせを行い、調査の内容についてお話しを聞くことができました。
 以下、川内前議員から、調査終了後の14日午前中に聞いた話です。東京電力は、入る前の段階では、ビデオは東京電力が撮影するが撮影したメディアは川内前議員が持ち帰ってよいといっていたということです。そして、川内前議員が何か所か気になるところについて東電の撮影者に撮影を指示し、同行した東電の説明者に何回かこれは何かと聞いたがいずれも「わからない」という答えだったとのことです。また、2011年10月18日のビデオでは天井が崩落して明かりが差していた北側はなぜか暗くなっており大変見えにくかったそうです。北側の明るさについては2011年10月18日のビデオとはかなり様子が違ったということです。調査を終了すると、東京電力は、ビデオを撮影したメディアは渡せ
ないと態度を変え、その代わりに今晩中にホームページで公開すると約束したそうです。
 ところが、14日朝になってもビデオ映像は公開されず、昼頃になって、川内前議員に東京電力から、「ビデオは暗くて何も映っていなかったから公開しない」と連絡があったそうです。 
 ここで、私は、川内前議員の話から、川内前議員が何回か東京電力の説明者に質問をしたが「わからない」という答えに終始し、何か所か川内前議員が撮影を指示した上で、東京電力が、最初は記録メディアを持ち帰ってよいといっていたのに態度を変えて記録メディアを渡さないといいだしたことに注目したいと思います。この態度変更は、東京電力が、このビデオをこのまま公開させてはならないと判断したためと考えられるのです。
.. 2013年03月19日 11:30   No.513001

++ 伊東良徳 (幼稚園生)…2回       
○東京電力の釈明会見

 15日に開かれた東京電力の記者会見で、東京電力は、ビデオカメラに放射性物質による汚染を防ぐためのビニール袋による養生のために巻いたテープがレンズに付着したためにレンズカバーが閉じたものと思われる、撮影者は液晶モニタは暗いものの撮影中の赤ランプが点灯していたので録画されていると思っていた、歩行中は安全確保のために液晶モニタを見なかったために映像が撮れていないとは気付かなかったという趣旨の釈明をしました。
 まずは、東京電力の釈明内容を説明しましょう。撮影に使用されたビデオカメラはこのカメラだそうです。
 このカメラを原子炉建屋に持ち込むときに、放射性物質(ちり・埃等)による汚染を防ぐためにビニール袋で下のように「養生」をします。下の写真、向かって右側にいる人が右手にビデオカメラを持っていてその腕ごと大きなビニール袋をかぶせているのがわかるでしょうか。こういう形でビニール袋をかぶせ、口をテープで巻いて止めていきます。このテープの端がビデオカメラのレンズに付着してレンズのカバーが閉まったのではないかというのです。
 そして、ビニール袋で養生しているために、液晶モニターもビニール袋越しになるので見えにくかったというのです。

○真っ暗ビデオとその検討

 東京電力は、川内前議員の要求と記者会見での要請に従い、2013年3月15日夜、その真っ暗ビデオをホームページで公表しました。
 このビデオは1号機原子炉建屋1階から4階までの移動中(8分22秒)、1号機原子炉建屋4階(15分33秒)、1号機原子炉建屋4階から1階まで移動中(6分26秒)に分割されています。
 以下、この1号機原子炉建屋4階のビデオを紹介します。
 まず4階に入ってすぐの0分25秒頃、川内前議員は大物搬入口の撮影を指示しています。音声で「大物搬入口はこれ?」「これ、ちょっと撮っといて」という声が記録されています。このときの東京電力が公表した真っ暗ビデオの映像がこれです。
 厳密に言うと、大物搬入口は、1階から5階まで吹き抜けになっていますが、川内前議員の関心は、ビデオの音声で蓋のことを聞いていることからもわかるように、4階の天井側の開口部です(そのことは、私たちとの打ち合わせでも、調
査終了後のお話でもそういっていました)。その大物搬入口の4階天井側開口部を、東京電力が2012年11月30日に撮影したというビデオからキャプチャーしたのが下の写真です。

.. 2013年03月19日 11:43   No.513002
++ 伊東良徳 (幼稚園生)…3回       
 さて、撮影者は、これを撮ってといわれたら、当然、液晶モニターでちゃんとそれが映っているか確認しますよね。東京電力の釈明会見での説明者(尾野昌之原子力立地本部長代理)は、暗いところでの撮影と強調していましたが、この被写体の大物搬入口はこんなに明るいんです。目の前の被写体がこんなに明るくて、液晶モニターが上側の写真のように真っ暗だったら、これでビデオがおかしいと思わない人はいませんよね。
 繰り返しになりますが、これは、川内前議員が原子炉建屋4階についてすぐにこれを撮してくれと指示したところです。どんな素人の撮影者でも、これを撮してくれと指示されて撮るんですから、当然に液晶モニターで確認するはずですし、
この2枚の写真を見比べればわかるように、本当に上側の真っ暗撮影状態だったらおかしいと気付かないはずがありません。そして、原子炉建屋4階についてまだすぐ時点ですから、本当にビデオが真っ暗撮影状態であれば、そこでおかしいとなり、レンズカバーが閉まっていただけなら見ればすぐにわかって、その場で修正できたはずです。それにもかかわらず、おかしいという発言も、修正も行われなかったのです。
 次に、東京電力公表の真っ暗ビデオの2分31秒あたりで、川内議員は「B系の蒸気配管を見たいんですけど」といい、東京電力の説明者が案内していき、3分19秒あたりで東京電力の説明者が「上にライト当てて」といい、4分あたりで「上の方、撮影」と指示しています。このときの真っ暗ビデオの映像がこれです。
 ここでも、撮影対象は、ライトを当てて照らされているわけですし、やはり特定の場所を指示してここを撮影するようにいわれているわけですから、撮影者は、当然、液晶モニターで確認しているはずです。それで、このモニター画像を見て、
おかしいと気付かないなど、考えられません。
 同様に、東京電力公表の真っ暗ビデオの7分02秒あたりで川内前議員が、「ダクトを撮って」と指示し、7分07秒あたりで、東京電力の説明者が「今、先生が照らしているところを撮影してございます」といっています。その時の真っ暗ビデオの映像がこれです。
 ここでも、東京電力の説明者の発言から、撮影対象を川内前議員がライトで照らし、そのライトで照らした対象をビデオ撮影するように撮影者はいわれ、またはこの言い方からすると説明者自身がモニターで確認しているようにさえ受け取れます。いずれにしても、ライトで照らされた対象物を撮影しようとしているわけで、これまた液晶モニターで確認しないはずがありません。
 東京電力がいう、ビデオ撮影に失敗したが撮影が終了するまで気がつかなかったなどということはおよそ考えられません。


.. 2013年03月19日 11:52   No.513003
++ 山田 武 (幼稚園生)…1回       
富山ガレキ阻止のお母さんらを市長が刑事告訴した
| 行政が弱い立場の個人を恫喝するスラップ訴訟だ
| 立ち上がった富山のお母さんらを支援しよう
 └────  (たんぽぽ舎会員)

 3/3「富山ガレキ阻止大会」に参加しました。
富山市で最終処分場への震災ガレキ焼却灰の搬入を阻止しようとしたお母さんらが刑事告訴されました。
 県警察本部に告訴したのは、富山地区広域圏事務組合(森雅志富山市長)です。
住民の権利を守るべき公務員が弱い立場の個人を恫喝し抗議活動を萎縮させ住民分断を狙う告訴は許せません。仲間と新宿から夜行バスに飛び乗り駆けつけました。
 司会は木下黄太さん、壇上にお母さん方、山本太郎さん、大阪の下地真樹さん、青木泰さんを迎えて会場に200人近く集まりました。
 昨年12月富山県立山町の焼却施設で岩手県山田町のガレキ25トンを一般ごみ970トンと混ぜて試験焼却。
 12月18日に灰を積んだトラックが富山市池多地区の山本最終処分場に向かった際、住民十数人が道を約十時間ふさいで搬入を阻止しようとしました。
 住民グループ代表の中山郁子さんは「最終処分場のある地区全体への説明を求めただけで告訴されるようなことはしていない」と訴えました。
 住民側は翌3月4日、岩手県との間でガレキ処理の契約を結ぶ富山県と、地元の富山市に対し、広域処理の中止を求める住民監査請求を提出しました。
 住民監査請求で富山の震災ガレキ広域処理のいい加減さ、復興資金の無駄遣いなどで行政側を追及します。
岩手の中山一絵さんも森雅志へ告訴取りやめを訴える要望書を提出しました。
そもそも汚染拡散・希釈は国際合意に違反しています。
ドイツ放射線防護協会は、汚染ゴミの希釈を停止するよう、日本の官庁に勧告しています。
 IAEAの基準に基づき、原発から出た廃棄物は、100ベクレル/Kgを超えれば低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、各地で8000ベクレルまで埋立処分されています。
 富山市のほか、高岡市、魚津市でも震災ガレキの受け入れに向かっています。
高岡市は震災ガレキ受け入れで国から震災復興特別交付税などを受け取ります。
 氷見市にごみ処理施設を建設し、ガレキ受け入れに伴って国から約18億円が交付されます。
 ガレキ処理受け入れを決めた自治体は金に目がくらんだとしか言いようがありません。
 環境省は2013年1月25日に公表した震災ガレキ処理計画の見直しで、広域処理の必要量を当初の推計の401万トンから69万トンに下方修正しました。地元で処理できます。バカげた税金の無駄遣いです。

.. 2013年03月19日 12:00   No.513004
++ たんぽぽ舎 (社長)…761回       
0321超緊急!東電本店抗議
 |  福島第一原発停電事故を受けて、東京電力本店に対して抗議行動を
 |  行います。
 └──── 

期日:2013年3月21日(木)
時刻:18:00〜20:00(予定)
場所:東京電力本店前
    (東京都千代田区内幸町・JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、
     都営地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分)
呼びかけ:首都圏反原発連合 こちら

3月18日午後6時57分ごろ福島第一原子力発電所免震重要棟における使用済み核燃料プールなどで同時多発的に停電事故が発生しました。

福島第一原発事故で被害を受けた住民の生活基盤回復及び賠償はいっこうに進んでおらず不安が続く中発生した今回の事故。あらためて多くの人々が、期待を裏切り続ける東京電力に失望といっそうの不安を感じているのは想像に難くありません。

私たち首都圏反原発連合は、人々の不安をいっそうかき立て、あれだけの過酷事故があってもいまだいっこうに変わろうともしていない東京電力に対し、緊急で猛抗議をします。

.. 2013年03月21日 08:45   No.513005
++ 斎藤なぎさ (小学校低学年)…9回       
3月15日金曜官邸前抗議行動に参加して
 |  このバカ息子!まだわからないのか!!
 |       (たんぽぽ舎ボランティア)
 └────

 福島原発事故から2年目の3.11が過ぎた。その直後の官邸前抗議行動である。
 原発を推進してきた自民党が返り咲き、事故などまるでなかったかの如く、邪魔なものは排除して、原発を再稼働しようと躍起になっている。被曝基準の緩和を画策し、経産省前のテントを撤去すべく裁判をおこす。脱原発運動の盛んな諸外国と比較し、原発事故当事国でありながら反省がないのは恥ずかしい限りだ。
 この日は、脱原発デモ10万人規模の台湾から学生が駆けつけ、官邸前抗議にエールを送ってくれた。また、一人で全国を回ってきたという女性は、年齢的に安倍首相の母親と同じであるという。汚染水が垂れ流しの状態が続く中、原発を推
進する安倍首相を「このバカ息子が!まだわからないのか。このままでは死んでも死にきれない」と批判した。もと被曝労働者である斉藤征二さんのスピーチがあった。被曝労働者の問題ひとつとっても、原発は存在してはならないものであ
る。
 あらゆる角度から見て、原発は誤りである。原発推進の人たちに言いたい、まだわからないのかと。

.. 2013年03月21日 09:16   No.513006
++ 堀内美鈴 (小学校低学年)…5回       
愛媛でも「フクシマを忘れない!」を共有し
 |  改めて「再稼働を許さない!」とかみしめた一日でした。
 |          (原発さよなら四国ネットワーク)
 └────

★★★「3月10日(日)愛媛の集会」★★★
  堀内美鈴(原発さよなら四国ネットワーク)

東日本原発大震災の発生から2年になる2013年の「3・11」には、全国各地で‘原発NO!’の集会が開催されました。こちら愛媛でも3月10日(日)に松山市と新居浜市で「伊方原発再稼働反対」の集会がありました。松山市・堀之内で開催された集会には470名、新居浜には50名の参加でした。身近な場所でそれぞれが声をあげ、昨年の8・19松山行動のように、市民や子どもたちがたくさん参加してくれました。

集会の最初10人の3分間アピールでは、伊方原発反対八西連絡協議会の近藤誠さんが「再稼働阻止!」の力強いアピール。学生たちのグループも元気に登壇して声をあげました。私も阻止ネットの共同スローガンの「フクシマを忘れない!」
「大飯をとめましょう!」「全ての原発の再稼働を止めましょう!」と訴えました。それから、官邸前金曜日行動でも「伊方原発再稼働反対!」のコールが起きていること、再稼働阻止全国ネットが全国の原発現地とつながって活動している
こと、6月には再稼働阻止のために西日本集会をもつ準備をしていることなど…
本当に限られた時間ではありましたが、精一杯アピールしました。そして「経産省前テントひろばを守りましょう!四国からもどしどし経産大臣にハガキを出しましょう!」とテントへの応援を呼びかけました。

松山では県庁前でアピールしてから、繁華街の大街道と銀天街を通って松山市駅前で解散という目抜き通りコース。参加した子どもたちのなかには、トラメガのマイクをしっかり握って、「ちゃいかどう(=再稼働)反対!」「原発いらない!
」と、市民グループの隊列を元気よくリードしてくれた‘つわもの’も!パレードしたお母さんたちの晴れ晴れとした表情とコールも、とても印象的でした。八幡浜の斉間淳子さんたちも「ふるさとは原発を許さない!」(←たんぽぽ舎寄贈)
を持って歩かれました。

愛媛でも「フクシマを忘れない!」を共有し、改めて「再稼働を許さない!」とかみしめた一日でした。

.. 2013年03月21日 11:17   No.513007
++ 原発いらない!福島の女たち (幼稚園生)…2回       
23、24日、福島の集会参加へのバスツアー
 |  往復一泊一食付きで9000円。お申し込みはお電話で。
 |                 経産省前テントひろば
 └────
3月23日、24日に福島市で行われる「原発のない福島を!県民大集会」と「地球(いのち)の集い」に参加すべく、東京から団体バスを運行します。

申し込みは 090-3919-0604 までお電話でお願いします。
参加費用は往復の交通費、一泊の宿泊費、朝食込みで9000円、当日現金払いです。

             記

【ツアー日程】

3月23日(土)
7時30分 新宿駅スバルビル前 出発 (7:00集合)
12時   福島 到着(あずま総合体育館へ)
13時   県民集会 参加 (〜15時まで)
18時   「地球(いのち)の集い1」へ参加
21時〜22時 宿泊所(二本松市) 到着・泊り

