返信


■--東電 底なしの汚染水漏えい (上)
++ 山崎久隆 (社長)…505回          

   東電の相も変わらぬ無責任体質と情報隠蔽の事実に強い憤り
 |  責任を現場に丸投げしている国や規制委と東電本店の無責任体質にある
 └──── (たんぽぽ舎)

○福島第一原発、汚染水問題で「古くて新しい」事件を引き起こしている。
 放射性物質を環境中に出す際の制限値である「告示濃度」(セシウム134・60Bq/リットル、セシウム137・90Bq/リットル、ストロンチウム90・30Bq/リットル)を遙かに上回る汚染水が、1年近く前から流出していたことを中心にした、重大な事件についての報道が続いている。

○2月25日(水)に明るみに出た「汚染水外洋に垂れ流し」(東京新聞)等の新聞記事に、東電の相も変わらぬ無責任体質と情報隠蔽の事実に強い憤りを禁じ得なかった。
 既に問題となっているトレンチの汚染水対策や凍土止水壁などと同様、想定外の事態の連続について行けず右往左往しながら混乱する現場の姿が目に浮かぶ気がする。そのような状況に追い詰めているのは責任を現場に丸投げしている国や規制委と東電本店の無責任体質にあるといわざるを得ない。
 日々起きている汚染水の流出を隠ぺいしつつ、対策も取らないまま1年近くをいたずらに経過させた責任は大きい。
 今回は、セシウムとストロンチウムで、主に事故時に敷地、建物、瓦礫などの上に降り注いだものが、その後雨水に流されて排水溝に入り、そのまま外洋に流れていたことが明るみに出た問題だった。

何が問題なのかをまとめてみると・・・

○まず、問題の「汚染水」は排水路を経由して外洋に流出した。この排水路を専用港に付け替える工事をしていれば、少なくても外洋放出ではなく専用港内の汚染問題になったはずだった。認識していたはずなのに、それをしてこなかった。

○2番目は、汚染の原因は建屋の屋上部などに高濃度に蓄積していたセシウムなどの放射性物質であるから、除染をしていれば問題にならなかったはずだ。瓦礫の撤去と共に建屋などの放射性物質を取り除く作業をしないことが、雨の度に放射能流出を引き起こしていることは、既につかんでいるはずであり、その調査は行っているはずだが、その情報も開示しない。
 これに関連し毎月公開されている「福島第一サーベイマップ」では、例えば共用プール建屋の屋上は既に「H24.7月測定」として「0.50(mSv/h)」と記述されている。毎時500マイクロシーベルトというのはとんでもなく高い値である。これをみれば各建屋の屋上に高い汚染があることは誰にも分かるから、2号機原子炉建屋や各号機タービン建屋は相当高い値になっているはずだが、測定記録が公開されていない。
 その他に面積の大きな建屋は、ALAP主排気ファン建屋、放射性廃棄物集中処理設備建屋(プロセス主建屋)、高放射性固体廃棄物貯蔵建屋(サイトバンカ建屋)、雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)、これらは4号機の南側に並んで立っている建屋で、現在はサリーやキュリオンがある。これらの屋上部は事故当時から降り注ぐセシウムやストロンチウムなどの放射性物質が大量に積もっている。  
.. 2015年03月04日 08:05   No.879001

++ 山田和明 (小学校低学年)…9回       
関電東京支社に抗議行動(2月27日)次回は3月20日(金)17:30より
 |  神奈川、千葉、東京、自治体議員ら6人発言−
 |  高浜原発再稼働許さない!の声
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク、たんぽぽ舎)

