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■--五輪エンブレム白紙撤回
++ 柳田真 (平社員)…148回          

−類似指摘相次ぎ
 |  安保(戦争)法制も白紙撤回したら…−国民の理解えられない・反対多い
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

○五輪エンブレムが白紙撤回された。類似指摘が相次いだから。(新聞見出)
 記者会見の五輪組織委員会も佐野研二郎氏も歯切れが悪い。
 森喜朗元首相はもっと態度が悪い。佐野氏は自分が記者会見に出て来て、盗作や模倣ではない理由をキチンと説明すべきだ。(文書発表ですませるのでなく)
 五輪招致委員会も新国立に次ぐ醜態に点検と責任を明らかにすべきだ。責任をとらない悪いクセだ。
 動かぬ組織委責任重く。佐野氏申し出で判断。事例画像無断流用認める(佐野研二郎氏)−9月2日東京新聞1面の大見出しだ。

○安保(戦争)法案も撤回したら…と安倍首相と自民党、公明党に言いたい。
 国民の理解は全くえられていないし、説明すればするほど一段と安保法制反対の声が広がるから。
 憲法違反の安保法制に反対する声は、日本全国で急速に広がり高まっている。公明党も「平和の党」の看板が泣いている。早く安保法案推進をやめてもらいたい。
○テレビ・新聞も官製報道タレながしといわれないよう、もっと庶民の声・草の根の民意をとり上げてほしい。まちがっても「アベ放送局」と主婦たちからいわれるような行動はしないでほしい。原発報道−ふくしまの報道をもっと正当に、大きく扱ってほしい。最近は福島原発事故などなかったかのような扱いだ。
 原発記事が少ない・小さい、さがすのに苦労する。もっと大きく扱え!
※付:エンブレムというヨコ文字はわかりにくい。なぜ日本語で表記しないのか。紋章・紀章・標章など。又はワッペンのようにすでに通用している語。

.. 2015年09月04日 07:58   No.956001

++ 木幡(こわた)ますみ (幼稚園生)…1回       
暑い夏−具合が悪くなって運ばれた作業員は沢山いる?
 |  福島の廃炉作業員を守らなければ福島の廃炉は出来ない 
 |          福島から   連載2
 └────  (原発避難民・仮設住宅に住む)

 前回、原発事故で配管の下敷きになり、津波で流されてしまったO君について書きましたが、その後、大熊町民の間では様々な噂が飛び交いました。
 3月11日、原子炉に通じるあらゆる配管が地震で壊れ、縦横無尽に飛び交い、中には作業員で、火傷をしてケロイドになった方もいたと言われています。
 しかし、私達原発周辺の住民には何ら知らされていません。地震当時、原発内はどの様な状態だったのか、原発構内にいた作業員の皆さんはどの様にして逃げて来られたのか、又、原発内には、閉じ込められた作業員はいなかったのか?等。全く明らかにはされていません。
 今年の夏は本当に暑かった。防護服を身に纏い、被曝をしながら働かなければならない現場。表には出ないが、具合が悪くなって運ばれた作業員は沢山いると言われています。 今年は、8月中には3人も亡くなられたと発表されました。確かに今年は暑かったからと云う事も有りますが、現場を知っている仕事が出来る作業員には、被曝の過重負担を掛けています。何故なら仕事が出来るエンジニアとか、作業員の方々の被曝線量が限度を超える方々が辞めてしまわれている中で、なかなか廃炉作業が出来ない方々が増えているからという事です。
 東電本社は、東京から社長以外幹部職員を含めた交代部隊を出そうとはしない。世界から注目されている仕事にも関わらず、給料は仕事の内容にも関わらず安く、被曝労働を強要される福島の廃炉作業員を守らなければ福島の廃炉は出来ないばかりか、今よりもっと酷い状況になって日本中に放射能がばら撒かれてしまいます。
 東京電力や国に、今、働いている廃炉作業員に保養を提供をする為に、早急に仕事が出来る作業員の交代部隊の組織化をしなさいと訴えたい。又、被曝線量の限度を超えて辞めて行かれた方々にも、生涯に渡って保証をするべきでしょう。
 広島や長崎の被爆者手帳と同等の物を、福島の廃炉作業で働いておられた、そして今も働いておられる全ての廃炉作業員に提供して頂きたいです。


