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■--東海第二原発
++ 山崎久隆 (社長)…565回          

.「東海第二原発」の運転延長をしないように求める
 |  申し入れ行動が行われた
 └──── (たんぽぽ舎)

 東京新聞11日付の情報で、「東海第二原発」の運転延長をしないように求める申し入れ行動が行われた。

東海第二原発・運転期間40年 市民団体「延長申請しないで」
                      2015年11月11日東京新聞
こちら

 「脱原発ネットワーク茨城」など市民団体22団体が原電に要請した。要請書では40年を超える運転を「危険」とした上で「重大事故につながる可能性がある運転延長や実験は許されない」と主張している。運転延長を原子力規制委員会に申請せず、新規制基準に対する適合審査の申請取り下げも要望している。

  東海第二原発は、東日本大震災で被災した原発の内の一つであり、海水ポンプも一部が水没し、非常用ディーゼル発電機と外部電源が一部機能したので福島第一原発事故のような破壊には至らなかっただけで、本質的には同じ欠陥を抱えている。新規制基準では原則40年運転と定めている以上、2018年にはそれを超える原発に多大な費用を掛けて補修や審査をする意味はない。
  東海村には他にも東海再処理工場や核燃料施設が多数あり、それらが複合して災害を拡大させる危険性もあり、できる限り早く安全対策をしていかねばならず、そこで東海第二原発を稼働させるなどといった選択肢はあり得ない。

.. 2015年11月13日 08:04   No.981001

++ 広瀬隆 (中学生)…41回       
来年4月 電力自由化「原発の電気は買わない」大キャンペーンを
 └──── (作家)
 
    【人民新聞 1565号  2015年11月5日号】掲載より
来年4月から電力自由化によって、私たち消費者が電力会社を選べるようになります。これは脱原発への大きなチャンスです。電力消費量は圧倒的に企業が多いのですが、電力会社の企業利益は、7割が一般家庭からとなっています(2012/05)。東京電力に至っては、9割を占めているのです。理由は、家庭への電気代が高く設定されているからです。
 私たちは高い電力を買わされているのですから、安い新電力への切り替えは大きく進むはずです。実際、東京新聞によると、「電力会社を変えたい」と答えた人が64%(3月時点)です。さらに、愛媛県において69.3%の人が再稼働に反対している、というアンケート結果が示されています。つまり、再稼働に反対している愛媛県民が四電から新電力に切り替えれば、四電の利益は37%激減することになります。だから四電は、原発を再稼働して利益を確保しようとしているのです。
 新電力事業者は、各電力会社の管内ごとにhttps://enechange.jp/ に記載されています。ただし、「イーレックス(株)」は、原発メーカーである東芝・日立が主要株主になっているので、要注意です。
 「原発を動かそうとしている電力会社との契約を破棄して、原発を使わない新電力へ移行しよう」という一大キャンペーンを展開すれば、大きな圧力になることは間違いありません。
 さらに、既存の電力会社から電気を買っている企業に対しても、「なぜ原発を再稼働しようとしている四電から電気を買い続けるのか?」という働きかけを行うことも可能です。
 電力自由化は、原発を止める大きなチャンスです。これは、勝てる闘いです。
★電力会社の収益構造(表から抜粋)
販売電力量      電気事業利益
家庭:企業 家庭:企業
東京 38:62       91: 9 
四国 41:59 54:46

※「電力自由化で原発と電力会社を葬る!!」第1回(5回シリーズ)
     日 時:2015年11月28日(土)18時より20時
     お 話:広瀬 隆(作家)


.. 2015年11月13日 08:31   No.981002
++ にしざきやよい (中学生)…43回       
スピーチ、機を逸し、チャンゴに踊る国会前でした。
 |   10月30日第171回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア )

