|
◆ 小出助教 最後の講演
京都大原子炉実験所(大阪府)の小出裕章助教(65)は3月の定年退職を前にした27日、公開勉強会で最後の講演をした。「原子力は徹底的に危険で差別的。事故が起きれば古里を追われる」と話し、あらためて原発の危険性を訴えた。 (中略) 東京電力福島第一原発の事故について「起きる前に何とか止めたかった。無力さを感じる」と話した。 事故により原発に絶対的な安全はあり得ないと明らかになったのに、国は安全性を確認したとして再稼働を進めようとしていると批判。「巧妙なすり替えだ。福島の事故はまだ終わっていない」と述べた。 国や電力会社が原発の利点を宣伝し、多くの人がそれを無批判に信じてきたとして「いいかげんに夢からさめなければならない。大人はみな事故になにがしかの責任がある。『だまされた』ではすまない」と指摘した。(後略) (2月28日より抜粋)
.. 2015年03月02日 11:37 No.878001
|