3月24日(日)
10時30分  「地球(いのち)の集い2」へ参加(15時30分)
16時過ぎ(予定)東京・新宿へ向けて帰途。

参加予定の集会等は以下の通りです。

3月23日(土)「原発のない福島を!県民集会」

主催:実行委員会(福島県平和フォーラムなど)
第一部11時 アトラクション
第二部13時 県民大集会(15時終了)
(被災地からの「なみえ焼きそば」、「相馬焼」などの出店あり)

18時〜20時 地球(いのち)のつどい
(主催:原発いらない!福島の女たち 会場:チェンバ大町3階)

3月24日(日)地球(いのち)のつどい
10時30分〜15時30分(主催:原発いらない!福島の女たち)

こちら


.. 2013年03月21日 12:03   No.513008
++ 井端 淑雄 (幼稚園生)…1回       
福島第一原発は地震で配管等が破損した−その証拠の場面も
 |  メルトダウンへのNHK流の切り込み(3/10のNHKスペシャルの動画紹介)
 └──── 約20年前から原発を危険視している横浜に住む一市民
             (後半の文章、前半の文章は3/19発信の【TMM:No1779】★1です)

メルトダウンへのNHK流の切り込み(3月10日のNHKスペシャルの動画紹介)
 こちら 
 (21分から、建屋外で線量が毎分300カウント)

この動画を見ると、NHKも疑問を持って問題点によく切り込んでいるようにみえる。
 安全神話に胡座をかいていた日本ではアメリカと異なり、イソコン(非常用復水器)の作動訓練もしておらず、蒸気が少し出ているのを見て、作動していると判断したなど、全く備えができていなかったことを暴いている。
米の訓練時の経験ではイソコンが作動すると、ものすごい量の蒸気が出て音も出るそうである。
しかし、3号機では消防車から注水された水の大半が復水器(イソコンとは別の主発電タービンを回した後の蒸気を水に戻すための)に流れ込んでいたと、イタリアにまで出かけ結論付けているのは、どうも疑問である。
この原因に特定することで、地震の揺れで配管のどこかに水が漏れるような破損が発生していた可能性があることに目が向けられないようにしているのではないかと考える。
すなわち、地震では壊れていなかったことを死守したいのではないかと思われる。
何よりも動画の21分のところで、’11年3月11日の16:44に原発建屋外で線量が毎分300カウントとなっている場面が登場する。
この時点で既に高線量の放射能が外に出ているということは、配管等が破損している明らかな証拠である。

.. 2013年03月22日 10:07   No.513009
++ 柳田真 (大学生)…71回       
経産省まえテントは、原発推進への抗議と国民の意思を国へ伝える場
 │ 国民主権の場であり、国民の正当な抵抗権のあらわれだ
 │ 「テントを守ろう」記者会見を多くのマスコミが取材
 └────(たんぽぽ舎)

 昨日、3月21日(木)午後1時、経産省まえテントひろばで、テント撤去に反対する記者会見が開かれた。私もテントを応援する一員として参加・発言したので、その要旨を報告します。

○取材・・・朝日、毎日、読売、東京、TBS、共同通信、時事通信、赤旗、
    社会新報、フリーランス・市民メディアなど10数人、計60人ほど
○発言・・・(司会:木村さん)渕上太郎さん、長谷川弁護士、鎌田さとしさん、
    柳田、正清太一さん、二瓶和子さん(約30分ほど)
○質疑・・・7人ほどが質問・発言。しめくくり:江田忠雄さん。計1時間程。

◇渕上さん:「テントの場所を貸してくれるよう、経産省とはずっと交渉中、不法占拠ではない状況」、係争中と言える。「テントひろば」は原発推進の国への抗議の場であり、国民の意見を国へ伝える場でもある(=国民主権の場)。自分の意思で撤退する気はない。堂々と闘っていく。
◇鎌田さん:「テントひろば」の運動をずっと支持してきた。私のほかに瀬戸内寂聴さん、落合恵子さん、坂本龍一さん、広瀬隆さん。「テントひろば」は550日超も平和裏に存在してきた。これは、脱原発の運動の成長と、日本の民主主義の成長だ。脱原発のシンボルとして、平和のシンボルとして、民主主義のシンボルとして、このテントを守って闘おう!
◇長谷川弁護士:占有移転禁止仮処分決定書が2人のテント代表(渕上氏・正清氏)宛てに届いた。第二次世界大戦においても戦争責任をとらない人々は、この原発事故の惨状でも誰ひとり責任をとらない。このテントは、人々の「抵抗権のあらわれ」である。徹底的に最後まで闘い抜く。
◇柳田:たんぽぽ舎はこれまでテントと一緒に原発廃止の運動を進めてきた。
 全国各地で、金曜行動とテントひろばは、光明の灯となっている。この灯を消してはいけない。「テントを守ろうハガキ」も3千枚を超え反応が大きい。
 民衆の抵抗として、民主主義抵抗運動として共にがんばろう!

※東京新聞3月22日・朝刊(社会面)に、要旨と写真が掲載されたので
 ご覧頂きたい『「脱原発テント守る」---国の退去要求に市民団体が訴え』

.. 2013年03月23日 08:28   No.513010

■--原発なく冬乗り切る 北海道の節電終了
++ 朝日新聞 (大学生)…99回          


 北海道の冬の節電期間が8日終わった。昨年12月10日から「2010年比7%以上」の節電を求められていた。北海道電力では泊原発(北海道泊村)が動いていなかっ
たにもかかわらず、どれだけ電気が余っているかを示す予備率は、最も厳しかった日でも9.9%あり、最低限必要な3%を大きく上回った。(後略)
 (3月9日より抜粋)

.. 2013年03月13日 16:38   No.510001

++ 朝日新聞 (大学院生)…100回       
台湾で市民10万人デモ、ドイツ2万人
 |  世界各地で反原発活動
 └──── (3/10より抜粋)

 ◇市民10万人デモ 台湾

 東京電力福島第一原発の事故から2年になるのに合わせ、台湾各地で9日、大規模な反原発活動があり、台北では市民団体主催のデモに約10万人が参加した。
世論の高まりに伴い、原発建設の是非を問う住民投票が争点として急浮上している。
 台湾では1999年に建設が始まった第四原発(新北市)が与野党の政治対立で建設が一時凍結され、完成が先延ばしされて安全性に疑問が持たれている。(中略)
 第四原発には2800億台湾ドル(約9千億円)以上を投入済み。江宣樺・行政院長(首相)は「原発を止めたら電力料金が上がる」と弁護するが、公営企業の台湾電力に対しては経営努力が足りないとの批判がつきまとう。
 投票は今年後半に行われる見通しだ。デモ参加者には「原発には反対しないけど第四原発は心配」(台北・輔仁大3年の鄭馨宣さん)といった穏健な声が目立った。第四原発は6割以上が反対とする世論調査もあり、住民投票は国民党政権の
思惑を超えた結果が出る可能性がある。

 ◇追悼と非核集会 韓国

 (前略)
 環境保護団体などが呼びかけ、韓国各地から数千人が参加。広島・長崎の被爆者やその子孫らも参加し、合唱で「核兵器も、核発電所(原発)もない世界を」と呼びかけた。

 ◇事故想定し訓練 ドイツ

 ドイツの反原発市民団体が9日、北西部ニーダーザクセン州のグローンデ原発の事故を想定した訓練を行った。「大災害が9千キロ離れたところではなく、あなたの家の前で起きたと想像して」と呼びかけ、原発の即時運転停止を訴えた。
 長年、反原発デモが盛んなドイツでも実際の事故を想定した訓練は珍しい。放射能漏れで原発の周囲40キロが立ち入り禁止になったとの想定で、主催者によると約2万人が参加。原発周辺の町で、避難してきた人の車を防護服を着た人たち
が除染したり、子どもたちがペットの犬を連れて避難したりする訓練をした。

.. 2013年03月15日 09:22   No.510002
++ 東京新聞 (社長)…288回       
こちら特報部
  廃炉作業 難問が続出 東海原発98年運転終了
  当初は17年度 3年後に先送り 火災や水漏れ 経営の不安

 原発の再稼働も、新設増設も悪い冗談にしか聞こえない。福島第一原発の事故機に加えて、活断層の存在が確定的になった敦賀原発2号機(福井県)など、廃炉はもはや現在形の話だ。しかし、その道すじは険しい。商業用原発では国内初の廃炉作業に取り組んでいる東海原発(茨城県)でも、難航を強いられている。小型の東海原発にして、この始末。政府に本当の危機が見えているとは思えない。
(荒井六貴)
 「福島第一原発の廃炉作業とは違う。原子炉などの解体は遠隔操作でやり、作業員が足りないこともない。スケジュール通りにいっている」東海原発の廃炉にあたっている日本原子力発電(原電)の広報担当者はそう言い切る。
 しかし、疑問は尽きない。廃炉作業は2001年に始まった。当初計画では作業の完了は十七年度だったのが、最近になって、三年後の二十年度に先送りされた。
 (後略)   (3月11日より抜粋)

.. 2013年03月15日 10:18   No.510003
++ 日本経済新聞 (幼稚園生)…3回       
原因の突きとめ方が不十分だと対策もピント外れのものになってしまう

 問題が生じた時、5回の「なぜ」をぶつけてみたことはあるか。そう著書の中で書いているのは、在庫を持たない「カンバン方式」の生みの親でトヨタ自動車の副社長を務めた大野耐一氏だ。機会が動かなくなった場合に、どのように対応
すればいいか紹介している。
○なぜ機械は止まったか。ヒューズが飛んだためならそれはなぜか。機会が滑らかに動かなったからなら、なぜそうなったか。潤滑油のポンプの摩耗のせいならその理由はー。ポンプに切り粉が入ったことを突き止めれば、ろ過器の設置という手がすぐ打てるというわけだ。
○福島第1原子力発電所の事故から2年がたった。メルトダウン(炉心溶融)に至ったのは炉を冷却する重要機器が動かなったためだ。ところが原因が完全にはわかっていない。津波による損傷以外に、大地震の揺れはどう影響したのか。別
の要因はなかったのか。「なぜ機械は止まったか」に十分な答えが出ていない。
○全国の安全対策を徹底するために、そして原発再稼働への道筋をつけるためにも、事故の原因を進めることが大事だ。「原因の突き止め方が不十分であると、対策もピント外れにものになってしまう」と大野氏は戒めている。真因が見えて
くるまで、何十回でも、何百回でも、「なぜ」を繰り返さなくてはなるまい。
                  春 秋 ( 3月12日より)

.. 2013年03月17日 11:12   No.510004
++ 東京新聞 (社長)…290回       
脱原発テントを提訴へ 経産相、立ち退き求め
  「原発撤去すべき」市民団体反発  

 脱原発を訴える市民団体のメンバーらが東京・霞が関の経済産業省の敷地に設置している
テントについて、茂木敏充経産相は15日の閣議後の記者会見で「民事訴訟による解決が必要と判断した」と述べ、今後立ち退きを求めて提訴する方針を示した。
 茂木経産相は「自主的な退去を勧告したが、拒否されてきた。国有財産が長期間不法占拠されている状況は本来許されない」と説明した。
 テントは東京電力福島第一原発事故から半年後の2011年9月に設置。脱原発を訴える運動のシンボル的存在になっている。
 脱原発を訴え、東京・霞が関の経済産業省敷地内にテントを張る市民団体は茂木産業省の示した提訴方針に対し強く反発した。
 テント広場の呼び掛け人代表の正清太一さん(75)は撤去すべきはわれわれでなく原発だ。弁護士と相談して今後のことを近く発表する」と怒りの表情で闘う姿勢をみせた。
 メンバーの谷園子さん(62)は「この場所を通じて脱原発を願う全国の人たちとつながっている。これからもテントでの行動を続ける」と通行人に訴えのビラを配り続けた。
 連なったテント周辺に「原発安倍政権NO」「再稼働反対」などの看板やのぼりが立ち並び、夜も男性メンバーが泊まり込みで守っている。テント前は「国有地立入禁止」と書かれた経産省の看板が設置されている。
                (3月15日夕刊より)

.. 2013年03月18日 11:39   No.510005
++ 日刊ゲンダイ (小学校低学年)…9回       
どんどん広がる 「トモダチ作戦」訴訟の輪
東電 巨額賠償で再び破綻リスク
 「トモダチ作戦に関わったことを誇りに思っている」−東日本大震災から2年を迎えた11日、米海軍のグリナート作戦部長はワシントンの駐米日本大使公邸でこう挨拶していたが、これは米軍の「本音」じゃない。というのも、作戦に参加した米兵が「ウソの情報で被爆した」として、京電力を訴える損害賠償訴訟の原告にどんどん加わっているのである。
 「トモダチ作戦」をめぐっては、昨年12月、米空母ロナルド・レーガン乗組員ら9人が東電に対し、被曝によって将来的にがんになるリスクが高まったーと主張。賠償金や将来の医療基金など総額96億円(当時)を求める訴えを米連邦地裁に起こした。この裁判について、原告の弁護士は11日、現時点で原告数が115人を超えたことを明かし、さらに増える見通しを示唆したという。
 「原告が増えるほど、陪審員が『日本で被害に遭った米兵はこんなに多いのか』と同情を寄せ、原告に有利な判決を出す可能性が高まる。賠償金も飛躍的かつ比例的に膨れ上がるでしょう」(国際弁護士・湯浅誠氏)  (中略)
 「日本政府が東電に賠償費用として3兆2000億円も投じていることからも分かるように、米国の原告は日本政府が東電を潰す気がないことを見抜いている。だから、東電=日本政府に請求という感覚なのです」(司法ジャーナリスト)  
(中略)
 トモダチの輪が広がるほど、東電は再び破綻の危険性が高まり、日本国民の負担が増えるリスクが高まる。  やはり東電は、1度法的整理しておくべきだった。         (3月14日 より抜粋)


.. 2013年03月18日 11:52   No.510006
++ 茨城新聞 (小学校高学年)…28回       
防災計画策定に遅れ 茨城東海第2―30キロ圏
 原子力編 5市町、来年度に

 東京電力福島第1原発事故を受けた地域防災計画原子力災害対策計画編の改定(策定)に関し、日本原子力発電東海第2原発から半径30キロ圏の14市町村のうち5市町の計画が来年度にずれ込む見通しであることが、16日までの茨城新聞社のまとめで分かった。具体的な避難計画についても、大子町を除く13市町村が来年度以降になる見込み。県計画の改定は25日の防災会議で決定する。改定の法律上の締め切りは18日で、自治体の中には「国の指針が遅れ、年度内に実効性ある計画をつくるのは難しい」と指摘している。
 地域防災計画は、改正原子力災害対策特別措置法で改定が義務付けられた。県や市町村は昨年10月末に示された国の原子力災害対策指針を基に、地域防災計画の改定作業を進めている。(中略)
 東海第2の所在地である東海村は、原発で異常が発生した際、放射性物質の拡散が始まる前の避難開始が求められ、担当者は「(村外の)避難場所は県が間に入ってもらわないと到底見つからない」と強調する。
 全域がUPZに入る水戸、日立、ひたちなかの3市は、20万人前後の住民を市外に避難させる計画が必要。ひたちなか市は「16万人の避難は市だけではとてもできない」とする。(中略)
 地域防災計画の改定作業が実質的に始まったのは国の指針が示された昨年10月以降。那珂市は「3月下旬に防災会議を開くが、暫定改定にとどまる。年度内に実効性のある計画をつくるのは難しい」と指摘する。(後略)
  (3月17日より抜粋)


