返信


■--原発もテロの標的に
++ 東京新聞 (社長)…1319回          


 東京都世田谷区、主婦坂本道子さん(62)
 狭い日本でひとたび原発事故が起きれば、国民の命は守れない。フランスでテロが起きたが、原発が標的になったらと思うと心配。電気も足りているし、「百害あって一利なし」の原発はやめてほしい。

 さいたま市、無職沼尻昭さん(67)
 消費税は高くなり、家計は苦しくなる一方。国民生活を鑑みるなら、ほとんど稼働せず、大金が注ぎ込まれている高速増殖原型炉「もんじゅ」など、原子力関係の無駄なお金を介護や福祉に回してほしい。
    (11月21日「金曜日の声・官邸前」より)

.. 2015年11月25日 09:48   No.986001

++ 東京新聞 (社長)…1320回       
隠される被曝   鎌田慧

  富山市の「イタイイタイ病を語り継ぐ会」が主催した「イタイイタイ病とフクシマ」という集会に参加した。44年ほど前に『隠された公害』を書いていたからだ。
 その本で朝鮮海峡に面している対馬での、イタイイタイ病をテーマにした。被害者であるはずの地元住民から、「ここには被害はありません」と取材を拒否されたあとのいきさつを書いた。幸いなことに内部告発があって、隠れた公害は一挙に解決した。
 富山のイタイイタイ病は、水俣と新潟の「水俣病」や四日市市の大気汚染とともに、4大公害病といわれていたが、そのなかでもっともはやく農民の運動がはじまった。神通川流域に住む年配の女性たちが、三井金属鉱山が流出したカドミウムを野菜や水から摂取して、腎臓と骨に異常をきたして亡くなっていく事例は、明治の末年から伝えられていた。しかし、旧厚生省が公害と認定したのは1968年になってからだった。
  フクシマで被曝した自衛隊、消防隊、警察、東京電力社員、下請け労働者、派遣労働者、除染労働者、逃げ遅れた膨大な住民たち、この人たちの健康管理と補償がどれだけ、精密かつ手厚いものになるのか、それはこれからの市民運動のテーマでもある。ヒロシマ、ナガサキのほかにミナマタ、富山の教訓も活かされなければならない。 (ルポライター) 
      (11月24日「本音のコラム」より)


.. 2015年11月25日 10:14   No.986002
++ 東京新聞 (社長)…1321回       
原子力艦 避難線量下げる 政府 毎時5マイクロシーベルト超、原発と同じ

  政府は20日、米軍空母などの原子力艦で事故が起きた際に周辺住民が避難を始める放射線量の判断基準を、原発事故と同じ毎時5マイクロシーベルト超に引き下げた。
 国の災害対策マニュアルも改めた。自治体は今後、新基準で住民に避難指示や避難勧告を出す。従来の原子力艦事故の避難判断基準は、毎時100マイクロシーベルト超で原発事故の20倍だった。
 国内で原子力空母や原子力潜水艦が入港する米海軍基地があるのは神奈川県横須賀市、長崎県佐世保市、沖縄県うるま市の3市。
 基準引き下げは10月に河野太郎防災担当相が指示し内閣府が手続きを進めていた。原発事故による屋内退避の範囲が半径30キロ圏内となっていることを踏まえ、原子力空母の事故では半径3キロ圏内とされる範囲の見直しも今後、検討する。
 河野氏は記者会見で「横須賀市など関係自治体から聞き取りをし、専門的な見地から議論してほしい」と述べた。
      (10月20日夕刊より)


.. 2015年11月25日 10:38   No.986003
++ 愛媛新聞 (小学校中学年)…17回       
◆『八幡浜の住民投票 実施署名7000筆超』

  四国電力伊方原発3号機(伊方町)の再稼働の是非を問う住民投票の実施を求めて署名活動を行っている「住民投票を実現する八幡浜市民の会」は24日、活動開始から3週間となる23日時点で署名数が7000筆を超えたと公表した。
 署名活動は、住民投票の実施を定める条例制定を大城一郎市長に直接請求するため、3日から市民を対象に実施している。市民の会共同代表の石崎久次市議は「ミカンの収穫で八幡浜が一年で一番忙しい時期の活動になったが、趣旨を伝えることができた人にはほとんど署名してもらっている」と状況を説明。活動期限の12月2日まで戸別訪問などに力を入れ、支持を拡大する考えを強調した。
      (加藤太啓)  (11月25日より)


.. 2015年11月26日 08:12   No.986004
++ 毎日新聞 (課長)…178回       
高浜3号機再稼働越年 関電きょうにも工程表

  関西電力は原発再稼働に向けた工程を見直し、12月下旬に予定していた高浜原発3号機(福井県)の再稼働を1カ月程度遅らせる方針を固めた。原子力規制委員会の使用前検査が予定通り進んでいないためで、25日にも新しい工程表を規制委に提出する。来年1月下旬に予定していた4号機の再稼働も遅らせる方針だ。 (後略) 
     (11月25日より抜粋)



.. 2015年11月26日 08:17   No.986005
++ 京都新聞 (小学校低学年)…5回       
再稼働拭えぬ不安 市の同意権なぜない 避難の際 渋滞対策は
  舞鶴市 高浜原発への市民意見公表

  舞鶴市は19日、高浜原発(福井県高浜町)に関する住民説明会での原子力規制庁などからの説明について、市民から寄せられた質問と意見の概要を発表した。
 原発の安全性や事故時の避難、市に同意権がないことなどを厳しく問う内容が多く、再稼働への不安があらためて浮き彫りになった。 (後略)
    (11月20日「フォローアップ2015」より抜粋)


.. 2015年11月27日 09:09   No.986006
++ 東京新聞 (社長)…1322回       
廃棄物搬入8カ月 「中間貯蔵」積もる不信
「福島分限定」契約書になし  30年後土地返還 本当?


