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■--大本営発表
++ 伝六 (高校生)…63回          

戦時中、戦争のニュースは大本営発表ということで報道する。勝った勝ったというのだけれど、実は負けているのだ。まけていることを国民はしらされていなかった。さすがに昭和十九年あたりには国民も大本営発表に不審の目をむけるようになったらしい。真実を知っているのは戦場で戦っている兵士と軍の上層部だけで、政治家も知らない者がおおかった。こんな話もある。鈴木貫太郎大将が、連合艦隊司令長官の古賀大将がなくなったことをきいて、いつなくなったのかと聞いたら、海軍大臣の嶋田大将は、軍の機密事項だから教えられないと言ったという。鈴木貫太郎は俺は海軍大将だぞ、嶋田はけしからんやつだと怒ったとかいうが、それはもっともだろう。ごく仲間うちだけで、秘密にして、知っておくべき人にも、真実を告げない。国民は健忘症か。親方日の丸がだめなことは、大本営発表でわかっているではないか。しかし、そういうことを許したのは結局国民に智恵と勇気がなかったのだ。今の国民も過去の経験に学ぶことがないと同じことをくりかえすだろう。
.. 2007年07月11日 21:35   No.93001

++ タク (平社員)…147回       
戦時中の政府や大本営発表に踊らされた苦い経験を思い出すとこでしょうね。真実が覆い隠され反対意見は圧力で押さえ込まれ、イラク報道の大部分でも、米国が関連した通信社などのニュースソースデータでした。そこには無辜の民の苦痛の叫びは聞こえてこない。だが、昨今はインターネットが普及して国民の正しい判断その大役を演じているのですね。
BSE問題がブッシュ大統領の圧力により、米国産牛肉に限り安全のための全頭検査はなくなりました。吉野家牛丼に群がる若者を放送して世論操作している。多くの情報を開示して戴きたい。この日本国では宣伝は独占でも多様化しても、いずれも両刃の剣なのです。

.. 2007年07月12日 08:28   No.93002
++ 伝 (高校生)…55回       
日本の政策は、親方アメリカのごとくに思えます。親ガメこけたら皆こけたで、アメリカがこけたら日本が一番にこけるのではないか。もっとも親ガメというたとえは適当でない。外務省をやめたある人が本を書いて、その本のなかで、たしか日本が攻撃されたときに、アメリカははたして日本をまもってくれるのかと考えることはアメリカに対して失礼だから、そういうことは考えないというのが外務省だという意味のことを書いてあった。それやこれや考えると愛国心がいちばん必要なのは政治家官僚だろう。しかし官僚も国民だから、結局国民の愛国心かな。愛国心の中身についての議論は別問題として。
.. 2007年07月12日 22:13   No.93003
++ 伝六 (高校生)…64回       
三十年ほど前に買った小野田寛郎の「わがルバン島の三十年戦争」を開いて、部分的に読んだ。大半の本は整理したのだが、のこっているところをみると、何かとっておきたいと感じたのかもしれない。小野田氏は終戦後も「東亜共栄連邦」とアメリカが戦いつづけていると信じていたらしい。ラジオでニュースも聞いていたが、謀略のニュースだと考えることが多かったようだ。発見者の鈴木紀夫青年とのやりとりは真剣そのものだけに、漫画になりそうなおかしさがある。何かというと謀略を疑うのだから。しかし、一方我々は世界の情勢をどれだけ正確に認識しているといえるだろうかと考えさせられた。小野田さんは自然塾などを開いて今なお活動されている。
.. 2007年07月13日 20:54   No.93004
++ タク (平社員)…148回       
アメリカが日本の基地を日本の国民の血税で移動させるという話もまとまってきています。本来なら、その削減に奔走すべき立場の外務省が、一所懸命に在日アメリカ軍の必要性を説いているのです。これはもはや、アメリカのポチでしょう。

北朝鮮による拉致被害者の救済問題への外務省のこれまでの取り組みも、「不作為の犯罪」と言うべきです。北朝鮮との関係を正常化する問題を担当する、特命大使のポストが置かれたのは1990年です。以来この大使の重要な使命の1つは、拉致被害者の救済であったはずです。しかし歴代のこのポストの大使は、ほとんど開かれることのない北朝鮮との交渉をひたすら待つだけで、百何万円の月給をもらい続けてきたのです。何年ぶりかで再開された交渉に臨んだT大使は、交渉の前日まで出勤せず、交渉の直前に担当官からレクチャーを受けただけで交渉に臨んだのです。これはもう、拉致被害者加家族に対する裏切り行為以外の何者でもないのでは。

北朝鮮は、日本全土を射程に収めるノドンミサイル約200発を日本に向けて配備しています。アメリカが軍事行動にとれば、米軍基地を抱える日本が北朝鮮の直接の攻撃対象になることは間違えないでしょう。そうなれば、原子力発電所や重要施設を狙ったテロリストの攻撃もありえます。逆に、ネオコンのアメリカが、北朝鮮を攻撃してしまえば、いずれの場合も日本にとっては最悪のシナリオなのです。