.. 2015年09月04日 08:04   No.956002
++ 渡辺秀之 (高校生)…56回       
東京電力は福島原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!
 |  放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
 |   −第24回東電解体!東電本店合同抗議の報告−
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○当日未明の雷を伴う激しい雨模様から一転、快晴となった青空のもと、9月2日(水)午後5時半から6時半まで、再稼働阻止全国ネット主催の「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動(JR有楽町駅:有楽町電気ビル前)が行われた。参加者は、約80人。カンパは2万円余
○引き続き、午後7時から、東京電力本店前で「東京電力は福島原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、122の賛同団体と共に、第24回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約110人。
○オープニングコールの後、東電福島原発事故のため葛尾村から東京へ避難を余儀なくされている小島さんから、東京での避難生活が4年6か月になるが先の見えない不安定な状態が続いてこと、東京電力が福島事故の責任(事故原因解明、事故収束、被害者への賠償など)を果たさない中で柏崎刈羽原発の再稼働を推進していることへの怒り、私たちの願いは「ふるさとを、元どおりにして返せ」ということなどの訴えがなされた。
 続いて、日本音楽協議会とジョニー・H氏による「音楽での抗議」が行われ、「替え歌:Genpatsu is Over」など4曲が夜空に響いた。
 更に、情勢報告として、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)から、3人の東電元幹部の強制起訴が決まったことを受け、2002年の地震調査研究推進本部(推本)による「三陸沖から房総沖の海溝よりの領域のどこでも、津波マグニチュード8.2前後の津波地震が発生する可能性」の公表から2011年の東電福島原発事故まで、東電は何の対策もしなかった。東電元幹部が、安全よりも利益を追求する不誠実な対応に終始していたことの詳しい説明があった。
 その後、東電の刑事責任を追及する会など6団体から、アピール、関連イベント告知があった。
 最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌って抗議行動を締めくくり、午後8時に終了。
 また、カンパが31,612円寄せられました。ご支援、ありがとうございます。
 終了後、24名の有志による懇親交流会が、近隣の居酒屋でなごやかに開催された。

☆抗議参加者の声
 安倍首相、田中原子力規制委員会委員長、伊藤鹿児島県知事の三人が、原発再稼働に伴う重大事故の責任をたらいまわしにしている中、川内原発の再稼働が8月11日に行われた。それを見越したかのように、桜島噴火という自然界からの警告、および復水器で冷却用細管が損傷し海水が混入するトラブルが発生した。私たちは、自然界からの警告を謙虚に受け止め、国民の生命や財産を脅かす原発に依存しない社会を目指し、抗議の声を上げ続けたい。

☆次回の東電本店合同抗議は、2015年10月7日(水) :午後7時〜8時
 場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
    JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
 東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。引き続き賛同団体を募集中!
なお、同日5:30−6:30の1時間、=川内原発止めよ=九電東京支社行動が行われます.こちらもご参加下さい。

.. 2015年09月04日 08:15   No.956003
++ にしざきやよい (中学生)…33回       
毎回、あまり変わり映えはしませんが、継続は力なり、
 |  イロイロと進歩していきます。
 | 8月29日第163回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア )

 雨模様のせいか、今日は若干少な目の人出、特に官邸前への人の列は、一列だけで、二列、三列になるのは、記者会館手前位から。
 国会前はかなり人がいたけど、最近は7:30が近づくにつれシールズ側に移動する人が多いのか、後半になると少なくなってくる。
 ビラ配りも希望のエリアから憲政会館に向けてが良く捌ける。たんぽぽ舎もシールズのスタッフに認識されてきて、配っていると近づいて来たスタッフさんに「たんぽぽ舎さんですか、ご苦労様です」なんて言われちゃったりして。参加してる人からも「この前の記事、とっても分かり易かった」とか「このビラで、予定確認してるんだ」なんて言われると、ヤリガイ感じちゃうんだよね。
 毎週毎週同じ事の繰り返し、なんて思うけど継続は力なり≠セね。でも、たまにメゲるから「役に立っているよ」なんて声掛けてくれると嬉しいなぁ。ビラをネタに、会話が弾んじゃったりしたら、もっとも嬉しい!
 財務省上のMさんのコールも、益々磨きがかかっています。今日は、MさんBさんの二人で2時間をほとんどコールしっぱなしだったみたい。お疲れ様、最近最後にウランちゃんの歌で締めるみたいだけど、私はほとんど憲政会館の方もにいるので、ちゃんと聞いたこと無いんだよね。
 たまにはウランちゃんの歌、最後まで聞きたいなぁ。音楽ってホント、イイよね。私も時々楽器でも弾けたらいいなぁって、練習してみるけど、すぐ飽きちゃうんだよね。お風呂でうなるぐらいが、一番気楽だけどね。
 清志郎みたいに、自分の思ってる事歌えたらスっごく楽しいだろうなぁ。どうしたらあんな風にメロディーに乗せらるんだろう、ヤッパリ天分の才ってやつかな、クゥー羨ましい。連れ合いにリズム感がない無い、無い、と言われ続けている私ですが、せめてコールを音楽的にやりたい!今日この頃ですf^_^;


.. 2015年09月04日 08:27   No.956004
++ 山崎久隆 (社長)…560回       
プルトニウム抽出の「悪夢」は続くのか?
 |  核兵器開発に繋がる施設(RETF)の意外な「延命策」とは
 |  「もんじゅ」計画は日本の核武装計画の中核部分
 |  これを再処理できる施設の建設は絶対に認めることは出来ない
 └──── (たんぽぽ舎)

○ある新聞記事

  日本各地の地方紙に容易には理解が出来ない記事が一斉に掲載された。「休眠施設改造に100億円」という、共同通信の配信記事なのだが、一体何のことか分かる人はいただろうか。
 「リサイクル機器試験施設(RETF)のことかな」と分かったとしたら大したものである。
  しかし、それに100億円もつぎ込んで何をするつもりかは、そのまま記事を読んでも実は全く分からない。それが日本中の地方紙に「普通に」掲載されている。 どの新聞社もなんとも思わないのだとしたら、もはや報道は死んだとしか形容のしようがない体たらくだ。
  唯一、いきさつがわかったのが茨城新聞。つまり地元の新聞だった。あともう一社、東京新聞が共同通信の配信記事を「リライトして」記事にした。記事の内容が東京と共同では違う点があるので、以下は共同通信版を元にする。
  茨城新聞も表題は「休眠施設改造に100億円 東海村で原子力機構」と、他と変わらないのだが、本文でちゃんと問題点を説明していた。
  では、何が分からなくて、どうなったから分かったのか。
  記事を引用しながら解説する。
  まず、ほとんどの社が載せた記事は次の内容だった。
 --------------------------------
  独立行政法人の日本原子力研究開発機構が、800億円以上をかけて建設しながら、15年前に工事を中止したままになっている高速増殖炉研究の関連施設(茨城県東海村)について、本来とは別目的の施設に改造するためさらに100億円を投じる計画であることが1日、分かった。
 高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)など巨費を投じながら目立った効果を生まない原子力機構の研究には厳しい目が向けられているが、今回の改造計画も休眠施設の存続が目的とみられ、有識者からは「施設延命が目的で本末転倒だ」との指摘が出ている。
 ---------------------------------
  これだけである。施設の名前さえ出てこない。「関連施設って一体何だ」と思うだけだ。これをRETFと見抜けるのは核燃サイクル施設に取り組む人か、地元の人か、あるいは「800億円以上をかけて建設しながら、15年前に工事を中止したまま」という点で類推できる人くらいだ。
 共同通信のホームページでもここまでしか記事がない。本当にこれだけしか配信していないというわけではないのにどうしたことか。全く分からない。何を報じたいのだろう。「巨額の無駄金が又しても原子力に投じられようとしている」といったテーマのつもりだったのだろうか。もちろん、もっと遙かに大きな問題を内蔵しているのだ。「休眠施設の存続」なのに「100億円もつぎ込んで」などと批判していて済むレベルの話ではない。日本の原子力政策、ひいては核兵器開発までも視野に入れた中核施設の温存策となれば、金額の多寡ではなく現在進められている戦争法案(安保法制)議論とも密接に関わってくる施設なのである。


