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■--安保(戦争)法案NO!12万人が国会包囲
++ 柳田 真 (部長)…202回          

   全国の原発現地も集会・デモ−川内・伊方・福島
 └──── (たんぽぽ舎)

◎8月30日(日)は、朝から夕方まで、たんぽぽ舎ボランティアのみなさんと一緒に、安保(戦争)法案粉砕!−原発再稼働も阻止したい−東京10万人・全国100万人行動に全力参加した。
 数日前から、ビラ印刷、横断幕作り、参加者の拡大で大忙しでした。
 当日は、いつもの金曜官邸前抗議行動の場所=「経産省前テントひろば」と首相官邸の間=「財務省上」交差点を中心に活動した。
 『原発ご三家(三菱重工、東芝、日立)』は、戦争の武器を作っている大企業ばかり。
 原発と安保は密接につながっている。戦争になると最初に攻撃されるのは原発だ。基地(沖縄)だ−をスピーカーとビラ・横断幕で訴えた。
 全国の原発現地でも安保NO!原発NO!が闘われた。
◎川内原発の鹿児島では−1000人位で、JR中央駅と繁華街の間をずっと人間が並び「ストップ戦争法案の赤い紙」でつなげた。
◎伊方原発のある愛媛県では、松山市で300人の集会、リレートークがおこなわれた。
◎福島県では−次回のメールマガジンに。
◎たんぽぽ舎は、ビラ5000枚の配布と「安保と原発は密接につながり」「軍需産業と原子力産業は重なり合う」という趣旨の横断幕2枚を作成。たんぽぽ舎の会員を中心に40人弱が参加して集会を盛り上げました。
 毎週の金曜官邸前抗議行動のいつもの場所は、続々と参加する大きな人々の流れができ、結果的に「道案内の役」も果たしました。警察が過剰規制し、いくつも分断する中で、日曜日で、歩道脇の公園の中に入れることも伝え、適切な道案内をしました。
◎東京では、主催者の発表で、参加者12万人に対し、「この日の国会周辺の人出を約3.3万人とする警察」との記事が、8月31日朝日新聞朝刊社会面に載っています。安保反対の参加者を少なくみつもりたい意図か?
◎集会の内容は会場から離れていたせいで、よく聞けなかった(各所にスピーカーが設置されていたが)ので、他の人の報告文をご覧下さい。


.. 2015年09月01日 08:01   No.955001

++ 西堂いづみ (幼稚園生)…4回       
8/30戦争法案NO!国会行動に参加して
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

◯皆さま 昨日はお疲れさまでした。
 あ〜ァ なんだか一区切りついてしまったような気が「ちょっと」してしまう今朝の気持ち(*´д`*) 
 でも、法案が可決されようが、こういう大規模集会はあと1〜2回必要だと思っております。
 へこたれないぞ〜 今週も東電、九電、そしていずれ四電(伊方)が続くぞ〜
 来週はテント裁判の最終弁論だしなァ〜ァ!!
 自分の勉強も、日常生活もちゃんとしなきゃだし〜い!!
 そのために、合間の休養をしっかり効率よくとるテクはないもんかなどとぼんやり考えている朝です。昨日は大雨にならずとにかく良かったです。
◯ 朝、最寄りの地下鉄の入口で「国会に行くのですか?」と声をかけられました。その方は、新宿でお友達と待ち合わせて、憲政会館側を目指していくとのこと。地元で「安倍(゜A゜)ヤメロ!!」の方にお会いするのは初めてのことだったので、嬉しかったです。今日は良い日になるかもしれないという予感を持ちました。
 私は、国会手前の財務省上の角にいたので、国会前の本部ステージ辺りの雰囲気は全くわかりませんでした。もちろん、「国会前が決壊して道路に人が広がった」という瞬間も見逃しておりました。
◯ 以下の動画に、その決壊の瞬間の感動シーンが映っています。その後のステージの雰囲気を感じることが出来ます。行ったけどその場に居合わせなかった方も、昨日、国会前に行かなかった方も、ぜひご覧下さい。参加した気分になれます。