 毎週のご挨拶、関電前の行動も定着してきました。今回人数は、7人と少なかったけど。最近、これは、人数では無いなぁとつくづく思います。人数少なければ、それだけ、個々の本気度が伝わるし、多人数で、1回より、少人数でも毎週毎週の方が、向こうさんも忘れる事が出来ないもんね。というわけで、短いながら関電前を終え、官邸前へ。
 と思ったら、テント脇で事件勃発!Kさんに渡す分のビラと東電前のポスターが行方不明。皆んなに確認するも誰も知らず、結局たんぽぽの事務所に置いてきてしまった事が判明。Yさんが取りに帰ってくれる事に。先週は幟が足りなかったし、荷物は出る時に良く確認しないとね、と反省、反省。
 さて、今日も官邸前、国会前とスピーチのハシゴしようと思ってたのですが、なんか気後れしてしまってウロウロするばかり。どうしようかと歩いていたら、チャンゴのグループ側にきてました。「こんばんはー」と入って行くと、小さいタンバリンみたいな太鼓を貸してくれた。チャンゴ(太鼓)と鐘(正式名称忘れてしまいましたm(__)m)の賑やかな輪の中で、自己流でたたきながら、ぐるぐる回ったり飛び跳ねたり、ジャンガジャンガ、ぐるぐる、ジャンガジャンガ、ぐるぐる、だんだん息が上がってきた。そろそろ限界、というところで、じゃぁんじゃん、じゃぁんじゃんで一息、はぁ気持ち良かった。と遊んでいる内に、19時50分!。しまった、ビラ配りに行かなくてはということで、スピーチ出来ないまま時間切れ。でも、実は、出来なかったんじゃなくて、したくなかったんだな。
 私の場合、スピーチは結構ハードル高くて、「許せん!」だったり、「なんでこんな事が‥」だったり、「これは知ってもらいたい」なんて思いが、バァーって湧き上がった時じゃないと出来ないんだよね。
 今回は考えすぎて、機会逃しました。次回は、気分盛り上がるといいなぁ。


.. 2015年11月13日 08:38   No.981003
++ 木村雅英 (大学院生)…119回       
情報隠蔽名人の原子力規制委員会(毎日新聞11/11夕刊から)
 |  福島事故の資料や原子力安全・保安院の過去データも消してしまった
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その73
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

  「黒枠白抜き」隠しを何度も指摘してきたがそればかりではない。原子力規制委員会は情報隠蔽名人、情報消滅名人だった。
 毎日新聞11/11夕刊「特集ワイド:原子力規制委・規制庁 肝心の情報、やぶの中」が詳細に報じた。
   こちら
以下の隠蔽・消滅情報は、総て同記事からのピックアップ。

○行政文書管理簿を作らずに「点検した」と内閣府に嘘
○電力会社との面談、要旨のみ
 柏崎刈羽原発の審査で「F5断層」が活断層かどうかの議論を、規制庁と電力側と非公開ヒアリングで実施し、A4用紙2ページ程度の議事要旨のみ発表。
 これは、明らかに公文書管理法(行政の意思決定過程などを「合理的に跡付け、検証することができるよう(略)文書を作成」すべき)に違反。
 また、国会事故調査委員会の黒川委員長が従来の原子力行政を「透明性を欠き(電力会社の)とりこだったと指摘し、規制委次長に議事録公開が「すごく大事」と訴えたにも拘らず、公開は議事要旨のみ。
○審査データ、目立つ「白抜き」
 関電が高浜原発の審査で事故時の原子力格納容器内の水素濃度分布の計算方法と試算結果を「白抜き」。規制委が「公開・非公開の考え方の整理を」と問うたが、中国電力など4社が本年6月に「競合会社が有利となると判断した情報は非公開」などと回答し、更田委員があっさり了解した。
○福島事故資料を削除
 発足3年を翌日に控えた9月18日、規制委は旧保安院などから引き継いだ大量の資料をホームページ(HP)から削除した。福島事故の資料も消えた。
 規制委広報室によると、HPの容量制限が理由、「原則として掲載後3年を過ぎた後、削除」というHP利用規約、田中俊一委員長にも相談。掲載後約1年半だった、1960年代からの原発トラブルのデータベースも「データが多く、情報が古い」と同時に消した。
 この削除方針は政府では異例だ。規制委は「削除した資料は国会図書館のHPで見られる」と訴えるが、図書館HPに移ったデータベースは検索機能を失い、使いにくくなった。
 科学ジャーナリストの添田孝史さんは「図書館HPはグーグルなどで外部から検索できず、事前に存在を知らない限り探せない。それに福島事故は重大性から見て資料を永久保存すべきだ」と批判する。
 「原発の安全は国と電力会社におまかせ」と言えた時代は福島事故で終わった。今の原発行政が世論の納得を得るには、最大限に情報を公開するしかないはずなのだが。


