【必読※迷惑書き込みの対処方法をまとめました。】

石原莞爾関係の掲示板

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■--民主主義って何だ?
++ 山田洋子 (小学校低学年)…5回          

鹿児島県議会・野次アラカルト−3日間の活動 |  福島、富山、伊方など全国から仲間が駆けつけてきている
 └──── (たんぽぽ舎会員)

○鹿児島到着は11月5日の午後だった。福島、富山、伊方など全国から仲間が駆けつけてきている。
 私には原発の知識も社会科学の知見もあまりない。あるのは大声と、楽器替わりの鐘とステックだ。ギターや太鼓やベルなどの鳴り物を携えてきた仲間もいる。
 3時から再開された臨時県議会の傍聴席に夫と共にいた。「世界最高水準の規制に適合した原発、国が責任、安全・・」ちゃんチャラ可笑しい。思わず高笑いをしてしまった。席に着くまでは品よく、知的であろうと思っていたが、日頃控えめな仲間が美しい声で「おかしくありませんか」等と凛と叫ぶのをきいて、私は濁声で「もっと勉強してこい」「責任とれないくせに」・罵声を飛ばし始めた。
 今まで何度もフクシマの仮設を訪れているし、事故前から付き合いのある浪江町津島の住人だった老人の近況も知っている。「戻れるか果たして、いつの日か戻れるか。放射能降り積もる我が故郷・・」歌(望郷)より。「推進派の輩には福島の人々の生活をめちゃくちゃにし、その上に被爆までさせてしまったという罪悪感はないのかチクショウ」と怒りが込み上げてきた。
 県庁職員が近づいてきて「お静かに」と言ったが・・。議長は誰かを指さして退場を命じたが、待機している職員には議長の指さす人物が特定できず、より騒然となった。
○2日目の11月6日。朝8時から県庁近くのバス停などでチラシを配った。
 9時から県庁前抗議集会が始まり、10時からの特別委員会には、県外の傍聴者は4名に限られ、他は音声だけのモニター室での傍聴となった。入口が県庁職員によって封鎖された庁舎の前では県内外から大勢集まってきて抗議行動が続けられた。スピーチ、シュプレヒコール、全国各地から寄せられた原発反対の寄せ書きやイラストや友禅の絵布がロープに繋がれ、桜島の火山灰がうっすらと振り落ちたタイルの上に二筋に並べられた。私たちは委員会が続く間中、音や声を送り続けた。中にいる仲間からは「しっかり声が届いている」との知らせが入った。元気な若者がアップテンポでシュプレヒコールをリードしてくれた。地元の3人の若いアーテストが駆けつけ、ベニヤ板のキャンバスに向かった。彼らなりの方法で「再稼働反対」を訴えたかったのだろう。何度も委員会が延長された。夜も更けた。
.. 2014年11月11日 09:01   No.825001

++ 山田洋子 (小学校低学年)…6回       
 体を動かし声や音を出しているうちに、議会棟の入り口で二重、三重に直立で警備している多くの職員と県内外から駆けつけた仲間たちとでライブが行われているような錯覚を覚えた。倒れるまで自分の声を出して終わろうと考えた。道路を隔てて病院があったので拡声器や鳴り物は控えたが。プロの歌、何人かのギター、替え歌、静かなトーク。
 抗議行動の最中、国会議員の辻本清美氏、官直人氏からメッセージが入った。衆議院委員会での東電常務の再稼働に関する30キロ圏自治体理解の発言であった。
 夫を操るだけの箱入り婆である私は、火山学会の発言や東電常務発言に一縷の望みを賭けていた。そして大きな濁声でドンパン節の替え歌まで歌った。0時過ぎに委員会での採決が終わり、奮闘して下さった松崎県議を交え記者会見が行われた。14時間を超える抗議行動をひとまず終え、ホテルにたどり着いたのは夜中の1時をとうに過ぎていた。
○3日目の11月7日、朝7時前の起床は辛かった。70年間もチータラ生きてきたのだから今日位は真剣に生きようと思った。10時に傍聴席に着いた。本会議が始まった。
 3人の反対討論がなされたが、答弁は耳ダコである。まるで親が子供を初めてのお使いに出す時のように指図されていると感じた。下手に自分の意見を出してつつかれないようにと同じ文言を繰り返す。まさにアンダーコントロールであった。「自分の頭で考えろ」「何がほしいのか」そのうち疲れてきて頓珍漢なヤジも飛ばした。終わりころ議長が「自民党・・公明党・・」と言ったので腹の底から「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」と学会のお題目を唱えた。
 そのうちざわついてきた。優しいピンク色の字で書かれた「川内原発再稼働 NO」の紙をほぼ全員が両手で掲げ、「再稼働反対」と叫び続けた。
 私は思った「民主主義って何だ?」

.. 2014年11月11日 09:14   No.825002
++ 木村雅英 (高校生)…63回       
気に入らない専門家の意見は無視 安倍政権を支える「第三者委員会」
 |  本当にたちの悪い原発推進組織だ 再稼働の適合性審査結果は全く信用できない
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その26
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○ 原子力規制委員会設置法にあるように「専門的知見に基づき中立公正な立場で独立して職権を行使する」べき委員会だが、5人のうち4人が「原子力マフィア」出身者で構成されている。信用できないのは当たり前。
 先日の記者会見では、破砕帯調査と再稼働審査との関係でも、産経やNHKの記者の質問に対して、またまたおかしな返答をした。
○<10月28日規制庁ブリーフィング>
(産経記者)破砕帯の結果が出るまでは本格審査は入らないというところまでは決まっていたかと思うんですけれども。…。東通に限らず、一般的に敷地内に活断層があるとした場合に、審査はどうなるかというところをお伺いしたいんですけれども。
・米谷総務課長 有識者会合の評価と、それから、審査というものは別物であるというふうに私は理解をしております。
……(NHK記者)これは本当でしょうか。有識者会合で白黒つけた結論を全くゼロベースでもう一回審査で一からやるというのは、余り通常考えられない気がするんですけれども、そういう認識で本当によろしいんでしょうか。
・米谷総務課長 私の認識はそうでございます。
○<10月29日委員長記者会見>
(産経記者)東通に限らず、破砕帯、今、6箇所で調査されていますが、破砕帯で出てきた評価内容と、現状行われている新規制基準の適合性審査というのは別物と考えていいのか。
・田中委員長 要するに、有識者会合による調査というのはあくまでも参考データ、参考なのですね。それで、法的に言うと事業者は申請をし、それに対して我々が審査をして判断をするというのが1つの行政の仕組みですから、そういうことになると思います。
ただ、有識者会合の判断というのは、それなりの重みを持って我々は参考にしなければいけないと思うし、これはごく当然だと思うのですけれども。
○ 要するに、有識者の意見を尊重する(ふりをする)が、判断するのは我々規制委だと第三者委員会を振りかざす。
 それゆえに、火山学者の主張を無視して川内原発に合格証を出して「楽観的過ぎる」と酷評されても、基準地震動の扱いで石橋克彦氏から川内原発の審査は違法だと指摘されても、知らぬ顔をする。イチエフ事故原因についても「地震で起きた可能性」を指摘する専門家を除いて「原子力ムラ」専門家のみで討論して地震原因説を排除する中間報告書を決定したのだ。
 一方、国会に呼ばれたら田中委員長は安倍政権に寄り添って再稼働を応援する答弁に終始して「第三者」はどこかに吹っ飛んでいる。
 本当にたちの悪い原発推進組織だ。再稼働の適合性審査結果は全く信用できない。


.. 2014年11月11日 09:25   No.825003
++ 山崎久隆 (社長)…479回       
川内原発と「地元」合意
 |  3.11以前と変わらぬご都合主義 その2
 |  東電姉川常務は「原発の30キロ圏内の自治体の理解がなければ再稼働させるには十分ではない」と答えた
 └──── (たんぽぽ舎)

○ 前回、再稼働の同意が必要な地元は3.11以後は30キロまで拡大されたとすべきと書いたところ、意外な人物が同じ意見を表明していることを知った。
 その人物とは、東京電力の姉川尚史常務である。
 6日の衆院原子力問題調査特別委員会で菅直人元首相の質問に対して東電姉川常務は「原発の30キロ圏内の自治体の理解がなければ、再稼働させるには十分ではない」と答えた。
 菅直人氏のブログに、詳しくやりとりが掲載されているが、このことを報じているのは今のところ中日新聞と東京新聞だけ。
 国会の委員会でやりとりされているのに報じられない現実に、政権の意向に逆らわないことにした大手新聞などの腰砕けぶりを見る。言うまでもなく朝日新聞バッシングがこういうところで効いてくるわけだ。
 「川内原発再稼動に地元同意」などと打っている新聞社が多数で、そんな記者よりも東電の常務のほうがまともな感覚なのだから、いつまでたっても原子力利権構造はなくならない。まったく悪質な世論誘導としか言いようがない。
○ 電源立地地域対策交付金が振り込まれる鹿児島県や薩摩川内市は、今後も莫大な経済的利益が約束されている。例えば薩摩川内市の場合、一人一人の市民が血が出るような苦労をして納める個人住民税(47億円)よりも、原発一つからくる収入(核燃料税39億円+交付金13億円+固定資産税α*)のほうが大きくなってしまう。原発の固定資産税や核燃料税を積み上げれば、そうなる。こんな金に物を言わせる手法で、地方議会や住民の多くを黙らせてきた。その「見返り」が何であるのか、福島第一原発事故が起きた今でさえ、全く理解されていない。
 「事故があるだろうが再稼働は賛成」が世論調査で56%を占める(*参照)という、倒錯した主張の台頭が見て取れる。福島第一と同じことが起きても、被害は遙かに小さくて済むという理解のようだ。そんな根拠はどこにもないが。

.. 2014年11月11日 09:39   No.825004
++ 山崎久隆 (社長)…480回       
○ 原発からくる利益は言うなれば電気代や税金のキックバックだ。市民の電気代と税金から支払われている。反対も賛成も関係なく全国民が「収入に応じて」徴収されている。一方、事故が起きれば反対も賛成もなく放射能は襲いかかる。量の違いは距離が近ければ多分、気象条件など偶然の要素だけだろう。ただし、原発からの利益は、等しくもたらされるわけではない。原発からの利益は原子力ムラなどに厚く、つまり「階級的に」もたらされる。
 特に「階級社会」と一番無縁な人々、自然と共に暮らす人々には、放射能は最も過酷な災厄をもたらす。もとより市境も県境も関係ない。
 日々を身の丈に合った、自然と共生する暮らしを続け、誰をも搾取せず、誰からも搾取されず、化学肥料や農薬を出来るだけ使わず、自然の土壌や自然の恵みを大切にする暮らしをしている人々が、最も過酷な目に遭わされる。それは福島第一原発事故の大きな教訓ではなかったのか。

 *鹿児島県や薩摩川内市の原発マネーについては広島の西塔フミコさんの紹介された7日の「広島2人デモ」のチラシを参考にしました。チラシは原発の「立地自治体」の範囲をテーマとするものですので、ご一読をお勧めします。
こちら

 *NHKニュース川内原発再稼働 世論調査の賛否は(11月7日19時21分)より
 NHKが行った世論調査で、鹿児島県にある川内原子力発電所の再稼働について尋ねたところ、地元・薩摩川内市では、「賛成」「どちらかといえば賛成」が49%で、「反対」「どちらかといえば反対」が44%でした。
 事故のおそれについては、再稼働に「賛成」「どちらかといえば賛成」と答えた人でも、半数以上の56%が「大いにあると思う」「ある程度あると思う」と答えています。

.. 2014年11月11日 09:54   No.825005
++ 冨塚元夫 (高校生)…55回       
原子力規制委員会の川内原発再稼働許可は違法だ!
 |  11/7原子力規制委員会あて「異議申し立て書」提出
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

1.11月7日(金)午後3時半すぎ市民10数人が原子力規制庁で規制委員会あてに川内原発設置許可処分に対する「異議申し立て書」を提出しました。
2.3時前から市民十数人(原子力規制を監視する市民の会、原発を考える品川の女たち、たんぽぽ舎など)が規制委員会あてに抗議をしました。
熊本から駆け付けた、原発避難計画を考える水俣の会の永野さんも発言されました。
3.3時半頃に九州から駆け付けた代表の方が到着し、持参したものと東京でこの日集めた「異議申立書」合計1437人分を提出しました。
 九州から異議申し立ての総代でもある、鹿児島の鳥原良子さんと福岡の北岡逸人さんが来られました。
 規制庁の中桐さんに対し、北岡さんは、「行政不服審査法に基づき川内原発設置基準許可処分に異議申し立てするものであり、総務省に正式な手続き方法を確かめており、速やかに審査・返答するよう」に要求しました。これに対し規制庁の中桐さんはまず確認が必要(手続等に関する形式的確認と内容の確認)だということを繰り返すだけでした。
審査の先延ばしを許さないために監視が必要です。

.. 2014年11月11日 10:21   No.825006
++ 奥野節子 (幼稚園生)…4回       
<カマキリ>がいなくなった・・・おんぶバッタは雄ばかり、蟻も激減した。
 |  ―身のまわりに存在する放射能―東電福島事故後の小動物
 └──── (たんぽぽ舎会員 再稼働阻止全国ネットワーク)

 毎年庭で出会えるカマキリが2011年以降、そして今年も又見ることはできなかった。4年間、おんぶバッタも雄ばかり、蟻も激減している。近くの湿地帯では、激やせ女郎ぐもばかり。(神奈川県鎌倉市)
 気持ち悪いほど太った女郎ぐもがたくさんいた庭でも今年は、1−2匹は見たが、おおきい網は1つもいなかった。
 エサ(虫)が少なくなったせいか、鳥も少なくなったように思う。2011年3・11東電福島第一原発の4基の事故で放射能が大量放出されて以降は、身のまわりの動植物に異変が生じていると思うことが少なからずある。
 きくところによると、サクラと環境原発放射能調査(主催は、たんぽぽ舎サクラ調査ネットワーク)でも、3・11福島原発事故以後にいくつもの異変があらわれているという。
☆身近なこと、健康など、もしかしたら「放射能」と思うことがあったら、あなたもたんぽぽ舎へメールなりFaxを送りませんか。


.. 2014年11月12日 08:04   No.825007
++ 安齋 (幼稚園生)…1回       
たんぽぽの皆さん今晩は毎日メィルが届くのを楽しみにしている
 |   飯舘村です
 └────

○九州、地元、全国の皆さんが反対しているにもかかわらず聴く耳をもたず原発再稼働にまえのめりの原発村、安倍、経産、国、県、薩摩川内市、福島原発事故は世界史最大最悪の原発事故なのに、福島の皆さん原発事故による汚染被曝、避難を余儀なくしている皆さんを泥足で踏みつける原発村。
 避難生活が4年になろうとしています。
 借り上げ住宅、四畳半の狭い仮設ぐらし避難している皆さんの体調にも異常が見られます仮設で独り寂しく亡くなる方もいます。
 原発事故がなければ、生まれ育った故郷で家族可愛いお孫さんに看取られて天国に旅立つのが人生の花ですよね。
○安全、安心、クリーン、電気代はやすく壊れない、でも大事故が起きました。責任を取らずに逃げ回る、国、原発村。 県民、地元住民の皆さんに正確な情報も伝えずに被曝をさせた国、県、行政。
 自分たちは何か悪い事でもしたのでしょうかね。
 今の子どもさんは原発事故にたいしては大人の行動を厳しい目で見ていますよ。
 自分も原発事故前は、医師要らず、薬要らずで飯館村で暮らしていましたが、4年近い避難により、脳こうそく、心筋こうそくになりました、でもまだ生きていますよ。
○原発再稼働を止める手段はまだありますよ。
 全国の皆さんと手を繋ぎ再稼働は許さない。
 福島の子どもさんを見捨てないでください。
 全国の皆さんにお願いします。
         福島から、あんざいです。


.. 2014年11月12日 08:15   No.825008
++ 渡辺秀之 (中学生)…42回       
伊藤鹿児島県知事が、民意を無視し、川内原発再稼働の受け入れを表明した日
 |  金曜官邸前抗議で、「大人の責任回避」「責任の押し付け合い」を憂う
 |   11/7 第125回金曜官邸前抗議行動に参加して
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○11月7日(金)、恒例の金曜首相官邸前抗議行動が行われました。「再稼働反対」の多くの民意を無視し、伊藤祐一郎:鹿児島県知事が、九州電力川内原発再稼働の受け入れを表明したとのニュースが流れています。
今日も、様々な人たちが、多彩なスタイルで抗議しています。常連の方の思いを紹介します。
(1)千葉県在住の89歳の男性。小気味よく響く拍子木を叩く。昭和20年に徴兵検査を受け、8月25日に入営予定だった。ところが、8月15日に終戦となり、兵隊にならずに済んだ。大人の責任として、長らえた命を反原発・脱原発に捧げている。
(2)都内在住の60代の女性。川内原発再稼働を審議する鹿児島県議会傍聴のため、11月5〜7日鹿児島へ行った。11月7日午後の飛行機で帰京。ちょっと休憩後、金曜官邸前抗議に駆け付けた。次世代の子供たちへの当然の責任と語る。
○作家・村上春樹氏は、毎日新聞(11/3付)のインタビューで、次のように述べた。
 『…僕は日本の抱える問題に、共通して「自己責任の回避」があると感じます。45年の終戦に関しても2011年の福島第一原発事故に関しても、誰も本当に責任を取っていない。そういう気がするんです。例えば、終戦後は結局、誰も悪くないということになってしまった。悪かったのは軍閥で、天皇もいいように利用され、国民もみんなだまされて、ひどい目に遭ったと。犠牲者に、被害者になってしまっています。それでは中国の人も、韓国・朝鮮の人も怒りますよね。日本人には自分たちが加害者でもあったという発想が基本的に希薄だし、その傾向はますます強くなっているように思います。原発の問題にしても、誰が加害者であるかということが真剣は追及されていない。もちろん加害者と被害者が入り乱れているということはあるんだけど、このままでいけば「地震と津波が最大の加害者で、あとはみんな被害者だった」みたいなことで収まってしまいかねない。戦争の時と同じように。それが一番心配なことです。…』
○九州電力川内原発の再稼働にあたり、原子力規制委員会、安倍首相、薩摩川内市長、鹿児島県知事など再稼働を認める方々から伝わってくるのは、責任回避のため言い訳、責任の押し付け合いだけである。「大人の責任回避」は、日本人の習性なのだろうか。
○東電福島第一原発事故を風化させないためにも、私たちは抗議の声、知恵、力を出して行きましょう。
あせらず、あわてず、あきらめず。
私たちは、“福島”を忘れない。原発再稼働を許さない。

.. 2014年11月12日 08:23   No.825009
++ 春橋哲史 (幼稚園生)…1回       
福島第一原発の状況
 |   11月7日の金曜行動でスピーチした内容です。
 
福島第一原発の状況                      
 9月の平日平均作業人数は6400人。因みに、昨年9月は3290人。
 4号機使用済み燃料プールからの燃料棒の移送状況は、11月5日現在で1533本中、1353本。全体の約88.3%が終了。残り180本は未使用の新燃料で、これは6号機の使用済み燃料プールに移送予定。
 凍土方式遮水壁造成の為のボーリングは、11月5日現在で2035本中728本。全体の約35.8%が終了。
 11月4日現在の汚染水の貯留量は、約55.8万t。その内、RO濃縮水と呼ばれるALPS処理待ち水は約34.3万t。設置済みタンクの貯留容量は約63.4万t。
尚、10月1ヵ月間の汚染水の増加量は約1万3300tでした。

.. 2014年11月12日 08:34   No.825010

■--東電は「福島」に責任を取れ!
++ 渡辺秀之 (中学生)…41回          

柏崎刈羽原発再稼働するな!
 |  106の賛同団体と共に110人の参加者でコール
 |  11/5第14回東電解体!東電本店合同抗議の報告
 |  次回は、12月3日(水)19時〜20時
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○九州電力川内原発の再稼働を審議する鹿児島県議会が開催中の11月5日(水)、午後5時半から6時半まで、再稼働阻止全国ネット主催の「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動(JR有楽町駅:有楽町電気ビル前)が行われた。
○引き続き、午後7時から、東京電力本店前で「東電は「福島」に責任を取れ!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、106の賛同団体と共に、第14回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約110人。
○色鮮やかなのぼり旗が林立する中、オープニングコールの後、東電福島原発事故のため福島県から東京都への避難を余儀なくされた方から、避難生活、補償・賠償、故郷への帰還等の問題が山積している現状の報告がなされた。そして、横浜在住の方など計4名の抗議アピールが続いた。
次に、日本音楽協議会(日音協)、ジョニー・Hさんによる「音楽での抗議」が行われた。
情勢報告として、金曜抗議行動での上手なスピーチで知られる春橋さんが発言。東電福島原発事故の収束作業の問題点(汚染水対策:トレンチ内部のせき止め作業、凍土方式遮水壁ボーリング作業)、今後の見通しなどが報告された。
その後、放射線被ばくを学習する会などから、関連イベント告知があった。
 最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌って、抗議行動を締めくくり、午後8時に終了。
 なお、カンパが44,741円寄せられました。ご支援、ありがとうございます。

☆次回(第15回)の東電本店合同抗議は、12月3日(水) :午後7時〜8時
 場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
    JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。引き続き賛同団体を募集中!
.. 2014年11月07日 08:34   No.823001

++ 山崎久隆 (社長)…478回       
.「同意が必要な地元」の範囲も30キロ圏まで拡大すべき
 |  川内原発再稼働と「地元」合意
 |  3.11以前と変わらぬご都合主義
 └──── (たんぽぽ舎)

 電気新聞は10月29日に「川内原子力再稼働へ地元手続き大詰め−県議会、11月に意見集約」という記事を載せている。「九州電力川内原子力発電所1、2号機の再稼働に向けた地元手続きが最終局面を迎える。鹿児島県議会は11月上旬に臨時議会を開き、意見集約に入る。」
 これが業界紙の見立てならばまだしも、他の新聞も似たような表現になっている。
 いったい3.11とは何だったのか。特に、これで「再稼働に進む」と報じた報道に対して言っておかなければならない。
 川内原発の立地自治体は薩摩川内市だが、UPZ(原子力災害対策重点区域)30キロ圏内には9市町がある。これら自治体は原子力防災体制の確立が必要だ。
避難計画などを作ることが義務づけられながら、再稼働に対して意見を言う機会がない。これでは3.11以前と何も変わらない「地元」定義だ。
 規制基準が作られる前の原子力防災は、防災対策の範囲は8〜10キロと定義されていた。結果として、防災体制は立地自治体の範囲におおむね限定されていたと考えられる。(実際はこれでも大問題だったが)
 それが福島第一原発震災を教訓に原子力災害対策指針で「30キロ」まで拡大されている。それならば自動的に「同意が必要な地元」の範囲も30キロ圏まで拡大されたとすべきである。
 もっというのならば、大飯原発差し止め訴訟の福井地裁判決は、原告適格を原発から250キロ圏まで認めている。これは当時の原子力委員会近藤駿介委員長が「不測事態シナリオの素描」で描いた影響範囲が元になっている。複数号機が立つ原発で使用済燃料プールの燃料体まで被災する過酷事故を想定すれば、そのくらいの影響がある。
 薩摩川内市や鹿児島県だけが「同意」したとしても、それは3.11以後の日本では無効なのである。

.. 2014年11月10日 08:10   No.823002
++ 柳田真 (平社員)…137回       
原発事故−国は全く役立たずだった。茨城県村上村長(1999年)
 |  原発事故−誰も助けに来なかった。東電・吉田所長(2011年)
 |  「再稼働で国が責任をもつ」は大ウソ−過去の事実が証明
 |  再稼働は日本を滅ぼす連載 その23
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

・緊迫する九州電力川内原発の再稼働問題で、「国が責任を持つ」という言葉が殺し文句的に使われている。本当か?本当に原発事故に責任を持てるのか?
 過去の2つの原発事故大惨事の事実から検証してみよう。
 「全くのウソ(ホラ)」だとよくわかる。
・1つは1999年9月30日に茨城県東海村でおきたJCO臨界ヒバク事故。2人が死亡、数百人(以上)がヒバク、31万人が自宅避難した事故。この時、国(自民党政府)は全く役立たなかった。東海村の村上村長は、国からも情報のない中で、孤独な決定をした(立派な態度)
 14年後の2013年9月現在、前村長の村上氏は発言する。
 「1999年9月30日のJCO臨界事故の時、国が何もしない、何もしてくれないことを身をもって経験。国にまかせておけば大変なことになる、住民の命や暮らしは守れないという認識にいたった。」
・2つは2011年3月11日の東京電力福島第一原発4機の事故=大惨事。「福島県だけでなく東京も全滅」と思ったと東電吉田所長は語る。同時に、4機の同時発生の事故で四苦八苦する福島原発に「事故初期をふりかえり結果として誰も助けに来なかった」と述べている。「誰も」とは、東京電力本店はもちろん国も当然含む。「原発大事故の時、国が責任をもつ」は過去の2つの大事故の事実から否定される(残念だが…)。
・そもそも原発重大事故発生の時、果たして国が責任をもてるのか、という根本問題になる。何万人もの人々がヒバクし、自宅を奪われ、故郷をはなれざるをえない事態のとき、経産大臣や安倍首相が何ができるのか?辞職したって、なんの役にも立ちはしない。宮沢経産大臣はせんだい(川内)原発をかわうち(川内)原発とよみまちがえたという。愚かな指導者たちのウソとホラの言葉で、美しい山河をもつ日本が21世紀初頭に滅亡の道を進むのだけはなんとしてもさけたい。持てる全力をつくそう。

.. 2014年11月10日 08:18   No.823003
++ 青柳行信 (幼稚園生)…1回       
11月7日原子力規制委員会で最終完成版「異議申し立て書」
 |   と全国からの1437名分の「異議申し立て」署名提出。
 └──── (原発とめよう!九電本店前ひろば)

○昨日11月7日原子力規制委員会で最終完成版「異議申し立て書」
    こちら
 と全国からの1437名分の「異議申し立て」署名提出。
   規制委部屋・机のうえ こちら

原子力規制委員会では写真撮影・録画は禁止され、職員の対応も大変冷たいところでした。
・記者会見(衆議院第二議員会館第6会議室)
 笠井議員の秘書の段取り・書類の準備のおかげで無事できました。
 緊急な署名行動でしたが、皆様の迅速な協力・連帯で取り組みが成功しました。
※同日、鹿児島県議会可決・知事の再稼働同意がありましたが、「今から・ここから」更なる再稼働阻止の闘いが始まります。
 今後ともよろしくお願い致します。


.. 2014年11月10日 09:01   No.823004
++ 中村泰子 (小学校中学年)…11回       
槌田ゼミ新シリーズ「福島原発事故基本講座第7回」
 |  ―福島原発事故と川内原発再稼働
 |  再稼働したいなら欠陥を直してからにせよ
 |  欠陥原発の再稼働を許さない民間原子力規制委員会の設立を
 └──── (たんぽぽ舎会員・応援する人)

 一般に東電福島第一原発事故は闇の中ということで片付けられ、思考停止に陥っているが、槌田敦さんは、公表されているデータを読み解いて事故の本質に迫り、原発の設計上の欠陥を明らかにしてきた(たんぽぽ舎パンフNo93「福島原発事故3年・科学技術は大失敗だった」参照)。
 10月29日「スペースたんぽぽ」で、槌田敦さんの学習会「福島原発事故と川内原発再稼働」が行われた。それに先立ち10月24〜25日、薩摩川内市と鹿児島市でも講演され、現地の方々の理解を得られたようだ。
 槌田さんは「原発は設計基準事故(Design Basis Accident : DBA)を想定し、それに耐えられるように設計されてきた。福島で実際苛酷事故が起きたのだから、それを繰り返さないように設計変更すべきだ」という。電力会社は再稼働したいなら、以下の対策をとってからでないと認められないと指摘した。
・電源:商用の小型発電機2基を設置(うち1基を事故に備えて常時運転)。そのうえで外部電源、非常用電源も確保。
・計測:計測専用の電源を確保し、計測不能を回避。空焚きで誤表示しないよう圧力計、水位計を改良。
・原子炉圧力容器:減圧(逃し弁開放)を禁止(冷却水喪失防止)。
・非常用炉心冷却装置(ECCS):非常時専用とし、水素が配管を塞がないよう水素逃し弁を設置。
・格納容器:本来の目的にそって放射能を確実に閉じ込める(ベント禁止、液体放射能の放流禁止)。加圧水型には窒素を封入、沸騰水型の建屋には水素の強制排気設備(水素爆発対策)。第二格納容器の増設、接続部に水素燃焼装置と冷却装置を設置(圧力対策)。格納容器の底には大量の銅と金の合金を置きチャイナシンドロームを防止。
・免震重要棟:被ばくを避けるため地下に設置、空調地下道で施設を結ぶ。
・加圧水型への追加:加圧水型にも原子炉水位計を設置。沸騰する原子炉の冷却のために電源不要の非常用復水器と隔離時冷却系を設置。
 槌田さんは、規制機関として全く機能しない規制委員会の代わりに、民間規制委員会(現地)を設立し、東京には各地民間規制委員会の支援組織を置き、安全対策を実施させるよう圧力をかけるという提案をされた。
 理にかなった考え方だと思う。電力会社は費用高騰のためこれらの要求を拒むだろうが、拒めば「事故が起こって住民が被害を受けても仕方がない」ということであり、未必の故意という犯罪であると攻め、あくまで要求し続けるという戦略である。この考え方をぜひ運動に生かしていきたい。
※次回の槌田ゼミは
 日 時:11月27日(木)19:00〜21:00
 テーマ:「民間原子力規制委員会について」の討論
 会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円

.. 2014年11月10日 09:48   No.823005
++ たんぽぽ舎 (社長)…787回       
抗議声明
 |  川内原発再稼働阻止の闘いは終わっていない
 |  今後も現地の人々と連帯し「原発の国・日本」へ向かう道に
   抗し、もてる全力で闘う
  
○川内原発の再稼働に「同意」した鹿児島県議会・薩摩川内市議会及び伊藤祐
一郎知事、岩切秀雄市長に抗議する。再稼働に賛成・支持を表明した人には、
今後、川内原発が事故を起こした際には責任を取る覚悟があるとは思えない。
住民の命と経済活動を天秤に掛け、目先の利益追求を優先させたと理解する。

○ 11月7日未明、鹿児島県議会は傍聴者の「再稼働反対」の声と、心ある県
議会議員の強い反対の主張を押し切り、川内原発の再稼働に賛成する陳情1本
を可決した。31本にものぼる、反対や懸念の声が込められた陳情は、いずれも
「少数否決」。これを受け、伊藤祐一郎知事が「川内原発の再稼働については
やむを得ない」と、再稼働に同意する記者会見を開いた。

 福島原発震災は今も進行中であり、破壊され崩れ落ちた核燃料の姿すら見る
ことも出来ない有様だ。現在も大量の汚染水が日々漏れ出し続け、それを止め
る手立てもない。また、今後も20mを遙かに超える巨大な津波に襲われる可能
性があることが明らかで、その際には原発の地下にある何万トンもの放射能の
固まりが海に流れ出し、これが第二の福島震災を引き起こす危険性さえ指摘さ
れている。
 原発災害を繰り返さないための方法論さえ確立してはいない。原発の稼働ど
ころか、原因究明も収束の見通しもできない現実の前に、何を持って再稼働が
出来る根拠となるのか。

 川内原発は30キロ圏内に21万人以上の住民が居る。避難計画も策定不可能、
わずかに指定されている「避難所」「避難路」すら、地震や津波があれば
寸断されることが明白だ。実効性の無い避難計画は原発事故があれば、たちど
ころに住民被曝を引き起こす。要援護者に至っては、「避難させない」などと、
非人道的対応すら公言している。要援護者と施設従業員や管理者を残したまま
「逃げる」など、そもそも「原子力防災計画」の名に値しない。

 日本火山学会は11月3日に、規制委員会の定めた火山影響評価ガイドライン
について、モニタリングによる巨大噴火の予測自体が不可能または困難である
として、ガイドラインの見直しを提言している。県や市が同意する前に翻意を
期待しての提言さえ無視してしまった。多数の火山により形成された自然環境
のもとに生きてきた鹿児島県や九州の人々にとって、このことが何を意味する
のかを、よくよく考えなければならない。

 「巨大噴火が起きる前には何十年も前に前兆現象が起き、それを感知すれば
原子炉を停止して核燃料を運び出すことが出来る」。こんな荒唐無稽な前提で

.. 2014年11月11日 07:58   No.823006
++ たんぽぽ舎 (社長)…788回       
原発を再稼働することが、如何に自然災害を軽視してギャンブル同然の行為で
あるかを一番良く理解しているのが火山地帯に住む人々だったのではないか。
火山灰が降り注げば、電気設備で安全を維持している原発が、どれだけ危険に
さらされるかを日常的に知っているのが火山のふもとに住む人々ではなかった
のか。

 川内原発は、まだ稼働したわけではない。使用前検査が終わらなければ原発
が動かせる段階にはならない。耐震性は設計どおりか、安全設備は設計性能を
有しているのか、そういった検査が終わっていなければ、そもそも再稼働の是
非を論ずることさえ出来ないはずだった。
 川内原発の再稼働は、単に1つの原発を動かすことではない。今後、関西電
力高浜原発などに結びつく。東電福島第一原発事故のあと、3年7ヵ月余、
「実質原発なし」でやってきた日本が再び「原発の国・日本」に戻ることをイ
ミする。
 地震・津波・火山の活発期に入った日本で原発をたくさん再稼働する道は日
本滅亡への道である。この道はなんとしてでも阻止したい。

 たんぽぽ舎は、2年前4つの団体・多くの個人と共に「再稼働阻止全国ネッ
トワーク」を結成し、この2年間、全国の原発現地の人々とつながって、再稼
働阻止を、持てる全力で闘ってきた。「再稼働阻止全国ネットワーク」を軸に
川内原発へも昨年から今年にかけて、数回のべ数百人の大衆動員で鹿児島へ行
き、九州現地の人々と連帯して闘ってきた。
 東京では、九州電力東京支店抗議・申し入れ(100から200人、5回)や原子力
規制委員会抗議(毎月1回)、毎週の金曜官邸前抗議行動での川内原発再稼働阻
止ビラの配布などの活動を続けてきた。
 この闘いをさらに広く、鋭くして、11月、12月、2015年1月、2月、3月を
大衆行動で闘い抜く。
 川内原発の保安規定に基づく審査は終わっていない。さらに、火山噴火災害
に際してのモニタリングや核燃料搬出方針などといった安全確保策は検討さえ
終わっていない。これからも全国の運動をてこにして川内原発の再稼働を止め
るために結集しよう。 2014年11月9日

.. 2014年11月11日 08:05   No.823007
++ 須藤靖明 (幼稚園生)…1回       
.『原発と火山』
 |  モニタリングで火山活動の予測は不可能
 |  火山灰が10cm以上になれば原発の冷却水の供給は困難
 └──── 火山物理学者 (九州在住)

 私が「地球科学からの警告 原発と火山」という冊子を書いたのは1年前であった。原発にとって火山噴火現象によるリスクが特に九州では無視できないと思ったからである。当時は少数の火山学者の発言があったが、この課題はあまり注目されていなかった。しかし、遅ればせながらあわてて日本火山学会も学会としてこの問題についての委員会を立ち上げたが、規制委員会の田中委員長をして「今更、言われても本意でない、夜も寝ないで観測してもらわないと困るんだよ」と言わしめた。地震と原発は3・11以後大きな注目を集めたのとは対称的だ。川内原発の再稼働を鹿児島県・薩摩川内市が受け入れ、再稼働が迫ってきた今日、火山島九州には大きな原発が2カ所にあり、また影響を受ける四国の原発も近くにあり、今一度原発と火山について述べたい。

1.自然現象と原発
 原子力発電所事業者は、過去の大規模火山活動の痕跡が原発敷地とその周辺にないので、原発の稼働供用期間(数十年間)は安全であると言う。この考え方は、災害対策の一般論となっている「自然現象への対策を考える場合、歴史や痕跡のあるものの中で最大のものに対する備えを行う」という既往最大論から導かれたものだ。この結果、9万年前の阿蘇カルデラ形成時の大火砕流の痕跡が原発の敷地内及び周辺に見いだせないから、火砕流に対する備えは必要ないということになる。
 しかし、現在、痕跡が見いだせないという調査結果は、安心材料にも不安材料にもなる。現在見いだせないだけで、過去には実際に存在していたかもしれない。原発の場合、最悪の場合はどうなるかを当然考えるべきである。川内原発では、3万年前の姶良カルデラ形成時と同じような火砕流が流れ込んでくることは、十分想定できる。

*火砕流・・・高温の岩片と火山ガスが混合し高速で流下する現象で、堆積したものを火砕流堆積物という。大規模なものは軽石を含み、軽石流という。高温で堆積し、圧密を受けると溶結凝灰岩となる。九州は多くの火砕流堆積物で覆われている。