   安倍はやめろ!国会を包囲した12万人の怒り〜正門前は解放区に
1)全体の様子を見ることができる動画(8月30日、レイバーネット)
   https://www.youtube.com/watch?v=t3VqmLmAejo&feature=youtu.be
2)更に臨場感に溢れた動画
(国会議事堂前デモ 歩道に人があふれた瞬間(8月30日、レイバーネット)
   https://www.youtube.com/watch?v=g-cTh3cdAe4&feature=youtu.be

◯ 日比谷の方では「辺野古」
 私たちは、財務省上交差点で、退屈だったので「座り込め」(「辺野古」で歌われている)を1人10回!とマイクを持っていい気になって歌っていましたら、「うるさいんですけど」と言われてしまいました。失礼し・ま・し・た!
 日比谷公園・かもめの広場、辺野古エリアは、ヤスさんのリードで、合唱とコールだったそうです。
「戦争法案絶対反対!」「辺野古の海を埋めさせないぞ!」
「高江の空にオスプレイ飛ばすな!」「沖縄に基地は要らない!」



.. 2015年09月01日 08:09   No.955002
++ 内海洋子 (小学校低学年)…6回       
8/30戦争法案反対国会集会に参加
 |  国会前で思ったこと−この国の人々がめざめて集まっている
 |  希望がある
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア、4F講座運営委員)

◯「12万人超えたよ!」と誰かが教えてくれた。ああこの国の人達(私もこの国の人です)がめざめて集まっている。希望があると思いました。
 思えば長かった。3・11からだけではない。これだけの時間が必要だったのだと。もしかしたら、「あれもこれも」夢ではないのだなと思いました。
 「あれもこれも」とは、沖縄の基地をなくすこと、54基もある原発と核燃料サイクルがゼロにむかう、廃止へもっていくことができるということ。
 第1次安倍政権が、教育基本法に手をつけたこと、以後着々と戦争への道をひたすら…。憲法をそっくり変えて自民党案の憲法をすりこませる。
 でもこの国の国民はもう“めざめたのだ”。どんなことも見破ることができる“眼”をもったのだ。
◯油断ならないことばかり、今、その斜陽の安倍政権に、NHKしかり、メディア、経団連、大企業、原発産業(三菱重工、東芝、日立)、銀行も含めてしっかりしがみついている姿がみえてくる。
 でも、《めざめた学び続ける総体のこの国の一人ひとり、そして生まれてくる赤ちゃんまで》みんな、その道へ行かないよ…の始まりが、今、始まっている。
 そのような予感がありました。



.. 2015年09月02日 07:54   No.955003
++ 中村由博 (幼稚園生)…2回       
.「民主主義って何だ!」の問いに「民主主義ってこれだ!」
 |  戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人/全国100万人大行動!
 └──── (たんぽぽ舎メルマガ読者)

◯ 8・30戦争法案廃案!国会前大集会に家内と友人の3人で参加した。集会が始まる1時間半前には国会正門前に到着したが、既に人々は大勢集まっており、我々3人はかろうじて演台から10m程の地点の歩道上に割り込んだ。集会が始まる前にもかかわらず、どこからとなく「戦争法案絶対反対!」「アベ政権の暴走をとめよう!」のコールが響き、この集会に集まった人々の熱い思いが伝わってきた。続々と人々は集まり、超満員の通勤列車の中を彷彿させたかのように全く身動きができない現象となった。
 すると、大きなどよめきが起きた。ナント、国会前の車道と歩道の間に仕切られていたバリケードは人々によって撤去され、続々とやってくる人々に車道はみるみると埋め尽くされた。大歓声と拍手が湧き上がった。車道を埋め尽くすほどの多くの人々が国会正門前に集結したとは凄いことだ!歴史的である!国会を包囲したのだ!周囲の人たちの顔からは自然と笑みがこぼれていた。この現象に
 「民主主義って何だ!」の問いの回答が「民主主義ってこれだ!」となる。
 集会が始まる30分前には国会正門前車道は完全に解放され、戦争法案廃案を求める人々で溢れ、人間の海と化した。そして車道上でもシールズの若者たちが打楽器などでリズムをとってコールを力の限り一寸の休みもなく続けられた。
◯ 14:00に集会が始まり、各政党代表からの挨拶そして学者・ジャーナリスト・文化人・芸人・一般市民そしてシールズの若者たちがその各々の立場の違いを超えて、「戦争法案絶対反対!」の思いを熱く語られた。発言者と国会周囲に集まった大勢の人たちとの熱い連帯感が感じられ、ぼくもその度に熱いものがこみ上げた。
 「戦争法案」が国会を通れば、戦争のできる国へ日本は驀進する。それはアメリカのために若者を「殺し、そして殺させる」に他ならない。「そんな国にしたくない!」という危機感を持った人々が全国からこの国会周辺に集まったのである。若者から年配者までその数12万人と膨れ上がった。「これが民主主義だ!」
 朝から曇天そして時々小雨が降る天候であったが、国会周辺だけではなく、沖縄から北海道まで日本の各地で戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30全国100万人大行動があったと号外が報じていた。
◯ また29日、フランスのパリで「戦争法案反対」「アベ政治を許さない」などのプラカードを掲げ、戦争法案に抗議する在仏日本人たち及びフランス人たちの写真も載っていた。
 アベドルフ・シンゾー!よーく聞け!日本及び世界の民衆の声を!
 12万人のコールは小雨の空を焦がし、日本全国へ、世界へ怒涛の如くこだました。