.. 2015年11月16日 10:26   No.981004
++ 西堂いづみ (小学校低学年)…5回       
沖縄・辺野古新基地を作らせない闘いに参加した人からの驚きのメール
 |  海上保安庁の隊員に首を絞められて体調最悪
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○タイトル『市民延べ27人拘束 辺野古、陸海で抗議行動(琉球新報から)』
 毎日と言っても良いほど沖縄の翁長県知事の頑張りと反対派市民団体の抵抗の姿が報道されています。
 11月12日には辺野古海底調査が4ヶ月ぶりに再開し、周辺の海上には反対派のカヌー10数艇が出て抗議。安次富浩代表が「調査再開は不当だ。大義は沖縄側にあるので、屈せずに声を上げ続ける」という話が東京新聞に13日掲載されました。
 同日の社説には米軍キャンプ・シュワブの工事用ゲート前には早朝から民が集まってくる。お年寄りが多いとありました。そして強制排除に加わった警視庁機動隊らと合わせて、どれほどの暴挙がまかり通っているかが書かれています。
 また地元の琉球新報 こちら には名護市辺野古の新基地建設で13日早朝、米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込む市民ら約70人を機動隊約100人が排除した。その後、工事車両用ゲート前からトラック4台、重機を積んだ車両1台など約25台の工事関係車両が基地内に入った。
 市民らは「違法な埋め立て工事を許さない」と訴えた。という記事が掲載されています。
 そして県知事の夫人・樹子さんが7日に辺野古の座り込みに参加したと、13日東京新聞の「本音のコラム」にありました。
○私の友人が内地から度々辺野古ブルーの隊員として参加しています。今月も止むにやまれぬと言って、3日から参加しています。13日に私は座り込みに沖縄のお爺、お婆が多いという記事と知事夫婦の決意の記事を読み、泣けると彼にメールを送りました。その返事に驚愕!「12日に海保とのバトルで首を絞められ体調は最悪です。スタッフに付き添われて名護の脳外科にきています。吐き気がして真っ直ぐに立てません。今回は10回カヌーに乗りました。」という内容です。
 その日、金曜官邸前抗議に参加するための準備に集まって来ていた仲間にそのことを伝え、そこにいた人たちの驚きと精一杯の知恵を彼に伝えるべく、「診断書を取れ!」「現場確認の記録と証言者を確保しろ!」「それまで帰って来るな!!」とまで書いて自分たちが安全地帯にいながらエールともつかないメールを彼に送り返しました。

.. 2015年11月16日 10:51   No.981005
++ 西堂いづみ (小学校低学年)…6回       
○その後、官邸前に行き、いつもの定位置でそこでやはりほぼ毎回会う女性に彼のメールの話をすると、彼女が「そうよ!私も去年、沖縄に行ったけど、その時だってスゴかったよ〜、暴力的と言おうか、海保は捕まえた人をわざと顔を海に突っ込んだり、その後物陰に引きずり込み、ボコボコにするんだから」と興奮して話し始めました。続いて「その時にボートに乗る事が出来たんだけど、一緒に行ってくれた人からキョロキョロ辺りを見回したりしないで!と言われたのよ、見張られているんだって」と「下を向いて海を覗いてみたら、まあ〜その海の綺麗なこと!!」「なんでこんな綺麗な海にコンクリートなんか沈めるんだろうと思ったら胸が苦しくなっちゃって陸に上がってから友達の胸を借りて号泣しちゃったの、もうはらわたから泣いたよ」と話してくれました。
 彼女の話と、毎回辺野古ブルーに参加している彼の話と符合します。
○「何しろ数倍も違う馬力の海保の船が我々のカヌーに激突してきて、首根っこを捕まえられ、そのまま海に放り込まれるのだ。それから引き上げられて“救助した”ということにするのが奴らのやり口」「海に投げ出されて腕を打ち、まだ痛くて治らない」などなど。
 11日のメールでは「朝6時20分から座り込みに参加、機動隊がきました。山城さんが指揮をとって座り込みの人たちもなかなか善戦しました。今日は8時半ころからカヌーに乗ります。」とありましたので彼の怪我はこの翌日のことです。


.. 2015年11月16日 11:01   No.981006
++ 山崎久隆 (社長)…566回       
.「もんじゅ」の廃炉を決断しない規制委
 |  もはや「死に体」の高速炉計画を廃止せよ
 └────  (たんぽぽ舎)
 