 2月27日(金)17時30分より千代田区内幸町、富国生命ビル前にて開催。
第2回関西電力東京支社抗議行動(再稼働阻止全国ネットワーク主催)を行なった。
 折から突風も吹いて、マイクごと飛ばされそうになりながらも55名近い熱心な人たちが関西電力に向かって抗議した。
○ 初めに、横須賀で核燃料製造装置の反対運動を続けている市原さんが、高浜原発3、4号炉再稼働に合格を与えた原子力規制委員会に怒りの声を上げた。同時に極めて危険な高浜原発を再稼働させ、過酷事故を起こしたら、今度こそ日本は滅びる。そのことを関西電力はどこまで分かっているのか、誰が責任をとるのか。
いまなら間に合う、直ぐに再稼働申請を撤回せよと。
○ 次に千葉から参加した永野さんの発言。福島第一原発事故はまだ終息していない。東電は高濃度汚染水が外洋に漏出していることを1年以上放置してきた。その事実を知りながら、原子力規制委員会、東電は国民に知らせなかったのは犯罪的である。東電事故対策も終わらないうちに高浜原発再稼働はあり得ない。
○ 関西で高浜原発再稼働を闘っている安井さんが駆けつけ、東京で関西電力と戦う人たちに連帯の挨拶をした。反原発自治体議員市民連盟の有賀(日野市議)さんから、自治体議員も原発反対の立場で闘うと力強い表明。
○ 続いて、田中一郎さんが自身のパブコメの意見書に基づいて抗議した。原子力規制委員会の審査では原発が集中していることの危険性について検証もされず、検査書に記載もされていない。
 高浜原発が立地する若狭湾は大飯、美浜、敦賀の3原発の他「もんじゅ」を合わせて計14基が立ち並ぶ。福島第一原発の例を見るまでもなく、同時に事故を起こす可能性は十分ある。
 高浜原発ではウラン燃料よりも危険なМOX燃料使用を前提にした再稼働を認めていること。過酷事故の際炉心溶融に対して川内原発より甘いシミユレーションで済ませていること、など重大な欠陥を指摘。
○ 最後に、西崎やよいさんが女性の立場から、今なお仮設住宅で寒さを凌ぎ、劣悪な環境で暮らす人たち、故郷に帰れない14万人について考えると高浜原発再稼働を絶対許してはならないと訴えた。みんなで一緒にシュプレヒコールで終わった。
○ なお、次回の第3回関西電力東京支社抗議行動は、3月20日(金)17時30分より行なう。


.. 2015年03月04日 08:16   No.879002
++ にしざきやよい (小学校低学年)…9回       
強風に悩まされ、出雲弁に癒やされた、2月最後の官邸前抗議
 |  避難は無理って地元は思ってる では、再稼働は無し!だよね
 |  2月27日第138回官邸前・国会前抗議行動報告
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ まいど!、前回に引き続き、にしざきやよいがご報告。今日の関電東京支社前抗議は、再稼働阻止ネット主催、地下鉄の出口から強風吹きすさぶ、関電前へ。幟旗を揚げるのも、持っているのも大変。何度か風の勢い負け二、三歩後ろに引きずられるほど。
 でも、30分の抗議の中身は、関電社員、道行く人に向け、再稼働の愚かさ、危険性を訴え中身の濃いものでだった。中でも、関電本店前で抗議しているという人が、ここ東京でも、関電東京支店に向け抗議している事を今日初めて知り、心強いとスピーチ、共に頑張ろう!と私もコールに熱が入りました。
 関電東京支店前は、私、にしざきが、コールすることが多いのだけど、最近マンネリになってきたなぁ、と感じるのです、火炎瓶テツさんみたいに、独特のリズムと耳に残るコールにしたいと思うのだけど、絶叫するばかり、「このビル9階関西電力」も言い忘れるし、誰か良いコールを教えて!と言う前に、自分で努力しないとね。と一人ツッコミ。
○ さて、変わらず強風の国会前、旗が立てられなぁい!何とか植木の枝を縫うようにポールを通し立てられました。そうこうしている間に、抗議は始まってしまい、ビラが撒けなかった(T ^ T)。仕方ないので、ビラ撒けそうな希望のエリアに移動。が、皆んな熱心にスピーチを聞き、コールをしてる。ビラを渡す隙がなぁい(T ^ T)。それでも、遠巻きにいる人5、6人に渡し、再び移動、国会前のこの工事囲い、コレのせいで国会前はホント殺風景!
○ 国会前に戻ってくると、「島根原発止めまっしょい!そばにあーがね活断層!放射能はおぞていけん!核のゴミぃはどげしゃもない!」と出雲弁のコールが、やっぱお国言葉ってイイよね〜〜。抗議のコールなのに癒やされてしまいました。
 コールをしていた女性にお話し聞くと、島根県松江市からいらした、とのこと。島根原発から5キロの地点にお住まいで、2012年7月から毎週金曜日に島根県庁前・四国電力島根支店前で抗議しているそう、「地元では、避難は無理だし避難はしても、帰れないのだから、再稼働自体ないと、県知事、市長に言って欲しいと皆んな思っている、再稼働したい人は、そうとうの利害がある人だけ、それと、再稼働するには、これとコレのが必要です。それをやります。という再稼働前提のすすめ方が、嫌だ。」と言っておられた。
 「避難しても帰れないんだよ」の語調に原発から5キロという切実さが恐怖と共に私に降ってきた。