.. 2015年09月07日 07:53   No.956005
++ 山崎久隆 (社長)…561回       
○東京・茨城新聞「その後」の記事

  共同通信の配信記事にあったのであろう「その後」の記事も紙面に載せたのは、地元の茨城新聞と東京新聞(9月2日朝刊)だった。次に引用する。
 ---------------------------------
  原子力機構によると、この施設は「リサイクル機器試験施設(RETF)」で、もんじゅなどの使用済み核燃料の再処理を研究するのが本来の目的だった。改造後は、東海村に保管中の高レベル放射性廃棄物を最終処分場に運ぶための容器に入れる施設となる。
 RETFは1995年に着工したが、もんじゅのナトリウム漏れ事故などの影響で、2000年に建設が中断。建物はほぼ完成したものの、主要機器は未設置のままで、年間約2700万円の維持費がかかっている。
 11年には会計検査院が「多額の費用が投じられたのに施設を使わないのは不適切だ」と改善を求めていた。原子力機構は改造費用の根拠を「これまでの他施設などでの経験から算出した」としている。
 ただし現在の国の計画では、高レベル廃棄物最終処分場の操業開始は早くても30年代以降になる見込みで、現状では候補地すら決まっていない。RETFを改造しても搬出先の最終処分場がなければ再び休眠施設となる可能性がある。
 (東京新聞の記事はここあたりまで)
 原子力機構は「いずれは必要になる施設で、最近は最終処分場選定が加速度的に進むかもしれない状況が出てきた。国や地元からも施設の活用を求められていた」と説明している。(共同)
 ---------------------------------
  最後の「(共同)」により、記事全体が共同通信の配信記事だとわかる。
 これで「何に転用しようとしているか」が見えてきた。東海再処理工場で使用済燃料から分離された高レベル放射性廃棄物の「安定貯蔵」施設の一部として使おうというのだ。
 1998年まで行われた再処理により発生した高レベル放射性廃液は、まだ東海再処理工場内に414トン(他にプルトニウム溶液2.8トン)も溜まっている。冷却を続けなければ爆発する危険性がある。高レベルなので爆発しようものならば福島以上の大惨事になりかねない。
 当然、地元からは「なんとかしろ」と批判されてきたが、ガラス固化施設が使用不能となっている以上、どうにもならないとされてきた。
  一方、RETFは高速増殖炉の再処理施設として建設されていたので、工程には放射性廃棄物を処理する部分が存在する。ただしRETFそのものではプルトニウムの分離抽出しかしないはずなので、高レベル放射性廃棄物のガラス固化施設は別にある。東海再処理工場に接続してガラス固化施設に送る予定だった。
 プルトニウムを抽出しようにも「もんじゅ」が稼働しないためプルトニウム燃料は存在しない。「もんじゅ」計画が消滅すれば自動的に不要な施設になる。しかし依然として計画が「生き残っている」ために、このRETFも中途半端に存在し続けてきた。毎年巨額の費用が投じられているため「何かに活用する」必要が生じ、高レベル放射性廃棄物の処理の一部を行うことになったようだが、100億円で具体的に何をするかは、結局良く分からない。