.. 2015年09月02日 08:02   No.955004
++ 堀内美鈴 (小学校高学年)…21回       
愛媛県伊方町での住民はがきアンケート
 |  配布総数2488戸のうち881戸(8/15現在)から回答
 |  再稼働に「反対」51%、「賛成」27%
 └──── (伊方原発50km圏内住民有志の会)

◯ 私たちは、今年2月から伊方町で「原発の再稼働に賛成・反対です」のどちらかに○をつけてもらう住民はがきアンケートに取り組んでいます。伊方町は、東西40kmの細長い佐田岬半島に30から500世帯ほどの大小およそ37の集落が点在していて、地図をたよりにチラシとセットのはがきを持って一軒一軒たずねています。
◯ 8月18日に八幡浜記者クラブでこのアンケートについて記者会見をしました。伊方原発は7月に原子力規制委員会の審査に「合格」し、国は再稼働させる方針を愛媛県に伝え、地元同意を要請しています。全ての集落を回り終えていなくても、伊方町住民の正直な声を伝えることはとても大切だと考えて、大幅な前倒しの会見でした。
 戸別訪問・配布総数2488戸のうち881戸(8月15日現在)から回答を頂き、再稼働に「反対」51%、「賛成」27%、「どちらとも言えない」22%でした。
◯ 主な意見は、「賛成」は
1.原発で仕事をしている、2.安全面は更に安全に、3.地域の経済、4.化石燃料では永続性に問題・エネルギーセキュリティ・地球環境問題、5.できているものはしようがない、6.避難ができるように。
 「反対」は
1.事故のとき逃げ場がない、2.事故の補償できない、3.子々孫々に迷惑がかかる、4.福島の事故は終息していない、5.核のゴミ、6.電気は足りている・再生可能エネルギーに資金・労力を。
 「どちらとも言えない」は
1.子や孫が仕事をしているので賛成だが事故が起きれば故郷へ帰れないので反対、2.電気はみな欲しい。再稼働するのなら責任を持ってほしい。福島のようなことには絶対してほしくない、でした。
 また、賛否両方の方々から、伊方で事故が起これば「逃げられない」「死ぬしかない」という声を数多く聞きました。
◯ この結果を受け、会見後、資料を添えて伊方町議会と愛媛県議会に再稼働に反対する陳情書を出しました。
 折しもテレビ、ラジオ、新聞などメディアの「地元同意」への関心も高く、その日から翌日にかけてアンケートと陳情書提出のことが報道され、県内外でデータが活用されています。10月末には全ての集落を回り終えて集計を報告する予定です。



.. 2015年09月02日 08:11   No.955005
++ 千葉和夫 (小学校中学年)…14回       
8/30安保法案(戦争法案)反対の抗議集会に参加しました
 |  確実に国民の声が大きく広がりつつあることを強く感じました
 |  個人的には危ういと思っていた民主主義がまだまだ健在であることを
 |  確認できた集会でした
 |  この勢いを原発再稼働阻止、辺野古新基地阻止に
 |  繋げていきたいと思います
 └──── (たんぽぽ舎会員)