.. 2014年11月11日 08:12   No.823008
++ 須藤靖明 (幼稚園生)…2回       
2.モニタリングで火山活動の予測は不可能
 原子力発電所事業者は、現在、大規模なマグマ溜まりの存在の兆候が無いので安全であるが、念のため、将来の巨大な火山活動に対する備えとして、モニタリングを行って対策を立てるとしている。未曾有の災害を生じさせた東北地方太平洋沖地震の教訓で分かるように、地震の発生を予知することは現段階では不可能である。火山噴火は地震活動と比べ、観測網が比較的充実しているので予測は少しは可能となっているが、火山活動の形態・推移はもちろん活動規模までの予測は不可能であるのが現状だ。つまり、モニタリングでは噴火を予測することが分からない。ある現象が前兆らしいと分かるのは、噴火活動が始まってからである。一歩譲って、前兆と判断されたとしても、既に時間的余裕がなく、予測が出来なかったことと同じとなる。また、前兆現象を前兆として把握できるかどうか、把握出来ることもあるが、出来ないことの方が多い。噴火が起こってから前兆だったことになるのが多くの場合だ。火山活動が進行中では大規模な活動に移行するかどうかの判断は、極めて難しい。
 大噴火がやがて起こるかもしれない、大噴火に移行するかもしれないと考え、警戒を強めることは重要であるが、現代の社会システムが不確実なことに対応できるかどうかは非常に疑問だ。まして、原発のような簡単に止めたり稼働したりするのに多くの時間が掛かる場合は困難であろう。もっと言えば、我々は、巨大火山噴火活動を経験していないので、また、巨大噴火を近代的な物理学的観測でとらえた例もないので、モニタリングを考慮していると言っても安全対策にはならない。現在の予知技術は、これまでのたかだか数十年の観測経験に基づいている。経験しない破局的噴火を予測することは不可能と言わざるを得ない。一方、それを経験してからでは既に遅すぎ間に合わない。

*モニタリング・・・噴火を予測するために、事前にマグマの供給量(山体膨張・収縮=地盤変動)・その動き(上昇速度と量・マグマの総量)・その中の揮発性物質の量(爆発力大小)・地殻の強度(地震)などを検知するために、地震・地磁気・地殻変動・重力・火山ガス・地下水温度と組成などを観測すること。


.. 2014年11月11日 08:25   No.823009
++ 須藤靖明 (幼稚園生)…3回       
3.九州の特殊性
 九州は、巨大火山活動だけでなく、地殻が引っ張られる力が活動する地域となっている(地殻応力が伸張場)。このような地域では、どこでも火山が誕生する可能性がある。この火山活動は、日本海側の石川県金沢市付近から山口県萩市周辺・北九州そして五島列島まで線状に分布している。九州の北西部では数十万年前に非常に活発な火山活動していた。多くは小型単成火山で、ハワイ島のような噴火をして、1日から数ヶ月間の非常に短期間で形成された。これらの火山は、独立である場合もあれば、いくつかが線状に群となるときもある。そして、火山が今まで無かったところに突然噴火が起こることもあり、ノーマークとなっている。火山活動は小型で噴火規模も小さいので危険視されないが、原発の近くで生じることもある。玄海原発はこのような地殻運動を生じる地域に接近している。
 さらに、海域での火山の誕生やそれによる火山が大規模に崖崩れして、津波も発生する。地震による津波が注目されるが、火山の崖崩れは、時速150kmくらいの速さで流下し、到達距離は崩壊の発生した標高の10倍から20倍の距離になる。江戸時代に長崎県島原で発生した火山体崩壊で大津波が熊本県有明海沿岸に押し寄せ、多くの犠牲者が出た。また、1741年に北海道渡島大島の噴火で大崩壊が生じ、大津波が発生している。巨大噴火ばかりでなく、小型の噴火活動に対しても注意を払うべきである。
 いずれにしても、私たちが生きている間に甚大な災害を生じる火山活動を経験すると考え、想像した方がよい。火山噴火のような過酷な自然現象の発生は非常に稀だが、その発生が数年後になるのか、数万年後になるのか、現代科学ではわからない。そして発生したら大きな災害をもたらす。
 一方、原子力発電所の稼働期間は数十年、使用済み燃料や核廃棄物の保管期間は数万年だが、原子力発電所の事業者は原子力発電所の稼働供用期間のたかだか数十年間という時間スケールで、このような過酷な自然現象に対する原子力発電所の安全性の確保を考えている。ここが、原子力発電所事業者の考え方(政府の考えも)と科学者の常識との間の大きなずれというか、根本的な視点の違いがある。日本は、東側がプレートの沈み込み帯となって地殻がほぼ東西方向に圧縮され(圧縮場)、一方、九州の西側では逆に地殻が裂ける力が働いていて(伸張場)、極めて不安定で、活発な地殻変動地域である。どこにも安定した地域が無いのが原子力発電所にとって不幸なことである。


.. 2014年11月11日 08:35   No.823010
++ 須藤靖明 (幼稚園生)…4回       
*伸張場・・・プレートが衝突する場所では地殻が圧縮されて圧縮場となる。日本の太平洋岸が相当する。その結果、3・11の地震が生じた。一方、日本海側や東シナ海では左右に地殻が広がる力が働き、伸張場となっている。そこでは壱岐・五島列島・韓国チェジュ島など単成火山が生じている。

4.火山灰について
 火砕流だけでなく、火山灰の問題も深刻である。降下火山灰の厚みが10cm以上になれば、すべてのライフラインは失われ、原子力発電所にとって最重要な冷却水の供給が困難となろう。江戸時代、富士山が噴火したとき、江戸で数cmの火山灰が積もった。現代社会は、そのような大噴火を経験していないが、規模の小さい噴火活動は、既に多くの火山周辺で経験している。大規模な自然現象が生じ、過酷な災害となる可能性のある日本では、広域の避難は不可能となる。また、大規模災害発生時には、原子力発電所はそのまま放置されることとなる。こんなことは許されない。
 モニタリングで前兆現象を把握でき、事前に避難を考えたとしても、被害が広範囲に及ぶため避難する場所や避難する経路が無いので、お手上げとなる。当然、原子力発電所は放置される。九州で大規模な火山噴火が発生すれば、その火山灰によって九州・四国の玄海・川内・伊方など広域に存在する原子力発電所の全てが機能しなくなり、西日本全域が放射能汚染し立ち入り不可能となることが予想される。数千万人の避難民の行き所はない。この種の噴火は非現実的ではなく、発生の可能性は充分ある。自分たちの問題、子どもたち、孫たちのために、考えるべきである。

.. 2014年11月11日 08:40   No.823011

■--再稼働
++ 朝日新聞 (社長)…392回          

 立地以外の30キロ圏首長
 「周辺も同意必要」54% 本社調査  (11月4日見だし)

.. 2014年11月05日 10:17   No.822001

++ 朝日新聞 (社長)…393回       
同意不要 周辺は不満
  「判断せずリスクのみ」原発30キロ圏調査 (11月4日見だし)

.. 2014年11月05日 10:22   No.822002
++ 東京新聞 (社長)…893回       
◆「原発の必要性」研修計画 環境省、批判受け変更へ

 環境省が認定する「環境カウンセラー」が受講を義務付けられている研修をめぐり、九州地方環境事務所(熊本市)が「原発の必要性」と題して九州電力広報担当者の講演を計画し、原発推進の立場との誤解を招くなどと批判を受けて変更することが分かった。環境省の環境教育推進室は「慎重さが足りなかった。講師や演題の変更を検討したい」と説明している。(後略)
  (11月5日より抜粋)


.. 2014年11月06日 08:37   No.822003
++ 毎日新聞 (平社員)…132回       
規制委員長「何を今更」 原発 火山影響評価見直し提言

 原発の火山対策をめぐり、日本火山学会の原子力問題対応委員会が原子力規制委員会の審査基準の見直しを求める提言をまとめたことについて、規制委の田中俊一委員長は5日の記者会見で「火山学会が今更(見直しを)言うのは私としては本意ではない」と述べ、不快感を示した。
 対応委は2日に「噴火予測の限界、曖昧さの理解が不可欠」とする提言をまとめ、委員長を務める石原和弘・京都大名誉教授は見直しを求めた。これに対し、田中委員長は「(見直しは)石原さんが勝手に言っただけで、学会の意見ではない。(審査基準は)火山学者に意見を聞きながら作った」と反論した。
  (11月6日より)


.. 2014年11月07日 08:50   No.822004
++ 東京新聞 (社長)…894回       
◆「送電に支障」は数年先 電力会社対策可能 再生エネ業者の多く準備段階

  電力会社が再生可能エネルギーの受け入れ手続きを相次いで中断している問題で、経済産業省は太陽光発電の買い取り価格の引き下げなどを検討している。しかし、承認を受けた業者の多くがまだ計画の段階。太陽光発電が増えすぎて送電が不安定になるなどの弊害が出るのは、少なくとも3年以上先という試算もあり、受け入れを増やす対策を行う時間は十分ある。(後略)
  (11月6日より抜粋)


.. 2014年11月07日 09:21   No.822005
++ 東京新聞 (社長)…895回       
川内避難計画形だけ 自治体の大半 施設側に知らせず  学校困惑「受け入れ無理」

  九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の重大事故時に避難者を受け入れる自治体のほとんどで、受け入れ先に指定した施設に避難所となることを知らせておらず、施設側も把握していないことが本紙の調査で分かった。国や県は「避難計画は整備済み」としているが、受け入れ準備もないままでは、いざという時に混乱を招くのは必至。計画の実効性が問われそうだ。(後略)
  (11月6日より抜粋)


.. 2014年11月07日 09:26   No.822006
++ 東京新聞 (社長)…896回       
原発再稼働 「30キロ圏自治体理解必要」 東電常務 衆院委で明言

 東京電力の姉川尚史(たかふみ)常務は6日の衆院原子力問題調査特別委員会で、原発の再稼働の際に同意が必要な「地元」の範囲について「原発の30キロ圏内の自治体の理解がなければ、再稼働させるには十分ではない」と述べた。電力会社幹部が再稼働の条件として立地自治体以外の「理解」に言及するのは異例だ。今後、全国にある原発の再稼働手続きに影響を与える可能性がある。
(後略)(11月7日1面より抜粋)


.. 2014年11月10日 08:40   No.822007
++ 東京新聞 (社長)…897回       
議場内外で怒号「メリットあるか」「命が大事 早く進みすぎ」
  川内原発再稼働 賛成を採択 県議会 知事 午後に同意 鹿児島
  福島の避難者「誰のために」家族と鹿児島へ「事故解明まだ」

  (前略)
 川内原発の再稼働を求める陳情を採択した鹿児島県議会本会議は、採択と伊藤知事の閉会あいさつの間、「NO」のプラカードを掲げた傍聴者100数10人から「再稼働反対」のシュプレヒコールが続いた。県庁周辺にも反対住民らが集まり「脱原発」を訴えた。
 知事らの発言がまったく聞こえないほど、激しい抗議だった。議会棟と県庁舎は、県職員や制服姿の警察官らが正面玄関を封鎖し、各フロアの出入り口にも立つなど物々しい雰囲気に。傍聴席は議会が開会した瞬間から「しっかり自分で考えろよ」「そんなに原発にメリットがあるのか」などと怒号が飛び交い、議長の言葉をかき消した。
 議場の前では再稼働に反対する市民ら400人以上が集会を開き、再稼働に抗議を繰り返した。
 傍聴に駆けつけた同県霧島市の看護師、盛園尚利さん(39)は「人の生命にかかわる大事なことが、早く進みすぎる。何が進んでいるのかが認識されないうちに、手続きが進む。国や県が好き勝手やっている」と憤った。(後略)
(11月7日夕刊1面より抜粋)


.. 2014年11月10日 08:51   No.822008
++ 東京新聞 (社長)…898回       
川内再稼働 知事が同意 避難・設備・火山 不安残し
「自己の責任、国に」

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は七日、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働について、「やむを得ない」と述べ、同意を表明した。年明け以降の再稼働の公算が大きくなった。原子力規制委員会が、新しい規制基準に適合しているとの判断を示したことを根拠に、「安全性が確保された」と強調した。だが、原発内は事故対策の設備整備が未完了のまま残り、住民の避難計画の実効性を誰もチェックしない中での同意となった。  (後略)
(11月8日より抜粋)


.. 2014年11月10日 09:58   No.822009
++ 朝日新聞 (社長)…394回       
川内原発の再稼働「ひな形」にはなり得ない
  住民の安全は不十分  「責任を持つ」とは  脱原発依存こそ急務
         (11月8日『社説』見だし)


.. 2014年11月10日 10:27   No.822010

■--.「原発反対!」怒りを行動に!
++ 山田純一 (幼稚園生)…3回          

  川内原発は、免震重要棟ナシ、火山噴火対策ナシ、避難対策ナシ
 └────  (再稼働阻止全国ネットワーク・たんぽぽ舎)
              
○30年経過のオンボロ川内原発の再稼働手続きが、政府、経産省、原子力規制委、薩摩川内市、鹿児島県、九電が一体となり進められています。
 しかし川内原発は、免震重要棟ナシ!フィルターベント設備ナシ!火山噴火対策ナシ!事故時の避難対策ナシ!地震対策デタラメ!です。
 福島原発過酷事故の悲惨な現実・・・未だに14万人の避難者、100人以上の子供の甲状腺ガン発生(原子力ムラの必死の隠ぺい)、1753人の原発事故関連死(2014.9.7現在、福島県発表)、自死者56人(2014.9現在)。
 これが原発事故の現実であり、福井地裁判決の言う様に「国富の損失」である。原発事故の避難問題とは「避難生活の問題」であり、「国民の永久棄民」の問題です。
○そして福島原発事故責任を誰が取りましたか!
 旧原子力安全委員会、原子力安全保安院、経産省、東電役員、原子力推進ムラの誰も責任を取っていないのです。
 東電勝俣会長、清水社長の家族は海外に「避難」しているではありませんか!
 九電の瓜生社長は川内原発の過酷事故時に、業務上過失致死罪、自己破産の覚悟があるのですか!
 原子力規制委員会委員長 田中俊一(前原子力委員会委員長代理、元日本原子力学会会長)は責任が取れますか!
 鹿児島県知事、薩摩川内市長はどんな責任を取るのですか!
 そして誰よりも安倍首相の責任は「原発は事故が起きれば数えきれない国民が死傷する」事を知って再稼働するわけですから、最大の責任者です。
○原発の再稼働をさせない闘いは、正義の闘いです。
 皆様!全国から あらゆる闘いの声を上げましょう!
 我々は勝利できます。川内原発再稼働反対!

.. 2014年11月05日 08:31   No.821001

++ 水尾寛己 (小学校低学年)…5回       
10月29日に鹿児島県知事、鹿児島県議会議員に速達で手紙を送りました。
 |  鹿児島県知事への手紙を掲載します。
 └──── (たんぽぽ舎会員)
 
鹿児島県知事  伊藤 祐一郎  様
 拝啓 
 先日、お手紙を差し上げた者です。
 この度は、新聞記事で薩摩川内市長も、鹿児島県知事も九電の再稼働を受け入れる方向で臨時市会、臨時県会が予定されているということで再稼働のことを危惧して、お手紙をふたたび出した次第です。
臨時薩摩市会では再稼働を受け入れることを28日に決められたようで残念に思っています。
鹿児島県においては、薩摩川内市が了解したからと言って、反対の市町村も含めて鹿児島県の将来を見据えた判断をお願いいたしたく、別添の資料を県会議員全員にお配りし、再稼働ストップないしは継続審議になりますようにお願いしているところです。
 火山噴火の可能性がある中では原発は廃炉にし、原発に頼らない電気事業を推進させるのが安全な方向です。再稼働は火山噴火に伴う原発事故の可能性を大きくし、火力発電のような一過性のものとは違い、数百年から数万年まで放射能が残り実質的に何世代にもわたって居住できない事態のリスクがあります。鹿児島県民のために、早期に結論を出さず、継続審議など慎重な対応をお願い致します。
 原発の問題点については、別添の湖西市長の三上氏がまとめられた資料を是非、ご欄になって頂きたく思います。
 鹿児島県民、日本人の現在、将来のためによろしくお願い致します。
                              敬具
※手紙には、放射能の問題点と福島厳しい一面を伝えるために三上湖西市長のまとめたカラーのちらしと甲状腺ガンが103名に増えた、福島の「子供脱被ばく裁判」のちらしを同封しました。

.. 2014年11月05日 09:18   No.821002
++ にしざきやよい (幼稚園生)…2回       
官邸前から帰り道、清志郎と芋に思う、やっぱり原発、あってはいけないよね。
 |  10月31日第124回首相官邸前抗議レポート
 └────  (たんぽぽ舎 )

 今日も幸い、雨らしい雨も降らさず、抗議が終わった。抗議が終わると、足早に帰る人が殆んどだ、そんな中、国会前から霞ヶ関の交差点に向かう中程に、清志郎を歌う人達がいる。そのグループは、清志郎の歌(中には踊ってる人も)で皆を賑やかに送ってくれる。清志郎、もっと生きていてほしい人ほど早く逝くよね。 今、清志郎が生きていたら、何に、”くだらねぇ”って言うかなぁ。音楽ってイイよね、普通では口に出せないことが、言えたりするから。詩の力と、体に刻むリズムと旋律。また、此処で会おうって送られてる感じがする。そう、さよなら、また、来週。
 清志郎に送られて、私もたんぽぽ舎の旗を持ち、テントまで帰る。テントでは、暖かい飲みもので、私達を迎えてくれる。お芋やクッキーをくれる人がいる、今日は、銀杏をくれる人がいた。人と何かを分かち合う心地よさが、ここにはある。これが、この気持ちが有るから、124回も続いているんじゃないかな。
 お疲れ様。喉渇いてない?温まって行って、て声かけられて。嬉しいよね。私が、単純だからかな?でも、人を気づかったり、気づかわれたり、それが、人間らしい事だって思いたい。それが解れば、ホント、原発があってはいけないって事がわかるよね。


.. 2014年11月05日 09:32   No.821003
++ 柳田 真 (中学生)…41回       
九州へ続々と出発−全国から、東京から鹿児島へ集合
 |  九電川内原発の県議会承認を止めよう行動に参加
 |  東京でも九電東京支社前(有楽町駅前)で抗議集会
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

○再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎も参加=構成団体)は、9月27日の全国相談会(全国110名参加)で決まった方針に基づき、今、川内原発再稼働阻止に向けて全力行動中です。
○地元・鹿児島からの呼びかけに応えて、11月5日(水)・6日(木)・7日(金)の山場へ向けて30名近くがぞくぞくと九州へ向かいました。東京からが一番多く(東京からは1人あたり4から5万円の費用が必要、再稼働阻止全国ネットは、全国各地から寄せられた交通費カンパを参加者に補助することに)、又、原発現地からも四国愛媛県の伊方、石川県の志賀、新潟県の柏崎刈羽、青森県、関西等々の現地からも参加されています。(九州7県からもかなりの人が鹿児島現地からの呼びかけで参加される)
○鹿児島現地では、鹿児島県庁前に「川内原発再稼働阻止のテント」が立ちました。東京でも、鹿児島に連帯して11月5日(水)17時30分より18時30分まで、九州電力東京支社前で抗議集会を開きます。(主催:再稼働阻止全国ネットワーク)
 これは、先月(10月26日)の行動−220名による緊張感ある抗議集会に続くものです。本日の抗議集会の詳細は、次号の「地震と原発事故情報」で報告予定。


.. 2014年11月06日 08:00   No.821004
++ 水口裕子 (幼稚園生)…1回       
私はいつも大江健三郎さんや鎌田慧さん、寂聴さんなどの
 |  高齢の方が先頭でダイインなどしてくださればいいのにと思っているのですが
 └──── (メールマガジン読者、石川県)

前略失礼します。川内原発の再稼働が迫っています。
 県議会の開会を阻止するくらいの気持ちが必要です。
 私はいつも、大江健三郎さんや鎌田慧さん、寂聴さんなどの高齢の方が先頭でダイインなどしてくださればいいのにと思っているのですが・・この方たちなら「過激派」と言われることもなく、今ならむしろ好感を持って受け入れられるでしょう。
 小泉さんや細川さん、宇都宮弁護士、その他諸々の有名人の皆さんも、いまこそ鹿児島県庁へ行ってほしい。お伝えする手段はないでしょうか。
時間限定でデモるだけでは、もうだめです。
 珠洲原発は、傍聴に来た大勢の市民がそのまま市役所を占拠?したことが、原発撤回の大きな原動力だったと思います。
鹿児島、何か方策は・・・・・


.. 2014年11月06日 08:07   No.821005
++ 山田和明 (幼稚園生)…3回       
安倍政権の広報戦略に騙されるな!!
 |  地元、再稼働阻止を闘う人たちが緊急提案した原子力規制委員会への
 |  「異議申し立て」は国民の声を代表する
 └──── (たんぽぽ舎会員)

 「汚染水は福島第一原発の0.3平方kmの港湾内に完全にブロックされている」
世界中が注目するプレゼンでこんな大嘘をついたことを決して忘れてはいけない。
日本人はそんな騙され易いのだろうか?
 専門家チームが川内原発周辺の火山地帯が最も危険と指摘、なおかつ活断層の存在も言われる中にあって、国民の多くが反対する原発を再稼働させようとする意図を見抜くこと。
 われわれはもう騙されない。
 今回、地元、再稼働阻止を闘う人たちが緊急提案した原子力規制委員会への「異議申し立て」は国民の声を代表する。
 規制委員会が川内原発再稼働申請を許可したのが9月10日、60日以内の申し立て締め切が11月7日。この日の異議申し立てが極めて重要です。
 安倍政権の広報係、原子力規制委員会の意図を粉砕しよう。
 みんなで異議申し立て書を持参し、原子力規制委員会前(六本木ファーストビル)、午後3時に集まろう。
 詳しい書類の書き方は、たんぽぽ舎 03-3238-9035
 または九州の連絡者 090-4603-0181まで。


.. 2014年11月06日 08:15   No.821006
++ 吉田照勝 (小学校低学年)…6回       
鹿児島・薩摩硫黄島を訪れて
 |  −川内原発の火山地帯・姶良、阿多、喜界カルデラ、南薩火山群巨大噴火を恐れる−
 └──── (たんぽぽ舎会員)

○ 薩摩硫黄島は鹿児島薩摩半島から南に50kmのところにある。鹿児島港から定期船「みしま丸」が2日〜3日おきに就航している。季節・天候しだいで時折欠航になる離島で、鹿児島県の火山島で最も近くにあるのが薩摩硫黄島である。船から見上げる桜島の大きさに圧倒される、頂上すぐ横のところから噴煙らしき白い煙が上がっている。桜島の小噴火は日常で街路樹、車上に降り注いでいる。30分ほど航行すると、右手に円錐の独立峰開聞岳が目に入る。海から直接そびえる山は一段と高く、火山の教本のような形体をしている。3時間あまりで薩摩硫黄島に近づく、黄色い山肌いたるところから噴煙が出ている。
○ 島のすぐ近くには、1934年から1935年にかけて、海底で大噴火し成長した昭和硫黄島、海上から突き出た火山特有の岩礁も見られる。薩摩硫黄島港に入ると見たことのない光景が現れてくる。港内全体が赤茶色し海水とは思えない、鉄分を多く含む温泉が港の海底から湧き出ている。正面は、カルデラ壁で所々波にさらされ崩れている。壁の高さは30mから270m急な斜面が続いている。島内には多くの温泉が湧いている。
○ 薩摩硫黄島は平安時代末期、平清盛の命令により僧俊寛が島流しされた島である。三島村歌舞伎、五世中村勘九郎一門による、「俊寛」硫黄島屋外歌舞伎は、垂直にそびえ立つカルデラ壁を背に、悲愴熱演したことで知られている。その砂浜の舞台で使用した船が港に陸揚げされている、「俊寛」の余韻がいまだに残っている島でもある。
○ 薩摩硫黄島のほぼ中央には、喜界カルデラ壁が横切っている、山の地層・断層は鮮明である。山頂半分が陥没・隆起か・ずれている山腹、山肌は印象的な地形を形成している。島は、およそ7,300年前に起こった日本で最後の巨大噴火、「アカホヤ噴火」で噴出した大規模火砕流の堆積物の島である。火山灰は、朝鮮半島、関東、東北まで及んでいる。カルデラ壁は海底に延々と続いている。村では、火山の見どころが密集した島を身近に観察する「ジオパーク」の計画がある。
○ 阿多カルデラは、鹿児島湾南端の港口部を構成するカルデラで、開聞岳は西縁にある活火山。約5,500年前に大噴火が起こり池田湖を形成した。喜界カルデラと姶良カルデラの間にある。

.. 2014年11月06日 08:23   No.821007
++ 吉田照勝 (小学校低学年)…7回       
○ 姶良カルデラは、鹿児島湾北部に直径20kmの窪地構成し、鹿児島湾と桜島を囲む巨大カルデラの南薩火山群北部である。川内原子力発電所は、複数連続しているカルデラの火山危険地帯に接し、鹿児島特有の火山灰シラス台地にある。
 自然災害を恐れずに建設したことは到底理解できないことである。九州電力は、安全神話を植えつけ自然の摂理、科学的な見地を無視し地域住民を多額の原発マネーで欺き、漁業権を奪い原子力発電所を建設してきた。
○ 九州電力は「噴火は監視できる」「噴火の兆候があれば核燃料を外へ運び出す」と述べている。
 9/30の鹿児島県議会では「噴火の前兆が数十年前に現れる」と欺瞞の言動。原子力規制委員会田中俊一委員長は「基準への適合は審査したが、安全だとは私は言わない」と無責任な発言。
○ 原子力市民委員会の吉岡斉座長(九州大学大学院教授)は「噴火予知は非常に不確かな分野、わからないならわからない、という態度に徹するべきだ」と、原子力規制委員会は原発の火山対策を見直すべきだと訴えた(10/30朝日)。
○ 原発災害は、川内市民、鹿児島県民一部の地域だけではない、福島原発事故の教訓は生かされていない。
 薩摩硫黄島を訪れ、南薩火山群の火山を見聞・体感し、活火山列島の九州・日本全体の原発立地の無謀さを改めて感じて帰途に着いた。


.. 2014年11月06日 08:31   No.821008
++ 山本勇祐 (小学校中学年)…13回       
東京有楽町で“川内原発動かすな”の大きな合唱(コール)
 |  鹿児島県議会への活動に連帯、東京の九電支社前で抗議
 |  正気に戻れ!自然界からの最後の警告に耳を傾けよ 申し入れ
 |  92歳の森本さんも参加−東京・千葉・神奈川・埼玉の人々
 └──── (たんぽぽ舎)

○川内原発の再稼働が決められようとしている11月5日午後5時半から1時間にわたって、九電東京支社前(有楽町)で第5回抗議行動が行われた。
 主催は「再稼働阻止全国ネットワーク」、参加者は140余名。東京・千葉・神奈川・埼玉など。
 10月28日薩摩川内市の再稼働容認に続いて、川内原発再稼働の是非を審議する臨時鹿児島県議会が11月5日〜7日開かれている。議会構成から再稼働容認派の議員が過半数を占めていることから、7日の本会議で賛成の陳情が採択されることが確実視されている。当面ここ数日が大きな山場ともいえる。
 東京圏からも鹿児島へ多数の人たちが駆けつけ現地の反対運動の団体とともに抗議行動に参加している。「その現地に連帯するものだ。」と阻止ネット共同代表の柳田さんの説明。
 冒頭「再稼働やめろ!」のコール 次々と抗議の声を上げる発言。
○木村さん(阻止ネット)から、集会の直前に九電へ要請に行き要請文を手交し回答を求めたという報告。その要請文を、天野さんが(福島事故緊急会議)読み上げ大きな拍手。
○永野さん(原発さよなら千葉)福島の事故からみて川内原発が再稼働されれば生活の破壊、生きる権利が奪われる。再稼働をしないでほしいと訴える。
○有賀さん(反原発自治体議員・市民連盟)原発に反対する地方議員の申し入れ文は100名を超えた。過日、川内の人たちと再稼働反対の陳情を提出した。仮処分申請をしたのでこれからもまだ闘いの余地はある。望みをもって闘おう。
○反原発川崎市民の方 ○横浜市民の方 ○元エンジニヤーの方などの発言がつづく。
 鹿児島現地で県議会の傍聴などをしている八木さん(伊方の家)からのメッセージ(携帯電話の生中継)が、スピーカーで流される。県庁前に抗議のテントが設置され、座り込み、申し入れなどをやっているとのこと。
向原さん(かごしまネット)からは、再稼働反対の差し止め仮処分を求めているという。
○奧内さん(たんぽぽ舎)は、「九電の瓜生社長が発言するというので規制委員会を傍聴した。何を話すのか興味があっていったが期待した発言は何もなく、九電の社長というよりも電機会社の社長という感じだった」と面白い発言も。
 この後コールに続いて、川内バージョンのドンパン節で抗議行動を締めくくった。有楽町駅前の通行人が大勢行き交うなかでのビラ配布も含めた行動でした。この後、東京電力本店への抗議行動へ向かった。

.. 2014年11月07日 08:18   No.821009
++ 青山晴江 (小学校中学年)…14回       
川内原発再稼働反対 11月5日・6日行動
 |  鹿児島県議会抗議行動 速報
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネット・ボランティア)

○11月5日
 火山灰が風に舞い、ざりざりとしている鹿児島県庁前。川内原発再稼働をゴリ押ししようとしている県臨時議会に、傍聴者数10名で入る。職員が内外にずらりと並び、反対派の入庁を規制し、トイレの使用もままならない。朝の県庁舎テント前での70人ほどの集会もあり、警備がピリピリしている。
 質疑応答で、伊藤祐一郎県知事の答弁は「国が…、規制委が…」と同じ事をくり返し、住民の声は全く聞いていない姿勢。不満と抗議の声で場内がざわつく。
 閉会後、報告集会と、天文館通りでのビラ配りを手伝った。
○11月6日
 朝8時より、県庁周辺ビラ配り。今日は特別委員会で採決。中に入れるのは県外は4人のみ。外の会議室で音声のみの傍聴・県外10名ほど。特別委員会は10時より始まり、延期で18時になってもまだ続いている。午前の様子では、質問に対して、原子力防災対策課長などは「規制委に確認した」「国に聞いた」「新基準をクリアしている」などの答弁で逃げている。
 5団体で、本日の議長へ、直接面談の申し入れを朝から要請するも、まだ受け入れられていない。県議会のビル前で、ずっと抗議集会。「福島復興共同センター」という団体も12名登場、集会に参加。18時過ぎ現在、次第に明日の本会議へ向かって緊張感が高まって人も集まっている。
○県庁舎テントは、若い人たちのテントが、もう1つ立った。(テントは合計3つ)
 臨時議会が白熱して続いているらしい。退場命令にもめげず、傍聴席で抗議の声を上げ続けている仲間のために、太鼓や歌声がひびいている。
 夕日が落ちる。
○県知事は明日7日15時に意見表明予定とのこと。
 全国の皆さん、再稼働の採決をしないように、鹿児島県議会議員に明朝、昼までにFAXや電話で“声”をとどけてください。


.. 2014年11月07日 08:24   No.821010

■--再生エネ
++ 東京新聞 (社長)…886回          

再稼働前提に受け入れ試算 

 大手電力会社が再生可能エネルギーの受け入れ手続きを相次いで中断した問題で、経済産業省は三十日、各社の受け入れ可能量を検証する専門部会の第二回会合を開き、受け入れ可能量の試算方法を決めた。原発を震災前と同じように稼働させる前提になっているため、電力会社が実態とかけ離れた試算を基に再生エネの受け入れを拒否する恐れがある。
 再生エネの受け入れ手続きを中断した北海道、東北、四国、九州、沖縄の五電力と、「厳しい」と主張している北陸、中国の二電力が、この方法に沿って次回会合で試算を示す予定。(中略)
 原発の稼働想定が増えれば再生エネを受け入れる余地は狭まる。このため電力各社は過大な原発の稼働想定を基に「出力が高まりすぎるのでこれ以上再生エネを増やせない」と主張する可能性がある。(後略)(10月31日より抜粋)

.. 2014年11月04日 08:40   No.820001

++ 東京新聞 (社長)…887回       
核燃料取り出し遅れ 追認 実態なき「廃炉工程」鮮明
  日程偏重で現場しわ寄せ 福島第一1号機 東電見直し

 東京電力福島第一原発の廃炉をめぐり、東電は30日、早ければ2017年度前半にも始める予定だった1号機プールからの使用済み核燃料取り出しを、2年遅れの19年度に見直すことを明らかにした。原子炉内に溶け落ちた核燃料の取り出しも、早ければ20年度前半に始めるとしていたが、5年遅れの25年度開始に見直す。(中略)
 東京電力が、初めて時期の遅れを認める形で福島第一原発の廃炉工程を見直す。これまで工程表通りに作業を急げ急げの号令ばかりで、現場は違法な長時間労働をはじめ苦しめられてきた。「廃炉まで三十〜四十年」の宣言にこだわらず、現実に合わせた見直しは当然といえる。
 実際のところ、廃炉への具体的な道筋は見えていない。炉がどう壊れ、溶けた核燃料はどんな状況なのかも分かっていない。(後略)
 (10月31日1面より抜粋)

.. 2014年11月04日 09:02   No.820002
++ 日刊ゲンダイ (中学生)…35回       
頭を抱える安倍首相 早すぎると統一選(来年4月)に影響
  川内原発 再稼働地元同意問題

 原発再稼働がいよいよ“秒読み”だ。(中略)
 「地元の九電や経済界は燃料費がかさむ冬を前に原発を再稼働させたいと急いでいます。ところが、官邸のホンネは、再稼働を来年4月の統一地方選後にしたい。世論調査では依然、原発再稼働に反対する人の方が多い。冬を前に再稼働すれば、この問題が統一選でクローズアップされてしまいますからね」(霞が関関係者)
 それで安倍官邸は、原子力規制委員会に対し、「ゆっくり審査するように」と暗に“指示”を出していて、規制委が渋い顔をしているのだという。(後略)
 (10月30日発行のより抜粋)



.. 2014年11月04日 09:08   No.820003
++ 茨城新聞 (平社員)…142回       
六ケ所村の再処理工場 完成、16年3月に延期 原燃

 日本原燃は30日、青森県六ケ所村に建設中の使用済み核燃料再処理工場の完成時期を、従来の今年10月から2016年3月に延期することを決め、六ケ所村と県に伝えた。延期は完成時期を未定としたケースを含め22回目。(中略)
 原燃は今年1月、新規制基準への適合審査を規制委に申請。審査に半年、その後の検査などに4ケ月を見込み、完成時期を10月としていた。
(10月31日より抜粋)


.. 2014年11月04日 09:14   No.820004
++ 朝日新聞 (社長)…391回       
電力8社 経常黒字
   中間決算 値上げ・コスト減効果
(11月1日見だし)


.. 2014年11月04日 09:51   No.820005
++ 東京新聞 (社長)…888回       
高浜原発再稼働へ 関電、補正書提出 規制委、審査書案作成入り
 関西電力は三十一日、再稼働を目指す高浜原発3、4号機(福井県)について、これまでに原子力規制委員会から指摘された事項を反映させた審査申請書の補正書を規制委に提出した。規制委は補正書を基に合格証にあたる審査書の案の作成に入る。事実上、審査合格のめどが立った。
 原発の新規制基準が導入されて以来、審査書案の作成まで進んだのは九州電力川内(せんだい)1、2号機(鹿児島県)に続き二例目。ただ、今後も工事計画の認可や検査、地元同意などの手続きが必要で、再稼働は来春以降になるとみられる。
 田中俊一委員長はこれまで「(審査書案の作成入りは)合格の見通しが立ったととらえていい」との見解を示している。
   (11月1日より)


.. 2014年11月04日 10:13   No.820006
++ 東京新聞 (社長)…889回       
地獄の底まで   鎌田慧(ルポライター)

 これほど、人間の命を粗略に扱う内閣は、戦後はじめてだ。危険な原発を隙を見てまた動かす、というだけではない。それよりもはやく、12月にあれほど反対があった特定秘密保護法を施行するという。
 この悪法は日本をいつでも戦争状態に入れるための言論統制法だ。首相官邸で開かれている,政府の有識者会議の座長は日本最大の発行部数を持つ新聞社会長である。最近の朝日攻撃やNHK支配、さらには「国益」の大合唱をみれば、戦争準備態勢かと思わせる。
 国会で議論する前に,米日の防衛局長級で,防衛協力指針を決めた。国会無視である。平時から緊急事態まで「切れ目なし(シームレス)協力」が、A4版5枚の報告書に7回も登場する。集団的自衛権の行使を閣議で決めただけ。それでも周辺から地球の反対側、宇宙からサイバー空間まで、宇宙から地獄まで、24時間の軍事一体化だ。
 働く者の残業代はゼロ、派遣労働は無期、農産物や医薬は米国依存。政府の義務は,国民の安心、安寧、健康、いのちを守ることだが、この国はまだ国益が最優先である。
 改定された原子力基本法も宇宙基本法も,安全保障(軍備)のためであり、防衛産業(原発産業とほぼおなじ)が、国益産業として国家予算の受け皿となる。そのために政治献金が解禁される。
              (10月28日『本音のコラム』より)


.. 2014年11月04日 10:45   No.820007
++ 東京新聞 (社長)…890回       
川内 噴火予測「楽観的過ぎる」 火山学会、基準見直し提言

 日本火山学会の秋季大会が2日、福岡市内で開かれ、学会の原子力問題対応委員会は、原子力規制委員会の審査基準「火山影響評価ガイド」について、噴火予測の限界や曖昧さを踏まえて見直しを求める提言をまとめた。3日の臨時総会で報告し、学会ホームページで公表する。
 対応委員会委員長の石原和弘京都大名誉教授が報道陣に明らかにした。提言は「火予測の可能性、限界、曖昧さの理解が不可欠」とした上で、ガイドの見直しを求めた。
 また静岡大防災総合センターの小山真人教授は大会の講演で、九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働の前提となる規制委の審査を「楽観的過ぎる」などと批判した。
 小山教授は審査で焦点となった巨大噴火の予測について、「現代火山学はほとんど知見を持っていない」などと説明。規制委は監視を強化すれば前兆の把握は可能と判断したが、「楽観的過ぎる」とし、噴火の数年前に予測することは不可能との見方を示した。
 同教授はまた、周辺火山の噴火による降灰を、九電が多くても15センチと想定していることを挙げ、風向きによっては原発周辺に1メートル程度積もり得ると、問題視している。 (11月3日より)


