|
廃棄物の埋設予定地公開 東海原発
日本原子力発電(原電)は29日、商業用原発として国内初の廃炉が進む東海原発(東海村白方)で、解体で生じた低レベル放射性廃棄物のうち、放射能レベルが「極めて低い」とされる廃棄物(L3)の埋設予定地などを報道陣に公開した。 東海原発は1966年に営業運転を始めた国内初の商業炉。98年に運転停止し、解体は2001年12月に始まった。(中略) 原電は16日、L3の埋設計画を国に申請した。縦80メートル、横100メートルの敷地に深さ約4メートルの穴を掘り、約1万6千トンを埋める計画。18年度の埋設開始を目指しており、地下水調査など50年以内を目安に監視を続ける。 解体作業は現在、四つある熱交換器のうち二つ目の撤去に向けた準備に入っており、原子炉を解体する遠隔装置の検討作業も進めている。一方、原子炉解体によって生じるL3より放射能レベルが高いL1・L2廃棄物の処分先は決まっていない。このため、原電の近江正・東海発電所副所長は「廃炉の工程がスケジュール通りに進むことに対しリスクがあると認識している」と語った。 (7月30日 より抜粋)
.. 2015年08月05日 09:58 No.941004
|