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■--抗議声明
++ たんぽぽ舎 (社長)…791回          

   電力は足りている、しかも安全性は確保されない
 |  危険な原子炉を起動する暴挙は許されない
 └────   2015年8月11日

  九州電力は8月11日午前10時30分、川内原発1号機の制御棒を引き抜き、原子炉を臨界状態にする「起動」を開始した。
 4年5ヶ月前の今日、福島原発震災を経験し、未曾有の原子力災害が引き起こす残酷な現実を突きつけられた日本が、再び多くの原発を基幹電源として起動させる政策決定の第一号として、川内原発を起動する暴挙に出たことは、世界に対しても重大な背信行為である。

1.東京電力福島第一原発の事故原因は「未確定」

  福島第一原発事故は現在も原因が確定していない。
 政府事故調査委員会と国会事故調査委員会の報告書では、事故の原因についても見解が異なっている。
 国会事故調査報告書では、津波の前に地震による影響も生じていた可能性が指摘されているが、その後の調査は、その点を全く無視して行われ、他の原発に要求されている対策でも、ほぼ津波対策に特化しており、原因の一部にしか対策されていない。
 外部電源を非常用設備の一部として強化、安定性の向上をすべきところも、巨額の費用負担を懸念して、脆弱なままで放置された。
 しかし外部電源が1回線でも生き残ったことが、女川原発や福島第二原発を過酷事故からかろうじて救った事実を指摘する。
 さらに、原発の過酷事故対策が、福島第一原発事故事故において、どのように作用し、結果として原子炉を破壊する方向に働いたのか、守る方向に働いたのかさえも、確定していない。数ある分析においては、原発の過酷事故対策として採られた方法に問題があった場面も指摘されている。
 当然これらの分析が確定しなければ、新たな事故対策を策定することも困難であり、実際に九州電力などが策定している運転規定(保安規定)において実施されるとしている対策に大きな誤りのある可能性が指摘されている。
 これらも一切が議論をされずに原子炉を起動したのは、新たな事故を準備する行為であると言わなければならない。

.. 2015年08月12日 10:06   No.947001

++ たんぽぽ舎 (社長)…792回       
2.新規制基準による「再稼働」の危険性

  「世界で最も厳しいレベルの規制基準」と、ことあるごとに政府は主張し続ける。しかし「世界で最も厳しい」には何の根拠もない。特に、少なくても30km圏内の住民避難の計画、更に遠くに拡散する放射性物質の避難対策を義務づけるIAEA国際原子力機関の基本安全原則では、過酷事故発生後の事故影響緩和策として「第4層」「第5層」が規定されている。
 そのうちの第4層については、格納容器防護を基本とした過酷事故対策が規定されているが、この対策そのものが、福島第一原発事故を分析し教訓化できていないため、ちぐはぐなうえ危険な内容になっている。
 特に圧力容器減圧操作を基本とした「フィードアンドブリード」はむしろ炉心溶融を加速させかねず、十分に吟味した対策ではない。
 このような措置が可能となるためには、全ての圧力環境下において十分な一次冷却材注入能力を確保しておかねばならない。もちろん全電源喪失条件下に置いてである。しかしそのような抜本的対策は時間もコストも掛かり過ぎるため検討もされずに放棄されており、既存の注入設備に加えて消防用水配管からの消防ポンプを使った注水が新たに加えられた程度である。
 もちろん原子炉運転圧力では注入できるはずがないので、この状態でフィードアンドブリードを強行する可能性がある。本来の意味は注水してから減圧する、であるが実際には「減圧してから注水する」になってしまう。これでは圧力容器はあっという間に空になるのに炉心に水は入らず、メルトダウンを引き起こす。
実際に福島第一原発事故で起きたことである。
 格納容器の安全確保のためには窒素封入すべきであるが、川内を含む加圧水型軽水炉は、それを拒否し続けている。
 一方で、燃料破損や水の放射分解で発生する水素対策は、イグナイタ(点火装置の意味)で燃焼処理することになっているが、格納容器や配管損傷により一気に大量発生するような場合は特に、燃焼処理ではなく起爆装置になりかねない。 福島第一及び米国スリーマイル島原発事故の教訓からも可燃性ガスが大量に生ずる場合は、水素の逃がす装置を取り付けると共に、酸化剤つまり酸素を取り除くしかないのである。
 原子炉を含む一次冷却材系統全体を防護するには、パラメータの監視は欠かせない。ところが福島第一原発事故では電源を全て失ったため、温度も圧力も水位も分からなくなった。これでは何をすれば良いか、したことに効果があるか、方針の変更をすべきタイミングかどうか、一切判断できない。
 格納容器ベントを強行した福島第一原発事故では、吉田所長は最後まで「ベントが成功したかどうか分からなくなった。」と答えていた。
 川内原発では、可搬システムも含めれば測定可能とされており、全てパラメータを監視して作業を継続することになっているが、こんな予定調和的な事故は起こらない。全ての電源を失っても、原子炉を冷却し続ける設備でなければ、教訓を生かしたことにはならない。