.. 2013年03月19日 12:15   No.510007
++ 月刊「選択」 (幼稚園生)…2回       
やりたい放題の電力業界
 |  −「取引条件」は原発再稼働
 └────

 民主党政権下で不遇をかこっていた電力業界が、見事に復帰戦を飾る結果となった。2月8日、経済産業省の有識者会議「電力システム改革専門委員会」は発送配電分離と小売り全面自由化を盛り込んだ報告書を正式に決定した。だが、発
送配電分離は「5〜7年後」、小売り全面自由化は「3年後」にそれぞれ先送りされ、そのほかの改革も細部にわたって電力業界の意向が色濃く反映される結果に終わった。

改革の骨抜きで経産相と「握る」
 懸案の発送配電分離は、送配電部門を別会社化する「法的分離」か、送電線の運用・指令機能だけを別組織にする「機能分離」かで、議論が展開されてきた。
電力業界が望んできたのはもちろん、機能分離だ。(中略)
 しかしながら、電力システム改革専門委員会の報告書には、「法的分離の方式を前提に作業を進める」と記されている。一見、委員会が電力業界の抵抗を押し切ったように見えるが、事実は異なる。重要なのは今後の詳細制度設計に関する記述だ。報告書には法的分離を前提としながらも、「仮に大きな問題が生じるこ
とが明らかになった場合には、機能分離を再検討することもあり得る」と明記されているのだ。(中略) この「大きな問題」を生じさせるための布石はすでに打たれている。 電力業界ではこのところ、各社の幹部が公の場で、資金調達への不安を語り始めた、法的分離を強引に推し進めれば、資金繰りが立ち行かなくなるというのが彼らの主張だ。巨額の融資をしている銀行団は黙っていないだろう。

「取引条件」は原発再稼働
 一方の小売り全面自由化も、実施時期が3年後と明記された以上、痛くもかゆ
くもない改革だ。(中略) むしろ、全面自由化は電力業界にとっては「渡りに船」
だったという。業界がそう考える要因の一つが、「料金規制と供給義務の撤廃」
だ。(中略)
 現行制度下では、電力会社が再値上げをする際は国の認可を受けなければなら
ず、電気料金の改変は思いのままにならなかった。だが、全面自由化が実現すれ
ばその縛りは解ける。
 全面自由化後、電力会社が雨後の筍のように、再値上げを申請したらどうなる
か。その時までに割安な電気を売れる新規参入者が育っていれば話は別だが、そ
うでなければ彼らの再値上げを堪え忍ぶしかない。(中略)
 全面自由化後の電気料金値上がりという、国が最も嫌がるケースを避けるため、
電力業界はある「取引条件」を持ち出したとされる。それが「原発再稼働」だ。
(中略)
 「原子力が動かないと電気代が上がる、料金規制が外れればなおさらだと、当
たり前のことを主張したに過ぎない」
 恫喝にも近いこの理屈を自民党政権は承諾したようだ。(後略)
 
2013年3月号(年間購読料12000円) 直接購読のみ


.. 2013年03月21日 09:35   No.510008
++ 朝日新聞 (大学院生)…102回       
福島第1停電  仮設配電盤 交換せず 専門機器なら防止可能
 └────

冷却装置、停止続く  福島第1停電  配電盤原因か
 東京電力福島第1原発内で停電が起き、使用済み燃料プールなどの冷却が止まった問題で、東電は19日、停電の原因は3,4号機の仮設配電盤で起きた何らかの不具合の可能性が高いと発表した。冷却は同日午後1時現在も止まったままだ。
同原発は事故から2年過ぎた今も不安定な状態にあることが浮き彫りになった。
(後略) 
「公表は早く」 経産相が苦言
 茂木敏充経済産業相は19日、東電に対し、事態を把握し早期に復旧させるための体制をつくるよう指示した。この日の閣議後会見で茂木氏は、東電が発生から3時間後に停電の事実を公表したことについて「こういったものは早い方がいい」
と苦言を呈した。(後略)
                   (3月19日 より抜粋)


.. 2013年03月21日 12:30   No.510009
++ 東京新聞 (社長)…291回       
福島第1停電  仮設配電盤 交換せず 専門機器なら防止可能
 東京電力福島第1原発の使用済み核燃料プールなどで同時多発した停電事故で、東電は重要な装置が仮設の配電盤につながっている危険性を認識していながら、後手に回った。停電の原因は仮設の配電盤で起きた異常が各設備に波及したと、東電の調査でほぼ判明。同時多発事故の恐ろしさは、東電自身が2年前に痛感したはずなのに、その教訓が十分に生かされなかった。(後略)
  危機管理甘さ再び 
(前略) 事故当初は電源復旧を最優先するために仮で対応することは仕方なかったとしても、早期に配電盤を専用のものにしなかった東電の危機管理の甘さがまた露呈した。
 原因不明のまま仮復旧
                   (3月20日 より抜粋)


.. 2013年03月21日 12:41   No.510010

■--各社報道の間違い
++ 原田裕史 (小学校高学年)…20回          

   〜金曜官邸前抗議は今も数千人の人々が集まる。数百人は間違い
 (たんぽぽ舎、首都圏反原発連合)

朝日新聞3月7日付け朝日新聞に「金曜の抗議、今や数百人」という見出しがありました。記事は「3月1日の国会前の抗議行動は200〜300人ほどに減っていた」
というものです。たんぽぽ舎ではこの日、終了時のビラ配布で1400枚を配りましたから、数百人ということはありえません。普通に考えて配ったビラの枚数より多くの参加者がいた事は明らかです。
 さらに同じく朝日新聞の3月8日付けのインターネットの記事では金曜官邸前の抗議者が200人という報道をしています。
 昨年3月から呼びかけている首都圏反原発連合は日曜日にデモ行進を行うため、金曜官邸前抗議は呼びかけませんでした。朝日新聞の記事は繁盛しているラーメ
ン屋の休みの日に取材に行き「人数が少ない」というようなものです。
(3/8の人数は普段行なっている団体が休みの告知をしているにも関わらず、別団体の呼びかけに対して、急遽集まった人たちです。そういう意味では、たとい200人でも決して少なくは無いでしょう。)
 他の報道機関でも官邸前抗議の人数が「減っている」という報道を行っているそうです。
 首都圏反原発連合呼びかけの官邸前抗議は300人ほどで始まりました。大飯原発再稼働前後は非常に大勢(数万〜10万人台)が集まりましたが、裏を返せば短
期的なトピックが無いにも関わらず、数千人もの人が官邸前に集まり続けている、というのが実態だと思います。
 次回金曜官邸抗議は3月15日です。
 大勢で集まり、報道が間違っていることをわからせて差し上げましょう!

.. 2013年03月13日 16:32   No.509001

++ 柳田真 (高校生)…69回       
火曜日は、たんぽぽ舎の自主的なテント応援日
 |  経産省前テントひろばの前で、横断幕作りなど…
 |  TPP参加反対のJA等の数千人のデモに拍手
 └──── (たんぽぽ舎)

○毎週火曜日は、たんぽぽ舎が自主的に決めた「経産省前テントひろば」応援の日。1月から始めもう10回に近づく。毎回8人から15人程が参加、女性が多い。2月からは早稲田の杜の会の友人たちも若干名が参加してくれている。

○たんぽぽ舎から自転車でテントへ行く。22分で到着。すでにTさんら4から5人の女性が「全ての原発廃炉」の大きな横断幕作りに励んでいる。第1テントの責任者へたんぽぽ舎のビラ(B5判2つ折り、3月の日程一覧ほかと、再稼働阻止全国ネットの3月行動よびかけビラ)を100枚強届ける。

○おりからJAなどが主催する「TPP参加反対」の大デモが経産省前テントひろばを通過し始める。日本の食を守れ等のシュプレヒコール。
 テントの人とたんぽぽ舎の人・10数人で、原発再稼働反対のノボリ旗と同横断幕を広げて激励する。北海道から九州までの全国動員で、第1挺団から第12挺団まで数千人の大デモだった。

.. 2013年03月13日 16:55   No.509002
++ 奥内幸子 (幼稚園生)…1回       
初めてデモの誘導係を手伝って−3月9日・10日参加体験記
 |  反原発行動に参加するようになって友達が増えた
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 9日は明治公園から渋谷の宮下公園まで歩いた。
 先発は福島からの人たち。私たちは2番目のブロックだった。
 この日印象的だったのは先導車のスピーカーから流れてくる女性の声。
 いつものような怒りや抗議の声ではない。穏やかな声で福島が収束していない
事、東電も政府も責任を取らない事などを訴えていた。
 しかし大事なシュプレヒコールはしっかり繰り返していたので良かったと思う。

 10日は反原連のデモの誘導係を手伝うことになり(注:主催者の反原連から、たんぽぽ舎は10名の誘導係を要請されているので、そのうちの1員として)、経産省前テント付近で待機。そこは各行列が2度通る地点だったため、その様子をとてもよく観察することができた。沿道から見ていると、それぞれのグループがノボリ旗やプラカード、奇抜な扮装、鳴り物でアピ−ルしながら練り歩き、面白い。
 毎週の金曜行動の中で知り合った人が声を掛けてくれたり・・・。
 反原発行動に参加するようになって友達が増えた。

 急な気温の低下で夜は厳しい寒さになったが抗議行動は続けて行くぞという気持ちが強くなった。

.. 2013年03月15日 09:14   No.509003
++ 柳田真 (大学生)…70回       
.「原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う、
 |  中心メンバーを犯罪者として処罰したい」
 |  小出裕章氏と佐高信氏の対談本から紹介
 └──── 

○ 小出裕章氏と佐高信(評論家)氏の対談=『原発と日本人―自分を売らない思想―』(角川学芸出版・2012年12月初版発行)がある。
 本の帯には「反原発を諦めない、私たちには騙された責任、そして2度と騙されない責任がある」と書かれている。
「はじめに」で小出裕章氏が自らの思いを印象的なことばで語っている。
 それを、3・11の2周年にあたり改めて紹介したい。柳田真 (たんぽぽ舎)

○ はじめに

 原子力発電所は機械であり、壊れない機械はない。それを動かしているのは人間で、間違いを犯さない人間はいない。当然、原子力発電所でも小さいものから大きなものまで事故を起こす。少なくとも、大きな事故が「絶対に起きない」とは絶対に言えない。それにもかかわらず、日本では、原子力発電所だけは住民に被害を及ぼすような事故は絶対に起きないと宣伝されてきた。
 しかし、それは単なる宣伝で、原子力を進めてきた人たちも破局的な事故を怖れてきたそれだからこそ、原子力発電所だけは都会に建てずに、都会を遠く離れた地だけに押し付けてきた。そして、2011年3月11日、地震と津波に襲われた福
島第1原子力発電所がついに恐れていた事故を起こした。
 日本では、政府、電力会社、原子力産業、労働組合、マスコミ、裁判所など全てを含んだ「原子力ムラ」と呼ばれる巨大な組織が原子力を推進してきた。それに対し、抵抗する人間もごく少数いたが、ブルドーザーで踏み潰されるように、潰されていき、多くの国民は日々流される「安全宣伝」を信じ続けた。そして、怖れていた事故が起きた後も、「原子力ムラ」は事故を少しでも軽く見せようとした。
 原子炉事故についての専門知識を持っている者から見れば、すでに3月12日に1号機の原子炉建屋が爆発で吹き飛んだ時に、炉心が溶けてしまったことは分かった。私はその日から警告を開始したが原子力ムラは原子炉が溶けたことを認め
ず、事故は国際原子力事象評価尺度のレベル4(事業所外への大きなリスクを伴わない事故)だと主張し続けた。そして、14日には3号機が爆発、15日には4号機と2号機で爆発が起き、大量の放射性物質が大気中にまき散らされた。
 猛烈な放射能放出はほぼ2週間にわたって続き、政府の無策の下、被曝を避けえた住民たちも被曝させられてしまった。原子力安全・保安院(2012年9月19日に廃止。環境省の外局である「原子力規制委員会」へ移行)が国際原子力事象評価尺度を最高のレベル7(深刻な事故)」に引き上げたのは、大量の放射性物質の放出がすでに終わった4月12日になってからであった。
 原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う。その中にいた、あるいは今もいる中心メンバーを犯罪者として処罰したいと思う。しかし、原子力ムラの犯罪者は今に至っても誰ひとりとして処罰されていないし、いまだに政治、経済の世界に君臨し続けている。
 大量の放射能放出が止まった後も原子力ムラはこの事故の被害を小さく見せるために、様々な工作を続けた。東北地方、関東地方の広大な地域が放射線管理区域に指定されなければならない汚染を受けているにもかかわらず、100ミリシーベルト以下の被曝は安全だとして人々をそこに捨てた。(後略)

.. 2013年03月15日 10:56   No.509004
++ 金子やよい (幼稚園生)…2回       
3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に参加して
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 当日仕事で遅くなった私は、パレードの出発直前に到着、ぎっしりと居並ぶ人達の間を縫いやっとたんぽぽ舎の人達と合流。間も無くシュプレヒコールが上がり出発。すると直後、出口脇で騒ぎが、近づいてみると、6、7人の警官と2人の男性がもみ合っているその周りをかこんで「暴力反対、警察横暴、警察帰れ」と叫ぶ人がいる。幾人もが写真でビデオでその様子を撮影、あらゆる角度から撮られている。騒ぎの脇をパレードは整然と列を形成、冷静に流れていった。騒ぎが治まり、わたしもたんぽぽ舎の列に戻り何時ものようにコールを上げた。逮捕者が1人でたと聞いた、とても残念、どんな経緯で騒ぎが起こったのかは分からないが、いずれにしろ、騒ぎや、揉め事を起こす為に集まったわけではない事は、パレード参加者も、警察も解っているはず。

 日差しが暖かく、良い天気、街を歩くには絶好の日だ。土曜日の午後、渋谷は、買い物に観光に沢山の人が行き交っている、人々の反応は様々、手を振る人、笑顔を向ける人、中にはコールに声を合わせる人もいる。一方、無表情に先を急ぐ
人、関心無く会話に夢中の人も多い、だが、全体はこのパレードを受け入れてくれていると、私は、感じた。以前私も、デモや抗議の声をあげる人に嫌悪に近い感情を抱いていたこともあった、が、あの原発事故以来、声をあげない事の方が
不自然に感じられる。街を行く人の中にもそんな思いが有るのではないだろうか。