.. 2015年03月04日 08:30   No.879003
++ 阿部則子 (幼稚園生)…2回       
.「たんぽぽ舎26周年のつどい」・第27回総会の報告
 |  経過、2015年方針、財政、人事を決めました
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ 3月1日(日)「たんぽぽ舎26周年のつどい」が行われた。
プログラムは例年通り、1部総会、2部講演会、3部懇親会の3部構成。
第1部の総会は72名の出席で行われた。
2部、3部合わせて延べ100名強の出席者でした。
発言は以下の通り
共同代表挨拶・柳田さん   経過報告・沼倉さん
方針案提起・柳田さん    財政報告、予算案提起・渡辺さん
「スペースたんぽぽ」報告と提起・冨塚さん
メルマガ報告とお願い・小山さん  ボランティア活動について・沼倉さん
最後に共同代表の鈴木さんより人事案の提起と紹介があった。

○ 共同代表挨拶では柳田さんが、たんぽぽ舎が「ユニークな存在」として歩んできた歴史を紹介。
 また質疑では沼倉さんより、東京地裁の不当判決により緊迫している経産省前テントひろばへの応援等の提起があり、会場参加者より「テントを守ろう」という積極的な発言が相次いだ。
 「経産省前テントひろば」を右翼が襲撃するというニュースが質疑の最中にとびこみ、緊迫した空気がより一層強まった。
 質疑の後、「経産省前テントひろば」への協力も含め、たんぽぽ舎からの2015年度方針案、予算案、人事案が承認され、新たな年度へのスタートとなった。


.. 2015年03月04日 08:38   No.879004
++ 橋本あき (幼稚園生)…1回       
川内・玄海原発再稼働阻止するために全国から約600人
 |  九電「説明はできません、しません」「社長はきません」「お答えできません」の繰り返し
 |  3月2日<九電は被害を受ける可能性のある住民に説明し同意を得よ>に参加して
 └──── (福島から参加)

