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■--100万回視聴のお礼
++ 三輪祐児 (幼稚園生)…4回          

UPLAN
 |  Youtube映像の視聴回数がこの4月で100万アクセスに到達
 |  たんぽぽ舎で、毎月撮影している槌田敦さんの原発事故シリーズでは、延べ4万人
 └──── (ユープラン)
                     
○UPLANのYoutube映像の視聴回数がこの4月で100万アクセスに到達しました。いつも支えてくださっている皆様に感謝し、御礼申し上げます。
 東電福島第一原発3号機の核爆発・ビカドンを見て死を覚悟し、しかし風が太平洋に流れたため首都圏は壊滅から逃れ、そして人生が文字どおり「風まかせ」になったことを知りました。
 その頃友人の勧めでユーストリームを開始、2012年夏からYoutube配信に切り替えましたから、約3年間に1600本配信での100万回達成ということになります。
○思い出に残るシーンがいろいろあります。復興庁の水野参事官が「クソ左翼」とtweetして話題になった時は、UPLANの映像がテレビのニュースで全国に流れました。実はこの集会では「乳幼児に成人病の検査だとぉ? これは放射能被曝の検査じゃないか」と環境省官僚を問い詰めていく部分が面白かったのですが、どうでもいいカットだけが話題になりました。
○たんぽぽ舎で、毎月撮影している槌田敦さんの原発事故シリーズでは、延べ4万人に見ていただいた講座もあります。川内再稼働阻止のための理論武装のための鹿児島学習会でも使われ、民間規制委員会の設立にも寄与しています。
 その他、三田医師の講演、おしどりさんの番組、ふくしまの女たちや、最近では辺野古や秘密保護法関係、TPP反対などの集会や講座、デモなどが多く視聴されています。
 UPLAN月島スタジオでは、子ども脱被ばく裁判(以前のふくしま集団疎開裁判)に関する番組や、今月からは環境省による福島県内の指定廃棄物焼却炉建設問題の解説講座もスタートしました。
○これらの映像を伝えたい相手は10年後、20年後の市民と歴史家です。私は戦没商船史研究で戦前の新聞や映像によく接しており、人々がどのような知識や価値判断のもとで戦争という愚かな選択をしてきたかということに関心を抱いてきました。
 未来の人々は、すぐに廃炉に取り組まない私たちの狂った社会を不思議に思うに違いありません。航空機激突で格納容器が破壊したとき放射能をどう防ぐのかと問われた官僚が「放水銃で流し落とします」と答えている映像を見て驚愕しのけぞり、竹槍でB29を撃ち落とそうとした時代と私たちを重ねあわせて見ることでしょう。
 その一方で、膨大な核汚染ゴミを何万年もの時代に残すような、父祖にも子孫にも恥ずかしくみっともない生きかたを拒否する人々、海外に殺しに行くことに抗う人々の存在も映像を通じて知ることでしょう。
 これからもマスコミが取り上げることのない事実を伝えていきます。
皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

.. 2015年04月27日 10:53   No.905001

++ 平坂謙二 (幼稚園生)…1回       
*「日本と原発」上映会 in足立区*

「故郷を追われた人々は今も苦しみ続けています。それでも再稼働を推し進めようとする政府と行政。 何がそうさせるのか、新規制基準によって再稼働することにはどんな問題があるのか。どんな利益があるのか。
 丸2年の歳月をかけて、弁護士河合弘之と盟友弁護士海渡雄一、訴訟を共に闘う木村結の3人は、いくつもの裁判を闘いながら、多くの被災者に向き合い、有識者と語り合い、故郷を手放すことになってしまう災害とは何かについて、真実の声を聴き続けてきました。私たちは原発でしあわせですか?」
 日時:5月9日(土) 午後2時−・ 午後6時−
      (2回上映、上映時間:2時間15分)
 会場:足立区勤労福祉会館 (綾瀬プルミエ)第一ホール
     (千代田線で大手町から19分、西口から徒歩3分)
 参加費:500円 (入れ替え制)
 *監督:弁護士 河合弘之*
 主催:「原発と足立を考える会」(問合せ:090-7829-9924(代表・平坂謙二)


.. 2015年04月27日 11:52   No.905002
++ 上岡直見 (小学校高学年)…20回       
安倍政権の真の危険性は何か
 |  安倍政権は原発事故があっても構わないという前提で
 |  むしろそれを利用することを期待している
 └────  [環境経済研究所(技術士事務所)]