 途中、たんぽぽ舎の列を抜け、沿道に上がり、パレードの後方にいると言っていた友人を探す、パレードの列は、百から二百人の固まりに分けられ、それが、2から30mの間隔で延々と続く、一つの団体が通り過ぎると後方に次の団体ののぼりが見えてくる、それぞれのリズムで「原発反対、フクシマを忘れるな、東電・政府は責任を取れ」など訴えかける。いったい何団体が通り過ぎただろう、私の足が痛みだし、やっと最後の団体の最後尾が通り過ぎたが、とうとう友人は、見つける事ができなかった。沿道に立ち"原発やめようWのプラカードを持ってパレードを応援しつつ友人を待つ私は、ちょっと遠慮しながらコールもあげてみ
た、そんな私に街行く人は、やはり遠慮がちな視線を送る。私は「遠慮しないで、言いたい事があったら言って!それが私と違う意見でも」と伝えたかった。

.. 2013年03月15日 11:20   No.509005
++ 東京新聞 (社長)…289回       
東京地裁から執行官がやってきた!
 │   経産省まえ脱原発テント、占有解除を命令する公示書。
 └────(3月14日 より)

 経済産業省の敷地内でテントを張り、脱原発を訴える市民グループに対し、東京地裁は十四日、国の申し立てに基づき、テントなどの占有の解除を命令する仮処分を執行した。市民グループは国が今後、立ち退きを求めて裁判を起こすとみている。

 市民グループによると、十四日午前七時四十分ごろ、執行官ら数人が来て、テントなどの占有の解除を命令する公示書を張った。
 公示書にはただし書きで「債務者ら(市民グループ)に限り、使用を許した」とあり、執行官も「使用することはいい」と説明したという。
 市民グループは「弁護士と協議して対応を決めるが、敷地を利用し続けることを裁判所に求めたい」と説明。経産省の担当者は「訴訟中なので仮処分の目的を話すことはできないが、政権交代とは関係ない」とコメントした。
 テントは東京電力福島第一原発事故から半年後、庁舎前の敷地内に設置された。経産省は民主党政権時代から文書や口頭で撤去を求めてきたが、裁判所への仮処分申し立ては初めて。

* * * 関連ニュース(TV朝日) * * *
 経済産業省の前の反原発団体のテントを巡り、東京地裁は、他人にテントを譲り渡すことを禁ずる仮処分が出たことを市民団体に伝えました。
 14日午前7時半ごろ、東京地裁の執行官が市民団体側にテントを他人に譲り渡すことを禁ずる仮処分が出たことを伝えました。国側が立ち退きの裁判を起こす際に、被告となるテントの所有者を確定させるための手続きです。今後、本格的に裁判手続きが進められることになります。テントは一昨年9月から無許可で設営されていて、去年1月には経産省が立ち退きを要請していました。
(動画)こちら

.. 2013年03月17日 08:03   No.509006
++ 原発いらない!福島の女たち (幼稚園生)…1回       
.「原発のない福島を!県民集会」に行こう!
 │ 3月23日・24日 福島バスツアー参加募集
 └────(経産省前テントひろば)

参加希望のかたは、氏名と連絡先(出来れば携帯電話番号)を係りまでご連絡ください。参加費9000円は当日現金払いとなります。
申し込み先>>経産省前テントひろば[電話]090−3919−0604

【ツアー日程】(朝の集合時間厳守でお願いします)
 3月23日(土)あさ7時集合:新宿駅スバルビル前、7時30分出発
  12時 福島 到着(あずま総合体育館へ)
  13時 県民集会 参加 (〜15時まで)
  18時 「地球(いのち)の集い1」へ参加 
  21時〜22時 宿泊所(二本松市) 到着・泊り
 3月24日(日)
  10時30分 「地球(いのち)の集い2」へ参加(15時30分)
  16時過ぎ(予定)東京・新宿へ向けて帰途。

【現地でのイベント】
 3月23日(土)「原発のない福島を!県民集会」
 主催 「原発のない福島を!県民大集会」実行委員会
 会場 福島市 あづま総合体育館(福島市佐原字神事場1)
  11時〜 第一部 アトラクション
  13時〜 第二部 県民大集会(15時終了)
  (被災地からの「なみえ焼きそば」、「相馬焼」などの出店あり)
  18時〜20時 原発いらない!地球(いのち)のつどい
 公式サイト こちら

 3月24日(日)原発いらない!地球(いのち)のつどい
 主催 原発いらない!福島の女たち
 会場 チェンバおおまち3階(福島市大町4-15)
  10時30分〜15時30分(主催:原発いらない!福島の女たち)
 ブログ こちら

.. 2013年03月17日 08:10   No.509007
++ 渡辺秀之 (幼稚園生)…2回       
3月12日、国会前アクションに参加して
 └────( たんぽぽ舎ボランティア)

3月12日(火)に、福島原発事故緊急会議の呼びかけで国会正門前で開催された「原発事故から2年・早く被害者への補償/支援政策を!」アクションに参加しました。3/9:明治公園、3/10:日比谷公園・国会議事堂周辺、3/11:東京電力本店前等と連日の抗議集会、抗議デモが行われたにも拘わらず、本集会には約100人が集まりました。たんぽぽ舎は、Tさんを中心に作成した最新の横断幕「全ての原発廃炉」を掲げました。
以下に、アピールされた方々、その内容を簡単に紹介します。

1)木幡(こわた)さん
 事故直後に大熊町から会津若松市へ避難。現在も仮設住宅に居住しながら、「大熊町の明日を考える女性の会」を立ち上げ活動中。
 私たちにも幸せに生きる権利があるのに、現在は、原発棄民生活の中にいる。
2)鵜沼(うぬま)さん
 双葉町から長女と二人で旧騎西高校に避難し、昨秋に市内の借り上げアパートに移り、現在、旧騎西高校内のカフェの運営に携わる。
 国や政治家は、過去の教訓(水俣病、薬害エイズ、阪神淡路大震災等)を学んでいない。私は、人として、生きたいだけなのです。
3)増子(ましこ)さん
 三春町から都内に母子避難。「放射能から子どもを守るママネット@東京」と立ち上げ活動中。
 自主的避難者への支援が少ない。福島の子ども、及び避難した子どもを守るための活動をしている。
4)福島さん(被ばく労働ネットワーク)
 収束作業に携わっている作業員の劣悪な状況について。
5)満田さん(国際環境NGO FoE Japan)
 「原発事故子ども・被災者支援法」の憂うる状況、及び3/9付け読売新聞社説の問題点。
6)阪上さん(福島老巧原発を考える会)
 福島県健康管理調査の問題点、甲状腺がんの発生について。

東京電力福島第一原発事故により、今なお16万人以上の被災者が、避難生活を余儀なくされており、今後の生活の見通しも明確でない、不安定な状態に置かれています。福島から学び、被災者を支援するため、私たちの声、知恵、力を出して行きましょう。〜〜私たちは、”福島”を、忘れない〜〜

.. 2013年03月17日 08:20   No.509008
++ 岡田 (幼稚園生)…4回       
山本太郎さんが語る「脱原発と政治」
| 芸能界でスポンサーの圧力を受けながら、原発即時撤廃−衆院選に出るまで
| 「反原発自治体議員・市民連盟」3月連続講座報告
 └────  (文責:事務局・岡田)
 

○ 3月12日午後7時、スペースたんぽぽで「反原発自治体議員・市民連盟」3月連続講座が開かれ,講師の山本太郎さんが登場しました。
 山本さんとは,原発都民投票に「反対する」運動の関係で,意気投合した福士さんの司会で,満席の会場は和気あいあいのムードの中,山本さんの話が始まりました。
 最初に,選挙中から出来てしまった5円はげの話で,会場を和ませた後,昨年の東日本大震災の後,原発事故が起きて,自分も何かしなければと思ったこと,でも最初はデモに参加した際にも,マスコミに知られないように隠れていたこと,
しかし,マスコミの報道などが何か変で,「福島の子どもたちの20ミリシーベルト問題」が出てからは,山本さんの中で,何かが切れて,「マスコミに出たれ」と思い,現在に至っていることなどを話されました。
○ 芸能界というところは,スポンサー様々で,台本にも「スポンサー様に不利益な発言はしてはいけません」的なことが書かれており,子役でもみんな知っていること,そんな中で,山本さんは,大スポンサーの東電を敵にしてしまったこ
とで,仕事も干され,マスコミにも叩かれ,あることないこと散々書かれたことなどをユーモアたっぷりに話されました。
 当初は,様々な政党の議員から声を掛けられたが,自分が選挙に出ることなど考えてもいなくて,でも,1原発からの即時撤退2東日本からの広域避難3東日本の汚染食品の流通禁止4広域処理の即時禁止などの4つの枠組みに理解を示す議員を求めていたものの,解散後,議員らと連絡も取れない状況になり,それならば自分で出ようと,杉並選挙区から衆院選に出馬したことなどを熱く話されました。
 自身の選挙結果には納得,希望が持てたものの,他の選挙区の結果を見た時に「自民圧勝」に暗黒時代が到来したと悲観してしまったそうです。
 最後に,今後の選挙については「絶賛検討中!」との事でしたが,今後の活動として,小中高校生など,未来の日本を生きる若い人たちに,自分なりの発信方法で,脱原発の話をしていきたいと熱く熱く話されました。
○ 山本さんのお話のあと,参加者とのフリートークでは,若い人たちへの発信方法に有効な「ニコニコ動画」「ニコ生」などの紹介があったり,国立大学の学生さんから,山本さんを大学に招いてお話を伺う企画をしているものの,学校側
からの圧力が掛かっていることなどの話がありました。これには,山本さんから「シークレットゲストで行くから!」という頼もしい返事がありました。
 2時間があっという間に過ぎてしまうほど,楽しく,そして力強い山本さんのお話に,会場にいる参加者全員「次の選挙には是非とも山本さん出て!」という心の叫びが聞こえたのは私だけではなかったと思います。

.. 2013年03月17日 09:35   No.509009
++ クロスカルチャー出版 (幼稚園生)…1回       
原発を阻止してきたいくつも地の民衆の苦闘をえがいた本
  『大飯原発再稼働と脱原発列島』の紹介  (中嶌哲演+土井淑平)

○小出裕章さん推薦文―歴史の多くは権力が書き残す。国家と巨大産業、マスコミも一体となって進められてきた日本の原子力。60基近い原子力発電所が作られ、2011年には福島原発事故も防げなかった。しかし、権力の巨大な力に立ち向かい、傷だらけになりながらも原発を阻止して来た民衆の苦闘もある。忘れたくない歴史の貴重な記録書。
○序文:(前略) 
若狭湾には敦賀、美浜、大飯、高浜の13基の原発、並びに、新型転換炉原型炉の「ふげん」と高速増殖炉原型炉の「もんじゅ」がある。この原発銀座の若狭湾においても、小浜の市民たちが原発と使用済み核燃料中間貯蔵施設の誘致を拒否し、大飯原発の建設や増設に反対してきたことは特筆すべきことである。
この小浜の闘いを先頭に、若狭湾を中心に北陸から山陰の日本海岸まで、つまり能登半島の珠洲、丹後半島の久美浜、山陰海岸の香住、浜坂、青谷でも、住民たちが40年前あるいは30年前から、それぞれ長い血の滲む闘いで原発立地を水際
ではね返してきたのである。
本書は、若狭湾を中心にした小浜、珠洲、久美浜、香住、浜坂、青谷の原発立地阻止運動を、それぞれの運動の中心にいた人物によって復元し記録したものである。これらの原発立地阻止運動は先行する地域の活動家を招いて、その経験をお互いに学びつつ地域の特性に応じて独自の運動を組み立てていった。(中略)
本書で記録にとどめた若狭湾とその周辺の住民の原発立地阻止運動だけでも、言葉では語り尽くせない多くの人びとの血と汗の結晶の産物である。加えて、全国の80カ所で原発・再処理工場・放射性廃棄物処分場を拒否するため、民衆が心
血と労力を注いできた膨大なエネルギーを考えると、それは文字通り筆舌に尽くし難いものであろう。
 いまや、わたしたちはフクシマの衝撃を受けて、脱原発へと向かう決定的なターニング・ポイントに立っている。原発は日本の電力やエネルギーのためにあるのではない。それは原発を国策とする政府・官庁と電力会社・原子力産業の必
要と利益のためにある。昨夏の日本の電力需給のデータは、かりに大飯原発3・4号機の再稼働がなくても、つまり原発ゼロでも日本の電力は十分まかなえたことを示している。この事実こそ、フクシマの衝撃と合わせて、すべての出発点でなければならない。(後略)
○ 目次
 第1章:若狭湾への集中立地と大飯原発の再稼働―小浜原発誘致阻止運動と若
    狭湾原発反対運動
 第2章:能登の土地・海を守り選挙を闘いぬくー珠洲原発阻止から志賀原発廃炉の闘いへ 
第3章:丹後に原発はいらない! ―久美浜原発阻止運動の記録
 第4章:ふるさとと子供たちの未来のためにー香住原発阻止運動の記録
 第5章:生存をおびやかす原子力発電所―浜坂原発阻止運動の記録
 第6章;原発を水際で止めた先手必勝の闘いー青谷原発阻止運動の記録
   定価:(本体1800円)+税 発行所:批評社

.. 2013年03月17日 09:50   No.509010
++ クロスカルチャー出版 (幼稚園生)…2回       
◆『今 原発を考える―フクシマからの発言』の紹介
 本書は、携帯本【CPCリブレ】シリーズ・エコーする〈知〉として刊行。その記念第1号。
 約40年前に3.11直後の福島原発の事故を警告していた「福島第2原子力発電所原子炉設置許可処分取消請求事件」の福島原発訴訟弁護団長を務めた安田純治弁護士と、近現代文学者澤正宏福島大学名誉教授との対談集。裁判に関する貴重な
証言が満載。今後の原発事故を考える最適な入門書。両氏が編集に携わった『福島原発設置反対運動裁判資料』の概要
 (附英文)他、参考資料付。A5判・並製80頁1,200円
発行:クロスカルチャー出版 お問い合わせは 電話03-5577-6707 Fax03-
5577-6708
e-mail:crocul99@sound.ocn.ne.jp

