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17年2月まで一括支払い
東京電力福島第一原発事故による事業者の営業損害の賠償をめぐり政府・与党と東電が、2017年2月までの2年分を一括して支払い、その後は個別に対応する新たな枠組みを検討していることが18日、分かった。 自民党の東日本大震災復興加速化本部(額賀福志郎本部長)が月内にまとめる第5次提言に盛り込む方向。これを踏まえ政府は6月中に正式決定する方針。 政府と東電は昨年12月、営業賠償を16年2月までで打ち切る考えを示したが、地元から強い反発があり再検討していた。(中略) 自民の復興加速化本部は今月14日に決めた提言の骨子で、福島県の「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」の避難指示を17年3月までに解除することを提示。解除に伴い住民への賠償とともに事業者に対する賠償の扱いが課題の一つになっている。 東電は原発事故に伴う避難指示で休業や廃業に追い込まれた事業者に対し、営業損害賠償として今年1月末時点で計4581億円の支払いを決めている。 (5月19日より抜粋)
.. 2015年05月20日 08:43 No.913001
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