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■--.―友人からの寒中見舞いをご紹介します―
++ 奥内知子 (幼稚園生)…4回          

    (たんぽぽ舎ボランティア)
 |  先人のおかげで平和に生きてこられたことに感謝し、
 |  少しでも良い日本を次の世代に残すべく、
 |  私にとっての3K(健康・経済・気力)が続く限り、
 |  今年も頭数活動を頑張って参ります。
 └──── 福嶋宗静

寒中御見舞い申し上げます。
 寒い日が続いておりますが、皆様にはお変わりなくお過ごしのこととお喜び申し上げます。
 おかげさまで当方、どうやら元気に暮らしております。相変わらず毎週金曜夕方には官邸前に出かけ、財務省上・議事堂前・希望のエリアを一巡。しつこく「原発反対」の声を上げ続けております。
 (皆様も是非お出かけくださいませ。大きな声はストレス解消になります)
 「フクシマ」の人達を切り捨てたまま、今春には川内・高浜原発が再稼働されそうな気配―。原発も沖縄の辺野古(新)基地建設もオスプレイも憲法改悪もリニアも戦争への道も、何もかも全て根っ子はひとつです。
 政治経済、知れば知る程腹の立つことばかりではありますが、先人のおかげで平和に生きてこられたことに感謝し、少しでも良い日本を次の世代に残すべく、私にとっての3K(健康・経済・気力)が続く限り、今年も頭数活動を頑張って参ります。
 一日もはやく平安な日が訪れますように。そして
 皆様の御健康と御多幸とを心よりお祈りしております。平成27年 睦月
.. 2015年02月17日 08:15   No.872001

++ 渡辺秀之 (中学生)…47回       
金曜官邸前抗議行動でお会いする鳥居さんに日刊メルマガ用原稿を
 |  依頼したところ快諾して戴いた。その寄稿文を以下に紹介します。
 |             (たんぽぽ舎ボランティア)
 |  私たちは「気が合わない」という見解が一致する夫婦である。
 |  ところが、3・11東電福島第一原発事故後「仲良し夫婦ですね」へ
 |  変身−その理由は…?
 |  2/13第136回金曜官邸前抗議行動に参加して
 └──── たんぽぽ舎で学ばせてもらっている 鳥居光代(東京在住)

○「仲良きことは美しきかな・・・同じ方向を一緒に見据える」
 私たちは、「気が合わない」という見解が一致する夫婦である。夫が右と言えば、私は左と言い、私が右と言えば、夫は左と言う。夫はクッキーとコーヒー派、私はせんべいと緑茶派。何事もそんな感じ。
 ところが、3・11東電福島原発事故後、「仲良し夫婦ですね」、「羨ましい」とか言われることが多くなった。
○その理由1:
 東北復興ツアーに夫婦で参加していること。新幹線利用の南三陸、陸前高田、気仙沼、気仙大島、釜石、いわき等、何回も行くとボランティア仲間ができ、いつも夫婦同伴は目立つらしい。中には、「何回も夫に声を掛けているけど、必要性は分かるがと言いながら、行くとは言わない。羨ましい。」、「お二人を見て、次回は妻を誘うことにしました。」とか言ってくる。
 初めの年は40人を超えるツアーが多かったが、最近は最少催行人員の20人ぎりぎりが多く、最少催行人員が集まらず中止になるツアーが目立つ。夜行バス利用のツアーは、費用が安いことと日数が少ないので今後も続行されるだろう。が、60歳代の我々には体力的に無理。今後、どのような復興支援ができるか、考え直す時期が来ているようだ。
○その理由2:
 金曜抗議集会に通っていること。しかし、行きも帰りも抗議場所も別々である。夫は先に家を出て、本屋、喫茶店を回り、京浜東北線で新橋へ。私はどこにも寄らず、山手線で新橋へ。偶然、新橋あたりで出会い、一緒に歩くこともあるが、国会前に着いたら、「じゃあね」と別行動。私は知人を探し、会話を楽しみ、歩き回る。夫は、定位置で声を上げる。
○たんぽぽ舎の学習会もチラシを見て興味あるものに別々で参加しているが、時々、興味が一致し、同じ学習会に同席することもある。国会前でも、たんぽぽ舎でも、「夫婦だったの、仲良しねえ。」となる。
 今まで、伊方、福島、川内、そして今回、高浜原発にも二人で行った。チャンスがあれば、多くの原発現地に足を運び、原発をより身近に感じ、そこの住民と同じ空気を吸い、自分の中の原発廃止の機運を深めたいと思っている。家にいて、現政権を批判する時は、気が合う二人である。