 8月30日は朝から妻と安保法案(戦争法案)反対の抗議集会に参加のため国会議事堂前に行きました。小雨が降ったりして気温も低かったのですが充実した1日でした。私たちは国会前に12時30分ごろ着いたのですが、もう多くの人がいて主催者がいる国会前には近づくことができませんでした。
 私たちはひとまず議事堂に向かって左側、南公園入り口近くに陣取りました。この時刻だとぎりぎりこの場所が精いっぱいでした。近くの人たちと話をしながら開会の14時を待っていました。13時40分頃、突然反対側の歩道から車道にあふれる人たちが出始めました。
 私たちは「これは!?」と思い、すぐ自分たちの荷物をまとめ、背負い、車道に出る準備をしました。このような場合ただ見ているわけにはいきません。反対側ではすぐ警察官の必死の阻止も突破され、次々と車道に人々が乱入して瞬く間に数百人の規模になりました。
 私たちも1m位の鉄柵を越えようとしましたがすぐ警察官に阻止されました。一たん下がりそこで警察官とのもみあいを見ていると目の前がかなり手薄なことに気が付き、私と妻は鉄柵をずらしその間から車道に出ました。その後を数人が続き数が増えていき、警察官も阻止に必死でした。この時、鉄柵を引き倒し、道を開けている1人の若者がいました。警官は引き倒された鉄柵を直しているうちに、若者は別の鉄柵3台ぐらい倒し、引きずり大きな歩道→車道の専用道路(?)を作ってしまいました。こうなるとこのハイウェイに歩道から「決壊したぞ!」の声と共に数100人が押し寄せ警察官の手には負えなくなりました。私たちが(非暴力で)車道を占拠することに成功しました。
 本当にこの攻防は凄かったですよ。私が一番驚いたのはその若者はよく知っている、沖縄キャンプシュワブ前テントで知り合った「H君」でした。彼が道を作っているとき、素早くそばに行き「Hくん、久しぶり。さすがやるもんだね」と話しかけると、作業の手を緩めずに“にやっ“としていました。とっさにそこまでできるのはさすが沖縄で学んでいることがすぐに応用できたのかと感心しました。後で考えると、どうして手伝わなかったのか、せめて(決壊の瞬間の)動画でもとっておけばよかったのにと悔やまれます。

.. 2015年09月03日 08:05   No.955006
++ 千葉和夫 (小学校中学年)…15回       
 そもそも、私は以前から「今回みたいな大きな抗議集会の時には、国会正面の車道は私たち市民に開放すべき」と思っていたので、フェンスを突破して車道を占拠したことは大きな意味があると思っています。
 新聞には「警視庁関係者は、『想定していたより人出が多かった。押し合って倒れるなどけがをしないよう、現場の判断で歩道と車道を隔てていた柵を外した』と語る」とありましたが、私は目の前で警察官が必死で柵を抑えたり、元に戻したりしたいるのを見ているので「ちょっと違うかな」とは思いますが、彼らとケンカに行っているわけではないので「まあ良いか」の心境です。
 車道の真ん中にいて議事堂を見ながらシュプレヒコール(「民主主義ってなんだ?」「なんだ」など)を叫び「確実に世の中は変わりつつある」ことを確信しました。
 希望的な言い方ですが「ひょっとすると、歴史の変わり目に自分はいた」ような気がしました。
 主催者発表で12万人とのことですが、国会議事堂をぐるりと囲んだ人並み、車道や地下鉄桜田門駅、霞が関、日比谷公園まで続いた人々、午後4時を過ぎても続々と集まる人々を見て原発反対デモの20万人をはるかに超えていたような気がしました。


.. 2015年09月03日 08:16   No.955007
++ 瀬戸大作 (幼稚園生)…1回       
.「原発事故子ども被災者支援法の死刑宣告」を止める運動を
 |  総がかりの社会運動に!(第1回)
 └────  (原発事故の被害者救済を求める全国運動)

