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■--鹿児島県がヨウ素剤の学校配備検討
++ 南日本新聞 (小学校低学年)…6回          

原発5キロ圏内対象

  九州電力川内原発(薩摩川内市)で放射性物質が拡散するような重大事故が起きた際、甲状腺の被ばくを抑制するため服用する安定ヨウ素剤を、鹿児島県が原発から5キロ圏内の小中学校と保育園に配備する検討に入ったことが6日分かった。 
       (8月7日より)


.. 2015年08月10日 09:06   No.945001

++ 東京新聞 (社長)…1196回       
原発と東芝の闇  竹田茂夫

  先頃、東芝の会計操作に関する報告書が出た。トップの当期利益主義のプレッシャーにより組織を挙げて粉飾会計まがいの不正が行われたという趣旨だが、批判が多い。報告書は上意下達の企業風土や内部統制の緩みに意図的に限定しているからだ。なぜ見かけだけの利益計上にはしったのか。経営者の資質や企業統治を超える重大な問題があるはずだ。
 2006年、経済産業省の原発推進に呼応して、東芝は米原発メーカーのウェスチングハウス(WH)を破格の値段で買収した。巨額買収で活躍したのが、原発一筋の経歴で後に東芝のトップとなり、不正会計の元凶として報告書でも指弾された人物だ。3・11以降も強気の発言を繰り返し、安倍政権にも民間委員として協力してきた。
 東芝の昨年末の資産合計約7兆円のうち、約1兆5500億円が「のれん」や繰り延べ税金資産などの将来の収益予想に依存する頼りない性質のものだ。「のれん」とは買収額がWHの純資産を上回る部分を指すが、今後、原発商売が下向けば減損処理を迫られる。だがそのための自己資本は1兆4000億円ほどしかない。無理な買収のつけが不正会計に表れたのではないか。
 東芝は優れた事業を他に多く持ちながら、原発輸出など国策の先兵として動いてきた。袋小路の原発との心中以外に道はないのか。 (法政大教授)
    (7月30日「本音のコラム」より)


.. 2015年08月10日 10:57   No.945002
++ 東京新聞 (社長)…1197回       
非核三原則 長崎では言及 首相、核運搬は「空論」衆院予算委

 衆院予算委員会は7日午前、安倍晋三首相らが出席して集中審議を行った。首相は、広島市での六日の平和記念式典で歴代首相が近年言及してきた「非核三原則」に触れなかったことについて「(三原則は)当然の前提として、核兵器のない世界の実現に向けて国際社会の取り組みを主導していく決意を表明した」と釈明した。九日の長崎市での式典では、非核三原則に言及する考えも示した。(中略)

「非核三原則は当然のことであり、その考え方に全く揺るぎはない」とも強調。
 安全保障関連法案について、核兵器の運搬も法文上は排除していないとした中谷元・防衛相の発言について首相は「机上の空論に対して答えたにすぎない。核弾頭の運搬はまったくあり得ない」と指摘。山井氏は核兵器の除外を法案に明記するよう求めたが、首相は「(現行の)周辺事態法も法理上は同じだ」「首相として『あり得ない』と言っているんだから間違いない」として応じなかった。
 一方、自民党の武藤貴也衆院議員が安保法案に反対する学生らのデモを「『戦争に行きたくない』という極端な利己的考え」と批判したことについて、首相は「戦争は違法なもの。違法なものに参加しなければならないという前提そのものが間違っている」と問題視した。
        (8月7日より抜粋)


.. 2015年08月10日 12:04   No.945003
++ 東京新聞 (社長)…1198回       
強引な再稼働に危機感【金曜日の声 官邸前】

東京都世田谷区、無職星八重子さん(65) 
 来週にも川内(せんだい)原発が再稼働すると聞き、福島県出身者として怒りでいっぱい。余力があるなら、いまだ収束していない福島原発の事故対応に注ぐべきだ。また事故が起きれば、今度こそ日本は終わる。
 千葉県柏市、会社員金井忍さん(39)   
 安全保障関連法案の強行採決といい、川内原発の強引な再稼働といい、安倍政権のやり方には危機感を覚える。この場に来て反対の声を上げることしかできないが、国民の声の高まりにつながればと思う。
(8月8日より)


.. 2015年08月10日 12:17   No.945004
++ 東京新聞 (社長)…1199回       
原発再稼働 安全とは言わぬまま

 四国電力伊方原発が原子力規制委員会の規制基準に適合し、九州電力川内原発の再稼働は迫る。多くの不安をのこしたままで、適合すなわち再稼働という短絡を、定着させてもいいのだろうか。
 川内原発(鹿児島県)、関西電力高浜原発(福井県)に続いて伊方(愛媛県)は「適合」3件目。ここでもやはり、避難計画の実効性や、地震に対する備えの甘さが不安視されている。
 にもかかわらず、政府や電力事業者は、それで再稼働の“お墨付き”を得たという。
 規制委の「適合」判断は、再稼働の必要条件ではあるだろう。だが、十分条件とは言いがたい。
 多くの原発は半島に立地する。特に伊方原発は、日本一細長いという佐田岬半島の付け根にあり、その西の海側には約5千人が暮らしている。
 愛媛県が策定した事故時の広域避難計画では、原発前の国道を通って松山市などに向かう陸路と、フェリーに乗って大分などに逃れる海路が想定されている。
 だが、南海トラフ地震と原発事故の複合災害が発生すれば、道路は寸断、港が荒れて船も使えず、孤立化する恐れは強い。
 共同通信が6月中旬に実施した調査では、伊方原発から半径30キロ圏内12万3千人の避難先になる6県19市町のうち、受け入れ態勢が「整っている」「どちらかというと整っている」と答えた自治体は1県7市町にとどまった。
 大分県と愛媛県は、愛媛県側住民を船に乗せ、大分県側に運ぶ避難訓練を、秋に実施するという。
 順序が逆だ。こんな大事な訓練をする前に、再稼働の“許可”が出されて、いいのだろうか。
 福島第一原発事故をめぐる検察審査会の起訴議決にも「原発に関する責任者は『万が一』の災害にも備えなければならない義務を負う」とあるではないか。
 そもそも数千人が船で海上に逃れなければならないような大事故は、万が一にもあってはならないことではないか。
 「適合」判定第一号の川内原発は、11日にも再稼働第一号になるという。だが、規制委も政府も自治体も、誰も「安全」を保証していない。
(8月8日社説)