.. 2015年02月17日 08:26   No.872002
++ 青木幸雄 (幼稚園生)…4回       
川内原発(炉心溶融)は最短19分、20分で溶ける
 |  その後事故から1時間半で圧力容器(原子炉容器)は溶け落ちる
 |  鹿児島県知事の発言は大まちがい。非科学的で独善的
 |  後藤政志講演@宮崎
 └──── (宮崎の自然と未来を守る会)

○1月28日の宮崎市での講演を皮切りに、鹿児島市、霧島市、薩摩川内市、いちき串木野市、水俣市、熊本市と7日連続で行なわれた後藤政志氏(元・格納容器設計者)の講演は、実に内容の濃いものだった。
 鹿児島県知事の再稼働「同意」後の記者会見(2014.11.7)に対する氏の見解から始まった講演は、最後の格納容器の破壊実験(動画)まで、聞き落とす事も見逃す事もできない講演となった。参加出来なかった方は是非。必見です。
 民意を無視して再稼働を強行しようとする九電は、住民の前に出てしっかり説明して欲しいですね。加圧水型再稼働申請の関電、四電、北電も同じです。

  後藤政志氏講演会/2015年1月28日(水)
  宮崎市民文化ホール(イベントホール)
  演題:川内原発が溶け落ちるとき
  後藤政志講演@宮崎   https://www.youtube.com/watch?v=GRglaJ1Y7lk

○鹿児島県知事:「何よりも、実は避難するのに相当の時間的な余裕があります。これは今回の規制委員会の審査を受けた、合格した原発が、どういう形でそのあと炉心等々が変化するかという時間軸で追っていくと、実はけっこう時間があるので、そういう意味でゆっくり動けばいい。」
 後藤政志氏:「信じられないことをおっしゃっている。福島の原発沸騰水型の方が圧力温度が低い。川内原発加圧水型の方が、はるかに早く炉心溶融します。大体最短19分、20分で溶ける。その後事故から1時間半で圧力容器(原子炉容器)は溶け落ちてしまう。」
 避難するのに時間的余裕があるなどという発言は、何重にも間違った非科学的で独善的な見方!
(1)特定の事故だけを取り上げて、事故の多様性を無視
(2)事故対策がうまくいかない場合を考えていない。
(3)皆が避難できるというのは幻想!

.. 2015年02月17日 08:31   No.872003
++ ぐみ坂キッド (小学校低学年)…9回       
隠された被ばく トモダチ作戦
 |  汚染に気づいた後も水兵達はヨー素剤を飲んでいないのに服用した
 |  という書類にサインさせられたそうだ
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ トモダチ作戦に参加した空母ロナルド・レーガンは今年、横須賀基地に配備される。福島第一原発事故により随伴艦とともに被ばくした同艦は完全除染が不可能な為、廃艦にするべきところだが、原子力空母ゆえに実戦配備から外せない。原子力空母ロナルド・レーガンCVN-76の過去・現在・未来は、原子力空母日本CVN-JAPAN、この国のそれと同じだ。
 既に1号機はメルトダウンし、放射能が流出していることも知らされず、生暖かい風が吹き金属臭のする雪の中、飛行甲板で作業する乗組員達。彼らは汚染された水を飲み、シャワーを浴びた。
 汚染に気づいた後も水兵達はヨー素剤を飲んでいないのに服用したという書類にサインさせられたそうだ。そして健康被害が起きても政府を訴えないという誓約書にも。その上、飛行甲板の除染をデッキブラシでやらされた。防護服なしで。
 死と破壊の担い手でもある彼らではあるが、命令とはいえ人道支援に来た。その胸に命を救ったという誇りを刻むことができた筈だった。だがこの国は2名の死者と大勢が深刻な健康被害に苦しむ程の被ばくをもって報いた。
 結局、「危険だから逃げろ。近づくな」と東京電力・日本政府は決して言わなかった。
 原子力の平和利用とかベースロード電源とかを称する東京電力の資産は、どの国も手を出せなかった世界最強の空母打撃群を撃破してしまった。だから原発はやめられない?