 東京電力福島第一原発事故に伴う除染で出た福島県内の放射能汚染土などを中間貯蔵施設の予定地(双葉町、大熊町)に搬入する作業が始まって八カ月がすぎた。だが、環境省と予定地の地権者との交渉は難航し、用地確保はほとんど進んでいない。背景には、「中間」という名の最終処分場にされるのではないかなど、地権者の国への根強い不信感がある。

◇未検討
「両親が苦労して、手に入れた土地なので、手放すことはできない。土地を返してもらえるという安心の担保が必要だ」大熊町の地権者約100人でつくる「三十年の中間貯蔵施設知見者会」門馬幸治会長(61)は、そう訴える。
 門馬さんらは、環境省との交渉を今年1月から始め、8回を重ねた.土地の売却ではなく、国に貸し出す方向では合意したが、条件の隔たりは大きい。(中略)
◇持ち込み
 もう一つの問題は、県外で発生した放射性廃棄物が福島の中間貯蔵施設に持ち込まれるのではないかという疑いが消えないことだ。(中略)
◇調整困難
 環境省によると、予定地の地権者は約2400人いるが、連絡先がわかる人は半数にとどまっている。土地の買い取りや賃借契約が成立したのは10月末でわずか14件確保できた用地は0.1%にすぎない。そんな状況の中、環境省は今年3月、見切り発車で予定地内保管上への廃棄物搬入を開始。(中略)
 30年に限定された中間貯蔵施設の使用期限のカウントダウンは既に始まっているが、計画通りに進むのか、いまだ見通せない。
     (11月27日より抜粋)(3面核心)


.. 2015年12月01日 08:16   No.986007
++ 東京新聞 (社長)…1323回       
独特な撮影・現像法 原爆の恐怖表現 渋谷で29日まで米写真家作品展

さまざまな撮影法や現像法を使った写真で原爆の恐ろしさを伝えてきた米写真家エリン・オハラ・スラヴィックさんの作品展が、27日から渋谷区神宮前三の「VACANT(バカント)ギャラリー」で開かれる。東京では初の個展。今年10月に訪れた福島県いわき市で採取した花やキノコ、魚の歯などを撮影し、青写真や白黒写真に仕上げた作品も展示した。 
 スラヴィックさんは2008年に初来日して広島を訪れて以来、広島平和記念資料館の所蔵物や被爆した建築物の壁面などを題材に、表面の凹凸を紙に写し取るフロッタージュの原寸大プリントや、建物に焼きついた影を青写真で表現する作品を発表してきた。
 今回は32点を展示。福島で目に見えぬ放射能の恐怖や、避難で引き裂かれた家族がいる現実にショックを受けたというスラヴィックさんは「原爆や放射能が原因で失われた人や物を思い起こし、核兵器や権力について再考察するきっかけになれば」と話す。
 29日まで。入場無料。開館時間は正午から午後8時。27日午後7時から詩人・作家の永井真理子さんとパネルディスカッションを行う。問い合わせはギャラリー=電03(6459)2962=へ。
(11月27日都心版より)

.. 2015年12月01日 08:24   No.986008
++ 東京新聞 (社長)…1324回       
事故 終わっていない

  埼玉県狭山市、無職岡田幸雄さん(75)
 もう一度原発事故が起きれば、日本は終わりだ。政権は再稼働や輸出を進めているが、福島の海も山も汚染されたままだ。来夏には参院選があるが、原発について若い世代が考える機会になればと思う。

  茨城県つくば市、無職宍戸泰子さん(63)
 今春、事故後の福島の状況を学ぶ旅に参加し、大量の廃棄物が並べられているのを目の当たりにした。ここに来るのは、事故は終わっていない、という現実を自分に刻むためでもある。
  (11月28日1面「金曜日の声・官邸前」より)


.. 2015年12月01日 09:07   No.986009
++ 東京新聞 (社長)…1325回       
沖縄への暴力  鎌田 慧

  沖縄・辺野古では、海に「臨時制限区域」がつくられ、建設工事に反対するひとたちの抗議のカヌーを、海上保安庁の職員がひっくり返したり、海に沈めたり、首をしめたり、あらん限りの暴力がふるわれている。
 陸上では、東京から派遣された機動隊(わたしたちが若いころ恐れていた「鬼の四機」も行ったようだ)が、座り込んだ住民を排除して、骨折などのけが人もでている。
 「海でも陸でも、集団的テロだ」と那覇在住の建築家・真喜志好一さんが怒っている。「逮捕して留置場には入れるけど起訴はされない」。国の非道を法廷で暴露されるのを嫌がっているからだ、とは真喜志さんの解釈だ。
 翁長雄志(おながたけし)知事は、県民とともに、国の横暴に真っ向から立ちむかっている。沖縄の民意をまったく認めない安倍内閣は、憲法92条「地方自治の本旨」に違反している。国と地方自治体は対等なのだから。
 戦争法は憲法9条違反。原発再稼働は、25条の「国民の生存権」に違反である。米国の戦争のための米軍基地建設は、戦争法と連動している。秘密保護法や国民総背番号制のマイナンバー。主権者が知らないうちに政治がすすむのは、民主主義ではない。失礼ながら、わたしは、「ならず者内閣」と名付けている。
  憲法を護って欲しい。 (ルポライター)    (12月1日朝刊27面「本音のコラム」より)



.. 2015年12月02日 08:44   No.986010


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