◯ 安倍政権は嘘と隠蔽を重ねて原発再稼働を強行している。それに対して、「リスクを軽視・無視して経済優先」という批判がなされているが、もしそうなら善悪はともかくとして一つの説明であり議論の対象になりうる。しかし安倍政権の真の危険性は別にある。それは、安倍政権の「戦前回帰」の発想に照らしてみると、むしろ大事故を期待していると思われるからである。それは、原発事故の際の住民避難に関して原子力災害対策指針が「できるだけ住民を動かさない」方針に変質してきた経緯からも読みとれる。
◯ 水島朝穂は著書『内なる敵はどこにいるか』(三省堂ブックレット)で「防空訓練の狙いは、空襲に対する備えというよりも、むしろ地方機関や市民を効果的に統制し、末端にまで管理を浸透させることに主な狙いがあった。「民間防空」ないし「国民防空」も、軍が行う「軍防空」と不可分一体の形で、国防目的に奉仕するものとして位置づけられていた。「民間防空」の目的は、国家体制の保護であって、国民の生命・財産の保護はその反射に過ぎなかった」と指摘している。すなわち戦況が不利になるほど、それを中央集権体制の強化に利用したのである。
◯ 安倍政権は原発事故があっても構わないという前提で、むしろそれを利用することを期待している。現在でも憲法無視・国会無視・司法無視ですべて踏み潰してゆく姿勢をあらわにしているから、原発事故に際しても、一方的に憲法を停止して戒厳令を施行し、それを恒久化することまでも視野に入れているとみて間違いないだろう。ただしこれは原発事故に限らず、大規模な自然災害に際しても同じ危険性をはらんでいる。安倍政権を終わらせることこそが最も確実な防災対策である。
◯ これは電力会社にとっても重要である。短期的にはたしかに政権と同調して再稼働することが企業の利益を守るかもしれないが、これはいずれ大きな矛盾に直面することになるだろう。先の大戦で軍需産業がどうなったかを顧みればよい。 戦局が良かったころは確かに景気がよかったが、戦局が厳しくなるにつれて採算割れで兵器を納入するように強要されるなど営利企業として存在意義を失い、無理な生産で粗悪品を前線に送って将兵の生命を危険に晒したあげく、ついには米軍の戦略爆撃により物理的にも壊滅した。
◯ 現在の原子力規制委員会の基準は甘いとの批判はその通りであるが、仮に過酷事故に際して防護対策が額面どおり機能したとしても、その状態から営業運転に復帰するにはとてつもない手間と時間を要する。発電しないのなら現在の商用原発全停止と同じことだ。
 3.11では福島県・茨城県の海沿いの大きな火力発電所も福島原発と同等に被災したが、その年の夏には営業運転に復帰したユニットもあった。電力会社こそ脱原発が最も確実な危機管理なのである。


.. 2015年04月28日 08:19   No.905003
++ 柳田 真 (高校生)…66回       
東京電力抗議ハガキ準備中・8番目のハガキ
 |  規制委員会へのハガキ(7番目のハガキの改訂)も
 └──── (たんぽぽ舎)

◯ たんぽぽ舎は、これまでも7種のハガキを扱ってきた。「ハガキは直接相手に届くという効果あり」、「家庭にいてもできる原発廃止運動」として好評りに進めてきて、発行枚数はのべ4万枚を超えました。
 今回、新たに8番目のハガキとして、東京電力抗議のハガキを準備中です。
これは、4年前の東京電力福島第一原発事故の惨状が今も続いていること、東京電力本店が事故の責任をとっていないこと。だから九州電力川内原発の再稼働や関西電力高浜原発の再稼働が「のさばる」−という声がいくつも出されました(毎月第1水曜日の東電本店合同抗議での発言から)。
 それを受けて、東京電力抗議ハガキをつくろう(8番目のハガキとして)となりました。
 主催は、たんぽぽ舎。中味の文章について募集中。
頒価は他のハガキと同様200円で、3枚のハガキと宛名(東電会長、社長、各地の東電支社長という案)・住所の一覧表のセットです。

◯ なお、「再稼働阻止全国ネットワーク」も、原子力規制委委員会・規制庁への抗議ハガキ(7番目のハガキの改訂)を準備中です。
 福井地裁(樋口裁判長)の仮処分決定で「新規制基準は、緩やかにすぎ、合理性を欠く」という的確な指摘がなされたので、それをさらに広げようというもの。