○ 米国海軍は水兵たちを守ろうとはしなかった。
 今もそうだし、これからもそうだろう。
 日本政府は人々を守ろうとしなかった。
 今もそうだし、これからもそうだろう。
 東京電力は情報を隠し、避けられた筈の被ばくを強要した。こっそりと。
 今もそうだし、これからもそうだろう。
 だが、一部の人達は沈黙する被害者・加害者であることを拒否した。
 今もそうだし、これからもそうだ。
 「手強い」と思わないか?

※以下の3点は、ご参考までにご覧いただければ。
1.週刊金曜日 2015.1.16 (1023号)
2.放射線被ばくを学習する会1.31第19回学習会のご報告
   こちら 
3.NHKスペシャル『メルトダウン Vol.5 知られざる大量放出』
   こちら 



.. 2015年02月18日 07:54   No.872004
++ 原田裕史 (小学校高学年)…24回       
.「もんじゅ」と「はやぶさ」 2月21日(土)学習会のお誘い
 |  大陸間弾道弾のための要素技術の完成と法改正。しかも戦争のできる国?
 └──── 講師:原田裕史(たんぽぽ舎運営委員)

 2010年6月に「はやぶさ」と「もんじゅ」に関する文章を書きました。
原子力と宇宙開発は科学技術庁の設立目的であり、第二次大戦後の軍事面での重要技術でもあります。
 あのころ「核の時代の終わりの始まり」であったはずの世界は俄に戦争の時代の様相を呈してきました。2010年から今までの間に「宇宙基本法」と「原子力基本法」には修正が加えられ「安全保障」が目的に加えられました。しかも核兵器の使用も憲法違反に当たらないという主張をしたことのある安倍晋三氏が内閣総理大臣ですから気が気ではありません。
 2010年に再稼働した「もんじゅ」はすぐにまた壊れました。点検漏れのゴマカシもみつかり泥沼にはまっています。
 昨年末には「はやぶさ2」が打ち上げられました。(今回は固体燃料ロケットではなく液体燃料ロケットを使っています。)
 「はやぶさ2」は予定では2020年頃に地球に戻ってきます。その時までに少しでも平和な世界にしておかなければなりません。
   日 時:2月21日(土)18:00−20:00
会 場:スペースたんぽぽ    参加費800円
※ 明日のメールマガジンに本文を載せます。


.. 2015年02月19日 08:05   No.872005
++ 中村泰子 (小学校中学年)…12回       
手続きがデタラメな適合性審査は無効!
| 工事計画が認可されないのになぜ工事ができるのか?
 └──── (たんぽぽ舎 応援する人)

