返信


■--ふたつの再稼働
++ 東京新聞 (社長)…1061回          

  「原発と戦争」いのちを危険にさらすこのふたつの愚かな再稼働を
  人間としての誇りと努力で食い止めたい 鎌田 慧(ルポライター)

  放射性セシウムなどがじわじわ海にむかって漏れ続けている。福島原発事故から4年がたったが、やむ気配はない。放射性汚染水の除去装置に、700億円もの国費が投入されたが効果は出ていない。肝心のメルトダウンした核燃料棒さえ、どこにあるのか分からない。
 フクシマの子どもたち100人以上に、甲状腺がんや、その疑いの例が発見された。原発内では、収束作業に、1日6000人もの労働者が従事し、周辺の地域ではそれに匹敵する労働者が、これまた見通しのない除染作業を行っている。
 故郷を、家庭を、仕事を奪われた人たちが、まだ12万人もいる。絶望のまま世を去る年寄りがあとをたたない。それでも、電力会社は平然と再稼働の準備をすすめ、政府は原発推進を叫ぶ。
 老朽化した5基は廃炉にして、ほかを再稼働させる作戦である。費用は電気代に上乗せして、消費者に負担させるつもりのようだ。事故による、どんな悲惨も、あたかも局地戦の犠牲者としてしか数えられていない。
 誰も責任をとらず、被害を軽微にしか発表しないのは、先の戦争とおなじだ。安倍政権は沖縄にすべての犠牲を押しつけ、自衛隊派兵の準備を整えている。原発と戦争。
 いのちを危険にさらすこのふたつの愚かな再稼働を、人間としての誇りと努力で食い止めたい。それが与えられた役割だと思う。
           (3月31日「本音のコラム」より)

.. 2015年04月08日 09:20   No.898001

++ 茨城新聞 (課長)…177回       
自治体、電力小売り拡大 エネルギー自給自足支援

  電力の小売りに参入する自治体が広がっている。電力を買い取って利用者に販売する「新電力」を設立し、太陽光などでつくった地域の電力を安く販売することで、エネルギーの自給自足の動きを支援している。2016年4月の電力小売りの前面自由化に合わせ、家庭への電力販売も視野に入れている。(後略)
   (4月7日より抜粋)



.. 2015年04月08日 09:26   No.898002
++ 東京新聞 (社長)…1062回       
原発事故 記述大幅増 中学教科書検定 「安全」から流れ一変
  慎重意見 異例の多さに

  「現在でも発電所の敷地から大量の汚染水が海洋や地下水に流れ出していることがわかった」「いまなお、事故の収束の見通しすらたっていないのだ」
 清水書院は公民の序章で、今も続く事故の影響に触れた。担当者は「福島の原発事故後の教科書なだけに、これまでよりも踏み込んで書いた」と話す。
 福島の事故を扱った教科書は104点のうち31点(29.8%)で、現行の105点中17点(16.2%)から増加。公民(6点)と地理(4点)は現行と同じく全教科書で扱い、歴史は3点から7点、理科は1点から7点へそれぞれ増えた。
 「事故が起きるまで『原発や放射線は安全だ』という立場での教育が主流だった」。ある教科書担当が振り返る。(後略)
    (4月7日より抜粋)


.. 2015年04月08日 09:32   No.898003
++ 東京新聞 (社長)…1063回       
再生エネ試算を経産相が疑問視

 宮沢洋一経済産業相は7日、閣議後の記者会見で、環境省が2030年の総発電量に占める再生可能エネルギーの比率が最大約35%に達するとの試算をまとめたことについて「実現可能性が十分に考慮されていない」と疑問を呈した。その上で、30年の電源構成の検討に際し、「(試算を)基礎として用いることはできない」と述べた。経産省は原発依存度の引き下げに向け、30年時点の再生エネ比率を20%台半ばにする方向で調整している。
 望月義夫環境相は7日の閣議後会見で、約35%という再生エネの比率について「コストがどれくらい掛かるかは試算できていない」と説明。「希望的観測でそこを目指していきたい」と述べ、努力目標との認識を示した。
         (4月8日より)

.. 2015年04月10日 08:37   No.898004
++ 東京新聞 (社長)…1064回       
被ばく死最悪1.8万人 原発攻撃被害 84年に極秘研究
  外務省 反対運動恐れ公表せず 本紙が情報公開請求

   国内の原発が戦争やテロなどで攻撃を受けた場合の被害予測を、外務省が1984(昭和59)年、極秘に研究していたことが分かった。原子炉格納容器が破壊され、大量の放射性物質が漏れ出した場合、最悪のシナリオとして急性被ばくで1万8千人が亡くなり、原発の約86キロ圏が居住不能になると試算していた。研究では東京電力福島第一原発事故と同じ全電源喪失も想定していたが、反原発運動が広がることを懸念し公表されなかった。(後略)
   (4月8日朝刊1面より抜粋)


.. 2015年04月10日 08:53   No.898005
++ 茨城新聞 (課長)…178回       
有識者 原発リスク記述不十分 教科書検定 「両論併記型」多く