.. 2014年11月04日 11:13   No.820008
++ 東京新聞 (社長)…891回       
川内、事故なら責任は【金曜日の声 官邸前】

 相模原市の団体職員 坂本早絵さん(27) 沈黙では、再稼働を認める共犯になってしまうと思い、参加した。立地自治体が、原発マネーに頼らない街になれるようにしてほしい。川内(せんだい)原発でも事故を起こすことになれば、日本が沈んでしまう。
 川崎市の無職 川田博史さん(69) かつて高校で物理の教員をしていて、福島の事故前から原発は危険だと思っていた。川内原発の地元が再稼働に同意したが事故の責任を取りきれるのか。火山列島の日本で事故が起きないのは、幸運なだけだ。
 埼玉県坂戸市の電気保安業 吉田一さん(72) 電力会社は保安規定をないがしろにしていると感じる。孫に放射能汚染されることのない、きれいな日本を残したい。原発に反対する政党は力を合わせて、脱原発でまとまってほしい。
            (11月1日より)


.. 2014年11月05日 09:53   No.820009
++ 東京新聞 (社長)…892回       
使用済み核燃料 韓国原発で落下 
 09年、作業員が回収、公表せず

 韓国南東部の慶州にある月城原発1号機で2009年、使用済み核燃料を原子炉から出し、燃料プールへ移す過程で燃料集合体が破損し、燃料の一部が格納容器内の床に落ちる事故があったことが3日分かった。
 原発運営会社の韓国水力原子力(韓水原)は作業員1人を格納容器内に投入し、燃料から数メートルの地点で作業させていた。野党正義党の国会議員、金霽南氏が公表し、監督機関の原子力安全委員会も認めた。
       (後略) (11月4日より抜粋)


.. 2014年11月05日 10:01   No.820010

■--なぜ?今、原発廃炉の報道か?
++ 柳田 真 (中学生)…40回          

  「再稼働をスムーズに進めたい」ための廃炉PR
 |  電力会社と政府(経産省)合作の目くらまし作戦
 |  再稼働は日本を滅ぼす その22
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.このところ、「○○原発の廃炉」のニュースをよく聞く。なぜだろう?かつては、住民が廃炉要求をしても頑なに拒否していた電力会社や国(経産省)が原発廃炉をPRしているのは、「再稼働を進める環境作り」が主たる狙いだ。原発再開第1号予定の川内原発再稼働をスムーズに進めたいがためだ。
 原発推進=再稼働の方針だけでは、国民の60%(〜70%)の原発反対の声を刺激するので、「受けがよくない」ので、廃炉も同時に進めていますという国民ゴマ化しの目くらまし作戦だと判断する。

2.小渕優子前経産大臣(政治資金管理がデタラメで、大臣を辞任したが、国会議員としての資質も疑われるひどさだ。次々に証拠が出てきている、やがて議員バッヂも外さざるを得なくなりそう。原因はこんな人物をもち上げて任命した安倍首相の見識のなさ、任命責任にある)もさかんに「廃炉と再稼働のセット」を唱えていた。大臣辞任の直前には電気事業連合会の八木会長(関西電力社長)と会い、エサをぶら下げての廃炉促進を要求していた。 後任の宮沢経産大臣も就任のインタビューで「再稼働と廃炉の両論」の発言をしている。経産官僚に教えられたとおりに。こちらは、同じ新聞記事の中で「再稼働の地ならしの目的もあり」と書かれている。だんだん見抜かれてきている。

3.原発廃炉にあたって、電力会社と経産省がまたまた「悪さ」を企んでいる。廃炉には巨費がかかるから、「会計の仕方の改悪」と巨費の負担を電気料金(と税金)で援助しようというもくろみだ。ころんでもタダではおきない、「原子力ムラ」の根深さがわかる。この点は機会をあらためて書きたい。
 「全原発の廃炉」を要求する私たちとしては、今後、「テレビ・新聞」はもっと広くかつ掘り下げて廃炉問題を報道してほしいと思う。現状は記事が圧倒的に少ないし、かつ経産省や電力会社に片寄った報道・そこから提供された報道がほとんどで、公平性に欠けるものが多いから。
 英国や米国、仏国などの廃炉先進国の「困った実状と対策」も率直に報道してほしい。国内では東海原発と浜岡原発(1号、2号)の廃炉の実態と困難も報道してほしい。私たち市民運動側も自力で調査し、報道できる力量をつけたいが…。課題である。

4.なお、1カ月余前の9月27日、九州薩摩川内市の「再稼働阻止全国ネットワーク」の会議で私が述べた発言を参考までに記載します。

以下、「人民新聞1528号 2014/10/13更新」より抜粋

 『再稼働阻止全国ネットは、10月から来年1月を決戦の4カ月としている。
 この間に、
 1.全国統一行動(10月26日)、
 2.国・県による「住民説明会」への対応と「もう一つの住民説明」、
 3.九州電力全支社への抗議行動、などを行う。
 相談会では、全国ネット・柳田真さんが主な方針を提案し、議論が始まった。
 同氏は、まず小渕優子経産相がしきりに「廃炉」をPRしていることについて言及し、「一見良いことのように見えるが、PRの目的は、再稼働に向けた世論操作だ。廃炉と再稼働をセットにした世論工作として警戒すべきだ」と語った。
 さらに「地震保険料の15%増額を政府が認可したことは、政府自身が地震活動活発期になっていることを認めている証拠だ」として、日本列島が地震・火山・津波の活動期に入っており、「原発の危険性は高まっている」と指摘した。』
.. 2014年10月30日 08:15   No.819001

++ 木村雅英 (高校生)…62回       
不可思議なブリーフィング担当の交代
 |  隠したい?原子力安全・保安院の責任
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その25
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 原子力規制委員会は、週に1回の田中委員長記者会見とともに、週に2回規制庁ブリーフィング(記者会見)が行われている。先の10月21日にこのブリーフィング担当が2人目の片山審議官から3人目の米谷長官官房総務課長に交代した。発足後2年少しなのに3人目で不思議な人事だ。
 昨年2月に事業者との秘密会合と報告案漏えいで名雪審議官が更迭され、その後規制庁内で昇格した片山啓審議官が、環境省に戻った森本次長に代って規制庁ブリーフィングに登場し、田中委員長記者会見も補佐し出したのが今年の4月。 片山審議官は、典型的な官僚でクールなしゃべりと卒のない物言いで、ブリーフィングの場をより冷ややかにした。この片山審議官は、3.11事故当時の原子力安全・保安院の企画調整課長で筆頭課長として福島原発事故に重い責任を負っている。このことをブリーフィングの質問で2度も記者に言及された。
 私は、この半年後の交代は、規制庁内で旧原子力安全・保安院の台頭が目立つ中で、川内原発の再稼働を目前にして、イチエフ事故についての原子力安全・保安院時代の責任追及をきらった人事ではないかと思う。 
 なお、森本元次長が環境省に戻り、大尼の処分を受けた名雪元審議官が文科省に戻ってそれぞれ要職を得ていることは、原子力規制委員会設置法の附則に記され衆議院・参議院で附帯決議された「ノーリターンルール」(「原子力規制庁の職員については、原子力利用における安全の確保のための規制の独立性を確保する観点から、原子力規制庁の幹部職員のみならずそれ以外の職員についても、原子力利用の推進に係る事務を所掌する行政組織への配置転換を認めないこととする」)に反していることも許しがたい。
 イチエフ廃炉工程の5年延期が発表された。水汚染対策も破綻している。
川内原発再稼働について「原子力マフィア」たちは地元同意に前のめりであるが、工事計画変更と保安規定変更の事業者ヒアリングが終わり審査が始まったばかり。 現地における再稼働阻止の闘いとともに、原子力規制委員会の旧原子力安全・保安院出身の無責任な官僚たちを監視・糾弾し続けないといけない。


.. 2014年10月31日 08:02   No.819002
++ 柳田 真 (部長)…193回       
短信
 |  東京電力福島第一原発事故炉の核燃料取り出し5年遅れる−政府と東京電力
 
 10月30日(木)朝7時のNHKニュースで、原発関連の2つのニュースをやや詳しく報道していた。
 1つは、東京電力福島第一原発事故炉からの「核燃料取り出しを従来の日程よりも5年遅らせる」と東京電力−政府が決めたという内容。放射能が高いからである。事故原子炉からの核燃料の取り出しがいかに至難であるかを如実に示したものだ。多分、5年でも取り出しできず、ズルズルと先のばしになるだろうとみる。青森県にある核燃料再処理工場の完成が何度ものびて、今もまだ未完成という事実があるから。福島第一原発事故の処理が汚染水も含めて、全くできていない中で、九州電力川内原発の再稼働の動き−それを促進する原子力規制委員会の策動−に、いちだんと怒りを感ずる。


.. 2014年10月31日 08:16   No.819003
++ 杉原 (小学校低学年)…6回       
鹿児島県庁の玄関前に「ストップ再稼働!テント」が立てられました
 |  みなさんストップ再稼働!県庁前テントに連帯の声を上げてください
 └────(反原発・かごしまネット)

<鹿児島県庁前に抗議テント>
○ みなさま 10月30日19時すぎ、鹿児島県庁の行政棟正面玄関前に、「ストップ再稼働!テント」が立てられました。
 鹿児島県知事が11月5日開会の臨時県議会招集を告示し、再稼働強行の姿勢を鮮明にしたことに、抗議するものです。併せて県議会に対し、県民多数の「再稼働反対」世論に真正面から向き合うことを求めています。
 テントは24時間態勢で座り込みを続けるための拠点として、県民有志が立てました。テントの写真 こちら
 一時、県庁職員、ガードマンの激しい妨害を受けましたが、設置を完了しました。県側は「庁舎管理規定」を持ち出し、県庁敷地内に「テントを建てることは禁じられている」の一点張りで、一時管財課長が「撤去勧告」を出しましたが、有志側は「再稼働強行の知事の政治姿勢に抗議するための、県民の正当な表現の自由の行使である」と反論。
 21時15分には、県側は「規則違反であり撤去を求めることに変わりはないが、通行の妨害にならないこと、テントが増設されないこと」という2点を示し、夜間の行動をせずに引き上げた模様です。
○ 鹿児島県議会は11月5日招集され、6日に原発特別委で陳情審査・採決、7日の最終本会議で特別委の結論をなぞった決議がなされようとしています。反対世論がこれ以上拡大しないうちに、県議会の多数を自民会派が占めている状況を盾にして、「数の論理」で強行突破しようとするものにほかなりません。
○ 10月9日から5カ所で開かれた「住民説明会」また、追加開催された29日の日置会場での「説明会」の全てで、再稼働反対の声が圧倒的であり、のみならず、再稼働の必要性、責任の所在、避難計画のずさんさ・実効性のなさ、使用済み核燃料・高レベル廃棄物の処理・管理ができないという「トイレなきマンション」状態への対策の不在―など根本的な問題が指摘され続けましたが、満足な回答はなされないままになっています。
 このような中で、県議会を開き、強行突破しようする伊藤知事の姿勢を糾弾しなければなりません。
 みなさん、ストップ再稼働!県庁前テントに連帯の声を上げてください。


.. 2014年11月04日 08:21   No.819004
++ 奥内幸子 (幼稚園生)…2回       
九州電力の社長はこんな人だった
 |  社長の発表に「放射能」や「核廃棄物」といった文言がなかった
 |  建前のみで中身なし、お粗末すぎてヤジも飛ばず
 |  10/29第35回原子力規制委員会臨時会議を傍聴して
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ 原子力規制委員会と電力事業者とが意見交換会を持つとの趣旨で、10月29日(水)、その初めての会合が行われました。第1回目は九州電力との会合で、瓜生道明社長が出席すると知って傍聴して来ました。原発の知識は少ない私ですが、原発には反対なので相手はどんな人なのだろうという気持ちで出かけました。
 瓜生社長は全員に配布された資料を読み上げる形で発表しました。
 タイトルは「安全文化醸成を始めとした安全性向上に関する取組みについて」。(規制庁のHPにあります。)
 私はそれを見てすぐにつまずいてしまいました。「安全文化(の)醸成」って何でしょう。分かりにくいですね。「私の思い」という章では「原子力は本来危険を内包するものであり(正しい!)、原子力のリスクときちんと向き合い、質の高いリスクマネジメントを行うことが事業を継続する大前提」であり、この「思い」を全社員に伝えていると強調。
 「私の思い」という言葉は発言や資料の随所で繰り返し使われていました。他にも好きな言葉があるらしく、経営トップ、リーダーシップ、コミュニケーション、リスクマネジメント、フェイス・トゥ・フェイス、マイプラントとマイプラントサークル、イコール・パートナーなど、主にカタカナ用語が多く、馴染のないものもありました。
 特に面白かったのはコミュニケーションサイト「レッツらゴー」です。(どんなサイトなのか見たいと思い九電に問い合わせてみましたら、これはサイトではなく、社内各所に掲示するトピックス記事との事でした。)
○ 内容に関して気になった事は、社長の発表に「放射能」や「核廃棄物」といった文言がなかったことです。さすがにこれに関しては中村委員から指摘がありました。そして発表のほとんどが「自分の心構え」であり、「私の思い」であり、安全を保障するためのどんなデーター、数字もありませんでした。
 「強いリーダーシップの発揮が求められていることを肝に銘じ、原子力発電所の安全性向上に努めてまいります。」と社長は締めくくっています。
 期待していなかったものの、余りにも建前のみで中身なし、お粗末すぎてヤジも飛ばず、の単なる儀式で終わりました。
 そして私の感想ですが、九電の社長は「ダジャレが好きな、なんちゃってオジサン」でした。(人相は想像したより悪くない。)


.. 2014年11月04日 08:32   No.819005
++ 柳田真 (平社員)…136回       
鹿児島県議員へ電話・FAXを送ろう−川内原発動かすな!
 |  11月7日(金)鹿児島県議会で決定する前に出そう!
 |  東京の九州電力東京支社に抗議に行こう 11月5日(水)夕方有楽町
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

○九州電力の再稼働について、鹿児島県議会が、11月5,6,7日に最大の山場を迎える。川内原発を動かすな!原発ゼロで電気は足りている。全国の力で,九州川内原発の再稼働を阻止しよう。
○今、3つの行動が取り組まれています。多くの皆さんの参加を期待します。
 1つは鹿児島県議員と県議会への働きかけ。11月5日(水)6日(木)7日(金)にできるだけ多く鹿児島県庁へ集まろう。再稼働阻止全国ネット(たんぽぽ舎も)は今、全力で参加者を募っています。
 2つは、鹿児島県議会議員へ要望の電話・FAXを送ろう。
  川内原発を動かすな!原発ゼロで電気は足りている。
  各人の創意工夫で出して下さい。
  なお、これについては「糸色望さんの川内市議へ電話をかけた実例の話」(今号に掲載)も参考にして下さい。 
3つは東京の九州電力支社へ抗議に行こう。
  11月5日(水)午後5:30−6:30、九電東京支社前へ JR有楽町駅日比谷口の目前
続けて、午後7:00−8:00 東電本店前へ
※なお、九州の人たちが,規制委員会への抗議・申し入れ行動(行政訴訟)を予定しています。11月7日(金)午後。ご協力下さい。(詳細が届けば,メルマガでお知らせします)


.. 2014年11月04日 09:20   No.819006
++ 山田和明 (幼稚園生)…2回       
鹿児島県議会前にテントが設営されました。
 |  11月5、6、7日が最大のヤマ場です。
 └────  (たんぽぽ舎会員)
昨夜、鹿児島県議会前にテントが設営されました。
いよいよ重大な時期がきました。もしここで、再稼働を止められなければ日本は破滅の道に突き進むでしょう。
皆さんの勇気ある行動が私たちの未来を決定ずけると言っても過言ではありません。
後世に悔いを残さないために、再稼働阻止に声を上げ、立ち上がりましょう。
香 港の学生や市民のように大勢が鹿児島県議会前に集まり、私たちの意思を議会に届け、再稼働同意を拒否するよう呼びかけましょう。11月5、6、7日が最大のヤマ場です。可能な限り一時間でも、一日でも、一週間でも再稼働が撤回されるまで頑張ろう。テントの数を一つでも増やそう!!
ツイッター、フェイスブック、スマホ、携帯、インターネットなどあらゆる通信手段で全国に知らせよう。

.. 2014年11月04日 09:29   No.819007
++ 糸色望 (幼稚園生)…1回       
.「薩摩川内市議に電凸敢行」(電話をとって抗議の突撃、いわゆる「電凸」) その1
| 川内市民を「加害者」にしないで下さい。
 └──── (千葉県在住) 

 残念ながら先月28日、「原発再稼働の要請陳情」に対する「賛成多数」という実に市議会の責任を曖昧にした形で(この怪しさについては、松阪市議会議員海住恒幸氏の考察が参考になるこちら)、福島原発の事故後原発立地として「再稼働」の容認した薩摩川内市議会と市長。
 10月25日に再稼働阻止全国ネットワークから電話・FAXで直接川内市議員の個々人に反対の声を伝えようという呼びかけがなされていたので、早々に電話をとって抗議の突撃、いわゆる「電凸」を行ってみた。
殆どの議員の電話は繋がらず、結局その日は四名の議員と話が出来ただけだが、その中から幾つかを紹介。まずは下園政喜(しもぞの まさき)市議から
糸色:初めまして。東京の○○と申します。お忙しいところ恐縮ですが、明日の「川内原発の再稼働決議に関して是非ともお話ししたいことがありまして、電話いたしました
下園議員:どうぞ
糸色:原発の再稼働の危険性、とりわけ噴火の問題については皆さん十分に論議されてきたことと思いますので、私からは言うことはありません。一つだけ、お願いがあります。
下園議員:どういうことですか?
糸色:川内市民を「加害者」にしないで下さい。
下園議員:どういうことですか?
糸色:福島の事故の時は、福島県民は「被害者」でいられました。
でもあの事故の後、川内市民が再稼働を認め、万が一の事故が起こった時、川内市民の立場はどうなると思いますか?万が一避難できたとして受け入れ先があると思いますか?福島の後に「再稼働」を認めた人たちをですよ。
下園議員:そういう観点で考えたことはありませんでした。
糸色:福島の時は「避難者」は「被害者」として受け入れられました。それでも放射能が移るからとかいった差別を受けました。でも次に、しかも止まっていた原発を動かした自治体の人はどう見られると思います?
下園議員:確かに加害者でしょうね。
糸色:そうです。次は「被害者」ではなく「加害者」になってしまうのです。それについてどう思われますか?
下園議員:そうならないのを願うだけです。
糸色:でも規制委を含め誰も安全性を担保していませんよね。
下園議員:そうですね。だから願うしかありません。車の中なので長電話出来ませんので、明日はそうした事も考えて判断しますよ。
糸色:ありがとうございます。では失礼しました。


.. 2014年11月04日 09:44   No.819008
++ 岩井 哲 (小学校低学年)…5回       
鹿児島からの訴え
 |  ストップ!! 川内原発再稼働
 └──── かごしま反原発連合有志 代表      (090-3419-6153 tetsu080846@po5.synapse.ne.jp )

11/3(月)宮沢経産相が来鹿、原発を視察後、伊藤知事等と会合
週後半「再稼働ゴー」へ突き進む!
11/7(金)鹿児島県・臨時議会、最終本会議で
再稼働の「議決」へ!「拙速強行採決」の暴挙を許さない!
「東電株主」・「規制委のロボット」を自認する宮沢新経産相!
こんなSMハレンチ大臣に「原発再稼働」の重大判断を下されてたまるか!

11/7(金)「川内原発再稼働」「議決」へ至る推進勢力の発言・動き

 安倍総理大臣:10/3「桜島を含む周辺の火山で今般、御嶽山で発生したよりもはるかに大きい規模の噴火が起こることを前提に、原子炉の安全性が損なわれないことを確認するなど、再稼働に求められる安全性は確保されている」
 小渕経産相→宮沢経産相:9月には小渕優子前経産相が「川内原発の再稼働を進める。原発事故が起きた場合は、政府は責任をもって対処する」との文書を提示。宮沢経産相は10/31の会談で「経産相が代わっても、政府の方針にまったく変わりはない」と述べた。
 九州電力:瓜生道明社長は30日、川内原子力発電所の周辺2市の市長と 会い、同社の安全対策を説明。同県姶良市議会が7月に再稼働反対の決議をするなど周辺自治体の中には原発への不安や再稼働への反発もあり、瓜生社長は周辺8市町の首長と相次ぎ会談し再稼働に理解を求める。

11/5日(水)6日(木)7日(金)県庁前・午前9時集合
とりわけ、11/7(金)は、大結集の必要アリ!

.. 2014年11月04日 11:01   No.819009
++ 広瀬 隆 (中学生)…32回       
原子力規制委員会に川内原発再稼働への異議申立書を提出します
   全国のみなさま、緊急のお願いです
 
 下記のメールを転送します。結論だけ先に書きます。
原子力規制委員会に川内原発再稼働への異議申立書を提出します。
捺印した「異議申立人署名用紙」と「総代の選任届け書」の書類2枚を5日までに(ほとんど日がありませんが)、
〒812-0041福岡市博多区吉塚5-7-23 青柳行信 様に、お送りください。
(用紙は、以下のURLからダウンロードして下さい)
「異議申立人署名用紙」(PDF版)こちら
           (ワード版)こちら
「総代の選任届け書」 (PDF版)こちら
            (ワード版)こちら

【薩摩川内市の鳥原良子さんからのメールです】
 脱原発をめざす皆さまへ 川内原発現地の鳥原です。
 地域住民の約80%(市民グループ調査)が川内原発再稼働反対にもかかわらず、薩摩川内市議会はまともに議論しないまま川内原発再稼働賛成陳情を採択してしまいました。
 県議会でも同じようなことが起きそうです。
とにかく、川内原発再稼働を止めなければなりません。
 緊急ですが、川内原発についてまっとうに審査していない規制委員会へ異議申し立てをします。
 九電の川内原発再稼働申請を許可したのが9月10日、60日以内に申し立てしないと、期限切れとなりますので、急いでいます。
 賛同して申立人になってください!
 捺印した書類2枚を5日まで、福岡市青柳氏宛てに、お送りください。                            (鳥原良子)

.. 2014年11月04日 11:06   No.819010

■--<川内原発>市長、再稼働に同意 
++ 毎日新聞 (大学院生)…128回          

議会の賛成採択受け

 国の新規制基準に初めて適合した九州電力川内(せんだい)原発が立地する鹿児島県薩摩川内市の岩切秀雄市長が28日、再稼働への同意を表明した。同日の臨時市議会で、川内原発の再稼働を求める陳情が採択されたことを受け判断した。一方、傍聴席内外は、再稼働反対を訴える人たちが詰めかけ、騒然とした。
  (中略)
 市議会の判断を受け、2年前の選挙で再稼働容認を訴えて再選された岩切市長は臨時市議会後の全員協議会で「再稼働を進める政府の方針を理解する」と述べ、川内原発の再稼働に同意した。
 一連の地元同意手続きで、伊藤祐一郎知事は同意が必要な範囲を県と薩摩川内市に限っており、市が結論を出したことで手続きは県へと移る。(中略)
 川内原発1、2号機は、福島第1原発事故後に策定された新規制基準に初めて適合した。現在、川内以外に12原発18基が原子力規制委員会で審査されている。薩摩川内市が立地自治体として初めて同意したことで、他の原発の地元自治体の判断にも影響を与えそうだ。
(10月28日より抜粋)

.. 2014年10月29日 08:21   No.818001

++ 毎日新聞 (大学院生)…129回       
原発廃炉要請:巨額損失、決断の重し 政府財務悪化緩和を検討検討

 小渕優子経済産業相は17日、運転開始から40年超を迎える関西電力美浜原発1、2号機(福井県)など原発7基について、廃炉の早期決断を事実上求めた。電力各社は年内にも運転延長か廃炉かの判断を迫られることになるが、巨額の損失が発生する廃炉の決断に踏み切れないでいる。政府は電力会社の財務悪化を緩和できるように会計制度を変更し、電力各社の廃炉の決断を後押ししたい考えだ。(中略)
 廃炉を選択した場合、原発や核燃料の資産価値がなくなるため、巨額の損失が発生する。原発停止で経営が悪化している電力各社にとっては負担が重い。(中略)
経産省は、廃炉により電力会社の財務が一気に悪化しないように、損失を複数年に分けて電気料金に上乗せできる会計制度を導入することを検討している。だが、料金に転嫁する形での廃炉支援には利用者の反発が予想され、政府は難しい判断を迫られる。     (10月18日より抜粋)


.. 2014年10月29日 08:27   No.818002
++ 毎日新聞 (平社員)…130回       
今冬安定供給を確保 電力9社 ピーク時見通し

 経済産業省の電力需給検討小委員会は17日、電力9社(沖縄除く)の今冬の電力需給見通しの報告書案を了承した。原発稼働ゼロの前提でも、来年2月の需要ピーク時の供給余力を示す「供給予備率」は、全社が安定供給に最低限必要とされる3%以上を確保した。
                (10月18日より抜粋)
※「原発なし」で電気は大丈夫−経産相(事務局)


.. 2014年10月29日 08:38   No.818003
++ 朝日新聞 (社長)…388回       
中間貯蔵施設候補地に60の埋蔵文化財
  祖先の宝「残してほしい」  一里塚や役所跡
 新遺跡発見の可能性■工事の情報は公開を
  (10月27日見だし)


.. 2014年10月29日 08:50   No.818004
++ 朝日新聞 (社長)…389回       
被災文化財 復興の光に 福島原発20キロ内から救出
  防護服着て2900箱運ぶ  県立博物館で展示も
      (10月27日見だし)

.. 2014年10月29日 08:58   No.818005
++ 東京新聞 (社長)…882回       
私たちも考えたい 原発問題 高校生がデモ取材 学内討論へ
  「人ごとじゃない」 町田・私立和光高

 「『原発反対』の信念がすごい」−。政治に声を届けようとする人々の熱気に圧倒された。10月3日、金曜日。国会周辺で毎週末に恒例となった脱原発デモの現場に、私立和光高校(東京都町田市)の生徒たちの姿があった。「人ごとのように捉えていた」というエネルギー問題。その現実の一端に触れ、生徒たちは何を感じたのだろう。
 午後5時半すぎの国会前で、同校の2、3年生約40人が、脱原発を訴える人たちの話を聞いていた。
 「原発をどうすればいいと思いますか」。2年の村田玲菜(れいな)さん(17)は緊張気味に、夫と参加していた千葉県柏市の主婦山田洋子さん(70)に尋ねた。隣では同じく2年の大屋海(うみ)さん(16)がノートを開き、やりとりを書きとめた。
 山田さんは孫のような子どもたちの来訪を喜び、優しい表情で語り始めた。「福島の人の生活をむちゃくちゃにしたんだから、原発はやめるべきよ。便利な生活じゃなくても、美しい風景と水があれば生きていける」。話は10分以上続き、二人はその熱意に心を打たれた様子だった。(中略)
 「高校生も少しだけでいいから、今の問題をしっかりと考えて声を上げてほしい」。山田さんが諭すように語った言葉が、心に残った。
後日、取材結果をまとめたリポートの最後を、2人はその言葉で締めくくった。
(中略)
 学園祭での公開討論会は授業の集大成だ。(中略)
 公開討論会は11月2日午後2〜4時。入場無料で誰でも傍聴できる。問い合わせは和光高校へ。(10月28日より抜粋)


.. 2014年10月30日 08:36   No.818006
++ 毎日新聞 (平社員)…131回       
宮沢洋一経産相に聞く
  再稼働、廃炉 両方進める 今後の原発政策

 宮沢洋一経済産業相は23日、毎日新聞などのインタビューに応じ、今後の原発政策について「再稼働と廃炉の両方を進めていく」と述べた。老朽化した原発の早期廃炉を電力会社に促し、原発再稼働に対する国民の理解を得たい考えとみられる。主なやりとりは以下の通り。

 −原発政策についての考えは?
 ☆原発再稼働と(老朽原発の)廃炉の判断は両方を進めなければいけない。廃炉(するかどうか)の判断は電力各社がしっかり検討することが大事だが、廃炉にする場合は、電力会社が損失の計上を迫られ、立地自治体の地域経済への影響という問題も起こるので、経産省として対応策を検討したい。
 −九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働は?
 ☆できるだけ早く鹿児島県を訪問したい。原子力規制委員会が世界で最も厳しい規制基準をクリアしていると判断したことをしっかり説明し、理解してもらうことが私の仕事だ。
 −政府のエネルギー基本計画は、原発や火力、再生可能エネルギーなどの発電を将来どのような比率にするかを決めていません。
 ☆省エネ(の効果)や再生可能エネルギー(による発電量)がどう入ってくるかなどさまざまな要素がある。(中略)
 原発の新増設は現時点で考えていない。再稼働の理解を得る努力をしており、新増設の議論ができる状況ではない。(10月24日より抜粋)


.. 2014年10月30日 08:41   No.818007
++ 東京新聞 (社長)…883回       
再稼働批判続々 川内原発 30キロ圏・日置で説明会

 九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に関する県主催の住民説明会が29日、市域の1部が原発30キロ圏に含まれる日置市で開かれ、政府の担当者は原子力規制委員会の新規制基準に適合すれば再稼働を進めるとの方針に理解を求めたが、参加した住民らからは「再稼働するな」など反対意見が続出した。
 経済産業省資源エネルギー庁の担当者は、東日本大震災後、石油や石炭といった化石燃料への依存が拡大していると指摘。バランスの取れた需給にするには原発が重要と理解を求めた。
 しかし、参加者は開始直後から「説明なんかどうでもいい。質問を受け付けろ」と壇上に迫り、会場からは質疑を待たず「福島事故を反省しろ」などの批判が噴出。質疑でも「(地元紙の世論調査では)県民の6割は反対だ」など再稼働に否定的な意見が相次いだ。
 当初30分の予定だった質疑は約1時間延長されたが、発言は途切れず、途中で打ち切られた。(10月30日より)


.. 2014年10月31日 08:35   No.818008
++ 東京新聞 (社長)…884回       
再稼働賛否の陳情 県議会7日採決へ

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は29日、九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の再稼働をめぐる賛成、反対の陳情を採決する臨時議会を11月5日に招集すると告示した。7日に採決される見通し。県議会が再稼働に賛成する陳情を採択し、再稼働への同意を示した場合、残る地元の同意手続きは知事の判断だけとなる。
   (後略)(10月30日より抜粋)



.. 2014年10月31日 08:51   No.818009
++ 東京新聞 (社長)…885回       
普通に働く私たちの意思表示 脱原発 スーツデモに200人

 参加者がスーツを着て脱原発を訴える「脱原発☆スーツデモ」が29日夜、東京・新橋周辺であった。仕事帰りの会社員らが繁華街や東京電力本店(千代田区)前を約1時間歩き、「原発いらない」などと訴えた。
 都内の会社員扇田(せんだ)未知彦さん(48)ら3人が「普通に働き、普通に暮らしている私たちが意思を示すことは大きな意味がある」と主催。スタート時は150人だった行列は最終的に200人を超えた。(後略) (10月30日より抜粋)


.. 2014年10月31日 09:38   No.818010
++ 朝日新聞 (社長)…390回       
燃料取り出し ずれ込み 東電・国 計画変更へ 福島第一1号機
      (10月30日より見出し)

.. 2014年10月31日 09:45   No.818011

■--出来るだけ大勢の人員を投入するしかない  
++ 山崎久隆 (社長)…475回          

一人一人の被曝量を抑えながら有効な過酷事故対策をおこなうには
 |  (その1)
 |  津波が来なくても海水ポンプは電動機とポンプそのものが
 |  火山灰で機能不全となる
 └──── (たんぽぽ舎)

○朝日バッシングと吉田調書

 朝日新聞が吉田調書を巡り「所長の命令違反で撤退」とスクープしたことに端を発し、最終的に朝日の記事取り消しと謝罪会見で幕引きとなった一連の事件。
 従軍慰安婦「吉田証言」の取り消しも絡んで朝日バッシングの流れが作られ、読売や産経新聞がキャンペーンを張っている。
 9月という時期はまさしく再稼働を巡って緊迫した時期。規制委員会が「審査書」を決定すれば事実上のゴーサイン、政権は右から左へと再稼働を推進すると公言してはばからないし地元の鹿児島県や薩摩川内市のトップも再稼働を予め認める予定で全体の流れは進んでいる。
 しかし大きな問題が議論されないままに放置されてきた。それは「誰に事故終息作業が出来るのか」である。
 吉田調書が公表される前は、テレビ会議の映像と音声が、事故収束作業の困難極まる状況の一端が確認できる情報だった。しかしテレビ会議は最初のうちは音声がない。菅首相が東電に乗り込んだ場面でも1号機が水素爆発を起こした場面でも、一切やりとりは分からない。
 さらに会議室の外で起きていることは、映像も音声もない。報告が上がっていたのかいなかったのか、そういったことも含めて、欠落している情報もたくさんある。
 吉田調書とは、その欠落を埋め、現場で何が出来なかったかを知る重要な証言であった。

○撤退はあったのか

 『「撤退」とは言っていない「退避」を検討した。』
 これが吉田証言でも語られているが、一方で清水社長は「撤退させてくれと菅さんに言ったと聞いている」とも証言している。ただし、言うまでもなく問題なのは言葉ではなく実態である。
 過酷事故対策には400人の要員が必要とされている。そのことも吉田調書には出てくるから、間違いないだろう。原発は6基、一基あたり70人ほどは必要となる計算だ。
 問題の「撤退」が起きたのは2号機の圧力上昇から「異音」と「衝撃」を感じた後の14日夜から15日にかけてだ。
 空間線量が急激に上がりだしたため、人命の安全を考えて一旦中央操作室や周辺の海水注入作業などから人を引き上げさせた。
 その後吉田所長は近くで比較的線量の低い場所に待機するだろうと考えていた。
しかし結果として71名を除き全て第二原発に行ってしまう。約10キロ離れており、道も荒れており、再度必要な人員を戻すためには約半日かかっている。
 その間、原発では絶望的状況が続いていた。
 本来は3機の冷却ならば200名以上は必要なところ、半分も居ないのだから、パラメータの監視も冷却水の投入も出来ない事態になる。
 「必要のない人の退避」はおろか、重要なメンバーも大勢が抜けてしまった状況で、吉田所長と残った70名に対して何とかしろといっても無理である。
.. 2014年10月27日 08:07   No.816001

++ 木村雅英 (高校生)…61回       
冷たい雨の中、「川内原発再稼働反対」の声がひびく
 |  10・15原子力規制委抗議行動報告
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 10月15日(水)昼、再稼働阻止全国ネットワークは、「御嶽山爆発!火山予知はできないぞ!規制委の『合格証』は無効だ(石橋克彦発言)」と訴える抗議行動を原子力規制委員会(六本木ファーストビル内)前で実施した。
 新規制基準が施行された昨年7月8日以来、断続的に実施してきた規制委への抗議行動、15回目の今回は折悪しくしとしとと降る雨の中でも、50名以上で抗議の声を上げた。
 丁度御嶽山が噴火した9月27日に薩摩川内市で開催した全国相談会を受けて、薩摩川内市の住民合意を阻止する為の10.26全国統一行動を計画しており、この日もそれに向けた抗議行動である。折しも、10月9日に薩摩川内市で最初の「住民説明会」が開始され、一方で九電が1号機の工事計画と1、2号機の保安規定の認可申請を大幅に遅れて10月8日に規制委に提出した中での行動であった。
 雨の中で、阻止ネットからの全国相談会など川内の状況報告、原子力規制委員会定例会議を傍聴してきた原子力規制を監視する市民の会の方の傍聴報告、火山対策・地震対策・再稼働決定の曖昧さなどの抗議の声をはさみながら、「川内原発再稼働反対」などのシュプレヒコールを原子力規制委員会のビルを出入りする人たちに訴えた。
 最後に、次の3つの抗議・申入れ文を雨の中で規制庁広報担当に手交した。
○再稼働阻止全国ネットワーク 抗議・申入書
 全原発の再稼働審査を止めて、福島第一原発の汚染水対策・廃炉化に専念せよ!
 「トイレ無きマンション」の解消に専念せよ!
 「新規制基準」を作り直し、川内原発の再稼働審査をやり直し、改めて地元住民同意を得よ!
○福島原発事故緊急会議 抗議・要請文
 御岳山噴火は川内原発再稼働をやめよの警告である
○反原発自治体議員・市民連盟 申入れ書
 原子力規制員会は、川内原発の再稼働審査をやり直し、住民合意を得るよう求めます


.. 2014年10月27日 08:25   No.816002
++ 伊藤晴夫 (幼稚園生)…4回       
電力余剰時代の到来を予感
 │ 危険で、環境を壊す枯渇性燃料から、
 │ 無尽蔵で持続可能なエネルギーへの転換の歩みはとめられない!
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

10月16日の東京新聞から
「制度設計に失敗」 再生エネ買い取り破綻
 こちら

 これは、原発なしでは電気は不足すると捲し立てて来た電力事業者をはじめ
政府・原子力マフィアが、みずから電力余剰時代[※1]の到来を認めざるを得
なくなったに等しい皮肉な事態としか言いようがありません。
 九電に続く各電力事業者の動きを受ける形で、経産省も諮問機関の総合資源
エネルギー調査会新エネルギー小委員会を開き、太陽光、風力、地熱など再生
可能エネルギーのFIT(固定価格買い取り制度)見直し作業に着手。混乱に
拍車をかけています。