.. 2015年08月12日 10:16   No.947002
++ たんぽぽ舎 (社長)…793回       
3.第5層の防護を放棄

  「世界で最も厳しいレベルの規制基準」というのであれば、IAEAの安全対策「第5層」についても規制基準に取り込み、規制委員会が責任を持って審査するべきである。ところが規制委員会は防災対策を自治体に丸投げした。30km圏内の自治体でさえ、まともに計画も作れないまま、原発が動きだそうとしている。
 これが世界で最も厳しいとは、あきれ果てる。米国は原子力規制委員会が自治体と事業者に義務づけている。実行性が無い計画ならば原発の運転認可が下りない。
 日本に比べて人口密度が比較的低く、車社会である米国でさえ、住民の安全対策には規制当局も責任を負っている。これだけみても、日本の規制基準は米国以下であることは論を待たない。
 原子力防災・住民避難計画については、自治体丸投げを止めて、国も責任を負うように災害対策基本法を改正する必要がある。
 また、規制委員会設置法も、改正すべきだ。少なくても米国並みに緊急時の原子力防災・住民避難計画が、すべての規制対象の基本になるべきであり、それが達成されるまで再稼働の議論そのものも出来ないはずなのだ。


.. 2015年08月12日 10:23   No.947003
++ たんぽぽ舎  (幼稚園生)…3回       
4.戦争法案と一体となった原発再起動

  今日のシナリオは、既に2012年には明らかになっていた。
 まだ野田政権だった時代の2012年8月15日(67回目の敗戦記念日である)に、米国「第3次アーミテージ・ナイレポート」が発表された。リチャード・アーミテージ元国務副長官とジョセフ・ナイ元国務次官補(ハーバード大学教授)を中心とした超党派の外交・安全保障研究グループ、CSIS国際戦略研究所による日本への「提言」である。いわば「外圧」文書であるが、主張を全部公開して圧力を掛けているわけだ。
 この中で、原発の再稼働が明記されている。当時は民主党政権下において2030年代までに原発を全て廃止する方針が論議されていた。しかし閣議決定は見送られた。米国からの圧力であった。原発からの段階的撤退を、さらなる原発輸出へと方針を180度転換させた。
 このレポートには他に重要な記述が沢山会ったが、現在大きな問題になっている、安倍政権による「集団的自衛権の行使容認」「TPP」「PKO」「戦後70年談話」これら全て、レポートに「指示された」内容になっている。そのため、一つ一つについて国会などで質問をされても、安倍首相をはじめ誰もがまともに答えられない。憲法学者が憲法に違反していると指摘されても、お門違いの砂川最高裁判決を持ち出したり、「統治行為論」でごまかそうとしたりするが、まともに論理を構築できないのは、結論ありきだからだ。