  東京電力福島第一原発事故の発生後、初めての検定となる中学校の教科書は、さまざまな教科が原発事故を取り上げた。理科では原発や放射線を扱ったコラムや特集が増えたが、本文は原発の長所と短所を並べた従来通りの「両論併記型」が多い。有識者らからは「原子力利用のリスクについての記述が不十分だ」と批判する声が上がった。
 放射線は本来、3年の理科で習う。ただ、教科書会社は1年で習う東日本大震災の二次災害として原発事故を取り上げたり、2年の電気に絡めてエックス線などの放射線を紹介したりと、早い段階から扱えるように工夫した。「シーベルト」「グレイ」といった単位を新たに記載した教科書もあった。
 原発事故があった2011年から放射線教育に力を入れる福島県の公立中の男性教諭(58)は「1年から教科書に記載してあれば、教員が授業で展開できる。大いに歓迎だ」と喜ぶ。
 だが、火力や水力などと並んで原子力発電が紹介され、大きなエネルギーの獲得といった長所と、有害な核廃棄物という短所を併記する考え方には物足りなさを感じる。「ある外国の中学レベルの教科書は『放射線は危険』との前提から学習が始まる。リスクの視点から考えるので生徒は真剣になり、判断力が身につく」と訴える。
 「危険に転じる可能性とどう向き合うかを教えるべきだ」と話すのは、原発関連の著書がある評論家 武田徹さん。「原発にはリスクがあり、本来なら以前からリスクに関する教育が必要だった」と断じた。(後略)
    (4月7日より抜粋)


.. 2015年04月13日 08:17   No.898006
++ 朝日新聞 (社長)…444回       
格納容器に調査ロボ→走行不能に 福島第一1号機 回収できず
         (4月11日見出し)


.. 2015年04月13日 09:05   No.898007
++ 東京新聞 (社長)…1065回       
◆「原発比率2割」異論続々 有識者「事故なかったような議論だ」
  電源構成検討会合

  経済産業省は10日、2030年に目指す再生可能エネルギーや原発など、電源種類別の発電比率を検討する有識者会合を開いた。自民党と経産省が原発で2割程度を賄うことを念頭に水面下で比率案を調整していることに対し、出席者からは「福島(の原発)の事故がなかったかのような議論だ」などの異論が相次いだ。
   (中略)
 東京理科大の橘川武郎教授が、あらためて「将来に向けて大きく考え方を変え、再生エネを30%まで高めて原発は15%に抑えるべきだ」と主張した。
 また名古屋大大学院の高村ゆかり教授は「原発など特定の電源を基幹電源と位置付ける考え方自体がなくなりつつある」と話し、基幹電源の名のもとに原発を重視する自民党と経産省をけん制した。その上で「ドイツでは安い再生エネが増えて電力の価格が下がっている」とも指摘した。
 環境省は30年に再生エネの比率を最大35%まで高められると試算したが、自民党と経産省は実現性に否定的だ。これについて全国消費者団体連絡会の河野康子事務局長は環境省の出席者に「(試算の)根拠を示してほしい」と要望。(後略)
      (4月11日より抜粋)



.. 2015年04月13日 09:14   No.898008
++ 茨城新聞 (課長)…179回       
 ◆関電の評価「大いに疑問」 規制委 美浜3号機地震想定に

  原子力規制委員会は9日の審査会合で、関西電力が再稼働を目指している美浜原発3号機(福井県)の地震想定について、審査が先行する関電大飯3,4号機(同県)の経緯を踏まえず評価しているとして「大いに疑問がある」と厳しく批判した。
 規制委側は会合で「資料を見る限り、大飯と美浜で(地下の地盤の状況に)差があるようには見えない」と指摘。その上で「審査は交渉ごとではない。ここまで下げてもいいという腹案があるのに手の内に置き、必要があれば出そうという姿勢ならやめてほしい」と苦言を呈した。
 関電は「十分ご理解いただいていない部分は(非公開の)ヒアリングなどで説明したい」と釈明したが、更田豊志委員は「非常に重要なので(公開の)審査会合で、関電の姿勢も含めて答えてほしい」と注文を付けた。
 関電は美浜3号機の申請で、震源の深さを「4キロより深い」とした。先行する大飯3,4号機の審査でも当初、震源の深さを「4キロより深い」と提示したが、規制委の指摘を受けて「3キロより深い」と修正し、地震想定を厳しくした経緯がある。
     (4月10日より抜粋)


.. 2015年04月13日 11:24   No.898009
++ 東京新聞 (社長)…1066回       
断層の判断示さず 再稼働審査本格化 美浜3号機で規制委

 関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の新しい規制基準に基づく審査の進め方について、原子力規制委員会は8日の定例会合で、原子炉直下の断層が活断層かどうか明確な判断を下さないまま、審査を本格化させる方針を決めた。
 新基準では、活断層の上に原子炉など重要施設を設置することを禁じている。再稼働のためには、活断層ではないと科学的に証明される必要がある。その証明がグレーなまま、再稼働の前提になる審査が進められることになる。(後略)
        (4月9日より抜粋)



.. 2015年04月14日 08:09   No.898010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用