 日本の自然エネルギーはたった2%以下という情けない状態です。それでも、
制度(FIT)ができた以上、利にさとい、産業界からここぞとばかり先を争
うように売電業(メガソーラー[※2])への参入が始まった訳で、今の混乱の
もとはエネルギーシフトを着実に進めるべき国(経産省)の原発回帰動機によ
るサボタージュ・やる気のなさからくる再生エネへの政策誘導ミスです。全エ
ネルギーの25%以上を再生エネルギーで賄っているドイツなどでは既に経験済
みの問題でしょう。
 危険で、環境を壊す枯渇性燃料(核燃料・化石燃料)から、無尽蔵で持続可能
なエネルギーへの転換の歩みはとめられません。

 具体的に見ることにしましよう。
 ことの発端はやはり、“火山リスク”も“地震リスク”も“住民避難計画の
不存在”をも、ものともせず闇雲に川内原発再稼働に突き進もうとする九州電
力。
 九電が発した「九州本土の再生可能エネルギー発電設備に対する接続申込み
の回答保留について」によると「九州の再エネ設備認定量・接続量は全国で最
も高い水準」であり、「昨年度末に太陽光の接続契約申込みが急増」し、これ
を「全て接続すると太陽光・風力は近い将来約1,260万kWに到達」し、「太陽
光が需要を上回り電力の安定供給が困難となる見通し(参考) 需給のバラン
スが崩れると大規模な停電となる恐れ」があるといっています。
<九州電力HP>こちら

 冗談にしてもたちが悪い。近い将来供給過剰ということなら、まず大容量の
バックアップ蓄電池を用意すべきであり、それは技術的にも現実的にも解決可
能です。需要に合わせた出力調整ができない原発のバックアップ用にコスト度
外視で建設してきた揚水発電所が現在遊んでいます。揚水発電の活用で需給

.. 2014年10月27日 11:37   No.816003
++ 伊藤晴夫 (小学校低学年)…5回       
ギャップを吸収しますと、なぜ言わないのでしょう。現に230万KWの揚水発電
所を所有する九電自身が「揚水発電所は大きな蓄電池」…と、言っているので
す。[※3] そして当然のことながら、産業界では自然エネ発電用の大容量
バックアップ電池についての開発が急ピッチで進んでいます。
 たとえば、住友電工が開発し既に実証実験を行っている「レドックスフロー
電池」というのはこんな形。[※4]

※1 電力余剰時代といえば、今や原発は一基も動いておらず、節電・省エネ
 産業が花盛り。節電・省エネ技術の進展は眼を見張るものがあり、人々の暮
 らしや企業活動における節電省エネ意識も徹底している。人口減少による電
 力需要の頭打ち傾向も顕著。これらの中長期的要因は原発へしがみつく必要
 性を否定する。
※2 メガソーラーについては『週刊金曜日』10/17号で乱開発ぶりがレポー
 トされている。長崎県の離島宇久島で計画されているのは島の面積の約4分
 の一を占める世界最大級(年間想定発電量50万kw)。外部資本による九電管内
 メガソーラー。自然エネルギーは地域固有の財産であり、メガソーラーでは
 電力による地域の自立や活性化につながらない。
 こちら
※3 「通常の発電機が燃料等の持つエネルギーを、電気エネルギーに変換す
 る「エネルギー変換装置」であるのに対し、揚水発電所は電気エネルギーの
 蓄積(充電)と放出(放電)を繰り返す「エネルギー蓄積装置」です。すな
 わち、基本的に蓄電池と同じです。」と。
 こちら
※4 「レドックスフロー電池」プラスとマイナスの電気を液体の形で別々の
 タンクに蓄えるという原理で何年でも電気をロスせず貯めておけて、タンク
 を増設すれば大容量化も簡単。「太陽光発電や風力発電に代表される不安定
 な再生可能エネルギーの導入に対し、レドックスフロー電池を駆使すること
 で電力の安定化を実現すると共に、電力不足の問題の軽減に貢献します」と
 いうもの。

.. 2014年10月27日 11:52   No.816004
++ 冨塚元夫 (高校生)…54回       
なぜ無理をかさねてリニア中央新幹線を推進するのか?
 | 10月23日スペースたんぽぽ学習会「リニア新幹線がやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!−源八おじさ |  んと語ろう!リニア新幹線のまだまだある問題点」に参加して。
└──── (たんぽぽ舎)

○ 旧国鉄の負債5兆円を引き継いだJR東海は27年かけて2.5兆円返済しましたが、まだ半分残っています。リニア中央新幹線の建設には9兆円かかります。JR東海社長は「リニア新幹線はペイしない」と言っています。 建設費をすべてJR東海が負担する民間事業として国(国土交通省)の認可が下りました。リニアの赤字と莫大な金利負担は東海道新幹線の利益から補てんする計画です。全体の利益は大幅に低下します。株主はなぜ反対しないのでしょうか?
○問題は山積です。 電磁波の問題があります。全長の86%をトンネルが占め、水系を切るので、トンネル湧水、地下水位の低下、河川流量の減少などの可能性があります。南アルプスの自然環境への悪影響が懸念されます。既存新幹線の3倍必要とされる電力消費の問題もあります。環境大臣は環境影響評価書に対する意見として、環境保全に万全を期し地方公共団体、住民の意見を十分に勘案するよう条件を付けています。
 環境省は本来は反対すべき立場ですが、管轄の国土交通省に適切な指導を行うよう要請するに留まっています。
○JR東海の主張するリニアを作る理由は、根拠のないものばかりです。曰く東海道新幹線の郵送能力が限界に近い(乗車率は3割以上余裕あります)、曰く施設の老朽化、東海地震にそなえてバイパス路線が必要(リニアを採用する理由にならない)、曰く東京―大阪間の大幅な時間短縮が必要(飛行機があります、リニアは乗り換えが不便で大幅な時間短縮にならない)、などです。
○この計画を協力に進めているのは葛西会長です。かれは2011年3.11直後に原発再稼働を主張した原子力ムラの一員です。リニア新幹線の電力源として柏崎刈羽原発、浜岡原発の再稼働をもくろんでいます。現政権は成長戦略の一つとして後押ししています。リニアは原発と同様に、大多数の反対を無視して、一部の人の利益のために税金をつぎこむ環境破壊政策です。     

.. 2014年10月28日 08:12   No.816005
++ 柳田真 (平社員)…134回       
.「東京の九州電力支社」へ多彩・多様な抗議活動
 |  川内原発の再稼働をなんとしても『とめよう』行動
 |  10月26日(日)有楽町電気ビル前に220人、ノボリ旗20本強
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク、たんぽぽ舎)

1.10月26日(日)午後2時、JR有楽町駅前ゼロ分の電気ビル前(この7Fに九州電力東京支社あり)には、横に長〜い・長蛇の人の列ができた。たくさんのノボリ旗がひるがえり10枚以上の横断幕がひろげられた。住民を無視し、川内原発の再稼働をゴリ押しする九州電力東京支社への抗議に集まった人々とその旗であった。220人の内訳は多彩で多様な人々で構成されていた。又、飛び入りで、九州鹿児島の女性も参加−発言されて、集会が一段と盛り上がった。知らない顔や久しぶりに合う顔が何人もあった。先月の九州電力東京支社抗議行動(80人)の3倍の人数の盛況であった。その多くが手書きのプラカードを持参してそれを九州電力東京支社に向けて多彩に抗議していた。

2.再稼働阻止全国ネットワークの久保さん、山田さんのリードで、初めに元気のよいコールが電気ビルへひびく。
 再稼働反対、原発いらない、川内原発再稼働反対!
 九州電力は川内原発を動かすな!
 主催者を代表して柳田が3点(基調提起)話しました。1つ目は、「10・26行動」は、川内原発再稼働阻止を中心に全国統一行動(第1波)であり、この行動は大きな意義を持つこと。全国で20余、関連も含めれば40カ所近い場所で実施され、九州電力と安倍内閣への広がる抗議行動となった。この日(10月26日)は、元々は1963年「東海村・原子の火がともった日」=原子力の日に反対して、「反原子力の日」として続けられてきた日である。2つ目は、九州電力のデタラメさ・無責任さと、それに一体の原子力規制委員会のひどさ(新たな安全神話つくり)。
九電が、規制委へ10月21日出した文書のデタラメさ=噴火対策 兆候とらえたら−九電具体策決めず(決められず)−東京新聞報道。御嶽山の噴火も予知できないのに、カルデラ噴火はどうして予知できる、と言えるのだ!?火山専門家たちも「予知は不可能」と皆言っている。3つ目は、今後の方針として、イ.なんとしても川内原発をとめたい。そのために、ロ.川内市議会への働きかけ−10月28日、ハ.鹿児島県議会への働きかけ(11月4日から7日)、ニ.再稼働は日本の核武装(原爆を持つ)につながることを訴えていこう。

3.このあと、発言と九電へのコールが交互に続く。主な発言者を紹介します。
○九州電力への申し入れ・抗議文の朗読(阻止ネット事務局)
○九州鹿児島から参加した女性−九州霧島火山の噴火が心配
○数人で参加していた男性(大田光政さんほか)
○脱原発川崎市民の池田さん
○反原発自治体議員連盟の結柴さん−川内市議会への働きかけの報告

.. 2014年10月28日 09:22   No.816006
++ 柳田真 (平社員)…135回       
○経産省前テントひろばの正清さん・垣内さん−テント裁判、次回は12月3日
☆九州・川内原発反対の鳥原良子さんから、現地電話アピール−今、100人位で風船上げの行動実施、このあと、川内原発ゲート前へ行って抗議する。
☆ここで、「ドンパン節」を歌っておどる−たんぽぽ舎西堂さんの発声で数人の男女が…
○疎開裁判の田中一郎さん−福島の子ども103人も甲状腺ガン、川内原発再稼働したら同じ心配
○たんぽぽ舎の山崎久隆さん−霧島連山の噴火の心配(火山予知連の発表)、火山のどまん中の川内原発、使用済み核燃料を早く他へ移せ。
○阻止ネット事務局の木村雅英さん−全国34カ所で行動、配付した資料(B5判10頁)の説明
○たんぽぽ舎の原田裕史さん−九電は620ガルに上げたが、原子炉本体は昔のまま変わっていない。だまされるな。
○阻止ネット事務局の沼倉潤さん−今後の日程3つ イ.10月28日川内市議会、ロ.11月4日から7日鹿児島県議会、ハ.11月5日(水)17:30より九州電力東京支社抗議行動、
○九電東京支社へ向けて、コール 川内原発再稼働反対!

4.全体
○ 九州川内現地へ東京から人を送り、減った在京人数でやりぬいた「10・26全国統一行動」。10月15日の規制委抗議行動(50人)、同日夜の討論集会(30人、内容充実)につづく、10月3回目の行動だったが、みんなの反応がよく、結集人数も多彩な人々で最高(220人強)、2時間の集会内容も豊富で聴かせるスピーチ(演説)が多かった。緊張感あるよい集会でした。集会の後片付けをしながら参加者の反応を聞いたら、「良かった」の声がかえってきた。
○ 次の行動は、11月5日(水)17:30より九州電力東京支社抗議行動、
引き続き、同日、19時より20時まで、東京電力本店抗議行動にぜひ参加を!
○ 「10・26東京行動」で配布した資料集(B5判10頁)と、たんぽぽ舎の週刊金曜ビラ123号(10月24日号B5判4頁)+同封ビラ数枚は、共に40部ほど残部があります。希望者へお分けできます。手渡し1部100円。
 発送は、1部100円+送料100円の計200円(切手可)を阻止ネット事務局あてに送って下さい。

.. 2014年10月28日 09:33   No.816007
++ 渡辺秀之 (中学生)…40回       
金曜首相官邸前抗議は、今夜もアツイ
 |  様々な人たちが、多彩なスタイルで抗議行動
 |  10/24第123回金曜官邸前抗議行動に参加して
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○10月24日(金)、恒例の金曜首相官邸前抗議行動(第123回)が行われました。
今回は、様々な人たちが、多彩なスタイルで抗議している様子を紹介します。
(1)首相官邸前から茱萸(ぐみ)坂を下る。
・団扇(うちわ)を持って踊る、毎週参加のにぎやかな女性コンビ
・小気味良く響く拍子木(ひょうしぎ)を叩く、80歳代の男性
・「国会方面には通行できません」と案内する、警察官
・南無妙法蓮華経を唱える、団扇太鼓(うちわだいこ)の女性
・明るい歌声の日音協グループ
・風刺たっぷりの似顔絵展示エリア
・(財務省上)たんぽぽ舎:豪快でリズミカルな、シュプレヒコールエリア
(2)横断歩道を渡って、通称:国会前・清志郎(キヨシロウ)通りへ。
・たんぽぽ舎:寄せ書き、抗議はがき斡旋コーナー
・地道に活動する、福島バッジプロジェクトの方々
・韓国音楽を演奏し、舞踏するグループ
・一心不乱にブブゼラを吹く、男性
・忌野清志郎の歌が流れる、ミュージックスポット
・暖かい炎が揺れる、国際色豊かな「キャンドルエリア」
・スイーツが美味しいと評判の「ゲリラカフェ」
・国会前スピーチエリア(スピーチが、3分間できます)
(3)国会前横断歩道を渡り、右折。
・楽しいメニューがてんこ盛りの「希望のエリア」
是非、訪ねてください。明日への希望が湧いてくること、間違いなし。
○このように、金曜首相官邸前抗議は、今夜もアツイ。
 皆様も、金曜抗議行動ツアーを、楽しんでください。
○東電福島第一原発事故を風化させないためにも、私たちは抗議の声、知恵、力を出して行きましょう。あせらず、あわてず、あきらめず。

.. 2014年10月28日 09:39   No.816008
++ 水尾寛己 (幼稚園生)…4回       
一般社団法人 自然エネルギー推進会議「細川護熙様」「小泉純一郎様」
 |  あてへメールを出しました。
 |  再稼働をとめるために、よろしく願い致します。
 └──── (たんぽぽ舎会員)

 日頃より、原発ゼロ、自然エネルギーの取組み、心強く思っています。
 今、川内市長、鹿児島県知事は原発を再稼働しようとしています。何とか止められないのかと気に病んでいます。
 川内原発が再稼働すれば、他の原発も再稼働へと走り出すでしょう。
 再稼働すれば、総理大臣が変わっても大事故がおきるまで原発は止められなくなるかも知れません。
 その時には日本は、放射能で汚染され、おしまいかもしれません。
 何とか、そのような事態にならないようにとの思いから、川内市議会議員全員に一昨日、速達でお手紙を出しました。
 鹿児島県知事にはかなり前に手紙を出しました。
 鹿児島県会議員にも出すつもりです。
 再稼働をとめるために、よろしく願い致します。


.. 2014年10月29日 08:08   No.816009
++ 沼倉 潤 (幼稚園生)…4回       
川内原発再稼働は一地方議会だけの問題ではない。
 |  地震も火山も避難も何一つ解決されていない再稼働同意は破滅への道だ
 └──── (たんぽぽ舎)
                          
○28日、薩摩川内市は臨時議会を招集し、20日の特別委員会で、鉄の扉に鍵をかけ傍聴者を締め出しながら採択した賛成陳情を19対4(棄権1)の賛成多数で採択しました。岩切市長はその後の全員協議会で「再稼働を進める政府の方針を理解する」と述べ、川内原発の再稼働に同意。伊藤祐一郎鹿児島県知事は、これまでに「同意が必要な範囲は県と薩摩川内市に限る」と表明しており、今後の手続きは県へと移ることになります。
○既に27、28日には県の「原子力安全対策等特別委員会」が開かれており、参考人招致として経産省資源エネルギー庁と内閣府、原子力規制庁の担当者が出席。委員からは「県、市が実施した避難計画の説明会で出た住民の不満、不安は届いているのか」「重大事故が起きた場合、どこが責任を取るのか不明瞭」などの質問が出た。これに対し、担当者らは「絶えずリスクを下げる努力を続ける」「地域の不安の声をしっかりと耳に傾け、説明していきたい」などと答えた模様だ。― 時事通信10月27日(月)19時16分配信
傍聴者からの報告では、県の対応は「薩摩川内市で決めたのだから、県としても市の意向にそいたい。」というもので、県議会としの責任をまったく放棄している。安倍政権の政治手法と同じだという怒りの声が上がっています。
 《傍聴者を締め出した議会採択は住民のいのちを巨悪に差し出す暴挙》
○28日、薩摩川内市役所前に早朝から駆けつけた住民は130名。僅か40席の傍聴席で抗議の声をあげた者を即刻退席にする暴挙の中で採択された再稼働同意は許されない。霧島連山の火山活動が報じられ、地震も火山も避難も何一つ解決されていない川内原発の再稼働は、住民のいのちと引き換えに、電力会社の巨悪を延命させる何物でもない。全国各地から抗議の声をあげよう。
○県は、11月5日から3日間の予定で召集される臨時議会で再稼働賛成陳情を採決する目論見だ。鹿児島入りする予定の宮沢経済産業相の日程次第で、スケジュールが変わる可能性もあるが、私たちは鹿児島県民のみならず、全国の皆さんの力を結集し「再稼働同意の暴挙」をはね返していきましょう。


.. 2014年10月29日 08:14   No.816010

■--建屋カバー解体に着手 
++ 朝日新聞 (社長)…385回          

放射性物質飛散に不安 福島第一1号機
  帰還ためらう住民も    (10月23日見だし)

.. 2014年10月27日 11:10   No.817001

++ 東京新聞 (社長)…877回       
宮沢経産相、東電株600株保有 「監督する立場」疑問の声
(10月24日 より抜粋)

 宮沢洋一経済産業相が、東京電力の普通株600株を保有していることが分か
った。宮沢氏は23日、本紙などのインタビューで「東電の応援といった意味が
あるので売らずに持ちつづける」と説明した。東電は実質国有化されており、
経産相は国民に代わって東電を厳正に指導監督する立場だ。だが、保有株式の
価値を高めるため東電の利益を優先した判断に傾く疑念を持たれる可能性があ
り、同氏の姿勢に専門家からは疑問の声が出ている。(中略)
 組織の統治体制に詳しい青山学院大大学院の八田進二教授は「信託するとは
いえ、大臣が監督対象の企業の株式を持っていると、自身の保有する株価を上
げるための判断をしてしまうのではないかという「利益相反」の疑念を社会に
与えてしまう」と指摘。「本来なら大臣に就くことが決まった時点ですぐに売
却することが望ましい」と語った。(後略)

.. 2014年10月27日 11:58   No.817002
++ 朝日新聞 (社長)…386回       
◆原発賠償条約 日本加盟へ  メーカー責任問わず、原発輸出促す効果も
(10月24日  見出しより)


.. 2014年10月27日 12:04   No.817003
++ 朝日新聞 (社長)…387回       
核のごみ最終処分場 地域選定の基準議論
(10月24日  見出しより)


.. 2014年10月27日 12:20   No.817004
++ 東京新聞 (社長)…878回       
井戸セシウム濃度920倍 福島第一 46万ベクレル、過去最高値

 東京電力は24日、福島第一原発の建屋周辺の井戸「サブドレン」の地下水の水質を調べた結果、井戸の一本で放射性セシウムの濃度が一リットル当たり46万ベクレル検出されたと発表した。昨年11月の前回調査から920倍に上昇しており、サブドレンでは過去最高値。
 井戸は上部をシートで覆っており、東電は「建屋上の放射性物質が雨水で流され、井戸に流れ込んだ可能性がある」と説明している。
 東電によると、高濃度の地下水は2号機原子炉建屋西側にある井戸で22日に採取。近くの別の井戸でもセシウムが42万4000ベクレル検出されたため、この二本の井戸のくみ上げを当面停止する。
 東電はサブドレンからくみ上げた地下水を浄化して海に放出したい考えだが、地元漁業者の反発が強く、めどは立っていない。 (10月25日より)


.. 2014年10月28日 08:23   No.817005
++ 東京新聞 (社長)…879回       
東電、再稼働なしで増益 来年3月期 2年連続大幅黒字へ

東京電力が柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働や電気料金の再値上げがなくても、通常の事業活動によるもうけを示す経常利益が2015年3月期は1200億〜1300億円になると見込んでいることが24日、分かった。14年3月期の1014億円から増益となり、2年連続で1000億円を超す黒字。電気料金の再値上げを検討している経営姿勢に反発が出そうだ。東電はすでに、この見通しを取引金融機関に伝えた。
 東電の広瀬直己社長は14年4〜6月期決算発表の記者会見で「(発電設備の)修繕を下期に残しており本年度の収支は厳しい」と説明していた。     (中略)
 総合特別事業計画(再建計画)では、柏崎刈羽原発が7月から順次再稼働すると想定して15年3月期の経常利益を1677億円と見込んだが、再稼働なしでこれに近い水準を確保できそうだ。
 東電は金融機関に対し、15年度に3000億円の新規融資を求めている。さらに16年度中には社債の発行を再開し、1兆円を調達する方針を示している。
 福島第一原発事故の賠償金は経常損益とは別の特別損益という項目に計上される。
           (10月25日より抜粋)

.. 2014年10月28日 08:34   No.817006
++ 東京新聞 (社長)…880回       
東電株持つ大臣は問題 【金曜日の声 官邸前】

 千葉県柏市の無職 三浦恒紀さん(73) 今の時代に経済産業大臣が東京電力の株を持っているなんて、市民の普通の感覚からすれば問題だ。政治家はもっとまじめに国民の安全を考えてもらいたい。原発の再稼働ありきは許せない。
 千葉県松戸市の非常勤教師 間部(まべ)芳枝さん(64) 退職した教員仲間と来ている。原発事故後は校庭やプールの安全性をめぐり学校現場も揺れた。収束していないのに再稼働なんてありえない。子どものために声を上げ続ける。
 東京都江東区の主婦 谷村紀美子さん(58) 川内(せんだい)原発に続き高浜原発も再稼働に向け進んでいると聞いたが、噴火や地震の危険がある日本に原発はいらない。予想を超える自然災害はありえる。教訓をいかすべきだ。
(10月25日より)


.. 2014年10月28日 08:46   No.817007
++ 毎日新聞 (大学院生)…127回       
原発ADR:議事「不開示」…担当弁護士を黒塗り

 東京電力福島第1原発事故の賠償問題を裁判外で解決する手続き(原発ADR)を担当する「原子力損害賠償紛争解決センター」を巡り、所管する文部科学省がセンター最上位の組織「総括委員会」の議事録を公開していないことが、毎日新聞の情報公開請求で分かった。和解案を作成する仲介委員(弁護士)の一部についても氏名を明かさず、他の同種の公的機関と比べ閉鎖性が際立つ。情報公開制度の専門家は「極めて特殊な対応」と批判している。
 センターを巡っては、死亡慰謝料を「一律5割」などと定めた文書が存在するのに、国会議員が開示を求めても拒否するなど、情報公開に消極的な姿勢が批判を浴びている。 (中略)     
 文科省は議事録の存在を認めた上で、一切の公開を認めない「不開示」とした。一部を黒塗りにして開示する「部分開示」ではないため、3人の発言内容だけでなく、実際に委員会は開催されたのか▽開催されたのならその日時と場所▽出席者▽議題??など、すべて検証できない。(中略)
 原発ADRのように行政機関が運営する裁判外手続きは行政型ADRと呼ばれ、消費者庁が2011年10月に有識者会議に提出した資料によると、全国規模の主な機関は、センターを含め6機関ある。毎日新聞のまとめでは、センターを除く5機関は、すべて委員の氏名をホームページ上で公表している。さらに、5機関のうち2機関は最上位の組織の議事録もホームページで開示し、残る3機関も「情報開示請求があれば対応を検討する」と答えた。
◇「信頼失う対応」
 「極めて特殊な対応で組織の信頼を失う」。情報公開制度に詳しい右崎(うさき)正博・独協大教授(憲法)は、原子力損害賠償紛争解決センターの総括委員会の議事録を不開示とした、文部科学省の対応を強く批判する。(後略)
(10月25日より抜粋)

.. 2014年10月28日 08:52   No.817008
++ 東京新聞 (社長)…881回       
英でも「原発は割高」 収入保証も英企業参入ゼロ
  富士通総研高橋研究員が現地調査
  安全対策・事故リスク 日本は明示し議論を

 日本では長らく「原子力発電は安い電源」といわれてきたが、万一、事故が起きた場合の被害の大きさを考えれば割高であることが見えてきた。英国で新しい原発を建てようとしたところ、日本政府が言うような安いコストでは不可能なことが鮮明になった。現地を調査した富士通総研の高橋洋主任研究員に話を聞きながら、本当の原発のコストについて考えた。
 「少なくとも1Kw時あたり8.9円」。これが日本政府が公式に示す原発のコストだ。(中略)
 しかし、高橋氏は「英国で原発を新設する発電会社の収入を保証する制度を導入し、原発がビジネスとして成り立つ価格を決めたところ15.7円(1ポンド=170円換算)。日本の1.7倍だった」と明かす。(中略)
 高橋氏は「コストの議論を曖昧にして、いつの間にか原発支援策が出来上がり、結局、国民が負担する仕組みだけが出来上がる恐れがある」と警戒する。
 (10月26日より抜粋)

.. 2014年10月28日 09:47   No.817009
++ 茨城新聞 (平社員)…141回       
◆「処分基準策定急ぐ」 東海原発廃炉

 原子力規制委員会の田中知委員は21日、国内初の商業用原発で廃炉作業が進む日本原子力発電(原電)東海原発(東海村白方)と、日本原子力研究開発機構(原子力機構)東海再処理施設(同村村松)を視察した。視察後、田中委員は「東海だけでなく今後ほかの発電所でも廃炉が進む。その時に出てくる廃棄物について、どう安全規制していくかは重要な課題だ」と述べ、低レベル放射性廃棄物の処分場に関わる基準の策定を急ぐ考えを示した。(後略)(10月22日より抜粋)


.. 2014年10月28日 10:05   No.817010

■--拡散するセシウム 
++ 山崎久隆 (社長)…466回          

昨年秋収穫の南相馬のお米から検出
 │レベル3相当の放射性物質拡散
 └────(たんぽぽ舎)

 フクイチで2012年8月に発生していたセシウムを含む塵の拡散は、今年7月
にようやく明るみに出た。

 発端は昨年秋に収穫された米の放射能汚染だった。
 20キロ圏外の南相馬市太田地区で収穫された米から、キログラムあたり100
ベクレルの基準を超えるものが見つかった。合計27検体はいずれも20キロ圏外
にある水田で収穫されていた。他にも20キロ圏内で収穫された米でも基準を超
えるものは見つかっていたが、とても不自然な分布だった。
 20キロ圏の内側でも25ベクレル以下のものもあれば、20キロをかなり超えた
原発から30キロ付近でも50ベクレルを超えるものもあり、事故時に放出された
セシウムの影響とは考えにくい分布だった。

 農水省は今年1月になって規制庁に「相談」したという。
 セシウムの出所は福島第一原発ではないか、それも前年8月に発生していた
ガレキ撤去時に拡散したものではないかと考えた。農水省が公表している映像
データは、明らかにセシウムの「侵入」が「外部から」であることを示してい
る。

 セシウムが水田の土壌から稲に取り込まれるならば、その痕跡は全体に広が
っているはずなのに、稲穂の一部に高い集積が見られた。このような蓄積を起
こす理由は外部からの付着しか考えられない。
 基準を超えた米が作られた水田は、最も高いところでもキログラムあたり
2600ベクレルほど。当然ながら対策としてゼオライトを投入し、カリ肥料も沢
山いれている。通常ならば水田から米にはセシウムはあまり蓄積されない。
しかし外から飛んでくるセシウムでは、防ぎようがない。

 東電は2012年8月のセシウム拡散事故については認めている。何しろ双葉町
郡山地区のモニタリングポストはそれまでの100倍の値に跳ね上がっていた。
ただし短時間で元に戻ったため警告されることはなかった。
 その時、福島第一・3号機の5階オペレーションフロア、もちろん爆発の影
響で露天状態だが、そのフロアではガレキを取り除く作業が行われていた。
(事故当時2011年3月)12日と19日の2日にわたり、合計12名が被曝をしたと
報告されている。ガレキ拡散は当時から確認されていたのに、それを外部に
警告すらしなかった。
.. 2014年09月16日 08:21   No.795001

++ 山崎久隆 (社長)…467回       
9月11日テントひろば記者会見での発言
 │  水汚染対策+廃炉プロセスの破綻
 │  セシウム拡散の原因はガレキ撤去作業
 └──── (たんぽぽ舎)

○汚染水問題は、東電の対処能力を超えていると思います。
氷を投入して汚染水を凍らせる作戦は失敗し、ドライアイスも効果は無く、コンクリートで固める方法を試みるというのですが、コンクリートの場合失敗すると後がないといった問題もあります。
 凍らない理由は単純で、水の流れがあるからです。熔け落ちた燃料を冷やすために入れる水も汚染水になって流れ出しています。流れは原子炉から、あるいは外周の地下水から生じています。
 東京電力福島第一原発の周辺地域は、今でも高い空間線量がありますが、それ意外に建物や敷地から大量の放射性物質が拡散しています。
○それが一昨年の8月にとうとう大量放出事故を起こしました。
 その影響で昨年度の福島県産米にキロあたり100ベクレルを超える米が見つかる事態となりました。
 セシウム米は南相馬市太田地区の一部から見つかっていますが、その周囲も50ベクレルなどの汚染がありました。しかしこは原発から20kmを超える地域です。ゼオライトやカリ肥料などの対策を施せば大きな汚染はないはずの地域で、非常に高い汚染が見つかった原因は、8月のセシウム拡散事故しか考えられない。
 農水省も南相馬市もそう考えていて、東電も可能性は否定できないとしているのに、その補償さえされていません。
 さらに怖いのは、拡散した放射性物質は塵状のものであることから、人が吸い込むこともあっただろうということ。
 米の表面付着で大量の汚染が確認された地域に、大勢の市民が住んでいます。
 太田地区だけではない。SPEEDI、もう解体することになってしまった、唯一の放射性物質拡散予測システムが、南相馬から飯館にかけての拡散を推定しています。
 図を見て下さい。(注:原子力規制委員会の環境防災Nネットで公開されている空間線量データグラフ
  こちら )
 2012年の8月20日に原発から2.8kmの双葉町郡山地区に高いピークがあります。これが放射性物質の拡散を記録したものと思われますが、すぐに元に戻ったことと周辺には恒常的にもっと高い地域も沢山あるため、警告はされていません。この前日までに原発内では12名が被曝をしたとされる拡散事故が起きていますから、大きな拡散事故の発生を東電も十分認識していました。
○この後に放射性物質は南相馬に、飯館に拡散していったのですが、その先ではもうモニタリングポストに有意な反応は見られません。塵の拡散では、よほど高い濃度でないと観測できない欠陥が再度明らかになったということです。

.. 2014年09月16日 09:44   No.795002
++ 山崎久隆 (社長)…468回       
○セシウムを拡散させた作業は、使用済燃料プールから燃料を抜くためには避けられないガレキ撤去作業でした。しかし拡散対策をしないままで、現場作業員も住民も被曝するのは当然です。
 国も東電も、持てる技術と資金を十分投入しなければ、破たんの道を突っ走る原発を制御できません。
 規制委員会もアンダーコントロールではなく、アン・コントロール状態の原発にこそ全力を投ずべきです。
 真後ろに立っている経産省の役割、当然税金で仕事をしている官僚の任務は、紛れもなく原発の終息以外に無いのです。経産省の官僚はいますぐ、鹿児島県庁ではなく、福島第一原発に行くべきです。
 福島第一原発事故の責任は、国、経産省、そして東電役員にありますから、さまざまな切り口で追求します。そのうちの一つが「経産省前テントひろば」です。
 また、東電の責任追及としては、株主代表訴訟を取り組んでいる原告の一人でもあります。9月25日に11時から東京地裁103号法定で第13回口頭弁論が開かれます。どうぞおこし下さい

.. 2014年09月16日 09:50   No.795003
++ 木原壯林 (小学校低学年)…9回       
〈緊急声明〉 川内原発を「新規制基準」に適合とし、再稼働を画策
 | する原子力規制委員会(規制委)を満身の怒りを込めて弾劾する
 └────(汚染水問題を憂うる京都府民の会)

 規制委は、九州電力川内原発の新規制基準適合性審査に関し、合格通知にあたる審査書案を7月16日に発表し、9月10日には正式な適合通知「審査書」を決定した。この間、形式的に国民の意見(パブコメ)を求めはしたが、寄せられた約 17,800 のうちの多くの再稼働反対の意見は、ほぼ完全に無視している。国民を愚弄し、民主主義を否定する行為である。私たちは、以下の理由により、この暴挙を断固として弾劾し、適合判断の撤回を求める。
(1)人類の手に負えない原発の再稼働を画策すること自体が誤りである
 安全な原発など存在せず、原発は人類と共存し得ないことは、福島原発の惨状を見れば明白である。事故炉は、高放射線量のため、未だに内部や地下の状態が分からず、事故収束の目途は全く立っていない。汚染水は、1 日 400tの割合で増え続け、土壌に浸透した汚染水、タンクから漏洩した汚染水は海に漏洩し、数年後には米西海岸に到達しようとしている。汚染水の漏洩を防ぐために、土壌を凍らせた凍土遮水壁の建設を始めたが、凍結には失敗している。凍ったとしても、その深さは十数メートルで、地下水はその下を容易に出入りできる。汚染水から多種類の放射性物質を除去するための装置ALPSも導入されたが、トラブル続きである。除染土壌を詰めた袋の老朽化・破損も著しい。凍土遮水壁やALPSのような大型プラントを期待通りに連続運転でき、放射性汚染物を長期保管できるほど、科学・技術は進歩していない。装置さえできれば永久に問題を解決できると考えるのは、科学の現状が分かっていない素人か、人々を騙してお金儲けをしようとする輩である。
 このように人類の手に負えない原発の再稼働を画策すること自体が誤りである。いま切実かつ緊急な課題は、福島の惨状に対する対策、被害者救援と、全原発の廃炉を如何に安全かつ早急に実現するかの検討である。このことは、多くの人々が望み、また、福井地裁判決でも指摘されている。

.. 2014年09月22日 12:18   No.795004
++ 木原壯林 (小学校中学年)…10回       
(2)規制委に人類の未来に関わる原発問題を判断する資格・能力はない
そもそも、福島の原発事故を最悪の事態に導いたのは、現代科学・技術を過信し、安全神話を作り上げ、それによって利益を得ようとする原子力ムラの人々の誤った原発推進と事故対応である。この事故は人災と言っても過言ではない。したがって、福島事故の後は、原発を推進してきた人達は、深く反省し、謝罪と恭順の意を表して謹慎するか、原発の犯罪性を認めた上で、原発全廃のために貢献すべきである。にも拘らず、5人中の4人を原子力ムラの出身者で占める規制委は、厚顔にも、原発の延命に繋がる再稼働審査を行い、電力や政府の言いなりの結論を国民に押し付けようとしている。結局、同委員会は、原発の再稼働、新設、輸出の推進のための検討委員会である。
 原子力は、総合科学であり、理工学分野だけでなく農学、医学、さらに社会科学も関連する。したがって、規制委のように限られた領域から集めた人材では、原発事故への対応を考え付かず、原発の安全性を評価する能力に欠けるのは当然である。規制委が中立を標榜するなら、原子力界中心の人選ではなく、国内外を問わず、広分野に人材を求めるべきである。そうすれば、もっと知恵が出る。世の中には、原子力界よりはずっと優秀な知恵者が多数いる。しかし、広く人材を求めれば、「原子力ムラ」が浸食され、崩壊するから、政府はそうしない。それが、原子力政策の本質である。
(3)安全を担保出来ない「審査基準適合」判断は、人々を愚弄するものである
 上述のように、国民を欺くために設置された規制委は、自らが作った科学的根拠も希薄な新基準で川内原発再稼働を審査し、適合とした。ところが、どんな審査基準を作っても、安全な原発はできないことは、田中委員長の発言からも明らかである。同委員長は、「安全を担保したとは言っていない」というコメントを付けて、責任逃れをしているが、この審査書が原発再稼働を大きく前進させようとしていることは明白であり、人々をバカにするにも程がある。これは、殺人兵器でもその製造法が兵器推進団体が作った基準に適合していれば、その製造を認め、その兵器の犯罪性については議論しないというのと同類である。こういう人達は、次に事故が起これば、「想定外」といって言い逃れるに違いない。
 なお、新基準で謳う過酷事故対策は、国際的には(例えば原発を推進するIAEAから)従来より求められてきたものであり、「世界で最も厳しい」とは真っ赤なウソである。日本の原発は完全な安全対策がとられており、過酷事故は起こり得ないと考えていた日本の規制当局が福島事故まで国際的要求を無視していただけである。

.. 2014年09月22日 12:26   No.795005
++ 木原壯林 (小学校中学年)…11回       
(4)「審査基準適合」判断は、電力会社の都合に合わせるデタラメ判断である
 百歩譲って、新審査基準に照らし合わせて、審査することを認めたとしても、この審査結果には、極めて多くの疑問がある。そのことは、多くの人々によって指摘されているから、ここでは、問題となる項目の一部だけを順不同で例示する。
・原発の運用期間中に巨大噴火が生じる可能性について、火山噴火の規模と時期の予測は不可能であると認めながら、モニタリングを実施すれば、噴火を予知でき、原発事故を避け得るかの如く誤魔化している。火山学者は、モニタリングで火山噴火は予測できないと断言している。
・汚染水流出問題が適合性審査の過程で完全に無視され、流出防止対策が要求されていない。
・コンピュータを使った解析が、格納容器の破損や水素爆発に至らないとの根拠に用いられているが、コンピュータ解析の結果は、計算の前提となる条件とデータの質に強く依存する。しかし、現代科学は実証された完全な条件やデータを持ち合わせていない。したがって、解析者の恣意が大きく結果に反映される。
・地震動の想定が過小評価になっている。
・事故時の避難計画について、規制委の審査対象ではないとし、パブコメで修正を求められても完
全に無視している。国民の安全など頭の片隅にもない冷血漢の所業である。。
このような問題点を勘案すると、この審査は、電力会社が譲歩可能な範囲内で決めた条件、すなわち再稼働をさせるための条件への適合検査と言わざるを得ない。

.. 2014年09月22日 12:36   No.795006
++ 木原壯林 (小学校中学年)…12回       
(5)原発が再稼働されれば、福島の復興は遅れ、被曝労働が強化される
 安倍政権の下で進められる投資の拡大とオリンピックの準備で、労働力が都市部に集中し、福島原発被害地では労働力が不足し、人件費や資材の価格が高騰し、土壌の除染や汚染水対策は遅延し、事故収束作業も難航している。一方、福島第一原発敷地や近辺には、放射線レベルが極めて高い場所が随所にあり、労働者不足と相まって、被曝労働の強制が行われている。原発が再稼働すれは、福島の事故収拾にあたれる人員はさらに不足する。とくに、西日本から集まっていた原発関係の作業員や技術者の許容残り線量は少ないため、福島を離れる可能性が高い。このように、原発再稼働は、福島の復興をさらに遅延させる。原発再稼働とそれを推進する規制委審査は許されない。
(6)「審査基準適合」判断は、原発輸出を有利にするためでもある
 原発が格安な発電手段でないこと、安全な原発はないこと、使用済み燃料や放射性廃棄物の安全な処分・保管法がないことは、誰もが気付いている。それでも原発を再稼働させようとするのは、暴利に繋がる原発輸出のためでもある。日本の全原発を廃止したら輸出が困難になるからである。その意味で、規制委は「死の商人」である原発製造関連企業の手先と言われても仕方がない。
(7)再稼働は再事故の準備である。規制委は解散し、全原発廃炉委員会の設置を
 上記のように、規制委は経済に牛耳られて、再稼働を策動するのみで、人間の尊厳や人格権を尊重しようとする態度のかけらも持ち合わせていない。その意味で、人類への敵対者である。「国民の生命、健康および財産の保全に資する」という設置目的は、忘却の彼方である。
再度の大惨事=地獄への扉を開ける再稼働を画策する規制委を徹底糾弾・解散させ、人間の立場に立って、全原発の即時廃炉を安全に進める委員会の設置を要求しよう。
川内原発再稼働は許せない。規制委は「審査基準適合」判断を撤回せよ!
原発再稼働と輸出を推進する安倍政権を打倒しよう!
地元自治体の再稼働同意を阻止しよう!