.. 2015年08月10日 12:28   No.945005
++ 東京新聞 (社長)…1200回       
川内正門前、2千人デモ

  川内原発1号機の再稼働が迫る中、反対する市民らが9日、同原発の正門前に向けデモ行進した。参加者らは強い日差しの中、「再稼働反対」「原発を今すぐ廃炉」などと声を合わせ歩いた。
 デモに先立ち、全国各地から集まった約2千人(主催者発表)が同原発のある薩摩川内市の海岸で大規模集会を開催。「避難計画を作っただけで、訓練もされていない」「十分な説明もないまま、再稼働がまかり通っていいのか」などの声が上がった。(中略)
  神奈川県から参加した無職奥野節子さん(70)は「原発が再稼働すれば、また核廃棄物が増えていく。処分問題もまだ解決していない」と述べた。
    (8月10日朝刊2面より抜粋)


.. 2015年08月11日 11:09   No.945006
++ 南日本新聞 (小学校低学年)…7回       
再稼働「なぜ急ぐ」 現地周辺で2000人集会 危険性訴え行進

  九州電力川内原発の再稼働に反対する「ストップ再稼働!3・11鹿児島集会実行委員会」は9日、薩摩川内市久見崎町の原発周辺で大規模な集会とデモ行進を実施した。県内外から約2000人が集まり、「再稼働やめろ」「原発いらない」とシュプレヒコールを上げた。
 集合場所の久見崎海岸では、市民団体の代表や県外からの参加者が原発の危険性や九電への批判を唱えた。 (中略)
 東日本大震災が起きるまで福島県で農業をしていた元宇宙飛行士の大学教授、秋山豊寛さん(73)も京都から参加。「電力会社や政府は一般の人が声を上げるのを最も恐れている。一人一人が声を上げよう」と語った。
    (8月10日20面「川内原発を考える」より抜粋)


.. 2015年08月12日 11:36   No.945007
++ 毎日新聞 (課長)…169回       
再稼働反対デモに2000人 川内原発周辺で最大規模

  九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働への反対を訴えようと「川内原発再稼働阻止!大集会」が9日、川内原発脇の海岸であった。実行委員会の発表によると約2000人が参加。九電が11日に再稼働させるとみられる中、川内原発周辺での集会としては過去最大規模となった。「原発事故から命を守れ」などと訴え、原発正門前までの約2キロをデモ行進した。
 原発問題に詳しいルポライターの鎌田慧さんが集会であいさつし、「(事故発生を前提に)安定ヨウ素剤を配布して原発を稼働させるのは、人が死んでも構わないということ。モラルに反することが平然と行われている」と批判した。参加者は「命と大地を放射能から守れ」「福島を忘れない」などと書かれた横断幕を手に練り歩いた。
    (8月10日・鹿児島版26面より)


.. 2015年08月12日 11:42   No.945008
++ 東京新聞 (社長)…1201回       
いのちとおかね   鎌田 慧

  きょう11日に再稼働を強行しようとしている九州電力川内原発の正門前に、3日続けてやってきた。鋼鉄製の車止めを三重にしたバリケードの前とうしろに、警官隊とガードマンが立ちふさがっている。こうまでしなければ、稼働できない工場とはなんなのか。
 9日の日曜は、原発すぐ裏の久見崎海岸に全国から2000人以上が集まった。このうち東京近辺から参加した109人の飛行機代の半分は、1口1000円の資金カンパで賄った。現地へいきたくとも時間のない人はおカネをだし、時間のある人がカンパで、鹿児島の原発前まで抗議にいく。相互扶助の連帯運動である。
 飛行機1台をチャーターしよう、と最初は稀有壮大だったが、時間がたりなかった。
  いま、脱原発も脱戦争も辺野古新基地反対も、市民一人ひとりの決意性と責任性で行われている。それだけに、なにがあっても挫折せず、ひるむことなく持続している。かつてのように、大労組や政党が組織動員しなくても、たくさんの市民が集まるようになった。
  原発が喧伝してきた安全、安価、安定のウソは、すべて破綻した。まだ原発にかじりついているのは、電機メーカーと電力会社などの関連業界、そこから金銭的、政治的利益をえている政治家たち。いまや少数だ。いのちをカネに換える、バチ当たりたちに、未来はない。(ルポライター)
      (8月11日「本音のコラム」より)



.. 2015年08月13日 08:11   No.945009
++ 東京新聞 (社長)…1202回       
理不尽、苦悩 共に闘う 福島から沖縄へ避難 単身抗議
  再稼働「地方に押しつけ 基地と同じ」
  「見切り発車」原発周辺騒然
  「火砕流 山も越える」原発近くに噴火 猛威の跡
  厚さ7〜8mの堆積物 専門家と歩く
  「なぜ月命日に」 怒り、悲しみ、失望
             (8月12日24・25面から見だし)


.. 2015年08月13日 08:17   No.945010


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