2014年を振り返る 今年も余すところあと僅かとなりました。今年も様々な出来事がありました。アベノミクスが順調に推移しているといいますが、実感がなく景気は悪いままです。また、社会問題といえば自殺者や虐めなどは相変わらずです。外交も行き詰まり、北方領土の返還は困難、隣国の中国の尖閣諸島や韓国の竹島問題は政府や外務省が毅然とした態度をとらない為に険悪な有様です。 その一方では、原発の再稼動が本格化し放射能で日本国は崩壊してしまうのでしょうか。社会は荒み始め児童虐待などを含む虐め問題は、被害が増加する一方で日本人は危機感がなくなってしまったのであろうか。だが我々は日本国で生きて行かなくてはなりません。 人生に生きがいを求められず、家族を殺してしまうような人は情緒の不安定さを痛感します。知能が高く、学校の成績がよく、挫折するような状況に遭わずに、大人になった子供が社会に出て挫折した時は耐えられず自殺をしたり家族を殺したりと、情緒の発達が遅れていると思うのです。 人間の持つ一番大切なコアの部分は、その人間がどの様な親に育てられ、どのような先生に教えられ友達に出会って来たか、どのような本を読み、映画を観て涙を流したか、どのような恋愛、失恋、片想いを経験して、悲しい別れに出会って来たのかという様々な事が交じり合い、その人の情緒を形成して、態度や言葉を決めていくのだと思います。 私が思う情緒教育とは、「家族愛」が基本になります。次に「郷土愛」、それから「祖国愛」です。この三つが確り固まった後で、「人類愛」です。家族愛の延長が郷土愛、それら二つの延長が祖国愛だからです。日本ではよく、最初に人類愛を教えようとしますが、そんなことがうまく行くはずがありません。まずは家族愛をきちんと子どもに教えるのです。 日本ではあまりよいイメージで語られない「愛国心」という言葉には、二種類の考えが流れ込んでいます。一つは「ナショナリズム」です。これは国益主義と言ってよいので、戦争につながりやすい考え方です。一方、私の言う祖国愛は、自国の文化、伝統、情緒、自然、そういったものを愛することです。
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.. 2014年12月31日 07:05 No.850001