  福井県敦賀市の高速炉「もんじゅ」は、毎年約200億円(2015年度予算は前年よりやや少なく197億円)もの税金を食い潰す施設だ。
 9月から10月にかけて「もんじゅ」についての報道が続いた。報じられた事件は、昨年12月の1万箇所以上にも登る検査放棄(検査しなかったことを指す。ミスなどではない)に続き、最近では「重要度分類」さえも正常に出来ないことが発覚したことは前回もお伝えした。2度目の「報告徴収命令」を規制庁が行うことになった。10月21日が期限だという。この命令は強制力があり、従わない場合は罰則もある。一年も経たずに二回というのも前例がないことも含めて、これは驚くべき事態なのだが、まともに報道されているとは言い難い。
 数少ない報道の一つ、10月1日付け福井新聞は見出しで「もんじゅ機器分類誤りで報告命令 原子力規制委「異様、奇っ怪」(2015年10月1日午前7時00分)と報じた。
 「異様、奇っ怪」という言葉は更田規制委員から出た言葉だという。「保安検査で見つかった違反に報告徴収をかけるということはあっても、中身が分からず報告徴収せざるを得ないというのは検査の歴史でも極めて異例。極めて異様で奇っ怪」と記事になっている。
 「これだけ不備が続けば、社会の他分野なら契約解除が妥当。規制委としてもどこかでけじめをつけなければならない」(伴信彦委員)との意見も紹介されているが、むしろ現状は、なぜ開発中止、廃炉の決定を規制委員会がしないのかを追求すべき段階に達している。
 日経も9月30日付の記事で「もんじゅ極めて異常 機器、安全上の分類で誤り多数」と報じている。
 規制委員会は定例会の後に原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長と「意見交換」を行った。時事通信の記事はこうある。「田中俊一委員長は「半世紀以上の歴史の中で負の遺産があり、これを整理するには労力がかかる。限られた予算をどう配分していくかの議論が必要だ」と指摘。児玉理事長は「選別が必要。コスト意識を持って無駄を省く」と組織再編を進めていく考えを示した。」
 のんびりして緊張感のないやりとりに、機構と規制委の癒着を感じる。田中俊一委員長は原研東海の所長だった。旧古巣の不祥事ということになる。一方、植松敏夫理事長は三菱重工の副社長だったので、こちらは旧古巣の作った設備の不祥事ということになる。
 結局、責任者が集まっても責任ある答えは出さず問題を又しても先送りしただけだ。本当に「負の遺産」などと思うのならば、もはや巨額の税金を投入して何もしない、といった選択はあり得ない。もちろん再起動もあり得ないのだから、可能な限り早く安全に解体することを考えなければならない。幸い核加熱はわずかな時間しか行われていないので放射化も40年も使った原子炉より遙かに少ないのだ。

.. 2015年11月16日 11:13   No.981007
++ 柳田 真 (大学生)…96回       
近藤誠さん―3つの思い出
 |  原発反対でやってくるすべてのグループ・党派を
 |  受け入れるおおらかな考え
 |  がん患者の望月彰さんの見舞いで、わざわざ東京に見えた
 |  たんぽぽ舎の学習会で講師を務められ、熱弁
 └────  (再稼働阻止全国ネットワーク・たんぽぽ舎)

1.近藤さんには、3年前(2012年)の秋、再稼働阻止全国ネットワークの発足集会に当たり、共同代表(7人のうち1人)に斉間さんとともになってもらったこと(感謝)。
 四国電力伊方原発のゲート前の「いちいち行動」でマイクを握って精力的に演説されていたこと。
 最近では、東京新聞の名物頁・「こちら特報部」の大型コラムに随時執筆されていたこと。たんぽぽ舎の日刊メールマガジンに貴重な原稿=「原発が停止して良かった7つのこと」の文章を寄稿してもらったこと。伊方の家を快く受け入れてもらったこと。などなどが思い出されます。
 原発廃止一筋・まっしぐらにやってみえた人柄と運動人生に心から敬意を表します。

2.近藤さんの反原発運動の考えの中で、「原発反対でやってくるすべての勢力・党派・個人を受け入れられる考え」「実際に受け入れられたこと」は特筆すべき点だと思います。
 支配階級の巧妙な分断政策があり、また、闘う側の主体の未成熟もあって、残念ながら日本の運動には「おおらかに連携して巨大な敵に立ち向かう」考えが全く不十分です。しかし、近藤さんは過激派と嫌われる学生グループの講師や挨拶の依頼に対しても、“原発反対でやってくるすべての人々を受け入れる”大きな気持・度量でのぞまれて、講師も挨拶もひきうけられていた。と推察されます。
 なかなか実践できることではありません。私も“原発は(原爆も)人類を滅亡させる最大のもの”ととらえて、原発反対でやってくるすべての人々―保守でも、右翼でも、自民党でも―と手をたずさえる度量と力量を身につけたい―近藤さんの考えと生き様をみならいたい―と思います。


.. 2015年11月17日 08:04   No.981008
++ 柳田 真 (大学生)…97回       
3.ガン患者の望月彰さんを見舞いにわざわざ東京へ上京してみえた。
 たんぽぽ舎運営委員で、JCO臨界被ばく事故追及の運動の先頭で活躍した望月さんを見舞いにわざわざ上京してみえた厚情も忘れられません。
 2009年早々、本人も病気を抱えながら、東京にみえて、千葉市の望月家で、たんぽぽ舎の7−8人と共に「望月―近藤見舞対談」が実現しました。こういう激励のやり方もあると教わりました。
 この時の陰の功労者は、いま沖縄にみえる竹野内真理さんです。
  (望月さんは2009年3月5日亡くなられました。享年70歳)