.. 2015年04月30日 08:11   No.905004
++ 山田和明 (小学校中学年)…13回       
祝!「高浜原発運転差し止め」
 |  4/29「ラブデモ」グループ・ありがとうパレード
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

◯ 4月29日(水)、渋谷宮下公園で中田絵美さんを中心にした「ラブデモ」グループが集会。その後、渋谷駅前から宮益坂へ繁華街をデモ行進。道行く大勢の人たちの注目を集めた。
 中田さんの発想も素晴らしいが、若い人たちの行動力は目を見張る。
 中田さんは言う…「樋口英明裁判長(福井地裁)は命がけでこの判決を下したのだから、私たちが感謝するのは当たり前と思う。日本を救うほどの大きな影響があるこの判決をもっともっと大勢の人に知ってほしい。そのために人々に呼びかけながら喜びと感謝に溢れる、笑顔いっぱいのパレードをする」…
 それぞれの楽器で、歌を歌いながら練り歩くというユニークなもの。
 今日パレードに参加した人たち(約100人)で感謝のメッセージを書いて樋口裁判長に届けるそうだ。
 またこの判決を全国の他の裁判官にも続いてほしいという願いを込めて、風船を飛ばす。
◯ 中田さんはこの日のために「ありがとう」の替え歌まで作詞した。
 以下その歌詞を紹介。

ありがとう ありがとう 感謝しよう 高浜原発の 運転差し止め
素晴らしい 決定 どうもありがとう 勇気出してくれて ほんとありがとう
命脅かす 原発よりも なにより 尊い 人格権「原発は人格権より劣位」
日本国憲法にそった 愛のある決定 ありがとう 国民に希望と感動を
みんな みんな ありがとう イエ−ィ ありがとう ありがとう
感謝しよう (間奏)
高浜原発の 運転差し止め 素晴らしい 決定 どうもありがとう
勇気出してくれて ほんとありがとう 命脅かす 原発よりも
なにより尊い 人格権「原発は人格権より劣位」 樋口英明裁判長
原島麻由裁判官 三宅由子裁判官 福井地裁 ありがとう イエーィ
ありがとう ありがとう 感謝して 感謝しよう ありがとう

集会、パレードの様子はテレビでも放送するという。


.. 2015年05月02日 07:51   No.905005
++ 木村雅英 (大学生)…88回       
ストレステストを義務付けていない「新規制基準」
 |  「新規制基準」は「緩やかに過ぎ」、「合理性を欠く」
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その46
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

  去る4月21日(火)の「川内原発の再稼働審査を糾弾する!原子力規制委員会院内ヒアリング」(再稼働阻止全国ネットワーク主催)で、中桐裕子原子力規制庁安全規制管理官(PWR担当)管理官補佐が、「ストレステストは審査要求していないから」と言い逃れするように何度も繰り返した。
 そうだったのだ。「新規制基準」にはこんな重要な欠陥もあった。福島第一原発事故の教訓から原子力安全・保安院が実施し、大飯原発のストレステスト意見聴取会では井野博満さんや後藤政志さんが厳しく追及していた、あのストレステストを原子力規制委員会は「新規制基準」で義務付けていなかったのだ。
 このことは2013年3月19日の第33回原子力規制委員会の議題8「発電用原子炉の新規制施行に向けた基本的な方針について」で決められた。
まず市村安全規制管理官が「シビアアクシデント対策を含む新基準については、ハード・ソフトを一体的に確認することが合理的であることから、設置変更許可、工事計画の認可、保安規定認可に関する申請を同時期に受け付け、並行して審査を実施することとする(原子力安全・保安院により実施されたストレステストは手続き上の要件としない)。」と括弧付け文で提案し、5年猶予バックフィットとともにこの日に決定していた(中村泰子さん情報)。
  それにしても、原子力規制委員会が、「2011年3月11日の東日本大震災により引き起こされた福島第一原発でのシビアアクシデントを受けて、EU各国が既存の原発の安全性を再確認するために作った」(ウィキペディアから)「ストレステスト」を「新規制基準」から外していたとはひどい。
 4.14福井地裁が指摘しているとおり、「新規制基準」は「緩やかにすぎ」、「合理性を欠くものである」ことのもう一つの証明だ。
 なお、前述の規制委の定例会議の議事録によれば、更田委員が「いわゆる欧州型のストレステストですけれども、安全裕度に関してそれぞれの発電所がどれだけの裕度を持っているかということを、きちんと定量化していく。そういったものを含めた最終的な安全解析文書というものの届出をしてもらおうと考えています。」と発言している。
 この「安全解析文書」の作成とその公開を追及していかねばならない。