 午後1時九電本店前の路上には川内・玄海原発再稼働阻止するために全国から約600人が集まった。九州各県の代表の訴えに続き、80人が九電交渉へ館内へ。それ以外の人たちはビルを包囲するようにデモをして歩いた。
 九電社長瓜生氏の経歴を調べてみると昭和50年に大阪大学院工学研究科産業機械工学専攻終了、同年九電へ入社。課長次長部長副社長と出世街道一目散にきて平成24年に取締役社長に就任して現在に至るとある。経歴をやっかむ訳ではないが人の痛みを解る人なのだろうかと疑いたくなる。私は最初の入館整理券をもらえなかったので始めのほうはわからないが、途中の5時頃に外へ出てきた人に交替してもらい館内へ入ることができた。たばこの煙はないのになんか煙ったい会場の中は険悪で九電広報部の困惑しきった5人の顔があった。こちらの要望に対して「説明はできません、しません」「社長はきません」「お答えできません」の繰り返しが延々と3時間も繰り返し続いていたという。
 豆腐に針、暖簾に腕押し?事前にアポとって伺いを立てて行っているのだから、それなりの返答ができないものだろうか。規制庁や支援法の院内交渉もまったく同じ体質だけど。
 ※私は東電のいわき支社へ東電交渉へ4〜5回参加したことがあるが、それなりの質問に対して(疑わしい)(厭らしい)(呆れる)返答もあるが一応の交渉成立が見受けられると感じている。
今回『九電原発再稼働反対99,246筆の署名』を九電が受取らないと、宙に浮かぶ形になり持ち帰ったという。 一企業の社長たる人物の裁量があまりにも小さく情けなく思う。前記の華々しい経歴の持ち主なら私たちの要望を見聞きして、署名の意味をよくよく考えて事故は起こるものだと決断する度量も持ってほしい。
 余談だが3/3雨の中福岡市内の大成建設へ「辺野古の海へコンクリートブロックを入れるな取り出せ」の要望をする人たちに混じって行って来た。ここも同じで大成建設の社員が二名出てきて10分だけの交渉、しかもお客様の邪魔になるからと玄関外の片隅に追いやられ、肝心の話もできずにいたのに時間が過ぎたのでとソソクサと戻って行ってしまった。※客人なんて殆どこなかったくせに。
 日本の海は放射能汚染と人為的に壊され続けている。
この破壊的行為に対してどんなに無視され続けられようとも私は声はあげ続けていく。


.. 2015年03月05日 08:27   No.879005
++ 山崎久隆 (社長)…506回       
東電 底なしの汚染水漏えい (下)
 |  東電の相も変わらぬ無責任体質と情報隠蔽の事実に強い憤り
 |  責任を現場に丸投げしている国や規制委と東電本店の無責任体質にある
 └──── (たんぽぽ舎)
       (上)は、3月3日発信の【TMM:No2422】に掲載

○3番目に、排水溝出口付近のサンプリングは毎週1回と報道されている。これでは連続測定でもないしサンプリング調査にもなっていない。サンプリング調査が成立するには排水そのものを測定する必要があるのに、排水溝の外の海水の調査しかしていない。調査方法とサイクルはどういう観点で決められているのかはなはだ疑問である。

○4番目に、K排水路でストロンチウム90が1リットルあたり1500ベクレル(告示濃度の50倍)、セシウムが1010ベクレル(134と137の比率が分からないがおおむね12倍以上)に達する濃度の汚染を流出し続けたと報じられているが、放出した放射性物質の総量はいったいどれだけになるのかは明らかになっていない。いつも言うことだが、総量が問題なのである。それが分からないのでは、そもそも「コントロール」になどなっていないのだ。

○5番目に、K排水路以外の排水路も問題である。排水路を流れる雨水の中に含まれる放射性物質の濃度や総量は把握できていないし、そのデータも存在しないだろう。排水路ごとにチェックする体制が取れないならば、雨水もタンク貯蔵して、汚染除去し測定してから排出すべきである。勿論大変な設備が必要になるが、そのような汚染を引き起こした場であることを認識すべきなのだ。こんな現場で告示濃度を盾にした排出強行は出来ないことを東電も知っているはずだ。だから告示濃度を超える厳しい自主基準を作ったのではないのか。ところが実態は、その自主基準を大幅に超える水を流し続けていたのだから、信用失墜行為と言うほかない。

○海洋への汚染水流出について、増田廃炉カンパニー・プレジデントは「公表すべきものとは思わなかった」と言ったと報じられている。その意味はおおむね以下のような理由であると思われる。
 そもそも東電は、事故時に空中に放出した放射性物質については、その後どこからどんな経路を辿って海に入ろうとも「東電の管理責任は無い」と考えている。
つまり敷地内に降下したセシウムやストロンチウムが、雨水と共に流出することを「管理対象と認識」はせず、そのまま放流して良いと考えているのだろう。