◯ 8月25日、「被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針の改定」が閣議決定された。「原発事故子ども被災者支援法」の死刑宣告が閣議決定された。国策の原発が事故を起こし、いまだに故郷に帰れない11万人以上の避難者がいる日本、「安全キャンペーン」で帰還を強制され、そして原発事故被害者が棄民化される。私たち原発事故被害者の救済を求める全国運動構成団体は、強く抗議をし、この決定の撤回を求め、緊急声明を発表した。
◯ 8月30日の「戦争法案廃案 8月30日国会10万人・全国100万人大行動」における国会前ステージのスピーチで山口二郎法政大学教授が「“原発事故子ども被災者支援法改定”の事を人でなしの仕業!」と言い切た。「生活基盤を失った被災者に対して、線量が低い地域に戻らないのはお前らの勝手だから、これ以上は支援しないと宣告した。原発再稼働を始めた直後にこれか!」、山口教授のスピーチは国会前を埋め尽くす市民に共有されている。大きく勇気づけられている。絶対、撤回させよう。その為のかってない大きな動きをつくろう!
◯ 9月23日に代々木公園で開催される“さよなら原発1000万人アクション”主催の「9・23さようなら原発 さようなら戦争全国集会in代々木公園」が開催されます。
 実行委員会では“原発再稼働反対”に加えて“原発事故被害者の切り捨てを許さない”をテーマに取り組む事を確認している。メイン集会では福島からの報告として武藤類子さんが「ひだんれん」の報告、加えて富岡町から避難し、避難先の雇用促進住宅(避難者が多く居住する)で自治会を立ち上げ避難者の居場所づくりなどをすすめてきた宍戸隆子さんに報告頂く。
 12時からのサブステージでは、おしどりマコケンさんを司会にお願いし、武藤さん・宍戸さんに加えて、関東で甲状腺自主検診を取り組んでいる「関東子ども健康調査支援基金」の木本さゆりさん、「被ばく労働を考えるネットワーク」の中村光男さんに報告頂く事とした。原発事故被害者切り捨てを許さない運動を社会化する事が求められている。

.. 2015年09月03日 08:33   No.955008
++ 瀬戸大作 (幼稚園生)…2回       
◯ 復興庁は、「被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針の改定(案)」を発表、2015年8月8日までパブリック・コメントにかけました。1,500件ものパブコメが集まったそうです。しかし閣議決定まで、パブコメの意見集約内容は公表される事はなく、パブコメの内容の公表と決定が同時になった。市民が検証できないで閣議決定は拙速であり、当事者など多くの寄せられた声をしっかり反映すべきなのです。
 復興庁が示した基本方針案は、線量が低減したとして、「生活圏として既に年間20ミリシーベルトの線量以下」として「支援対象地域は縮小又は撤廃すること が適当」避難指示区域以外から避難する状況にはない」「(空間線量等からは」支援対象地域は縮小又は撤廃することが適当」「当面、放射線量の低減にかかわ らず、支援対象地域の縮小又は撤廃はしないこととする」とした上で、福島県による自主的避難者への無償住宅提供の打ち切り方針を追認した内容である。(福島県は8月26日に家賃補助2017年度1/2、2018年度1/3と公表)
◯ しかし、「避難する状況にない」という決め付けは、根拠がない上に、「放射性物質による放射線が人の健康に及ぼす危険について科学的に十分に解明されてい ない」「避難・居住・帰還という被災者の選択を国が支援する」「健康被害の未然防止」「一定の線量以上の地域を支援対象地域とする」「被災者の意見を基本 方針に反映させる」といった「子ども・被災者支援法」の基本的な理念や規定を無視し、避難者を切り捨てる内容です。現在、公表されている甲状腺ガンの多発についても「過剰診断」と決めつけ繰り返す。
 国連アンスケア報告でも12番目に那須、21番に千葉流山が汚染されていると報告、何故、福島県外は放射能影響ない。なぜ国が県境を区切るのか、何をもって過剰健診というのか根拠が曖昧なままです。
◯ 住宅支援も福島県の2017年4月からの支援打ち切りを追随する。原発事故による避難であるのに「災害救助法」で対応してきた事に無理がある。福島県外の高線量地域の自主避難対応も含め国の責任で立法化してすすめるべきとこの間、我々は要請したが、何も施策を講じなかった。その事が今回の結果となった。年単位の施策に規定されて自由に生きられない。
 事故を認めたくないから立法をつくらず、結果として帰還推進を強要しているのです。
  次回以降、支援法改定案の内容への反論を提起していきたい。


.. 2015年09月03日 08:54   No.955009
++ 広瀬 隆 (中学生)…43回       
<書籍紹介>
 |  おそるべきことが音もなく体内で進行している!
 |  次の被害者は、あなただ!
 |  ―東京を含めた東日本全域で急いで適切な対策をとらなければ
 |  大変な事態を招く−
 |  広瀬 隆著「東京が壊滅する日―フクシマと日本の運命」
 └──── 清水 寛(たんぽぽ舎ボランティア)

