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伊方原発は危険な立地にある、誰もが疑問を持つ | 原発事故の責任を取るなら閣議決定したらどうか | 四国五十一番霊場、石手寺の仁王門には「集団的自衛権」不用の立看板 └──── (たんぽぽ舎会員)
伊方原発3基を現地で目前にすると、何故こんな危険地形に原発があるか誰もが疑問を持つ。 写真や映像から、地形の危険性の全体像を把握することはできにくい「百聞は一見に如かず」である。 原発は険しい山、急な岩場、尾根筋の地滑りしそうな国道から180mも海岸沿いに降りていかなければならない。原発の崖上の樹木を伐採していた、ヘリポートを建設しているらしい。原発周辺に平地はなく、福島原発のような広い汚染水タンクの設置場所は見当たらない。もしもの時、全て瀬戸内海に流すしかない。漁業・生活全て壊滅的な事態が予想できる。30キロ圏内の避難計画も具体化できていない。 伊方原発ゲート前抗議集会は、山肌を背に、88年6月米軍ヘリ墜落で乗員7名が死亡した至近で行なわれた。中央構造線断層帯が敷地北側を走っているところでもある。 STOP伊方原発再稼動11.1全国集会IN松山「福島をくり返さない」には4000名が集まった。 菅直人元首相は、「安倍首相が原発事故の責任は政府が責任取ると言っているが、あくまで言葉の問題、本当に責任を取るならば閣議決定することだ」と、安倍首相の無責任の言動を厳しく問いた。 広瀬隆さんは、「来年の電力自由化で、原発電気を買わない、原発電力会社を兵糧攻めにすること、電力会社と対抗すれば必ず勝てる」と力強く訴えた。 四国は、お遍路八十八箇所霊場の地お寺が多い。五十一番霊場、道後石手寺の仁王門の仁王像の前には、大きな立看板に「集団的自衛権」不用、不殺生祈りの会、裏門に「人を殺させない・人の話を聞く」不殺生戒とある。 石手寺住職加藤俊生は「釈迦の教えと平和憲法」を率先して発信し抗議行動をしている、イラク戦争のときは、石手寺に八十箇所寺が集まり、戦争反対を表明した。 真言宗大谷派は新安保法案を認めないと反対声明を出している。「日本国憲法の立憲精神に反する行為を認めるわけにはいかない。積極的平和主義の言辞の下になんら躊躇もなく進められようとしている。先の大戦に国家体制に追従した人々を戦地に送り出した歴史への反省である。」(佛教タイムス2015,5,28) 自称平和の党と称する、創価学会・公明党は、戦争法に積極的に賛成、原発再稼働賛成、不殺生の仏陀の理念は見る影もない。宗教家としての資格どころか、平気で嘘を言う、辺野古の人の話しを聞かない安倍首相と同列である。 「不殺生」を否定し戦争法に積極加担した創価学会は、もはや宗教家のいない仏教宗教心のない集団である。
.. 2015年11月09日 08:00 No.978002
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