.. 2015年03月09日 08:12   No.879006
++ 山崎久隆 (幼稚園生)…1回       
○このような独りよがりな考え方を貫くのならば、地元はもとより全国の農漁業者の理解など得られるわけもなく、今後一切、東電の「管理放出」は、いかなる水準のものであろうと拒否する。排出を強行するのではなく、基本的な考え方を改めねばならない。
 現状の責任感の欠如、管理能力の限界を見るに付け、ますます東電以外の責任主体を作るべきことを強く感じる。

○「国が一歩前に出る」などと言いながら何ら責任ある態度を取ることもない現状では、国に責任を負わせる仕組みが必要だ。
 規制庁は福島に責任を持つ期間の一つとすべきだ。また、実効性のある汚染水等放射性物質対策及び高い透明性を有する情報公開体制の整備、労働災害事故や多重下請けによる搾取のない安全な現場作りが確立するよう、市民と行政が監視できる機構をも整備すべきだろう。

○現場のコントロールを今のような体制で進める限り、次に起きる地震や津波で、容易に大量の汚染水が海洋流出してしまうだろう。
 それだけでなく、大量にある使用済燃料と、炉心直下にある核燃料が、大規模な崩壊を再び起こせば、3.11をも超える大災害にもなりかねない。
 東電のリスク評価にもちゃんと書かれているこれらのリスクに対して、どう対策をするのか、依然としてこの国は、川内や高浜の再稼働どころではなく「今そこにある危機」にこそ全力を投ずべき段階であることを忘れてはならない。


.. 2015年03月09日 08:18   No.879007
++ 木村雅英 (大学生)…80回       
今も原発事故に対して無責任! 相変わらず事業者べったり!
 |  基準や組織が変わっても「規制行政」は何ら改善されていない
 |  2/4規制庁院内ヒアリングの内容
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その40
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

〇規制行政の改善は形だけ!国が責任を持たない!
 去る2月4日(水)の規制庁院内ヒアリングで、原発事故の責任について「3.11以前と以後でどこが変わったか?3.11事故の責任を誰もとっていないが今後は事故の責任を誰がとるのか?」を問うた。
 規制庁は、国が責任を持つ・政府全体が責任を持つと答える。が、誰も責任をとらなかった3.11以前から何が改善されたかに対しては、形ばかりの改善のみを答える。
 イチエフ事故を踏まえた過酷事故対策等を盛り込んだ「新規制基準」(「でこぼこがあるが世界一厳しい基準」と規制庁が言い張るが、実は既存原発再稼動の為の大甘基準)と、推進側に属していた原子力安全・保安院から「独立性の高い3条委員会」原子力規制委員会に変わった、原子力防災を内閣府に集中した、などと。結局、これでは事故に対する無責任体制は全く変わっていない。

○ 規制行政の改善は形だけ!相変わらず事業者べったり!
2月19日(木)のヒアリングでも「規制行政」について追及。
「規制行政」について
1.反省すべきこと、2.保安院から規制庁になって何が改善されたか、3.どこが悪くなったか、を問うた。
 回答は、1.3.11以後に事故調査を踏まえて改善した、2.原子力安全・保安院から独立性ある規制委になった、生中継など透明性を重視し重大事故対策を加えて「新規制基準」を作った、3.悪くなったことはない、と形式的な回答。
○ 工事計画問題(マスキング表示、認可前工事、基準地震動への耐震性不十分)を目の当たりにしたばかりの私たちには、このような形式的改善の回答は全く説得力を持たない。原子力安全・保安院からの横滑りで移動してきた規制庁職員はさすがに鉄面皮だ!
 重要なことは、原子力規制委員会が「規制行政」問題の総括論議を全く実施してきていないこと。
 特に、今、告発されている津波についての元原子力安全・保安院の「不作為の罪」を総括していない。原子力規制委員会の「規制行政」は、原子力安全・保安院と変わらないばかりか、放射能汚染水問題等の事実隠しにおいても、有識者の選定と意見聴取と意見採用においても、「国民」を欺くすべにおいても、傍聴者排除においても、巧妙に悪化している。