4.たんぽぽ舎の学習会=いろりばた会議で講師として熱弁。(2009年3月1日)
 当時のいろりばた会議ニュースが、近藤誠講師の学習会の内容を報じていますので、その小目次を紹介します。
  …… 2009年3月1日開催した第139回いろりばた会議で、伊方原発反対運動のため現地に引越しした南海日日新聞記者近藤誠さんの講演。
  テーマは『原発と活断層問題―真実はこちら側にある!−』
 話の要旨 イ 愛媛県の特産
      ロ 愛媛県と東京都の意外な接点
      ハ 横紙破りをしなきゃ原発は止められない
      ニ 四国電力も恐れる反対派五人組(娘)
      ホ 耐震指針のない安全審査
      ヘ 魚の大量死は原発が影響
      ト 活断層問題−伊方は大変
        以下略

5.斉間淳子さんが、この度、多田謡子反権力人権賞を受賞されることになった。
 この賞は伊方原発反対運動を困難な中で力を合わせて造ってみえた3人―斎間さんの夫=故斉間満さんと故近藤誠さん3人に授けられた賞だと思う。
 伊方原発の廃炉決定をみないで残念にも亡くなられた近藤誠さんの遺影に、ごく近い将来、私たちは「伊方原発は廃炉だと決定した」を何としても届けたいと思う。みんなで知恵と力を出し合おう。


.. 2015年11月17日 08:10   No.981009
++ 木村雅英 (大学院生)…120回       
誰よりも電力会社を信じ計算結果のチェックをしない規制委
 |  〜保安院より安全審査が後退〜(毎日新聞11日夕刊から再)
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その74
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 前回に引用した毎日新聞11月11日夕刊
 「特集ワイド:原子力規制委・規制庁 肝心の情報、やぶの中」には
 もう1つ重要な指摘がある。
 こちら

  規制委(規制庁)が「計算ミスの有無を調べない」ということだ。このことは、私たちが川内原発の審査について国会院内ヒアリングで追及した時にも、規制庁PWR担当がただただ九電の報告を受け入れて答えるのみで、計算の中身の理解もチェックも全くできていないことを何度も私たちは確認した。
 この審査実態からも「適合性審査に合格しても安全とは言えない」(田中委員長談)のは当然であることがよく分かる。

(以下は記事から)
 規制委は昨年5月に「大量の計算を含む申請、たとえば耐震強度評価計算などの(中略)再計算はしない」と決めた。平たくいえば「計算ミスの有無は調べない」との宣言だ。
 「(ミス防止など)品質保証は電力会社の責任。規制基準には各社の品質保証体制を調べる項目があるので再計算は不要」と規制委は言う。
 だが(旧原子力安全委員会事務局で技術参与を務めた)滝谷紘一さんは「旧原子力安全委や保安院は全部ではないが再計算していたし、電力会社とは別の計算プログラムを使って計算の妥当性を確認もしていた。確認は意図的ごまかしへのプレッシャーにもなっていた。検算しないのは安全審査の後退だ」と憤る。
 原発関連の計算ミスは以前から多い。昨年8月にも関西電力が「高浜原発で計算を誤り、想定する津波の高さを約2メートル低く算出していた」と規制委に報告。その分、防潮堤をかさ上げする事態となった。担当者が気づきながら10年以上隠蔽(いんぺい)した例さえある。

◆過去に発覚した原子力関連の主な計算・設計ミス
2005年 日本原燃が核燃料再処理工場など計4施設で設計ミスと発表。旧原子力安全・保安院の指摘で発覚
 07年 日本原燃が核燃料再処理工場で耐震強度計算ミスを発表。日立エンジニアリング(当時)が計算。1996年に気づいたが隠蔽
 08年 東京、中部、中国、東北、北陸、日本原子力発電の6電力などが地震時に配管にかかる力の計算ミスを発表。影響原発17基
 10年 東電が福島第1、第2原発の耐震安全性評価に誤りと発表
 11年 四国電が伊方原発起動変圧器の耐震評価で計算ミスを発表
 11年 北海道電が泊原発で津波評価と地震動評価に誤りと発表
 11年 日本原燃が核燃料再処理工場などの耐震安全性評価でミスと発表


.. 2015年11月18日 08:10   No.981010


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