○2/6のメルマガ【TMM:No2400】で山田純一さんが、2/4「鹿児島の女たち&福島の女たちの共同アクション」省庁交渉での規制委員会とのやり取りを報告されていて、審査手続きの根拠法がわかり、規制委員会の手口が見えてきた。
○『実用発電用原子炉に係る新規制基準について ―概要―(平成25年7月)』22頁には、「通常の審査においては、設置許可、工事計画認可、保安規定認可に係る審査を段階的に実施。今回の審査では、設備の設計や運転管理体制等、ハード・ソフトの両面の実効性を一体的に審査することとし、設置許可、工事計画認可、保安規定認可について、事業者から同時期に申請を受け付け、同時並行的に審査を実施」となっている(現在規制委HPでは『実用発電用原子炉及び核燃料施設等に係る新規制基準について −概要−』に変更、この頁は削除)。設置許可→工事計画認可→保安規定認可と段階的に審査すると5年くらいかかってしまうので、申請書の一括受理、一括審査にして1年以内で済ませようとしたが、実際は目論みどおり進まなかったというところなのだろう(川内原発は1年7カ月経過)。スピード審査とは安全軽視の表れだ。この手続き変更は「当該工事に着手する前に、その工事の計画について原子力規制委員会の認可を受けなければならない。」(核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第43条
3の9)に違反しているというのが、山田さんの指摘で、大変重要だと思う。
 また、上記『概要』20頁に「今回、福島第一原発事故の教訓を踏まえて必要な機能(設備・手順)は全て、(2013年)7月の新規制の施行段階で備えていることを求めている。」とも書いてある。 申請前に「備えていること」とは意味不明と思っていたが、2/4規制庁回答「3.11以後各原発に緊急補強工事を指示した。その連続の中で工事を進めている」がその意味だったと解釈した。規制庁は、上記法律第43条3の9のただし書で「発電用原子炉施設の一部が滅失し、若しくは損壊した場合又は災害その他非常の場合において、やむを得ない一時的な工事としてするとき」は工事計画認可の必要はなく、工事開始後に遅滞なく届け出ればよいとなっていることを根拠に言い訳しているのだろう。
○しかし、山田さんの「緊急工事と、認可工事はどこで区別しているのだ。」という追及からは逃れられない。申請書類と実際の工事が分離している。工事は電気事業者任せで勝手に進められている。手続きのデタラメは審査が茶番であることを表している。
 規制委は途中に設置変更申請の審査についてのみパブコメを入れ、審査書を合格証とマスコミに報道させることで、ちゃんと手続きを踏んでいるように見せかけている。
上記法律では設置変更許可の要件に「平和の目的以外に利用されるおそれがないこと」を挙げていることから、軍事目的への改造の余地を与えるこのようなデタラメは絶対許されないはずだ。手続きがデタラメな適合性審査は無効だ。


.. 2015年02月19日 08:20   No.872006
++ 坂東喜久恵 (小学校高学年)…22回       
DBA(Design Basis Accidents、設計基準事故)を無視した再稼働NO!
| 原子力は科学技術でなかった!
 |   槌田敦連続講座新シリーズ「福島事故基本講座第10回」報告と2月26日(木)のご案内
 └──── (たんぽぽ舎)

「福島事故基本講座第10回」『福島事故と原発再稼働』
   
1月29日(木)の「槌田ゼミ」は福島事故の「おさらい」を中心に、物理学会用(2015年春の大会)に書かれた論文をレジュメに、全体を通してのお話でした。
 1・2・3号機の「事故」に至る経過やその後の対応のまずさ、住民に対する対応のひどさなどが浮き彫りになりました。
 槌田さんが「事故」と言うのは、放射能が外に出てしまう『大事故:過酷事故』を指すので、講座に初めて来た人の中には戸惑う人もいます。
 だからこそ、よほどの設備やノウハウが確立しなければ安全は確保できないのだという事を浮かび上がらせました。 
内容は:
 ○お粗末な福島原発事故での東電の対応
 ○東電による放射能の放出
 ○放射能による被害と学者たちの無理解
 ○事故直後の呼吸被曝は強烈
 ○食品のセシウム汚染
 ○トリチウムによる遺伝子被曝
 ○原子力は科学技術ではなかった
 ○事故を教訓とせずに原発再稼働は犯罪

※次回の「福島事故基本講座第11回」 ぜひご参加を!
 2月26日(木)19:00-21:00  800円
 「民間規制委かごしまの規制勧告(16項目)について九州電力の1月に予定された回答を検討する。」
○ところで、九州電力は回答の延期を通知してきた。
 これは「回答はする」ということを意味するが、もしも、2月下旬になっても回答できないのであれば、どの項目に回答できないのかを考える。
 この項目は、九州電力として対策が不能であって、安全性を約束できない項目ということになる。

.. 2015年02月19日 08:26   No.872007
++ 吉田照勝 (小学校中学年)…10回       
高浜原発・若狭湾原発銀座・再稼働のリスク
| 琵琶湖と若狭湾は若狭街道・丹後街道で繋がり地形的に放射性物質の通路となる
| 高浜原発と京都府県境は最短5km・それでも原発地元自治体の同意対象になれない
 └──── (たんぽぽ舎会員)