.. 2013年03月17日 11:01   No.509011

■--テント日誌
++ K.M (小学校低学年)…7回          

「福島を忘れない!福島を風化させない!福島・首都圏の集い」(3日13時半〜17時、明治大学リバティホール)には400人が集まり、福島から来ていただいた11人の方のお話を聞いた。町長選出馬を断念した井戸川前町長にも来ていただいた。
「今すぐに福島を元に戻せ!」11人の痛切な怒りは、質疑の中で出たこの言葉に凝縮される。
 私は何も分かっていなかったのかも知れない。放射能汚染された土地に住む人々の苦しみを!
 仮設住宅の生活を余儀なくされている人たちの気持ちを!
 長年生産してきた農作物や長年養ってきた動物達が放射能汚染されている人の気持ちを!
 土地を離れられない人々と避難した人たちの間にある微妙なわだかまりを!
 こんな状態なのにまだ原発を再稼働させようとする政府に対する怒りを!
(印象深い言葉のリストアップ)
・除染は業者のため 除染は無駄 除染はまやかし
・健康状態を尋ねると85%の人がなんとなく悪いと応える。
・山下俊一氏は、20mSv/年はたばこ喫煙害や仮設住宅ストレスより安全、と言った。
・一時帰宅してみると120mSv/h。家や土地を補償してほしい。
・情報は隠蔽され後出しされる
・自然界が駄目と言っているのに人はいいのか?
・金で無く皆さんの声が欲しい(東京から声を上げて欲しい)
・嘘がこれ以上続くならこの国はお終しまい
・第2次世界大戦の嘘 と 原発の嘘
・近くの水力発電機は100年ももっている
・今でも子どもは外では遊べない 保養所に感謝
・子どもたちは、放射能が低い道の中央を歩くくせを持ち、保養所で土にさわっていいのかと尋ねる
・ICRPが3.8μSv/以下の地域での居住を推薦している
・裁判に勝っても子どもたちを救うためには市民の力が必要
・原発は今後2度と動かさないと約束してほしい。
・浪江町では、死の街/絶望の街で無念と絶望感にさいなまれる
・私たちの気力を問われている
    
.. 2013年03月06日 13:02   No.506001

++ M/O (大学生)…88回       
テント日誌 2/27日経産省前テントひろば 536日目
 |  あらためて吉岡史郎さんを偲ぶ会があった
 └──

 夕方にテントにつくと大学時代の友人の二人が待っていてくれた。1960年の安保闘争の日々に共に隊列を組み国会前に詰めかけていた友人だ。闘争のさなかや、また後に下宿などを訪ね泊り歩いた仲である。気がつけばもう僕らはいい歳にな
ってしまったのではあるが、テントのメンバーに紹介したりしながら友人の差し入れの酒を飲み談笑をする。

1960年なんて言えば50年も昔で若い人にはそれこそおじいさんの「日露戦争」話になってしまうのだが、あの頃は核実験に対する反対運動が大きな政治課題だった。ソ連《当時》や中国の核実験は社会主義国の核実験だから正しい、いやそれはおかしいというので喧々諤々の議論をしていたのを思い出す。僕らはあらゆる核実験に反対という立場だったが、同じ政治グループでも対立していて議論は白熱していた。ただ、当時の核問題は専ら核兵器の問題で原発のことは討議の俎上に上らなかった。当時の私たちの思考が現在から見れば多くの制約の中にあったことを物語るが、その時点で考えていたことを現在の中で考えてみるのは意味のあることだと思う。過去に考えていたことを見直すことで現在の視界が開かれてくること、ヒントのようなものをつかめることはあるのではないか。

 友人の帰った後はいつもの泊りのメンバーの話になった。話に飽きた頃にテント前ではちょっとした演奏が始まっていて私も参加した。もう電車の本数が少なくなる時刻だが道を急ぐ人もちらっと眺めて行く。更けゆく夜の霞ヶ関に静かな音が流れる。明日の吉岡史郎さん追悼の会のために大阪から上京していたKさんも交えてのことだがこんな風な演奏も楽しいものだ。

 昨年の12月に亡くなった吉岡史郎さんを追悼の会は既にテントでも、大阪ででも行われてきたが、テントのメンバーがきちんとした場所でやろうとい提案があり偲ぶ会として開かれた。彼の人柄か、各地からも多くの人が参集しての会にな
った。彼は経産省前のテントの常連として頑張っただけでなく、大飯や大阪でもテント村をつくるべくその先頭で活動していた。多くの人がその人柄を偲んでありし日のことを述べていたが、おのずと面影が浮かんでくるようだった。彼とは「9条改憲阻止の会」からの付き合いであるが、よく飲みに行った。会議よりは後の飲み会が楽しみだったし誘えばまずは断らなかったが、それも今では懐かしい思い出だ。月並みではあるが僕らの所業を最後まで見守っていてもらいたい。
(M/O)

.. 2013年03月07日 13:11   No.506002
++ テントひろば (幼稚園生)…3回       
経産省前テントは不法占拠ではない!
 |  テント撤去の動きに反撃の声を上げてほしい
 |  【経産省前テントアピール】
 └──── 経産省前テントひろば

 経産省前テントは不法占拠ではない!
 今こそ、福島との連帯を深め、子どもを守れ!
 規制委員会「新安全基準」骨子案反対!
 大飯原発即時停止!
 全原発廃炉!の闘いを強めよう!

1、経済産業省前に、脱原発を掲げた3つの小さなテントが立っている。彼の地は経済産業省が管理する国有地であり、私たちは、「暫し国有地を貸して頂きたい」旨の借用申請を行っている。原発により、命と財産、故郷と未来を奪われた人々の止むに止まれぬ対政府行動の拠り所として不可欠だからである。

2、テントは、2011年9月11日に建てられ、以降500日を越えた。テントには、まず福島の女達が駆けつけ、3間連続の座り込みを行った。それを引き継ぎ、全国の女達の10日に及ぶ座り込みや、未来を孕むおんな達のとつきとお
か連続行動が続き、1ヶ月に及ぶ集団ハンストも行われた。テント前での年末年始行動も行なわれた。
 そこには、原発の再稼働に反対する人々が全国から集った。福島の被災者が集まった。子ども達の避難を求める人、奪われた故郷の繋がりを求める人、健康診断・医療保障を求める人、生活補償を求める人、安全な食を求める人、責任者処
罰を求める人、農業、漁業、酪農、工業の補償を求める人々が全国から集った。
 福島の被災者、避難者の叫びが、止むに止まれぬ行動に転化し、要求を掲げ、総理府、経済産業省、文部科学省、農林省、外務省、環境省・規制庁、国会へと要請行動が繰り返えされ、それが全国の市民の心根を揺さぶったからである。

3、安倍政権が原発再稼働の姿勢を明確にする中、一部のこころない人々による「不法占拠だ!」の声の下、テント『襲撃』事件が起きている。しかし、テントは断じて「不法占拠」などではない。
 福島の方々をはじめとする、人として根源的な要求に基ずく、止むに止まれぬ行動は、まさに憲法が、遍く国民に保障するところの、第11条、基本的人権の普遍性・永久不可侵性をその根拠とし、第13条、幸福追求権、第16条、請願
権、第21条、集会結社・表現の自由、第25条、生存権行使の行使に他ならす、
その拠り所としての国有地の一時的な「占有」がどうして不法などと言えようか!
 経済産業省は、国有地の管理者にすぎない。「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法、その他の国政上で、最大の尊重を必要とする」(13条)のである。憲法でも法律でもなく、条令で
さえない、経産省庁舎管理規定でテント撤去など出来るはずがないのである。

.. 2013年03月08日 11:17   No.506003
++ テントひろば (幼稚園生)…4回       
4、3つの小さなテントが、経済産業省の業務を何ら妨げてはいないことも付言しておかなければならならない。又、テントには国内外から多数の訪問者があり、10カ国、三桁を下らないマスコミ取材を受け、テントが原発に対する全国的・
国際的な討議の場となり、“ひろば”としての役割おも果たしていることを強調しておかなければならない。

5、全国の皆さん!経産省前テントに注目し、経産省前テント撤去を許すな!の声を上げて下さい。
そして、今こそ、福島との連帯を深め、子どもを守れ!逃がせ! 規制委員会「新安全基準」骨子案反対! 大飯発即時停止!全原発廃炉!の闘いを強めましょう。

◆連絡先 経産省前テントひろば 電話(070−6473−1947)
     東京都千代田区霞ヶ関1丁目3番1号 で郵便も届きます。
◆抗議先 経済産業省(代表電話 03-3501-1511)経済産業省大臣官房会計課

◆行動予定―福島月間(2・22−3・24)を成功させよう!

◎3月9日(土)「つながろうフクシマ!さよなら原発大行進!」
◎3月10日(日)「原発ゼロ★大行進」:日比谷公園野音集会・国会包囲行動
◎3月11日(月)「いのちを想う『誓いのキャンドル・ナイト』:経産省前テント
ひろば、

◆郵便振替口座 00160−3−267170 
ゆうちょ銀行 【店名】〇〇八【店番】008(普)5289163
口座名義:経済産業省前テントひろば

2013.02・28、経産省前テントひろば

.. 2013年03月08日 11:30   No.506004
++ M/O (大学生)…89回       
テント日誌 3月6日 経産省前テントひろば543日目 
 |  「福島月間の渦中にて」―私たちがまず目を開こう
 └────      脱原発の運動は持久戦の様相に

○昨日は啓蟄だった。いくらか春めいてきた気候の中で何とはなしに気分もうかれ気味にはなるが、それでももう一つ陰鬱な気持も支配している。政治的な動向がやはり「いやな感じ」というのを実感させはじめているからだ。世界的な金融
緩和政策(国家による金のばら撒き)による世界同時株高が演出され、マスメディアは安倍をオオバケする政治家かもしれないと持ち上げている。が、化けているのはボケはじめているメディアの頭である。こうして表層の気分は世の中に浸透して行くものだが、地金というか強権的な政治動向も見える部分には見えていて鬱鬱とした気分にもなるのだ。「侍ジャパン」が勝った、負けたと騒いでいる向こうでどこか欝なる気分も感じている人の方がまともなのである。
○ これというニュースもあまりない中でこれはと思ったのは吹雪の中で父親が娘を抱き温めながら自分は凍死した事件だった。痛ましい事件に違いないが、命をかけて娘を守ったこの父親の行為に僕は涙した。子供に対するこの父親の行為に素直に感動した人は多いと思うが、この父親と同じように僕らは福島の子供たちの現在と未来を憂えているのだろうか。それとこれとは別だという声も聞こえてきそうであるが、僕には別のこととは思えない。再稼働を福島第一原発事故後の重要戦略としてきた経産省や原子力ムラは事件をなるべく小さくみせるため本当のことを隠蔽してきた。事故の現実とそのもたらしているものも隠し放射能安全神話などで覆ってきた。発見された子供の甲状腺ガンだって因果関係を否定する始末だ。放射能汚染の現実を明瞭に突き出し、そこから子供たちを守るという一番優先さるべき事からも目をそらしてきたのだ。原発を再稼働し、原発保持を
優先させる経産省と原子力ムラ、それに業界、また自民党などの与党に対して揺るぎのない視線で持って対決しなければならない。彼らの野望は血も涙もない所業だということを見なければならない。福島の子供たちのことを心配することは放射能への過剰反応ではない。現実に目を開くかどうかである。経産省前テントひろばは「福島月間」を提起しているが、何よりも私たちがまず目を開かねばならぬことである。
○むかしの運動関係者《1960年安保闘争時の全学連主流派や反主流派の活動家たち》の合同した集まりがあり、その末尾にあった私も顔を出した。高齢者になった面々だが、原発問題に関わっている人も多く心強かった。テントに向かったの
はそれで遅くなったが、テントは変わらぬ光景の中にある。脱原発の運動が持久戦の様相の中にあり、テントの持続も大変だが多くの人もたゆまぬ力で保持されている。朝方の方まで不寝番をしたが、この間の続いていて仕事の疲れもあって
うとうととしていた。3月8日・9日・10日・11日と連続した行動がテントの周辺で予定されており、テントも賑やかになるだろう。下にあるのは3月3日の集会の模様の動画である。

.. 2013年03月10日 21:25   No.506005
++ 淵上太郎 (幼稚園生)…3回       
要請書 経産省前テントを撤去させないでください
 |  テントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる
 |  怒りを背景にした民主主義的行為の1つの場
 └──── 経産省前テントひろば代表 
 衆議院議長 伊吹文明 殿
 参議院議長 平田健二 殿

 平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震にともなって引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所の事故は未曾有の大事故となり、周辺住民をはじめ多くの国民に甚大且つ深刻な被害をもたらしました。
 この事故は直接には大地震と津波によるものとは言え、そうした自然の威力を過小に評価し、経済と利便性ということから原発建設を40年にわたって推進してきた電力事業者とその安全を確保すべき国の責任は測りがたいほど大きなものがあります。電力事業者や国は繰り返し「原発は安全でる」と主張し、立地自治体等には法外な経済的援助を施すことで、原発の安全性に関する素朴な疑問や反対意見を封殺してきた歴史があります。しかし東京電力福島第一の原発事故は、原発は決して安全ではないことを事実をもって証明するものでした。

 現在においてさえ福島第一原子力発電所の事故そのもについての十分な検証はなされていないばかりか、既成の原発の多くにおいてもともとその疑いがあったにもかかわらず危険な「活断層」の上に建てられていることなどが、すこしずつ暴露されつつあるという状況です。この状況のもとで民主党政権は、原事故の影響と定期点検で全ての原発が停止した直後、関西電力大飯原発の3、4号機を経済と利便性を理由に再稼働させました。その後今日まで他の原発は再稼働していませんが、新たに出来た安倍内閣は「(原発0)は0ベースで見直す」「規制委員会が安全としたものは再稼働させる」と明言しています。自公政権の時代に安全性を無視して54基もの原発をつくり、国民のたった26%の支持による政権交代をよいことに、原発再稼働、新規原発の建設、原発の輸出等を積極的に推進するとは、盗っ人猛々しいという他はありません。

 他方で原子力規制委員会は年7月までに新たな安全基準をつくるとされていますが、その素案は福島原発事故を起こした安全基準との根本的な差異はないまま、その基準に則っての安全宣言を行おうとしています。
 こうした流れは、福島第一の事故を少しでも深刻に受け取るとすれば、到底受け入れられることではありません。


.. 2013年03月15日 10:27   No.506006
++ 淵上太郎 (幼稚園生)…4回       
 もとより経産省前テントひろばは、我が国の原子力発電所及びその推進について根本的に問い直し、経済的事由による安易な原発再稼働に反対してつくられたものです。経産省の管理する空き地にテントが立っているのは、原発推進の中心的省庁としての経産及び旧原子力安全・保安院に対するささやかな抗議、それも緊急避難的な抗議の意志を示すものです。

 またテントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる怒りを背景にした民主主義的行為の1つの場でもあります。民主主義は国民の一人一人が様々なところで声を挙げる、行動を起こすというところから始めることが
最も大事なことでさえあります。相当に形骸化しているとは言え国会の両院も我が国民主主義の場でありますが、民主主義は国会の両院だけに、またその選挙における投票行動だけに留めておいてよいわけではありません。
 テントに関して経産省は違法テントだと言い、右翼勢力の一部は「撤去できないなら我々が」などと嫌がらせが行われていますが、私たちは福島第一の大事故という緊急時において、決して違法だとは思っていません。

 福島第一の大事故を受けて深い反省をしつつ、我が国の民主主義を育てていくためにも「経産省前のテント」を撤去させないでください。
 民主主義的な国会と両院議員の名誉にかけて「テント撤去」に荷担することは絶対に止めて下さい。