5.原発を動かして赤字になる電力会社

  九州電力を含めて全電力は「原発を稼働させなければ赤字になる」などと主張するが、実際には全く電気を生まない原発に、巨額の投資を続けながら火力発電を続けるならば赤字になるのは当たり前である。
 発電設備に占める原発の比率が高い電力ほど、厳しくなるのは小学生にも分かる理屈である。それなのに原発に資金をつぎ込み続ける行為は、経営者としてそもそも失格であり、そんなことにまでどうして消費者が「電力料金」で買い支えてあげなければならないのか。全く本末転倒であり、電力の経営が厳しいから再稼働など、そもそも理由になどならない。
 また、原発が動き出しても電力の経営は好転しない。なぜならば、九州電力でたかだか89万kwの設備が2基動く程度では、焼け石に水だからだ。
 九州電力は設備全体で1600万kwほどを今季最大電力と見積もっている。
 その1割強を原発が占めているに過ぎず、発電コストを引き下げる効果はほとんど無い。むしろ対前年比「定着節電」「他電力への移動」があわせて181万kwと、原発分をまかなってしまっている。電力消費量は年々低下を続ける中で、つまり電気料金収入が減少し続ける中で、川内、玄海原発に係る設備投資が減らないどころか増え続ける一方ならば、動かし続けていても経営状態を改善する効果はほとんど無い。
 それでも原発に固執し続ける背景には、国からの大きな圧力があると見るのが自然だろう。


.. 2015年08月12日 10:34   No.947004
++ たんぽぽ舎 (社長)…794回       
6.これからも原発の停止を訴え続けよう

  原発を動かしても電力会社にとっては針のむしろ状態は変わらない。これからは、事故が起きれば経営者の個人責任も厳しく追及される時代になっている。
 検察審査会による東電取締役3名の強制起訴が、次の事故では直ちに起訴される可能性も出ている現状では、電力会社の取締役個々人の判断にも大きな影響を与える可能性がある。
 また、首相官邸、国会前に集まる人々が今も続いていることは重要だ。経産省前にはテントも頑張っている。
 世論調査はどれをみても、過半数を大きく超える声が「再稼働反対」を支持している。
 福島の被害者は、自分たちを置き去りに進められた原発再起動に強い怒りを表明している。
 今後、事故の脅威にさらされる人たちからも、怒りの訴えが続いている。
 原発前から国会前に至る、全国の声を、国、電力、経産省、規制委員会にぶつけて、一日も早く原発災害を案ずる必要の無い日々を作るために、これからも力の限りがんばろう。


.. 2015年08月12日 10:53   No.947005
++ 槌田 敦 (小学校高学年)…21回       
ほぼ2年間、原発なしにさせたことに反原発の大きな力が示されました
 |  再稼働の結果、安倍政権と原子力産業は2つの大きな困難に直面する
 └──── (物理学研究者)

◯ 本日(8月11日)、川内原発再稼働のニュースが入ってきました。非常に残念なことですが、再稼働は安倍政権と原子力産業にとって残された唯一の道で、遅かれ早かれこの事態になったでしょう。ほぼ2年間、原発なしにさせたことに反原発の大きな力が示されました。
◯ ところで、この再稼働の結果、安倍政権と原子力産業は、大きな困難に直面することになります。
 それは2つあって、
 第一、多くの人々が信じていることとは逆に、新規制基準の弱点という前面の問題
 第二、放射能の後始末不能なのに、再稼働によりさらに放射能を増やす後面の問題に挟み撃ちされることになります。
◯ 第一の問題は、これまで私が指摘してきた問題で、新規制基準によって些細な原子力事故が過酷事故に発展するという問題です。規制委自身もこれをよく知っていて、川内、高浜、伊方原発の審査書では新規制基準にある「原子炉逃し弁の開放」を引っ込めています。しかし、「新規制基準を撤回した」とは言わないのです。
 審査書では、「ECCSを使用しながら弁を開放する」としています。ところが、新規制基準では、事故になったら「ポンプ車使用のため、弁を開放して減圧」としており、現場は両者の矛盾で大混乱となるでしょう。
 九州電力の担当者は、新規制基準の解釈として「ECCSが使えない場合にポンプ車を使う」と理解しており、ポンプ車が使用できる圧力まで弁を開けて減圧するつもりでいました。しかし、ECCSを使用せず減圧したら原子炉の水は激しく蒸発して、燃料は空焚きになってしまいます。つまり、新規制基準による事故の深刻化です。
 さて、東京では、民間規制委・かごしまにならって民間規制委を作り、かごしまと同様に17項目の規制を全国の原子力産業に勧告する準備をしております。
 そして、全国の原発と製造業に「規制勧告に応じろ、応じない場合はその理由を示せ」と突きつけることになります。最初は高浜と伊方ですが、全国各原発と製造業に広げることになります。
◯ 第二の処分場問題は、どうやら東北・北海道の太平洋側で、新しい火山の可能性が低く、処分場適地とのことです。しかし、この東北太平洋側は福島事故の災害地でもあり、北海道は幌延処分場失敗の経験があり、そんなに簡単には落ちないでしょう。
 そういうことで、民間規制委・東京(準)は、この前面問題を引き受ける準備を進めています。そして、後面の処分場反対運動と連携して安倍政権と原子力産業に食い下がることになります。