.. 2015年05月02日 08:03   No.905006
++ にしざきやよい (小学校中学年)…16回       
やっとリベンジかなf^_^;) なかなかの抗議日和となりました
 |  怒りに油を注がれる日々だけど、心は熱く、
 |  頭は冷たく、いきたいもんです
 |  4月24日第146回官邸前・国会前抗議行動報告
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

  やっと天気が良くなりました。たんぽぽ舎を、出たときは、なんか冷たい風が吹いて、空も暗かったので、今日も降るのかと思ったけど、内幸町に着いたときは、風も止んで空も明るくなってた。関西電力東京支店への抗議は、10人ぐらい、メガホンの調子が悪く時々生声でコール、生声もいいもんです。
 テントに着くと、経産省前で、テント撤去裁判に対する抗議行動やってた、たんぽぽ舎の旗を持って参加、隣にいた双葉町から避難してる人が、「私達は着の身着のまま、何も持たず避難した。事故後、一時帰宅で家に帰ると家は荒らされ、アクセサリーやブランド物のカバン、良いものはことごとく持ち去られてた。何もかも無くした。何もいらない、ただ元の生活を戻して欲しい。こんな思い、誰にもさせたくない。だから再稼働に反対してるの」と、文字にすると伝わらないかもしれないけど、すごく、すごく、悲しくて、心揺さぶられた。重い言葉。しばし、テント前の交差点に立ち止まってしまったけど、わたしはワタシの出来ることしなくては!
 で、持ち場の国会前、そこで、福島バッチプロジェクトの人に会った。すごく怒ってるって、こう言ってた「福島のモニタリングポストの線量が高すぎて計器が狂ってしまうから、全て撤去するって、県庁の人は謝るけど、スピーディーも止める、モニタリングポストも撤去ってどうゆうこと?怒り過ぎて今日はスピーチ出来ない」って。
 私もどういう事?と思ったので、インターネットをのぞいてみると、福島県が新設した77台のモニタリングポストで高すぎる値が出て、計器の異常だってことで、改善を要求したけど、まだ高い値が出るので、改善されてないってことで、委託業者との契約を解除してモニタリングポスト閉鎖だって。他のネットの話題では、値が高いのは、福島第一原発4号機燃料プールのガレキ撤去が原因かとも書いてあった。
  いずれにしても、私が見たテレビ、新聞には載ってなかったな。ふむ。福島関係の話題、今は観光に行こう、観光に行こう、だもんね。
 この日、国会前では、フランスの方の流暢な日本語のスピーチが、良かった「フランスにいた時は、福島第一原発事故の情報沢山あった。日本で暮らす様になって、報道の少ない事に驚き、やがてそれに慣れて、自分も疎くなってしまった。でもこの場所を知り、こうしてここに来ることが出来た。やがて、また大きなうねりが、必ず起こる、その時にこの場所が核となり人々が集まるときが来る、その時までこの場所を大事に守って行きましょう、共に頑張りましょう!」って、嬉しいね・頑張らなくてはね。


.. 2015年05月02日 08:09   No.905007
++ 山崎久隆 (社長)…526回       
国民の人格権を奪う原発再稼働は許されない
 |  「福井地裁高浜原発差し止め決定と大飯判決を読み解く」
 └──── (たんぽぽ舎副代表)

  2014年5月21日、福井地裁の樋口英明裁判長は『被告は大飯発電所3、4号機の原子炉を運転してはならない。』との判決を下した。また、2015年4月14日には高浜原発3、4号機の運転(再稼働)差し止め決定を出した。
 画期的判決の論理展開はどのようなものか。

◎人格権(憲法13条と25条)
  判決の根幹は、原発が深刻な事故を起こした場合、多くの人の生命、身体や生活基盤に重大な被害を及ぼすことを認定し、被害の程度に応じた安全性と高度の信頼性を電力会社に要求している。
 この根拠には、生存を基礎とする人格権(憲法第十三条、二十五条)で、全法律分野において最高の価値を持つとした。過去には志賀原発訴訟などの訴訟でも認められた。

◎人格権は、「憲法上の最上位の権利」
  人格権とは、個人の生命、身体、精神及び生活に関する利益は、各人の人格に本質的な、総体である憲法上の権利であり、また人の生命を基礎とするものだから、日本の法制下においては、これを超える価値を他に見出すことはできないものである。
 この人格権、とりわけ生命を守り生活を維持するという人格権の根幹部分に対する具体的侵害のおそれがあるときは、人格権に基づき差止請求をすることができる。人格権は各個人に由来するが、侵害が大勢の人格権を同時に侵害する場合は、差し止め要請が強く働くのは当然であるとした。
 憲法を無力化しようとする安倍政権下で、この判決が出されたことは重要だ。