 平成25年3月10日 福島第一原発事故後まる2年経過した日に


.. 2013年03月15日 10:41   No.506007
++ Toku-san (小学校高学年)…27回       
テント日誌3/10(日)経産省前テントひろば 547日目
 |  〜日比谷・霞ヶ関・国会周辺に多くの人が集まった一日
   人々の「脱原発」の思いは強く〜
 

 この日は、日比谷公園で、首都圏反原発連合主催の「原発ゼロ☆大行動」が予定されていた。前日、明治公園で行われた「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」には、1万5千人が参加し、東日本大震災と福島第一原発事故によってもたらされた苦しみ、怒りを被災者の方々の生の声で聞き、デモ行進で原発反対、福島の救済、子供たちを守る事を訴えた。私たちは、福島も、原発事故も風化させてはいけない!忘れかけている人達にもう一度認識を持ってもらうためにも、多くの人に集まってもらいたい。

 この日の東京は、朝から天気が良く、初夏を思わせるような陽気。天気予報を確認すると、最高気温は25度くらい、5月中旬くらいの陽気だという。ただ、デモ行進が始まる15時くらいから低気圧の影響で、急速に天候が変化し、夜は真冬並みの寒さになるという事だった。薄着をしていくつもりだったが、泊まり番もあるので、防寒用のフリースジャケットをカバンに入れて、テントへ向かった。
 13時過ぎにテントに着くと、すでに多くの方がいらした。今日は、テントにも多くの方が寄って下さるので、スタッフの方達がせわしなく準備をされていた。
 デモとその後に行われる抗議集会へ参加するためにトラメガを用意し、テントで少し休んでいると、急に風が強くなり、砂埃の影響か、あたりが急に暗くなった。予報より少し早いが、怖いくらいにあたっている。デモの出発時間の14時少し前に日比谷野音に着く頃には、薄着では寒いくらいの天気になっていた。
 日比谷野音に着くと、まだ集会中だったが、デモ隊が出発する霞門から公園の中に続く歩道には、すでに物凄く多くの人達が、出発に備え並んでいた。一通り周囲の状況を確認し、野音の中を確認すると、通路にも人があふれていた。本当
に多くの人達が原発を止める声を届けるために集まっている。報道にはデモの様子、参加者の声をきちんと伝えてもらいたいと思う。


.. 2013年03月15日 11:38   No.506008
++ Toku-san (小学校高学年)…28回       
 その後、デモ隊の出発を霞門付近で見送り、15時からJパワー前で開催される抗議集会に参加するために日比谷公園を後にした。公園から東銀座に向かう途中、集会に参加されたらしき人達が有楽町駅に向かって歩いていた。寒くなって来た
ので、デモに参加するのを諦められたのか、天候の急変が恨めしい。
 Jパワー前の抗議は、最初は人数が少なかったものの、最終的には70名くらいの方が参加し、Jパワーが進める大間原発の建設中止を訴えた。参加者の中には、函館で大間原発の中止運動をされている男性もいらっしゃり、大間原発の危険性
を訴え、現地での活動の状況を説明して下さった。危険なMOX型プルサマ―ル燃料を使用する大間原発は日本で唯一火山地帯に作られる原発であり、何かあったら、影響は日本の食料の多くを生産する北海道、復興に取り組んでいる三陸沿岸
にも及ぶ。直ちに建設を中止してもらいたいと心から思う。

 Jパワーでの抗議を終え、国会議事堂包囲に参加するために、抗議集会に参加者した皆さんと歩いて霞ヶ関に戻る頃には、日は沈みかけていた。それにしても猛烈に寒い。参加者の人数が気になったが、官邸前の坂・国会議事堂前にはすでに入りきれないくらいの多くの人達が集まっていた。見上げると、空撮のためのヘリが上空を旋回している。明日の朝の朝刊の一面でも抗議集会の様子をきちんと取り上げてもらいたい。その後、テントに戻り経産省前で行われている抗議集会に参加をしたが、寒い中、50名位の方が最後まで残って抗議を続けられていた。

 明日11日は、震災からまる2年、早いもので、3年目を迎える。2年経った今でも、未だに福島原発事故は終息せず、多くの被災者の方達への補償は十分に行われず、子供たちの健康被害の問題は無視をされ続けている。この国の為政者、官僚達には、昨日と今日の風景がどのように映ったのであろうか?
 アベノミクスという幻想で、国民を騙すのでなく、人々の声を聞き、本来の職責を全うするよう、心を入れ替えて仕事にあたってもらいたい。

.. 2013年03月15日 11:44   No.506009
++ 朝日新聞 (大学院生)…101回       
国会事故調に対する東電「真っ暗」虚偽説明 検証委の結論
 身内聴取で故意を否定
 (3月14日)

 東京電力が国会事故調査委員会に真っ暗と虚偽説明をして福島第一原発の現調査を妨げた問題で、東電の第三者検証委員会が13日に出した結論は、担当者は事実に反する説明をしたが故意ではないというものだった。朝日新聞が入手した音声ファイルには、東電の担当者が事故調の委員に「おやめいただいた方がよろしいんじゃないでしょうか」と迫る声が記録されている。調査を断
念させようとする意思は明白なのに、なぜこのような結論になったのだろうか。
(中略)
・・・検証委は、故意にうその説明をしたわけではないと結論づけた。調査断念させる目的をもって事実に反する説明をしたわけではないということだ。
 検証委の筋立てはこういう倫理で構成されている。−−−玉井氏(当時・東電企画部部長)は、現地調査が実施されて現地に行けばすぐに露見するようなうそをあえていう必要性はない。仮にうそを故意に言ったら、後の対応に苦しむ事態を自ら招くので、故意にうその説明をしたとみるのは相当無理がある−−−。(中略)
 このような理屈を立てる検証委の一番の問題は、聞き取りをした延べ26人がすべて東電関係者、すなわり「身内」からしか事情を聴いていないことにある。
 国会事故調の元委員らは検証委側から調査協力の打診を受けた際、国会事故調の設置期間である国会に、調査協力を申し入れて許可をとってもらえば応じると伝えていた。
 しかし、検証委は、国会に申し入れることはせず、国会事故調側からの聞き取りを省略した。検証委はまた、報道内容を検証対象に入れたと説明しつつ、玉井氏の「今日、ご判断をいただきたい」など故意性の有無にかかわる発言部分は報告書に盛り込まなかった。
 説明のやりとりを録音した記録の検証もしなかった。(後略)

※東京電力 平成25年2月18日 プレスリリース 
「国会事故調への当社の対応に関する第三者検証委員会」の設置について
 こちら
※東京電力 平成25年3月13日 プレスリリース 別添資料
 国会事故調への東京電力株式会社の対応に関する第三者検証委員会「検証結果報告書」
 こちら


.. 2013年03月17日 08:55   No.506010

■--凛美ニッポン
++ 島田守康 (小学校高学年)…21回          

宇宙空間に、人間が想像していた「生命体(飛行体)」が存在することが、明らかとなりました。NASA(米航空宇宙局)が公表している2月20日の太陽観測衛星の画像に、手塚治虫が描いていた「火の鳥」とそっくりの映像が写っていた、というものです。

手塚作品の「火の鳥」は、100年に一度自らを火で焼いて再生することで永遠に生き続ける「人智を超えた超生命体」とされ、その身体は宇宙生命(コスモゾーン)で形成されており、関わった人々の魂をも吸収して体内で同化し生かし続けることも可能とか。この鳥の血を飲めば、永遠の命を得ることができると言います。

よって、その呼称は「鳳凰・火焔鳥・フェニックス(不死鳥)」ですが、伝説上の鳥とされたその姿が、太陽の近くの宇宙空間で科学的に実測されたということは、手塚氏(1928〜1989年、享年60歳)の驚くべき想像・予知能力です。人類の苦悩と恐怖の対象そのものである生と死――「火の鳥」は、まさしくそれを超克したい人類の願望として象徴化されているわけですが、実際、この映像に写った「生命体(飛行体)」は一体、どんな役割を果たしているのか、その実体を早く知りたいものです。

かつてミュージカルで観た「火の鳥」は、ダンサーのアクションや歌のうまさに惹かれて、ストーリーは全く覚えていません。手塚氏のライフワークであったこの「火の鳥」シリーズ(角川文庫、全13巻)のモチーフは“母性讃歌”だった、という指摘もあります。もしかしたら、各地に伝わってきた「羽衣伝説」との共通点もあるのかも知れません。

手塚氏の魂は、この「火の鳥」の胎内で今も生き続けていると思いますが、ともあれ昨今、「天からの予兆」に目が離せない状況です。

(^-^)M・S
.. 2013年02月27日 08:25   No.503001

++ 島田守康 (小学校高学年)…22回       
石研の会員、樋口正士(まさひと)先生が本日、『日本の命運を担って活躍した外交官 芳澤謙吉 波乱の生涯』(グッドタイム出版、定価2000円+税)を上梓されました。樋口先生(71歳)は一昨年の8月、『石原莞爾将帥見聞記 ――達観した生涯の陰の闘病記録』(原人舎、非売品)を出版された方で、一昨年までは福岡市で泌尿器科クリニックの院長(医学博士、元福岡市医師会長)をされていました。

古稀を迎えた昨年、長年の診療功績を認められて日本医師会からアフリカのギニア共和国の日本大使館総領事に赴任の予定でしたが、ギニアの政情不安で頓挫、クリニックをたたんでしまった関係上、執筆活動に専念し、張作霖爆殺事件を探索中にしばしば登場する時の外交官・芳澤謙吉に関心を持ったことが今回の執筆動機とのことです。

「外交官・芳澤謙吉」の名は、私は昭和7年(1932年)10月から翌年5月に石原将軍が松岡洋右外相に随伴して、スイスのジュネーブ会議に出席した際、共同して参加国の対応に当たった犬養内閣の外務大臣ということくらいで、あとは全く知りませんでした。

しかし、この吉澤謙吉(1874年〜1965年、享年90歳)は、以後日本軍が南部仏印に侵攻した際の「蘭印経済交渉特命全権」、「駐仏印特命全権大使」、戦後は初代の「中華民国(現台湾)特命全権大使」を務めた外交官一筋の人でした。芳澤には、それ以前の「駐仏国特命全権大使」など「特命全権大使」の名が付いて回るのですが、「外交交渉の決定判断はその人自身に任せる」ということで、事後誰からも文句を言わせないことを条件に引き受けることが特徴で、これは言い換えれば、いかにその成り手が居なかったか、即ちイヤな仕事を引き受けたが判ります。

そうした「波乱の時代」に人一倍の苦労人で、かつ「困った時の神頼み外交官」であった芳澤謙吉の外交姿勢は、「信・愛・敬」をモットーに「本国の訓令に従いながらも、どこの国の方ともできるだけ公平、誠実を心がけ、仕事を離れても人間的な付き合いを大切にした努力家であった」(ウィキペディア評)と言います。また芳澤自身、「国際外交上で重要なことは、真面目に対処することであり、そのためににはしっかりした組み立てが必要で、思い付きではならない」と語っています。

当然のことながら、戦前の強力な軍政下、個人プレーができる独自外交は難しかったわけですが、新たな国難を迎えた今日、今後外交の難しいかじ取りをするに当たって、日本政府は特に戦前外交の負の部分ををよく弁えて対処する必要があると思います。

しかし、戦後今日まで誰も彼に光を当てる人が居ませんでした。ということは、戦前の外交研究は「空白のまま」であったということです。新潟県高田市出身の芳澤の孫には、かの有名な緒方貞子氏(86歳、元国連高等弁務官)がいます。夫君の四十郎氏(86歳、緒方竹虎の40歳時の三男、元日銀理事)はご健在ですが、現在入院中で、今回校正用原稿をお送りしてもピント外れの返書が来て樋口先生をガッカリさせたとのことですが、孫の緒方貞子氏に生きた血筋の外交力は、日本は活かし続けなければなりません。

今回の「知られざる、埋もれた」外交官・芳澤謙吉を短期間に発掘された樋口先生のご努力に最大の敬意を表するとともに、天国の芳澤謙吉氏は、照れながらも、さぞや大変喜んでおられると思います。

(^-^)M・S

.. 2013年03月04日 06:53   No.503002
++ 島田守康 (小学校高学年)…23回       
前回メールの中に、外交官・芳澤謙吉の孫(貞子)の婿に当たる緒方四十郎氏(86歳)の記述がありましたが、それに関連してワシントン在住の繆斌(ミョウヒン)の孫・繆亮(ミョウリョウ)氏(46歳)から、下記のような文面が送られてきました。

大要は、平成22年(2010年)5月21日に東京・中央区八丁堀の鉄砲洲稲荷神社で開かれた繆斌慰霊祭に来日した際、昭和20年(1945年)の「終戦和平工作」にともに尽力した緒方竹虎・情報局総裁の三男・四十郎氏と初めて面談し、尊敬すべき人と感じた。今回のメールで病気入院中と知り、手紙を送り、次回来日した際には彼に再び会って元気づけたい、というものです。

自分でも日本語を勉強しているが、二人の息子にも習わせたい。そして自分の事務所はワシントンDCの近くにあり、先週の安倍首相が訪問した際には見学に行ったが、その姿を見ることはできなかった。しかし、何枚かの写真を撮ったというので、追加で今回送ってくれたものです。

歴史的因縁のある方々が、こうして世代を超えて、尊敬し合い、子々孫々「良縁」を持つことは、大変意義あることだと私は思います。

鉄砲洲稲荷神社で祭主を長年務められてきた中川正光・宮司亡き後、しばらく絶えていた慰霊祭を久しぶりに主宰された二瓶文隆・中央区議会議員らのご苦労も称揚したいと存じます。

(^-^)M・S

.. 2013年03月06日 13:35   No.503003
++ 島田守康 (小学校高学年)…24回       
前回のメールに引き続き、繆亮(ミョウリョウ)氏から平成22年(2010年)5月21日に東京・中央区八丁堀の鉄砲洲稲荷神社で開かれた繆斌(ミョウヒン)慰霊祭の写真が送られきましたので、私が撮った分と併せて公開します。

当日の記事は、『永久平和』誌の第115号に掲載しました(下記参照)。慰霊祭当日は、緒方四十郎氏の「蒋介石の密使・繆斌」の講演があり、「当時17歳の高校2年だった自分は、父親(竹虎)から直接この和平工作を聞いてワクワクした。実際、繆斌の来日中は米軍の空襲が皆無だったことが非常に印象深く残っている」と語っていました。

言うまでもなく、この「繆斌和平工作」で教訓とすべきことは、現在、緊張が高まっている日中双方に開戦の回避を迫り、子々孫々に亘る安寧を築く「智恵のある密使」の存在です。「安倍晋三の密使」でも「習近平の密使」でも構わない。しかし、それだけでは足りない。「器量のある棟梁」のほかに「理を弁えた力ある臣下」の存在も不可欠で、その「三位一体」が整わなければ大事業は成功しない道理です。