.. 2015年08月13日 07:53   No.947006
++ 吉田照勝 (小学校中学年)…14回       
平和宣言の骨子「広島をまどうしてくれ!」,「福島をまどうしてくれ!」
 |  同じ叫びである
 |  広島県立美術館の平和・戦争展・展示品を広島平和記念資料館に
 |  2015広島ツアー 原爆惨状の記憶を世界の次世代の人に
 |  ※「まどうしてくれ!」=(元通りにしてほしい)
 └──── (たんぽぽ舎会員)

◎ 8月6日、広島は平和を考える日一色となる。
 8時15分平和記念公園は、ダイ・インの静寂と、交互にセミの鳴き声が合唱のように一段と響く5分間である。
 今年は原爆投下70年、多くの人が平和を考え原爆の悲惨、そして、二度と戦争をしないことを誓う日である。
 地元中国新聞社は、平和記念式典当日午前10時には、「被爆70年行動の時」特報を出した、首都圏のマスコミ報道姿勢の落差を感じる。
◎ 広島には国内だけでなく世界各国から多くの人が訪れる。今年は第23回世界スカウトジャンボリー山口大会が開催、162の国と地域、3万人の青少年が参加、広島平和記念資料館を訪れていた。館内では世界各国の言語が飛び交っているが、外国の人には展示品の細かな説明文は難題である
 見学者の多くが足を止めていたのは「被爆再現人形」である。広島に原爆が投下され炸裂した人間の惨状に説明は要らない、強く記憶に焼き付けさせる展示物である。しかし、この人形が原爆のリアルさすぎて撤去がとり立たされている。以前の展示に比べると悲惨さを表現した展示が少なくなったと感じる人が多い。原爆の非人間性・怖さに言語は必要ない。
◎ 広島県立美術館では、広島・長崎被爆70周年・戦争と平和展が行なわれている。丸木位里・俊「原爆の図第3部<水>」、大津定信「黒い雨」、東松照明、ロバート・キャパ等、国を超えて、原爆の惨状を訴え平和を問いかけた作品展である。作品には、外国の青少年に説明・言葉を超えた広島の心を、強く世界に訴えることができる展示品が多数ある。広島平和記念資料館には、丸木位里・俊他の作品展示が相応しいのではないか。
◎ 広島平和公園集会後、「上関原発白紙撤回・再稼働反対」中国電力にデモ、中国電力玄関前は多数で埋まり、座り込み抗議集会に参加した。
 社会学者の上野千鶴子さんは、政治右傾化への危惧をエネルギッシュに訴えた。 元福島楢葉町長井戸川克隆さんから、福島原子力発電所爆発事故の東電の欺瞞と不誠実な対応に怒りの発言、上関原発つくらせない抗議運動者から、中国電力の嫌がらせスラップ訴訟取下げ抗議の発言があった。
 平和宣言の骨子「広島をまどうしてくれ!(元通りにしてほしい)」は被爆者の叫びである。
 被爆70周年原水爆禁止世界大会の分科会では、福島原発事故、脱原発、再稼働、放射能汚染、被曝、住民帰還、について分科会で討議された。「福島をまどうしてくれ!」は福島原発被害者の叫びである。


.. 2015年08月13日 07:59   No.947007
++ 西村俊弘 (小学校中学年)…13回       
.「反戦ソング『自衛隊に入ろう』を『PRに使わせてくれないか』と
 |  自衛隊から接触してきた」
 |  「戦争とメディア」パート1を聞いて
 └──── (「スペースたんぽぽ」講座運営委員)