2014年9月11日        汚染水問題を憂うる京都府民の会
連絡先:木原壯林 〒607-8,466 京都市山科区上花山桜谷40-5

.. 2014年09月22日 12:43   No.795007
++ 温品惇一 (幼稚園生)…1回       
甲状腺がん「過剰診断」キャンペーンをやめ、健康診断を拡大せよ!
 |  福島原発事故で膨大な量の放射能がまき散らされたが
 |  その影響で健康を害していないか調べるのは当然
 |  政府・東電の責任逃れは許されない
 └──── (放射線被ばくを学習する会・共同代表)

○ 子どもの甲状腺がんは非常にまれで、15〜19歳でも10万人当たり0.5人です。ところが福島では6月30日現在、104人が甲状腺がん・疑いと診断されています。10万人当たり35人です。会津地方は10万人当たり20人台なのに、郡山市周辺やいわき市では40人台、二本松市周辺では実に60人台です。放射線被ばくとの関係が考えられます。
 放射性物質の飛散に県境はありません。大気中の浮遊性微粒子の放射能を測定した最近の研究で、福島原発事故初期のプルームにより、これまで言われていたより大量の放射能が県外にも拡散していたこと、シミュレーションにはこれが反映されていないことが分かりました。福島県外の健診も必要です。
○ 甲状腺がん多発に驚いた当局は「検診には不利益もある」「甲状腺がん検診は過剰診断だ」などと言い、何とか甲状腺がん検診をやめようとしています。これは進行の遅い大人の甲状腺がんと、進行の早い子どもの甲状腺がんを一緒くたにした暴論です。
 大人の場合、進行の遅い直径10ミリ未満の甲状腺がんは経過観察でもよいとされまていますが、福島の子どもたちの甲状腺がんは平均14ミリ。微小がんではありません。
 福島県立医大で手術した54例のうち45例(83%)は腫瘍の大きさが10ミリ超、あるいはリンパ節や他の臓器への転移があり、診断基準から見て手術するレベルで、7例は腫瘍が気管に近いなど手術が妥当だったと発表されています。
 福島原発事故によって膨大な量の放射能がまき散らされました。その影響を受けて健康を害していないか、調べるのは当然のことです。政府・東電の責任逃れを許してはなりません。
 詳細は こちら をご覧ください。

.. 2014年10月03日 09:38   No.795008
++ 倉田 謙 (幼稚園生)…1回       
市立小中20校保管の放射汚染除去物を学校敷地内に埋めるな!
| 放射能汚染除去物は東電に引き渡すべき
 └──── (横浜市港北区の損保代理店の爺です)

○横浜市教育委員会は放射性汚染除去物を『それぞれの学校敷地内に埋めるとの方針を明らかにした』と本日の新聞で報じられました。小中学校に埋めることは駄目で,放射能汚染除去物は東電に引き渡すべきと存じます
○また19兆円から25兆円の国費を投入して、福島では未だ放射性物質はジャジャ漏れ、『放射能はコントロール出来ている』と国民や世界の人々に嘘を吐(つ)くのは駄目です。
 原発は地震国に於ける最大のリスクです、もはや『国策では無い』原発を再稼働するのは人格権を損なうとの判例も出ました。将来世代を担う子供達に『大人は何をしていた』と問われることの無いように、また『無知・無関心な国民では無い』と抗議行動をしましょう。
○(東京新聞10月2日より抜粋)
 福島第一原発事故後、横浜市立小中学校20校が保管している放射能汚染を伴う除去物について、市教育委員会は1日の市議会決算特別委員会で、それぞれの学校敷地内の地中に埋める方針を明らかにした。除去物の放射線量が下がった一部の学校は、すでに埋めたという。
 市は、対象物から1センチの距離で毎時0.59マイクロシーベルトの空間線量が測定された場合を、除染などを行う基準(目安)にしている。 (中略)
 質疑で井上さくら氏(無所属)が「空間線量が低くても、放射性物質濃度が高い事例がある」などと指摘したが、岡田優子教育長は「空間線量で影響を把握している」として、除去物そのものは調べない考えを示した。 (後略)


.. 2014年10月14日 16:15   No.795009
++ 山崎久隆 (社長)…476回       
一人一人の被曝量を抑えながら有効な過酷事故対策をおこなうには
 │ 出来るだけ大勢の人員を投入するしかない  (その2)
 │  津波が来なくても海水ポンプは電動機とポンプそのものが
 │  火山灰で機能不全となる
 └──── (たんぽぽ舎)

○撤退は正しい

 命令違反であろうと何であろうと、あの時点でほとんどが第一原発を離れた
のは、吉田所長でなくても全く正しい判断だと思う。ただし、本来は交代の人
員が投入されるべきであるし、もっと機材や燃料や電源などを運び込んでいる
べきであった。しかしそんなものはどこからも来なかった。吉田調書の最も衝
撃的な部分「打つ手なし」「茫然自失」だったのである。
 このような原発事故の対策は一つしかない。それは「人海戦術」だ。一人一
人の被曝量をなるべく低く抑えながら有効な手を打つには、出来るだけ大勢の
人員を投入するしかない。東電の発電所ならば全従業員を交代で投入するしか
方法は無い。日本には原子力災害のための即応部隊など存在しないのだから。
 原子力災害への訓練も覚悟もない国だったことが、3基の炉心崩壊と1基の
破壊をもたらしたが、福島原発事故以後も何ら体制は変わっていない。
 そのような中では、犬死にさせないのならば撤退するほかはなかったのだ。
 問題は、そのような実態が何も変わっていないのに、まだ原発を動かそうと
する人間が存在することだ。もう一度言うが、犬死にさせたくなければメルト
ダウンをしようが爆発しようが、原発の過酷事故を前に撤退しか方法は無い。
 九州電力は、間違っても国や他電力の要員の応援など期待してはならない。
誰も来ないし助けてもくれない。主観的に助けに行きたいメンバーがどこかに
居ても、法律と組織がそれを許さない。だから死にたくなければ撤退するほか
はなくなる。それでも原発を動かすならば、それは単なる自殺行為である。

○火山灰は川内を福島にする

 巨大噴火、破局噴火、カルデラ噴火、川内を襲う火砕流、などなど。川内原
発が直面する危機は繰り返し警告されてきている。

.. 2014年10月27日 11:20   No.795010
++ 山崎久隆 (社長)…477回       
 しかしこれに対して田中規制委員長は「運用期間中には巨大噴火には遭遇し
ない」「モニタリングすれば事前に対策可能」との九州電力の主張をそのまま
受け入れて審査書を交付している。これは新たな安全神話の拡散だ。
 そのうえ川内原発を襲う危機はカルデラ噴火だけではない。
 桜島を始め、川内原発周辺には火山噴火により火山灰が降り注ぐ可能性のあ
る火山が目白押しだ。
 現在噴火中の桜島は勿論、霧島山系の新燃岳や口之永良部島は既にこれまで
に噴火した実績がある。特に桜島は過去三年にわたり毎年1000回も噴火をし続
けている。今年はこれまで500回あまりと、若干減っているが、これもマグマ
が溜まり大規模噴火が迫っているかもしれない。
 100年前の大正噴火の際と同程度の噴火が起きたと仮定し、噴煙が川内原発
に向かったと仮定すると、10センチから15センチほどの降灰になる可能性があ
る。
 これは原発を十分危機的状況にするレベルだ。
 火山灰は3センチ程度で車の通行が出来なくなり、事実上交通を遮断する。
原発への輸送はおろか住民避難も困難を極める。
 この状態で送電網は遮断され、外部電源喪失になる。非常用ディーゼル発電
機は火山灰が吸気口から吸い込まれ、フィルターもすり抜けて止まってしまう
だろう。言うまでもなく全電源喪失、ステーションブラックアウトである。
 これが川内を福島にしてしまう火山灰の脅威だ。津波が来なくても海水ポン
プは電動機とポンプそのものが火山灰で機能不全となる。
 その後何が起きるかは、福島第一原発事故の吉田調書が物語る事実が全てだ。

本質的に何も変わっていない発電所の安全管理では、事故の収束などおぼつか
ない。運が良ければ最悪を回避できる程度だ。
 その確率が最も高い原発を再稼働させる九州電力は、事故と共に破たんする
だろう。その責任は国と規制庁と地元自治体にある。   

.. 2014年10月27日 11:30   No.795011

■--高浜原発の審査、最終局面へ
++ 福井新聞 (小学校低学年)…5回          

 安全対策に大きな課題なしと規制庁

 原子力規制委員会は14日、関西電力が再稼働を目指している高浜原発3、4号機(福井県)の審査会合を開き、積み残しとなっていた課題を確認した。
終了後、事務局の原子力規制庁幹部は「大きな課題は残っていない」と述べ、“合格証”となる審査書の作成など、最終局面に入る見通しとなった。
 規制委が審査書の作成に入れば、九州電力川内1、2号機(鹿児島県)に続いて2例目となる。ただ再稼働には審査に合格した上で、地元同意などの手続きも必要でまだ時間がかかりそうだ。(中略)
 関電は昨年7月、大飯3、4号機(福井県)と高浜3、4号機の審査を申請。
大飯3、4号機は規制委の指摘を受けて想定する地震を厳しくしたため審査は長期化している。高浜3、4号機は地震と津波の想定について9月までに規制委の了承を得ていた。
 関電は今後、これまでの審査で指摘を受けた内容を反映させた補正書を提出する必要がある。規制委はこの内容を基に審査書を作成する。
   (10月15日より抜粋)
.. 2014年10月23日 11:17   No.815001

++ 東京新聞 (社長)…871回       
反原発 妨害に屈しない  原子力の日に対抗・・・伊方集会
別冊−南海日日新聞

 「原子力の日」(10月26日)に対抗する「伊方集会」が19日、愛媛県伊方町の四国電力伊方原発ゲート前で開かれた。1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故の翌年から続き、今回で28年目を迎えた。あらためて反原発運動を振り返ると,思い浮かぶのは、さまざまな嫌がらせである。
(10月21日より抜粋)

.. 2014年10月23日 12:06   No.815002
++ 西日本電子版 (幼稚園生)…1回       
「「同意」加速、焦る30キロ圏 川内原発周辺市町議会」
       こちら
「・・・・・・・「知事は思い上がっていないか」。初老の男性が言い放つ。別の男性が「なぜ5キロしか離れていないのに地元じゃないのか」と訴えると、「そうだ」と拍手が起こった。20日夜の説明会。最後の舞台となったのは、再稼働反対の住民感情が30キロ圏で最も強いとされるいちき串木野市だった。・・・・・・・・
 鹿児島県の伊藤祐一郎知事が川内原発再稼働を認める条件としていた住民説明会が20日、予定の5回を終了した。印象に残った言葉がある。「リスクはゼロではない」。原子力規制庁の担当者が連発した。
 確かにこの社会に完璧な安全などあり得ない。ではどこまで対策が講じられれば、再稼働を認めるのか。避難対象の原発30キロ圏の住民は揺れている。しかし、今回の説明会でも住民の不安は解消されなかった。
 説明会は5回とも、質疑応答で紛糾した。多かった質問は「福島事故の原因が解明されないのに再稼働しても大丈夫か」「事故が起きたら誰が責任を取るのか」など。規制庁の答えは技術論や法律論に終始し、かみ合わないやりとりが目立った。全会場で質疑は約1時間で打ち切られた。・・・・・・」
    (10月21日 より)


.. 2014年10月23日 12:12   No.815003
++ 東京新聞 (社長)…872回       
大間原発反対デモ

 青森県の下北半島に建設中の使用済核燃料の再処理工場(六ヶ所村)や電源開発(Jパワー)大間原発(大間町)などに反対する市民グループが18日、青森市内で集会を開き、約70人が「事業を白紙に戻すべきだ」と建設中止を求めた。
 東京電力福島第一原発事故による全町避難が続く福島県浪江町内で、現在も牛330頭を飼育する畜産農家吉沢正巳さん(60)は「住民は離れ離れになり、生活は一変した。原子力施設の危険性をしっかり考えてほしい」と呼びかけた。
 再処理を柱とする核燃料サイクルに反対する団体の顧問平野良一さん(85)は各地の原発再稼働に向けた動きに触れ、避難計画の実効性に焦点が当たる半面、安全性の議論が依然として不十分だと批判した。
 参加者は集会後に「核燃、原発はいらない」と声を上げ、市中心部をデモ行進した。
                  (10月19日より)、


.. 2014年10月23日 13:01   No.815004
++ 東京新聞 (社長)…873回       
福島に原子力推進の新拠点? 「環境回復」名目のセンター建設

「福島県環境創造センター」と名付けられた施設の建設が進められている。県立だが、原発推進派と目される人物らが計画に関わっており、原子力のPR館を連想させる。高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)のトラブル隠しを繰り返す日本原子力研究開発機構(JAEA)、チェルノブイリで健康影響を過小評価した国際原子力機関(IAEA)も拠点を置く予定だという。いったい何が狙いなのか。
(10月19日こちら特報部前文)

.. 2014年10月23日 13:11   No.815005
++ 東京新聞 (社長)…874回       
手続き進む川内原発再稼働 避難計画不安根強く
  法的裏付けなく 規制委審査の対象外

 九州電力川内原発1.2号機(鹿児島県薩摩川内市)をめぐり、同市議会は28日に開かれる本会議で再稼働を容認する見通しになった。地元同意に向けた手続きが着々と進む一方、住民の中には県や市が大事故に備えて策定した避難計画への不安が依然くすぶっている。(中略)
 再稼働の前提として規制委が新規制基準の下で行った適合審査で、川内1.2号機は基準を満たすと判断された。ただ、審査したのは地震や津波、事故の対策などで、避難計画は初めから対象外。質問に立った男性が「避難計画は地元の大きな関心。質問の機会を設けてほしい」と求めると、大きな拍手が起こった。
(中略)

移動手段
 しかし、地元には計画が想定通りに運用されるのか不安が根強いままだ。
例えば、原発の半径5キロ圏内で唯一、入院病棟がある私立病院。患者は鹿児島市内の4病院で受け入れる計画だが、移動手段の大型バスを確保できていない。県外のバス会社に要請したが、「運転手の安全が保障されなければ出せない」と断られたという。(中略)

蚊帳の外
 地元の不安が解消されないことについて、九州大の吉岡斉教授(原子力政策)は「避難計画の妥当性を判断する法的な裏付けが何もない。規制委が何らかの審査をすべきだ。」と話す。
 米国では1979年のスリーマイル島原発事故後、規制委のモデルとなった米原子力規制委員会(NRC)が避難計画を厳しく審査。基準をクリア―できなければ運転を認めず、廃炉に追い込まれた原発もある。(後略)
    (10月22日「核心」より抜粋)


.. 2014年10月23日 14:20   No.815006
++ 朝日新聞 (社長)…383回       
◆「脱原発」前面に出ず 身近な「復興」に重点 福島知事選
川内原発地元訪問 宮沢経産相「早く」 再稼働の必要性説明へ
                    (2つとも10月22日より見出し)

.. 2014年10月23日 15:02   No.815007
++ 東京新聞 (社長)…875回       
小泉氏「原発ゼロで発展を」 再生エネシンポで

 再生可能エネルギー事業への金融面での支援に取り組む城南信用金庫などが主催する「地域再生円エネルギーシンポジュウム」が22日、東京都品川区の城南信用金庫本店で開かれた。同信金のシンクタンク「城南総合研究所」の名誉所長を務める小泉純一郎元首相があいさつし、「原発ゼロで、再生可能エネルギーで日本経済は発展する、そういう方向に持って行かなければならない」と呼びかけた。
 小泉氏は、九州電力川内原発の再稼働を「原子力規制委員会の田中(俊一)委員長が「新しい基準に合格したが安全とは申し上げられない」と言っているにもかかわらず、政府は安全だから再稼働させようとしている」と批判。政府が世界一厳しいとする新基準についても「米国、英国、フランスなどと比べてどこが厳しいのか全然示していない」と指摘した。
 また再エネを支援する弁護士でつくる「えねべん」の島昭宏代表理事は電力会社が再エネの買い取り手続きを相次いで中断した問題について「電力会社の『お願い』にすぎず、法的根拠はない」などと語った。                  (10月23日より)

.. 2014年10月27日 09:00   No.815008
++ 東京新聞 (社長)…876回       
川内原発説明会 半数が「不十分」 参加者調査 

 鹿児島県は22日、国の新規制基準に適合した九州電力川内原発(同県薩摩川内市)に関して開いた住民説明会で、参加者を対象に実施したアンケート結果を発表した。適合と判断した原子力委員会の審査結果の理解度を調べるもので、説明会の感想について半数近くが「良くなかった」と回答した。
 説明会は薩摩川内市など原発周辺五市町で実施したが、再稼働に懸念を示す声が相次いだ。県は事故時の避難計画など審査内容以外への対応が不十分だったとし、追加の説明会を29日に日置市で開催することなどを決めた。(後略)
      (10月23日より抜粋)

.. 2014年10月27日 09:07   No.815009
++ 朝日新聞 (社長)…384回       
廃炉促進へ交付金代替策 政府方針地元財政を支援
      (10月23日見だし)


.. 2014年10月27日 11:00   No.815010

■--9/27-28川内原発再稼働阻止現地行動の録画紹介
++ 寺崎明子 (幼稚園生)…2回          

(経産省前第二テントメンバー)

 9月27〜28日の川内原発再稼働阻止現地行動についてはすでに参加者の報告が掲載されましたが、詳細な録画をアップしましたので、行くことの出来なかった方もぜひ、ご覧ください。

原発いらない女たちのテントひろば〜福島とともに
10月9日付け9/27〜28・録画:川内原発再稼働阻止現地行動の報告
.. 2014年10月20日 11:21   No.814001

++ 沼倉 潤 (小学校低学年)…5回       
川内原発再稼働「同意拒否」の声を全国から
 |  薩摩川内市議会、再稼働同意への策動を全国各地の行動ではね返そう
 |  10月26日(日/反原子力の日)は全国一斉統一行動日
 └──── (たんぽぽ舎)

○川内原発再稼働に抗する闘いが、一気に「決戦局面」に入ろうとしています。
 10月9日の薩摩川内市住民説明会は、住民の反対意見や疑問に何ら答えずに、
最後に指名された原発推進期成会会長の再稼働賛成発言を持って打ち切られました。以降、周辺自治体での説明会が開催され、残すは20日に予定されている、いちき串木野市の説明会開催となっています。
○これらを受けて、薩摩川内市は、特別委員会を招集し、14件の陳情の審議、採択を行うことになります。「再稼働賛成」陳情が採択された場合は、市長が「地元同意」を臨時市議会の場で承認させる流れが加速されます。
○同様に鹿児島県議会においても、当初の予定を早め、11月上旬には臨時県議会を開催し、地元同意を表明する知事の見解が打ち出される可能性があります。
○地元住民団体は17日の市長への申し入れ行動、宣伝活動を行いながら、20日には市議会に結集し、抗議行動を実施する闘いに立ち上がっています。
 全国の皆さん、地元の闘いに呼応する「再稼働同意拒否」の声を上げ、現地に届けてください。

◎「ストップ再稼働3.11鹿児島実行委」並びに地元住民団体の行動
  10月20日(月)9時 市議会結集 抗議行動
  10月26日(日)久三崎海岸(原発近く)での風船上げ行動・集会の後、デモ
  10月28日(火)臨時市議会への行動
◎「再稼働阻止全国ネットワーク」は同意拒否の声を、鹿児島に届ける行動を呼びかけています。
 首都圏での行動 10月26日(日)14時〜16時
 「九電東京支社抗議行動(全国一斉統一行動第一波)」
  JR有楽町駅「日比谷口」目の前・有楽町電気ビル前

.. 2014年10月20日 11:51   No.814002
++ 清水 寛 (小学校低学年)…6回       
鹿児島県川内市長、川内市会議員にハガキか手紙で再稼働ストップの
 |  必要性・思いを伝えよう
 |  放射能から命と国土を守り平和憲法を守り活かす情報発信NO.29(10/17)
 └──── (たんぽぽ舎会員)

 「川内市長、市会議員の皆さん!川内市民、鹿児島県民、日本のために原発再稼働を阻止し、廃炉にしましょう」

○福島の被害者は救済されてない
 ・13万人が戻れないでいる。
 ・放射能で汚染されており、安心して居住できない。
 ・小児甲状腺ガン(疑いを含む)が103名(裁判提訴)に増加。
 ・安心して出産できない。
○福島第一原発事故の原因不明
 ・「国会事故調報告書から、地震により原子炉の冷却水が漏れた可能性が
  否定されていない」にもかかわらず、冷却水漏れ防止策は新規制基準に
  盛り込まれてなく安全でない。
○福島事故は収束していない
 ・放射性汚染水は増え続け、海洋に流し、ブロックできてない。
 ・汚染土、がれきなど放射性廃棄物は山積のままである。
 ・被害者が避難状態である。
 ・溶融した核ウラン棒の状況が不明など、安全ではない。
○火山噴火の予知不可能
 ・原子力規制委員会は「再稼働合格」に九電の「火山噴火の予知可能」を
  前提にしている。
 ・御嶽山噴火(9月27日)及び鹿児島県内、口永良部島の新岳噴火(8月3日)を
  予知できなかった。
 ・原子力規制委員長の田中俊一は「マグマ噴火なら予知できる」というが、
  火山学者たちは否定。(週刊朝日10月17日号)
 ・安倍晋三は「(規制委員会は)御嶽山よりもはるかに大きい規模の噴火を
  前提に厳格な審査を行っており、安全性は確保される」と答弁。
   (10月2日参院本会議、朝日10月5日)
 ・火山学者は「日本列島は地震の活動期。いつ地震が起きても噴火しても
  不思議でない」と言う。
○火山噴火が予知できない中で、自治体に避難計画を押し付け
 ・新規制基準は避難計画を審査の対象からはずし、無責任なもの。
 ・火山噴火の予知ができない中では、原発事故時の安全な避難計画は、
  国でも作れないのでは!
 ・原子力規制庁は「新規性基準を満たした原発でも事故は起こります。
  この基準は最低のもので、後は事業者の責任」と安全性否定の答弁
   (1月20日院内集会)
○安倍晋三は事故時の責任は取れない、県民、国民が負担する
 ・福島原発事故の責任を取るとは、福島避難民を救済し、2度と事故が
  起きないよう、すべての原発を廃炉にすること。 

「川内市長、川内市会議員に、ハガキか手紙で再稼働ストップの必要性、思いを伝えよう。小渕経済産業大臣、原子力規制委員会、田中俊一規制委員長、国会議員に再稼働ストップのハガキを出そう。」
 川内市会議員の宛先はインターネットで検索可能です。


.. 2014年10月20日 12:04   No.814003
++ 山崎久隆 (社長)…471回       
戦後長く続いた「平穏」な時代は終わりを告げ
 |  「大地動乱の時代」に突入した
 |  自然災害多発に備えよ 原発再稼働どころではない(その1)
 └──── (たんぽぽ舎)

○戦後長く続いた「平穏」な時代は終わりを告げ、大地動乱の時代(*)に突入した。
 その端緒とも言える東日本大震災で、福島第一原発が3基炉心崩壊を起こす過酷事故を起こした。しかし原発に危機をもたらす自然災害は地震や津波だけではない。火山の噴火も、台風も竜巻も高潮も、炉心に水が送れなくなり電力を喪失すれば過酷事故を引き起こす。
 川内原発の再稼働が日程に上り、九州電力から9月末にも設置工事認可申請などの必要書類が規制庁に提出され、28日には再稼働反対の全国集会が鹿児島市で行われる直前、岐阜県と長野県の県境にある火山としては日本第二の御嶽山が噴火した。「自然からの警告」だと強く感じる噴火だ。
 1979年以来34年ぶりの大きな噴火で、(ただしこれまで2度規模の小さい水蒸気爆発を起こしている)最初の噴火で初めて気象庁により「活火山」と認識された火山だ。
 気象庁が公表している観測情報では、9月中旬に火山性地震が増加する様子は見て取れるが、噴火の警告は出されていなかった。「気象庁によると、御岳山は九月中旬に火山性地震が増加していたが、他の観測データに変化はなく、噴火警戒レベルは1(平常)を維持。噴火後にレベルを五段階のうち3(入山規制)に引き上げたが、同庁は「噴火の予測は難しかったとしている。」(中日新聞9月27日)
 3000メートルを超える山だが裾野の広がりが大きく、比較的傾斜が緩やかなので7合目付近まで車で上がれる。御嶽信仰もあり、観光登山としても人気が高く、この日も天候にも恵まれ推定300人あまりの人々が登山を楽しんでいた。


.. 2014年10月23日 09:38   No.814004
++ 山崎久隆 (社長)…472回       
○火山噴火は予知できない

 気象庁の業務は、法令に基づき火山噴火予知も含まれる。(気象業法第十三条)予知を怠れば「法令に違反した」ことになる。特に罰則はないが、任務を怠ったことには変わりはない。
 2013年11月20日の西之島新島(東京都)は遙か遠くの海底火山だったから予知出来なかったのだろうか、2011年1月26日の霧島山系新燃岳(宮崎県)は監視を十分していなかったから出来なかったのだろうか、2014年8月3日の鹿児島県口之永良部島新岳噴火はどうして予知できなかったのだろうか。
主観的には努力を続けていたとしても、結果が伴わなければ批判されて当然だ。
 では火山の噴火予知が出来た例は、そもそもあるのだろうか。
 北海道の有珠山噴火(2000年)は予知が成功した例としてしばしば語られるが、藤井敏嗣火山噴火予知連会長によれば「ただし、この時の噴火予知は、あくまでも噴火前には地震活動が増えるという経験に基づいて判断したもので、地下のマグマの動きを捉えての噴火予知ではありませんでした。」としており、かなり例外的な成功例とする。そのうえで「これまでわが国で確実に前兆を捉えた例は、「数日前から数時間前」がほとんどで、何週間も前から噴火を予知した例はありません。」と言い切る。
 気象庁がマグマの動きを捉えて警報を出したのは2009年2月2日の浅間山噴火だが、それは噴火13時間前だった。
 しかし直前予知に成功すれば、御嶽山のように沢山の登山者が無警告に噴火口に「居る」事態を回避することは可能かもしれない。噴火1時間前に退避勧告を出せていれば、今回の噴火でも犠牲社は出なかったとみられる。1時間あれば火口付近から1〜2キロは下れるからだ。しかし深夜だったらとか、冬だったら、雨だったらと、無限に問題は出てくるが。
 噴火予知を数時間以内に確実に、という一点に絞れば、ある程度の成果は出るかも知れない。しかし藤井会長が念頭に置くのは年単位。それも100年近く前から噴火を予知することなど、到底不可能ということだ。なぜそんなに無理な想定になるのか。それは川内原発を巡って九州電力が、100年から数十年前に火山噴火の予兆を捉えて、原子炉を止め、使用済燃料を移送するなどと言い出したからである。いったい誰がそんな荒唐無稽な予知が出来るというのか。

.. 2014年10月23日 09:43   No.814005
++ はだしの源八おじさん (幼稚園生)…4回       
国土交通省がリニア中央新幹線計画を認可
 |  10/23(木)「スペースたんぽぽ」でリニアについて語ろう!
 
  10月17日、国土交通省は、JR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。これでリニア中央新幹線の着工が事実上決定しました。
 この10月17日は、国交省、環境省を交え、リニア問題について議論する院内集会の日でもあったのですが、その当日に認可というのは、単なる偶然でしょうか。それとも悪意でもあるのでしょうか。もしくは、小渕大臣へのバッシングの影で、こっそりと認可してしまえという思惑なのでしょうか。
 いずれにしても、リニアに反対する意見との話し合いは全く不十分なまま、一方的に認可したことになります。数々の問題点を、もっと考慮して欲しい、と望んだ市民の意見が全く無視された結果となりました。
 私も10月17日の院内集会に参加しましたが、国交省は認可の正当性を述べるだけで、話し合いをする余地は全くありませんでした。というよりも、話し合いを拒否をしているように感じました。ずさん、詭弁(きべん)に満ちたJR東海の計画が、なぜ認可されてしまったのか?その根拠は、違法性がない、という点に集約されると思います。
 つまり、違法性がなければ、なにをやってもいい、という思想です。実際には、法に抵触する要素は多数あり、あげればキリがないのですが、それらの追求は、今後の運動に繋げたいと思っております。
 いずれにしても、問題は山積しています。10月23日、スペースたんぽぽで、リニア中央新幹線の問題提起をしたいと思っています。
 アニメーション映画の上映に加え、アニメに盛り込めなかった情報なども盛り込み、多角的な視点で、この問題を考えたいと思います。
 リニアについて、あまり詳しくない、という方にも、わかりやすい内容にしたいと思いますので、是非、ご参加ください。

      リニア中央新幹線がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
          『リニア反対アニメ』上映とお話

   日 時:10月23日(木)19時から21時
   講 師:はだしの源八おじさん
   会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
   参加費:800円(学生400円)

.. 2014年10月23日 10:10   No.814006
++ 山崎久隆 (社長)…473回       
戦後長く続いた「平穏」な時代は終わりを告げ「大地動乱の時代」に突入した
 |  自然災害多発に備えよ 原発再稼働どころではない (その2)
 └──── (たんぽぽ舎)

○できないことを「できるかのように言う」
 『現在、気象庁により110の活火山が指定され、このうち47の火山について観測体制が設けられている。また、火山噴火予知連絡会が設置されており、全国の火山活動について総合的に検討を行う他、火山噴火などの異常時には、臨時に幹事会や連絡会を開催し、火山活動について検討し、必要な場合は統一見解を発表するなどして防災対応に資する活動を行っている。』
 規制庁の策定した「火山影響評価ガイド」に記載された「火山活動モニタリング」について書かれた一文だ。その防災体制下において御嶽山の噴火が起きた。
 気象庁も出来ない火山モニタリングを事業者が行い、そのうえ火山予知までするとなれば、いかなる科学的根拠があるのかと問われる。
 パブリックコメントでもこの点に多くの質問が出されていた。その答えは想定外のものだった。
『モニタリングは、噴火可能性が十分小さいことを継続的に確認することを目的としており、噴火の時期や規模等を予知・予測することを目的としていません。
なお、モニタリングによって、GPSによる基線長や地震観測結果等に変化が生じた場合は、原子炉の停止措置等の措置を講じるかどうか判断する方針であることを確認しています。』
 モニタリングはするが予知はしないという。しかし現在気象庁が行っているデータの収集や観測、当然予知を目的に行っている業務と、九電のやろうとしていることはほとんど同じだ。GPSの基線長観測は山体の膨張を見るためだし、地震観測も火山活動の活性化を調べる。同じことをしながら予知ではない。とは詭弁である。法律に、気象庁以外は噴火予知をしてはならないとの規定があるから法令に抵触しないようにすることと、予知は出来ないという批判をかわすための言い訳にすぎない。ではいかなる場合に原子炉を止める措置を取るのか、まずそれを明らかにすべきである。

.. 2014年10月23日 11:25   No.814007
++ 山崎久隆 (社長)…474回       
○大地動乱の時代
 「大地動乱の時代」とは石橋克彦神戸大学名誉教授が阪神淡路大震災直前の1994年8月に岩波から出した新書の題名だ。高度経済成長期に大地震がほとんど無く、原発を含む様々なインフラが地震や津波、あるいは火山災害を想定しないままに拡大し続ける日本の現状に、過去の歴史的事実を元にして警告した書だった。
 今、東北地方大震災後の日本は、9世紀の貞観地震(869年)前後とよく似た「大地動乱の時代」を迎えたと考えるべきだ。
 貞観地震と言えば東北地方に巨大津波災害をもたらしたことは、今では沢山の人が知る史実だが、同時に日本中のプレート境界、断層運動が活性化し、さらに各地の火山も大噴火を連発させた。
 富士山の貞観噴火(864年)では現在の青木ヶ原樹海を作った溶岩流を噴出させる大噴火が、伊豆諸島では神津島(838年)、新島(886年)が噴火、東北地方も鳥海山が871年に、南九州に目を転じれば、開聞岳(874年・885年)桜島(麑嶋・764年*)などの噴火があった。
*『続日本紀』の災害被害に関する記事。桜島の噴火によるもので民家62区と80余人に被害がでたことを示す。(時空間情報科学を利用した古代災害史の研究 2010年3月岡山大学大学院社会文化科学研究科)
○原発再稼働どころではない
 日本各地で今後、自然現象である火山や地震などの災害が多発することは避けられない。しかしそれを「人災」である原発災害にしてしまうかどうかを選択するのは私たち人間の側だ。
 火山が噴火しているさなかに、さらに原発が大事故を起こしているならば、際限の無い放射能災害を複合させる大惨事になる。
 原発再稼働で災害を拡大させないためには、唯一、止めておく他はない。予知だとかシビアアクシデント対策で回避できるなどと、荒唐無稽な楽観主義と新たな安全神話を認めるのか否か、問われているのは、その点に他ならない。

.. 2014年10月23日 11:47   No.814008
++ 青山晴江 (小学校中学年)…13回       
不可能なことを前提にしての再稼働反対!
 |   10・17金曜行動レポート
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 この日は他に反戦集会などがあったせいか、官邸前に集う人々はいつもよりも少なめでした。希望のエリアへ向かう途中、清志郎通りと呼ばれる国会正門前に行く道の手前で、ドンドンクンタックン♪、とリズミカルな太鼓の音が聞こえて来ます。チャンゴという朝鮮太鼓で、ときおりそこに、カンカン♪とケンガリという鐘の音が入り、リズムの音頭をとります。身体のなかに入り込む、パシッと乾いたチャンゴの音は、権力に屈せずに声をあげようとする気持ちを高め、勇気づけてくれます。デモ行進のときにも元気が出ます。通りがかりに音が聞こえたら、声をかけてみてください。少し練習させてもらえるときもあるようです。
 正門前や希望のエリアでは、この晩もいろいろな熱いスピーチがあり、福島みずほさんが「核燃料を移動するには3年間冷やしてからと言われるが、では、鹿児島では火山噴火を3年前に予知して、準備ができるのか。不可能なことを前提にしての再稼働反対!」と話され、斉藤美智子さんが「今起きていること、残念ながらこれが日本の現実です。私たちは一歩も引かずに政府と闘っていきましょう!」とご自身の戦時体験の話も交え、毅然とした姿でスピーチをされた。聞いていると胸が熱くなる、そのせいか、いつもよりさらに、たんぽぽの金曜ビラの受け取りが好調でした。