○京都から琵琶湖西岸のJR湖西線は、のんびりとした田畑と静かな琵琶湖のほとりを進む鉄道である。琵琶湖の北西部近江今津駅から路線バスで若狭湾小浜市に抜けられる。
 古くから若狭街道、丹後街道は日本海側から京都への物資交流の重要な街道である。街道を挟んで北の武奈ケ嶽、南には駒ケ岳、多田ケ岳の山々が聳え、その山間を琵琶湖に流れる石田川、若狭湾に流れていく北川がある、若狭湾原発銀座から琵琶湖への起伏の少ない通路である。琵琶湖と若狭湾は最短で約20km足らずである。
 この若狭湾には、高浜、大飯、美浜、敦賀の3原発と高速増殖炉「もんじゅ」を合わせ、計14基が並んでいる。
○2011.3.11福島第一原子力発電所爆発事故当時、住民へ指示は、発電所を中心に同心円を2つ描き、内側の円は半径20km圏で避難指示、その外側半径30kmの住民には屋内退避指示を出した。原子力発電所から噴出する高濃度放射性物質は周辺地域に同心円状に等しく汚染するのではない。原発からの汚染物質は、原発からの距離の遠近だけではなく、山間の谷に沿って風の通り道となり、高濃度放射性物質のホットスポットとなった。
 現在でも谷の道、山・林・田畑は、高濃度汚染地帯になっているのが福島の現実である。
 若狭湾原発銀座で原発事故が起こると、高濃度の放射性物質が若狭湾から、若狭街道、丹後街道の山間に沿って一挙に琵琶湖に流れ込み、伊吹山地、鈴鹿山脈、に囲まれた滋賀県大津市、比良山地南部の京都盆地に澱みとなって留まる。
 琵琶湖から流れ出る水は、瀬田川、宇治川、淀川と名前をかえて大阪湾に流れる。京都市は琵琶湖疏水から取水している。南禅寺境内を通過する水路閣、銀閣寺から哲学の道側旧運河は鴨川に至る。琵琶湖の放射性物質の汚染は、水の都大阪・古都京都・神社仏閣・社会生活の影響は計り知れない、西日本の経済・社会生活は壊滅的なダメージを受けることになる。
○2月12日高浜原発3・4号機について原子力規制委員会は「新規性基準を満たしていると」正式に審査決定、今後の焦点は地元の同意である。関西電力と福井県知事は地元自治体の同意対象を、川内原発と同様に少数町民(高浜町民10,842人、2015.1)の立地自治体だけで合意することを既成事実化しようとしている。高浜原発から京都府県境最短5kmであってもカヤの外である。福井県内の少数の意思によって再稼働が認められようとしている。
 福井県は電源三法交付金によって恩恵を受け、原発立地自治体の公共施設に莫大な原発マネーが費やされている。高浜町・おおい町の体育施設、公共施設、道の駅、JR駅舎,等々どの建物も並外れた凝った建築物である。これが゛ハコモノ゛原発マネーの威力かと現地に行って驚かされる。原発事故が起きれば若狭湾の漁業は、ヤリイカ、アマダイ、越前カニ等豊富な魚種に影響を及ぼす。
○福島原発事故後、漁業の放射性物質汚染調査で、福島県久ノ浜沖アイナメからセシウム合計4,400Bq/kgの検査結果が報告されている(水産庁水産物汚染調査2012.7)。
 福島の漁業被害の現実を原発立地の漁業関係者は知ってほしい。若狭湾原発周辺で原発被災者になれば、関西方面の自治体に避難することになる。原発立地自治体は、それほどのリスクを背負い原発の再稼働にYESと答えることが必要なのだろうか。


.. 2015年02月19日 08:34   No.872008
++ 奥内幸子 (幼稚園生)…4回       
.「経産省前テントひろば」があぶない!「テントひろば」を守ろう!
 |  2月はテント防衛強化月間として勝手にテントを守る当番しています
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 寒い日が続いています。でもテントは頑張って立っています。テントの皆さんはそれぞれ時間を遣り繰りして座り込みを続けています。私も今まで時々テントを訪れていましたが、今月は特別です。
 2月を「テントを守ろう」強化月間と勝手に決めて、出来る限り訪問しています。テント裁判は2月26日(木)の第10回公判を前に重要な局面にきています。
 皆さん、集まりましょう。雨の日、風の日、台風や大雪にも負けず、3年半も立ち続けている経産省前テントでお会いしましょう。
 そしてお話しましょう。これからの日本のこと、私たちに何が出来るのか。
 そんなお話がしたいです。
 「座り込むのは苦手」という方、立ち話でも構いません。
 どうぞお立ち寄りください。
私は以下の日時でテント前に座ります。
2月21日(土)、2月22日(日)、2月25日(水)、2月26日(木)、
2月28日(土) 毎回11:30から14:00の時間帯
お会いできれば嬉しいです。