「智者なきPoor(プア、貧困)なる時代」を嘆かざるを得ないのみなのか――、沈思黙考する今日この頃です。

蒋介石主席の和平工作の密使

繆斌の慰霊祭を5月21日、3年ぶりに挙行 



 昨年5月21日(金)午前11時より午後1時半まで、昭和20年(1945年)3月、蒋介石・国民党主席の密命を受けて日支和平工作に来日したものの、その目的を果たせず、帰国後の昭和21年(1946年)5月21日に、43歳の若さで蘇州の地で銃殺刑に処せられた平和の密使・繆斌(1889年〜1946年)の慰霊祭が、東京・ 中央区八丁堀 にある鉄砲洲稲荷神社で開かれた。慰霊祭は中川正光宮司亡きあとしばらく途絶えていたが、繆斌の業績に共鳴した同区の区会議員・二瓶文隆氏の一念発起で再興され、この度3年ぶりの挙行となり、本会からも8名の会員が参加し、総勢約30名の慰霊祭となった。

 まず、主催者の二瓶氏の挨拶のあと、今回、ワシントンから上海に帰国途中に立ち寄った繆斌の三男(繆堅明)のご子息・繆亮氏(44歳)が、慰霊祭挙行への感謝を申し上げ、続いて当時、和平工作に尽力した内閣情報局総裁・緒方竹虎の三男・緒方四十郎氏(82歳)の和平工作当時の状況説明があった。その後、参加者全員が平成3年(1991年)に建立された顕彰碑に献花を捧げ、続いてマイクロバスに乗って場所を近くのホテル・マリナーズコート東京に移し、現代史研究家・田中秀雄氏の講演会と昼食懇談会を開いた。講演会や昼食会では関係者の短いスピーチが数々披露された。

 なお、今回初来日した繆亮氏は、幼少時に祖父・繆斌の悲劇的人生を知り、上海の大学を出てアメリカに渡りシステムエンジニアになったという。緒方四十郎氏はかつて日本銀行理事、日本開発銀行副総裁、国連財政諮問委員会共同議長なども務めてこられた著名人。また夫人も国連難民高等弁務官として活躍された緒方貞子氏。当時17歳の高校2年時、自宅で父親・竹虎から直接この和平工作を聞いて、ワクワクしたという感想や、特に繆斌の来日中は米軍の空襲が皆無だったことが非常に印象深かったという話が披露された。当日の出来事は『宗教新聞』などに掲載された。



※曽祖父の緒方郁蔵は、緒方洪庵の弟弟子の蘭学者で、洪庵と義兄弟の約を結び、緒方を名乗ることとなり、大阪大学が管理している適塾には、その写真があるという。



(^-^)M・S


.. 2013年03月08日 10:41   No.503004
++ 島田守康 (小学校高学年)…25回       
またまた「凛美ニッポン」を「燦然・ニッポン」に間違えてしいました。私の心の中で、まだ「燦然」に心残り(未練)があるのかも知れません。大変失礼しました。

さて、外交官・芳澤謙吉に関連して、思い出したことを記します。

下記の系譜にあるように、芳澤謙吉は第29代総理大臣・犬養 毅(77歳、岡山県岡山市出身)の娘婿です。実は、私は犬養首相の三男・健(たける、衆議院議員、法務大臣などを歴任)の長男・康彦氏(現在86歳、元共同通信社社長)にお会いしたことがあります。しかも、「苦い思い出」として……。

ご承知のように、犬養首相は昭和7年(1932年)5月15日に首相官邸で、海軍の青年将校・三上 卓(中尉、27歳)らに襲われ、ピストルで銃殺されたわけですが、その時に放った「話せばわかる」という言葉は、余りに有名です。襲撃当日、官邸には犬養首相とお手伝いさんと一緒に居た孫の康彦氏(4歳児)しか居なかったと言います。幼少ながらも暗殺の雰囲気を知っている康彦氏は、毎年青山墓地で開かれている慰霊祭に、「木堂会」の会長として祭主を務めてきました。

「木堂」とは、達筆だった犬養首相の号で、私は12年ほど前でしょうか、この会に関係していた石研の女性会員のお誘いで、慰霊祭に初めて参加させて頂きました。会長の犬養康彦氏との面談目的は、同じく石研の会員で、かつて三上 卓の大東塾の塾生であった方(今は故人)の「伝言」を伝えるためでした。その「伝言」の内容は、射殺犯・三上 卓は昭和46年(1971年)に伊豆で客死するまで(享年66歳)、「犬養首相の命日5月15日には毎年祭壇に雪洞(ボンボリ)を灯して、一日中瞑目を絶やさなかった」というものです。即ち、被害者の犬養 毅首相にその罪を詫び続け、ねんごろに供養していたというものです。

塾頭である三上 卓は、塾生の「5・15事件」を自慢する発言を強く戒め、この命日は特に峻厳に注意し、近寄りがたい姿だったと言います。

その旨を、私が康彦氏に伝えたところ、康彦氏の顔はみるみる険しい顔になって、「それがどうしたんですか?!」と強い口調で私に突っかかってきました。その言葉に、私は瞬時に「殺人の和解は第三者が考えるほど甘くはない。殺人に時効なし。仲介は難しいものだ」と感じ、喉から苦い唾液が湧き出るのを感じました。安易に引き受けた浅はかさと同時に、しかし一方、加害者側の遺志を伝えるのも意味ある役目では、と煩悶しつつ、返す言葉を失っていました。


.. 2013年03月10日 17:34   No.503005
++ 島田守康 (小学校高学年)…26回       
当日の慰霊祭は、小雨が降る中での会合で、私にとっては何とも後味の悪い「冷たい」一日となりました。帰宅後も、後味の悪さが残り、赤穂浪士と吉良家末裔の手打ち式も300年近くかかっているなーと、改めて社会事件、殺人事件の憎悪の重さ、深さを感じたものです。康彦氏にとっては、「総理大臣の暗殺者は極刑」が当然であったでしょうし、「助命嘆願」の世論の盛り上がりで、軍法会議で死刑求刑も禁固15年の判決、5年後の釈放は「余りにも許しがたい暴挙」と感じていたでしょう。

姉の犬養道子氏(92歳、評論家)は、「父を殺した元凶は陸軍の石原莞爾だ」と公言していたので康彦氏も同じ思いだったのか、私が「石研」を名乗った時から嫌悪感が走っていたのかも知れません。話が順調に進めば「それは誤解ですよ」とお伝えしたかったのですが、それは初っ端から頓挫してしまいました。

ご承知のように、私の手許には昭和11年(1836年)、永田鉄山・軍務局長(中将、長野県諏訪市出身)を刺殺した相沢三郎・中佐(出生は福島県白河町、本籍は宮城県仙台市)の銃殺刑前日に石原将軍に手渡された墨書(遺書)があります。「和解」に向けて墨書公開の時期を今、私は考えあぐねているところです。

(^-^)M・S

.. 2013年03月10日 18:53   No.503006
++ 島田守康 (小学校高学年)…27回       
あの衝撃的な東日本大震災から本日、2年目を迎えました。

下記写真の名取地区には姉など甥っ子、姪っ子夫婦ら十数名が居住していましたが、海岸から4キロ以上離れていたため、幸い、みな無事でした。

一番危なかったのは甥っ子の嫁さんで、仙台空港の土産店に務めていましたが、二階が水没する寸前に上階に上がって助かったとのことです。また姉貴は勤務先の閖上(ゆりあげ)地区の割烹店が押し流されたものの、車の出勤間際で津波から逃げおおせて助かったとのことです。この店では以前に兄弟一族の宴会を開いたことがあり、あの立派な店と美味しい料理が無くなってしまったことは、誠に残念なことです(店長始め従業員は全員助かったものの、全員自宅を遺失)。

2年目を迎えた今日でも避難者は福島県を中心に15万人以上、狭い仮設住宅での居住者も多数にのぼっています。遺族の心の癒しは望むべくもありませんが、復興のペースを一日でも早く上げて欲しいものです。

この苦難の中で、「絆(きずな)」という心の結びつきの大切さが国民の間に広く認識されたことが、唯一の救いかも知れません。

震災当日の、まだご紹介していない津波映像を下記にお知らせします。車載カメラの映像は、貴重なものだと思います。

 ▼仙台空港水没映像 こちら

 ▼車載カメラの映像 こちら

 ▼地震発生直後の市街地の様子 こちら

 ▼福島第1原発への津波映像 こちら

 ▼宮城県多賀城市の河川映像 こちら

 ▼宮城県石巻市の被災映像 こちら

(^-^)M・S

.. 2013年03月11日 11:24   No.503007
++ 島田守康 (小学校高学年)…28回       
「あの日を胸に、未来を信じて、ともに生きる。」――昨日の新聞各紙は東日本大震災2周年目の特集記事を組みました。あの日は、「ただ普通であることの幸せ」を感じさせた日でもありました。余震は震度1以上が震災前の5倍にも増え、これは少なくとも10年間は続くと予想されています。

まさしく、東日本大震災は日本人が「地震列島」に住む自然の脅威に晒される住民であると同時に、原発という文明の利器による脅威にも晒される住民であることも均しく自覚させられる出来事でした。さらにエネルギーの輸入による貿易赤字の増大に加え、日本弱体による近隣諸国からの外交攻勢という四重苦にも晒され、「戦後最大の危機」に直面していますが、今こそ日本人の特性である“絆”を最大限に発揮して、国民「一丸」となって克服すべきものと思います。

安倍政権の誕生によって、「安全と安心が倍加するニッポン」への基本路線は敷かれました。「やればできる、絶対出来る」、そう確信して「晋めば三倍の効果」となって跳ね返って来ることは、名が体を表わしています。

今回は各地で催された鎮魂の“祈り”風景を中心とした写真をお送りします。

※死者1万5881人、行方不明者2668人、避難者31万5000人、M4以上約780回(この1年間、震災1年間は約5000回)。なお、M5以上の地震回数を同じ期間で比べると、2004年に発生したインドネシア・スマトラ沖地震の約1.4倍、2010年のチリ中部沿岸地震の約2倍となっていて、世界で発生した巨大地震の中でも他に例のない余震活動となっている。 また、国土地理院が行なった衛星を使った調査では、宮城・牡鹿半島にある観測点が震災前に比べて約6.2メートルも東に移動していることがわかった。このうち約5.4メートルは震災発生時に動いたものだが、「余効変動」と呼ばれる地殻変動によって、2年たつ今でも動き続けていることが明らかになった。 気象庁は、余震活動は徐々に低下しているものの、今後もまれに津波を伴うような大きな地震が発生することもあるため、引き続き注意してほしいと呼びかけている。

(^-^)M・S

.. 2013年03月13日 15:51   No.503008
++ 島田守康 (小学校高学年)…29回       
日本の知の世界牽引者、“ニューアカデミズムの祖”と呼ばれる山口昌男氏が先日10日、逝去されました(享年81歳)。文化人類学者として有名で、長く東京外国語大学で教鞭をとったのち、札幌大学の学長も務められました。

「知の巨人」だけあって、単著だけでも50冊をものにしていますが、その中の一冊に石原莞爾将軍を取り上げています。1995年に発行された『「挫折」の昭和史』(岩波書店、現在文庫分となって上下巻、定価各1260円)で、宣伝文句によると「昭和モダニズムは満州で開花する一方、戦時下の文化・スポーツ活動に結実した。その担い手は林達夫、小泉信三ら“挫折”を経験した人々であり、石原莞爾らの知的水脈と共鳴した。近代日本の歴史人類学という課題に挑む労作」とあります。

ネット上のある評者によると、「石原莞爾の従来あまり注目されて来なかった“軍人の教養”という側面を明らかにして、現代史研究にありがちなイデオロギー的偏差からひとまず自由になり、『人間・石原莞爾』の実像を探究したもの」と語られています。

実は、私は戦時中、盗難・焼失に遭いながらも1万点を超える書籍・書簡・遺品類が現存している石原将軍関係資料の経緯を知りたかったのですが、仲條立一・菅原一彪編『石原莞爾のすべて』(新人物往来社、1989年刊)中の仲條立一筆「石原文庫始末記」と共に、この山口氏の大著中の「読書する軍人」の章にある「補論・将軍の蔵書」に多くの新知見を得ました。

この両書文面によって、初めて関係資料の全体像が読み解けた感じがして、私はそれを元に「石原莞爾将軍の蔵書顛末について」と題する一文をしたためましたが、これはまだ未公表です。

北海道から上京の折にはインタビューもしたいと考えておりましたが、今となっては大きな示唆を遺してくれた山口昌男氏に感謝です。


(^-^)M・S

.. 2013年03月14日 09:03   No.503009
++ 島田守康 (中学生)…30回       
本日、中国の新国家主席に習近平氏が就任しました。氏は私と年齢が「花の二八」の昭和28年(1953年)生まれの同じ59歳。われわれと同期の人間が一国を、そして世界を動かす存在になったのだと改めて「加齢のスピード」の速さを感じさせられますが、私は今日を境に、余命をこの「習近平との戦い」と位置付けることにしました。

大学で東アジアの国際関係論、とりわけ中国を専攻した者としては、「中国の行く末」は生涯をかけて全うしなければならない課題、と思ったからです。しかも、中国が学生時代には想像もしなかった「軍事大国」に変貌し、その矛先と牙を日本に向けている「悪しき」現共産政権とは真っ向から勝負しなければならない、と強く思ったからです。

かつて李鵬首相(85歳)は20年前に「日本は20年後には消滅する」と語り、唐家璇・中日友好協会会長(75歳)も本心でそう願っていますが、私は返す刀で「習近平政権の共産党は10年後には消滅する」と断言します。

以前に私は習近平の容貌はチンギスハン(成吉思汗)と似ていて、日本攻撃を開始するだろうと指摘しましたが、この点では大川隆法の「霊言」と一致します。モンゴル帝国が日本に手を出したことによって消滅したように、「歴史は繰り返す」はずです。

「中華帝国の執拗な日本へのちょっかいと宣戦布告」は、そうした「歴史的、宿命的な墓穴の予兆」と大悟すれば、対中国対応も気楽なものです。

(^-^)M・S

.. 2013年03月15日 11:54   No.503010

■--反原発の風化を防ぐ
++ 木佐敬久 (幼稚園生)…1回          

「原発カルタ」
 │ 遊びながら、会話しながら、「原発の記憶」を次世代へ
 └────(東京都 (カシオペアの即興詩人))

 原発問題はますます深刻になっているにもかかわらず、世間的には風化が進んでいるように見えるのは残念です。そこで、原発の風化を少しでも食い止められるように、自作の川柳で百人一首式の「原発かるた」を編みました。
 あいうえお順ですが、濁音を含め全部で66枚のA組と、濁音を省いた44枚のB組の二組あります。A組の中から「あ行」と「ざ行」をご紹介します。
 読み札には全部が書いてありますが、取り札には*以下が書かれています。
 百人一首の川柳版です。

 あ 原発神話 *悪魔、紳士の顔で来る
 い 原発が *いつか神話に なるだろう
 う 原発を *売りつけられた 被爆国
 え 「地獄さ *行(え)ぐんだで!」と 廃墟の建屋へ
 お アメリカの *お役に立てたSPEEDI(スピーディ)
 ざ 権力の *座へ原発の 旗を振り
 じ 原発は *地獄へ向かう 一里塚
 ず 東電は *図々しくも 生き残り
 ぜ 事故原因を *ぜんぶ津波の せいにする
 ぞ 原発談義 *ゾウのしっぽを なでている

 月日がたてばたつほど、これはどういう意味だろうと思う札が増えてくると思いますが、みんなで遊びながら会話を交わすうちに、自然に原発のことが世代を越えて伝わっていくと思います。
 知り合いの方に見てもらったところ、「かるたの『え』のなまりには、心を揺さぶられました。その他にも沢山の感動を受けました。」「どれもこれも、
うなづくような1行詩で感心しました。」「一句ごとに味わいますと、言葉に込められたドラマが浮かんできます。」「何とも的確で素晴らしい!と思うとともに悲しくなります。」といった感想を頂き、中には市販化を望まれる方もいます。(市販化される場合は、それぞれに短い解説を付けるつもりです。)
 市販化はすぐには間に合いませんが、お子さんに手伝ってもらって、厚紙を切りぬいてカルタにすることも、むずかしくないと思います。
.. 2013年03月09日 08:12   No.508001

++ 日経新聞 (幼稚園生)…2回       
東電、再値上げが本丸の「夏の陣」

 東京電力が電気代を再値上げしようとしている! 原発は再稼働する、海外から言い値で燃料を買う、値上げ分を不払いすれば、他に選択肢もないのにいきなり「送電お断り」。こんな会社は許せない!