  8月8日(土)加藤久晴さんのシリーズ「戦争とメディア」(全3回)パート1の講座が「スペースたんぽぽ」で行われました。
  タイトルは『大日本帝国の映像利用と抵抗』戦意高揚に利用された映画と新型爆弾。
◎ 会場の雰囲気を盛り上げるために、開場時間の午後5時30分にフォーク歌手・高田渡の反戦ソング「自衛隊に入ろう」を流しました。
 歌は「自衛隊に入ろう」から、その替え歌「東電に入ろう」(倒電に廃炉)へと移っていきます。

 替え歌部分の歌詞
  スリルを味わいたい人いたら、いつでも東電にお越し下さい。
  ウランでもプルトニウムでもなんでもありますよ。下請け使えば平気です。
  東電に入ろう、入ろう、入ろう、東電に入ればこの世は天国。
  男の中の男はみんな、東電に入って花と散る。

◎ 実は、加藤さんが日本テレビの社員だった時、高田渡を局に招き、この歌を歌ってもらった事があります。話はそこから始まりました。
 放送が終わった後、高田さんから、加藤さんに電話がありました。自衛隊が接触してきた、と聞き、加藤さんは圧力を掛けられたのだと思い、「大丈夫ですか、何をされましたか。」と聞いたところ、高田さんは、「自衛隊の慰労会」に招かれ、「歌ってくれ」と頼まれた、「自衛隊のPRに使わせてくれないか」と言われたそうです。
 あれだけ、おちょくられて気付かないとは、馬鹿にも程があります。
 会場は呆れと嘲りの大爆笑に包み込まれました。ツカミは大成功です。
◎ 昭和初期、日本は映画大国でした。ところが昭和18年にナチスを見習って映画法を制定し、映画の本数は激減します。ナチスと決定的に違ったのは、ゲッペルスは映画を保護しようという姿勢でしたが、日本は映画をやめさせるのが目的でした。
 放映していいのは、軍の広報映画、勝ち戦を描いた、戦争アクション映画だけです。その中で、映画監督たちは、抵抗を映像に潜り込ませます。
 原爆の投下後、アメリカと日本は規制により、原爆被害の映像を流す事が許されませんでした。1952年8月、朝日グラフが被爆写真を出すまで、この状況は続きます。
◎ 情報隠し、映像封鎖が事態を悪化させました。安倍政権が今やろうとしている、マスコミ封じで日本はどんどん悪い方向に向かわされています。
 国民が声を上げ報道各社に抗議をすれば状況を変えられます。
 皆さん、声を上げて下さい。抗議をして下さい。

◇「戦争とメディア」パート2予告
 日時:9月5日(土)18時から20時(開場17時30分)
    「戦争とメディア」・またぞろ復活の国策番組と視聴者の反抗
    パート2:60年代の軍国主義作品と原発を結ぶもの
         テレビが煽る自衛隊に入ればこの世は天国

◇「戦争とメディア」パート3予告
 日時:10月3日(土)18時から20時(開場17時30分)
    「戦争とメディア」・“戦争法案”認知を狙う映像たち
    パート3:現代の戦争と原発推進の共通性
         映像が煽る東電に入ればこの世は天国

.. 2015年08月13日 08:05   No.947008
++ 濱口牧子 (幼稚園生)…1回       
日本でも最近、法律に反する様々な政治的決定がなされており
 |  法治国家としての存在を疑いたくなる
 └──── (ドイツ在住)

  もう読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、つい最近出たドイツのDerSpiegel誌の歴史特集4/2015は「DieBombe」と題し、原子爆弾の歴史とそれに関する様々な意見をまとめてあります。その最後の記事で面白いと思うのがありました。
 「合法、非合法、どっちでも構わない(Legal,Illegal,Scheissegal)」と題する記事です。
 日本で昨日(8月11日)、川内で原発の再稼働が実現してしまいました。ドイツのニュースでも1日に何回か、その報道がされました。興味のあるドイツ人のなかには「あんなに地震が多い日本なのに…」と頭を傾げる人が多いですが、「安倍政権を理解できる。経済的に日本は原発を必要としているし、隣が中国や北朝鮮だから、原発は抑止力として必要だ」、という意見もあります。
 で、国際的に見て、抑止力としての原子兵器保有は冷戦時代から国連で認められてきているわけですが、それが果たして「合法か?」と訴訟を起こした人の話がSpielgel雑誌の最後に載っていたのです。
 Buechel(今日でも10−20個の原子爆弾を保管できる倉庫がある都市)に住む一薬局の女性が起こした訴訟に関する報告です。
 平和主義者である彼女は原子力武器使用を国際法に則れば、戦争の手段としては非合法であると訴えたのですが、もちろん、法廷で勝つことはなかった。
 日本でも、最近、法律に反する様々な政治的決定がなされており、法治国家としての存在を疑いたくなりますが、国連でも、法より国家権力が強くなって来ているようです。
 ヒトラーが昔、「Machtgeht vorRecht」(法より権力を優先)と言ったと書かれてますが、現在、多くの国で、政治権力が法律より優先されている状況をみて、国民として批判していかなくてはならない、と思いました。