.. 2015年02月20日 08:09   No.872009
++ 原田裕史 (小学校高学年)…25回       
.「もんじゅ」と「はやぶさ」
 |  その2(昨日発信の【TMM:No2410】■1の続き)
 |  2010年6月に書いた文章
 └──── (核開発に反対する会)

 小惑星探査機「はやぶさ」が俄かに話題になっています。
「核兵器」は常に運搬手段と共に語られます。兵器級プルトニウムが原子炉級プルトニウムよりも核兵器製造に適している点も、ロケットに積みこみ、ICBM(大陸間弾道ミサイル)となるか、否か、という点にあります。
 そのロケットで、今年日本にとって画期的な出来事が起こります。予定では6月13日ですから、これを読んでいる皆さんには結果が出ていることになります。

世界最大の固形燃料ロケット

 日本のロケットには2系統の技術系譜があります。気象衛星「ひまわり」などを打ち上げるロケットは液体燃料ロケットですが、学術衛星を打ち上げるロケットは固体燃料ロケットが使用されてきました。
 日本で戦後最初のロケットは東京大学の糸川博士(「はやぶさ」が調査してきた小惑星の名前の由来です)が開発したペンシルロケットまでさかのぼります。研究者の系譜からして当然のように「固体燃料ロケット」が開発され続けました。
 核武装を夢見る人にはまことに都合の良い状況です。現在この系譜はM-Vロケット(Mは「ミュー」、Vを「5」と読みます)まで発展しました。
 このM-Vロケットは金星や火星に探査機を届ける能力を持っているのです。米露のICBMをしのぐ巨大ロケットです。

再突入技術の確立

 日本のロケット技術は世界有数のものになっていますが、ICBMにするためには一つ欠けている技術がありました。それは「再突入」と呼ばれる技術です。
 一度大気圏を飛び出したロケットが再び地球に戻り、地面まで届くこと。これがICBMの実現に必須の技術です。なにしろICBMの弾体は非常に高速で飛翔するため、大気との摩擦熱で非常に高温になり、燃え尽きてしまいます。スペースシャトルでは耐熱の「タイル」が使用されます。アポロ宇宙船などでは、機体表面に樹脂を塗り、燃焼により、機体を保護しました。
 日本は冷戦中はロケット開発を行ってもこの「再突入」技術の開発はおこなってきませんでしたが、冷戦後に「再突入」実験を開始しました。
その技術の系譜の集大成が「はやぶさ」ということになります。小惑星「イトカワ」は地球の引力圏の外側ですから、「イトカワ」からの帰還が出来るのであれば、ICBMの開発は随分容易なはずです。

平和という名の隠れ蓑

 「はやぶさ」の目的はもちろん、軍事利用ではありません。小惑星の組成を調べることで、宇宙の歴史を詳しく研究する科学研究が目的に謳われています。
 世界がもう少し平和であれば、「はやぶさ」を応援しても良いかもしれませんが、現在は核時代の終わりが始まるかどうかという瀬戸際です。「はやぶさ」の成功は日本の核武装能力を一段あげることになります。
 「核なき世界」世界が核廃絶への道の第一歩を踏み出そうとしている時期に、日本は「もんじゅ」を動かすことで兵器級プルトニウムの生産を開始し、固体燃料ロケットによる高度な再突入技術の開発を終えようとしています。

※「もんじゅ」と「はやぶさ」2/21日(土)学習会にご参加を!
 日時:2月21日(土)18:00から20:00
 お話:原田裕史(核開発に反対する会)
会場:スペースたんぽぽ   参加費800円

.. 2015年02月20日 08:22   No.872010


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