2013/3/5  より

 東京電力の再値上げが一段と現実味を増してきた。足元の急激な円安で燃料費がかさみ、総合特別事業計画(総特)初年度の経常損益目標の達成は困難な情勢。
加えて収益改善のカギを握る柏崎刈羽原子力発電所も、東電が見込んでいた4月からの再稼働がほぼ不可能。再値上げを巡る議論は、参院選と原発の安全基準公表が重なる今夏に正念場を迎える公算が大きい。あるエネルギー関連企業の幹部は「13年度中は東電の原発は再稼働しないと考えている」と話す。仮に原発が通年で1基も動かなければ、黒字転換は絶望的。こうした状況を回避する最後の手段は、電気料金の再引き上げとなる。

.. 2013年03月10日 21:06   No.508002
++ 矢嶋 理恵 (幼稚園生)…3回       
.「分かりやすい放射能の話〜ベクレルってなに、から」を聞いて
 │   〜情報量がとても多く、かつ分かりやすい内容でした。〜
 └────   (たんぽぽ舎ボランティア)

2月28日スペースたんぽぽ講座報告  講師 原田裕史さん

 まず最初に、原子力に関する機関についての話がありました。基準のきつい順に、ECRR→BEIR→ICRP→WHO→UNSCEAR→IAEAとなっています。福
島事故前はICRPでも緩いと主張してきたけれど、現在の状況では、ICRPの勧告が妥当と考えるしかないそうです。1990年版の勧告が読みやすいとのことで、目を通してみたいと思いました。
 ICRPでは、不当な被曝はNGとしており、医療被曝(正当な被曝)と今回の事故での被曝は根本的に違う、と。また、自然放射線による被曝と人工放射線での被曝もまったく性質が違い、人工放射線による被曝というのは、職業として対価を
もらってするものか、または事故、故意に被曝させれば殺人という表現に、今回の東電の責任の重さを感じました。東電がしたことは、やはり犯罪です。
 元に戻って、原子の話、ベクレル、グレイ、シーベルトの話は、これ以上ないくらい分かりやすく教えてもらいました。ベクレルについても、少しイメージできるようになりました。低線量(100ミリシーベルト)の意味も、1つの細胞に1本の放射線が当たる限度、ということが分かりました。2本当たると、体の組織が壊れてしまう危険な状態だそうです。
 予定時間をはるかに越えての講座でしたが、長さを感じさせない、駆け抜けるような時間でした。まだまだ話し足りないところがあったように感じます。ぜひ続きを聞かせて欲しいと思います。

.. 2013年03月10日 21:53   No.508003
++ 柳田 真 (課長)…157回       
3/9(土)明治公園 1万5千人、
 |         主催「さようなら原発」1000万人署名市民の会
 |  3/10(日)日比谷野音から国会 4万人、
 |         主催「首都圏反原発連合」
 |  たんぽぽ舎は両方参加、ビラを7000枚配布
 └──── (たんぽぽ舎)

○3月9日(土)は、明治公園の集会とパレード(デモ)、10日は日比谷野音から国会への集会とデモ[3月11日(月)は福島県へのバスと東京の東京電力前の集会]で、どれにも参加するたんぽぽ舎は大忙し。[12日(火)にも山本太郎さん講演会
―反原発自治体議員・市民連盟の主催]

○9日(土)の明治公園は、8割位の人出−主催者発表で1万5千人、…これ位の方がギュー詰めの時と比較して、とてもやり易い。会場内も動ける。(1昨年の9月の集会はギュー詰めの6万人)
 1000万人署名は、現在820万人筆集まったとの報告、大江健三郎氏は、「もう、1台の原子炉も再稼働させない。そのために働く」と発言。

○たんぽぽ舎は、広瀬隆さんらのヘリでの空中撮影があるというので、6畳大の大横断幕(原発やめよう)を先頭に行進。反原発自治体議員・市民連盟や経産省前テントひろば、四大学共闘、府中市や松戸市の市民グループと共に250人弱の隊列で、先頭の福島現地の人々に続いて進む。あったかくていいデモ日。
 原発やめよう、再稼働阻止、福島を忘れない−等のシュプレヒコール。
 解散地で短時間の総括集会。沖縄の安次富さんも参加、沖縄の闘いを訴えた。
(たんぽぽ舎は、3500枚のビラを集会の開会前にみんなで配布)

○3月10日(日)日比谷野音が満杯(4000から5000人)、野音周辺もその倍以上の人だかり。用意したたんぽぽ舎のB4判2つ折りビラと再稼働阻止ネットのセットビラ3500枚は、前段集会参加の人々に配られ、短時間でなくなり。デモ隊は、経産省前テントひろば、川崎の皆さんらと合同、先頭に「福島を忘れない」「ふるさとは原発を許さない」の2つの横断幕を掲げてデモ行進。官庁街を一周し、国会正門前集会へ−急に寒くなった中で17時から19時の2時間の集会。原発反対の政党・議員が全部揃ってあいさつしたのは圧巻。翌日3月11日(月)の東京新聞朝刊の1面の国会デモ写真には、たんぽぽ舎のノボリ旗(原発やめよう、たんぽぽ舎)が後側からだが、よく写っていた。

.. 2013年03月12日 10:59   No.508004
++ 向原祥隆 (幼稚園生)…1回       
川内原発を廃炉にしたい 2500人のかごしまパレード
 └──── 

 3.10さよなら原発!かごしまパレード、昨日はお疲れさまでした。南日本新聞が一面で報道してくれました。
 これから始まる再稼働の動きに対して、具体的な反撃の準備に移る段階に来ました。新聞報道はほとんどなされていませんが、2月1日付政府の地震調査委員会の資料によると、市来断層帯の活断層が九電評価よりはるかに長い活断層であ
ることが指摘されています。これも今後問題化は避けられないでしょう。
 電気が足りないはウソ、原発はコストが安いもウソ。九電(電力)が原発を守りたいのは、廃炉にすれ...ば、原発に計上している資産が不良資産になりたちまち債務超過に陥るからでしょう。経営陣が会社=利権を守るために原発にしがみついているという構造です。
そのためには、温廃水の拡散範囲をごまかしたり、活断層を無理やり短くするなんて平気でやってしまいます。ここでばらまいたお金が威力を発揮するのですね。
 やはり九電は一度、解体していただかねばならないようですね。もちろん、原発抜きの再生は簡単で、従業員の一般企業並みのお給料は保証されることは言う
までもありません。(図書出版南方新社)


.. 2013年03月12日 12:02   No.508005
++ 日下部信雄 (幼稚園生)…2回       
3/14さよなら原発 東電・東葛支社前アクション 第8弾

3月14日(木)午後2時30分から1時間程度
場所:東電東葛支社前の集会 こちら
   東電に対する抗議の声・プラカードなどによるアピール

 東京電力福島第一発電所の過酷事故から2年がたった。
安倍政権は、まるでこの国土が取り返しようもなく汚染され失われたことなどなかったかのようなはしゃぎぶりだ。
だが、私たちの目に入るのは、千葉県東葛地域でも続いている除染の風景や、指定廃棄物扱いとなって引き取り手もなく増えていく放射性物質の保管場所に関する争いだ(千葉県と、保管所を設置された我孫子市・印西市とが争っている)。
《東京電力にノー!》を突きつけなければ、私たちはまたもや被害者なのに加害者という、おかしな立場を置かれてしまいそうだ。
私たちはフクシマを忘れない! 私たちは東電を許さない!
とりもどそう! 私たちの明日を!

問合せ:原発止めよう! 東葛の会
      日下部信雄 Eメール:kusakabe-nobuo@nifty.com
            当日:090-9956-6018

.. 2013年03月12日 13:14   No.508006
++ 豊田直巳 (幼稚園生)…1回       
3/19-24写真展IN練馬
あの日から2年終わらない原発(メルト)事故(ダウン)の恐怖

  3月19日(火)15:00から19:30 20日(水)から23日(土)10:00から19:30
  24日(日)17:00までにご入場下さい
  大泉学園ゆめりあギャラリー(西武池袋線大泉学園駅北口下車徒歩2分)
  主催:豊田直巳写真展IN練馬実行委員会
     連絡先:03-3993-5405 練馬区職労

 多くの犠牲と深刻な被害をもたらした東日本大震災から2年。福島県のみなさんは、地震と津波によって同時に起きた福島第一原子力発電所の爆発事故により、あたりまえの暮らしを奪われただけではなく、生まれ育った故郷からの避難を余
儀なくされ、困難な生活を続けながら、今なお健康への不安、恐怖にさらされています。
 あの日から何度も何度も被災地に足を運ばれているフォトジャーナリスト豊田直巳さん。彼が撮り続けた被災地の光景、人びと、その生きる姿を展示します。ぜひお立ち寄りください。


.. 2013年03月12日 13:24   No.508007
++ 花村 (幼稚園生)…1回       
3/24山田真さん講演会 3.11から2年 小児科医からみた放射能と子どもたち

 小児科医として40年以上開業している山田真さん。3.11後には、福島の子どもたちの健康相談を行っています。そんな山田さんに、東京で暮らす子どもたちの低線量被曝と健康への影響について語っていただきます。子どもたちのこれから
の健康と私たちはどう向き合っていけばいいか、山田さんのお話をもとにして、共に考えたいと思います。質問時間も用意しました。お子さまと一緒にぜひご参加ください。

日 時:2013年3月24日(日)午後2時から午後5時
場 所:東京労働安全衛生センター4階会議室 江東区亀戸7-10-1Zビル4階
    JR総武線亀戸駅東口下車徒歩7分
参加費:500円
問い合わせ:080-3342-4594(花村)

.. 2013年03月12日 13:31   No.508008
++ 岡しま (幼稚園生)…1回       
さようなら原発 ヒロシマ大集会に参加して
 |  広島の繁華街を1500人がデモ
 └──── たんぽぽ舎広島通信員

 広島市中区中央公園内で日曜日の10日に「つながろうフクシマ!さようなら原発 ヒロシマ大集会」があり参加しました。
 午前中は震災後に広島のお母さんたち(避難者も含みます)が中心になって出来たグループ「ポコアポコ」によるイベントで、ロケットストーブを見せてもらったり、広島産の発酵食に舌鼓を打ち、午後に同じ敷地内で集会がありました。
 午前中は親子連れが中心の集まりだったのですが、午後にはのぼりやプラカードを持った人々があつまり、呼びかけ人や祝い島から、福島からの避難者のお母さんなどなどのスピーチの後にデモに出発しました。横四人で100人単位で歩くようにといわれて、数を数え易いなと思っていたのに列に組み込まれてしまいました。デモなれしていない私のざっくりした感覚で申し訳ないのですが、デモ参加者は1000人強ではないかなという感じです。12日の中国新聞によると主催者発表で1500人とのことです。公園から広島城を出て、繁華街を歩き、気づくとデモの最後尾に居て沢山の警官に信号のたびに急かされました、人数も多かったし声も大きく、慌てさせられそうな、とはいえ「お願いですから急いでください!」
というお願いの形が最終地点まで続き、無事揉め事などはなく終点で流れ解散となりました。
 沿道でデモの写真を撮る外国人がいたり、繁華街に出てきている市民の人たちになぜ今日デモをしているのか伝わるっているのかな、私としては3・11以降暢気に買い物気分を楽しめる事態ではないという感覚なのになと思いました。
 以上 岡しまでした

※今日の中国新聞によると主催者発表で1500人とのことです
 →記事の載っているURL  こちら 

※今まで広島では3度デモに参加しましたが、平和記念公園からの出発ではないこと(ルートも違う、今までは中国電力が最終地点)、警官がとても多く感じ
(デモ人数が少なかったのか)ました。広島では北朝鮮の核実験の翌日には平和記念公園で被爆者による核実験反対の集会があるほどの反応があったのに、原発となると今ひとつ手ごたえがない感じです。
※広島県尾道市(県内では避難者受け入れも反原発イベントも多い土地です)では9日にデモがあり、10日と両方参加した人もいました、10日は広島市内11日は福島という連日参加者もいました。
※PM2.5の値がすごかったので娘は夫と留守番しました。東は放射能、西はPM2.5、避難した意味があるのかいろいろ悩みながらも子供は元気に一歳を迎えました。

.. 2013年03月13日 16:05   No.508009
++ 永山一美 (幼稚園生)…2回       
3/10 原発ゼロ☆大行動に参加して
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 日比谷野外音楽堂で開催された【0310 原発ゼロ☆大行動】に参加しました。
小春日和というよりは真夏のような暑さの中、友人と二人連れ立ち日比谷公園へ。
既に公園は多数の人々。そんな時たんぽぽ舎の黄色いのぼり旗がいつも目安でなんとも心強いのです。おかげでさらに2人の友人とも合流出来ました。
デモ行進では友人2人と横断幕を持たせてもらい歩きました。
 横断幕の言葉は「ふるさとは 原発を 許さない」
 官庁街には沢山の皆さんの熱い思いがこだまし響き渡り、街を覆った煙霧も手伝い、霞が関がまさに文字通り皆さんのパワーで霞んでいました。
 あの日から2年。各国でも脱原発のデモが行われました。原発事故検証が未だ充分ではないにも関わらず、言葉巧みに原発再稼働への道が着々と進められています。
 地震大国日本にはどこにも原発は可能な場所はありません。
 さらに力強くたゆまなく「脱原発」の運動は続いていかなければと改めて感じました。


.. 2013年03月13日 16:14   No.508010

<< 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 >>


No: PASS:
※Noは、日付の後ろについている「No.XXXX」の英数字になります。
もっと書き込み隊 Created by Tacky
Arranged by Nazca