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相次ぎ7回 機構の運営 規制委不安視
日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、機器の点検漏れが3年前に発覚して以来、新たに7回も漏れが見つかっている。こうした事態に、原子力規制委員会では「このまま機構にもんじゅを委ねていていいのか」との声まで上がり始めている。 点検漏れが初めて発覚したのは2012年11月。1万点近くの機器で、定められた点検を怠っていた。機構の鈴木篤之理事長(当時)が規制委事務局に「形式的ミスが出るのはやむを得ない」と、安全軽視と受け取れる発言をしていたことも判明。理事長は引責辞任し、規制委は事実上の運転禁止命令を出した。 (中略) 政府はもんじゅを存続させる方針。規制委がどこまで毅然(きぜん)とした姿勢で対応できるのか、真価が問われる場面もありそうだ。 (10月19日2面より抜粋)
.. 2015年10月27日 08:41 No.973001
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