.. 2014年10月23日 11:56   No.814009
++ 木村雅英 (高校生)…60回       
国会エネルギー調査会(準備会)傍聴報告
 |  まだまだ規制委の審査は終わっていない
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その24
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 10月16日(木)夕刻に第43回国会エネルギー調査会(準備会)「原発再稼働の法的側面〜無責任構造を問う〜」を傍聴した。
 原子力市民委員会から「声明1:原子力規制委員会の存在意義が問われている」、「声明2:原子力規制委員会が審査書を決定しても原発の安全性は保証されない」、「川内原発をめぐる手続き的側面〜火山・避難・住民説明〜」の資料のプレゼンとそれに続く規制庁と資源エネルギー庁との質疑から、特に次のことが明らかになった。
「工事計画認可、保安規定変更の審査はまだこれから」
 21日の規制委審査会合で九電が呼ばれて、1号機について出した工事認可申請と保安規定のヒアリングがなされる。すなわち、審査はこれから始まる。
 特に、基準地震動620ガルに対する耐震対策が充分かどうかが問題。後藤政志さんの、当初開発時の基準地震動から620ガルと約2倍に上げるという技術的に無謀なことをやって設計上大丈夫だと言えるはずがない、という指摘が説得的であった。
 一方、満田夏花さんの火山・避難・住民説明についての指摘には、規制庁の応答はいつもの全く納得できないものであった。それでも、興味深い回答がひとつあった。規制庁が工事計画認可・保安規定変更認可の審査がこれからであることを説明しながら、質問に答えて「パブコメをやるかどうかは決まっていない」と答えた。規制委がやるパブコメ意見をほとんど無視した実績から、パブコメに何も期待することはできないが、パブコメをやるほどこれからの工事認可・保安規定の審査も重要なものであることを規制庁が認めたのだ。
 経産相が入れ替わる中、20日に薩摩川内市議会が原特委(川内原子力発電所対策調査特別委員会)を開催して再稼働推進陳情を採択(反対陳情を不採択)し28日の議会決定に突き進み、鹿児島県も前倒しで、「地元理解」を既成事実化しようとしているが、まだまだ工事計画認可・保安規定変更認可の規制委の審査を監視し、反対の声をあげ、大きくしていくことも重要である。

.. 2014年10月23日 13:42   No.814010

■--再生エネ買い取り破綻
++ 東京新聞 (社長)…864回          

「制度設計に失敗」
  経産省 有識者委から批判

 経済産業省と有識者委員会は15日、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の抜本見直しを本格的に議論し始めた。経産省は同日、有識者による新エネルギー小委員会(経産相の諮問機関)に大規模太陽光発電所(メガソーラー)の認定を凍結するなどの素案を提示、再生エネの拡大策の柱となってきた買い取り制度は開始からわずか2年で破綻が明らかになった。制度設計など準備不足が露呈した格好で、委員たちからは「制度に問題があったことは認めなければならない」との指摘が相次いだ。(後略) (10月16日1面より抜粋)

.. 2014年10月20日 10:03   No.813001

++ 東京新聞 (社長)…865回       
南相馬 避難勧奨解除 SPEEDI使わず 除染目標の実質緩和
  「汚染の影響小さく演出」 再稼働へ地ならしか

 政府は今月中にも、福島原発事故に伴う福島県南相馬市の特定避難勧奨地点の指定を解除する。住民たちからは強い反対の声が出ているが、こうした汚染の痕跡を消そうとする試みは政府の常とう手段だ。原発の再稼働に向け、「事故が起きても、それほど問題は大きくない」と演出する意図が透けて見える。
 (後略) (10月16日「こちら特報部」より抜粋)


.. 2014年10月20日 10:22   No.813002
++ 東京新聞 (社長)…866回       
中部電と提携 東電救済色濃く 信用力背景に資金調達
    (10月8日より見出し)


.. 2014年10月20日 10:32   No.813003
++ 東京新聞 (社長)…867回       
再生エネ受け入れ量試算へ 原発再稼働を盛り込む恐れ
  想定は電力会社任せ

  大手電力会社が再生可能エネルギーの受け入れ手続きを相次いで中断した問題で、経済産業省は16日、各社の受け入れ可能量を検証する専門部会の初会合を開いた。次回以降に計算方式を決めて各社に可能量を試算させ、年内に妥当かどうか検証する。しかし、原子力発電など再生エネ以外の発電をどの程度見込むかは電力会社の判断に委ねられ、「原発が稼働するので再生エネは受け入れられない」といった電力会社側に都合のいい試算が示される可能性がある。(後略)
     (10月17日1面より抜粋)


.. 2014年10月20日 11:31   No.813004
++ 朝日新聞 (社長)…381回       
高濃度汚染水 険しい浄化 トラブル続き 追加策次々
  流入絶つ凍土壁 難航 目標は「年度内完了」
              (10月17日3面より見出し)


.. 2014年10月20日 11:37   No.813005
++ 東京新聞 (社長)…868回       
軽率な謝罪  鎌田慧(ルポライター)

  報道、言論機関の社長が、深々と頭を下げている写真が「本社、記事取り消し謝罪」の大見出しとともに1面に掲載されていた。9月12日の「朝日新聞」、新聞史上の大珍事だった。
 東京電力福島原発の吉田所長に対する「政府事故調」の調書が朝日新聞でスッパ抜かれてから、産経新聞などからの朝日攻撃がはじまった。朝日社長の謝罪には「従軍慰安婦」よりは「吉田調書暴露」に、はるかに大きな比重がかかっていた。
  なににおびえているのだろうか、というのがわたしの疑問で、80年前、桐生悠々を信濃毎日新聞から追い出した軍部の不買運動を例に引いて、「盥(たらい)の水と一緒に赤子(報道の自由と民主主義)を流すな」とこの欄(9月9日)に書いた。
 右派ジャーナリズムのあおりに便乗して、石原慎太郎さんは朝日を廃刊にせよ、不買運動を、とアジっている(「週刊新潮」10月9日号)。邪魔な新聞はつぶせ、という政治家の暴論だ。
  福島原発事故のとき、現場はだれもコントロールできないほど混乱していた。それは誤報ではなく、東電社員の名誉を傷つけるものでもない。原発事故の宿命なのだ。
 東電と官邸にいち早く恭順の意を示し、準備された続報を握りつぶし、社内を萎縮させた社長ら幹部の責任は大きい。権力と闘う記者を励ますことが、社長の責任のはずだ。
    (10月7日「本音のコラム」より)

.. 2014年10月20日 11:43   No.813006
++ 南日本放送 (幼稚園生)…1回       
◆「住民説明会は「やらせ」の疑い 反原発団体が審議停止申し入れ」
                         [10/17 19:45]
             こちら
  原発再稼働に反対する市民団体は17日、住民説明会には「やらせ」の疑惑があるとして、県などに再稼働の審議を停止するよう申し入れを行いました。
 申し入れによりますと薩摩川内市で開かれた説明会は中間発表で400人だった申し込みが数日後の締め切りで1300人に急増したことや会場付近では動員者を輸送したと思われる大型バスが目撃されていたことなどを指摘し、説明会には「やらせ」の疑いがあるとして、県と薩摩川内市、及び双方の議会に対して、事実の解明を優先して再稼働の審議を停止するよう求めています。
 これに対し、説明会を主催した薩摩川内市では「申し込みが増えたのはマスコミの報道によるもので、動員はしておらず、バスも準備していない。」と否定しています。
 また、市民団体は伊藤知事が17日の定例会見で「住民の理解が進んだ」と発言したことについて、次のように批判しました。「知事の頭の中では、実際に会場に入った人が理解できたかどうかよりも、理解ができたことにしようと、あるいは、事前に理解ができていたことにすると頭を固めていて、そういう発言をしたと思う。そうとしか考えられない。

.. 2014年10月20日 12:14   No.813007
++ 時事通信 (小学校低学年)…6回       
◆「説明会「住民理解進んだ」=川内原発で鹿児島知事」
                  (2014/10/17-12:35)
                  こちら
 原子力規制委員会による九州電力川内原発(鹿児島県)の審査書決定を受けて県などが実施している住民説明会について、伊藤祐一郎知事は17日の定例会見で、「一般的な課題については、ある程度の理解が進んだと考えていいのではないか」と述べた。
 知事はこれまで、再稼働するかどうかの判断に関して、「説明会の雰囲気も参考にする」と話していた。」

.. 2014年10月20日 12:23   No.813008
++ 東京新聞 (社長)…869回       
原発事故時の備え 甘過ぎ ヨウ素剤配布 対象者の48%

 四国電力伊方原発の放射能漏洩事故時に甲状腺被ばくを抑制する安定ヨウ素剤の2回目の事前配布が5日に愛媛県伊方町であった。
 9月28日の1回目と合わせて計2653人が受け取ったが、これは対象者の48.3%にすぎない。町民はヨウ素剤の効果よりも事故そのものを強く恐れているようだ。
  (後略)(近藤誠・元南海日日新聞記者)   (10月8日「別冊 南海日日新聞」より)

.. 2014年10月23日 10:20   No.813009
++ 朝日新聞 (社長)…382回       
経産相「早く判断を」 40年超原発、延長か廃炉か    (10月18日より見出しのみ)


.. 2014年10月23日 10:31   No.813010
++ 東京新聞 (社長)…870回       
再生エネ 国の本気度 送電網整備 新技術導入 10年単位で取り組め
  対策後手 原発再稼働念頭?   (10月18日「こちら特報部より」見出しのみ)


.. 2014年10月23日 10:43   No.813011

■--槌田ゼミ 原発事故基礎講座(6)報告
++ 坂東喜久恵 (小学校中学年)…14回          

   「川内原発再稼働と加圧水型の過酷事故」 9月24日(水)
 │  【DBA(科学技術)を無視すれば、安全は確保できない】
 └────(たんぽぽ舎)

○まず、【規制委は川内原発について新基準合格と発表】に怒りのスタート
 「この決定は過去の原発過酷事故の教訓を無視している。規制(放棄)委員会だ。」から始まりました。
「スリーマイル(TMI)、チェルノブイリの教訓を入れていない。キセイしない委員会だから、民間の規制委を作るべきだ。」とまず打ち上げました。
○この日は【DBA(科学技術)を無視すれば、安全は確保できない】
 DBA(Design Basis Accidents 設計基準事故)とは、「事故を想定し、科学技術により設計する」思想である。この考え方は原子力が作った。
(例)ECCSと格納容器に頼って過酷事故を止める.等々
 しかし、この後あり得ないはずの事故が3回も起きた。(1)スリーマイル(2)チェルノブイリ(3)福島第一 ・・・ 原子炉DBAの失敗である。
☆事故を想定すれば設計をし直す。→規制委はこの原則を全く取り入れていない。

○3回のDBAの失敗・過酷事故の説明の後、対策を提示
【3つの苛酷事故は新しいDBA、だが】
 すでに述べたように、建築ではDBA(科学技術)は成功している。原子力においても3つの苛酷事故をDBAとして、設計変更する必要がある。ところが、原子力では、苛酷事故があってもDBA(科学技術)による設計変更がなされない。炉心崩壊についても、核爆発についても、格納容器ベントについても無視である。
 DBAによる対策として(1)誤表示する計器の改良(2) 水素爆発を防ぐ(3) 核爆発を防ぐ(4) 格納容器ベントはDBA思想の放棄(5)沸騰水型になった加圧水型原発の苛酷事故対策
 このDBA(科学技術)をキチンと追及していけば、どんどん次々対策を立てていかねばならず、(とにかく)金がかかる。原発は経済的に行き詰る。

☆質疑でも:問題点と対策を(きちんと)考えると、全て「金がかかる」方向に。
  経済的にも追い詰めよう。
☆原発で核兵器は?: ふたを開けておいて「ちょっと核分裂させて(不純物が増える前に)燃料棒を取り出
しプルトニウム239を取り出す」(黒鉛炉風)を繰り返せば可能でしょうが、発電はできませんね。

※次回のお知らせ  
 槌田ゼミ新シリーズ 福島原発事故基礎講座(7)
 テーマ:科学技術を無視した川内原発再稼働 (続き)
 日 時:10月29日(水)19:00−21:00 (開場18:30) 
 場 所:スペースたんぽぽ     参加費800円

.. 2014年10月14日 12:36   No.812001

++ 上岡直見 (小学校中学年)…12回       
.【伊方の避難は「ロボコップ」が活躍?】
 │   愛媛県の原子力防災訓練のいい加減さと欠落していることがたくさん。
 └──── [環境経済研究所(技術士事務所)]

 2014年10月21日に愛媛県は「平成26年度原子力防災訓練」を実施する[1]。
 改めて県の「愛媛県広域避難計画[2]」を検討して呆れたのを通り越して笑うしかない説明に気づいた。同計画の「愛媛県原子力防災広域避難対策(避難時間推計)検討調査結果概要」によるとシミュレーションにより渋滞が予想される交差点には「現場の状況を踏まえたインテリジェントな交通誘導が可能な警察官を配置」することによって、基本ケースに対してUPZ避難時間を1時間短縮できるという。
 愛媛県警にはSF映画の「ロボコップ」ではあるまいし、放射線下で高度な情報処理をしながら活動する「インテリジェントな警察官」がいるのだろうか。
 この報告書業務を請け負ったのは「ユーデック」というコンサルで、伊方の他に泊・福島・東海第二・志賀・川内の検討も受託している。どこの報告書も同じような構成で、非現実的な仮定を積み重ねた机上の計算に過ぎない。要援護者の移動、マイカーが利用できない住民のバス避難、スクリーニングの時間、ヨウ素剤の配布等は一切無視されている。
 別の資料によると、社会福祉施設等における原子力災害避難計画の策定状況は名目上でもまだ半分程度[3]だが、策定済とされる施設の中で具体的な行き先が決まっていない施設が多数あるという有様である。このような検討を以て再稼働の条件が整ったとはとうてい言えないし、いつになったら整うのか全く見通しがつかない。
 伊方直近の伊予灘では2014年3月14日に震度5強の地震が発生している。もし震度があと1ランク高ければ原子力防災指針のEAL発動の基準に達する。福島事故の時、福島県警には「インテリジェントな警察官」がいたのだろう。住民より先に撤退してしまった。
10月21日の訓練では「インテリジェントな警官はどこですか?」と聞いてみよう。

.. 2014年10月14日 16:23   No.812002
++ 柳田真 (平社員)…133回       
富士山は「5年以内」に必ず噴火する
 │  御嶽山噴火を的中させた地震学者が警告!
 │      木村政昭・琉球大学名誉教授
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
   
○週刊現代10月18日号が4頁の小特集を組んでいる。富士山噴火の話だ。これは他のメディア・週刊誌でも近年たびたび報道されてきたテーマだが,今回のこれは、人物が琉球大木村政昭名誉教授の指摘というので、
私も一層注目して買って読んだ。
 実は,たんぽぽ舎の地震研究会(約15年)で顧問の生越忠氏(地質学者)が、日頃はすごく辛口なのに、こと木村政昭氏については“あの人の地震分析はよく当たる”と、かつて賞めてみえたから。
○10月18日号は4つの筋からなっている文だ(異変の長考兆候はもう出始めていた)。
 1 ここで「何か」が起きてきている−富士山の北東の山梨側の林道で謎の異常現象
 2 「噴火の目」を観測した−2013年±4年に噴火する。
 3 せりあがってきたマグマ(今)
 4 山は今も動いている
○木村名誉教授が2013年に出版した著書「東海地震も関東大地震も起きない」(宝島社)の中で、御嶽山の噴火時期について、2013年±4年=2009年−2017年その間に噴火するという予測を発表。(当たってしまった)。同じ本で富士山については2014年±5年という分析結果を掲載。ここから「富士山は5年以内に必ず噴火」という予測が現実味を帯びてくる。

☆週刊現代(2014年10月18日号)より抜粋
◇富士山は「5年以内」に必ず噴火する
  御嶽山噴火を的中させた地震学者が警告! 木村政昭・琉球大学名誉教授
  異変の兆候は、もう出始めていた           
 (前略)本当に富士山噴火は近いのか。実は、M9.0と推定される東日本大震災以降、多くの火山学者・地震学者が、日本での火山の大規模噴火が起こるリスクが高まっていると指摘してきた。
 なぜなら、20世紀半ば以降、世界で発生したM9クラスの地震後の経過を辿ると、1952年カムチャッカ地震(M9.0、カルピンスキ山などが3ヵ月以内に噴火)、1960年チリ地震(M9.5、コルドンカウジェ火山などが1年以内に噴火)2004年スマトラ地震(M9.2、タラン、メラピ、ケルート各山が3年以内に噴火)など、すべて例外なく火山の大噴火につながっているからだ。
 駿河湾、相模湾から連なる地殻の境界線上にそびえ立ち、東日本大震災の影響を受けたと考えられる富士山は、元より、近い将来に噴火する最有力候補なのだ。
(中略)
 「富士山の南東方向には宝永噴火(1707年)の火口があり、国は次の富士山噴火についても,そちら側が危険だと考えているようです。しかし私(木村教授)は、そのラインよりも、北東−南西ラインが気になる。さらに言えば,北東斜面です。
 これまで、富士山噴火の火口となった場所は、北東−南西の線上と、北西ー南東の線上を、ほぼ交互に繰り返している。直近の宝永噴火は南東側で起こっています。ですから私は、次は北東側の斜面が破れて熔岩が出ると予測しています」
 まさに危険地帯と木村名誉教授が予測する北東側で起こっている富士山の異変。やはりその日は近いのか。富士山が噴火すれば、その被害は御嶽山の比ではない。 (後略)

.. 2014年10月15日 08:02   No.812003
++ 木村雅英 (高校生)…59回       
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その23
 │  国会事故調を敵視し「吉田調書」を無視する規制委
 │ 「−事故の分析に係る検討会」中間報告書確定
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)
 
 規制委は、先の10月8日の定例会合で「東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会」中間報告書を確定した。「新規制基準」がほぼ固まった後の2013年5月にこの検討会を開始し、6月、8月、10月、11月と開催した後、ずっと休んでおいて2014年7月に第6回を急遽開催し、中間報告書案を提出して確定したものだ。
 中間報告書は国会事故調が指摘したことに対して検討した結果が記載されているが、田中三彦氏(元国会事故調委員)の言葉を借りれば「内容的には、国会事故調の問題提起をことごとく否定するものになっている。平たくいえば、未解明問題は少しも未解明ではなかった、特別な問題は見いだせなかった、と一方的に断じた報告書」である。
 国会事故調の委員を呼んで意見を交換することもせずに、国会事故調の現場証言聴取に対して「強要」「不正」と述べ、抗議を受けて発言を撤回をした奈良林直委員など「原子力マフィア」側の委員で決めてしまったのだ。
 また、2014年5月に吉田昌郎所長の供述記録すなわち「吉田調書」が朝日新聞の報道で明るみに出て、9月11日に他の「調書」とともに公表された。この「吉田調書」に対する規制委の対応もおかしい。「調書」をしっかり調べて事故検証をし規制基準に反映することが、「科学的・技術的」な組織のあるべき姿である。にも拘らず、「吉田調書」を活かす考えがあるかを記者に問われて田中委員長は「…改めてそれだけの労力を割くということはする予定はありません」と否定した。
 福島第一原発事故の原因究明と検証をなおざりにして、「新規制基準」を作り審査を進めるという、「科学・技術的」に非常に不可解な行動をする原子力規制委員会である。

(参考)吉田調書の意義を見失ってはならない―事故を直視するために(原発規制庁審議ウォッチ・グループ、岩波「科学」10月号)

.. 2014年10月15日 08:27   No.812004
++ 鈴木 薫 (幼稚園生)…1回       
霧島連山えびの高原周辺での地震活動
| 去年の暮れから火山性地震が続き、この夏には火山性微動も観測されたこと
| 今後、噴気や火山ガスが噴出する可能性がある
 └──── (たんぽぽ舎会員)

霧島連山えびの高原周辺で地震活動
    10月8日  22時20分 NHKのデータ放送ニュース
 霧島連山の北西側のえびの高原周辺で去年の暮れから火山性地震が続き、 この夏には火山性微動も観測されたことから、気象庁は火山の状況に関する情報を発表して今後の活動の推移に注意するよう呼びかけています。
 気象庁が8日に発表した先月以降の火山活動の概況によりますと、3年前に噴火した霧島連山の新燃岳では、去年12月ごろから北西側の地下数キロにあるとみられるマグマだまりが膨張している傾向を示す地殻変動が観測されているほか、新燃岳の北西側に隣接する韓国岳の周辺で体に感じない火山性地震が続いています。
 さらに、韓国岳の北西側に当たるえびの高原の硫黄山周辺では、火山性地震のほか、ことし8月20日には、これまで観測されたことがなかった火山性微動がおよそ7分間にわたって発生したということです。
 気象庁はえびの高原の硫黄山周辺では、今後、噴気や火山ガスが噴出する可能性があるとして、8日夕方、火山の状況に関する解説情報を発表し、今後の活動の推移に注意するよう呼びかけています。また、新燃岳については、引き続き火口周辺警報を出して火口からおよそ1キロの範囲では噴石などに警戒するよう呼びかけています。気象庁は、地元の自治体などで作る協議会で登山者や観光客などに注意を呼びかけるかどうかも検討することにしています。

.. 2014年10月15日 08:38   No.812005
++ 上岡直見 (小学校中学年)…13回       
御嶽山災害で露呈した安倍政権の危機管理無関心
 |  防災の第一歩は自民党政権を代えることだ
 └──── [環境経済研究所(技術士事務所)]

 菅官房長官は、菅義偉は御嶽山と川内の再稼働は関係ないと思うなどと述べたが、何の専門的知見もない個人的な憶測に過ぎない。むしろここで露呈したのは、安倍政権の危機管理に対する無関心だ。高山での活動という特殊性もあるが、御嶽山で約50人の被災者の捜索・搬送に対して、自衛隊・警察・消防が1000人体制だという事実から何も学ばないのか。
 もし川内原発周辺で火山の噴火が発生したら、最大規模の噴火という話でなくとも、自衛隊・警察・消防は火山周辺の住民の救援に忙殺される。全国から関係者を招集するにしても、原発周辺の要援護者の事前避難など手が回らないだろう。原発防災とは総合的なものであって「原発に火砕流が到達しなければ大丈夫」というような話ではないのだ。
 御嶽山の救助活動では、3000mの高度と火山灰の状況から自衛隊ヘリの運用は決死的活動に近いものである。それは以前から各種の災害対応で経験を積んでいる機種のCH-47だからできることである。軍事オタクが「オスプレイがあれば御嶽山の救助に役立った」などとネットで騒いでいたが、米軍でもまだ安定的に使いこなせていない機種をあのような状況で使えるはずがない。
 オスプレイ1基の価格でCH-47が2〜3基調達できる。大規模災害に備えるなら数を揃えたほうが有効だろう。しかも防衛の専門家によると、かりに離島防衛の観点からみても、オスプレイは役に立たないという[*1]。
 片山さつきが、御嶽山災害は民主党の仕訳のせいだなどとデタラメな発言をして後日取消・謝罪しているが、被害者を民主党批判のダシにしている。これも安倍晋三が本家だ。第1次安倍政権の時に、福島事故と同じ全電源喪失の可能性を指摘されながら、原子力安全委員会(当時)の評価で安全だと回答している。
 防災の第一歩は自民党政権を代えることだ。

.. 2014年10月20日 08:01   No.812006
++ ぐみ坂キッド (幼稚園生)…3回       
その夜は官邸前に新しい風が吹いた
 |  SASPL:「特定秘密保護法に反対する学生有志の会」がやってきた
 |  10月10日(金)第121回首相官邸前・国会議事堂前抗議
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○茱萸坂(ぐみ坂)は鉄柵が隙間なく張り巡らされ、警察車両も普段の倍。何事かと思ったら19:00からSASPL:「特定秘密保護法に反対する学生有志の会」が官邸前に来るということ。お巡りさんたちも緊張しているかと思いきや普段と変わらず。責任者の方は緊張していたみたいだが。19:00になると反原連は官邸前を撤収し国会前に移動。
 そしてライブが始まった。いやライブではなくシュプレヒコールなのだけれど、途方もなく格好いい。DJの声のあとバックコーラスが続く。とてもクールで美しい音楽。
「特定秘密保護法反対」「民主主義って何だ」「憲法守れ」「Get up! Stand up!」「Don't give up the fight」「安倍は辞めろ」
美しく素敵なライブ。いやシュプレヒコールだった。
○SASPLのHPを是非ご覧に。第2回学生デモのスピーチは感動的。
    こちら
○忘れてはいけない大切なこと。
 誰かにやってほしい、誰かがやればいいのにではなく、新しい風は自分でおこさないとね。
 最初は一人。出来ることなら例え取るに足らないささやかなことでも、自分にしか為し得ないことをしたい。SASPLの風は僕に向かって吹いている。

.. 2014年10月20日 08:11   No.812007
++ 清水 寛 (小学校低学年)…5回       
知事よ!一握りの補助金で鹿児島県民の命と財産を全て失ってよいのか
 |  各地で具体的行動をおこそう
 |  放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす情報発信NO.25より
 └──── (たんぽぽ舎会員)

知事よ!一握りの補助金で鹿児島県民の命と財産を全て失ってよいのか

○原発を廃炉にして、新エネルギー確保の事業と廃炉事業、従来からの水産、農業を大切にする方が鹿児島県民の経済は長期的に安全である。
福島事故原因不明、福島の放射能汚染進行、被害者を放置のままで、川内原発の再稼働は県民を放射能事故から守れない。鹿児島県知事は「合格証明書は安全が保障されていない」ことを理解して頂きたい。県民の安全が確保されない限り、再稼働は拒否して頂きたい。
○福島第一原発のような事故が起きた場合に、知事はどのように責任を取られるのですか。知事は鹿児島の文化と歴史と自然を誇りに思い、県民を大切に思われているのでしたら、非難計画については自治体に責任を押し付けた政府の無責任な「合格証明書」を受け入れることはできないのではないでしょうか。
県民の命と暮らしを守る知事としては、再稼働は受け入られないはずです。
○自然は人間の都合のよいように待ってはくれない。地震の専門家によれば、日本は地震の活動期に入っているということであり、いつ地震が起きても、噴火しても不思議でないらしい。
○また、規制委委員会の審査では火山噴火の予知を受け入れていますが、多くの火山学者は予知不可能と言っており、専門家の意見を無視した内容です。
事故が起きた場合、放射能汚染は火災や津波とちがう。チェルノブイリや福島を見ればわかるように長期に居住困難となり、今まであった地域経済どころか地域全体が破綻し、数千年、数万年復旧できないのである。

各地で具体的行動を起こそう。
●私たちの国は、私たちが守らなければ、誰も守ってくれない。
●私たち一人一人が主体的に原発反対、戦争反対の必要性を家族、友人、知人に訴え、反原発、反戦争の仲間を増やそう。
●1000万人アクションの署名用紙を用いて、街頭や職場などで脱原発を訴え、1000万人署名を実現しよう。
●各地方自治体のいろんな場所で脱原発地方議員と連携して再稼働反対、戦争反対の請願署名を行い、地方議会で議決しよう。
●党派を超えて脱原発、戦争反対で結集し、反原発・反戦争の地方議員を多数誕生させよう。
●脱原発、戦争反対で党派を超えて結集し、脱原発、戦争反対の市・町・村長、知事を誕生させよう。
●安倍晋三を打倒し、脱原発、戦争反対の国を実現しよう。

.. 2014年10月20日 08:50   No.812008
++ 渡辺秀之 (中学生)…39回       
書評 日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか
 |  「原発」を止められない本当の理由が暴かれる
 |  今後の脱原発・反原発運動へ、大きな示唆
 |  矢部 宏治((著) 発行:集英社インターナショナル10/24発売
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○なぜ戦後70年たっても、米軍が首都圏上空を支配しているのか。
なぜ人類史上最悪の事故を起こした日本が、原発を止められないのか。
 なぜ被曝した子どもたちの健康被害が、見て見ぬふりされてしまうのか。
 だれもがおかしいと思いながら、止められない。
 日本の戦後史に隠された「最大の秘密」とは?
○大ヒットシリーズ「〈戦後再発見〉双書」の企画&編集総責任者が放つ、
 「戦後日本」の真実の歴史。公文書によって次々と明らかになる、驚くべき日本の歪んだ現状。
 精緻な構造分析によって、その原因を探り、解決策を明らかにする!
<目次>
PART1 沖縄の謎―基地と憲法
PART2 福島の謎―日本はなぜ、原発を止められないのか
PART3 安保村の謎(1)―昭和天皇と日本国憲法
PART4 安保村の謎(2)―国連憲章と第2次大戦後の世界
PART5 最後の謎―自発的隷従とその歴史的起源

○2011年3月11日以降、日本人は「大きな謎」を解くための旅をしている。
 沖縄の米軍基地問題と、東電福島原発事故は、密接に関連している。
 高橋哲哉氏の「犠牲のシステム」のみばかりではなく、「オモテの社会と
 ウラの社会」である。日本では「ウラの社会」こそが、法的な権利にもと
 づく「リアルな社会」である。その代表例が、オモテの最高法規である
 日本国憲法の上に、日米安保法体系が存在することである。
○なぜ、民主党政権時の「原子力稼働ゼロ政策」は、つぶされたのか。
 この答えが、日米原子力協定という「日本国憲法の上位法」にもとづき、
 日本政府の行動を許可する権限を持っているのは、アメリカ政府と日本の
 外務省だからである。
○著者は、最後に問いかけます。
 1)なぜ自分たちは、人類史上最悪の原発事故を起こした自民党の責任を問わず、翌年の選挙で大勝させてしまったのか。
 2)なぜ自分たちは、子供たちの健康被害に目をつぶり、被曝した土地に
  被害者を帰還させ、いままた原発の再稼働を容認しようとしているのか。
 3)なぜ自分たちは、そのような「民衆を屈服させるメカニズム」について
  真正面から議論せず、韓国や中国といった近隣諸国ばかりをヒステリックに攻撃しているのか。
○「日米原子力協定」の実態が明らかになる中で、私たちの脱原発・反原発
 運動における今後の戦略、方針に大きな示唆を与えていると思われます。

※発売日は10月24日です。現在、インターネットでダイジェスト版が読めます。
 「矢部宏治 集英社」で検索してください。

.. 2014年10月20日 09:11   No.812009
++ 岩下 (幼稚園生)…4回       
一気に「決戦局面」に入った川内原発再稼働阻止の闘い
 └──── (「川内の家」)

 川内原発再稼働に抗する闘いが、一気に「決戦局面」に入ろうとしています。
 10月20日に薩摩川内市議会・原発特別委員会が開かれますが、その場で14件の陳情が処理される可能性が濃厚です。処理とは、推進陳情を採択、反対陳情を不採択にすること。
 それをうけ、10月28日に臨時議会を開催、数の力で推進陳情採択を是認。時日をおかず市長が「再稼動「同意」を表明する手はずです。
 鹿児島県議会も同様の計画を立てています。10月27〜28日に規制庁・経産省から参考人招致、11月上旬には臨時議会を招集して、36件の関連陳情を処理する見込み。
 そのさい、「第一の地元である薩摩川内市が『同意』したのだから」と理由づけられるでしょう。
 市・県は、「同意」プロセスを引きのばしたり、遅らせたりすることは、反対派を勢いづかせることになると恐れています。また、小渕経産相の来鹿(鹿児島へ来る)が、プロセス前倒しの圧力となっています。
 それゆえ先手をとり、攻勢的に川内市議会〜市長の範囲内で「同意」を阻止することが肝要です。

「3・11実行委員会」および地元では、直近の数日間、以下の行動を取り組みます(昨日の「3・11実」拡大会議の決定)。
○10・17・・・市長・市議会への申入れ行動
○10・18〜19・・・県内の宣伝カーをフル動員した街宣活動
○10・20・・・9時に市議会3Fに結集。原特委傍聴と抗議行動
○10・26・・・久見崎海岸での集会と原発に向けたデモ
○10・28・・・臨時市議会への20日同様の行動
以上の情報をを拡散し、行動に参加してくださることをお願いいたします。

参考1
14-10/17「川内の家」ニュース29号  連絡先:090-4759-2927 岩下
せんだい原発,再稼働反対!