.. 2015年09月07日 08:27   No.956006
++ 山崎久隆 (社長)…562回       
○何をするつもりか監視が必要

  RETFの本来の目的は「高速炉のブランケット燃料体からのプルトニウム抽出」である。それ以外に使用方法はない。ただし、建物の転用ならば別の装置を作ることも出来るかも知れない。しかし「いずれは必要になる施設」という言い方には「いずれは「もんじゅ」も稼働して、再処理を実行する時が来る」と言っているに等しい。
 「もんじゅ」計画は日本の核武装計画の中核部分なので、これを再処理できる施設の建設は絶対に認めることは出来ない。
 恒久的に「もんじゅ」の再処理施設に「戻せない」ような設備になるならばまだしも、これからも厳しく監視をしなければならない施設であることは間違いない。


.. 2015年09月07日 08:36   No.956007
++ 米山 創 (幼稚園生)…2回       
東京電力柏崎刈羽原発の「集中審議」を許すな!
 |  福島第一原発事故収束が先決だ
 |  原子力規制委員会の東電柏崎刈羽原発先行審査に反対
 └────  (たんぽぽ舎会員)

◯[東京8月6日ロイター]より 原子力規制委員会は6日、新規制基準適合性審査が比較的進んでいる沸騰水型原子炉(BWR)のうち、東京電力<9501.T>柏崎刈羽6、7号(新潟県)に当面集中して審査する方針を示した。規制委の更田豊志委員は同日の審査会合で、「柏崎刈羽6、7号機に当面集中してプラント関係の議論を進める」と述べた。
◯規制委はBWRの中で申請が先行した、柏崎刈羽6、7号、中国電力<9504.T>島根2号(島根県)、東北電力<9506.T>女川2号(宮城県)、中部電力<9502.T>浜岡4号(静岡県)の5基について、安全評価の手法など共通部分について合同で審査してきた。
 2年前に始まった新規制基準の適合性審査は、九州電力<9508.T>川内1、2号(鹿児島県、加圧水型=PWR)が「優先審査」の対象となり、最初に審査合格(設置変更許可)を得た。
 更田委員は、「川内1、2号は地震、津波が早く結論を得られたので優先的に進めたが、柏崎刈羽6、7号は地震、津波とは無関係に判断した」と説明。柏崎刈羽6、7号の今後の審査での扱いは「先行、優先ではなく集中」(更田委員)で、審査合格の順番とは無関係という。[東京8月6日ロイター]引用終わり

◯要は加圧水型=PWRが「間もなく片が付く」ので今度は沸騰水型=BWRを審査すると言っているのだ。
 地震、津波とは無関係にプラント関係の議論を進める(いままでもソーダッタ)、とりわけ東電資本の生命線たる「柏崎刈羽原発6・7号機」に集中すると、許しがたい、ふざけたコメントである。
◯規制委員会はこのコメントで明らかな様に、沸騰水型原発はまとめて安全評価の手法など共通部分について合同で審査してきた。
 しかし、沸騰水型と云う原発の型は共通であっても、各原発はそれぞれ原発の置かれている地盤や地下水流入量や新基準地震動が違っている。この様なことは福島の過酷事故を顧みないままの「原発技術論」でしかない。
 安倍政権が誇らしげに国民に告げる「世界で一番クリアーで安全な基準」=「安心」の中身なのです。
 規制委員会は世論から逃げます。私たち(規制委員会)は「設備と運用」に限り審査し、合否を判定していると。誰に脅され、沸騰水型は共通だからと合理化し、時間を切り縮めているのか、言わずもがなであろう。
 そして規制委員会は更に逃げる。「これは集中審議であり、合否の優先順位ではない」と。批判をかわそうとすれば増々原発推進派の姿が露わになってくる。 川内原発再稼働過程の中で、規制委員会が満天下に明らかにしてしまった「無責任体制」。これを踏まえれば誰もこのコメントを納得しない。