 この書籍の全体像と特徴については、初版発行されて間もない7月22日に、たんぽぽ舎メルマガ【No2542】で齋藤なぎさ氏が紹介しているところである。
 それにも関わらず、再度この書籍を紹介するのは、たんぽぽ舎の代表である柳田真氏が「日本が壊滅するようなことにならないように、多くの方に読んでもらいたいという強い思い」からである。私自身も同じ気持ちであり、今回は、「おそるべきことが音もなく体内で進行している!次の被害者は、あなただ!」を中心に紹介することにした。
○この書籍が、特に述べたいことは、タイトルの「東京が壊滅する日フクシマと日本の運命」、及び「タイムリミットはあと1年」・「戦後70年の不都合な真実」・「金・銀・ウランを独占する闇の支配者たちの衝撃の系図」・「おそるべきことが音もなく体内で進行している!次の被害者は、あなただ!」の中に表わされており。「はじめに」の7ページの中で具体的に述べられている。
○具体的な内容については、第1章から第9章までの中で、壮大な史実とデータから暴かれている。
○広瀬氏は本書を執筆する動機を「福島県民だけでなく、今こそ、被バク渦中にある東京を含むすべての日本人が、本書に述べる“悲惨な被バク者の告発”に、目と耳を向けるべき時だと痛感して」と語っている。
○ところで「はじめに」の中で何が語られているのだろうか。
「日本における高い人口密度を考えれば、200キロ園内では今後50年間でおよそ40万人以上が『原発事故による放射能によって』癌になる。そして200キロを超える地方もグレーゾーンであるから、細心の注意が必要である」(ECRR予測)との重大な警告が示されており、率直に言って、東京を含む東日本に住む自分たちも放射能により癌になる可能性が増大していることには筆者も驚いている。

.. 2015年09月03日 09:04   No.955010
++ 広瀬 隆 (中学生)…44回       
○著者は「読みはじめたばかりの読者は信じないはずだ」が、「東京を含めた東日本全域で急いで適切な対策をとらなければ大変な事態を招く」、「このことは、確信を持って言えることである」と述べている。(読者も本文の壮大な史実とデータで確信できるはず…筆者)
○ECRR予測が現実的なものであることは第1章の中で明らかにしている。大規模な癌発生事件は、ネバダ核実験で東日本とほぼ同じ量の放射能を浴びた「アメリカ西部三州(日本全土の大きさ)の汚染地帯」で起こった出来事で、「大規模な癌発生はアメリカでは5年後ぐらいから目に見えてきて」「合衆国を揺るがす大問題となったのは、実に20年後であった」とのことである。
○「したがって、フクシマ事故から4年を過ぎた現在の日本は、体内に時限爆弾をかかえた「癌の潜伏期」にあるのである」と述べている。
○「いま福島県内では、18歳以下の甲状腺癌の発生率が、・・・すでに平均値の70倍を超える膨大な数に達している」
○また、本書の中では、マスコミが引用し、政府が安全性の根拠としている「国連のIAEA(国際原子力機関)とICRP(国際放射線防護委員会)」は「軍人と軍需産業によって生み出された原子力産業の一組織であり、彼らの定める“安全”基準値は医学と無関係である」ことを明らかにしている。
○「あとがき」では、IAEAの安全神話の危険性。大地震で「川内原発、伊方原発は一撃で吹っ飛び、日本は壊滅する」。「再稼働にゴーサインを出してきた原子力規制委員会と原子力規制庁を、日本が壊滅する前に解散させることが、第一だ」と述べている。
○最後に、「“2年近く原発ゼロ”を続けて、電力供給に全く支障がなかった」「−原発は廃絶できる−」、「しかし!日本に住む人は、いま希望か、絶望か、「選択」のおおきな岐路にある」「希望の明日を選択するかどうかは、読者の強い意志にかかっているのである」で締めくくっている。

  「東京が壊滅する日―フクシマと日本の運命」広瀬 隆著
            ダイヤモンド社(2015年7月16日発行、1600円+税)


.. 2015年09月03日 09:25   No.955011


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