.. 2015年08月19日 11:01   No.947009
++ にしざきやよい (中学生)…31回       
人の心を良き方向に変えるのは真摯な思いに裏打ちされた、
 |  言葉と行動しかない
 |  7月31日第140回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア)

  ビラ、ワンサカ持って、シールズエリアへ、カワイイ女の子が、配る水が、美味しいんだ。ビラ配ってると、「ご苦労様です」なんて言われて、アメもくれちゃうのさ。
 殺人的蒸し暑さも一山越えて、早朝は気持ち良い風が吹いてました。もっとも真昼の日差しの強さは、夏、真っ盛りですが‥
 さて、本日のたんぽぽ舎は、川内行きを控えいつもより、皆忙しげ、幾分殺気立ってます。何時も車を出してくれるYさんも今日はお休みだし、しかも、柳田さんがシールズの若い人達に別配布のビラ配るって事で、ビラ、いつもより800枚も多い!確かにシールズ側に来る人達にも知って欲しいよね。
 しかし、重いf^_^;
 荷物を載せて行くタクシー組と、電車移動の関電立ち寄り組に分かれ、いざ出陣!
 今日はビラ配りまくるぞ!私は、トーゼン、関電組、何だって、何時だって、電力会社さんへの訴えは、止められません。
 てなわけで、関電前をひとしきり終り、官邸前へ、今日は、シールズ側へ川内原発再稼働反対現地行動アピールなので、終わりの報告会を無しにして、夜9時迄、ビラ配りの予定。
 希望のエリア側に着くともう人の列は、首都高速側へ、と延びている。ここでは既に抗議エリアが一体になってる。その中、希望のエリアでは、再稼働反対の合間に、平和を守れ!憲法守れ!とシールズと見事に一体となっている。
首都高近くの少し明るめの所でビラ撒き、150枚以上捌けて順調じゃんと思っている所へ、Nさんと、Wさんがやって来た。3人いてもしょうがないし、憲政記念館側に誰もいないと言うので、シールズのステージの前、報道陣のライトを浴び移動。途中シールズのカワイイ女の子にお水貰ったりして、ご機嫌。
 こちらは、歩道側には街灯もなくさらに暗い、石垣にずらりと座る人達、ステージの有る列先頭から、抗議エリアに入りきれない人達が、次々と列最後尾に付く。延びる最後尾と共に移動しながら、ビラを配っていると、50過ぎ位の男性に話しかけられた。曰く「この集会には、スパイが入り込んでいてこの抗議を煽っている、反対の意見で割れることをほくそ笑んでいる国が有る」と言う、私が「それはネットの見すぎ、ここにいる人は、自分の意思で、反対の意見を表明している」と言っても、「事実いるのだ」と言う。「確かに在日韓国人のひとたちもいるけどその人たちも、命、平和を守りたいと来ている人達だ」と言うと、今度は、「過激派」の事言い出す、「昔人殺しをしたようなのが、この中にはいるのだ」と。
 そりゃ、昔、むかし、学生運動を真剣にやり、今、この抗議に足繁く来る人も沢山いる事は事実、だけど、今、この場は非暴力に決まってる、暴力では何も変わらない、人の心を良き方向に変えるのは、真摯な思いに裏打ちされた、言葉と行動しかない。
 この人もこの場に来るという行動を起こしているのだから、この場を、曇りない目で見て、良き真実に巡り会えるといいなと、願った日でした。


.. 2015年08月19日 11:23   No.947010


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