.. 2015年09月07日 08:47   No.956008
++ 木村雅英 (大学院生)…108回       
福島第一原発事故加害者東京電力の柏崎刈羽原発を優先審査する規制委
 |  「あれはあれ、これはこれと言う訳にはいかない」はずではないか!
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その62
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

  既に1カ月近く経過してしまったが、8月6日の産経新聞記事「柏崎刈羽原発を優先審査へ 規制委が決定 福島第1と同じ沸騰水型」をご覧いただきたい。
 「原子力規制委員会は6日の会合で、未曽有の事故が起きた東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型原発の審査について、東電柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)を優先的に進めることを決めた。耐震設計の目安となる基準地震動の議論は終わりが見えないため、原子炉建屋など施設の審査に限定する。
 規制委は審査の効率化を図るため、沸騰水型では先行する4原発の審査を一緒に進めてきたが、更田豊志委員は会合で『並行しての審査は相当な時間がかかるので、柏崎刈羽原発に集中して議論したい』と説明した。
 加圧水型では九州電力川内原発(鹿児島県)の審査を優先し、他の電力会社の参考にさせてきた。」
 2年前には、更田委員が「あれ(福島)はあれ、これ(柏崎刈羽)はこれという訳にはいかない」と言い、このことを田中委員長も肯定していた。にもかかわらず、原子力規制委員会定例会議で田中委員長が例によって議題に上げていなかった柏崎刈羽原発の適合性審査についてぼそぼそと話しだし、「そう簡単にすいすいと進むようなことは、私自身は考えられないのですが、入口にとにかく入るということで御了解をいただいたものとして、今日は委員会の議論の締めくくりとさせていただきたい」と審査開始を決めたのが2013年11月13日。
 そして、それから1年9ヶ月経って、とうとう東電柏崎刈羽原発の審査を優先させることに決めたのだ。
 9月4日の東京新聞で「福島第一 地下水くみ上げ 汚染水混入リスクも 東電 厳重な管理必要」と報道されているように、地元漁協の懸念をよそに、9月中旬にもリスクが高いサブドレインから海洋放出を始める。
  要するに、放射能汚染水はコントロールもブロックも出来ていず、福島第一原発事故は収束していず、デブリの状態も不明で廃炉への工程が延ばし延ばしで見えず、作業労働者の被曝量が増えて死者も多発し、被害者は救済されず高線量の地に帰還を迫られ援助打ち切りを宣言されている。そればかりか、東電は福島第一原発事故の責任を取らず、福島原発告訴団の努力で今やっと当時のトップが起訴されるところだ。
  このような状況での東電柏崎刈羽原発の優先審査決定だ。
  原子力規制委員会が「原子力マフィア」におもねる再稼働推進組織であることの、もう一つの重要な証拠だ。



.. 2015年09月07日 09:07   No.956009
++ 上岡直見 (小学校高学年)…26回       
警察側の3万人という発表は集まった人数に脅威を感じているから
 |  何かにつけて東京五輪にケチがつくのは
 |  原発被害をごまかすための嘘と、利権の集積であることを
| 多くの市民が気づいているからだ 8.30参加報告
 └──── 〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