川内市議会は、再稼働反対の陳情をうけいれろ
10月26日の久見崎行動に参加しよう

 原発再稼働の説明会は、おおかた終了しました。その説明は、「規制庁はがんばって審査した。原発事故が起こらないとは保証しない」、というもの。住民をバカにしています。

○再稼働「同意」に動き出す川内市議会
 9日の説明会では、最後に指名されたのは原発推進期成会の会長です。「川内原発の安全性が良く判った」と発言。ヤラセです。
 それをうけ川内市の原発特別委員会は、再稼働「同意」に向けた流れを進めようとしています。15日の委員会では、14の陳情を4つにまとめることを決めました。提出された各々の陳情の思いを、ないがしろにしています。


.. 2014年10月20日 10:38   No.812010
++ 岩下 (小学校低学年)…5回       
○原特委・市議会は、推進陳情採択やめろ
 市の原特委は10月20日にも、原発推進期成会の「再稼働陳情」を採択、「反対陳情」を不採択にする可能性が濃厚です。下旬には議会が、数の力でそれを了承するでしょう。これをもって市長が、再稼働に同意する手順です。
 鹿児島県議会と知事は、「地元が同意したのだから」と、同じく同意するでしょう。しかし地元も県民も同意などしていません。

○皆で「再稼働反対」ウィークに、皆で参加を
 10月20日の原特委につめかけ、審議を監視しましょう。
 推進陳情の採択を止めましょう。
 私たちは10月26日(日)、久見崎海岸で集会をもち、原発ゲート前までのデモを行います。事故時の放射能拡散を証明する「風船あげ行動」との、連携イベントです。
 再稼働「同意」の流れに圧力をかけ、止める行動が必要です。
 住民こぞって「再稼働は許さない」の声を、大きく上げていきましょう。

10月20日(月)9時〜川内市役所3F集合
10月26日(日)14時〜久見崎海岸集合

参考2
川内原発の再稼働 地元市議会同意へ 20日にも賛成陳情採択

 九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働問題に関し、薩摩川内市議会が20日に特別委員会を開き、再稼働の賛否を求める陳情を採決する見通しであることが16日、分かった。特別委、市議会とも議員の過半数が再稼働を容認する姿勢とみられ、再稼働賛成の陳情が採択される可能性がある。賛成の陳情が採択されれば議会として再稼働に同意を示したことになる。
 特別委で陳情が採択された場合、岩切秀雄市長は今月中にも臨時議会を開催する。再稼働を容認する立場だが、本会議での議論を踏まえて市長としての是非を判断する。(後略) (10月17日東京新聞より抜粋)

.. 2014年10月20日 10:46   No.812011

■--(無題)
++ 東京新聞 (社長)…858回          

川内原発 初の住民説明会  質問の大半が再稼働疑問視
 「審査、説得力ない」「核のごみ たまるばかり」
 (10月10日 より)
 九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)が原発の新基準を満たすとの審
査結果について、原子力規制委員会による周辺住民への説明会が九日、立地す
る薩摩川内市であった。再稼働に必要な地元同意の一環だが、住民からは審査
内容への疑問にとどまらず、住民との対話が足りないとの意見や、原発にたま
り続ける使用済み核燃料への心配などが噴出した。
 説明会は県が要請し、原発から三十キロ圏内の五市町で十五日まで順次、各
市町一日ずつ開く。薩摩川内市の説明会には抽選で選ばれた約千人が参加した。

 冒頭で規制委事務局の職員が審査結果を説明。川内原発では地震と津波の想
定を厳格化し、その上で原発の冷却を維持できるよう非常用電源や冷却設備が
多重化・多様化されたなどと強調し、理解を求めた。
 しかし質疑では、十人の質問者のうち九人までが、原発再稼働を疑問視。使
用済み核燃料や、再処理した後の核のごみの処理に見通しがない中、「再稼働
すれば使用済み核燃料はたまるばかり。当地に押しつけることにならないか。
あり得ない」と批判の声が上がった。(中略)
 県は説明会の後、早ければ十二月の県議会で再稼働の是非を審議し、結果を
踏まえて再稼働に同意するかを判断する。ただ、説明会の参加者アンケートな
どで住民の納得が得られていないと判断した場合は、追加で説明会を開く可能
性もある。
【関連(3)面】質問 強引に打ち切り
 「本当に安全なのか」「審査が不十分だ」。九州電力川内原発(鹿児島県)
の審査結果をめぐり、原子力規制委員会が薩摩川内市で開いた9日の住民説明
会。質疑では、参加者たちが相次いで再稼働への懸念の声を上げたが、司会者
によって質問は打ち切られた。(中略)30分の予定だった質疑は1時間にわた
り、10人目の質問への回答が終わったところで司会者が閉会を宣言。「まだ
質問は終わっていないぞ」との声が上がった。(後略)

◆冬の電力 9社余力   (10月2日 毎日新聞より)
 経済産業省は1日、電力9社の冬季の電力需給見通しを公表した。昨冬に続
いて原発稼働ゼロを前提とした場合でも、来年2月の需要ピーク時の供給余力
を示す「供給予備率」は全国平均で6.4%となり、全社が安定供給に最低限
必要とされる3%以上を確保した。冬季の需要が多い北海道電力は10%以上
を確保する見通しで、政府は3季ぶりに数値目標付き節電要請を回避すること
も検討する。(中略)
--- 電力9社の今冬の電力需給見通し ------(数値は供給予備率)
 北海道:11.4%(値上げした場合15.7%)
 東北:9.0%  東京:7.9%  中部:5.7%  関西:3.0%
 北陸:7.2%  中国:8.3%  四国:5.5%  九州:3.0%
<9社計(平均):6.4%>
.. 2014年10月14日 11:29   No.811001

++ 東京新聞 (社長)…859回       
川内 住民の声生かせ 【金曜日の声 官邸前】

 東京都江東区の無職 友光功久(ともみつのりひさ)さん(64) 原発を動かせば電気代が安くなるというが、たかが知れている額。それよりも、事故が起きれば何十万もの人々が故郷を奪われるリスクの大きさをもっと語るべきだ。とんでもない大ばくちはやめてほしい。
 同中野区の会社員 織戸(おりと)豊さん(41) 新基準を満たしたとされる川内(せんだい)原発の審査結果の住民説明会で、質問者の大半が再稼働を疑問視する意見を言った。生活をしている地元の人の声だ。それでも動かそうとする政府は、どこを向いているのか。
(10月11日より抜粋)


.. 2014年10月14日 16:31   No.811002
++ 朝日新聞 (社長)…378回       
北海道電 急いだ再値上げ  平均15.33%、2ヶ月半で決定
社員賞与見送りへ  東電関電も注目
       (10月11日見出し)


.. 2014年10月14日 16:38   No.811003
++ 朝日新聞 (社長)…379回       
電力5社の判断 検証
 再生エネ新規中断  経産相、年内に
(10月11日見出し)

.. 2014年10月14日 16:43   No.811004
++ 東京新聞 (社長)…860回       
監視カメラ 1/3故障 もんじゅ、1年半放置も 保安規定違反疑い

大量の機器点検漏れから事実上の運転禁止命令が出ている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県)で、1995年のナトリウム漏えい事故をきっかけに原子炉補助建物に設置された二次系冷却材の監視カメラ計180基のうち、約3分の1が壊れていることが11日、関係者の話で分かった。
 原子力規制庁が9月に実施した保安検査で判明。壊れたまま1年半以上放置されていたものもあり、保安規定違反の疑いが持たれている。低温停止中のため実害はないとみられるが、機構の安全管理体制が問われ、命令期間が長期化する可能性が出てきた。 (中略)
関係者によると、故障していたカメラは「ITV」と呼ばれ、機構がナトリウム漏れ事故をきっかけに05年に着手したもんじゅの改造工事で二次系冷却材ナトリウム配管の周辺に設置し、監視システムの一環として07年に運用を開始。中央制御室に映像を送り、運転員らが冷却材漏れの異常がないかなどを確認している。
 今年9月8−19日の保安検査で、約3分の1のカメラの映像が映らなかったり、左右に動かなかったりと、正常に作動していなかったことが判明。機構は「故障の認識はあったが、既に製造終了したカメラで交換できなかった」と規制庁などに説明しているという。 (中略)
 長期運転停止中のもんじゅをめぐっては、原子力規制委員会が昨年5月、点検漏れ問題から安全管理体制が整うまで運転を再開しないよう命じていた。政府は今年4月に閣議決定したエネルギー基本計画で、もんじゅの存続を決めた。
(10月12日より抜粋)

.. 2014年10月15日 09:06   No.811005
++ 東京新聞 (社長)…861回       
経産省「把握甘かった」 再生エネ中断 無責任体質鮮明

 電力会社が再生可能エネルギーの買い取り手続きを相次いで中断している問題で、経済産業省は10日、状況把握が遅れた甘さを認めた上で、電力各社に詳細の調査などを求める通達を出した。買い取り制度をつくったのは経産省だが、最終的な手続きは電力会社任せで、責任の所在や途中経過がはっきりしないまま急に中断の事態となった。原子力と同じく電力事業の無責任体質が浮き彫りになっている。
買い取り制度の手続きは、再生エネの発電事業者が経産省に申請して認定を受けた後、大手の電力会社に買い取りを申し込む。電力会社は需要を上回る申し込みが集まるなど、大規模停電を起こす可能性がある場合は拒否できる。
 しかし、中断した九州、四国、東北、北海道、沖縄の五電力は、3月に駆け込み申請が殺到していたのに、沖縄を除く四電力は九月下旬まで半年間にわたって状況を説明せず、いきなり中断を表明したため混乱に拍車をかけた。経産省も各社の状況を把握せず需要を上回る計画を認定しており、新エネルギー対策課の松山泰浩課長は「甘かった側面もなかったとは言えない」と不備を認めた。(後略)
(10月11日より抜粋)


.. 2014年10月15日 09:17   No.811006
++ 東京新聞 (社長)…862回       
事故後初 福島知事選きょう告示
  「ふるさと もう壊すな」 中間貯蔵施設に揺れる双葉町民

 東京電力福島第一原発事故後初の福島県知事選が9日、告示される。除染で出た汚染残土を双葉郡の2町に集める国の「中間貯蔵施設」建設は焦点の一つで、地権者に先駆けて受け入れを認めた県への反発も強い。「これ以上双葉を壊さないで」。古里を追われた地権者は将来が見えない苦悩を抱えて選挙を迎える。
  (後略)(10月9日より抜粋)

.. 2014年10月20日 08:19   No.811007
++ 東京新聞 (社長)…863回       
ヨウ素拡散 最大40キロ圏 福島事故 規制委、再試算で縮小

 原発の半径30キロ圏外の防災対策を議論する原子力規制委員会の検討チームの会合が2日開かれ、東京電力福島第一原発の事故当初に放出された放射性ヨウ素による被ばく線量分布の再試算結果が示された。事故直後、国は原発の北西50キロ付近でも高線量になったとの結果を公表したが、今回は最大でも半径40キロ圏と、事前に対策を準備する30キロ圏におおむね収まり、分布範囲は縮小した。
 また30キロ圏外での新たな対策区域の設定には否定的な意見もあり、見送られる見通しになった。
 九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働が年明け以降に迫る中、規制委が三十キロ圏外の防災整備の具体策を示さないことへの自治体の不満もあり、新たな試算の公表は、批判をかわす狙いがあるとみられる。(中略)
 旧原子力安全委員会は、事故直後の試算も念頭に、50キロ圏の「放射性ヨウ素防護地域(PPA)」を提案。しかし会合では、外部専門家から「かえって混乱する」などと批判が相次いだ。(10月3日より抜粋)

.. 2014年10月20日 08:27   No.811008
++ 時事通信 (小学校低学年)…5回       
セシウム濃度、過去最高=地下水、25万ベクレル
  −東電「台風の影響」・福島第一

 東京電力は14日、福島第1原発2号機東側にある井戸で13日に採取された地下水から、セシウムが1リットル当たり25万1000ベクレル検出されたと発表した。前回採取した9日と比べて3.7倍に上昇し、同原発護岸に設置された観測用井戸で採取された地下水のセシウム濃度としては、過去最高となった。
 東電によると、この井戸の地下水からは、セシウム134が同6万1000ベクレル、137が同19万ベクレル検出された。(中略)
 また、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質も同780万ベクレル含まれており、9日と比べて3.7倍に上昇。ガンマ線を出すコバルト60やマンガン54の濃度も、護岸の観測用井戸の地下水で過去最高だった。
 この井戸の近くには、同原発事故直後の2011年4月に高濃度汚染水が海に漏れたトレンチ(ケーブルなどの地下管路)があるという。(後略)
 (10月14日より抜粋)

.. 2014年10月20日 08:32   No.811009
++ 朝日新聞 (社長)…380回       
火山と原発 噴火リスクの再検討を
           (10月9日「社説」より見出し)


.. 2014年10月20日 08:43   No.811010

■--4.5ミリシーベルトの被ばくで
++ 温品惇一 (幼稚園生)…2回          

子どものがんは16%も増える!
 |  被ばくにより、高血圧、心疾患などの病気も増える
 |  今からでも、移住などの健康対策を強化せよ!
 └─── (放射線被ばくを学習する会・共同代表)

〇 8月17日の全国紙5紙朝刊などに政府広報「放射線について正しい知識を」が掲載されました。その中で中川恵一・東大医学部准教授は「国際的にも100ミリシーベルト以下の被ばく量では、がんの増加は確認されていません」と述べています。これは大嘘です。
 CTなど100ミリシーベルト以下の医療被ばくでがんが増えることは多くの論文で明らかになっています。CT検査を受けた68万人の子どもと、CT検査を受けていない1,000万人以上の子どもの発がん率を比較したオーストラリアの研究では、4.5ミリシーベルトの被ばくで子どものがんが16%増えると報告されています。
〇 放射線被ばくの影響はがんだけではありません。広島・長崎の被爆者調査で、被ばくにより高血圧、心疾患、脳卒中、呼吸器疾患、消化器疾患、子宮筋腫、甲状腺疾患、慢性肝疾患、白内障など、さまざまな病気が増えることが明らかになっています。
〇 4.5ミリシーベルト被ばくで子どものがんが16%増えるというのは、年間4.5ミリシーベルトではありません。累積4.5ミリシーベルトです。年間1.5ミリシーベルトでも、3年で4.5ミリシーベルトです。
 政府は「原発再稼働ありき」の基本姿勢を根本的に改め、「放射線被ばくをできるだけ避ける」立場に立って、今からでも早急に移住などの健康対策を強化すべきです。少なくとも希望者が移住できるよう、援助する態勢を作るべきです。
.. 2014年10月07日 09:04   No.809001

++ 柳田真 (平社員)…131回       
まず“再稼働ありき”の結論で、火山の心配に目をつぶり、川内原発合格証の規制委員会
 |  ところが、御嶽噴火・死者でウソがばれ、「非」科学的・二枚舌の弁明を続ける田中委員長・安倍内閣
 |   川内原発を中止せよ。再稼働は日本を滅ぼす(第19回)
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.9月10日、原子力規制委員会(田中委員長)は「まず、再稼働ありきの結論」をもって九州電力川内原発の審査を行い、九電の火山申請文の間違い・いい加減さに目をつむって印を押し、川内原発合格証を発行した。「3年半を超す・ほぼ原発なしの日本」から再び「原発の国・日本へ」と逆行したスタート日だった。
2.ところが規制委火山チームの初会合(8月25日)で火山専門家らは一斉に「巨大噴火の予知困難」と主張した。
それを報じた南日本新聞(九州鹿児島に本社−川内原発の地)の文を紹介する。
☆南日本新聞8月26日より
 「巨大噴火の予知困難」 “川内原発を考える”
規制委火山チーム初会合 専門家ら指摘

 原子力規制委員会は25日、原発周辺にある火山の巨大噴火の兆候をとらえた場合の対応を検討する専門家チームの初会合を開いた。九州電力川内原発1、2号機(薩摩川内市)の審査で、九電が実施すると説明した周辺火山の監視に絡み、専門家からは「現在の火山学では、巨大噴火の予知は極めて困難」といった異論が相次いだ。
 検討チームは9月中に基本的な考え方をまとめ、その後1年程度をかけて、噴火の判断基準などを論議する。
3.御嶽山の噴火ー死者多数で「火山噴火予知できる」とした九電・規制委・政府は窮地に立った。そこで、色々の弁解(詭弁)を弄する。朝日新聞10月5日号の報道の一部を紹介する。
☆10月5日朝日新聞より
 原発、予知頼みの火山対策 「予測は限界」専門家が警鐘
川内原発で想定する噴火 規制委「御嶽と違う」
 新基準160キロ内の火山考慮 降灰への備えは途上


.. 2014年10月08日 08:00   No.809002
++ 柳田真 (平社員)…132回       
○ 「御嶽山よりもはるかに大きい規模の噴火を前提に厳格な審査を行っており、安全性は確保される」
 安倍晋三首相は2日の参院本会議で、再稼働に向けた手続きが進む九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の火山対策についてこう述べた。
○ しかし、御嶽山の噴火で予知の限界が改めて浮き彫りになった。「前兆はつかめるのか」「九電の見解は誤りでは」。9月30日の鹿児島県議会の特別委員会でも、御嶽山を引き合いに川内原発の対策をただす質問が目立った。
 ただ、九電や規制委の方針は変わらない。田中俊一委員長は「今回の水蒸気噴火と巨大噴火では起こる現象が全然違う。一緒に議論するのは非科学的だ」。
○ 火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は「現在の予知は経験則で成り立っている。巨大噴火は観測したことがなく、御嶽山のような水蒸気爆発より分からないことが多い」と話す。

4.火山噴火の予知は残念ながら、現在の科学技術ではできない(地震予知もできない)。火山の噴火の仕組みが分かっていないし、火山研究は実績がない。100年前の大正桜島大噴火(九州川内原発から50kmの近さ)も気象台は「噴火せず」と否定して、死傷者を出し大失敗を犯した位だ。
5.神戸大名誉教授の石橋克彦氏も「川内原発の規制委審査は無効だ」と主張している。(週刊朝日、東京新聞10月6日)法令違反なみの手抜きをして、多彩な地震を検討せず、地震の揺れを軽視し、甘−い火山想定だと断言する。どこから見ても9・10規制委川内合格証を取り消すべきだ。
6.10月15日(水)昼休み、規制委員会抗議に行こう。合格審査を取り消せと。再稼働阻止全国ネットワークの主催です。ちまたの声を規制委にぶつけよう。

.. 2014年10月08日 08:06   No.809003
++ 柳田 真 (中学生)…37回       
.【短信】九州59%、北海道は66%−再稼働反対
 |  7%の差−九州よ、もっとがんばろう。応援するよ
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

○東京新聞などが加盟する日本世論調査会が9月27−28日実施した全国面接世論調査。来年10月に予定されている消費税率10%への再増税に反対する人が72%に上り、賛成25%を大きく上回った。
○一方原発再稼働への反対は61%になり賛成の34%を上回った。反対は3月調査の54%から増え、女性や中高年層で特に慎重な姿勢が目立った。
○地域別で反対が最も多いのは北海道の66%。北海道電力が再値上げを申請中だが料金負担が増えるとしても脱原発を求める声が根強いことを示した。
 全国で最初に再稼働する見通しの川内原発を抱える九州でも反対が59%となった。
《私見》九州の反対運動よ、もっとがんばって。北海道(泊原発反対)が7%も上まわっている。私たちも応援する。共にがんばろう。

.. 2014年10月09日 08:16   No.809004
++ 柳田 真 (中学生)…38回       
戦後最悪被害 御嶽山噴火でわかった 「火山噴火予知」は幻想だった
 |  「週刊朝日」10月17日号の4頁特集の紹介
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

○御嶽山噴火−死者多数という中で、4頁の小特集が組まれている。
 目次は次の4つ
 1.火山学者が漏らす「予知」への危惧、「予知可能」前提の川内原発は?
 2.民主党攻撃仕掛け、結局謝罪 自民片山さつき議員の不徳=(デマ記事)
3.いつか必ず起こる富士山噴火 首都圏はマヒ、被害は「算出不能」
 4.火山列島を貫き走るリニア中央新幹線は大丈夫か?−難題多し
 以上のうち、2.3.4.は省略して、中心の1.より重要部分を抜粋して紹介。
○(前略)
○では、マグマ噴火なら予知ができるのか。
「マグマが動けば山も動くことが多いので、傾斜計などで観測すれば噴火の前兆がわかる可能性は高い。ただ、多くの火山では、マグマがどの位置にあるかすらわかっていないのが現状です。天気予報と違って地中の動きは目に見えないので、予測は困難。噴火予知という確立した技術はまだない」(鵜川教授、日本大学地球物理学)
 つまり、マグマ噴火ですら、予知は確実ではない。2011年1月の霧島連山新燃岳(宮崎・鹿児島県境)の噴火では、噴火警戒レベルが2から3に引き上げられたのは本格的なマグマ噴火が始まった後だった。

.. 2014年10月13日 06:28   No.809005
++ 柳田 真 (中学生)…39回       
○噴火は予知できる、という考えはもはや幻想だ。だが、その幻想に寄りかかって防災計画が策定され、行政の方針が決められている。その最たるものが、政府が進めている九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働だろう。
 川内原発の周辺には、数万年に1度、カルデラ噴火と呼ばれる超巨大噴火を起こす地帯が複数存在する。約3万年前の姶良(あいら)カルデラの噴火では、南九州全域が火砕流にのみ込まれた。この規模の噴火が起きれば、川内原発も壊滅的な被害を免れない。(中略)
○マグマの増加を観測できない場合もあるとなれば、カルデラ噴火の可能性が「十分低い」という前提自体が怪しくなる。9月の第2回会合で藤井氏(火山噴火予知連絡会会長、東京大学名誉教授)がそう指摘すると、進行役の島崎邦彦・原子力規制委員会委員長代理(当時)はこう答えた。
「そこまでさかのぼって全部ひっくり返してしまうと、この検討チーム自体が成り立たなくなると私は思っていますので、現状から出発していただきたいというのが私の考えですね」
 指摘に正面から反論するでもなく、もう決まったことだから覆すなという。これでは「安全神話」に寄り掛かった3.11前と変わらない。
 モニタリングの主体が電力会社とされていることにも、複数の火山学者から疑問の声があがっている。(中略)
○地下のマグマが一気に大量噴出するカルデラ噴火について、前出の藤井氏はこうも語る。
「そもそもカルデラ噴火の研究はまだほとんど進んでいない。私が座長を務めた内閣府の検討会で昨年5月、国が体制を整備して調査研究を始めるべきだという提言を出したところです。いつか起きるのだから、今のうちに対策を考えておくべきです」
○9月29日、都内の脱原発イベントに出席した小泉純一郎元首相はこう主張した。
「御嶽山の噴火は専門家でも想定外と言っている。想定外とはいつでも起こりうることだ。(略)日本は原発をやっちゃいけない国だ」
 東日本大震災からわずか3年半。人知の及ばぬ大地の脅威について、いま一度、謙虚になる必要があるのではないだろうか。

.. 2014年10月14日 07:57   No.809006
++ 広瀬隆 (中学生)…39回       
全国のみなさま、今朝の東京新聞です・・・広瀬隆
 │ 川内原発の「住民説明会」、圧倒的に再稼働反対の意見続出
 │ しかし、質問は短時間で打ち切りの暴挙!!!
 
全国のみなさま  広瀬隆です
 昨日、薩摩川内市で川内原発再稼働に関する官製説明会が開かれました。
 これまで聞いていた話では、参加住民の多くは、九州電力側の動員だという
ので、再稼働容認のセレモニーに終るだろうと予想していたのですが、今朝の
東京新聞によると、その正反対の結果となりました(添付ファイル)。圧倒的
に再稼働反対の意見が続出したのです。しかし予定通り、質問は短時間で打ち
切り、という暴挙です。
 住民の賛同は、まったく得られていない!

 朝日新聞には、どこにもその報道がナシ。
 毎日新聞は、下記のようです。

┌鹿児島・川内原発:地元説明 再稼働、同意手続き開始
│毎日新聞 2014年10月10日 東京朝刊

│全国の原発の中で初めて国の新規制基準に適合した九州電力川内(せんだい
│)原発が立地する鹿児島県薩摩川内市で9日、地元住民説明会が初めて開か
│れ、原子力規制庁の担当者が適合理由などを説明した。説明会は15日まで
│周辺5市町で順次開催され、伊藤祐一郎知事は年内に再稼働の可否を判断す
│る見込み。再稼働に必要な地元同意手続きが本格的に始まったが、初日から
│再稼働反対の声が相次ぎ、住民の理解を得る難しさを表した。
│ 県と市の共催で、定員を上回る約1350人の応募があり、抽選で約1100人が
│参加。会場の川内文化ホールの他、市内48地区のコミュニティーセンターで
│もテレビ中継された。
│ 原子力規制庁の市村知也・安全規制管理官は、九電による川内原発の地震
│や津波、火山、重大事故への安全対策が、福島第1原発事故後の新規制基準
│を満たしているとした審査結果を説明。「事故は発生しうると考え、あらか
│じめ対策を考えようと発想を転換した」と述べた。相次いだ安全性への質問
│には「絶対安全というものはないが、できるだけリスクを下げる努力はし
│た」と答えるにとどめた。
│ 説明会開催は、伊藤知事が規制庁側に求めていた。ただ、新規制基準に適
│合した理由を説明する場にすぎない。県が会場で配布したアンケートも再稼
│働賛否を問う設問はなく、参加者から不満の声も上がった。
│ 今後、説明会は原発の防災対策の重点区域になっている30キロ圏の日置市、
│いちき串木野市、阿久根市、さつま町でも開かれる。だが、伊藤知事は再稼
│働に同意が必要な「地元」を県と薩摩川内市に限定しており、同市以外の説
│明会がどう反映されるのか明確にされていない。【宝満志郎、津島史人】

.. 2014年10月14日 09:26   No.809007
++ 中田潤 (幼稚園生)…2回       
安倍晋三の私怨が朝日新聞を追い詰めた?
 │「吉田調書」記事取り消し騒動の深層
 │ 現首相の「でっち上げ」発言こそがデマであると気づいたのは?
 │  それは、朝日新聞の木村英昭記者だった
 └────(フリーライター)

朝日新聞「吉田調書」スクープはなぜ「記事取り消し」に追い込まれたのか?
ことの発端はブログの書き込みだった。

<『菅総理の海水注入指示はでっち上げ』最終変更日時 2011年5月20日
 福島第一原発問題で菅首相の唯一の英断と言われている「3月12日の海水注
 入の指示」が、実は全くのでっち上げである事が明らかになりました。> 
(安倍晋三 公式サイト)
 事実はまったく逆。現首相の「でっち上げ」発言こそがまったくのデマで
 あることに気づいたのは誰か?

<実際は、東電はマニュアル通り淡水が切れた後、海水を注入しようと考えて
 おり、実行した。しかし、やっと始まった海水注入をとめたのは、何と菅総
 理その人だったのです。
  この事実を糊塗する為最初の注入を『試験注入』として、止めてしまった
 事をごまかし、そしてなんと海水注入を菅総理の英断とのウソを側近は新
 聞・テレビにばらまいたのです。>
  取材で現首相の「真っ赤なウソ」を暴き、安倍本人にも取材をかけたのが
 朝日新聞の木村英昭記者だった。

<この一連の経緯を尋ねようと安倍に取材を申し込んだが、返事は無い。>
(木村英昭『官邸の100時間』岩波書店)
 「安倍晋三はウソつきで事実を突きつけられると逃げ回る卑怯者だ」。はっ
 きりそう書かれた本が書店の本棚に置かれたまま、安倍晋三は再び、この国
 の首相となった。一番でっかい椅子に座った。
  連載「プロメテウスの罠」書籍『東電テレビ会議49時間の記録』などで東
 京電力と吉田昌郎所長の犯罪を追及してきた木村記者が、ついに「吉田調
 書」をすっぱ抜いた。
 「吉田昌郎所長は日本を救った英雄」とすることで東電を免罪しようとする
 プロパガンダが延々と繰り返されてきたが……。
 安倍晋三の私怨。
 これが「吉田調書」騒動のひとつの解答である。

.. 2014年10月14日 11:00   No.809008
++ にしざき やよい (幼稚園生)…1回       
銀杏の匂い染み付く霞ヶ関で、しばし若者と交流
 │ 普段は見かける事のない高校生10人ほどのインタビュアー集団
 │ 10月3日[第120回]首相官邸前抗議レポート
 └────(たんぽぽ舎会員)

 秋ですなぁ、イチョウ並木から銀杏が沢山落ちてます。銀杏、美味しいんで
すよね。でも、あまり拾っている人はいないなぁ、無残に踏み潰されて歩道の
汚れになっている。拾って帰りたいけど、電車では持って帰れないね、
残念(T_T)。
 さてそんな官邸前抗議に普段は見かける事のない高校生の集団、10人くらい
がそこここでインタビューしている、なかには、プチテレビクルーのように、
照明なども使いながら、ちょっと本格的。
 私もインタビューされてしまった。いつから来てるか、デモで原発を止めら
れると思うか、自然エネルギーでやっていけると思うか、などだった。日頃考
えているつもりでも、改めて聞かれると、上手くは話せない。
 で、私も中の一人に逆インタビュー、彼は、私の質問に、「ここ、官邸前へ
来て、抗議の人数が前回来た一年前より減っている事、報道などで、原発問題
を扱われなくなって来ていることから、原発問題が風化しているのではないか
と危機感を持っている。若者がもっと行動を起こすとともに、政党や政治家が、
何を言い、どんな政策をやりたいのかよく勉強し、選挙権を持った時に生かし
て行くべき」と語り、私の、今デモなどに若者を集めるアイデアは、あります
か?の質問に、「若いタレントさんなどの影響力のある人が発言したら違うの
では?」の意見に、私も芸能人が自由にものを言える日本であって欲しいと切
実に思いました。
 最後に、今、安倍首相に言いたい事は?の質問には、「いっばいありすぎま
す」と、では、一番言いたい事は?の私のたたみかけに、「俺らを守ってくれ
よ」の一言。安倍さん、彼等の命、未来、どうお考えですか?

.. 2014年10月14日 11:08   No.809009
++ 岩下 (幼稚園生)…3回       
川内原発の規制庁「説明会」は原発企業の動員とヤラセ発言
 │  最後は「原発推進期成会」会長のヤラセ発言
 │  インチキな「説明会」での再稼働は許さない
 └──── 川内の家 

 10月9日の規制庁の「説明会」(県主催)には、1,000名以上の方々が参加しました。でもそのうち7−8割は、原発関連企業の動員だったのではないでしょうか。バスで乗り付けた関連企業もありました。
市内・全県から集まった人々は、再稼働反対の横断幕を広げ、「質問時間30分は短すぎる」、「討論集会を開け」と訴えました。
○「事故は起こらない」、とは言わない規制庁
規制庁の説明は、結局は「規制委員会がちゃんと審査したのだから、原発は安全」ということ。とはいえ、「事故のリスクを最小にした」と言っても、「起こらない」とは保証しません。
それに対し市民からは、(1)福島の事故はいつ収束するのか、(2)原発の耐震基準は低すぎる、(3)核のゴミをどこで受け入れるのか、(4)避難計画は住民を守らない――など、9人の質問が相次ぎました。そのなかで規制庁は、「原発の耐震強度は、まだこれからデータをチェックするところ」、と回答しました。
○「ヤラセ」発言で終わる説明会って、何?
 ところが最後に指名されたのは、原子力期成会の会長。「規制庁の説明はとても良かった。原発の安全性が理解できた。再稼働を推進して欲しい」、と原稿を読み上げるのです。
推進派に動員された人々から大きな拍手がおこり、それで閉会という次第です。これは全くの「ヤラセ」発言。玄海原発と一緒です。「説明会」自体がインチキだったことが判ります。
○原発と私たちの生活とは、共存できない
 「説明会」は、少しも安全・安心を感じさせるものではありませんでした。逆に「ヤラセ」が無ければ終わらないような説明会は、規制庁や県・市のウソと、アセリを感じさせます。
もっと県や市を追い詰めましょう。耐震工事も未完成な原発の再稼働と、私たちの生活とは両立しません。
      (せんだい原発,再稼働反対!14-10/10「川内の家」ニュース28号)


.. 2014年10月14日 11:48   No.809010

■--再生エネ買い取り
++ 朝日新聞 (社長)…374回          

中断を自治体批判 送電網増強 国に提言
                    (10月8日見出しより)

.. 2014年10月09日 08:35   No.810001

++ 朝日新聞 (社長)…375回       
福島 語られぬ「脱原発」 知事選あす告示
  県内の原発 6氏とも「即廃炉」だけど… 県民、関心は暮らし・復興   (10月8日見出しより)


.. 2014年10月09日 08:47   No.810002
++ 東京新聞 (社長)…853回       
日本学術会議が再稼働に「待った」 将来世代に無責任

 原発から出る「核のごみ」の対策があいまいなまま、再稼働を進めるのは「将来世代に対し無責任」。わが国を代表する科学者の集まりである「日本学術会議」が、こう指摘する報告書をまとめた。長期的な国民合意を得るまでは、各電力会社管内で高レベル放射性廃棄物を暫定保管することを求めている。核のごみの処分のめどが立たない中、安倍政権の再稼働方針に「待った」をかけた形だ。

◎核のごみ 行き場ない

 「使用済み核燃料の貯蔵余地が逼迫(ひっぱく)。短いもので数年程度で置き場がなくなる」。経済産業省総合資源エネルギー調査会原子力小委員会の資料に、使用済み核燃料の現実が記されている。
 原発から出る使用済み核燃料は現在、各原発の敷地内にある冷却用プールなどで保管されている。今年3月末時点で、その量は総計1万4330トン。保管可能な総容量2万810トンの7割近くに当たる。九州電力玄海、東京電力柏崎刈羽、日本原子力発電東海第二の各原発では今後約3年分しか余力がない。原発が再稼動すれば、いずれ全国の原発でもあふれることになる。
 政府が進める核燃料サイクル計画では、原発から出る使用済み核燃料はすべて再処理することになっている。取り出したプルトニウムや燃え残りのウランを混合酸化物(MOX)燃料に加工。高速増殖炉やプルサーマル発電で再利用するという「夢の計画」だった。
 しかし、サイクル事業は事実上破綻している。九州大の吉岡斉教授(原子力政策)は「技術的、コスト的にサイクル事業の実現性はない」と断言する。
 日本原燃(青森県六ケ所村)が運営する再処理工場の稼働のめどは立っていない。
 不具合が見つかるなどして、完成は遅れに遅れている。今年1月に原子力規制委員会に新規制基準の適合審査を申請したが、6月の審査会合で書類の不備などを理由に「審査の段階にない」と批判され、今も審査が続く。建設費は2兆2000億円で、当初予定の3倍に上っている。日本原燃の工藤健二社長は9月の記者会見で、予定していた10月の完成は「現実的に厳しい」と認め、再び完成時期を延期する方針を示した。延期はこれで22回目だ。
 核燃料サイクルのもう一つの柱である高速増殖炉もまったくめどが立っていない。研究段階の原型炉である「もんじゅ」(福井県敦賀市)は、ナトリウム漏れ事故などのトラブルが続き、長期停止したまま。2012年には機器の点検漏れ約1万件が発覚し、昨年5月、規制委から事実上の運転禁止命令を出されてしまった。
 たとえサイクル計画がうまくいったとしても、再処理の後に出る高レベル放射性廃棄物の処分の問題が残る。政府は、高レベル放射性廃棄物をガラスと混ぜ合せて固め、「ガラス固化体」として地下300メートルよりも深い場所に埋める「地層処分」をする考えだ。
 国はこの最終処分場地を公募したが、07年に高知県東洋町が応じて住民らの猛反発で撤回した以外、応募はない。そのため昨年末、国が主導して候補地を提示する方式に転換。輸送方法の確保や人口密度などを踏まえ、適した場所を絞り込むという。
 吉岡氏は「日本に地震や火山の影響を受けない場所があるとは思えない。国が主導すれば、弱い立場の自治体が狙われる結果にならないか」と危惧する。


.. 2014年10月09日 09:36   No.810003
++ 東京新聞 (社長)…854回       
◎地層処分は再考必要 電力会社で暫定保管

 こうした中、日本学術会議は9月25日、高レベル放射性廃棄物の処分に関する2つの分科会の報告書を公表した。ベースとなったのは、12年9月に発表した提言だ。
 提言では、東日本大震災が「自然現象の不確かさを考慮すべきだという強い警鐘を鳴らした」と切り出し、安全に地層処分できるかについて「再考が必要」と指摘。核のごみは暫定的にどこかで一時保管した上で、その間に最終処分の進め方について国民の合意を得るべきだと説いた。
 今年9月の新たな報告書は、提言に技術的な実現性などについて肉付けしている。
 暫定保管する期間については「現在世代の責任を果たすため、1世代に相当する30年を一つの期間として長期的な政策を判断すべきだ」と提案。保管場所は、ごみの発生者の責任や負担の公平性などの観点から、電力各社がそれぞれの管内に建設することを議論の出発点にするよう求めた。今後の方針を決める上で、中立公正の進行役となる組織を設置し、社会的な合意形成を図る必要性を強調している。
 保管方法は、使用済み核燃料をそのまま保管する場合も、ガラス固化体で保管する場合でも「乾式貯蔵」が適しているとする。
 現在は、プールに入れて冷やす「湿式貯蔵」で保管するケースが大半だ。全電源喪失した福島原発事故では、プールの水を循環させる機能が失われ、保管している使用済み核燃料の損傷などが懸念された。
 これに対し、「乾式貯蔵」では、放射線を防ぐ金属製やコンクリート製の特殊な容器の乾式キャスクに納める。空気の自然循環などで冷却するため、電源喪失でも影響を受けにくい。地上や浅い地下に保管し、いつでも取り出せるようにする。
 技術的には、50年程度なら暫定保管は可能とし、保管期間が50年を大幅に超える場合は、保管施設の更新や安全確保の検討をする。回収可能性を高めるための研究開発も必要とした。
 核のごみの問題はこれまで「全国的な対話に基づく合意形成が十分になされなかった」「事業推進主体は部分的な情報開示しかせず、住民側が強い不信感を抱いた」と指摘。核のごみの問題をあいまいにしたままの再稼動は、「将来世代に対する無責任を意味するので、容認できない」としている。

.. 2014年10月09日 09:56   No.810004
++ 東京新聞 (社長)…855回       
 日本学術会議の高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会で、委員長を務める今田高俊東工大名誉教授は「『原発の安全性が確認できたら動かす』という単純な論理でいいものか。核のごみの対策をおろそかにし、ごみばかり増える事態は非常にまずい。そもそも国民が納得しない。再稼動と最終処分の問題はセットで考えていくべきだ」と話す。
 今田名誉教授は「再稼働が始まる可能性が高い中、具体的な(核のごみ対策の)案を速やかに出した方が良い」として、今年中にも具体化に向けた提言をまとめる考えを示している。
 核廃棄物の処分に詳しい神奈川工科大の藤村陽教授(物理化学)は、こう訴える。「最終処分について真剣に議論するのは今のタイミングしかない。原発が全て止まっている今は安易な稼働に対して厳しい視線が注がれている。この機を逃せば、再びごみの問題がないがしろにされるのは目に見えている。ごみの問題に手を付けずして再稼働はない」

○[デスクメモ]
 8月に亡くなった舩橋晴俊法政大教授は、報告書をまとめた中心メンバーだった。環境社会学が専門。在野の専門家らによる「原子力市民委員会」座長も務めていた。社会に大きなひずみをもたらす原発の再稼動や新増設に反対を貫いた。報告書には、舩橋さんの遺志が込められていると受けとめている。(国)
  (10月4日「こちら特報部」より)


.. 2014年10月09日 10:02   No.810005
++ 朝日新聞 (社長)…376回       
再生エネ 新規買い取り中断 自治体・業者 広がる反発
  「復興水差す」「投資回収困難」 国の努力不足指摘も
                   (10月9日見出しより)


.. 2014年10月14日 08:07   No.810006
++ 朝日新聞 (社長)…377回       
SPEEDI活用せず 規制委方針 原発避難、実測に転換 (10月9日見出しより)

.. 2014年10月14日 08:23   No.810007
++ 南日本新聞 (幼稚園生)…3回       
30キロ圏内自治体 菅元首相行脚へ

 衆院議員の菅直人元首相は26〜28日、鹿児島県内を訪れ、九州電力川内原発から半径30キロ圏内の鹿児島市、日置市、姶良市の市長や市議会議長らと面談する。再稼働反対を要請し、地元同意の在り方でも意見を交わす。
 菅氏は、同意が必要な地元の範囲は「避難計画を義務付けられた30キロ圏内」が持論。26日は鹿児島市長と鹿児島市議会議長、日置市と日置市議会議長、27日には姶良市長、姶良市議会議長らと面談予定。同日夕は日置市内で講演する。
 28日は鹿児島市で開かれる川内原発再稼働反対集会に参加する。(9月25日より)

.. 2014年10月14日 08:34   No.810008
++ 東京新聞 (社長)…856回       
原発ゼロで 夏乗り切る 震災後初

 夏の節電期間が30日、終了した。電力の使用量が一年を通じ最も増える夏を原発ゼロで迎えたのは、東日本大震災後で初めて。天候不良や節電の定着により使用量が伸びず、順調に乗り切った。原発ゼロでも電力の安定供給に不安がなかったため、原発再稼働が必要か議論を呼びそうだ。
 節電期間は7月、原発を持たない沖縄電力を除く、全国9電力会社の管内で始まった。関西電力や九州電力は発電設備に占める原発の割合が高く、手持ちの火力発電をフル稼働しても十分な供給量を確保できないと考えた。
 しかし、西日本が台風や大雨などに見舞われて気温が低下し、エアコンの電力消費が伸びなかった。供給力に占める需要の比率を示す使用率が95%以上となったのは、関電で一日だけ。九電はゼロだった。
   (10月9日より)


.. 2014年10月14日 08:46   No.810009
++ 東京新聞 (社長)…857回       
経産相 原発事業の税優遇検討 事故など運転コスト穴埋め

 小渕優子経済産業相は八日午前の参院予算委員会で、「原発は平均コストは安くても、想定外の廃炉を迫られた場合は財政的な影響で、事業実施が困難になるケースも考えられる」と指摘。事故など想定外の事態が起きても、原子力事業者が赤字にならないよう、原発の運転コストを補う税制上の優遇制度を検討していることを明らかにした。(中略)
 小渕氏の発言は、事故を想定すれば、原発コストが高くなることを認めたといえる。
 家庭用の電気料金は現状では、国の認可制度の下、電力会社が原発などの発電費用を全て回収できるように設定できる総括原価方式で決まっている。だが、二〇一六年四月に始まる電力の完全自由化策の一環として、総括原価方式は一八〜二〇年をめどに廃止され、料金は電力会社が自由に決められるようになり、競争の激化で電気料金の低下が予想される。
   (10月8日より抜粋)