.. 2007年07月14日 09:37   No.93005
++ タク (平社員)…149回       
また、その2年前の昭和47年にはグアム島で、日本兵の横井庄一氏が見つかりましたね。彼らは戦争の終結ががわからず、上官が任務終了を伝えて軍刀を返却したのをみて何とも表現できない不思議な気持ちで胸を打たれてしまいました。

フィリピンといえば、ルソン島での「バターン死の後進」は歴史の教科書に登場する有名な出来事ですが、真実は違います。アメリカ・フィリピン軍が降伏したとき、日本軍は降参した捕虜7万余人を、炎天下の中、十分な水も食糧も与えずに、収容所まで徒歩で移動させ多くの死者がでた。アメリカはこれを国際法違反の残虐な「死の後進」と非難して、日本兵を死刑にしたのです。

この移送で多くの死者が発生したのは、日本軍が計画的な行為や怠慢によるものだとアメリカは指摘しましたが実はそうではなかったのです。捕虜をバターン半島にそのまま放置していたら食糧も不足しており、マラリヤが多発していたから、捕虜を移送したのは適切な措置だったのです。マラリヤを治療する薬は少なく、日本兵自体にも多数のマラリヤ患者が発生していたのです。日本軍は徒歩移動が当たり前ですが、アメリカ・フィリピン軍では車両移動が当たり前だったため、徒歩行進によって受けた苦痛は日本側にはわからないことでした。また、日本軍から支給される味噌汁や牛蒡を木の根っこだと食べない捕虜もおり、栄養失調で倒れる原因となったと言います。最善と信じて行なわれた行為が悲惨な結果をもたらしてしまったのも事実なのです。

.. 2007年07月14日 10:04   No.93006
++ そのまんま西 (幼稚園生)…4回       
お久しぶりです。
「バターン死の行進」はおっしゃるとおり恣意的制裁の典型例ですね。
こんなウソが教科書に掲載されていることが間違いであることに国民や政府が早々に気付くべきです。

私は本間雅晴中将を思い起します。
良識派かつ純粋過ぎる本間将軍はバターン戦の後に予備役となった訳です、「死の行進」をもって戦犯として起訴され処刑されました。
マッカーサーの復讐劇といわれてます。
その処刑は幸い(?)にも軍服・銃殺でしたが、刑の執行日時はマニラ戦を号令した同日時です。
やはり、復讐なのですが<軍服・銃殺>での刑の執行は石原将軍と満州時代に一悶着のあった、今村均大将(本間中将とは軍部内で無二の親友)の働き掛けがあったことに疑いは無いと思います。

それにしても本間将軍の奥様である富士子夫人の裁判の証言には毎度のことですが、こみ上げて来る感動と苦痛を感じます。

私も日本男児として女房からの評価は、かくありたいと思います。
無理っぽいですが、頑張ります。

.. 2007年07月14日 15:15   No.93007
++ タク (課長)…150回       
1942年、フィリピン・ルソン島のバターン半島に立て篭もっていたアメリカ・フィリピン軍が降伏したとき、日本軍は降参した捕虜7万余人を、炎天下の中、十分な水も食糧も与えずに、収容所まで徒歩で移動させ多くの死者がでました。アメリカはこれを国際法違反の残虐な「死の後進」と非難して、戦後、日本の最高指揮官だった第十四軍司令官本間雅晴中将、輸送作戦を指揮した河根良賢少称、平野庫太郎大佐を死刑に処したのです。

捕虜の移送は50キロ徒歩で列車が走っているサンフェルナンドに向かい、そこからカパスというところまで40キロの距離を列車で移動して、オドンネル収容所まで13キロをまた徒歩で向かうというものです。この間、栄養失調、マラリヤ、赤痢などによる衰弱、炎天下の長期間歩行による疲労などが原因で、アメリカ兵では約600人、フィリピン兵では約10000人が死亡しました。また、収容所でもアメリカ兵約1600人、フィリピン兵役16000人の死者が発生しました。

フィリピン占領後も、治安の乱れや交通の混乱などにより、食糧輸送はうまくいかずにその結果、肉、野菜、水の不足は深刻な問題で、栄養面で大きな影響を及ぼしたが、行進中は日本兵も捕虜と同じ食事をしていたのです。

ただ、日本軍の捕虜に対する扱いは過酷なものだったのは確かだと思います。待遇を要求する捕虜に、「捕虜のくせに生意気だ」、栄養失調、病気のために行進に遅れる者達にも、「怠けるな」と殴打したという証言があります。だが、このような行為も、命令により組織的に行なわれたものではなく戦争に於いて、最善と信じて行なわれた行為が悲惨な結果をもたらしてしまったのも事実なのです。

.. 2007年07月15日 07:49   No.93008


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