  私は開始1時間くらい前にメトロ永田町駅の2番出口に着いたが、すでに歩けないほどの人出だった。面白いのはここに「DJポリス」が配置されていたことだ。さすがに「お巡りさんも皆さんの気持ちはわかります」とは言わなかった。
 そのうちシュプレヒコールが激しくなり、この周辺では決壊まではしなかったが警官と柵の押し合い、怒鳴り合いが始まると、DJポリスはすごすごと退散してその後は姿を見せなかった。
 そんな状況で私自身は正門前までたどり着けなかったが、人が詰まって歩けない状態というのは、1平米あたり5〜6人の密度になることが研究や調査から知られている。国会前の大通りだけで約40m×200mすなわち8,000平米ある。ここを埋め尽くしただけで約4〜5万人に達する。そのほか国会周辺の歩道もびっしりと人で埋まっていた。
 さらに「霞が関エリア」などの人数も加わる。実行委員会側は面積計算とは異なる推計方法を採用しているらしいが、全体で12万人という実行委員会側の推定は妥当である。SEALs推計の35万人はちょっと無理かなという気がするが、警察側は3万人と発表し、それに呼応してネット上の回し者が過小推計のデマを流している。それは集まった人数に脅威を感じているからにほかならないだろう。
  少なくとも8月30日については市民は勝ったのだ。市民が知らないと思ってデマを流しても嘘はすぐわかる。よく「大本営発表」と言われるが、戦時中にミッドウェー敗戦を隠蔽して虚偽発表した時も、一般家庭には電話すらない時代に、2−3日もすると市民は事実を知っていたという記録もある。今はインターネットがある。「風評」は「真実」であることが多い。
  原発についても同じだ。いま東京五輪のロゴ問題が話題となっているが、法的に盗用かどうかともかく何かにつけて東京五輪にケチがつくのは、スポーツは口実に過ぎず、原発被害をごまかすための嘘と、利権の集積であることを多くの市民が気づいているからだ。東京五輪にケチがつくのも、発端は安倍首相の「アンダーコントロール」発言にある



.. 2015年09月07日 09:17   No.956010
++ 山崎久隆 (社長)…563回       
核兵器にも近い設備の1つである「もんじゅ」の永久閉鎖処分こそ
 |  唯一の道
 |  「もんじゅ」の恐るべき実態
 |  「安全上重大な設備」が点検されない本当のわけ
 └──── (たんぽぽ舎)

○毎日、朝日、福井新聞、NHKニュース他でも次々に報じられているのは、「もんじゅ」にまつわる信じがたい事件の報道である。
 この欠陥原子炉を、まだ試運転しようとしている日本原子力研究開発機構に対して、強く抗議し計画の断念を求める。
 こんな原子炉を動かそうものならば「試運転」が「死運転」になるのは時間の問題だ。

○報道が伝えたこと
  各社の報道の中でも最も詳細なのは地元の福井新聞である。「もんじゅ、機器の重要度分類に誤り 3千点、保全計画見直しに影響」は9月4日付。
 記事の要旨は次の通り
---------------------------------
 設備や機器の安全上の重要度を決める分類の誤りが少なくともおよそ3000件あることが規制庁の検査で判明。中には重要度が高い設備や機器を、低く分類する誤りも含まれている。
 これまで大量の機器の点検漏れが見つかり、2013年3月に原子力規制委員会が運転再開準備の禁止命令を出していた。
 その後、年4回行われている国の保安検査で、設備や機器の安全上の重要度を決める分類の誤りが少なくともおよそ3000件あることが判明した。
 重要度分類は原発同様、「クラス1」から「3以下」に分かれているが、重要度が高い設備や機器を低く分類するという致命的な誤りも含まれていた。
 重要度分類に応じて検査項目の選定や検査サイクルあるいは分解点検か外観検査かが決まるから、低いレベルとされた機器類は本来必要な検査が行われなかったと考えられる。
 分類の誤りは、1995年12月に発生したナトリウム漏れ火災事故を受けた設備改造工事に伴って、新たな許認可が出された2007年から続いていると考えられる。また、機構側は2013年3月に始まった保安検査で規制庁から手続きの不備を指摘していた。その後の5月には自主的に分類を再確認しており、実際には当時から分類誤りに気づいていた。
 今年8月に行われた規制庁との面談で初めて事実の一端を明らかにしたという。
現在もまだ確認作業は続いており、クラス3以下となっている機器類や系統については現在確認中。これからも続々と明らかになるかも知れない。
 9月3日に今年2回目の保安検査開始を16日までの予定で開始した。冒頭に分類誤りについて説明し、機構側に真摯な対応を求めたことから、今回の報道発表となった。
---------------------------------