.. 2014年10月14日 08:57   No.810010

■--福島第一
++ 朝日新聞 (社長)…371回          

津波26メートル想定
   東電が報告 汚染水流出の恐れ
         (10月4日見出しのみ)
.. 2014年10月06日 10:25   No.808001

++ 朝日新聞 (社長)…372回       
原発、予知頼みの火山対策 「予測は限界」専門家が警鐘
  川内原発で想定する噴火 規制委「御嶽と違う」
  新基準、160キロ内の火山考慮 降灰への備えは途上
               (10月5日見出しより)

.. 2014年10月07日 09:15   No.808002
++ 東京新聞 (社長)…848回       
火山監視 専門家足りず 官民合わせ80人
  予知できなかった御嶽山噴火

 発生から4日で1週間となる御嶽山(おんたけさん)の噴火は、死者47人で戦後最悪の火山災害となり、日本が火山大国であることをあらためて痛感させた。 今回明らかになったのは監視体制の弱さ。水蒸気爆発は予知が難しいといわれるものの、惨事を防げなかったのかとの声は根強く残る。専門家は、人材育成と予知・監視の専門機関の必要性を指摘している。(後略)
    (10月4日より抜粋)

.. 2014年10月07日 09:36   No.808003
++ 東京新聞 (社長)…849回       
原発 再稼働反対61%

 今回の世論調査では、原発再稼働への反対が61%に達し、賛成の34%を上回った。反対は3月調査の54%から増え、女性や中高年層で特に慎重姿勢が目立った。
 地域別で反対が最も多いのは北海道の66%。北海道電力は原発停止で経営悪化し電気料金の再値上げを申請中だが、料金負担が増えるとしても脱原発を求める声が根強いことを示した。
 全国で最初に再稼働する見通しの川内原発を抱える九州でも反対が59%となった。全10地域のうち、福井県に原発が集中立地する北陸は唯一、賛成の方が多かった。全体では、男性で賛成が44%、反対が52%だった一方、女性は反対が69%に上り、賛成の24%を大きく上回った。いずれの年代も反対が多数だったが、中高年層に比べ若年層は賛成の割合が高かった。原発停止による電力コストの上昇が経済に与える影響を懸念したと見られる。(10月5日より)



.. 2014年10月07日 09:41   No.808004
++ 朝日新聞 (社長)…373回       
福島第一、津波26メートル想定
  東電が報告 汚染水流出の恐れ    (10月4日見出しより)

.. 2014年10月07日 09:57   No.808005
++ 茨城新聞 (平社員)…140回       
候補者乱立 見えぬ焦点  漂うしらけムード   福島知事選

 東京電力福島第1原発事故後初となる福島県知事選は9日告示、26日投開票される。2期目の現職、佐藤雄平(さとう・ゆうへい)知事(66)が不出馬を表明したのは告示の約1カ月前で、選挙の構図が固まったのも9月後半。自民党は党本部と地元で候補者擁立をめぐるごたごたもあり、候補者が乱立する中、争点が見えず、県民の間にはしらけたムードも漂う。
 ▽安全策
 「人の道に反する行為だ」「執行部は進退を考えろ」。福島市内にある自民党県連で怒声が飛び交った。9月15日、地域の支部長らを集めて開かれた会合。県連執行部が、一度は決めた元日銀福島支店長への推薦を取り消したことを伝えると出席者の不満が爆発した。
 背景には、民主などが推す前副知事の内堀雅雄(うちぼり・まさお)氏(50)に相乗りし、負けを回避したい党本部の思惑があった。
 11月の沖縄県知事選は保守分裂選挙となる公算で、自民推薦の現職が苦戦するのは必至の情勢。7月の滋賀県知事選は「思わぬ敗北」(自民党幹部)を喫した。この間の福島知事選で、連敗を避けるには、内堀氏に野党と相乗りする「安全策」(党関係者)を取るしかなかった。県連は結局、党本部に押し切られる形で内堀氏の支援を決めた。 (後略)
(10月5日より抜粋)

.. 2014年10月08日 08:14   No.808006
++ 週刊金曜日 (幼稚園生)…3回       
電力会社と自民党のカネまみれ
  過去15年で21億円超  役員・子会社経由で多額の政治献金

  原発を抱える電力主要9社から自民党の資金団体「国民政治協会」に対し,子会社や役員個人経由で、過去15年間で21億円を超す政治献金がなされていたことが判明した。
原発再稼働と原発輸出の方針を進める自民党だが、これは業界からの事実上の賄賂ではないのか。
 折りしも日本経団連は政治献金を解禁する方針を発表(9月8日)。
 自民党が率いるカネまみれの腐敗政治はとどまるところを知らない。
( 10月3日号より抜粋)


.. 2014年10月08日 08:28   No.808007
++ 東京新聞 (社長)…850回       
◆「想定外起こる」噴火受け小泉元首相

小泉純一郎元首相は29日、御嶽山の噴火に関して「専門家も想定外と言っている。想定外とはいつでも起こりうる。日本はもう原発をやってはいけない国だ」と述べ、火山のリスクが指摘される川内原発再稼働の動きを批判した。(後略)
               (9月30日より抜粋)


.. 2014年10月08日 08:38   No.808008
++ 東京新聞 (社長)…851回       
原発再稼働に自然界が警告 主婦 中嶋由美子(東京都小平市)

多くの登山者が楽しんでいるところを突然襲った御嶽山の噴火。「逃げられる状況ではなかった」「死を覚悟した」等々、押し寄せる噴煙、火山灰、噴石の猛威からかろうじて避難できた方々の語る言葉は想像を絶するだに恐怖だ。「天災は忘れた頃にやってくる」の諺に審理を感じる。
 これは、周辺に火山が多い九州電力川内原発再稼働への自然界からの異議申し立てでもあろう。
 黒澤明監督は「夢」の「赤富士」の章で、富士山の大噴火に原発事故が加わるという天災と人災の複合災害の恐怖を描いた。視覚的効果を意図して赤く着色された放射能の桐野中を人々が半狂乱で逃げ惑うさまは阿鼻叫喚の地獄絵だった。同映画の再上映で、原発再稼働反対派が圧倒的多数になることを望む。
(10月4日「発言」欄より)


.. 2014年10月08日 08:54   No.808009
++ 東京新聞 (社長)…852回       
再生エネ買わず  
   ひんしゅくは買います   −電力会社 
        (横須賀市・虹児)
(10月4日「笑ケース」)


.. 2014年10月08日 09:08   No.808010

■--川内(せんだい)原発再稼働を止めよう!
++ 再稼働阻止全国ネットワーク (小学校中学年)…19回          

   御嶽山爆発!火山噴火予知はできないぞ!
   10月の3つの行動にご参加を!(10/15昼休みと夜、10/26午後2時)
 
 9月28日の「ストップ川内原発再稼働!9.28全国集会」には、7500名余りが鹿児島市に集まり川内原発再稼働反対を高らかに訴えた。再稼働阻止全国ネットワークでは、鎌田慧さん・広瀬隆さんとともに、その日の午前に川内原発ゲート前抗議行動を実施、そして前日27日には100名以上が集まって全国相談会を実施して決戦の4か月をどう闘うかを議論した。
 これらで明らかになった薩摩川内市と周辺自治体の原発稼働反対の声に呼応して、再稼働阻止全国ネットワークは10月中の行動を計画した。
首都圏の方々には是非ご参加いただきたい。

 ☆3つの行動にご参加を!(10/15昼休みと夜、10/26午後2時)☆

1.10・15原子力規制委抗議行動(第14回)
  規制委の「合格証」は無効だ(「原発震災」の石橋克彦氏の発言)
日時:10月15日(水)12時から13時
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前
  港区六本木1丁目9番9号
      東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」から
      「泉ガーデンタワー」を経て徒歩4分

2.10・15討論集会
  川内原発再稼働阻止を実現するために
日時:10月15日(水)18時30分開場、19時から21時30分
場所:「スペースたんぽぽ」 資料代:500円
   (東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F TEL 03-3238-9035)

3.10・26九電東京支社抗議行動(全国統一行動)
  九州電力は川内原発の再稼働を断念せよ
日時:10月26日(日)14時から16時
場所:有楽町電気ビル前(JR有楽町駅日比谷口下車、目前)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
   HP  こちら
   メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付)
※プラカード、ノボリ旗、鳴り物等ご持参下さい。
.. 2014年10月03日 09:18   No.806001

++ 渡辺秀之 (中学生)…38回       
東電は「福島」に責任を取れ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
 |  105の賛同団体と共に120人の参加
 |  10/1第13回東電解体!東電本店合同抗議の報告
 |  及び合同抗議の会計報告 次回は11月5日(水)19時から20時
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ 今にも雨が降りそうな不順な天候の中、10月1日(水)17時半から18時半まで、「再稼働阻止全国ネット」主催の「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動(JR有楽町駅:有楽町電気ビル前)が行われた。参加者は約80人。
○引き続き、19時から東京電力本店前で『東電は「福島」に責任を取れ!放射
能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!』のコールが鳴り響いた。呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、105の賛同団体と共に、第13回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約120人。
○ 色鮮やかなのぼり旗15本が林立する中、オープニングコールの後、横浜在住の方、被ばく労働を考えるネットワーク、ふくしま集団疎開裁判の会、計3名の抗議アピールがあった。
 続いて、日本音楽協議会(日音協)による「音楽での抗議」が行われ、全参加者の歌声が夜空に響いた。
 情勢報告として、たんぽぽ舎・山崎久隆さんが発言。先日の御嶽山噴火の状況、鹿児島・川内原発と火山噴火予知はできない、東京電力のADR軽視対応(福島県・浪江町の賠償にゼロ回答はひどい)等が報告された。
その後、経産省前テントひろば、再稼働阻止全国ネット、たんぽぽ舎(10/20:「東電は責任をとれ」連続講座:講師:木村 結さん)等、関連イベント告知があった。
 最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌って、抗議行動を締めくくり、20時に終了。
 終了後、10数名の有志による交流会が、近隣の居酒屋でなごやかに開催された。
 なお、カンパが33,071円寄せられました。ご協力、ありがとうございました。

   ☆2014年1月から6月の会計報告(簡易版)
 ・収入:274,010円
(5回のカンパ活動:271,870円、繰越金:2,140円)
 ・支出:297,499円
(チラシ印刷費用:233,102円、反原連へのカンパ:31,777円、
 会議費(6回):19,240円、交通費補助:10,000円、その他:3,380円)
 ・差引収支:23,489円の赤字(7月以降のカンパ活動にて、補てん予定)

 ☆次回(第14回)の東電本店合同抗議は、11月5日(水)19時から20時
 場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
    JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
 東電本店前にぜひ多くの参加をお願いします。引き続き賛同団体を募集中!

※《事故情報編集部より》
 なお、同日(11月5日水曜)の17:30より18:30に、すぐ近くの九州電力東京支社への抗議活動がおこなわれます。主催は「再稼働阻止全国ネットワーク」
 こちらへも、できればご参加ください。

.. 2014年10月03日 10:04   No.806002
++ 岩井 哲 (幼稚園生)…1回       
鹿児島現地から訴える ストップ!!川内原発再稼働
 │ 先月27日、木曽の御嶽山の大噴火、誰ひとり予知出来ず!
 └────(かごしま反原発連合有志)

◎昨年11/20、小笠原・西之島近くに突如“新島出現”、その後成長
◎今年8/3、屋久島町・口永良部島の新岳が突如噴火、現在も噴煙

今回の御嶽山噴火についての政府筋のコメント
 ★小渕経産相:「火山対策も含めて、世界で最も厳しい新規制基準に適合
  した」・・ウソばっかり。火山対策は元々抜けており、パブコメ後も
  完全スルー。
 ★菅官房長官:「川内原発は火山が(周囲に)あって、火砕流がそこまで
  行かないことは明快。全く心配ない」・・なぜ「明快」なのか、
  まったく根拠不明。
 ★田中俊一原子力規制委員長:「水蒸気爆発と大噴火を一緒にするのは
  非科学的」・・爆発の種類の違いをいくら語っても、噴火は噴火、
  被害は被害。
  そもそも、「火山学」に何の知見もないエセ科学者の逃げ口上。

火山噴火について、九州電力のコメント
 ★九州電力:「噴火は監視出来る」「噴火の兆候があれば核燃料を外へ
  運び出す」・・監視は出来ても「予知」は困難。冷やしてから運び出す
  のに数年かかるというのに、分かるのは早くて数日・数時間前らしい。
  どこへ持って行くかもあてはない。出来もしないタワゴトはやめてくれ。

予知連・藤井会長のコメント
 ★藤井会長:「予知連に予知しろと言われても術(すべ)がない」「規制委
  に予知する術があるとも思っていない」・・日本最高の火山学者の集まり
  が「予知連」、その「予知連」がお手上げ状態。まして「お手上げ予知連
  」にダメを出された規制委が、何を言っても、空しい。今や規制委員会は、
  原発「推進委員会」!

動き出した「中央構造線(=日本最大の活断層)」、
その先端が川内原発まで伸びている。これを無視して、
原発再稼働は許されない!!

.. 2014年10月06日 07:59   No.806003
++ 松本英治 (幼稚園生)…1回       
927〜928「川内原発再稼働を許さない共同行動」に参加して
 │ 相談会〜交流会。全国からの参加者との距離が短くなったと実感
 │ 川内原発近くの砂浜に作られた「川内原発テント」を訪問
 │ 大袈裟でなく、今まさに、日本の歴史、人類の歴史の分岐点
 └────(神奈川県在住)

 2014年9月27日(土)、鹿児島空港から川内市内へ向かうバスの中で、
<御嶽山噴火>(長野県と岐阜県にまたがる)のニュースがネットから飛び込
んで来ました。何の因果なのか?
 川内原発の近くには桜島を始めとして火山が複数ある。今回、川内原発に行
く前の学習会で、何度、「火山噴火が原発事故の致命的な原因」になると聞い
たことか。
 夕方から、再稼働阻止全国ネットワ−クの相談会。約200名が参加。再稼働
阻止のための意見が多数出されます。夜は交流会。やはり、直接、顔と顔を会
わせ、話し合う事が一番のコミュニケーションですね。全国からの参加者との
距離が短くなったと実感。

 翌日28日(日)の午前中は、川内原発ゲート前抗議行動。約250名が参加。
「川内原発再稼働反対」のコールが何度も繰り返されます。広瀬隆さん(作家)
が持参した福島県の牛の特大写真パネル。牛には無数の白い斑点があります。
放射能で内臓がおかしくなった影響と考えられるとのお話。放射能の影響は牛
に留まらず、あらゆる生き物、勿論、ヒトにも。
 その後、川内原発近くの砂浜に作られた、経産省前テントの兄弟分の川内原
発テントを訪問。テントを立てられた方々、そして、監視の為にテントにいる
方々の執念に深く敬服。

 午後からは、鹿児島市内、天文館公園にて「ストップ川内原発再稼働!
9.28全国集会」約7500名の参加者。そして、約2時間のデモ行進。鹿児島
の人々に、全国の人々に「川内原発再稼働反対」を心の底から訴えました。
 デモ終了後、木田せつ子さん(福島の女たち)が辻説法をすると聞き、天文
館の繁華街の一角に飛んで行った。福島の悲惨な状況を聞くにつれ、比喩でな
く、体が震える。いま現在、全く収束していない福島原発事故がある一方で、
川内原発の再稼働? 大袈裟でなく、日本の歴史、人類の歴史の分岐点に、今、
私たちは生きています。

 ヒトとして、生物的反応として、殺されない為に、
 脱原発しか選択肢はあり得ません。

 最後に、今回の行動に対して、事務局宛てに、多数の方からカンパを頂き、
参加者は旅費の一部を援助して頂きました。ありがとうございました。
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

.. 2014年10月06日 08:10   No.806004
++ 石橋克彦 (幼稚園生)…2回       
.「原発震災」を予言した地震学者 石橋克彦氏が告発
 │  「川内原発再稼働の審査書決定は無効だ!」
|  「週刊朝日」10月3日号に掲載
└────
「週刊朝日」10月3日号に石橋克彦・神戸大学名誉教授の記事が掲載されています。紹介します。
 こちら

 九州電力の川内原発(鹿児島県)が再稼働に向けて急ピッチで動き始めた。審査書を原子力規制委員会が正式決定し、政府は再稼働を進めるという文書を交付した。だが、「原発震災」を早くから警告してきた地震学者の石橋克彦・神戸大学名誉教授は、審査書は無効だと訴える。

 これまで川内原発の審査書に対する批判は、火山噴火が軽視されているとか、避難計画が不十分であるとかが大半でした。しかし、地震に関して重大なことが見過ごされています。
 福島原発事故の反省に立って原子力規制行政が抜本的に改められ、国民の不安と不信を払拭(ふっしょく)すべく新規制基準が作られたはずです。全国初となる川内原発の審査書は、その試金石です。
 ところが、新基準自体の欠陥は脇に置くとしても、新基準のもとで規制委員会がきちんと審査したかというと、実はそれが驚くほどいい加減なのです。 (中略)
 だが、石橋氏は月刊誌「科学」9月号に、そもそもの審査がおかしいと批判する論文を発表した。どういうことなのか。
 一言でいうならば、耐震設計の基準とする揺れ=「基準地震動」を策定する手続きが規則で決められているのに、それを飛ばしているのです。これは基準地震動の過小評価につながり、法令違反とさえ言えます。
(中略)
 原発の安全上重要な施設は、基準地震動に対して無事であることが求められています。そのため、「内陸地殻内地震」「プレート間地震」「海洋プレート内地震」について、敷地に大きな影響を与えると予想される地震を複数選び、それらによる地震動を検討することになっています。
 しかし九電は、活断層による内陸地殻内地震しか検討しませんでした。プレート間地震と海洋プレート内地震については、揺れは震度5弱に達せず、原発に大きな影響を与えないとして無視したのです。
 実は、けっしてそうは言い切れません。地震学的に、具体的な懸念があるのです。ところが審査では、九電の言いなりにしてしまった。 (中略)

杜撰審査続けば再び原発震災も
川内原発の基準地震動は620ガルとよく言われますが、これは直下で震源不詳のM6.1の地震が起きた場合の想定最大加速度です。しかし、活断層がなくてもM7程度までの大地震は起こりうるので、これは明らかに過小評価です。 (中略)
しかし、そういう技術的な話とは別に、規則に定められた手続きを飛ばしたのは、「耐震偽装」ともいえる大問題でしょう。 (中略)
石橋氏は憤る。
これでは規制委員会は九電の代弁者にすぎません。まるで“子供の使い”です。審査メンバーに地震がわかっていて真剣に考える人がいないか、再稼働路線に屈服したかでしょう。 (中略)
その石橋氏が、今はこう警告する。
 これほど杜撰(ずさん)な審査なのですから、無効にしてやり直すべきです。これが前例になって手抜き審査が続けば、第二の原発震災を招きかねません。

.. 2014年10月06日 09:48   No.806005
++ 坂東喜久恵 (小学校中学年)…13回       
JCO臨界事故を忘れない「9・30」15周年
 │  9月30日朝・経済産業省前追悼と抗議  夜・学習会
 │  9月28日東海村で現地集会とデモ
└──── (たんぽぽ舎)

 1999年9月30日10時35分頃茨城県東海村の「JCO・東海事業所」で発生した臨界事故から15年。その間毎年、東京でも追悼・講演会等の活動を続けてきました。

1.9月28日(日)は東海村石神コミュニティセンターで「フクシマを忘れない!再稼働を許さない JCO臨界事故15周年集会」と東海駅までのデモが開催されました。(主催:茨城平和擁護県民会議他)
この集会には近隣22の自治体の市町村長や市町村議長からのメッセージが寄せられていました。JCO事故・フクシマ事故を身近で体験した方々の安全への思いが伝えられていました。
お話(鼎談)は、村上達也さん(前東海村村長)、大泉恵子さん(JCO健康被害裁判元原告)、青木秀樹さん(東海第2原発差止訴訟・弁護士)、
司会は相沢一正さん

2.9月30日(火)の10:00からは経産省別館前で毎年実施している追悼と原因究明や原子力推進政策への抗議の集会を開催。10時35分に1分間の黙祷、その後白菊を献花しました。
夜7時からは「スペースたんぽぽ」で学習会をおこないました。
◎JCO事故とは何だったのか「《1999年発生―今年で15年》の歴史とその教訓」
 佐々木敏彦さん(原発・核燃とめようかい)
事故のことや問題点をよく知らない人が増えているので、基本的問題と15年間の運動について報告。
◎「JCO事故から見える福島原発事故−被爆者に賠償なし」山崎久隆さん《たんぽぽ舎》
 この3日前に、御嶽山の噴火があったため、差し迫っている日本の火山の危険性と、川内原発再稼働に関する規制委のいいかげんさについてが中心テーマになりました。

 ちなみにですが、1999年9月30日JCO臨界事故当日も、たんぽぽ舎で山崎さん講師の「原発事故分析」の学習会を開催中でした。しかし、刻々入ってくる事故の情報や、山崎さんには新聞社等の問い合わせが続く中、テーマは変更になり「JCO事故の解析」をしました。


.. 2014年10月06日 09:56   No.806006
++ 広瀬 隆 (中学生)…30回       
御嶽山の噴火について
 |  私は御嶽山で大噴火が起こることを予感して去年のリニア中央
 |  新幹線反対集会でその資料を配布していた
 |  原子力規制委員会の田中俊一委員長が暴言を吐いているので許せない
 
○ 過日、御嶽山の噴火の危険性について、リニア中央新幹線との関連資料を全国に送ったが、少し解説しておきたい。というのは、原子力規制委員会の田中俊一委員長が、暴言を吐いているので、許せないからだ。
 田中俊一は、御嶽山の噴火が水蒸気爆発であったので、川内原発に危険をおよぼすマグマ噴出と異なるメカニズムであることを取り上げ、「起こる現象が全然違う。一緒に議論するのは非科学的だ」と言い訳をしている。この噴火のドシロウトである非科学的の代表者が、よく言うものだ。ならば、マグマ噴出がいつ起こるのか、田中俊一には分るとでも言うのか。こういう人間は、テレビの公開討論会に引っ張り出して、面と向かって火山学者や石橋克彦氏と議論させる必要がある!
○ 九州電力が川内原発の再稼働のために主張し、田中俊一たちが認めた屁理屈によれば「マグマ噴出の場合は、マグマだまりにマグマが供給されるので、地殻変動などによって前兆を予測できる」という。ところが、彼らがその比較対象としているのは、ギリシャのサントリーニ島でBC17世紀に起きた「ミノア噴火」と、アメリカのロングヴァレー・カルデラで76万年前に起きた巨大噴出物の調査結果だという。この態度にまず驚くが、「日本の火山と、外国の火山では、起こる現象が全然違う。一緒に議論するのは非科学的」なのである。マスメディアを含めて、田中俊一や現在の一般の日本人は、火山の危険性を議論できるレベルにはない。

.. 2014年10月07日 08:20   No.806007
++ 広瀬 隆 (中学生)…31回       
 火山は大別して三種類があり、日本では、マントル対流が沈みこんでいる海溝(プレート境界)で起こる噴火なので、海水を一緒に引きこむために爆発的な噴火になる。加えて、鹿児島市の南にある口永良部島で8月3日に34年ぶりの噴火が起こったばかりだ。この噴火では死者が出なかったために、南九州以外では、ほとんど知られていないが、こちらのほうが御嶽山より、川内原発に対する重大な警告だったのである。九州電力や規制委員会は、それを予測できたのか?
○ 新聞のどこを読んでも、「今回の御嶽山噴火は誰も予知できなかった」と書いているが、少なくとも私は、御嶽山で大噴火が起こることを予感して、去年のリニア中央新幹線反対集会で、その資料を配布していた。それは、リニア中央新幹線が長野県〜岐阜県を通過するルートにあることから、1979年10月28日に御嶽山が噴火したことと、1984年9月14日に王滝村で長さ15kmの断層が活動してマグニチュード6.9の長野県西部地震が発生し、御嶽山南麓の斜面が大規模に崩壊したことを調べていたからである。御嶽山の噴火で最もこわいのは、今回のような水蒸気爆発ではなく、岩屑(がんせつ)なだれによって山体が崩れることである。つまり、長野県〜岐阜県一帯に地下鉄道を敷設することは、いつ崩れるか分らない地獄にトンネルを掘ることだ。
○ 今回の御嶽山噴火では、「死者が戦後最大になった」ことが問題なのではない。被害者の方々には申し訳ないが、被害を減らすために、あの危険な捜索活動はやめるべきだと思いながら、ずっとニュースを見ていた。
 日本の全体像を見ることが大事である。東日本大震災後に、プレートの動きが止まらずに、マグマを含めたエネルギーが日本列島の地底にどんどん蓄積していることが、こわいのである。
 今年、台風と水害が多く起こっていることは、フィリピン海の海水温の上昇に原因がある。それをすぐに地球温暖化と結びつけるドシロウトの人間がいるが、もともとの原因は地球全体の温暖化ではない。これはプレート境界の海底でマグマが噴出してフィリピン海の海水を加熱している局部的な海水温の上昇─つまり大地震の予兆である。
○ 次の大地震が、日本ばかりでなく、イラン、トルコ、中国、台湾を含めた地球規模で起こることは、時間の問題である。私はそう見ている。

.. 2014年10月07日 08:39   No.806008
++ 木村雅英 (高校生)…57回       
原子力規制委員会はIAEA(国際原子力機関)の下部組織?
 |  田中委員長のウィーン出張が示す「原子力マフィア」の集い
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その22
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

○先週の9月22日から25日まで、田中俊一委員長はウィーンに出かけ、IAEA年次総会とINRA(国際原子力規制者会議)に参加し、いくつかの国との2国間会合を実施してきた。会議・会合の中身はもちろん「秘密」。
 国内でも海外でも国際会議・国際会合は非公開で開催し、会議の概要だけを報告する。
 核防護とかテロ対策だとか言うが、それ以上に秘密会合にしないとまずいことがあるのだろう。
 今回の出張報告は次の「結果概要」のみが公表された。

・「国際原子力機関(IAEA)総会及び国際原子力規制者会議(INRA)・各種二国間会合等の結果概要について   平成26年10月1日原子力規制庁
   こちら

・オーストリア・ウィーンにおいて9月22日(月)から26日(金)の日程にて実施された第58回国際原子力機関(IAEA)総会に参加した田中委員長が、国際原子力規制者会議(INRA)への出席、各国との二国間会合、IAEA事務局等との意見交換を実施した。結果概要は以下の通り。
・22日に、メザーブ国際アドバイザーとの意見交換、トルコの原子力規制当局との会合を実施
・23日に、独国在ウィーン国際機関代表部大使公邸にてドイツ主催により開催された国際原子力規制者会議に田中委員長が出席し、委員長を含む9か国※の規制機関のトップが参加する中で世界の原子力規制に関わる幅広い議論が交わした。
 *日本、米国、英国、仏国、独国、カナダ、スペイン、スウェーデン、韓国
・24日に、天野IAEA事務局長との意見交換、マグウッドOECD/NEA事務局長との意見交換、さらにドイツ、ベトナム、リトアニア、UAEの規制当局との会合を実施
・トルコ、ドイツ、ベトナム及びリトアニアの4ヵ国の原子力規制当局との間で、情報交換等の協力に関する覚書に署名


.. 2014年10月07日 08:45   No.806009
++ 木村雅英 (高校生)…58回       
○原子力規制委員会サイトには、次の人たちと田中委員長との握手写真が掲げられている。田中委員長は安倍首相と組んで原発の輸出を促進しているのだ。
写真右:リトアニア原子力規制当局 デムチェンコ長官
写真左:ドイツ環境・自然保護・建設・原子炉安全省 クロースター局長
写真右:トルコ原子力庁 アルペル長官
写真左:ベトナム原子力規制当局 タン長官

○過去にもIAEAと接触した後に国内当局が動き出すことが頻繁にあった。
 例えば、原子力安全・保安院は、大飯原発のストレステスト意見聴取会が続いている2012年の冬、「国際原子力機関(IAEA)によるストレステストに関するレビューミッション」が1月31日に催され、その2週間後の2月15日に「発電用軽水型原子炉施設におけるシビアアクシデント対策規制の基本的考え方に係る意見聴取会」の設置が発表され、2月22日に第一回会合を開催、委員の間に戸惑いがあることを目撃した。
 今回のウィーン訪問時に何らかの指示を受けたのであろう、10月1日の定例会議から田中委員長は放射性廃棄物の安全管理を強調し出した。日本学術会議が2012年9月に「高レベル放射性廃棄物問題を考慮事項に入れた上で、原子力政策について考えるべきである」と提言したことを、原子力規制委員会はずっと無視してきたくせに。
 原子力規制委員会は、多くの脱原発支持「国民」でなく、欧米の「原子力マフィア」達の意向に沿って動いているのだ。
IAEAも規制委もしっかり監視しなくてならない。

.. 2014年10月07日 08:50   No.806010

■--再生エネ買い取り中断
++ 東京新聞 (社長)…842回          

「公表遅い」「責任取れ」
  九電説明会 事業者ら怒号も

 九州電力は1日、再生可能エネルギーの買い取り手続きの中断について、九州各地で説明会を開いた。急な中断に太陽光発電などを計画していた事業者らは「もっと早く公表できなかったのか」「責任を取ってほしい」と詰め寄り、怒号が飛ぶ場面もあった。(中略)
 福岡市の会場では事業者が「申し込みが殺到した時点でなぜ発表しなかったのか」と公表の遅れを指摘した。九電は「発電量など詳細な確認に時間がかかった」と釈明した。
 福岡県田川市の一般男性は、10キロワット以上の太陽光パネルを設置した住宅の購入に約4千万円のローンを組んだが、中断の対象になることを知り、「責任を取ってください」と声を荒らげると会場から拍手が起きた。(中略)
 大分市の会場では「損害賠償請求する」と厳しい声も上がった。大分県の園田寛さん(66)は「中断期間が不透明で不安だ。無計画で失望している」と不信感をあらわにした。(10月2日より抜粋)
.. 2014年10月03日 10:30   No.807001

++ 東京新聞 (社長)…843回       
社説−再生エネ中断 原発依存に戻るのか

 九州電力を先頭に、電力会社が次々と、制度に基づく太陽光や風力による電力の買い取りを中断し始めた。エネルギー政策が具体化もしていないのに、原発依存に戻そう、ということなのか。
 固定価格買い取り制度(FIT)は、小規模事業者や個人が太陽や風力などでつくる電力を、高値で安定的に買い取ることを大手電力会社に義務付ける。
 再生可能エネルギーの普及策として世界中で採用されており、日本では一昨年の夏から始まった。
 ところが、日本のFITには大きな抜け穴がある。買い手側の電力事業者が「電気の円滑な供給の確保に支障が生ずる恐れがある」と判断すれば、接続、つまり買い取りを拒否できる。(後略)(10月2日社説より抜粋)

.. 2014年10月03日 10:36   No.807002
++ 東京新聞 (社長)…844回       
被ばくで心が血を流した 福島「教訓生かされず」
  JCO事故15年 語り継ぐ

 茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)の臨界事故から15年が過ぎた。「臨界、被ばく…。その言葉を見聞きするだけで脂汗がにじみ、動悸(どうき)がした」。JCOの近くで働いていた日立市の大泉恵子さん(75)はそう振り返る。被ばくによる健康不安は消えない。「同じ苦しみをもう繰り返さないで」。原発事故に見舞われた福島の人々に思いを寄せ、事故を語り続けている。
 事故があったのは、1999年9月30日。蒸し暑い日だった。恵子さんは夫の昭一さんと、JCOから約130m離れた工場で働いていた。午前10時半ごろ、臨界事故が発生。調査で推定された夫婦の被ばく線量は六・五ミリシーベルトで、健康影響はないとされた。
 ところが、その夜から倦怠(けんたい)感に襲われ、仕事に行けない罪悪感で死ぬことばかりを考える日が続いた。やがて「被ばくによる健康被害の恐怖を心因とした心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と診断された。昭一さんは皮膚病が悪化。夫婦でJCOなどに損害賠償を求め提訴したが、2010年に敗訴が確定した。(中略)
 夫の死後、経験を語り始めた恵子さん。精神科で処方される薬を飲みながら、講演会などで原子力の安全性に疑問を投げ掛ける。9月28日に東海村で開かれた臨界事故15周年の集会では、約350人を前にこう訴えた。「事故で生活ががらっと変わってしまった。被ばくで、心が血を流しているんです」
(10月2日夕刊より抜粋)


.. 2014年10月03日 10:42   No.807003
++ 朝日新聞 (社長)…369回       
電力5社、相次ぎ停止 再生エネルギー新規契約
 (10月1日  名古屋 朝刊より)(見出しのみ)


.. 2014年10月06日 08:16   No.807004
++ 朝日新聞 (社長)…370回       
九電が首都圏で電力小売り参入へ 千葉に大規模発電所
 (9月30日 より)(見出しのみ)

.. 2014年10月06日 08:24   No.807005
++ 共同通信 (小学校低学年)…6回       
川内再稼働、年明け以降に 九電、工事計画一部提出
 (9月30日 より)

 九州電力は30日、川内原発(鹿児島県)1号機の再稼働に必要な工事計画
の補正書の一部を原子力規制委員会に提出した。ただ約2万ページのうち約
600ページにすぎず、残りや2号機分は予定していた9月末から遅れ、
10月中の提出になる見通し。工事計画の審査や地元同意の手続きにも時間が
かかるため、再稼働は年明け以降にずれ込む可能性が大きくなった。
 規制委は川内1、2号機が規制基準に適合していると認めているが、建物や
機器の詳細な仕様を示した工事計画や、運転管理体制をまとめた保安規定の審
査を続けている。

.. 2014年10月06日 08:57   No.807006
++ 東京新聞 (社長)…845回       
御嶽山噴火、水蒸気爆発の典型的な前兆あった レベル2出すべきだった
 有珠山予知の学者が批判  (10月3日 より)

 御嶽山噴火で、事前の警戒レベルを平常の「1」のままにとどめた気象庁に
対し、2000年3月の北海道・有珠山噴火を予知し、住民の被害を防いだ岡田弘
北海道大名誉教授(70)=火山学=は「水蒸気爆発の典型的な前兆現象がみられ、
レベル2に引き上げるべきだった。現地に密着した専門家不足」と批判した。
(中略)
 レベル2に引き上げた場合、火口周辺への立ち入りが規制され、観光業へ影
響も予想される。「責任追及を恐れて、対策が遅れかねない。全国一律の
マニュアルではなく、地域の事情に応じて登山口に「地震が続いています」と
いった啓示を出す方法なども柔軟にとるべきだ」と提言する。(中略)
「気象庁は反省し、長年、毎日同じ山の顔を見ている専門家を育宛て、現地に
密着しないと活火山とは付き合えない」


.. 2014年10月06日 09:16   No.807007
++ 室蘭民報 (幼稚園生)…1回       
有珠山抱える自治体では前兆現象=噴火の認識
 (10月2日 より)

 御嶽山(標高3067メートル)の噴火は、噴火警戒レベル「1」(平常)
の状態から噴火後にレベル「3」に上がり、警戒レベルの伝達・運用の在り方
に課題を投げかけた。同山と同じ常時観測が行われている活火山の有珠山(標
高733メートル)を抱える周辺自治体では、過去の噴火とその対策の経験か
ら共通の認識を持っているが、あらためて行政、住民が警戒レベルだけに左右
されない判断が求められている

.. 2014年10月06日 09:24   No.807008
++ 東京新聞 (社長)…846回       
川内原発の火山影響 論議再燃 九電「3万年前、火災流到達」
 (10月3日 「こちら特報部」より)

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火。この事態を受け、九州電力川内
原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に懸念が高まっている。九電は観測強化
を主張し、政府は「再稼働には影響しない」と繰り返している。だが、九電は
3月、約3万年前に近隣の火山の噴火で、火砕流が川内原発の地点に及んでい
たとする試算を公表している。
 今年3月、原子力規制委員会による川内原発の安全基準審査の会合で、ひと
つのヤマ場があった。九電が約3万年前に鹿児島県の姶良カルデラで起きた、
大規模な「破局的噴火」に伴う火砕流が、約50キロ離れた川内原発に及んでい
た可能性を初めて認めたからだ。(中略)
 九電は「原発の運用期間中に(3万年前のような)巨大噴火が起こる可能性
は十分に低い」「火山活動の観測を強化する」と危険性を否定。原子力規制委
も、九電の判断を「妥当」と追認した。
 だが、御嶽山の噴火後、この審査の結論を疑問視する声が高まっている。
(後略)

.. 2014年10月06日 09:34   No.807009
++ 東京新聞 (社長)…847回       
噴火予知できないのに 【金曜日の声 官邸前】

 東京都東村山市の無職 梅沢浩二さん(67) 専門家でも噴火は予知できないと言っている。それなのに安倍晋三首相は川内(せんだい)原発への噴火の影響の判断について原子力規制委員会がちゃんとやってくれていると繰り返すばかり。原発がそんなに安全なら、なぜ首都圏に造らないのか。
 東京都練馬区のパート 井上真理さん(47) 火力発電の割合を増やしているからかもしれないが電力は余っている。原発が暴走したら、そこに人が住めなくなるのに、再稼働するとばかり言うのは、安全をおざなりにしているとしか思えない。
 東京都町田市の会社員 児玉智子さん(55) 子どもたちの世代に核のごみを残す原発に頼るのではなく、クリーンなエネルギーをつくるための知恵を総力を挙げて出してほしい。日本の科学力ならできないわけがない。
(10月4日より)

.. 2014年10月06日 10:17   No.807010

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