.. 2015年05月02日 08:31   No.905008
++ 山崎久隆 (社長)…527回       
◎福島原発事故の惨状 
  福井地裁は福島原発事故について次のように認定した。まず15万人もの住民が避難生活を余儀なくされ、この避難の過程で少なくとも入院患者等60名がその命を失った。
 家族離散や劣悪な避難生活の中でもっと多くの人が命を縮めたことは想像に難くない。
 ウクライナ、ベラルーシでは、29年経った今も広範囲に避難区域を定めている。この事実は、放射性物質のもたらす健康被害について楽観的な見方をした上で避難区域は最小限の範囲で足りるとする見解の正当性に重大な疑問を投げかける。

◎原発に求められる安全性
  万が一にも大災害が起きないようにすること
 高浜差止決定文において福井地裁は、新規制基準を「緩やかにすぎる」と指摘した。これはどういう意味だろうか。
 その根拠の一つに、伊方原発訴訟最高裁判決がある。それによれば、原子炉施設の周辺住民の生命、身体に重大な危害を及ぼす等の深刻な災害が万が一にも起こらないようにするためには,原発設備の安全性につき十分な審査を行わせることとされている。(最高裁判所1992年10月29日第一小法廷判決,伊方最高裁判決)

◎経済活動は、人格権よりも劣位におかれる
  先に述べた大飯原発訴訟福井地裁判決では「原子力発電所は、電気の生産という社会的には重要な機能を営むものではあるが、原子力の利用は平和目的に限られているから(原子力基本法2条)、原子力発電所の稼動は法的には電気を生み出すための一手段たる経済活動の自由(憲法22条1項)に属するものであって、憲法上は人格権の中核部分よりも劣位に置かれるべきものである。」と明確に指摘している。
 また、大飯原発の再稼働については「国民の生存を基礎とする人格権を放射性物質の危険から守るという観点からみると、本件原発に係る安全技術及び設備は、万全ではないのではないかという疑いが残るというにとどまらず、むしろ、確たる根拠のない楽観的な見通しのもとに初めて成り立ち得る脆弱なものであると認めざるを得ない。」と指摘している。

◎再稼働を止めるための「不断の努力」(憲法12条)を続けよう
  原発においても同様の趣旨により運転をすべきではないと考える福井地裁の判決、決定は日本国憲法に最もかなった立場である。
 そのことを繰り返し粘り強く訴えて、再稼働を止めるために「不断の努力」(第12条)を続けていこう。


.. 2015年05月02日 08:40   No.905009
++ 山田和明 (小学校中学年)…14回       
.「現在の原発ゼロを続けることが最良のエネルギー政策」
 |  4/28エネルギーミックス緊急集会での城南信用金庫理事長の見解
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

  4月28日、衆議院議員会館にて[自然エネルギーで豊かな日本を創ろう!アクション]主催の緊急集会が行われた。
 同じ日に開催された「長期エネルギー需給見通小委員会」において経産省は2030年の[エネルギーミックス]について再生可能エネルギーを22%から24%、原発を20%から22%とする原案を報告した。
 この原案に対して、「緊急集会」では3つの見直しを求めた。
1、再生可能エネルギーの目標が低く過ぎる、少なくとも30%以上にすべき。
2、原案に依存を続ける内容は問題だ。
3、石炭火力の推進は地球温暖化から問題だ。
 という提案に対して、自民党河野太郎、秋本まさとしらが発言。これはあくまでも原案であって、自民党内部でも30%以上にという声は確実に増えている。民主党の菅直人なども野党の立場から同様の意見を。
 これに対して更に突っ込んだ意見が、日本消費生活アドバイザーコンサルタント協会、全国消費者団体連絡会、全国ご当地エネルギー協会、原子力市民委員会などから発言があった。
 一番印象的な意見は、城南信用金庫理事長吉原毅の見解だった。彼は「現在の原発ゼロを続けることが最良のエネルギー政策で、それは再生エネルギーと省エネルギー政策で十分可能だ」と述べた。
 私たち反原発運動を推進する立場から、これらのアクションと連携することが重要だと思う。


.. 2015年05月02日 08:45   No.905010


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