.. 2015年09月07日 11:24   No.956011
++ 山崎久隆 (社長)…564回       
○何が起きていたか

  これで「もんじゅ」そのものが欠陥品であることが改めて証明された。重要度分類を誤るような保安規定を作った原子力研究開発機構つまり旧動力炉・核燃料開発事業団が、まともに設備の設計が出来ると考えるわけにはいかない。
 設備や機器類の安全上の重要度が分かっていない組織が作った原子炉を、後から手を入れて安全な装置に出来るわけがない。
  一体何処にどれだけの欠陥が潜っているか、もはや誰にも分からない。安全上重要な機器と認識せずに設計、施工するということは、例えば耐震クラスSで作るべき配管や装置類をCクラスで作ってしまうようなものである。大きな力が加わらなくても、運転中の振動や圧力などで簡単に破損してしまうかもしれない。
 そんな欠陥が随所に潜っている原子炉など、認可を取り消すほかはない。
  もともとナトリウム火災を起こした熱電対のさや管は、構造上疲労破断を起こすことが目に見えていたし、製造したメーカーさえ、その懸念を当時の動力炉・核燃料開発事業団に伝えていたのに無視されたことを告発していた。
 そのような異常な設計とデタラメな安全管理体制は、例えば二次系ナトリウムが流れる配管室を火災防止のために窒素封入するといった、簡単な対策さえ取られていなかったり、ナトリウムの冷却材中で部品を落下させて破損し、不透明で危険な液体ナトリウムの中で回収が極めて困難で危険な状態に陥らせるような管理をするなど、およそ「もんじゅ」という装置の、潜在的危険性と運営の困難さを全く考慮もしない運営に終始したことと見事に付合している。
  この原子炉を少しでも稼働させると、必ず大きなトラブルになり、そのたびに関係した重要人物が亡くなっている。これまた極めて深い暗部を背負った施設と組織と言える。
 核兵器にも近い設備の1つである「もんじゅ」の永久閉鎖処分こそが、断末魔の悲鳴を上げている原子炉に残された唯一の道だ。これが動くなど、断じてあり得ない。

○組織崩壊

  2014年4月11日には共同通信が「組織崩壊」という規制庁職員の声を紹介していた。この年3月から「もんじゅ」の保安検査が行われている。しかし膨大な検査漏れだけでなく、検査日程が勝手に書き換えられているなど、およそ原子力施設とは思えない体たらくに「組織崩壊」という言葉が出た。
 それから1年半。崩壊した組織は、復活などしていなかった。明らかに事実を隠ぺいしようとしてきた結果、さすがに規制庁が目に余る実態を明らかにせざるを得ないまでに行き着いたのだろう。
 しかし規制庁も「もんじゅ」を廃炉にするつもりは全くない。なんとかして再稼働を実現し、高レベル放射性廃棄物の処分計画を先に進めたいとの焦りがある。
 しかし危険きわまりない設備を使っての実験は、到底許されるわけはない。
  組織崩壊した組織が扱っている「もんじゅ」は、一般の原発の何倍も危険な原子炉だ。そのうえ東海再処理工場も持っている。
  日本の原子力は危険な組織がよってたかって滅茶苦茶にしてきた歴史だ。そんなものに何時まで「経済効果」「地域発展」などの幻想を抱いていれば気が済むのだろうか。組織崩壊はそんな施設を誘致して再稼働を要請している地方団体にも当てはまる言葉である。



.. 2015年09月07日 11:31   No.956012


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