.. 2015年03月09日 11:22   No.879008
++ 田中一郎 (幼稚園生)…4回       
.(報告)原子力規制 火山影響評価ガイドの問題から考える(その1)
 |  火山学・火山防災上の数多くの欠陥や疑問点がある上に
 |  火山専門家がほとんど不在の場で議論が進められ,危うい結論
 |  (小山真人さん:静岡大学防災総合センター教授・副センター長)
 └──── (ちょぼちょぼ市民連合)(3回連載)

○ さる3月4日、参議院議員会館において、静岡大学防災総合センター教授・副センター長の小山真人氏をお招きして、「原子力規制 火山影響評価ガイドの問題から考える」という勉強会が開催されました。
 当日は、主催者の福島みずほ氏をはじめ、複数の国会議員に加えて、海外からグリーンピースのスタッフも参加し、充実した勉強会となりました。下記にその報告を簡単にいたします。
 「火山学」専門家の小山氏から、原子力「寄生」委員会が強引に押し通した火山影響評価ガイドは、火山学の科学的観点から見て問題だらけであることが指摘され、改めて川内原発をはじめ、日本各地の大きな火山リスク下にある原発・核燃料施設の危険性について認識を深めることができました。小山氏は岩波書店月刊誌『科学』(2015年2月)掲載の論文の中で次のように書いています。
○ 「火山影響評価ガイドと適合性審査の中身には,火山学・火山防災上の数多くの欠陥や疑問点がある上に,火山専門家がほとんど不在の場で議論が進められ,危うい結論が出され始めている。こうした状況を放置すれば,日本の火山学の健全な発展は言うまでもなく,これまで専門家と地元行政・住民との深い連携の上に積み上げられてきた火山防災の枠組みや.専門家と社会との信頼関係を大きく損なう懸念がある。」
 小山氏の講演はとてもわかりやすく、火山学の素人の私にもよくわかりましたが、改めてそんな危ない状況の下で原発を稼働させるなど,とんでもないと、背筋が寒くなる思いをいたしました。特に鹿児島県の川内原発は、再稼働第1号とされているようですが、近隣に巨大なカルデラを5つも連結型で抱える火山リスク最大の原発で、こんなものを再稼働させたら近い将来、破局が訪れること必定であることが確認されました。単に稼働を止めるだけでなく、使用済み核燃料を含むすべての核燃料を川内原発から撤去する必要があります。
 なお、次回以降、当日の私のヒヤリングメモをご紹介します。
○ (そもそも原子力「寄生」委員会は,今般の川内原発の設置変更許可審査の際は,火山リスク評価を抜きにして先に認可を出し,その後に火山リスク評価を詳細に検討し始めていて,まるで鹿児島や九州の火山では原発を脅かすような大噴火は起こらないと,アプリオリに決めてかかっていた様子がうかがえます。許されないことだと思います) 

.. 2015年03月09日 11:50   No.879009
++ 若本洋子 (幼稚園生)…1回       
.「3.11全国スタンディング」にご参加を!
 └──── (高槻市)

 もうすぐ4回目の3.11がやってきます。
2015年3月11日(水)に、1人でも、仲間とでも、最寄の駅でも、職場前でも、自宅前でもどこかで、プラカードに、思いや抗議の文を書き、スタンディングの行動をしませんか。時間は、午後2:46にこだわらず、ご都合のつく時間で。
下記ホームページに地図があります。
参加表明される方は主催者にご連絡下さい。
お住まいのそばでも「3.11全国スタンディング」をする所があるかもです。

3.11全国スタンディング
こちら
https://twitter.com/zenkokusuta
https://www.facebook.com/groups/679609715489729/


.. 2015年03月09日 12:04   No.879010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用